JP2024027194A - 袋供給装置 - Google Patents

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Toru Yoshikane
学 森野
Manabu Morino
勇貴 松村
Yuki Matsumura
将太 梶原
Shota Kajiwara
徳幸 山根
Noriyuki Yamane
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Abstract

【課題】袋を適切に次工程へ供給することができる袋供給装置を提供する。【解決手段】袋供給装置10は、袋100を下方から支持するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って搬送する搬送ベルト26と、袋100に上方から接触するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って送出する複数の送りベルト37と、を備え、送りベルト37は、上方から見て搬送方向d1に平行に延びており、複数の送りベルト37のうちの少なくとも2本の送りベルト37は、互いに独立して揺動可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、袋供給装置に関する。
従来、袋詰め包装機等の袋処理機に袋を供給する袋供給装置が使用されている。特許文献1には、袋を搬送するベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの上方に配置された補充ロールと、補充ロールを上下動するアクチュエータと、袋阻止用のストッパと、上下方向に揺動するブロックに取付けられたカップと、を備えた袋の補充装置が開示されている。この補充装置では、ベルトコンベヤと補充ロールにより送り出された袋が、ストッパにより停止した後、カップで吸引されて持ち上げられることにより、次工程へ供給される。
被包装物を収容するための袋として、近年では、様々な形状の袋が使用されている。例えば、特許文献2には、周縁シール部により囲まれる収納部とウィング部とを備え、ウィング部は、収納部に連通する連通部と蒸通路とを有し、電子レンジで加熱された際に、連通部及び蒸通路を介して、袋内で生じる蒸気を排出することができる袋が開示されている。
実用新案登録第2563016号公報 特開2020-93821号公報
袋供給装置は、通常、袋を1枚ずつ次工程へ供給する。このような袋供給装置においては、様々な形状を有した袋を、1枚ずつ確実に次工程へ供給することが求められる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、袋を適切に次工程へ供給することができる袋供給装置を提供することを目的とする。
本発明による袋供給装置は、
袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する複数の送りベルトと、を備え、
前記送りベルトは、上方から見て前記搬送方向に平行に延びており、
前記複数の送りベルトのうちの少なくとも2本の送りベルトは、互いに独立して揺動可能である。
本発明による袋供給装置において、
前記複数の送りベルトは、
前記袋の中心に接触する第1送りベルトと、
前記第1送りベルトに対して、前記搬送方向と直交する横方向の一方側に配置された第2送りベルトと、
前記第1送りベルトに対して、前記横方向の他方側に配置された第3送りベルトと、の3本の送りベルトからなってもよい。
本発明による袋供給装置は、
袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、を備え、
前記搬送ベルトは、前記送りベルトに対して前記搬送方向の下流側に配置された段差部を有する。
本発明による袋供給装置は、
袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
複数のローラに掛け渡され、前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、
前記送りベルトを揺動させる揺動駆動部と、を備え、
前記複数のローラの少なくとも1つは、前記袋を吸着する吸着部を有する。
本発明による袋供給装置は、
袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、
前記送りベルトを揺動させる揺動駆動部と、
前記搬送ベルトで搬送された前記袋に当接して前記袋を停止させるストッパと、
前記袋の先端位置を検出するセンサと、
前記搬送ベルト及び前記揺動駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記センサの検出結果に基づいて、前記搬送ベルトを逆回転させるとともに、前記揺動駆動部により前記送りベルトを上方に揺動させる。
本発明による袋供給装置において、
前記袋の表面性状及び/又は前記袋供給装置の環境条件に応じて、前記送りベルトが前記袋を押圧する力が変更されてもよい。
本発明によれば、袋を適切に次工程へ供給することができる袋供給装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態を説明するための図であって、袋供給装置の全体構成を示す側面図である。 図2は、図1の袋供給装置の上面図である。 図3は、図1の袋供給装置のブロック図である。 図4は、本発明の第2実施形態を説明するための図であって、袋供給装置の一部を示す側面図である。 図5は、図4の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図6Aは、袋供給装置の搬送ベルトが段差部を有しない場合の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図6Bは、袋供給装置の搬送ベルトが段差部を有しない場合の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図6Cは、袋供給装置の搬送ベルトが段差部を有しない場合の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図7は、本発明の第3実施形態を説明するための図であって、袋供給装置の全体構成を示す側面図である。 図8は、図7の袋供給装置のブロック図である。 図9は、本発明の第4実施形態を説明するための図であって、袋供給装置の一部を示す側面図である。 図10は、図9の袋供給装置のブロック図である。 図11は、図9の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図12は、図9の袋供給装置の動作について説明するための図である。 図13は、図9の袋供給装置の動作について説明するための図である。
第1実施形態
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の袋供給装置10の全体構成を示す側面図であり、図2は、袋供給装置10の上面図であり、図3は、袋供給装置10のブロック図である。
袋供給装置10は、例えば袋詰め包装機等に袋100を供給するために用いられる。袋100の形状、種類及び状態は特に限定されない。袋100は、矩形状の平面形状を有してもよいし、他の平面形状を有してもよい。袋100は、スパウトやファスナーなどの取付具が取り付けられた袋本体102を有してもよい。袋100は、例えば、電子レンジで加熱された際に、袋100内で生じる蒸気を排出するためのウィング部104(図5~図6Cを参照)を有してもよい。袋は、空の袋(例えば平袋)であってもよいし、内側に内容物が収容されていてもよい。
