JP2023164541A - 画像処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、原稿内の文字列を用いたフォルダパスの設定にかかるユーザの手間を軽減し、1枚の原稿の文字列を用いて、複数枚の原稿からなる画像データを同一のフォルダに格納できるようにすることを目的とする。【解決手段】 1回の読取指示によって複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成し、受け付けた文字列を名称とする同一のフォルダを読取指示によって生成した複数の原稿に対応する画像データの格納先として決定することを特徴とする。【選択図】 図12
Description
画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
事前にユーザにより指定された領域に対して文字認識処理を行い、その文字認識処理で得られた文字列をフォルダ名とするフォルダに原稿の画像を読み取って生成された画像データを送信する画像処理装置が開示されている。(特許文献1参照)。
特許文献1の方法を用いれば、原稿に含まれる文字列を使って、その原稿を読み取って生成された画像データのフォルダの名称を決めることができる。
しかしながら、特許文献1の方法では、ユーザが宛先フォルダの名称として使用したい文字列が、指定した領域に記載されていない原稿の場合、意図する文字列をフォルダパスに設定できない。
そこで、原稿の画像を読み取った後に、その原稿を読み取って生成された画像データを記憶するフォルダの名称をその原稿に含まれる文字列を使って容易に設定したい。
また、複数ページの原稿からなる画像データを同一のフォルダに送信する場合、1枚ごとにユーザがフォルダ名を文字認識結果の中から選ぶようにすると、操作の手間がかかる。加えて、複数ページの原稿のうち、1枚だけにしかフォルダの名称にしたい文字列が含まれていない場合、その原稿に含まれる文字列を使ってフォルダの名称を簡単に指定し、複数ページの原稿をその名称のフォルダに入れたい。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、原稿内の文字列を用いたフォルダパスの設定にかかるユーザの手間を軽減し、1枚の原稿の文字列を用いて、複数枚の原稿からなる画像データを同一のフォルダに格納できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段が生成した画像データに含まれる文字列を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段が認識した文字列を表示する表示手段と、前記表示手段が表示した文字列のユーザによる選択を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた選択に基づく文字列を名称とするフォルダを前記画像データの格納先として決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記格納先に前記画像データを格納する格納手段とを有し、前記読取手段は1回の読取指示によって複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成し、前記決定手段は、前記受付手段が受け付けた文字列を名称とする同一のフォルダを前記読取手段が前記読取指示によって生成した複数の原稿に対応する画像データの格納先として決定することを特徴とする。
原稿内の文字列を用いたフォルダパスの設定にかかるユーザの手間を軽減し、1枚の原稿の文字列を用いて、複数枚の原稿からなる画像データを同一のフォルダに格納できるようにすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、読み取りシステムの構成の一例を示す図である。本実施例の読み取りシステムは、画像処理装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)101、情報処理装置であるファイルサーバ102、メールサーバ103、オンラインストレージ106で構成されている。MFP101、ファイルサーバ102、メールサーバ103、オンラインストレージ106のそれぞれはLAN(Local Area Network)100に接続されている。また、LAN100上には、MFP101、ファイルサーバ102、メールサーバ103、PC104はネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。また、MFP101とオンラインストレージ106は、LAN100とインターネット105を介してお互いに通信可能である。
MFP101は、原稿の画像を読み取って生成した画像データをファイルサーバ102、メールサーバ103、オンラインストレージ106に送信する。なお、本実施形態における画像データとは、画像をRAWデータ化した電子データに限らず、TIFF、JPEGなどの画像フォーマットに従った電子データやPDFフォーマットに従った電子データであっても良い。ファイルサーバ102はFTP(File Transfer Protocol)、SMB(Server Message Block)プロトコルに対応したファイルサーバである。メールサーバ103はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応したメールサーバである。オンラインストレージ106はWebDAV(HTTPを用いたファイル共有プロトコル)に対応したオンラインストレージである。PC104は、MFP101が備えるWEBサーバにHTTPを用いてアクセスし、設定値の参照や更新が可能である。LAN100は、Ehternet(登録商標)を用いた有線LANで構成されてもよいし、無線LANで構成されてもよい。
