JP2024006921A - 吐出器用ストッパー - Google Patents

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宏太郎 藤原
Kotaro Fujiwara
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Abstract

【課題】操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器から外れてしまうこと、および短命化を抑える。【解決手段】ピストンおよびシリンダを備える吐出器本体と、内容液が吐出される吐出孔が形成されたノズル部材と、ピストンに連係し、かつシリンダに対して進退可能に設けられた操作部材と、を備える吐出器に装着されて用いられ、吐出器本体のうち、シリンダよりシリンダ軸方向に沿う操作部材側に位置する連結部に着脱可能に外嵌された状態で、操作部材にシリンダ軸方向に当接することにより、シリンダ側に向けた操作部材の移動を規制し、シリンダ周方向の延びを分断する分断部が形成されてC字状を呈し、連結部の外周面を囲う内周壁と、内周壁の外周面を囲う外周壁と、内周壁および外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を各別に連結する一対の連結壁と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器用ストッパーに関する。
一般に、吐出器は、ピストン、およびピストンが内部に嵌合されるとともに、シリンダ軸方向に沿うピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧するシリンダを備える吐出器本体と、吐出器本体に装着されるとともに、シリンダ内からの内容液が吐出される吐出孔が形成されたノズル部材と、ピストンに連係し、かつシリンダに対して進退可能に設けられた操作部材と、を備え、操作部材がシリンダ側に向けて移動したときに、シリンダの内部が加圧され、内容液を吐出孔から吐出する。
このような吐出器に装着されて用いられ、シリンダ側に向けた操作部材の不意の移動を規制する吐出器用ストッパーとして、例えば下記特許文献1に示されるような、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸回りに周回するシリンダ周方向の一部に、シリンダ周方向の延びを分断する分断部が形成されてC字状を呈する構成が知られている。この吐出器用ストッパーは、吐出器本体のうち、シリンダよりシリンダ軸方向に沿う操作部材側に位置し、かつシリンダ軸方向に延びる連結部に着脱可能に外嵌された状態で、操作部材にシリンダ軸方向に当接することにより、シリンダ側に向けた操作部材の移動を規制する。
特開2015-085289号公報
吐出器用ストッパーが、不意の外力により変形して吐出器から外れてしまうのを抑えるために、吐出器用ストッパーの肉厚を厚くして剛性を高めることが考えられる。
しかしながら、この場合、吐出器用ストッパーを吐出器に対して着脱しにくくなったり、使用開始後、短期間で吐出器用ストッパーに癖が付いて分断部が周方向に拡がった状態に保たれること等が考えられる。
本発明は、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる吐出器用ストッパーを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る吐出器用ストッパーは、ピストン、および前記ピストンが内部に嵌合されるとともに、シリンダ軸方向に沿う前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧するシリンダを備える吐出器本体と、前記吐出器本体に装着されるとともに、前記シリンダ内からの内容液が吐出される吐出孔が形成されたノズル部材と、前記ピストンに連係し、かつ前記シリンダに対して進退可能に設けられた操作部材と、を備えるとともに、前記操作部材が前記シリンダ側に向けて移動したときに、前記シリンダの内部が加圧され、内容液を前記吐出孔から吐出する吐出器に装着されて用いられ、前記吐出器本体のうち、前記シリンダよりシリンダ軸方向に沿う前記操作部材側に位置し、かつシリンダ軸方向に延びる連結部に着脱可能に外嵌された状態で、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接することにより、前記シリンダ側に向けた前記操作部材の移動を規制し、シリンダ軸方向から見て、前記シリンダ軸回りに周回するシリンダ周方向の一部に、シリンダ周方向の延びを分断する分断部が形成されてC字状を呈し、前記連結部の外周面を囲う内周壁と、前記内周壁の外周面を囲う外周壁と、前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を各別に連結する一対の連結壁と、を備えている。
吐出器用ストッパーが、内周壁、外周壁、および一対の連結壁を備えているので、吐出器用ストッパーを吐出器に対して着脱する際に、内周壁および外周壁の双方を弾性変形させながら、分断部をシリンダ周方向に拡縮させることが可能になり、吐出器用ストッパーの柔軟性を確保しつつ、連結部に対する吐出器用ストッパーの嵌合力を高めることができる。これにより、不意の外力により吐出器用ストッパーが変形して吐出器から外れてしまうのを抑えることができるとともに、吐出器用ストッパーの肉厚を単に厚くした構成と比べて、吐出器用ストッパーを吐出器に対して着脱しにくくなったり、使用開始後、短期間で吐出器用ストッパーに癖が付いて分断部がシリンダ周方向に拡がった状態に保たれること等を抑えることができる。したがって、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる。
