JP2024017934A - レフィル容器 - Google Patents

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舞 加瀬
Mai Kase
啓太 田中
Keita Tanaka
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Abstract

【課題】詰替え用容器の本体部分がガラス製であり、かつ、各種の嵌合方法を適用できるレフィル容器を提供する。
【解決手段】口頸部12を有する容器本体2と、ガラス製で有底筒状の内容物収納容器体22の口部30に別体である中栓40を組み付けてなり、当該中栓40を前記口頸部12へ着脱自在に嵌合させた状態で、前記内容物収納容器体22を前記容器本体2内へ配備させた詰替え用容器20と、この詰替え用容器20の上側に離着可能に配置された蓋体70とを具備する。前記中栓40は、前記口部30に螺着された中栓本体42と、この中栓本体42より下側へ延設された嵌合部54とを有し、この嵌合部54が前記口頸部12に着脱自在に嵌合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レフィル容器、特に詰替え用容器の主要部分をガラスで形成したレフィル容器に関する。
有底筒状の広口の第1の容器体(容器本体)の上端面に肩カバーが回転可能に配置されているとともに、この肩カバーと係合された第2の容器体(詰替え用容器)を、第1の容器体の内部へ嵌着させたレフィル容器が知られている(特許文献1)。そして、このレフィル容器は、前記肩カバーの回転操作により、第2の容器体が第1の容器体内にロックされた状態と、このロックが解除された状態とを選択できるように構成されている。なお、特許献1は、前記容器体を形成する材料としてガラスを例示している(段落0015)。
特開2016-11130
一般にガラス容器は、寸法のバラつきが大きく、嵌合方法やシール方法が限られていた。
ガラス容器を詰替え用容器とする場合にも、特許文献1のように、肩パーツと容器本体との間に詰替え用容器の一部を挟み込むような設置方法が一般的であった。
しかしながら、これでは、詰替え用容器の重量や大きさなどに応じてさまざまな嵌合方法を採用することができないため、設計上不利であった。
本発明の目的は、詰替え用容器の本体部分がガラス製であり、かつ、各種の嵌合方法を適用できるレフィル容器を提供することである。
第1の手段は、口頸部12を有する容器本体2と、
ガラス製で有底筒状の内容物収納容器体22の口部30に別体である中栓40を組み付けてなり、当該中栓40を前記口頸部12へ着脱自在に嵌合させた状態で、前記内容物収納容器体22を前記容器本体2内へ配備させた詰替え用容器20と、
この詰替え用容器20の上側に離着可能に配置された蓋体70と、
を具備し、
前記中栓40は、前記口部30に螺着された中栓本体42と、この中栓本体42より下側へ延設された嵌合部54とを有し、この嵌合部54が前記口頸部12に着脱自在に嵌合されている。
本手段では、図1(B)に示す如く、ガラス製の内容物収納容器体22の口部30に別体である中栓40を組み付け、この中栓40の中栓本体42から下側へ嵌合部54を延設し、この嵌合部54を容器本体2の口頸部12に嵌合している。そして、中栓40は内容物収納容器体22の口部30に螺着されている。
この構造によれば、ガラス製の内容物収納容器体22に組み付けられた中栓40を介して容器本体2側へ嵌合するから、ガラス部分の寸法のバラつきに左右されずに、良好な嵌合性が得られる。
また、内容物収納容器体22の口部30からの中栓40の螺脱操作により、内容物収納容器体22から容易に分離することができ、分別廃棄が簡単である。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記内容物収納容器体22の外周面と前記容器本体2の内周面との間に隙間gを設けた。
本手段では、図1(B)に示す如く、前記内容物収納容器体22の外周面と前記容器本体2の内周面との間に隙間gを設けている。
