JP2023541612A - Egfr突然変異癌の抑制用化合物及びその医薬用途 - Google Patents

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Abstract

本開示は、突然変異EGFRタンパク質を阻害及び/又は分解する活性を有する特定化学構造の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。本開示は、このような化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を提供する。本開示は、本発明による化合物、その塩及びそれらを含む組成物のEGFR突然変異を持つ癌、特に肺癌の治療または予防用医薬用途を提供する。また、本開示は、本発明による化合物、その塩またはそれらを含む組成物の有効な量を治療が必要な個体に投与することを含むEGFR突然変異癌、特に肺癌の治療または予防方法を提供する。

Description

本出願は、2020年9月11日付け出願の韓国特許出願第10-2020-0117186号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に組み込まれる。
本開示は、EGFR突然変異を持つ癌を抑制、すなわち、治療または予防するための一群の化合物に関する。また、本開示は、このような化合物を含む薬学組成物に関する。また、本開示は、このような化合物を用いて、EGFR突然変異を持つ癌、特に、del19、T790M、C797S、及びL858Rのうちのいずれか一つ以上のEGFR突然変異を持つ癌を治療または予防する有用な方法に関する。すなわち、本開示は、本発明による化合物の前記癌を治療または予防するための医薬用途に関する。
上皮細胞成長因子受容体(epidermal growth factor receptor;EGFR)とは、受容体部分とチロシンキナーゼ部分とからなるタンパク質であり、細胞膜を通過して細胞外部の信号を細胞内部に伝達する役割をする。EGFRは、細胞内の信号伝達を通じた正常な細胞調節に必須な役割を果たす。しかし、EGFRの過発現またはリガンド非依存的なチロシンキナーゼ活性を特徴とする活性化EGFR突然変異は、異常に細胞信号システムを活性化させることで、癌細胞の成長、分化、血管新生、転移、耐性発現などを誘発すると知られている。殆どの固形癌細胞において、EGFRの異常な過発現または頻繁な突然変異が報告されており、これは良くない予後に係わっている。例えば、肺癌、肝臓癌、食道癌、胃癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、黒色腫、乳癌、口腔癌、脳腫瘍、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、子宮頸癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、精巣癌、血液癌、リンパ腫、皮膚癌、乾癬、線維腺腫などがEGFR突然変異と関連していると知られている(Cancer Communications.2020;40:43-59)。
このうち、EGFRチロシンキナーゼドメインのエクソン21のL858R点突然変異またはエクソン19のインフレーム(in-frame)欠失のようなEGFR活性化突然変異は、非小細胞性肺癌の重要な発病原因と知られている。したがって、上皮細胞成長因子受容体を通じた癌細胞の信号伝達を遮断すると優れた抗癌効果が奏されるはずとの予測に従って、上皮細胞成長因子受容体を標的にした抗癌剤を開発するための研究が活発に行われている。
低分子物質のうち、EGFRチロシンキナーゼ抑制剤として開発された最初の薬物はゲフィチニブ(Gefitinib)であって、EGFR亜類型のうちEGFR(Erb-B1)を選択的に阻害する可逆的阻害剤である。このような特徴を有する他の薬物としてはエルロチニブ(Erlotinib)があり、このようなEGFR標的治療剤は、非小細胞性肺癌(NSCLC)を主適応症にしてEGFR活性化突然変異を持つ患者に主に使われている。
しかし、ゲフィチニブまたはエルロチニブを投与した、EGFR活性化突然変異を持つNSCLC患者は、約8~16ヶ月後薬物に対して耐性がつくようになり、そのうちの約60%がEGFR T790M突然変異によって耐性が生じていることが報告されている(Helena A. Yu et al.、 Clin Cancer Res. 19(8)、2240、2013)。
このようなゲフィチニブまたはエルロチニブのような従来のEGFR阻害剤に対する耐性を克服するため、非可逆的な阻害剤が提案されている。しかし、EGFR非可逆阻害剤も、正常細胞にも存在するEGFR WT(wild-type)に対して依然として高い活性を有するため、EGFR T790M突然変異による耐性を克服するための用量が投与される場合、深刻な副作用を引き起こすことから、臨床適用の限界を持っている。
その代案として、EGFR突然変異選択的阻害剤であるオシメルチニブ(Osimertinib)、オルムチニブ(Olmutinib)、ナコチニブ(Naquotinib)及びアビチニブ(Avitinib)などの多数の薬物が臨床段階で開発されている。しかし、EGFR耐性突然変異を持つ非小細胞性肺癌患者に対するオシメルチニブの臨床結果によれば、約10ヶ月後に他の耐性機構の活性化によって薬物に耐性を見せ、そのうちC797S突然変異が20%以上の高い割合で現れると知られている。C797S突然変異は、EGFRに対する非可逆的な阻害剤が共有結合を形成するシステイン773(Cys773)がセリンに変わる点突然変異であって、EGFRに対する非可逆的な阻害剤と共有結合を形成できなくなることで薬物に対する反応性低下を誘発する。
このようにEGFR標的治療剤の開発は、1次耐性及び2次耐性の発現のため、一定期間以上薬効を維持することができないという限界を持っている。特に、EGFR C797S突然変異に対する研究は、初期段階の前臨床研究についての報告の他には臨床研究中の物質さえもなく、それに対する効果的な治療療法が切実に求められている。
したがって、本開示が解決しようとする課題は、EGFR突然変異を持つ癌の抑制、阻害及び/又は分解活性を有する化合物、これらを有効成分として含む薬学組成物、及びこれらのEGFR突然変異を持つ癌の治療または予防用医薬用途を提供することである。
本開示が解決しようとする他の課題は、EGFR突然変異を持つ癌細胞を阻害することを特徴とする本発明による化合物を、EGFR突然変異を持つ癌の治療、改善または予防が必要な患者に投与することを特徴とする、EGFR突然変異を持つ癌の治療または改善方法を提供することである。
<要約>
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、下記化学式1の構造を有する化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
化学式1において、
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、CD、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
~Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン基、シアノ基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、C1~C6ハロアルコキシ基、C3~C6シクロアルキルオキシ、C3~C6ヘテロシクロアルキルオキシ、または-C(=O)ORであり、ここでRはC1~C5アルキル基であり、
m及びnは、それぞれ独立して、0、1、2、3または4であり、
Aは、2価の4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、または8-10員二環式ヘテロ環であり、
Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
Bは、
であり、
Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
Wは、C(R14またはC(O)であり、
は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、C3~C10アリール基、C3~C10ヘテロアリール基、または
Zは、OまたはSであり、
11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり(R11が(CH1-6-C(O)の場合、Xは(CH1-6-C(O)-Xのように連結され得る)、
12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である。
本開示の化合物は、EGFR突然変異を持つ癌において、EGFR突然変異タンパク質の分解能に優れる。したがって、EGFR突然変異を持つ癌の予防または治療効果を期待することができる。
特に、本開示の化合物は、正常EGFRを持つ細胞のEGFRタンパク質よりもC797Sなどを含む突然変異EGFRタンパク質を差別的に分解する長所を有する。
本開示による化合物は、特に、Del19、T790M、C797S、及びL858Rのうちのいずれか一つ以上の突然変異を持つEGFR突然変異タンパク質の分解に有用であり、特にDel19/T790M/C797S及びL858R/T790M/C797S突然変異タンパク質の分解に有用である。C797Sを含む突然変異EGFRは、第3世代治療剤であるタグリッソ(Tagrisso)(オシメルチニブ)治療後に現れる抵抗性変異であるが、本開示の化合物は、EGFRのC797S変異を持つ肺癌、特に、非小細胞性肺癌(non-small cell lung cancer、NSCLC)細胞の抑制、分解などに有用であるという長所がある。
本開示の化合物は、化学構造内の右側モイアティが突然変異EGFRタンパク質などへの結合及び/又は抑制の役割をし、左側モイアティがE3リガーゼバインダーの役割をしてユビキチン・プロテアソームシステム(Ubiquitin-proteasome system、UPS)を誘導し、該当タンパク質の分解及び/又は抑制をさらに促進すると予測されるが、本発明がこのような理論的予測機構に限定されることはない。
他の一態様において、本開示は、化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、及び薬学的に許容可能な担体または添加剤を含む薬学組成物を提供する。
さらに他の一態様において、本開示は、化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の治療的に有効な量を個体に投与する段階を含む、EGFR突然変異を持つ癌を治療する方法を提供する。前記EGFR突然変異を持つ癌は、例えば、肺癌、肝臓癌、食道癌、胃癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、黒色腫、乳癌、口腔癌、脳腫瘍、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、子宮頸癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、精巣癌、血液癌、リンパ腫、皮膚癌、乾癬、線維腺腫などであり得る。好ましくは、EGFR突然変異を持つ癌は、肺癌である。より好ましくは、EGFR突然変異を持つ癌は、非小細胞性肺癌である。
すなわち、本開示は、本発明による化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を有効成分として用いることを特徴とする医薬用途を提供する。一形態において、本発明の医薬用途は、本明細書で説明される疾病または状態の治療または予防用途である。
前記化合物、このような化合物を含む薬学組成物、及びこれらの医薬用途については、詳細な説明において詳しく後述する。
<詳細な説明>
以下の説明は例示的なものに過ぎず、本発明、出願、または用途を限定するものではない。
<定義>
本明細書において使われる用語は、以下のように定義される。
本明細書において用語「置換基(substituent)」、「ラジカル(radical)」、「基(group)」、「モイアティ(moiety)」、及び「フラグメント(fragment)」は、互いに入れ替えて使用し得る。
本明細書において使用される用語「アルキル」は、(炭素数が特に限定されていない場合)炭素数1~10を有する飽和した直鎖状または分岐状の非環式炭化水素を意味する。「低級アルキル」は、炭素数1~4の直鎖状または分岐状アルキルを意味する。代表的な飽和直鎖状アルキルは、-メチル、-エチル、-n-プロピル、-n-ブチル、-n-ペンチル、-n-ヘキシル、-n-ヘプチル、-n-オクチル、-n-ノニル、及び-n-デシルを含み、飽和分岐状アルキルは-イソプロピル、-sec-ブチル、-イソブチル、-tert-ブチル、イソペンチル、2-メチルヘキシル、3-メチルブチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、2-メチルヘキシル、3-メチルヘキシル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、2-メチルヘキシル、3-メチルヘキシル、4-メチルヘキシル、5-メチルヘキシル、2,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルペンチル、2,4-ジメチルペンチル、2,3-ジメチルヘキシル、2,4-ジメチルヘキシル、2,5-ジメチルヘキシル、2,2-ジメチルペンチル、2,2-ジメチルヘキシル、3,3-ジメチルペンチル、3,3-ジメチルヘキシル、4,4-ジメチルヘキシル、2-エチルペンチル、3-エチルペンチル、2-エチルヘキシル、3-エチルヘキシル、4-エチルヘキシル、2-メチル-2-エチルペンチル、2-メチル-3-エチルペンチル、2-メチル-4-エチルペンチル、2-メチル-2-エチルヘキシル、2-メチル-3-エチルヘキシル、2-メチル-4-エチルヘキシル、2,2-ジエチルペンチル、3,3-ジエチルヘキシル、2,2-ジエチルヘキシル、及び3,3-ジエチルヘキシルを含む。
本明細書において「C1-6」、「C1-6」、または「C1-C6」のように記載する場合、これは炭素数が1個~6個であることを意味する。例えば、C1-C6アルキルは炭素数1~6のアルキルを意味する。
本明細書において使用される用語「ハロゲン」及び「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
本明細書において使用される用語「ハロアルキル」、「ハロアルコキシ」、「ハロアルケニル」または「ハロアルキニル」はそれぞれ、一つ以上の水素原子がハロゲン原子で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニルまたはアルキニル基を意味する。例えば、ハロアルキルは、-CF、-CHF、-CHF、-CBr、-CHBr、-CHBr、-CC1、-CHC1、-CHCI、-CI、-CHI、-CHI、-CH-CF、-CH-CHF、-CH-CHF、-CH-CBr、-CH-CHBr、-CH-CHBr、-CH-CC1、-CH-CHC1、-CH-CHCI、-CH-CI、-CH-CHI、-CH-CHI、及びこれらと類似のものを含む。本発明の一形態において、ハロアルキルはCFである。ここで、アルキル及びハロゲンは、上述した定義通りである。
本明細書において使用される用語「アルコキシ」は、-OCH、-OCHCH、-O(CHCH、-O(CHCH、-O(CHCH、-O(CHCH、及びこれらと類似のものを含む-O-(アルキル)を意味し、ここでアルキルは上述した定義通りである。本明細書において使用される用語「低級アルコキシ」は、-O-(低級アルキル)を意味し、ここで低級アルキルは上述した定義通りである。
用語「アリールオキシ」、「シクロアルキルオキシ」または「ヘテロシクロアルキルオキシ」は、RO-であり、Rはそれぞれ、本明細書で定義されるアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである。「アリールチオ」はRS-であり、Rは本明細書で定義されるアリールである。
本明細書において使用される用語「アリール」は、3~10の環原子を含む炭素環芳香族基を意味する。代表的な例は、フェニル、トリル(tolyl)、キシリル(xylyl)、ナフチル、テトラヒドロナフチル、アントラセニル(anthracenyl)、フルオレニル(fluorenyl)、インデニル(indenyl)、アズレニル(azulenyl)などを含むが、これらに限定されない。炭素環芳香族基は選択的に置換され得る。
本明細書において使用される用語「シクロアルキル」は、炭素及び水素原子を有し、炭素-炭素多重結合を有さない単環式(monocyclic)または多環式(polycyclic)の飽和環(ring)を意味する。単環式環の例は、(C-C)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル)を含むが、これらに限定されない。多環式環の例は、オクタヒドロペンタレン、デカヒドロナフタレンなどのような融合した(fused)二環式(bicyclic)環(二環式炭化水素環);スピロ[3.3]ヘプタン、スピロ[3.4]オクタン、スピロ[3.5]ノナン、スピロ[4.4]ノナン、スピロ[4.5]デカン、スピロ[5.5]ウンデカンなどのようなスピロ環;及びビシクロ[2.1.1]ヘキサン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなどのような架橋した(bridged)二環式環を含むが、これらに限定されない。シクロアルキル基は選択的に置換され得る。一形態において、シクロアルキル基は単環式環(リング)である。一形態において、シクロアルキルはシクロプロピルである。本発明の一形態において、「スピロ炭化水素環」または「スピロ環」は、スピロ[3.3]ヘプタン、スピロ[3.4]オクタン、スピロ[4.3]オクタン、スピロ[4.5]デカン、スピロ[4.4]デカン、またはスピロ[5.5]ウンデカンである。
本明細書で使用される「ヘテロアリール」は、窒素、酸素及び硫黄からなる群より選択された少なくとも一つのヘテロ原子を有し、単環式及び二環式環システムを含む少なくとも一つの炭素原子を含む3~10員の芳香族複素環式環である。代表的なヘテロアリールは、フラン、4H-ピラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、トリアジン、チオフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、キノリン、インドール、ベンゾオキサゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、シンノリン、フタラジン、キナゾリン、1H-アゼピンなどである。
