JP2022086057A - コネクタユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】リテーナ等の別部品を用いることなく、シール部材の雌ハウジングからの離脱を有利に抑制することができる、新規な構造のコネクタユニットを開示する。【解決手段】雌ハウジング36は、第1方向で雄コネクタ14に向かって突出する端子保持部42を有し、シール部材38は、端子保持部42の基端側に設けられた装着部55において、端子保持部42の周囲に装着され、端子保持部42は、装着部55よりも端子保持部42の先端側に設けられて、第1方向に交差する第2方向で、装着部55よりも突出する一対の雌側突部56,56を有し、一対の雌側突部56,56は、端子保持部42の周方向で隙間を隔てて対向しており、雄ハウジング18は、雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時に、雌ハウジング36の一対の雌側突部56,56間の周方向の隙間に配置される雄側突部34を有している。【選択図】図5
Description
本発明は、コネクタユニットに関する。
特許文献1には、雌コネクタと雄コネクタを備えるコネクタユニットが開示されている。雌コネクタは、端子保持部の周囲をフード部で囲って雄コネクタの収容空間を設ける形態の雌ハウジングと、端子保持部の周囲に配置されたシール部材を備えている。シール部材は、雌ハウジングの収容空間に挿し入れられた雄コネクタの雄ハウジングと雌ハウジングとの間で押し潰されて、雌ハウジングと雄ハウジングの間を液密状にシールする。
シール部材は、環状の本体部と、本体部から突出する先細り形状の係止部を有している。係止部は、ハウジングの奥壁に設けられた貫通孔を弾性変形により貫通して、ハウジングの奥壁の後方に露出している。ハウジングの後方に露出した係止部は、弾性復帰により基端側が貫通孔よりも大径となっている。その結果、係止部の貫通孔の挿通が阻止されて、係止部がハウジングに係止することにより、シール部材のハウジングからの離脱が抑制されている。
ところで、雄ハウジングが収容空間から引き抜かれる際には、雄ハウジングが密着していたシール部材にも雄コネクタの引き抜き方向の力が加わり、シール部材が雌ハウジングから離脱する方向に引っ張られることとなる。それゆえ、雄コネクタの引き抜きの際の引張力による、シール部材の雌ハウジングからの離脱を一層確実に抑制するための改良が、求められている。例えば、シール部材をハウジングに固定する別体のリテーナを採用することが提案されている。しかしながら、別体のリテーナの採用は、部品点数の増加や大型化が避けられず、有効な対策とは言い難かった。
そこで、リテーナ等の別部品を用いることなく、シール部材の雌ハウジングからの離脱を抑制することができる、新規な構造のコネクタユニットを開示する。
本開示のコネクタユニットは、雄コネクタと、雌コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、前記雄コネクタは、雄ハウジングを有し、前記雌コネクタは、雌ハウジングと、シール部材と、を有し、前記雌ハウジングと前記雄ハウジングは第1方向で相互に嵌合可能であり、前記雌ハウジングは、前記第1方向で前記雄コネクタに向かって突出する端子保持部を有し、前記シール部材は、前記端子保持部の基端側に設けられた装着部において、前記端子保持部の周囲に装着され、前記端子保持部は、前記装着部よりも前記端子保持部の先端側に設けられて、前記第1方向に交差する第2方向で、前記装着部よりも突出する一対の雌側突部を有し、前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の周方向で隙間を隔てて対向しており、前記雄ハウジングは、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの嵌合時に、前記雌ハウジングの前記一対の雌側突部間の前記周方向の前記隙間に配置される雄側突部を有している、コネクタユニットである。
本開示のコネクタユニットによれば、リテーナ等の別部品を用いることなく、シール部材の雌ハウジングからの離脱を抑制することができる。
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタユニットは、
(1)雄コネクタと、雌コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、前記雄コネクタは、雄ハウジングを有し、前記雌コネクタは、雌ハウジングと、シール部材と、を有し、前記雌ハウジングと前記雄ハウジングは第1方向で相互に嵌合可能であり、前記雌ハウジングは、前記第1方向で前記雄コネクタに向かって突出する端子保持部を有し、前記シール部材は、前記端子保持部の基端側に設けられた装着部において、前記端子保持部の周囲に装着され、前記端子保持部は、前記装着部よりも前記端子保持部の先端側に設けられて、前記第1方向に交差する第2方向で、前記装着部よりも突出する一対の雌側突部を有し、前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の周方向で隙間を隔てて対向しており、前記雄ハウジングは、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの嵌合時に、前記雌ハウジングの前記一対の雌側突部間の前記周方向の前記隙間に配置される雄側突部を有している、コネクタユニットである。
