JP2024036722A - 原稿給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の発明では、スキャナ装置本体に給紙トレイを備え、小幅の原稿専用の補助給紙トレイを給紙トレイの上方のスキャナ装置本体に備えたスキャナ装置が開示されている。しかしながら、補助給紙トレイの小幅用原稿口が固定ため、所定の大きさのものしか対応できず様々な原稿に対応出来なかった。【解決手段】原稿を積載する原稿積載部と、原稿積載部の搬送方向下流に位置し、原稿積載部に積載される原稿を送り出し、分離して給送する搬送部とを備えた原稿給紙装置であって、原稿の端部を規制する第1の規制板と、第1の規制板は、搬送方向上流端に原稿の先端と当接する当接面を有し、第1の規制板よりも上流に延伸し第1の規制板の外側に配置された第2の規制板を備え、第1の規制板は原稿積載部から退避可能であることを特徴とする原稿給紙装置を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、原稿を読み取る原稿給紙装置に関するものである。
原稿を搬送して撮像するスキャナ等の原稿搬送装置では、一般に、原稿台に原稿の幅方向を規制する原稿ガイドを有し、原稿を原稿ガイドに沿って搬送させることにより、原稿が傾いて搬送されることを防止している。しかしながら、原稿搬送装置では、それぞれ幅が異なる複数の原稿を搬送させて撮像する場合がある。その場合、幅が最も大きい原稿の両端を原稿ガイドに合わせて各原稿を搬送させるため、全ての原稿を原稿ガイドに沿って搬送させることができず、原稿が傾いて搬送される可能性がある。例えば、それぞれ幅が異なる原稿載置面を有する複数の原稿台を用いることにより、幅が異なる複数の原稿を良好に搬送させることが可能となる。また、スキャナ装置本体に主給紙トレイを備え、小幅の原稿専用の補助給紙トレイを主給紙トレイの上方のスキャナ装置本体に備えたスキャナ装置が開示されている。
特開2019-108221
しかしながら、前述の発明では、補助トレイの小幅用原稿口が固定ため、所定の大きさのものしか対応できないため、小幅原稿に合わせたトレイを付け直す必要があり操作性が悪化していた。また、小幅原稿と大幅原稿の様々な組み合わせに対応出来なかった。
以上を鑑み、本発明に係る原稿給紙装置は、
原稿を積載する原稿積載部と、
前記原稿積載部の搬送方向下流に位置し、前記原稿積載部に積載される原稿を送り出し、分離して給送する搬送部とを備えた原稿給紙装置であって、
前記原稿の端部を規制する第1の規制板と、
前記第1の規制板は、搬送方向上流端に前記原稿の先端と当接する当接面を有し、
前記第1の規制板よりも上流に延伸し前記第1の規制板の外側に配置された第2の規制板を備え、
前記第1の規制板は前記原稿積載部から退避可能であることを特徴とする。
幅の異なる複数種類の原稿において、小幅原稿も原稿ガイドが調整でき、斜行を軽減して読み取り可能とした原稿給紙装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置の概略図 図1の原稿給紙装置の制御ユニットのブロック図 本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置の他の正面図 本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置の正面パネルに対して垂直な方向から見た図 本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置の上面図 本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置斜視図 第1のガイド部材が退避した図 第1の実施形態に係る原稿給送装置の動作を示すフローチャート 回転軸が上部ユニットに備えられた原稿給紙装置の側面図
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置Aの概略図である。
<装置の構成>
原稿給紙装置Aは、原稿積載部である給紙トレイ1に積載された一又は複数の搬送原稿Pを1枚ずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送原稿Pは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等の原稿であり、厚手の原稿であっても、薄手の原稿であってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。また、搬送原稿Pには、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、ホルダ200を用いることができる。透明なホルダ200に見開き状態の冊子を収容して給紙トレイ1に載置することで、冊子がホルダ200と共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
<給紙>
経路RTに沿って搬送原稿Pを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、送りローラ11の上流に原稿検知センサ101を備え、給送トレイ1上の搬送原稿Pを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送原稿Pを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
原稿検知センサ101は、給紙トレイ1から搬送される搬送原稿Pの位置、詳細には、原稿検知センサ101の検出位置に搬送原稿Pの端部が到達又は通過したか否かを検出する。原稿検知センサ101としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合はレバー式であり、搬送原稿Pの到達又は通過によりレバーが回動しフォトインタプラなどを遮ることを原理として搬送原稿Pを検出する。
<駆動部>
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送原稿Pを逆送または停止する場合には駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
<分離構造>