本明細書で使用される「ヘテロ環」または「ヘテロシクロアルキル」は、窒素、酸素及び硫黄から独立的に選択された1~4のヘテロ原子を含む飽和した3~7員の単環式、または6~12員の二環式環(リング)を意味し、ここで窒素及び硫黄ヘテロ原子は選択的に酸化され得、窒素ヘテロ原子は選択的に四級化(quaternized)され得る。代表的なヘテロ環は、オキシラン、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジオキサン、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジノン、ヒダントイン、バレロラクタム、チイラン(thiirane)、チエタン(thietane)、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、モルホリン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロピリミジンなどを含む。ヘテロ環には、ヘテロ環のうちの一部がベンゼンまたはシクロペンタ-1,3-ジエン環に融合した二環式環が含まれる。ヘテロ環はヘテロ原子または炭素原子によって付着され得る。また、ヘテロ環には、上述した多環式環の1個以上の炭素原子が窒素、酸素または硫黄原子で置換された融合した二環式環、スピロ環、及び架橋した二環式環が含まれる。このような例としては、ヘテロ原子が窒素である場合、オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール、オクタヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、デカヒドロイソキノリン、デカヒドロ-2,6-ナフチリジンなどのような融合したヘテロ二環式環(二環式ヘテロ環);2-アザスピロ[3.3]ヘプタン、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン、2-アザスピロ[3.4]オクタン、2,6-ジアザスピロ[3.4]オクタン、2-アザスピロ[3.5]ノナン、2、7-ジアザスピロ[3.5]ノナン、2-アザスピロ[4.4]ノナン、2,7-ジアザスピロ[4.4]ノナン、8-アザスピロ[4.5]デカン、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン、3-アザスピロ[5.5]ウンデカン、3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカンなどのようなスピロ(ヘテロ)環;及び2-アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン、2-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2-アザビシクロ[2.2.2]オクタン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンなどのような架橋したヘテロ二環式環が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の一形態において、スピロヘテロ環は、2-アザスピロ[3.3]ヘプタン、2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン、3-アザスピロ[5.5]ウンデカン、3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン、または1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカンである。
「フェニルに融合したヘテロ環」は、フェニル環の二つの隣接した炭素原子に付着したヘテロ環を意味し、ここでヘテロ環は上述した定義通りである。
本明細書において、「*」または
は、他のモイアティと連結されていることを意味する。
本発明において「薬学的に許容可能な塩」は、ここで言及した化合物で発見される特定の置換体に依存する比較的に非毒性の酸及び塩基で製造された活性化合物の塩を含む。本発明の化合物が相対的に酸性機能性を含むとき、塩基(base)付加塩は十分な量の所望の塩基、純粋なまたは適当な不活性(inert)溶媒でそのような化合物の中性形態を接触して収得し得る。薬学的に許容可能な塩基付加塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アミノまたはマグネシウムの塩、若しくは類似の塩を含む。本発明の化合物が相対的に塩基性機能性を含むとき、酸性付加塩は十分な量の所望の酸、純粋なまたは適当な不活性溶媒でそのような化合物の中性形態を接触して収得し得る。薬学的に許容可能な酸性付加塩の例は、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、シュウ酸(oxalic)、マレイン酸(maleic)、マロン酸(malonic)、安息香酸、コハク酸、スベリン酸(suberic)、フマル酸(fumaric)、マンデル酸(mandelic)、フタル酸(phthalic)、ベンゼンスルホン酸(benzenesulfonic)、p-トリルスルホン酸(tolylsulfonic)、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸(methanesulfonic)及びその類似体を含む相対的に非毒性の有機酸から由来した塩だけでなく、塩化水素、臭化水素、硝酸、炭酸、一水素炭酸(monohydrogencarbonic)、リン酸(phosphoric)、リン酸一水素、リン酸二水素、硫酸、硫酸一水素、ヨウ化水素または亜リン酸(phosphorous acid)及びその類似体を含む。また、アルギニン酸(arginate)とその類似体のようなアミノ酸の塩及びグルクロン酸(glucuronic)またはガラクツロン酸(galactunoric)とその類似体のような有機酸の類似体を含む。本発明の一部の特定の化合物は、該化合物を塩基性または酸性付加塩に転換させる塩基性及び酸性機能性の両方を有する。塩の他の例は、本発明が属する分野において公知の文献に開示されている。
本明細書で使用される「有効量」とは、EGFR突然変異を持つ癌の進行を遅延または最小化するか、若しくは、EGFR突然変異を持つ癌の治療または管理において治療上の利点を提供するのに十分な本発明の化合物の量を意味する。また、「有効量」は、生体外(in vitro)または生体内(in vivo)のどちらにおいてもEGFR突然変異タンパク質の活性を抑制または低下させるのに十分な量を言う。
本明細書で使われる用語「治療」は、予防治療(preventative treatment)、緩和治療(palliative treatment)、及び/又は回復治療(restorative treatment)のうちのいずれか一つ以上であり得る。
本明細書で使われる用語「本発明の化合物」とは、化学式1の化合物だけでなく、これらのクラスレート(clathrates)、水和物、溶媒化物、または多形体を含む意味である。また、用語「本発明の化合物」とは、その薬学的に許容可能な塩が言及されない場合、本発明の化合物の薬学的に許容可能な塩も含む意味である。一実施例において、本発明の化合物は、立体異性体的に純粋な化合物(例えば、他の立体異性体が実質的にない(例えば、85%ee以上、90%ee以上、95%ee以上、97%ee以上、または99%ee以上))で存在し得る。すなわち、本発明による化学式1の化合物またはその塩が互変理性的(tautomeric)異性体及び/または立体異性体(例えば、幾何異性体(geometrical isomer)及び配座異性体(conformational isomers))である場合、それらの分離した異性体及び混合物それぞれも本発明の化合物の範疇に含まれる。本発明の化合物またはその塩が構造内に非対称炭素(asymmetric carbon)を有している場合、それらの光学活性化合物及びラセミ混合物も本発明の化合物の範疇に含まれる。
本明細書で使われる場合、用語「結晶多形(polymorph)」は、本発明の化合物の固体結晶形態またはその複合体を意味する。同じ化合物の異なる結晶多形は、異なる物理的、化学的、及び/またはスペクトル的な特性を示す。物理的特性の観点の相違点としては、安定性(例えば、熱または光安定性)、圧縮性と密度(製剤化及び生産物の製造に重要である)、そして溶解率(生物学的な利用率に影響を与える可能性がある)を含むが、これらに限定されない。安定性においての相違は、化学反応性の変化(例えば、他の多形で構成されるときよりある多形で構成されるときに、より迅速に変色になるような差別的な酸化)、または機械的な特徴(例えば、動力学的に好まれた多形体として保存された精製破片が熱力学的にさらに安定した多形に変換)、またはその両方(ある多形の錠剤は、高い湿度でさらに分解に鋭敏)を引き起こす。結晶多形の異なる物理的性質は、それらの加工に影響を与え得る。例えば、ある結晶多形は、他の結晶多形に比べて、例えば、その形態または粒子のサイズ分布に起因して溶媒化合物を形成する可能性が高くなるか、若しくは、濾過または洗浄がより困難になり得る。
本明細書において使用される用語「溶媒化合物」は、非共有分子間の力によって結合した化学量論的または非化学量論的な量の溶媒を含む本発明の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を意味する。好ましい溶媒は、揮発性且つ非毒性であって、ヒトに極少量投与され得る。
本明細書において使用される用語「水和物(hydrate)」は、非共有分子間の力によって結合した化学量論的または非化学量論的な量の水を含む本発明の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を意味する。
本明細書において使用される用語「クラスレート(clathrate)」は、ゲスト分子(例えば、溶媒または水)を閉じ込めておいた空間(例えば、チャネル)を含む結晶格子状の本発明の化合物またはその塩を意味する。
本明細書において使用される用語「精製された(purified)」は、分離するとき、分離体が90%以上純粋なことを意味し、一実施形態では95%以上純粋であり、他の実施形態では99%以上純粋であり、さらに他の実施形態では99.9%以上純粋なことを意味する。
用語「ヒドリド(hydrido)」は、単一の-H原子(H)を意味し、記号「H」または用語「水素」に互いに入れ替えて使用し得る。
置換基が「任意に置換された」または「選択的に置換された」と説明される場合、前記置換基は、(1)置換されないか、または(2)定義された置換基のうちの一つ以上に置換され得る。置換可能な位置が置換されていない場合、基本(default)置換基は水素である。
本明細書に使われる単数「一つの(a、an)」は、特に言及しない限り、複数の形態を含み得る。
用語「薬学的に許容可能な」は、薬学的製剤としての使用に適したものを意味し、一般にこのような使用のために安全なものとして見なされ、このような使用のために国の管理機関によって公式的に承認されるか、若しくは、韓国薬局方または米国薬局方に記載されているものを意味する。
<本発明の化合物>
本発明の一態様は、下記化学式1の構造を有する化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
化学式1において、
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、CD、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
~Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン基、シアノ基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、C1~C6ハロアルコキシ基、C3~C6シクロアルキルオキシ、C3~C6ヘテロシクロアルキルオキシ、または-C(=O)ORであり、ここでRはC1~C5アルキル基であり、
m及びnは、それぞれ独立して、0、1、2、3または4であり、
Aは、2価の4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、または8-10員二環式ヘテロ環であり、
Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
Bは、
であり、
Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
Wは、C(R14またはC(O)であり、
は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、C3~C10アリール基、C3~C10ヘテロアリール基、または
Zは、OまたはSであり、
11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり(R11が(CH1-6-C(O)の場合、Xは(CH1-6-C(O)-Xのように連結され得る)、
12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である。
好ましい一形態において、本発明は、前記化学式1において、
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
は、水素、またはC1~C6アルキル基であり、
は、水素、ハロゲン(好ましくは、Cl)、またはC1~C6アルキル基であり、
は、水素、またはC1~C6アルキル基であり、
は、水素、ハロゲン、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
m及びnは、それぞれ独立して、0、1または2であり、
Aは、
であり、
Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
Bは、
であり、
Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
Wは、C(R14またはC(O)であり、
は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または
Zは、OまたはSであり、
11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり、
12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である、化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
他の一形態において、本発明は、前記化学式1において、Lが直接結合または2価の、飽和または不飽和C1~C50炭化水素鎖であり;ここで、Lのメチレン単位のうちの一つ以上が-Cy-、-O-、-N(R20)-、-S-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)-、-S(O)-、-S(O)-、-N(R20)S(O)-、-S(O)N(R20)-、-N(R20)C(O)-、-C(O)N(R20)-、-OC(O)N(R20)-、-N(R20)C(O)-、-(CH2OCH)-、-(OCHCH)-、-(CHCHO)-、-(C(O)CHCH)-、及び-(CHCHC(O))-からなる群より選択されたいずれか一つ以上に代替され得;ここで、-Cy-は、それぞれ独立して、2価の環置換基であって、フェニレン、4-7員スピロ炭化水素環、8-10員二環式炭化水素環、4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、8-10員二環式ヘテロ環、5-6員ヘテロアリレン、または8-10員二環式ヘテロアリレンであり、R20は水素またはC1~C4アルキル基である、化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
好ましくは、さらに他の一形態において、本発明は、前記化学式1のX-Lが-K1-K2-K3-K4-K5-であり、ここで、
K1は、C1~C6アルキル、NH、O、CC、N-C1~C6アルキル、NH-C1~C6アルキル、O-C1~C6アルキル、
であり、
K2は、直接結合、C(O)、またはOであり、
K3は、直接結合、(CHn1、または(CHn1-Oであり、ここで、n1は0~10の整数であり、
K4は、直接結合、(CHCHO)n2
であり、ここで、n2は0~5の整数であり、
K5は、直接結合、(CHn3、NHまたはN-C1~C3アルキルであり、ここで、n3は0~3の整数であり、
及びAの一方がNであって、他方がCHであるか、または、A及びAの両方ともがNである、化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
より好ましくは、本発明のさらに他の一形態は、前記化学式1のX-Lが後述する実施例において使われるX-Lモイアティである化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。実施例において使われるX-Lは、左側に本明細書に記載の多様な(Xを除く)Bが連結され得、右側に本明細書に記載の多様な「-A-EGFR-結合モイアティ」が結合され得る。
より好ましくは、さらに他の一形態において、本発明は、前記化学式1において前記Aが
である、化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
好ましくは、本発明の一形態は、下記化学式1aの構造を有する化合物またはその薬学的に許容可能な塩を提供する。
化学式1aにおいて、
及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
~Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン基、シアノ基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、C1~C6ハロアルコキシ基、C3~C6シクロアルキルオキシ、C3~C6ヘテロシクロアルキルオキシ、または-C(=O)ORであり、ここでRはC1~C5アルキル基であり、
R6’は、ハロゲン基またはC1~C6アルキル基であり、
mは、0、1、2、3または4であり、
Aは、2価の4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、または8-10員二環式ヘテロ環であり、
Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
Bは、
であり、
Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
Wは、C(R14またはC(O)であり、
は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、C3~C10アリール基、C3~C10ヘテロアリール基、または
Zは、OまたはSであり、
11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり、
12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である。
化学式1の化合物のうち、化学式1aのような構造を有する場合、後述するように生体利用率が著しく向上する。後述する例示的な実験結果に示すように、化合物74、76、77、80及び81の場合、それに対応する化合物45、71、51、65及び53に比べてAUCが著しく向上した。
好ましくは、本発明の他の一形態は、前記化学式1または化学式1aにおいて、XがO-(CH0-6、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、R14がC1~C6アルキル基(好ましくは、メチル)である化合物(その他の置換基は、前記化学式1または1aにおける定義と同一である)を提供する。後述する例示的な実験結果に示すように、化合物69、70、75、78及び82の場合、それに対応する化合物53及び65に比べてAUCが著しく向上した。このような化合物は、前記-K1-K2-K3-K4-K5-のK1が*-O-C1~C6アルキル-*、または*-NH-C1~C6アルキル-*である化合物であり(K2、K3、K4及びK5は上述した定義と同一である)、ここでOまたはNHは、C1~C6アルキルの末端ではなく2番目または3番目の炭素と連結される。
本発明者らは、上述した目的を達成するため、特に突然変異EGFRタンパク質に対する阻害、分解及び/又は結合活性は高く、またこれらに対する選択性も高く、好ましくは突然変異EGFRタンパク質を効果的に分解することで、結果的に、EGFR突然変異を持つ癌の治療または予防効果は良くて他の副作用は減少した化合物及びその用途を確保するため、多様な化合物を合成した後、多様な評価実験を行った。本発明者らは、薬理的な面の他に、生体利用率などの薬物動態学的な面も評価した。最終的に、本発明の化合物が本発明の目的に適していることを確認して本発明を完成した。
本発明の一形態は、本発明による化学式1の化合物の非限定的な例として後述する実施例の化合物及びその薬学的に許容可能な塩を提供する。
好ましくは、本発明の他の一形態は、化学式1の化合物が下記表1に示された化合物である、化合物及びその薬学的に許容可能な塩を提供する。下記表1に示された化合物が薬効、生体利用率など多様な面でより好ましい。



