JP2023532405A - フレキシブルジョイントコネクタを有するエネルギーガイドチェーン、サイドプレート、及びそのためのジョイントコネクタ - Google Patents

フレキシブルジョイントコネクタを有するエネルギーガイドチェーン、サイドプレート、及びそのためのジョイントコネクタ Download PDF

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Abstract

本発明は、フレキシブルジョイントコネクタを有するエネルギーチェーン(1;101)、横方向タブ(2、3;6;103)及びそのためのジョイントコネクタ(5)に関する。横方向タブ(2、3;6)はその制止面によって対称であり、各横方向タブ(2、3;6)は制止面(211A、211B;311A、311B及び212A、212B;312A、312B)を有する2つの突出部(21A、21B;31A、31B)及び相手方制止面(221A、221B;10 321A、321B及び222A、222B;322A、322B)を有する2つのポケット(22A、22B;32A、32B)を備える。一態様によると、2つの突出部(21A、21B;31A、31B)及び2つのポケット(22A、22B;32A、32B)は、横方向タブ(2、3;6)に関して対称に、特に垂直面(S1)に対して鏡像対称に又は横方向タブ(2、3;6)の縦軸(H;R)に対して回転対称に設けられる。一態様によると、横方向タブのためのジョイントコネクタ(5)は、弾性的にフレキシブルなジョイント領域(52)、その間に空洞(523)を有する外向きに対向してアーチ状の2つの材料領域(521、522)及び端部に2つの対向する締結領域(51A、51B)を有するプレート状本体を有する。締結領域(51A、51B)の断面は、締結受容部(25;35)における回転不能なインターロック接続のために設計され、かつ/又は端面に平坦化及び/若しくは湾曲された接触面(54)を有する。一態様によると、エネルギーチェーン(101)は、少なくとも2つのタブストランド(150、160、170)を備える少なくとも3個より多い隣接チェーンリンク(102)を備えるチェーン部分(130)にわたって連続的に、タブストランドが全体的に相互に同一のタブ(103)から連続的に構成されるように設計される。

Description

本発明は、概略として、少なくとも一方が他方に対して可動の2つの接続位置間において、例えば、ケーブル、ホースなどのラインをガイドするためのエネルギーガイドチェーンの分野に関する。エネルギーガイドチェーンは、通常は、可動の消費機器への供給ラインの動的な保護的案内のために作用する。
本発明は、特に、適度に柔軟でありかつ相互に対して折曲げ可能な少なくとも1つの弾性ジョイント要素によってサイドプレートが相互に接続されるエネルギーガイドチェーンに関する。
サイドプレートの方向に角度を有する関係において弾性変形可能なフレキシブルジョイントコネクタ又はジョイント要素を有するエネルギーガイドチェーンが、特許文献1に既に提案されており、それ以来、市場において成功してきた。このような上記一般種のエネルギーガイドチェーンの基本的な利点は、サイドプレート間の従来のジョイント/ピン接続の回避によって与えられる低レベルの動作時摩損、及びジョイント要素の弾性作用による高レベルの走行平滑性である。さらに、比較的短いチェーンピッチ分割の可能性の検討に際して、低減された多角形効果による転動動作において、低振動の変位も達成される。
したがって、上記一般種のエネルギーガイドチェーンは、特にクリーンルーム用途に適するが、その目的に限定して適しているわけではない。
同様のエネルギーガイドチェーンが特許文献2、特許文献3及び特許文献4にも既に提案されているが、これらはプレート上に形成されたジョイントコネクタによるものである。比較として、特許文献1による独立したジョイント要素を用いれば、プレート及びジョイント要素の双方に対して、より望ましいプラスチックの選択がそれぞれ可能となる。
通常、上述した公知の構造では、各プレート列は、少なくとも1つの弾性屈曲可能なジョイント要素によって相互に接続されて相互に対して折曲げ可能な連接サイドプレートを含む。プレート列は、少なくとも一部の相互に対向するサイドプレートにおける横断バーによって相互に接続され、平行となる関係で保持される。横断バー及びサイドプレートは、ガイドされるラインのための受容空間を外側に画定する。
公知のエネルギーガイドチェーンではさらに、サイドプレートが、一方では、サイドプレートの直線相対位置において-特に自己支持状上側ランにおいて-当接面を含み、他方では、サイドプレートの完全折曲げ相対位置において-エネルギーガイドチェーンの2本のランの間の方向転換アークにおいて-更なる当接面を含み、それら当接面は相互に支持し合うことが規定される。
その目的のため、少なくとも広く使用されている特許文献1による構造では、サイドプレートの横方向に突出する突出部が隣接サイドプレートの対応する凹設ポケットに係合し、突出部及びポケットは動作可能に当接する関係において協働可能となることが規定される。それは、直線相対位置において、突出部の少なくとも第1の当接面がポケットの第1の相手方当接面と協働することで成り立つ。完全折曲げ相対位置では、突出部の少なくとも第2の当接面がポケットの対応する第2の相手方当接面と協働する。
特許文献1の設計構成は、非常に良好であることが証明されている。一方で、不利な点は、製造公差によってもたらされる状況によっては、特に上側ランにおいて可能な限り直線となるエネルギーガイドチェーンの構成を実現することが困難となり得ることである。これは、エネルギーガイドチェーンの長手中心平面(変位の平面)に関して相互に対して鏡像対称構成のものとなる2本の相互に対向するプレート列において、2枚の異なるサイドプレートが使用されなければならいことに起因する。したがって、これは、両プレート列において同じ又は同一のサイドプレートを伴うものではなく、別個に生産される部品、特に、2つの鏡像射出成形型において生産されるサイドプレートを伴う。しかし、これはわずかな寸法差をもたらし得るものであり、それにより、両列における不均等なチェーン分割及び/又は若干異なる当接幾何形状がもたらされてしまう。
この問題を解決するために、特許文献5は、エネルギーガイドチェーンのサイドプレートが、それ自体で、少なくともそれらの当接動作面に対して対称構成のものであるという更なる展開を提案した。この点では、特許文献5は、各プレート列における2枚の異なる種類のサイドプレートの使用を提案しているが、両プレート列において、第1のタイプ及び第2のタイプのサイドプレートはそれらの対称性のためにそれぞれ同様に使用される。それにより、2本のプレート列の幾何形状又は長さの公差によってもたらされる差は確実に排除可能となり、これにより、2本のランは常に直線で延在することになる。
国際公開第02/086349号 欧州特許出願公開第1351362号明細書 独国特許出願公開第102006011229号明細書 米国特許第7204075号明細書 国際公開第2012/131033号
国際公開第2012/131033号のエネルギーガイドチェーンは、請求項1の分類部分に記載した特徴を有しており、最も関連する現行技術としてみなされる。実際に、国際公開第2012/131033号による設計は、その横方向安定性に関して向上可能であることが分かっている。
したがって、本発明の第1の課題は、特に、請求項1の分類部分による又は国際公開第2012/131033号による、弾性フレキシブルジョイント要素を有する上記一般種のエネルギーガイドチェーンをさらに展開し、それにより、チェーンランが可能な限り直線で延在することを規定可能とするとともに、高いレベルの横方向安定性を実現することも可能とすることである。第1の態様によると、この第1の課題は、請求項1の特徴構成及び請求項16に係るサイドプレートによって達成される。
本発明の第2の独立した課題は、サイドプレートの設計構成とは無関係に、上記一般種のエネルギーガイドチェーンのためのフレキシブルジョイントコネクタ又はジョイント要素における展開を提案することを伴う。この課題は請求項20に係るジョイントコネクタによって第2の独立した態様によって達成され、これは現行技術による公知のエネルギーガイドチェーンにおいても有利に使用可能である。
第1の態様
第1の上記課題は、各サイドプレートが、特にそれぞれの隣接サイドプレートと当接動作関係において協働可能な2つの突出部及び2つのポケットの双方を有する点で、最も簡素な実施形態において、それ自体が機能的に対称なサイドプレート、すなわち、少なくともそれらの当接動作面を有する対称構成のサイドプレートを有する上記一般種のエネルギーガイドチェーンにおいて既に達成されている。この場合、同じサイドプレートの2つの突出部及び2つのポケットは、特にそれぞれのサイドプレートにおいて対称に配置される。対称配置は、特に、サイドプレートの高さ方向平面、特に高さ方向中心平面に対して鏡像対称なものであり、又はサイドプレートの高さ方向軸、特に高さ方向中心軸に対して回転対称である。このように、それぞれの1枚のかつ同一のサイドプレートにおける2つの突出部及び2つのポケットの適切な対称的付与とともに、それ自体で対称構成の機能的に必須の当接面を備える組合せが提案される。ポケットは、凹部の形態であればよく、又は凹部ということができる。
横方向安定性の大幅な向上は、例えば国際公開第02/086349号により公知であるような、別個に製造されてチェーンの長手中心平面に対して鏡像構成となるプレートを両サイドプレート列において使用することを要することなく、その驚くほど簡素な対策によって実現可能である。国際公開第2012/131033号の対称性により既に公知の有利な効果が、追加的に実現される。向上した横方向安定性に加えて、ジョイントコネクタの破損又は離脱によってプレート列からプレートが直ちに係合解除されることにはなり得ないので、動作信頼性も高まる。半連続的なチェーン構成又は2種のプレートを有するものを用いることで、プレート列の横方向安定性及び/又は捻れ強度が主にジョイント要素によってそれ自体で確保される必要もなくなる。
突出部は、直線相対位置では少なくとも突出部の第1の当接面によってポケットの第1の相手方当接面と協働し、かつ完全折曲げ位置では少なくとも突出部の第2の当接面によってポケットの第2の相手方当接面と協働するために、隣接サイドプレートの凹設当接動作ポケットに係合する。
したがって、本発明によると、各サイドプレートは、横方向に突出して特に第1及び第2の当接面と当接動作する突出部、並びに対応する第1及び第2の相手方当接面と当接動作関係にある対応するポケットの双方を有する。
好ましくは、少なくとも直線相対位置では、当接面及び/又は相手方当接面若しくは当接部が、往復動作において通常は交互に動作するチェーンの長手方向の引張力及び圧縮力の、少なくともほぼ遊びのない伝達に供するように協働する。このように、ジョイントコネクタ又はジョイント要素は、引張力及び/又は圧縮力の影響から実質的に解放可能となり、これは、とりわけチェーンの寿命に好影響を有し得る。
基本的に、少なくとも2つの交互の構成が、本発明の第1の態様によって可能となる。
特に好適な実施形態では、サイドプレートとしての両プレート列はそれぞれ異なる外側プレート及び内側プレートを有し、構造的に同一の外側プレートは相互に対向する両列において使用可能であり、構造的に同一の内側プレートは相互に対向する両列において使用可能である。この場合、外側プレート及び内側プレートは、チェーンの長手方向において交互となる。
その特に好適な実施形態では、内側プレート及び外側プレートの双方は、同一の内側プレート及び同一の外側プレートが両プレート列において使用可能となるように、長手方向に垂直に延在するそれぞれの高さ方向平面、特に高さ方向中心平面に関して、それぞれそれ自体で鏡像対称構成のものであり、高さ方向中心平面は、少なくともそれらの当接動作当接面とともに、チェーンの長手方向に垂直でかつサイドプレートに少なくとも略垂直に延在する。この場合、好ましくは、各内側プレートは2つの突出部及び2つのポケットを含み得るとともに、各外側プレートは2つの突出部及び2つのポケットを含み得る。
いわゆる外側プレート及び内側プレートの指定に関して、本発明では、それらは基本的に互換可能であり、この場合、どのプレートが、外側又は内側において、方向転換領域における外側面となる狭面を有して配置されるのかの考慮に基づくことが注記される。採用される指定は、専門用語を区別するだけのものであり、保護の観点においていかなる限定も伴うものではない。外側プレート及び内側プレートという用語は、ここでは、第1のタイプのプレート及び第2のタイプのプレートとそれぞれ互換可能である。
特に好ましくは、1枚のプレートの2つのプレート面又はプレート側面の一方は少なくとも2つのポケットを有し、同じプレートの2つのプレート面又はプレート側面の他方は少なくとも2つの突出部を有する。
好ましくは、少なくとも1枚のプレートは-好ましくは高さ方向平面に関して対称に-好ましくは横方向に突出する少なくとも2つの突出部を有する。特に、その少なくとも1枚のプレートは、好ましくは、少なくとも2つの突出部に対向する高さ方向領域において、好ましくは窪み、凹部などの形態の少なくとも2つのポケットを、必ずしもでないが中心に配置され得るジョイントコネクタを介して長手平面に対して有する。
好ましくは、隣接ポケットは、異なる高さ方向領域に突出部を有する。好ましくは、隣接プレートは、異なる高さ方向領域にポケットを有する。
好適な実施形態では、高さ方向における第1のポケット及び隣接ポケットでは、第1のプレートのプレート面又はプレート側面(例えば、外側)における突出部が、隣接プレートの他方のプレート面又はプレート側面(例えば、内側)におけるポケットと協働する。好ましくは、この場合、他方の高さ方向領域では、第1のプレートの他方のプレート面又はプレート側面(例えば、内側)におけるポケットと、隣接プレートの他方のプレート面又はプレート側面(例えば、外側)における突出部とが、協働する。
好ましくは、それらの突出部及びポケットを有する隣接プレートは、いわゆる交差又は交絡構成のものとなる。好ましくは、このように、2枚の隣接プレートは、全併進自由度の点で、すなわち、例えば、長手方向、高さ方向軸の方向及び横断バーの延在方向に関して-当接面間の遊びとは別に-ジョイントコネクタ又はジョイント要素なしに既に相互に保持されている。このように、横方向安定性の増加に加えて、動作信頼性及び場合によっては寿命が強化され得る。
好ましくは、2枚の隣接プレートは、それぞれ隣接するプレートに対してそれらのそれぞれの高さ方向軸周りの回転が阻止されるように、ジョイントコネクタ又はジョイント要素なしに既に相互に固定されている。
好ましくは、2枚の隣接プレートは、チェーンの長手方向に-好ましくは、プレートの高さ方向中心平面又は高さ方向平面に垂直に-延在する軸周りの相対回転がそれぞれ隣接するプレートに対して可能となるように、ただし、好ましくは厳密に一回転方向のみに反対方向の相対回転が阻止されるように、ジョイントコネクタ又はジョイント要素なしに相互に固定されている。これは、高レベルのチェーン強度とともに容易な組立てに供し得る。この場合、許容される回転方向が、同じ高さにおける隣接プレート列に配置されたプレートに関して逆方向である場合、チェーンの捻れ強度がさらに向上し得る。
代替の実施形態では、連続的に連なる構造的に同一のサイドプレートを両プレート列に設けることも可能である。そして、それらは、好ましくはその中心平面において、チェーンの長手方向に垂直にかつサイドプレートに少なくとも略平行に延在する高さ方向軸に関して、それら自身で、少なくともそれらの当接動作当接面に対して回転対称となる。この実施形態は、特に、回転対称なサイドプレートが、受容空間から離れる方向に突出する2つの突出部及び受容空間に向かって突出する2つの突出部、並びにさらに受容空間に向かって開口する2つの当接ポケット及び受容空間から離れる方向に開口する2つの当接ポケットを有することを規定し得る。
対応するサイドプレートは、さらに請求項16に独立して特許請求される。
本発明の好適な展開例が、従属する請求項3から4、請求項7から15及び請求項17から19にそれぞれ記載される。
第2の態様
さらに、第2の上記課題を達成するために、またそれ自体で本発明に必須の更なる態様とみなされるものとして、本発明は、請求項20の特徴を有するジョイント要素又はジョイントコネクタにも関する。
国際公開第02/086349号による公知の特徴に基づく請求項20の分類部分によるジョイントコネクタは、以下の点で本発明によって差別化される。固定用領域の断面が、対応する固定用受容手段において、角度のある位置決め又は適宜の曲げに対して回転不能な積極的ロック接続のために設計され、かつ/又は長手方向に向く少なくともその端部における固定用領域が、平坦化及び/若しくは湾曲された接触面を有する。この配置構成では、接触面は、特に、固定用領域の最大断面寸法の半分よりも大幅に大きな曲率半径、特に固定用領域の断面において外周半径よりも大きな曲率半径を有し得る。
