JP3266412B2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP3266412B2
JP3266412B2 JP09311094A JP9311094A JP3266412B2 JP 3266412 B2 JP3266412 B2 JP 3266412B2 JP 09311094 A JP09311094 A JP 09311094A JP 9311094 A JP9311094 A JP 9311094A JP 3266412 B2 JP3266412 B2 JP 3266412B2
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Japan
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container
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利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器に関し、詳しくは、
外装体内に固定した容器体に内容物を充填して使用し、
内容物使用後は空の容器体に代えて内容物が充填された
新たな容器体に交換する如く構成した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種容器として、簡素に構成した容器
体に内容物を充填し、これの使用に当たっては、意匠的
並びに実用的に優れた外装体に装着した状態で使用する
とともに、容器体内の収納物切れに際しては、空の容器
体に換えて、内容物の充満する新たな容器体を前記外装
体に装着して使用し、外装体は反復して使用し得る如く
構成したものがある。
【0003】この様なものとして、特公平4−2404
5号公報に記載されたものがある。この容器は、有底筒
状の本体の開口部にプロテクターを着脱自在に装着した
外装体と、この外装体の本体内に嵌脱自在に内装し、前
記プロテクターにて、その注出口側を固定して、外装体
に嵌脱自在に装着したリフィール容器と、このリフィー
ル容器の注出口に着脱自在に装着した外装キャップとか
ら構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記容器は容器体を外
装体本体上方より挿入嵌合させ、この際容器体周囲に縦
設した凹凸条を、外装体本体内面に縦設した凹凸条に嵌
合させて回動不能に装着する。従って、容器体周囲は外
装体本体と密に嵌合するものの、空気の逃げ場が無く、
容器体を挿入しずらく、容器体の装着に時間が掛かる欠
点がある。また、内容物使用後に容器体を取り外す場合
も同様に取り外し難い。
【0005】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、容器体の交換を従来品と比較して簡単かつ迅速に行
えるとともに、従来通り外装体は反復使用出来て経済的
である優れた容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明容器は上
記課題を解決するため、周壁6上端縁より頂壁7を延設
するとともに、頂壁7中央部に窓孔8を穿設してなる外
装体2と、該外装体2下端に着脱自在に嵌着して外装体
2下端開口を閉塞する底蓋3と、上記外装体2内にその
下端開口より挿入収納させた筒状胴部13を有し、該胴部
13上端より肩部14を介して起立させた口頚部15を上記窓
孔8より上方へ突出させた容器体4と、上記口頚部15に
着脱可能に装着させるとともに、上記窓孔8に挿通可能
に構成したキャップ5とからなり、上記外装体頂壁7裏
面と、容器体肩部14上面とを、周方向複数の凹凸係合手
段を介して下方への抜け出しが可能で且つ回動不能で且
つ仮止め可能に係止させて構成した。
【0007】
【作用】図1の状態からキャップ5を外した後、底蓋3
を取り外し、容器体4を引き出すことが出来る。
【0008】空の容器体4を引き出した後、内容物を充
填した新たな容器体4を外装体2下端開口より挿入し
て、その肩部14上面の各リブ16を外装体頂壁7裏面の各
板リブ17に嵌合係止させる。この際、各リブ16,17相互
の挟持により、容器体4がその口頚部15を窓孔8より突
出した状態で仮止めされる。次いで、底蓋3を外装体2
下端に嵌着させて容器体4を外装体2に固定し、次にキ
ャップ5を口頚部15に嵌着して容器体4の交換が完了す
る。
【0009】図2に示す実施例では、キャップ5を被着
したまま容器体4の着脱が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】本発明の容器1は、外装体2と、底蓋3
と、容器体4と、キャップ5とを主要部材として構成し
ている。
【0012】外装体2は、周壁6上端縁より頂壁7を延
設するとともに、頂壁7中央部には窓孔8を穿設して構
成している。
【0013】底蓋3は、上記外装体2下端に着脱自在に
嵌着して外装体2下端開口を閉塞するもので、図1に示
す実施例では、上記外装体2下端開口を閉塞する底板9
上面外周縁部より螺筒10を立設し、該螺筒10外周に周設
した螺条11を、外装体周壁6内面下端部に周設した螺条
12に螺合させて着脱可能に外装体2に装着させている。
また、図2に示す実施例では、底板9上面外周縁部より
立設した螺筒10を外装体周壁6外面下端に周設した螺条
12に螺合させる如く構成している。尚、この底蓋3の外
装体2への装着係止は、上記螺合に限らず突条相互の乗
