JP5938255B2 - もぎり容器 - Google Patents
もぎり容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5938255B2 JP5938255B2 JP2012082473A JP2012082473A JP5938255B2 JP 5938255 B2 JP5938255 B2 JP 5938255B2 JP 2012082473 A JP2012082473 A JP 2012082473A JP 2012082473 A JP2012082473 A JP 2012082473A JP 5938255 B2 JP5938255 B2 JP 5938255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- closing plate
- mouth
- press
- cap body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
また、弱化部を破断したもぎり容器の開封後に容器本体内の密封性を確保することに対して改善の余地があった。
本発明に係るもぎり容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部の開口を閉塞するとともに、該容器本体の外側に膨出し、かつ該容器本体の内側に反転変形自在に形成されたドーム状の閉塞板と、前記閉塞板を前記容器本体の内側に向けて反転変形させた状態で、該容器本体の口部に着脱自在に装着されるキャップ体と、を備え、前記閉塞板には、前記容器本体の内部に連通する連通孔が形成されるとともに、前記キャップ体が、破断可能な第1弱化部を介して連結されて前記連通孔を閉塞し、前記容器本体の少なくとも一部が前記閉塞板及び前記キャップ体と一体に形成され、前記キャップ体には、前記容器本体の口部に装着されたときに、前記閉塞板を弾性変形させた状態で、前記連通孔内に圧入されて前記連通孔を通した前記容器本体の内部と外部との連通を遮断する圧入軸部が配設され、該圧入軸部の先端部には前記内容物が保持される保持部が配設され、前記容器本体には、少なくとも前記閉塞板の外周部分を前記容器本体の外側から保持して、前記閉塞板の前記容器本体の外側に向けた変形を規制する規制部が配設されていることを特徴としている。
また、キャップ体に、このキャップ体が容器本体の口部に装着されたときに、閉塞板を弾性変形させた状態で、閉塞板に液密に当接し連通孔を通した容器本体の内部と外部との連通を遮断する圧入軸部が配設されているので、開封後であっても容器本体内の密封性を確実に確保できる。
また、開封後には閉塞板が容器本体の内側にあるため、圧入軸部を引き抜くときに、仮に閉塞板の外面側に内容物が付着したとしても、圧入軸部の圧入時、または自重により内容物が閉塞板の外面に倣って連通孔に向けて案内され易くなる。
したがって、圧入軸部を引き抜く際、閉塞板が容器本体の内側に向けて反転変形した状態を確実に維持できるので、圧入軸部に付着した余分な内容物を連通孔の開口周縁部によってしごき落とし易くなる。
また、キャップ体を再び装着する際に、閉塞板が容器本体の内側に向けて確実に反転変形しているので、圧入軸部(保持部)が閉塞板の外面に倣って連通孔内へ導かれることになる。したがって、圧入軸部(保持部)を連通孔に向けて案内し易くすることができるので、操作性を向上させることができる。
また、開封後、キャップ体に圧入軸部側を組み付けるとともに、キャップ体とともに規制部を口部に嵌着し、この状態でキャップ体を口部から取り外すことで、圧入軸部と規制部とが相対的に移動して第2弱化部が破断される。これにより、圧入軸部と規制部とが分離した状態で、キャップ体が口部から取り外される。この場合、圧入軸部を閉塞板に液密に当接させた状態で、圧入軸部と規制部とを分離させることができるので、液漏れ等の虞がなく、内容物が予期しない部分に誤って付着するのを防ぐことができる。
図1,2に示すように、本実施形態に係るもぎり容器1は、容器本体11内に収容される内容物を保持して被保持部に塗布したり、供給したりするための、いわゆる保持具付きのもぎり容器1であって、容器側部材2と保持具側部材3とを備えている。
ここで、容器本体11、及びキャップ体13それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ってキャップ体13側を上側、容器本体11側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに沿った方向を周方向という。
胴部21は、下端開口部21aが加熱された状態で径方向に挟まれ溶着または融着されてなる底部23を備え、この底部23により容器本体11の下端開口部21aが閉塞されている。なお、底部23は、もぎり容器1内への内容物の充填が完了した後に形成される。すなわち、胴部21は、成形直後の状態において、容器軸O方向に沿って開口する筒状に形成され、その下端開口部21aを通じてもぎり容器1内に内容物が充填されるようになっている。また、底部23は、もぎり容器1の側面視で径方向のうち一方向に長い長方形状に形成されている。
また、口部12の上端部は、下部に対して縮径した縮径部14となっている。この縮径部14には、径方向の外側に向けて突出する係合突部15が周方向の全周に亘って形成されており、保持具側部材3の後述する規制部42がアンダーカット嵌合される。なお、係合突部15は、周方向に間欠的に形成しても構わない。
また、天壁部33における上述した収容筒部35の上端開口縁には、天壁部33の上面から上方に向けて突出するガイド筒部36が配設されている。ガイド筒部36は、収容筒部35と同軸上に延在するとともに、上方に向かうに従い外径が漸次縮小している。
保持部45は、例えば筆状や、ブラシ状、スポンジ状、スポイト状等に形成され、容器本体11内の内容物を保持できるようになっている。
装着筒51の内周面には、径方向の内側に向けて窪む係合凹部54が周方向の全周に亘って形成され、上述した口部12の縮径部14(係合突部15)にアンダーカット嵌合される。また、装着筒51の外径は、口部12の下部の外径と同等に形成されている。
