JP2020085159A - チェーン - Google Patents

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智治 谷口
Tomoharu Taniguchi
智治 谷口
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Abstract

【課題】最大許容張力の低下を抑制しつつ容易に組み付け作業ができるチェーンを提供する。【解決手段】チェーン11は、直列に配置された複数のリンクを有し、リンクは長さ方向と直交する幅方向において離れて対向するリンクプレート13を有し、長さ方向で隣り合うリンク同士のリンクプレート同士がピン15を介して回動自在に連結され、長さ方向に引っ張り荷重を受けて移動するチェーン11であって、リンクプレート13は、ピン15が挿入されるピン孔21を有し、少なくとも1つのリンクにおいて、ピン15は、ピン孔21に対して、ピン孔21内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態からピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして回動されてピン15の外周面の一部がピン孔21の内周面の一部に圧接することにより、ピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態になっている。【選択図】図9

Description

本発明は、直列に配置された複数のリンクプレートが回動自在に連結され、長さ方向に引っ張り荷重を受けて移動するチェーンに関する。
従来、この種のチェーンとして、例えば特許文献1に記載のチェーンが知られている。このチェーンは、チェーンの幅方向で対向する一対の板状部(リンクプレート)を含んで構成される複数のリンクが直列に配置され、その直列方向で隣り合うリンク同士が互いの端部同士を回動自在に連結されている。各リンクにおいて、チェーンの長さ方向ともなる長手方向の前端部と後端部には、連結リンク挿入孔(ピン孔)が板状部の厚さ方向に貫通形成されている。そして、直列方向で隣り合う2つのリンクのうち前側に位置するリンクの後端部の連結リンク挿入孔と後側に位置するリンクの前端部の連結リンク挿入孔とが芯合せされた状態で、それらの芯合せされた連結リンク挿入孔に対して連結ピンが挿入作業により嵌合されることで、複数のリンクの板状部が回動自在に連結される。
特開2008−303960号公報
ところで、チェーンは、直列方向で隣り合うリンクの板状部同士を回動自在に連結する連結ピンが、板状部の連結リンク挿入孔に対して当該連結リンク挿入孔内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態になっていると、チェーンにおける最大許容張力が大幅に低下する。その一方、連結ピンが板状部の連結リンク挿入孔に対して当該連結リンク挿入孔内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態になっていると、チェーンにおける最大許容張力の低下は抑制される。しかし、連結リンク挿入孔に対して連結ピンを挿入作業により所謂しまり嵌めの状態に嵌合させる場合には、所謂隙間嵌めの状態に嵌合させる場合に比して、チェーンの組み付け作業が容易でないという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最大許容張力の低下を抑制しつつ容易に組み付け作業ができるチェーンを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するチェーンは、直列に配置された複数のリンクを有し、前記リンクは長さ方向と直交する幅方向において離れて対向するリンクプレートを有し、前記長さ方向で隣り合う前記リンク同士の前記リンクプレート同士がピンを介して回動自在に連結され、前記長さ方向に引っ張り荷重を受けて移動するチェーンであって、前記リンクプレートは、前記ピンが挿入されるピン孔を有し、少なくとも1つの前記リンクにおいて、前記ピンは、前記ピン孔に対して、当該ピン孔内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態から前記ピン孔の中心軸線を回転中心にして回動されて前記ピンの外周面の一部が前記ピン孔の内周面の一部に圧接することにより、前記ピン孔内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態になっている。