回転不能な固定は摩損を回避し、これは特にクリーンルーム用途において有利であり、一般に寿命を延ばす。
平坦化され及び/又は比較的平坦に湾曲された接触面によって、ジョイント要素への力、特に圧縮力又は推力の、より良好な伝達が可能となり、それにより、接触面は、直線位置への遷移に対する、より強力な制動のために、すなわち、特に騒音をより大きく低減するために使用されてもよく、かつ/又は直線ランにおける事前負荷を促進若しくは実施することができる。両動作は、相互に対向して外向きに湾曲した2つの材料領域を有する屈曲可能中心ジョイント領域の分割構成と組み合わせると、特に有利であり、2つの材料領域は、その間に配置されて両側に開口する中空空間を有する。
分割中心ジョイント領域は、ジョイント要素又はジョイントコネクタが少なくとも時々反復して圧縮されるエネルギーガイドチェーンにおける使用のために、ジョイント要素又はジョイントコネクタの部品に対して特段の適性を与えることができる。圧縮は、対向して外向きに湾曲した2つの材料領域の間隔の増加によって受け入れ可能である。圧縮は、特に固定用領域又はそれに隣接する任意の遷移領域に対するトルクの作用なしに受け入れ可能である。
分割中心ジョイント領域は、例えば、エネルギーガイドチェーンの高さ方向平面に垂直な軸周りに、又はジョイント要素若しくはジョイントコネクタの長手方向に沿う軸周りに、ジョイント要素又はジョイントコネクタが捻れ負荷に永続的に耐久するのに特段の適性を与えることができる。
分割中心ジョイント領域に伴うジョイント要素又はジョイントコネクタの引張強度の低下は、特に、当接面及び/又は相手方当接面若しくは当接部が少なくとも直線相対位置においてチェーンの長手方向の引張力及びあるサイドプレートから直接次のサイドプレートへのその伝達の受け入れに供するように協働するエネルギーガイドチェーンでは、実質的に無害であることが分かっている。このように、ジョイント要素又はジョイントコネクタは、その動作において引張力から実質的に開放され得る。
ジョイントコネクタの場合、固定用領域の断面は、好ましくは略三葉形又は略三角形構成のものである。ジョイントコネクタの本体は、特に、各固定用領域と分割中心ジョイント領域の間のプレート状遷移領域を有し得る。
好ましくは、ジョイントコネクタは、プラスチック、特に曲げ弾性プラスチックから一体で構成される。
ジョイントコネクタの好適な展開例は、以上及び以下に記載されている。
第3の態様
本発明は、更なる独立した変形例において、請求項25の分類部分に係るエネルギーガイドチェーンに関する。本発明は、さらに、エネルギーガイドチェーンを形成するためのサイド部品及びエネルギーガイドチェーンを生産する方法に関する。
そのようなエネルギーガイドチェーンは、例えば、国際公開第2014/161763号又は国際公開第02/086349号により公知であり、多数の状況に使用される。この場合、エネルギーガイドチェーンは、例えば、交互の内側プレート及び外側プレートの形態のサイドプレートの列を有するが、例えば、射出成形工具などの種々の工具がその列の内側プレート及び外側プレートを形成するのに使用されなければならず、それによって製造コストが比較的高くなるという不利な点が問題となる。一方、2本のプレート列は、それぞれ1種類のプレートのみから組立て可能でもあり、したがって各列のプレートは同じ構造のプレートをそれぞれ備えるが、エネルギーガイドチェーンの中心においてプレートの2つの側面に平行に延在する2本のプレート列は鏡面に関して相互に鏡像関係で与えられる。ここで、例えば、射出成形工具などのかなり異なる工具が、プレートを製造するのに必要となる。
さらに、異なる工具を併用して2本のプレート列が生産される場合、常に発生する生産公差のために、その対称平面とは別に、その2本のプレート列は厳密に同じ寸法とはならないという更なる問題もあることが分かっている。したがって、これらの生産公差は複数のプレートを備えるプレート列部分にわたって累積するので、プレート列の長さは若干であっても有意に異なることになる。これは列の隣接プレート間のジョイント接続部におけるクリアランスによって補償され得るが、そのようなジョイントのクリアランスは、摩損の増加、エネルギーガイドチェーンの変位に対する走行特性の悪化などをもたらすので望ましくない。そのようなジョイントのクリアランスが回避されると、プレート列の長さのそれらのわずかな差は、エネルギーガイドチェーンの変位があると、それ自体で直線であるエネルギーガイドチェーンの変位動作に対するわずかな、一般的には横方向のずれをもたらすことになる。しかし、これは、チェーンの走行特性を悪化させ、チェーンリンク、特にジョイント接続部の摩滅及び摩耗の増加をもたらす。この問題は、それぞれのエネルギーガイドチェーンが例えばクリーンルーム条件下において又は高速変位において動作される場合に増大する。
したがって、本発明の更なる独立した第3の課題は、エネルギーガイドチェーンの変位動作において、特にその変位動作において回避されるべきチェーンの横方向のずれに関して、向上した走行特性を有し、より少ない摩耗しか伴わず、特に簡素な構造的構成のものであり、かつクリーンルーム条件での使用に好適に適した上記一般種のエネルギーガイドチェーンを提供することである。
この独立した第3の課題は、請求項25に係るエネルギーガイドチェーンによって、及び請求項39に係るサイドプレートによって達成される。有利な実施形態が、従属する請求項に記載される。
本発明のこの第3の更なる変形例によると、エネルギーガイドチェーンは、以下のような構成のものである。プレート列が、少なくとも3個より多い隣接チェーンリンクを含むとともにプレート列の少なくとも2本又は全てを含むチェーン部分にわたって連続的に延在し、プレート列は全体的に構造的に同一のプレートから連続的に構成され(以下「チェーン部分」ともいう)、それにより、それぞれのプレートはチェーン部分の種々の列の各々における任意の位置において選択的に配置可能となる。特にこの更なる変形例における本発明に係るチェーンは、優れた走行特性を有するとともに摩耗をさらに低減し、高速変位におけるクリーンルーム条件下での動作にも適し、製造が特に簡素かつ安価でもある。
この更なる変形例における本発明による、チェーン部分の複数の又は全てのプレート列の全体を通じて同一構造のプレートの使用によって、チェーン部分の全てのプレートは、それぞれの列における任意の位置においてエネルギーガイドチェーンの上記少なくとも2本又は全てのプレート列のうちの1本に選択的に嵌合可能である。さらに好ましくは、チェーン部分のプレートの全ては、1つの同じ形成工具、特に射出成形工具において製造可能である。これに関して、チェーンの一方の列又は他方の列におけるそれぞれのプレートの配置構成によって「選択的に使用可能である」との文言は、これがチェーンの構造、その寸法及び/又はその機能性に影響しないことを意味し、これはプレート列内のそれぞれの位置に関しても当てはまる。したがって、製造は、プレートに関して特に安価となる。プレートは、この場合、好ましくはプラスチック部品、特にプラスチック射出成形品であり、これは、その製造に対してプラスチック部品の収縮特性にも起因する特定の態様において本発明に係る有利な効果を享受する。
プレート列又はエネルギーガイドチェーン(以下、単に「チェーン」ともいう)をより容易に組み立てることができるという有利な効果もある。これは、この場合には、それぞれのプレートが、チェーンの一方のプレート列若しくは他方のプレート列に又はチェーン内の所与の位置に配置されるべきことを確保する必要がなくなるためである。これにより、部品の扱い及びプレートの保管も容易となる。これは、例えば、チェーンリンク又はチェーンの手動の又は自動化された組立て全体に当てはまり得る。
さらに、チェーンの走行特性がより均一なものとなることで、その変位動作に対するチェーンの横方向のずれを回避することも考慮して、チェーンの動作におけるジョイント接続部での摩耗が低減される。チェーンの「横方向のずれ」はそれ自体で、例えば直線でのチェーンの変位に対して、チェーンの端部が固定される可動接続点のチェーン巻込み手段にわずかな横断方向の力が作用することによって顕著となる。これらの横断方向の力は、理論的な理想チェーンでは発生することはない。一方、横方向の変位は、チェーンの変位において、変位の経路の目標位置から逸れるという結果をもたらし得る。それは、この更なる変形例において本発明に係るチェーン部分の全てのプレートが同じ構造のものであることによって回避され、それにより、チェーン部分に異なるプレートを用いる場合により大きく発生することになる生産及び/又は嵌合公差が最小化され、目標長さからのプレートの各種列の長さの偏差も小さくなる。さらに、直線変位動作の場合、わずかな横断方向の力、したがって変位の方向に対して横断する力も、チェーンの中心領域に配置されるチェーンリンクに作用する。
特にこの更なる変形例における本発明に係る有利な効果は、横断バーに対するプレートの固定手段、プレートの当接部及び/又はジョイント接続部、特にジョイント要素もプレート上で一体に形成される場合にある程度与えられる。好ましくは、横断バーに対するプレートの固定手段及びプレートの当接部は、プレート上で一体に形成される。このように、種々のチェーンリンクが特に高いレベルの寸法精度を享受し、それは、プレート及び横断バー又はジョイント接続部などの種々の部品の接続、並びに例えば当接部などのその協働についての寸法及び嵌合精度にも関係し、プレートとチェーンリンクの間の相互に対する寸法精度の関係も伴う。これは、チェーン部分の種々のチェーンリンクの特に均一な安定性及び構成ももたらし、それにより、特にこの更なる変形例における本発明に係る有利な効果をある程度与える。
好ましくは、それぞれの当接部及び上記は、特に好ましくはそれぞれのプレートの全ての当接部に当てはまり、それぞれのプレート上に、好ましくはその延長部に形成領域を有し、形成領域とは逆の当接部の自由端はそれぞれのプレートの他の領域によって覆われない。その自由端は、プレートに恒久的に固定されるので、プレート上に一体に形成された他のプレート領域についても当てはまるように、プレートからはその破壊によってのみ除去可能である。好ましくは、上記のように当接部の自由端が覆われていないということは、適所に解放可能に又は可変にプレート上に設けられる他の領域にも当てはまる。それにより、好ましくはその上に一体に形成された当接部を有する構造的に同一のプレートは、容易に組み立てられてプレート列を構成することができる。
チェーンは、上側ラン及び下側ランなどの少なくとも2本のラン並びに2本のそれぞれのランの間の方向転換領域を構成するように好ましくは配置され、又は一般的に配置可能である。チェーンの端部領域は、好ましくは、相互に対して可動な2つの接続位置とともに変位可能であり、それにより、それぞれの接続位置に接続され又は接続可能な少なくとも2本のランを構成する。チェーンは、好ましくは、直線で、すなわち、変位の直線経路に沿って変位可能である。
この更なる変形例における本発明に係る構造的に同一のプレートによる上記公差の低減は、チェーンリンクの種々の部品を相互に接続する、例えば、プレートと横断バーとを接続し若しくはプレートとジョイント要素とを接続する場合、例えば隣接リンクの協働する当接部に関して隣接プレートをチェーンの変位動作において相互に対して移動させる場合、又は例えばプレート方向において中心プレート領域から突出する例えばプレート延長部など、隣接プレートのプレート部分が変位動作において相互を通過してガイドされる場合にも与えられる。特にこの更なる変形例における本発明の背景において、横断バーに対するプレートの固定用領域における種々の公差、隣接当接部の協働、及びジョイント接続部の構成は、チェーンの変位動作に対して、相互作用及び協働して、走行特性、特に変位に対するずれ、摩損及び結果としてのチェーンの寿命に関して最適なチェーンを提供することができることが分かっている。
したがって、相互に構造的に同一のプレートで連続的に構成される、この更なる変形例に係る複数の隣接チェーンリンクを有するチェーン部分は、そのような構造的に同一のプレートによって連続的に、5個以上、好ましくは10個以上又は50個以上のプレート又はチェーンリンクにわたって、チェーンの長手方向に連続して、特に好ましくはエネルギーガイドチェーンのそれぞれのプレート列の全長にわたって存在し得る。
相互に構造的に同一のプレートを備える上記チェーン部分は、エネルギーガイドチェーンのプレート列の少なくとも2本以上又は全てを含む。上記チェーン部分では、プレート列は、チェーンの長手方向に、好ましくは相互に並置された関係及び/又は相互に平行な関係で延在する。好ましくは、チェーン部分の複数の又は全てのプレート列は、少なくとも1本以上の横断バーによって相互に接続され、これは好ましくは相互に並置対合関係でそれぞれ配置されたチェーンにも当てはまる。隣接プレート列において相互に対向配置された、チェーン部分におけるプレートは、少なくとも1本、好ましくは2本又は任意選択的に3本以上の横断バーによって解放可能に相互に接続され又は接続可能であり、それは好ましくはチェーン部分の全てのプレートに当てはまる。少なくとも1本、好ましくは少なくとも2本の横断バーによって相互に接続され、隣接する又は異なるプレート列に配置されたプレートは、それぞれチェーンリンクを構成する。上記チェーン部分は、好ましくは、チェーン又はチェーンの全てのチェーンリンクの長手方向において連続して5個以上又は特に好ましくは10個以上若しくは50個以上のチェーンリンクを含む。したがって、好ましくは、チェーン部分の各チェーンリンクは、その2つの端部において、好ましくはプレートに対して解放可能に接続された少なくとも1本の横断バーを有し、それらのプレートはチェーン部分の一部となる。
それぞれのプレート列、すなわちチェーンのチェーンリンクの列には、一般に、その2つの端部領域において、プレート又はリンクの形態となり得る端部固定用部品が設けられる。これらの端部固定用部品は、プレート又はリンクのそれぞれの列を接続点に固定するための固定手段を有していてもよく、接続点の少なくとも一方又は両方は可動であり、2つの接続点の一方が固定であることが多い。これらの端部固定用部品又は端部部材はまた、チェーンにガイドされるラインの歪軽減固定のための歪軽減手段を有していてもよい。これらのプレート又はチェーンリンクの列の端部固定用部品又は端部リンクは、構造的に同一のプレートを有する上記チェーン部分の一部ではないことが分かるはずである。ただし、これらの端部固定用部品又は端部リンクは、特にこの更なる変形例における本発明に係るエネルギーガイドチェーンの一部となり得る。したがって、構造的に同一のプレートを有する本発明に係るチェーン部分は、チェーンの相互に対向する端部に配置されたチェーンの端部リンク又は端部固定用部品の間の全体に延在し得る。
この更なる変形例に係る本発明によると、チェーン列が相互に構造的に同一のプレートから「全体的に」構成されるとは、チェーン部分が含む少なくとも2本以上のプレート列の全て、好ましくは、チェーン部分に沿って延在するチェーンのプレート列の全てが構造的に同一のプレートから構築されることを意味する。
この更なる変形例に係る本発明によると、プレート列が相互に構造的に同一のプレートから「連続的に」構成されるという点は、上記チェーン部分の一部であるそれぞれのプレート列の部分に関して、プレート列の長手方向に連続して存在するプレートの全ては相互に同一の構造的構成のものであることを意味する。
好ましくは、プレートの両対向狭面におけるプレートは横断バーを解放可能に固定するための固定手段(「固定手段」という)を有し、単数又は複数の横断バーに対するそれぞれのプレートの固定手段は、好ましくは、その両狭面において構造的に同一の構成のものであり、好ましくはそれぞれプレート上で一体に形成される。それによって、及びチェーンの向上した走行特性など、本発明に係る上記有利な効果を与える横断バー固定手段を有する本発明のこの更なる変形例に係る一体かつ構造的に同一のプレートによって、チェーンリンクの組立てが簡素化される。それにより、プレートは、好ましくはチェーンの種々の列における嵌合に選択的に適するように設計される。プレートの固定手段は、好ましくはその2つの側面間のそれぞれのプレートの断面領域に配置される。プレートの側面から横方向に突出する固定手段又はそこから横方向に突出する他の領域は、回避され、又は好ましくは存在しない。これにより、プレート列において構造的に同一のプレートを使用することが容易となる。さらに、プレートの包絡体積が減少するので、その保管が容易化される。