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタユニットは、
(1)雄コネクタと、雌コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、前記雄コネクタは、雄ハウジングを有し、前記雌コネクタは、雌ハウジングと、シール部材と、を有し、前記雌ハウジングと前記雄ハウジングは第1方向で相互に嵌合可能であり、前記雌ハウジングは、前記第1方向で前記雄コネクタに向かって突出する端子保持部を有し、前記シール部材は、前記端子保持部の基端側に設けられた装着部において、前記端子保持部の周囲に装着され、前記端子保持部は、前記装着部よりも前記端子保持部の先端側に設けられて、前記第1方向に交差する第2方向で、前記装着部よりも突出する一対の雌側突部を有し、前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の周方向で隙間を隔てて対向しており、前記雄ハウジングは、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの嵌合時に、前記雌ハウジングの前記一対の雌側突部間の前記周方向の前記隙間に配置される雄側突部を有している、コネクタユニットである。
本開示のコネクタユニットによれば、雌コネクタの雌ハウジングは、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合方向である第1方向において、雄コネクタに向かって突出する端子保持部と、端子保持部の周囲に装着されるシール部材を有している。さらに、端子保持部には、シール部材が装着される装着部よりも、端子保持部の先端側(雄コネクタ側)に、第1方向に交差する第2方向で、装着部よりも突出する一対の雌側突部を有している。それゆえ、雌ハウジングから雄ハウジングを離脱させる際の引張力がシール部材に加わり、シール部材が第1方向で雄コネクタ側に引っ張られた場合でも、第1方向に交差する第2方向で装着部よりも高く突出する一対の雌側突部にシール部材が干渉する。これにより、端子保持部に、シール部材の装着部よりも先端側に雌側突部を設けるという、簡単な構造により、リテーナ等の別部品を用いることなく、シール部材の雌ハウジングからの離脱を抑制することができる。
しかも、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合時には、雄ハウジングに設けられた雄側突部が、一対の雌側突部の周方向隙間に配置されるようになっている。これにより、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合時には、雄側突部の周方向の両側への変位が雌側突部へ干渉することにより、雄ハウジングと雌ハウジングの相対変位が規制される。その結果、雄ハウジングと雌ハウジングとの間に生じる公差による隙間が大きくなっても、雄ハウジングと雌ハウジングのガタツキが、雄側突部と雌側突部との干渉により抑制することも可能となる。このように、シール部材の離脱抑制機能を担う一対の雌側突部を利用して、雄ハウジングと雌ハウジングのガタツキを抑制する機能も達成することも可能となる。以上のとおり、本開示のコネクタユニットによれば、少ない部品点数により構造の簡素化と小型化を図りつつ、シール部材の雌ハウジングからの離脱の抑制と雌雄ハウジング間のガタツキの抑制を、達成することができる。
(2)前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の前記先端側に最も近い部位に、案内面を有し、前記案内面は、前記端子保持部の前記先端側から前記基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有している、ことが好ましい。端子保持部の先端側から挿し入れたシール部材は、端子保持部の基端側に設けられた装着部に向かって先端側から押し入れられる。この際、雌側突部の先端側の案内面が、端子保持部の先端側から基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有していることから、案内面に沿ってシール部材が装着部に向かってスムーズに案内される。しかも、案内面がテーパ形状を有していることから、シール部材が雌側突部を乗り越える際に必要な押し込み力が、急に増大することが抑制されており、シール部材の組付作業性の向上を図ることができる。
(3)上記(1)において、前記一対の雌側突部の前記第2方向における前記装着部からの突出寸法は、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの前記嵌合時における前記第2方向での前記装着部からの前記シール部材の最大突出寸法よりも小さいことが好ましい。これにより、端子保持部の装着部にシール部材を装着する際に、一対の雌側突部を乗り越えさせる作業が容易となる。
(4)前記端子保持部は、前記周方向で相互に離隔した複数箇所にそれぞれ設けられた複数の前記一対の雌側突部を有し、複数の前記一対の雌側突部は、前記第1方向において、同じ位置に設けられている、ことが好ましい。端子保持部が周方向で相互に離隔した複数箇所にそれぞれ設けられた複数の一対の雌側突部を有している。そして、複数の一対の雌側突部は、第1方向で同じ位置に設けられている。それゆえ、シール部材に雌ハウジングからの引き抜き力が加えられた際には、シール部材の複数箇所に一対の雌側突部を同時に当接させて、シール部材の雌ハウジングからの離脱を一層抑制することができる。