袋供給装置10は、支持体11と、袋100を搬送する搬送部20と、袋100を1枚ずつ分離する袋分離部30と、袋100を送り出して取出エリアに位置付ける送出部40と、取出エリアから袋100を取り出す取出部54と、袋供給装置10の全体を制御する制御部60と、を備えている。本明細書では、袋100が搬送される方向を搬送方向d1とし、搬送方向d1と直交する方向を横方向d2及び垂直方向d3とする。搬送方向d1と、横方向d2と、垂直方向d3とは、互いに直交する。横方向d2は、水平方向と一致する。本実施形態では、搬送方向d1は、下流側に向かうにつれて低くなるように、水平方向に対してわずかに傾斜している。したがって、垂直方向d3も、鉛直方向に対してわずかに傾斜している。これに限られず、搬送方向d1が水平方向と一致し、垂直方向d3が鉛直方向と一致してもよい。なお、鉛直方向とは、重力が作用する方向である。袋100は、搬送部20により、搬送方向d1に沿って上流側から下流側へ向かって搬送される。なお、図2は、垂直方向d3に沿って見た上面図である。
支持体11は、搬送部20、袋分離部30、送出部40及び取出部54を支持する。支持体11は、床面に設置された基台に取り付けられてもよいし、床面に直接設置されてもよい。支持体11の上面は、搬送方向d1及び横方向d2の両方に平行に延びており、袋100が載置される載置部として機能する。なお、図1では、支持体11の一部の図示が省略され、支持体11の内側の状態が示されている。
搬送部20は、搬送方向d1に沿って袋100を搬送する機能を有する。搬送部20は、搬送駆動部21と、駆動軸22と、駆動ローラ23と、従動軸24と、従動ローラ25と、搬送ベルト26と、を有している。搬送駆動部21は、モータ等の駆動源を有する。駆動軸22は、搬送駆動部21の駆動源に連結されており、駆動源の駆動力により軸線周りに回転する。駆動軸22の軸線は、横方向d2に延びている。駆動ローラ23は、駆動軸22に固定されており、駆動軸22とともに回転する。図1では、駆動軸22及び駆動ローラ23は、時計回りに回転する。従動軸24は、駆動軸22から独立して配置された軸である。従動軸24の軸線は、横方向d2に延びている。従動軸24は、軸線周りに回転可能であるが、従動軸24には駆動源は接続されていないので、能動的に回転することはない。従動ローラ25は、従動軸24に固定されており、従動軸24とともに回転する。図1に示された例では、搬送部20は、1つの駆動ローラ23と、2つの従動ローラ25を有している。
搬送ベルト26は、袋100を下方から支持して搬送方向d1に沿って搬送する部材である。搬送ベルト26は、駆動ローラ23と、従動ローラ25とに掛け渡された無端状ベルトであり、円形の断面形状を有している。なお、これに限られず、搬送ベルト26は任意の断面形状を有することができる。図1において、駆動ローラ23が時計回りに回転することにより、搬送ベルト26も時計回りに回転する。搬送ベルト26のうち上側に位置する部分は、搬送方向d1に沿って上流側から下流側へ向かって移動する。これにより、搬送ベルト26に支持された袋100が、搬送方向d1に沿って上流側から下流側へ搬送される。搬送ベルト26のうち上側に位置する部分の高さは、支持体11の上面の高さと概ね同じであってもよい。また、搬送ベルト26のうち上側に位置する部分の高さは、支持体11の上面の高さよりも高くなっていてもよい。搬送ベルト26の回転にともなって、従動ローラ25も時計回りに回転する。
本実施形態の搬送部20は、横方向d2に配列された複数の搬送ベルト26を有している。図2に示された例では、搬送部20は、4本の搬送ベルト26を有している。なお。これに限られず、搬送部20は、1本の搬送ベルト26を有してもよいし、2本以上の任意の数の搬送ベルト26を有してもよい。各搬送ベルト26は、垂直方向d3からから見て、搬送方向d1と平行な方向に延びている。また、複数の搬送ベルト26は、横方向d2に等間隔を有して配列されている。
搬送ベルト26上には複数の袋100が載せられてもよい。複数の袋100は、互いに積み重ねられた状態で、搬送ベルト26に載せられてもよい。例えば、複数の袋100は、搬送ベルト26上において搬送方向d1に並べられ、隣り合う袋100のうちの一方(すなわち上流側の袋100)の表面と他方(すなわち下流側の袋100)の裏面とが少なくとも部分的に接触している状態で、互いに重ねられてもよい。搬送ベルト26上の複数の袋100は、重ね方向に関してより上方側に位置する袋が搬送方向d1に関してより下流側に位置するように、互いに重ねられてもよい。この場合、袋分離部30によって、搬送ベルト26上の複数の袋100のうち重ね方向に関して最も上方に位置する袋100を、他の袋100から分離して、送出部40に向けて送り出すことができる。
袋供給装置10は、支持体11に取り付けられた2つのガイド部13を有している。ガイド部13は、搬送ベルト26によって搬送される袋100を搬送方向d1にガイドする。ガイド部13は、搬送ベルト26に対して、横方向d2の一方側と他方側にそれぞれ設けられている。換言すると、垂直方向d3から見て、搬送ベルト26は、2つのガイド部13の間に位置している。図1では、手前側に位置するガイド部13の図示が省略されており、奥側に位置するガイド部13のみが図示されている。
袋分離部30は、搬送ベルト26上に載置された複数の袋100を1枚ずつ分離する機能を有する。袋分離部30は、ベルト駆動部31と、駆動軸32と、駆動ローラ33と、従動軸34と、従動ローラ35と、送りベルト37と、連結部材36と、を有している。ベルト駆動部31は、モータ等の駆動源を有する。駆動軸32は、ベルト駆動部31の駆動源に連結されており、駆動源の駆動力により軸線周りに回転する。駆動軸32の軸線は、横方向d2に延びている。駆動ローラ33は、駆動軸32に固定されており、駆動軸32とともに回転する。図1では、駆動軸32及び駆動ローラ33は、反時計回りに回転する。袋供給装置10は、駆動軸32を支持するための支持部材39を有している。支持部材39は、下部が支持体11に固定され、上部が支持体11の上面よりも上方に延びる部材である。
従動軸34は、駆動軸32から独立して配置された軸である。従動軸34の軸線は、横方向d2に延びている。従動軸34は、軸線周りに回転可能であるが、従動軸34には駆動源は接続されていないので、能動的に回転することはない。従動ローラ35は、従動軸34に固定されており、従動軸34とともに回転する。連結部材36は、駆動軸32と従動軸34とを連結する部材である。図1及び図2に示された例では、連結部材36は、板状の部材である。
送りベルト37は、搬送ベルト26上に載置された複数の袋100のうち、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100、換言すると、搬送方向d1の最下流に位置する袋100、に接触して当該袋100を搬送方向d1の下流に向けて送る部材である。このとき、送りベルト37が接触した袋100のみ、すなわち重ね方向に関して最も上方に位置する袋100のみが搬送方向d1の下流に向けて送られる。したがって、互いに積み重ねられた複数の袋100のうち、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100が、他の袋100から分離されて、搬送方向d1の下流に向けて送られる。
送りベルト37は、駆動ローラ33と、従動ローラ35とに掛け渡された無端状ベルトであり、円形の断面形状を有している。なお、これに限られず、送りベルト37は任意の断面形状を有することができる。図1において、駆動ローラ33が反時計回りに回転することにより、送りベルト37も反時計回りに回転する。送りベルト37の回転にともなって、従動ローラ35も反時計回りに回転する。送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分は、搬送方向d1に沿って上流側から下流側へ向かって移動する。本実施形態では、駆動軸32は、図示しない支持部により支持されている。連結部材36は、駆動軸32を中心として揺動可能である。とりわけ、連結部材36は、横方向d2と直交する面内において揺動可能である。したがって、従動軸34、従動ローラ35及び送りベルト37は、連結部材36とともに、駆動軸32を中心として揺動可能である。とりわけ、従動軸34、従動ローラ35及び送りベルト37は、横方向d2と直交する面内において揺動可能である。従動軸34、従動ローラ35、送りベルト37及び連結部材36は、重力により駆動軸32を中心として、図1において時計回りの力を受ける。これにより、送りベルト37の下側(支持体11側)に位置する部分の少なくとも一部が、搬送ベルト26上に載置された複数の袋100のうち、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100に接触する。