前記シリンダ軸は、前後方向に延び、前記操作部材は、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられ、前記連結部は、前記ピストンのうち、前記シリンダから前方に突出した部分とされ、前記操作部材は、表裏面が前後方向を向く前壁と、前記前壁から後方に向けて突出し、かつ表裏面が前後方向および上下方向に直交する左右方向を向く左右一対の側壁と、を備え、前記分断部は、この吐出器用ストッパーの上端部に設けられ、この吐出器用ストッパーには、前記操作部材の内側に差し込まれ、左右一対の前記側壁の内面に当接、若しくは近接した第1被規制部が備えられてもよい。
シリンダ軸が、前後方向に延び、操作部材が、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられているので、吐出器用ストッパーが、いわゆるトリガー式液体噴出器に装着されても、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる。
吐出器用ストッパーが、操作部材の内側に差し込まれ、左右一対の側壁の内面に当接、若しくは近接した第1被規制部を備えているので、吐出器用ストッパーに左右方向の外力が加えられたときに、第1被規制部が操作部材の側壁の内面に突き当たることで、吐出器用ストッパーが、吐出器に対して左右方向に変位して外れるのを抑制することができる。これにより、例えば、吐出器に吐出器用ストッパーが装着された多数の組立体が、ランダムに収容されて搬送される等しても、吐出器用ストッパーが吐出器から外れにくくなることから、連結部に対する吐出器用ストッパーの嵌合力を過度に高くする必要が無い。
前記シリンダの前方から前記シリンダの内側に挿入され、前記シリンダの内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部を備えてもよい。
シリンダの前方からシリンダの内側に挿入され、シリンダの内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部を備えているので、吐出器用ストッパーに下方に向けた不意の外力が加えられたときに、第2被規制部がシリンダの内周面における下端部に突き当たることで、吐出器用ストッパーが、吐出器に対して下方に変位して外れるのを抑制することができる。
前記連結壁の表裏面は、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向のうち、前記分断部がこの吐出器用ストッパーを貫いている一方向を向き、前記連結壁は、前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を、シリンダ軸方向から見て前記一方向に直交する他方向に連結し、前記連結壁のうち、前記他方向に沿う前記分断部側の内端部は、前記分断部に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されてもよい。
連結壁のうち、前記他方向に沿う分断部側の内端部が、分断部に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されているので、連結壁の内端部が、連結部の外周面に引っ掛けられ、かつ連結部に対する吐出器用ストッパーの嵌合力が確実に確保されることとなり、不意の外力により、吐出器用ストッパーが吐出器から外れてしまうのを確実に抑制することができる。
前記外周壁の外周面において、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向にシリンダ軸を挟む前記分断部の反対側に位置する部分に、シリンダ径方向の外側に向けて突出する摘み突片が、シリンダ周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されてもよい。
外周壁の外周面に、少なくとも2つの摘み突片が形成されているので、2つの摘み突片を互いにシリンダ周方向に近付く向きに摘まむと、分断部がシリンダ周方向に拡げられることとなり、吐出器用ストッパーを連結部に容易に着脱することができる。
2つの前記摘み突片はそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びてもよい。
2つの摘み突片がそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びているので、2つの摘み突片を互いにシリンダ周方向に近付く向きに摘まんだときに、分断部をシリンダ周方向に確実に拡げることができる。
前記内周壁の外周面と、前記外周壁の内周面と、により囲まれた空間には、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接する規制部が設けられてもよい。
内周壁の外周面と、外周壁の内周面と、により囲まれた空間に、操作部材にシリンダ軸方向に当接する規制部が設けられているので、吐出器用ストッパーを操作部材に対して広範囲にわたってシリンダ軸方向に当接させることが可能になり、シリンダ側に向けた操作部材の移動を確実に規制することができる。
この発明によれば、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる。
第1実施形態として示した吐出器用ストッパーの縦断面図である。 図1において、吐出器用ストッパーを前方から見た図である。 図1において、吐出器用ストッパーを上方から見た図である。 図1のIV-IV線矢視断面図である。 第2実施形態として示した吐出器用ストッパーの縦断面図である。 図5において、吐出器用ストッパーを前方から見た図である。
以下、本発明に係る吐出器用ストッパーの第1実施形態について、図面を参照して説明する。まず、吐出器用ストッパー1が装着される吐出器について説明する。
吐出器50は、吐出器本体51と、ノズル部材52と、操作部材53と、を備え、内容液を収容する容器体Aに装着される。吐出器50の各構成部品は、特に記載がなければ、合成樹脂を用いた成形品とされている。
吐出器本体51は、縦供給筒部54と、接続筒部55と、装着キャップ56と、貯留シリンダ57と、貯留プランジャ58と、付勢部材59と、射出筒部60と、ピストン61と、シリンダ62と、ボール弁63と、貯留弁64と、を主に備えている。
縦供給筒部54の中心軸線O1に沿う容器体Aの底部側を下側といい、その反対側を上側といい、中心軸線O1に沿う方向を上下方向という。上下方向から見て、中心軸線O1に交差する方向のうちの1つの方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
装着キャップ56は、容器体Aの口部に装着される。装着キャップ56は、縦供給筒部54を容器体Aの口部に固定する。
縦供給筒部54は、装着キャップ56を上下方向に貫いている。縦供給筒部54の下部内には、下端開口が容器体Aの底部内に開口する吸い上げるパイプ54aの上部が嵌合されている。
接続筒部55は、縦供給筒部54の上端部から前方に向けて延びている。接続筒部55の後端部は、縦供給筒部54内に開口している。接続筒部55の前端部は、吐出器本体51の外部に開口し、この開口に閉塞栓51bが嵌合され、接続筒部55の前端部の開口が閉塞(シール)されている。接続筒部55は、装着キャップ56から上方に離れている。
シリンダ62は、接続筒部55と装着キャップ56との間に設けられている。シリンダ62の中心軸線(以下、シリンダ軸O2という)は、前後方向に延びている。シリンダ62は、縦供給筒部54から前方に向けて突出し、前方に向けて開口したシリンダ用筒部51a内に嵌合されている。シリンダ62は、前端部が開口し、かつ後端部が閉塞された横向きの有底筒状に形成されている。シリンダ62内は、前後方向に延びる連通路51cを通して縦供給筒部54内に連通している。
ピストン61は、シリンダ62の内部に前後方向に移動可能に嵌合されている。ピストン61の前後方向の移動に伴って、シリンダ62の内部が加圧および減圧される。ピストン61は、後端部が開口し、かつ前端部が閉塞された横向きの有頂筒状に形成されている。ピストン61は、コイルばね51dにより前方に付勢されている。
コイルばね51dは、ピストン61内に挿入され、シリンダ軸O2と同軸に配設されている。コイルばね51dは、ピストン61の頂壁とシリンダ62の底壁とにより前後方向に挟まれている。コイルばね51dは、例えば金属材料、若しくは樹脂材料等で形成されている。
貯留シリンダ57の中心軸線O3は、縦供給筒部54および接続筒部55の上方に位置している。貯留シリンダ57の下端部は、縦供給筒部54および接続筒部55それぞれの上端部と一体に形成されている。貯留シリンダ57の中心軸線O3は、前後方向に延びている。
貯留シリンダ57における前端部の下側部分には、貯留シリンダ57の内部のうち、貯留プランジャ58の前端部との間で画成された貯留空間57aと、接続筒部55内と、を連通する供給孔57bが形成されている。供給孔57bは、上下方向に延び、閉塞栓51bより後方に位置している。
貯留プランジャ58は、供給孔57bおよび接続筒部55内を通じた縦供給筒部54内とノズル部材52の吐出孔52aとの連通を遮断する。貯留プランジャ58は、貯留シリンダ57内に前後方向に移動可能に嵌合されている。貯留プランジャ58は、供給孔57bを通した貯留空間57aへの内容液の供給に伴い、貯留空間57aの内圧が所定値を超えたときに、後方に移動する。この際、貯留空間57aが拡張し、内容液が貯留空間57aに貯留され、供給孔57bおよび接続筒部55内を通じた縦供給筒部54内と吐出孔52aとの連通が許容される。
付勢部材59は、貯留シリンダ57内に設けられ、貯留プランジャ58を前方に向けて付勢している。付勢部材59は、金属製若しくは樹脂製のコイルばねとなっている。付勢部材59は、中心軸線O3と同軸に配設されている。
射出筒部60は、貯留シリンダ57から前方に向けて延びている。射出筒部60は、貯留空間57a、供給孔57b、および接続筒部55内を通じて縦供給筒部54内に連通している。
ボール弁63および貯留弁64は、縦供給筒部54内に設けられている。
ボール弁63は、連通路51cの下方に設けられている。ボール弁63は、シリンダ62内の加圧時に、縦供給筒部54内を通じた容器体A内とシリンダ62内との連通を遮断するとともに、シリンダ62内の減圧時に上方に向けて変位することで、縦供給筒部54内を通じた容器体A内とシリンダ62内との連通を許容する逆止弁とされている。
貯留弁64は、ボール弁63および連通路51cの上方に設けられている。貯留弁64は、縦供給筒部54内から接続筒部55内を通じた貯留空間57aへの内容液の供給を許容するとともに、貯留空間57aから接続筒部55内を通じた縦供給筒部54内への内容液の流出を規制する逆止弁とされている。
ノズル部材52は、シリンダ62内からの内容液が吐出される吐出孔52aを有し、吐出器本体51の前端部に装着されている。ノズル部材52は、射出筒部60に前方から外嵌された装着筒部52bと、装着筒部52bの前端部内に設けられたノズル軸部52cと、ノズル軸部52cに装着されたノズルキャップ52dと、を備えている。
装着筒部52bの前端部は、射出筒部60より前方に位置している。ノズルキャップ52dに、前方に開口し、内容液を前方に向けて吐出する吐出孔52aが形成されている。
操作部材53は、ピストン61に連係し、シリンダ62に対して進退可能に設けられている。操作部材53には、後方に向けて突出し、ピストン61の頂壁の前面に当接した突起53aが形成されている。