(5)上記(4)において、前記端子保持部は、前記第1方向に延びる複数の雌側端子を並列状態で保持可能であり、前記複数の雌側端子の並列方向に交差する第3方向において、前記端子保持部は、前記第3方向の一方側の面に設けられた前記一対の雌側突部の数は、前記第3方向の他方側の面に設けられた前記一対の雌側突部の数よりも多く、第3方向視において、前記一方側の面に設けられた前記一対の雌側突部と、前記他方側の面に設けられた前記一対の雌側突部とが、前記並列方向で互い違いに並べられている、ことが好ましい。端子保持部において、複数の雌側端子の並列方向に交差する第3方向の一方側と他方側に一対の雌側突部が分散して配置されている。さらに、それら複数の一対の雌側突部を第3方向視において、複数の雌側端子の並列方向で互い違いに並べられている。これにより、シール部材が雌ハウジングから離脱する方向に引っ張られる際には、複数の一対の雌側突部をシール部材に対して一層バランスよく当接させることができる。その結果、シール部材を雌ハウジングからの離脱を一層抑制することができる。
(6)上記(5)において、前記端子保持部は、前記一方側の面に2つの前記一対の雌側突部を有し、前記他方側の面に1つの前記一対の雌側突部を有する、ことが好ましい。端子保持部が、周方向に相互に離隔する3箇所に設けられた3つの一対の雌側突部を有することから、シール部材の雌ハウジングからの離脱を、効率よく安定して抑制することができる。
<本開示の実施形態の詳細>
本開示のコネクタユニットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示のコネクタユニットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
以下、本開示の実施形態1のコネクタユニット10について、図1から図5を用いて説明する。図1には、本開示の実施形態1に係るコネクタユニット10を用いて構成されているワイヤハーネス12の斜視図が示されている。ワイヤハーネス12は、雄コネクタ14と雌コネクタ16が着脱自在に組み付けられたコネクタユニット10を含んでいる。なお、コネクタユニット10およびワイヤハーネス12は、任意の向きで配置することができるが、以下では、上下方向,左右方向,前後方向を、図中に示す上下方向,左右方向および前後方向を基準として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
以下、本開示の実施形態1のコネクタユニット10について、図1から図5を用いて説明する。図1には、本開示の実施形態1に係るコネクタユニット10を用いて構成されているワイヤハーネス12の斜視図が示されている。ワイヤハーネス12は、雄コネクタ14と雌コネクタ16が着脱自在に組み付けられたコネクタユニット10を含んでいる。なお、コネクタユニット10およびワイヤハーネス12は、任意の向きで配置することができるが、以下では、上下方向,左右方向,前後方向を、図中に示す上下方向,左右方向および前後方向を基準として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
<雄コネクタ14>
雄コネクタ14は、雄ハウジング18を有している。雄ハウジング18は合成樹脂製である。雄ハウジング18は、図1,図3および図5に示すように、角筒形状を有しており、前方および後方に開口している。図5に示すように、雄ハウジング18の内部における前後方向の中央部には、隔壁20が形成されている。隔壁20の前面には、雄側端子挿通部22が設けられている。雄側端子挿通部22内には、雄側端子挿通孔23が前後方向に貫設されている。雄側端子挿通孔23には、雄側電線24の端末に設けられた雄側端子26が挿通される。また、雄ハウジング18の外周面の後方側には、周方向に離隔する5箇所において前後方向に延びるガイド突条28,30が設けられている(図1~4参照)。ガイド突条28は、雄ハウジング18の外周面の上面において、周方向に向かって略三角断面形状で延びる係合突起32を周方向両側から囲むように設けられている。ガイド突条30はそれぞれ、雄ハウジング18の外周面の両側面と下面の周方向中央部に設けられている。さらに、図4および図5に示すように、雄ハウジング18の後方側の内周面には、雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時に、後述する雌ハウジング36の端子保持部42の一対の雌側突部56,56間の隙間に配置される雄側突部34を有している。図4に示すように、一対の雌側突部56,56に対応して、上側の内周面の左右方向両側にそれぞれ1つの雄側突部34が突設されている。また、下側の内周面の左右方向中央側に1つの雄側突部34が突設されている。