他の一態様において、本発明は、本発明による化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の治療的に有効な量、及び薬学的に許容可能な担体を含む薬学組成物を提供する。
<本発明による化合物の医薬用途及び治療方法>
本発明は、一つ以上の前記化合物の治療的に有効な量を個体に投与することで、下記疾病または状態(condition)を持つかまたは持ち易い個体で下記疾病または状態を治療する方法をさらに提供する。一形態において、前記治療は、予防治療(preventative treatment)である。他の形態において、前記治療は、緩和治療(palliative treatment)である。さらに他の形態において、前記治療は、回復治療(restorative treatment)である。
1.疾病または状態(Condition)
本発明によるEGFR突然変異タンパク質阻害及び/又は分解用化合物は、多様な治療学的または予防学的用途に有用である。このような化合物は、EGFR突然変異タンパク質活性を抑制または阻害するために使用され、さらにEGFR突然変異を持つ癌の治療のため、または、このような疾病の悪化を防止するために使用され得る。したがって、本発明は、細胞内EGFR突然変異タンパク質活性を阻害、抑制、及び/又は分解する方法を提供する。このような方法において、前記細胞は本発明の化合物の有効な量と接触する。一形態において、前記細胞は個体(例えば、肺癌患者)内に存在する。本発明の方法は、治療または予防が必要な個体に治療的にまたは予防学的に有効な量の本発明による化合物を含む薬学組成物を投与することを含む。
一態様において、本発明は、EGFR突然変異を持つ癌の細胞内でEGFR突然変異タンパク質活性を阻害、分解または抑制する方法を提供する。例えば、本発明は、EGFR突然変異を持つ肺癌、肝臓癌、食道癌、胃癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、黒色腫、乳癌、口腔癌、脳腫瘍、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、子宮頸癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、精巣癌、血液癌、リンパ腫、皮膚癌、乾癬、線維腺腫などの治療または予防のために用いられ得る。
本発明の化合物は、本明細書に記載の薬学組成物の形態で前記個体に投与され得る。
他の一態様において、本発明は、個体内でEGFR突然変異を持つ癌を治療または予防する方法を提供し、このようなEGFR突然変異を持つ癌としては、肺癌、肝臓癌、食道癌、胃癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、黒色腫、乳癌、口腔癌、脳腫瘍、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、子宮頸癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、精巣癌、血液癌、リンパ腫、皮膚癌、乾癬、線維腺腫などが挙げられる。このような方法は、EGFR突然変異タンパク質活性を阻害するために十分な量、すなわち、治療学的に有効な量の本発明の化合物を治療が必要な個体に投与する段階を含む。
特に、本発明の化合物は、Del19、T790M、C797S、及びL858Rのうちのいずれか一つ以上の突然変異を持つEGFR突然変異タンパク質の分解に有用であり、特にDel19/T790M/C797S及びL858R/T790M/C797S EGFR突然変異タンパク質の分解に有用である。このような特性の突然変異EGFRを持つ癌は、肺癌、特に、非小細胞性肺癌(NSCLC)である。
2.個体(subjects)
本発明によって治療される好適な個体は哺乳動物個体を含む。本発明による哺乳動物は、これらに限定されることはないが、ヒト、イヌ(canine)、ネコ科の動物(feline)、ウシ(bovine)、ヤギ(caprine)、ウマ(equine)、ヒツジ(ovine)、ブタ(porcine)、齧歯類(rodents)、ウサギ目(lagomorphs)、霊長類(primates)などを含み、子宮内(in utero)哺乳動物を含む。個体はいずれの性別であってもよく、発生(development)の任意の段階であり得る。
一形態において、本発明によって治療される好適な個体はヒトである。
3.投与及び投与量(administration and dosing)
本発明の化合物は、一般に、治療的に有効な量が投与される。
本発明の化合物は、任意の好適な経路によって、このような経路に適切な薬学組成物の形態、そして意図された治療のために効果的な投与量で投与され得る。効果的な投与量は、単一または分割投与で、一般に、約0.001~約100mg/体重kg/日であり、好ましくは約0.01~約50mg/kg/日である。年齢、種、及び治療する疾病または状態に応じて、この範囲の下限未満の投与量水準が適切であり得る。他の場合には、さらに多量の投与量が有害な副作用なく使用され得る。多量の投与量は、一日間の投与するため、幾つかの少量の投与量に分割され得る。
<薬学組成物、剤形及び投与経路>
上述した疾病または状態を治療するため、本明細書に記載の前記化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、次のように投与され得る。
経口投与(oral administration)
本発明の化合物は、口腔から投与され得、口腔は嚥下(swallowing)を含む概念である。経口投与によって本発明の化合物が胃腸管(gastrointestinal tract)に入るか、または、例えば、頬側(buccal)または舌下(sublingual)投与のように、口腔から血流へと直接吸収され得る。
経口投与のための好適な組成物は、固状、液状、ゲルまたは粉末状であり得、錠剤、トローチ剤(lozenge)、カプセル、顆粒剤、散剤などの剤形を有し得る。
経口投与のための組成物は、選択的に腸溶コーティング(enteric coating)され得、腸溶コーティングによって遅延(delayed)放出、または持続(sustained)放出を具現し得る。すなわち、本発明による口腔投与のための組成物は即時放出または変形された放出パターンを有する剤形であり得る。
液体剤形は、溶液、シロップ及び懸濁液を含み得、このような液状組成物は軟質または硬質カプセル内に充填された形態であり得る。このような剤形は、薬学的に許容可能な担体、例えば、水、エタノール、ポリエチレングリコール、セルロース、またはオイルを含み得る。また、前記剤形は、一つ以上の乳化剤及び/または懸濁剤を含み得る。
錠剤剤形において、活性成分である薬物の量は、錠剤の総重量に対して約0.05重量%~約95重量%、より一般的には剤形の約2重量%~約50重量%で存在し得る。また、錠剤は、約0.5重量%~約35重量%、より一般的には剤形の約2重量%~約25重量%の崩壊剤を含有し得る。崩壊剤の例としては、乳糖、デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodium)、マルトデキストリン、またはこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されることはない。
錠剤に製造するために含まれる好適な滑沢剤は、約0.1重量%~約5重量%量で存在し得、タルク(talc)、二酸化ケイ素、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウムなどを使用し得るが、これらに限定されることはない。
錠剤に製造するための結合剤(binder)としては、ゼラチン、ポリエチレングリコール、糖、ガム、デンプン(starch)、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが使用され得る。錠剤に製造するための好適な希釈剤としては、マンニトール、キシリトール、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、デンプン、微結晶セルロースなどが使用され得るが、これらに限定されることはない。
選択的に錠剤に包含可能な可溶化剤は、錠剤の総重量に対して約0.1重量%~約3重量%で使用され得、例えば、ポリソルベート、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、プロピレンカーボネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジメチルイソソルバイド、ポリオキシエチレングリコール化した天然または水素化ヒマシ油、HCORTM(Nikkol)、オレイルエステル、ゲルシア(GelucireTM)、カプリル/カプリン酸モノ/ジグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルトール(SolutolTM)HSなどが本発明による薬学組成物に使用され得るが、本発明がこのような可溶化剤の具体的な種類に限定されることはない
非経口投与(parenteral administration)
本発明の化合物は、血流、筋肉、または内臓内に直接投与され得る。非経口投与のための好適な方法は、静脈内(intravenous)、筋肉内(intra-muscular)、皮下動脈内(subcutaneous intraarterial)、腹腔内(intraperitoneal)、髄腔内(intrathecal)、頭蓋内(intracranial)注射などを含む。非経口投与のための好適な装置は、(針及び針ない注射器を含む)注射器及び注入方法を含む。
非経口投与のための組成物は、即時的または変形された放出パターンを有する剤形であり得、変形された放出パターンは遅延放出パターンまたは持続放出パターンであり得る。
殆どの非経口剤形は、液状組成物であり、このような液状組成物は、本発明による薬効成分、塩、緩衝剤、等張化剤などを含む水溶液である。
また、非経口剤形は、乾燥した形態(例えば、凍結乾燥)または滅菌非水溶液として製造され得る。これらの剤形は、滅菌水のような好適なビヒクルと共に使用され得る。溶解度増強剤も非経口溶液の製造に使用され得る。
局所投与(topical administration)
本発明の化合物は、皮膚または経皮で局所的に投与され得る。局所投与のための剤形は、ローション、溶液、クリーム、ジェル、ヒドロゲル、軟膏、フォーム、インプラント、パッチなどを含む。局所投与剤形のための薬学的に許容可能な担体は、水、アルコール、ミネラルオイル、グリセリン、ポリエチレングリコールなどを含み得る。また、局所投与は、電気穿孔法(electroporation)、イオン導入法(iontophoresis)、音波泳動(phonophoresis)などによって行われ得る。
局所投与のための組成物は、即時的または変形された放出パターンを有する剤形であり得、変形された放出パターンは遅延放出パターンまたは持続放出パターンであり得る。
本発明は、EGFR突然変異タンパク質活性を阻害または分解して多様な薬理活性を発揮可能な化合物、これらを有効成分として含む薬学組成物、その医薬用途(特に、EGFR突然変異を持つ癌、特に肺癌の治療または予防用途)、及びこれらを治療または予防が必要な個体に投与することを含む治療方法を提供する。本発明による化合物またはこれらの薬学的に許容可能な塩は、突然変異EGFRに対する選択性が高くて安全性などが多様な側面で優秀であり、EGFR突然変異活性の阻害または分解における優れた医薬効果を奏することができる。
実施例10による化合物の正常EGFR、Del19/T790M/C797S変異EGFR(EGFRdel19+T790M+C797S)(DTC)、及びL858R/T790M/C797S変異EGFR(EGFRL858R+T790M+C797S)(LTC)の濃度別タンパク質分解能を示したウェスタンブロット実験の結果である。 化合物10のDel19/T790M/C797S変異EGFR(EGFRdel19+T790M+C797S)及びL858R/T790M/C797S変異EGFR(EGFRL858R+T790M+C797S)の濃度別及び時間別タンパク質分解能を示したウェスタンブロット実験の結果である。
以下、本発明の理解を助けるため、実施例などを挙げて詳しく説明する。しかし、本発明による実施例は多様な他の形態に変形でき、本発明の範囲が下記実施例に限定されると解釈されてはならない。本発明の実施例は、本発明が属した分野で平均的な知識を持つ者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
<本発明の化合物の製造>
以下、本発明の一部化合物の合成過程を記載する。後述していない他の化合物は、出発物質、中間体及び/又は反応物質を取り替えて同様の方法で製造され得る。
実施例1:5-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミド(化合物1)の合成
ステップ1:5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドの合成(1-1)
5-ブロモペンタン酸(398mg、2.20mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に塩化オキサリル(964mL、11.00mmol)を添加し、N,N-ジメチルホルムアミド1滴を滴下した。1時間濃縮し、テトラヒドロフラン(10mL)と4-アミノ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(200mg、0.73mmol)を入れて75℃で一晩撹拌した。エチルアセテートと塩水で希釈して抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(244.1mg、77%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(1-2)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼン(5.0g、29.22mmol)、Boc-ピペラジン(6.5g、35.06mmol)と炭酸カリウム(6.0g、43.24mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(43mL)混合物を常温で撹拌した。一晩撹拌した後、炭酸カリウム(3.0g)を追加して2日間撹拌した。反応混合物に水を入れて撹拌、濾過、水洗し、真空乾燥して表題化合物(9.5g、96%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(1-3)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、1.48mmol)のテトラヒドロフラン/エタノール(5/5mL)混合物をアルゴンガスで置換し、10%Pd/C(50mg)を添加した。水素ガスで置換して4時間撹拌し、濾過、濃縮して表題化合物(450mg、99%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(1-4)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(450mg、1.46mmol)、N-(2-((2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(508mg、1.46mmol)、BINAP(255mg、0.41mmol)と炭酸カリウム(464mg、3.37mmol)の1,4-ジオキサン(5mL)混合物をアルゴンガスで置換し、Pd(OAc)(50mg、0.20mmol)を入れた。一晩還流撹拌して常温まで冷却した後、セライト(Celite)で濾過した。エチルアセテートと塩水で希釈して抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(700mg、77%)を得た。
ステップ5:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(1-5)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.9g、4.68mmol)が入った反応器に20%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(46mL)を添加して3時間撹拌し、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した。ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮して表題化合物(2.4g、98%)を得た。
ステップ6:化合物1の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミド(67mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.15mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(67mL、0.39mmol)を入れて90℃で撹拌した。16時間後濃縮し、カラムで精製して表題化合物(95mg、66%)を得た。
実施例2:5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミド(化合物2)の合成
ステップ1:1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンの合成(2-1)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼン(500mg、2.92mmol)、ピペリドン塩化水素塩(470mg、3.47mmol)と炭酸カリウム(799mg、5.78mmol)のジメチルスルホキシド(6mL)混合物を80℃で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、エチルアセテートで抽出した。有機層を水、飽和塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をカラムで精製して表題化合物(370mg、50%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル4-(1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(2-2)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン(460mg、1.84mmol)とN-Boc-ピペラジン(1.0g、5.51mmol)のジクロロメタン(18mL)混合物に酢酸(0.3mL、5.51mmol)を入れて1時間半撹拌した。NaBH(OAc)(580mg、2.76mmol)を入れて5時間撹拌した後、炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを~8に調整した後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮し、残渣をカラムで精製して表題化合物(650mg、84%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル4-(1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(2-3)
tert-ブチル4-(1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(650mg、1.55mmol)のテトラヒドロフラン/エタノール(7/7mL)混合物をアルゴンガスで置換し、10%Pd/C(65mg)を添加した。水素ガスで置換して4時間撹拌した後、セライトで濾過、濃縮して表題化合物(650mg、100%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(2-4)
tert-ブチル4-(1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(640mg、1.64mmol)、N-(2-((2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(570mg、1.64mmol)、BINAP(285mg、0.46mmol)と炭酸カリウム(521mg、3.77mmol)の1,4-ジオキサン(6.5mL)混合物をアルゴンガスで置換し、Pd(OAc)(52mg、0.23mmol)を入れた。一晩還流撹拌して常温まで冷却した後、エチルアセテートと塩水で希釈して抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(610mg、53%)を得た。
ステップ5:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(2-5)
tert-ブチル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(610g、0.87mmol)が入った反応器に20%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(9mL)を添加して3時間撹拌し、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した。ジクロロメタンで抽出して無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮して表題化合物(430mg、82%)を得た。
ステップ6:化合物2の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミド(51mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(51mL、0.29mmol)を入れて90℃で撹拌した。16時間後濃縮し、カラムで精製して表題化合物(95mg、66%)を得た。
実施例3:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)ブチル)(メチル)アミノ)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物3)の合成
ステップ1:4-(4-ブロモブトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(3-1)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(500mg、1.82mmol)をテトラヒドロフラン(9mL)に溶かし、4-ブロモブタン-1-オール(0.289mL、2.74mmol)とトリフェニルホスフィン(717mg、2.74mmol)を添加した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.538m、2.74mmol)をゆっくり添加して一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、イソプロパノールで希釈して2時間撹拌した。析出された固体を濾過し、イソプロパノールで洗浄し乾燥して表題化合物(510mg、69%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル(1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメートの合成(3-2)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼンとBoc-ピペラジンの代わりに、4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼン(2.0g、11.69mmol)、tert-ブチルメチル(ピペリジン-4-イル)カルバメート(2.76g、12.86mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(3.90g、91%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル(1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメートの合成(3-3)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(2.0g、7.99mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.65g、収率94%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメートの合成(3-4)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートとN-(2-((2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル(1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(1.5g、4.47mmol)とN-(2-((2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(1.63g、4.47mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.52g、収率53%)を得た。
ステップ5:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(3-5)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)(メチル)カルバメート(0.5g、0.774mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(410mg、収率97%)を得た。
ステップ6:化合物3の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、4-(4-ブロモブトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(60mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(21mg、収率16%)を得た。
実施例4:11-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ウンデカンアミド(化合物4)の合成
ステップ1:11-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ウンデカンアミドの合成(4-1)
5-ブロモペンタン酸の代わりに、11-ブロモウンデカン酸(583mg、2.20mmol)を使用し、実施例1のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(236mg、収率62%)を得た。
ステップ2:化合物4の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、11-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ウンデカンアミド(80mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(94mg、収率64%)を得た。
実施例5:11-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ウンデカンアミド(化合物5)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、11-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ウンデカンアミド(60mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、収率54%)を得た。
実施例6:(2R,4R)-1-((S)-2-(5-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)ペンタンアミド)3,3-ジメチルブタノイル)4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物6)の合成
ステップ1:(2R,4R)-1-((S)-2-(5-ブロモペンタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミドの合成(6-1)
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(200mg、0.43mmol)、5-ブロモペンタン酸(155mg、0.86mmol)とジメチルアミノピリジン(11mg、0.086mmol)のジクロロメタン(4mL)混合物にジイソプロピルエチルアミン(149mL、0.86mmol)を入れて5分間撹拌した後、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(107mg、0.56mmol)を添加した。一晩撹拌した後、水で希釈してジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(203mg、80%)を得た。
ステップ2:化合物6の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-(5-ブロモペンタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(80mg、0.14mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.14mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(46mg、収率34%)を得た。
実施例7:(2R,4R)-1-((S)-2-(5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物7)の合成
ステップ1:tert-ブチル-5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタノエートの合成(7-1)
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル5-ブロモペンタノエート(43mg、0.18mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.17mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(71mg、収率56%)を得た。
ステップ2:5-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)ペンタン酸の合成(7-2)
ステップ1で得られた物質を20%トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1mL)に溶かして一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、4N 1,4-ジオキサン(1.5mL)で希釈して1時間撹拌した後、濃縮して次の反応に用いた。
ステップ3:化合物7の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩とステップ2で得られた5-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)ペンタン酸を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(60mg、収率57%)を得た。
実施例8:2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物8)の合成
ステップ1:2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミドの合成(8-1)
5-ブロモペンタン酸と4-アミノ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(200mg、0.73mmol)の代わりに、2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)酢酸(535mg、2.93mmol)と4-アミノ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(268mg、0.98mmol)を使用し、実施例1のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(404mg、収率94%)を得た。
ステップ2:N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-2-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)アセトアミドの合成(8-2)
2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(400mg、0.91mmol)とヨウ化ナトリウム(1.3g、9.14mmol)のアセトン(6mL)混合物を一晩還流撹拌した。反応混合物を濃縮し、水とジクロロメタンで希釈して抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥してシリカゲルで濾過した。濃縮した後、ジクロロメタン/メチルtert-ブチルエーテル/ヘプタンで再結晶して表題化合物(456mg、95%)を得た。
ステップ3:化合物8の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-2-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)アセトアミド(71mg、0.14mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.14mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(96mg、収率77%)を得た。
実施例9:2-(2-(2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物9)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-2-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)アセトアミド(61mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(59mg、収率51%)を得た。
実施例10:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物10)の合成
ステップ1:tert-ブチル2-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)アセテートの合成(10-1)
tert-ブチル2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)アセテート(300mg、1.26mmol)とヨウ化ナトリウム(754mg、5.02mmol)のアセトン(8mL)混合物を一晩還流撹拌した。反応混合物を濃縮し、水とジクロロメタンで希釈して抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥して濾過し、濃縮した後、カラムで精製して表題化合物(387mg、93%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)アセテートの合成(10-2)
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル2-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)アセテート(100mg、0.30mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(160mg、0.30mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(198mg、収率91%)を得た。
ステップ3:2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)酢酸塩酸塩の合成(10-3)
tert-ブチル-5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタノエートの代わりに、tert-ブチル2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)アセテート(195mg、0.27mmol)を使用し、実施例7のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ4:化合物10の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(105mg、0.23mmol)と2-(2-(2-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)エトキシ)エトキシ)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(99mg、収率41%)を得た。
実施例11:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物11)の合成
ステップ1:tert-ブチル2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセテートの合成(11-1)
tert-ブチル2-ブロモアセテート(34mg、0.17mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.17mmol)のジクロロメタン(1.5mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(72μL、0.43mmol)を入れて4時間撹拌した。水とジクロロメタンで希釈して抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮して次の反応に用いた。
ステップ2:2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(11-2)
tert-ブチル-5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタノエートの代わりに、tert-ブチル2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセテート(122mg、0.17mmol)を使用し、実施例7のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物11の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(62mg、0.13mmol)と2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(40mg、収率28%)を得た。
実施例12:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)N-メチルメタンスルホンアミド(化合物12)の合成
ステップ1:4-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(12-1)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオンと4-ブロモブタン-1-オールの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(200mg、0.73mmol)と2-(2-クロロエトキシ)エタン-1-オール(136mg、1.10mmol)を使用し、実施例3のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(257mg、収率80%)を得た。
ステップ2:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(12-2)
2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミドの代わりに、4-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(250mg、0.57mmol)を使用し、実施例8のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(215mg、収率71%)を得た。
ステップ3:化合物12の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)イソインドリン-1,3-ジオン(80mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、収率50%)を得た。
実施例13:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)N-メチルメタンスルホンアミド(化合物13)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-(2-ヨードエトキシ)エトキシ)イソインドリン-1,3-ジオン(61mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(79mg、収率72%)を得た。
実施例14:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)ブチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物14)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、4-(4-ブロモブトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(60mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(76mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(25mg、収率20%)を得た。
実施例15:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(4-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)ブチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物15)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、4-(4-ブロモブトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(60mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(88mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(23mg、収率17%)を得た。
実施例16:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピペリジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物16)の合成
ステップ1:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-((2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(16-1)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(500mg、1.81mmol)のジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液に2-(2-アミノエトキシ)エタン-1-オール(209mg、1.99mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(64μL、0.368mmol)を入れて90℃で一晩撹拌した。エチルアセテートと水で希釈して抽出し、有機層を飽和塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮した後、カラムで精製して表題化合物(251mg、39%)を得た。
ステップ2:2-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)エトキシ)エチル4-メチルベンゼンスルホネートの合成(16-2)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-((2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)アミノ)イソインドリン-1,3-ジオン(150mg、0.42mmol)と4-トルエンスルホニルクロリド(95mg、0.50mmol)をジクロロメタン(4mL)に溶かし、0℃でトリエチルアミン(0.17mL、1.25mmol)をゆっくり添加した。常温で24時間撹拌した後、水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をカラムで精製して表題化合物(155mg、収率73%)を得た。