図1及び図2に示された例では、袋分離部30は、第1従動軸341と、第1従動軸341に固定された第1従動ローラ351と、駆動軸32と第1従動軸341との間に配置された第2従動軸342と、第2従動軸342に固定された第2従動ローラ352と、を有している。連結部材36は、駆動軸32と、第1従動軸341と、第2従動軸342とを互いに連結している。図1において、第2従動軸342の中心は、駆動軸32の中心と第1従動軸341の中心とを結ぶ線分よりも支持体11側(袋100側)に位置している。第2従動ローラ352は、送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分の一部を、支持体11側(袋100側)に向けて突出させる。換言すると、送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分のうち第2従動ローラ352に支持される部分は、支持体11側(袋100側)に向けて突出している。
図示された例では、送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分のうち、第1従動ローラ351に支持される部分と、第2従動ローラ352に支持される部分との間に位置する部分が、搬送ベルト26上に載置された複数の袋100のうち、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100に接触する。これに限られず、送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分のうち、第1従動ローラ351に支持される部分を含む一部が、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100に接触してもよい。また、送りベルト37の支持体11側(袋100側)に位置する部分のうち、第2従動ローラ352に支持される部分を含む一部が、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100に接触してもよい。
本実施形態では、袋分離部30は、複数の送りベルト37を有している。とりわけ、図2に示された例では、袋分離部30は、4本の送りベルト37を有している。これに限られず、袋分離部30は、2本以上の任意の数の送りベルト37を有することができる。各搬送ベルト26は、上方からから見て、搬送方向d1と平行な方向に延びている。また、各搬送ベルト26は、垂直方向d3からから見て、搬送方向d1と平行な方向に延びている。複数の送りベルト37は、横方向d2に対称となる位置に配置されることが好ましい。複数の搬送ベルト26は、横方向d2に所定の間隔を有して配列されている。例えば、複数の搬送ベルト26は、横方向d2に等間隔を有して配列されてもよい。
本実施形態では、袋分離部30は、複数の駆動ローラ33を有している。とりわけ、図2に示された例では、袋分離部30は、3つの駆動ローラ33を有している。また、袋分離部30は、3つの第1従動ローラ351及び3つの第2従動ローラ352を有している。さらに、袋分離部30は、3つの連結部材36を有している。これに限られず、袋分離部30は、2つ以上の任意の数の駆動ローラ33、第1従動ローラ351、第2従動ローラ352及び連結部材36を有することができる。駆動ローラ33の数と、第1従動ローラ351の数と、第2従動ローラ352の数と、連結部材36の数とは、同じであってもよい。また、駆動ローラ33の数と、第1従動ローラ351の数と、第2従動ローラ352の数と、連結部材36の数とは、互いに異なってもよい。
複数の駆動ローラ33、複数の第1従動ローラ351、複数の第2従動ローラ352及び複数の連結部材36は、それぞれ横方向d2に配列されている。図示された例では、1つの連結部材36に対応して、1つの駆動ローラ33、1つの第1従動ローラ351及び1つの第2従動ローラ352が配置されている。これにより、複数の連結部材36は、駆動軸32を中心として、互いに独立して揺動可能である。とりわけ、複数の連結部材36は、横方向d2と直交する面内において、互いに独立して揺動可能である。したがって、複数の送りベルト37は、連結部材36とともに、駆動軸32を中心として互いに独立して揺動可能である。とりわけ、複数の送りベルト37は、横方向d2と直交する面内において、互いに独立して揺動可能である。
図2に示された例では、4本の送りベルト37のうち2本の送りベルト37は、横方向d2に配列された3つの駆動ローラ33、3つの第1従動ローラ351及び3つの第2従動ローラ352のうち、中央に配置された駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352に掛け渡されている。したがって、これらの2本の送りベルト37は、駆動軸32を中心として、一体的に揺動可能である。とりわけ、これらの2本の送りベルト37は、横方向d2と直交する面内において、一体的に揺動可能である。
4本の送りベルト37のうち他の1本の送りベルト37は、横方向d2に配列された3つの駆動ローラ33、3つの第1従動ローラ351及び3つの第2従動ローラ352のうち、中央に配置された駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352に対して横方向d2の一方側に配置された駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352に掛け渡されている。4本の送りベルト37のうちさらに他の1本の送りベルト37は、横方向d2に配列された3つの駆動ローラ33、3つの第1従動ローラ351及び3つの第2従動ローラ352のうち、中央に配置された駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352に対して横方向d2の他方側に配置された駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352に掛け渡されている。
袋供給装置10で取り扱われる袋100として、様々な種類の袋100が用いられる。このような袋100には、均一な厚みを有するものだけではなく、不均一な厚みを有するものもある。とりわけ、厚み方向に突出した凸部を有する袋100が用いられることもある。例えば、電子レンジで加熱された際に、袋100内で生じる蒸気を排出するためのウィング部104(図5~図6Cを参照)を有する袋100は、ウィング部104を含む部分の厚みが他の部分の厚みよりも大きくなっている。また、袋100内で生じる蒸気を排出するための排気孔が形成されている袋100では、この排気孔の周囲の厚みが他の部分の厚みよりも大きくなっていることがある。また、袋口を密閉するためのファスナーを有する袋100では、ファスナー部分が厚み方向に突出する場合がある。そのほかにも、被包装物を袋100内に充填したり袋100から排出したりするためのスパウトが取り付けられた袋100では、スパウト部分が厚み方向に突出する。
袋分離部30において、このような不均一な厚みを有する袋100を搬送方向d1の下流側へ送り出す場合、袋100と送りベルト37との間に意図しない隙間が生じてしまうことがある。具体的には、送りベルト37が袋100における厚みの大きい部分に乗り上げてしまうと、袋100における厚みの小さい部分と送りベルト37との間に隙間が生じ得る。これにより、袋100における送りベルト37が接触した部分(厚みの大きい部分)の搬送方向d1における送り量と、袋100における送りベルト37が接触しない部分(厚みの小さい部分)の搬送方向d1における送り量と、の間に差異が生じ得る。この場合、袋100にシワ等の変形が生じたり、袋100がその面内において回転したりして、適切に搬送されない虞がある。