この構造によれば、容器本体2から内容物収納容器体22を取り外す際に、両者の表面同士の間の摩擦抵抗を低減し、或いは解消することができるので、詰替え用容器20の詰替え作業が容易である。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記嵌合部54は、前記中栓本体42の外面から、当該外面より外方へ突設された連結部52を介して前記口頸部12の周りへ垂設され、かつ、当該口頸部12の外面に螺着されている。
本手段では、図1(B)に示す如く、嵌合部54を前記口頸部12に螺合することにより、詰替え用容器20のガラス部分の成形誤差に左右されずに、詰替え用容器20を容器本体2内にしっかりと嵌合させることができ、良好な嵌合性が得られる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ前記嵌合部54は、前記中栓本体42の外面から、当該外面より外方へ突設された連結部52を介して、前記口頸部12の内周面に沿うように垂設され、かつ、当該口頸部12の内周面に嵌着されており、
前記嵌合部54と前記口頸部12との対向面同士の一方には、係合受溝60を、他方には当該係合受溝60内へ着脱可能に係止される係止突条16をそれぞれ形成することにより、前記嵌合部54と前記口頸部12とをアンダーカット嵌合させた。
本手段では、図4(B)に示す如く、嵌合部54と前記口頸部12との対向面同士の一方に、係合受溝60を、他方には当該係合受溝60内へ係止される係止突条16を形成した。
この構造によれば、ガラスを主体とする詰替え用容器20に対してアンダーカット嵌合による嵌合態様が可能となる。
本発明によれば、詰替え用容器の本体部分がガラス製でありながら、各種の嵌合方法を適用できる。
本発明の第1実施形態に係るレフィル容器の構成を示しており、同図(A)は平面図、同図(B)は正面方向から見た半断面図である。 図1に示すレフィル容器の要部の拡大図である。 図1に示すレフィル容器の使い方の説明図であり、同図(A)は蓋体を外した後に容器本体から詰替え用容器を引き上げる段階を示しており、同図(B)は容器本体に収容される前の新たな詰替え用容器の形態(流通段階での形態)を示している。 本発明の第2実施形態に係るレフィル容器の構成を示しており、同図(A)は正面方向から見た半断面図、同図(B)は要部の拡大断面図である。 図4に示すレフィル容器の使い方の説明図であり、同図(A)は蓋体を外した後に容器本体から詰替え用容器を引き上げる段階を示しており、同図(B)は容器本体に収容される前の新たな詰替え用容器の形態(流通段階での形態)を示している。 本発明の第3実施形態に係るレフィル容器を示しており、同図(A)は正面方向から見た半断面図、同図(B)は蓋体を外した後に容器本体から詰替え用容器を引き上げる段階の説明図である。
図1から図3は、本発明の実施形態に係るレフィル容器を示している。このレフィル容器は、容器本体2と、詰替え用容器20と、蓋体70とで構成されている。
容器本体2は、有底筒状であり、胴部(図示例では後述の内側筒壁6b)から起立する広口の口頸部12を有する。
本実施形態では、前記容器本体2は、外容器体2aと内容器体2bとで形成している。もっとも単一の容器体で形成しても構わない。
これら外容器体2aおよび内容器体2bは例えば合成樹脂材で形成することができる。
前記外容器体2aは、外側底壁部4aの周端から立設する外側筒壁6aを有する。また内容器体2bは、内側底壁部4bの周端から立設する内側筒壁6bを有し、かつ、この内側筒壁6bの上端から口頸部12を上方へ延設している。この口頸部12の外面には、第1オネジ部14が形成されている。
図示例では、図1(B)に示すように、前記口頸部12は、前記内側筒壁6bに対して第1段差部8を介して縮径する小外径部に形成されている。もっとも、この形態は、適宜変更することができる。
本実施形態の内容器体2bは、外側底壁部4aと内側底壁部4bとの間に距離を置いて、前記外容器体2a内へ収容されている。もっとも、この構造は適宜変更することができる。
前記内側筒壁6bの上端からは、前記外側筒壁6aの上端側へ係止する第1鍔部b1が側外方(水平方向外方をいう。)へ突設されており、この第1鍔部b1を介して、前記内容器体2bが外容器体2a内に支持されている。
本実施形態では、第1段差部8と外側筒壁6aの上端とは同じ高さに位置している。そして前記第1段差部8と口頸部12の下端部との隅部に、周方向に相互に離間させて一対の係止突子10が付設されており、これら係止突子10の間に後述の係合突部58を嵌着できるように形成している。