好ましくは、少なくとも1本の横断バーのためのプレート固定手段は、プレート狭面の領域又は少なくとも一方若しくは両方に配置され、横断バーが、内側プレート面から又は外側プレート面から選択的に突出するプレートに固定可能となるような構成のものである。このように、構造的に同一のプレートは、プレート列の1本において選択的にチェーン部分に配置可能となる。2本のプレート列が1本のプレート列に隣接して配置される場合には、中心列のプレートは、隣接プレート列の一方にそれぞれ構造的に同一の横断バーと選択的に接続可能となる。
好ましくは、横断バーに対するプレートの固定手段は、プレートの中心平面にある。これは、本発明のこの更なる変形例に係る構造的に同一のプレートを用いることによってチェーン部分のプレート列を構築する工程を実質的に簡素化し、それにより、これに関して、それぞれの列におけるプレートの配向に注意を払う必要はない。またさらに、このように、例えばチェーンの変位動作において横断バーに力が作用し、それによってガイドされるラインは横断バーを支持することになり、対応する力が横断バーからプレートの中心平面に伝達され、それにより、プレート間のジョイント接続部にも、より均一に応力が付与される。それにより、チェーンの動作の平滑性が向上しかつ/又はジョイント接続部の摩耗若しくは材料疲労が軽減される。プレートの中心平面は、好ましくは、プレートの2つの側面に平行に延在し、好ましくは、それに対してそれぞれ同じ間隔となる。代替的又は追加的に、プレート中心平面は、それぞれのプレートの肉厚領域に配置されてその領域からプレートの長手方向に突出する延長部、及び/又は隣接プレートと協働して相互に対してそのヒンジ動作を境界付けるためにプレート上に設けられた当接部が、プレート中心平面に対して同じ横方向間隔で配置され、かつ/又は特に好ましくはその平面に隣接するように、配置され得る。
好ましくは、横断バーは、横断バーに対するプレートの固定手段は特に簡素な態様でプレートに恒久的に固定可能となるように、特に、それらがそこに一体に形成可能となるように、係止及び/又は締付け接続の手段によってプレートに固定され、それにより、プレートは容易に製造可能となり、チェーンリンクは容易に組立て可能となる。横断バーのためのプレート固定用領域及び2つの横断バー端部領域は、それに対応する締付け及び/又は係止手段を有する。締付け及び/又は係止手段は、好ましくは、対応する締付け及び/又は係止手段を有する横断バー端部領域に対する受容溝及び/又は締付け受容手段に配置され、プレートの受容溝及び/又は締付け受容手段は、好ましくは、その一方又は両方の狭面に配置される。
プレートへの接続のための横断バーの端部領域における2つの固定用領域は、好ましくは構造的に同一の構成のものであり、好ましくは横断バー上に一体に形成され、それにより、横断バーをプレートに対して固定するためのネジなどの別個の固定手段は不要となるが、場合によっては提供されてもよい。そのような別個の固定手段はまた、横断バーの組立て及び分解をより困難とし、その動作において欠落することもある。横断バーの両端部領域は、プレートに解放可能に固定され得る。それぞれのプレートに固定されている状態において、横断バーは好ましくはプレートに関して旋回可能ではなく、これにより、チェーンリンクの安定性が増加し、横断バーを緩め又は開放する場合の摩損が低減する。これは、特に狭プレート、すなわち、チェーンの長手方向のその短手長に当てはまり、プレート上の横断バーの固定用領域に必要とされる空間の量を低減するが、より狭い方向転換領域、すなわち、より小さな曲率半径を可能する。これは、使用の多くの状況に対して重要なものとなる。ただし、任意選択的に、そのような旋回可能性が与えられてもよい。一般に、中間部分は、場合によっては、横断バー固定用領域とプレート固定用領域の間に配置されて、例えば、その間の締付け接続の生成を容易としてもよい。ただし、中間部分は、好ましくは、横断バーが分解されても横断バー上に適切に残るような構成のものであり、したがってこの場合、別個の部品としては含まれず、又はそのように取り扱われる必要はない。
好ましくは、プレートは、プレートのそれぞれの列の長手方向に配置された2つのプレート端部領域において、プレート列の長手方向に隣接するそれぞれのプレートにヒンジ接続され又はヒンジ接続可能となるように、それぞれ、少なくとも1つ又は厳密に1つのジョイント接続部を有する。プレートのそれぞれのジョイント接続部は、別個のジョイント要素に対する受容手段として作用し得る。受容手段は、好ましくは、ジョイント要素が強制ロック及び/若しくは積極的ロック関係並びに/又は材料結合関係で受容手段に配置されるとともにそこに拘束されるような構成のものである。ジョイント要素は、好ましくは、引張力をチェーンの長手方向に伝達するように受容手段に配置され、又は一般にプレートに保持されて引張力を伝達する。ジョイント要素は、ジョイント要素がプレート列に配置される場合、プレート列の長手方向に相互から離間された少なくとも2つの接続領域を有し得る。ジョイント要素のそれぞれの接続領域は、プレート列の長手方向に隣接する2枚のプレートの一方に結合されてジョイント接続部を構成する。それぞれのジョイント要素はまた、例えば、接着剤によってプレートに恒久的に固定され、好ましくは、例えば、射出成形法又は2部品射出成形法においてプレート上に一体に形成可能であり、それにより特定の態様において本発明に係る有利な効果を与える。一般に、本発明によると、ジョイント要素の材料は、プレートの材料とは異なり、又はプレートの肉厚領域が異なる。したがって、少なくとも1つのジョイント要素はチェーンの長手方向に関してプレートの端部領域に配置可能であり、隣接プレートのジョイント要素に対する少なくとも1つの受容手段はチェーンの長手方向に関して他方のプレート端部領域に設けられ得る。なお、任意選択的に、ジョイント要素、及びジョイント要素に結合してそれぞれの隣接プレートを受容するためのジョイント受容手段が、プレート端部領域に設けられてもよい。チェーンの長手方向に関してプレートの端部領域に、少なくとも1以上のジョイント要素のみを設けることが可能であり、一方、プレートの長手方向における他方のプレート端部領域に、隣接プレートの単数又は複数のジョイント要素のための少なくとも1以上の受容手段のみ配置することが可能である。任意選択的に、ジョイント要素は、隣接プレートを接続するために、端部領域に配置されたプレートのジョイント要素又はそれぞれのプレートのジョイント要素が隣接プレートのジョイント要素又はそれぞれのプレートの対向端部領域におけるジョイント要素にヒンジ接続可能となり、好ましくは引張力をチェーンの長手方向に伝達するように接続可能ともなるように、プレートの両端部領域に設けられてもよい。それぞれの隣接プレートは、好ましくはジョイント接続部によってのみ、場合によっては複数のジョイント接続部によっても、相互にヒンジ接続される。ジョイント要素に対するプレートのそれぞれの受容手段は、好ましくはプレートの本体に恒久的に固定され、そこに一体に形成され、かつ/又はプレートの本体の材料から加工されて、プレートの本体への一体接続を与える。これにより、本発明に係る有利な効果が、特定の態様において、特にチェーンの変位に対する走行平滑性及び摩損に関しても与えられる。
ジョイント接続部の本発明に係る構成は、特に本発明のこの更なる変形例に係る、横断バー及び/又はプレート当接部に対するプレート固定手段の本発明に係る構成との組合せにおいて特に有利である。それらの全体的構成において横断バー固定手段の構造的に同一の構成によって、隣接チェーン部材は、特に、チェーンの長手方向のプレートの長さに関しても、及びプレート高さに関する横断バー固定手段の間隔に関しても、特に小さな製造公差及び嵌合公差しか伴わない。プレート高さは、チェーンの長手方向に垂直な2つのプレート狭面の間隔を表す。チェーンリンクの特に正確な設計構成によって、エネルギーガイドチェーンの変位動作時にジョイント接続部には機械的に高負荷はほとんど掛からず、これにより、ジョイント要素では負荷及び疲労現象が低減することになる。
好ましくは、プレート並びにジョイント接続部及び/又はジョイント要素は、ジョイント接続部及び/又はジョイント要素がチェーンの変位動作において変形、好ましくは曲げ及び/若しくは捻れ変形並びに/又は長さの伸張などの変形を経験するような構成のものである。曲げ変形は、プレートのジョイント動作においてプレート間の力伝達によって好適なものとなる。ジョイント要素はまた、ジョイント動作時に少なくとも実質的に長さの伸張を経験しない場合もある。その場合のジョイント要素は、弾性的に屈曲可能であり、又は任意選択的に可塑的に屈曲可能であり若しくは曲げ剛性がある。ジョイント動作によるジョイント要素の弾性変形に対して、それはプレートの初期位置に向かう方向の戻り力を発揮し得る。それにより、チェーンは、クリーンルーム条件に特に適する。摩滅の増加をもたらすホール-ピン接続は、このようにして回避される。
好ましくは、プレートのジョイント接続部は、プレートの端部に配置される。このように、プレートは、異なる列のプレートに選択的に特に容易に嵌合され得る。この場合、プレートの端部はまた、少なくとも1以上の延長部がプレートの長手方向に突出するプレートの肉厚又は中心領域の端部を表す。端部ジョイント接続部の各々は、隣接プレートのジョイント要素に対する受容手段又はジョイント要素を有し得る。ジョイント要素は、プレート又はその肉厚若しくは中心領域の幅のものであってもよいし、例えばプレート幅の半分以下などのより小さな幅のものであってもよく、それにより、構造的に同一のプレートが相互に組み立てられる前に本発明のこの更なる変形例に係る2枚のプレートの一方にそれぞれ固定可能な2つのジョイント要素を隣接プレート間のジョイント接続部に設けることが可能となる。
プレートのジョイント接続部は、場合によっては、プレート列における隣接プレートに関して相互に横方向に重なるプレートの延長部上に設けられてもよく、それぞれのプレートの肉厚又は中心領域において配置されてもよい。その目的のため、例示として、例えばそれぞれのプレートから横断バーの長手方向に突出する少なくとも1つ又は複数の横方向に突出するジョイント要素をそれぞれのプレート延長部に設けることができる。隣接受容手段の重なるジョイント領域は、そのジョイント要素に対する対応する受容手段を有し得る。ジョイント接続部を構成するように相互に接続され又は接続可能なジョイント要素を両プレート延長部に設けることも可能である。ジョイント接続部を構成するために隣接プレートの横方向に重なる延長部のジョイント要素に対する受容手段をプレート延長部のジョイント要素に隣接して設けることも可能である。ジョイント要素は、本発明のこの更なる変形例に係るプレートが下記のように回転対称ともなり得るように、隣接プレートの延長部の受容手段に係合することを可能とするために、好ましくは変形可能又は弾性変形可能であり、場合によっては好ましくは弾性的に長さ可変である。そのようなジョイント接続部は、例えば、これに限定されることなく、トーションジョイントの態様で作用し得る。ジョイント要素は、それぞれプレートに恒久的に固定されてもよいし、好ましくはプレート上に一体に形成されてもよい。
この更なる変形例に係る本発明に係る構造的に同一のプレートの配置構成により、隣接プレートの当接部と協働するためのプレートの当接部も同一構造のものであり、プレートは当接部の構成及び配置構成に関して同一の構造のものとなる。このように、上記チェーン部分における当接部を有する本発明のこの更なる変形例に係るそれぞれのプレートは、少なくとも2本のプレート列の一方において選択的に配置可能である。この更なる変形例に係る異なる列のプレートの当接部の構造的に同一の構成によって、プレートの生産公差が低減され、これにより、チェーンリンク及びそのジョイント領域に対して走行平滑性が増加するとともに材料疲労が低下することになり、この場合、プレートは構造的に簡素な構成のものともなる。これはまた、ジョイント接続部との当接部の相互作用及び/又はプレートに対する横断バーの固定に関して特段の有利な効果を有する。隣接プレートの当接部が相互に衝突してジョイント動作を制限すると、プレート及びチェーンリンクの全体に力がかかり、それらの力は横断バーに対するプレートのジョイント接続部及び固定用領域にも作用する。したがって、隣接プレートの当接部が相互に衝突すると、一方では反発力が生じ、他方では、当接部が正確な構成のものではなく及び/又はそれぞれのバー上で正確に位置決めされていない場合に、当接部とともに設けられた2枚のプレートに関して特定のずれを伴い得る。これは、横断バーに対するプレートのジョイント接続部及び/又は固定手段に対する負荷及び材料疲労を増加させてしまい、チェーンの滑らかな走行を阻害してしまう。少なくとも2本のプレート列の一方に結果として選択的に配置される、この更なる変形例に係るプレート上の当接部の構造的に同一の構成は、そのような不利益を、特に誤差許容度の向上によって最小化する。
好ましくは、当接部は、ジョイント動作を制限する際に、例えば、旋回動作を制限する際に、好ましくは直接に相互に合致する。
プレートの当接部の各々は、それぞれのプレートの肉厚部の領域に若しくはその中に、及び/又はプレート若しくはチェーンの方向にプレートの肉厚若しくは中心領域とは逆方向に延在するプレート延長部上に、少なくとも部分的に配置可能である。第1のプレート上の当接部は、この場合、それぞれ隣接するプレートの延長部における凹部に係合し得る。この凹部を、好ましくはポケット又は当接ポケットということもある。
好ましくは、プレート側面は、相互に平行な関係で配向される。この目的のため、好ましくは、代替的に又は追加的に、内側プレート側面及び外側プレート側面は平坦とされ、特に好ましくは滑らかであり、すなわち、突出領域を有さないが、これは凹部が側面に設けられ得ることを含む。この目的のため、好ましくは、代替的に又は追加的に、少なくとも1本又は全ての横断バーのためのプレートの固定手段、旋回可能に接続する隣接プレートのためのジョイント接続部、及び隣接プレートのジョイント動作を境界付ける当接部が、全体としてプレート側面間に配置され、したがって、そこから単数又は複数のラインのための受容空間内には突出しない。好ましくは、上記特徴は、全て相互に組み合わせて実施される。平坦で滑らかな側面によって、一方では、ラインは、それらが側面に接触する場合にチェーンの変位動作において特に慎重に取り扱われ、それにより、寿命が延び、摩損が低減する。このように、プレート列は、少なくとも実質的にその長さにわたって連続的に平坦な内面又は外面を有する。他方では、プレート形状部品の形態のプレートが容易に、かつ所与の枚数のプレートがそれぞれの側面を相互に支持し合う状態で、低い積層高さで積層可能となる。積層体積の低減は、一般にはプレートの保管のための空間量、特に、例えば、ロボット又は機械を用いた自動化されたチェーン組立ての際にプレートがチェーンの組立てのために保管されるマガジンにおける空間量も減少させる。結果として、プレートはストレージスタック又はマガジンから特に容易に分離可能でもあり、それにより、確実かつ迅速なチェーンの組立てが促進される。
好ましくは、上記チェーン部分又はエネルギーガイドチェーンのチェーンリンクは全て、プレート、横断バー及び場合によっては独立したジョイント要素のみによって構成されるので、上記部品のための全ての固定手段は好ましくはそれぞれ対応する部品上に一体に形成され、好ましくは更なる固定手段はない。特に好ましくは、ジョイント要素は、プレートに恒久的に接続され、又はそこに一体に形成される。上述したように、中間部分が、任意選択的に、横断バー固定用領域と横断バーのためのプレート固定用領域との間に配置されてもよいし、そのような中間部分は存在しなくてもよい。これにより、個々の部品からのチェーンの構築が大幅に簡素化され、部品間のいずれの製造及び/又は嵌合公差も減少し、これにより、その変位動作におけるチェーンの走行特性が向上し、材料疲労が減少する。