雄コネクタ14は、雄ハウジング18を有している。雄ハウジング18は合成樹脂製である。雄ハウジング18は、図1,図3および図5に示すように、角筒形状を有しており、前方および後方に開口している。図5に示すように、雄ハウジング18の内部における前後方向の中央部には、隔壁20が形成されている。隔壁20の前面には、雄側端子挿通部22が設けられている。雄側端子挿通部22内には、雄側端子挿通孔23が前後方向に貫設されている。雄側端子挿通孔23には、雄側電線24の端末に設けられた雄側端子26が挿通される。また、雄ハウジング18の外周面の後方側には、周方向に離隔する5箇所において前後方向に延びるガイド突条28,30が設けられている(図1~4参照)。ガイド突条28は、雄ハウジング18の外周面の上面において、周方向に向かって略三角断面形状で延びる係合突起32を周方向両側から囲むように設けられている。ガイド突条30はそれぞれ、雄ハウジング18の外周面の両側面と下面の周方向中央部に設けられている。さらに、図4および図5に示すように、雄ハウジング18の後方側の内周面には、雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時に、後述する雌ハウジング36の端子保持部42の一対の雌側突部56,56間の隙間に配置される雄側突部34を有している。図4に示すように、一対の雌側突部56,56に対応して、上側の内周面の左右方向両側にそれぞれ1つの雄側突部34が突設されている。また、下側の内周面の左右方向中央側に1つの雄側突部34が突設されている。
<雌コネクタ16>
図1から図3に示すように、雌コネクタ16は、雌ハウジング36と、環状のシール部材38と、を有している。雌ハウジング36は、角筒形状を有する合成樹脂製である。雌ハウジング36は、前方および後方に開口している。図5に示すように、雌ハウジング36の内部の後方側には、内部を前方側と後方側に区切る奥壁40が形成されている。
図1から図3に示すように、雌コネクタ16は、雌ハウジング36と、環状のシール部材38と、を有している。雌ハウジング36は、角筒形状を有する合成樹脂製である。雌ハウジング36は、前方および後方に開口している。図5に示すように、雌ハウジング36の内部の後方側には、内部を前方側と後方側に区切る奥壁40が形成されている。
<雌ハウジング36>
図5に示すように、雌ハウジング36は、奥壁40の径方向中央部から前方側に向かって筒形状で突出する端子保持部42と、奥壁40の径方向中央部から後方側に向かって筒形状で突出する雌側端子挿通部44と、を備えている。雌ハウジング36と雄ハウジング18は第1方向である前後方向で相互に嵌合可能である。このため、雌ハウジング36は、第1方向で雄コネクタ14に向かって突出する端子保持部42を有している。図3および図4に示すように、端子保持部42には、左右方向に離隔して前後方向に延びる4つの端子挿通孔46が貫設されている。雌側端子挿通部44には、端子挿通孔46に連通して前後方向に延びる雌側端子挿通孔48が貫設されている。図5に示すように、端子保持部42の端子挿通孔46には、雌側電線50の端末に設けられた雌側端子52と雄側電線24の端末に設けられた雄側端子26が配設されている。この結果、雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した際には、雌側端子52と雄側端子26が係合されて電気的に接続されるようになっている。さらに、雌側端子挿通部44の雌側端子挿通孔48には、雌側電線50の端末に取り付けられた電線シール部材54が配設されている。電線シール部材54は、雌側電線50の端末と雌側端子挿通孔48間を液密に封止することで、水滴等が雌側電線50を伝って雌側端子挿通孔48から雌ハウジング36内に浸入することが防止されている。
図5に示すように、雌ハウジング36は、奥壁40の径方向中央部から前方側に向かって筒形状で突出する端子保持部42と、奥壁40の径方向中央部から後方側に向かって筒形状で突出する雌側端子挿通部44と、を備えている。雌ハウジング36と雄ハウジング18は第1方向である前後方向で相互に嵌合可能である。このため、雌ハウジング36は、第1方向で雄コネクタ14に向かって突出する端子保持部42を有している。図3および図4に示すように、端子保持部42には、左右方向に離隔して前後方向に延びる4つの端子挿通孔46が貫設されている。雌側端子挿通部44には、端子挿通孔46に連通して前後方向に延びる雌側端子挿通孔48が貫設されている。図5に示すように、端子保持部42の端子挿通孔46には、雌側電線50の端末に設けられた雌側端子52と雄側電線24の端末に設けられた雄側端子26が配設されている。この結果、雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した際には、雌側端子52と雄側端子26が係合されて電気的に接続されるようになっている。さらに、雌側端子挿通部44の雌側端子挿通孔48には、雌側電線50の端末に取り付けられた電線シール部材54が配設されている。電線シール部材54は、雌側電線50の端末と雌側端子挿通孔48間を液密に封止することで、水滴等が雌側電線50を伝って雌側端子挿通孔48から雌ハウジング36内に浸入することが防止されている。
<シール部材38>
図5に示すように、本実施形態では、端子保持部42の基端側に設けられた装着部55には防水のための環状のシール部材38が配置されている。このシール部材38は弾性を有し、シール部材38の外周面および内周面にはリブが形成されている。それゆえ、雄ハウジング18と雌ハウジング36を嵌合させると、シール部材38が雄ハウジング18の内周面と雌ハウジング36の端子保持部42に設けられた装着部55の外周面とによって挟持される。これにより、これらの間が液密状にシールされた状態となり、雌ハウジング36側から雄ハウジング18の内部に水が浸入することが規制されている。