また第1鍔部b1の下側には、内容器体2bに対する外容器体2aの空回りを防止する第1回り止め手段d1が形成されている。この第1回り止め手段d1は、図示例では、外容器体2aの内面に形成された凹部内に、内容器体2bの外面に付設した係合凸部を嵌着させてなる。もっともこの構造へ適宜変更することができる。
詰替え用容器20は、図1(B)に示すように、内容物収納容器体22と中栓40とで形成されている。同図中、cは内容物である。
前記中栓40は、内容物収納容器体22とは別体の部材である。
前記内容物収納容器体22は、ガラスで形成された広口の容器である。
この内容物収納容器体22は、底部24の周端から厚肉の胴周壁26を起立するとともに、この胴周壁26より上方へ、図2に示す第2段差部28を介して、前記胴周壁26より小外径である口部30を立設してなる。この口部30は、図1(B)に示すように、前記口頸部12より高所に配置されている。
図示例の口部30は、縦筒状の口筒部であり、その上端部の内面には、大内径部である嵌合凹部34が形成されている。
前記口部30の外面には第2オネジ部32が形成されている。
また前記胴周壁26の外面上端部からは、厚肉の第2鍔部b2が外方へ突設されている。
図示例の内容物収納容器体22は、後述のように中栓40を前記口頸部12へ着脱自在に嵌合させた状態で、前記内側底壁部4bとの間に空隙vを存して、前記容器本体2の内部に中吊りの状態で支承されている。
また前記胴周壁26の外周面と前記容器本体2の内面(図示例では内側筒壁6bの内面)との間には、上方から見て環状の隙間gが形成されている。これにより、詰替え用容器20の交換作業の際に、胴周壁26と容器本体2との間に摩擦が作用することを回避し、或いは摩擦を低減することができる。前記隙間gは、前記内側筒壁6bの高さ方向の全長に亘って設けることが望ましい。
前記中栓40は、図1(B)に示す如く、中栓本体42と、この中栓本体42から外側へ延設したフランジ状の連結部52と、この連結部52に連設された嵌合部54とからなる。
この中栓は、例えば合成樹脂材で形成することができる。
図示例の中栓40は、一体成形品として成形されているが、その構造は適宜変更することができる。
前記中栓本体42は、前記口部30に組み付けられる部位であり、図示例では、図2に示すように、環状頂板部44から垂設する内周壁46と外周壁48との間に、前記口部30を挟み付けるように構成されている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
図示の環状頂板部44の上面は、水平かつ平坦な環状面に形成されている。
前記内周壁46は、前記口部30の嵌合凹部34に嵌合されている。
前記外周壁48の内面には、前記第2オネジ部32とかみ合う第2メネジ部50が形成されている。
また外周壁48の外面には第3オネジ部51が形成されている。
また図示例では、前記口部30の上端面と前記環状頂板部44との間に、Оリングなどの環状シール手段оが配置されている。こうすることにより、前記口部30と環状頂板部44との間にОリングを介在させた状態で、前記内容物収納容器体22に中栓40をネジ嵌合できるようにしている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記連結部52は、前記中栓本体42及び嵌合部54を連結する部位であり、前記外周壁48の適所(図示例では下端部)から側外方へ延設されている。
本実施形態では、前記外周壁48の外面から側外方へ突設するフランジ状の連結部52の周端部から前記嵌合部54を垂設しているが、その構造は適宜変更することができる。
なお、本明細書において、「フランジ状の連結部」とは、図示例に示す外向きフランジの他に、前記外周壁の周方向の一部から外方へ突設した連結片を含む。
前記嵌合部54は、前記口頸部12に対する嵌合手段であり、前記中栓本体の下方(図示例では下外方)に配置されている。
本実施形態では、前記嵌合部54は、前記連結部52の適所(図示例では外周端部)から前記口頸部12の外面に沿って垂設され、当該口頸部12に嵌合されている。