ステップ3:化合物16の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)エトキシ)エチル4-メチルベンゼンスルホネート(70mg、0.14mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.14mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(29mg、収率25%)を得た。
実施例17:(2R,4R)-1-((S)-2-(5-(4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)ペンタンアミド)3,3-ジメチルブタノイル)4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物17)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(17-1)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼンの代わりに、1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン(1.0g、6.29mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(2.0g、収率98%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(17-2)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、1.54mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(430mg、収率95%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(17-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(450mg、1.52mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(540mg、収率56%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(17-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(100mg、0.17mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(70mg、収率84%)を得た。
ステップ5:化合物17の合成
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(59mg、0.12mmol)を使用し、実施例6のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(41mg、収率34%)を得た。
実施例18:(2R,4R)-1-((S)-2-(5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物18)の合成
ステップ1:1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンの合成(18-1)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼンの代わりに、1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン(500mg、3.14mmol)を使用し、実施例2のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(600mg、収率80%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル4-(1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(18-2)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンの代わりに、1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン(300mg、1.26mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(320mg、収率62%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル4-(1-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(18-3)
tert-ブチル4-(1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(320mg、0.78mmol)を使用し、実施例2のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(300mg、収率100%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(18-4)
tert-ブチル4-(1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(1-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(290mg、0.77mmol)を使用し、実施例2のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(280mg、収率53%)を得た。
ステップ5:N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(18-5)
tert-ブチル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.1g、4.43mmol)を使用し、実施例2のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(2.5g、収率96%)を得た。
ステップ6:化合物18の合成
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例6のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(42mg、収率32%)を得た。
実施例19:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物19)の合成
ステップ1:tert-ブチル2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセテートの合成(19-1)
tert-ブチル2-ブロモアセテート(34mg、0.17mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.17mmol)を使用し、実施例11のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ2:2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(19-2)
tert-ブチル-5-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ペンタノエートの代わりに、tert-ブチル2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)アセテート(119mg、0.17mmol)を使用し、実施例7のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物19の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(62mg、0.13mmol)と2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、収率36%)を得た。
実施例20:(2R,4R)-1-((S)-2-(3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパンアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物20)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートの合成(20-1)
tert-ブチル3-ブロモプロパノエート(35mg、0.17mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.17mmol)のジクロロメタン(1.5mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(74mL、0.43mmol)を入れて4時間撹拌した。水とジクロロメタンで希釈して抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮して次の反応に用いた。
ステップ2:3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の合成(20-2)
実施例20のステップ1(20-1)で得られたtert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートに4N HCl 1,4-ジオキサン溶液(2mL)とジクロロメタン(2mL)を入れて40℃で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、真空乾燥して収得した表題化合物を次の反応に用いた。
ステップ3:化合物20の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(75mg、0.16mmol)と3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(57mg、収率37%)を得た。
実施例21:2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物21)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(46mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(66mg、収率63%)を得た。
実施例22:2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物22)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(44mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(72mg、収率69%)を得た。
実施例23:2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物23)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(23-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.0g、3.54mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(647mg、収率42%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル4-((1-(4-アミノ-2-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(23-2)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(640mg、1.47mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(572mg、収率96%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(23-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((1-(4-アミノ-2-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(570mg、1.41mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(625mg、収率63%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(23-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(620mg、0.17mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(535mg、収率100%)を得た。
ステップ5:化合物23の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(45mg、0.11mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.11mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(70mg、収率67%)を得た。
実施例24:2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物24)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(43mg、0.11mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.11mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(78mg、収率75%)を得た。
実施例25:2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物25)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(25-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.0g、3.16mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(903mg、収率61%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(25-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(900mg、1.92mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)溶液にNHCl(513mg、9.60mmol)のHO(5mL)溶液を入れてアルゴンで置換した。Zn(628mg、9.60mmol)を入れて70℃で撹拌した。19時間後、セライト(Celite)で濾過して濃縮した。残渣を塩化ナトリウム水溶液で希釈し、飽和炭化水素ナトリウム水溶液で塩基性にした後、エチルアセテートで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥して濾過、濃縮した後、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(831mg、収率99%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(25-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(830mg、1.89mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.0g、収率71%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(25-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(800mg、1.06mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(617mg、収率94%)を得た。
ステップ5:化合物25の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミド(45mg、0.11mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.11mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(33mg、収率31%)を得た。
実施例26:2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物26)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(43mg、0.11mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.11mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(78mg、収率75%)を得た。
実施例27:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物27)の合成
ステップ1:tert-ブチル-2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテートの合成(27-1)
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル2-ブロモアセテート(32mg、0.16mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.16mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(119mg、収率100%)を得た。
ステップ2:2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(27-2)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル-2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテート(119mg、0.16mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物27の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩とステップ2で得られた2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(104mg、収率59%)を得た。
実施例28:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物28)の合成
ステップ1:tert-ブチル-2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセテートの合成(28-1)
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル2-ブロモアセテート(26mg、0.13mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(82mg、0.13mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(91mg、収率94%)を得た。
ステップ2:2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(28-2)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル-2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセテート(91mg、0.13mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物28の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩とステップ2で得られた2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(73mg、収率51%)を得た。
実施例29:1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N-((S)-1-((2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-((4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシアミド(化合物29)の合成
ステップ1:tert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(29-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(470mg、1.66mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(462mg、収率64%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(29-2)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(240mg、0.55mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(223mg、収率99%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(29-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(223mg、0.55mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(95mg、収率24%)を得た。
ステップ4:1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩の合成(29-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(90mg、0.13mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ5:化合物29の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩とステップ2で得られた1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(27mg、収率20%)を得た。
実施例30:3-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパンアミド(化合物30)の合成
ステップ1:tert-ブチル9-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレートの合成(30-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(6.0g、35.06mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(13.2g、収率93%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル9-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレートの合成(30-2)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル9-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(1.5g、3.70mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.4g、収率99%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレートの合成(30-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル9-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(1.4g、3.60mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.4g、収率54%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミドの合成(30-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-カルボキシレート(1.4g、1.98mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.2g、収率99%)を得た。
ステップ5:化合物30の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、3-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパンアミド(49mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(70mg、0.12mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(61mg、収率56%)を得た。
実施例31:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物31)の合成
ステップ1:tert-ブチル2-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)アセテートの合成(31-1)
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、tert-ブチル2-ブロモアセテート(26mg、0.13mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(100mg、0.17mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(119mg、収率100%)を得た。
ステップ2:2-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)酢酸塩酸塩の合成(31-2)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル-2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセテート(119mg、0.17mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物31の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩とステップ2で得られた2-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)酢酸塩酸塩を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(85mg、収率34%)を得た。
実施例32:3-(6-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパンアミド(化合物32)の合成
ステップ1:tert-ブチル6-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートの合成(32-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ウンデカン-2-カルボキシレート(7.4g、21.0mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(4.8g、収率79%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル6-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートの合成(32-2)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル6-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.5g、4.29mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(950mg、収率70%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル6-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ウンデカン-2-カルボキシレートの合成(32-3)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル6-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(0.9g、2.81mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(0.7g、収率34%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミドの合成(32-4)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル6-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ウンデカン-2-カルボキシレート(0.7g、1.98mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(580mg、収率99%)を得た。
ステップ5:化合物32の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、3-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパンアミド(54mg、0.13mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(70mg、0.13mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(48mg、収率41%)を得た。
実施例33:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物33)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成(33-1)
tert-ブチル3-ヒドロキシアゼチジン-1-カルボキシレート(1.0g、5.77mmol)のDMF(11mL)溶液に水酸化ナトリウム(346mg、8.66mmol)を入れて30分間撹拌した。0℃で((2-ブロモエトキシ)メチル)ベンゼン(1.1mL、6.93mmol)をゆっくり添加した。80℃で一晩撹拌した後、エチルアセテートと水で抽出した。有機層を水と飽和塩水で順に洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮してカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(0.95g、収率54%)を得た。
ステップ2:3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの合成(33-2)
tert-ブチル3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-カルボキシレート(0.9g、2.93mmol)の20%トリフルオロ酢酸のジクロロメタン溶液(20mL)を常温で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮して1N水酸化ナトリウム水溶液とジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮して表題化合物(550mg、収率92%)を得た。
ステップ3:5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(33-3)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(0.6g、2.17mmol)と3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン(0.5g、2.39mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(757mL、4.34mmol)を入れて80℃で一晩撹拌した。エチルアセテートと水で抽出して有機層を飽和塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮した後、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(650mg、収率65%)を得た。
ステップ4:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-(2-ヒドロキシエトキシ)アゼチジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(33-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(500mg、1.08mmol)のテトラヒドロフラン/メタノール(1/1、20mL)溶液をアルゴンで置換して10%Pd/C(0.2g)を添加した。反応混合物を水素で置換して一晩撹拌した。ジクロロメタンで希釈してセライトで濾過、濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(130mg、収率32%)を得た。
ステップ5:2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)オキシ)エチルメタンスルホネートの合成(33-5)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-(2-ヒドロキシエトキシ)アゼチジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(130mg、0.35mmol)のジクロロメタン(7mL)溶液にトリエチルアミン(146mL、1.05mmol)を入れ、0℃で塩化メタンスルホニル(54mL、0.70mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を水とジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(90mg、収率57%)を得た。
ステップ6:化合物33の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)オキシ)エチルメタンスルホネート(70mg、0.16mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(81mg、0.16mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(40mg、収率31%)を得た。
実施例34:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物34)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(34-1)
tert-ブチル3-ヒドロキシアゼチジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(1.0g、4.97mmol)を使用し、実施例33のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(0.7g、収率42%)を得た。
ステップ2:4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジンの合成(34-2)
tert-ブチル3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(0.7g、2.09mmol)を使用し、実施例33のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(480mg、収率98%)を得た。
ステップ3:5-(4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(34-3)
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジン(468mg、1.99mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(400mg、収率45%)を得た。
ステップ4:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-ヒドロキシエトキシ)ピペリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(34-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、5-(4-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピペリジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(0.4g、0.81mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(130mg、収率40%)を得た。
ステップ5:2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)エチルメタンスルホネートの合成(34-5)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-(2-ヒドロキシエトキシ)アゼチジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-ヒドロキシエトキシ)ピペリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(125mg、0.31mmol)を使用し、実施例33のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(135mg、収率90%)を得た。
ステップ5:化合物34の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)エチルメタンスルホネート(70mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(76mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(70mg、収率53%)を得た。
実施例35:(2S,4R)-1-((S)-2-(2-(4-((4-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物35)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-(3-クロロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(35-1)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼンの代わりに、2-クロロ-4-フルオロ-1-ニトロベンゼン(221mg、1.26mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(428mg、収率72%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(35-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-((4-(3-クロロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(408mg、0.91mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(420mg、収率99%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-((4-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(35-3)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(420mg、0.95mmol)とN-(2-((2,5-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(396mg、1.14mmol)のイソプロパノール(9.5mL)溶液にメタンスルホン酸(0.12mL、1.90mmol)を入れて一晩還流撹拌した。ジクロロメタンと水酸化ナトリウム水溶液で希釈して抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(316mg、44%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-クロロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(35-4)
ベンジル4-((4-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.066mmol)の飽和塩酸水溶液(1mL)を常温で一晩撹拌した。ジクロロメタンと水酸化ナトリウム水溶液で希釈して抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過して濃縮して表題化合物(21mg、52%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル2-(4-((1-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテートの合成(35-5)
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-クロロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(71mg、0.114mmol)を使用し、実施例11のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(50mg、収率99%)を得た。
ステップ6:2-(4-((1-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(35-6)
tert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートの代わりに、tert-ブチル2-(4-((1-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテート(50mg、0.068mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ7:化合物35の合成
5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-(4-((1-(3-クロロ-4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩(46mg、0.068mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(51mg、収率69%)を得た。
実施例36:(2S,4R)-1-((S)-2-(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物36)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(36-1)