好ましくは、プレートは、その長手範囲に関してそれぞれのプレートの中心領域が、プレートの幅を決定し又は実質的に決定する肉厚領域の形態となるような構成のものである。したがって、肉厚領域は、その長手範囲、すなわち、プレート列の長手方向のその寸法に関して、プレートのそれぞれの中心領域を表す。好ましくは、そのプレートの肉厚領域には、ここでは特に安定した性質のものとなり得るプレートに対して1本以上の横断バーを固定するためのプレートに対する固定手段が設けられる。好ましくは、プレートの長手方向に延在する延長部が、プレートの肉厚領域から延在し、少なくとも実質的にプレート形状構成のものとなり得る。プレート中心平面とは逆を向くそれぞれの延長部の側面は、それぞれのプレートの側面の各部分となり得る。この場合、肉厚領域は、延長部よりも大きな厚さ又は材料寸法のものとなる。ジョイント接続部は、好ましくは、プレートの高さに関して、すなわち、2つの相互に対向する狭面の間隔に対して、好ましくはプレートの中心高さ方向領域に配置されるプレートの両狭面から離間される。ただし、任意選択的に、ジョイント接続部は、プレートの狭面の一方の領域に配置されてもよい。延長部は、ジョイント接続部の「上部」の一方のプレート延長部及び「下部」の他方のプレート延長部のプレートのそれぞれ画定された位置に対して、それぞれのジョイント接続部の両側にそれぞれのプレート端部領域において配置され得る。ジョイント領域の上部に配置された延長部に関して、2つのプレート端部領域に対するプレートの所与の位置において、その一方がプレート内側又は内側プレート側面に配置され、他方がプレート外側又は外側プレート側面に配置され得る。これはプレート端部領域の上部に配置されたプレート延長部にも対応して当てはまることになり、その場合、隣接プレートがそれらの延長部といわゆる交絡されるように、一方の端部領域において、一方の延長部が内側又は第1のプレート側面に配置され、他方の延長部が外側又は第2のプレート側面に配置される。あるいは、2つのプレート端部領域におけるプレート延長部は、少なくとも実質的にプレートの合計高さにわたってそれぞれ延在してもよく、一方のプレート端部領域ではプレート延長部が内側プレート側面に配置される一方で反対のプレート端部領域ではプレート延長部が外側プレート側面に配置されてもよく、それにより、これはいわゆるクランクプレートを与える。プレートが相互に対してクランク又は交絡された状態で2枚の隣接プレートの2つの相互に対向するプレート端部領域における延長部は、プレートがプレート列に配置される場合に横方向に相互にわたって係合する。隣接プレートに対してジョイント動作を境界付けるためのプレート上の当接部は、好ましくは、少なくとも部分的に又は完全に上記プレート延長部に配置され、好ましくは、プレート延長部から横方向に突出するプレートの突出部は隣接プレートの延長部における凹部に係合する。用語「突出する」は、一般に「突き出る」の意味で使用される。相互に交絡されたプレートにより、プレート列はプレート列に横断する力に関して特に高い安定性を有し、したがってチェーンは良好な走行特性を有する。この種のクランク又は交絡されたプレートは、チェーン部分のプレートの異なる列を構築するため又はそのプレートの対応する列を構成するための構造的に同一のプレートとして本発明のこの更なる変形例に特に適する。
好ましくは、チェーン部分の本発明のこの更なる変形例における構造的に同一のプレートは、プレートの隣接列において相互に対向関係にあるプレートが並進変位によって相互に同じ像を有し得るような構成のものである。これは、プレートの隣接列において隣接して配置されたプレートは並進変位によってのみ相互に異なり、それ以外では隣接プレートに対するプレート列において同じ配向又は方向を伴い、チェーン部分のそれぞれのプレート又は構造的に同一のプレートはこの目的のために適した構成のものであることを意味する。これは、チェーン部分の全てのプレートに当てはまり得る。結果として、構造的に同一のプレートを用いることによって、この更なる変形例におけるチェーン部分は特に容易に構築可能となり、プレート列は特に容易に組立て可能となる。更なる変形例における相互に並置されたプレート列は、結果として、同一の構造的構成のものとなり、チェーンにおける同じ配向を伴う。これは、本発明による有利な効果を更なる変形例において特に顕著な態様で与える。
好ましくは、チェーン部分の更なる変形例における構造的に同一のプレートは、プレートがそれ自体で回転対称となるような、より具体的には、それぞれのプレートが軸周りに-好ましくは180度を通じた-回転によって、それ自体と同じ像を有し得るような構成のものであり、その軸はプレートの長手方向に垂直にかつプレート側面に少なくとも略平行に延在するとともに好ましくはプレートの中心平面内に延在する。隣接プレート列における相互に対向するプレートは、この場合、ある列のプレートから開始して、隣接列の対向プレートが回転軸周りに180度を通じて回転して配置されるように配置され得る。一方、プレート列がプレートから組み立てられる際に回転平面に関してその配向に目を向ける必要がないため、プレート列はこのように特に容易に構築可能となる。さらに、隣接プレート列も、ここでもそれぞれのプレートの回転配向に注意を払う必要がないので、特に容易に構築可能である。これにより、チェーン全体の構築は、特にそれが2本より多いプレート列を含む場合であっても、大幅に簡素化される。
プレートが並進変位によって相互に同じ像を有し得る及び/又は回転対称構成のものとなるプレートの構成は、いずれも特に、少なくとも1本以上の横断バーに対するプレートの固定手段の構成、隣接プレートの相互に対する旋回可能な接続のためのジョイント接続部、及び隣接プレートのジョイント動作を境界付けるためのプレートの当接部にも関する。これにより、本発明の有利な効果が、特定の態様で与えられる。任意選択的に、プレートの他の構造的特徴、例えば、プレートの機能性を損なわないプレートの制動要素又は領域の配置構成などが、上記のプレートの並進的合致及び/又は回転対称性とは別に配置されてもよい。好ましくは、プレートの並進的合致能力及び/又は回転対称性は、一方ではその全体においてそれぞれのプレートに関係し、それにより、更なる変形例によると、例えば、チェーン部分の全てのプレートが同じ例えば射出成形工具などの形成工具において生産可能となり又は生産される。
好ましくは、プレートは、その列の隣接プレートの相互への当接に対する当接制動のために適合された制動要素を有する。この場合、それぞれのプレートの単数又は複数の制動要素が、例えば、弾性変形可能な領域を有し得る。制動要素は、例えば発泡体の態様など、例えば圧縮可能であってもよいし、これに限定されることなく、例えば、スプリングタング(spring tongue)の態様など、変形可能であってもよい。プレート上の制動要素は、好ましくは、本発明により、それぞれのプレートがチェーンの異なるプレート列の1本において選択的に使用可能となるような構成及び配置構成である。
請求項34から38は、本発明に係るエネルギーガイドチェーンの更なる変形例における特に有利な実施形態を記載する。この場合、チェーンは、チェーンの長手方向に延在するとともに横方向に相互に離間関係となる少なくとも3本以上のプレート列を有する。全体として連続的に構造的に同一のプレートを有するチェーン部分は、プレートの隣接列の少なくとも3本又は全てにわたって延在する。したがって、3本以上のプレート列は、構造的に同一のプレートのみで構成される。プレートの構成については、本発明に関する上記説明に注意が向けられる。この点、3本以上のプレート列では、一列のプレート中のプレートの寸法的相違の偏差は、隣のただし1列又はさらに離れた列のプレートの走行平滑性に関する効果を有するので、本発明に係る有利な効果は特定の態様で与えられる。これは、その列のプレートの動作がその列を隣のただし1列を接続する横断バーなどによっても伝達され得るが、それぞれ隣接する列は、さらに離れた列によって抑制されているチェーンの変形による寸法的相違によっては対応する力を相殺することはできないためである。したがって、本発明の更なる変形例に係る構造的に同一のプレートの使用は、3本以上の列において特に有利である。
したがって、この点について、いずれの場合も「第2のプレート列」という中心のプレート列も設けられ、その両側にそれぞれ「第1のプレート列」又は「第3のプレート列」というそれぞれ他のプレート列が設けられる。上記少なくとも3本のプレート列は、チェーンの長手方向に平行に延在し得る。少なくとも3本のプレート列の側面は、相互に対して平行に配置され得る。3本以上のプレート列において構造的に同一のプレートのみを本発明の更なる変形例によって用いることによって、エネルギーガイドチェーンは、特に容易に、より具体的には、それぞれの追加のプレート列を配置することによって拡幅可能となり、特に、そのチェーンの複数のプレート列又はプレート列の全てが相互に構造的に同一の構成のものとなり得る。それぞれのプレート列は、異なるプレート列のプレートにそれぞれ結合され又はそのプレートに固定可能な複数の横断バーによって相互に接続され、その場合、チェーン部分の全てのプレートの全ての横断バー固定手段が横断バーと協働することも、又は横断バーと協働する必要もない。横断バーは、相互に隣接するプレート列においてプレートを接続するような構成のものであり得る。任意選択的に、代替的に又は追加的に、より大きな長さのものであることによって例えば3本以上のプレート列のプレートを相互接続する横断バーがあってもよく、それによりチェーン全体の組立てが簡素化される。ただし、一方で、相互に隣接するプレート列の2枚のプレートのみをそれぞれ接続する横断バーによってプレート列が相互に接続される場合、それは製造及び取扱いの技術の観点でより簡素となる。
特に、3本以上のプレート列を有する本実施形態では、プレートは、バーの一方又は他方の側面に対して選択的に突出するとともに他のプレート列の構造的に同一のプレートに固定可能な横断バーをそこに選択的に固定することが可能となるような構成のものでもある。異なるプレート列のプレートはそれぞれ相互に対して同じ横方向間隔となる。
またさらに、更なる変形例に係る本発明によると、エネルギーガイドチェーンのサイドプレートが設けられ、それにより、本発明に係るエネルギーガイドチェーンは横断バー及び場合によっては別個のジョイント要素の追加的使用によって、ただし場合によっては追加的な別個のジョイント要素なしに、構築され得る。
更なる変形例に係る本発明は、さらに、本発明に係るエネルギーガイドチェーンを製造する方法に関し、チェーン部分のプレート列の少なくとも2本又は全てにおけるプレートは1つのかつ同じ形成工具、特に射出成形工具によって生産される。プレートは、好ましくは、プラスチック部品、特にプラスチック射出成形品の形態である。
全3態様の特徴、すなわち、特に請求項1から19の特徴、請求項20から24の特徴及び請求項25から39の特徴は、本発明の背景において独立して最初に開示及び特許請求されるが、それらは相互に組み合わされてもよいことが分かるはずである。したがって、例えば、従属請求項26から39の特徴は、互換可能である限り、請求項1から19に係る第1の態様に対しても有利となることがあり、その逆も然りである。図面に示す個々の実施形態の全ての特徴も、相互に矛盾しない場合には任意の他の実施形態と併せて開示されたものとみなされる。前述したそれぞれの実施形態又はそれぞれの態様及び構成の全ての特徴は、一般に相互から独立して本発明の特徴として開示され、それぞれそれ自体で又は他の態様、実施形態及び構成の特徴との組合せにおける相互の組合せにおいても考慮される。
本発明に係るエネルギーガイドチェーンの実施形態の部分斜視図を示す。 いわゆる外側プレートの側面図を示す。 いわゆる外側プレートの側面図を示す。 2枚の外側プレート及びそれを接続する横断バーを備えるチェーンリンクの正面図を示す。 2枚の外側プレート及びそれを接続する横断バーを備えるチェーンリンクの斜視図を示す。 いわゆる内側プレートの側面図を示す。 いわゆる内側プレートの側面図を示す。 内側プレートの斜視図を示す。 内側プレートの斜視図を示す。 方向転換アークに対して径方向外側から見た図1のプレート列の拡大平面図を示す。 それ自体で進歩性あるものとして特許請求される本発明の独立した態様に係るジョイントコネクタの側面図を示す。 それ自体で進歩性あるものとして特許請求される本発明の独立した態様に係るジョイントコネクタの斜視図を示す。 独国特許出願公開第202020103046.9号に記載された発明に係るエネルギーガイドチェーンの更なる第2の実施形態のための回転対称のサイドプレート、すなわち、2枚の構造的に同一のそのプレートを有するチェーンリンクの図を示す。 独国特許出願公開第202020103046.9号に記載された発明に係るエネルギーガイドチェーンの更なる第2の実施形態のための回転対称のサイドプレートの図を示す。 独国特許出願公開第202020103046.9号に記載された発明に係るエネルギーガイドチェーンの更なる第2の実施形態のための回転対称のサイドプレートの図を示す。 本発明に係るエネルギーガイドチェーンのチェーンリンクを斜視図として示す。 本発明に係るエネルギーガイドチェーンのチェーンリンクを正面図として示す。 本発明に係るエネルギーガイドチェーンのチェーンリンクを平面図として示す。 本発明に係るエネルギーガイドチェーンのチェーンリンクを図7Bの線B-Bに沿う断面として示す。 図7Aに示すチェーンリンクの側面図を示す。 図7Eの詳細図を示す。 横断バーとプレートの間の接続領域の断面図を示す。 図7に示すチェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーンを平面図として示す。 図7に示すチェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーンを側面図として示す。 図7に示すチェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーンを斜視図として示す。 2本より多い相互に平行なプレート列及びそれを接続する横断バーを有する図8Cのエネルギーガイドチェーンの展開例を平面図として示す。 2本より多い相互に平行なプレート列及びそれを接続する横断バーを有する図8Cのエネルギーガイドチェーンの展開例を側面図として示す。 2本より多い相互に平行なプレート列及びそれを接続する横断バーを有する図8Cのエネルギーガイドチェーンの展開例を斜視図として示す。 ジョイント接続部のレベルにおける隣接プレートの異なるジョイント接続部の各種図を示す。 ジョイント接続部のレベルにおける隣接プレートの異なるジョイント接続部の各種図を示す。
本発明の更なる詳細、有利な効果及び特徴は、説明の以下の部分から上記説明の一般性に関する限定なく明らかなものとなり、説明において、添付図面によって実施形態がより詳細に記載される。
図1は、本発明に係るエネルギーガイドチェーン1の斜視図を示す。エネルギーガイドチェーン1は、相互にヒンジ接続された複数のサイドプレート2、3で構成され、相互に対して折り曲げ可能に構成される。サイドプレート2、3は、ここでは上側及び下側の横断バー4によって解放可能に接続される2本の平行プレート列を構成するように組み立てられる。エネルギーガイドチェーン1は、長手方向Lに連続して配置されたサイドプレート2、3のプレート列と横断バー4との間に、例えば、ライン又はホースのためのガイド通路として作用する内側受容空間を形成する。
2枚の平行な相互に対向するサイドプレート2、3、場合によっては2本の関連する横断バー4、及びサイドプレート2、3を接続するジョイントコネクタ5からなる個々の部品のセットが、形状に関して安定的であり、場合によっては回転及び捻れ剛性のあるチェーンリンクを最小反復チェーン単位として構成する。例えば、図2Dが参照される。
図示するエネルギーガイドチェーン1は、下側ラン1A、方向転換領域1C及び上側ラン1Bを構成するように変形可能であり、それに対応して変位可能である。通常、静止されている下側ラン1Aは、方向転換領域1Cにおいて、移動する上側ラン1Bへと遷移する。エネルギーガイドチェーン1は、通常、電力及び/又はデータラインを可動機械部品に供給するように作用する。端部において、接続部分への固定のためのプレート列は、接続孔を有する特定の端部接続要素7A、7Bを有する。図1は、ラインのそれぞれの重量に応じた特定の長さ以上が支持されなければならない自己支持状上側ラン1Bを有するエネルギーガイドチェーン1を示す。
図1から分かるように、それぞれ異なる構成番号の外側プレート2は、各プレート列においてチェーンの長手方向に内側プレート3と交互となる。ただし、両チェーン列において、図3からも分かるように、それらの鏡像対称性によって同じ外側プレート2及び同じ内側プレート3が使用される。
図2及び図3からより詳細が分かるように、各外側プレート2及び各内側プレート3はそれ自体で、より具体的には、少なくともその機能的に関連する構成部品における鏡像対称構成において、いずれの場合もその高さ方向平面、特に高さ方向中心平面S1に関して鏡像対称構成のものであり、高さ方向中心平面S1は長手方向L又はエネルギーガイドチェーン1の中立素分に垂直に延在する。これに対応して、外側プレート2及び内側プレート3は、図1に示すように、高さ方向軸H周りの180度回転によって、左手又は右手プレート列においてそれぞれ使用され得る。
図1がさらに示すように、交互の外側プレート及び内側プレート2、3の間のヒンジ状接続部が、ジョイント要素5によって構成される。図1が示すように、ジョイント要素5は、長手方向Lに、好ましくは実質的にプレート2、3の幅全体にわたって延在し、プレート2、3のそれぞれの側面と内向き及び外向きに面一で終端し、すなわち、それらは突出しない。これに関して、幅は、長手方向L及び高さ方向軸Hに垂直にプレート2、3の寸法を示す。
外側プレート及び内側プレート2、3の各々は、それ自体で機能的に対称的であり、すなわち、それ自体で少なくともそれらの当接面と対称構成のものである。機能の観点で無関係な特徴は、上記対称性に関して重要なことではなく、又はそのような特徴に関して(例えば、スタンプのラベル付けなどに関して)それらの構成における若干の非対称性が可能である。
