JP2023530840A - アマニベースのマヨネーズ - Google Patents

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Abstract

本発明は、概して、植物ベースの食品の分野に関する。特に、本発明は、植物ベースのマヨネーズ様製品に関する。本発明の一実施形態は、アマニベースのマヨネーズ様製品に関する。例えば、本発明は、油と、酢と、乾燥熱水性アマニ抽出物を含む植物原材料と、を含む、アマニベースのマヨネーズ様製品に関する。【選択図】 なし

Description

本発明は、概して、植物ベースの食品の分野に関する。特に、本発明は、植物ベースのマヨネーズ様製品に関する。本発明の一実施形態は、アマニベースのマヨネーズ様製品に関する。例えば、本発明は、油と、酢と、乾燥熱水性(dried hot water-based)アマニ抽出物又はアマニ粉(例えばアマニ油かす粉)を含む植物原材料と、を含む、アマニベースのマヨネーズ様製品に関する。
マヨネーズは、現在の料理界における周知の食品製品であり、全ての年齢及び性別の多くの消費者が世界中でその味を楽しんでいる。マヨネーズは、ドレッシング、調味料、又はソースとして非常に好まれており、例えば、サンドイッチ、ハンバーガー、サラダ、又はフライドポテトによく使用される。マヨネーズは、多くの調理用ソースのベースとしても使用される。
マヨネーズは、油、卵、及び酸を含有するエマルジョンとみなすことができる。多くの場合、マヨネーズは白色と黄色との間の色を有し、軽いクリーム状のテクスチャーからゲル様のテクスチャーまでの範囲の粘稠度を有する。
最近、消費者は、例えば、正常なコレステロールレベルを確実に維持するために、卵の摂取をますます低減しようとしている。これに伴い、例えば、ビーガンマヨネーズは、調味料市場においてますます大きな役割を果たしている。植物ベース食又はフレキシタリアン食を摂取しており、かつマヨネーズ様製品を省くことを望まない人々が増えている。その結果、卵を含まない市販のマヨネーズ代替物が入手可能になっている。そのようなマヨネーズ代替物は、多くの場合、例えば、ナッツ、大豆、アクアファバ、アボカド、豆腐、又は豆類(pulse)をベースとする。
それにもかかわらず、理想的には他の原材料をベースとした、更に健康な植物ベースのマヨネーズ代替物が依然として必要とされている。例えば、このようなマヨネーズ代替物は、ナッツ、大豆、アクアファバ、アボカド、豆腐、又は豆類に対するアレルギーに罹患している人々、これらの原材料の摂取量を低減することを必要とする若しくは望む人々、又は自らの食事イベントを更に多様化させることを望む人々にとって有益となり得る。
したがってナッツ、大豆、アクアファバ、アボカド、又は豆腐をベースとしない、味が良く、良好な栄養プロファイルと、ある種の健康利益とを有する、植物ベースのマヨネーズ代替物を当該技術分野に提供することが望ましい。
本明細書における先行技術文献のいかなる参照も、かかる先行技術が周知であること、又は当分野で共通の全般的な認識の一部を形成していることを認めるものとみなされるべきではない。
本発明の目的は、最新技術を改善又は強化することであり、特に、味が良く、健康と認識される原材料を有し、ナッツ、大豆、アクアファバ、アボカド、又は豆腐をベースとしていない植物ベースのマヨネーズ代替物を提供すること、又は少なくとも既存の植物ベースのマヨネーズ代替物に対する有用な代替物を提供することであった。
本発明者らは、驚くべきことに、本発明の目的が独立請求項の主題によって達成され得ることを見出した。従属請求項は、本発明の着想を更に展開させるものである。
したがって、本発明は、アマニをベースとする植物ベースのマヨネーズ様製品を提供する。
本明細書で使用される場合、「含む/備える(comprises)」、「含んでいる/備えている(comprising)」という単語、及び類似の単語は、排他的又は網羅的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは「含むが、これらに限定されない」ことを意味することを意図している。
本発明者らは、アマニを原材料として使用することで、マヨネーズ様製品を製造することが可能であることを明らかにした。理論に束縛されるものではないが、本発明者らは現在、マヨネーズ様製品の適切なテクスチャーを生成することを可能にするタンパク質-多糖錯体の形成により、これが可能となったと考えている。本発明者らは、任意選択でフラジョレ、カリフラワー、レンズ豆、又はトマトと組み合わせた、アマニをベースとする植物ベースのマヨネーズ様試作品を数種作成することに成功した。