図2はMFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。MFP101はCPU201、ROM202、RAM203、ストレージ204、操作部205、プリンタ206、スキャナ207、ネットワークI/F(Interface)208、外部記憶装置I/F209を備える。
CPU201はMFP101を構成する各種ハードウェア202~208の制御を行うことで、MFP101が備える各機能を実現する。なお、CPU201はバスラインにより各種ハードウェアに信号を送り、他のハードウェアと相互にデータ通信を行うことを実現する。
またMFP101のCPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムに従ってMFP101の動作を制御する。より詳細には、MFP101の制御を行うオペレーティングシステム(OS)と、ハードウェアを制御するためのドライバプログラムをCPU201が実行する。そしてOS上に配置されたアプリケーションプログラムらが相互に動作することにより、ユーザの所望する機能の動作、制御が行われる。これらのOSや各種プログラムはROM202に記憶され、RAM203において読み出されることで実行される。
ROM202はCPU201が使用するプログラムや各種データを記憶するためのメモリである。RAM203は、プログラムや、CPU201が演算に用いるデータを一時的に記憶するためのワークメモリである。ストレージ204は、各種データや各種プログラム等を記憶する記憶装置である。
なお、本実施例ではストレージ204としてフラッシュメモリを想定しているが、SSD、HDD、eMMCなどの補助記憶装置を用いるようにしても良い。なお、MFP101は、1つのCPU201が1つのメモリ(RAM203)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の形態であっても構わない。例えば複数のCPU、複数のRAM、複数のROM、及び複数のストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部205は、例えばタッチパネル等のMFP101をユーザが操作するためのユーザインタフェースであり、ユーザによる操作や入力を受け付ける。また、操作部205はMFP101を操作するため画面等を表示する表示部としても使用することができる。
プリンタ206はプリント機能を実現するユニットであって、CPU201がプリンタ206を制御することでPC104から受信した印刷ジョブを実行し、用紙に画像が印刷される。ここで印刷ジョブとは、MFP101に印刷処理を実行させるための命令や画像データ、印刷設定情報などを含むデータである。
スキャナ207はスキャン機能を実現するユニットであって、CPU201がスキャナ207を制御することで原稿の画像を光学的に読み取り、画像データに生成する処理を行う。
ネットワークI/F208は、例えばEthernetのような有線LAN通信を行うためのネットワークI/Fである。なお、このネットワークI/F208は無線LAN通信を行うためのネットワークI/Fであっても良いし、USB-LANI/F等でもよい。
外部記憶装置I/F209は、MFP101が外部記憶装置210と通信を行うためのI/Fである。CPU201が外部記憶装置I/F209を制御することで、外部記憶装置210に画像データを格納させる。本実施例では外部記憶装置I/F209としてUSBインタフェース、外部記憶装置210としてUSBメモリを想定しているが、外部記憶装置I/F209は、SDカードなどの外部記憶装置と通信を行うためのSDカードスロットであってもよい。
図3は、PC104のハードウェア構成の一例を示す図である。PC104はCPU301、ROM302、RAM303、HDD304、ネットワークI/F305、操作装置I/F306、表示装置I/F307を備える。
CPU301はPC104を構成する各種ハードウェア302~307の制御を行うことで、PC104が備える各機能を実現する。なお、CPU301はバスラインにより各種ハードウェアに信号を送り、他のハードウェアと相互にデータ通信を行うことを実現する。
またPC104のCPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムに従ってPC104の動作を制御する。より詳細には、PC104の制御を行うOS等をCPU301が実行する。そしてOS上に配置されたアプリケーションプログラムらが相互に動作することにより、ユーザの所望する機能の動作、制御が行われる。これらのOSや各種プログラムはROM302に記憶され、RAM302において読み出されることで実行される。
ROM302は、CPU201が使用するプログラムや各種データを記憶するためのメモリである。RAM303はプログラムや、CPU201が演算に用いるデータを一時的に記憶するためのワークメモリである。HDD304は、各種データや各種プログラム等を記憶する記憶装置である。