図2A~2D及び図3A~3Dは、外側プレート及び内側プレート2、3の更なる詳細を示す。
外側プレート2の各々は、図2A~2Dを参照すると、中心に配置され得るが必ずしもその必要はないジョイントコネクタ5を通る長手平面S2に対して対向関係となる高さ方向領域において、高さ方向平面S1に関して対称的に2つの横方向に突出する突出部21A、21B及び2つの凹設ポケット22A、22Bを有する。
内側プレート3の各々は、図3A~3Dを参照すると、高さ方向平面S1に関して対称的に2つの横方向に突出する突出部31A、31B、及びジョイントコネクタ5を通る長手平面S2に対して対向する高さ方向領域における2つの凹設ポケット32A、32Bを有する。
外側プレート2及び内側プレート3は、特にそれらの機能的領域、特に当接面に関して相補的に相互に一致する構成のものである。
組み立てられた状態において、外側プレート2の突出部21A、21Bは、隣接して接続された2つの内側プレート3において適宜サイズ決めされたポケット32A、32Bにそれぞれ係合する。これに対応して、内側プレート3の突出部31A、31Bも、隣接する2つの外側プレート2の隣接する対応のポケット22A、22Bに係合する。
この配置構成では、外側プレート2及び内側プレート3は、図5に示す曲げ弾性ジョイントコネクタ5によって長手方向にそれぞれ接続され、それにより、外側プレート2及び内側プレート3が旋回可能となり、すなわち、方向転換アーク1Cにおけるラン1A、1Bの間の規定された遷移を可能とするように相互に対して折曲げ可能となる。この場合、方向転換アーク1Cは、プレート2、3の幾何形状及び構成、特に当接面間の間隔によって予め決まる半径を常に与えて、ラインなどをキンクされないように保護する。さらに、自己支持される直線位置は、特に上側ラン1Bに関して直線相対位置における対向折曲げ方向において動作可能な当接面によって上側ランにおいて保持される。方向転換アーク1Cにおける完全折曲げ相対位置及び特に上側ラン1Bの直線相対位置に対する当接面については後述する。
直線相対位置に対する当接面は、外側プレート2の突出部21A、21Bの第1の内側当接面211A、211B(図2B)を含む。これら第1の当接面211A、211Bは、それぞれ、直線位置における内側プレート3のそれぞれポケット32A及び32Bの対応する第1の外側相手方当接面321A及び321B(図3B)と協働する。エネルギーガイドチェーンが長手方向Lに略平行となる図1の上側ラン1Bが参照される。当接面211A及び211Bと相手方当接面321A及び321Bとの間の力は、図3B~3Cが示すように、拡張動作によってそれぞれのポケット32A及び32Bに作用し、ポケット32A及び32Bの一部において安定的な包含関係によって捕捉される。同様に、直線相対位置において、内側プレート3の突出部31A、31Bの第1の外側当接面311A、311B(図3A)は、外側プレート2のそれぞれのポケット22A及び22Bの対応する第1の相手方当接面221A及び221B(図2A)と当接関係にある。
方向転換アーク1Cにおける完全折曲げ相対位置に対する当接面は、外側プレート2の突出部21A、21Bの第2の外側当接面212A、212B(図2B)を含む。これら第2の当接面212A、212Bは、完全折曲げ相対位置において、内側プレート3のそれぞれポケット32A及び32Bのそれぞれ対応する第2の内側相手方当接面322A及び322B(図3B)と協働する。当接面212A及び212Bと相手方当接面322A及び322Bとの間の力は、内側プレート3の中心領域に圧縮力として有利に作用する。中心領域は、図3Bが示すように、場合によっては(方向転換アークのそれぞれ所望の半径に応じて)薄い厚さで設計されてもよい。同様に、隣接するプレート2、3の最大旋回相対位置では、内側プレート3の突出部31A、31Bの第2の内側当接面312A、312B(図3A)が、さらに、外側プレート2のそれぞれのポケット22A、22Bにおいて対応する第2の相手方当接面222A及び222B(図2A)と当接関係で接し合う。
図2A~3Dは、さらに、外側プレート2の肉厚中心領域20及び内側プレート3の肉厚中心領域30を示し、肉厚中心領域では、より薄い重なり領域20A、20B及び30A、30Bは長手方向Lにおいて及びある程度高さ方向Hにおいて両側でそれぞれ保持される。比較的薄い又はより短い幅の重なり領域20A、20B及び30A、30Bによって、外側プレート及び内側プレート2、3は図1が示すように長手方向Lにおいて重なることにより、この重なりが、とりわけ、良好な横方向安定性及び長手方向周りの捻れ剛性に供する。重なり領域20A、20B及び30A、30Bは、ここではジョイントコネクタ5を通じて延在する長手平面S2から開始して高さ方向に拡がり、及び/又は中心に配置可能であり、すなわち、それらは長手方向Lに大きくなる。ジョイント要素5及びサイドプレート2、3の寸法は、この場合、図4に示すように、重なっている重なり領域20A、20Bと重なり領域30A、30Bとの間に狭いエアギャップGが実現されるように設定される。図4はまた、図4の平面図に示すように、方向転換アークにおいて外側となる狭面が、内側プレート及び外側プレートの称呼を決定し、その称呼はここではそれ自体互換可能である(視認し難い狭面では位置が逆転されることになる)。
プレートは、上側ラン1Bにおける長い自己支持長及び方向転換アーク1Cにおける力の良好な分散のために更なる当接面を有する。これらは外側プレート2の重なり領域20A、20B上の第1の端部当接面201A、201Bを含み、これらは、内側プレート3の中心領域30における第1の端部相手方当接面301A、301Bとは、当接関係において直線位置で当接動作可能である。
さらに、方向転換アーク1Cでは、第2の端部当接面302A、302Bは、外側プレート2の中心領域20上の第2の端部相手方当接面202A、202Bと、内側プレート3の重なり領域30A、30Bにおいて当接する。
図2A~3Dが示すように、全ての当接面201A、201B、211A、211B、212A、212B、302A、302B、321A及び321B並びに相手方当接面202A、202B、301A、301B、311A、311B、322A及び322Bは、それぞれ合同の凹凸関係で湾曲し、好ましくは少なくとも大部分で連続的に及び/又は一定的に湾曲している。選択される曲率は、とりわけ、方向転換アーク1Cの完全折曲げ位置における最大旋回角、すなわち、方向転換アーク1Cの所望の半径に応じる。この半径は、同様に、とりわけ、ポケット22A、22B及び32A、32Bの適宜選択された幅並びに関連する当接面間の間隔によって選択的に設定される。図2A~3Dは、比較的小さな半径に対する構成を示す。より大きな半径では、チェーン分割は、中心領域20、30が拡大されて重なり領域20A、20B、30A、30Bが短縮されることによって均一に小さい又は短いままとなり得る。
国際公開第2012/131033号に開示される構成とは逆に、本発明に係る対応する外側プレート及び内側プレート2、3は双方とも、それぞれ当接突出部21A、21B及び31A、31B並びに当接ポケット22A、22B及び32A、32Bをそれぞれ有する。このように、横方向安定性が高められ、とりわけ、長手方向に平行な列の長手軸周りのプレート列の捻れ剛性の向上が実現される。例えば、ジョイントコネクタが破損又は離脱した場合でも、2枚のプレートはいずれも抜け落ちたり横方向に離脱したりせず、すなわち、チェーンは直ちには破断し得ない。
好適な例では、2つの対向する高さ方向領域は、ここではジョイントコネクタ5を通じて延在する長手平面S2によって分離される。外側プレート2では、ポケット22A、22Bは図2A~2Bにおける上側高さ方向領域にそれぞれ設けられ、一方、突出部21A、21Bは反対側の下側高さ方向領域に設けられる。内側プレート3では、突出部31A、31Bは図3A~3Dにおける上側高さ方向領域に対応して反転した構成で設けられ、ポケット32A、32Bは反対側の下側高さ方向領域に設けられる。上側及び下側という位置は、ラン1A、1Bにおけるプレート2、3のそれぞれ反転した位置に応じる。
またさらに、図2A~2D及び図4は、外側プレート2の横断バー受容手段を示す。横断バー受容手段は、外側プレート2と一体である締付け受容手段40の形態であり、長手方向Lにおいて対向関係にある2つの締付け面40A、40Bを構成し、その間に横断バー4の相補形状の固定用部分41が締め付けられる。確実な固定のために、締付け面40A、40Bは、有利には、図2Aが示すように凸状係止領域を有し、固定用部分41(図4)の端部への実矧ぎ接続によって横方向にロックする。
図1は(とりわけ図6に関して)プレート2、3の構成の更なる有利な効果を示す。この構成により、それぞれ他方のラン1A及び1Bに向かうプレート2、3の狭面は、長い移動距離に関して、例えば、ローラ又は摺動レール上に上側ラン1Bが有利に支持可能となるように、長手方向Lに中断のない直線サポート8を構成する。
図3A~3Cは、追加の展開例を示す。これにより、サイドプレート2、3、ここでは特に内側プレート3は、方向転換領域1Cにおいて外向きに配置され、すなわち、それぞれ他のラン1A、1Bとは逆を向く狭面に、変形可能な制動領域9を含む。制動領域9は、横置きの下側ラン1Aへの方向転換領域1Cの遷移を制動するために、すなわち、プレート3がサポートに衝突する時に作用し、結果として振動及び騒音を低減する。この例では、制動領域9は、内側プレート3の狭面と一体に生産されるブリッジ形状構成のものである。制動領域9は、ここで有利には、圧力に関して応力が付与されるとともに内側プレート3の狭面の両側に接続される円弧状バネ要素の形態であり、実質的に長手方向に延在する。
図4から最もよくわかるように、上側ラン1Bの直線位置における横方向安定性及び捻れ強度をさらに高めるために、内側プレート3の重なり領域30A、30Bの上側角領域における端部に2本の対向配置された補剛延長部33が設けられ、補剛延長部33は、大部分において長手方向Lに突出し、直線位置において、外側プレート2の中心領域20上の端部における対応する補剛受容手段、すなわち、凹部23にそれぞれ係合する。
製造プロセスにおける形状に関して、材料を節約し、軽量化を図り、及び/又は力の流れ若しくは安定性を最適化するために、材料凹部24、34が中心領域20、30に設けられてもよい。プレート本体における材料凹部24、34の境界面は、好ましくは、例えば、射出成形法を用いたプラスチックからのプレート2、3の製造の背景において、特に、支配的に凹状に湾曲した境界付け面で力のピークを回避するように形成される。
さらに、長手平面S2と同じ高さのプレート高さの中心領域における外側プレート及び内側プレート2、3は、ジョイントコネクタ5のそれぞれの固定用端部51A、51Bが積極的ロック及び強制ロックの関係で押圧される2つの対向配置された固定用受容手段25、35をそれぞれ有する。固定用受容手段25、35は、高さ方向平面S1及び長手平面S2に関して鏡像対称構成のものでもあり、強度が長持ちするプレス接続部のために若干小さいサイズの固定用端部51A、51Bと共役な適宜の断面のものである。固定用受容手段25、35は、組立て又は分解が両側から行われ得るように幅方向に連続して開口する。ジョイントコネクタ5は、好ましくは、ジョイントコネクタがラン1A、1Bの直線位置においてわずかに圧縮されるように、対向する固定用受容手段25、35の間の公称上の間隔に対して若干長いものである。
図5A~5Bは、好適なジョイントコネクタ又はジョイント要素5を示す。ジョイントコネクタ5は、エネルギーガイドチェーン1の長手方向Lに延在するプレート状の独立した部品であり、永久弾性プラスチックからなる。プレート2、3に対応して、ジョイント要素5も、高さ方向中心平面S1に関して鏡像対称構成のものである。それは、固定用端部51A、51B、中心領域52及び対向端部領域、すなわち、固定用端部51A、51Bの各々におけるプレート状遷移領域53を有する本体である。直線位置における曲げ強度及び圧縮性を向上するために、中心領域52は、対向関係において外向きに湾曲した2つの材料領域521、522を有し、その間に配置されて両側で開口する中空空間523を有する。
両固定用端部51A、51Bの断面は、ここでは円筒状ではないが(三葉形の態様で)略三葉状構成又は略三角形構成のものであり、それにより、角度を有する関係又は適宜の曲げに対しても、対応する固定用受容手段25、35における固定用端部51A、51Bの回転不能な積極的ロック接続が保証され、すなわち、回転に起因する摩擦によって摩損が発生することはない。
固定用端部51A、51Bは、固定用受容手段25、35からの不要な離脱を確実に排除するために、顕著に肉厚とされ、又は遷移領域53に関して非常に大きな断面のものとされる。これは、固定用受容手段25、35への開口部におけるギャップの寸法が遷移領域53の構造高さに対応し、又は開口部の境界面において遷移領域53を締め付けるためにそれに対して若干小さいサイズのものであるためである。
図示する実施形態では、ジョイント要素5は、それぞれ2枚のみのプレート2、3を相互に、ここではいずれも外側プレート2を内側プレート3に接続する。内側プレート3における固定のために、ジョイント要素5は、端部に固定用領域又は肉厚部分53を有する。プレート2及び3の固定用受容手段における収容固定又は固定のために作用する肉厚部分53は、それぞれここでは略三葉状又は略三角形状である。
各固定用領域51A、51Bは、長手方向Lに向く少なくともその端部に、平坦化され及び/又は湾曲された接触面54をさらに有し、その曲率半径は固定用領域の最大断面寸法の半分よりも大幅に大きく、特に三葉状断面に対する外周半径よりも大幅に大きい。これにより、面54は、とりわけ、直線位置への遷移における圧縮による制動動作のための圧縮力の有利な適用を広い面積にわたって可能とし、又は湾曲材料領域521、522の弾性復元力によって増加した自己支持状上側ランにおける事前負荷を増加させることができる。他の同等の断面、例えば、三角形状、又は場合によっては丸い角部を有する四角形状も、本発明によるものである。
図6A~6Bにおける代替実施形態に関して、独国特許出願公開第202020103046.9号の教示が最大限取り込まれ、一部の相違点のみをここに記載する。図6A~6Bに示すプレート6の構成により、連続する構造的に同一のサイドプレート6を両プレート列において連続的に設けることができる。
これは、特に、その当接動作当接面がそれ自体で高さ方向軸H又は回転軸Rに関して回転対称なサイドプレートによって実現され、高さ方向軸H又は回転軸Rはチェーンの長手方向Lに垂直に、かつ好ましくはその中心平面においてサイドプレート6に少なくとも略平行に延在する。
サイドプレート6は受容空間から離れる方向に突出する2つの突出部61C、61D及び受容空間に向かって突出する2つの突出部61A、61Bを有し、サイドプレートは受容空間に向かって開口する2つの当接ポケット62A、62B及び受容空間から離れる方向に開口する2つの当接ポケット62C、62Dを有する。
サイドプレート6は、独国特許出願公開第202020103046.9号に記載されるように、1つだけの成形工具によって生産可能であり、3本よりも多い列での使用も可能とする。
図7は、ラインをガイドするための本発明に係るエネルギーガイドチェーン101のチェーンリンク102を示し、チェーンは少なくとも1本のラインを受容及びガイドするための受容空間102aを構成する複数のヒンジ相互接続されたチェーンリンク102を有する(図8及び9)。それぞれのチェーンリンク102は、チェーン101の長手方向に略平行な内側及び外側又は第1及び対向する第2の側面104a、b並びに狭面105a、bを有する対向配置されたプレート103を有する。図8及び9に示すように、リンク102の少なくとも一部又は全部はプレート103を解放可能に相互に接続する少なくとも1本の横断バー120を有し、図7に示すように、少なくとも1本の横断バー120はそれぞれのプレート103の両対向狭面105a、bにおいてチェーンリンク102に固定され又は固定可能である。相互に対向する端部領域21の双方において、横断バー120は、プレートに対する解放可能な固定のための固定手段122を有する。チェーンリンク102(「リンク」)のプレート103は、両狭面105a、bの各々において、対応する横断バー固定手段122を解放可能に固定するための固定手段108を有する。