本実施形態では、袋分離部30が複数の送りベルト37を有し、複数の送りベルト37のうちの少なくとも2本の送りベルト37は、互いに独立して揺動可能となっている。これにより、一部の送りベルト37が袋100における厚みの大きい部分に乗り上げたとしても、この送りベルト37と独立して揺動可能な他の送りベルト37が、袋100における厚みの小さい部分に接触し続けることができる。したがって、袋100における厚みの大きい部分の搬送方向d1における送り量と、袋100における厚みの小さい部分の搬送方向d1における送り量と、の間に差異が生じることを効果的に抑制することが可能になる。したがって、袋100にシワ等の変形が生じたり、袋100がその面内において回転したりすることを抑制して、袋100を適切に次工程へ供給することができる。
袋分離部30は、横方向d2に配列された3本の送りベルト37を有してもよい。とりわけ、複数の送りベルト37は、袋100の中心に接触する第1送りベルトと、第1送りベルトに対して、横方向d2の一方側に配置された第2送りベルトと、第1送りベルトに対して、横方向d2の他方側に配置された第3送りベルトと、の3本の送りベルトからなってもよい。第1送りベルトは、2つのガイド部13の間における、横方向d2の中心に配置されてもよい。また、第1送りベルトと第2送りベルトとの間の横方向d2の間隔と、第1送りベルトと第3送りベルトとの間の横方向d2の間隔とは、互いに等しくてもよい。この場合、第1送りベルトを袋100の中心に接触させ、第2送りベルトを袋100の中心よりも横方向d2の一方側の端部に近接する部分に接触させ、第3送りベルトを袋100の中心よりも横方向d2の他方側の端部に近接する部分に接触させることができる。
袋100の種類によっては、厚みの大きい部分が横方向d2の中央付近に位置する場合がある。また、厚みの大きい部分が横方向d2の一方側に位置する場合もある。さらに、厚みの大きい部分が横方向d2の他方側に位置する場合もある。袋分離部30が、横方向d2に配列された3本の送りベルト37を有する場合、厚みの大きい部分が横方向d2の中央付近、横方向d2の一方側及び横方向d2の他方側のどの箇所に位置しても、袋100の厚みの大きい部分及び厚みの小さい部分に、それぞれ送りベルト37を接触させることができる。したがって、袋100における厚みの大きい部分の搬送方向d1における送り量と、袋100における厚みの小さい部分の搬送方向d1における送り量と、の間に差異が生じることをさらに効果的に抑制することが可能になる。袋分離部30が、横方向d2に配列された3本の送りベルト37を有する場合、横方向d2における送り量のバランスがとりやすくなり、袋100にシワ等の変形が生じたり、袋100がその面内において回転したりすることをさらに抑制することができる。
送出部40は、搬送ベルト26上の袋100を搬送方向d1へ送り出して、所定の取出エリアに位置付ける。図1に示す送出部40は、駆動軸44に固定的に取り付けられている回転本体部46と、回転本体部46の周囲から放射方向(すなわち回転本体部46の半径方向)へ突出するように延びる可撓性の複数の爪部48と、を有する。回転本体部46は、送出駆動部42(後述の図3参照)によって駆動軸44を介して能動的に回転させられる。複数の爪部48は、駆動軸44を中心に等角度間隔に設けられ、回転本体部46の回転に応じて駆動軸44を中心とした回転方向へ移動する。
各爪部48は、回転方向へ移動する間に、搬送ベルト26上の袋100に上方から接触し、その後、当該袋100を下方の搬送ベルト26に押し付けつつストッパ15に向かって移動する。これにより、搬送ベルト26上の袋100は、搬送方向d1に働く力を爪部48から受け、ストッパ15に向けて搬送方向d1に送り出される。そのため、図1に示す送出部40は、駆動軸44を中心に反時計回りに回転する。そして、袋100の先頭側部分100aがストッパ15に接触する位置に到達することで、当該袋100は取出エリアに位置付けられる。
送出部40は、搬送部20(特に搬送ベルト26)から相対的に近い位置である送出位置(図1において実線で示す)と、搬送部20から相対的に遠い位置である退避位置(図1において一点鎖線で示す)とに配置可能である。搬送ベルト26上の袋100は、送出位置に配置されている送出部40によって接触され送り出されるが、退避位置に配置されている送出部40からは離れて力を受けない。
ストッパ15は、支持体11上に固定的に設けられており、支持体11の上面から上方に突出する。ストッパ15は、送出部40よりも搬送方向d1の下流側に位置しており、送出部40から送られてくる袋100の搬送方向d1への移動を制限する。支持体11の上面のうち搬送ベルト26とストッパ15との間に位置する部分は、搬送ベルト26の上面と同じ高さを有する。送出部40により送り出されて取出エリアに配置された袋100は、基本的には先頭側部分100aがストッパ15に接触しつつ、支持体11の上面及び搬送ベルト26の上面に載せられている。なお取出エリアに位置付けられている袋100は、必ずしも厳密にストッパ15に接触している必要はなく、搬送方向d1と逆方向へわずかに(例えば数ミリ以下)ストッパ15から離れていてもよい。
支持体11には、固定具(図示省略)を介してセンサ52が取り付けられている。センサ52は、ストッパ15が有する貫通部(図示せず)を介し、取出エリアにおける袋の有無を監視する。
取出部54は、取出駆動部56(後述の図3参照)によって駆動され、搬送部20(特に搬送ベルト26)から相対的に近い位置である取出位置(図1において実線で示す)と、搬送部20から相対的に遠い位置である移送位置(図1において一点鎖線で示す)とに配置可能である。取出位置に配置されている取出部54は、送出部40が退避位置に配置されている状態で、取出エリアに位置付けられている袋100を保持することができる。とりわけ、取出部54は、袋100と接触する部分に吸着部58を有しており、この吸着部58で袋100を吸着することにより、袋100を保持する。そして取出部54は、袋100を保持しつつ、取出位置から移送位置に移動する。
袋供給装置10は、袋供給装置10が具備する各種機器を制御する制御部60を備える。図3は、本実施形態の袋供給装置10のブロック図である。制御部60には、例えば、センサ52、搬送部20の搬送駆動部21、袋分離部30のベルト駆動部31、送出部40の送出駆動部42及び取出部54の取出駆動部56が接続されている。
センサ52は、上述のように取出エリアにおける袋100の有無を検出し、検出結果を制御部60に送信する。センサ52は、任意のセンサによって構成可能であり、例えば光学センサによってセンサ52が構成される。
搬送部20の搬送駆動部21は、制御部60の制御下で搬送部20を駆動し、袋100を搬送方向d1に搬送する。本実施形態では、駆動ローラ23を回転させるためのモータ等の駆動源が搬送駆動部21に含まれる。例えば、搬送駆動部21は、駆動ローラ23を間欠的に回転させ、搬送ベルト26を搬送方向d1へ間欠的に走行させてもよい。
袋分離部30のベルト駆動部31は、制御部60の制御下で袋分離部30を駆動し、袋100を袋分離部30から送出部40に向けて送り出す。本実施形態では、駆動ローラ33を回転させるためのモータ等の駆動源がベルト駆動部31に含まれる。
例えば、ベルト駆動部31は、センサ52の検出結果に基づいて袋分離部30を駆動する。取出エリア(すなわち送出位置に配置されている送出部40とストッパ15との間のエリア)に袋100が存在することをセンサ52が検出している間、制御部60はベルト駆動部31を制御して、新たな袋100が送出部40に送られないように袋分離部30の動作を停止させてもよい。一方、取出エリアに袋100が存在しないことをセンサ52が検出した場合、制御部60はベルト駆動部31を制御して、新たな袋100が送出部40に送られるように袋分離部30を動作させてもよい。
例えば、取出エリアに袋100が存在しないことをセンサ52が検出していない間、袋分離部30が一定のリズムで間欠的に袋100を次々に送り出すように、制御部60はベルト駆動部31を制御してもよい。一方、取出エリアに袋100が存在することをセンサ52が検出している間、袋分離部30が袋100を送り出さないように、制御部60はベルト駆動部31を制御してもよい。
送出部40の送出駆動部42は、制御部60の制御下で送出部40を駆動する。本実施形態では、駆動軸44を回転させるためのモータ等の駆動源が送出駆動部42に含まれる。