4-フルオロ-2-メトキシ-1-ニトロベンゼンとBoc-ピペラジンの代わりに、1,2-ジフルオロ-4-ニトロベンゼン(400mg、2.51mmol)とベンジル4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(798mg、2.51mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(765mg、収率67%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-((4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(36-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(750mg、1.64mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(700mg、収率99%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(36-3)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(700mg、1.64mmol)を使用し、実施例35のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.1g、91%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(36-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.1g、1.49mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(900mg、収率99%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテートの合成(36-5)
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.166mmol)を使用し、実施例11のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(75mg、収率63%)を得た。
ステップ6:2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(36-6)
tert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートの代わりに、tert-ブチル2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)アセテート(70mg、0.098mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、98%)を収得し、次の反応に用いた。
ステップ7:化合物36の合成
5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩(45mg、0.096mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(32mg、収率31%)を得た。
実施例37:(2S,4R)-1-((S)-2-(2-(3-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-イル)アセトアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物37)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成(37-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル3-ホルミルアゼチジン-1-カルボキシレート(107mg、0.58mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メテルメタンスルホンアミド(200mg、0.39mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(230mg、収率87%)を得た。
ステップ2:N-(2-((2-((4-(4-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(37-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル3-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレート(225mg、0.33mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:tert-ブチル2-(3-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-1-イル)アセテートの合成(37-3)
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((2-((4-(4-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.166mmol)を使用し、実施例11のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(40mg、収率42%)を得た。
ステップ4:2-(3-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-1-イル)酢酸塩酸塩の合成(37-4)
tert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートの代わりに、tert-ブチル2-(3-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-1-イル)アセテート(80mg、0.117mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ5:化合物37の合成
5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-(3-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-1-イル)酢酸塩酸塩(85mg、0.118mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(45mg、収率48%)を得た。
実施例38:(2S,4R)-1-((S)-2-(1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシアミド)-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物38)の合成
ステップ1:ベンジル4-((3-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(38-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(732mg、2.96mmol)とtert-ブチルアゼチジン-3-カルボキシレート(857mg、4.44mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(640mg、収率56%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル1-(ピペリジン-4-イルメチル)アゼチジン-3-カルボキシレートの合成(38-2)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((3-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.3g、3.40mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(400mg、収率95%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレートの合成(38-3)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル1-(ピペリジン-4-イルメチル)アゼチジン-3-カルボキシレート(400mg、1.57mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(510mg、収率80%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレートの合成(38-4)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジルtert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレート(510mg、1.26mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(470mg、収率99%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレートの合成(38-5)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレート(470mg、2.25mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(506mg、収率59%)を得た。
ステップ6:1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボン酸塩酸塩の合成(38-6)
tert-ブチル3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパノエートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボキシレート(100mg、0.146mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ7:化合物38の合成
5-ブロモペンタン酸の代わりに、1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)アゼチジン-3-カルボン酸塩酸塩(87mg、0.14mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(87mg、収率60%)を得た。
実施例39:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-(3-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物39)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)オキシ)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成(39-1)
3-(4-ヒドロキシ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(297mg、1.14mmol)、tert-ブチル3-ヨードアゼチジン-1-カルボキシレート(646mg、2.28mmol)と炭酸カリウム(315mg、2.28mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)混合物を70℃で撹拌した。一晩撹拌した後、tert-ブチル3-ヨードアゼチジン-1-カルボキシレート(200mg)をさらに入れて4時間撹拌した。反応混合物に飽和NHCl水溶液を入れて撹拌、濾過し、水とエチルアセテートで洗浄して、真空乾燥して表題化合物(150mg、36%)を得た。
ステップ2:3-(4-(アゼチジン-3-イルオキシ)-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の合成(39-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル3-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)オキシ)アゼチジン-1-カルボキシレート(150mg、0.36mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:3-(4-((1-(2-クロロエチル)アゼチジン-3-イル)オキシ)-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの合成(39-3)
3-(4-(アゼチジン-3-イルオキシ)-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(127mg、0.36mmol)と1-ブロモ-2-クロロエタン(33μL、0.40mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3.5mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(219μL、0.29mmol)を入れて90℃で撹拌した。4時間半後濃縮し、カラムで精製して表題化合物(70mg、51%)を得た。
ステップ4:化合物39の合成
3-(4-((1-(2-クロロエチル)アゼチジン-3-イル)オキシ)-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(70mg、0.185mmol)、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(93mg、0.185mmol)、ヨウ化ナトリウム(14mg、0.093mmol)、水酸化ナトリウム(31mg、0.371mmol)とテトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB、30mg、0.093mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)混合物を80℃で一晩撹拌した。常温まで冷却して水を添加、濾過して固体を収得し、カラムで精製して表題化合物(35mg、23%)を得た。
実施例40:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物40)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)オキシ)エチルメタンスルホネート(70mg、0.16mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(78mg、0.16mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(57mg、収率43%)を得た。
実施例41:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物41)の合成
ステップ1:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-メチルイソインドリン-1,3-ジオンの合成(41-1)
5-メチルイソフラン-1,3-ジオン(5.0g、30.84mmol)、3-アミノピペリジン-2,6-ジオン(6.1g、37.01mmol)と酢酸ナトリウム(2.5g、30.84mmol)の酢酸(50mL)混合物を80℃で撹拌した。6時間後、常温まで冷却して水を入れて撹拌した。析出された固体を濾過し、メチルtert-ブチルエーテルで洗浄し乾燥して表題化合物(6.1g、72%)を得た。
ステップ2:5-(ブロモメチル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(41-2)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-メチルイソインドリン-1,3-ジオン(200mg、0.74mmol)とNBS(144mg、0.81mmol)のクロロホルム(10mL)溶液にAIBN(24mg、0.15mmol)を入れて還流撹拌した。一晩撹拌した後、水を入れて抽出、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して得られた物質(140mg、混合物)を次の反応に用いた。
ステップ3:化合物41の合成
5-(ブロモメチル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(44mg、0.125mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.114mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液にDIPEA(50μL、0.285mmol)を入れて50℃で一晩撹拌した。常温まで冷却し、水を添加し濾過して固体を収得し、カラムで精製して表題化合物(48mg、48%)を得た。
実施例42:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物42)の合成
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.119mmol)を使用し、実施例41のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(56mg、収率55%)を得た。
実施例43:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)アセチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物43)の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)酢酸(50mg、0.151mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.116mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(30mg、収率28%)を得た。
実施例44:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(((2S)-1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピロリジン-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物44)の合成
ステップ1:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-((S)-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(44-1)
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、(S)-ピロリジン-2-イルメタノール(44mg、0.43mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(120mg、収率93%)を得た。
ステップ2:((2S)-1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソインドリン-5-イル)ピロリジン-2-イル)メチルメタンスルホネートの合成(44-2)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-(2-ヒドロキシエトキシ)アゼチジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-((S)-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(1.0g、2.53mmol)を使用し、実施例33のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(416mg、収率38%)を得た。
ステップ3:化合物44の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、((2S)-1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソインドリン-5-イル)ピロリジン-2-イル)メチルメタンスルホネート(50mg、0.115mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(69mg、0.115mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(18mg、収率17%)を得た。
実施例45:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物45)の合成
ステップ1:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1,3-ジオキソインドリン-2-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(45-1)
2-(2-ブロモエチル)イソインドリン-1,3-ジオン(205mg、0.81mmol)、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(500mg、0.81mmol)と炭酸カリウム(280mg、2.03)のアセトニトリル(8mL)混合物を70℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮して水とジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(350mg、収率57%)を得た。
ステップ2:N-(2-((2-((4-(4-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(45-2)
N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1,3-ジオキソインドリン-2-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(350mg、0.45mmol)のエタノール(4.5mL)混濁液にヒドラジン水和物(57mg、1.13mmol)を入れて80℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮して水とジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮して表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物45の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(30mg、0.109mmol)とN-(2-((2-((4-(4-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(71mg、0.109mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(35mg、収率36%)を得た。
実施例46:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物46)の合成
ステップ1:4-(2-クロロエトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(46-1)
4-ブロモブタン-1-オールの代わりに、2-クロロエタン-1-オール(110μL、1.64mmol)を使用し、実施例3のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(323mg、収率94%)を得た。
ステップ2:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-ヨードエトキシ)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(46-2)
2-(2-(2-クロロエトキシ)エトキシ)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アセトアミドの代わりに、4-(2-クロロエトキシ)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(320mg、1.01mmol)を使用し、実施例8のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(341mg、収率78%)を得た。
ステップ3:化合物46の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-ヨードエトキシ)イソインドリン-1,3-ジオン(54mg、0.128mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.116mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(36mg、収率35%)を得た。
実施例47:2-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-5-イル)アセトアミド(化合物47)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-5-イル)アセトアミド(44mg、0.116mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.116mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(63mg、収率61%)を得た。
実施例48:2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物48)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(44mg、0.116mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((3-フルオロ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.116mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(63mg、収率60%)を得た。
実施例49:1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)ピペリジン-4-カルボキシアミド(化合物49)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(49-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(1.0g、4.04mmol)とtert-ブチルピペリジン-4-カルボキシレート(1.1g、6.07mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(700mg、収率43%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(49-2)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(700mg、1.68mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(470mg、収率99%)を得た。
ステップ3:tert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(49-3)
Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(1.3g、4.60mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(240mg、収率12%)を得た。
ステップ4:tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(49-4)
tert-ブチル4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(240mg、0.55mmol)を使用し、実施例1のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(223mg、収率99%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレートの合成(49-5)
tert-ブチル4-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(223mg、0.55mmol)を使用し、実施例1のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(95mg、収率24%)を得た。
ステップ6:1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩の合成(49-6)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(100mg、0.14mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ7:化合物49の合成
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩(97mg、0.14mmol)、3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(36mg、0.86mmol)とHATU(107mg、0.28mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)混合物にジイソプロピルエチルアミン(98μL、0.56mmol)を入れて2日間撹拌した。反応混合物を水で希釈してジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過して濃縮した後、シリカゲルカラムで精製して表題化合物(21mg、17%)を得た。
実施例50:2-(9-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)-3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(化合物50)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソインドリン-4-イル)アセトアミド(60mg、0.158mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-3-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(93mg、0.158mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(90mg、収率64%)を得た。
実施例51:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物51)の合成
ステップ1:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(51-1)
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(ピペリジン-4-イル)エタン-1-オール(412mg、3.19mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(0.99g、収率89%)を得た。
ステップ2:2-(1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)エチルメタンスルホネートの合成(51-2)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-(2-ヒドロキシエトキシ)アゼチジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(0.99g、2.57mmol)を使用し、実施例33のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(510mg、収率43%)を得た。
ステップ3:化合物51の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)エチルメタンスルホネート(50mg、0.108mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(65mg、0.108mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(30mg、収率29%)を得た。
実施例52:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物52)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-ヨードエトキシ)イソインドリン-1,3-ジオン(50mg、0.116mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.116mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(54mg、収率52%)を得た。
実施例53:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)アセチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物53)の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)酢酸(42mg、0.125mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(70mg、0.114mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(42mg、収率41%)を得た。
実施例54:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物54)の合成
ステップ1:ベンジル(E)-3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アクリレートの合成(54-1)
トリ-tert-ブチルホスホニウムテトラフルオロボラート(TTBP・HBF4、110mg、0.38mmol)、Pd(dba)(163mg、0.18mmol)とN-シクロヘキシル-N-シクロヘキサンアミン(0.27mL、1.28mmol)の1,4-ジオキサン(6mL)混合物をアルゴンガスで置換して30分間撹拌した。(4-ブロモ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(0.3g、0.89mmol)とベンジルアクリレート(0.3mL、1.98mmol)を入れて55℃で12時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過、濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(368mg、収率99%)を得た。
ステップ2:3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパン酸の合成(54-2)
ベンジル(E)-3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アクリレート(137mg、0.33mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に10%Pd/C(27mg)を入れて水素ガスで置換した。一晩撹拌した後、セライトで濾過、濃縮して表題化合物(105mg、収率96%)を得た。
ステップ3:化合物54の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)プロパン酸(50mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(92mg、0.15mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(105mg、収率75%)を得た。
実施例55:(2R,4R)-1-((S)-2-(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセトアミド)-2-シクロプロピルアセチル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物55)の合成
ステップ1:tert-ブチル((S)-1-シクロプロピル-2-((2R,4R)-4-ヒドロキシ-2-((4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメートの合成(55-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-シクロプロピル酢酸(243mg、1.13mmol)と(2R,4R)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(400mg、1.13mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(330mg、57%)を得た。
ステップ2:(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-2-シクロプロピルアセチル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシイミド塩酸塩の合成(55-2)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル((S)-1-シクロプロピル-2-((2R,4R)-4-ヒドロキシ-2-((4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(324mg、0.63mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物55の合成
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-2-シクロプロピルアセチル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシイミド塩酸塩(60mg、0.134mmol)と2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩(100mg、0.134mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(73mg、51%)を得た。
実施例56:(2R,4R)-1-((2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)アセチル)-L-バリル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(化合物56)の合成
ステップ1:tert-ブチル((S)-1-((2R,4R)-4-ヒドロキシ-2-((4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバメートの合成(56-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、(tert-ブトキシカルボニル)-L-バリン(122mg、0.565mmol)と(2R,4R)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド(200mg、0.565mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(232mg、79%)を得た。
ステップ2:(2R,4R)-1-(L-バリル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩の合成(56-2)
3-(4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸塩酸塩の代わりに、tert-ブチル((S)-1-((2R,4R)-4-ヒドロキシ-2-((4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)カルバモイル)ピロリジン-1-イル)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバメート(460mg、0.89mmol)を使用し、実施例20のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物を収得し、次の反応に用いた。
ステップ3:化合物56の合成
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、(2R,4R)-1-(L-バリル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩(61mg、0.134mmol)と2-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)酢酸塩酸塩(100mg、0.134mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(63mg、44%)を得た。
実施例57:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)エチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物57)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-(2-ヨードエトキシ)イソインドリン-1,3-ジオン(34mg、0.079mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(50mg、0.079mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(30mg、収率40%)を得た。
実施例58:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物58)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((2-((4-(4-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(71mg、0.109mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(20mg、収率20%)を得た。
実施例59:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物59)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(59-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(121mg、0.49mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(250mg、0.41mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(340mg、収率97%)を得た。
ステップ2:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-((1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(59-2)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(340mg、0.40mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(247mg、収率79%)を得た。
ステップ3:化合物59の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-((1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.14mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(73mg、収率53%)を得た。
実施例60:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物60)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成(60-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル3-ホルミルアゼチジン-1-カルボキシレート(54mg、0.293mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.244mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(220mg、収率>100%)を得た。
ステップ2:N-(2-((2-((4-(4-(4-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(60-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル3-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレート(220mg、0.244mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(250mg、収率>100%)を得た。
ステップ3:化合物60の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((2-((4-(4-(4-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.189mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(28mg、収率16%)を得た。
