JP2023181700A - コネクタ - Google Patents

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Nungna WI
照雄 原
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases

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Abstract

【課題】コネクタと相手側コネクタの嵌合状態においてコネクタ間のがたつきを耐振部によって抑制し、コネクタと相手側コネクタが嵌合する際にゴム栓が後方にめくれることをめくれ抑制部によって抑制する。【解決手段】本開示のコネクタ10は、相手側フード部を有する相手側コネクタ50に嵌合可能なコネクタ10であって、相手側フード部内に嵌合可能なタワー部23を有するハウジング20と、タワー部23に外嵌されるゴム栓30と、を備え、ゴム栓30は、タワー部23が相手側フード部内に嵌合した状態でタワー部23の外周面23Eと相手側フード部の内周面との間に配置される環状の止水部32と、止水部32からタワー部23の外周面23Eに沿って前方にのびる筒状の耐振部33と、耐振部33の前端部分33Aに架設されタワー部23の前端部分23Cに引っ掛かることでゴム栓30が後方にめくれることを抑制するめくれ抑制部34と、を有する、コネクタ10である。【選択図】図2

Description

本開示は、コネクタに関する。
コネクタの耐振性を向上させるためにゴムリングを使用したコネクタとして、特開2020-115445号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、端子と、端子を収容するキャビティが設けられるとともに前方に突出するタワー部を有するハウジングと、タワー部に外嵌される液密リングと、液密リングよりも前方の位置でタワー部に外嵌される耐振リングと、タワー部に前端部に取り付けられて耐振リングを保持するリテーナと、を備える。このコネクタによれば、液密リングによってコネクタの液密性を向上させるとともに、耐振リングによってコネクタの耐振性を向上させることができる。
特開2020-115445号公報
上記のコネクタでは、液密リングと耐振リングがそれぞれ必要になるとともに耐振リングを保持するリテーナが必要になるため、部品点数が増加することになる。この対策として、例えば液密リングと耐振リングを一体化することで形成された一体ゴムリングを形成することが考えられる。このようにすれば、ゴムリングが一つで済むとともに、液密リングを保持するための耳部によって一体ゴムリングを保持できるため、リテーナが不要になるからである。しかしながら、上記のコネクタと相手方コネクタを嵌合する際に、例えば相手方コネクタとの間に発生する摩擦力によって、一体ゴムリングの前端部分がめくれてしまうことが懸念される。
本開示のコネクタは、相手側フード部を有する相手側コネクタに嵌合可能なコネクタであって、前記相手側フード部内に嵌合可能なタワー部を有するハウジングと、前記タワー部に外嵌されるゴム栓と、を備え、前記ゴム栓は、前記タワー部が前記相手側フード部内に嵌合した状態で前記タワー部の外周面と前記相手側フード部の内周面との間に配置される環状の止水部と、前記止水部から前記タワー部の外周面に沿って前方にのびる筒状の耐振部と、前記耐振部の前端部分に架設され前記タワー部の前端部分に引っ掛かることで前記ゴム栓が後方にめくれることを抑制するめくれ抑制部と、を有する、コネクタである。
本開示によれば、コネクタと相手側コネクタの嵌合状態においてコネクタ間のがたつきを耐振部によって抑制でき、コネクタと相手側コネクタが嵌合する際にゴム栓が後方にめくれることをめくれ抑制部によって抑制できる。
