JP3149997U - トレー付きキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れ難く、捩じ切れないトレー付きキャップを提供することを目的とする。【解決手段】内壁面にネジ部30fが設けられたキャップ部32と、前記キャップ部32に取り付けられたトレー33と、を有し、トレー33にヒンジ35を介してヒンジ蓋34が取り付けられたトレー付きキャップ30であって、ヒンジ蓋34の内壁面に沿って2個以上のねじれ防止リブ38が取り付けられており、ヒンジ蓋34でトレー33の蓋をしたときに、トレー33の外周縁部33aがねじれ防止リブ38と前記ヒンジ蓋34の外周縁部34aとの間に嵌合されるトレー付きキャップを用いることにより、上記課題を解決できる。【選択図】図2

Description

本考案は、トレー付きキャップに関する。
近年、内部に貯蔵した液体を外部に注出できる液体注出容器が様々な用途に用いられている。たとえば、芳香剤、殺虫剤等に用いられる薬剤揮散容器や薬液容器などとして用いられている。
薬剤揮散容器として用いられる液体注出容器は、たとえば、ボトル型の容器本体部と、前記容器本体部の空洞部に連通する開口を塞ぐように取り付けられた中栓と、中栓を覆うように取り付けられた輸送用キャップと、輸送用キャップを覆うように取り付けられたトレー付きキャップと、トレー付きキャップを押さえつけるように取り付けられた外部キャップとを有する商品パッケージとして店頭で販売されている。
なお、前記中栓に設けられた含浸体用孔部には、棒状の含浸体(吸液芯)が挿通保持され、前記トレー付きキャップのトレーには、略直方体状の含浸体(吸液体)を配置される。
前記商品パッケージを購入した消費者は、自宅で使用する際に、前記輸送用キャップを取り除き、前記吸液体と前記吸液芯とが接触するように前記中栓上に前記トレー付きキャップを取り付けて使用する。
前記輸送用キャップを取り除くことにより、前記中栓に設けられた通気孔を通して外部の空気が前記空洞部に取り込まれることが可能となる。これにより、前記空洞部に貯蔵されていた液体(薬液)が前記吸液芯の一端側から他端側へと吸い上げられ、他端側で前記吸液体に浸透して、その表面から外部へ揮散される。
前記トレー付きキャップは、内壁面にネジ部が備えられたキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーとからなる。一般に、薬液の揮散効果を高めるために、前記トレーに配置される前記吸液体の表面積を大きくするために、前記キャップ部の径よりも前記トレーの径は大きくされている。
図7に示すように、トレー付きキャップ30を容器本体部1に取り付ける際には、片方の手で容器本体部1を保持し、もう片方の手で前記キャップ部より径の大きなトレー付きキャップ30のトレーを把持して、ボトル型の容器本体部1のボトルネック部の外周に設けられたネジ部と、トレー付きキャップ30のネジ部とを螺合させながら取り付ける。
このとき、前記ヒンジ蓋が前記トレーにしっかり嵌合していない場合には、前記ヒンジ蓋が前記トレーから外れるとともに、前記ヒンジ蓋が捩じれて、ヒンジが外れたり、ヒンジ切れが生じる場合があった。
特許文献1〜3では、トレー付きキャップに関連するキャップの構成ついて開示されている。
特許文献1は、容器のキャップに関するものであり、キャップ本体と、ヒンジを介して前記キャップ本体の上面を開閉する蓋体とを一体成形してなり、前記キャップ本体の外周には、押し操作により上部を内側に弾性変形させる上向きの操作片を前記ヒンジと対向する位置に形成し、前記操作片の上端には、前記蓋体を閉鎖位置にロックする外向きの係止フックを設け、該係止フックの頂面には、前記操作片を押し操作することにより閉鎖位置の前記蓋体を押し上げる内側の斜面と、前記蓋体を閉鎖位置に押し下げることにより前記操作片の上部を内側に弾性変形させる外側の斜面と、を形成する容器のキャップについて開示されている。前記操作片を押すことで、前記頂面が前記蓋体を押し上げ、容易に開栓することができる。
特許文献2は、ヒンジキャップに関するものであり、容器の上縁に突出する口部の外周に形成されたくびれ凹部に係止する嵌合突条を有する外周壁と、注出口を上部に形成した嵌合上壁と、口部の内周に係合する内周壁とからなり、前記外周壁と嵌合上壁と内周壁との間に前記口部への嵌着部を形成したキャップ本体と、前記キャップ本体とヒンジを介して開閉可能に連結され、閉鎖時に前記キャップ本体の上壁に係合し、天井面に設けたインナーリングによって注出口を密封する上蓋を備え、前記外周壁のヒンジの付け根に対応する部分に深溝を形成した合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、前記深溝の内面に変形防止用リブを突出形成したヒンジキャップについて開示されている。このヒンジキャップは、使用後の分離回収において、上蓋を下方に引くことで本体のヒンジ付け根部分などに形成された弱化部から切り裂くことができる。また、前記変形防止用リブが、上蓋を閉じるときに前記キャップ本体との位置ずれを防止する。