例えば、制御部60は、センサ52の検出結果に基づいて、送出駆動部42を制御する。取出エリアに袋100が存在することをセンサ52が検出している間、制御部60は送出駆動部42制御して、新たな袋100が取出エリアに送られないように送出部40の回転を停止させてもよい。一方、取出エリアに袋100が存在しないことをセンサ52が検出している間、制御部60は送出駆動部42を制御して、送出部40を回転させてもよい。
なお、送出駆動部42は、センサ52の検出結果にかかわらず、送出部40を回転させ続けてもよい。
取出部54の取出駆動部56は、制御部60の制御下で取出部54を移動駆動し、取出部54を取出位置及び移送位置に配置する。例えば、送出部40が送出位置に配置されている間、制御部60は取出駆動部56を制御して、取出部54を移送位置に配置してもよい。一方、送出部40が退避位置に配置されている間、制御部60は取出駆動部56を制御して、取出部54を取出位置に配置してもよい。
次に、本実施形態の袋供給装置10の動作の一例について説明する。以下に説明する動作は、袋供給装置10が具備する各種機器が制御部60によって適宜制御されることで行われる。
送出部40が送出位置に配置され、取出部54が移送位置に配置されている状態で、袋分離部30によって袋100が送出部40に向けて送り出される。袋分離部30の従動軸34、従動ローラ35、連結部材36及び送りベルト37は、駆動軸32を中心として揺動可能である。重力の作用により、送りベルト37の下側(支持体11側)に位置する部分の少なくとも一部が、搬送ベルト26上に載置された複数の袋100のうち、重ね方向に関して最も上方に位置する袋100に接触する。ベルト駆動部31が図1における反時計回りに駆動軸32を回転させると、送りベルト37も反時計回りに回転する。これにより、送りベルト37と接触している袋100が、搬送方向d1の下流側に送り出され送出部40に向かう。
本実施形態では、袋分離部30が複数の送りベルト37を有し、複数の送りベルト37のうちの少なくとも2本の送りベルト37は、互いに独立して揺動可能となっている。これにより、一部の送りベルト37が袋100における厚みの大きい部分に乗り上げたとしても、この送りベルト37と独立して揺動可能な他の送りベルト37が、袋100における厚みの小さい部分に接触し続けることができる。
送出部40に到達した袋100は、回転する送出部40によって搬送方向d1の下流側に送り出され、先頭側部分100aがストッパ15に押し当てられる。これにより袋100は取出エリアに配置される。
袋100が取出エリアに配置されている状態で、送出部40の爪部48は回転していてもよいし、回転を停止してもよい。例えば、袋100の剛性が十分に大きい場合、送出部40が回転して袋100を継続的にストッパ15に押し付け続けても、袋100に過度な折り曲げや折り目が生じない。袋100が取出エリアに配置されている状態で、送出部40の爪部48が回転を停止する場合、袋100は取出エリアにおいて適切な状態に置かれる。送出部40が回転を停止させる場合、送出部40は正回転自在の状態に置かれてもよい。この場合、取出エリアに配置されている袋100に対して送出部40から過度な力が作用することを効果的に防ぐことができる。
そして、取出エリアに袋100が配置されている状態で、送出部40が退避位置に配置され、取出部54が取出位置に配置される。これにより、取出エリアに配置されている袋100が取出部54の吸着部58によって吸着保持される。
本実施形態では、送出部40が送出位置に配置されている状態で、取出部54が移送位置から移動して取出位置に配置される。すなわち、取出エリアに位置付けられている袋100は、支持体11の上面及び各搬送ベルト26と送出部40とにより挟まれている状態で、取出部54によって保持される。これにより、送出部40等によって袋100の位置ずれが抑制されている状態で、袋100の所望箇所を取出部54によって位置精度良く保持することができる。その後、取出部54が袋100を保持している状態で、送出部40が送出位置から移動して退避位置に配置される。
その後、取出部54は、袋100を保持しつつ、取出位置から移送位置に移動する。取出部54と送出部40と間の衝突を防ぐため、取出部54が取出位置から退避した後に、送出部40は送出位置に配置されてもよい。すなわち取出部54が袋100を保持しつつ取出位置から移送位置に移動する間、送出部40は退避位置に置かれてもよい。
取出部54が袋100を保持しつつ移送位置に配置されることによって、当該袋100は、後段の装置(図示省略)に受け渡されるための位置(すなわち受渡位置)に配置される。そして袋100は、受渡位置において、取出部54から後段の装置(例えばグリッパー)に受け渡される。そして、新たな袋100が袋分離部30から送出部40に向けて送り出され、袋供給装置10は上述の動作を繰り返し行う。
本実施形態の袋供給装置10は、袋100を下方から支持するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って搬送する搬送ベルト26と、袋100に上方から接触するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って送出する複数の送りベルト37と、を備え、送りベルト37は、上方から見て搬送方向d1に平行に延びており、複数の送りベルト37のうちの少なくとも2本の送りベルト37は、互いに独立して揺動可能である。
このような袋供給装置10によれば、一部の送りベルト37が袋100における厚みの大きい部分に乗り上げたとしても、この送りベルト37と独立して揺動可能な他の送りベルト37が、袋100における厚みの小さい部分に接触し続けることができる。したがって、袋100における厚みの大きい部分の搬送方向d1における送り量と、袋100における厚みの小さい部分の搬送方向d1における送り量と、の間に差異が生じることを効果的に抑制することが可能になる。したがって、袋100にシワ等の変形が生じたり、袋100がその面内において回転したりすることを抑制して、袋100を適切に次工程へ供給することができる。
本実施形態の袋供給装置10では、複数の送りベルト37は、袋100の中心に接触する第1送りベルトと、第1送りベルトに対して、搬送方向d1と直交する横方向d2の一方側に配置された第2送りベルトと、第1送りベルトに対して、横方向d2の他方側に配置された第3送りベルトと、の3本の送りベルト37からなる。
このような袋供給装置10によれば、横方向d2における送り量のバランスがとりやすくなり、袋100にシワ等の変形が生じたり、袋100がその面内において回転したりすることをさらに抑制することができる。
なお、上述した第1実施形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、他の実施形態について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した第1実施形態と同様に構成され得る部分について、上述の第1実施形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態を説明するための図であって、袋供給装置10の一部を示す側面図であり、図5は、本実施形態の袋供給装置10の動作について説明するための図である。
本実施形態の袋供給装置10では、搬送部20の搬送ベルト26は段差部27を有している。段差部27は、袋分離部30の送りベルト37に対して搬送方向d1の下流側に配置されている。段差部27は、搬送ベルト26のうち支持体11の上面に露出している部分、すなわち搬送ベルト26のうち袋100に接触し得る部分、において上方へ向かって突出した部分である。
図4及び図5に示された例では、搬送部20は、搬送ベルト26に段差部27を形成するための段差ローラ28を有している。段差ローラ28は、従動軸29に固定されており、従動軸29とともに回転する。従動軸29は、駆動軸22から独立して配置された軸である。従動軸29の軸線は、横方向d2に延びている。従動軸29には駆動源は接続されておらず、段差ローラ28及び従動軸29は、能動的に回転することはない。
送りベルト37は、駆動ローラ23と、2つの従動ローラ25と、段差ローラ28とに掛け渡されている。段差ローラ28の上端部が支持体11の上面からさらに上方に突出するように、段差ローラ28が配置されている。これにより、搬送ベルト26における段差ローラ28に支持された部分に、段差部27が形成される。