フランジ部55は、規制部42が口部12に嵌着された際に、容器側部材2における口部12と閉塞板31との連結部分に上方から近接または当接するようになっている。
まず、図1に示すように、内容物が充填されたもぎり容器1のキャップ体13を容器本体11に対して捩ったり、引っ張ったりして、キャップ体13をもぎりとることで、キャップ体13を容器本体11から分離させる。これにより、連通孔32が開放されてもぎり容器1が開封される。
このとき、圧入軸部44が連通孔32内に圧入されているため、圧入軸部44の外周面と連通孔32の開口周縁部とは液密に密接することになる。さらに、圧入軸部44や保持部45が容器本体11内の内容物に浸漬されることで、圧入軸部44や保持部45に内容物が付着する。なお、圧入軸部44を連通孔32内に圧入する前に、閉塞板31を容器本体11内に向けて押し込んで反転変形させた後、圧入軸部44を連通孔32内に圧入しても構わない。
また、保持具41を連通孔32から引き抜く際、圧入軸部44の外周面と連通孔32の開口周縁部との間に作用する引き上げ力(摩擦力)により、閉塞板31が突出位置に向けて復元しようとした場合、閉塞板31の上面が規制壁56の下面に当接することで、閉塞板31の上方への復元変形が規制される。そのため、保持具41を連通孔32から引き抜く際の、閉塞板31の突出位置への反転(復元変形)を抑制し、閉塞板31を陥没位置に維持した状態で保持具41(圧入軸部44)を引き抜くことができる。
しかも、キャップ体13の周壁部34が上方に向けて開口した状態で、天壁部33が閉塞板31に第1弱化部38を介して連結されているため、もぎり容器1の開封前と開封後の外観を大きく異ならせることが可能になり、需要者に開封されたことがあるか否かを容易、かつ確実に視認させることができる。さらに、金型の構造を複雑にしなくてももぎり容器1を形成できる。
また、開封後には閉塞板31が陥没位置にあるため、圧入軸部44を引き抜くときに、仮に閉塞板31の上面側に内容物が付着したとしても、圧入軸部44の圧入時、または自重により内容物が閉塞板31の上面に倣って連通孔32に向けて案内され易くなる。
そして、閉塞板31が陥没位置に維持されるので、圧入軸部44を引き抜く際に、圧入軸部44に付着した余分な内容物を連通孔32の開口周縁部によってしごき落とし易くなる。
また、閉塞板31が確実に陥没位置に位置しているので、保持具41の使用後、保持具41を再び容器本体11内に戻す場合に、保持具41の圧入軸部44(保持部45)が、閉塞板31の外面に倣って連通孔32内へ導かれることになる。したがって、保持具41の圧入軸部44(保持部45)を連通孔32に向けて案内し易くすることができるので、操作性を向上させることができる。
この場合であっても、開封後にキャップ体13が容器本体11の口部12に装着されると、もぎり容器1全体の容器軸O方向に沿う長さが開封前に比べて短くなるので、需要者に開封されたことがあることを容易に視認させることができる。
さらに、上述した実施形態では、規制壁が閉塞板31の外周部分に上下方向に重なるように形成したが、閉塞板31のうち上下方向から見た全域に規制壁が重なるように形成しても構わない。
具体的に、本実施形態のもぎり容器120の容器本体11は、図5,6に示すように、口部12を有する有底筒状の収容体100と、収容体100の口部12に装着された中栓101と、を有している。
また、図示の例では、口部12の上端部は、下部に対して縮径した装着部103となっている。
連結環112の内周縁は、シール筒111よりも径方向の内側に位置している。そして、連結環112の内周縁には、上述した規制部42の装着筒51がアンダーカット嵌合される縮径部14が上方に向けて立設されている。そして、この縮径部14の上端開口縁には、縮径部14を閉塞するように閉塞板31が連設されている。また、キャップ体13は、頂壁35aが閉塞板31の連通孔32を閉塞するように、弱化部38を介して破断可能に閉塞板31に連結されている。
また、本実施形態のもぎり容器1,120は、ブロー成形や、コンプレッション成形、射出成形等、種々の方法により製造できる。
11…容器本体
12…口部
13…キャップ体
31…閉塞板
32…連通孔
38…第1弱化部
41…保持具
42…規制部
44…圧入軸部
45…保持部
58…第2弱化部
100…収容体
101…中栓
O…容器軸
Claims (4)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部の開口を閉塞するとともに、該容器本体の外側に膨出し、かつ該容器本体の内側に反転変形自在に形成されたドーム状の閉塞板と、
前記閉塞板を前記容器本体の内側に向けて反転変形させた状態で、該容器本体の口部に着脱自在に装着されるキャップ体と、を備え、
前記閉塞板には、前記容器本体の内部に連通する連通孔が形成されるとともに、前記キャップ体が、破断可能な第1弱化部を介して連結されて前記連通孔を閉塞し、
前記容器本体の少なくとも一部が前記閉塞板及び前記キャップ体と一体に形成され、
前記キャップ体には、前記容器本体の口部に装着されたときに、前記閉塞板を弾性変形させた状態で、前記連通孔内に圧入されて前記連通孔を通した前記容器本体の内部と外部との連通を遮断する圧入軸部が配設され、
該圧入軸部の先端部には前記内容物が保持される保持部が配設され、
前記容器本体には、少なくとも前記閉塞板の外周部分を前記容器本体の外側から保持して、前記閉塞板の前記容器本体の外側に向けた変形を規制する規制部が配設されていることを特徴とするもぎり容器。 - 前記圧入軸部と前記規制部とが同一の合成樹脂材料で一体に形成されるとともに、破断可能な第2弱化部を介して連結されていることを特徴とする請求項1記載のもぎり容器。
- 前記キャップ体は、天壁部が前記連通孔を閉塞し、かつ周壁部が前記容器本体と反対側に向けて開口するように、前記第1弱化部を介して前記閉塞板に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のもぎり容器。
- 前記容器本体は、前記口部を有する有底筒状の収容体と、
前記収容体の前記口部に装着された中栓と、を有し、