特許文献3は、生化学容器に関するものであり、一端が開口している容器部材と、前記容器部材の開口を開閉自在に閉止する蓋部材と、を有する生化学容器であって、前記容器部材の開口を閉止する位置と開放する位置とに前記蓋部材を揺動自在に支持しているヒンジ機構と、前記容器部材と前記蓋部材との一方の外側面に一端が連結されているとともに他方の外側面に他端が対向していて弾発的に湾曲する開放補助部材と、前記開放補助部材に外側から作用する方向の応力を開放方向で前記蓋部材に作用する応力に変換する方向変換機構と、を有する生化学容器について開示されている。これにより、片手で前記蓋部材を開閉可能とされている。
しかし、特許文献1〜3に開示された構成では、キャップ部の径よりも大きくされたトレーを有するトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付ける際に、前記ヒンジ蓋が捩じれて、ヒンジ切れが生じるのを防止できなかった。
特開2007−8553号公報 特開2007−131327号公報 特開2008−143543号公報
本考案は、上記事情を鑑みてなされたもので、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れ難く、捩じ切れないトレー付きキャップを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案は以下の構成を採用した。すなわち、
本考案のトレー付きキャップは、内壁面にネジ部が設けられたキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーと、を有し、前記トレーにヒンジを介してヒンジ蓋が取り付けられたトレー付きキャップであって、前記ヒンジ蓋の内壁面に沿って2個以上のねじれ防止リブが取り付けられており、前記ヒンジ蓋で前記トレーの蓋をしたときに、前記トレーの外周縁部が前記ねじれ防止リブと前記ヒンジ蓋の外周縁部との間に嵌合されることを特徴とする。
本考案のトレー付きキャップは、前記ヒンジ蓋の外周縁部に設けられた段部から前記ヒンジ蓋の外周縁部の先端までの長さが、前記トレーに設けられた収容凹部の深さの1/5以上であることを特徴とする。
本考案のトレー付きキャップは、前記段部から前記ねじれ防止リブの先端までの長さが、前記段部から前記ヒンジ蓋の外周縁部の先端までの長さ以上とされていることを特徴とする。
本考案のトレー付きキャップは、前記ヒンジ蓋の中心を通り、前記ヒンジの中心位置と前記ヒンジ蓋の開閉用に形成されたフック部の中心位置とを結ぶ線に垂直な線より前記フック部側に、前記ねじれ防止リブが取り付けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れ難く、捩じ切れないトレー付きキャップを提供することができる。
本考案のトレー付きキャップは、内壁面にネジ部が設けられたキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーと、を有し、前記トレーにヒンジを介してヒンジ蓋が取り付けられたトレー付きキャップであって、前記ヒンジ蓋の内壁面に沿って2個以上のねじれ防止リブが取り付けられており、前記ヒンジ蓋で前記トレーの蓋をしたときに、前記トレーの外周縁部が前記ねじれ防止リブと前記ヒンジ蓋の外周縁部との間に嵌合される構成なので、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れたり、捩じ切れないようにすることができる。特に、閉め終わりに高いトルクをかけても、前記ヒンジ蓋が外れ難く、ヒンジ蓋が捩じ切れないようにすることができる。
本考案のトレー付きキャップは、前記ヒンジ蓋の中心を通り、前記ヒンジの中心位置と前記ヒンジ蓋の開閉用に形成された係止部の中心位置とを結ぶ線に垂直な線より前記係止部側に、前記ねじれ防止リブが取り付けられている構成なので、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
本考案の第1の実施形態のトレー付きキャップを備えた液体注出容器を示す断面図である。 本考案の第1の実施形態のトレー付きキャップを示す図であって、図2(a)は平面展開図であり、図2(b)は図2(a)のA−A’線における断面図である。 本考案のトレー付きキャップをボトル容器にねじ込んで開閉する際にかかるトルクの方向を示す図である。 本考案の第1の実施形態のトレー付きキャップの部分拡大図であって、図2(a)に示したB部のヒンジ蓋を閉じたときの拡大断面図である。 本考案の第2の実施形態のトレー付きキャップの部分拡大図である。 比較例1のヒンジ蓋付きトレー付きキャップの部分拡大図である。 本考案のトレー付きキャップをボトル容器にねじ込んで開閉する様子を示した図である。
以下、本考案を実施するための形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本考案の実施形態であるトレー付きキャップを備えた液体注出容器の一例を示す断面図である。