図5に示すように、本実施形態では、端子保持部42の基端側に設けられた装着部55には防水のための環状のシール部材38が配置されている。このシール部材38は弾性を有し、シール部材38の外周面および内周面にはリブが形成されている。それゆえ、雄ハウジング18と雌ハウジング36を嵌合させると、シール部材38が雄ハウジング18の内周面と雌ハウジング36の端子保持部42に設けられた装着部55の外周面とによって挟持される。これにより、これらの間が液密状にシールされた状態となり、雌ハウジング36側から雄ハウジング18の内部に水が浸入することが規制されている。
<雌側突部56>
図5に示すように、端子保持部42は、一対の雌側突部56,56を有している。一対の雌側突部56,56は、装着部55よりも端子保持部42の先端側に設けられて、第1方向である前後方向に交差する第2方向である端子保持部42の軸直角方向(径方向)で、装着部55の外周面よりも外方に突出する。図5に示すように、一対の雌側突部56,56は、突出寸法:aで突出しており、雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した状態で端子保持部42の周方向で後述するフード部64の内周面との間で隙間58を隔てて対向している。それゆえ、端子保持部42の軸直角方向(径方向)において、一対の雌側突部56,56の装着部55からの突出寸法:aは、装着部55からの後述するシール部材38の雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時における最大突出寸法よりも小さい。雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した状態で、シール部材38は雄ハウジング18と端子保持部42との間の隙間を液密に封止している。雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時におけるシール部材38の最大突出寸法は、雄ハウジング18と雌ハウジング36の径方向の対向隙間寸法:bとなる(図5参照)。また、一対の雌側突部56,56は、端子保持部42の先端側に最も近い部位に案内面60を有している。案内面60は、端子保持部42の先端側から基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有している。
図5に示すように、端子保持部42は、一対の雌側突部56,56を有している。一対の雌側突部56,56は、装着部55よりも端子保持部42の先端側に設けられて、第1方向である前後方向に交差する第2方向である端子保持部42の軸直角方向(径方向)で、装着部55の外周面よりも外方に突出する。図5に示すように、一対の雌側突部56,56は、突出寸法:aで突出しており、雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した状態で端子保持部42の周方向で後述するフード部64の内周面との間で隙間58を隔てて対向している。それゆえ、端子保持部42の軸直角方向(径方向)において、一対の雌側突部56,56の装着部55からの突出寸法:aは、装着部55からの後述するシール部材38の雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時における最大突出寸法よりも小さい。雌コネクタ16と雄コネクタ14が嵌合した状態で、シール部材38は雄ハウジング18と端子保持部42との間の隙間を液密に封止している。雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時におけるシール部材38の最大突出寸法は、雄ハウジング18と雌ハウジング36の径方向の対向隙間寸法:bとなる(図5参照)。また、一対の雌側突部56,56は、端子保持部42の先端側に最も近い部位に案内面60を有している。案内面60は、端子保持部42の先端側から基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有している。
さらに、図4に示すように、端子保持部42は、端子保持部42の周方向で相互に離隔した3箇所にそれぞれ設けられた3つの一対の雌側突部56,56を有している。図5に示すように、3つの一対の雌側突部56,56は、第1方向である前後方向において、同じ位置に設けられている。加えて、図1から図5に示すように、端子保持部42の端子挿通孔46には、第1方向に延び且つ雌側電線50の端末に設けられた4つの雌側端子52を並列状態で保持可能である。図4に示すように、4つの雌側端子52の並列方向に交差する第3方向である上下方向において、端子保持部42は、第3方向の一方側の面である外周面の上面に設けられた一対の雌側突部56,56の数は2つである。一方、第3方向の他方側の面である外周面の下面に設けられた一対の雌側突部56,56の数(1つ)よりも多い。また、第3方向視すなわち上下方向視において、一方側である外周面の上面に設けられた2つの一対の雌側突部56,56と、他方側の面である外周面の下面に設けられた1つの一対の雌側突部56,56とが、並列方向で互い違いに並べられている。なお、端子保持部42の基端側(後端側)に設けられた装着部55には、シール部材38が、端子保持部42の周囲の全周を囲って装着されている。
図3から図5に示すように、雌ハウジング36は、端子保持部42,奥壁40および雌側端子挿通部44を囲うフード部64を有している。フード部64の前方側の内周面には、雄ハウジング18の外周面に突設されたガイド突条28,30と嵌合する溝部66,68が設けられている。ガイド突条28,30と溝部66,68の形成位置を雌ハウジング36と雄ハウジング18の組合せごとに変えることにより、非正規なコネクタの組み合わせによる誤組付けの防止が可能となっている。さらに、雌ハウジング36のフード部64における後方側の左右方向両側面には、後述するロック部72を操作する際に、ロック部72を手指で把持するための把持部70が形成されている。把持部70には、階段状の滑り止めが設けられている。