ネットワークI/F305は、例えばEthernetのような有線LAN通信を行うためのネットワークI/Fである。なお、このネットワークI/F305は無線LAN通信を行うためのネットワークI/Fであっても良いし、USB-LANI/F等でもよい。
操作装置I/F306はキーボードやマウス等の操作装置310とPC104を接続するためのI/Fである。
表示装置I/F307は、液晶モニタ等の表示装置311とPC104を接続するためのI/Fである。
なお、本実施例のPC104は外部の操作装置や、外部の表示装置と接続しているが、例えば操作部、表示部がPC104に内蔵されていてもよい。
図4は、操作部205に表示される画面の一例を示した図である。操作部205は、タッチパネル410、DataLED420及びErrorLED430により構成される。タッチパネル410には、MFP101の起動直後に表示されるホーム画面400が表示されている。ホーム画面400は、MFP101の各機能の実行を指示するための画面である。ホーム画面400には、よく使う設定ボタン401、スキャンボタン402、メニューボタン403、アドレス帳ボタン404、問診票ボタン405、紹介状ボタン406などが表示される。また、ホーム画面400には節電ボタン407、ホームボタン408、ストップボタン409が常時表示されている。なお、節電ボタン407、ホームボタン408、ストップボタン409はハードキーとして操作部205に備えられてもよい。
よく使う設定ボタン401はユーザにより選択されることにより、ユーザにより設定された設定が入力された状態で、特定の機能の実行画面を表示するためのボタンである。
スキャンボタン402は、選択されることにより、スキャン処理を実行して画像データを生成し、生成された画像データをメール送信したりやファイル送信したり、外部記憶装置210に格納したりするための画面を表示するボタンである。ここで、メール送信とは原稿を読み取って生成した画像データを電子メールに添付して送信することである。また、ファイル送信とはSMBやFTP等の通信プロトコルを使用してファイルサーバ102やPC104等に送信することである。
メニューボタン403はユーザにより選択されることにより、メニュー画面を表示するためのボタンである。
アドレス帳ボタン404は、ユーザにより選択されることにより登録されているアドレス(宛先情報)を表示する画面を表示するためのボタンである。アドレスを表示する画面は、電子メール送信、SMB送信、FTP送信、WebDAV送信等の送信種別と、メールアドレス、ホスト名、サーバ情報等の宛先情報等を表示する。
問診票ボタン405と紹介状ボタン406はワンタッチ送信ボタンである。ワンタッチ送信ボタンとは、ユーザにより選択されることで、ユーザにより予め設定されたスキャン設定で原稿の画像を読み取り、画像データを生成し、その画像データをユーザにより予め設定された送信種別で送信するための画面を表示するボタンである。つまりこの問診票ボタン405を選択されることは、読取指示を受け付けることである。
節電ボタン407はユーザにより選択されることにより、MFP101を省電力状態に移行させるためのボタンである。
ホームボタン408はユーザにより選択されることにより、操作部205にホーム画面400を表示するためのボタンである。
ストップボタン409はユーザにより選択されることにより、MFP101が実行中の印刷ジョブ等のジョブの実行を中止するためのボタンである。なお、このストップボタン409はユーザにより選択されることにより、コピージョブや送信ジョブの実行が中止されてもよい。
DataLED420及びErrorLED430はMFP101の状態をユーザに通知するものである。DataLED420は、電子メール送信やファイル送信の実行中に点灯し、ErrorLED430はMFP101にエラーが発生した際に点灯する。
なお、ホーム画面400は、例えば画像データに基づいて印刷を行うコピー機能や原稿を読み取って画像データを生成し当該画像データを外部装置に送信可能な送信機能を含む複数の機能からユーザが利用する機能を選択するための機能選択画面である。
図5は表示装置311に表示されるワンタッチ送信スキャン設定画面の一例を示す図である。
図5のワンタッチ送信スキャン設定画面500は、例えばMFP101のWEBサーバにHTTP通信でアクセスしているPC104に接続される表示装置311に表示される。
ワンタッチ送信スキャン設定画面500には、アプリケーション情報501、新規ボタンの登録ボタン502、項目503~505、表示・非表示ボタン506、削除ボタン507が表示されている。
アプリケーション情報501は、アプリケーションのバージョンを表示する領域であり、図5では1.00というバージョン番号が表示されている。
新規ボタンの登録ボタン502は、ユーザに選択されることにより、操作部205に表示する画面に表示され、ワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンを新しく登録するためのボタンである。新規ボタンの登録ボタン502が選択されると図6の設定編集画面600が表示装置311に表示される。図6の設定編集画面600の詳細な説明は後述する。
項目503は、MFP101に登録されているワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンの名称を示している。
項目504は、MFP101に登録されているワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンに設定された送信種別を示している。