前記中栓は、前記閉塞板及び前記キャップ体と一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のもぎり容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012082473A JP5938255B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | もぎり容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012082473A JP5938255B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | もぎり容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013209151A JP2013209151A (ja) | 2013-10-10 |
JP5938255B2 true JP5938255B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=49527423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012082473A Active JP5938255B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | もぎり容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5938255B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107672926A (zh) * | 2017-10-21 | 2018-02-09 | 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 | 卫生尖嘴盖 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4749108A (en) * | 1986-12-19 | 1988-06-07 | The Procter & Gamble Company | Bimodal storage and dispensing package including self-sealing dispensing valve to provide automatic shut-off and leak-resistant inverted storage |
JPH09193950A (ja) * | 1996-01-20 | 1997-07-29 | Nippo Kk | 合成樹脂チューブ容器 |
JP3820288B2 (ja) * | 1996-09-17 | 2006-09-13 | 日本クラウンコルク株式会社 | スクイズボトル用容器蓋 |
JP2001322665A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 刷毛付きキャップ |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012082473A patent/JP5938255B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013209151A (ja) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016167101A1 (ja) | 容器及びキャップ | |
KR20150143815A (ko) | 캡 조립체 및 그 타전 방법 | |
US11641923B2 (en) | Cosmetic container with a capped seal | |
JP5938256B2 (ja) | もぎり容器 | |
JP6292964B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
CN109689518A (zh) | 显窃启封闭件 | |
JP6859778B2 (ja) | キャップの封止構造 | |
WO2014109377A1 (ja) | 蓋付き容器 | |
JP5938255B2 (ja) | もぎり容器 | |
RU2660067C2 (ru) | Дозирующая крышка | |
JP5121144B2 (ja) | パウチ用口栓、口栓付きパウチ、および包装体 | |
JP7143380B2 (ja) | 化粧品リフィルを装着することを意図されたキャップ | |
JP4916806B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
EA030550B1 (ru) | Укупорочное средство с контролем вскрытия | |
JP5483435B2 (ja) | 中栓 | |
JP5590554B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP5696374B2 (ja) | パウチ用注出口栓およびこれを用いたパウチ | |
JP2007145353A (ja) | キャップ | |
CN110267882B (zh) | 闭合单元 | |
JP5736240B2 (ja) | 薬液容器 | |
JP3124569U (ja) | 容器の口栓装置 | |
JP5001680B2 (ja) | チューブ容器用の加圧容器およびそれを用いた加圧式チューブ製品 | |
JP2010126199A (ja) | 塗布容器 | |
JP2021109697A (ja) | キャッピング部品及び注出用スパウト | |
JP5371665B2 (ja) | キャップ付容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160516 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5938255 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |