JP2023553115A - 電極、電極スタックおよび電池の製造のための装置、システムおよび方法 - Google Patents

電極、電極スタックおよび電池の製造のための装置、システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

二次電池電極アセンブリ製造のためウェブマージするプロセスは第1ウェブを移動する工程であって、第1ウェブは、電極サブユニットのための第1コンポーネント集団であって、第1コンポーネントが対応する弱化パターンにより画定される、第1コンポーネント集団と第1搬送フィーチャ集団とを含む、移動する工程を含む。電極サブユニットのための第2コンポーネント集団であって、第2コンポーネントが対応する弱化パターンにより画定される、第2コンポーネント集団と第2搬送フィーチャ集団とを含む、第2ウェブを移動する工程。受け部材搬送工程であって、受け部材は複数突起部を含む、工程。第1ウェブを受け部材で受ける。第1コンポーネントが第2コンポーネントと整列し、第2ウェブの搬送フィーチャが受け部材の複数の突起部により係合されるよう、第2ウェブを第1ウェブに重ね合わせる工程。第2ウェブマージ位置は第1ウェブのそれから間隔を空ける。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2020年12月9日出願の米国仮特許出願第63/123328号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
2020年11月18日出願の米国仮特許出願第63/115266号、2020年9月18日出願の米国仮特許出願第63/080345号、および2020年9月22日出願の米国仮特許出願第63/081686号、2018年08月06日出願の米国仮特許出願第62/715233号に対する優先権を主張する2019年8月6日出願の米国特許出願第16/533082号、並びに、2017年11月15日出願の米国仮出願第62/586737号及び2018年8月6日出願の米国仮特許出願第62/715233号に対する優先権を主張する、2018年11月15日出願の国際特許出願第PCT/US2018/061245号。これらの各出願の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
分野
本開示の分野は、一般に、電池技術などのエネルギ貯蔵技術に関する。より具体的には、本開示の分野は、リチウムベースの電池を含む二次電池で使用するための電極などのエネルギ貯蔵システムの組立のためのシステムおよび方法に関する。
背景
リチウムベースの二次電池は、その比較的高いエネルギ密度、出力および保存寿命により、望ましいエネルギ源となっている。リチウム二次電池の例としては、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などの非水系電池が挙げられる。
電池、燃料電池、電気化学キャパシタなどの公知のエネルギ貯蔵デバイスは、典型的には、平面またはらせん状に巻かれた(すなわち、ジェリーロール)ラミネート構造などの二次元ラミナー構造を有し、各ラミネートの表面積は、(多孔性および表面粗さを無視する)その幾何学的フットプリントにほぼ等しい。
図1は、一般に10で示される公知の層状型二次電池の断面図である。電池10は、正極20と接触する正極集電体15を含む。負極25は、セパレータ層30によって正極20から分離されている。負極25は負極集電体35と接触している。図1に示すように、電池10はスタック状に形成されている。スタックは、負極集電体35の上に別のセパレータ層(図示せず)で覆われることもあり、その後、ロール状に巻かれて缶(図示せず)に入れられ、電池10が組み立てられる。充電プロセス中、キャリアイオン(典型的にはリチウム)は正極20を出て、セパレータ層30を通って負極25に移動する。使用されるアノード材料に応じて、キャリアイオンはインタカレート(例えば、合金を形成することなく負極材料のマトリックスに収まる)するか、負極材料と合金を形成する。放電プロセス中、キャリアイオンは負極25から離れ、セパレータ層30を通って正極20に戻る。
三次元二次電池は、層状二次電池に比べて容量と寿命が向上する可能性がある。しかし、このような三次元二次電池の製造には、製造上およびコスト上の課題がある。これまで使用されてきた精密製造技術では、サイクル寿命が改善された二次電池を得ることができるが、生産性と製造コストが犠牲になる。しかし、既知の製造技術を高速化すると、欠陥が増加し、容量が低下し、電池の寿命が短くなる可能性がある。
したがって、公知技術の問題に対処しつつ、三次元電池を製造することが望まれる。
一実施形態は、二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするプロセスであり、該プロセスにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第1の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団であって、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のコンポーネントの集団と、(ii)第1の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第2の基材のウェブは、(iii)電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団であって、第2のコンポーネントは対応する弱化パターンによって画定される、第2のコンポーネントと、(iv)第2の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と;
第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接する、ウェブマージ方向に受け部材を搬送する工程であって、受け部材は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成された複数の突起部を備える、搬送する工程と、
第1の基材のウェブの搬送フィーチャが、ベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置で、第1の基材のウェブを受け部材上で受ける工程と、
第1のコンポーネントが第2のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上で複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第2のウェブマージ位置において、受け部材上で第1の基材のウェブ上に第2の基材のウェブを重ね合わせる工程であって、第2のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
含む。
別の実施形態は、二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするプロセスであり、該プロセスにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第1の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第1の電極コンポーネントの集団であって、第1の電極コンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1の電極コンポーネントの集団と、(ii)第1の搬送フィーチャの集団と、を含み、第1の基材のウェブは、電極材料のウェブを含む、移動させる工程と、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第2の基材のウェブは、(iii)対応する弱化パターンによって画定されるセパレータコンポーネントの集団と、(iv)第2の搬送フィーチャの集団と、を含み、第2の基材のウェブは、セパレータ材料のウェブを含む、移動させる工程と、
第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接する、ウェブマージ方向に受け部材を搬送する工程であって、受け部材は、電極材料のウェブの第1の搬送フィーチャ及びセパレータ材料のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成された複数の突起部を備える、搬送する工程と、
電極材料のウェブ又はセパレータ材料のウェブの夫々の搬送フィーチャが、ベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置で、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの一方をベルト上で受ける工程と、
電極材料のウェブ又はセパレータ材料のウェブの他方の夫々の搬送フィーチャが、ベルト上で複数の突起部の少なくとも一部によって係合され、セパレータ構造体が第1の電極構造体と実質的に整列するように、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの受け側の一方に、第2のウェブマージ位置で、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの他方を重ね合わせる工程であって、第2のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
含む。
別の実施形態は、積層ウェブの層状配列の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するためのプロセスであり、
該プロセスにおいて、各電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって積層ウェブ内に画定され、
該プロセスは、
積層ウェブの層状配列の電極サブユニットを、受けユニットとパンチヘッドとの間のパンチ位置に位置決めする工程であって、受けユニットは、ベース、アライメントピン、及び可動プラットフォームを含む、位置決めする工程と、
受けユニットのアライメントピンを、電極サブユニットのフィデューシャルフィーチャを通して位置決めする工程と、
可動プラットフォームを電極サブユニットの下面と受けユニットのベースとの間の所定の位置に位置決めする工程と、
パンチヘッドを用いて電極サブユニットに力を加える工程であって、該力は、弱化パターンに沿って電極サブユニットを積層ウェブのアレイから分離するのに十分な大きさを有する、力を加える工程と
を含む。
さらに別の実施形態は、積層ウェブのアレイ内の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するシステムであり、該システムにおいて、
電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって画定され、
該システムは、
そこから延びる少なくとも2つのアライメントピンを有する受けユニットであって、アライメントピンは、電極サブユニットの対応するフィデューシャルフィーチャと係合するように位置決めされ、電極サブユニットの第1の表面と対向する、受けユニットと、
少なくとも2つのパンチヘッドホールを含む可動パンチヘッドであって、パンチヘッドホールは、アライメントピンの対応する1つを受け入れるようにサイズ決めされて位置決めされ、パンチヘッドは、電極サブユニットの対向面に面するように位置決めされる、可動パンチヘッドと、
パンチヘッドに、弱化パターンに沿って積層ウェブのアレイから電極サブユニットを分離するのに十分な力を電極サブユニットの対向面に加えさせるように構成されたコントローラと
を含む。
さらに別の実施形態は、積層ウェブのアレイ内の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するシステムであり、該システムにおいて、
電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって画定され、
該システムは
ベースと可動プラットフォームとを有する受けユニットであって、可動プラットフォームは、積層ウェブのアレイとベースとの間の所定の位置に選択的に位置決め可能である、受けユニットと、
電極サブユニットの対向面に対向するように位置決めされる可動パンチヘッドと、
パンチヘッドに、弱化パターンに沿って積層ウェブのアレイから電極サブユニットを分離するのに十分な力を電極サブユニットの対向面に加えさせるように構成されたコントローラであって、受けユニットの可動プラットフォームは、積層ウェブのアレイから分離された電極サブユニットを受けるように選択的に位置決めされる、コントローラと
を含む。
さらに別の実施形態は、二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするシステムであり、該システムにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第1のマージゾーンであって、第1の基材のウェブは、電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団と第1の搬送フィーチャの集団とを含み、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のマージゾーンと、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第2のマージゾーンであって、第2の基材のウェブは、電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団と第2の搬送フィーチャの集団とを含み、第2のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第2のマージゾーンと、
複数の突起部を含む受け部材であって、該受け部材は、第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接して配置され、該複数の突起部は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ、及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成されている、受け部材と
を含み、
第1のマージゾーンは、第1の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置にて、第1の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
第2のマージゾーンは、第2のコンポーネントが第1のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第2のウェブマージ位置にて、第2の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
第2のマージゾーンは、第1のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである。
図1は、既存の(先行技術の)層状電池の断面図である。 図2は、本開示による電極製造システムの好適な一実施形態の概略図である。 図3は、本開示によるレーザシステムの好適な一実施形態の拡大概略図である。 図4は、本開示による切断プレナムの好適な一実施形態の等角図である。 図5は、本開示の電極製造システムを通して処理された後に電極に形成された基材の例示的なウェブの切断上面図である。 図6は、その上に形成された電極パターンを有する例示的な基材のウェブの上面図である。 図6Aは、例示的な負極としての基材のウェブの一部の透視図である。 図6Bは、例示的な正極としての基材のウェブの一部の透視図である。 図7は、その上に形成された例示的な電極パターンを有する基材のウェブの一部の拡大上面図である。 図8は、本開示の電極製造システムを通して処理された後に電極パターンを含む電極材料のウェブに形成された基材の等角図である。 図8Aは、図8の電極材料のウェブの一部の上面図である。 図9は、本開示の電極製造システムの巻き取りローラの好適な一実施形態の等角図である。 図10は、本開示のブラッシングステーションの好適な一実施形態の上面図である。 図11は、図10に示す例示的なブラッシングステーションの側面図である。 図12は、本開示による検査ステーションの好適な一実施形態の等角図である。 図13は、本開示の好適な一実施形態によるチャックの上面図である。 図14は、本開示による合体および積層配置の部分概略図である。 図14Aは、本開示によるマージゾーンの部分側面図である。 図14Bは、図14Aの積層デバイスの巻き戻しセクションの一部を例示する拡大詳細図である。 図14C1~3は、本開示によるマージ配置の側面図、上面図および正面図である。 図14C1~3は、本開示によるマージ配置の側面図、上面図および正面図である。 図14C1~は、本開示によるマージ配置の側面図、上面図および正面図である。 図14Dは、本開示の電極製造システムの電極材料張力付与セクションの等角図である。 図14E1~4は、本開示の実施形態によるテーパなし突起部(上)およびテーパ付き突起部(下)の側面図および上面図を含む。 図14E1~4は、本開示の実施形態によるテーパなし突起部(上)およびテーパ付き突起部(下)の側面図および上面図を含む。 図14E1~4は、本開示の実施形態によるテーパなし突起部(上)およびテーパ付き突起部(下)の側面図および上面図を含む。 図14E1~4は、本開示の実施形態によるテーパなし突起部(上)およびテーパ付き突起部(下)の側面図および上面図を含む。 図14F1~3は、本開示の実施形態による逆回転ブラシの等角図(左)、上面図(中央)および側面図(右)を示す。 図14F1~3は、本開示の実施形態による逆回転ブラシの等角図(左)、上面図(中央)および側面図(右)を示す。 図14F1~3は、本開示の実施形態による逆回転ブラシの等角図(左)、上面図(中央)および側面図(右)を示す。 図14Gは、本開示の実施形態によるマージスプロケットを有するウェブの図14Bに示す初期接触点の拡大図を示す。 図14H1~3は、本開示の実施形態によるマージスプロケットと相互作用するウェブの3つの図、側面図(i)、上面図(ii)および等角図(iii)を示す。 図14H1~3は、本開示の実施形態によるマージスプロケットと相互作用するウェブの3つの図、側面図(i)、上面図(ii)および等角図(iii)を示す。 図14H1~3は、本開示の実施形態によるマージスプロケットと相互作用するウェブの3つの図、側面図(i)、上面図(ii)および等角図(iii)を示す。 図15は、本開示による電極の多層スタックの断面図である。 図15Aは、本開示による電極材料のウェブの部分上面図である。 図16Aは、本開示による電極サブユニットの多層スタックの側面図である。 図16Bは、図16Aの電極サブユニットの多層スタックの部分上面図である。 図16Cは、第2の穿孔の破裂後の図16Aの多層スタックの部分上面図である。 図17は、本開示による積層セルの等角図である。 図18A及び図18Bは、その上に配置された電池パッケージを有する積層セルの連続等角図である。 図18A及び図18Bは、その上に配置された電池パッケージを有する積層セルの連続等角図である。 図19は、本開示のシステムのマージセクションの側面図である。 図20は、本開示の大容量積層システムの側面図である。 図20Aは、図20の大量積み重ねシステムの下の歯付きの部分的なクローズアップ図である。 図21は、本開示による受けユニットの透視図である。 図22は、図21の受けユニットの正面図である。 図23は、本開示の打ち抜き積み重ねシステムの一実施形態の概略図である。 図24A、図24Bおよび図24Cは、それぞれ、本開示の電極サブユニット、電極サブユニットおよび一連の積層電極サブユニットを強調するマージ材料ウェブの上面図である。 図24A、図24Bおよび図24Cは、それぞれ、本開示の電極サブユニット、電極サブユニットおよび一連の積層電極サブユニットを強調するマージ材料ウェブの上面図である。 図24A、図24Bおよび図24Cは、それぞれ、本開示の電極サブユニット、電極サブユニットおよび一連の積層電極サブユニットを強調するマージ材料ウェブの上面図である。 図24Dは、電極サブユニットの集団を含むマージ材料ウェブの実施形態の切断図である。 図24Eは、本開示の受けユニットの等角図である。 図24Fは、その上に積層されている電極サブユニットの集団を有するレシービングユニットを示す正面図である。 図25は、本開示の打ち抜き積層システムのデマージスプロケットの等角図である。 図26Aは、本開示の実施形態による打ち抜き作業中のパンチヘッドの上面図である。 図26Bは、図26Aに示すパンチヘッドの等角図である。 図26Cは、図26Aの部分26Cの詳細図である。
本明細書で使用される「A」、「an」、および「the」(すなわち、単数形)は、文脈上明らかにそうでないことが指示されない限り、複数の参照語を指す。例えば、1つの例において、「電極」への言及は、単一の電極と複数の同様の電極の両方を含む。
本明細書で使用される「約」及び「約」は、記載された値のプラスマイナス10%、5%、又は1%を指す。例えば、一例では、約250μmは、225μm~275μmを含む。さらに一例を挙げると、約1,000μmは900μm~1,100μmを含む。別段の指示がない限り、本明細書および特許請求の範囲において使用される量(例えば、測定値など)などを表すすべての数値は、すべての場合において「約」という用語によって修飾されるものと理解される。したがって、反対の指示がない限り、以下の明細書および添付の特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは近似値である。各数値パラメータは、少なくとも、報告された有効数字の桁数を考慮し、通常の丸め技術を適用して解釈されるべきである。
本明細書において二次電池の文脈で使用される「アノード」とは、二次電池の負極を指す。
本明細書で使用される「アノード材料」または「アノード活性」とは、二次電池の負極として使用するのに適した材料を意味する。
二次電池の文脈で用いられる「カソード」とは、二次電池の正極を意味する。
本明細書で使用される「カソード材料」又は「カソード活性」とは、二次電池の正極として使用するのに適した材料を意味する。
充電状態と放電状態との間の二次電池のサイクルという文脈で本明細書で使用される「サイクル」とは、充電状態または放電状態のいずれかである第1の状態から、第1の状態の反対である第2の状態(すなわち、第1の状態が放電状態であった場合は充電状態、第1の状態が充電状態であった場合は放電状態)に電池をサイクル内で移動させるために電池を充電および/または放電し、その後、サイクルを完了するために電池を第1の状態に戻すことを指す。例えば、充電状態と放電状態の間の二次電池の単一サイクルには、充電サイクルのように、放電状態から充電状態に電池を充電し、その後放電状態に戻してサイクルを完了させる放電を含むことができる。単一サイクルには、放電サイクルのように、充電状態から放電状態へバッテリを放電し、その後充電状態へ充電してサイクルを完了することも含まれる。
本明細書で使用する「電気化学的活性材料」とは、アノード活性材料またはカソード活性材料を意味する。
本明細書で使用される「電極」とは、文脈上明らかにそうでないことが示されない限り、二次電池の負極または正極を指す場合がある。
本明細書で使用される「電極集電体層」は、アノード(例えば、負)集電体層、又はカソード(例えば、正)集電体層を指す場合がある。
本明細書で使用される「電極材料」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、アノード材料またはカソード材料を指す場合がある。
本明細書で使用される「電極構造」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、電池で使用するように適合されたアノード構造(例えば、負極構造)またはカソード構造(例えば、正極構造)を指す場合がある。
本明細書で使用する「縦軸」、「横軸」、および「縦軸」は、互いに直交する軸(すなわち、それぞれが互いに直交する軸)を指す。例えば、本明細書で使用される「縦軸」、「横軸」、および「縦軸」は、三次元の側面または向きを定義するために使用されるデカルト座標系に類似している。このように、本明細書において開示される主題の要素の説明は、要素の三次元的な配向を記述するために使用される特定の軸または軸に限定されない。あるいは、軸は、開示される主題の三次元的側面を参照する際に交換可能であってもよい。
「弱化領域」とは、弱化領域の局所的な破断強度が非弱化領域の破断強度よりも低くなるような、スコアリング、切断、穿孔などの加工操作を受けたウェブの部分を指す。
詳細な説明
本開示の実施形態は、電池容量および電池寿命を保持または改善し、製造プロセス中の欠陥の発生を低減しながら、電池コンポーネントの製造速度を改善する、三次元二次電池などの電池用電極コンポーネントの製造のための装置、システムおよび方法に関する。
電池に使用される電極およびセパレータを含む電極コンポーネントを製造するための例示的なシステムを、図2を参照して説明する。一般に100で示される電極生産(または製造)システムは、電池で使用する精密電極の効率的な生産を可能にするように機能する、多数の個別のステーション、システム、コンポーネント、または装置を含む。製造システム100を、まず、図2に関して一般的に説明し、その後、より広範な製造システム100を紹介した後に、各コンポーネントの追加的な詳細をさらに説明する。
図示された例示的な実施形態では、製造システム100は、基材のウェブ104を保持して巻き戻すための基材巻き戻しローラ102を含む。基材のウェブ104は、二次電池用の電極アセンブリの製造に適した電極材料(すなわち、アノード材料のウェブまたはカソード材料のウェブ)、セパレータ材料などであってもよい。基材のウェブ104は、ロール状に巻かれた薄いシート状の材料であり、基材巻き出しローラ102上に配置するための大きさの中心貫通孔を有する。いくつかの実施形態では、基材のウェブ104は、例えば、電極集電体層(すなわち、アノード集電体層またはカソード集電体層)、およびその少なくとも1つの主要面上の電気化学的に活性な材料層(すなわち、アノード活性材料層またはカソード活性材料層)を含む多層材料であり、他の実施形態では、基材のウェブは単層(例えば、セパレータ材料のウェブ)であってもよい。ベース巻き戻しローラ102は、金属、金属合金、複合材、プラスチック、または製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にする他の材料から形成されてもよい。一実施形態では、巻き戻しローラ102はステンレス鋼製であり、3インチ(76.2mm)の直径を有する。
図2の実施形態に見られるように、基材のウェブ104は、基材のウェブ104の巻き戻しを容易にするために、エッジガイド106を横切って通される。一実施形態では、エッジガイド106は、貫通ビームタイプの光学センサを使用して、固定基準点に対する基材のウェブ104の一方のエッジの位置を検出する。フィードバックは、エッジガイド106から「ウェブステアリング」ローラ、一般に巻戻しローラ102に送られ、このローラは、基材のウェブ104の移動方向に対して垂直な方向に移動する。この実施形態では、基材のウェブ104は次に、アイドラ108aの周囲を通過し、スプライシングステーション110に入る。(アイドルローラとも呼ばれることがある)アイドラ108aは、基材のウェブ104の適切な位置決めおよび張力の維持を容易にするとともに、基材のウェブ104の方向を変えることを容易にする。図2に示す実施形態では、アイドラ108aは、基材のウェブ104を垂直方向に受け取り、基材のウェブ104が入力方向から実質的に90度の出力方向にアイドラ108aから離れるように、部分的にアイドラ108aに巻き付けられる。しかしながら、入力方向および出力方向は、本開示の範囲から逸脱することなく変化し得ることが理解されるべきである。いくつかの実施形態では、製造システム100は、複数のアイドラ108a~108xを使用して、基材のウェブが製造システム100を通って搬送されるときに、基材のウェブの方向を1回または複数回変えることができる。アイドラ108a~108xは、金属、金属合金、複合材、プラスチック、ゴム、または製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にする任意の他の材料から形成されてもよい。一実施形態では、アイドラ108a~108xはステンレス鋼製であり、直径1インチ(25.4mm)×長さ18インチ(457.2mm)の寸法を有する。
スプライシングステーション110は、2つの別個のウェブを一緒にスプライシングすることを容易にするように構成されている。好適な一実施形態では、基材のウェブ104の後縁(図示せず)がスプライシングステーション110内で停止するように、第1の基材のウェブ104が巻き戻されると、第1のウェブの後縁と第2のウェブの前縁とが互いに隣接するように、第2の基材のウェブ104の前縁(図示せず)がスプライシングステーション110内に巻き戻される。次に、ユーザは、粘着テープなどの粘着剤を塗布して、第2のウェブの前縁を第1のウェブの後縁に接合し、2つのウェブの間に継ぎ目を形成し、連続した基材のウェブを作成することができる。このような工程は、ユーザの指示により、多数の基材のウェブ104に対して繰り返すことができる。このように、スプライシングステーション110は、複数の基材のウェブをスプライシングして1つの連続ウェブを形成する可能性を可能にする。他の実施形態では、ユーザは、所望に応じて、同じ材料または異なる材料のウェブを一緒にスプライスすることができることを理解されたい。
好適な一実施形態では、スプライシングステーション110を出ると、基材のウェブ104は、ニップローラ112に入るようにダウンウェブ方向WDに搬送される。ニップローラ112は、基材のウェブ104が製造システム100を通って搬送される速度の制御を容易にするように構成されている。一実施形態では、ニップローラ112は、その間にニップを画定する空間を有する少なくとも2つの隣接するローラを含む。ニップは、基材のウェブ104が、基材のウェブ104を移動させるためにローラの摩擦を許容するのに十分な圧力で、(「ニップローラ」とも呼ばれる)隣接する2つのローラ114の各々に押し付けられるが、基材のウェブ104に著しい変形または損傷を与えないように十分低い圧力で押し付けられるような大きさである。いくつかの好適な実施形態では、ニップローラ114によって基材のウェブ104に対して及ぼされる圧力は、ウェブのクロスウェブスパンS(すなわち、クロスウェブ方向XWDのウェブの端から端までの距離)(図6、図8A)を横切って、0ポンド、5ポンド、10ポンド、15ポンド、20ポンド、 25ポンド、30ポンド、35ポンド、40ポンド、45ポンド、50ポンド、55ポンド、65ポンド、70ポンド、75ポンド、80ポンド、85ポンド、90ポンド、95ポンド、100ポンド、110ポンド、120ポンド、130ポンド、140ポンド、150ポンド、160ポンド、170ポンド、180ポンド、190ポンド、200ポンド、または210ポンドなどの、0~210ポンドの力の間に設定される。
好適な一実施形態では、隣接するローラ114の少なくとも1つは、電気モータによって駆動される高摩擦ローラであってもよいコンプライアントローラであり、隣接するローラのもう1つは低摩擦受動ローラである。コンプライアントローラは、基材のウェブ104に十分なグリップ力を与え、基材のウェブ104に押し力または引き力を与えて製造システム100を通して搬送することができる、ゴムまたはポリマから作られた少なくとも外面を有することができる。一実施形態では、隣接するローラ114の少なくとも1つは、約3.863インチ(98.12mm)の直径を有するスチールローラである。別の実施形態では、隣接するローラ114の少なくとも1つは、約2.54インチ(64.51mm)の直径を有するゴムローラである。さらに別の実施形態では、隣接するローラ114の1つ以上は、ローラの幅に沿った任意の位置に配置するように調整可能な、その上に配置されたゴム製リングを含み、各リングは約3.90インチ(99.06mm)の外径を有する。一実施形態では、1つ以上のゴム製リングがローラ上に配置され、基材のウェブ104をダウンウェブ方向WDに駆動するために、基材のウェブ104にその連続外縁で接触する。従って、基材のウェブ104の速度は、ユーザインタフェース116を介して高摩擦ローラの回転速度を制御することによって制御される。実施形態では、ウェブ方向のウェブの速度は、0.001m/秒から10m/秒になるように制御される。実施形態において、ウェブ方向WDのウェブの最高速度は、ウェブが本明細書でさらに説明されるように適切な整列、平坦性および張力を維持するように、ウェブおよびシステムコンポーネントの慣性によって指示される。他の実施形態では、隣接するローラ114の各々は、製造システム100が本明細書で説明されるように機能することを可能にする、任意の高摩擦材料または低摩擦材料から作られてもよい。隣接するローラ114のいずれか一方または両方は、ニップを通過する基材のウェブ104の速度を制御するためのモータ(図示せず)に接続されてもよいことが理解されるべきである。製造システム100は、製造システム100を通って搬送される基材のウェブ104の速度の制御を容易にするために、1つまたは複数の追加のニップローラ122、132を含むことができ、これはユーザインタフェース116を介して制御することができる。複数のニップローラが使用される場合、ニップローラの各々は、基材のウェブ104が製造システム100を通って円滑に搬送されるように、ユーザインタフェース116を介して同じ速度に設定され得る。実施形態では、基材のウェブ104のウェブ方向WDの速度は、0.001m/秒から10m/秒になるように制御される。
製造システム100はまた、ダンサ118を含むことができる。図2に見られるように、図示されたダンサ118は、互いに間隔をあけて配置された一対のローラを含むが、ダンサ118の一対のローラ間は中心軸を中心に連結されている。ダンサ118の一対のローラは、中心軸を中心に回転することができ、それにより、基材のウェブ104の張力を受動的に調整することができる。例えば、基材のウェブ104の張力が所定の閾値を超えると、ダンサ118の一対のローラは中心軸を中心に回転してウェブの張力を低下させる。従って、ダンサ118は、適切な張力が基材のウェブ上で一貫して維持されることを確実にするために、ダンサの質量(例えば、一対のローラのうちの1つまたは複数の質量)、バネ、トーションロッド、またはユーザインタフェース116を介してユーザが調整可能または制御可能であり得る他のバイアス/張力付与装置を単独で使用してもよい。一実施形態では、ダンサ118の質量およびダンサの慣性は、例えばアルミニウム製の中空ローラを使用することにより、500グラム重以下でのウェブ張力を可能にするように低減または最小化される。他の実施形態では、ダンサ118のローラは、炭素繊維、アルミニウム合金、マグネシウム、他の軽量金属および金属合金、ガラス繊維、または500グラム重以下でウェブ張力を提供するのに十分低い質量を可能にする任意の他の適切な材料などの他の軽量材料で作られる。さらに別の実施形態では、ダンサ118のローラは、250グラム重以下の基材のウェブ104の張力を可能にするようにカウンターバランスされている。
製造システム100は、1つ以上のレーザシステム120a、120b、120cを含む。図2に示される実施形態は、3つのレーザシステム120a~cを含むが、製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にするために、任意の数のレーザシステムが使用されてもよいことが理解されるべきである。レーザシステム120a~cのさらなる説明は、図3を参照して行われる。好適な一実施形態では、レーザシステム120a~cの少なくとも1つは、切断プレナム304(図3)に向かってレーザビーム302を放出するように構成されたレーザデバイス300を含む。図示の実施形態では、切断プレナム304は、チャック306及び真空308を含む。チャック306の詳細は、図4および図13に最もよく示されており、以下にさらに説明する。好適な一実施形態では、また図4に図示されているように、レーザシステム120に隣接して、1つ以上の検査システム310、312が設けられており、これは、カメラなどの視覚検査装置であってもよく、あるいは、製造システム100が本明細書でさらに説明されるように機能することを可能にする任意の他の好適な検査システムであってもよい。
図2に示される例示的な製造システム100は、ブラッシングステーション124およびエアナイフ126などの1つまたは複数のクリーニングステーションを含む。各クリーニングステーションは、本明細書でさらに説明するように、基材のウェブ104から屑(図示せず)を除去するか、さもなければ除去を促進するように構成される。
図2の製造システム100は、本明細書でさらに説明するように、欠陥を識別する検査装置128と、識別された欠陥の位置を特定するために基材のウェブ104に印を付ける関連欠陥マーキングデバイス130とを含む。
好適な一実施形態では、基材のウェブ104は、インタリーフ材138のウェブと共に巻き取りローラ134を介して巻き取られ、インタリーフ材138によって分離された電極の層を有する電極140のロールを作成するために、インタリーフ材ローラ136を介して巻き戻される。いくつかの実施形態では、基材のウェブ104は、インタリーフ材138のウェブなしで巻き取りローラ134を介して巻き取ることができる。
一連のニップローラ112、122、132、アイドラ108a~x、及びダンサ118a~xは、製造システム100を通して基材のウェブ104を搬送するための搬送システムと一緒に呼ばれることがあることに留意されたい。本明細書で使用する場合、搬送システムまたは基材のウェブ104の搬送とは、生産システムを通して基材のウェブ104をウェブ方向WDに意図的に移動させることを指す。
図5を参照すると、基材のウェブ104は、本明細書で説明するような電池で使用するための電極部品の製造に適した任意の材料であってよい。例えば、基材のウェブ104は、電気絶縁性セパレータ材料500、アノード材料502またはカソード材料504であってもよい。好適な一実施形態では、基材のウェブ104は、二次電池のセパレータとして使用するのに適した、電気絶縁性およびイオン透過性の高分子織布材料である。
別の好適な実施形態では、やはり図5を参照すると、基材のウェブ104は、アノード集電体層506およびアノード活性材料層508を含むことができるアノード材料502のウェブである。アノード集電体層506は、銅、銅合金などの導電性金属、または負極集電体層として好適な他の材料からなる場合がある。アノード活性材料層508は、アノード集電体層506の第1の表面上の第1の層およびアノード集電体層506の第2の対向表面上の第2の層として形成することができる。別の実施形態では、アノード集電体層506とアノード活性材料層508とは混在していてもよい。第1の表面および第2の対向する表面は、基材のウェブ104の主要な表面、または表および裏の表面と呼ばれることがある。本明細書で使用する主要面とは、基材のウェブのダウンウェブ方向WDの長さと基材のウェブ104のクロスウェブ方向XWDのスパンとによって形成される平面によって規定される面を指す。
一般に、基材のウェブ104がアノード材料のウェブである場合、そのアノード活性材料層は(それぞれ)少なくとも約10μmの厚さを有する。例えば、一実施形態では、アノード活性材料層は(それぞれ)少なくとも約40μmの厚さを有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、アノード活性材料層は、(それぞれ)少なくとも約80μmの厚さを有する。さらなる例として、このような一実施形態では、アノード活性材料層は(それぞれ)少なくとも約120μmの厚さを有する。しかしながら、典型的には、アノード活性材料層は、(それぞれ)約60μm未満、あるいは約30μm未満の厚さを有する。
例示的なアノード活性材料としては、グラファイト、軟質炭素または硬質炭素などの炭素材料、またはグラフェン(例えば、単層または多層カーボンナノチューブ)、またはリチウムをインタカレートするか、またはリチウムと合金を形成することができる金属、半金属、合金、酸化物、窒化物、および化合物の範囲のいずれかが挙げられる。アノード材料を構成することができる金属または半金属の具体例としては、グラファイト、スズ、鉛、マグネシウム、アルミニウム、ホウ素、ガリウム、ケイ素、Si/C複合材、Si/グラファイトブレンド、酸化ケイ素(SiOx)、多孔質Si、金属間Si合金、インジウム、ジルコニウム、ゲルマニウム、ビスマス、カドミウム、アンチモン、銀、亜鉛、ヒ素、ハフニウム、イットリウム、リチウム、ナトリウム、グラファイト、炭素、チタン酸リチウム、パラジウム、およびこれらの混合物などが、挙げられる。1つの例示的な実施形態において、アノード活性材料は、アルミニウム、スズ、またはケイ素、またはそれらの酸化物、それらの窒化物、それらのフッ化物、またはそれらの他の合金からなる。別の例示的な実施形態では、アノード活性材料は、ケイ素、またはその合金もしくは酸化物からなる。
一実施形態では、アノード活性材料は、充電及び放電プロセス中にリチウムイオン(又は他のキャリアイオン)が負極活性材料に取り込まれるか、又は負極活性材料から離脱する際の体積膨張及び収縮に対応するために、有意なボイド体積分率を提供するように微細構造化される。一般的に、アノード活性材料層のボイド体積率は少なくとも0.1である。しかしながら、典型的には、(各)アノード活性材料層のボイド体積率は0.8以下である。例えば、一実施形態では、アノード活性材料層のボイド体積率は約0.15~約0.75である。さらなる例として、一実施形態では、アノード活性材料層の(各々の)ボイド体積率は約0.2~約0.7である。さらなる例として、一実施形態では、(アノード活性材料層の(各々の)ボイド体積率は約0.25~約0.6である。
微細構造化アノード活性材料の組成およびその形成方法に応じて、微細構造化アノード活性材料は、マクロポーラス、マイクロポーラス、またはメソポーラス材料層、またはそれらの組み合わせ、例えば、マイクロポーラスとメソポーラスとの組み合わせ、またはメソポーラスとマクロポーラスとの組み合わせから構成され得る。マイクロポーラス材料は、典型的には、10nm未満の細孔寸法、10nm未満の壁寸法、1~50マイクロメートルの細孔深さ、および一般に「スポンジ状」で不規則な外観、滑らかでない壁、分岐した細孔によって特徴付けられる細孔形態によって特徴付けられる。メソポーラス材料は、典型的には、10~50nmの孔寸法、10~50nmの壁寸法、1~100マイクロメートルの孔深さ、および一般に、ある程度明確な分岐孔または樹枝状孔によって特徴付けられる孔形態によって特徴付けられる。マクロポーラス材料は、一般に、50nmを超える細孔寸法、50nmを超える壁寸法、1~500マイクロメートルの細孔深さ、および変化、直線状、分岐状、樹枝状、および平滑壁または粗壁であり得る細孔形態によって特徴付けられる。さらに、空隙容積は、開空隙もしくは閉空隙、またはそれらの組み合わせから構成されてもよい。一実施形態では、ボイド容積は開口ボイドからなり、すなわち、負極活性材料は、負極活性材料の側方表面に開口部を有するボイドを含み、この開口部を通じてリチウムイオン(または他のキャリアイオン)がアノード活性材料に出入りすることができ、例えば、リチウムイオンは、カソード活性材料を出た後、ボイド開口部を通じてアノード活性材料に入ることができる。別の実施形態では、空隙容積は閉じた空隙からなり、すなわち、アノード活性材料はアノード活性材料で囲まれた空隙を含む。一般に、開空隙はキャリアイオンに対してより大きな界面表面積を提供することができるが、閉鎖空隙は固体電解質界面の影響を受けにくい傾向がある一方で、それぞれがキャリアイオンの進入に伴うアノード活性材料の膨張の余地を提供する。従って、特定の実施形態では、アノード活性材料が開空隙と閉空隙の組合せからなることが好ましい。
一実施形態では、アノード活性材料は、多孔質のアルミニウム、スズ、またはケイ素、またはそれらの合金、酸化物、または窒化物からなる。多孔質シリコン層は、例えば、陽極酸化によって、エッチングによって(例えば、単結晶シリコンの表面に金、白金、銀または金/パラジウムなどの貴金属を堆積させ、フッ化水素酸と過酸化水素の混合物で表面をエッチングすることによって)、またはパターン化化学エッチングなどの当該技術分野で公知の他の方法によって形成することができる。さらに、多孔性アノード活性材料は、一般に、少なくとも約0.1、0.8未満の気孔率を有し、約1~約100マイクロメートルの厚さを有する。例えば、一実施形態では、アノード活性材料は多孔質シリコンからなり、約5~約100マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.75の気孔率を有する。さらなる例として、一実施形態では、アノード活性材料は多孔質シリコンからなり、約10~約80マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.7の気孔率を有する。さらなる例として、このような一実施形態では、アノード活性材料は多孔質シリコンからなり、約20~約50マイクロメートルの厚さを有し、約0.25~約0.6の気孔率を有する。さらなる例として、一実施形態では、アノード活性材料は多孔質シリコン合金(ニッケルシリサイドなど)からなり、約5~約100マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.75の気孔率を有する。
別の実施形態では、アノード活性材料層は、アルミニウム、スズ、ケイ素、またはそれらの合金の繊維からなる。個々の繊維は、約5nm~約10,000nmの直径(厚さ寸法)およびアノード活性材料の厚さに概ね対応する長さを有することができる。ケイ素の繊維(ナノワイヤ)は、例えば、化学気相成長法、または気相液体固体(VLS)成長法、固体液体固体(SLS)成長法などの当該技術分野で公知の他の技術によって形成することができる。さらに、アノード活性材料は、一般に、少なくとも約0.1、0.8未満の気孔率を有し、約1~約200マイクロメートルの厚さを有する。例えば、一実施形態では、アノード活性材料はシリコンナノワイヤからなり、約5~約100マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.75の気孔率を有する。さらなる例として、一実施形態では、アノード活性材料はシリコンナノワイヤからなり、約10~約80マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.7の気孔率を有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、アノード活性材料はシリコンナノワイヤからなり、約20~約50マイクロメートルの厚さを有し、約0.25~約0.6の気孔率を有する。さらなる例として、一実施形態では、アノード活性材料はシリコン合金(ニッケルシリサイドなど)のナノワイヤからなり、約5~約100マイクロメートルの厚さを有し、約0.15~約0.75の気孔率を有する。
一般に、アノード集電体は、少なくとも約103シーメンス/cmの導電率を有する。例えば、そのような一実施形態では、アノード集電体は少なくとも約104シーメンス/cmの導電率を有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、アノード集電体は、少なくとも約105シーメンス/cmの導電率を有する。アノード集電体として使用するのに適した例示的な導電性材料には、銅、ニッケル、コバルト、チタン、タングステンなどの金属、およびそれらの合金が含まれる。
再び図5を参照すると、別の好適な実施形態では、基材のウェブ104は、カソード集電体層510およびカソード活性材料層512を含み得るカソード材料504のウェブである。カソード材料のカソード集電体層510は、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、またはカソード集電体層として使用するのに適した他の材料からなることができる。カソード活性材料層512は、カソード集電体層510の第1の表面上に第1の層として形成され、カソード集電体層510の第2の対向表面上に第2の層として形成され得る。カソード活性材料層512は、カソード集電体層510の片面または両面にコーティングすることができる。本明細書では、集電体と導電体を互換的に使用することができることに留意されたい。同様に、カソード活性材料層512は、カソード集電体層510の片面または両主面にコーティングされてもよい。別の実施形態では、カソード集電体層510はカソード活性材料層512と混在していてもよい。
一般に、基材のウェブ104がカソード材料のウェブである場合、そのカソード活性材料層は少なくとも約20μmの厚さを有する。例えば、一実施形態では、カソード活性材料層は(それぞれ)少なくとも約40μmの厚さを有する。さらなる例として、このような一実施形態では、カソード活性材料層(単数または複数)は、それぞれ)少なくとも約60μmの厚さを有する。さらなる例として、このような一実施形態では、カソード活性材料層は(それぞれ)少なくとも約100μmの厚さを有する。しかしながら、典型的には、カソード活性材料層は(それぞれ)約90μm未満、あるいは約70μm未満の厚さを有する。
例示的なカソード活性材料には、広範囲のカソード活性材料のいずれかが含まれる。例えば、リチウムイオン電池の場合、カソード活性材料としては、遷移金属酸化物、遷移金属硫化物、遷移金属窒化物、リチウム-遷移金属酸化物、リチウム-遷移金属硫化物、及びリチウム-遷移金属窒化物から選択されるカソード活性材料を選択的に用いることができる。これら遷移金属酸化物、遷移金属硫化物、遷移金属窒化物の遷移金属元素としては、d殻またはf殻を有する金属元素を挙げることができる。このような金属元素の具体例としては、Sc、Y、ランタノイド、アクチノイド、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pb、Pt、Cu、Ag、Auなどが挙げられる。追加のカソード活性材料には、LiCoO、LiNi0.5Mn1.5、Li(NiCoAl)O、LiFePO、LiMnO、V、モリブデンオキシ硫化物、リン酸塩、ケイ酸塩、バナジン酸塩、硫黄、硫黄化合物、酸素(空気)、Li(NiMnCo)O、およびこれらの組み合わせが含まれる。
一般に、カソード集電体は、少なくとも約103シーメンス/cmの電気伝導度を有する。例えば、そのような一実施形態では、カソード集電体は、少なくとも約104シーメンス/cmの導電率を有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、カソード集電体は、少なくとも約105シーメンス/cmの導電率を有する。例示的なカソード集電体には、アルミニウム、ニッケル、コバルト、チタン、タングステンなどの金属、およびそれらの合金が含まれる。
再び図5を参照すると、別の好適な実施形態では、基材のウェブ104は、電気絶縁性であるがイオン透過性のセパレータ材料のウェブである。電気絶縁性セパレータ材料500は、アノード集団の各メンバを二次電池のカソード集団の各メンバから電気的に分離するように適合されている。電気絶縁性セパレータ材料500は、典型的には、非水電解質を浸透させることができる微多孔性セパレータ材料を含む。例えば、一実施形態では、微多孔性セパレータ材料は、少なくとも50Å、より典型的には約2,500Åの範囲の直径、および約25%~約75%、より典型的には約35~55%の範囲の気孔率を有する細孔を含む。
一般に、基材のウェブ104が電気絶縁性セパレータ材料のウェブである場合、電気絶縁性セパレータ材料は少なくとも約4μmの厚さを有する。例えば、一実施形態では、電気絶縁性セパレータ材料は少なくとも約8μmの厚さを有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、電気絶縁性セパレータ材料は、少なくとも約12μmの厚さを有する。さらなる例として、そのような実施形態の1つでは、電気絶縁性セパレータ材料は、少なくとも約15μmの厚さを有する。しかし通常、電気絶縁性セパレータ材料は、約12μm未満、あるいは約10μm未満の厚さを有する。
一実施形態において、微多孔性セパレータ材料は、微粒子材料とバインダとからなり、少なくとも約20vol%の気孔率(ボイド率)を有する。微多孔性セパレータ材料の気孔は、少なくとも50Åの直径を有し、典型的には約250~2500Åの範囲内に入る。マイクロポーラスセパレータ材料は、典型的には約75%未満の気孔率を有する。一実施形態では、マイクロポーラスセパレータ材料は、少なくとも約25vol%の気孔率(ボイド率)を有する。一実施形態では、微多孔性セパレータ材料は、約35~55%の気孔率を有する。
微多孔性セパレータ材料のバインダは、広範囲の無機材料またはポリマ材料から選択することができる。例えば、一実施形態では、バインダは、ケイ酸塩、リン酸塩、アルミネート、アルミノケイ酸塩、および水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどの水酸化物からなる群から選択される有機材料である。例えば、一実施形態では、バインダは、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロプロペンなどを含むモノマーから誘導されるフルオロポリマである。別の実施形態では、バインダは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィンであり、様々な分子量および密度の範囲のいずれかを有する。別の実施形態では、バインダは、エチレン・ジエン・プロペンターポリマ、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレングリコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアセタール、およびポリエチレングリコールジアクリレートからなる群から選択される。別の実施形態では、バインダは、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ポリアクリルアミド、ポリビニルエーテル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、およびポリエチレンオキシドからなる群から選択される。別の実施形態では、バインダは、アクリレート、スチレン、エポキシ、およびシリコーンからなる群から選択される。別の実施形態では、バインダは、前述のポリマの2種以上のコポリマまたはブレンドである。
微多孔性セパレータ材料によって構成される微粒子材料もまた、広範囲の材料から選択することができる。一般に、このような材料は、動作温度において比較的低い電子伝導性およびイオン伝導性を有し、微孔性セパレータ材料に接触する電池電極または集電体の動作電圧下で腐食しない。例えば、一実施形態では、微粒子材料は、1×10-4S/cm未満のキャリアイオン(例えば、リチウム)に対する導電率を有する。さらなる例として、一実施形態において、粒子状材料は、1×10-5S/cm未満のキャリアイオンに対する導電率を有する。さらなる例として、一実施形態において、粒子状材料は、1×10-6S/cm未満のキャリアイオンに対する伝導度を有する。例示的な粒子状材料としては、粒子状ポリエチレン、ポリプロピレン、TiO-ポリマ複合体、シリカエアロゲル、ヒュームドシリカ、シリカゲル、シリカヒドロゲル、シリカキセロゲル、シリカゾル、コロイダルシリカ、アルミナ、チタニア、マグネシア、カオリン、タルク、珪藻土、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、またはこれらの組み合わせが挙げられる。例えば、一実施形態において、粒子状材料は、TiO、SiO、Al、GeO2、B、Bi、BaO、ZnO、ZrO、BN、Si、Geなどの粒子状酸化物または窒化物からなる。例えば、P.AroraおよびJ.Zhang,”Battery Separators” ,Chemical Reviews 2004,104,4419-4462を参照されたい。一実施形態では、粒子状材料は、約20nm~2マイクロメートル、より典型的には200nm~1.5マイクロメートルの平均粒径を有する。一実施形態では、粒子状物質は約500nm~1マイクロメートルの平均粒径を有する。
代替実施形態では、マイクロポーラスセパレータ材料によって構成される粒子状材料は、電池の機能のためのイオン伝導性を提供するために電解液の浸入に望まれる空隙率を維持しながら、焼結、結合、硬化などの技術によって結合させることができる。
組み立てられたエネルギ貯蔵デバイスにおいて、微多孔性セパレータ材料は、二次電池電解質として使用するのに適した非水電解質を浸透させる。典型的には、非水電解質は、有機溶媒および/または溶媒混合物に溶解したリチウム塩および/または塩の混合物からなる。例示的なリチウム塩としては、LiClO、LiBF、LiPF、LiAsF、LiCl、LiBrなどの無機リチウム塩、およびLiB(C、LiN(SOCF、LiN(SOCF、LiNSOCF、LiNSOCF、LiNSOCF、LiNSOCF11、LiNSOCF13、およびLiNSOCF15のような有機リチウム塩が挙げられる。リチウム塩を溶解する有機溶媒としては、環状エステル、鎖状エステル、環状エーテル、鎖状エーテルなどが例示される。環状エステルの具体例としては、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ-ブチロラクトン、ビニレンカーボネート、2-メチル-γ-ブチロラクトン、アセチル-γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトンなどが挙げられる。鎖状エステルの具体例としては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、メチルエチルカーボネート、メチルブチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルブチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、ブチルプロピルカーボネート、アルキルプロピオネート、ジアルキルマロネート、アルキルアセテートなどが挙げられる。環状エーテルの具体例としては、テトラヒドロフラン、アルキルテトラヒドロフラン、ジアルキルテトラヒドロフラン、アルコキシテトラヒドロフラン、ジアルコキシテトラヒドロフラン、1,3-ジオキソラン、アルキル-1,3-ジオキソラン、1,4-ジオキソランなどが挙げられる。鎖状エーテルの具体例としては、1,2-ジメトキシエタン、1,2-ジエトキシエタン、ジエチルエーテル、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、およびテトラエチレングリコールジアルキルエーテルが挙げられる。
一実施形態では、基材のウェブ104は、それぞれ、アノード活性材料層508またはカソード活性材料層512の一方または両方の表面に接着テープ層(図示せず)を接着させることができる。この粘着層は、不要な材料や破片を除去するためのアブレーションや切断(後述)の後に除去することができる。
レーザシステム120a~cの実施形態を、図2~6を参照してさらに説明する。基材のウェブ104は、ウェブ方向WDにレーザシステム120に入る。一実施形態では、基材のウェブ104は、まだアブレーションまたは切断されていない第1の状態400でレーザシステム120aに入る。従って、第1の状態400の基材のウェブ104は、初期状態から実質的に欠陥または変化を有さないはずである。基材のウェブ104は、複数の真空孔406を含むチャック306の上を通過する。真空孔406は真空308と流体連通しており、真空孔406を通過する基材のウェブ104に真空圧をかける。真空孔406は、基材のウェブ104が引っ掛かることなくその上をより容易に通過できるように、千鳥状にしたり、面取りしたりすることができる。孔の断面積は、基材のウェブ104がそこに引き込まれるのを防ぐのに十分小さくなければならないが、真空からの適切な空気流をそこに通すのに十分な大きさでなければならない。真空圧は、基材のウェブ104がチャック306を横切って搬送される際に、実質的に平坦/平面状態に維持することを容易にする。いくつかの好適な実施形態では、レーザシステム120は焦点に敏感であり、そのような実施形態では、切断またはアブレーションプロセス中に基材のウェブ104に接触するときにレーザビーム302が焦点にあることを確実にするために、基材のウェブ104をレーザ出力313から実質的に一定の距離に維持することが重要である。従って、真空孔406を通る真空圧は、基材のウェブ104がチャック306を横切って実質的に平坦な状態を保ち、加工中に浮き上がったり座屈したりしないように、例えばユーザインタフェース116を介してリアルタイムで監視および調整することができる。真空孔の断面形状は、円形、正方形、長方形、楕円形、またはチャック306が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の形状であってもよい。
図4に見られるように、チャック306は、上流側エッジ412と下流側エッジ414によって画定された開口部410を含んでいる。図示のチャック306は、下流側エッジ414に面取り416を含む。この実施形態では、面取り416は、基材のウェブ104が下流側エッジ414に引っ掛かったり引っ掛かったりすることなく、基材のウェブ104が下流側エッジ414上を通過するのを容易にする。面取り416の角度αは、1度から90度の間、例えば、5度、10度、15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、55度、60度、65度、70度、75度、80度、85度、または面取り416が本明細書に記載されるように機能することを可能にする任意の他の角度であってよい。図示の実施形態では、例えば、角度αは約25度である。面取り416の角度αが、面取り416上を通過する基材のウェブ104のたわみよりも大きければ、性能が向上することが判明している。面取り416の上縁418は、面取り416からチャック306の表面への滑らかな移行を提供するために、放射状にすることができる。
好適な一実施形態では、チャック306はアルミニウムから形成される。しかし、チャック306は、アルミニウム合金、複合材、金属もしくは金属合金、またはチャック306が本明細書で説明するように機能することを可能にする任意の他の適切な材料から形成されてもよい。
好適な一実施形態では、基材のウェブ104にアブレーション404(図4)を形成するために、まず基材のウェブ104がレーザビーム302(図3)によってアブレーションされる。一実施形態では、基材のウェブ104はアノード材料502であり、アブレーション404はアノード活性材料層508を除去してアノード集電体層506(図5)を露出させる。別の実施形態では、基材のウェブ104はカソード材料504であり、アブレーション404はカソード活性材料層512を除去してカソード集電体510を露出させる。一実施形態では、アブレーション404は、(カソード集電体及びアノード集電体をそれぞれ二次電池の正極端子及び負極端子に電気的に接続するように適合される)電極タブ520として構成される。基材のウェブ104にアブレーション404を形成するためにレーザシステム120aを使用する場合、レーザビーム302の出力は、コーティング層を実質的に完全に、または完全に除去することが可能であるが、集電体層を損傷または切断しないレベルに設定される。使用中、レーザビーム302は、例えばユーザインタフェース116を介して制御され、基材のウェブ104が動いていてダウンウェブ方向WDに搬送されている間にアブレーション404を形成する。アブレーション404は、図5に最もよく示すように、基材のウェブ104の両側に形成される。一実施形態では、アブレーション404を形成した後、レーザシステム120aは、本明細書でさらに説明するように、フィデューシャルフィーチャ602(穴など)を形成する。別の実施形態では、複数のレーザを使用して、基材のウェブ104の一部をそれぞれアブレーションして、1つまたは複数のアブレーション404をそれぞれ形成し、製造システム100のスループットを向上させることができる。
図2、図3および図4をさらに参照すると、生産プロセスの別の段階では、基材のウェブ104は、レーザシステム120aの切断領域408に向かってダウンウェブ方向WDに搬送される。切断領域408は、チャック306の開口部410を含む。一実施形態では、開口部410は真空308と流体連通しており、開口部410上を通過する基材のウェブ104に真空圧をかける。好適な一実施形態では、開口部410は、クロスウェブ方向XWDにおいて基材のウェブ104の幅全体が開口部410上に懸架されるように、基材のウェブ104よりもクロスウェブ方向XWDに広い。一実施形態では、チャック306に対向する基材のウェブ104の圧力を均等化するように構成された第2の真空が存在してもよい。この実施形態では、圧力の均等化により、開口部410上を通過する際に、基材のウェブ104を実質的に平坦/平面状態に、かつ一定の高さに維持することが容易になり、基材のウェブ104上へのレーザビーム302の焦点を維持することが容易になる。一実施形態では、基材のウェブ104を支持するためにキャリアウェブを使用することができる。いくつかの実施形態では、キャリアウェブは、低タック接着剤または静電ピン止めを用いて基材のウェブに取り外し可能に取り付けられる。このような実施形態では、取り付け具は、処理中に基材のウェブに取り付けられた状態を維持するのに十分な粘着力を有するが、基材のウェブに損傷を与えることなく取り外し可能である。一実施形態では、キャリアウェブは、基材のウェブ104の加工中に使用されるレーザ波長を吸収しない材料であり、キャリアウェブが切断されたり、気化されたり、アブレーションされたりすることがなく、したがって、他の基材のウェブに再利用される可能性がある。
レーザシステム120aは、基材のウェブが開口部410の上にある間に、基材のウェブ104において、電極構造の集団のメンバである1つ以上のパターン(電極ティアパターンとも呼ばれ得る個々の電極パターン800(図8)など)をそれぞれ切断するように構成される。図6を参照すると、パターンは、クロスウェブ方向XWDに電極の長さ方向エッジを規定する1つ以上の長さ方向エッジカット600を含むことができる。長さ方向エッジカット600は、基材のウェブがダウンウェブ方向WDに搬送される間に、クロスウェブ方向XWDに基材のウェブ104を切断するレーザビーム302を用いて切断される。クロスウェブ方向XWDは、ダウンウェブ方向WDと直交する。一実施形態では、ダウンウェブ方向WDに実質的に直交する長さ方向エッジカット600を形成するために、レーザビーム302は、ダウンウェブ方向WDにおける基材のウェブ104の移動を考慮して、ダウンウェブ方向WDに対して角度を持って移動するように制御されなければならないことに留意すべきである。例えば、基材のウェブ104がダウンウェブ方向WDに移動すると、レーザビーム302の経路は、初期カット位置604で基材のウェブ104上に投影され、その後、基材のウェブ104のウェブ方向への移動に同期される。従って、レーザビーム302の経路は、クロスウェブ方向XWDとダウンウェブ方向WDの両方に、エンドカット位置606に達するまで移動するように制御され、長さ方向エッジカット600を形成する。この実施形態では、基材のウェブがウェブ方向WDに連続的に移動している間にクロスウェブ方向XWDに切断を行うことができるように、レーザビーム302の経路に補償係数が適用される。レーザビーム302が進む角度は、基材のウェブ104のウェブ下方向WDにおける速度に基づいて変化することを理解されたい。別の実施形態では、基材のウェブ104は、レーザ加工動作中に一時的に停止され、そのようなものとして、レーザビーム302の経路は、ダウンウェブ方向WDにおける基材のウェブの移動の動きを考慮する必要はない。このような実施形態は、ステッププロセス、またはステップアンドリピートプロセスと呼ばれることがある。レーザ加工中、レーザシステム120a~cのうちの1つ以上は、例えば、基材のウェブ104の位置の可能な変動を補償するために、レーザ加工動作中にレーザビーム302を調整/整列させるために、フィデューシャルフィーチャ602のような繰り返し整列フィーチャを使用する。
電極パターンの繰り返しパターンがクロスウェブ方向XWDに整列されるように、長さ方向エッジカット600がクロスウェブ方向XWDに画定されるように、本明細書で説明されるようなレーザ加工動作が行われるが、他の実施形態では、長さ方向エッジカット600、及び全ての関連するカット、穿孔及びアブレーション動作がそれぞれ垂直に配向されるように、本明細書で説明されるレーザ加工動作が制御され得ることが理解されるべきである。例えば、長さ方向エッジカット600は、電極パターン800の集団がクロスウェブ方向XWDではなく、ダウンウェブ方向WDに整列されるように、ダウンウェブ方向WDに整列され得る。
一実施形態では、レーザシステム120aは、1つ以上の電極パターンの間にタイバ614を切断する。タイバ614は、電極パターンのグループ間を区切るために使用することができる。例えば、図6に示す実施形態では、タイバ614は、5つの個々の電極パターンのグループの間で切断される。しかし、他の実施形態では、タイバ614は、任意の数の個々の電極パターンの後に含まれてもよいし、全く存在しなくてもよい。タイバは、それぞれ上流および下流のタイバーエッジカット616、618によって画定される。いくつかの実施形態では、タイバ614は、加工中にウェブに追加の構造的剛性を提供する大きさである。
さらに、好適な一実施形態では、レーザシステム120aは、基材のウェブ104において、複数のフィデューシャルフィーチャ602のような繰り返しアライメント特徴の1つ以上を切断する。一実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602はフィデューシャル貫通穴である。フィデューシャルフィーチャ602は、基材のウェブ104上の既知の位置で切断される。フィデューシャルフィーチャ602は、図6では円形として示されているが、図5に示されるような矩形であってもよく、あるいは製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にする任意のサイズまたは形状であってもよい。フィデューシャルフィーチャ602は、位置および移動速度を測定する視覚検査システム310、312のうちの1つ以上によって追跡される。そして、フィデューシャルフィーチャ602の測定は、ダウンウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDの両方において、基材のウェブ104上のパターンの前後方向の位置合わせを正確に可能にするために使用される。レーザシステム120aはまた、基材のウェブ104の位置合わせのために使用され得るか、又は基材のウェブ104の搬送、位置決め及び張力制御のためのギアホイール1210(図12)と係合する穴として使用され得る複数のトラクタホール612を切断し得る。トラクタホール612は、円形、正方形、または製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にする他の形状であってもよい。別の好適な実施形態では、基材のウェブ104は、巻き戻され、製造システム100を通って搬送される前に、複数のトラクタホール612および/またはフィデューシャルフィーチャ602が予めそこにカットされている。一実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602と電極パターン800の比率は1対1である。他の実施形態では、各電極パターン800につき2つ以上のフィデューシャルフィーチャがあってもよい。
図2及び図6を参照すると、好適な一実施形態では、レーザシステム120aは、電極パターンの一部として、基材のウェブ104に第1の穿孔608及び第2の穿孔610を切断する。第1の穿孔608は、クロスウェブ方向XWDにおいて電極パターンの外側に位置するので、「外側の穿孔」とも呼ばれ、第2の穿孔610は、クロスウェブ方向XWDにおいて外側の穿孔の内側に位置するので、「内側の穿孔」とも呼ばれ得る。穿孔608、610は、基材のウェブ104の部分615(図6)の拡大図である図7に最もよく示されている。第1の穿孔608は、基材のウェブがチャック306の開口部410上に配置されている間に、レーザビーム302を用いたレーザ切断によって形成される。第1の穿孔608は、ダウンウェブ方向WDと一致する方向に直線状のスリット(例えば、スルーカット)として形成される。重要なことは、第1の穿孔608は電極Wの幅全体にわたって延びていないことである。その代わりに、外側のティアストリップ700が穿孔608の上流側と下流側の両縁に残り、電極パターンが基材のウェブ104に接続されたままであることを保証する。
同様に、図6及び図7を更に参照すると、第2の穿孔610は、第1の穿孔608から(クロスウェブ方向XWDに)インボードに形成されている。好適な一実施形態では、第2の穿孔610は、内側ティアストリップ702によって分離されたダウンウェブ方向WDのスリットのラインとして形成される。図示の実施形態では、第2の穿孔610は貫通孔704と交差している。図示の実施形態では、内側ティアストリップ702は外側ティアストリップ700の長さの少なくとも2倍であり、外側ティアストリップを分離するのに必要な破断力は、内側ティアストリップ702を基材のウェブ104から分離するのに必要な破断力の約半分である。他の実施形態では、第1および第2のティアストリップの破断強度の比は変化してもよいが、外側ティアストリップ700が内側ティアストリップ702よりも低い破断強度を有し、基材のウェブ104の端部に引張力またはせん断力が加わったときに、外側ティアストリップ700が内側ティアストリップ702よりも先に破断するようにすることが好ましい。
図3、図4および図6を参照すると、長さ方向エッジカット600、フィデューシャルフィーチャ602、および第1および第2の穿孔608、610のレーザカットをチャック306の開口部410上で行うことにより、開口部410を通して破片を落下させることができ、また、真空308がレーザ切断プロセス中に形成された破片を収集することができる。
好適な一実施形態では、レーザシステム120aは第1のアブレーションステーションとして構成される。この実施形態では、レーザシステム120aは、基材のウェブ104の第1の表面上に、上述のようにアブレーション404を形成する。レーザシステム120aを出ると、基材のウェブは、基材のウェブの(第1の表面と対向する)第2の表面が、この実施形態では第2のアブレーションステーションとして構成されるレーザシステム120bによる加工のために配置されるような方法で基材のウェブ104を反転させるアイドラ108d上を通過する。本実施形態において、レーザシステム120bは、ダウンウェブ方向WD及びクロスウェブ方向XWDにおける位置合わせを確実にするために、フィデューシャルフィーチャ602を使用するように構成される。従って、レーザシステム120bは、基材のウェブ104の各表面上のアブレーション404がダウンウェブ方向WD及びクロスウェブ方向XWDに整列されるように、基材のウェブ104の対向する表面上で第2のアブレーションプロセスを実行する。一実施形態では、アブレーション404は電極の集電タブとして構成される。
一実施形態では、図2に見られるレーザシステム120cは、レーザ切断ステーションとして構成される。この実施形態では、レーザシステム120cは、長さ方向エッジカット600、第1および第2の穿孔608および610などのレーザカットを実行する。
好適な一実施形態では、レーザシステム120a~cのレーザデバイス300の1つ以上は、20ワットのファイバーレーザである。実施形態において、レーザシステム120a~cの好適なレーザデバイス300は、10W~5000Wの範囲内、例えば、10W~100W、100W~250W、250W~1kW、1kW~2.5kW、2.5kW~5kWの範囲内のレーザ出力を有する。適切なレーザデバイス300は、150nmから10.6μm、例えば150nmから375nm、375nmから750nm、750nmから1500nm、1500nmから10.6μmの波長を有するレーザビームを含む。実施形態において、レーザデバイス300は、連続波(cw)、マイクロ秒(μs)、ナノ秒(ns)、ピコ秒(ps)及びフェムト秒(fs)パルスタイプの1つ以上のレーザパルス幅タイプが可能であろう。レーザシステム120a-cのレーザデバイス300として、これらのタイプのレーザのいずれかを単独で、または組み合わせて使用することができる。他の好適な実施形態では、レーザデバイス300は、レーザシステム120a~cが本明細書に記載されるように実行することを可能にすることができる任意の他のレーザである。
いくつかの実施形態では、基材のウェブ104は、製造システム100に装填される前に、マシンパンチされた、またはレーザ切断されたフィデューシャルフィーチャ602を含むことができる。別の好適な実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602は、基材のウェブの第1の表面上にアブレーション404を形成するのに続いて機械的にマシンパンチされてもよい。他の好適な実施形態では、製造システム100は、長さ方向エッジカット600、および/または第1および第2の穿孔608、610のうちの1つまたは複数を形成するために使用され得る1つまたは複数の追加の機械的パンチを含み得る。
一実施形態では、コンベヤシステムの1つ以上のローラは、ローラが偏心を有するように、完全な円形でない場合がある。このような場合、特に偏心ローラがニップローラである場合、基材のウェブは、偏心ローラのどの部分がウェブと接触しているかに応じて、基材のウェブ104の位置が異なる方法で前進するように搬送されることがある。例えば、偏心ローラが予想されるローラの半径を超える半径の部分を有する場合、ローラの大きな半径の部分がウェブを押し/引いているときに、ウェブは予想されるよりもさらにダウンウェブ方向WDに進むことがある。同様に、偏心ローラが半径の小さい部分を有する場合、ウェブは、予想よりもダウンウェブ方向WDに減少した距離を進む可能性がある。したがって、一実施形態では、半径対半径方向位置を決定するために、偏心ローラをマッピングすることができる。そして、レーザシステム120a-cは、ローラのマッピングに基づいて、偏心を考慮してレーザビーム302の位置を調整するように制御され得る。一実施形態では、ローラのマッピングは、ユーザインタフェース116のメモリに保存される。
レーザシステム120a~cの1つ又は複数を出た後、基材のウェブは、ブラッシングステーション124及びエアナイフ126のような1つ又は複数のクリーニングステーションに搬送され得る。好適な一実施形態では、ブラッシングステーション124は、クロスウェブ方向XWDに移動するブラシ1000(図10及び図11)を含む。ブラシ1000は、ブリッスルホルダ1004によって保持される一組のブリッスル1002を含む。ブラシ1000は、ブリッスル1002が基材のウェブ104の表面に繊細に接触し、そこからあらゆるごみを除去または取り除くことができるように構成されている。基材のウェブ104の表面に対するブリッスル1002の接触圧力は、電極パターンに破損、破裂、またはその他の欠陥を生じさせず、基材のウェブ104に付着した電極パターンを維持するのに十分低くなければならない。一実施形態では、ブリッスル1002と基材のウェブ104の表面との間の法線力は、0~2ポンド、例えば、0.1ポンド、0.2ポンド、0.3ポンド、0.4ポンド、0.5ポンド、0.6ポンド、0.7ポンド、0.8ポンド、0.9ポンド、1.0ポンド、1.1ポンド、1.2ポンド、1.3ポンド、1.4ポンド、1.5ポンド、1.6ポンド、1.7ポンド、1.8ポンド、1.9ポンドまたは2.0ポンドである。他の実施形態では、法線力は2.0ポンドより大きくてもよい。
一実施形態では、ブリッスル1002の長さは3/4インチ(19.05mm)である。一実施形態では、ブリッスル1002は、約1/8インチだけブリッスルホルダ1004内に挿入又はクランプされる。ブリッスルの直径は、0.003インチ(0.076mm)から0.010インチ(0.254mm)、例えば、0.003インチ(0.076mm)、0.004インチ(0.101mm)、0.005インチ(0.127mm)、0.006インチ(0.152mm)、0.007インチ(0.177mm)、0.008インチ(0.203mm)、0.009インチ(0.228mm)及び0.010インチ(0.254mm)とすることができる。好適な一実施形態では、ブリッスル1002はナイロン剛毛である。しかしながら、他の実施形態では、ブリッスル1002は、ブラシ1000が本明細書に記載されるように機能することを可能にする他の天然材料又は合成材料であってもよい。
図10及び図11を更に参照すると、好適な一実施形態では、クロスウェブ方向XWDへのブラシ1000の移動を実現するために、ブラシ1000は、ベアリング、ブッシング等の回転可能なカップリング1008を介してクランクアーム1006に連結されている。クランクアーム1006は、第2の回転可能カップリング1012を介して駆動ホイール1010に回転可能に結合されている。回転可能なカップリングは、クランクアーム1006がブラシ1000をクロスウェブ方向XWDに往復運動させるように、駆動ホイール1010の中心からずれた位置に結合されている。駆動ホイール1010は、駆動ホイールの回転を実現するためにモータ1014に結合されている。位置センサ1016は、駆動ホイール1010に結合されたブラシ位置マーカ1018の位置を感知する。したがって、位置センサ1016は、駆動ホイール1010の位相(例えば、角度位置)および時間あたりの回転を測定することができる。一実施形態では、駆動ホイール1010は、0rpm、25rpm、50rpm、75rpm、100rpm、125rpm、150rpm、175rpm、200rpm、225rpm、250rpm、275rpmおよび300rpmのような、毎分0~300回転(「rpm」)の範囲内(例えば、ブラシ1000の毎分0~300ストローク)になるように制御される。他の実施形態では、駆動ホイール1010のrpmは300rpmより大きくてもよい。駆動ホイール1010の回転数が一定であると、駆動ホイール1010へのクランクアーム1006の接続に起因して、ブラシ1000の正弦波状の速度変動が生じることに留意されたい。
好適な一実施形態では、第2のブラシ(図示せず)が、基材のウェブ104の対向面に接触する位置に配置される。この実施形態では、第1のブラシ1000と実質的に同じであってもよい第2のブラシは、第1のブラシとは反対方向に、好適には180度位相がずれて移動するように構成される。第1のブラシと第2のブラシの位相は、位置センサ1016、および第2のブラシの同等の位置センサを介して決定することができる。この実施形態では、第1のブラシと第2のブラシの毛の接触圧力は、一緒になって、電極パターンに破損、破裂、またはその他の欠陥を生じさせず、電極パターンを基材のウェブ104に付着した状態に維持するのに十分低くなければならない。
一実施形態では、ブラシ1000は、クロスウェブ方向XWDにおいて基材のウェブ104の幅よりも広いブリッスル幅1022を有する。例えば、一実施形態において、ブリッスル幅1022は、ブラシ1000がクロスウェブ方向XWDに振動するとき、ブリッスル1002がブラシ1000の運動範囲全体にわたって基材のウェブ104の表面と接触したままであるのに十分な幅である。ブラシ1000の振動速度と、基材のウェブ104表面に対してブリッスル1002が及ぼす圧力は、ユーザインタフェース116を使用してユーザが制御することができる。
ブラッシングステーション124は、ブラシステーションオリフィス1020を通して真空を作り出し、基材のウェブ104の1つ以上の表面からブラッシングされた破片を排出するように構成された真空システムを備えてもよい。この実施形態では、破片は、基材のウェブ104からブラッシングされて落下してもよいし、ブラシステーションオリフィス1020を通して吸引されてもよい。ブラシステーションオリフィス1020は、円形であるように図示されているが、ブラッシングステーション124が本明細書で説明するように機能することを可能にする任意の形状であってよい。さらに、ブラシステーションオリフィス1020の上縁は、面取りされ、および/または位置をずらして、基材のウェブ104が、基材のウェブの縁がそこに引っ掛かることなく、その上をより容易に通過できるようにしてもよい。一実施形態では、真空レベルは、0~140インチH2O、例えば、0インチH20、10インチH20、20インチH20、30インチH20、40インチH20、50インチH20、60インチH20、70インチH20、80インチH20、90インチH20、100インチH20、110インチH20、120インチH20、130インチH20、および140インチH20となるように制御され得る。いくつかの実施形態において、真空の流量は、約0~425立方フィート/分(「cfm」)、例えば、0cfm、25cfm、50cfm、75cfm、100cfm、125cfm、150cfm、175cfm、200cfm、225cfm、250cfm、275cfm、300cfm、325cfm、350cfm、375cfm、400cfm、425cfmとなるように制御される。他の実施形態では、真空レベルおよび流量は、それぞれ140インチH2Oおよび425cfmより大きくてもよい。真空レベルおよび流量は、基材のウェブ104と搬送システムコンポーネントとの間に不要な摩擦を生じさせることなく、破片が基材のウェブ104から引き離されるような範囲内になるように制御される。このような真空レベルおよび流量は、いくつかの実施形態では、真空を使用するシステムの他のすべてのコンポーネントに適用可能である。
別の好適な実施形態では、第1のブラシおよび第2のブラシの1つ以上は、ブラシが電極材料のウェブ802に及ぼす圧力を測定または監視する荷重センサを含むことができる。図8に示すように、電極材料のウェブ802は、電極パターン800の集団がそこに形成されるように、本明細書で説明するように処理された後のウェブを指す。この実施形態では、第1のブラシと第2のブラシは、ユーザインタフェース116を介して、ブラシの毛の摩耗または電極の厚さまたは表面粗さの変動に基づいて、電極材料のウェブ802に対する均一なブラッシング圧力を維持するように制御することができる。
別の好適な実施形態では、第1のブラシ及び第2のブラシのうちの1つ以上は、電極材料のウェブ802の速度に等しい速度でダウンウェブ方向WDに少なくとも部分的に移動するように構成され、その結果、ダウンウェブ方向WDにおいてブラシと電極材料のウェブ802との間の速度差が実質的にゼロに維持される。
さらに別の好適な実施形態では、ブラッシングステーション124は、第1のブラシと第2のブラシの位相を決定するための位相測定センサ1016である位置センサを備えることができる。そのような一実施形態では、位相センサは、第1のブラシおよび第2のブラシのホームセンサフラグ1018の位置を測定してもよい。この実施形態では、位相測定センサ1016は、第1のブラシおよび第2のブラシが、180度位相がずれているか、90度位相がずれているか、0度位相がずれているか、または製造システム100が本明細書で説明するように機能することを可能にする任意の他の適切な位相差などの所定の位相差の範囲内にあるかどうかを判定する。本明細書で使用する場合、ブラシの「位相」とは、2つの別個のブラシの毛が「同位相」のときに整列するような、ブラシの角度位置を指す。
さらに別の実施形態では、超音波トランスデューサ(図示せず)は、電極材料のウェブ802からの屑の除去を容易にするために、第1および第2のブラシのうちの1つまたは複数に超音波振動を与えるように構成され得る。
図2を更に参照すると、好適な一実施形態では、基材のウェブ104はエアナイフ126を通って搬送される。本明細書で使用する場合、エアナイフという用語は、基材のウェブ104に吹き付けられる高圧空気を使用する装置を指す。高圧空気は基材のウェブ104表面に接触し、そこからゴミを除去する。エアナイフ126は、電極パターンに破損、破裂などの欠陥を生じないような圧力/速度で空気を供給するように制御され、基材のウェブ104に付着した電極パターンを維持する。別の実施形態では、第2のエアナイフ126は、基材のウェブ104の対向する表面に空気を吹き付け、そこから破片を除去するように構成される。この実施形態では、第2のエアナイフは、第1のエアナイフと同じ方向に空気を吹き付けてもよいし、第1のエアナイフと対向する方向に吹き付けてもよいし、エアナイフ126が本明細書で説明するように機能することを可能にする任意の他の方向に吹き付けてもよい。一実施形態では、エアナイフ126ステーションは、エアナイフ126によって除去された破片の除去を容易にする真空を備える。
図8を参照すると、レーザシステム120a~cによって加工され、ブラッシングステーション124およびエアナイフ126によってクリーニングされた後、基材のウェブ104は、基材のウェブ104内の電極パターン800の集団を含むウェブ、集合的に電極材料のウェブ802としてクリーニングステーションを出る。
図2、図8および図12をさらに参照すると、一実施形態では、電極材料のウェブ802は検査装置128を通過する。検査装置128は、電極材料802を分析し、その欠陥を特定するように構成された装置である。例えば、一実施形態では、検査装置128は、電極材料のウェブ802上の電極パターンを分析するように構成されたデジタル3Dカメラのようなデジタルカメラであってもよいカメラ1200を含む視覚検査装置である。カメラ1200は、広視野レンズであってもよいレンズ1202に光学的に結合されている。一実施形態では、レンズ1202はテレセントリックレンズである。レンズ1202は、レンズマウント1204によって所定の位置に保持され、一実施形態では、レンズ1202の焦点を制御するために垂直方向Vに調整可能であってもよい。レンズ1202は、電極材料のウェブ802が検査プレート1206の上を通過するときに、電極材料のウェブ802に焦点を合わせるように向けられる。一実施形態において、検査プレート1206は、検査プレート1206内に収容された光源(図示せず)からの光がバックライトを生成するためにそこを照らすことを可能にする透明または半透明の上部1208を含む。好適な一実施形態では、光の強度および/または色は、ユーザインタフェース116を介して制御することができる。ある実施形態では、上流側光源および下流側光源のような1つまたは複数の追加の光源が、検査装置128内にある間、電極材料のウェブ802を照らす。いくつかの実施形態では、照明源の各々は、強度および色について独立して制御可能である。一実施形態では、バックライトは拡散低角度リングライトを含む。電極材料のウェブ802は、電極材料のウェブ802のトラクタホール612に係合するように構成されたギアホイール1210によって、検査プレート1206上に固定され、搬送されてもよい。そうすることによって、電極材料のウェブ802は、電極材料のウェブ802のカールを実質的になくすために、検査プレート1206に対して教示された状態に保持される。検査プレートの前縁1214および検査プレートの後縁1216の各々は、電極材料のウェブが引っ掛かることなくその上をスムーズに通過できるように、(例えば、角度αに類似する角度で)面取りされてもよい。
引き続き図12を参照すると、一実施形態では、検査装置128は、電極材料のウェブ802の所定の特徴、例えば、フィデューシャルフィーチャ602、長さ方向エッジカット600、または検査装置128が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の特徴を検出するトリガセンサ1212を含む。電極を撮像すると、カメラ1200は、電極の高さ、レーザデバイス120a~120c(図2)のいずれかによって切断された特徴のサイズまたは形状、電極間のピッチ(距離)、または検査装置が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の特徴などの1つまたは複数の測定基準を検出するように構成され得る。例えば、好適な一実施形態では、検査装置128は、アブレーション404(図4)、長さ方向エッジカット600、フィデューシャルフィーチャ602、トラクタホール612、個々の電極構造間のピッチ、トラクタホール612のクロスウェブ方向およびウェブ方向のオフセット、ならびに第1および第2の穿孔608、610(図6)が、サイズ、形状、配置および向きの予め定義された許容範囲内にあるかどうかを検出する。好適な一実施形態では、ユーザは、ユーザインタフェース116を使用して、どの特徴を検査するかを制御することができる。
この実施形態では、電極材料のウェブ802が検査中に平坦であることによって、電極材料802のより精密な画像化および分析が電極材料のウェブ802上で実施され、その結果、より高品質のエラーおよび欠陥検出が可能になる。例えば、検査装置128は、ウェブがウェブ下方向WDに搬送されている間に、ウェブの厚さ、電極パターンのサイズおよび形状などの測定基準を測定するように構成することができる。これらの測定基準は、表示またはメモリ保存のためにユーザインタフェース116に送信されるか、あるいは製造システム100の生産パラメータを調整するために使用される。
一実施形態では、検査システムが電極材料のウェブ802(図8)上に欠陥が存在すると判断した場合、マーキングデバイス130(図2)は、そのような欠陥を識別するために電極材料のウェブにマークを付ける。マーキングデバイス130は、レーザエッチング装置、プリンタ、スタンパ、または欠陥が電極材料のウェブ802上に存在することを示すマークを配置することができる他の任意のマーキングデバイスであってもよい。別の好適な実施形態では、マーキングデバイス130は、電極材料のウェブ802に識別番号(ID)および既知の良品電極(KGE)のうちの1つ以上をマークするように制御可能であり、電極材料のウェブ802内の特定の電極の品質測定値(欠陥の数またはタイプなど)を示す、グレードA、グレードB、グレードCなどのグレードを電極材料のウェブ802にさらにマークする可能性を可能にする。
基材のウェブ104を電極材料のウェブ802に加工すると、電極材料のウェブ802は、未加工の基材のウェブ104と比較して、ダウンウェブ方向WDのウェブ強度が25%から90%低下する。図8Aを参照すると、電極材料のウェブ802の一部が示されている。この実施形態では、電極材料のウェブ802は、タイバ614によって分離された5つの電極パターン800からなる電極クラスタECを含む。しかしながら、他の実施形態では、電極クラスタECは、例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20またはタイバ614間の任意の他の数の電極パターン800のような、1つまたは複数を含む任意の数の電極パターンを含んでもよいことが理解されるべきである。距離LECは、電極クラスタECの第1の電極パターンの中心点と第2の電極クラスタECの第1の電極の中心点との間のダウンウェブ方向WDの距離として定義される。
例示的な実施形態では、ウェブのクロスウェブスパンSはクロスウェブ方向に3Xmmであり、ダウンウェブ方向WDにおける各電極パターン800の幅WEPはXmmである。本実施形態において、ダウンウェブ方向WDにおけるウェブ強度の低下は、未加工の基材のウェブ104と比較して33%である。ウェブ強度の減少は、幅WEPをクロスウェブスパンSで割ったものとして計算される(すなわち、Xmm/3Xmm=0.33)。
別の例示的な実施形態では、ウェブのクロスウェブスパンSはクロスウェブ方向に1.5Xmmであり、ダウンウェブ方向WDにおける各電極パターン800の幅WEPは1.3Xmmである。この実施形態では、ダウンウェブ方向WDにおけるウェブ強度の低下は、未加工の基材のウェブ104と比較して87パーセントである。ウェブ強度の低下は、WEP/Sとして計算される(すなわち、1.3X/1.5X=0.87)。ダウンウェブ方向WDのウェブ強度は、少なくとも力フィードバックを有する電気機械式または油圧式の材料試験機を使用して、電極材料のウェブ802の破断強度として検証および測定され、インストロンブランドの試験機のような変位フィードバックを含むことができる。
別の例示的な実施形態では、基材のウェブ104と比較して、電極材料のウェブ802のクロスウェブ方向XWDに強度低下がある。第1の例示的な実施形態において、電極クラスタの幅WECは、ダウンウェブ方向WDにおいて6Xmmであり、タイバ614の幅WTBは、ダウンウェブ方向WDにおいてXmmであり、電極パターンの幅WEPは、ダウンウェブ方向WDにおいてXmmであり、電極パターンの長さLは、クロスウェブ方向XWDにおいて1.7Xmmである。この実施形態では、クロスウェブ方向XWDにおける電極材料のウェブ802の強度の低下は、未加工の基材のウェブ104と比較して約77パーセントである。別の例示的な実施形態では、電極クラスタの長さLECは10Xmmであり、タイバ614の幅WTBは0Xmm(すなわち、タイバなし)であり、電極パターンの幅WEPは2Xmmであり、電極パターンの長さLは1.7Xmmである。この実施形態では、クロスウェブ方向XWDにおける電極材料のウェブ802の強度の低下は、未加工の基材のウェブ104と比較して約92%である。クロスウェブ方向XWDのウェブ強度は、少なくとも力フィードバックを有する電気機械式または油圧式の材料試験機を使用して、電極材料のウェブ802の破断強度として検証および測定され、インストロンブランドの試験機のような変位フィードバックを含んでもよい。
さらに図9を参照すると、電極材料のウェブ802は、次に巻き取りローラ134に搬送され、そこで、電極材料のウェブ802とインタリーフ材138のウェブの交互の層を有するスプール900を作成するために、インタリーフ材138のウェブと一緒に巻き取られる。
好適な一実施形態では、ユーザインタフェース116は、製造システム100を本明細書で説明するように機能させる命令を記憶し実行するように構成されたプロセッサおよびメモリを含むことができる。ユーザインタフェース116は、LCDまたはLEDディスプレイなどの表示装置と、ユーザが製造システム100のパラメータを制御および調整することを可能にし、また、ウェブ搬送速度、張力、欠陥の数、および製造システム100を本明細書で説明するように機能させる任意の他のパラメータなどの測定基準を表示することを可能にする、一連の制御装置、または仮想制御装置とをさらに含むことができる。
使用時、図2を参照すると、製造システム100のベース巻き戻しローラ102には基材のウェブ104が装填されている。基材のウェブ104は、基材のウェブ104の巻き戻しを容易にするために、エッジガイド106を横切って渡される。この実施形態では、基材のウェブ104は、次に、アイドラ108aの周りを通され、スプライシングステーション110に入れられる。アイドラ108aは、基材のウェブ104の適切な位置と張力の維持を容易にし、基材のウェブ104の方向を変えるために使用される。アイドラ108aは、基材のウェブ104を垂直方向に受け取り、基材のウェブ104が入力方向から実質的に90度の出力方向でアイドラ108aから離れるように、部分的にアイドラ108aに巻き付けられる。しかしながら、入力方向および出力方向は、本開示の範囲から逸脱することなく変化し得ることが理解されるべきである。いくつかの実施形態では、製造システム100は、複数のアイドラ108a~108xを使用して、基材のウェブが製造システム100を通って搬送される際に、基材のウェブの方向を1回または複数回変えることができる。この実施形態では、ユーザは、例えば図2に示すように、アイドラ108a~108xを通して基材104を巻き戻す。
一実施形態では、スプライシングステーション110は、2つの別個のウェブを一緒にスプライシングするために使用される。この実施形態では、基材のウェブ104の後縁(図示せず)がスプライシングステーション110内で停止するように、第1の基材のウェブ104が巻き戻され、第2の基材のウェブ104の前縁(図示せず)が、第1のウェブの後縁と第2のウェブの前縁とが互いに隣接するように、スプライシングステーション110内に巻き戻される。次に、ユーザは、粘着テープのような粘着剤を塗布して、第2のウェブの前縁を第1のウェブの後縁に接合し、2つのウェブの間に継ぎ目を形成し、連続した基材のウェブを作成する。このような工程は、ユーザの指示により、基材104の多数のウェブのために繰り返されてもよい。
好適な一実施形態では、スプライシングステーション110を出ると、基材のウェブ104はダウンウェブ方向WDにニップローラ112まで搬送される。ニップローラ112はユーザインタフェース116を介して制御され、基材のウェブ104が製造システム100を通って搬送される速度を調整/維持する。基材のウェブ104は、基材のウェブ104を移動させるためにローラの摩擦を許容するのに十分な圧力で、ニップローラ112の2つの隣接するローラ114のそれぞれに押し付けられるが、基材のウェブ104に大きな変形や損傷を与えないように十分低い圧力で押し付けられる。
一実施形態では、使用中、基材のウェブ104の速度は、ユーザインタフェース116を介してニップローラ112の高摩擦ローラの回転速度を制御することによって制御される。他の実施形態では、製造システム100は、基材のウェブ104の速度の制御を容易にするために、1つ以上の追加のニップローラ122、132を含むことができ、基材のウェブはそこを搬送される。この実施形態では、追加のニップローラ122、132の速度は、ユーザインタフェース116を介して制御することができる。使用中、複数のニップローラが使用される場合、ニップローラ112、122、132の各々の速度は、基材のウェブ104が製造システム100を通って滑らかに搬送されるように、ユーザインタフェース116を介して同じ速度に設定されてもよく、必要に応じて異なる速度に設定されてもよい。
使用時、一実施形態では、基材のウェブはダンサ118を通って巻き戻される。この実施形態では、ダンサ118の一対のローラは、その中心軸を中心に回転し、基材のウェブ104の張力を受動的に調整する。
図2をさらに参照すると、使用時には、基材のウェブは1つ以上のレーザシステム120a、120b、120cを通って搬送される。図2に示される実施形態は、3つのレーザシステム120a~cを含むが、製造システム100が本明細書に記載されるように機能することを可能にするために、任意の数のレーザシステムが使用されてもよいことが理解されるべきである。
生産システムの使用について、図2~6を参照してさらに説明する。基材のウェブ104は、ダウンウェブ方向WDにレーザシステム120a~cを通って搬送される。一実施形態では、基材のウェブ104は、まだアブレーションまたは切断されていない第1の状態400でレーザシステム120aに搬送される。基材のウェブ104は、チャック306の上に、従って複数の真空孔406の上に搬送される。真空孔406は真空308と流体連通しており、真空308はユーザインタフェース116を介して制御され、真空孔406を通過する基材のウェブ104に真空圧をかける。真空圧は、基材のウェブ104がチャック306を横切って搬送される際に、実質的に平坦/平面状態を維持するように制御される。使用の一実施形態では、真空孔406を通る真空圧は、基材のウェブ104がチャック306を横切って実質的に平坦な状態を維持し、処理中に浮き上がったり座屈したりしないように、ユーザインタフェース116を介してリアルタイムで監視され、調整される。
図4を参照すると、基材のウェブ104はチャック306の開口部410を越えて搬送され、さらに下流側エッジ414の面取り部416を越えて搬送される。この実施形態では、面取り416は、基材のウェブ104が下流側エッジ414に引っ掛かったり引っ掛かったりすることなく、基材のウェブ104が下流側エッジ414上を通過するのを容易にする。
図3~5をさらに参照すると、使用の一実施形態において、基材のウェブ104は、基材のウェブ104にアブレーション404(図4)を形成するために、レーザビーム302(図3)によってアブレーションされる。一実施形態では、基材のウェブ104はアノード材料502であり、アブレーション404はアノード活性材料層508を除去してアノード集電体層506(図5)を露出させる。別の実施形態では、基材のウェブ104はカソード材料504であり、アブレーション404はカソード活性材料層512を除去してカソード集電体510を露出させる。
使用中、基材のウェブ104にアブレーション404を形成するためにレーザシステム120aを使用する場合、レーザビーム302の出力は、ユーザインタフェース116を介して、コーティング層を実質的に完全に、または完全に除去することが可能であるが、集電体層を損傷または切断しないレベルに制御される。使用時には、レーザビーム302は、例えばユーザインタフェース116を介して制御され、基材のウェブ104が動いていてウェブ下方向WDに搬送されている間にアブレーション404を形成する。レーザビーム302は、図5に最も良く示されているように、基材のウェブ104の各側方にアブレーション404が形成されるように制御される。使用の一実施形態では、アブレーション404を形成した後、レーザシステム120aは、本明細書でさらに説明するように、基材のウェブ104にフィデューシャルフィーチャ602を切断するように制御される。幾つかの実施形態では、複数のレーザが、各々、基材のウェブ104の一部をアブレーションするために使用され、製造システム100のスループットを増加させるために、各々、1つ以上のアブレーション404を作成する。
図2、図3および図4をさらに参照すると、生産工程を使用する別の段階では、基材のウェブ104は、レーザシステム120aの切断領域408に向かってダウンウェブ方向WDに搬送される。この実施形態では、開口部410は真空308と流体連通しており、真空308は、基材のウェブ104が開口部410上を通過する際に真空圧を引き出すように制御される。別の実施形態では、チャック306に対向する基材のウェブ104上の圧力を均等化するために、第2の真空が制御される。この実施形態では、圧力の均等化は、基材のウェブ104が開口部410上を通過する際に、基材のウェブ104を実質的に平坦/平面状態に、かつ一定の高さに維持するように監視および制御され、基材のウェブ104上へのレーザビーム302の集束を容易にする。
使用の一実施形態では、レーザシステム120aは、基材のウェブが開口部410の上にある間に、基材のウェブ104に1つ以上のパターンを切断するように制御される。図6を参照すると、レーザシステムは、クロスウェブ方向XWDに電極の長さ方向エッジを規定するために、1つ以上の長さ方向エッジカット600を切断するように制御される。長さ方向エッジカット600は、基材のウェブがダウンウェブ方向WDに搬送されている間に、クロスウェブ方向XWDに基材のウェブ104を切断することによって、レーザビーム302を用いて切断される。例えば、一実施形態では、レーザビーム302の経路運動は、ダウンウェブ方向WDにおける基材のウェブ104の運動と制御および/または同期される。従って、レーザビーム302の経路は、ダウンウェブ方向WDにおける基材のウェブ104の動きを考慮するために、ダウンウェブ方向WDに対して斜めに移動する。この実施形態では、基材のウェブがダウンウェブ方向WDに連続的に移動している間にクロスウェブ方向XWDに切断を行うことができるように、レーザビーム302の経路に補償係数が適用される。この実施形態では、基材のウェブ104がウェブ方向WDに移動すると、レーザは初期カット位置604で基材のウェブ104に投射され、その後、クロスウェブ方向XWDとウェブ方向WDの両方に移動するように制御され、エンドカット位置606に達するまで、長さ方向エッジカット600が形成される。レーザビーム302が移動するように制御される角度は、ダウンウェブ方向WDにおける基材のウェブ104の速度に基づいて変化することが理解されるべきである。別の実施形態では、基材のウェブ104は、レーザ加工動作中に一時的に停止され、そのため、レーザビーム302の経路は、基材のウェブ104の移動運動を考慮する必要がない。このような実施形態は、ステッププロセス、またはステップアンドリピートプロセスと呼ばれることがある。レーザ加工中、レーザシステム120a~cのうちの1つ以上は、例えば、基材のウェブ104の位置の可能な変動を補償するために、レーザ加工動作中にレーザビーム302を調整及び/又は位置合わせするために、フィデューシャルフィーチャ602のような繰り返し位置合わせフィーチャを使用する。
図6をさらに参照すると、使用の一実施形態において、レーザシステム120aは、基材のウェブ104中の複数のフィデューシャルフィーチャ602のような繰り返しアライメントフィーチャの1つ以上を切断するように制御される。フィデューシャルフィーチャ602は、基材のウェブ104上の所定の/既知の位置で切断される。使用の一実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602は、基材のウェブ104の位置および移動速度を測定するために、視覚検査システム310、312のうちの1つまたは複数によって追跡される。そして、フィデューシャルフィーチャ602の測定は、ダウンウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDの両方において、基材のウェブ104上のパターンの前後方向のアライメントを正確に維持するために使用される。いくつかの使用実施形態では、レーザシステム120aは、複数のトラクタホール612および/またはフィデューシャルフィーチャ602を切断する。他の実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602は、レーザシステム120a~cのうちの1つ以上が上述のように位置決め/位置合わせのためにそれらを使用するように、基材のウェブ104に予め形成されている。
図2及び図6を参照すると、使用の好適な一実施形態では、レーザシステム120aは、基材のウェブがダウンウェブ方向WDに運動しているときに、電極パターンの一部として基材のウェブ104に第1の穿孔608及び第2の穿孔610を切断するように制御される。第1の穿孔608は、基材のウェブがチャック306の開口部410上に配置されている間に、レーザビーム302を用いたレーザ切断によって形成される。第1の穿孔608は、ダウンウェブ方向WDと一致する方向に直線状のスリット(例えば、スルーカット)として形成される。重要なことは、第1の穿孔608は、電極Wの幅の全体にわたって延在しないように切断されることである。その代わりに、レーザシステム120aは、外側のティアストリップ700が穿孔608の上流側と下流側の両方の縁に残るようにパターンを切断するように制御され、電極パターンが基材のウェブ104に接続されたままになるようにする。
図6及び図7を更に参照すると、使用時には、第2の穿孔610は第1の穿孔608からインボード(クロスウェブ方向XWD)に切断される。この使用実施形態では、第2の穿孔610は、内側ティアストリップ702によって分離されたダウンウェブ方向WDのスリットのラインとして切断される。図示の実施形態では、第2の穿孔610は貫通孔704と交差するように切断されている。図示の実施形態では、内側ティアストリップ702は外側ティアストリップ700の少なくとも2倍の長さになるように切断されているが、製造システム100が本明細書で説明するように機能するように異なる長さに切断されてもよい。
使用中、図3、図4及び図6を参照すると、長さ方向エッジカット600、フィデューシャルフィーチャ602、及びチャック306の開口部410上の第1及び第2の穿孔608、610のためのレーザカットからの破片は、開口部410を通して落下させられ、真空308は、レーザ切断プロセス中に形成された破片を収集するように制御される。
使用の好適な一実施形態では、レーザシステム120aは、第1のアブレーションステーションとして構成される。この実施形態では、レーザシステム120aは、基材のウェブ104の第1の表面上に上述のようなアブレーション404を形成するように制御される。レーザシステム120aを出ると、基材のウェブは、基材のウェブ104の(第1の表面に対向する)第2の表面がレーザシステム120bによる加工のために配置されるような方法で基材のウェブ104を反転させるために、アイドラ108d上を搬送される。この実施形態では、レーザシステム120bは、第2のアブレーションステーションとして構成され、フィデューシャルフィーチャ602を使用して、ダウンウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDにおけるアブレーション404の位置合わせを確実にする。したがって、レーザシステム120bは、基材のウェブ104の各表面上のアブレーション404がウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDに整列されるように、基材のウェブ104の対向する表面上で第2のアブレーションプロセスを実行するように制御される。
使用の一実施形態では、図2に示すレーザシステム120cは、レーザ切断ステーションとして構成される。この実施形態では、レーザシステム120cは、長さ方向エッジカット600、並びに第1及び第2の穿孔608及び610のためのレーザカットを実行するように制御される。
図2、図10及び図11を更に参照すると、使用の一実施形態では、基材のウェブは、次いで、レーザシステム120a~cの1つ又は複数を出た後、ブラッシングステーション124及びエアナイフ126のような1つ又は複数のクリーニングステーションを通って搬送される。使用の好適な一実施形態では、基材のウェブ104はブラッシングステーション124を通って搬送され、ブリッスル1002が制御されて基材のウェブ104の表面に微妙に接触し、そこからあらゆる破片を除去または除去する。基材のウェブ104の表面に対するブリッスル1002の接触圧力は、電極パターンに破損、破裂、またはその他の欠陥を生じさせない程度に低く制御され、基材のウェブ104に付着した電極パターンを維持する。
図10および図11をさらに参照すると、好適な使用方法の一実施形態では、ブラシ1000は、モータ1014を制御して駆動ホイール1010の回転をもたらすことにより、クロスウェブ方向XWDに移動するように制御される。位置センサ1016は、ブラシ位置マーカ1018の位置を感知するように制御され、駆動ホイール1010の位相(例えば、角度位置)および時間あたりの回転を測定する。
使用の好適な一実施形態では、第2のブラシ(図示せず)が、基材のウェブ104の対向面に接触するように制御される。この実施形態では、第1のブラシ1000と実質的に同じであってもよい第2のブラシは、第1のブラシとは反対方向に、好適には180度位相がずれた方向に移動するように制御される。第1のブラシと第2のブラシの位相は、位置センサ1016、および第2のブラシの同等の位置センサを介して監視することができる。この実施形態では、第1のブラシと第2のブラシの毛の接触圧力は、一緒になって、電極パターンに破損、破裂、またはその他の欠陥を生じさせない程度に低くなるように制御され、電極パターンを基材のウェブ104に付着した状態に維持する。
使用中、ブラシ1000の振動の速度と、基材のウェブ104表面に対してブリッスル1002によって及ぼされる圧力は、ユーザインタフェース116を使用してユーザによって制御することができる。
使用の一実施形態では、ブラッシングステーション124は真空システムを備え、ブラシステーションオリフィス1020を通して真空を作り出し、基材のウェブ104の1つ以上の表面からブラッシングされた屑を排出するように制御される。この実施形態では、ゴミは基材のウェブ104からブラッシングされて落下するか、ブラシステーションオリフィス1020を通して吸引される。
この実施形態では、第1のブラシと第2のブラシは、ユーザインタフェース116を介して、ブラシの毛の摩耗、電極の厚さまたは表面粗さの変動に基づいて、電極材料のウェブ802に対する実質的に均一なブラッシング圧力を維持するように制御される。
使用の別の好適な実施形態では、第1のブラシおよび第2のブラシの1つ以上が、電極材料のウェブ802の速度に等しい速度でダウンウェブ方向WDに少なくとも部分的に移動するように制御され、ダウンウェブ方向WDにおけるブラシと電極材料のウェブ802との間の速度差を実質的にゼロに維持する。
使用のさらに別の好適な実施形態では、ブラッシングステーション124は、第1のブラシと第2のブラシの位相を決定する位相測定センサ1016を備える。この実施形態では、位相センサは、第1のブラシおよび第2のブラシのブラシ位置マーカ1018(例えば、原点センサフラグ)の位置を測定する。この実施形態では、位相測定センサ1016は、第1のブラシおよび第2のブラシが、180度位相がずれているか、90度位相がずれているか、0度位相がずれているか、または製造システム100が本明細書で説明されるように機能することを可能にする任意の他の適切な位相差などの所定の位相差の範囲内にあるかどうかを判定し、その修正を可能にするか、またはブラシが適切に位相合わせされていないことをユーザインタフェース116または他の警告装置を介してユーザに警告する。
使用のさらに別の好適な実施形態では、ブラッシングステーション124は、第1のブラシと第2のブラシの位相を決定する位相測定センサ1016を備える。この実施形態では、位相センサは、第1のブラシと第2のブラシのブラシ位置マーカ1018(例えば、ホームセンサフラグ)の位置を測定する。この実施形態では、位相測定センサ1016は、第1のブラシおよび第2のブラシが、180度位相がずれているか、90度位相がずれているか、0度位相がずれているか、または製造システム100が本明細書で説明するように機能することを可能にする任意の他の適切な位相差などの所定の位相差の範囲内にあるかどうかを判定し、その修正を可能にするか、またはブラシが適切に位相合わせされていないことをユーザインタフェース116または他の警告装置を介してユーザに警告する。
使用のさらに別の実施形態では、超音波トランスデューサ(図示せず)を作動させて、第1および第2のブラシのうちの1つまたは複数に超音波振動を与え、電極材料のウェブ802からの屑の除去を容易にする。
図2をさらに参照すると、使用の好適な一実施形態では、基材のウェブ104はエアナイフ126を通して搬送される。この実施形態では、高圧空気が基材のウェブ104の表面に接触するように制御され、そこから破片を除去する。エアナイフ126は、例えばユーザインタフェース116を介して制御され、電極パターンに破損や破裂などの欠陥を生じさせないような圧力/速度で空気を供給し、電極パターンを基材のウェブ104に付着した状態に維持する。別の実施形態では、第2のエアナイフ126は、基材のウェブ104の対向する表面に空気を吹き付けて、そこから破片を除去するように制御される。この実施形態では、第2のエアナイフは、第1のエアナイフと同じ方向、または第1のエアナイフと対向する方向、またはエアナイフ126が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の方向に空気を吹き付けるように制御される。別の実施形態では、エアナイフ126ステーションは、エアナイフ126によって除去された破片の除去を容易にするように制御される真空を備える。
図8を参照すると、レーザシステム120a~cによって加工され、ブラッシングステーション124およびエアナイフ126によってクリーニングされた後、基材のウェブ104は、基材のウェブ104内に複数の電極パターン800を含むウェブ、集合的に電極材料のウェブ802としてクリーニングステーションを出る。
図2、図8および図12をさらに参照すると、使用の一実施形態において、電極材料のウェブ802は検査装置128を通って搬送される。検査装置128は、電極材料802を分析し、その欠陥を特定するように制御される。例えば、一実施形態では、検査装置128は、カメラ1200を含む目視検査装置である。レンズ1202は、検査プレート1206上を通過する電極材料のウェブ802に焦点を合わせるように向けられる。使用の一実施形態において、検査プレート1206は、検査プレート1206内に収容された光源(図示せず)からの光がそこを照らすことを可能にする透明または半透明の上部1208を含む。好適な一実施形態では、光の強度および/または色は、ユーザインタフェース116を介して制御される。その際、電極材料のウェブ802は検査プレート1206に対して教示され、電極材料のウェブ802のカールを実質的に排除する。
図12をさらに参照すると、使用の一実施形態において、検査装置128は、フィデューシャルフィーチャ602、長さ方向エッジカット600、または検査装置128が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の特徴など、電極材料のウェブ802の所定の特徴を検出するように制御されるトリガセンサ1212を含む。電極を撮像すると、カメラ1200は、電極の高さ、レーザデバイス120a~120c(図2)のいずれかによって切断された特徴のサイズまたは形状、電極間のピッチ(距離)、または検査装置が本明細書で説明するように機能することを可能にする他の特徴などの1つまたは複数の測定基準を検出するように制御される。例えば、1つの好適な実施形態において、検査装置128は、アブレーション404(図4)、長さ方向エッジカット600、フィデューシャルフィーチャ602、および第1および第2の穿孔608、610(図6)かどうかを検出するように制御される。6)、個々の電極構造体のクロスウェブ方向XWD寸法、個々の電極構造体のダウンウェブ方向WD寸法、個々の電極活性領域オフセット、および電極材料のウェブ802の他の切除またはカットが、サイズ、形状、配置、クロスマシン方向ピッチ、マシン方向ピッチ、および向きの予め定義された許容範囲内にあるかどうかを検出し、ユーザインタフェース116を介してユーザにこの情報を提示する。好適な一実施形態では、ユーザは、ユーザインタフェース116を使用して、どの特徴を検査するかを制御することができる。さらに別の実施形態では、検査装置128は、電極材料のウェブ802の1つまたは複数の電極構造のクラスタ識別コードを検出してもよい。
この実施形態では、検査装置128は、ウェブが機械方向に搬送されている間に、ウェブの厚さ、電極パターンのサイズおよび形状などの測定基準を測定するように制御される。これらの測定基準は、表示またはメモリ保存のためにユーザインタフェース116に送信されるか、あるいは製造システム100の生産パラメータを調整するために使用される。
使用の一実施形態において、検査システムが電極材料802(図8)のウェブ上に欠陥が存在すると判定した場合、マーキングデバイス130(図2)は、レーザエッチング装置、プリンタ、スタンパ、または電極材料のウェブ802上に欠陥が存在することを示すマークを配置することができる任意の他のマーキング装置を使用して、そのような欠陥を識別するために電極材料のウェブ802にマークを付けるように制御される。使用の別の好適な実施形態では、マーキングデバイス130は、電極材料のウェブ802に識別番号(ID)および既知の良品電極(KGE)のうちの1つ以上をマークするように制御され、電極材料のウェブ802内の特定の電極の品質測定値(欠陥の数またはタイプなど)を示す、グレードA、グレードB、グレードCなどのグレードを電極材料のウェブ802にさらにマークする可能性を可能にする。
さらに図9を参照すると、電極材料のウェブ802は次に巻き取りローラ134に搬送され、そこでインタリーフ材138のウェブと一緒に巻き取られ、電極材料のウェブ802とインタリーフ材138のウェブの交互の層を有するスプール900が作成される。
使用の好適な一実施形態では、基材のウェブ104は、インタリーフ材138のウェブと共に巻き取りローラ134を介して巻き取られ、インタリーフ材138によって分離された電極の層を有する電極140のロールを作成するために、インタリーフ材ローラ136を介して巻き戻される。いくつかの実施形態では、基材のウェブ104は、インタリーフ材138のウェブなしで巻き取りローラ134を介して巻き取られる。
ある実施形態では、基材のウェブ104は、アノード活性材料508又はカソード活性材料層512の一方又は両方の表面にそれぞれ接着テープ層(図示せず)が接着されている。この実施形態では、使用時に、粘着層はアブレーションおよび切断(上述)に続いて除去され、不要な材料または破片を除去する。
使用の一実施形態では、コンベヤシステムのローラの1つ以上は、ローラが偏心しているように、完全な円形ではない。このような実施形態では、半径対半径方向位置を決定するために、偏心ローラをマッピングする。レーザシステム120a-cは、ローラのマッピングに基づいて、偏心を考慮してレーザビーム302の位置を調整するように制御される。
図14-図16を参照すると、電極材料のウェブ802は電池を製造するために使用される。この実施形態では、スプール1402、1404、及び1406A、1406Bからの電極材料のウェブの個々のスプールは、それぞれ巻き戻され、マージゾーン1408でマージされ、パンチング及び積層ゾーン1410で、スプール1402からのカソード材料のウェブ、及びスプール1404からのアノード材料のウェブの少なくとも1つの層を含む交互の構成で積層され、スプール1406からのセパレータ材料のウェブによって分離される。スプール1402、1404、及び1406A、1406Bからの電極材料のスプールは、本明細書に記載されるように、電極材料のウェブ802として製造されていることが理解されるべきである。
図14Aおよび図15Aを参照して、マージゾーン1408およびマージプロセスの追加的な詳細を説明する。マージゾーン1408において、スプール1402、1404、及び1406A、1406Bからの電極材料のウェブのスプールは、矢印Uによって示される方向に個々に巻き戻される。一実施形態において、スプール1402、1404、及び1406A、1406Bからの電極材料のスプールは、上述した電極140のロールである。図14Aに示される実施形態において、スプール1406は、外側の穿孔608と長さ方向エッジカット600とによって各々囲まれた、その中に形成された個々の電極セパレータ1506の集団を有する巻かれたウェブセパレータ材料のスプールである。スプール1402は、外側の穿孔608と長さ方向エッジカット600とに囲まれた、その中に形成された個々のカソード電極1502の集団を有するカソード材料の巻かれたウェブのスプールである。スプール1404は、外側の穿孔608と長さ方向エッジカット600とによって囲まれた、その中に形成された個々のアノード電極1504の集団を有する、巻かれたウェブのアノード材料のスプールである。
図15Aに最もよく見られるように、スプール1402、1404、1406からの電極材料の各スプールは、トラクタホール612が形成された連続的な外縁1508と、ウェブの外周を規定するウェブ縁境界1510とを有するウェブで形成される。他の実施形態において、短絡を防止するためにセパレータ材料がアノード材料とカソード材料の任意の隣接する層の間に配置される限り、マージプロセス中のスプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールの順序および配置は異なってもよいことが理解されるべきである。
一実施形態では、スプール1402、1404及び1406からの電極材料の各スプールが巻き戻されると、各スプール1402、1404及び1406の巻き戻されたウェブは、例えば図14Bに示すように、マージスプロケット1414との係合の前にカテナリ曲線1412を形成するように制御される。カテナリ曲線1412を使用する実施形態では、カテナリ曲線1412は、ステアリングローラまたはダンサを使用することなく、スプール1402、1404および1406からマージスプロケット1414へのウェブの自己整列および/または張力を容易にする。別の実施形態では、カテナリ曲線1412の代替として、またはそれに加えて、ウェブステアリングローラおよび(例えば、ダンサ118に類似する)ダンサが、マージスプロケット1414に係合する際に巻き戻されたウェブの位置を正確に制御する。実施形態において、マージスプロケット1414は、38mm、51mm、76mm、114mm、152mm、または本明細書に記載されるようにシステムが機能することを可能にする任意の他の半径など、19mm以上の半径Rs(図14H1~3)を有することができる。本明細書で説明する他のスプロケット、スプールおよびローラのいずれかまたはすべてが、本明細書で説明するようにシステムが機能することを可能にする同じまたは類似の半径を有することができることに留意されたい。実用的な観点から、いくつかの実施形態では、マージスプロケット1414(および任意の他のスプロケット、スプール、またはローラ)のサイズを、それがより少ないスペースを取るように小さくすることが望ましく、したがって、システムは、それに応じて、より小さくされ得る。加えて、より小さいスプロケット、スプール、およびローラを使用することにより、本明細書で説明するように、システム内で処理されている間にウェブが移動する全経路長が短縮され、廃棄物の削減およびウェブの整列の改善が促進され得ることに留意されたい。マージスプロケット1414の各々は、ウェブのトラクタホール612と正確に係合または整列するようなサイズ、形状および配置の歯1416(例えば、ピンまたは突起部)の集団を含む。例えば、トラクタホール612が正方形の断面形状を有する場合、歯1416は対応する正方形の断面形状を有するであろう。しかしながら、トラクタホール612及び歯1416のサイズ及び形状は、任意のテーパを含めて、本明細書に記載されるようにシステムが機能することを可能にする任意のサイズ及び形状であってよく、例えば、以下の断面形状、正方形、長方形、円形、楕円形、三角形、多角形又はそれらの組み合わせであってよい。
図14A、14B、14H1~3を参照すると、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブは、反転歯スプロケット1418と噛み合うまで、それぞれのマージスプロケット1414の周りを円形経路で移動させられる。実施形態において、反転歯スプロケット1418の半径は、19mm以上であり、例えば、38mm、51mm、76mm、114mm、152mm、または本明細書に記載されるようにシステムが機能することを可能にする任意の他の半径である。反転歯スプロケット1418の各々は、巻き戻し手順の間、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの適切な位置決めおよび張力を維持することを容易にするために、スプール1402、1404、1406からのウェブのそれぞれの1つがその間に位置する間に、マージスプロケット1414の歯1416と係合するように構成される反転歯1420の集団を含む。好適な一実施形態では、マージスプロケット1414は、モータによって駆動され、その速度は、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの適切な張力を確保するように制御される。別の実施形態では、マージスプロケット1414は自由に回転し、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールの速度は、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの適切な張力を確保するように制御される。別の実施形態では、マージスプロケット1414は、ピンプレート1424の速度に合わせて回転するように機械的または電子的にキー止めされた固定速度で回転するように制御される。この実施形態では、ピンプレート1424は速度制御のためのマスターコンポーネントとして機能し、マージスプロケット1414は、ピンプレート1424の速度に一致するようにスレーブコンポーネントとして駆動される。この実施形態では、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールの速度も、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの適切な張力を保証するために制御され得る。そのような一実施形態では、光学センサまたは物理センサなどのループセンサ1422が、カテナリ曲線1412のたるみ(曲率)の量を決定し、これは、次に、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの張力を計算するために使用される。例えば、サグが大きすぎる(すなわち、張力が低すぎる)と判定された場合、サグを所定の範囲内になるように減少させる(すなわち、張力を増加させる)ために、マージスプロケット1414の速度が増加されるか、またはスプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールの速度が減少される。あるいは、たるみが少なすぎる(すなわち、張力が高すぎる)と判断された場合、たるみを所定の範囲内になるように増加させる(すなわち、張力を減少させる)ために、マージスプロケット1414の速度が減少させられるか、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールの速度が増加させられる。一実施形態では、サグは、電極材料のスプール1402、1404、1406のウェブがマージスプロケット1414に接触する角度αCLを制御するために目標とされる。そのような一実施形態において、αCLは、垂直から反時計回り方向に測定して0oから90oであり、例えば、実施形態においてαCLは、0°、5°、10°、15°、20°、25°、30°、35°、40°、45°、50°、55°、60°、65°、70°、75°、80°、85°または90°である。別の実施形態では、αCLは、真空テンショナ1442から±5°以内になるように制御される。図14H1に示される実施形態では、αCLは、時計の位置を用いて示されてもよく、ここで、12:00は、上部の垂直位置を指し、時計回り方向の各時は、30度の移動を指す。したがって、図14H1に示す実施形態では、スプール1402、1404、1406からのウェブは、マージスプロケット1414上の10:30の位置でマージスプロケット1414に接触し、ブラシ1440は、11:00の位置に配置される。
スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブが反転歯スプロケット1418上に巻き戻された後、各ウェブは次に、移送位置1426でピンプレート1424上に案内され移送される。一実施形態では、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの張力は、各ウェブが6時の位置(例えば、垂直下向き)でピンプレート1424上に移送されるように制御される。ピンプレート1424は、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブのトラクタホール612と、また反転歯スプロケット1418の反転歯1420とも正確に係合するような大きさおよび形状の一連のピン1428を含む。従って、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの各々は、ピンプレート1424上に移送される際に、ピンプレート1424と反転歯スプロケット1418との間に挟まれ、一方、ピン1428は、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブのピンプレート1424上への整列を容易にするために、トラクタホール612を通って反転歯1420内に延びる。
一実施形態では、反転歯スプロケット1418は、Z方向においてピンプレート1424の上方の適当な高さに、例えば、反転歯スプロケット1418とピンプレート1424との間にニップを画定しウェブがその上に移送される前にピンプレート1424の上方に浮くようにする0μm~3000μmに、つまり、例えば、0μm、1μm、5μm、10μm、20μm、50μm、100μm、200μm、300μm、500μm、1000μm、1250μm、1500μm、2000μm、2500μm、3000μm、または本明細書に記載されるようにシステムが動作することを可能にする他の距離に、位置決めされる。一実施形態では、反転歯スプロケット1418は、ピンプレート1424上のウェブの高さに基づいて、Z方向においてピンプレート1424の上方の適切な高さに配置される。例えば、実施形態では、反転歯スプロケット1418は、ピンプレート1424上のウェブの高さの10倍以下の高さまで、Z方向においてピンプレート1424の上方の適切な高さに位置決めされる。これに関して「フロート」とは、ウェブがトラクタホール612のピン1428に対する自己整列を容易にするいくらかの弛みを有するように、反転歯スプロケット1418またはピンプレート1424のいずれとも接触していない部分を有するウェブを指す。実施形態において、ピンプレート1424の上方の反転歯スプロケット1418の高さは、ピン1428に対するトラクタホール612の自己整列を確実にするために、自動的に又は手動で調節可能であり得る。
別の実施形態では、ピンプレート1424上の反転歯スプロケット1418の高さは、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブのどれがピンプレート1424に移送されるかに応じて変化することもある。この実施形態において、スプール1402、1404、1406からの電極材料のそれぞれのウェブの少量の可能な位置ずれは、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブが、自己調整するのに十分な量の浮き(すなわち、反転歯スプロケット1418またはピンプレート1424のいずれとも接触していないウェブ)を有し、従って、それぞれのトラクタホール612をピンプレート1424に整列させることを可能にすることによって、低減または排除される。つの好適な実施形態において、弛みは、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブのS字形カーブを反転歯スプロケット1418とピンプレート1424との間に形成するのに十分である。スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの各層がピンプレート1424に配置されるにつれて、反転歯スプロケット1418とピンプレート1424との間に形成される後続の(すなわち、下流の)ニップは、その上に配置されたスプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの前の層を考慮してサイズが大きくなることが理解されるべきである。好適な一実施形態では、ニップ距離は、ピンプレート1424上に配置されたスプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの前の層の厚さに等しい量だけ増加する。
一実施形態では、図14Aに示すように、スプール1402、1406、1404、1406からの電極材料のウェブの4つのスプールがある。この実施形態では、スプール1402、1406、1404、1406は、順次巻き戻されてピンプレート1424上に合体され得るように配置される。この実施形態では、ピンプレート1424は、第1の移送位置1426の上流に位置するプレマージ位置1430から延びている。ピンプレート1424は、最後の移送位置1426X(図14A)を過ぎた下流位置まで延びている。この実施形態において、スプール1402、1406A、1404、1406Bからの電極材料のウェブの4つのスプールの各々は、それ自身の移送位置1426、1426A、1426Bおよび1426Xをそれぞれ有する。他の実施形態において、電極材料の追加のスプールが巻き戻され、合体されてもよく、従って、追加の各スプールのための追加の移送位置が含まれてもよいことが理解されるべきである。
図14A、図14B、図14C1、図14C2、図14C3を参照すると、スプール1402、1406A、1404、1406Bからの電極材料のウェブの個々の層は、マージされ(例えば、順次積層され)、マージ材料ウェブ1432を形成する。スプール1402、1406A、1404、1406Bからの電極材料のウェブの各層は、例えば、各電極パターンの長手方向軸A(図7)、トラクタホール612、フィデューシャルフィーチャ602および長さ方向エッジカット600、および各層の電極パターンの穿孔608、610(図6)のうちの1つ以上がウェブ方向およびクロスウェブ方向XWDの両方において整列されるように、マージ材料ウェブの各層が垂直方向に整列されるようにマージされる。ウェブの整列にばらつきがあると、打ち抜きや積み重ねなどの後の作業で欠陥が生じる可能性があり、したがって、スプール1402、1406A、1404、1406Bからのウェブをマージさせる際にウェブの整列を維持することは、いくつかの実施形態において重要である。セパレータ材料1406Aおよび1406Bのスプールは、同じセパレータ材料であってもよいし、異なるセパレータ材料であってもよいことに留意されたい。本明細書で使用される場合、一般的にセパレータ材料のウェブのスプールを説明するとき、1406Aおよび1406Bは、一般的にスプール1406からのセパレータ材料のウェブのスプールと呼ばれ得る。
マージ材料ウェブ1432の各層は、垂直方向に整列されるように、上記の工程で説明したように、層ごとに順次移送されている。すなわち、スプール1406からのセパレータ材料のウェブからなる本実施形態における最初の層は、移送位置1426においてピンプレート1424に移送される。その後、移送位置1426の下流に位置する移送位置1426Aにおいて、スプール1402からのカソード材料のウェブが、スプール1406からのセパレータ材料のウェブの上に移送される。次に、(別のスプールを介して)スプール1406からのセパレータ材料の第2の層が、移送位置1426Aの下流に位置する移送位置1426Bにおいて、スプール1406からのセパレータ材料の層の上に移送される。この実施形態では、スプール1404からのアノード材料ウェブの層は、移送位置1426Xにおいて、スプール1406からのセパレータ材料ウェブの第2の層の上に移送される。全ての4つの層が積み重ねられ、又は結合されると、4層積層ウェブは、マージ材料ウェブ1432と呼ばれる。各層がピンプレート1424上に移送される間、マージ材料ウェブ1432の各層の目標ダウンウェブ張力はゼロである。一実施形態では、マージ材料ウェブ1432の各層のダウンウェブ張力は、各スプール1402、1404、1406からのウェブの質量と、マージスプロケット1414とピンプレート1424のピン1428との間のそのようなウェブのたるみ量とによってそれぞれ決定される。
各層の移送中、ピンプレート1424のピン1428は、材料の各層を貫通して、反転歯スプロケット1418の反転歯1420の中へと延び、互いに対する各層の整列を維持する大きさであることが理解されるべきである。移送位置の各々において、ニップ(すなわち、隙間)は、それぞれの反転歯スプロケット1418とピンプレート1424との間の移送位置1426において形成され、このニップは、ウェブにわたって100~1000μmの固定隙間距離に設定される。一実施形態では、ニップはウェブの厚さの約3倍に設定される。例えば、Z方向のウェブの厚さが100ミクロンである場合、ニップギャップはZ方向に約300ミクロンとなる。各反転歯スプロケット1418とピンプレート1424との間の実際のギャップ距離は、ピンプレート1424上に転写された各前の層の追加された厚さを考慮するために、各下流移送位置1426において増加されることが理解されるべきである。一実施形態では、後続の各下流転写位置におけるギャップ距離の増加は、Z方向における追加された層の高さにほぼ等しい。一実施形態では、ニップギャップは、それぞれの移送位置1426におけるマージ材料ウェブの高さの約3倍である。図14E1~図14E4に示すように、ピンプレート1424のピン1428は、図14E1~図12E4の上側の図に示すように、Z方向において一定の断面積を有していてもよいし、Z方向においてピンプレート1424の近位側でより大きな断面積を有するようにテーパしていてもよい。ピン1428がこのようなテーパを有する実施形態では、マージ材料ウェブは、望ましくは、Z方向においてピン1428のほぼ中間で、ピンプレート1424の上方に位置する。また、他の実施形態において、層の順序は、所望の結果に応じて異なってもよく、それに応じて、スプール1402、1404、1406からの電極材料のスプールからのウェブの適切な積層を容易にするために、スプール1402、1404、1406の各々の位置決めは、対応する移送位置に配置されてもよいことが理解されるべきである。電極材料の追加のスプールが含まれてもよく、対応する数の移送位置が、追加のウェブの積層を容易にするために使用されてもよいことも理解されるべきである。
マージ材料ウェブ1432の一実施形態の断面図1500を図15に示すが、これも多層電極サブスタックの断面を表すことができる。この実施形態では、マージ材料ウェブ1432は、中央のアノード集電体層506、アノード活性材料層508、電気絶縁性セパレータ材料500、カソード活性材料層512およびカソード導電体層510を積層形成してなる。アノード1404、セパレータ1406、およびカソード1402のスプールからウェブの層を交互に積層することによって、追加の層を合体させて、マージ材料ウェブ1432の所望の数の層を形成することができる。一実施形態では、アノード1404、セパレータ1406、およびカソード1402のスプールは、上述したように、電極140のロールであってもよい。
いくつかの実施形態では、ピンプレート1424は、ピンプレートの連続的な流れを形成するために、各々が互いに突き合わされ、割り出される(各々がピンプレート1424と同様である)個々の別個のピンプレートの集団を含む。この実施形態では、個々のピンプレートが互いに対して正確に位置決めされることが重要であり、これにより、マージ材料ウェブ1432の層の適切な見当合わせが、各層がピンプレート上に転写される際に維持される。したがって、いくつかの実施形態では、各ピンプレート1424は、ピンプレート1424の適切な見当合わせを維持するために、ピン、磁石、突起部などの治具または他の位置合わせ装置によって保持されてもよい。ピンプレート1424は、マージ材料ウェブ1432の層がピンプレート1424のピン1428に適切に位置合わせされるように、反転歯スプロケット1418と同じ速度で移動するように制御されるコンベア機構1436を介してウェブ方向に搬送される。一実施形態では、ピン1428と反転歯1420との係合が、ピンプレート1424をダウンウェブ方向WDに推進するものである。したがって、そのような実施形態では、ピンプレート1424と反転歯スプロケット1418との間で適切な速度が維持される。
一実施形態では、移送位置1426、1426A~Xの1つ以上において、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブが欠陥センサ1434に隣接して通過するように、電極欠陥センサ1434が位置決めされる。本明細書で使用される場合、1426Xは、本明細書に記載されるような任意の数の追加の移送位置を指すために使用されることに留意されたい。欠陥センサ1434は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブの欠陥を検出するように構成される。例えば、欠陥センサ1434は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブにおける、ウェブからの電極の欠落、トラクタホール612の位置ずれまたは欠落、フィデューシャルフィーチャ602、切除、切断、穿孔または他の弱化した領域を検出するように構成され得る。欠陥センサ1434がスプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブの欠陥を検出した場合、欠陥を示すために、欠陥センサ1434と共働するマーキング装置を使用して、ウェブに印を付けることができる。欠陥のマーキングは、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブの欠陥部分が、以下にさらに説明される積層段階で使用されないか、または積層セル1704の一部になる前に他の方法で処分されることを確実にするために、後続のプロセスステップで使用され得る。
図14Dを参照すると、製造システムの一実施形態は、移送位置1426に入る前にスプール1402、1404及び1406からの電極材料のウェブを平らにするように構成された電極材料張力付与部1438を含む。ある実施態様では、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブは、ウェブがU字型になるようにカールする、またはカップする傾向があるかもしれない。このカールは、ウェブの中央部分がたるむ原因となる長さ方向エッジカット600によるウェブ構造の弱化によって引き起こされる可能性があると推測される。さらに、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの長手方向の縁に沿って電気的、または静電気が蓄積されると、そのような縁が内側にカールする可能性がある。スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブがそのようなカールを有する場合、トラクタホール612の位置、および対向するトラクタホール612間の間隔は、マージスプロケット1414に対して整列されない。
したがって、カールを改善するために、張力付与部1438は、逆回転ブラシ1440(図14D、図14F1~図14F3、図14G、図14H1~図14H3)および真空テンショナ1442のうちの少なくとも1つを含むことができる。一実施形態では、逆回転ブラシ1440は、電気モータ(図示せず)によってクロスウェブ方向XWDにおいて対向する方向Wbに駆動される。一実施形態では、逆回転ブラシは、25mmから150mmの外径Dbと、10mmから50mmの内径Daとを有する。一実施形態では、逆回転ブラシは、5mmから25mmの直径を有する中央貫通穴1441を有し、その中央は、逆回転ブラシ1440が回転する軸を規定する。各逆回転ブラシ1440は、2mmから20mmの厚さTBを有する。逆回転ブラシは、獣毛、ナイロン、炭素繊維、高密度ポリエチレン、高温ナイロン、PEEK、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、金属、金属合金、プラスチックなどの天然材料または合成材料で作られてもよい複数のブリッスル1443を含む。好ましい実施形態では、ブリッスル1443はナイロンから作られる。毛材は、ウェブに研磨剤または他の損傷を与えることなく、ブラシが本明細書で説明するように機能するように適切に選択されるべきである。逆回転ブラシ1440は、マージスプロケット1414と係合する前に、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブの長手方向端部のカールを解いて平坦にするのに十分な圧力でブラシピッチ角度αbp(図14G)でウェブに接触するように、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブを平坦にするのに隣接して調節可能に配置される。いくつかの実施形態において、逆回転ブラシ1440の回転速度および接触圧力は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブの十分な平坦度が得られることを確実にするように、監視され、調整され得る。一実施形態では、例えば図14H2に示すように、ブラシ速度は、クロスウェブ方向XWDの速度成分Vbおよびダウンウェブ方向WDの速度成分Vsを有する速度ベクトルVbsとして参照される。実施形態では、速度成分Vbは、(例えば、ブラシの回転速度(例えば、rpm)を調整することによって)設定することができる、50mm/秒、60mm/秒、70mm/秒、80mm/秒、90mm/秒、100mm/秒、110mm/秒、120mm/秒、130mm/秒、140mm/秒、150mm/秒、160mm/秒、170mm/秒、180mm/秒、190mm/秒、200mm/秒、210mm/秒、220mm/秒、230mm/秒、240mm/秒、または250mm/秒、またはその中の任意の速度である。実施形態において、速度成分Vsは、(例えば、ウェブ方向WDにおけるウェブの速度を調整することによって、)10mm/秒~100mm/秒、例えば、10mm/秒、20mm/秒、30mm/秒、40mm/秒、50mm/秒、60mm/秒、70mm/秒、80mm/秒、90mm/秒、100mm/秒、またはその中の任意の速度に設定され得る。したがって、ウェブを横切るブラシ先端速度は、Vbs=sqrt(V +V )として計算することができる。いくつかの実施形態では、Vbsは、51mm/秒から270mm/秒の範囲内とすることができる。
一実施形態では、張力調整部は、スプール1402、1404及び1406からの電極材料のウェブ上の静電荷を低減又は除去するように構成された脱イオン化デバイス1447を含む。このような実施形態では、脱イオン化デバイス1447は、真空テンショナ1442および逆回転ブラシ1440の直前で、上流側に配置される。脱イオン化デバイス1447は、いくつかの実施形態において、PVCなどのプラスチックパイプから形成され得る真空テンショナ1442などのコンポーネントの電荷を中和するように構成される。例えば、脱イオン装置が使用されない場合、スプール1406からのセパレータ材料が真空テンショナ上を通過するとき、または小粒子が真空テンショナを通って気流によって運ばれるとき、真空テンショナ1442上に静電荷を蓄積する可能性がある。従って、脱イオン化デバイス1447は、真空テンショナ1442上の電荷を中和するために使用され得、従って、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブが、真空テンショナ1442に電気的に引き寄せられることなく、そこを通過することを可能にする。脱イオン装置デバイスは、真空テンショナ1442に関して記載されたが、1つ以上の脱イオン化デバイス1447は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブと接触しているか、またはそれに近接している任意のコンポーネントなど、電荷によって影響され、電荷中和から利益を得るシステム内の任意のコンポーネントに使用され得ることに留意されたい。いくつかの実施形態において、脱イオン化デバイス1447は、直流イオン化バーである。いくつかの実施形態において、脱イオン化デバイス1447は、20mm~200mmのような短距離用途のためのパルスDCイオン化が可能である。いくつかの実施形態において、パルスの周波数は、影響を受ける成分に対する脱イオン化デバイス1447の効果を調整するために、自動的に、またはユーザによって、1Hz~20Hzに設定されるように制御され得る。いくつかの実施形態では、脱イオン化デバイス1447は、イオナイザエミッタとして使用されるチタンピンなどの金属ピンで構成される。このようなピンは、パルスDCモードにおいて-3kV~+7.5kVの出力を有することができ、これにより、80:20~20:80の正負の荷電イオン比を可能にすることが容易になる。従って、脱イオン化デバイス1447は、他の実施形態では、脱イオン化デバイス1447、真空テンショナ1442、および逆回転ブラシ1440の順序が異なってもよい。別の実施形態では、影響を受けるコンポーネントを接地することによって、電荷の蓄積を防止することができる。この実施形態では、接地ストラップまたは接地ワイヤ(図示せず)が、真空テンショナ1442などの影響を受けるデバイスに電気的に接続され、電荷に接地への経路を提供することによって電荷の蓄積を防止する。さらに別の実施形態では、コンポーネントの電荷蓄積は、電荷蓄積を防止するために、影響を受けるデバイスを導電性コーティングで被覆することによって防止することができる。
好適な一実施形態では、逆回転ブラシ1440の回転速度は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブと接触する逆回転ブラシ1440の摩擦によって引き起こされる過度の摩耗または熱の蓄積を低減または排除するために十分に低く保たれる。一実施形態では、逆回転ブラシ1440は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブに存在するしわを滑らかにするか、または他の方法で減少させるように構成される。一実施形態では、逆回転ブラシ1440は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブ中の微小しわを減少させるか、または除去するように構成される。このような実施形態では、微小しわは、脱イオン化デバイス1447または真空テンショナ1442によって除去するには小さすぎるウェブのしわである。そのような一実施形態では、微細しわは、脱イオン化デバイス1447または真空テンショナ1442によって除去されるマクロしわの約20パーセントの大きさのしわとして定義される。好適な一例では、マクロレベルのしわがZ方向に約100mmの大きさである場合、マイクロしわはZ方向に20mm以下の大きさを有する。他の実施形態では、マクロしわは、1mm~250mmの大きさを有することができ、マイクロしわは、0.2mm~約50mmの大きさを有することができる。
別の実施形態では、逆回転ブラシ1440に加えて、又は逆回転ブラシの代わりに、材料張力付与部1438は、真空テンショナ1442を含み、この真空テンショナ1442は、スプール1402、1404及び1406からの電極材料のウェブに隣接する真空テンショナ1442の表面上に配置された複数の真空オリフィス1444を含む。この実施形態では、真空テンショナ1442を通して真空が引かれ、真空オリフィス1444を通して吸引が生じる。真空テンショナ1442は、垂直方向に対して角度αvac(図14G)で配置される。真空オリフィス1444からの吸引は、真空オリフィス1444に面するスプール1402からの電極材料のウェブの表面を横切る流体流(典型的には空気流)を生じさせる。流体の流れは、真空オリフィス1444に面するスプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの表面を横切って、スプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブの反対側よりも速いので、その効果(すなわち、ベルヌーイ効果)は、真空テンショナ1442に対して教示されたスプール1402、1404、1406からの電極材料のウェブを引っ張り、トラクタホール612とマージスプロケット1414の歯1416との整列を容易にする。
図14Bを更に参照すると、1つの好適な実施形態では、マージスプロケット1414の歯1416は、トラクタホール612が歯1416に着座する際に、クロスウェブ方向XWDにおけるトラクタホール612の外縁が引き離されるのを容易にする方法でテーパ状である。例えば、歯1416は、近位端(マージスプロケット1414の中心に対して近位)においてより大きな断面を有し、連続的に断面が変化し、遠位方向(すなわち、マージスプロケット1414の中心に対して遠位)においてより小さな断面を有するようにテーパが付けられてもよい。従って、歯1416のテーパは、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブに十分なクロスウェブ張力を加え、クロスウェブ方向XWDにおけるウェブのたるみおよびカールをなくす。この実施形態では、真空テンショナ1442の真空オリフィス1444は、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブのマージ点またはマージスプロケット1414の歯1416へのマージ点の近傍にのみ配置され、その点の後では、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブは、歯1416のテーパによってスプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブに加えられる張力を介してマージスプロケット1414に対して着座するからである。
一実施形態では、逆回転ブラシ1440は、真空テンショナ1442のウェブ方向WDの下流位置に配置される。しかしながら、他の実施形態では、逆回転ブラシは、真空テンショナ1442と同位置に、または真空テンショナ1442の上流に、配置される。一実施形態では、各移送位置1426、1426A~Xは、逆回転ブラシ1440および真空テンショナを含む。別の実施形態では、セパレータ材料のウェブを移送する移送ステーションのみが逆回転ブラシ1440を含むが、全ての移送ステーションが真空テンショナ1442を含む。
図19を参照すると、一実施形態では、アライメント特徴検出システム1900が、マージゾーン1408の下流に配置されている。実施形態において、マージ材料ウェブの層のアライメントは、ウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDの各々において層の中心点から測定した場合に、1mm以内である。アライメント特徴検出システム1900は、光学センサ1902およびバックライト1904を含む。光学センサは、本明細書で説明するように装置を機能させることができるデジタルカメラまたは他の感光性装置であってもよい。この実施形態では、光学センサ1902は、そのような光がマージ材料ウェブ1432を通過した後にバックライト1904からの光を捕捉するように配置され、マージ材料ウェブ1432のシルエットが光学センサ1902によって捕捉されるようになっている。マージ材料ウェブ1432のシルエットは、フィデューシャルフィーチャ602の位置を正確に特定するために光学センサ1902によって分析される。光学センサ1902によって位置決めされたフィデューシャルフィーチャ602の位置は、ユーザインタフェース116(図1)によって記憶され、マージ材料ウェブ1432が後続の処理のために正確に位置決めされることを保証するために使用され得る。従って、正確な位置決めとは、例えば、各電極パターンの長手方向軸A(図7)、トラクタホール612、フィデューシャルフィーチャ602、および各層の電極パターンのエッジ(長さ方向エッジカット600、穿孔608、610)(図6)がウェブ方向およびクロスウェブ方向XWDの両方において整列されるように、マージ材料ウェブの各層が垂直方向に整列されることを意味する。一実施形態では、以下にさらに説明するように、光学センサ1902によって位置決めされた位置、フィデューシャルフィーチャ602は、フィデューシャルフィーチャ602と整列するように、受けユニット2010およびアライメントピン2012の位置を制御するために使用される。従って、各層のフィデューシャルフィーチャが整列していることが重要である。一実施形態では、受けユニット2010は、ウェブ方向WDにおいてフィデューシャルフィーチャ602の中心から±10μm~50μm以内にアライメントピンの中心を合わせるように制御される。別の実施形態では、受けユニット2010は、アライメントピン2012の中心がクロスウェブ方向XWDにおいてフィデューシャルフィーチャ602と±10μm~50μm以内に整列するように制御されるようなコントローラである。
図20および図20Aを参照すると、一実施形態では、大容量積層システム2000が使用される。この実施形態では、マージゾーン1408は上述したものと同様である。しかし、この実施形態では、(破線で示す)歯付きベルト2002が利用される。一実施形態において、歯付きベルト2002は、ステンレス鋼からなり、スプール1402、1404および1406からの電極材料のウェブ、ならびにそれに続いてマージ材料ウェブ1432のトラクタホール612またはフィデューシャルフィーチャ602の1つまたは複数に係合するような大きさ、形状および位置を有する搬送歯2038(図20A)の集団を含む。歯付きベルト2002は、マージゾーン1408および積層・打抜きゾーン2004を通ってエンドレス構成で作動するように構成されている。歯付きベルト2002は、歯付きベルト2002の駆動部分に係合してその速度を制御する1つ以上の同期スプロケット2006を使用して搬送され、この速度は、上述したマージゾーン1408内のプロセスに同期される。
図20をさらに参照すると、大量積層システムは、パンチング及び積層ゾーン1410内に自動治具装填アセンブリ2008を含む。自動治具装填アセンブリは、1つ以上の受けユニット2010を含む。図20に示す実施形態では、歯付きベルト2002の経路に沿って順次整列された4つの受けユニット2010がある。一実施形態では、受けユニット2010の各々は、受けユニット2010の運動を駆動するカムであってもよい、全ての受けユニット2010の同時運動を生じさせるために同じ作動装置によって駆動される。他の実施形態では、受けユニット2010の各々は、独立して制御または駆動されてもよい。
図21及び図22を参照すると、各受けユニット2010は、受信ベース2014から延びる1つ以上のアライメントピン2012を備える。アライメントピン2012は、フィデューシャルフィーチャ602またはトラクタホール612のうちの1つ以上と係合するように構成されている。各受けユニット2010は、受けユニット2010がクロスウェブ方向XWDおよびダウンウェブ方向WDに移動することを可能にするサーボ、モータなどの2軸運動制御装置に結合されてもよい。一実施形態では、運動制御装置は、光学センサ1902によって位置決めされたフィデューシャルフィーチャ602の位置に基づいて制御される。この実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602の位置は、そのアライメントピン2012がマージ材料ウェブ1432の対応するフィデューシャルフィーチャ602を通過するように適切に位置決めされるように、受けユニット2010を位置決めするように動作制御装置を制御するために使用される。運動制御装置は、以下にさらに説明するように、パンチング及び積層ゾーン1410で実行される各打ち抜き作業に対して、受けユニット2010を適切に位置決めするように制御される。
図23および図26A~Cをさらに参照して、打ち抜きおよび積み重ね動作を説明する。この実施形態では、マージ材料ウェブ1432は、マージゾーン1408からパンチング及び積層ゾーン1410に搬送される。マージ材料ウェブ1432は、1つ以上の同期スプロケット2006によって搬送される歯付きベルト2002によって搬送されながら、パンチヘッド2016の下を通過し、受けユニット2010の上を通過する。一実施形態では、パンチヘッド2016は、両頭矢印で示すように、Z方向(例えば垂直方向)に上下動するように制御される。一実施形態では、受けユニット2010は、両頭矢印で示されるように、上下運動でZ方向(例えば、垂直方向)に移動するように制御される。
図24A~Cを参照すると、一実施形態では、各受けユニット2010は、各電極サブユニット2018のフィデューシャルフィーチャ602に対応する大きさおよび間隔にされた、上述したような1対のアライメントピン2012を有する。一実施形態では、アライメントピン2012は、フィデューシャルフィーチャ602の内周の一部のみに係合するように構成される。例えば、一実施形態では、フィデューシャルフィーチャ602は実質的に矩形の内周を有し、アライメントピン2012は、フィデューシャルフィーチャ602の外側エッジ2400、ダウンウェブエッジ2402およびアップウェブエッジ2404のみに接触し、内側エッジ2406(図24D)には接触しないように構成される。一回の打ち抜き操作の間に、単一の電極サブユニット2018が打ち抜かれ、受けユニット2010に装填される。別の実施形態において、アライメントピン2012とフィデューシャルフィーチャ602は、アライメントピン2012とフィデューシャルフィーチャ602のすべてのエッジ(外側エッジ2400、ダウンウェブエッジ2402、アップウェブエッジ2404、および内側エッジ2406)との間にクリアランスが存在するように、対応するサイズおよび位置に配置される。この実施形態では、アライメントピン2012と、外側エッジ2400、ダウンウェブエッジ2402、アップウェブエッジ2404、および内側エッジ2406のそれぞれとの間には、約50マイクロメートルのクリアランスがあってもよい。他の実施形態では、アライメントピン2012と、外側エッジ2400、ダウンウェブエッジ2402、アップウェブエッジ2404、および内側エッジ2406の各々との間のクリアランスは、0マイクロメートル、50マイクロメートル、100マイクロメートル、150マイクロメートル、200マイクロメートル、250マイクロメートル、300マイクロメートル、350マイクロメートル、400マイクロメートル、450マイクロメートル、500マイクロメートル、550マイクロメートル、600マイクロメートル、650マイクロメートル、700マイクロメートル、750マイクロメートル、800マイクロメートル、850マイクロメートル、900マイクロメートル、950マイクロメートル、1000マイクロメートル、1050マイクロメートル、1100マイクロメートル、1150マイクロメートル、1200マイクロメートル、1250マイクロメートル、1300マイクロメートル、1350マイクロメートル、1400マイクロメートル、1450マイクロメートル、1500マイクロメートル、1550マイクロメートル、1600マイクロメートル、1650マイクロメートル、1700マイクロメートル、1750マイクロメートル、1800マイクロメートル、1850マイクロメートル、1900マイクロメートル、1950マイクロメートル、2000マイクロメートル、などの、0~2000マイクロメートルの範囲内であればよい。一実施形態では、アライメントピン2012とダウンウェブエッジ2402およびアップウェブエッジ2404との間のクリアランスは、それぞれ50マイクロメートルから2000マイクロメートルの範囲内である。さらに他の実施形態では、アライメントピン2012と、外側エッジ2400、ダウンウェブエッジ2402、アップウェブエッジ2404、および内側エッジ2406のそれぞれとの間のクリアランスは、本明細書に記載されるようにシステムが機能することを可能にするために、同じクリアランスであってもよいし、異なるクリアランスであってもよい。
図24Eに示すように、受けユニット2010は、Z方向に移動し、パンチヘッド2016に向かう方向にZ方向の力を維持する可動プラットフォーム2034を含んでもよい。可動プラットフォーム2034は、本明細書においてエレベータとも呼ばれ得る。可動プラットフォーム2034は、電極サブユニット2018がマージ材料ウェブ1432から分離されるときに、2018’で示されるように、電極サブユニットの不均一な移動を防止するために、パンチングプロセス中にマージ材料ウェブ1432に近接して移動するように制御される。また、例えば各層のフィデューシャルフィーチャ602がウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDに正確に整列されていない(例えば、断面積の減少を引き起こす)場合、電極サブユニット2018の層のいかなる不整列も、2018’で示されるように、電極サブユニットの不均一なシフトを引き起こすアライメントピン2012上にさらなる摩擦を生じさせる可能性があることも理解されるべきである。一実施形態では、可動プラットフォーム2034は、マージ材料ウェブ1432の電極サブユニット2018に接触するように制御される(例えば、ゼロクリアランス)。他の実施形態では、可動プラットフォーム2034は、マージ材料ウェブ1432の0から1000マイクロメートルの範囲内に入るように制御され、例えば、0マイクロメートル、50マイクロメートル、100マイクロメートル、150マイクロメートル、200マイクロメートル、250マイクロメートル、300マイクロメートル、350マイクロメートル、400マイクロメートル、450マイクロメートル、500マイクロメートル、550マイクロメートル、600マイクロメートル、650マイクロメートル、700マイクロメートル、750マイクロメートル、800マイクロメートル、850マイクロメートル、900マイクロメートル、950マイクロメートルまたは1000マイクロメートルである。一実施形態では、可動プラットフォーム2034は、Z方向の移動を可能にするボールベアリングスライド機構に取り付けられている。一実施形態では、可動プラットフォーム2034は、各パンチング動作の直前及び/又は各パンチング動作の直後に移動するように作動されるステッピングモータによって駆動される歯車駆動機構に結合されてもよい。
実施形態では、パンチヘッド2016は、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン、鋼、他の金属およびそれらの合金などの金属または金属合金で作られている。他の実施形態では、パンチヘッド2016は、プラスチック、炭素繊維、木材など、本明細書で説明するようにシステムを機能させることができる任意の材料から作られてもよい。パンチヘッドは、電極サブユニット2018に力を加える際に変形しないような十分な強度と剛性を有するべきである。図26A~Cを参照すると、一実施形態では、パンチヘッド2016は、パンチ面2017に面する電極サブユニット2018の表面の全体を実質的に覆う大きさおよび形状を有するパンチ面2017を有する。一実施形態では、パンチ面2017は、フィデューシャルフィーチャ602と同じ、または実質的に同じであるようなサイズおよび形状であるフィデューシャルボア2019を含む。したがって、アライメントピン2012は、パンチ動作中にフィデューシャルボア2019を通過することができる。一実施形態では、パンチヘッド2016は、クロスウェブ方向において電極サブユニット2018よりもわずかに小さい大きさのパンチ面2017を有する。例えば、一実施形態において、電極サブユニット2018は、例えば図26Cに示されるように、クロスウェブ方向XWDにおいてパンチ面2017の遠位端2021を越えて0から100マイクロメートルまで延びる部分2023を有してもよい。一実施形態では、パンチ面2017は、ウェブ方向WDに0から100マイクロメートルだけ長さ方向端部2025を越えて長さ方向エッジカット600に延びるように、ウェブ方向WDに電極サブユニット2018よりもわずかに大きくてもよい。一実施形態では、パンチ面2017は、電極サブユニット2018を切断するための鋭利な切断エッジを含まず、これは、場合によっては、電極サブユニット2018の層の汚染を引き起こす可能性がある。むしろ、パンチ面2017は鈍いエッジを有し、本明細書に記載されるように、穿孔を破裂させるための下向きの力を用いてウェブから電極サブユニット2018を分離する。
一実施形態では、パンチヘッド2016は、Z方向の力を電極サブユニット2018に加え、その力を可動プラットフォーム2034に伝達し、可動プラットフォーム2034は、(例えば、ステッピングモータを制御して保持トルクを生じさせることによって)それに対抗する力を加える。一実施形態では、これらの対向する力は、アライメントピンと電極サブユニット2018のフィデューシャルフィーチャ602との間の静止摩擦に打ち勝つことを容易にする電極サブユニットのわずかな圧縮を引き起こし、これにより、アライメントピン2012に対して垂直である理想的な平面との電極サブユニット2018の平行度を維持することを容易にする。一実施形態では、パンチヘッド2016によって可動プラットフォーム2034に及ぼされる力によって、可動プラットフォーム2034は、電極サブユニット2018の高さに等しい距離だけZ方向に移動し、したがって、長さ方向エッジカット600および穿孔608によって形成される経路に沿って弱化領域を破裂させ、したがって、次の電極サブユニット2018を受け入れる準備が整う。別の実施形態では、可動プラットフォーム2034は、各電極サブユニット2018がパンチヘッド2016によって打ち抜かれた後に、例えばステッピングモータを使用することによって、電極サブユニット2018のZ方向寸法に等しい所定の距離だけ、パンチヘッド2016からZ方向に離れるように制御されてもよい。このようにして、可動プラットフォーム2034は、パンチ動作中に電極サブユニットをアライメントピン2012に対して垂直に維持することを容易にする。
図24Cに示されるように、例えば、マージ材料ウェブ1432は、その後、追加の電極サブユニット2018を打ち抜かれて積層される位置に配置するために前進してもよく、このプロセスは、所定数の電極サブユニット2018が受けユニット2010に装填されるまで継続してもよい。図24Cに示す実施形態では、3つの積み重ねられた電極サブユニット2018があるが、任意の数の電極サブユニットが受けユニット2010に積み重ねられることが理解されるべきである。実施形態において、積層される電極サブユニット2018の数は、1から300の範囲内であってよい。本実施形態では、各電極サブユニットは4つの層からなるが、本開示に従って任意の数の層から構成されてもよい。
一実施形態では、打ち抜き動作を開始する前に、システム2000は、(電極欠陥センサ1434によって決定されるように)電極サブユニット2018に欠陥がないことを確認し、欠陥が検出された場合、システムは、欠陥のある電極サブユニット2018の打ち抜きおよび積層を回避するように制御される。一実施形態では、複数の受けユニット2010および対応するパンチヘッド2016が使用される場合、電極サブユニット2018の1つに欠陥が検出された場合、受けユニット2010および対応するパンチヘッド2016のすべてが、打ち抜きおよび積層動作をスキップするように制御され、マージ材料ウェブ1432は、すべての受けユニット2010および対応するパンチヘッド2016が欠陥のない電極サブユニット2018の下に整列されるような位置まで前方に搬送される。
一実施形態では、電極サブユニット2018の各々をマージ材料ウェブ1432から分離するために、パンチヘッド2016は、マージ材料ウェブ1432に向かってZ方向に、例えば、マージ材料ウェブの表面から約0.15mm~約0.50mmの範囲内まで移動される。受け治具のアライメントピン2012は、マージ材料ウェブ1432の対向する表面に向かってZ方向に移動するように制御される。アライメントピン2012とパンチヘッド2016の位置合わせは、光学センサ1902を用いて確認することができる。アライメントピン2012がパンチヘッド2016と適切に位置合わせされていないと判定された場合、満足のいく位置合わせが達成されるまで、パンチヘッド2016、受けユニット2010、又はマージ材料ウェブ1432のうちの1つ以上がウェブ方向WDに移動させられてもよい。そのような実施形態では、受けユニット2010およびパンチヘッド2016のうちの1つまたは複数が、電動キャリッジアセンブリ(図示せず)を介してウェブ方向に並進するように構成されてもよい。一旦アライメントピン2012及びパンチヘッド2016の満足なアライメントが達成されると、アライメントピン2012がフィデューシャルフィーチャ602を通ってパンチヘッド2016の対応するパンチヘッドホール2020に移動するように、受けユニットがZ方向に移動される。一実施形態では、アライメントピン2012は、パンチヘッドホール2020に少なくとも2mm入る。一実施形態では、パンチヘッドホール2020は、アライメントピン2012の外径に密接に一致するようなサイズおよび形状にされ、パンチングおよび積層動作中のいかなるずれまたは位置ずれも最小限に抑える。
次に、パンチヘッド2016は、例えば、マージ材料ウェブ1432の対向面を少なくとも5mm過ぎて、受けユニット2010に向かってZ方向に移動するように制御される。パンチヘッド2016が移動すると、電極サブユニット2018は、電極サブユニット2018の外周を形成する弱化領域に沿って、マージ材料ウェブ1432から分離される。例えば、弱化領域は、各層の電極パターンの長さ方向エッジカット600および穿孔608(図6)に沿った経路を構成することができる。そのような実施形態では、穿孔608が破裂し、電極サブユニット2018をマージ材料ウェブ1432から解放する。そのような打ち抜かれた電極サブユニット2018の下流のウェブは、使用済みウェブ2022と呼ばれる。一実施形態では、マージ材料ウェブ1432の層は、スプール1404からのアノード材料のウェブが上になるように(すなわち、パンチヘッド2016によって接触されるように)配置されている。別の実施形態では、マージ材料ウェブ1432の層は、スプール1402からのカソード材料のウェブが上になるように(すなわち、パンチヘッド2016によって接触されるように)配置されている。別の実施形態では、マージ材料ウェブ1432の層は、スプール1406からのセパレータ材料のウェブが上になるように(すなわち、パンチヘッド2016によって接触されるように)配置されている。いくつかの実施形態では、スプール1404からのアノード材料のウェブまたはスプール1402からのカソード材料のウェブのいずれかが、スプール1406からのセパレータ材料のウェブよりも質量が大きいので、パンチヘッド2016によって接触されることが好ましい。したがって、そのような実施形態では、スプール1404からのアノード材料のウェブおよびスプール1402からのカソード材料のウェブは、パンチ動作後にパンチヘッド2016が後退するときに、マージ材料ウェブ1432から離れるZ方向に引き戻されにくい。例えば、スプール1406からのセパレータ材料のウェブが低質量である実施形態では、真空効果によってパンチヘッド2016が後退する際に、特定の条件下で、パンチヘッド2016と共に引き寄せられる可能性がある。そのような実施形態では、したがって、そのような影響を回避するために、マージ材料ウェブ1432は、その最上層がスプール1404からのアノード材料のウェブまたはスプール1402からのカソード材料のウェブのいずれかであることが望ましい。
電極サブユニットがマージ材料ウェブ1432から分離された後、パンチヘッド2016は受けユニット2010から離れるZ方向に移動し、受けユニットはパンチヘッド2016から離れるZ方向に移動する。一実施形態では、パンチヘッド2016と受けユニット2010の両方が同時に移動する。他の実施形態では、パンチヘッド2016および受けユニット2010の各々は、順次移動するように制御される。一実施形態では、パンチヘッド2016および受けユニット2010の各々は、Z方向においてマージ材料ウェブ1432の夫々の表面から、約0.5mmの距離、離れて移動される。
図23は単一のパンチヘッド2016および受けユニット2010のみを図示しているが、他の実施形態では、対応するパンチヘッド2016および受けユニット2010の集団を同時に使用して、単位時間の間にマージ材料ウェブ1432から分離される電極サブユニットの数を増加させてもよいことが理解されるべきである。例えば、図20に示すような一実施形態では、一連の4つのパンチヘッド2016および受けユニット2010が使用される。さらに他の実施形態では、同時に実行されるパンチヘッド2016および受けユニット2010のそれぞれ1~100個があってもよい。さらに、いくつかの実施形態では、上記のパンチングおよび積層動作は、断続的に(すなわち、マージ材料ウェブが停止している間に)実行されることに留意されたい。しかしながら、他の実施形態では、システムは、打ち抜き及び積み重ね動作が連続的に行われるように構成されてもよく、そのような場合、マージ材料ウェブは、打ち抜き及び積み重ね動作の間、ウェブ方向WDに運動したままである。
電極サブユニットがマージ材料ウェブ1432から分離された後、下流に残ったウェブは使用済みウェブ2022と呼ばれ、使用済みウェブ2022のトラクタホール612と係合するデマージスプロケット2024(図25)を用いてウェブ方向WDに搬送される。例えば、図25に示すように、使用済みウェブ2022は、トラクタホール612及びタイバ614を有するウェブの部分を含む。使用済みウェブはまた、打ち抜かれていない電極サブユニット2027のうちの1つまたは複数における位置ずれまたは他の欠陥のために打ち抜かれなかった、打ち抜かれていない電極サブユニット2027を含むことができる。一実施形態では、使用済みウェブ2022は、使用済みウェブ巻き取りローラ2026に巻き取られる。従って、使用済みウェブ2022は、歯付きベルト2002からきれいに除去され、これにより、歯付きベルト2002が、処理されるべきマージ材料ウェブ1432を受け取るために、連続ループ様式で、ウェブ方向WDに前進することが容易になる。
一実施形態では、大容量積層システム2000は、1つ以上のクロスウェブベルトテンショナ2028を含む。クロスウェブベルトテンショナ2028は、歯付きベルト2002の歯の二次セット2032(図20A)と係合するように構成されている。歯の二次セット2032は、スプロケット2006が歯付きベルト2002に係合する位置から歯付きベルト2002の反対側に位置している。クロスウェブベルトテンショナ2028は、マージ材料ウェブ1432にクロスウェブ方向の張力を与えて、フィデューシャルフィーチャ602の位置合わせおよび位置決めを容易にするように機能する。一実施形態では、クロスウェブベルトテンショナ2028は、歯の二次セット2032に係合する一組の反転した歯を含む。クロスウェブベルトテンショナは、クロスウェブ方向XWDにクロスウェブベルトテンショナ2028を動かすために、サーボ、モータ、または他の運動制御装置に取り付けられてもよい。クロスウェブベルトテンショナ2028がクロスウェブ方向XWDにおいて外側に(ウェブの中心から離れるように)動かされるにつれて、マージ材料ウェブ1432上のクロスウェブ張力が増大する。同様に、クロスウェブベルトテンショナ2028がクロスウェブ方向において内側に(ウェブの中心に向かう方向に)動かされると、クロスウェブ張力の減少が、マージ材料ウェブ1432に作用する。クロスウェブベルトテンショナ2028の各々は、マージ材料ウェブ1432の移動経路に沿った異なる点でマージ材料ウェブ1432に異なる量のクロスウェブ張力を加えるように個々に制御され得る。従って、クロスウェブベルトテンショナ2028は、マージ材料ウェブ1432の平坦化(例えば、脱皺、脱カール、脱弛み等)を促進するように機能する。いくつかの実施形態では、外側穿孔608の破断強度の0~50パーセントの範囲内のクロスウェブベルト張力が、クロスウェブベルトテンショナ2028によって提供される。実施形態において、クロスウェブベルトテンショナ2028は、マージ材料ウェブ1432を平坦化することによって、たるみ、しわまたは湾曲によって引き起こされる変形によるフィデューシャルフィーチャ602の位置ずれを防止するのに有益である。
いくつかの実施形態では、十分なダウンウェブ張力が同期スプロケット2006によってマージ材料ウェブ1432に加えられると、マージ材料ウェブ1432がダウンウェブ方向に伸びる可能性があり、フィデューシャルフィーチャ602がダウンウェブ方向に意図された間隔よりもさらに離間する原因となる。このような実施形態では、歯付きベルト2002は、その速度を減少させるように制御され、これによって、ウェブ方向WDにおけるマージ材料ウェブ1432上のダウンウェブ張力が対応するように減少する、あるいは、歯付きベルト2002は、速度を増加させるように制御され、これによって、ウェブ方向WDにおけるマージ材料ウェブ1432上の張力が対応するように増加する。
打ち抜き動作中、電極サブユニット2018は、外側穿孔608および内側穿孔610(図15A)の強度によって規定される所定の方法で、マージ材料ウェブ1432から分離するように構成される。一実施形態では、外側の穿孔は内側の穿孔610よりも低い破断強度を有する(すなわち、破断しやすい)。この実施形態では、電極サブユニット2018は、外側穿孔608および長さ方向エッジカット600によって画定される経路に沿って、マージ材料ウェブから分離する。
一実施形態では、所定数の電極サブユニット2018が受けユニット2010上に積み重ねられ、マルチユニット電極スタック2030(図24C)を形成する。積層された電極サブユニット2018の各々は、それぞれのフィデューシャルフィーチャ602、長さ方向エッジカット600および穿孔608、610がウェブ方向WDおよびクロスウェブ方向XWDに整列されるように整列されることが理解されるべきである。次に、マルチユニット電極スタック2030は、圧力矢印Pで示される方向にマルチユニット電極スタック2030に圧力を加える圧力プレート1604、1606を有する加圧拘束1602内に置かれる。マルチユニット電極スタック2030に加えられる圧力は、圧力プレート1604、1606によってマルチユニット電極スタック2030に加えられる圧力Pを制御するために、ユーザインタフェース116を用いて調節可能であってもよい。一旦十分な圧力Pがマルチユニット電極スタック2030に加えられると、アライメントピン1600は除去方向Rに動かされ得、これにより、図16Cに示されるように、アブレーション404(例えば、電極タブ520)がマルチユニット電極スタック2030の外縁となるように、第2の穿孔610がその長さに沿って破裂する。
穿孔610が破裂した後、マルチユニット電極スタック2030はタブ溶接ステーションに進み、バスバ1700および1702をアブレーション404に溶接して積層セル1704を形成する。溶接の前に、バスバ1700、1702は、それぞれの電極のバスバ開口部1608を通して配置される。一実施形態では、バスバ1700、1702がバスバ開口部1608を通して配置されると、アブレーション404は、溶接の前に、それぞれバスバ1700、1702に向かって折り畳まれる。この実施形態では、バスバ1700は銅バスバであり、アノード集電体層506のアブレーション404(アノードタブ)に溶接され、バスバ1702はアルミニウムバスバであり、カソード導電体510のアブレーション404(カソードタブ)に溶接される。しかしながら、他の実施形態では、バスバ1700および1702は、バッテリ1804が本明細書に記載されるように機能することを可能にするために、任意の適切な導電性材料であってもよい。溶接は、レーザ溶接機、摩擦溶接、超音波溶接、またはバスバ1700、1702を電極タブ520に溶接するための任意の適切な溶接方法を用いて行うことができる。一実施形態では、バスバ1700、1702の各々は、それぞれアノードおよびカソード用の電極タブ520の全てと電気的に接触している。
積層セル1704が形成されると、積層セルはパッケージング・ステーション1800に進む。パッケージング・ステーション1800で、積層セル1704は、多層アルミニウム・ポリマ材料、プラスチックなどの絶縁パッケージング材料で被覆され、バッテリパッケージ1802を形成する。一実施形態では、バッテリパッケージ1802は真空を用いて排気され、開口部(図示せず)から電解質材料が充填される。絶縁包装材料は、ヒートシール、レーザ溶接、接着剤、または任意の適切な封止方法を用いて、積層セル1704の周囲に封止されてもよい。バスバ1700および1702は露出したままであり、ユーザがバスバを給電されるデバイスに、またはバッテリ充電器に接続できるように、バッテリパッケージ1802によって覆われていない。バッテリパッケージ1802が積層セル1704上に配置されると、完成したバッテリ1804が定義される。この実施形態では、完成した電池は3次元リチウムイオン型電池である。他の実施形態では、完成した電池は、本明細書に記載の装置及び方法を用いて製造するのに適した任意の電池タイプであってよい。
一実施形態では、アノード集団の各メンバは、底部、頂部、および長手方向軸A(図7)を有する。一実施形態では、長手方向軸Aは、その底部から頂部までクロスウェブ方向XWDに延びている。代替実施形態では、長手方向軸Aは、その底部から頂部までダウンウェブ方向WDに延びている。一実施形態において、アノード集団のメンバは、アノード材料502である基材のウェブ104から形成される。さらに、アノード集団の各メンバは、電極の長手方向軸(A)に沿って測定される長さ(L)(図6A)と、負極構造および正極構造の交互シーケンスが進行する方向(すなわち、ウェブ方向WD)に測定される幅(W)と、長さ(L)および幅(W)の測定方向の各々に直交する方向(「Z方向」)に測定される高さ(H)(図6A)とを有する。アノード集団の各メンバはまた、その長手方向軸に垂直な平面における電極の投影の側面の長さの合計に対応する周囲長(P)を有する。
アノード集団の部材の長さ(L)は、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される用途に応じて変化する。しかしながら、一般に、アノード集団の部材は、典型的には、約5mm~約500mmの範囲の長さ(L)を有する。例えば、そのような一実施形態では、アノード集団のメンバは、約10mm~約250mmの長さ(L)を有する。さらなる例として、1つのそのような実施形態において、アノード集団のメンバは、約25mm~約100mmの長さ(L)を有する。
アノード集団の部材の幅(W)もまた、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される用途に応じて変化する。しかしながら、一般に、アノード集団の各メンバは、典型的には、約0.01mm~約2.5mmの範囲内の幅(W)を有する。例えば、一実施形態では、アノード集団の各メンバの幅(W)は、約0.025mm~約2mmの範囲内にある。さらなる例として、一実施形態では、アノード集団の各メンバの幅(W)は、約0.05mm~約1mmの範囲内にある。
アノード集団の部材の高さ(H)もまた、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される用途に応じて変化する。しかしながら、一般に、アノード集団のメンバは、典型的には、約0.05mm~約10mmの範囲内の高さ(H)を有する。例えば、一実施形態では、アノード集団の各メンバの高さ(H)は、約0.05mm~約5mmの範囲内にある。さらなる例として、一実施形態では、アノード集団の各メンバの高さ(H)は、約0.1mm~約1mmの範囲にある。一実施形態によれば、アノード集団の部材は、第1の高さを有する1つ以上の第1の電極部材と、第1の高さ以外の第2の高さを有する1つ以上の第2の電極部材とを含む。さらに別の実施形態において、1つ以上の第1の電極部材および1つ以上の第2の電極部材についての異なる高さは、電極アセンブリ(例えば、多層電極サブスタック1500(図15))についての所定の形状、例えば、縦軸および/または横軸のうちの1つ以上に沿って異なる高さを有する電極アセンブリ形状に対応するように、および/または二次電池についての所定の性能特性を提供するように、選択され得る。
一般に、アノード集団のメンバは、その幅(W)およびその高さ(H)のそれぞれよりも実質的に大きい長さ(L)を有する。例えば、一実施形態では、アノード集団の各メンバについて、WおよびHのそれぞれに対するLの比は、それぞれ少なくとも5:1である(すなわち、Wに対するLの比はそれぞれ少なくとも5:1であり、Hに対するLの比はそれぞれ少なくとも5:1である)。さらなる例として、一実施形態では、WおよびHのそれぞれに対するLの比率は、少なくとも10:1である。さらなる例として、一実施形態では、WおよびHのそれぞれに対するLの比率は少なくとも15:1である。さらなる例として、一実施形態では、アノード集団の各メンバについて、WおよびHの各々に対するLの比率は、少なくとも20:1である。
一実施形態では、アノード集団のメンバの高さ(H)と幅(W)の比は、それぞれ少なくとも0.4:1である。例えば、一実施形態では、アノード集団の各メンバについて、H対Wの比はそれぞれ少なくとも2:1となる。さらなる例として、一実施形態では、H対Wの比は、それぞれ少なくとも10:1である。さらなる例として、一実施形態では、H対Wの比はそれぞれ少なくとも20:1である。しかしながら、典型的には、H対Wの比は、一般に、それぞれ、1,000:1未満であろう。例えば、一実施形態では、H対Wの比は、それぞれ500:1未満である。さらなる例として、一実施形態では、H対Wの比はそれぞれ100:1未満である。さらなる例として、一実施形態では、H対Wの比はそれぞれ10:1未満である。さらなる例として、一実施形態では、H対Wの比は、アノード集団の各メンバについて、それぞれ約2:1~約100:1の範囲にある。
一実施形態では、カソード集団のメンバは、カソード材料504である基材のウェブ104から形成される。ここで図6Bを参照すると、カソード集団の各部材は、底部、頂部、およびクロスウェブ方向XWDに底部から頂部まで、負極構造および正極構造の交互シーケンスが進行する方向に対して概ね垂直な方向に延びる長手方向軸(ACE)を有する。さらに、カソード集団の各メンバは、クロスウェブ方向XWDに平行である長手方向軸(ACE)に沿って測定された長さ(LCE)と、負極構造体および正極構造体の交互シーケンスが進行するダウンウェブ方向WDにおいて測定された幅(WCE)と、長さ(LCE)および幅(WCE)の測定方向の各々に垂直な方向において測定された高さ(HCE)とを有する。
カソード集団のメンバの長さ(LCE)は、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される使用に応じて変化する。しかしながら、一般に、カソード集団の各メンバは、典型的には、約5mm~約500mmの範囲の長さ(LCE)を有する。例えば、そのような一実施形態では、カソード集団の各メンバは、約10mm~約250mmの長さ(LCE)を有する。さらなる例として、そのような一実施形態では、カソード集団の各メンバは、約25mm~約100mmの長さ(LCE)を有する。
カソード集団の部材の幅(WCE)もまた、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される用途に応じて変化する。しかしながら、一般に、カソード集団のメンバは、典型的には、約0.01mm~約2.5mmの範囲内の幅(WCE)を有する。例えば、一実施形態では、カソード集団の各メンバの幅(WCE)は、約0.025mm~約2mmの範囲内にある。さらなる例として、一実施形態では、カソード集団の各メンバの幅(WCE)は、約0.05mm~約1mmの範囲内にある。
カソード集団の部材の高さ(HCE)もまた、エネルギ貯蔵デバイスおよびその意図される用途に応じて変化する。しかしながら、一般に、カソード集団のメンバは、典型的には、約0.05mm~約10mmの範囲内の高さ(HCE)を有する。例えば、一実施形態では、カソード集団の各メンバの高さ(HCE)は、約0.05mm~約5mmの範囲内にある。さらなる例として、一実施形態では、カソード集団の各メンバの高さ(HCE)は、約0.1mm~約1mmの範囲にある。一実施形態によれば、カソード集団のメンバは、第1の高さを有する1つ以上の第1のカソード部材と、第1の高さ以外の第2の高さを有する1つ以上の第2のカソード部材とを含む。さらに別の実施形態において、1つまたは複数の第1のカソード部材および1つまたは複数の第2のカソード部材についての異なる高さは、長手方向軸および/または横方向軸のうちの1つまたは複数に沿って異なる高さを有する電極アセンブリ形状など、電極アセンブリのための所定の形状に対応するように、および/または二次電池のための所定の性能特性を提供するように選択され得る。
一般に、カソード集団の各メンバは、幅(WCE)よりも実質的に大きく、高さ(HCE)よりも実質的に大きい長さ(LCE)を有する。例えば、一実施形態において、カソード集団の各メンバについて、WCEおよびHCEのそれぞれに対するLCEの比は、それぞれ少なくとも5:1である(すなわち、WCEに対するLCEの比はそれぞれ少なくとも5:1であり、HCEに対するLCEの比はそれぞれ少なくとも5:1である)。さらなる例として、一実施形態では、カソード集団の各メンバについて、WCEおよびHCEのそれぞれに対するLCEの比は、少なくとも10:1である。さらなる例として、一実施形態では、WCEおよびHCEの各々に対するLCEの比は、カソード集団の各メンバに対して少なくとも15:1である。さらなる例として、一実施形態では、WCEおよびHCEの各々に対するLCEの比は、カソード集団の各メンバに対して少なくとも20:1である。
一実施形態では、カソード集団のメンバの幅(WCE)に対する高さ(HCE)の比は、それぞれ少なくとも0.4:1である。例えば、一実施形態において、HCE対WCEの比は、カソード集団の各メンバについて、それぞれ少なくとも2:1になる。さらなる例として、一実施形態では、HCE対WCEの比は、カソード集団の各メンバについてそれぞれ少なくとも10:1である。さらなる例として、一実施形態では、HCE対WCEの比は、カソード集団の各メンバについて、それぞれ少なくとも20:1である。しかしながら、典型的には、HCE対WCEの比は、一般に、アノード集団の各メンバについてそれぞれ1,000:1未満である。例えば、一実施形態では、HCE対WCEの比は、カソード集団の各メンバについてそれぞれ500:1未満である。さらなる例として、一実施形態では、HCE対WCEの比は、それぞれ100:1未満となる。さらなる例として、一実施形態では、HCE対WCEの比はそれぞれ10:1未満である。さらなる例として、一実施形態では、HCE対WCEの比は、カソード集団の各メンバについて、それぞれ約2:1~約100:1の範囲にある。
一実施形態では、アノード集電体506も、負極活性材料層の電気コンダクタンスよりも実質的に大きい電気コンダクタンスを有する。例えば、一実施形態では、アノード集電体506の電気コンダクタンスと負極活性材料層の電気コンダクタンスとの比は、デバイスにエネルギを蓄積するための印加電流またはデバイスを放電させるための印加負荷があるとき、少なくとも100:1である。さらなる例として、いくつかの実施形態では、アノード集電体506の電気コンダクタンスと負極活性材料層の電気コンダクタンスとの比は、デバイスにエネルギを蓄積するための印加電流またはデバイスを放電させるための印加負荷があるとき、少なくとも500:1である。さらなる例として、いくつかの実施形態では、アノード集電体506の電気コンダクタンスと負極活性材料層の電気コンダクタンスとの比は、デバイスにエネルギを蓄積するための印加電流またはデバイスを放電させるための印加負荷があるとき、少なくとも1000:1である。さらなる例として、いくつかの実施形態では、アノード集電体506の電気コンダクタンスと負極活性材料層の電気コンダクタンスとの比は、デバイスにエネルギを蓄積するための印加電流またはデバイスを放電させるための印加負荷があるとき、少なくとも5000:1である。さらなる例として、いくつかの実施形態では、アノード集電体506の電気コンダクタンスと負極活性材料層の電気コンダクタンスとの比は、デバイスにエネルギを蓄積するための印加電流またはデバイスを放電するための印加負荷があるとき、少なくとも10000:1である。
一般に、カソード集電体510は、アルミニウム、炭素、クロム、金、ニッケル、NiP、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、ケイ素とニッケルとの合金、チタン、またはそれらの組み合わせなどの金属から構成され得る(A.H.WhiteheadおよびM.Schreiberによる「Current collectors for positive electrodes of lithium-based batteries」、Journal of the Electrochemical Society,152(11)A2105-A2113(2005)を参照。)。さらなる例として、一実施形態では、カソード集電体510は、金または金ケイ化物などのその合金からなる。さらなる例として、一実施形態では、カソード集電体510は、ニッケルまたはニッケルシリサイドなどのその合金からなる。
以下の実施形態は、本開示の態様を説明するために提供されるが、実施形態は限定を意図するものではなく、他の態様および/または実施形態も提供され得る。
実施形態1.二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするプロセスにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第1の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団であって、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のコンポーネントの集団と、(ii)第1の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第2の基材のウェブは、(iii)電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団であって、第2のコンポーネントは対応する弱化パターンによって画定される、第2のコンポーネントと、(iv)第2の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と;
第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接する、ウェブマージ方向に受け部材を搬送する工程であって、受け部材は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成された複数の突起部を備える、搬送する工程と、
第1の基材のウェブの搬送フィーチャが、ベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置で、第1の基材のウェブを受け部材上で受ける工程と、
第1のコンポーネントが第2のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上で複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第2のウェブマージ位置において、受け部材上で第1の基材のウェブ上に第2の基材のウェブを重ね合わせる工程であって、第2のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
含む、プロセス。
実施形態2.第1の基材のウェブが電極材料のウェブからなり、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態1のプロセス。
実施形態3.第1の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第2の基材のウェブが電極材料のウェブからなる、実施形態1のプロセス。
実施形態4.二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするプロセスにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第1の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第1の電極コンポーネントの集団であって、第1の電極コンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1の電極コンポーネントの集団と、(ii)第1の搬送フィーチャの集団と、を含み、第1の基材のウェブは、電極材料のウェブを含む、移動させる工程と、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第2の基材のウェブは、(iii)対応する弱化パターンによって画定されるセパレータコンポーネントの集団と、(iv)第2の搬送フィーチャの集団と、を含み、第2の基材のウェブは、セパレータ材料のウェブを含む、移動させる工程と、
第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接する、ウェブマージ方向に受け部材を搬送する工程であって、受け部材は、電極材料のウェブの第1の搬送フィーチャ及びセパレータ材料のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成された複数の突起部を備える、搬送する工程と、
電極材料のウェブ又はセパレータ材料のウェブの夫々の搬送フィーチャが、ベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置で、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの一方をベルト上で受ける工程と、
電極材料のウェブ又はセパレータ材料のウェブの他方の夫々の搬送フィーチャが、ベルト上で複数の突起部の少なくとも一部によって係合され、セパレータ構造体が第1の電極構造体と実質的に整列するように、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの受け側の一方に、第2のウェブマージ位置で、電極材料のウェブ及びセパレータ材料のウェブの他方を重ね合わせる工程であって、第2のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
含む、プロセス。
実施形態5.電極材料のウェブが第1のウェブ位置で受け取られ、セパレータ材料のウェブが第2のウェブ位置で受け取られる、実施形態4に記載のプロセス。
実施形態6.セパレータ材料のウェブが第1のウェブ位置に受け取られ、電極材料のウェブが第2のウェブ位置に受け取られる、実施形態4に記載のプロセス。
実施形態7.前記第1のウェブマージ経路が第1のカテナリ曲線からなり、前記第2のマージ経路が第2のカテナリ曲線からなる、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態8.第1のカテナリ曲線を分析する工程と、第1の搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の隣接するものと整列するように、第1のカテナリ曲線の分析に基づいて第1のウェブマージ経路に沿って走行する第1の基材のウェブの速度を調整する工程とを、さらに含む、実施形態7に記載のプロセス。
実施形態9.第2のカテナリ曲線を分析する工程と、第2の搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の隣接するものに整列するように、第2のカテナリ曲線の分析に基づいて、第2のウェブマージ経路に沿って走行する第2の基材のウェブの速度を調整する工程とを、さらに含む、実施形態8に記載のプロセス。
実施形態10.第1のウェブマージ経路と第2のウェブマージ経路との少なくとも一方が、それぞれの第1の搬送フィーチャ又は第2の搬送フィーチャと整列する歯を有するマージスプロケット上でそれぞれの第1の基材のウェブ又は第2の基材のウェブを搬送することを、含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態11.第1の基材のウェブと第2の基材のウェブとの少なくとも一方を、それぞれの第1のウェブマージ経路および第2のウェブマージ経路に沿って移動させることは、第1の基材のウェブおよび/または第2の基材のウェブを、マージスプロケットと反転歯スプロケットとの間で搬送することを含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態12.マージスプロケットの歯が、第1の基材のウェブおよび/または第2の基材のウェブのそれぞれの第1または第2の搬送フィーチャを通過して、反転歯スプロケットの対応するくぼみに入る、実施形態11に記載のプロセス。
実施形態13.受け部材の突起部が反転歯スプロケットと係合する点において、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方をマージさせることをさらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態14.回転ブラシを使用して、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の平坦度を、それぞれのウェブのマージスプロケットとの最初の接触点の近位で増加させる工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態15.回転ブラシとは反対方向に回転する逆回転ブラシを使用する工程を、さらに含み、逆回転ブラシは、回転ブラシからウェブを横切る位置に配置される、実施形態14に記載のプロセス。
実施形態16.真空装置を使用して、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の平坦度を、それぞれのウェブのマージスプロケットとの最初の接触点の近位で増加させる工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態17.真空装置は、空気を吸引するための複数の真空孔を有するベースを備える、実施形態16に記載のプロセス。
実施形態18.
それぞれの第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブの巻き戻し速度を制御することによって、それぞれの第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブのマージスプロケットへの最初の接触点における、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方のウェブ方向の張力を低減する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態19.マージスプロケットに対するそれぞれの第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブの最初の接触点の近位にある第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブの少なくとも一方の静電荷を低減するために脱イオン装置を使用する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態20.脱イオン装置が、ウェブ方向において回転ブラシ及び真空テンショナの少なくとも一方の前に配置される、実施形態17に記載のプロセス。
実施形態21.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方のマージスプロケットとの初期の接触点が垂直から0~90度以内になるように制御する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態22.クロスウェブベルトテンショナを使用して、クロスウェブ方向の張力を第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブのうちの少なくとも一方に加える工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態23.マージスプロケットの歯が、歯の基部が突起部の遠位部分よりも大きな断面積を有するようにテーパ状である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態24.受け部材の突起部が、突起部の基部が突起部の遠位部分よりも大きい断面積を有するようにテーパ状である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態25.受け部材の突起部が、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の搬送フィーチャの一部のみに接触するように、受け部材のウェブ横断張力を制御する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態26.センサを使用して欠陥を検出する工程が、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブのうちの少なくとも一方の欠陥を検出する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態27.センサを使用して欠陥を検出する工程が、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方を受け部材上にマージさせる前に行われる、実施形態26に記載のプロセス。
実施形態28.検出された欠陥を、第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブの少なくとも一方にマーキングする工程を、さらに含む、実施形態26または27に記載のプロセス。
実施形態29.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方のウェブ方向の張力が、マージスプロケットへの最初の接触点および受け部材への移送点で異なるように制御する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態30.第1の基材のウェブおよび/または第2の基材のウェブをベルトに見当合わせするために、第1の基材のウェブおよび/または第2の基材のウェブの少なくとも一方の弛みを許容するのに十分な距離で、ベルトに垂直に隣接する反転歯ローラを位置決めする工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態31.後続の反転歯スプロケットを、該反転歯スプロケットと受け部材との間のニップ距離が、先行する反転歯スプロケットと受け部材との間のニップ距離よりも大きくなるように位置決めする工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態32.マージスプロケットの歯が、第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方が歯の基部よりも上方に位置することを可能にするように構成される、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態33.(a)第3の基材のウェブを第3のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第3の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第3のコンポーネントの集団であって、対応する弱化パターンによって画定される、第3のコンポーネントの集団と、(ii)第3の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、(b)第3の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合され、第3のコンポーネントが第2のコンポーネントと実質的に整列するように、第3のウェブマージ位置で、第3の基材のウェブを第2の基材のウェブ上に重ね合わせる工程であって、第3のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置および第2のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と、をさらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態34.第3の基材のウェブが対電極材料のウェブからなり、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態33のプロセス。
実施形態35.第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第2の基材のウェブが電極材料のウェブからなる、実施形態33のプロセス。
実施形態36.第4のウェブマージ経路に沿って第4の基材のウェブを移動させる工程であって、第4の基材のウェブは、電極サブユニットのための第4のコンポーネントの集団であって、第4のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第4のコンポーネントの集団と、第4の搬送フィーチャの集団とを含む、移動させる工程と、第4の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合され、第4のコンポーネントが第3のコンポーネントと実質的に整列するように、第4のウェブマージ位置で、第4の基材のウェブを第3の基材のウェブ上に重ね合わせる工程であって、第4のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置、第2のウェブマージ位置、および第3のマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と、をさらに含む、実施形態33、34、または35に記載のプロセス。
実施形態37.第4の基材のウェブが対電極材料のウェブからなり、第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態36のプロセス。
実施形態38.第4の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第3の基材のウェブが対電極材料のウェブからなる、実施形態36のプロセス。
実施形態39.受け部材が連続ベルトからなる、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態40.受け部材が複数のピンプレートからなる、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態41.前記マージスプロケットを、前記反転歯スプロケットとは反対方向に回転させる工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態42.光学センサを使用して、第1または第2のカテナリ曲線のそれぞれの一方を分析する工程を、さらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態43.前記カテナリ曲線のたるみが所定の閾値の外側にある場合に、前記第1の基材のウェブまたは前記第2の基材のウェブのそれぞれの一方に対するウェブ方向の張力を増加させることをさらに含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態44.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの巻き戻し速度が、受け部材の速度にキー設定される、先行する実施形態のいずれかに記載のプロセス。
実施形態45.それぞれの第1又は第2のカテナリ曲線が、第1又は第2の基材のウェブの搬送フィーチャとマージスプロケットの歯との自己整列を容易にする、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセス。
実施形態46.積層ウェブの層状配列の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するためのプロセスであって、各電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって積層ウェブ内に画定される、プロセスにおいて、
該プロセスは、
積層ウェブの層状配列の電極サブユニットを、受けユニットとパンチヘッドとの間のパンチ位置に位置決めする工程であって、受けユニットは、ベース、アライメントピン、及び可動プラットフォームを含む、位置決めする工程と、
受けユニットのアライメントピンを、電極サブユニットのフィデューシャルフィーチャを通して位置決めする工程と、
可動プラットフォームを電極サブユニットの下面と受けユニットのベースとの間の所定の位置に位置決めする工程と、
パンチヘッドを用いて電極サブユニットに力を加える工程であって、該力は、弱化パターンに沿って電極サブユニットを積層ウェブのアレイから分離するのに十分な大きさを有する、力を加える工程と
を含む、プロセス。
実施形態47.分離された電極サブユニットを可動プラットフォーム上に受ける工程を、さらに含む、実施形態46のプロセス。
実施形態48.電極サブユニットに力を加える間、受けユニットを静止位置に維持する工程を、さらに含む、実施形態46のプロセス。
実施形態49.電極サブユニットのフィデューシャルフィーチャを通して受けユニットのアライメントピンを位置決めする間、パンチヘッドを静止位置に維持する工程を、さらに含む、実施形態46~48のプロセス。
実施形態50.アライメントピンをパンチヘッドに形成された対応するパンチヘッドホールに移動させる間、パンチヘッドを静止位置に維持する工程を、さらに含む、実施形態46~49のプロセス。
実施形態51.電極サブユニットを積層ウェブの層状配列から分離することが、電極サブユニットの第1の外縁を画定する第1の穿孔を破裂させることと、電極サブユニットの第2の外縁を画定する第2の穿孔を破裂させることとを含む、実施形態46~50のプロセス。
実施形態52.第1の外縁および第2の外縁が電極サブユニットの対向する側に位置する、実施形態51のプロセス。
実施形態53.アライメントピンを使用して電極サブユニットにクロスウェブ張力を加える工程を、さらに含む、実施形態46~52のプロセス。
実施形態54.電極サブユニットの各フィデューシャルフィーチャの一部のみをアライメントピンと接触させる工程を、さらに含む、実施形態46~53のプロセス。
実施形態55.電極サブユニットの集団において欠陥のある電極サブユニットを定義する工程と、欠陥のある電極サブユニットを積層ウェブの層状配列から分離しないようにパンチヘッドを制御する工程とを、さらに含む、実施形態46~54のプロセス。
実施形態56.光学装置を使用して電極サブユニットのフィデューシャルフィーチャを位置決めする工程を、さらに含む、実施形態46~55のプロセス。
実施形態57.欠陥のある電極サブユニットを示すために、積層ウェブの層状配列にマークを付ける工程を、さらに含む、実施形態46~56のプロセス。
実施形態58.パンチヘッドと受けユニットとの間で電極サブユニットに圧縮力を加える工程を、さらに含む、実施形態46~57のプロセス。
実施形態59.前記圧縮が、前記電極サブユニットを前記受けユニットの表面に対して実質的に平行に維持するのに十分なものである、実施形態58に記載のプロセス。
実施形態60.積層ウェブの層状配列を平坦化するために真空装置を使用する工程を、さらに含む、実施形態46~59のプロセス。
実施形態61.積層ウェブの配列を平坦化するために1つ以上の回転ブラシを使用する工程を、さらに含む、実施形態46~60のプロセス。
実施形態62.積層ウェブの層状配列が、アノード材料のウェブ、カソード材料のウェブ、およびアノード材料のウェブとカソード材料のウェブとの間に配置されたセパレータ材料のウェブを備える、実施形態46~61のプロセス。
実施形態63.ウェブを平坦化するために、積層ウェブのアレイの搬送フィーチャと係合するコンベヤベルトにクロスウェブ張力を加える工程を、さらに含む、実施形態46~62のプロセス。
実施形態64.アライメントピンをフィデューシャルフィーチャと整列するように移動させるために2軸移動装置を使用する工程を、さらに含む、実施形態46~63のプロセス。
実施形態65.電極サブユニットを積層ウェブの層状配列から分離した後に、電極サブユニットの厚さに等しい距離だけ可動プラットフォームを移動させる工程を、さらに含む、実施形態46~64のプロセス。
実施形態66.