操作部材53は、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられている。操作部材53の上端部は、ノズル部材52に連結されている。操作部材53の上端部は、射出筒部60の直下に位置している。操作部材53は、ピストン61およびシリンダ62の前方に設けられ、ピストン61およびシリンダ62を上下方向に跨いでいる。
操作部材53は、表裏面が前後方向を向く前壁53bと、表裏面が左右方向を向く左右一対の側壁53cと、を備えている。
前壁53bは、ピストン61およびシリンダ62より前方に位置している。前壁53bから突起53aが後方に向けて突出している。
側壁53cは、前壁53bから後方に向けて突出している。左右一対の側壁53c同士の間に、ピストン61の頂壁が差し込まれている。側壁53cの後端縁は、下方に向かうに従い前方に向けて延び、かつ後方に向けて突の曲線状に形成されている。
次に、吐出器50の作用について説明する。
操作部材53の複数回の操作によって、吐出器50の各部内に内容液が充填されているものとする。
コイルばね51dの前方付勢力に抗して、操作部材53をピストン61とともに後方に移動させると、シリンダ62内が加圧され、シリンダ62内の内容液が、連通路51cを通して縦供給筒部54内に供給される。この際、ボール弁63が下方に押し付けられるとともに、貯留弁64が押し上げられることにより、縦供給筒部54内の内容液が、接続筒部55内および供給孔57bを通じて貯留シリンダ57の貯留空間57aに供給され、貯留空間57aが加圧される。
これにより、貯留プランジャ58が、付勢部材59の前方付勢力に抗して後方に向けて移動し、拡張した貯留空間57aに内容液が貯留されるとともに、接続筒部55内、供給孔57b、および射出筒部60内を通じた縦供給筒部54内と吐出孔52aとの連通が許容され、圧力が高まった貯留空間57aの内容液が、射出筒部60内を通じて吐出孔52aに供給され、吐出孔52aから前方に向けて吐出される。
上述のように、操作部材53を後方に引く操作を行う毎に、貯留プランジャ58を後方に移動させて、拡張した貯留空間57a内に内容液を溜めながら、内容液が吐出孔52aから吐出される。
その後、操作部材53を解放すると、コイルばね51dの弾性復元力(付勢力)によってピストン61がシリンダ62内を前方に向けて復元移動するので、操作部材53も前方に復元移動する。そのため、シリンダ62内が減圧して、容器体Aの内圧よりも低い圧力になるので、貯留弁64が閉弁したままの状態でボール弁63が上昇し、容器体A内の液体が、縦供給筒部54内を上昇し、連通路51cを通してシリンダ62内に供給される。
操作部材53の後方に向けた操作を停止すると、縦供給筒部54内、接続筒部55内、および供給孔57bを通じた貯留空間57aへの内容液の供給は停止するものの、付勢部材59の付勢力によって貯留プランジャ58が前方移動しはじめる。この際、貯留空間57aから縦供給筒部54内への液体の流出は、貯留弁64によって規制される。これにより、貯留空間57aに溜まった内容液を、射出筒部60内を通じて吐出孔52aに供給し、吐出孔52aを通じて前方に向けて引き続き吐出することができる。すなわち、操作部材53を後方に引く操作を行ったときだけでなく、操作部材53を操作しない場合であっても内容液が吐出されることとなり、内容液の連続噴出を行うことができる。
次に、吐出器用ストッパー1について説明する。
吐出器用ストッパー1は、吐出器本体51のうち、シリンダ62より操作部材53側である前方に位置し、かつ前後方向に延びる連結部に着脱可能に外嵌された状態で、操作部材53に前後方向に当接することにより、シリンダ62側である後方に向けた操作部材53の移動を規制する。
本実施形態では、吐出器本体51の前記連結部は、ピストン61のうち、シリンダ62から前方に突出し、かつ操作部材53より後方に位置する部分となっている。
図2および図3に示されるように、吐出器用ストッパー1は、前後方向から見て、シリンダ軸O2回りに周回するシリンダ周方向の一部に、シリンダ周方向の延びを分断する分断部11が形成されてC字状を呈する。分断部11は、吐出器用ストッパー1の上端部に設けられている。分断部11は、吐出器用ストッパー1の上端部を上下方向(一方向)に貫いている。なお、分断部11は、例えば吐出器用ストッパー1における左右方向の端部等に設けられてもよい。
吐出器用ストッパー1は、前後方向から見てシリンダ軸O2を中心に180°を超えた角度範囲にわたって延びている。
吐出器用ストッパー1は、内周壁12と、外周壁13と、連結壁14と、を備えている。
内周壁12は、前記連結部の外周面を囲い、弾性変形可能に形成されている。内周壁12は、円弧状に形成され、シリンダ軸O2と同軸に配設されている。内周壁12内に、前記連結部が着脱可能に嵌合されている。
外周壁13は、内周壁12の外周面を囲い、弾性変形可能に形成されている。外周壁13は、円弧状に形成され、シリンダ軸O2と同軸に配設されている。外周壁13は、内周壁12の外周面から、前後方向から見て、シリンダ軸O2に交差するシリンダ径方向に離れている。
内周壁12の外周面、および外周壁13の内周面それぞれの下端部同士は、接続部15により連結されている。接続部15は、表裏面が左右方向を向く板状に形成されている。接続部15は、内周壁12、および外周壁13それぞれの下端部同士を前後方向の全長にわたって連結している。接続部15は、内周壁12および外周壁13のうちのいずれか一方の変形に追従するように、いずれか他方を変形させる。これにより、吐出器用ストッパー1を、例えば吐出器本体51の前記連結部に着脱する際に、内周壁12および外周壁13のうちのいずれか一方のみが変形し、いずれか他方が変形しにくくなるのを防止すること等ができる。