本実施形態の嵌合部は、筒状の部位(嵌合筒部)に形成されているが、その構造は、所要の嵌合力が発揮できれば適宜変更することができる。
ガラス製品である内容物収納容器体22とは別体である中栓40の嵌合部54を口頸部12に嵌合させることにより、ガラスの特性(成形品の成形誤差が大きいこと)に左右されずに、さまざまな嵌合方法で口頸部12に対して嵌合させることができる。
本実施形態では、前記嵌合部54の内面に前記第1オネジ部14とかみ合う第1メネジ部56を形成し、口頸部12と嵌合部54とを螺合させている。
前記嵌合部54と前記口頸部12とを螺合させることにより、詰替え用容器20を容器本体2内にしっかりと嵌合させることができ、良好な嵌合性が得られる。前記詰替え用容器20の交換作業においても、前記嵌合部54を、螺脱操作により前記口頸部12から容易に取り外すことができる。
なお、本明細書において、「嵌合性」とは、ガラスの成形誤差などによりガタツキを生じず、確実に或いは簡便に嵌合することができることをいう。
もっとも、その嵌合形式は適宜変更することができ、例えば、後述の図4の実施例で説明するアンダーカット嵌合、或いは、図示はしないが、口頸部12と嵌合部54との対向面の一方又は双方を、摩擦抵抗の大きい粗面、例えばローレット加工をした凹凸面として嵌合させたローレット嵌合とすることができる。
前記嵌合部54の外面は、外部に露出するように配置されており、例えば詰替え用容器20の交換の際に、利用者が把持する把持面としての役割を有する。
すなわち、詰替え用容器20の交換作業においては、前記蓋体70を外した後に、前記前記容器本体2を一方の手で支えるとともに、前記嵌合部54の外面を他方の手で把持して開方向へ回転させればよい。
本実施形態では、前記嵌合部54の内面の下部に、前記一対の係止突子10の間に嵌合する縦リブ状の係合突部58が形成されている。
この係合突部58は、前記中栓40の回転操作により、前記一対の係合突子10の一方を乗り越えることが可能な乗り越え用リブとして形成されており、一方の係合突子10を乗り越えた後に両係合突子10の間に嵌合されるように設けている。
これら一対の係止突子10と係合突部58とにより、前記口頸部12に対する中栓40の回転を規制する周方向係止手段Sが形成されている。
この周方向係止手段Sは、前記蓋体70を外すとき、中栓40及び内容物収納容器体22からなる詰替え用容器20が容器本体2から外れないようにする役割を有する。
すなわち、容器本体2を片手で持つとともに蓋体70を開方向へ回転させたときに、周方向係止手段Sの抵抗によって、前記内容物収納容器体22は前記容器本体2内にとどまり、前記第3メネジ部79が前記第3オネジ部51から螺脱する。
前記構成によれば、利用者は、前記係合突条58が前記一方の係止突子10を乗り越えたときときの感触(クリック感)により、当該係合突部58が前記一対の係止突子10の間に適切に係止されたことを認知できる。
また図示例では、前記嵌合部54の外面には、図1(B)に示す如く、詰替え用容器の情報(例えば詰替え用容器の製造年)を示す第2表示M2を印刷している。この表示については後述する。
図3(B)には、詰替え用容器20が単独で商品流通過程を流通する場合の態様を示している。この態様の詰替え用容器20は、前記環状頂板部44の上面全周に気密にかつ剥離可能に貼着されたシール材66を有する。このシール材66は例えばアルミシールなどとすることができる。前記中栓本体42の上面をシール材66で密閉することにより樹脂製のキャップが不要となる。
このシール材66の一端からは、取手部68が延設されており、この取手部68を引き上げることにより、シール材66を前記口頸部12から剥離することが可能に設けている。
蓋体70は、前記詰替え用容器20の上側に離着可能に配置されている。
ここで、「離着可能」とは、容器本体又は詰替え用容器体から取外し可能な態様の他、図示はしないが、例えば容器本体の上部にヒンジを介して開閉可能に連結された態様を含むものとする。
本実施形態の蓋体70は、内蓋である第1蓋体72と、外蓋である第2蓋体80で構成されている。もっとも、この構造は適宜変更することができ、単一の部材として形成しても構わない。