リンク102のプレート103は、例えば、別個のジョイント要素110によって任意選択的に、チェーンにおいて、隣接チェーンリンク102´のプレート103´の対応するジョイント接続部109と相互にヒンジ接続可能な又は相互に接続されたジョイント接続部109、すなわち、それぞれのプレートに対して少なくとも2つのジョイント接続部109を有する。ジョイント接続部109は、ここではプレート端部106a、b上に配置される。これは、特に有利であるが必須ではない。ここで、プレートの長手方向Lに離間した両端部領域107a、bにおけるプレート103は、より具体的にはプレート端部106a、bにおいて、隣接プレートの対応するジョイント要素受容手段に接続可能なそれぞれ別個のジョイント要素110の結合のための2つの受容手段109aを有する。ジョイント要素受容手段109aは、ここでは、プレート103の肉厚領域111に配置される。プレート103のジョイント接続部109の各々は、ここでは、別個のジョイント要素110を結合するための保持及び固定用領域の形態である。
図10は、ジョイント接続部109のレベルにおいてプレート103のジョイント要素の配置構成の線図を示す。図10Aに示すように、例えば、ジョイント要素110は、その端部領域107a、bにおけるプレートのジョイント接続部において、特にプレート端部において、プレート103上に恒久的に又は解放可能に配置されてもよく、例えば、そこに一体に形成される。隣接プレートのジョイント要素を保持及び固定するためのジョイント要素受容手段109aは、相互に対向するプレート端部領域、特にその端面に設けられてもよい。あるいは、図10Bに示すように、例えば、ジョイント要素110はプレート幅の概ね半分にわたって延在してもよく、かつジョイント要素110及びジョイント要素受容手段は両プレート端部領域又はプレート端部に配置されてもよく、それらはプレートの回転軸R周りに回転対称に配置される。図10におけるジョイント要素受容手段109aを有するジョイント接続部は、図7におけるジョイント要素受容手段のように、肉厚領域111においてプレート上の高さの概ね半分に配置されてもよい。任意選択的に、隣接プレートのジョイント接続部は、ジョイント要素が両プレート端部領域に、例えば、その端部にも設けられ得るように、相互に接続されてジョイント接続部109を構成してもよい。
プレート端部は、ここでは、ジョイント要素受容手段の領域においてプレート103の肉厚領域111までそれぞれ延在してもよいし、その領域において部分的又は完全に配置されてもよい。したがって、それぞれのプレート103は、その少なくとも一方の端部に、隣接する構造的に同一のプレートと協働するジョイント要素を有し、プレート間にジョイント接続部を構成する。チェーンの長手方向に連続して配置されるチェーンリンクの旋回可能に相互接続されたプレートは、チェーンの長手方向に延在する少なくとも2本の横方向に相互に離間したプレート列150、160を構成し、その間に、少なくとも1本のラインのための受容空間102aの少なくとも一部が配置される(図8、9)。図8、9は、プレート列のジョイント要素110の一部のみを示す。エネルギーガイドチェーンの連続するチェーンリンクは、隣接リンク102又はプレート103の間のジョイント接続部109によって相互に対して位置可変となることで、例えば、図8C及び9Cに示す上側ラン180、下側ラン181及び方向転換領域182のような、例えば、2本以上のラン及びそれぞれそれを接続する方向転換領域を構成する。
受容空間102aは、箱形状構成のものである。プレート103は、好ましくは、実質的にプレート形状部品の形態である。内側及び外側プレート側面104a、bは平坦かつ滑らかであり、平坦なプレート側面から後退して材料を保存し、及び/又はプレートの生産時の収縮歪みを軽減する凹部があり、好ましくはプラスチックプレートの形態である。少なくとも1本又は全ての横断バーに対するプレートの固定手段108、隣接プレートを旋回可能に接続するためのジョイント接続部109及び隣接プレートのジョイント動作を境界付ける当接部は、完全にプレート側面間に配置される。プレート列150、160、170は、少なくとも実質的にその長さにわたって連続的な平坦内面及び外面を有する。
図8及び9を参照すると、少なくとも3個より多い隣接チェーンリンク102を含むとともにプレート列150、160、170の少なくとも2本又は全てを含むチェーン部分130にわたって連続的に延在する構成において、プレート列全体は、連続して、すなわち完全に(図8及び9に示す)相互に構造的に同一のプレートから構成され、それにより、それぞれのプレート103はチェーン部分の各種列のいずれかにおける任意の位置に選択的に配置可能となる。チェーン部分のプレート103、すなわち、その全てのプレート列も、ここでは相互に構造的に同一の構成のものである。構造的に同一のプレートを備えるチェーン部分は、ここでは、プレート列150、160、170又はチェーン101の全長にわたって延在する。ただし、チェーンの端部リンク又はプレート列の端部プレート(不図示)は異なる構成のものであってもよく、例えば、それをチェーン1の巻込み部材又はチェーンの接続点に固定するための固定用領域を追加的に有していてもよく、この場合、構造的に同一のプレートの各々にそれらの固定用領域が設けられることも可能である。チェーン部分の「プレート」という文言は、一般にチェーン部分の全てのプレートに関するものであり、これは横断バー120に対応して当てはまる。したがって、一般に本発明によると、所与の横断バーはチェーン部分の任意のプレートに選択的に固定可能であり、異なるプレート列、好ましくは隣接するプレート列のプレートを横断バーによって接続する。全ての横断バー120は、バーの両端部領域121においてプレートに解放可能に固定可能である。
チェーン部分130の全てのプレート103は、プレート狭面105a、bの双方の領域において又はその中に少なくとも1本の横断バーのためのそれぞれの固定手段108を有し、それは、横断バー120が2つのプレート側面104a、bの一方又は他方から選択的にプレートに固定可能となるような配置構成及び構成のものであり、すなわち、図8及び9に示すように側面から離れる方向に延在し、これは両プレート狭面に関するものとなる。横断バーに対するチェーン部分のプレートの全ての固定手段は、同じ構造的構成のものである。チェーン部分の全ての横断バーは、同じ構造的構成のものであり、プレートに対する接続のために少なくとも構造的に同一の固定手段を有する。それぞれのプレートのプレート狭面の1つ又は各々の領域において又はその中で、複数の横断バーも場合によっては、適宜の固定手段をそれぞれのプレート上に設けることによって、そこに固定されてもよい。横断バー、ここでは両横断バーに対するプレート固定手段108は、それぞれのプレート上に恒久的に及び解放不能に設けられ、好ましくはプレート上に一体に形成される。「一体形成」という文言は、一般に、プレートとの固定手段108の一体構成を含み、固定手段はプレートにおける凹部108aの形態のものであってもよい。
チェーン部分130のプレート103の全ては、隣接プレートの相互に対する旋回動作を制限するための、それぞれ隣接するチェーンリンクの対応する当接部113と協働するそれぞれの当接部112を有する。当接部112、113は、プレートに恒久的に接続され、好ましくはそこに一体に形成される。当接部の各々はそれぞれのプレートにおいて、ここではその延長部の形態で、それぞれの形成領域を有し、形成領域とは反対側の当接部の自由端は、それぞれのプレートの他の領域によっては完全には覆われていない。プレート103は、当接部112、113に関して同一の構造的構成のものであり、これは構造的に同一のプレート上の当接部の構成及び配置構成も含む。
横断バー120の各々は少なくとも実質的に直線状の構成のものであり、及び/又は横断バー端部領域121は少なくとも実質的に相互に対して直線に配置される。横断バー120に対するプレート固定用領域108は、好ましくは、少なくとも実質的に直線の横断バーを固定するために適合される。
チェーンリンクのそれぞれの横断バー120に対する又は横断バーの全てに対するプレート固定手段108は、ここでは、これに限定されることなく、横断バーの対応する固定手段122と協働するための締付け及び/又は係止手段の形態である。プレートの固定手段108は、ここでは、横断バー端部領域に対するプレートの領域、より正確にはプレートの受容溝108a及び/又は締付け受容手段に設けられ、これは本発明の背景において特に有利であるが、上記固定手段は異なる構成のものであってもよい。この場合、受容溝108aはそれ自体で固定手段108を形成することができ、締付け及び/又は係止受容手段の形態であってもよい。横断バー120は締付け嵌合及び/又は係止関係でプレート溝108aに収容固定可能であり、その目的のため、溝面は、横断バー固定手段122と、任意選択的に代替的又は追加的に溝底部における固定手段とも、締付けにより及び/又は係止的に協働する。例えば、締付け受容手段は、例えば局所的凹部の形態で、又は他の何らかの適宜の態様で、プレート狭面の領域又はプレート狭面における領域内に局所的に配置されてもよい。受容溝108aは、内側プレート側面104aから、対向する外側プレート側面104bに向かう方向において又はその範囲で、すなわち、ここではプレート幅全体にわたって連続的に延在する。溝108aは、バーなどによって、場合によっては部分的に中断されてもよい。プレート溝108aは、両溝端部において開放構成のものである。これはプレートに構造的に小型の構成を与え、その構成において、横断バー120がプレートに固定可能であり、端部領域121とともに2つのプレート側面104a、bの一方から選択的に突出する。横断バー120は、この場合、プレートに対して角度が安定した関係で固定される。角度安定性は、一方では、チェーンリンクが形状において特に安定した構成のものとなるように、チェーンの長手方向における横断バーの偏向を防止することに関係し得る。角度安定性は、代替的に又は追加的に、横断バー120が収容固定されて、プレート又はプレートの狭面の長手方向L周りのその旋回動作を防止することにも関係し得る。さらに、横断バーは、その端部領域によってプレートに固定されて横断バーの長手方向に関する変位を防止する。この目的のため、変位防止手段108bがプレート上に設けられ、それは、ここでは突出部の形態であり、特に、横断バー端部領域に係合する係止突出部の形態である。変位防止手段108bは、ここでは受容溝108aに配置される。この横断バーの固定は、チェーンリンクが一方では高い安定性を有し、他方では本発明によって使用可能とするのに特に好適である。
固定手段122によってプレート103にわたって係合する横断バー120の端部領域は、ここでは、プレート内側からプレートの中心平面を越えて外側プレート側面に向かう方向に又はそこから突出せずにそれと同じ範囲で延在する。プレートにわたって係合する横断バー端部領域は、ここでは、完全にプレートの断面領域に配置される。横断バー端部領域は、ここでは、プレート幅全体又は受容溝の長手範囲全体にわたって延在する。これは、プレートに対する横断バーの安定的かつ省スペースな固定に供する。
記載されるプレートに対する横断バーのための固定手段の構成は、それぞれのプレートに対する横断バーの安定的な固定に特に適し、それを一方のプレート側面又は他方から選択的に突出させるように配置するのにも適する。
横断バー120は、一般に一体構成のものであり得る。横断バー120の各々は、場合によっては多部品構成のものであってもよく、例えば、それらの端部領域の一方又は両方がプレート103に対する横断バーの接続のための別個の接続部分123を有していてもよい。横断バーとプレートの間の固定用領域、例えば、横断バー端部領域は、横断バーの本体とは異なる材料で構成されてもよく、それは特により高弾性又はより低硬度のものであってもよく、その材料は、例えば、そこに接着され、又は例えば射出成形法、例えば2部品射出成形法などでそこに一体に形成されることによって横断バーに捕捉的に固定されてもよい。接続部分123は、ここでは、横断バー端部領域121とプレート103の間に配置される。横断バー120の分解に対して、接続部分123は、横断バー又はプレートに適宜の態様で残る。この異なる材料及び/又は接続部分123は、保持力に関して横断バー120とプレート103の間の締付け及び/又は係止接続を向上し得る。
プレート103の各々は、その長手範囲に関して、肉厚領域111の形態の中心領域、すなわち、中央領域を有する。プレートの肉厚領域111は、少なくとも1本以上の横断バー120を固定するためのプレートの固定手段108を有する。肉厚領域111は、プレート高さに関して、概ね又は実際に2つのプレート狭面105a、bまで延在する。プレートの長手方向L1に延在する延長部114、115は、プレートの肉厚領域111から延在し、延長部114、115は少なくとも実質的にプレート形状構成のものであり、プレートの肉厚領域111よりも小さな幅のものである。プレート列150、160、170における隣接プレート103により、隣接プレートの延長部114、115は横方向に相互に重なる。プレートのジョイント接続部109は、狭面105a、bから離間され、ここではプレートの中心高さ方向領域に配置される。延長部114、115は、それぞれジョイント接続部の両側で両プレート端部領域107a、bに配置され、すなわち、所与のプレート位置に対して、一方はジョイント接続部の「上部」に、他方はジョイント接続部の「下部」に配置され、それにより、ここでは4個の延長部114、115がプレート上に設けられる。
プレート延長部114、115は、ここでは、交絡関係で配置される。それぞれのプレート端部106a、bに関して、延長部114、115の一方は内側プレート側面104aに配置され、他方の延長部114、115は外側プレート側面に配置され、これが両プレート端部106a、bに当てはまる。ジョイント接続部の上部の延長部114についてのプレートの長手方向Lに関して、延長部の一方はプレート内側に配置され、他方の延長部はプレート外側に配置され、これは、延長部がそれぞれのプレート側面に対しては反転した関係となるが、ジョイント接続部の下部の延長部115にも対応して当てはまる。ただし、一般的には、プレートはクランク構成のものであってもよいが、この点、交絡構成がプレート列の安定性、及びその回転軸周りの任意位置における異なるプレート列におけるそれぞれのプレートの柔軟な配置構成に関して好適となる。
チェーンの変位における相互に対するジョイント動作を制限するためのそれぞれのプレートの当接部112、113は、ここでは、プレート延長部114、115に配置されてそこから横方向にかつ延長部から離れる方向に、すなわち、プレートに固定された横断バー120の長手方向に突出する。その列における隣接プレートの場合、プレートの当接部112,113は、隣接プレート103において、プレート側面に関して開口する凹部116、117に係合する。プレート高さの方向におけるそれぞれの当接部112、113の範囲、すなわち、プレート狭面の間隔は、この場合、プレート高さの方向においてそれをそれぞれ受容する凹部116、117の範囲よりも小さく、それにより、隣接プレートは相互に対して旋回可能となる。この場合、当接部112、113は、隣接プレートのある領域に関してプレートの長手方向に遊びなしに又はほとんど遊びなしに配置可能であり、ジョイント動作では、その領域、ここではプレートの肉厚領域111を越えて移動し、それによりプレート列の横断安定性の更なる向上を与える。プレート当接部112、113及び隣接リンクの長手方向Lに相互を向く面、ここでは肉厚領域111の輪郭は、相互に対して合同構成のものとなる。一般的に、そしてあまり好適ではないが、当接部112、113は、プレートの長手方向L1に延長部から離れる方向に突出し、例えば、ジョイント動作を制限するためのプレート端部106a、bに向かって開口する凹部に係合されてもよい(これは不図示)。
プレートは、その隣接プレート列が相互に対して当接する場合の当接制動のために設けられるとともにプレート上で構造的に同一の構成のものである制動要素(不図示)を有していてもよい。制動要素は、例えば、プレート延長部114の受容手段114aに配置可能である。
プレート列150、160、170を含むチェーン部分130は、全体として連続的に、すなわち、完全に、横断バー120が延在する長手方向に沿う並進変位によって、チェーン101の隣接する又は異なるプレート列150、160、170において相互に同じ像を有し得るプレート103から構成される。これは、チェーン部分の全てのプレート列に当てはまり得る。
プレート列150、160、170を含むチェーン部分130は、全体として連続的に、すなわち、完全に、より具体的には、プレートの長手方向L1に垂直にかつ少なくともプレート側面104a、bに略平行に延在するとともに好ましくはプレートの中心平面M1上に延在する回転軸R1に関してそれ自体で回転対称なプレート103から構成される。したがって、これは、横断バー120に対するプレートの固定手段108、隣接プレートへの旋回可能な接続のためのプレートのジョイント接続部109、及び隣接プレートの相互に対する旋回動作を制限するための当接部112、113にも当てはまる。これは、チェーン部分の全てのプレート列に当てはまり得る。これにより、チェーン部分130又はチェーン101は、特に簡素な構成のものとなり、本発明による有利な効果が特定の態様において与えられる。
