JP7220953B2 - 製品積み重ね装置 - Google Patents
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Description
容器の積み重ねは次のようにして行われる。搬送ロボットがコンベアにより送られてくる容器を吸着し、積み重ね予定箇所の上方へ搬送した後、吸着を解除して落下させる。容器は自重により積み重ね予定箇所へと落下するが、軽量であるため空気の抵抗を受けて落下姿勢が不安定である。特に、積み重ねられた容器に新たな容器を積み重ねる際に、容器間の内部空気が外部へ抜けづらくなるため、この内部空気の抵抗を受ける。そのため、容器が垂直に積み重ねられず、積み重ね姿勢がくずれることがある。また、上記内部空気の抵抗により積み重ね時の容器の落下速度が遅くなり、積み重ね作業を迅速に行なうことができない。
特許文献1の装置では、スプリングに抗して容器をバキュームホルダで吸着し、吸着を解除した時、スプリングの力で押さえ板が容器を下方に押しながら落下させる。これにより、容器を安定した姿勢で落下させようとしている。
また、吸着を解除してスプリングの力で製品を下方に押した時、製品は落下の過程で空気抵抗を受けるので、安定した落下姿勢を保てず、上述した不都合を解消することができない。
上記構成によれば、積み重ね箇所の周囲の空気を吸引するため、製品を積み重ね箇所へ落下させる際の空気抵抗を減じることができる。その結果、安定した姿勢で落下させることができ、積み重ね姿勢も崩れない。また、落下速度も早めることができるので、製品の積み重ね作業を迅速に行なうことができる。
上記構成によれば、製品の積み重ね数が増えても、確実に製品間の空気を吸引することができ、空気抵抗を減じることができる。
上記構成によれば、一対の吸引装置による吸引に伴い製品に付与される横方向の力を相殺し、より安定した製品の積み重ねを行なうことができる。
上記構成によれば、所定個数積み重ねられた製品をコンベアで搬送することができる。
上記構成によれば、積み重ね予定箇所を吸引することにより、積み重ねられた製品を位置ずれすることなく積み重ね予定箇所に維持することができる。また、積み重ね予定箇所の周囲を吸引することにより、製品積み重ね時の空気抵抗をより一層減じることができる。
上記構成によれば、新たに積み重ねる容器内部の空気を外部に抜き出すことができ、容器を迅速かつ安定して積み重ねることができる。また、容器の内面に触れずに吸着して搬送することができる。
製造された空の容器1は、底部1aを上にし開口部1bを下にした状態でベルトコンベア10により次々と搬送されてくる。
所定個数の容器1からなる積み重ね体2は、ベルトコンベア20により箱詰めステージへと送られる。
吸引口41aにおけるベルトコンベア20の長手方向の寸法は、積み重ね予定箇所21aの移動距離(最初の容器1が載置されてから所定個数の容器1の積み重ねが完了するまでの移動距離)に相当するかこれより大きい。なお、1つの大きな吸引口41aの代わりに多数の小さな吸引口を形成してもよい。
しかし、本実施形態では、左右一対の第1吸引装置40と下方の第2吸引装置50により、積み重ね予定箇所21aの周囲の空気が吸引されて負圧となり、これにより2番目の容器1の内部空間の空気が2つの容器1間の環状の隙間から抜け出るのを促進することができる。その結果、2番目の容器1の内部空間の空気抵抗を減じることができ、2番目の容器1の落下が速められるとともに、落下時の姿勢が安定する。
本実施形態では、一対の第1吸引装置40の吸引口41aが積み重ね予定箇所21aの載置面より高いので、容器1の積み重ね個数が増加して、高い位置での新たな容器1の積み重ねが行なわれる場合でも、確実に積み重ね予定箇所21aの周囲の空気吸引を行なうことができる。
積み重ね対象は容器以外の製品でもよい。
第1吸引装置の吸引口は、その一部が積み重ね予定箇所の載置面より下方に位置していてもよい。
第1吸引装置を環状の構成し、吸引口を等間隔では配置してもよい。
上記実施形態において、ベルトコンベア20に内蔵される第2吸引装置50を省いてもよい。
上記実施形態において、第2吸引装置50の吸引力を高め、第1吸引装置40を省いてもよい。
1a 底部
1b 開口部
20 ベルトコンベア
21 上側ベルト
21a 積み重ね予定箇所
22 下側ベルト
30 搬送ロボット(搬送手段)
32 サクションパッド(吸着部)
40 第1吸引装置(吸引手段)
41a 吸引口
50 第2吸引装置(吸引手段)
51a 吸引口
Claims (4)
- 上側ベルトが全周にわたって開放された積み重ね予定箇所を提供し、上記積み重ね予定箇所に積み重ねられた製品を搬送するベルトコンベアと、
上記積み重ね予定箇所の上方まで製品を搬送した後、上記積み重ね予定箇所に製品を落とし、これを所定回数繰り返すことにより製品を積み重ねる搬送手段と、
上記積み重ね予定箇所の周囲の空気を吸引する吸引手段と、を備え、
上記吸引手段は、上記積み重ね予定箇所を挟んで上記ベルトコンベアの長手方向と直交する方向に対向配置された一対の吸引装置を含み、
上記一対の吸引装置は、上記積み重ね予定箇所から等距離離れ、上記積み重ね予定箇所を向く吸引口を有することを特徴とする製品積み重ね装置。 - 上記吸引手段はさらに、上記ベルトコンベアの上側ベルトと下側ベルト間に配置された第2の吸引装置とを含み、
上記第2の吸引装置は、上記積み重ね予定箇所の下方に位置し上記積み重ね予定箇所を向く吸引口を有し、上記上側ベルトを介して、上記積み重ね予定箇所およびその周囲の空気を吸引することを特徴とする請求項1に記載の製品積み重ね装置。 - 上記積み重ね予定位置が上記ベルトコンベアにより移動し続けている状態で、上記搬送手段による製品の積層が実行され、上記一対の吸引装置の吸引口の形成領域のコンベア長手方向寸法が、最初の製品の載置から所定個数の製品の積み重ねが完了するまでの積み重ね予定箇所の移動距離に相当するかこれより大きいことを特徴とする請求項1に記載の製品積み重ね装置。
- 上記製品が底部と開口部を有する容器であり、上記搬送手段は上記容器を、上記底部を吸着し上記開口部を下にした状態で上記積み重ね予定箇所へ搬送することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の製品積み重ね装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019065570A JP7220953B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 製品積み重ね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019065570A JP7220953B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 製品積み重ね装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020164283A JP2020164283A (ja) | 2020-10-08 |
JP7220953B2 true JP7220953B2 (ja) | 2023-02-13 |
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ID=72714255
Family Applications (1)
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JP2019065570A Active JP7220953B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 製品積み重ね装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7220953B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007269427A (ja) | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Maki Mfg Co Ltd | 葉状農産物の移載装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05116762A (ja) * | 1991-07-31 | 1993-05-14 | Mitsubishi Materials Corp | 物品搬送装置 |
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019065570A patent/JP7220953B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020164283A (ja) | 2020-10-08 |
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