図1に示すように、液体注出容器61は、ボトル型の容器本体部1と、容器本体部1の空洞部1cに連通する開口1dを備えた口部1Aを塞ぐように取り付けられた中栓4と、中栓4を覆うように取り付けられた本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30と、トレー付きキャップ30を覆うように取り付けられた外部キャップ45と、を有している。
中栓4に設けられた含浸体用孔部4aには、棒状の含浸体(吸液芯)6が挿通保持されている。また、トレー付きキャップ30のトレーには、略直方体状の含浸体(吸液体)16が配置されている。吸液体16と吸液芯6とが接触するように中栓4を覆うようにトレー付きキャップ30を取り付けられている。
<容器本体部1>
容器本体部1は、空洞部1cを有する大径部11と、大径部11と外周面が滑らかに接続され、大径部11より小径とされた小径部(ボトルネック部)12とからなる。
ボトルネック部12には、空洞部1cに連通する開口1dを備えた口部1Aが設けられている。また、ボトルネック部12の外周面には、ネジ部1fが形成されている。容器本体部1は、たとえば、プラスチックなどからなり、ほぼ均一な肉厚で形成されている。
空洞部1cには、たとえば、芳香剤、殺虫剤等の薬剤からなる液体が貯蔵される。
<中栓4>
中栓4には、中心部に含浸体用孔部4aが設けられており、その周囲に通気孔4bが設けられている。
また、含浸体用孔部4aを取り囲むように、下方向に突出された筒部(吸液芯スリーブ)7が形成されている。含浸体用孔部4aには、一端側が前記液体に浸漬され、他端側が中栓4から突出するように配置された棒状の含浸体(吸液芯)6が挿通保持される。棒状の含浸体6は、吸液芯スリーブ7が押さえつけて保持する。
<トレー付きキャップ>
図1に示すように、本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30は、内壁面にネジ部30fが設けられたキャップ部32と、キャップ部32の上部に取り付けられたトレー33と、を有している。また、トレー33には、ヒンジ35を介してヒンジ蓋34が取り付けられている。
キャップ部32の内壁面にはネジ部30fが形成されている。ネジ部5fを容器本体部1のネジ部1fに螺合させて、トレー付きキャップ30を容器本体部1に取り付けることができる。
図2(a)は本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30の展開平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A’線における断面図である。
トレー33には、含浸体などを配置できる収容凹部33cが設けられており、収容凹部33cには略直方体の含浸体16が配置されている。ヒンジ蓋34には、窓36が設けられており、ヒンジ蓋34で蓋をしても、含浸体16から薬剤を揮散させることができる。
図2(a)に示すように、トレー33とヒンジ蓋34は、平面視したときにほぼ同一の形状とされている。また、トレー33とヒンジ蓋34とは、ヒンジ35を介して接続されており、ヒンジ35を介してヒンジ蓋34を動かして、トレー33の開閉を行うことができる。
トレー33とヒンジ蓋34のヒンジ35を中心として対象となる位置には、ヒンジ蓋34の開閉用のかぎ型のフック部40と,係止凸部41が形成されている。ヒンジ蓋34を閉じて、フック部40に係止凸部41を係止させることにより、ヒンジ蓋34でトレー33の蓋をすることができる。
フック部40を挟むように、ヒンジ蓋34の内壁面に沿って2つのフック補強リブ37が形成されている。これにより、強固にヒンジ蓋34で蓋をすることができる。
ヒンジ蓋34の内壁面に沿って2以上のねじれ防止リブ38が取り付けられている。
ねじれ防止リブ38は、ヒンジ蓋34の中心よりもヒンジ35に近い側に2つ、遠い側に2つ形成されている。
図3は、本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30をボトル容器1にねじ込んで開閉する際にかかるトルクの方向を示す図である。トルクの方向が矢印で示されている。
図3に示すように、ねじれ防止リブ38は、ヒンジ蓋34の中心を通り、ヒンジ35の中心位置と前記ヒンジ蓋34の開閉用に形成されたフック部40の中心位置とを結ぶ線aに垂直な線bよりフック部40側に2つ取り付けられるとともに、垂直な線bを中心として線対称となる位置に2つ取り付けられている。これにより、前記トルクに対して抵抗力を高めるとともに、前記トルク方向の位置ずれを小さくすることができ、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
図4は、本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30の部分拡大図であって、ヒンジ蓋を閉じたときの図2(a)に示したB部の拡大断面図である。