<ロック部72>
図1に示すように、一対のガイド突条28,28が、溝部66に嵌合されている。溝部66内には、ロック部72が設けられている。ロック部72は、前後方向に延びる矩形平板状を有している。ロック部72の前方側には雄コネクタ14の係合突起32に係合する係合孔74が貫設されている。ロック部72の後方側の左右方向の端部にはフード部64の外周に連結されてロック部72を支えるロック支持部76が設けられている。ロック部72の後端部は、ロック部72を非係合状態に変位可能なロックアーム78に連結されている。ロックアーム78は、操作部80を有している。操作部80は、ロック部72よりも幅広とされており、階段状の滑り止めが設けられ操作の際に作業者の指によって押さえられる。溝部66の底壁82は前端部以外の部分が切欠かれていることから、ロックアーム78を上方から容易に視認して手指等で容易に押圧することが可能となっている。溝部66の底壁82は前端部以外の部分が切欠かれているため、ロック状態を容易に確認にすることが可能となっている。ロックアーム78を押圧することによって、係合孔74が貫設されたロック部72の前方側を押し上げ、ロック部72を非係合状態に変位させることが可能となっている。このように、本実施形態では、ロック部72とロックアーム78は雌ハウジング36に対して一体的に形成されている。
図1に示すように、一対のガイド突条28,28が、溝部66に嵌合されている。溝部66内には、ロック部72が設けられている。ロック部72は、前後方向に延びる矩形平板状を有している。ロック部72の前方側には雄コネクタ14の係合突起32に係合する係合孔74が貫設されている。ロック部72の後方側の左右方向の端部にはフード部64の外周に連結されてロック部72を支えるロック支持部76が設けられている。ロック部72の後端部は、ロック部72を非係合状態に変位可能なロックアーム78に連結されている。ロックアーム78は、操作部80を有している。操作部80は、ロック部72よりも幅広とされており、階段状の滑り止めが設けられ操作の際に作業者の指によって押さえられる。溝部66の底壁82は前端部以外の部分が切欠かれていることから、ロックアーム78を上方から容易に視認して手指等で容易に押圧することが可能となっている。溝部66の底壁82は前端部以外の部分が切欠かれているため、ロック状態を容易に確認にすることが可能となっている。ロックアーム78を押圧することによって、係合孔74が貫設されたロック部72の前方側を押し上げ、ロック部72を非係合状態に変位させることが可能となっている。このように、本実施形態では、ロック部72とロックアーム78は雌ハウジング36に対して一体的に形成されている。
このような構造とされた本開示のコネクタユニット10によれば、雌ハウジング36と雄ハウジング18は第1方向である前後方向で相互に嵌合可能となっている。雌ハウジング36は、第1方向で雄コネクタ14に向かって突出する端子保持部42を有しており、端子保持部42の基端側(後端側)に設けられた装着部55には、シール部材38が端子保持部42の周囲の全周を囲って装着されている。また、端子保持部42は、シール部材38が装着される装着部55よりも先端側(雄コネクタ14側)に、第1方向である前後方向に交差する第2方向である軸直角方向(径方向)で、装着部55の外周面よりも突出する一対の雌側突部56,56を有している。これにより、雌ハウジング36から雄ハウジング18が引き抜かれる際にシール部材38に雄コネクタ14側に引っ張られる力が加わっても、一対の雌側突部56,56にシール部材38が干渉することでシール部材38の雌ハウジング36からの離脱を抑制できる。すなわち、端子保持部42において装着部55よりも先端側に一対の雌側突部56,56を設けるという簡単な構造により、リテーナ等の別部品を用いることなく、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱を抑制できる。
しかも、雄ハウジング18と雌ハウジング36の嵌合時には、雄ハウジング18に設けられた雄側突部34が、一対の雌側突部56,56間の周方向の隙間に配置されている。それゆえ、雄側突部34が周方向の両側へ変位しても一対の雌側突部56,56と干渉することにより、雄ハウジング18と雌ハウジング36の相対変位が規制される。したがって、雄ハウジング18と雌ハウジング36間の間隙が公差に起因して大きくなったとしても、雄ハウジング18と雌ハウジング36間のガタツキを、雄側突部34と一対の雌側突部56,56が干渉することにより抑制することも可能となる。すなわち、シール部材38の離脱抑制機能を担う一対の雌側突部56,56を利用して、雄ハウジング18と雌ハウジング36のガタツキを抑制可能となる。以上のように、本開示のコネクタユニット10によれば、少ない部品点数により構造の簡素化と小型化を図りつつ、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱の抑制と、雄ハウジング18と雌ハウジング36間のガタツキの抑制と、を達成することができる。