その結果、本発明は、部分的に、アマニをベースとする植物ベースのマヨネーズ様製品に関する。例えば、本発明は、油と、酢と、乾燥熱水性アマニ抽出物又はアマニ粉(例えばアマニ油かす粉)を含む植物原材料と、を含む、アマニベースのマヨネーズ様製品に関する。
アマニは、健康的な脂質、抗酸化物質、及び繊維を提供する植物ベースの食品である。例えば、アマニは、オメガ3不飽和脂肪酸、α-リノレン酸などの多価不飽和脂肪酸、リグナン、及び抗酸化物質を含有する。アマニは、健康によいという評価から、「機能的食品」と呼ばれることがある。例えば、アマニは、便秘症、糖尿病、高コレステロール、心臓病、がんなどのいくつかの状態を予防することが評価されている。
本発明の目的で、「アマニベースの」組成物は、アマニ又はその抽出物を含む組成物を意味するものとする。アマニは、好ましくはアマニ粉、例えばアマニ油かす粉である。例えば、「アマニベースの」組成物は、アマニ又はその抽出物が組成物のテクスチャーに不可欠である組成物であり得る。更に、「アマニベースの」組成物は、少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、又は少なくとも3重量%のアマニ又はその抽出物を含む組成物であり得る。
熱水性アマニ抽出物は、熱水で抽出することによってアマニから得られるアマニ抽出物であり得る。水は、約50℃以上、例えば約60℃以上の温度を有する場合、高温とみなされ得る。
抽出後の水分含量が少なくともある程度に低減している場合、アマニ抽出物は乾燥されているとみなすものとする。例えば、抽出後の水分含量は、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%低減され得る。例えば、アマニ抽出物は、ペースト又は粉末の形態であり得る。
例えば、乾燥熱水性アマニ抽出物は、アマニを水中で粉砕するステップと、水-アマニ混合物を加熱するステップと、水溶性相を回収するステップと、水溶性相を乾燥するステップと、を含む方法によって得ることができる。
例えば、水-アマニ混合物は、60~100℃の範囲の温度、例えば約70~95℃、に加熱されてもよい。水溶性相は、当該技術分野で既知の任意の手段によって乾燥されてもよい。例えば、抽出物は、室温で乾燥されてもよい。また、抽出物から水の少なくとも一部を蒸発させるように加熱されてもよい。あるいは、乾燥を加速するために真空を適用してもよい。凍結乾燥も実現可能である。
一実施形態又は本発明では、乾燥熱水性アマニ抽出物は、アマニを水中で粉砕するステップと、水-アマニ混合物を60~100℃の範囲の温度に加熱するステップと、水溶性相を回収するステップと、水溶性相を乾燥するステップと、を含む方法によって得られる。
植物ベースのマヨネーズ様製品中の植物原材料は、アマニ(例えば、アマニ粉)、又はその抽出物を含み得る。したがって、乾燥熱水性抽出物は、唯一の植物ベースの原材料としてのアマニから製造され得る。
しかしながら、本発明者らは、アマニ抽出物を他の野菜の抽出物と組み合わせた場合、又はアマニ粉をフラジョレ粉と組み合わせた場合に、本発明のアマニベースのマヨネーズ様製品の興味深い変形を製造できることを見出した。
本発明者らは、マヨネーズ様製品が水性カリフラワー抽出物を追加で含有する場合、栄養プロファイルを変化させることができ、カリフラワー味を追加できることを見出した。得られるマヨネーズ様製品は、通常はカリフラワーを好まない人々の食生活にカリフラワーを加える魅力的な機会を示すという利点を有する。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品において、植物原材料は、乾燥熱水性カリフラワー抽出物を更に含み得る。
本発明者らは、マヨネーズ様製品が水性レンズ豆抽出物を追加で含有する場合、良好なテクスチャー及び色を達成できることを更に見出した。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品において、植物原材料は、乾燥熱水性レンズ豆抽出物を更に含み得る。
本発明者らは、マヨネーズ様製品が水性フラジョレ抽出物又はフラジョレ粉を追加で含有する場合、良好なテクスチャー、味、及び香りを達成できることを更に見出した。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品において、植物原材料は、乾燥熱水性フラジョレ抽出物又はフラジョレ粉を更に含み得る。