り越え係合等他の方法であっても良い。
【0014】容器体4は液体等の収納物を充填して使用
するもので、内容物を使い切った際には、新たなものと
交換するものであり、筒状胴部13上端より肩部14を介し
て口頚部15を起立させて構成している。また、上記胴部
13は外装体2下端開口より挿入して外装体2内に密に嵌
合する如き大きさに構成している。
【0015】また、その肩部14上面と、外装体頂壁7裏
面との間に設けた凹凸係合手段を介して、下方への抜け
出しが可能で且つ回動不能で且つ仮止め可能に係合させ
ている。従って、底蓋3を外して外装体2下端開口から
容器体4を挿入する際、その口頚部15を窓孔8から突出
させた状態で仮止めすることができる如く構成してい
る。
【0016】図1の実施例では、容器体肩部14上面に周
方向多数突設した板リブ16が、外装体頂壁7下面に周方
向多数突設した板リブ17と互いに係合する如く構成して
おり、各リブ16,17相互が互いに嵌合挟持して容器体4
を外装体2に仮止め可能に構成している。
【0017】また、図2の実施例では、外装体頂壁7下
面に周方向多数突設した板リブ17が、容器体肩部14上面
に周方向多数横設した凹溝18に密に嵌合して容器体4を
外装体2に仮止め可能に構成している。尚、凹凸係合手
段はこれらに限定されない。
【0018】また、図1に示す実施例では、その胴部13
下端部外周を縮径させて構成しており、底蓋3を外して
容器体4を外装体2より取り外す際に、この縮径部19を
掴んで容易に容器体4を引き出せる如く構成している。
【0019】容器体4にはまた、必要に応じて図1及び
図2に示す如き中栓20を嵌着固定しても良い。
【0020】キャップ5は、容器体口頚部15に着脱自在
に装着したもので、図1に示す実施例では、口頚部15外
周に螺着させた螺筒部21により着脱自在に装着してい
る。また、上記螺筒部21を頂壁22裏面中央部より垂設す
るとともに、外周壁23を頂壁22外周縁より垂設し、ま
た、頂壁22裏面中央より上記中栓の注出孔に液密に嵌合
する棒栓24を垂設している。
【0021】図2に示す実施例では、外装体頂壁7の窓
孔8を大きく形成する一方、キャップ5の径を小さく構
成して、キャップ5が窓孔8に挿通可能に構成してい
る。従って、底蓋3を外した後キャップを外すことなく
容器体4を外装体2より取り外すことができ、また、新
たな容器体4を装着する場合もキャップを被着したまま
行える。本実施例におけるキャップ5は、頂壁22外周縁
より螺筒21を垂設するとともに、外面に金属装飾層25を
嵌着させている。
【0022】本発明においてキャップ5は、反復使用す
る外装キャップとすることも、或いは交換用の容器体に
装着したものをそのまま使用して内容物の使用後は容器
体とともに廃棄する使い捨てとすることも可能である。
【0023】尚、上記各部材は特に断りのない限り全て
合成樹脂により形成する。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、外装体
の下端開口及び頂壁の窓孔の存在で挿入嵌合する容器体
胴部が外装体周壁内に密嵌しても、簡単に装着すること
が出来、同様に容器体を外装体より取り外す場合も容易
に行える。しかも、容器体を外装体に、その口頚部を窓
孔より突出させた状態で仮止め可能に構成したので、底
蓋を着脱する場合に容器体が下方へズレ落ちることがな
く、容器体の外装体への着脱が極めて容易かつ迅速に行
えるものである。
【0025】また、内容物を使い切った後に容器体のみ
を交換することが出来、外装体,底蓋,キャップは反復
使用が可能であるため、また、容器体は上端の一部しか
露出部分が無い(キャップ装着時は殆ど露出部分が無
い)ため、反復使用部分に十分なる装飾性を施しておけ
ば、格調高い外観を長期に渡って、しかも経済的に維持
できる。
【0026】また、キャップを装着した状態で容器体の
着脱を行えるため、より容器体の着脱が容易且つ迅速に
行えるとともに、キャップを使い捨てのものとすれば更
に一層容器体の着脱が容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本請求項1発明の一実施例を示す半断面図で
ある。
【図2】 本発明の他の実施例を示す半断面図である。
【符号の説明】
2…外装体,3…固定リング,4…容器体,5…キャッ
プ,6…周壁,7…頂壁,8…窓孔,13…容器体胴部,
14…容器体肩部,15…口頚部,16…板リブ,17…板リ
ブ,18…凹溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁6上端縁より頂壁7を延設するとと
    もに、頂壁7中央部に窓孔8を穿設してなる外装体2
    と、該外装体2下端に着脱自在に嵌着して外装体2下端
    開口を閉塞する底蓋3と、上記外装体2内にその下端開
    口より挿入収納させた筒状胴部13を有し、該胴部13上端
    より肩部14を介して起立させた口頚部15を上記窓孔8よ
    り上方へ突出させた容器体4と、上記口頚部15に着脱可
    能に装着させるとともに、上記窓孔8に挿通可能に構成
    したキャップ5とからなり、上記外装体頂壁7裏面と、
    容器体肩部14上面とを、周方向複数の凹凸係合手段を介
    して下方への抜け出しが可能で且つ回動不能で且つ仮止
    め可能に係止させたことを特徴とする容器。
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