この構成によれば、チェーンの組み付け時には、作業者による組み付け作業が行われる少なくとも1つのリンクにおいて、リンクプレートのピン孔に対してピンをピン孔内での移動を可能とする隙間を有した嵌合状態である所謂隙間嵌めに嵌合させることになるので、容易に組み付け作業を行うことができる。そして次に、その所謂隙間嵌めの嵌合状態にあるピンをピン孔の中心軸線を回転中心にして回動させると、ピンは、その外周面の一部がピン孔の内周面の一部に圧接することで、ピン孔に対してピン孔内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態となる。そのため、組み付け後においては、所謂隙間嵌めの嵌合状態の場合とは異なり、チェーンにおける最大許容張力の低下を抑制できる。
上記チェーンにおいて、前記ピン孔は、当該ピン孔の中心軸線と直交する平面内における第1方向での第1内径よりも前記平面内で前記第1方向と交差する第2方向での第2内径の方が小さい非真円の形状をなし、前記ピンは、当該ピンの長さ方向において少なくとも前記ピン孔内に挿入される部分の外形が、前記ピンの長さ方向と直交する平面内における第1方向での第1外形寸法よりも前記平面内で前記第1方向と交差する第2方向での第2外形寸法の方が小さい非真円の形状をなし、前記ピン孔の内径と前記ピンの外形寸法とは、前記第2外形寸法<前記第2内径<前記第1外形寸法<前記第1内径となる関係にあり、前記ピンは、前記ピン孔に対して当該ピン孔における前記第1内径の部分である第1内周面部分と前記ピンにおける前記第1外形寸法の部分である第1外周面部分とが対向し且つ前記ピン孔における前記第2内径の部分である第2内周面部分と前記ピンにおける前記第2外形寸法の部分である第2外周面部分とが対向する状態に挿入された後、前記ピン孔内において前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に接近する方向に回動され、前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に圧接することが好ましい。
この構成によれば、チェーンの組み付け時には、ピン孔に対してピンをピン孔の第1内周面部分とピンの第1外周面部分とが対向し且つピン孔の第2内周面部分とピンの第2外周面部分とが対向する状態にして挿入すれば、ピンをピン孔に対して容易に所謂隙間嵌めの嵌合状態にできる。そして、その所謂隙間嵌めの嵌合状態にあるピンをピン孔内においてピンの第1外周面部分がピン孔の第2内周面部分に接近する方向に回動させれば、ピンの第1外周面部分がピン孔の第2内周面部分に圧接する。そのため、ピン孔に対してピンをピン孔内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態からピン孔内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態に容易に変更できる。
上記チェーンにおいて、前記ピンは、前記ピン孔内において前記第1外周面部分が前記ピン孔の前記第1内周面部分と対向する位置状態から前記第2内周面部分と対向する位置状態となるように前記ピン孔の前記中心軸線を中心にして90度回動したときに前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に圧接することが好ましい。
この構成によれば、ピンはピン孔の中心軸線を回転中心にして90度回動したときに第1外周面部分がピン孔の第2内周面部分に圧接する。そのため、ピンがピン孔内において90度未満の回動をしたときに第1外周面部分がピン孔の第2内周面部分に圧接して所謂しまり嵌めとなる場合よりも、第2内周面部分に対する第1外周面部分の圧接状態を、チェーンに外部から振動が加わったときにも強固に維持できる。
上記チェーンにおいて、前記ピン孔は楕円の形状をなしており、前記ピンの長さ方向において少なくとも前記ピン孔内に挿入される部分の断面の形状は前記ピン孔の楕円の形状に相似した楕円の形状であることが好ましい。
この構成によれば、ピンをピン孔内で回動させて所謂隙間嵌め状態から所謂しまり嵌め状態にするとき、ピンは、ピン孔内での回動に伴い、第1外周面部分をピン孔の第1内周面部分と第2内周面部分との間の滑らかな曲面に摺接させつつ次第に強く第1外周面部分を第2内周面部分に圧接させることができる。
上記チェーンにおいて、前記ピン孔は、前記リンクプレートにおいて前記引っ張り荷重が作用する方向に前記第2方向が沿うようにして、前記リンクプレートに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、ピンをピン孔に対して所謂しまり嵌め状態に嵌合させたとき、ピンの第1外周面部分がピン孔の第2内周面部分に圧接することで、リンクプレートに対して引っ張り荷重が作用した場合には、リンクプレートに発生する応力振幅を小さくできる。その結果、リンクプレートの耐久性を向上できる。
本発明によれば、最大許容張力の低下を抑制しつつ容易に組み付け作業ができる。