実施例61:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物61)の合成
ステップ1:tert-ブチル3-((4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成(61-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル3-ホルミルアゼチジン-1-カルボキシレート(54mg、0.293mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.244mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(220mg、収率>100%)を得た。
ステップ2:N-(2-((2-((4-(4-((1-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(61-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル3-((4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレート(220mg、0.244mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(260mg、収率>100%)を得た。
ステップ3:化合物61の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((2-((4-(4-((1-(アゼチジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.189mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(30mg、収率17%)を得た。
実施例62:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-(((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物62)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-((4-((((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(62-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(945mg、4.43mmol)とベンジル(ピペリジン-4-イルメチル)カルバメート(1.0g、4.03mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.5g、収率80%)を得た。
ステップ2:ベンジル((1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメートの合成(62-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((4-((((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.5g、3.37mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(900mg、収率81%)を得た。
ステップ3:ベンジル((1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメートの合成(62-3)
Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル((1-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(400mg、1.16mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(540mg、収率94%)を得た。
ステップ4:ベンジル((1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメートの合成(62-4)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル((1-((1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(540mg、1.09mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(480mg、収率95%)を得た。
ステップ5:ベンジル((1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメートの合成(62-5)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(420mg、0.95mmol)の代わりに、ベンジル((1-((1-(4-アミノ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(480mg、1.03mmol)を使用し、実施例35のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(480mg、収率60%)を得た。
ステップ6:N-(2-((2-((4-(4-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(62-6)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル((1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(480mg、0.62mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(395mg、収率99%)を得た。
ステップ7:化合物62の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(129mg、0.47mmol)とN-(2-((2-((4-(4-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(200mg、0.31mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(48mg、収率17%)を得た。
実施例63:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-(((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物63)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((2-((4-(4-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.16mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、収率47%)を得た。
実施例64:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)プロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物64)の合成
ステップ1:ベンジル(E)-3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アクリレートの合成(64-1)
(4-ブロモ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、(5-ブロモ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(100mg、0.30mmol)を使用し、実施例54のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(120mg、収率96%)を得た。
ステップ2:3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)プロパン酸の合成(64-2)
ベンジル(E)-3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アクリレートの代わりに、ベンジル(E)-3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)アクリレート(120mg、0.29mmol)を使用し、実施例54のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(60mg、収率63%)を得た。
ステップ3:化合物64の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)プロパン酸(40mg、0.12mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(74mg、0.12mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(75mg、収率67%)を得た。
実施例65:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)グリシル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物65)の合成
ステップ1:tert-ブチル(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメートの合成(65-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(351mg、0.57mmol)と(tert-ブトキシカルボニル)グリシン(100mg、0.57mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(350mg、79%)を得た。
ステップ2:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-グリシルピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(65-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(150mg、0.19mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(120mg、収率92%)を得た。
ステップ3:化合物65の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(45mg、0.16mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-グリシルピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(110mg、0.16mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、収率53%)を得た。
実施例66:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)グリシル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物66)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-グリシルピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(110mg、0.16mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(28mg、収率19%)を得た。
実施例67:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物67)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(111mg、0.18mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(90mg、収率57%)を得た。
実施例68:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物68)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(111mg、0.18mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(110mg、収率70%)を得た。
実施例69:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物69)の合成
ステップ1:(S)-N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(69-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(137mg、0.22mmol)と(S)-ヒドロキシプロパン酸(20mg、0.22mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、53%)を得た。
ステップ2:化合物69の合成
4-ブロモブタン-1-オールの代わりに、(S)-N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.12mmol)を使用し、実施例3のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(60mg、収率55%)を得た。
実施例70:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物70)の合成
ステップ1:tert-ブチル(S)-(1-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル))カルバメートの合成(70-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(130mg、0.21mmol)と(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(40mg、0.21mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(130mg、79%)を得た。
ステップ2:N-(2-((2-((4-(4-((1-(L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(70-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(S)-(1-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル))カルバメート(128mg、0.16mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(105mg、収率94%)を得た。
ステップ3:化合物70の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(30mg、0.11mmol)とN-(2-((2-((4-(4-((1-(L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(75mg、0.11mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(60mg、収率60%)を得た。
実施例71:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物71)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(71-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル3-ホルミルアゼチジン-1-カルボキシレート(65mg、0.31mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(130mg、0.22mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(103mg、収率60%)を得た。
ステップ2:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(71-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(100mg、0.125mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(90mg、収率>100%)を得た。
ステップ3:化合物71の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(88mg、0.126mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(64mg、収率53%)を得た。
実施例72:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)プロプ-2-イン-1-イル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタスルホンアミド(化合物72)の合成
ステップ1:2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-ヒドロキシプロプ-1-イン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(72-1)
5-ブロモ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(3.0g、8.90mmol)、プロプ-2-イン-1-オール(0.78mL、12.82mmol)とCuI(576mg、3.03mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(45mL)混合物にN,N-ジイソプロピルジアミン(3.1mL、17.80mmol)を入れてアルゴンガスで置換した。Pd(PPhCl(1.0g、1.42mmol)を入れて75℃で一晩撹拌した。ジクロロメタンと水で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をトルエンで再結晶して表題化合物(1.0g、収率36%)を得た。
ステップ2:5-(3-クロロプロプ-1-イン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの合成(72-2)
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-(3-ヒドロキシプロプ-1-イン-1-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(170mg、0.54mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)溶液にN,N-ジイソプロピルジアミン(0.13mL、1.62mmol)を入れ、0℃で塩化メタンスルホニル(0.05mL、0.65mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を一晩撹拌した後、エチルアセテートと水で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(150mg、収率84%)を得た。
ステップ3:化合物72の合成
5-(ブロモメチル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、5-(3-クロロプロプ-1-イン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(77mg、0.23mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(140mg、0.23mmol)を使用し、実施例41のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(180mg、収率87%)を得た。
実施例73:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(3-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)プロプ-2-イン-1-イル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物73)の合成
5-(ブロモメチル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、5-(3-クロロプロプ-1-イン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン(50mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(78mg、0.15mmol)を使用し、実施例41のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(68mg、収率56%)を得た。
実施例74:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)アミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物74)の合成
ステップ1:ベンジル4-(1-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(74-1)
Boc-ピペラジンの代わりに、ベンジル4-(ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(619mg、2.04mmol)を使用し、実施例1のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(430mg、収率45%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-(1-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(74-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-(1-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(988mg、1.09mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(873mg、収率94%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(74-3)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-(1-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(873mg、1.99mmol)を使用し、実施例35のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.1g、収率74%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(74-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.1g、1.67mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(648mg、収率72%)を得た。
ステップ5:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1,3-ジオキソインドリン-2-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(74-5)
N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(300mg、0.49mmol)を使用し、実施例45のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、収率22%)を得た。
ステップ6:N-(2-((2-((4-(4-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(74-6)
N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1,3-ジオキソインドリン-2-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1,3-ジオキソインドリン-2-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(80mg、0.10mmol)を使用し、実施例45のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(49mg、収率74%)を得た。
ステップ7:化合物74の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(22mg、0.079mmol)とN-(2-((2-((4-(4-(4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(47mg、0.072mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(21mg、収率32%)を得た。
実施例75:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物75)の合成
ステップ1:ベンジル4-((4-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(75-1)
1-フルオロ-5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロベンゼン(6.5g、35.11mmol)、ベンジル4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(14.4g、36.86mmol)と炭酸カリウム(17.0g、122.87mmol)のジメチルスルホキシド(87mL)混合物を110℃で撹拌した。一晩撹拌した後、反応混合物に水を入れて撹拌、濾過し、水洗した。残留物をエチルアセテートで溶かし、水と飽和塩化ナトリウム水溶液で順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物(14.0g、72%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-((4-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(75-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(794mg、1.60mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(718mg、収率99%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(75-3)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((4-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(718mg、1.58mmol)を使用し、実施例35のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(1.0g、収率83%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(75-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.0g、1.31mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(800mg、収率>100%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル(S)-(1-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル))カルバメートの合成(75-5)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.24mmol)と(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(54mg、0.29mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(175mg、92%)を得た。
ステップ6:N-(2-((2-((4-(4-((1-(L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(75-6)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(S)-(1-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル))カルバメート(172mg、0.22mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(148mg、収率98%)を得た。
ステップ7:化合物75の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(57mg、0.21mmol)とN-(2-((2-((4-(4-((1-(L-アラニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(145mg、0.21mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、収率40%)を得た。
実施例76:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-((1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物76)の合成
ステップ1:tert-ブチル4-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシ-5-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成(76-1)
1-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オンとN-Boc-ピペラジンの代わりに、tert-ブチル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(78mg、0.37mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.24mmol)を使用し、実施例2のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(108mg、収率54%)を得た。
ステップ2:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(76-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル4-((4-(1-(4-((5-クロロ-4-((2-N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシ-5-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(106mg、0.13mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(91mg、収率99%)を得た。
ステップ3:化合物76の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(90mg、0.126mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(80mg、収率65%)を得た。
実施例77:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-(4-(2-(1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物77)の合成
5-ブロモ-N-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)ペンタンアミドとN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの代わりに、2-(1-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペリジン-4-イル)エチルメタンスルホネート(70mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-ピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメチルスルホンアミド(93mg、0.15mmol)を使用し、実施例1のステップ6合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、収率44%)を得た。
実施例78:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)-L-アラニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物78)の合成
ステップ1:ベンジル4-((1-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(78-1)
ベンジル4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.3g、5.79mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(2.6g、収率97%)を得た。
ステップ2:ベンジル4-((1-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(78-2)
ベンジル4-((4-(3-メトキシ-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((1-(5-メトキシ-2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.6g、5.39mmol)を使用し、実施例25のステップ2合成法と同様の方法を用いて表題化合物(2.38g、収率98%)を得た。
ステップ3:ベンジル4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成(78-3)
ベンジル4-((4-(4-アミノ-3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、ベンジル4-((1-(4-アミノ-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.2g、7.00mmol)を使用し、実施例35のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(4.4g、収率83%)を得た。
ステップ4:N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(78-4)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.7g、4.85mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(3.5g、収率>100%)を得た。
ステップ5:tert-ブチル(S)-(1-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバメートの合成(78-5)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(150mg、0.24mmol)と(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニン(45mg、0.24mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(183mg、95%)を得た。
ステップ6:N-(2-((2-((4-(4-((4-(L-アラニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(78-6)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(S)-(1-(4-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバメート(173mg、0.22mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(110mg、収率71%)を得た。
ステップ7:化合物78の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(66mg、0.24mmol)とN-(2-((2-((4-(4-((4-(L-アラニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)-5-クロロピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(110mg、0.16mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(67mg、収率44%)を得た。
実施例79:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((4-(2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-5-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物79)の合成
3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(71mg、0.11mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(51mg、収率52%)を得た。
実施例80:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)グリシル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物80)の合成
ステップ1:tert-ブチル(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメートの合成(80-1)
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(151mg、0.24mmol)と(tert-ブトキシカルボニル)グリシン(42mg、0.24mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(135mg、72%)を得た。
ステップ2:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-グリシルピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミドの合成(80-2)
tert-ブチル4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(2-(4-((4-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメタンスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-5-メトキシ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(130mg、0.17mmol)を使用し、実施例1のステップ5合成法と同様の方法を用いて表題化合物(105mg、収率93%)を得た。
ステップ3:化合物80の合成
2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-5-フルオロイソインドリン-1,3-ジオンと3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジンの代わりに、2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-4-フルオロイソインドリン-1,3-ジオン(40mg、0.15mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-グリシルピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(99mg、0.15mmol)を使用し、実施例33のステップ3合成法と同様の方法を用いて表題化合物(65mg、収率48%)を得た。
実施例81:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-(2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)アセチル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物81)の合成
(2R,4R)-1-((S)-2-アミノ-3,3-ジメチルブタノイル)-4-ヒドロキシ-N-(4-(4-メチルチアゾール-5-イル)ベンジル)ピロリジン-2-カルボキシアミド塩酸塩と5-ブロモペンタン酸の代わりに、2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)酢酸(53mg、0.16mmol)とN-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(100mg、0.16mmol)を使用し、実施例6のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(105mg、収率70%)を得た。
実施例82:N-(2-((5-クロロ-2-((4-(4-((1-((2S)-2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-メトキシ-5-メチルフェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(化合物82)の合成
ステップ1:ベンジル(2S)-2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパノエートの合成(82-1)
4-ブロモブタン-1-オールの代わりに、ベンジル(S)-2-ヒドロキシプロパノエート(520mg、2.89mmol)を使用し、実施例3のステップ1合成法と同様の方法を用いて表題化合物(270mg、収率32%)を得た。
ステップ2:(2S)-2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパン酸の合成(82-2)
5-(3-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)アゼチジン-1-イル)-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオンの代わりに、ベンジル(2S)-2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパノエート(165mg、0.38mmol)を使用し、実施例33のステップ4合成法と同様の方法を用いて表題化合物(133mg、収率>100%)を得た。
ステップ3:化合物82の合成
1-((1-(4-((5-クロロ-4-((2-(N-メチルメチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)アミノ)-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩と3-(4-アミノ-1-オキソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオンの代わりに、N-(2-((5-クロロ-2-((2-メトキシ-5-メチル-4-(4-(ピペリジン-4-イルメチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)フェニル)-N-メチルメタンスルホンアミド(109mg、0.17mmol)と(2S)-2-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1,3-ジオキソイソインドリン-4-イル)オキシ)プロパン酸(60mg、0.17mmol)を使用し、実施例49のステップ7合成法と同様の方法を用いて表題化合物(70mg、42%)を得た。
前記実施例の化合物の合成過程で得たNMR及びMSデータをまとめて下記表2に示した。