本発明者らは、マヨネーズ様製品が水性トマト抽出物を追加で含有する場合、良好なテクスチャー、色及び香りを達成できることを更に見出した。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品において、植物原材料は、乾燥熱水性トマト抽出物を更に含み得る。
したがって、植物原材料は、乾燥熱水性フラジョレ抽出物、乾燥熱水性カリフラワー抽出物、乾燥熱水性トマト抽出物、乾燥熱水性レンズ豆抽出物、又はこれらの組み合わせを更に含み得る。植物原材料は、フラジョレ粉を更に含み得る。
乾燥熱水性フラジョレ抽出物、乾燥熱水性カリフラワー抽出物、乾燥熱水性トマト抽出物、乾燥熱水性レンズ豆抽出物、又はこれらの組み合わせは、乾燥熱水性アマニ抽出物とは別に調製されてもよい。これにより、抽出される個々の植物ベースの原材料に対して異なる最適化された抽出条件を選択することができる。
しかしながら、本発明の一実施形態では、アマニを、カリフラワー、レンズ豆、フラジョレ、トマト、又はこれらの組み合わせと共抽出した場合に好ましくなり得る。これは、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品を製造するプロセスが簡略化され、コスト、機器、及び場合によってはプロセス時間を節約できるという利点を有する。
したがって、植物ベースのマヨネーズ様製品中の植物原材料は、アマニと、少なくとも1つの他の植物ベースの原材料とから製造され得る。例えば、アマニは、カリフラワー、レンズ豆、フラジョレ、トマト、又はこれらの組み合わせに対して、少なくとも約20:80、30:70、40:60又は50:50の重量比で、使用され得る。
本発明によるマヨネーズ様製品はアマニベースであるものとするが、植物ベースのマヨネーズ様製品中の植物原材料がアマニと少なくとも1種の他の植物ベースの原材料とから製造される場合、アマニは、カリフラワー、レンズ豆、フラジョレ、トマト、又はこれらの組み合わせに対して、少なくとも約50:50、少なくとも約60:40、少なくとも約70:20、少なくとも約80:20、又は少なくとも約90:10の重量比で使用され得ることが好ましい場合がある。
植物原材料は、アマニを、任意選択でカリフラワー、レンズ豆、フラジョレ、及び/又はトマトと共に、粉砕するステップと、粉砕組成物を水で抽出するステップと、可溶性相を回収するステップと、可溶性相を乾燥させるステップと、を含む、方法によって得ることができる。本発明者らは、粉砕組成物の水での抽出を、約80~95℃で約5~50分間実施したときに卓越した結果を得た。
マヨネーズと同様に、本発明のマヨネーズ様製品は、例えば、塩及び/又は香辛料などの更なる原材料を添加することによって、更に改良することができる。当業者は、本発明のマヨネーズ様製品の使用目的に適したこれらの原材料を選択することができるであろう。したがって、本発明によるマヨネーズ様製品は、塩及び/又は香辛料を更に含み得る。
マヨネーズは、最も汎用性の高い調味料の1つであることから、多くの異なる香辛料と組み合わせることができる。
例えば、香辛料は、オールスパイス、アニス、月桂樹の葉、バジル、ルリヂサ、カルダモン、セロリ、シラントロ、チリ、チポトレ、チャイブ、シナモン、コリアンダー、カレーリーフ、ディル、エルダーフラワー、フェンネル、ニンニク、生姜、ホースラディッシュ、ジュニパーベリー、ラベンダー、レモンバーベナ、マジョラム、ミント、マスタード、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、パセリ、コショウ、ローズマリー、サフラン、セージ、ゴマ、タラゴン、タイム、ウコン、バニラ、ワサビ、クレソン、又はこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
得られるマヨネーズの粘度、並びにその脂肪含量は、例えば、水の添加によって調整することができる。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品は、水を更に含んでもよい。
本発明のマヨネーズ/マヨネーズ様製品は、種々の脂肪含量で調製でき、標準的な低脂肪又は超低脂肪マヨネーズに似ている。
標準的なマヨネーズ様製品の体験を実現するために、アマニベースのマヨネーズ様製品は、約50~70重量%の油を含み得る。