一実施形態のチェーンの一部破断平面図。 図1における2−2線矢視の正面図。 リンクプレートの平面図。 図3における4−4線矢視の正面図。 ピンの平面図。 図5における6−6線矢視の正面図。 図5における7−7線矢視の側面図。 ピン孔にピンが隙間嵌めに嵌合された状態を示す正面図。 ピン孔にピンがしまり嵌めに嵌合された状態を示す正面図。 ピン孔に第1変形例のピンが隙間嵌めに嵌合された状態を示す正面図。 ピン孔に第2変形例のピンが隙間嵌めに嵌合された状態を示す正面図。 ピン孔に第3変形例のピンが隙間嵌めに嵌合された状態を示す正面図。 変形例のチェーンの平面図。 別の変形例のチェーンの平面図。
以下、チェーンの一実施形態について、図を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、チェーン11は、その長さ方向Xに直列に配置された複数のリンク12を有し、長さ方向Xで隣り合う各リンク12が互いの端部同士を回動自在に連結されることにより、長さ方向Xに引っ張り荷重を受けて移動するチェーン11が構成されている。各リンク12は、長さ方向Xと直交する幅方向Yにおいて互いに離れて対向する2つのリンクプレート13と、2つのリンクプレート13間に組み付けられる円筒状のブシュ14と、各ブシュ14に挿通される略円柱状のピン15と、各ブシュ14に回転可能に外嵌合(所謂、遊嵌状態に支持)される円筒状のローラ16と、を備えている。
図3及び図4に示すように、各リンクプレート13は、その長手方向がチェーン11の長さ方向Xに沿う略矩形の板材であり、例えば鋼材等から鍛造、プレス加工、機械加工等によって形成されている。リンクプレート13は、その長手方向の一端部(図3及び図4では右端部)17と他端部(図3及び図4では左端部)18がチェーン11の長さ方向Xに沿って延びると共に、その一端部17と他端部18との間の中間部19が長さ方向Xに対して斜めに交差する方向に沿って延びるように形成されている。そして、各リンクプレート13は、幅方向Yでは一端部17間の間隔の方が他端部18間の間隔よりも狭くなるように対向配置された状態において長さ方向Xで隣り合うリンクプレート13の端部同士が回動自在に連結される。この点で、本実施形態のチェーン11は、直列に配置された各リンク12の直列方向(長さ方向X)における一端側と他端側でリンクプレート12間の間隔が異なるように構成された所謂オフセットタイプのチェーンであるといえる。
リンクプレート13の一端部17には、円形のブシュ孔20がチェーン11の幅方向Yともなるリンクプレート13の厚さ方向に貫通するように形成されている。そして、図1に示すように、幅方向Yで対をなす2つのリンクプレート13は、各リンク12において長さ方向Xの一方側と他方側とで2つリンクプレート13間の間隔が異なるように、すなわちブシュ孔20が形成された側の間隔の方が狭くなるように配置された状態で、幅方向Yで対向する両ブシュ孔20にブシュ14の両端が嵌合固定される。各リンク12では、このように幅方向Yで対向する2つのリンクプレート13のブシュ孔20にブシュ14の端部が嵌合固定されることで幅方向Yでの2つのリンクプレート13間の間隔が保たれている。
一方、リンクプレート13の他端部18には、ブシュ14に挿通したピン15の端部を挿入するためのピン孔21がチェーン11の幅方向Yともなるリンクプレート13の厚さ方向に貫通するように形成されている。ピン孔21は、円形のブシュ孔20よりも小さな非真円(例えば楕円)の形状をしており、チェーン11の組み付け時には、長さ方向Xで隣り合う他のリンク12におけるリンクプレート13の一端部17に形成されたブシュ孔20と同心配置となるように位置合せされる。
図4に示すように、ピン孔21は、その中心軸線Cと直交する平面(図4では図の紙面に沿う平面)内における第1方向D1での第1内径H1よりも同じ平面内で第1方向D1と交差する第2方向D2での第2内径H2の方が径寸法の小さい楕円の形状をしている。本実施形態の場合、第1方向D1は、略矩形のリンクプレート13の短手方向(図4では上下方向)に相当し、第2方向D2は、略矩形のリンクプレート13の長手方向(図4では左右方向)に相当する。すなわち、本実施形態では、第1方向D1と第2方向D2とが直角に交差しており、第2方向D2は、リンクプレート13においてチェーン11を移動させるときに引っ張り荷重が作用する方向となるリンクプレート13の長手方向に沿っている。
なお、ピン孔21の第1内径H1は、ピン孔21の内周面のうち、ピン孔21の中心軸線Cを通って第1方向D1に延びる直線T1が交わる2箇所の内周面部分であってピン孔21の中心軸線Cを基準として点対称となる2箇所の内周面部分でもある第1内周面部分21a間の径寸法であり、楕円のピン孔21の内径における最大内径である。また、ピン孔21の第2内径H2は、ピン孔21の内周面のうち、ピン孔21の中心軸線Cを通って第2方向D2に延びる直線T2が交わる2箇所の内周面部分であってピン孔21の中心軸線Cを基準として点対称となる2箇所の内周面部分でもある第2内周面部分21b間の径寸法であり、楕円のピン孔21の内径における最小内径である。