図1は、コネクタと相手側コネクタが嵌合した状態を示す斜視図である。 図2は、コネクタと相手側コネクタを分解して示す分解斜視図である。 図3は、コネクタと相手側コネクタが嵌合した状態を示す平面図である。 図4は、コネクタと相手側コネクタが嵌合した状態を示す側面図である。 図5は、ハウジングの正面図である。 図6は、コネクタの正面図である。 図7は、図3のA-A断面図である。 図8は、図3のB-B断面図である。 図9は、図4のC-C断面図である。 図10は、実施形態1にかかるゴム栓を斜め前方から見た斜視図である。 図11は、実施形態1にかかるゴム栓を斜め後方から見た斜視図である。 図12は、実施形態2にかかるゴム栓を斜め前方から見た斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示のコネクタは、相手側フード部を有する相手側コネクタに嵌合可能なコネクタであって、前記相手側フード部内に嵌合可能なタワー部を有するハウジングと、前記タワー部に外嵌されるゴム栓と、を備え、前記ゴム栓は、前記タワー部が前記相手側フード部内に嵌合した状態で前記タワー部の外周面と前記相手側フード部の内周面との間に配置される環状の止水部と、前記止水部から前記タワー部の外周面に沿って前方にのびる筒状の耐振部と、前記耐振部の前端部分に設けられ前記タワー部の前端部分に引っ掛かることで前記ゴム栓が後方にめくれることを抑制するめくれ抑制部と、を有する、コネクタである。
上記のコネクタによると、ゴム栓の環状の止水部によって相手側フード部とタワー部との間を止水することができる。相手側フード部とタワー部が止水部のみで接触しているとした場合、止水部を中心としてタワー部の前端部分が振動しやすくなる。そこで、上記のコネクタでは、止水部からタワー部の外周面に沿って前方にのびる筒状の耐振部が設けられているから、タワー部の前端部分が振動することを抑制できる。そのような耐振部が設けられている場合、相手側フード部内にタワー部を嵌合させると、ゴム栓が後方にめくれるおそれがある。しかしながら、上記のコネクタでは、耐振部の前端部分にめくれ抑制部が設けられているから、このめくれ抑制部がタワー部の前端部分に引っ掛かることでゴム栓が後方にめくれることを抑制できる。
(2)前記タワー部は、前後方向に開口する少なくとも一対のキャビティと、隣り合う前記一対のキャビティ間を仕切る隔壁と、を有し、前記めくれ抑制部は、前記耐振部の前端部分に架設され前記隔壁に前方から接触可能であることが好ましい。
一般にキャビティには端子が収容されるため、隣り合う一対のキャビティ間には、端子同士を絶縁するための隔壁が設けられている。そのような隔壁を利用してめくれ抑制部が隔壁に前方から接触することでゴム栓が後方にめくれることを抑制できる。
(3)前記隔壁は、前方に開口する隔壁開口を有し、前記めくれ抑制部は、前記隔壁開口内に前方から進入することが好ましい。
隔壁の成形時のひけ等を防止するために、隔壁に肉抜き用の隔壁開口が設けられる場合がある。そのような隔壁開口を利用してめくれ抑制部が隔壁の隔壁開口に前方から進入することでゴム栓が後方にめくれることをより抑制できる。
(4)前記タワー部の前端部分は、前記隔壁開口の内壁と前記タワー部の外周面との間を切り欠くことで形成された切欠部を有し、前記めくれ抑制部は、前記隔壁開口内と前記切欠部内とに前方から進入することが好ましい。
めくれ抑制部を隔壁開口内に進入させるとともに切欠部内に進入させることでめくれ抑制部がタワー部の前端部分に対して強固に引っ掛かることになる。
(5)前記耐振部の外周面には複数の突条部が前後方向にのびて設けられており、前記複数の突条部は、前記耐振部の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。
相手側フード部内にタワー部が嵌合する際に、複数の突条部が相手側フード部の内周面に接触することになるから、相手側フード部の内周面に全周にわたって接触する場合よりも接触面積が少なくなり、相手側フード部と耐振部の間で発生する摩擦力が低下し、嵌合に必要な力を小さくできる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1について、図1から図11を参照しつつ説明する。以下の説明においては、矢線Zの示す方向を上下方向、矢線Xの示す方向を前後方向、矢線Yの示す方向を左右方向として説明し、コネクタ10と相手側コネクタ50の嵌合面側を前側とする。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
本実施形態のコネクタ10は、図2に示すように、ハウジング20と、ゴム栓30と、を備えている。コネクタ10は、相手側コネクタ50と嵌合可能とされている。コネクタ10と相手側コネクタ50によってコネクタユニット100が構成されている。
[相手側コネクタ]