項目505は、MFP101に登録されているワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンの表示状態を示す。また、その表示状態の変更するための表示/非表示切替ボタン506、削除ボタン507も表示される。例えば、「紹介状」ボタンの表示状態が「表示」になっている場合は、図4の紹介状ボタン406のようにボタンがタッチパネル410上のホーム画面400に表示される。表示/非表示切替ボタン506は、ボタンの「表示」と「非表示」をトグルで選択可能なボタンである。
削除ボタン507は、ユーザにより選択されることにより、MFP101に登録されているボタンの情報を削除する。
MFP101に登録されているワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンの一例は、「申請書A」という名称のボタンの送信種別はEメールであり、表示状態は非表示となっている。また、新規ボタンの登録ボタン502が選択された場合だけでなく、「申請書A」というボタンの名称を選択された場合にも、図6の設定編集画面600が表示装置311に表示される。
図5では、「申請書A」、「申請書B」、「紹介状」、「問診票」の4つのボタンが登録されている。「紹介状」と「問診票」はボタン表示状態が「表示」であるため、ホーム画面400にボタンが表示されている。しかし、「申請書A」と「申請書B」は表示状態が「非表示」であるため、ホーム画面400にボタンが表示されていない。
図6はワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンの設定編集画面の一例を示す図である。図6のボタンの設定編集画面600は、例えばMFP101のWEBサーバにHTTP通信でアクセスしているPC104に接続される表示装置311に表示される。
ボタンの設定編集画面600は図5の新規ボタンの登録ボタン502もしくは、ボタンの名称がユーザにより選択されることにより表示される。ボタンの名称がユーザにより選択されることによりボタンの設定編集画面600が表示される場合は、ボタンの設定編集画面600の各項目には、前回設定された値が入力されている状態で表示される。新規ボタンの登録ボタン502が選択されることによりボタンの設定編集画面600が表示される場合は、ボタンの設定編集画面600の各項目には値が入力されていない状態で表示される。なお、ボタンの設定編集画面600の各項目にデフォルト値が予め入力されていてもよい。
入力欄601はワンタッチ送信ボタンの名称を設定するための入力欄である。入力欄601には「問診票」という文字列が入力されている。ここで、ワンタッチ送信ボタンとはユーザにより選択されることでワンタッチ送信スキャンを実行するためのボタンである。
プルダウン602はファイル名を設定するためのオブジェクトである。プルダウン602では、「ボタン名」「自動」が選択可能であり、「ボタン名」が選択された場合は、入力欄601に入力されたボタン名が、送信されるファイルの名称となる。また、「自動」が選択された場合は、自動的に決定された文字列がファイルの名称となる。例えば、図6の画面で登録されるワンタッチ送信ボタンを選択してスキャンした日時をファイルの名称とする。
チェックボックス603はチェックされていると、ファイル出力時のキーワードが有効になる。キーワードについては、図7で詳細に説明する。
キーワード文字列設定ボタン604はユーザに選択されることにより、図7のキーワード文字列設定画面700を表示するためのボタンである。
プルダウン605は、送信されるファイルをどう振り分けるか、もしくは振り分けないかを設定するためのオブジェクトである。プルダウン605では、「振り分けしない」、「振り分けする(ファイル)」、「振り分けする(フォルダ)」、「振り分けする(ファイルとフォルダ)」から一つを選択可能である。「振り分けしない」が設定された場合はキーワードを利用しない。「振り分けする(ファイル)」が設定された場合は出力ファイル名にキーワードを含める。「振り分けする(フォルダ)」が設定された場合はファイルを格納するフォルダ名にキーワードを含める。「振り分けする(ファイルとフォルダ)」が設定された場合はファイル名とファイルを出力するフォルダ名にキーワードを含める。このプルダウン605で各設定が設定された時の詳細な処理は、図16、17で説明する。
プルダウン606は読みとって生成した画像データを送信する際の送信種別を選択するためのオブジェクトである。プルダウン606では、「ファイル」、「Eメール」、「USBメモリ」が選択可能である。「ファイル」が選択され、切替ボタン607が選択された場合はSMBやFTP、WebDAV、SFTP等のプロトコルを用いてPC104のフォルダや、ファイルサーバ102に画像データを送信する。また、「Eメール」が選択された場合はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて宛先に画像データ送信する。「USBメモリ」が選択された場合は、MFP101に接続された外部記憶装置210であるUSBメモリに、画像データを格納する。
切替ボタン607は送信種別の設定をプルダウン606に表示されている送信種別に切り替えるためのボタンである。また、プルダウン606で送信種別が選択された状態で切替ボタン607が選択されると、項目608や項目609等に、選択された送信種別に対応したものが表示される。