図6A~図6Cは、搬送ベルト26が段差部27を有しない場合の袋供給装置10の動作について説明するための図である。袋100が、例えば、電子レンジで加熱された際に、袋100内で生じる蒸気を排出するためのウィング部104を有する袋である場合、相対的に前方側(搬送方向d1の下流側)に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間に、後続の袋100の先頭側部分100aが入り込み、袋分離部30において、これらの袋100が完全に分離されないことがある。この場合、これらの袋100は、完全に分離されていない状態で、送出部40を経て取出エリアに配置され得る(図6A参照)。
取出エリアでは、これらの袋100が完全に分離されていない状態のまま、前方側に位置する袋100が、取出部54の吸着部58によって吸着保持される(図6B参照)。
取出部54が取出位置から移送位置に移動すると(図6C参照)、取出エリアにおいて、前方側に位置する袋100が持ち上げられる。このとき、後続の袋100は、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間から脱落し、取出エリア又は取出エリアに隣接する領域に落下する。例えば、後続の袋100がストッパ15上に落下する。落下した袋100は、さらに後続の袋100の搬送や取出部54による取出しを妨げ得る。また、後続の袋100が、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間から脱落しない場合には、2枚の袋100が分離しないままに、後段の装置(例えばグリッパー)に受け渡される。
本実施形態では、図5に示されているように、袋分離部30で送出部40へ向けて送り出された袋100は、段差部27を超えたところで、搬送ベルト26から浮き上がる。とりわけ、袋分離部30の第1従動ローラ351と搬送ベルト26との間に、袋100の後端(搬送方向d1の上流側の端部)が位置する状態において、当該袋100の前方側の部分(先頭側部分100aを含む部分)が段差部27を超えると、当該前方側の部分が搬送ベルト26から浮き上がる。このとき、当該袋100において、袋本体102に対して下方に位置するウィング部104が、重力の作用により袋本体102から垂れ下がるようになり、袋本体102とウィング部104との間の隙間が大きくなる。これにより、後続の袋100の先頭側部分100aが、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間の隙間から離脱する。したがって、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間に、後続の袋100の先頭側部分100aが入り込んでいる場合においても、これらの袋100を分離することが可能になる。
本実施形態の袋供給装置10は、袋100を下方から支持するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って搬送する搬送ベルト26と、袋100に上方から接触するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って送出する送りベルト37と、を備え、搬送ベルト26は、送りベルト37に対して搬送方向d1の下流側に配置された段差部27を有する。
このような袋供給装置10によれば、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間に、後続の袋100の先頭側部分100aが入り込んでいる場合においても、これらの袋100を分離することが可能になる。したがって、袋100を袋供給装置10から次工程へ適切に供給することができる。
第3実施形態
図7は、本発明の第3実施形態を説明するための図であって、袋供給装置10の全体構成を示す側面図である。
本実施形態の袋供給装置10では、袋分離部30は、送りベルト37を能動的に揺動させる揺動駆動部38を有している。図7に示された例では、袋供給装置10は、駆動軸32及び揺動駆動部38を支持するための支持部材39を有している。支持部材39は、下部が支持体11に固定され、上部が支持体11の上面よりも上方に延びる部材である。揺動駆動部38は、例えば、能動的に伸縮可能なアクチュエータである。図示された例では、揺動駆動部38の一端は、支持体11の上部に取り付けられ、揺動駆動部38の他端は、袋分離部30の連結部材36に取り付けられている。揺動駆動部38が伸長すると、連結部材36が揺動して下降することにより、送りベルト37も下降する。揺動駆動部38が収縮すると、連結部材36が揺動して上昇することにより、送りベルト37も上昇する。このような揺動駆動部38の動作は、制御部60により制御される。なお、揺動駆動部38は、送りベルト37を揺動させることができるものであれば、上述の伸縮可能なアクチュエータに限られない。
本実施形態では、袋分離部30の複数のローラ33,351,352の少なくとも1つは、袋100を吸着する吸着部72を有する。具体的には、袋分離部30の駆動ローラ33、第1従動ローラ351及び第2従動ローラ352の少なくとも1つは、吸着部72を有する。図7に示された例では、第1従動ローラ351が吸着部72を有する。吸着部72は、袋100を吸着して保持する機能を有する。
吸着部72は、第1従動ローラ351の周面に連通する吸着孔73と、吸着孔73に吸引力を付与する吸着駆動部74を含んでいる。吸着孔73は、第1従動ローラ351の周面における、送りベルト37から露出する部分において開口している。図7に示された例では、第1従動ローラ351の周方向に沿って等角度間隔を有して6つの吸着孔73が設けられており、これらの6つの吸着孔73は、第1従動ローラ351の内部において接続されている。吸着駆動部74は、負圧を生じる駆動源を含む。吸着孔73と吸着駆動部74とは、図示しない配管によって接続されており、吸着駆動部74で生じた負圧が各吸着孔73に作用する。このような吸着駆動部74の動作は、制御部60により制御される。なお、吸着孔73の具体的な数や配置パターンは任意である。
図8は、本実施形態の袋供給装置10のブロック図である。本実施形態では、制御部60には、例えば、センサ52、搬送部20の搬送駆動部21、袋分離部30のベルト駆動部31、揺動駆動部38及び吸着駆動部74、送出部40の送出駆動部42並びに取出部54の取出駆動部56が接続されている。
揺動駆動部38は、制御部60の制御下で駆動し、送りベルト37を揺動させる。本実施形態では、能動的に伸縮可能なアクチュエータが揺動駆動部38に含まれる。
吸着駆動部74は、制御部60の制御下で駆動し、複数のローラ33,351,352の少なくとも1つに設けられた吸着孔73を介して、袋100を吸着する。本実施形態では、負圧を生じる駆動源が吸着駆動部74に含まれる。
本実施形態では、揺動駆動部38が伸長して送りベルト37が下降した状態で、吸着駆動部74が吸着孔73を介して吸引する。送りベルト37が駆動されて、搬送ベルト26上の複数の袋100のうち重ね方向に関して最も上方に位置する袋100の先頭側部分100aが第1従動ローラ351と搬送ベルト26との間に位置すると、当該袋100の先頭側部分100aは、吸着孔73に吸着される。この状態で、揺動駆動部38が収縮すると、第1従動ローラ351及び送りベルト37が上昇する。このとき、袋100の先頭側部分100aは、吸着孔73に吸着されているので、第1従動ローラ351とともに上昇する。すなわち、袋100の先頭側部分100aは、吸着部72により持ち上げられる。これにより、当該袋100と後続の袋100とが分離される。
第1従動ローラ351及び送りベルト37が上昇した際の、送りベルト37の最下部の高さは、ガイド部13の対応する高さよりも低いことが好ましい。より詳細には、第1従動ローラ351及び送りベルト37が上昇した際の、送りベルト37の、第1従動ローラ351に支持される部分の最下部の高さは、ガイド部13の、第1従動ローラ351の横方向d2に位置する部分の高さよりも低いことが好ましい。これにより、吸着部72により持ち上げられた袋100から分離した後続の袋100が、ガイド部13上又はガイド部13の外側に落下することを抑制することができる。