図5〜図7に示すように、ピン15は、周縁が面取りされた両端を除いて長さ方向全体が同じ非真円の断面形状である略円柱状をなしている。すなわち、ピン15は、その長さ方向においてリンクプレート13のピン孔21内に挿入される端部寄りの部分及びブシュ14内に挿入される中間部分が同じ非真円の断面形状である略円柱状をなしている。ピン15の長さ方向において、チェーン11の組み付け時にリンクプレート13のピン孔21内に挿入される端部寄りの部分よりも端部側の部分であってピン孔21の外側に突出する部分には、ピン15を径方向に貫通する貫通孔22が形成されている。図1及び図2に示すように、チェーン11の組み付け時には、これらの貫通孔22に止めピン23が挿通されることにより、各リンク12におけるピン15の抜け落ちが抑制されている。
図7に示すように、ピン15は、その長さ方向と直交する断面の外形が、リンクプレート13のピン孔21の楕円形状に相似した楕円形状であって、ピン孔21の楕円形状よりも少し小さな楕円形状をしている。すなわち、ピン15は、その長さ方向と直交する平面(図7では図の紙面に沿う平面)内における第1方向D1での第1外形寸法P1よりも同じ平面内で第1方向D1と交差する第2方向D2での第2外形寸法P2の方が小さい楕円の形状をしている。本実施形態の場合、第1方向D1は、ピン15において止めピン23が挿通される貫通孔22の形成方向(図7では上下方向)に相当し、第2方向D2は、第1方向D1に対して直角に交差する方向(図7では左右方向)に相当する。
なお、ピン15の第1外形寸法P1は、ピン15の外周面のうち、ピン15の中心軸線Cを通って第1方向D1に延びる直線T1が交わる2箇所の外周面部分であってピン15の中心軸線Cを基準として点対称となる2箇所の外周面部分である第1外周面部分15a間の径寸法であり、断面形状が楕円のピン15の外形寸法における最大外形寸法である。また、ピン15の第2外形寸法P2は、ピン15の外周面のうち、ピン15の中心軸線Cを通って第2方向D2に延びる直線T2が交わる2箇所の外周面部分であってピン15の中心軸線Cを基準として点対称となる2箇所の外周面部分である第2外周面部分15b間の径寸法であり、断面形状が楕円のピン15の外形寸法における最小外形寸法である。
ここで、リンクプレート13におけるピン孔21の内径と当該ピン孔21に挿入されるピン15の外形寸法とは、以下のような関係にある。すなわち、ピン15の第2外形寸法P2<ピン孔21の第2内径H2<ピン15の第1外形寸法P1<ピン孔21の第1内径H1となる関係にある。換言すると、チェーン11の組み付け時、ピン15は、ピン孔21の第1内周面部分21aとピン15の第1外周面部分15aとが対向し且つピン孔21の第2内周面部分21bとピン15の第2外周面部分15bとが対向する状態において、リンクプレート13のピン孔21に端部を挿入可能とされる。なお、ブシュ14の内径はブシュ14に挿入されたピン15の回動を可能とするためにピン15の第1外形寸法P1よりも僅かに大きい。
次に、上記のように構成されたチェーン11の作用について、その組み付け時の作用に着目して説明する。
さて、チェーン11を組み付ける際には、まず、一対のリンクプレート13を、ブシュ孔20が形成された一端部17間の間隔の方が、ピン孔21が形成された他端部18間の間隔よりも狭くなる対向状態となるように、幅方向Yに離して配置する。そして、幅方向Yにおいて対向する一対のブシュ孔20に対して、ローラ16が外嵌合されたブシュ14の両端部を各々嵌合し、一対のリンクプレート13の一端部17間にブシュ14を固定する。そして、このように対向配置した一対のリンクプレート13の一端部17間にブシュ14を固定することにより、一対のリンクプレート13における一端部17側よりも他端部18側の方が幅方向Yの間隔が広くされたリンク12の仕掛品(以下、「仕掛リンク」と称する。)を多数作製する。
次に、1つの仕掛リンクにおける一対のリンクプレート13の幅広の他端部18間に、他の1つの仕掛リンクにおける一対のリンクプレート13の幅狭の一端部17が幅方向Yにおいて挟まれるようにして、複数の仕掛リンクを直列に配置する。なお、このとき1つの仕掛リンクにおける一対のリンクプレート13の他端部18のピン孔21と他の1つの仕掛リンクにおける一対のリンクプレート13の一端部17のブシュ孔20とは同心配置となるように位置合せされる。そして、ブシュ孔20と同心配置に位置合せされたピン孔21に対して、ピン15が挿入される。
図8に示すように、この場合、ピン15は、ピン孔21に対してピン孔21の第1内周面部分21aとピン15の第1外周面部分15aとが対向し且つピン孔21の第2内周面部分21bとピン15の第2外周面部分15bとが対向する状態にして挿入される。すなわち、ピン15は、ピン孔21に対してピン孔21内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの状態に嵌合される。そのため、チェーン11の組み付け作業を行う作業者は、ピン孔21に対してピン15をピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの状態に挿入作業により嵌合する場合よりも、ピン孔21に対するピン15の組み付け作業が容易となる。そして、図8に示す所謂隙間嵌めの嵌合状態から、ピン15をピン孔21(及びピン15)の中心軸線Cを回転中心にして図8に実線で示す矢印方向(図8では、反時計方向)に回動させる。