前記第1蓋体72は、第1天板74の周端から垂設する第1キャップ周壁76及び前記第1天板74の下面から前記第1キャップ周壁76の内方へ垂下する嵌合周壁78を有している。また第2蓋体80は、第2天板82の周端から垂設する第2キャップ周壁84を有する。
そして、第1蓋体72は前記第2蓋体80内に嵌合されている。
また前記第1キャップ周壁76及び前記第2キャップ周壁84の間には、第1蓋体72に対する第2蓋体80の空回りを防止する第2回り止め手段d2が形成されている。この第2回り止め手段d2は、図示例では、第2キャップ周壁84の内面に形成された凹部内に、第1キャップ周壁76の外面に付設した係止凸部を嵌着させてなる。もっともこの構造は、適宜変更することができる。
また図示例では、図1(A)に示す如く、前記第2天板82の上面に、レフィル容器の情報(例えば当該容器の製造年)を示す第1表示M1を印刷している。この第1表示M1と前述の第2表示M2とによって、リニューアル後の使い回しを抑制することができる。
前記嵌合周壁78の内面には、前記第3オネジ部51とかみ合う第3メネジ部79が形成されている。
また前記嵌合周壁78の内側で、前記第1天板74の下面にはパッキンpが付設されている。
前記構成において、図1(B)に示す状態では、第2オネジ部32及び第2メネジ部50の螺合により、前記環状頂板部44と前記口部30との間にОリングが挟み付けられており、かつ、第3オネジ部51及び第3メネジ部79の螺合により、前記環状頂板部44が第1天板74の下面のパッキンpに圧接されているため、詰替え用容器20の密閉性が確保されている。
内容物を取り出す場合には、図1(B)の状態から、中栓40の嵌合部54の外面或いは容器本体2の外面を片手で把持するとともに蓋体70を開方向に回転させるとよい。
そうすると、第3オネジ部51から第3メネジ部79が螺脱され、前記蓋体70が中栓40から取り外されることで前記口部30が外部へ開放される。そして口部30から内容物を取り出せばよい。
前記詰替え用容器20を交換するときには、図1(B)の状態から、まず前述のように前記蓋体70を中栓40から取り外す。
そして、前記容器本体2を片手で支えるとともに、嵌合部54の外面を把持して開方向へ回転させる。そうすると、第1オネジ部14から第1メネジ部56が螺脱され、容器本体2から詰替え用容器20を容易に外すことができる。
この作業において、ガラス製の内容物収納容器体22の外周面と容器本体2の内周面との間には隙間gがあるから、それら両周面との間に前記螺脱操作時の内容物収納容器体22の回転及び上昇に逆らう摩擦力が働くことがない。
さらに本実施形態において、内容物収納容器体22は、容器本体2内に中吊り状態で配備されており、詰替え用容器20を外す際に、容器本体2のどこにも干渉せず、前記中栓40のみに連動する。故に、従来技術の如く、ガラス製の詰替え用容器を容器本体内へ嵌着させた構造に比べて、内容物収納容器体22を容易に取り外すことができる。
そして、予め用意した、図3(B)に示す新たな詰替え用容器20の嵌合部54の外面を把持して、当該容器の内容物収納容器体22を前記容器本体2内へ挿入するとともに、嵌合部54を前記口頸部12の外面に回転させながら下降させると、第1オネジ部14に第1メネジ部56が螺着され、容器本体2に対して詰替え用容器20を確実に固定することができる。
嵌合部54の外面を一方の手で把持したままで、前記新たな詰替え用容器20の口部30に貼着されたシール材66の取手部68を他方の手で引っ張りあげると、シール材66を口部30から除去することができる。
そして、蓋体70を前記中栓40に取り付けると、図1の状態に戻る。
使い終わった詰替え用容器20に関しては、前記胴周壁26を片手で持つとともに、前記嵌合部54の外面を他方の手で把持して開方向へ回転させることにより、第3メネジ部79が前記第3オネジ部51から螺脱される。
このようにネジ嵌合を解除することで、ガラス製の内容物収納容器体22を中栓40から容易に分離でき、両者を分別して廃棄することが簡単である。
前記構成及び作用によれば、ガラス製の内容物収納容器体22の口部30に別体である中栓40を組み付け、この中栓40の中栓本体42から下外方へ嵌合部54を延設し、この嵌合部54を前記容器本体2の口頸部12に嵌合するから、嵌合性が良好である。
中栓40は内容物収納容器体22の口部30に螺着されているから、螺脱操作により、内容物収納容器体22から容易に分離することができ、分別廃棄が簡単である。