<本発明の化合物の評価>
実験例1:正常EGFRまたはC797S突然変異EGFRを発現するBa/F3細胞におけるEGFRタンパク質分解能の試験
正常EGFR、変異EGFRdel19+T790M+C797S、または変異EGFRL858R+T790M+C797Sを発現するBa/F3細胞において、本発明の化合物が突然変異EGFRタンパク質を分解する能力を確認した。EGFR抗体を用いたウェスタンブロット試験を行った。
具体的には、EGFRを発現するBa/F3細胞は、10%ウシ胎児血清(FBS、Gibco、NY、USA)が含まれたRPMI 1640(Gibco、NY、USA)で培養された。本発明の化合物を、正常EGFR、変異EGFRdel19+T790M+C797Sまたは変異EGFRL858R+T790M+C797Sを発現する細胞で0.1μMと1μMの濃度でそれぞれ24時間処理した。その後、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で2回洗浄し、細胞溶解物(cell lysate)30μgでSDS-PAGEを行った。ゲル上から分離したタンパク質をニトロセルロースメンブレンに移動させた後、EGFR抗体(Santa Cruz biotechnology、Santacruz、CA、USA)を用いてEGFRタンパク質の発現量を確認した。ウェスタンブロットで分離したEGFRバンドはFluo-S MultiImager(Bio-Rad、Hercules、CA、USA)で定量的に分析した。
実験の結果を下記表3に示した。
実験例2:薬物動態学的評価
本発明の化合物に対する薬物動態試験を以下のように行った。本発明の化合物をICRマウスに単回経口投与した後、化合物の時間別濃度を追跡分析した。
本発明の化合物を10%DMSO/90%(30%HPbCD水溶液)に懸濁してマウスに5mg/kg用量で経口投与した。決められた時間に採血した後、血漿を分離した。薬物の分析はHPLC(XBridge C18カラム、水、移動相0.1%ギ酸:アセトニトリル(30:70、%/%))及びMS/MS(ESIポジティブ、MRM)を用いて実施した。マウス血漿とそれぞれの商用標準溶液とを9:1の比率で混合し、5、50、100、500、1,000及び5,000ng/mLの濃度で調剤して検量した。また、QC試料の調剤は、マウス血漿とQC用標準溶液とを9:1の比率で混合し、100、750及び2,500ng/mL濃度で調剤した。血漿試料100μLを遠心分離用チューブに移し、内部標準溶液10μLとメタノール300μLを添加した後、約30秒間混合して前処理した。チューブを3,000×g(4℃)で約5分間遠心分離し、上層液を採取してLCバイアルで移した後、機器に注入した。その後、予め検証された分析法を適用してマウス血漿中の化合物の濃度を定量した。薬物動態パラメータは、WinNonlin5.2(Pharsight、USA)プログラムを使用した。ノンコンパートメントモデリング(best fit)でAUC0-t、AUC0-∞、Cmax、Tmax、及びt1/2を計算した。薬物動態パラメータの結果は、平均(Mean)と標準偏差(SD)で表し、SPSSプログラム(Statistical Package for the Social Sciences、10.0K、USA)を使用して統計処理した。
試験結果を下記表4に示した
本明細書において言及されたすべての文献は、その内容が本明細書に記載されたように本明細書に参照として含まれる。本発明またはその好ましい形態の要素を導入するとき、「一つの(a、an)」、「その(the)」及び「前記(said)」は、一つ以上の要素があることを意味すると意図される。用語「含む(comprising、including)」及び「持つ、有する(having)」は、包括的なものとして意図され、並べられた要素以外の追加的な要素があり得ることを意味する。以上、本発明を特定の態様または形態で説明したが、これら態様または形態の詳細事項に限定されると解釈されてはならない。