図1に示されるように、内周壁12、外周壁13、および接続部15それぞれの後端縁は、上下方向に真直ぐ延びている。内周壁12、外周壁13、および接続部15それぞれの前端縁は、下方に向かうに従い前方に向けて延びている。内周壁12、外周壁13、および接続部15それぞれの前端縁は、上下方向に沿う断面視で、操作部材53の側壁53cの後端縁と一致する。内周壁12、および外周壁13それぞれの前端縁は、操作部材53の側壁53cの後端縁に当接している。
図2および図3に示されるように、連結壁14は、左右方向に間隔をあけて2つ設けられ、内周壁12および外周壁13それぞれのシリンダ周方向の端部同士を各別に連結している。連結壁14の表裏面は、シリンダ径方向のうち、分断部11がこの吐出器用ストッパー1を貫いている上下方向を向いている。連結壁14は、内周壁12および外周壁13それぞれのシリンダ周方向の端部同士を、前後方向から見て上下方向に直交する左右方向(他方向)に連結している。連結壁14のうち、左右方向に沿う分断部11側の内端部14aは、分断部11に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されている。連結壁14の内端部14aは、左右方向に沿う分断部11側に向けて突の曲面状に形成されている。
外周壁13の外周面には、下方に向けて突出した台座部13aが形成されている。台座部13aは、表裏面が上下方向を向く板状に形成されている。台座部13aは、外周壁13の外周面の下端部における前後方向の全長にわたって設けられている。台座部13aの左右方向の両端部は、接続部15より左右方向の外側に位置している。
台座部13aに、左右方向の外側に向けて突出した左右一対の摘み片13bが形成されている。摘み片13bは、表裏面が上下方向を向く板状に形成されている。摘み片13bは、台座部13aにおける前後方向の全長にわたって設けられている。
なお、台座部13aおよび摘み片13bを設けなくてもよい。摘み片13bの構成は適宜変更してもよい。
吐出器用ストッパー1には、操作部材53の内側に差し込まれ、一対の側壁53cの内面に当接、若しくは近接した第1被規制部16が備えられている。
第1被規制部16は、外周壁13において、前方を向く前端縁における下端部から前方に突出している。第1被規制部16の左右方向の両端部は、接続部15より左右方向の外側に位置している。第1被規制部16は、台座部13aの前端面からも前方に向けて突出しており、第1被規制部16の下端面は、外周壁13の外周面の下端部より下方に張り出している。第1被規制部16の上端面は、前後方向から見て、外周壁13の内周面とほぼ一致している。図1および図4に示されるように、第1被規制部16の前端面は、操作部材53の内側に設けられた補強突部53dに、前後方向に突き当たっている。補強突部53dは、操作部材53において、前壁53bから後方に向けて突出し、かつ一対の側壁53cを左右方向に連結している。
図1および図3に示されるように、吐出器用ストッパー1には、シリンダ62の前方からシリンダ62の内側に挿入され、シリンダ62の内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部17が備えられている。
第2被規制部17は、吐出器用ストッパー1から後方に突出している。第2被規制部17は、接続部15の後端面に形成されている。第2被規制部17は、上下方向に沿う断面視で、後方に向けて突の曲線状を呈する。第2被規制部17は、吐出器50に対する吐出器用ストッパー1の着脱時に、シリンダ62の前端開口縁における下端部を上下方向に摺動して乗越える。
吐出器用ストッパー1が、吐出器50に対して上下方向に移動することによって、吐出器本体51の前記連結部が、分断部11をシリンダ周方向に拡縮させつつ上下方向に通過し、第1被規制部16が、左右一対の側壁53c同士の間に挿脱され、第2被規制部17が、シリンダ62の前端部内に挿脱される。
以上説明したように、本実施形態の吐出器用ストッパー1によれば、内周壁12、外周壁13、および一対の連結壁14を備えているので、吐出器用ストッパー1を吐出器50に対して着脱する際に、内周壁12および外周壁13の双方を弾性変形させながら、分断部11をシリンダ周方向に拡縮させることが可能になり、吐出器用ストッパー1の柔軟性を確保しつつ、吐出器本体51の前記連結部に対する吐出器用ストッパー1の嵌合力を高めることができる。
これにより、不意の外力により吐出器用ストッパー1が変形して吐出器50から外れてしまうのを抑えることができるとともに、吐出器用ストッパー1の肉厚を単に厚くした構成と比べて、吐出器用ストッパー1を吐出器50に対して着脱しにくくなったり、使用開始後、短期間で吐出器用ストッパー1に癖が付いて分断部11がシリンダ周方向に拡がった状態に保たれること等を抑えることができる。したがって、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器50から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる。
シリンダ軸O2が、前後方向に延び、操作部材53が、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられているので、吐出器用ストッパー1が、いわゆるトリガー式液体噴出器に装着されても、操作性を確保しつつ、不意の外力が加えられたときに吐出器50から外れてしまうこと、および短命化を抑えることができる。