前記内容物収納容器体22の外周面と前記容器本体2の内周面との間に隙間gを設けたから、詰替え用容器20の詰替え作業が容易である。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構造については解説を省略する。
図4から図5は、本発明の第2実施形態に係るレフィル容器を示している。本実施形態では、中栓40の構成に関して、口頸部12に対する嵌合部54の嵌合形態として第1実施形態のネジ嵌合に代えてアンダーカット嵌合を採用するとともに、容器本体2、内容物収納容器体22、及び蓋体との設計を変更したものである。なお、説明の便宜上、容器本体2と内容物収納容器体22と蓋体70との設計の変更を先に説明する。
本実施形態では、前記容器本体2は単一の容器体として形成されている。この容器本体2は、底壁部4の周端から立設した筒周壁6を有し、この筒周壁6の上端から第1段差部8を介して小外径の口頸部12を立設している。
また本実施形態の内容物収納容器体22は、胴周壁26の外径を口頸部12の外径とほぼ同じである形態に形成されており、第1実施形態に記載した第2鍔部b2及び第2段差部28の構造を有していない。
さらに本実施形態では、第1実施形態で説明した蓋体70の構成のうちで嵌合周壁78を省略するとともに、第1キャップ周壁76及び第2キャップ周壁84の下端を前記第1段差部8付近まで延長している。
そして、第1キャップ周壁76の下部内面に前記第1オネジ部14とかみ合う第1メネジ部56を形成することにより、第1キャップ周壁76の下部を前記口頸部12の外面に螺合させている。
次に本実施形態では、中栓40の嵌合部54の構造を変更している。中栓本体42及び連結部52の構造については、第1実施形態での説明を援用する。
本実施形態の嵌合部54は、前記中栓本体42に付設されたフランジ状の連結部52の下面の適所(図示例では内側部分)より、前記口頸部12の内周面に沿って垂設されるとともに、当該内周面に嵌着されている。
また、本実施形態では、前記嵌合部54の外面には横溝状の係合受溝60が、前記口頸部12の内面には、横リブ状の係止突条16がそれぞれ形成されている。そして、前記口頸部12の内面に前記嵌合部54を嵌挿させた嵌合されたときに、前記係止突条16が前記係合受溝60内へ係止しており、アンダーカット嵌合されるように設けている。
なお、本明細書で、アンダーカット嵌合とは、相互に嵌まり合う嵌合部54及び口部30の対向面の一方から突き出るアンダーカット(係止突条)が、他方に設けた凹部(係合受溝)へ係止するように形成した嵌合態様という程度の意味である。
これら係合受溝60と係止突条16とにより、縦方向係止手段Rが形成されている。
この縦方向係止手段Rは、蓋体70を外すときに、前記容器本体2から前記詰替え用容器20が外れることを防止する役割を果たす。
前記容器本体2から詰替え用容器20を取り外すときには、単に前記中栓本体42の外周壁48を把持して引き上げればよく、そうすると、前記嵌合部54が内方へ弾性的に変形することにより、前記係止突条16と係合受溝60とが分離し、アンダーカット嵌合が解除される。故に、中栓40の引上げにより、当該中栓を容易に容器本体2から外すことができる。
同様に詰替え用容器20を容器本体2内に収容させるときには、単に内容物収納容器体22の下半部を容器本体2内に挿入するとともに、口頸部12の内周面に前記嵌合部54を嵌挿させればよい。
故に前記口頸部12に対する前記嵌合部54の着脱作業が簡素化される。
前記嵌合部54と内容物収納容器体22との間には、図4(A)に示す如く、前述の嵌合部54の変形を可能とするための間隙(変形代a)をとる。
なお、前記嵌合部54の構造は適宜変更することができ、前記嵌合部54の外面に係止突条16を、また前記口頸部12の内面に係合受溝60をそれぞれ形成してもよい。
図6は、本発明の第3実施形態に係るレフィル容器を示している。本実施形態では、第2実施形態の構造を基本として、中栓40に摘み部62を、前記口頸部12に摘み部を収納するための収納凹部18をそれぞれ形成している。
前記摘み部62は、図示例では、前記連結部52の周端から垂設されている。この摘み部62は、詰替え用容器の中心軸に対して対称な2箇所にそれぞれ形成するとよい。
