JPH04129952U - 押送りチエーン - Google Patents

押送りチエーン

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JPH04129952U
JPH04129952U JP3722091U JP3722091U JPH04129952U JP H04129952 U JPH04129952 U JP H04129952U JP 3722091 U JP3722091 U JP 3722091U JP 3722091 U JP3722091 U JP 3722091U JP H04129952 U JPH04129952 U JP H04129952U
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JP3722091U
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重雄 石野
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オリエンタルチエン工業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/18Chains having special overall characteristics
    • F16G13/20Chains having special overall characteristics stiff; Push-pull chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接する内プレート12、12の一方の係合
突部12cと結合段部12dとが容易に係合し、常に正
しく直線状に固定できるようにする。 【構成】 一対のまゆ形の外プレート11、11と、逆
方向に配置する一対の異形の内プレート12、12とを
交互に連結する。内プレート12には、当接面12c1
を有する係合突部12cと、当接面12d1 、円弧部1
2d2 を有する係合段部12dとを形成する。隣接する
内プレート12、12の一方の係合突部12cが他方の
係合段部12dに係合し、当接面12c1 、12d1 が
当接することにより、全体は、直線状に固定することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各一対の内プレートと外プレートとを交互に連結し、内プレート を異形とすることにより、一方向にのみ屈曲可能な押送りチェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一方向にのみ屈曲可能な押送りチェーンが知られている(実開昭62−773 52号公報)。
【0003】 このものは、一対のまゆ形の外プレート1、1と、一対の異形の内プレート2 、2とを連結ピン3を介して交互に連結するものであって(図8)、内プレート 2、2は、チェーンの連結線Aに対して、一方側に大きく形成してある。また、 内プレート2には、一方の端面に、連結線Aに直角な当接面2aと係合突部2b とを形成し、他方の端面には、当接面2aに対応する当接面2cと、係合突部2 bに対応する係合凹部2dとを形成してある。なお、当接面2a、2cは、チェ ーンを直線状態にするとき、外プレート1の中点Bにおいて当接するように、そ の間隔Dは、チェーンのピッチpに対し、D=2pとし、このとき、係合突部2 bは係合凹部2dにしっくりと嵌合するから、チェーンは、全体として、内プレ ート2、2を大きく形成した側には屈曲することができず、その逆方向には、通 常のチェーンと同様に自在に屈曲することができる。
【0004】 なお、連結ピン3は、ブシュ4を介して装着することができ、ブシュ4の外周 には、ローラ5を付設することができる。
【0005】 かかる押送りチェーンは、引張力を伝達するばかりでなく、直線状態において は、全体姿勢が棒状に固定され、押力を伝達することができるから、たとえば、 回転式の窓の開閉装置に組み込むことができ、また、往路において搬送物を搬送 し、復路において、コンパクトに折り畳むことができる垂直搬送用のコンベアシ ステムにも応用することができる(たとえば特開昭54−77940号公報、実 公昭61−41695号公報)。図8の上方側からは、搬送物の重量を負荷させ ることができる一方、その逆方向には、小さく折り畳むことが可能であるからで ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、全体を屈曲状態から直線状態に伸展させるとき 、係合突部が円滑に係合凹部に嵌合せず、全体の姿勢が崩れたり、全体が正しい 直線状とならず、ジグザグ状になったりするおそれがあるという問題があった。 すなわち、係合突部、係合凹部は、内プレートの両端面の途中において、前者は 三角形の山形に形成され、後者は、前者に対応して谷形に形成されているから、 両者は、全体が屈曲状態から直線状態に移行する途中において嵌合を開始しなけ ればならない。しかるに、その時点においては、外プレートが内プレートに対し て自由に傾くことができるために、隣接する内プレートの相対位置関係が不定と なり、係合凹部に対して係合突部が正しく進入することができない場合があるか らである。