端子保持部42は、シール部材38が装着される装着部55よりも先端側に装着部55の外周面よりも突出する一対の雌側突部56,56を有している。一対の雌側突部56,56は、端子保持部42の先端側に最も近い部位に案内面60を有している。案内面60は、端子保持部42の先端側から基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有している。それゆえ、端子保持部42の先端側からシール部材38を挿し入れる際に、シール部材38が案内面60に沿って装着部55に向かってスムーズに案内される。したがって、シール部材38が雌側突部56を乗り越える際に必要な押し込み力が急に増大することが回避され、シール部材38の組付作業性の向上を図ることができる。また、雌側突部56の装着部55からの突出寸法:aは、同じく装着部55からのシール部材38の最大突出寸法:bよりも小さいことから、端子保持部42の装着部55にシール部材38を装着する際に、雌側突部56を乗り越える作業が容易となる。
端子保持部42は、端子保持部42の周方向で相互に離隔した3箇所にそれぞれ設けられた3つの一対の雌側突部56,56を有し、3つの一対の雌側突部56,56は、第1方向である前後方向において同じ位置に設けられている。それゆえ、シール部材38に対して雌ハウジング36を引き抜く際の力が加えられたとしても、シール部材38の複数箇所において3つの一対の雌側突部56,56を同時に当接させることができ、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱を一層抑制することができる。
また、端子保持部42は、第3方向の一方側の面である外周面の上面に設けられた一対の雌側突部56,56の数は2つであり、第3方向の他方側の面である外周面の下面に設けられた一対の雌側突部56,56の数(1つ)よりも多い。さらに、第3方向視すなわち上下方向視において、一方側である外周面の上面に設けられた2つの一対の雌側突部56,56と、他方側の面である外周面の下面に設けられた1つの一対の雌側突部56,56とが、並列方向で互い違いに並べられている。それゆえ、シール部材38に対して雌ハウジング36を引き抜く際の力が加えられたとしても、3つの一対の雌側突部56,56をシール部材38に対して一層バランスよく当接させることができる。したがって、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱を一層抑制することができる。
雄側電線24とその端末に設けられた雄側端子26を含む雄コネクタ14と、雌側電線50とその端末に設けられた雌側端子52を含む雌コネクタ16と、雄コネクタ14と雌コネクタ16が着脱自在に組み付けられたコネクタユニット10と、を含むワイヤハーネス12を構成することにより、上述したコネクタユニット10と同様の作用効果が発揮される。
<変形例>
以上、本開示の具体例として、実施形態1について詳述したが、本開示はこの具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、端子保持部42に設けられた複数の一対の雌側突部56,56は第1方向である前後方向において同じ位置に設けられていたが、それに限定されず、異なる位置に設けられていてもよい。
(2)また、端子保持部42に設けられた一対の雌側突部56,56の数や配置は、上記実施形態1で開示されたものに限定されず、任意の数の一対の雌側突部56,56を任意の配置に設けることが可能である。
(3)各雌側突部56の形状は例示のものに限定されず、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱を阻止し得る形状であればいずれも採用可能である。
以上、本開示の具体例として、実施形態1について詳述したが、本開示はこの具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、端子保持部42に設けられた複数の一対の雌側突部56,56は第1方向である前後方向において同じ位置に設けられていたが、それに限定されず、異なる位置に設けられていてもよい。
(2)また、端子保持部42に設けられた一対の雌側突部56,56の数や配置は、上記実施形態1で開示されたものに限定されず、任意の数の一対の雌側突部56,56を任意の配置に設けることが可能である。
(3)各雌側突部56の形状は例示のものに限定されず、シール部材38の雌ハウジング36からの離脱を阻止し得る形状であればいずれも採用可能である。
10 コネクタユニット
12 ワイヤハーネス
14 雄コネクタ
16 雌コネクタ
18 雄ハウジング
20 隔壁
22 雄側端子挿通部
23 雄側端子挿通孔
24 雄側電線
26 雄側端子
28 ガイド突条
30 ガイド突条
32 係合突起
34 雄側突部
36 雌ハウジング
38 シール部材
40 奥壁
42 端子保持部
44 雌側端子挿通部
46 端子挿通孔
48 雌側端子挿通孔
50 雌側電線
52 雌側端子
54 電線シール部材
55 装着部
56 雌側突部
58 隙間
60 案内面
64 フード部
66 溝部
68 溝部
70 把持部
72 ロック部
74 係合孔
76 ロック支持部
78 ロックアーム
80 操作部
82 底壁
12 ワイヤハーネス
14 雄コネクタ
16 雌コネクタ
18 雄ハウジング
20 隔壁
22 雄側端子挿通部
23 雄側端子挿通孔
24 雄側電線
26 雄側端子
28 ガイド突条
30 ガイド突条
32 係合突起
34 雄側突部
36 雌ハウジング
38 シール部材