図9に示すように、この場合、ピン15は、ピン孔21内においてピン15の第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに接近する方向に、ピン孔21(及びピン15)の中心軸線Cを回転中心にして回動される。すなわち、ピン15は、ピン孔21内において、ピン15の第1外周面部分15aがピン孔21の第1内周面部分21aと対向する位置状態から第2内周面部分21bと対向する位置状態となるように90度回動される。すると、ピン15は、その第1外周面部分15aの第1外形寸法P1の方がピン孔21における第2内周面部分21bの第2内径H2よりも大きいため、その回動途中に第1外周面部分15aが第2内周面部分21bに圧接する。
因みに、ピン15は、ピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして90度未満(例えば、45度程度)回動したときに第1外周面部分15aが第2内周面部分21bに対して圧接する状態となる構成の場合は、外部から振動が加わったときに、第2内周面部分21bに対する第1外周面部分15aの圧接状態が解消される可能性が高い。この点、本実施形態では、ピン15は、ピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして90度回動したときに第1外周面部分15aが第2内周面部分21bに対して圧接する状態となるため、外部からの振動により第2内周面部分21bに対する第1外周面部分15aの圧接状態が解消される可能性を低減できる。
なお、ピン15は、その第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接したとき、そのピン孔21の第2内周面部分21bをリンクプレート13の長手方向であって且つチェーン11を移動させるときの引っ張り荷重が作用する方向でもある第2方向D2に押圧する。すると、図9に二点鎖線で示すように、リンクプレート13におけるピン孔21の周辺のうち第2内周面部分21bと第2方向D2においてリンクプレート13の中間部19側に隣接する箇所24には、ピン15の第1外周面部分15aからの圧接により、リンクプレート13に発生する応力振幅を小さくすることができる。
また、図9において斜線で示すように、ピン15は、その第1外周面部分15aがピン孔21の第1内周面部分21aと対向する位置状態から回動して第2内周面部分21bに圧接するとき、ピン孔21の内周面のうち第2内周面部分21bに対して第1内周面部分21aの位置する側から内径を減少させつつ連なる内周面部分に、擦り傷25を付ける。すなわち、ピン15は、その第1外周面部分15aの第1外形寸法P1の方が、ピン孔21の第1内周面部分21aの第1内径H1よりは小さい一方で、第2内周面部分21bの第2内径H2よりは大きい。そのため、ピン15は、その第1外周面部分15aがピン孔21の第1内周面部分21aと対向する位置状態から第2内周面部分21bに対向する位置状態となるように回動する途中で、第1外周面部分15aがピン孔21の第1内周面部分21aと第2内周面部分21bとの間の滑らかな曲面に摺接し、次第に強く第2内周面部分21bに圧接する。
そして、ピン15は、その第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接する状態となったとき、ピン孔21に対してピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態となる。一般に、チェーン11の組み付け後において、ピン15がピン孔21に対して所謂しまり嵌め状態で嵌合している場合は、所謂隙間嵌め状態に嵌合している場合よりも、チェーン11に引っ張り荷重が作用した際の最大許容張力の低下が抑制される。また、この場合に、リンクプレート13に対して引っ張り荷重が作用すると、リンクプレート13に発生する応力振幅が小さくなり、リンクプレート13が機械的に疲弊することが抑制される。
上記の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)チェーン11の組み付け時には、リンクプレート13のピン孔21に対してピン15をピン孔21内での移動を可能とする隙間を有した嵌合状態である所謂隙間嵌め状態に嵌合させることになるので、容易に組み付け作業を行うことができる。