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送原稿Pを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向)に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送原稿Pが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、1枚を残して2枚以上の搬送原稿Pが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送原稿Pを1枚ずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ12のような構成の代わりに、搬送原稿Pに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作用を持たせるようにしてもよい。
<搬送構造>
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送原稿Pをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部20よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に従動する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送原稿Pを排出トレイユニット2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。
駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れ回る。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
排出トレイユニット2は、原稿給紙装置Aに対して回動可能なように、原稿給紙装置Aの下方に設けられたヒンジ2cを介して軸支されている。また、ヒンジ2c側の排出トレイ41とその先端側に接続された第1延長トレイ42、第2延長トレイ43、第3延長トレイ44とから構成されている。第1延長トレイ42は排出トレイ41に対して摺動可能に支持されており、第2延長トレイ43は第1延長トレイ42に対して摺動可能に支持されており、第3延長トレイ44は第2延長トレイ43に対して摺動可能に支持されている。
<画像読取構造、制御>
ここで、本実施形態の原稿給紙装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送原稿Pを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送原稿Pに後続搬送原稿Pが追いついてしまう事態を確実に回避できる。
例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送原稿Pの搬送速度を、第1搬送部10による搬送原稿Pの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送原稿Pの搬送速度と、第1搬送部10による搬送原稿Pの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送原稿Pの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送原稿Pと後続搬送原稿Pとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
<重送検出>
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送原稿P同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(原稿の挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送原稿Pが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送原稿Pを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
<レジストセンサー>
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される原稿検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された搬送路RT上流側の検出センサ(原稿の挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送原稿Pの位置、詳細には、原稿検出センサ50の検出位置に搬送原稿Pの端部が到達又は通過したか否かを検出する。
原稿検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送原稿Pの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送原稿Pを検出する。
本実施形態の場合、搬送原稿Pの先端が原稿検出センサ50で検出された時点で、搬送原稿Pが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の原稿検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この原稿検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送原稿Pの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
原稿検出センサ50とは別の原稿検出センサ60が、画像読取ユニット70よりも上流側に配置されている。第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送原稿Pの位置を検出する。原稿検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、原稿検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送原稿Pの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送原稿Pを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに原稿検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
<CISの配置>
原稿検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送原稿Pの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送原稿Pの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