相手側コネクタ50は、相手側ハウジング60と、相手側端子51と、を備えている。相手側ハウジング60は、絶縁性の合成樹脂製であり、図7に示すように、板状をなす本体部61と、本体部61の周縁から前方にのびる前側筒部62と、本体部61の周縁から後方にのびる後側筒部63と、を備えている。前側筒部62は筒形のフード状をなして前方に開口しており、前側筒部62の奥壁が本体部61によって構成されている。後側筒部63は筒形のフード状をなして後方に開口しており、後側筒部63の奥壁が本体部61によって構成されている。
図2に示すように、前側筒部62と本体部61と後側筒部63とは、この順に連なって設けられている。前側筒部62の外周面62Aと本体部61の外周面61Aと後側筒部63の外周面63Aとは面一をなすように連続している。前側筒部62の外周面62Aにはロック受け部64が設けられている。前側筒部62の外周面62Aにおけるロック受け部64の左右両側には一対の保護壁65が設けられている。後側筒部63の後端には一対のフランジ部66が左右方向に張り出して設けられている。
相手側端子51は、金属製であり、図2に示すように、タブ状をなす雄端子である。相手側端子51は、プレス加工、切削加工、鋳造等、公知の手法により所定の形状に形成される。相手側端子51を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。相手側端子51の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。
相手側端子51は、図7に示すように、相手側ハウジング60の本体部61を前後方向に貫通する形態で本体部61に保持されている。相手側端子51のうち前側筒部62に対応する部分は、本体部61から前側筒部62の前後方向中央付近まで突出している。相手側端子51のうち後側筒部63に対応する部分は、本体部61から後側筒部63の開口縁よりも後方に突出している。
[コネクタ]
コネクタ10は、ハウジング20と、端子11と、ゴム栓30と、を備えている。ハウジング20は、絶縁性の合成樹脂製であり、図7に示すように、板状をなす連結部21と、連結部21の周縁から前方にのびるフード部22と、フード部22の内部において連結部21から前方にのびるタワー部23と、連結部21から後方にのびる電線収容部24と、連結部21の上面に設けられたロックアーム25と、を備えている。
端子11は、金属製であり、角筒状をなす雌端子である。端子11は、プレス加工、切削加工、鋳造等、公知の手法により所定の形状に形成される。端子11を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。端子11の表面にはめっき層が形成されていてもよい。めっき層を構成する金属は、スズ、ニッケル、銀等必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。
フード部22は、図2に示すように、筒形のフード状をなして前方に開口している。フード部22の奥壁が連結部21によって構成されている。フード部22のうちロックアーム25に対応する部分は上方に膨出しており、この膨出した部分にロックアーム25の前端部分が収容されている。
タワー部23は、図5に示すように、前面視で左右方向に長い略方形状とされている。タワー部23は、前後方向に開口する少なくとも一対の(本開示においては3つの)キャビティ23Aと、隣り合う一対のキャビティ23A間を仕切る隔壁23Bと、を有している。
隔壁23Bは、タワー部23の前端部分23Cにおいて前方に開口する隔壁開口23Dを有している。隔壁開口23Dは、図5に示すように、キャビティ23Aとほぼ同じ高さ範囲に形成されている。タワー部23の前端部分23Cは、隔壁開口23Dの内壁とタワー部23の外周面23Eとの間を切り欠くことで形成された上下一対の切欠部23Fを有している。切欠部23Fはタワー部23の前端付近に対応して形成されている。隔壁開口23Dはタワー部23の前後方向のほぼ全長に対応して形成されている。
電線収容部24は、図7に示すように、端子11に接続された電線12と、電線12に外嵌されたゴム栓13と、を収容している。電線12は、導電性の単芯線または金属細線からなる芯線を絶縁被覆で包囲した周知の形態のものである。ゴム栓13が電線12の絶縁被覆と電線収容部24の内周面との間に挟持されることでタワー部23のキャビティ23Aが止水されている。
キャビティ23Aの底壁にはランス23Gが形成されている。ランス23Gは片持ち梁状をなして前方にのびる形状とされている。端子11をキャビティ23Aに後方から挿入すると、ランス23Gが下方に撓み変形し、端子11が正規の位置に挿入されると、ランス23Gが元の形状に復帰して端子11に係止するようになっている。これにより、端子11がキャビティ23Aにおいてタワー部23に保持される。