吐出器用ストッパー1が、操作部材53の内側に差し込まれ、左右一対の側壁53cの内面に当接、若しくは近接した第1被規制部16を備えているので、吐出器用ストッパー1に左右方向の外力が加えられたときに、第1被規制部16が操作部材53の側壁53cの内面に突き当たることで、吐出器用ストッパー1が、吐出器50に対して左右方向に変位して外れるのを抑制することができる。これにより、例えば、吐出器50に吐出器用ストッパー1が装着された多数の組立体が、ランダムに収容されて搬送される等しても、吐出器用ストッパー1が吐出器50から外れにくくなることから、吐出器本体51の前記連結部に対する吐出器用ストッパー1の嵌合力を過度に高くする必要が無い。
シリンダ62の前方からシリンダ62の内側に挿入され、シリンダ62の内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部17を備えているので、吐出器用ストッパー1に下方に向けた不意の外力が加えられたときに、第2被規制部17がシリンダ62の内周面における下端部に突き当たることで、吐出器用ストッパー1が、吐出器50に対して下方に変位して外れるのを抑制することができる。
連結壁14のうち、左右方向に沿う分断部11側の内端部14aが、分断部11に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されているので、連結壁14の内端部14aが、吐出器本体51の前記連結部の外周面の上部に引っ掛けられ、かつ前記連結部に対する吐出器用ストッパー1の嵌合力が確実に確保されることとなり、不意の外力により、吐出器用ストッパー1が吐出器50から外れてしまうのを確実に抑制することができる。
本実施形態では、吐出器本体51が、貯留シリンダ57、貯留プランジャ58、付勢部材59、およびコイルばね51dを備えているので、操作部材53がシリンダ62側に僅かに移動しても、シリンダ62内の内容液が、貯留空間57aに供給され、貯留プランジャ58を付勢部材59の前方付勢力に抗して後方に移動させ、内容液が吐出孔52aから吐出されるおそれがある。
しかしながら、このような意図しない内容液の吐出が、吐出器用ストッパー1により防止されることから、吐出器本体51が、貯留シリンダ57、貯留プランジャ58、付勢部材59、およびコイルばね51dを備える吐出器50において、吐出器用ストッパー1が顕著な作用効果を奏する。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
吐出器50は、操作部材53がシリンダ62側に向けて移動したときに、シリンダ62の内部が加圧され、内容液を吐出孔52aから吐出する構成であれば、例えば、貯留シリンダ57および貯留プランジャ58を有しない、通常のトリガー式液体噴出器を採用してもよく、また、シリンダ軸が上下方向に延び、口部に装着されてシリンダを口部に固定する装着キャップと、上方付勢状態で下方移動可能に設けられるとともに、ピストンに連係したステムと、を備え、操作部材が、ステムの上端部に装着され、かつ内容液の吐出孔を有するポンプを採用してもよく、また、このポンプに対して、例えば空気用シリンダ、空気用ピストン、および気液混合室をさらに備えて、吐出孔から発泡した内容液を吐出する、いわゆるフォーマポンプを採用してもよい。
後者2つのポンプにおいて、吐出器用ストッパーは、吐出器本体のうち、ステム、および装着キャップ等に着脱可能に装着されてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る吐出器用ストッパー2を、図5および図6を参照しながら説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
まず、吐出器用ストッパー2が装着される吐出器について説明する。
吐出器150は、図1に示される貯留シリンダ57および貯留プランジャ58を有しない、通常のトリガー式液体噴出器とされている。例えば、縦供給筒部54の上端部から、図1に示される接続筒部55に代えて、射出筒部60が前方に向けて延び、この射出筒部60には、ノズル軸部52cおよびノズルキャップ52dを有しないノズル部材52が装着されている。
吐出器150は、図1に示されるコイルばね51dに代えて、操作部材53に係合し、操作部材53を前方に付勢する付勢部材53eを備えている。付勢部材53eは、樹脂材料で形成され、射出筒部60を左右方向に挟む両側に設けられている。操作部材53およびピストン61は、前後方向の相対移動が規制されている。
次に、吐出器用ストッパー2について説明する。
吐出器用ストッパー2は、図2および図3に示される、接続部15、台座部13a、摘み片13b、第1被規制部16、および第2被規制部17を有していない。なお、吐出器用ストッパー2に、第1被規制部16、および第2被規制部17を設けてもよい。吐出器用ストッパー2が、操作部材53の内側に差し込まれる第1被規制部16を備えていないことから、操作部材53に左右方向の不意の外力が加えられたときに、分断部11がシリンダ周方向に拡がるように、吐出器用ストッパー2が変形するのを抑制することができる。
吐出器用ストッパー2では、図6に示されるように、連結壁14のうち、左右方向に沿う分断部11側の内端部14aは、前後方向から見て上下方向に延びている。連結壁14の内端部14aは、前後方向から見て、上方に向かうに従い互いにシリンダ周方向に離れる向きに延びている。
外周壁13は、前後方向から見て、上方に向けて開口し、かつ上下方向に細長いU字状を呈する。外周壁13は、左右一対の縦壁13cと、縦壁13cの下端部同士を連結する下壁13dと、を備えている。縦壁13cの下部は、上下方向に延び、縦壁13cの上部および下壁13dより厚肉に形成されている。下壁13dは、前後方向から見て下方に向けて突の曲線状を呈する。