【0007】 また、このように、係合突部が係合凹部に進入するとき、両者が正しい相対位 置関係にないと、両者は、相対的に滑りながら嵌合を完成することとなり、した がって、使用中における内プレートの摩耗が激しく、耐久性に乏しいという問題 があった。
【0008】 そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、内プレートの一方 の上隅部に係合突部を形成し、他方に係合段部を形成することによって、全体の 姿勢が崩れたりするおそれがなく、全体を容易に正しい直線状にすることができ 、しかも、耐久性に優れた押送りチェーンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、一対のまゆ形の外プレートと 、互いに逆方向に配置する一対の異形の内プレートとを連結ピンを介して交互に 連結してなり、内プレートは、連結線の一方側を大きく形成し、一方の上隅部に 、隣接する外プレートの中点を越えて突出し、連結線に直角な当接面を有する係 合突部を形成し、他方の上隅部に、隣接する内プレートの接合突部が係合する係 合段部を形成し、係合段部は、係合突部の当接面に対応する当接面と、この当接 面に連続し、ピン孔と同心の円弧部とからなることをその要旨とする。
【0010】
【作用】
かかる構成によるときは、内プレートは、一方の上隅部に係合突部を形成し、 他方の上隅部に係合段部を形成し、外プレートを介して隣接する2枚の内プレー トは、全体を直線状態にするとき、係合突部と係合段部とが係合することにより 、全体が一方にのみ屈曲可能にすることができる。ここで、係合段部は、内プレ ートの上方側が完全に開放されているから、隣接する内プレートの相対位置がず れていても、係合突部は、係合段部に対し、その上方から円滑に係合することが できる。
【0011】 また、係合段部の円弧部は、係合突部の先端と接触することにより、外プレー トの傾きを規制することができる上、内プレートは、相対向する一対が互いに逆 方向に配置されているから、それぞれの係合突部、係合段部が係合した最終状態 では、隣接する内プレートは、相対位置関係が完全に固定され、したがって、全 体姿勢が崩れたり、全体がジグザグ状になったりするおそれがない。
【0012】
【実施例】
以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】 押送りチェーンは、一対のまゆ形の外プレート11、11と、逆方向に配置し た一対の異形の内プレート12、12とを交互に連結してなる(図1、図2)。
【0014】 外プレート11は、一般的なまゆ形であり、その両端部には、チェーンのピッ チpを定める一対のピン孔11a、11aが形成されている。
【0015】 内プレート12は、ピン孔11a、11aと同ピッチの一対のピン孔12a、 12aを有する異形の板体である(図1、図3)。すなわち、内プレート12は 、ピン孔12a、12aの中心を結ぶチェーンの連結線Aに対し、一方の側は、 外プレート11と同形の鞍形に形成され、他方の側は、上方に大きくし、しかも 、上辺12bを連結線Aに平行にした上、一方の上隅部に係合突部12cを形成 し、他方の上隅部に、係合段部12dを形成してある。係合突部12cは、連結 線Aに直角な当接面12c1 を有し、係合段部12dは、当接面12c1 に対応 する当接面12d1 と、当接面12d1 に連続する円弧部12d2 とを有する。
【0016】 なお、当接面12c1 、12d1 の間隔Dは、ピン孔12a、12aのピッチ pに対し、D=2p+δ(δは、小さい正の定数)となっており、係合突部12 c1 の突出長さhは、p/2<h<pとなっている。すなわち、係合突部12c は、隣接する外プレート11の中点Bを越えて突出し、連結線Aと平行になって いる。
【0017】 外プレート11、11…、内プレート12、12…は、連結ピン13、13… を介して交互に連結されている(図1、図2)。ただし、このとき、相対向する 一対の内プレート12、12は、互いに逆方向に配置するものとし、各連結ピン 13は、ブシュ14を介して装着されている。また、ブシュ14は、内プレート 12、12のピン孔12a、12aに嵌入されているものとする。
【0018】 かかる押送りチェーンは、連結線Aの一方の側には自在に屈曲することができ るが(図4)、他方の側には、隣接する内プレート12、12の一方の係合突部 12cが他方の係合段部12dに係合し、当接面12c1 、12d1 が当接する と、それ以上に屈曲することができない(図5)。そこで、いま、各内プレート 12の当接面12c1 、12d1 の間隔D=2p+δに含まれる定数δを、各連 結ピン13と、それに付随するブシュ14とのクリアランスに相当する値に定め ると、押送りチェーンは、各当接面12c1 、12d1 が当接するとき、連結線 Aが一直線状に伸長し、その状態で棒状に固定することができる。