項目608はワンタッチ送信スキャンで読み取る際の読み取り設定と、送信する際の送信設定等の各種設定を入力可能な項目である。例えば、項目609には送信先や、読み取りサイズ、ファイル形式、原稿の向き等の設定がある。
領域609は、読み取って生成した画像データを送信する送信先を表示するための領域である。ここで設定された宛先は、後述するテキストオブジェクトの文字列と組み合わせるためのフォルダパスである。また領域609は入力、編集が不可能なテキスト領域であり、アドレス選択画面で選択されたアドレスを表示する。
アドレス帳から選択ボタン610は、ユーザにより選択されることにより、MFP101に記憶されているアドレス帳内のアドレスを選択可能なアドレス選択画面800を表示する。
プルダウン611は原稿上の画像を読み取って生成する画像データをファイルにする際のファイル形式を設定するためのプルダウンである。ここで選択されたフォーマットに従ってファイルが生成される。
OKボタン612は、ボタン設定編集画面600で設定した内容でワンタッチ送信ボタンの設定をストレージ204に記憶するためのボタンである。OKボタン612が選択されると設定が、ストレージ204に記憶される。キャンセルボタン613は、設定を破棄するためのボタンである。OKボタン612、または、キャンセルボタン613が押下されると、図5のワンタッチ送信スキャン設定画面500が表示される。
図7はキーワード文字列を設定する際の画面の一例を示す図である。図7(A)はキーワード文字列設定画面の一例を示す図である。キーワード文字列設定画面700は図6のボタンの設定編集画面600でキーワード文字列設定ボタン604が選択されたことにより表示される。また、図7のキーワード文字列設定画面700は、例えばMFP101のWEBサーバにHTTP通信でアクセスしているPC104に接続される表示装置311に表示される。
プルダウン701は、キーワード文字列の種類を選択するためのオブジェクトである。キーワード文字列は「数字のみ」、「英数字」から一つを選択可能である。
入力欄702は、キーワード文字列の文字数を設定する入力欄である。本実施例では、設定可能な文字数は最大16文字である。ここで、キーワード文字列の文字数を設定することで、設定された文字認識領域で認識された文字列がユーザの所望する文字列と異なる場合に、異なる文字列を認識結果として表示しないようにすることができる。なお、このキーワード文字列の設定が反映されるのは、領域指定ボタン706を選択し、図11の文字認識領域設定画面1100で領域を指定された場合である。
入力欄703は、キーワード文字列の入力時に表示する文字列を入力するための入力欄である。設定可能な文字数は最大64文字である。
プルダウン704は文字認識処理であるOCR処理を実行するか否かを選択するためのオブジェクトである。
領域705は、文字認識領域が指定されているか否かを示す情報を表示するための領域である。初期値は「指定なし」になっており、領域指定ボタン706を選択し、図7(B)の文字認識領域の設定画面710で矩形領域を指定されることで、「指定する」と表示される。また、文字認識領域設定画面710でキャンセルボタン712を選択されることで、領域705に「指定しない」と表示される。
図7(B)は文字認識領域の設定画面710の一例を示す図である。文字認識領域の設定画面710には、読み取りサイズ用紙に対応した縦横比の領域指定キャンバス713が表示される。ユーザは矩形領域の始点と終点をポインタで指定することができ、その際の始点座標、終点座標を実空間距離に変換され一時保持される。具体的な設定値としては、mm単位で始点(X、Y)=(10、10)、終点(X、Y)=(50、20)というように設定できる。OKボタン711が選択されると、一時保持した2点の座標情報がストレージ204に記憶される。キャンセルボタン712が選択されると、座標情報を廃棄して図7(A)の画面に戻る。
図8はアドレス選択画面の一例を示す図である。アドレス選択画面800は図6のボタンの設定編集画面600上のアドレス帳から選択ボタン610が選択されることにより表示される。図8のアドレス選択画面800は、例えばMFP101のWEBサーバにHTTP通信でアクセスしているPC104に接続される表示装置311に表示される。
プルダウン801は、アドレス選択画面800に表示されるアドレス帳の種類を切り替えるためのリストである。プルダウン801では「ベストメンバー」、「短縮ダイヤル」(不図示)のどちらか一方を選択できる。
表示切替ボタン802はユーザに選択されることによりアドレス選択画面800に表示するアドレス帳の種類をプルダウン801で表示されている種類に変更するためのボタンである。
領域803は、アドレス帳の名称が表示される表示領域である。リスト804は、アドレス一覧が表示される領域であり、選択可能なチェックボックス、番号、種類、名称、宛先により構成される。チェックボックスは、チェック可能チェックボックスとチェック不可能チェックボックスの2種類のうちどちらかが表示される。番号はアドレスの管理番号が表示される。種類はアイコンが表示される領域であり、アイコンはアドレスの種類により異なる。名称はアドレスに付けた名前が表示される。宛先はアドレスが表示される。チェックボックスは、チェック可能チェックボックスとチェック不可能チェックボックスの2種類のうちどちらかが表示される。
チェックボックスにチェックが入れられた状態で、OKボタン805が選択されると、そのアドレスが領域609に表示される。また、MFP101はPC104からHTTP通信でそのアドレスを受信し、そして画像データの送信先のアドレスとしてストレージ204に記憶する。