外周壁13の外周面において、前後方向から見て、シリンダ径方向にシリンダ軸O2を挟む分断部11の反対側に位置する部分に、シリンダ径方向の外側に向けて突出する摘み突片13eが、周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されている。摘み突片13eは、縦壁13cの下端部から下方に向けて延びている。摘み突片13eの肉厚は、縦壁13cの下部の肉厚と同等になっている。摘み突片13eは、分断部11からシリンダ周方向に離れた位置に設けられている。
2つの摘み突片13eはそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びている。摘み突片13eは、前後方向から見て、左右方向の内側に向けて突の曲線状を呈する。摘み突片13eの下端部は、下壁13dの下端部より下方に位置している。2つの摘み突片13eは、前後方向から見て、シリンダ軸O2を通り上下方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。
内周壁12の外周面と、外周壁13の内周面と、により囲まれた空間には、操作部材53に前後方向に当接する規制部18が設けられている。規制部18は、内周壁12の外周面における下端部から下方に向けて突出している。規制部18は、前後方向に延びる直方体状に形成されている。規制部18は、外周壁13から離れている。規制部18の前端面は、操作部材53の内側に設けられた補強突部53dに、前後方向に突き当たっている。
なお、規制部18は、外周壁13と当接してもよいし、外周壁13の内周面から突出してもよい。
内周壁12、外周壁13、および規制部18それぞれの後端縁は、上下方向に真直ぐ延びている。内周壁12、外周壁13、および規制部18それぞれの前端縁は、下方に向かうに従い前方に向けて延びている。内周壁12、外周壁13、および規制部18それぞれの前端縁は、上下方向に沿う断面視で、操作部材53の側壁53cの後端縁と一致する。
以上説明したように、本実施形態の吐出器用ストッパー2によれば、外周壁13の外周面に、2つの摘み突片13eが形成されているので、2つの摘み突片13eを互いにシリンダ周方向に近付く向きに摘まむと、分断部11がシリンダ周方向に拡げられることとなり、吐出器用ストッパー2を吐出器本体51の前記連結部に容易に着脱することができる。
2つの摘み突片13eがそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びているので、2つの摘み突片13eを互いにシリンダ周方向に近付く向きに摘まんだときに、分断部11をシリンダ周方向に確実に拡げることができる。
内周壁12の外周面と、外周壁13の内周面と、により囲まれた空間に、操作部材53に前後方向に当接する規制部18が設けられているので、吐出器用ストッパー2を操作部材53に対して広範囲にわたって前後方向に当接させることが可能になり、シリンダ62側に向けた操作部材53の移動を確実に規制することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の態様は、例えば以下の通りである。
<1>
ピストン、および前記ピストンが内部に嵌合されるとともに、シリンダ軸方向に沿う前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧するシリンダを備える吐出器本体と、
前記吐出器本体に装着されるとともに、前記シリンダ内からの内容液が吐出される吐出孔が形成されたノズル部材と、
前記ピストンに連係し、かつ前記シリンダに対して進退可能に設けられた操作部材と、を備えるとともに、前記操作部材が前記シリンダ側に向けて移動したときに、前記シリンダの内部が加圧され、内容液を前記吐出孔から吐出する吐出器に装着されて用いられ、
前記吐出器本体のうち、前記シリンダよりシリンダ軸方向に沿う前記操作部材側に位置し、かつシリンダ軸方向に延びる連結部に着脱可能に外嵌された状態で、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接することにより、前記シリンダ側に向けた前記操作部材の移動を規制し、
シリンダ軸方向から見て、前記シリンダ軸回りに周回するシリンダ周方向の一部に、シリンダ周方向の延びを分断する分断部が形成されてC字状を呈し、
前記連結部の外周面を囲う内周壁と、
前記内周壁の外周面を囲う外周壁と、
前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を各別に連結する一対の連結壁と、を備えている、吐出器用ストッパー。
<2>
前記シリンダ軸は、前後方向に延び、
前記操作部材は、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられ、
前記連結部は、前記ピストンのうち、前記シリンダから前方に突出した部分とされ、
前記操作部材は、
表裏面が前後方向を向く前壁と、
前記前壁から後方に向けて突出し、かつ表裏面が前後方向および上下方向に直交する左右方向を向く左右一対の側壁と、を備え、
前記分断部は、この吐出器用ストッパーの上端部に設けられ、
この吐出器用ストッパーには、前記操作部材の内側に差し込まれ、左右一対の前記側壁の内面に当接、若しくは近接した第1被規制部が備えられている、前記<1>に記載の吐出器用ストッパー。
<3>
前記シリンダの前方から前記シリンダの内側に挿入され、前記シリンダの内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部を備えている、前記<2>に記載の吐出器用ストッパー。
<4>
前記連結壁の表裏面は、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向のうち、前記分断部がこの吐出器用ストッパーを貫いている一方向を向き、
前記連結壁は、前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を、シリンダ軸方向から見て前記一方向に直交する他方向に連結し、