ロックアーム25は、連結部21から上方に立ち上がる基端部25Aと、基端部25Aを中心として揺動可能なアーム部25Bと、アーム部25Bの前端部に形成されたロック係止部25Cと、アーム部25Bの後端部に形成された解除操作部25Dと、を備えている。アーム部25Bは、その中央付近の位置で基端部25Aに連結されている。
コネクタ10と相手側コネクタ50を嵌合させると、ロック係止部25Cがロック受け部64に乗り上げることでアーム部25Bが弾性的に揺動し、ロック係止部25Cがロック受け部64を乗り越えるとアーム部25Bが弾性的に復帰し、ロック係止部25Cがロック受け部64に係止するようになっている。これにより、コネクタ10と相手側コネクタ50が嵌合状態に保持される。
解除操作部25Dを下方に押し込むと、アーム部25Bの前端部が上方に揺動変位し、ロック係止部25Cとロック受け部64の係止が解除される。この係止が解除された状態でコネクタ10と相手側コネクタ50を互いに引き離すことで離脱可能とされている。
[ゴム栓]
ゴム栓30は、合成ゴム、天然ゴム等からなる弾性部材であり、図10および図11に示すように、角が丸められた方形の環状に形成されている。ゴム栓30は、筒状の止水部32と、止水部32から前方にのびる筒状の耐振部33と、耐振部33の前端部分に架設された複数のめくれ抑制部34と、止水部32の後端における左右方向両側部に張り出し形成された一対の抜止部35と、を備えている。ゴム栓30の止水部32と耐振部33は、タワー部23に外嵌される。
止水部32は、止水部32の周方向に切れ目なく形成されたリップ31を有している。リップ31は、前後方向に複数(本開示においては2つ)並んで設けられている。リップ31は、図7に示すように、止水部32の外周面から径方向外側に突出した部分と、止水部32の内周面から径方向内側に突出した部分と、を有する。相手側ハウジング60の前側筒部62内にタワー部23が嵌合すると、止水部32が前側筒部62の内周面62Bとタワー部23の外周面23Eとの間に挟まれることでリップ31が潰れるようになっている。すなわち、リップ31が前側筒部62の内周面62Bとタワー部23の外周面23Eの双方に密着することで前側筒部62とタワー部23との間が止水されるようになっている。
耐振部33は、止水部32からタワー部23の外周面23Eに沿って前方にのびる筒状に形成されている。タワー部23の前端部分23Cがリップ31を中心として振動しようとした場合、耐振部33によって振動が抑制されるようになっている。これにより、端子11と相手側端子51の接点が振動によって摩耗することを抑制できる。
抜止部35は、図10および図11に示すように、一対の突起35Aを有している。突起35Aは、略円錐形状とされている。図5に示すように、ハウジング20の連結部21には、突起35Aが装着される抜止孔21Aが形成されている。突起35Aの最大外径は抜止孔21Aの孔径よりも大きい。突起35Aが抜止孔21Aに装着されると、突起35Aが抜止孔21Aの孔縁部に後方から係止することでゴム栓30がハウジング20に保持されるようになっている。
めくれ抑制部34は、図10に示すように、耐振部33の前端部分33Aの内周面における上面と下面を連結する平板状に形成されている。めくれ抑制部34は上下方向に長く、左右方向に並んで一対設けられている。めくれ抑制部34の前後方向の寸法は、左右方向の寸法よりも長く、上下方向にわたって同じ寸法とされている。図6および図9に示すように、めくれ抑制部34は、隔壁開口23Dとその上下両側に位置する一対の切欠部23Fに対して前方から進入して内部に収容されるようになっている。コネクタ10と相手側コネクタ50が嵌合する際に、相手側ハウジング60の前側筒部62の内周面62Bが耐振部33の前端部分33Aに接触することでゴム栓30がめくれそうになった場合、めくれ抑制部34が一対の切欠部23Fの奥面(後面)に引っ掛かることでゴム栓30のめくれが抑制されるようになっている。
[実施形態1の作用効果]
本開示のコネクタ10は、前側筒部62を有する相手側コネクタ50に嵌合可能なコネクタ10であって、前側筒部62内に嵌合可能なタワー部23を有するハウジング20と、タワー部23に外嵌されるゴム栓30と、を備え、ゴム栓30は、タワー部23が前側筒部62内に嵌合した状態でタワー部23の外周面23Eと前側筒部62の内周面62Bとの間に配置される環状の止水部32と、止水部32からタワー部23の外周面23Eに沿って前方にのびる筒状の耐振部33と、耐振部33の前端部分33Aに設けられタワー部23の前端部分23Cに引っ掛かることでゴム栓30が後方にめくれることを抑制するめくれ抑制部34と、を有する、コネクタ10である。