横断バー120及び/又はプレートのジョイント接続部に対するそれぞれのプレート103の固定手段108は、プレートの中心平面M1に関して対称に配置され、ここでは相互から独立してかつ好ましくは同時にプレートの中心平面M1においても配置される。中心平面Mは、プレート側面104a、bに平行にそれを中心として延在する。プレート延長部114、115は、それぞれプレート中心平面M1の範囲まで延在する。
図9を参照すると、エネルギーガイドチェーンは、チェーンの長手方向に延在する少なくとも3本以上の横方向に相互に離間したプレート列150、160、170を有し、本発明によって少なくとも複数の隣接チェーンリンクにわたって連続的に延在するチェーン部分130は、3本以上のプレート列に関して、構造的に同一のプレート103から連続的にかつ完全に構成される。チェーンの長手方向に延在するプレート列150、160、170のプレート列の少なくとも3本又は全て、構造的に同一のプレートから完全に構成される。
図9に示すチェーン101では、第1のチェーンリンク102aは第1の対の隣接する第1及び第2のプレート列150、160に関して設けられ、異なるプレート列150、160におけるプレート103は解放可能な横断バー120によって両狭面105a、bにおいて相互に接続されてチェーンリンク102aを構成する。さらに、異なるプレート列150、160におけるプレートが横断バーによって相互に接続されない第2のチェーンリンク102bがある。2本の隣接する第1及び第2のプレート列150、160では、第1及び第2のチェーンリンク102a、102bが、チェーンの長手方向に連続して配置される。チェーン101の第3の更なるプレート列170には、第1及び第2のチェーンリンク102a、bがチェーンの長手方向に連続して存在する。第2のプレート列160は、第1の列150と第3の列170の間に配置される。第2のプレート列160には、好ましくは第1のプレート列150のプレートのみに横断バー120によって解放可能に接続されたプレート103が設けられ、第2のプレート列160は、好ましくは第3のプレート列170のプレートのみに横断バー120によって解放可能に接続されたプレート103をさらに有する。全3本のプレート列のプレート103は、構造的に同一の構成のものである。全てのプレート列は、構造的に同一のプレートで連続的に構成される。
図9を参照すると、3本又は場合によってはそれ以上のプレート列150、160、170があり、少なくとも1本のプレート列160は第1のプレート列、中央の第2のプレート列及び第3のプレート列を構成する2本の隣接プレート列150、170の間に配置され、第2のプレート列160は横断バー120によって2本の隣接プレート列150、170に解放可能に接続される。第2のプレート列160の選択されたプレート103は第1の列のプレートのみ若しくは第3の列のプレートのみのいずれかに接続され、又は第2のプレート列160の選択されたプレート103は横断バー120によって両隣接プレート列150、170のプレートに解放可能に接続され得る。
図9を参照すると、隣接プレート列150、160、170の対向プレート103におけるチェーンリンク102は、両狭面105a、bにおいて横断バー120にそれぞれ接続され、以降のチェーンリンク102では横断バーによっては接続されない。任意選択的に、チェーンリンク101において、1本の各横断バー120のみが設けられてもよいが、チェーンの長手方向に連続して配置されるリンク102の場合には、それは、例えば、一対のプレート列の隣接プレート103の一方又は他方の狭面105a、bに交互に設けられてもよい。
図9に示すように、3本又は場合によってはそれ以上のプレート列150、160、170があり、少なくとも1本のプレート列160は2本の隣接する列150、170の間に配置される。第2の中心プレート列160は、2本の隣接するプレート列150、170に横断バー120によって解放可能に接続される。第2のプレート列160は、それぞれのプレート103の狭面105aの一方において、第1のプレート列150に解放可能な横断バー120によって接続され、同じプレート103の他方の狭面105bにおいて、第3のプレート列170に解放可能な横断バー120によって接続されるプレート103を有する。
図8及び9に示すプレート列の全てのプレート103は、列に沿って連続的に同じ構造的構成のものである。本発明及び代替の又は更なる構成のプレートに関する説明の他の部分が参照される。チェーンの種々のプレート列の全てのプレート又は図8及び9に示すようなプレート列の全ては、1つかつ同じ形成工具、特に射出成形工具によって生産可能であり、又はそれに対応して製造される。
1 (エネルギーガイド)チェーン
1A (下側)ラン
1B (上側)ラン
1C 方向転換領域(方向転換アーク)
2 外側プレート((サイド)プレート)
3 内側プレート((サイド)プレート)
4 横断バー
5 ジョイントコネクタ(ジョイント要素)
6 プレート
8 サポート
9 制動領域
7A、7B 端部接続要素
20 肉厚中心領域
20A、20B 重なり領域
21A、21B 突出部
22A、22B ポケット
23 補剛受容手段(補剛部)
24 材料凹部
25 固定用受容手段
30 肉厚中心領域
30A、30B 重なり領域
31A、31B 突出部
32A、32B ポケット
33 補剛延長部
34 材料凹部
35 固定用受容手段
40 締付け受容手段
40A、40B 締付け面
41 固定用部分
51A、51B 固定用端部(固定用領域)
52 中心領域
53 プレート状遷移領域
54 (接触)面
61A、61B 突出部
61C、61D 突出部
62A、62B 当接ポケット
62C、62D 当接ポケット
101 (エネルギーガイド)チェーン
102、102´ チェーンリンク
102a、b チェーンリンク(受容空間)
103、103´ プレート
104a (内側プレート)側面
104b (外側プレート)側面
105a、b 狭面
106a、b プレート端部
107a、b 端部領域
108 固定手段(固定用領域)
108a 凹部(受容溝)
108b 変位収容固定手段
109 ジョイント接続部
109a 受容手段
110 ジョイント要素
111 肉厚領域
112 当接部
113 当接部
114、115 延長部
114a 受容手段
116、117 凹部
120 横断バー
121 端部領域
122 固定手段
123 接続部分
130 チェーン部分
150、160 プレート列
170 プレート列
180 上側ラン
181 下側ラン
182 方向転換領域
201A、201B 第1の端部当接面
202A、202B 相手方当接面
211A、211B 内側当接面
212A、212B 第2の外側当接面
221A、221B 第1の相手方当接面
222A、222B 第2の相手方当接面
301A、301B 端部相手方当接面
302A、302B 第2の端部当接面
311A、311B 第1の外側当接面
312A、312B 第2の内側当接面
321A、321B 外側相手方当接面
322A、322B 内側相手方当接面
521、522 湾曲材料領域
523 中空空間
G エアギャップ
H 高さ方向軸(高さ方向)
L 長手方向
R 回転軸
S1 高さ方向中心平面(高さ方向平面)
S2 長手平面
L1 プレート長手方向
M1 中心平面
R1 回転軸

Claims (39)

  1. 2本の平行なプレート列を備える、例えば、ケーブル、ホースなどのラインをガイドするためのエネルギーガイドチェーン(1)であって、各プレート列はフレキシブルジョイントコネクタ(5)によって相互に接続されるとともに相互に対して折曲げ可能なサイドプレート(2、3;6)を含み、前記フレキシブルジョイントコネクタ(5)は前記サイドプレートの折曲げ方向に弾性変形可能であり、前記プレート列は横断バー(4)によって相互に接続され、前記サイドプレート(2、3;6)は該サイドプレート(2、3;6)の直線相対位置では相互に支持し合う当接面を含むとともに前記サイドプレート(2、3;6)の完全折曲げ相対位置では相互に支持し合う当接面を含み、サイドプレート(2、3;6)の横方向に突出する突出部(21A、21B;31A、31B)が隣接サイドプレート(2、3;6)の凹設ポケット(22A、22B;32A、32B)に係合し、前記直線相対位置(1B)では前記突出部の少なくとも第1の当接面(211A、211B;311A、311B)が前記ポケットの第1の相手方当接面(221A、221B;321A、321B)と協働し、前記完全折曲げ相対位置では前記突出部の少なくとも第2の当接面(212A、212B;312A、312B)が前記ポケットの第2の相手方当接面(222A、222B;322A、322B)と協働し、それらの当接面を少なくとも有する全てのサイドプレート(2、3;6)はそれ自体で対称構成のものであり、
    各サイドプレート(2、3;6)は、第1及び第2の当接面(211A、211B;311A、311B及び212A、212B;312A、312B)を有する少なくとも2つの突出部(21A、21B;31A、31B)並びに第1及び第2の相手方当接面(221A、221B;321A、321B及び222A、222B;322A、322B)を有する少なくとも2つのポケット(22A、22B;32A、32B)を有し、
    前記2つの突出部(21A、21B;31A、31B)及び前記2つのポケット(22A、22B;32A、32B)が、前記サイドプレート(2、3;6)において対称的に、特に高さ方向平面(S1)に対して鏡像対称に又は前記サイドプレート(2、3;6)の高さ方向軸(H;R)に対して回転対称に、設けられた、エネルギーガイドチェーン。
  2. 両プレート列には、サイドプレートとして、前記チェーンの長手方向に交互となるそれぞれ異なる外側プレート(2)及び内側プレート(3)が設けられ、前記内側プレート(3)及び前記外側プレート(2)の双方は、それぞれ、それらの高さ方向平面(S1)であって前記長手方向に垂直に延在するとともに前記チェーンの長手方向に垂直にかつ前記サイドプレートに少なくとも略垂直に延在する高さ方向平面(S1)に関して、両プレート列において同一の外側プレート(2)及び同一の内側プレート(3)が使用可能となりかつ各外側プレート(2)が2つの突出部(21A、21B)及び2つのポケット(22A、22B)を含むとともに各内側プレート(3)が2つの突出部(31A、31B)及び2つのポケット(32A、32B)を含むように、それら自体でそれらの当接動作当接面に対して鏡像対称構成のものである、請求項1に記載のエネルギーガイドチェーン。
  3. 前記外側プレート(2)及び内側プレート(3)はいずれも、前記チェーンの長手方向(L)にかつ前記サイドプレート(2、3)に少なくとも略垂直に延在する長手平面(S2)に関して、特に単数又は複数の前記ジョイントコネクタ(5)を介して、2つの相互に対向する高さ方向領域を有し、前記外側プレート(2)及び内側プレート(3)には、一方の前記高さ方向領域にそれぞれの突出部(21A、21B;31A、31B)が設けられ、他方の前記対向する高さ方向領域にポケット(22A、22B;32A、32B)が設けられた、請求項1又は2に記載のエネルギーガイドチェーン。
  4. 前記横断バー(4)は、前記サイドプレート(2)とともに、ガイドされるラインのための受容空間を画定し、
    サイドプレート(2、3)の少なくとも2つの当接突出部(21A、21B;31A、31B)は前記受容空間から離れる方向に突出し、前記サイドプレート(2、3)の少なくとも2つの当接ポケット(22A、22B;32A、32B)は前記受容空間に向かって開口し、又はその逆であり、
    特に、前記外側プレート(2)の前記当接ポケット(22A、22B)は前記受容空間に向かって開口し、前記外側プレート(2)の前記突出部(21A、21B)は前記受容空間から離れる方向に突出し、前記内側プレート(3)の前記当接ポケット(32A、32B)は前記受容空間に向かって開口し、前記内側プレート(3)の前記突出部(31A、31B)は前記受容空間から離れる方向に突出する、請求項1から3のいずれか一項に記載の、特に請求項2に記載のエネルギーガイドチェーン。
  5. 前記チェーンの長手方向(L)に垂直にかつ前記サイドプレート(6)に少なくとも略平行に、好ましくはその中心平面内に、延在する高さ方向軸(H/R)に関して少なくともそれらの当接動作当接面に対して回転対称な、連続的に連なる構造的に同一のサイドプレート(6)が両プレート列に設けられた、請求項1に記載のエネルギーガイドチェーン。
  6. 前記サイドプレート(6)は前記受容空間から離れる方向に突出する2つの突出部(61C、61D)及び前記受容空間に向かって突出する2つの突出部(61A、61B)を有し、前記サイドプレートは前記受容空間に向かって開口する2つの当接ポケット(62A、62B)及び前記受容空間から離れる方向に開口する2つの当接ポケット(62C、62D)を有する、請求項5に記載のエネルギーガイドチェーン。
  7. 前記横断バー(4)は、特に前記外側プレート(2)において、前記サイドプレートの横断バー受容手段(40)に解放可能に固定され、好ましくは、各横断バー受容手段は前記チェーンの長手方向(L)において対向関係にある2つの締付け面(40A、40B)を有する前記サイドプレートと一体の締付け受容手段(40)を形成し、前記横断バーの相補形状の固定用部分(41)が前記2つの締付け面(40A、40B)の間に締め付けられ又は締付け可能であり、前記締付け面は、好ましくは凸状係止領域を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の、特に請求項2に記載のエネルギーガイドチェーン。
  8. 前記エネルギーガイドチェーンは、少なくとも一方が他方に対して可動である接続位置の間にラインをガイドし、前記エネルギーガイドチェーンは、方向転換領域(1C)によって相互に併合する上側ラン(1B)、特に自己支持状上側ラン(1B)、及び下側ラン(1A)の形成とともに前記接続位置の相対動作に対して変位可能であり、前記サイドプレート(2、3)は、実質的に長手方向(L)に延在して相互に対して逆を向く狭面を有し、好ましくは、
    前記方向転換領域において内向きの、すなわち、それぞれの他方のランの方を向く前記狭面が、前記長手方向において中断のない直線サポート(8)を形成し、及び/又は
    前記方向転換領域において外向きの、すなわち、それぞれの他方のランとは逆方向を向く、特に前記サイドプレートの、前記狭面は、横向きとなる前記下側ランへの前記方向転換領域の遷移を制動するための変形可能な制動領域(9)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の、特に請求項3に記載のエネルギーガイドチェーン。
  9. 前記制動領域(9)は、前記サイドプレートの前記狭面と一体に形成されて該狭面に両側で接続されるブリッジ状スプリング要素を含む、請求項8に記載のエネルギーガイドチェーン。
  10. 2枚の隣接サイドプレート(2、3)は、それぞれ別個のジョイントコネクタ(5)によって相互に接続され、又は3枚以上のサイドプレート(2、3)を有する長手部分が共通のジョイントコネクタによって相互に接続される、請求項1から9のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  11. 各サイドプレート(2、3;6)、特に前記内側プレート及び前記外側プレート(2、3)は、それぞれ肉厚中心領域(20、30)及びそれに隣接する少なくとも2つの薄い重なり領域(20A、20B;30A、30B)を有し、前記サイドプレート、特に前記内側及び外側プレートが、長手方向(L)において前記重なり領域(20A、20B;30A、30B)に重なり、実質的に前記長手方向に向く更なる端部当接面が前記中心領域(202A、202B;301A、301B)における端部に、及び前記重なり領域(201A、201B;302A、302B)における前記端部に設けられて当接動作関係で協働する、請求項1から10のいずれか一項に記載の、特に請求項2に記載のエネルギーガイドチェーン。
  12. 前記第1及び第2の当接面(211A、211B;311A、311B及び212A、212B;312a、312b)と、それと協働する第1及び第2の相手方当接面(221A、221B;321A、321B及び222A、222B;322a、322b)と、好ましくは更なる端部当接面(202A、202B;301A、301B;201A、201B;302A、302B)とは、相互に合同に凸状又は凹状に湾曲した構成のものであり、かつ特に連続的に及び/又は中断なく、湾曲されている、請求項1から11のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  13. それぞれ接続された前記サイドプレート(2、3)は、横方向エアギャップ(G)を有して、特に前記対向する重なり領域(20A、20B;30A、30B)の間における横方向エアギャップを有して、前記ジョイントコネクタ(5)によって相互に保持される、請求項1から12のいずれか一項に記載の、特に請求項12に記載のエネルギーガイドチェーン。