<ブロック図の説明>
図2を参照して制御部80について説明する。図2は原稿給紙装置Aの制御部80のブロック図である。
制御部80はCPU81、記憶部82、操作部83、通信部84及びインターフェース部85を備える。CPU81は記憶部82に記憶されたプログラムを実行することにより、原稿給紙装置A全体の制御を行う。記憶部82は例えばRAM、ROM等から構成される。操作部83は、例えば、スイッチやタッチパネル等で構成され、操作者からの操作を受け付ける。
通信部84は、外部装置との情報通信を行うインターフェースである。外部装置としてPC(パソコン)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインターフェースやSCSIインターフェースを挙げることができる。また、このような有線通信のインターフェースの他、通信部84は無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
インターフェース部85はアクチュエータ86やセンサ87とのデータの入出力を行うI/Oインターフェースである。アクチュエータ86には、駆動部3、駆動部4、伝達部5等が含まれる。センサ87には、重送検出センサ40、原稿検出センサ50及び60、画像読取ユニット70等が含まれる。
<PCからの開始指示受信による駆動>
原稿給紙装置Aの基本的な動作について説明する。制御部80は、例えば原稿給紙装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。給送トレイ1に積載された搬送原稿Pはその最も下に位置する搬送原稿Pから1つずつ搬送される。
また、後述するように、原稿給紙装置Aの操作部83に設けられたスタートキーによって画像の読み取りを開始し、その後画像読取の開始を外部パソコンに通知するようにしてもよい。
<重送時の制御>
搬送の途中で搬送原稿Pは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送原稿Pの取り込みを停止して、重送状態にある搬送原稿Pをそのまま排出するようにしてもよい。
<レジストセンサーの出力に応じた読取開始>
制御部80は、原稿検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送原稿Pの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送原稿Pは第3搬送部30により排出トレイユニット2に排出されてその搬送原稿Pの画像読取処理が終了する。
<排紙構造>
正面下部の下部パネル91には排出開口92が設けられており、第3搬送部30によって搬送された搬送原稿Pが排出される。
図3は本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置Aの排出トレイユニット2を収納した状態の正面図である。排出トレイユニット2は、原稿給紙装置Aに対して回動可能なように、原稿給紙装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ2cを介して軸支されており、第1排出トレイ2aによって本体前面を覆うように構成されている。
第1排出トレイ2aは、第1ヒンジ2cを支点として回動可能に原稿給紙装置Aの本体100に取り付けられている。第1排出トレイ2aは、正面パネル90と同サイズで形成され、図3に示すような排出トレイユニット2の収納状態において、第1ヒンジ2cを支点として回動し、正面パネル90を覆うように折り畳まれる。排出トレイユニット2を正面パネル90側に折り畳んだ状態において、排出開口92は開放されており、搬送された搬送原稿Pの排出が可能となっている。
<表示パネルの構成>
図4は本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置Aの排出トレイユニット2を展開した状態の正面図である。より正確には、原稿給紙装置Aの正面側に傾斜して設けられた正面パネル90に対して垂直な方向から見た図であり、装置を載置した状態における正面よりもやや上方から見た状態の図である。
正面上部の正面パネル90には表示パネル93が設けられ、その内部には操作部83の一例としての操作キー群122が設けられている。操作キー群122には、原稿給紙装置Aの動作を開始するためのスタートキー、ストップキーなどが設けられており、操作キー群122に隣接するようにして表示部94が設けられている。
<給送構造詳細>
図5は、本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置Aの排出トレイユニット2を収納した状態における上面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る給送トレイ1に小幅原稿P1と大幅原稿P2を積載している原稿給紙装置Aの斜視図である。
給送トレイ1には、配置される搬送原稿Pの大きさに合わせて搬送方向に対して直交する方向にスライド可能に取り付けられた、それぞれ規制板対である、第1のガイド部材111と第2のガイド部材112が設けられている。第2のガイド部材112は、第1のガイド部材111よりも搬送路の外側にスライド可能になっている。また、給送トレイ1の中央には、引き出して使用することのできる給紙延長トレイ113が設けられている。
第1のガイド部材111は、小幅原稿P1のためのガイド部材であり、搬送方向上流端には大幅原稿P2の先端に当接しせき止める当接面111aを有している。
第2のガイド部材112は、大幅原稿P2のためのガイド部材であり、第1のガイド部材111よりも幅方向で外側に配置されている。また、第2のガイド部材112は、第1のガイド部材111よりも上流側に延伸しており、図6のように第1のガイド部材111の当接面111aによって搬送方向にせき止められた大幅原稿P2を規制可能である。
第1のガイド部材111の下流である搬送路上方には、回転軸114が搬送方向と直交する方向(第1のガイド部材がスライド可能な方向と平行)に給紙トレイ1の搬送路外にて軸支されている。また、回転軸114は不図示の駆動源と駆動連結している。
第1のガイド部材111は、退避可能となるように、Dカットや2方取りなどで回転軸114と一体で回転するように且つ搬送方向と直交する方向にスライド可能に係止されている。また、不図示の位置検知センサで給紙トレイ上にあることを制御部80にて確認可能である。
小幅原稿P1、大幅原稿P2が確実に滑りおちるように、本実施例では図5のように給紙トレイ1には給紙トレイコロ115が複数個所設けられている。或いは給紙トレイの角度を装置の戴置面に対して立てても良い。