チェック可能チェックボックスとチェック不可能チェックボックスの表示について補足する。図8は、図6のリスト606で「ファイル」が選択された状態で、送信種別が「Eメール」のアドレスが2件、「ファイル」のアドレスが2件登録されている「ベストメンバー」のアドレス帳からアドレスを選択する場合の表示である。このように、アドレス選択画面800では、設定された送信種別に対応する宛先がチェック可能ボックスで選択可能になっている。プルダウン606の種類と一致しているアドレスは、チェック可能チェックボックスが表示される。具体的には、番号01と番号02のアドレスに対してはチェック不可能チェックボックスが表示されており、番号03と番号04のアドレスに対してはチェック可能チェックボックスが表示されている。
OKボタン805は、アドレス選択画面で設定した内容でアドレス選択を確定するためのボタンである。キャンセルボタン806は、設定内容を破棄するボタンである。OKボタン805、もしくはキャンセルボタン806が選択されると、図6のボタンの設定編集画面600を表示する。
ここで、本実施例の問診票ボタン405の設定を説明する。問診票ボタン405は、図6のボタンの設定編集画面600において、入力欄601に「問診票」が入力され、プルダウン602で「ボタン名」が選択され、チェックボックス603がチェックされた状態で登録されたものである。また、問診票ボタン405は、図6のボタンの設定編集画面600において、プルダウン605では「振り分けする(フォルダ)」が選択され、プルダウン606では「ファイル」が選択された状態で登録されたものである。さらに、問診票ボタン405は、図7のキーワード文字列設定画面700において、プルダウン701では「数字のみ」が選択され、入力欄702に「7」が入力され、入力欄703には「患者番号を入力してください」が入力された状態で亜登録されたものである。また、プルダウン704では「する」が選択され、領域指定ボタン706が選択されず、図8のアドレス選択画面800おいて、番号04の宛先「¥¥ファイルサーバ¥問診票」が選択された状態で登録されたものである。
ここで、特許文献1の方法を用いれば、原稿に含まれる文字列を使って、その原稿を読み取って生成された画像データのフォルダの名称を決めることができる。
しかしながら、特許文献1の方法では、ユーザが宛先フォルダの名称として使用したい文字列が、指定した領域に記載されていない原稿の場合、意図する文字列をフォルダパスに設定できない。
そこで、原稿の画像を読み取った後に、その原稿を読み取って生成された画像データを記憶するフォルダの名称をその原稿に含まれる文字列を使って容易に設定したい。
また、複数ページの原稿からなる画像データを同一のフォルダに送信する場合、1枚ごとにユーザがフォルダ名を文字認識結果の中から選ぶようにすると、操作の手間がかかる。加えて、複数ページの原稿のうち、1枚だけにしかフォルダの名称にしたい文字列が含まれていない場合、その原稿に含まれる文字列を使ってフォルダの名称を簡単に指定し、複数ページの原稿をその名称のフォルダに入れたい。
この課題に対して以下の処理を実行することで、原稿内の文字列を用いたフォルダパスの設定にかかるユーザの手間を軽減し、1枚の原稿の文字列を用いて、複数枚の原稿からなる画像データを同一のフォルダに格納できるようにすることができる。
図9は、ワンタッチ送信スキャンの処理の一例を示すフローチャートである。図9(A)のフローはCPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図9のフローチャートの処理は実現される。また、図9(A)のフローはタッチパネル300にホーム画面410が表示されたことによって開始される。
図9(A)から説明する。S901において、CPU201は問診票ボタン405が選択されたか否かを判定する。問診票ボタン405が選択されたと判定した場合、S902に進む。そうでない場合は、S901に戻る。
S902において、CPU201は図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されているか否かを判定する。「する」が設定されていると判定した場合はS903に進む。そうでない場合はS906に進む。
S903において、CPU201は図7(A)のプルダウン705で「指定する」が設定されているか否かを判定する。設定されていると判定した場合は、S904に進む。そうでない場合は、S906に進む。
S904において、CPU201は文字認識領域の情報がストレージ204に記憶されているか否かを判定する。記憶されていると判定した場合はS906に進む。記憶されていないと判定した場合はS905に進む。
S905において、CPU201は文字認識領域の登録処理を実行する。文字認識領域の登録処理は図12で説明する送信処理S1210を文字認識領域の登録処理に置き換えることで実現可能である。具体的には、ユーザにより選択された文字列(テキストオブジェクト)の座標情報をストレージ204に記憶し、その座標情報は次回のワンタッチ送信スキャンの実行時に使用される(プルダウン705で「指定する」が設定されている場合)。文字認識領域の登録処理が完了すると、処理を終了する。
S906において、CPU201は原稿を読み取って生成した画像データを送信する送信処理を実行する。送信処理の詳細は、図9で説明する。送信処理が完了すると、処理を終了する。