上記のコネクタ10によると、ゴム栓30の環状の止水部32によって前側筒部62とタワー部23との間を止水することができる。前側筒部62とタワー部23がリップ31のみで接触しているとした場合、リップ31を中心としてタワー部23の前端部分23Cが振動しやすくなる。そこで、上記のコネクタ10では、止水部32からタワー部23の外周面23Eに沿って前方にのびる筒状の耐振部33が設けられているから、タワー部23の前端部分23Cが振動することを抑制できる。そのような耐振部33が設けられている場合、前側筒部62内にタワー部23を嵌合させると、ゴム栓30が後方にめくれるおそれがある。しかしながら、上記のコネクタ10では、耐振部33の前端部分33Aにめくれ抑制部34が設けられているから、このめくれ抑制部34がタワー部23の前端部分23Cに引っ掛かることでゴム栓30が後方にめくれることを抑制できる。
タワー部23は、前後方向に開口する少なくとも一対のキャビティ23Aと、隣り合う一対のキャビティ23A間を仕切る隔壁23Bと、を有し、めくれ抑制部34は、耐振部33の前端部分33Aに架設され隔壁23Bに前方から接触可能であることが好ましい。
一般にキャビティ23Aには端子11が収容されるため、隣り合う一対のキャビティ23A間には、端子11同士を絶縁するための隔壁23Bが設けられている。そのような隔壁23Bを利用してめくれ抑制部34が隔壁23Bに前方から接触することでゴム栓30が後方にめくれることを抑制できる。
隔壁23Bは、前方に開口する隔壁開口23Dを有し、めくれ抑制部34は、隔壁開口23D内に前方から進入することが好ましい。
隔壁23Bの成形時のひけ等を防止するために、隔壁23Bに肉抜き用の隔壁開口23Dが設けられる場合がある。そのような隔壁開口23Dを利用してめくれ抑制部34が隔壁23Bの隔壁開口23Dに前方から進入することでゴム栓30が後方にめくれることをより抑制できる。
タワー部23の前端部分23Cは、隔壁開口23Dの内壁とタワー部23の外周面23Eとの間を切り欠くことで形成された切欠部23Fを有し、めくれ抑制部34は、隔壁開口23D内と切欠部23F内とに前方から進入することが好ましい。
めくれ抑制部34を隔壁開口23D内に進入させるとともに切欠部23F内に進入させることでめくれ抑制部34がタワー部23の前端部分23Cに対して強固に引っ掛かることになる。
<実施形態2>
本開示の実施形態2について、図12を参照しつつ説明する。実施形態2は、実施形態1のゴム栓30を変更したものである。実施形態2のゴム栓40の構成において実施形態1のゴム栓30と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
ゴム栓40は、合成ゴム、天然ゴム等からなる弾性部材であり角が丸められた方形の環状に形成されている。ゴム栓40は、筒状の止水部32と、止水部32から前方にのびる筒状の耐振部43と、耐振部43の前端部分43Aに架設された複数のめくれ抑制部34と、止水部32の後端における左右方向両側部に張り出し形成された一対の抜止部35と、を備えている。
耐振部43の外周面には複数の突条部46が前後方向にのびて一体に設けられている。複数の突条部46は、耐振部43の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。突条部46は、耐振部43の前端部分43Aから後端部分43Bにわたって直線状に形成されている。突条部46は、前後方向と直交する方向から見て台形のブロック状とされている。
詳細には突条部46は、耐振部43の前端部分43Aから後方に向かうほど耐振部43の外周面43Cから離れるように傾斜する前側テーパ面46Aと、前側テーパ面46Aの後端から耐振部43の外周面43Cと平行に後方に向かう平坦面46Bと、平坦面46Bの後端から後方に向かうほど耐振部43の外周面43Cに近づくように傾斜して耐振部43の後端部分43Bに至る後側テーパ面46Cと、を有する。
以上のように本実施形態では、耐振部43の外周面43Cには複数の突条部46が前後方向にのびて設けられており、複数の突条部46は、耐振部43の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。