例えば、袋100がウィング部104を有する袋である場合、前方側(搬送方向d1の下流側)に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間に、後続の袋100の先頭側部分100aが入り込むことがある。前方側に位置する袋100の先頭側部分100aが吸着部72により持ち上げられることにより、袋本体102に対して下方に位置するウィング部104が、重力の作用により袋本体102から垂れ下がる。したがって、袋本体102とウィング部104との間の隙間が大きくなる。これにより、後続の袋100の先頭側部分100aが、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間の隙間から離脱する。したがって、前方側に位置する袋100の袋本体102とウィング部104との間に、後続の袋100の先頭側部分100aが入り込んでいる場合においても、これらの袋100を分離することが可能になる。
前方側に位置する袋100と後続の袋100が分離した後、揺動駆動部38を伸長させて送りベルト37を下降させ、送りベルト37と搬送ベルト26とにより、前方側に位置する袋100を送出部40へ送るようにしてもよい。また、前方側に位置する袋100と後続の袋100が分離した後、第1従動ローラ351が持ち上げられたまま送りベルト37を駆動し、前方側に位置する袋100を任意の距離だけ搬送方向d1の下流側に送った後に、揺動駆動部38を伸長させて送りベルト37を下降させてもよい。送りベルト37が下降すると、送りベルト37と搬送ベルト26とにより、前方側に位置する袋100が送出部40へ送られる。
本実施形態の袋供給装置10は、袋100を下方から支持するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って搬送する搬送ベルト26と、複数のローラ33,351,352に掛け渡され、袋100に上方から接触するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って送出する送りベルト37と、送りベルト37を揺動させる揺動駆動部38と、を備え、複数のローラ33,351,352の少なくとも1つは、袋100を吸着する吸着部72を有する。
このような袋供給装置10によれば、揺動駆動部38を駆動して吸着部72を上昇させることにより、吸着部72に吸着された袋100を持ち上げることができる。これにより、吸着部72に吸着された袋100を、後続の袋100から十分に分離させることができる。したがって、袋100を袋供給装置10から次工程へ適切に供給することができる。
第4実施形態
図9は、本発明の第4実施形態を説明するための図であって、袋供給装置10の一部を示す側面図である。
本実施形態の袋供給装置10は、揺動駆動部38及び支持部材39を有している。本実施形態の揺動駆動部38及び支持部材39は、第3実施形態における揺動駆動部38及び支持部材39と同様に構成され得る。
図10は、本実施形態の袋供給装置10のブロック図である。本実施形態では、制御部60には、例えば、センサ52、搬送部20の搬送駆動部21、袋分離部30のベルト駆動部31及び揺動駆動部38、送出部40の送出駆動部42並びに取出部54の取出駆動部56が接続されている。
揺動駆動部38は、制御部60の制御下で駆動し、送りベルト37を揺動させる。本実施形態では、能動的に伸縮可能なアクチュエータが揺動駆動部38に含まれる。
図11~図13は、本実施形態の袋供給装置10の動作について説明するための図である。
送出部40が送出位置に配置され、取出部54が移送位置に配置されている状態で、袋分離部30によって袋100が送出部40に向けて送り出される。送出部40に到達した袋100は、回転する送出部40によって搬送方向d1の下流側に送り出され、先頭側部分100aがストッパ15に押し当てられる。これにより袋100は取出エリアに配置される。
このとき、図9に示されているように、袋100の先頭側部分100aが上方にカールすることがある。この場合、取出エリアにおける袋100の配置位置が、本来の位置から大きくずれる。袋100の配置位置がずれると、当該袋100が取出部54の吸着部58によって吸着保持されたときの、袋100の高さが変わる。これにより、取出部54から後段の装置(例えばグリッパー)への受け渡しに支障が生じ得る。
本実施形態では、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールした場合、センサ52により、この先頭側部分100aを検出する。換言すると、センサ52は、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことを検出することができる。
制御部60は、センサ52から、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことを示す信号を受け取ると、揺動駆動部38を制御して、送りベルト37を上昇させる(図11参照)。これにより、送りベルト37は、搬送部20上に載置された袋100から離間する。換言すると、送りベルト37と、搬送部20上に載置された袋100との間には、隙間が形成される。
次に、制御部60は、搬送駆動部21及び送出駆動部42を制御して、取出エリアに配置された袋100を搬送方向d1の上流側へ移動させる。具体的には、制御部60は、搬送駆動部21及び送出駆動部42をそれぞれ逆回転させる。これにより、取出エリアに配置された袋100が、搬送部20の搬送ベルト26と送出部40の爪部48により、搬送方向d1の上流側へ移動する(図12参照)。このとき、袋100の後端(搬送方向d1の上流側の端部)が、送りベルト37と、搬送部20上に載置された袋100との間の隙間に入り込んでもよい。なお、これに限られず、取出エリアに配置され先頭側部分100aが上方にカールした袋100は、少なくとも、先頭側部分100aのカールが解消され、先頭側部分100aがストッパ15から離間する程度に、搬送方向d1の上流側へ移動されればよい。
その後、制御部60は、揺動駆動部38を制御して、送りベルト37を下降させる。これにより、送りベルト37は、戻された袋100に接触する。制御部60は、袋分離部30を制御して、袋100を送出部40に向けて再度送り出す。送出部40に到達した袋100は、回転する送出部40によって搬送方向d1の下流側に送り出され、先頭側部分100aがストッパ15に押し当てられる。これにより袋100は取出エリアに再度配置される(図13参照)。
制御部60は、センサ52から、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことを示す信号を受け取らなかった場合には、取出駆動部56を制御して、取出部54による取出し動作を行う。本実施形態の取出し動作は、第1実施形態における取出し動作と同様である。
その一方、制御部60が、センサ52から、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことを示す信号を受け取った場合には、図11~図13を参照して説明した動作を繰り返す。この動作を所定の回数繰り返しても、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことを示す信号がセンサ52から出力される場合には、制御部60は、袋供給装置10全体の動作を停止し、袋供給装置10に異常が生じたことを報知してもよい。
本実施形態の袋供給装置10は、袋100を下方から支持するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って搬送する搬送ベルト26と、袋100に上方から接触するとともに、袋100を搬送方向d1に沿って送出する送りベルト37と、送りベルト37を揺動させる揺動駆動部38と、搬送ベルト26で搬送された袋100に当接して袋100を停止させるストッパ15と、袋100の先端位置を検出するセンサ52と、搬送ベルト26及び揺動駆動部38を制御する制御部60と、を備え、制御部60は、センサ52の検出結果に基づいて、搬送ベルト26を逆回転させるとともに、揺動駆動部38により送りベルト37を上方に揺動させる。