図9(B)は図9(A)の送信処理(S906)の一例を示すフローチャートである。図9(B)のフローはCPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図9のフローチャートの処理は実現される。また、図9(B)のフローはS904で文字認識領域の情報がストレージ204に記憶されていると判定された場合、もしくはS902で「する」と設定されていないと判定されることにより開始される。
S907において、CPU201はスキャナ207を制御し、スキャナ207はセットされた原稿の画像を読み取る。
S908において、CPU201はS1401で読み取られた画像に基づく画像データを生成する。
S909において、CPU201は図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されているか否かを判定する。「する」が設定されていると判定した場合はS911に進む。そうでない場合は、S910に進む。
S910において、CPU201は通常送信処理を実行する。通常送信の詳細については図10で説明する。
S911において、CPU201はOCR送信処理を実行する。OCR送信処理の一例については、図12で説明する。
図10は、通常送信処理の一例を示すフローチャートである。CPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図10のフローチャートの処理は実現される。図10のフローは、図9のS909で図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されていないと判定されることにより開始される。
S1001において、CPU201はS908で生成したすべての画像データを含む電子ファイルを生成する。ここで、生成される電子ファイルのフォーマットは、プルダウン611で選択されたフォーマットに対応する。本実施例では、プルダウン611で「PDF」が設定されているため、PDFファイルが生成される。
S1002において、CPU201は操作部205を制御し、操作部205は通常送信画面を表示する。ここで表示される通常送信画面の一例を図11(A)に示す。
図11(A)は通常送信画面の一例を示す図である。図11(A)の通常送信画面1100は操作部205に表示される。メッセージ領域1101は入力欄703で入力された文字列が表示される領域である。本実施例では、「患者番号を入力してください」と表示される。入力欄1102は読み取って生成した画像データを格納するフォルダ名を指定するための入力欄である。本実施例では、入力された患者番号がフォルダ名となる。入力欄703が選択されると、図11(B)の入力画面1110が操作部205に表示される。
入力画面1110はキーワードの入力を受け付けるための画面である。メッセージ領域1111はプルダウン701、入力欄702で設定された文字の種類と文字数を表示するための領域である。入力欄1112はキーワードの入力を受け付ける入力欄であり、ここでは、7桁の数字の入力を受け付ける。ここで、設定された文字数を超える入力や、設定された文字の種類と異なる種類の文字の入力は受け付けないようにしてもよいし、受け付けた後でエラーとして通知してもよい。確定ボタン1113はユーザにより選択されることで、その時点で入力されている文字列を入力欄1102へ反映するためのボタンである。また、RAM203もしくはストレージ204にその文字列を記憶する。キャンセルボタン1114はユーザにより選択されることで、入力欄1112に入力されている文字列を記憶せずに、入力画面1110を閉じるためのボタンである。
送信ボタン1103はユーザにより選択されることにより、入力欄1102に表示されている文字列を、領域609に表示されているフォルダパス(宛先)の1つ下の階層に追加したフォルダパスに読み取って生成した画像データを送信する為のボタンである。具体的には、¥¥ファイルサーバ¥問診票¥0123456に画像データを送信(格納)する。なお、この送信処理による電子データ(画像データ)の送信先(格納先)は、MFP101の内部のストレージ204であってもよい。
終了ボタン1104はユーザにより選択されることにより、送信処理を中断し、通常送信画面1100を閉じるためのボタンである。
ここで、図10のフローに説明を戻す。S1003において、CPU201はユーザにより通常送信画面1100に表示されているボタンもしくは入力欄が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S1004に進む。そうでない場合は、S1003に戻り、処理を繰り返す。
S1004において、CPU201は入力欄1102が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S1020に進む。そうでない場合は、S1005に進む。
S1005において、CPU201は終了ボタン1104が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、処理を終了する。そうでない場合、つまり送信ボタン1103が選択されたと判定した場合、S1006に進む。
S1006において、CPU201は入力欄1102に表示されている文字列がプルダウン701、入力欄702で設定された条件(文字の種類、文字数)を満たしているか否かを判定する。満たしていると判定された場合は、S1007に進む。満たしていないと判定された場合は、S1030に進む。