【0019】 一方、隣接する内プレート12、12の一方が他方に対して傾くとき、一方の 内プレート12の係合突部12c1 が、他方の内プレート12の円弧部12d2 に接触している限り、両者の接触点K1 が、連結線Aに一致するピッチpを斜辺 とする直角三角形K1 K2 K3 の頂角に相当するように、円弧部12d2 の半径 K1 K3 を定めると、係合突部12cと円弧部12d2 とは、両者が接触するこ とにより、その間の外プレート11の姿勢を連結線Aに一致させることができる 。すなわち、押送りチェーンを直線状に伸長させる際に、外プレート11が連結 線Aに対してランダムに傾き、全体姿勢が崩れたり、ジグザク状になったりする ことを積極的に防止することができる。
【0020】 なお、内プレート12、12…は、相対向する各一対のものが互いに逆方向に 配置されているから、係合突部12cと円弧部12d2 とによる外プレート11 の姿勢規制機能は、内プレート12、12…の各列について実現することができ る。また、内プレート12の係合突部12cの先端下方には、小円弧R1 を形成 し(図3)、この小円弧R1 は、係合段部12dの当接面12d1 、円弧部12 d2 の連続部分に形成する小円弧R2 に対し、その曲率半径を小さくしておくの がよい。当接面12c1 、12d1 の密着性を保証することができるからである 。
【0021】 以上の説明において、内プレート12の当接面12c1 、12d1 の間隔Dは 、D>2pにすることにより、内プレート12の上辺12b側が凸に湾曲した状 態で全体を固定することができ、また、D<2pとすることにより、逆の状態に 固定することができる。なお、この場合において、円弧部12d2 の半径K1 K 3 は、それぞれの固定状態における外プレート11の傾きに応じ、図5に図示す るよりも長くし、または、短くするのがよい。
【0022】 また、ブシュ14の外周には、必要に応じ、ローラを付設してもよいことは勿 論である。
【0023】 かかる押送りチェーンは、1本のみを単列にして用いることもできるが、複列 を平行させることにより、コンベアシステムにおける搬送物Wの搬送用としても 用いることができる(図6、図7)。すなわち、各内側の外プレート11、11 の上部を内側に折り曲げることによって、アタッチメント11b、11bを形成 し、アタッチメント11b、11b間にスラット板Wa を掛け渡すことにより、 搬送物Wの搬送面を形成すればよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、まゆ形の外プレートと異形の内プレ ートとを交互に連結し、内プレートは、当接面を有する係合突部と、当接面と円 弧部とを連続させた係合段部とを形成とすることによって、全体は、隣接する内 プレートの係合突部と係合段部とが係合し、当接面が当接することにより、内プ レートを大きくした側に屈曲不能となり、直線状に固定することができ、このと き、係合段部は、上方が大きく解放されており、しかも、係合突部の先端が円弧 部に接触することにより、外プレートの姿勢を規制することができるので、係合 突部と係合段部との係合は常に円滑であり、全体姿勢が崩れたりするおそれが全 くない上、両者が係合するときに格別な滑りを生じることがないので、耐久性を 大きく向上させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分解斜視説明図
【図2】 図1のX−X線矢視断面図
【図3】 内プレートの平面説明図
【図4】 全体構成図
【図5】 動作説明図
【図6】 使用例を示す正面図
【図7】 図6の要部斜視説明図
【図8】 従来例を示す構造図
【符号の説明】
A…連結部 B…中点 11…外プレート 12…内プレート 12a…ピン孔 12c…係合突部 12c1 …当接面 12d…係合段部 12d1 …当接面 12d2 …円弧部 13…連結ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のまゆ形の外プレートと、互いに逆
    方向に配置する一対の異形の内プレートとを連結ピンを
    介して交互に連結してなり、前記内プレートは、連結線
    の一方側を大きく形成し、一方の上隅部に、隣接する外
    プレートの中点を越えて突出し、連結線に直角な当接面
    を有する係合突部を形成し、他方の上隅部に、隣接する
    内プレートの接合突部が係合する係合段部を形成し、該
    係合段部は、前記係合突部の当接面に対応する当接面
    と、該当接面に連続し、ピン孔と同心の円弧部とからな
    ることを特徴とする押送りチェーン。
JP3722091U 1991-05-24 1991-05-24 押送りチェーン Expired - Fee Related JP2564563Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05263877A (ja) * 1992-03-17 1993-10-12 Tostem Corp プッシュプルチェーン
JP2001082553A (ja) * 1999-07-14 2001-03-27 Nobutoshi Hamana 動力伝導部材及び動力伝導ユニット
WO2019203247A1 (ja) * 2018-04-18 2019-10-24 大同工業株式会社 プッシュチェーン

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