40 奥壁
42 端子保持部
44 雌側端子挿通部
46 端子挿通孔
48 雌側端子挿通孔
50 雌側電線
52 雌側端子
54 電線シール部材
55 装着部
56 雌側突部
58 隙間
60 案内面
64 フード部
66 溝部
68 溝部
70 把持部
72 ロック部
74 係合孔
76 ロック支持部
78 ロックアーム
80 操作部
82 底壁
Claims (6)
- 雄コネクタと、雌コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、
前記雄コネクタは、雄ハウジングを有し、
前記雌コネクタは、雌ハウジングと、シール部材と、を有し、前記雌ハウジングと前記雄ハウジングは第1方向で相互に嵌合可能であり、
前記雌ハウジングは、前記第1方向で前記雄コネクタに向かって突出する端子保持部を有し、
前記シール部材は、前記端子保持部の基端側に設けられた装着部において、前記端子保持部の周囲に装着され、
前記端子保持部は、前記装着部よりも前記端子保持部の先端側に設けられて、前記第1方向に交差する第2方向で、前記装着部よりも突出する一対の雌側突部を有し、前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の周方向で隙間を隔てて対向しており、
前記雄ハウジングは、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの嵌合時に、前記雌ハウジングの前記一対の雌側突部間の前記周方向の前記隙間に配置される雄側突部を有している、コネクタユニット。 - 前記一対の雌側突部は、前記端子保持部の前記先端側に最も近い部位に、案内面を有し、前記案内面は、前記端子保持部の前記先端側から前記基端側に向かって次第に突出寸法が大きくなるテーパ形状を有している、請求項1に記載のコネクタユニット。
- 前記一対の雌側突部の前記第2方向における前記装着部からの突出寸法は、前記雄ハウジングと前記雌ハウジングの前記嵌合時における前記第2方向での前記装着部からの前記シール部材の最大突出寸法よりも小さい請求項1に記載のコネクタユニット。
- 前記端子保持部は、前記周方向で相互に離隔した複数箇所にそれぞれ設けられた複数の前記一対の雌側突部を有し、
複数の前記一対の雌側突部は、前記第1方向において、同じ位置に設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタユニット。 - 前記端子保持部は、前記第1方向に延びる複数の雌側端子を並列状態で保持可能であり、
前記複数の雌側端子の並列方向に交差する第3方向において、前記端子保持部は、前記第3方向の一方側の面に設けられた前記一対の雌側突部の数は、前記第3方向の他方側の面に設けられた前記一対の雌側突部の数よりも多く、
第3方向視において、前記一方側の面に設けられた前記一対の雌側突部と、前記他方側の面に設けられた前記一対の雌側突部とが、前記並列方向で互い違いに並べられている、請求項4に記載のコネクタユニット。 - 前記端子保持部は、前記一方側の面に2つの前記一対の雌側突部を有し、前記他方側の面に1つの前記一対の雌側突部を有する、請求項5に記載のコネクタユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020197860A JP2022086057A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | コネクタユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020197860A JP2022086057A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | コネクタユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022086057A true JP2022086057A (ja) | 2022-06-09 |
Family
ID=81893870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020197860A Pending JP2022086057A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | コネクタユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022086057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023140133A1 (ja) * | 2022-01-24 | 2023-07-27 | 住友電装株式会社 | コネクタ装置 |
-
2020
- 2020-11-30 JP JP2020197860A patent/JP2022086057A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023140133A1 (ja) * | 2022-01-24 | 2023-07-27 | 住友電装株式会社 | コネクタ装置 |
JP7563397B2 (ja) | 2022-01-24 | 2024-10-08 | 住友電装株式会社 | コネクタ装置 |
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