Claims (13)

  1. 下記化学式1の構造を有する、化合物またはその薬学的に許容可能な塩。

    化学式1において、
    及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、CD、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
    ~Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン基、シアノ基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、C1~C6ハロアルコキシ基、C3~C6シクロアルキルオキシ、C3~C6ヘテロシクロアルキルオキシ、または-C(=O)ORであり、ここでRはC1~C5アルキル基であり、
    m及びnは、それぞれ独立して、0、1、2、3または4であり、
    Aは、2価の4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、または8-10員二環式ヘテロ環であり、
    Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
    Bは、

    であり、
    Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
    Wは、C(R14またはC(O)であり、
    は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
    及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
    13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
    o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
    Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、C3~C10アリール基、C3~C10ヘテロアリール基、または

    Zは、OまたはSであり、
    11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり、
    12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
    15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
    16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である。
  2. 前記化学式1の化合物が化学式1aの構造を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。

    化学式1aにおいて、
    及びRは、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6ハロアルキル基であり、
    ~Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン基、シアノ基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、C1~C6ハロアルコキシ基、C3~C6シクロアルキルオキシ、C3~C6ヘテロシクロアルキルオキシ、または-C(=O)ORであり、ここでRはC1~C5アルキル基であり、
    R6’は、ハロゲン基またはC1~C6アルキル基であり、
    mは、0、1、2、3または4であり、
    Aは、2価の4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、または8-10員二環式ヘテロ環であり、
    Lは、AとBとを共有結合で連結する基であり、
    Bは、

    であり、
    Xは、直接結合、(CH1-6、O-(CH0-6、C(O)-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、C(O)-N(R13)-(CH0-6、N(R13)-C(O)-(CH0-6、N(R13)、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)であり、
    Wは、C(R14またはC(O)であり、
    は、水素、OH、ハロゲン基、C1~C6アルキル基、C1~C6アルコキシ基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6ハロアルコキシ基であり、
    及びR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
    13及びR14は、それぞれ独立して、水素またはC1~C6アルキル基であり、
    o及びpは、それぞれ独立して、1、2または3であり、
    Yは、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、C3~C10アリール基、C3~C10ヘテロアリール基、または

    Zは、OまたはSであり、
    11は、水素、C1~C6アルキル基、または(CH1-6-C(O)であり、
    12は、水素、C1~C6アルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
    15は、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、またはC1~C6シクロアルキル基であり、
    16は、水素、C1~C4アルキル基、N-(R17)R18、C3~C10アリール基、またはC3~C10ヘテロアリール基であり、前記R17及びR18は、それぞれ独立して、水素、C1~C6アルキル基、C1~C6ハロアルキル基、または-C(O)である。
  3. 前記Xが、直接結合、O-(CH0-6、N(R13)-(CH0-6、N(R13)-(CHR14)、またはO-(CHR14)である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
  4. 前記Lが、直接結合または2価の、飽和または不飽和C1~C50炭化水素鎖であり、前記Lのメチレン単位のうちの一つ以上は、-Cy-、-O-、-N(R20)-、-S-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)-、-S(O)-、-S(O)-、-N(R20)S(O)-、-S(O)N(R20)-、-N(R20)C(O)-、-C(O)N(R20)-、-OC(O)N(R20)-、-N(R20)C(O)-、-(CHOCH)-、-(OCHCH)-、-(CHCHO)-、-(C(O)CHCH)-、及び-(CHCHC(O))-からなる群より選択されたいずれか一つ以上に代替され、
    前記-Cy-は、それぞれ独立して、2価の環置換基であって、フェニレン、4-7員スピロ炭化水素環、8-10員二環式炭化水素環、4-7員ヘテロ環、4-7員スピロヘテロ環、8-10員二環式ヘテロ環、5-6員ヘテロアリレン、または8-10員二環式ヘテロアリレンであり、
    20は、水素またはC1~C4アルキル基である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
  5. 前記X-Lが、-K1-K2-K3-K4-K5-であって、
    K1は、C1~C6アルキル、NH、O、CC、N-C1~C6アルキル、NH-C1~C6アルキル、O-C1~C6アルキル、

    であり、
    K2は、直接結合、C(O)、またはOであり、
    K3は、直接結合、(CHn1、または(CHn1-Oであり、n1は0~10の整数であり、
    K4は、直接結合、(CHCHO)n2

    であり、n2は0~5の整数であり、
    K5は、直接結合、(CHn3、NHまたはN-C1~C3アルキルであり、n3は0~3の整数であり、
    及びAの一方がNであって、他方がCHであるか、または、A及びAの両方ともがNである、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
  6. 前記Aが、

    である、請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
  7. 前記化合物が、下記表に示された化合物である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。







  8. 前記化合物が、下記表に示された化合物である、請求項7に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。



  9. 請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、及び薬学的に許容可能な担体を含む組成物。
  10. 有効成分として請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む、EGFR突然変異を持つ癌の治療または予防用薬学組成物。
  11. 前記癌が、肺癌、肝臓癌、食道癌、胃癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、黒色腫、乳癌、口腔癌、脳腫瘍、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、子宮頸癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、精巣癌、血液癌、リンパ腫、皮膚癌、乾癬、または線維腺腫である、請求項10に記載のEGFR突然変異を持つ癌の治療または予防用薬学組成物。
  12. 前記癌が、肺癌である、請求項10に記載のEGFR突然変異を持つ癌の治療または予防用薬学組成物。
  13. 前記肺癌が、非小細胞性肺癌である、請求項12に記載のEGFR突然変異を持つ癌の治療または予防用薬学組成物。

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