このような袋供給装置10によれば、取出エリアに配置された袋100の先頭側部分100aが上方にカールしたことがセンサ52により検知された際に、当該袋100を搬送方向d1の上流側に移動させ、当該袋100を再度取出エリアに配置し直すことができる。これにより、取出エリアにおける袋100の配置位置が、本来の位置から大きくずれることを抑制することができる。したがって、当該袋100が取出部54の吸着部58によって吸着保持されたときの、袋100の高さを所定の範囲に維持することができる。これにより、取出部54から後段の装置(例えばグリッパー)へ安定して受け渡すことができる。したがって、袋100を袋供給装置10から次工程へ適切に供給することができる。
本実施形態の変形例として、袋100の表面性状及び/又は袋供給装置10の環境条件に応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更されてもよい。具体的には、袋100の表面性状及び/又は袋供給装置10の環境条件に応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更されるように、制御部60が揺動駆動部38を制御してもよい。送りベルト37が袋100を押圧する力とは、送りベルト37が袋100を支持体11の上面又は搬送部20の搬送ベルト26に押し付ける力である。
袋100の表面性状としては、例えば、袋100の表面の摩擦の大きさを用いることができる。より詳細には、袋100の表面と袋分離部30の送りベルト37との間の摩擦係数を用いることができる。例えば、袋100の表面と袋分離部30の送りベルト37との間の摩擦係数が小さい場合、すなわち袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じやすい場合には、送りベルト37が袋100を押圧する力を大きくすることができる。一方、袋100の表面と袋分離部30の送りベルト37との間の摩擦係数が大きい場合、すなわち袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じにくい場合には、送りベルト37が袋100を押圧する力を小さくしてもよい。なお、これに限られず、袋100の他の表面性状に応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更されてもよい。
袋供給装置10の環境条件としては、例えば、袋供給装置10が設置された空間の温度や湿度を用いることができる。例えば、袋供給装置10が設置された空間の温度が低い場合、袋100を構成する材料が比較的固くなり、袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じやすくなるので、送りベルト37が袋100を押圧する力を大きくしてもよい。一方、袋供給装置10が設置された空間の温度が高い場合、袋100を構成する材料が比較的軟らかくなり、袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じにくくなるので、送りベルト37が袋100を押圧する力を小さくしてもよい。また、例えば、袋供給装置10が設置された空間の湿度が低い場合、袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じやすくなるので、送りベルト37が袋100を押圧する力を大きくしてもよい。一方、袋供給装置10が設置された空間の湿度が高い場合、袋100の表面と送りベルト37との間に滑りが生じにくくなるので、送りベルト37が袋100を押圧する力を小さくしてもよい。なお、これに限られず、袋供給装置10の他の環境条件に応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更されてもよい。
本変形例の袋供給装置10では、袋100の表面性状及び/又は袋供給装置10の環境条件に応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更される。
このような袋供給装置10によれば、袋100の表面性状及び/又は袋供給装置10の環境条件に起因する、袋100の表面と送りベルト37との間の滑りやすさの度合いに応じて、送りベルト37が袋100を押圧する力が変更されるので、袋分離部30において、安定して袋100を分離することができる。これにより、袋100を袋供給装置10から次工程へ適切に供給することができる。
10 袋供給装置
11 支持体
13 ガイド部
15 ストッパ
20 搬送部
21 搬送駆動部
22 駆動軸
23 駆動ローラ
24 従動軸
25 従動ローラ
26 搬送ベルト
27 段差部
28 段差ローラ
29 従動軸
30 袋分離部
31 ベルト駆動部
32 駆動軸
33 駆動ローラ
34 従動軸
341 第1従動軸
342 第2従動軸
35 従動ローラ
351 第1従動ローラ
352 第2従動ローラ
36 連結部材
37 送りベルト
38 揺動駆動部
40 送出部
42 送出駆動部
52 センサ
54 取出部
60 制御部
72 吸着部
74 吸着駆動部
100 袋
102 袋本体
104 ウィング部
d1 搬送方向
d2 横方向
d3 垂直方向

Claims (6)

  1. 袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
    前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する複数の送りベルトと、を備え、
    前記送りベルトは、上方から見て前記搬送方向に平行に延びており、
    前記複数の送りベルトのうちの少なくとも2本の送りベルトは、互いに独立して揺動可能である、袋供給装置。
  2. 前記複数の送りベルトは、
    前記袋の中心に接触する第1送りベルトと、
    前記第1送りベルトに対して、前記搬送方向と直交する横方向の一方側に配置された第2送りベルトと、
    前記第1送りベルトに対して、前記横方向の他方側に配置された第3送りベルトと、の3本の送りベルトからなる、請求項1に記載の袋供給装置。
  3. 袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
    前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、を備え、
    前記搬送ベルトは、前記送りベルトに対して前記搬送方向の下流側に配置された段差部を有する、袋供給装置。
  4. 袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
    複数のローラに掛け渡され、前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、
    前記送りベルトを揺動させる揺動駆動部と、を備え、
    前記複数のローラの少なくとも1つは、前記袋を吸着する吸着部を有する、袋供給装置。
  5. 袋を下方から支持するとともに、前記袋を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトと、
    前記袋に上方から接触するとともに、前記袋を前記搬送方向に沿って送出する送りベルトと、
    前記送りベルトを揺動させる揺動駆動部と、
    前記搬送ベルトで搬送された前記袋に当接して前記袋を停止させるストッパと、
    前記袋の先端位置を検出するセンサと、
    前記搬送ベルト及び前記揺動駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記センサの検出結果に基づいて、前記搬送ベルトを逆回転させるとともに、前記揺動駆動部により前記送りベルトを上方に揺動させる、袋供給装置。
  6. 前記袋の表面性状及び/又は前記袋供給装置の環境条件に応じて、前記送りベルトが前記袋を押圧する力が変更される、請求項5に記載の袋供給装置。
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