しかしながら、脂肪摂取を低減し、低カロリー摂取を維持することを望む消費者が増えている。このような消費者がマヨネーズ様製品を楽しむことを可能にするために、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品は、油含量を低減して調製され得る。例えば、アマニベースのマヨネーズ様製品は、約30~50重量%の油、又は約10~30重量%の油を含み得る。
本発明者らは、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品の試作品を数種調製した。アマニベースのマヨネーズ様製品が約5~12重量%の植物原材料、例えば約8~10重量%の植物原材料を含む場合に、非常に良好な結果が得られた。
試作品は、酢、塩、及び香辛料を更に含んでいた。通常のマヨネーズと同様に、酢は、例えば、レモン汁などの他の料理用酸によって部分的又は完全に置き換えることができる。典型的には、本発明による非常に良好なアマニベースのマヨネーズ様製品は、約5~12重量%の植物原材料、約3~7重量%の酢、約1~2重量%の塩、及び/又は約0.1~1重量%の香辛料を含んだ。
本発明によるマヨネーズ様製品は、任意選択で水と組み合わせた植物原材料を、卵ベースの原材料の代わりに使用することを除いて、標準的なマヨネーズ製造に従って調製することができる。
したがって、任意選択で水と組み合わせた植物原材料を、油と混合して、エマルジョンを生成する。混合は、所望の堅固さが達成されるまで継続することができる。任意の時点で、所望の味プロファイルを達成するために、酢、塩、及び/又は香辛料を添加することができる。したがって、本発明によるアマニベースのマヨネーズ様製品は、植物原材料を水と混合するステップと、油、酢、塩及び香辛料を添加するステップと、上記混合物を、所望の堅固さが達成されるまで混合するステップと、を含む方法によって得ることができる、又は得られた場合がある。
当業者は、本明細書に開示される本発明の全ての特徴を自由に組み合わせることができることを理解するであろう。特に、本発明の製品のために記載された特徴を本発明の使用と組み合わせてよく、逆もまた同様である。更に、本発明の異なる実施形態について記載された特徴を組み合わせてもよい。
本発明を実施例によって説明してきたが、特許請求の範囲で定義された本発明の範囲から逸脱することなく、変更及び改変を加えることができることが理解されるべきである。
更に、既知の均等物が特定の特徴に対して存在する場合、かかる均等物は、本明細書で具体的に言及されているかのように組み込まれる。本発明の更なる利点及び特徴は、図及び非限定的な実施例から明らかである。
実施例1:アマニ-フラジョレのブレンド(50:50)抽出
100gのフラジョレを、Retsch粉砕機内で、8000rpmで10秒間粉砕する。100gのアマニを、室温にて1Lの蒸留水に1時間浸漬し、次いで、得られたスラリーを、少量バッチずつ、Waringブレンダー(速度1)を使用して30秒間粉砕する。100gの粉砕フラジョレと、90℃の熱蒸留水1Lとを混合物に添加する(混合物が濃密すぎる場合は水の量を調整することができる)。
抽出を、Heidolphオーバーヘッドミキサーを用いて80℃で30分間実施する。混合物を室温で放置して、遠心分離の前に冷却する。混合物を、1.0Lローター内で、9000rpm、40℃で10分間遠心分離する。遠心分離後、皮膜がペレットの表面上に残るので、これを回収し、上清と合わせる。一方、ペレットをビーカーに回収し、90℃の熱蒸留水1Lを添加する。
次いで、抽出を、Heidolphオーバーヘッドミキサーを用いて80℃で20分間実施する。混合物を室温で放置して、遠心分離の前に冷却する。混合物を、1.0Lローター内で、9000rpm、40℃で10分間遠心分離する。2つの上清を最後に合わせ、室温においてHeidolphオーバーヘッドミキサーで20分間混合して、抽出物をホモジナイズする(図1)。抽出物を凍結乾燥し、-20℃で保存する。
アマニ-カリフラワー、アマニ-レンズ豆、及びアマニ-トマトのブレンド(50:50)の抽出は、上記のプロトコルを使用して実行される(それぞれ図2のa、b、及びc)。
実施例2:アマニ油かす-フラジョレのブレンド(25:75)抽出
50gのアマニ油かすと150gのフラジョレとを、別々に、Retsch粉砕機内で、8000rpmで10秒間粉砕する。90℃の熱蒸留水2Lを混合物に添加する(混合物が濃密すぎる場合は水の量を調整することができる)。
