JPH019777Y2 - - Google Patents

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JPH019777Y2
JPH019777Y2 JP13159880U JP13159880U JPH019777Y2 JP H019777 Y2 JPH019777 Y2 JP H019777Y2 JP 13159880 U JP13159880 U JP 13159880U JP 13159880 U JP13159880 U JP 13159880U JP H019777 Y2 JPH019777 Y2 JP H019777Y2
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link
bearing member
fitting
link plate
bush
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンベヤーチエーンにおいて、軸受
部材、特にブツシユの回止め装置に関する。
従来、軸受部材、即ちブツシユ又は/及びピン
は、リンクプレートとの間に相対運動を生じない
ように、軸受部材の端部を欠円とし、該欠円部を
リンクプレートに圧入・固定していた。しかし、
該軸受部材が嵌合するリンクプレートの嵌合孔
は、欠円の接点、即ち円と直線の交点部分に集中
応力を生じ、該部分から摩耗が発生し、更に衝撃
荷重が繰返し作用すると該部分から亀裂等が生じ
る虞れがあつた。また、軸受部材端部を楕円とし
たものもあるが、該軸受部材によるリンクプレー
トの嵌合孔でも、小径部分に集中応力を生じ、上
述と同様な欠点を生じていた。
更に、リンクプレートの嵌合孔を打抜く際、欠
円の接点部分で金型は破損し易く、該金型で穿け
られた嵌合孔は該部分において鋭利なバリを発生
し、またリンクプレート嵌合孔に軸受部材を圧入
する際、欠円接点部分でガジリも生じやすく、こ
れらにより更にリンクプレートの亀裂が助長され
ていた。
そこで、本考案は、軸受部材のリンクプレート
嵌合部を、該軸受部材の中心線に対し偏心した位
置を中心とする偏心円により構成すると共に、該
偏心円の位相を1個のリンクを構成する左右のリ
ンクプレート嵌合部にて異なるように構成し、ま
たリンクプレートの嵌合孔を、上記軸受部材にお
けるリンクプレート嵌合部の左右位相のずれに対
応するように左右のリンクプレートにて異なる位
置に形成すると共に、これら左右のリンクプレー
トの前後の孔を、それぞれ幅方向中心線に対して
対称位置に配置し、もつて上述欠点を解消したコ
ンベヤーチエーンにおける軸受部材の回止め装置
を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて本考案による実施例を説明
する。
コンベヤーチエーン、例えばブツシユドローラ
チエーン1は、第1図に示すように、左右2枚の
リンクプレート2をピン3により結合した外側リ
ンク5と、同様な左右2枚のリンクプレート6を
ブツシユ7により結合し、該ブツシユ7にローラ
9を回転自在に支持した内側リンク10よりな
り、ピン3をブツシユ7に嵌合することにより無
端状に連接して構成されている。更に、第2図及
び第3図に示すように、ブツシユ7の両端部、即
ちリンクプレート6との嵌合部7aはブツシユ7
の中心線x−xに対して偏心した位置a,a′を中
心とする円により構成され、またリンクプレート
6は該ブツシユ7の偏心した嵌合部7aに整列す
る位置に嵌合孔6aが形成されている。そして、
ブツシユ7の両端部7aはその中心位置a,a′、
即ち偏心位置が180度ずれて構成され、また1個
のリンクを構成する一方のリンクプレート例えば
左方のリンクプレート6′は両端部に設けられた
前後の嵌合孔6a′,6a″が互にリンク内側に偏心
して幅方向中心線y−yに対して対称の位置に形
成されかつ他方のプレート例えば、右方のプレー
ト6″は両端部の前後の嵌合孔6a′,6a″が互に
リンク外側に偏心して前記中心線y−yに対して
対称の位置に形成されている。従つて、内側リン
ク10は、左方のリンクプレート6′の両嵌合孔
6a′,6a″にブツシユ7の嵌合部7aをそれぞれ
内側に偏心して圧入・固定し、また右方のリンク
プレート6″の両嵌合孔6a′,6a″にブツシユ7
の他方の嵌合部7aをそれぞれリンク外側に偏心
して圧入・固定して構成される。
本実施例は以上のような構成を有するので、コ
ンベヤーチエーン1はスプロケツトに噛合する
際、各リンク5,10相互間に節動運動を起して
屈曲し、ブツシユ7をリンクプレート6に対して
相対回転しようとする力が作用するが、ブツシユ
7,7が左右リンクプレート6′,6″に位相の異
なる偏心円からなる嵌合部7a,7aにて嵌合
し、更に該左右のリンクプレート6′,6″が2個
のブツシユ7,7をブツシユ中心線x−xの内
側、外側と距離の異なる位置にてそれぞれ嵌合す
るので、2個のブツシユ7,7と左右リンクプレ
ート6′,6″とが全体で変位しない1個のリンク
として機能し、該リンク全体で該ブツシユ7,7
の相対回転を阻止する。この際、ブツシユ7の嵌
合部7aは偏心円にて構成されており、相対回転
しようとする力を円部分で分散支持するので、部
分的に集中応力が生じることがない。
なお、上述実施例はブツシユ7の両端部に偏心