前側筒部62内にタワー部23が嵌合する際に、複数の突条部46が前側筒部62の内周面62Bに接触することになるから、前側筒部62の内周面62Bに全周にわたって接触する場合よりも接触面積が少なくなり、前側筒部62と耐振部43の間で発生する摩擦力が低下し、嵌合に必要な力を小さくできる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では止水部32がリップ31を有しているものを例示したが、止水部がリップを有していないものでもよい。
(2)上記実施形態ではめくれ抑制部34が耐振部33の前端部分33Aに架設されているものを例示したが、めくれ抑制部が耐振部33の前端部分33Aから径方向内側に張り出すように形成されているものでもよい。すなわち、めくれ抑制部は、耐振部33の前端部分33Aにおける任意の2か所を連結するものでなくてもよい。
(3)上記実施形態ではめくれ抑制部34が隔壁開口23Dと一対の切欠部23Fとに前方から進入するものを例示したが、隔壁開口や切欠部がない場合には、めくれ抑制部がタワー部の前端部分に前方から当接するものでもよい。
(4)実施形態2では突条部46を設けることで接触面積を少なくしているが、実施形態1の耐振部33よりも厚くなるように耐振部を形成しておき、この耐振部に溝を形成することで接触面積を少なくしてもよい。
10:コネクタ 11:端子 12:電線 13:ゴム栓
20:ハウジング 21:連結部 21A:抜止孔 22:フード部 23:タワー部 23A:キャビティ 23B:隔壁 23C:前端部分 23D:隔壁開口 23E:外周面 23F:切欠部 23G:ランス 24:電線収容部 25:ロックアーム 25A:基端部 25B:アーム部 25C:ロック係止部 25D:解除操作部
30:ゴム栓 31:リップ 32:止水部 33:耐振部 33A:前端部分 34:めくれ抑制部 35:抜止部 35A:突起
40:ゴム栓 43:耐振部 43A:前端部分 43B:後端部分 43C:外周面 46:突条部 46A:前側テーパ面 46B:平坦面 46C:後側テーパ面
50:相手側コネクタ 51:相手側端子
60:相手側ハウジング 61:本体部 61A:外周面 62:前側筒部(相手側フード部) 62A:外周面 62B:内周面 63:後側筒部 63A:外周面 64:ロック受け部 65:保護壁 66:フランジ部
100:コネクタユニット

Claims (5)

  1. 相手側フード部を有する相手側コネクタに嵌合可能なコネクタであって、
    前記相手側フード部内に嵌合可能なタワー部を有するハウジングと、
    前記タワー部に外嵌されるゴム栓と、を備え、
    前記ゴム栓は、前記タワー部が前記相手側フード部内に嵌合した状態で前記タワー部の外周面と前記相手側フード部の内周面との間に配置される環状の止水部と、前記止水部から前記タワー部の外周面に沿って前方にのびる筒状の耐振部と、前記耐振部の前端部分に設けられ前記タワー部の前端部分に引っ掛かることで前記ゴム栓が後方にめくれることを抑制するめくれ抑制部と、を有する、コネクタ。
  2. 前記タワー部は、前後方向に開口する少なくとも一対のキャビティと、隣り合う前記一対のキャビティ間を仕切る隔壁と、を有し、前記めくれ抑制部は、前記耐振部の前端部分に架設され前記隔壁に前方から接触可能である、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記隔壁は、前方に開口する隔壁開口を有し、前記めくれ抑制部は、前記隔壁開口内に前方から進入する、請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記タワー部の前端部分は、前記隔壁開口の内壁と前記タワー部の外周面との間を切り欠くことで形成された切欠部を有し、前記めくれ抑制部は、前記隔壁開口内と前記切欠部内とに前方から進入する、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記耐振部の外周面には複数の突条部が前後方向にのびて設けられており、前記複数の突条部は、前記耐振部の周方向に互いに間隔をあけて設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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