前記連結壁のうち、前記他方向に沿う前記分断部側の内端部は、前記分断部に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されている、前記<1>から<3>のいずれか1つに記載の吐出器用ストッパー。
<5>
前記外周壁の外周面において、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向にシリンダ軸を挟む前記分断部の反対側に位置する部分に、シリンダ径方向の外側に向けて突出する摘み突片が、シリンダ周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されている、前記<1>から<4>のいずれか1つに記載の吐出器用ストッパー。
<6>
2つの前記摘み突片はそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びている、前記<5>に記載の吐出器用ストッパー。
<7>
前記内周壁の外周面と、前記外周壁の内周面と、により囲まれた空間には、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接する規制部が設けられている、前記<5>または<6>に記載の吐出器用ストッパー。
1、2 吐出器用ストッパー
11 分断部
12 内周壁
13 外周壁
13e 摘み突片
14 連結壁
14a 内端部
16 第1被規制部
17 第2被規制部
18 規制部
50、150 吐出器
51 吐出器本体
52 ノズル部材
52a 吐出孔
53 操作部材
53b 前壁
53c 側壁
61 ピストン(連結部)
62 シリンダ
O2 シリンダ軸

Claims (7)

  1. ピストン、および前記ピストンが内部に嵌合されるとともに、シリンダ軸方向に沿う前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧するシリンダを備える吐出器本体と、
    前記吐出器本体に装着されるとともに、前記シリンダ内からの内容液が吐出される吐出孔が形成されたノズル部材と、
    前記ピストンに連係し、かつ前記シリンダに対して進退可能に設けられた操作部材と、を備えるとともに、前記操作部材が前記シリンダ側に向けて移動したときに、前記シリンダの内部が加圧され、内容液を前記吐出孔から吐出する吐出器に装着されて用いられ、
    前記吐出器本体のうち、前記シリンダよりシリンダ軸方向に沿う前記操作部材側に位置し、かつシリンダ軸方向に延びる連結部に着脱可能に外嵌された状態で、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接することにより、前記シリンダ側に向けた前記操作部材の移動を規制し、
    シリンダ軸方向から見て、前記シリンダ軸回りに周回するシリンダ周方向の一部に、シリンダ周方向の延びを分断する分断部が形成されてC字状を呈し、
    前記連結部の外周面を囲う内周壁と、
    前記内周壁の外周面を囲う外周壁と、
    前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を各別に連結する一対の連結壁と、を備えている、吐出器用ストッパー。
  2. 前記シリンダ軸は、前後方向に延び、
    前記操作部材は、上下方向に延び、かつ上端部回りに前後方向に揺動可能に設けられ、
    前記連結部は、前記ピストンのうち、前記シリンダから前方に突出した部分とされ、
    前記操作部材は、
    表裏面が前後方向を向く前壁と、
    前記前壁から後方に向けて突出し、かつ表裏面が前後方向および上下方向に直交する左右方向を向く左右一対の側壁と、を備え、
    前記分断部は、この吐出器用ストッパーの上端部に設けられ、
    この吐出器用ストッパーには、前記操作部材の内側に差し込まれ、左右一対の前記側壁の内面に当接、若しくは近接した第1被規制部が備えられている、請求項1に記載の吐出器用ストッパー。
  3. 前記シリンダの前方から前記シリンダの内側に挿入され、前記シリンダの内周面における下端部に当接、若しくは近接した第2被規制部を備えている、請求項2に記載の吐出器用ストッパー。
  4. 前記連結壁の表裏面は、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向のうち、前記分断部がこの吐出器用ストッパーを貫いている一方向を向き、
    前記連結壁は、前記内周壁および前記外周壁それぞれのシリンダ周方向の端部同士を、シリンダ軸方向から見て前記一方向に直交する他方向に連結し、
    前記連結壁のうち、前記他方向に沿う前記分断部側の内端部は、前記分断部に向けて膨出し、かつ他の部分より肉厚に形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出器用ストッパー。
  5. 前記外周壁の外周面において、シリンダ軸方向から見て、シリンダ軸に交差するシリンダ径方向にシリンダ軸を挟む前記分断部の反対側に位置する部分に、シリンダ径方向の外側に向けて突出する摘み突片が、シリンダ周方向に間隔をあけて少なくとも2つ形成されている、請求項1に記載の吐出器用ストッパー。
  6. 2つの前記摘み突片はそれぞれ、シリンダ径方向の外側に向かうに従いシリンダ周方向に互いに離れる向きに延びている、請求項5に記載の吐出器用ストッパー。
  7. 前記内周壁の外周面と、前記外周壁の内周面と、により囲まれた空間には、前記操作部材にシリンダ軸方向に当接する規制部が設けられている、請求項5または6に記載の吐出器用ストッパー。
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