嵌合部7aを設けたが、ピン3に本考案を適用し
て、ピンのリンクプレート嵌合部を、ピン3の中
心線に対して偏心した位置を中心とする円により
構成しても良い。
以上説明したように、本考案によれば、ブツシ
ユ等の軸受部材7の嵌合部7a,7aを位相の異
なる偏心円にて構成し、かつリンクプレート6の
前後の嵌合孔6a′,6a″を左右のリンクプレート
6′,6″で距離の異なる位置に設け、軸受部材7
とリンクプレート6とを組付けた際に該軸受部材
7とリンクプレート6とが変位しない1個のリン
クを構成するようにしたので、リンク5又は10
全体で軸受部材7がリンクプレート6と相対回転
することを確実に阻止し、更に軸受部材7の嵌合
部7a,7aに部分的に集中応力が生じることを
防止できる。従つて、余分な部材を必要とせず、
軽量に構成できるものでありながら、大きな引張
荷重下における屈曲運動によつても、軸受部材を
リンクプレートに確実に固定でき、リンクプレー
トに摩耗を生じ、更には破損するようなことを防
止でき、寿命の長いチエーンを得ることができる
と共に、軸受部材の嵌合部及びリンクプレートの
嵌合孔も円により構成されるので、加工が簡単で
安価にコンベヤーチエーン1を製造することがで
きる。また、本考案をブツシユ7に適用し、特に
リンクプレート嵌合部7aをその偏心側の外周面
が該ブツシユ7の外周面に一致した偏心円により
構成すると、ブツシユの肉厚が薄くなる部分が少
なく、かつ薄い部分cが滑らかなアーチ状により
構成されるので、嵌合に際して圧入応力を分散で
き、ブツシユ7の変形を防止して、ピン3に対す
る滑らかな軸受面を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用し得るコンベヤーチエー
ンを示す平面図、第2図はその内側リンクの一部
を示す平面断面図、第3図は作用の内側リンクの
正面図である。 1……コンベヤーチエーン、2……リンクプレ
ート、3……ピン(軸受部材)、5……外側リン
ク、6……リンクプレート、6′……左リンクプ
レート、6″……右リンクプレート、6a……リ
ンクプレートの嵌合孔、6a′……前の孔、6a″…
…後の孔、7……ブツシユ(軸受部材)、7a…
…軸受部材のリンクプレート嵌合部、10……内
側リンク、x−x……軸受部材の中心線、y−y
……幅方向中心線、a,a′……偏心した位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 2枚のリンクプレートをピンにより結合した
    外側リンクと、2枚のリンクプレートをブツシ
    ユにより結合した内側リンクとを、ピンをブツ
    シユに嵌合して交互に連接してなるコンベヤー
    チエーンにおいて、前記ピン又は/及びブツシ
    ユよりなる軸受部材の前記リンクプレート嵌合
    部を、該軸受部材の中心線に対し偏心した位置
    を中心とする偏心円により構成すると共に、該
    偏心円の位相を前記リンクを構成する左右のリ
    ンクプレート嵌合部にて異なるように構成し、
    また前記リンクプレートの嵌合孔を、上記軸受
    部材におけるリンクプレート嵌合部の左右位相
    のずれに対応するように左右のリンクプレート
    にて異なる位置に形成すると共に、これら左右
    のリンクプレートの前後の孔を、それぞれ幅方
    向中心線に対して対称位置に配置してなる軸受
    部材の回止め装置。 (2) 前記軸受部材をブツシユとした実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のブツシユの回止め装
    置。
JP13159880U 1980-09-16 1980-09-16 Expired JPH019777Y2 (ja)

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JP13159880U JPH019777Y2 (ja) 1980-09-16 1980-09-16

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JP13159880U JPH019777Y2 (ja) 1980-09-16 1980-09-16

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JPS5756615U JPS5756615U (ja) 1982-04-02
JPH019777Y2 true JPH019777Y2 (ja) 1989-03-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121989U (ja) * 1983-02-04 1984-08-16 ソニー株式会社 ヘツドホン
JPH0511212Y2 (ja) * 1989-01-19 1993-03-19

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Publication number Publication date
JPS5756615U (ja) 1982-04-02

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