(2)チェーン11の組み付け時において、所謂隙間嵌めの嵌合状態にあるピン15をピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして回動させると、ピン15は、その外周面の一部がピン孔21の内周面の一部に圧接することで、ピン孔21に対してピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態となる。そのため、組み付け後においては、所謂隙間嵌めの嵌合状態の場合とは異なり、チェーン11における最大許容張力の低下を抑制できる。
(3)チェーン11の組み付け時には、ピン孔21に対してピン15をピン孔21の第1内周面部分21aとピン15の第1外周面部分15aとが対向し且つピン孔21の第2内周面部分21bとピン15の第2外周面部分15bとが対向する状態にして挿入すれば、ピン15をピン孔21に対して容易に所謂隙間嵌めの嵌合状態にできる。そして、その所謂隙間嵌めの嵌合状態にあるピン15をピン孔21内においてピン15の第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに接近する方向に回動させれば、ピン15の第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接する。そのため、ピン孔21に対してピン15をピン孔21内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態からピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態に容易に変更できる。
(4)ピン15はピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして90度回動したときに第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接する。そのため、ピン15がピン孔21内において90度未満の回動をしたときに第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接して所謂しまり嵌めとなる場合よりも、第2内周面部分21bに対する第1外周面部分15aの圧接状態を、チェーン11に外部から振動が加わったときにも強固に維持できる。
(5)ピン15をピン孔21内で回動させて所謂隙間嵌め状態から所謂しまり嵌め状態にするとき、ピン15は、ピン孔21内での回動に伴い、第1外周面部分15aをピン孔21の第1内周面部分21aと第2内周面部分21bとの間の滑らかな曲面に摺接させつつ次第に強く第1外周面部分15aを第2内周面部分21bに圧接させることができる。
(6)ピン15をピン孔21に対して所謂しまり嵌め状態に嵌合させたとき、ピン15の第1外周面部分15aがピン孔21の第2内周面部分21bに圧接することで、リンクプレート13に対して引っ張り荷重が作用した場合には、リンクプレート13に発生する応力振幅を小さくできる。その結果、リンクプレート13の耐久性を向上できる。
なお、上記の実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・図10に示す第1変形例のピン115を実施形態における断面形状が楕円のピン15に置換して用いてもよい。すなわち、第1変形例のピン115は、その長さ方向と直交する断面の外形が、当該ピン115の中心軸線Cを基準として点対称となる一対の円弧部と同じく点対称となる一対の直線部とからなる所謂太鼓形状をしている。そして、ピン孔21の内径との関係では、この第1変形例のピン115における第1外周面部分15aの第1外形寸法P1も、第1内径H1よりは小さい一方で、第2内径H2よりは大きい関係にある。そのため、ピン115は、ピン孔21に挿入された状態において、図10に示す所謂隙間嵌めの嵌合状態から、図示はしないがピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして同図の時計方向に90度回動されると、最大外形寸法の部分である第1外周面部分15aがピン孔21の最小内径の部分である第2内周面部分21bに圧接する。その結果、ピン115はピン孔21内において所謂隙間嵌めの嵌合状態から所謂しまり嵌めの嵌合状態へと容易に変更される。
・図11に示す第2変形例のピン215を実施形態における断面形状が楕円のピン15に置換して用いてもよい。すなわち、第2変形例のピン215は、その長さ方向と直交する断面の外形が、楕円形状を当該楕円形状の最大外形寸法の部分である第1外周面部分15a間を結ぶ直線で半割にした形状をしている。そして、ピン孔21の内径との関係では、この第2変形例のピン215における第1外周面部分15aの第1外形寸法P1も、第1内径H1よりは小さい一方で、第2内径H2よりは大きい関係にある。そのため、ピン215は、ピン孔21に挿入された状態において、図11に示す所謂隙間嵌めの嵌合状態から、図示はしないがピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして同図の時計方向に90度回動されると、最大外形寸法の部分である第1外周面部分15aがピン孔21の最小内径の部分である第2内周面部分21bに圧接する。その結果、ピン215はピン孔21内において所謂隙間嵌めの嵌合状態から所謂しまり嵌めの嵌合状態へと容易に変更される。