抽出を、Heidolphオーバーヘッドミキサーを用いて80℃で30分間実施する。混合物を室温で放置して、遠心分離の前に冷却する。混合物を、1.0Lローター内で、9000rpm、40℃で10分間遠心分離する。遠心分離後、皮膜がペレットの表面上に残り;それを回収し、上清と合わせる。一方、ペレットをビーカーに回収し、90℃の熱蒸留水1Lを添加する。
次いで、抽出を、Heidolphオーバーヘッドミキサーを用いて80℃で20分間実施する。混合物を室温で放置して、遠心分離の前に冷却する。混合物を、1.0Lローター内で、9000rpm及び40℃で10分間遠心分離する。2つの上清を最終的に合わせ、室温においてHeidolphオーバーヘッドミキサーで20分間混合して、抽出物をホモジナイズする(図3)。抽出物を凍結乾燥させ、-20℃で保存する。
アマニ油かす-カリフラワー、アマニ油かす-レンズ豆、及びアマニ油かす-トマトのブレンド(25:75)抽出は、上述のプロトコルを使用して実行される。
実施例3:脂肪60%のマヨネーズの調製
1 実施例1及び実施例2からの植物原材料を4g秤量する。
2 40mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 60mLのヒマワリ油を添加する。
4 2mLの酢、0.150gのコショウ、0.8gの塩、0.150gのクルクマを添加する。
5-ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで(例えば、30秒)混合する。
実施例4:脂肪30%のマヨネーズの調製
1 実施例1からの植物原材料を8g秤量する。
2 70mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 30mLのヒマワリ油を添加する。
4 2mLの酢、0.150gのコショウ、0.8gの塩、0.150gのクルクマを添加する。
5 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで(例えば、30秒)混合する。
実施例5:脂肪30%のマヨネーズの調製
1 実施例2からの植物原材料を10g秤量する。
2 70mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 30mLのヒマワリ油を添加する。
4 2mLの酢、0.150gのコショウ、0.8gの塩、0.150gのクルクマを添加する。
5 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで(例えば、30秒)混合する。
実施例6:フラジョレ粉及びアマニ油かす粉
丸ごとのフラジョレ(Whole flageolet)を、粉砕機内で、8000rpmで10秒間粉砕する。フラジョレ粉を500ミクロンのふるいにかける。市販のアマニ油かす粉を、200ミクロンで使用する。
実施例7:脂肪60%のマヨネーズ調製
1 実施例1からのフラジョレ粉4gとアマニ油かす4gとを秤量する。
2 40mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 60mLのヒマワリ油を添加する。
4 3.5mLの酢、0.150gのコショウ、2gの塩、0.3gのクルクマを添加する。
5 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図4)。
実施例8:脂肪40%のマヨネーズの調製
1 実施例1からのフラジョレ粉4gとアマニ油かす4gとを秤量する。
2 60mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 40mLのヒマワリ油を添加する。
4 3.5mLの酢、0.150gのコショウ、2gの塩、0.3gのクルクマを添加する。
5 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図5)。
実施例9:脂肪60%のマヨネーズ調製
1 実施例1からのフラジョレ粉2.4gとアマニ油かす5.6gとを秤量する。
2 40mLの水を添加し、穏やかに混合する。
3 60mLのヒマワリ油を添加する。
4 3.5mLの酢、0.150gのコショウ、2gの塩、0.3gのクルクマを添加する。
5 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図6)。