  14. 前記直線位置において、接続された前記外側又は内側プレートの中心領域において対応する補剛受容手段(23)にそれぞれ係合する2つの対向配置された突出補剛延長部(33)が、前記内側プレート又は外側プレート上の端部に、特に前記重なる領域に、設けられた、請求項2に記載のエネルギーガイドチェーン。
  15. 特に大部分が凹状湾曲面の、複数の画定面を有する少なくとも1つの材料凹部(24、34)が、少なくとも前記サイドプレートの肉厚中心領域(20、30)に設けられた、請求項1から14のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  16. 特に請求項1に記載の、エネルギーガイドチェーンのためのサイドプレート(2、3;6)、特に請求項2に記載のエネルギーガイドチェーンのための外側プレート(2)又は内側プレート(3)であって、複数のサイドプレートがプレート列を構成するようにフレキシブルジョイントコネクタ(5)によって相互に接続可能であり、かつ相互に対して折曲げ可能であり、前記サイドプレート(2、3)は、2枚のサイドプレートの接続に対して、直線相対位置では前記突出部の少なくとも第1の当接面を前記ポケットの第1の相手方当接面と協働させ、前記完全折曲げ相対位置では前記突出部の少なくとも第2の当接面を前記ポケットの第2の相手方当接面と協働させるための横方向に突出する突出部及び対応する凹設ポケットを含み、
    少なくともそれらの当接面を有する前記サイドプレートは、それ自体で対称構成のものであり、第1及び第2の当接面を有する2つの突出部(21A、21B;31A、31B)並びに第1及び第2の相手方当接面を有する少なくとも2つのポケット(22A、22B;32A、32B)を含み、前記2つの突出部及び前記2つのポケットは前記サイドプレート上に対称的に、特に、前記外側若しくは内側プレートにおいて高さ方向平面(S1)に対して鏡像対称に又は前記サイドプレートの高さ方向軸(H、R)に対して回転対称に設けられる、サイドプレート。
  17. 請求項2から15のいずれか一項に記載の少なくとも1つの特徴構成によって特徴づけられる請求項16に記載のサイドプレート。
  18. 各サイドプレート(2、3;6)はプラスチックから一体に作製され、好ましくは前記又は各ジョイントコネクタ(5)は他の恒久的に弾性的な若しくは前記サイドプレートよりも柔軟なプラスチックから別個に生産される、請求項1から15のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン又は請求項16若しくは17に記載のサイドプレート。
  19. 2枚のそれぞれのサイドプレートはジョイントコネクタ(5)によって接続され、前記サイドプレートは長手方向に開口し、前記ジョイントコネクタのそれぞれの固定用端部が固定され、特に圧入される、固定用受容手段(25;55)を有し、好ましくは、前記ジョイントコネクタは、該ジョイントコネクタがランの前記直線位置に圧縮されるように余剰の長さによってサイズ決めされている、請求項1から15及び18のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン又は請求項16から18のいずれか一項に記載のサイドプレート。
  20. 請求項1から15、18及び19のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン又は請求項16から19のいずれか一項に記載のサイドプレートのためのジョイントコネクタ(5)であって、該ジョイント要素(5)は、隣接サイドプレート(2、3)をそれらが折曲げ可能となるような態様で相互に接続するように適合されるとともに、対向関係において外向きに湾曲した2つの材料領域(521、522)であってそれらの間に配置されて両側で開口する中空空間(523)を有する2つの材料領域(521、522)を有する弾性的にフレキシブルな中心ジョイント領域(52)を有するプレート状本体を有し、サイドプレートの対応する固定用受容手段(25、35)における固定のための前記本体は、端部に向かって拡大する断面を有する2つの相互に対向する端部固定用領域(51A、51B)を含み、
    前記固定用領域(51A、51B)の前記断面は、前記対応する固定用受容手段(25、35)における折曲げに対して若しくは適宜の曲げにおいて回転不能な積極的ロック接続部のために設計され、かつ/又は長手方向に向く少なくともその端部における前記固定用領域(51A、51B)は、平坦化及び/若しくは湾曲された接触面(54)であって曲率半径が前記固定用領域の最大断面寸法の半分よりも大幅に大きい接触面(54)を含む、ジョイントコネクタ。
  21. 前記固定用領域(51A、51B)の前記断面は、略三葉形又は略三角形構成のものである、請求項20に記載のジョイントコネクタ。
  22. 前記本体は、各固定用領域と分割された前記中心ジョイント領域(52)との間にプレート状遷移領域(53)を有する、請求項20又は21に記載のジョイントコネクタ。
  23. 前記ジョイントコネクタ(5)は、プラスチックから、特に曲げ弾性プラスチックから、一体に作製されたものである、請求項20、21又は22に記載のジョイントコネクタ。
  24. 前記長手方向において隣接する2枚のサイドプレートをそれぞれ相互に接続する請求項20から23のいずれか一項に記載のジョイントコネクタ(5)によって特徴付けられる請求項1から15、18及び19のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン又は請求項16から19のいずれか一項に記載のサイドプレート。
  25. ホース、ケーブルなどのラインをガイドするためのエネルギーガイドチェーン(101)であって、少なくとも1本の前記ラインを受容及びガイドするための受容空間(102a)を形成する複数のヒンジ相互接続されたチェーンリンク(102、102´)を備え、該チェーンリンク(102、102´)は、前記エネルギーガイドチェーンの長手方向に略平行な内側面及び外側面(104a、104b)並びに狭面(105a、b)を有する対向配置されたプレート(103、103´)を有し、前記リンク(102、102´)の少なくとも一部は前記プレート(103、103´)を解放可能に相互に接続するとともに対向配置された両端部領域(121)においてそれぞれの前記チェーンリンク(102、102´)のプレート(103、103´)に解放可能に固定するための固定手段(122)を有する少なくとも1本の横断バー(120)を有し、前記プレート(103、103´)は対応する横断バーの前記固定手段(122)を解放可能に固定する固定手段(108)をそれぞれ有し、さらに、前記プレート(103、103´)は別個のジョイント要素(110)によって任意選択的に隣接する前記チェーンリンク(102´)の前記プレート(103´)の対応するジョイント接続部(109)とともに相互にヒンジ接続可能なジョイント接続部(109)を有し、前記チェーンの前記長手方向において連続して配置された前記ヒンジ相互接続されたチェーンリンクのプレートは、前記チェーンの前記長手方向に延在するとともに前記少なくとも1本のラインのための前記受容空間(120a)の少なくとも一部がその間に配置される少なくとも2本の横方向に相互に離間されたプレート列(150、160)を形成し、前記エネルギーガイドチェーンの連続するチェーンリンクは隣接リンク(102)又はプレート(103)の間で前記ジョイント接続部(109)によって相互に対して位置可変であり、
    前記プレート列は、少なくとも3個より多い隣接チェーンリンク(102)を含むとともに前記プレート列(150、160、170)の少なくとも2本又は全てを含むチェーン部分(130)にわたって連続的に延在して、それぞれの前記プレート(103)が前記チェーン部分の各種列の各々の任意の位置において選択的に配置可能となるように、全体的に構造的に同一のプレートから連続的に構成される、エネルギーガイドチェーン。
  26. 前記チェーン部分(108)の前記プレート(103、103´)は前記少なくとも1本の横断バー(120)に対する固定手段(108)を有し、該固定手段(108)は、前記プレートの狭面(105a、b)の少なくとも一方の領域に配置され、前記横断バー(120)が前記プレート(103、103´)に選択的に固定可能であり前記プレートの内側から又は前記プレートの外側から突出するような構成のものである、請求項25に記載のエネルギーガイドチェーン。
  27. 前記プレート(103、103´)のそれぞれ又は全ての前記横断バー(120)に対する前記プレートの固定手段(108)は、それぞれの前記プレート(103、103´)上に恒久的にかつ解放不能に設けられ、好ましくは前記プレート(103、103´)上に一体に形成される、請求項25又は26に記載のエネルギーガイドチェーン。
  28. 前記チェーン部分(130)の前記プレート(103、103´)はジョイント接続部(109)を有し、
    それぞれの前記プレート(103、103´)は隣接プレート(103、103´)と協働してジョイント接続部(109)を構成する少なくとも1つのジョイント要素(110)を有し、前記プレート(103、103´)は、該プレート(103、103´)に恒久的に接続され、好ましくはそこに一体に形成された、少なくとも1つのジョイント要素(110)を有する、請求項25から27のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  29. それぞれの前記プレート(103、103´)は、少なくとも1つのその端部において、隣接する構造的に同一のプレート(103、103´)と協働するジョイント要素(110)を含み、前記プレート(103、103´)の間にジョイント接続部(109)を設ける、請求項25から28のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  30. 前記チェーン部分(130)の前記プレート(103、103´)は、隣接プレートの相互に対するジョイント動作を制限するためにそれぞれ隣接するチェーンリンクの対応する当接部(113)と協働する当接部(112)を有し、該当接部(112、113)は前記プレートに恒久的に接続され、好ましくはそこに一体に形成されている、請求項25から29のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  31. 前記プレート列(150、160、170)を含む前記チェーン部分(130)は、全体的に、前記チェーン(101)の隣接する又は異なるプレート列(150、160、170)において、前記横断バーが延在する方向に沿う並進変位によって相互に同じ像を有し得るプレート(103)から連続的に構成される、請求項25から30のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  32. 前記プレート列(150、160、170)を含む前記チェーン部分(130)は、全体的にそれ自体で、より具体的には回転軸(R1)であって前記プレート(103)の前記長手方向(L1)に垂直にかつ前記プレートの側面(104a、b)に少なくとも略平行に延在し、好ましくは前記プレートの中心平面(M1)内に延在する、回転軸(R1)に関して、回転対称のプレート(103)から連続的に構成される、請求項25から31のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  33. 前記プレートは、プレート列の隣接プレートが相互に突き当たることに対する当接制動に適合した制動要素を有する、請求項25から32のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  34. 前記チェーン(101)は、該チェーンの前記長手方向に延在する3本以上の横方向に相互に離間したプレート列(150、160、170)を有し、
    前記チェーンの前記長手方向に延在する少なくとも3本の前記プレート列(150、160、170)が請求項25から33のいずれか一項に従って設計されたチェーン部分(130)であり、少なくとも複数の隣接チェーンリンクにわたって連続的に設けられた、請求項25から33のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  35. 第1のチェーンリンク(102a)が、第1の対の隣接する第1及び第2のプレート列(150、160)に対して設けられ、異なるプレート列(150、160)に配置された前記プレート(103)は両端部領域において解放可能な横断バー(120)に相互に接続されることによりチェーンリンク(120a)を設け、異なるプレート列(150、160)に配置された前記プレートが横断バーに相互に接続されない第2のチェーンリンク(120b)が設けられ、前記2本の隣接する第1のプレート列及び第2のプレート列(150、160)に、第1及び第2のチェーンリンク(102a、102b)が前記チェーンの前記長手方向に連続して配置され、
    前記エネルギーガイドチェーン(101)の更なる第3のプレート列(170)に関して、前記チェーンの前記長手方向に連続して配置された前記第1及び第2のチェーンリンク(102a、102b)が設けられ、
    前記第2のプレート列(160)は、前記第1のプレート列と前記第3のプレート列(150、170)の間に配置され、
    好ましくは前記第1のプレート列(150)のプレートのみに、横断バー(120)によって解放可能に接続されたプレート(130)が前記第2のプレート列(160)に設けられ、該第2のプレート列(160)は、好ましくは前記第3のプレート列(170)のプレートのみに、横断バー(120)によって解放可能に接続されたプレート(103)をさらに有する、請求項34に記載のエネルギーガイドチェーン。
  36. 3本以上のプレート列(150、160、170)が設けられ、少なくとも1本のプレート列(160)が2本の隣接するプレート列(150、170)の間に配置されて第1のプレート列、中心の第2のプレート列及び第3のプレート列を構成し、前記第2のプレート列(160)は前記2本の隣接するプレート列(150、160)に横断バーによって解放可能に接続され、(i)前記第2のプレート列の選択プレート(103)は前記第1のプレート列のプレートのみ若しくは前記第3のプレート列のプレートのみのいずれかに接続され、又は(ii)前記第2のプレート列(160)の選択プレート(103)は隣接するプレート列(150、170)の両方のプレートに横断バー(120)によって解放可能に接続される、請求項34又は35に記載のエネルギーガイドチェーン。
  37. 3本以上のプレート列(150、160、170)が設けられ、少なくとも1本のプレート列(160)が2本の隣接するプレート列(150、160)の間に配置されて第1のプレート列、中心の第2のプレート列及び第3のプレート列を構成し、前記第2のプレート列(160)は前記2本の隣接するプレート列(150、170)に横断バー(120)によって解放可能に接続され、前記第2のプレート列(160)はプレート(103)を有し、それぞれの前記プレート(103)の前記プレートの狭面(105a)の一方において前記第1のプレート列(150)に解放可能な横断バー(120)によって接続されるとともに同じ前記プレート(103)の他方の前記狭面(105b)において前記第3のプレート列(170)に解放可能な横断バー(120)によって接続される、請求項34から36のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  38. 前記少なくとも3本の隣接するプレート列の前記プレート(103)が請求項25から32のいずれか一項に従って設計され、
    好ましくは、複数のチェーンリンクを含むチェーン部分において、前記3本の隣接するプレート列の前記プレートは、同一の構造的構成のものである、請求項34から37のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン。
  39. 請求項25から38のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーン(101)のためのサイドプレート(103、103´)。
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