・図12に示す第3変形例のピン315を実施形態における断面形状が楕円のピン15に置換して用いてもよい。すなわち、第3変形例のピン315は、その長さ方向と直交する断面の外形が、楕円形状の一部をその外周面から中心軸線Cに向けて凹状に切り欠いて略C字状をなすように形成された所謂キドニー形の形状をしている。そして、ピン孔21の内径との関係では、この第3変形例のピン315における第1外周面部分15aの第1外形寸法P1も、第1内径H1よりは小さい一方で、第2内径H2よりは大きい関係にある。そのため、ピン315は、ピン孔21に挿入された状態において、図12に示す所謂隙間嵌めの嵌合状態から、図示はしないがピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして同図の時計方向に90度回動されると、最大外形寸法の部分である第1外周面部分15aがピン孔21の最小内径の部分である第2内周面部分21bに圧接する。その結果、ピン315はピン孔21内において所謂隙間嵌めの嵌合状態から所謂しまり嵌めの嵌合状態へと容易に変更される。
・図13に示すように、チェーン11は、幅方向Yで対向する各対のリンクプレート間の間隔が、実施形態のチェーン11のように、長さ方向Xの一端側と他端側とで異なった所謂オフセットタイプのチェーン11に限らず、長さ方向Xの一端側と他端側とで幅方向Yの間隔が互いに等しい所謂フラットタイプのチェーン11であってもよい。フラットタイプのチェーン11は、幅方向Yで対向する内リンクプレート13Aを有する内リンク12Aと、内リンク12Aの内リンクプレート13Aを幅方向Yの両外側から挟むように且つ長さ方向Xでは内リンクプレート13Aと交互に位置するように直列に配置される外リンクプレート13Bを有する外リンク12Bとを含んで構成されている。このフラットタイプのチェーン11の場合も、その組み付け時には、ピン孔21に対してピン15が所謂隙間嵌めに嵌合された状態から回動されることにより、ピン15の外周面の一部がピン孔21の内周面の一部に圧接することで、所謂しまり嵌めの嵌合状態となる。
・図14に示すように、チェーン11は、内リンク12Aと外リンク12Bとが交互に配置された所謂フラットタイプのチェーン11の長さ方向Xで隣り合う1組のリンク同士が、実施形態での長さ方向Xの一端部17側と他端部18側とで幅方向Yの間隔が異なる所謂オフセットタイプ仕様のリンク12に置換された構成でもよい。例えば、ピン孔21に対してピン15が所謂しまり嵌めの嵌合状態となるようにして予め製造された長尺状のチェーン11を、当該チェーン11の使用現場で作業者が一対のスプロケット間に無端状をなす掛装状態となるようにして組み付ける際には、所謂オフセットタイプ仕様のリンク12が接続用のリンクとして1点使用される。
すなわち、1本の長尺状をなす所謂フラットタイプのチェーン11における長さ方向Xの一端の内リンク12Aに対して、所謂オフセットタイプ仕様のリンク12における幅広の他端部18側を回動自在に連結する。一方、その1本の長尺状をなす所謂フラットタイプのチェーン11における長さ方向Xの他端の外リンク12Bに対して、所謂オフセットタイプ仕様のリンク12における幅狭の一端部17側を回動自在に連結する。すると、ピン孔21に対してピン15が所謂しまり嵌めの嵌合状態である複数の内リンク12A及び外リンク12Bと、ピン孔21に対してピン15が所謂隙間嵌めの嵌合状態から回動して一部が圧接することで所謂しまり嵌めの嵌合状態となる1点の所謂オフセットタイプ仕様のリンク12とからなるチェーン11が無端状に組み付けられる。
このように、直列に配置された複数のリンク12,12A,12Bがピン15を介して回動自在に連結されたチェーン11の場合、ピン孔21に対してピン15が所謂隙間嵌めの嵌合状態から回動されることで所謂しまり嵌めの嵌合状態となるのは、全リンク12,12A,12Bのうちの1つのリンク(例えばリンク12)であってもよい。勿論、全リンク12,12A,12Bのうち少なくとも1つのリンクであればよいので、全リンク12,12A,12Bのリンク数以下の複数のリンクにおいてピン孔21に対してピン15が所謂隙間嵌めから回動して所謂しまり嵌めとなる構成でもよい。
・ピン孔21は、リンクプレート13において引っ張り荷重が作用する方向であるリンクプレート13の長手方向とは異なる方向(例えば、短手方向)に、最小内径の第2内径H2の方向となる第2方向D2が沿うようにして、リンクプレート13に形成されていてもよい。
・ピン孔21は、非真円の形状であるならば、楕円に限らず、例えば第1方向D1での第1内径H1が最大内径であると共に第1方向D1と直交する第2方向D2での第2内径H2が最小内径となる矩形など多角形の孔形状であってもよい。