2つの上清を最後に合わせ、室温においてHeidolphオーバーヘッドミキサーで20分間混合して、抽出物をホモジナイズする(図1)。 アマニ-カリフラワー、アマニ-レンズ豆、及びアマニ-トマトのブレンド(50:50)の抽出は、上記のプロトコルを使用して実行される(それぞれ図2のa、b、及びc)。 2つの上清を最終的に合わせ、室温においてHeidolphオーバーヘッドミキサーで20分間混合して、抽出物をホモジナイズする(図3)。 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図4)。 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図5)。 ブレンダーを使用して、所望の堅固さが達成されるまで約30秒間混合する(図6)。

Claims (14)

  1. 油と、酢と、乾燥熱水性アマニ抽出物又はアマニ粉を含む植物原材料と、を含む、アマニベースのマヨネーズ様製品。
  2. 前記乾燥熱水性アマニ抽出物が、アマニを水中で粉砕するステップと、前記水-アマニ混合物を、60~100℃の範囲の温度、例えば約70~95℃、に加熱するステップと、前記水溶性相を回収するステップと、前記水溶性相を乾燥するステップと、を含む方法によって得ることができる、請求項1に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  3. 前記植物原材料が、乾燥熱水性フラジョレ抽出物、乾燥熱水性カリフラワー抽出物、乾燥熱水性トマト抽出物、乾燥熱水性レンズ豆抽出物、又はこれらの組み合わせを更に含む、請求項1又は2に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  4. 前記アマニが、前記カリフラワー、フラジョレ、レンズ豆、及び/又はトマトと共抽出される、請求項3又は4に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  5. 前記アマニが、カリフラワー、フラジョレ、レンズ豆、及び/又はトマトに対して、少なくとも約20:80、30:70、40:60又は50:50の重量比で使用される、請求項3~6のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  6. 前記植物原材料が、前記アマニを、任意選択でカリフラワー、フラジョレ、及び/又はトマトと共に、粉砕するステップと、前記粉砕組成物を、約80~95℃の水で約5~50分間抽出するステップと、前記可溶性相を回収するステップと、前記可溶性相を乾燥させるステップと、
    を含む方法によって得ることができる、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  7. 油と、酢と、アマニ粉と、フラジョレ粉と、を含む、請求項1に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  8. 塩及び/又は香辛料を更に含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  9. 水を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  10. 約50~70重量%の油を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  11. 約30~50重量%の油を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  12. 約10~30重量%の油を含む、請求項1~11のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  13. 約5~12重量%の前記植物原材料、約3~7重量%の酢、約1~2重量%の塩、及び/又は約0.1~1重量%の香辛料を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。
  14. 前記植物原材料を水と混合するステップと、油、酢、塩及び香辛料を添加するステップと、前記混合物を所望の堅固さが達成されるまで混合するステップと、を含む方法によって得ることができる、請求項1~13のいずれか一項に記載のアマニベースのマヨネーズ様製品。

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