図4に示すように、ヒンジ蓋34でトレー33の蓋をしたときに、トレー33の外周縁部33aは、ねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34の外周縁部34aとの間に嵌合されている。これにより、ねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34としっかりと固定することができ、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
この例では、ヒンジ蓋34の外周縁部(ヒンジ蓋外周縁部)34aに段部34cが設けられており、ヒンジ蓋34でトレー33の蓋をしたときに、トレー33の外周縁部(トレー外周縁部)33aが段部34cに当接されている。
ねじれ防止リブ38の先端38aが先細り状にされている。これにより、ねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34の外周縁部34aとの間に、トレー33の外周縁部33aを容易に嵌合させることができる。
段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さLは、トレーに設けられた収容凹部33cの深さLの約1/3とされている。
段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さLは、トレーに設けられた収容凹部33cの深さLの1/5以上とされていることが好ましい。ヒンジ蓋34の裾を延長してトレー33と当接部位を広げることにより、トレー33の外周縁部33aをねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34との間で強固に固定することができる。
たとえば、トレー33の収容凹部33cの深さLを5.0mmとし、段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さLを0.8mmとすると、トレー33の外周縁部33aをねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34との間の固定が十分ではなくなる場合が発生する。
段部34cからねじれ防止リブ38の先端38aまでの長さLは、段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さLとほぼ同一の長さとされている。
段部34cからねじれ防止リブ38の先端38aまでの長さLが、段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さL以上とされていることが好ましい。これにより、トレー33の外周縁部33aをねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34との間でしっかりと固定することができる。
本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30は、内壁面にネジ部30fが設けられたキャップ部32と、キャップ部32に取り付けられたトレー33と、を有し、トレー33にヒンジ35を介してヒンジ蓋34が取り付けられたトレー付きキャップ30であって、前記ヒンジ蓋34の内壁面に沿って2以上のねじれ防止リブ38が取り付けられており、ヒンジ蓋34でトレー33の蓋をしたときに、トレー33の外周縁部33aがねじれ防止リブ38とヒンジ蓋34の外周縁部34aとの間に嵌合される構成なので、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。特に、閉め終わりに高いトルクをかけても、ヒンジ蓋34が外れ難く、ヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30は、ヒンジ蓋34の外周縁部34aに設けられた段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さが、トレー33に設けられた収容凹部33cの深さの1/5以上である構成なので、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30は、段部34cからねじれ防止リブ38の先端までの長さが、段部34cからヒンジ蓋34の外周縁部34aの先端までの長さ以上とされている構成なので、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
本考案の実施形態であるトレー付きキャップ30は、ヒンジ蓋34の中心を通り、ヒンジ35の中心位置とヒンジ蓋34の開閉用に形成されたフック部40の中心位置とを結ぶ線aに垂直な線bよりフック部40側に、ねじれ防止リブ38が取り付けられている構成なので、キャップ部32より径の大きなトレー33を把持してトレー付きキャップ30をボトル型の容器本体部1に取り付けても、トレー33に取り付けられたヒンジ蓋34が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
(第2の実施形態)