電極サブユニットが、アノード材料、カソード材料、およびセパレータ材料を備える、実施形態46~65のプロセス。
実施形態67.パンチヘッドの下流の積層ウェブのアレイが、使用済みウェブのアレイであり、
使用済みウェブのアレイをローラに巻き付ける工程を、さらに含む、実施形態46~66のプロセス。
実施形態68.100~300の電極サブユニットが受けユニット上に積層される、実施形態46から67のプロセス。
実施形態69.先行するいずれかの実施形態のプロセスによって形成される電極サブユニットを含む電池アセンブリ。
実施形態70.力を加える間に、積層ウェブの層状配列のウェブ方向の動きを停止させる工程を、さらに含む、実施形態46~68のプロセス。
実施形態71.力が、クロスウェブ方向及びウェブ方向の両方に対して実質的に垂直な方向に加えられる、実施形態70のプロセス。
実施形態72.力を加える間にパンチヘッドがアノード材料に接触する、実施形態46~68のプロセス。
実施形態73.前記パンチヘッドは、力を加えている間、カソード材料に接触する、実施形態46~68のプロセス。
実施形態74.前記パンチヘッドは、力を加えながらセパレータ材料に接触する、実施形態46~68のプロセス。
実施形態75.弱化パターンの外側の穿孔の破断強度の0~50パーセントの範囲内のクロスウェブ張力を積層ウェブの層状配列に加える工程を、さらに含む、実施形態46~68のプロセス。
実施形態76.積層ウェブのアレイ内の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するシステムにおいて、
電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって画定され、
該システムは、
そこから延びる少なくとも2つのアライメントピンを有する受けユニットであって、アライメントピンは、電極サブユニットの対応するフィデューシャルフィーチャと係合するように位置決めされ、電極サブユニットの第1の表面と対向する、受けユニットと、
少なくとも2つのパンチヘッドホールを含む可動パンチヘッドであって、パンチヘッドホールは、アライメントピンの対応する1つを受け入れるようにサイズ決めされて位置決めされ、パンチヘッドは、電極サブユニットの対向面に面するように位置決めされる、可動パンチヘッドと、
パンチヘッドに、弱化パターンに沿って積層ウェブのアレイから電極サブユニットを分離するのに十分な力を電極サブユニットの対向面に加えさせるように構成されたコントローラと
を含む、システム。
実施形態77.積層ウェブのアレイ内の電極サブユニットの集団から電極サブユニットを分離するシステムにおいて、
電極サブユニットは、対応する弱化パターンによって画定され、
該システムは
ベースと可動プラットフォームとを有する受けユニットであって、可動プラットフォームは、積層ウェブのアレイとベースとの間の所定の位置に選択的に位置決め可能である、受けユニットと、
電極サブユニットの対向面に対向するように位置決めされる可動パンチヘッドと、
パンチヘッドに、弱化パターンに沿って積層ウェブのアレイから電極サブユニットを分離するのに十分な力を電極サブユニットの対向面に加えさせるように構成されたコントローラであって、受けユニットの可動プラットフォームは、積層ウェブのアレイから分離された電極サブユニットを受けるように選択的に位置決めされる、コントローラと
を含む、システム。
実施形態78.受けユニットが、ベース、位置合わせピン、および可動プラットフォームを備える、実施形態76または77に記載のシステム。
実施形態79.前記可動プラットフォームは、前記電極サブユニットの厚さに等しい距離だけ移動されるように構成される、実施形態78に記載のシステム。
実施形態80.コントローラが、可動プラットフォームを移動させるように構成される、実施形態76~79に記載のシステム。
実施形態81.パンチヘッドが、アライメントピンのそれぞれのものを受けるためのパンチヘッドホールを備える、実施形態76~80に記載のシステム。
実施形態82.受けユニットのアライメントピンが、電極サブユニットにクロスウェブ張力を加えるように適合されている、実施形態76~81に記載のシステム。
実施形態83.受けユニットの位置合わせピンが、電極サブユニットのそれぞれのフィデューシャルフィーチャを受信するように適合される、実施形態76~82に記載のシステム。
実施形態84.電極サブユニットの欠陥を検出するための欠陥検出システムを、さらに備える、実施形態76~83に記載のシステム。
実施形態85.コントローラが、積層ウェブのアレイから欠陥のある電極サブユニットを分離しないようにパンチヘッドを動作させるように構成される、実施形態76~84に記載のシステム。
実施形態86.電極サブユニットのフィデューシャルフィーチャの位置を特定するための光学装置を、さらに備える、実施形態76~85に記載のシステム。
実施形態87.
欠陥のある電極サブユニットを示すために積層ウェブのアレイにマークを付けるためのマーキングシステムを、さらに備える、実施形態76~86に記載のシステム。
実施形態88.積層ウェブのアレイを平坦化するための真空装置を、さらに備える、実施形態76~87に記載のシステム。
実施形態89.積層ウェブのアレイを平坦化するための1つまたは複数の回転ブラシを、さらに備える、実施形態76~88に記載のシステム。
実施形態90.積層ウェブのアレイが、アノード材料のウェブと、カソード材料のウェブと、アノード材料のウェブとカソード材料のウェブとの間に配置されたセパレータ材料のウェブとを備える、実施形態76~89に記載のシステム。
実施形態91.電極サブユニットが、アノード材料、カソード材料、およびセパレータ材料を備える、実施形態76~90に記載のシステム。
実施形態92.二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするシステムにおいて、
第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第1のマージゾーンであって、第1の基材のウェブは、電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団と第1の搬送フィーチャの集団とを含み、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のマージゾーンと、
第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第2のマージゾーンであって、第2の基材のウェブは、電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団と第2の搬送フィーチャの集団とを含み、第2のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第2のマージゾーンと、
複数の突起部を含む受け部材であって、該受け部材は、第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接して配置され、該複数の突起部は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ、及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成されている、受け部材と
を含み、
第1のマージゾーンは、第1の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置にて、第1の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
第2のマージゾーンは、第2のコンポーネントが第1のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第2のウェブマージ位置にて、第2の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
第2のマージゾーンは、第1のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、
システム。
実施形態93.第1の基材のウェブが電極材料のウェブからなり、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態92のプロセス。
実施形態94.第1の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第2の基材のウェブが電極材料のウェブからなる、実施形態92のプロセス。
実施形態95.第1のマージゾーンが、第1の基材のウェブ上の搬送フィーチャと整列するための歯を有する第1のマージスプロケットを備え、第2のマージゾーンが、第2の基材のウェブ上の搬送フィーチャと整列するための歯を有する第2のマージスプロケットを備える、実施形態92~94に記載のシステム。
実施形態96.第1のマージゾーンが第1の反転歯スプロケットからなり、第2のマージゾーンが第2の反転歯スプロケットからなり、第1および第2の反転歯スプロケットの各々が、第1および第2のマージスプロケットの歯とそれぞれ係合するように構成された複数のくぼみからなる、実施形態95に記載のシステム。
実施形態97.第1の反転歯スプロケットは、第1のウェブマージ経路に沿って第1のマージスプロケットと受け部材との間に配置され、第2の反転歯スプロケットは、第2のウェブマージ経路に沿って第2のマージスプロケットと受け部材との間に配置される、実施形態96に記載のシステム。
実施形態98.第1のマージスプロケットの歯が、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャを通過して第1の反転歯スプロケットのくぼみに入るように位置決めされ、第2のマージスプロケットの歯が、第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャを通過して第2の反転歯スプロケットのくぼみに入るように位置決めされる、実施形態97に記載のシステム。
実施形態99.第1の反転歯スプロケットおよび受け部材が第1のニップを画定し、第2の反転歯スプロケットおよび受け部材が第2のニップを画定し、第2のニップが第1のニップよりも大きな間隔を有する、実施形態97に記載のシステム。
実施形態100.第1のマージスプロケットと第2のマージスプロケットが同じ半径を有する、実施形態92~99に記載のシステム。
実施形態101.第1の反転歯スプロケット及び第2の反転歯スプロケットが同じ半径を有する、実施形態92~100に記載のシステム。
実施形態102.前記第1及び第2のマージスプロケットの半径は、前記第1及び第2の反転歯スプロケットの半径よりも大きい、実施形態101に記載のシステム。
実施形態103.第1のマージゾーンが、第1の基材のウェブのスプールを巻き戻すための第1の巻き戻しローラを、さらに備え、第2のマージゾーンが、第2の基材のウェブのスプールを巻き戻すための第2の巻き戻しローラを、さらに備える、実施形態92~102に記載のシステム。
実施形態104.第1のウェブマージ経路が第1のカテナリ曲線からなり、第2のマージ経路が第2のカテナリ曲線からなる、実施形態92~103に記載のシステム。
実施形態105.前記第1のカテナリ曲線の少なくとも1つの特性を検出するためのセンサを、さらに備える、実施形態104に記載のシステム。
実施形態106.第2のカテナリ曲線の少なくとも1つの特性を検出するためのセンサを、さらに備える、実施形態105に記載のシステム。
実施形態107.前記第1の基材のウェブ及び前記第2の基材のウェブの少なくとも一方の平坦度を高めるための回転ブラシを、さらに備える、実施形態92~106に記載のシステム。
実施形態108.回転ブラシが、ウェブ方向において、第1のマージスプロケット及び第2のマージスプロケットの少なくとも一方の前に配置される、実施形態107に記載のシステム。
実施形態109.回転ブラシとは反対方向に回転する逆回転ブラシを、さらに含み、逆回転ブラシは、回転ブラシからクロスウェブ位置に配置される、実施形態107に記載のシステム。
実施形態110.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の平坦度を高めるための真空装置を、さらに備える、実施形態92~109に記載のシステム。
実施形態111.真空装置が、空気を吸引するための複数の真空孔を有するベースを備える、実施形態110に記載のシステム。
実施形態112.第1の基材のウェブまたは第2の基材のウェブの少なくとも一方の静電荷を低減するように構成された脱イオン装置を、さらに備える、実施形態90~107に記載のシステム。
実施形態113.脱イオン装置が、ウェブ方向において、回転ブラシ及び真空テンショナの少なくとも一方の前に配置される、実施形態107~112に記載のシステム。
実施形態114.第1のマージスプロケットの歯および第2のマージスプロケットの歯が、歯の基部が突起部の遠位部分よりも大きな断面積を有するようにテーパ状である、実施形態92~113に記載のシステム。
実施形態115.受け部材の突起部が、突起部の基部が突起部の遠位部分よりも大きな断面積を有するようにテーパ状である、実施形態92~114に記載のシステム。
実施形態116.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の欠陥を検出するためのセンサを、さらに備える、実施形態92~115に記載のシステム。
実施形態117.前記センサは、前記第1の基材のウェブ及び前記第2の基材のウェブの少なくとも一方を前記受け部材上にマージさせる前に欠陥を検出するように配置される、実施形態116に記載のシステム。
実施形態118.第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方に、検出された欠陥にマークを付けるためのマーキング装置を、さらに備える、実施形態116または117に記載のシステム。
実施形態119.第3の基材のウェブを第3のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第3のマージゾーンを、さらに備え、第3の基材のウェブは、電極サブユニットのための第3のコンポーネントの集団であって、第3のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第3のコンポーネントの集団と、第3の搬送フィーチャの集団とを含み、第3のマージゾーンは、第3のコンポーネントが第1および第2のコンポーネントと実質的に整列して、第3の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第3のウェブのマージ位置にて、第3の基材のウェブを受け部材上に搬送するよう適合され、第3のマージゾーンは、第1のマージゾーンおよび第2のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、実施形態92~118に記載のシステム。
実施形態120.第3の基材のウェブが対電極材料のウェブからなり、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態119のプロセス。
実施形態121.第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第2の基材のウェブが電極材料のウェブからなる、実施形態119のプロセス。
実施形態122.第4の基材のウェブを第4のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第4のマージゾーンを、さらに備え、第4の基材のウェブは、電極サブユニットのための第4のコンポーネントの集団であって、第4のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第4のコンポーネントの集団と、第4の搬送フィーチャの集団とを含み、第4のマージゾーンは、第4のコンポーネントが第1、第2、および第3のコンポーネントと実質的に整列して、第4の基材のウェブの搬送フィーチャがベルト上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第4のウェブのマージ位置にて、第4の基材のウェブを受け部材上に搬送するよう適合され、第4のマージゾーンは、第1のマージゾーン、第2のマージゾーン、および第3のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、実施形態119~121に記載のシステム。
実施形態123.第4の基材のウェブが対電極材料のウェブからなり、第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなる、実施形態122のプロセス。
実施形態124.第4の基材のウェブがセパレータ材料のウェブからなり、第3の基材のウェブが対電極材料のウェブからなる、実施形態122のプロセス。
実施形態125.受取部材が連続ベルトからなる、実施形態92~124に記載のシステム。
実施形態126.受入れ部材が複数のピンプレートからなる、実施形態92~124に記載のシステム。
実施形態127.実施形態92~126または129~154のいずれかに記載のシステムを使用して製造される電極サブユニット。
実施形態128.電極サブユニットが、アノード材料、カソード材料、およびセパレータ材料を備える、実施形態119に記載の電極サブユニット。
実施形態129.電極材料のウェブが電極活性材料を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態130.電極活性材料がアノード活性材料である、実施形態129に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態131.電極活性材料がカソード活性材料である、実施形態129に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態132.対電極材料のウェブが対電極活性材料を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態133.対電極活性材料がアノード活性材料である、実施形態132に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態134.対電極活性材料がカソード活性材料である、実施形態132に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態135.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、以下からなる群より選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
(a)ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、およびカドミウム(Cd);
(b)Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Zn、Al、Ti、Ni、Co、またはCdと他の元素との合金または金属間化合物;
(c)Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Zn、Al、Ti、Fe、Ni、Co、V、Cdの酸化物、炭化物、窒化物、硫化物、リン化物、セレン化物、テルル化物、およびそれらの混合物、複合材、リチウム含有複合材;
(d)Snの塩および水酸化物;
(e)チタン酸リチウム、マンガン酸リチウム、アルミン酸リチウム、リチウム含有酸化チタン、リチウム-遷移金属酸化物、ZnCo
(f)グラファイトおよび炭素の粒子;
(g)リチウム金属;
(h)(a)~(G)の組み合わせ。
実施形態136.電極活性材料および対電極活性材料のうちの一方が、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、およびカドミウム(Cd)からなる群より選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態137.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Zn、Al、Ti、Ni、Co、またはCdと他の元素との合金および金属間化合物からなる群から選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態138.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Zn、Al、Ti、Fe、Ni、Co、V、およびCdの酸化物、炭化物、窒化物、硫化物、リン化物、セレン化物、およびテルル化物からなる群から選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態139.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、Siの酸化物、炭化物、窒化物、硫化物、リン化物、セレン化物、およびテルル化物からなる群から選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態140.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、ケイ素、ならびにケイ素の酸化物および炭化物からなる群から選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態141.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、リチウム金属からなるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態142.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、グラファイトおよび炭素からなる群から選択されるアノード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態143.セパレータ材料のウェブがポリマ電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態144.セパレータ材料のウェブが固体電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態145.セパレータ材料のウェブが、硫化物系電解質からなる群から選択される固体電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態146.セパレータ材料のウェブが、硫化スズリチウム(Li10SnP12)、硫化リンリチウム(β-LiPS)および塩化ヨウ化リン硫黄リチウム(LiPSCl0.90.1)からなる群から選択される固体電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態147.セパレータ材料のウェブが、上面および下面とその間のバルクとを有する電解質セパレータを含み、バルクが厚さを有し、上面または下面の長さまたは幅が、バルクの厚さよりも10倍以上大きく、バルクの厚さが約10nm~約100μmであり、バルクが、化学式LiALaBM′CM″DZrEOFによって特徴付けられ、
ここで、
4<A<8.5、1.5<B<4、0≦C≦2、0≦D≦2;0≦E<2、10<F<13であり、M′はAlであり、M″はAl、Mo、W、Nb、Sb、Ca、Ba、Sr、Ce、Hf、Rb、およびTaから選択され;
ここで、上面または下面のいずれかは、炭酸リチウム、水酸化リチウム、酸化リチウム、過酸化リチウム、それらの水和物、それらの酸化物、またはそれらの組み合わせからなる、
先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態148.セパレータ材料のウェブが、PEOベースのポリマ電解質、ポリマ-セラミック複合電解質(固体)、ポリマ-セラミック複合電解質、およびポリマ-セラミック複合電解質からなる群から選択されるポリマ電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態149.セパレータ材料のウェブが、酸化物ベースの電解質からなる群から選択される固体電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態150.セパレータ材料のウェブが、チタン酸リチウムランタン(Li0.34La0.56TiO)、Alドープジルコニウムランタン(Li6.24LaZrAl0.2411.98)、Taドープジルコニウムランタン(Li6.4LaZr1.4Ta0.612)およびリン酸アルミニウムチタンリチウム(Li1.4Al0.4Ti1.6(PO)からなる群から選択される固体電解質を含む、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態151.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、インタカレーション化学正極および変換化学正極からなる群から選択されるカソード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態152.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、インタカレーション化学正極材料からなるカソード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態153.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、変換化学正極活性材料を含むカソード活性材料である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
実施形態154.電極活性材料および対電極活性材料の一方が、S(またはリチウム化状態のLiS)、LiF、Fe、Cu、Ni、FeF、FeOdF3.2d、FeF、CoF、CoF、CuF、NiFからなる群から選択されるカソード活性材料であり、ここで、0≦d≦0.5である、先行するいずれかの実施形態に記載のプロセスまたはシステム。
本明細書では、実施例を用いて、最良の態様を含む本発明を開示するとともに、当業者であれば誰でも、任意のデバイスまたはシステムの製造および使用、ならびに組み込まれた任意の方法の実行を含む本発明を実施できるようにする。本発明の特許可能な範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者に思いつく他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言と実質的に異ならない同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲に含まれることが意図される。

Claims (30)

  1. 二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするプロセスにおいて、
    第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第1の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団であって、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のコンポーネントの集団と、(ii)第1の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、
    第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第2の基材のウェブは、(iii)電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団であって、第2のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第2のコンポーネントと、(iv)第2の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、
    第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に隣接する、ウェブマージ方向に受け部材を搬送する工程であって、受け部材は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成された複数の突起部を備える、搬送する工程と、
    第1の基材のウェブの搬送フィーチャが、受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置で、第1の基材のウェブを受け部材上で受ける工程と、
    第2のウェブマージ位置において、第1のコンポーネントが第2のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上で複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、受け部材上で第1の基材のウェブ上に第2の基材のウェブを重ね合わせる工程であって、第2のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
    を含む、プロセス。
  2. 第1の基材のウェブが電極材料のウェブを含み、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含む、
    請求項1に記載のプロセス。
  3. 第1の基材のウェブがセパレータ材のウェブを含み、第2の基材のウェブが電極材料のウェブを含む、
    請求項1に記載のプロセス。
  4. 第1のウェブマージ経路が第1のカテナリ曲線を含み、第2のウェブマージ経路が第2のカテナリ曲線を含む、
    請求項1~請求項3のいずれか一に記載のプロセス。
  5. 前記第1のカテナリ曲線を分析し、
    前記第1の搬送フィーチャが前記受け部材上で複数の突起部の隣接するものと整列するように、前記第1のカテナリ曲線の分析に基づいて、前記第1のウェブマージ経路に沿って走行する前記第1の基材のウェブの速度を調整する工程を
    更に含む、請求項4に記載のプロセス。
  6. 第1の基材のウェブと第2の基材のウェブとの少なくとも1つを、夫々の第1のウェブマージ経路及び第2のウェブマージ経路に沿って移動させる工程が、
    第1の基材のウェブ及び/又は第2の基材のウェブを、歯を有するマージスプロケットとくぼみを有する反転歯スプロケットとの間で搬送する工程を含み、
    マージスプロケットの歯は、第1の基材のウェブ及び/又は第2の基材のウェブの、夫々の第1の又は第2の搬送フィーチャを通過して、反転歯スプロケットの対応するくぼみに入る、
    請求項1~請求項5のいずれか一に記載のプロセス。
  7. 夫々の第1の基材のウェブ又は第2の基材のウェブの、巻き戻し速度を制御することによって、夫々の第1の基材のウェブ又は第2の基材のウェブのマージスプロケットへの最初の接触点における、第1の基材のウェブ及び第2の基材のウェブの少なくとも1つへの、ウェブ方向の張力を低減する工程を、更に含む、
    請求項1~請求項6のいずれか一に記載のプロセス。
  8. 第1の基材のウェブ及び第2の基材のウェブの少なくとも1つの、マージスプロケットに対する最初の接触点が、垂直から0~90度の範囲内になるように制御する工程を、更に含む、
    請求項1~請求項7のいずれか一に記載のプロセス。
  9. クロスウェブテンショナを使用して、クロスウェブ方向の張力を、第1の基材のウェブ及び第2の基材のウェブの少なくとも1つに加える工程を、更に含む、
    請求項1~請求項8のいずれか一に記載のプロセス。
  10. 受け部材の突起部が、突起部の基部が突起部の遠位部分よりも大きい断面積を有するようにテーパ状である、
    請求項1~る請求項9のいずれか一に記載のプロセス。
  11. 第1の基材のウェブ及び/又は第2の基材のウェブを受け部材に見当合わせするために、第1の基材のウェブ及び/又は第2の基材のウェブの少なくとも1つの弛みを許容するのに十分な距離で、受け部材に垂直方向に隣接して反転歯ローラを位置決めする工程を、更に含む、請求項6~10のいずれか一に記載のプロセス。
  12. (a)第3の基材のウェブを第3のウェブマージ経路に沿って移動させる工程であって、第3の基材のウェブは、(i)電極サブユニットのための第3のコンポーネントの集団であって、第3のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第3のコンポーネントの集団と、(ii)第3の搬送フィーチャの集団と、を含む、移動させる工程と、
    (b)第3の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されて、第3のコンポーネントが第2のコンポーネントと実質的に整列するように、第3のウェブマージ位置で、第3の基材のウェブを第2の基材のウェブ上に重ね合わせる工程であって、第3のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置および第2のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
    を、更に含む、請求項1~11のいずれか一に記載のプロセス。
  13. 第4のウェブマージ経路に沿って第4の基材のウェブを移動させる工程であって、第4の基材のウェブは、電極サブユニットのための第4のコンポーネントの集団と第4の搬送フィーチャの集団とを含み、第4のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、移動させる工程と、
    第4の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されて、第4のコンポーネントが第3のコンポーネントと実質的に整列するように、第4のウェブマージ位置で、第4の基材のウェブを第3の基材のウェブ上に重ね合わせる工程であって、第4のウェブマージ位置は、第1のウェブマージ位置、第2のウェブマージ位置、および第3のウェブマージ位置からダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、重ね合わせる工程と
    を、更に含む、請求項12に記載のプロセス。
  14. 第4の基材のウェブが対電極材料のウェブを含み、第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含む、
    請求項13に記載のプロセス。
  15. 第4の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含み、第3の基材のウェブが対電極材料のウェブを含む、
    請求項14に記載のプロセス。
  16. 二次電池用の電極アセンブリを製造するためにウェブをマージするシステムにおいて、
    第1の基材のウェブを第1のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第1のマージゾーンであって、第1の基材のウェブは、電極サブユニットのための第1のコンポーネントの集団と第1の搬送フィーチャの集団とを含み、第1のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第1のマージゾーンと、
    第2の基材のウェブを第2のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第2のマージゾーンであって、第2の基材のウェブは、電極サブユニットのための第2のコンポーネントの集団と第2の搬送フィーチャの集団とを含み、第2のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定される、第2のマージゾーンと、
    複数の突起部を含む受け部材であって、該受け部材は、第1のウェブマージ経路及び該第2のウェブマージ経路に隣接して配置され、該複数の突起部は、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャ、及び第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャと係合するように構成されている、受け部材と
    を含み、
    第1のマージゾーンは、第1の基材のウェブの第1の搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第1のウェブマージ位置にて、第1の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
    第2のマージゾーンは、第2のコンポーネントが第1のコンポーネントと実質的に整列し、第2の基材のウェブの第2の搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第2のウェブマージ位置にて、第2の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
    第2のマージゾーンは、第1のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、
    システム。
  17. 第1の基材のウェブが電極材料のウェブを含み、第2の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含む、
    請求項16に記載のシステム。
  18. 第1の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含み、第2の基材のウェブが電極材料のウェブを含む、
    請求項16に記載のシステム。
  19. 第1のマージゾーンが、第1の基材のウェブ上の搬送フィーチャと整列するための歯を有する第1のマージスプロケットを含み、第2のマージゾーンが、第2の基材のウェブ上の搬送フィーチャと整列するための歯を有する第2のマージスプロケットを含む、
    請求項16~18のいずれか一に記載のシステム。
  20. 第1のマージゾーンが第1の反転歯スプロケットを含み、第2のマージゾーンが第2の反転歯スプロケットを含み、第1および第2の反転歯スプロケットの各々が、第1および第2のマージスプロケットの歯と夫々係合するように構成された複数のくぼみを含む、
    請求項19に記載のシステム。
  21. 第1の反転歯スプロケットおよび受け部材は、第1のニップを画定し、第2の反転歯スプロケットおよび受け部材は、第2のニップを画定し、第2のニップは、第1のニップよりも大きな間隔を有する、
    請求項20に記載のシステム。
  22. 第1のウェブマージ経路が第1のカテナリ曲線を含み、第2のマージ経路が第2のカテナリ曲線を含む、
    請求項16~21のいずれか一に記載のシステム。
  23. 第1のカテナリ曲線の少なくとも1つの特性を検出するための第1のセンサと、第2のカテナリ曲線の少なくとも1つの特性を検出するための第2のセンサと
    を、更に含む、請求項22に記載のシステム。
  24. 第1のマージスプロケットの歯および第2のマージスプロケットの歯は、歯の基部が突起部の遠位部分よりも大きい断面積を有するようにテーパ状である、
    請求項20~23のいずれか一に記載のシステム。
  25. 受け部材の突起部が、突起部の基部が突起部の遠位部分よりも大きい断面積を有するようにテーパ状である、
    請求項16~24のいずれか一に記載のシステム。
  26. 第1の基材のウェブおよび第2の基材のウェブの少なくとも一方の欠陥を検出するための欠陥センサを、更に含む、請求項16~25のいずれか一に記載のシステム。
  27. 第3の基材のウェブを第3のウェブマージ経路に沿って移動させるように構成された第3のマージゾーンを、更に含み、
    第3の基材のウェブは、電極サブユニットのための第3のコンポーネントの集団と第3の搬送フィーチャの集団とを含み、
    第3のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定され、
    第3のマージゾーンは、
    第3のコンポーネントが第1および第2のコンポーネントと実質的に整列されて、第3の基材のウェブの第3の搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第3のウェブマージ位置にて、受け部材上に第3の基材のウェブを搬送するように適合され、
    第3のマージゾーンは、第1のマージゾーンおよび第2のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、
    請求項16~26のいずれか一項に記載のシステム。
  28. 更に、第4のウェブマージ経路に沿って第4の基材のウェブを移動させるように構成された第4のマージゾーンを含み、
    第4の基材のウェブは、電極サブユニットのための第4のコンポーネントの集団と第4の搬送フィーチャの集団とを含み、第4のコンポーネントは、対応する弱化パターンによって画定され、
    第4のマージゾーンは、第4のコンポーネントが第1、第2、および第3のコンポーネントと実質的に整列して、第4の基材のウェブの搬送フィーチャが受け部材上の複数の突起部の少なくとも一部によって係合されるように、第4のウェブマージ位置にて、第4の基材のウェブを受け部材上に搬送するように適合され、
    第4のマージゾーンは、第1のマージゾーン、第2のマージゾーン、および第3のマージゾーンからダウンウェブ方向に間隔を空けるものである、
    請求項27に記載のシステム。
  29. 第4の基材のウェブが対電極材料のウェブを含み、第3の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含む、
    請求項28に記載のシステム。
  30. 第4の基材のウェブがセパレータ材料のウェブを含み、第3の基材のウェブが対電極材料のウェブを含む、
    請求項28に記載のシステム。
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