また前記収納凹部18は、前記摘み部62の形状に対応して前記口頸部12を切り欠いて形成されている。もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
前記摘み部62の外面には、指当て部64が形成されている。図示例の指当て部64は、前記収納凹部18を形成するために生じた前記口頸部12の第1オネジ部14の欠損部分の代わりに、部分ネジの役目を果たすように形成されている。
前記構成において、詰替え用容器20を交換するときには、蓋体70を外した後に、容器本体2を把持し、一対の摘み部62に指を掛けて引き上げればよい。
摘み部62を設けたことにより、前記詰替え用容器の交換時に、中栓40を引き上げるときに当該中栓を持ち易くなり、容易に容器本体2から外すことができる。
2…容器本体 2a…外容器体 2b…内容器体
4…底壁部 4a…外側底壁部 4b…内側底壁部 6…筒周壁 6a…外側筒壁
6b…内側筒壁 8…第1段差部 10…係止突子
12…口頸部 14…第1オネジ部 16…係止突条 18…収納凹部
20…詰替え用容器 22…内容物収納容器体 24…底部 26…胴周壁
28…第2段差部 30…口部 32…第2オネジ部 34…嵌合凹部
40…中栓 42…中栓本体 44…環状頂板部 46…内周壁
48…外周壁 50…第2メネジ部 51…第3オネジ部 52…連結部
54…嵌合部 56…第1メネジ部 58…係合突部 60…係合受溝
62…摘み部 64…指当て部 66…シール材 68…取手部
70…蓋体 72…第1蓋体(内蓋) 74…第1天板 76…第1キャップ周壁
78…嵌合周壁 79…第3メネジ部 80…第2蓋体(内蓋) 82…第2天板
84…第2キャップ周壁
a…変形代 b1…第1鍔部 b2…第2鍔部 c…内容物
d1…第1回り止め手段 d2…第2回り止め手段 g…隙間(側方間隙)
M1…第1表示部 M2…第2表示部 о…環状シール手段(Оリング)
p…パッキン R…縦方向係止手段 S…周方向係止手段 v…空隙(下方間隙)

Claims (4)

  1. 口頸部(12)を有する容器本体(2)と、
    ガラス製で有底筒状の内容物収納容器体(22)の口部(30)に別体である中栓(40)を組み付けてなり、当該中栓(40)を前記口頸部(12)へ着脱自在に嵌合させた状態で、前記内容物収納容器体(22)を前記容器本体(2)内へ配備させた詰替え用容器(20)と、
    この詰替え用容器(20)の上側に離着可能に配置された蓋体(70)と、
    を具備し、
    前記中栓(40)は、前記口部(30)に螺着された中栓本体(42)と、この中栓本体(42)より下側へ延設された嵌合部(54)とを有し、この嵌合部(54)が前記口頸部(12)に着脱自在に嵌合されていることを特徴とする、レフィル容器。
  2. 前記内容物収納容器体(22)の外周面と前記容器本体(2)の内周面との間に隙間(g)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のレフィル容器。
  3. 前記嵌合部(54)は、前記中栓本体(42)の外面から、当該外面より外方へ突設された連結部(52)を介して前記口頸部(12)の周りへ垂設され、かつ、当該口頸部(12)の外面に螺着されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のレフィル容器。
  4. 前記嵌合部(54)は、前記中栓本体(42)の外面から、当該外面より外方へ突設された連結部(52)を介して、前記口頸部(12)の内周面に沿うように垂設され、かつ、当該口頸部(12)の内周面に嵌着されており、
    前記嵌合部(54)と前記口頸部(12)との対向面同士の一方には、係合受溝(60)を、他方には当該係合受溝(60)内へ着脱可能に係止される係止突条(16)をそれぞれ形成することにより、前記嵌合部(54)と前記口頸部(12)とをアンダーカット嵌合させたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のレフィル容器。
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