図5は、本考案の実施形態であるトレー付きキャップの別の一例を示す部分拡大図である。本考案の実施形態であるトレー付きキャップは、ねじれ防止リブの長さが長くされたほかは第1の実施形態で示したものと同様の構成とされている。なお、第1の実施形態で示したものと同一の部材については同一の符号を付して示している。
図5に示すように、ねじれ防止リブ39の長さLは、第1の実施形態で示したねじれ防止リブ38の長さLよりも長くされている。これにより、トレー33の外周縁部33aの先端が段部34cに突き当てられたときに、ねじれ防止リブ39が、トレー33の外周縁部33aをヒンジ蓋34の外周縁部34aと挟み込むようにする。これにより、トレー33の外周縁部33aをねじれ防止リブ39とヒンジ蓋34との間で強固に固定することができる。
トルクに対して抵抗力を高めるとともに、前記トルク方向の位置ずれを小さくすることができ、キャップ部より径の大きなトレーを把持してトレー付きキャップをボトル型の容器本体部に取り付けても、トレーに取り付けられたヒンジ蓋が外れ難く、捩じ切れないようにすることができる。
以下、本考案を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本考案はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
第1の実施形態に示したトレー付きキャップを、トレーの収容凹部の深さを5.0mmとし、ねじれ防止リブの長さを1.0mmとし、ヒンジ蓋の外周縁部の長さを1.0mmとして作製した。
一定回数(50回)一定のトルクで開け閉めを繰り返し、ヒンジ蓋のずれる回数を数えた(蓋部ズレ試験)。全くヒンジ蓋はずれなかった。
(実施例2)
ねじれ防止リブの長さを2.0mmとし、ヒンジ蓋の外周縁部の長さを2.0mmとしたほかは実施例1と同様にして、トレー付きキャップを作製し、前記ズレ試験を行った。全くヒンジ蓋はずれなかった。
(実施例3)
ねじれ防止リブの長さを3.0mmとし、ヒンジ蓋の外周縁部の長さを2.0mmとしたほかは実施例1と同様にして、トレー付きキャップを作製し、前記ズレ試験を行った。全くヒンジ蓋はずれなかった。
(比較例1)
図6に示す比較例1のトレー付きキャップを作製した。
比較例1のトレー付きキャップは、ねじれ防止リブが取り付けられず、ヒンジ蓋の外周縁部の長さLが短くされたほかは第1の実施形態で示したものと同様の構成である。なお、第1の実施形態で示したものと同一の部材については同一の符号を付して示している。
前記ズレ試験を行った結果、4回、ヒンジ蓋がずれる場合が発生した。また、そのうち1回は、容器に嵌合する際に、ネジ部より径の大きなトレーを把持して一定のトルクで回転させたとき、ヒンジ蓋が捩じれて切れる場合が発生した。
本考案は、トレー付きキャップに関するものであって、芳香剤、殺虫剤等に用いられる薬剤揮散容器や薬液容器などに用いられるトレー付きキャップを製造あるいは使用する産業において利用可能性がある。
1…容器本体部、1c…空洞部、1d…開口、1e…先端、1f…ネジ部、4…中栓、4a…含浸体用孔部、4b…通気孔、4d…嵌合溝部、5…輸送用キャップ、5c…上部空間、5f…ネジ部、6…棒状の含浸体(吸液芯)、7…筒部(吸液芯スリーブ)、9…筒部、11…大径部、12…小径部(ボトルネック部)、16…含浸体、30…トレー付きキャップ、30f…ネジ部、32…キャップ部、33…トレー、33a…外周縁部(トレー外周縁部)、33c…収容凹部、34…ヒンジ蓋、34a…外周縁部(ヒンジ蓋外周縁部)、34c…段部、35…ヒンジ、36…窓、37…フック補強リブ、38、39…ねじれ防止リブ、40…フック部、41…係止凸部、45…外部キャップ。

Claims (4)

  1. 内壁面にネジ部が設けられたキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーと、を有し、前記トレーにヒンジを介してヒンジ蓋が取り付けられたトレー付きキャップであって、
    前記ヒンジ蓋の内壁面に沿って2個以上のねじれ防止リブが取り付けられており、前記ヒンジ蓋で前記トレーの蓋をしたときに、前記トレーの外周縁部が前記ねじれ防止リブと前記ヒンジ蓋の外周縁部との間に嵌合されることを特徴とするトレー付きキャップ。
  2. 前記ヒンジ蓋の外周縁部に設けられた段部から前記ヒンジ蓋の外周縁部の先端までの長さが、前記トレーに設けられた収容凹部の深さの1/5以上であることを特徴とする請求項1に記載のトレー付きキャップ。
  3. 前記段部から前記ねじれ防止リブの先端までの長さが、前記段部から前記ヒンジ蓋の外周縁部の先端までの長さ以上とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトレー付きキャップ。
  4. 前記ヒンジ蓋の中心を通り、前記ヒンジの中心位置と前記ヒンジ蓋の開閉用に形成されたフック部の中心位置とを結ぶ線に垂直な線より前記フック部側に、前記ねじれ防止リブが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトレー付きキャップ。
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