ここからは、本発明の一連の動作を説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る原稿給紙装置Aの、第1ガイド部材111が対比した状態を示している。図8は、本発明の一実施例を示すフローチャートである。図9は、上部ユニット201に回転軸が備わっている場合の原稿給紙装置を示した図である。
ユーザーによって小幅原稿P1と大幅原稿P2の混載を搬送するモードが選択されると、まず、図6のように小幅原稿P1がセットされる。続いて、第1のガイド部材111の当接面111aに先端を突き当てるように大幅原稿P2をセットする。
さらに、ユーザーによって給紙動作が指示されると、給紙開始命令を受け取り、給紙を開始する(ステップS2)。既に小幅原稿P1が給紙トレイ1にセットしてあるため、小幅原稿P1が給紙される(ステップS3)。
小幅原稿P1が搬送され、原稿検出センサ60を通過したことを確認する(ステップS4)と、給紙トレイ1に小幅原稿P1が残っているか確認する為に、原稿検知センサ101がオフになっているか確認する(ステップS5)。
原稿検知センサ101がオフでない場合(ステップS5でNO)、給紙トレイ1に小幅原稿P1が残っているためステップS3に戻り、次の小幅原稿P1を給紙する。
原稿検知センサ101がオフである場合(ステップS5でYES)、給紙トレイ1に小幅原稿P1が残っていないため、混載原稿の指示があるか確認する(ステップS6)。
混載原稿の指示がある場合、大幅原稿P2の給紙の準備のため、ガイド部材111を待避位置へ移動させる(ステップS7)。移動が完了すると大幅原稿P2の給紙を開始する(ステップS8)。大幅原稿P2が原稿検出センサ60を通過したことを確認し(ステップS9)、給紙トレイ1に大幅原稿P2が残っているか確認する為に、原稿検知センサ101がオフになっているか確認する(ステップS10)。
原稿検知センサ101がオフでない場合(ステップS10でNO)、給紙トレイ1に大幅原稿P2が残っているためステップS8に戻り、次の大幅原稿P2を給紙する。
原稿検知センサ101がオフである場合(ステップS10でYES)、給紙トレイ1に大幅原稿P2が残っていないため、さらに原稿を給紙するか確認する。
小幅原稿P1を継続して給紙する場合(ステップS11でYES)、ガイド部材111を給紙位置へ回動させてユーザーの小幅原稿P1のセットの準備をする(ステップS12)。
小幅原稿P1の給紙を継続しない場合(ステップS11でNO)、ガイド部材111は退避位置へ移動したままの状態で終了する(ステップS13)。
なお、本実施例では回転軸114にDカットや2方取りを施すことによって第1のガイド部材111に回転駆動を伝達したが、この限りでなく、回転中心と駆動伝達を分け、不図示の駆動源がクランク機構やカム機構などを用いてガイド部材111を可動してもよい。
また、本実施例では位置検知センサにてガイド部材111が所定の位置に戻ったことを確認したが、位置検知センサがなくても、駆動源にパルスモータやDCモータとエンコーダーの組み合わせなどを設け、回転の所定量を管理してもよい。
大幅原稿P2と小幅原稿P1の混載原稿を搬送しない時は、制御部80に予め混載原稿でない旨を入力しておき、第1のガイド部材111を従来のガイド部材として使用する。この時、第2のガイド部材112は、搬送路の更に外側に予め移動して使用する。
ユーザーから小幅原稿P1のみを給紙する指示を受けた場合、ガイド部材111を退避位置から給紙位置に移動してから、原稿をセットし給紙動作を開始しても良い。
更に、予め小幅原稿P1を継続して通紙する指示を操作部122から入力された場合、給紙トレイ1に積載された原稿が無くなった後に、第1のガイド部材111が給紙位置から移動せずに給紙を行い、ユーザーによって小幅原稿P1、大幅原稿P2の混載原稿を給紙する旨を操作部122から入力された場合は、一連の動作が完了後、図8のフローのように第1のガイド部材111が退避位置から給紙位置に移動するモードがあっても良い。
また、小幅原稿P1と大幅原稿P2の混載原稿を搬送しない時に第1のガイド部材111が制御部80の指示により、予め退避した状態にしておき、第2のガイド部材を従来のガイド部材として使用しても良い。
以上により、幅の違う原稿束に対しても原稿が傾いて搬送することを軽減できる。また、複数の小幅原稿と大幅原稿の組み合わせにも対応できる。
なお、本実施例では回転軸114が給紙トレイ1に備わっている例で記載したが、この限りでなく、上部ユニット201に回転軸が備わっていてもよい。
この場合、第1のガイド部材111は上部ユニットに係合され、図9のように上部ユニット201を開閉に合わせて第1のガイド部材111も開閉する。
A 原稿給紙装置
S 搬送原稿
P1 小幅原稿
P2 大幅原稿
1 給紙トレイ
2 排出トレイユニット
2a 第1排出トレイ
2b 第1延長トレイ
3 駆動部
4 駆動部
5 伝達部
10 第1搬送部
101 原稿検知センサ
11 送りローラ
12 分離ローラ
13 原稿ストッパー
20 第2搬送部
30 第3搬送部
60 原稿検出センサ
70 画像読取ユニット
80 制御部
90 正面パネル
111 第1のガイド部材
112 第2のガイド部材
113 延長トレイ
114 回転軸
115 給紙トレイコロ
201 上部ユニット

Claims (6)

  1. 原稿を積載する原稿積載部と、
    前記原稿積載部の搬送方向下流に位置し、前記原稿積載部に積載される原稿を送り出し、分離して給送する搬送部とを備えた原稿給紙装置であって、
    前記原稿の端部を規制する第1の規制板と、
    前記第1の規制板は、搬送方向上流端に前記原稿の先端と当接する当接面を有し、
    前記第1の規制板よりも上流に延伸し前記第1の規制板の外側に配置された第2の規制板を備え、
    前記第1の規制板は前記原稿積載部から退避可能であることを特徴とする原稿給紙装置。
  2. 前記第1の規制板と前記第2の規制板は、それぞれ対であることを特徴とする請求項1に記載の原稿給紙装置。
  3. 前記第1の規制板は、回転軸に係止され、
    前記回転軸は、搬送路外にて駆動連結していることを特徴とする請求項1に記載の原稿給紙装置。
  4. 前記第1の規制板対は前記第1の規制板によって規制された前記原稿が搬送された後に前記原稿積載部から退避することを特徴とする請求項1に記載の原稿給紙装置。
  5. 前記回転軸が前記原稿積載部に備わっていることを特徴とする請求項3または4に記載の原稿給紙装置。
  6. 前記第1の規制板及び前記回転軸が上部ユニットに備わっていることを特徴とする請求項3または4に記載の原稿給紙装置。

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