・ピン15は、その長さ方向において少なくともピン孔21内に挿入される部分の外形が非真円の形状であるならば、楕円に限らず、例えば第1方向D1での第1外形寸法P1が最大外形寸法であると共に第1方向D1と直交する第2方向D2での第2外形寸法P2が最小外形寸法となる矩形など多角形の形状であってもよい。
・ピン15は、その長さ方向においてピン孔21内に挿入される部分の外形が実施形態におけるように非真円の形状であるならば、その長さ方向においてブシュ14内に挿入される部分の外形は、ブシュ14の内径よりも僅かに径小の真円形状であってもよい。
・ピン15は、ピン孔21に対して、ピン孔21内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態から、ピン孔21の中心軸線Cを回転中心にして90度未満(例えば、45度程度)回動されてピン15の外周面の一部がピン孔21の内周面の一部に圧接してピン孔21内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態になってもよい。
11…チェーン、12…リンク、13…リンクプレート、13A…内リンクプレート、13B…外リンクプレート、15,115,215,315…ピン、15a…第1外周面部分、15b…第2外周面部分、21…ピン孔、21a…第1内周面部分、21b…第2内周面部分、C…中心軸線、D1…第1方向、D2…第2方向、H1…第1内径、H2…第2内径、P1…第1外形寸法、P2…第2外形寸法。

Claims (5)

  1. 直列に配置された複数のリンクを有し、前記リンクは長さ方向と直交する幅方向において離れて対向するリンクプレートを有し、前記長さ方向で隣り合う前記リンク同士の前記リンクプレート同士がピンを介して回動自在に連結され、前記長さ方向に引っ張り荷重を受けて移動するチェーンであって、
    前記リンクプレートは、前記ピンが挿入されるピン孔を有し、
    少なくとも1つの前記リンクにおいて、前記ピンは、前記ピン孔に対して、当該ピン孔内での移動を可能とする隙間を有した所謂隙間嵌めの嵌合状態から前記ピン孔の中心軸線を回転中心にして回動されて前記ピンの外周面の一部が前記ピン孔の内周面の一部に圧接することにより、前記ピン孔内での移動を不能とする所謂しまり嵌めの嵌合状態になっていることを特徴とするチェーン。
  2. 前記ピン孔は、当該ピン孔の中心軸線と直交する平面内における第1方向での第1内径よりも前記平面内で前記第1方向と交差する第2方向での第2内径の方が小さい非真円の形状をなし、
    前記ピンは、当該ピンの長さ方向において少なくとも前記ピン孔内に挿入される部分の外形が、前記ピンの長さ方向と直交する平面内における第1方向での第1外形寸法よりも前記平面内で前記第1方向と交差する第2方向での第2外形寸法の方が小さい非真円の形状をなし、
    前記ピン孔の内径と前記ピンの外形寸法とは、前記第2外形寸法<前記第2内径<前記第1外形寸法<前記第1内径となる関係にあり、
    前記ピンは、前記ピン孔に対して当該ピン孔における前記第1内径の部分である第1内周面部分と前記ピンにおける前記第1外形寸法の部分である第1外周面部分とが対向し且つ前記ピン孔における前記第2内径の部分である第2内周面部分と前記ピンにおける前記第2外形寸法の部分である第2外周面部分とが対向する状態に挿入された後、前記ピン孔内において前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に接近する方向に回動され、前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に圧接することを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
  3. 前記ピンは、前記ピン孔内において前記第1外周面部分が前記ピン孔の前記第1内周面部分と対向する位置状態から前記第2内周面部分と対向する位置状態となるように前記ピン孔の前記中心軸線を中心にして90度回動したときに前記第1外周面部分が前記第2内周面部分に圧接することを特徴とする請求項2に記載のチェーン。
  4. 前記ピン孔は楕円の形状をなしており、前記ピンの長さ方向において少なくとも前記ピン孔内に挿入される部分の断面の形状は前記ピン孔の楕円の形状に相似した楕円の形状であることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のチェーン。
  5. 前記ピン孔は、前記リンクプレートにおいて前記引っ張り荷重が作用する方向に前記第2方向が沿うようにして、前記リンクプレートに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のチェーン。
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