S1030において、CPU201は操作部205を制御して、操作部205は入力文字列が条件を満たしていないことによるエラーを示す情報を表示する。
S1007において、CPU201はネットワークI/F208を制御して、入力欄1102に表示されている文字列を領域609に表示されているフォルダパス(宛先)の1つ下の階層に追加したフォルダパスに、S1001で生成した電子ファイルを送信する。なお、ここではCPU201は送信先フォルダを生成した後電子ファイルが送信する。また、電子ファイルのファイル名は一意であればどのようなファイル名で良い。たとえば、S1007を開始した時刻が、西暦2018年10月10日12時23分56秒であれば、20181010123456.pdfというファイル名になる。
ここで、S1004で入力欄が選択されたと判定した場合について説明する。S1020において、CPU201は操作部205を制御して、操作部205は入力画面1110を表示する。
S1021において、CPU201はボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S1022に進む。そうでない場合は、S1021に戻る。
S1022において、CPU201は確定ボタン1113が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S1023に進む。そうでない場合は、S1003に戻る。
S1023において、CPU201は入力欄1112に入力された文字列をRAM203もしくはストレージ204に記憶し、入力画面1110を閉じ、通常送信画面1100を表示するよう操作部205を制御する。そして、CPU201は記憶された文字列を入力欄1102に表示するように操作部205を制御する。
図12はOCR送信処理の一例を示すフローチャートである。CPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図12のフローチャートの処理は実現される。図12のフローは、図9のS909で図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されていると判定されることにより開始される。
S1201において、CPU201は、S908で生成した画像データから電子ファイルを生成する。この時、1回の読み取り指示を受け付けることによって、生成されたすべての画像データを含む1つの電子ファイルを生成してもいいし、任意の原稿の枚数に対応する画像データを含む電子ファイルを複数生成してもよい。ここで、生成される電子ファイルのフォーマットは、プルダウン611で選択されたフォーマットに対応する。本実施例では、プルダウン611で「PDF」が設定されているため、PDFファイルが生成される。
S1202において、CPU201は文字認識領域が事前に設定されているか否かを判定する。設定されていると判定された場合は、S1211に進む。そうでない場合、S1203に進む。
S1203において、CPU201はS908で生成された画像データに対して文字認識処理を実行する。この時、文字認識処理が実行される画像データは、S907で最初に読み取られた原稿の画像データである。つまり、1回の読み取り指示によって、読み取られた原稿のうちの最初の原稿(ページ)に対応する画像データのみを文字認識処理の対象とする。
なお、本実施例では、原稿の先頭ページの画像データのみに対して文字認識処理を実行する例を説明したが、これに限らず、ユーザにより設定された任意の位置にある原稿のみを文字認識処理の対象としてもよい。例えば、図15のキーワード文字列設定画面1500で設定入力欄1501に2と設定された場合は、2枚目(ページ目)の原稿に対応する画像データを文字認識処理の対象とする。このように、CPU201は何枚目の原稿に対応する画像データに含まれる文字列を認識するかの設定の受付を行うことができる。
図15はキーワード文字列設定画面の一例を示す図である。キーワード文字列設定画面1500は図7のキーワード文字列を設定する画面にキーワード検索を行うページを指定することができる入力欄1501を追加している。
入力欄1501は、ユーザによる数値の入力を受け付けるための入力欄であり、入力欄1501に入力された数値に対応する原稿のページ位置において、文字認識処理が実行される。
S1204において、CPU201はS1203の文字認識処理の結果として得られた文字列を用いてテキストオブジェクトを生成する。またこのテキストオブジェクトには、テキストオブジェクトに対応する文字列の領域情報を付与する。
S1205において、CPU201は生成された画像データに基づいて、操作部205に表示するプレビュー画像を生成する。
S1206において、S1204、S1205で生成されたテキストオブジェクトとプレビュー画像を用いてOCR送信画面を表示する。OCR送信画面の例を図13に示す。
図13はOCR送信画面の一例を示す図である。領域1301には、アドレス選択画面800で選択されたフォルダパスが表示される。
領域1302はリスト1303から選択されたテキストオブジェクトが示す文字列を表示するための領域である。また、選択されたテキストオブジェクトが示す文字列はRAM203に記憶される。図13では、「12345」を示すテキストオブジェクトが選択されているため、領域1302に「¥」と「12345」が表示されている。また、選択されたテキストオブジェクトは強調表示される。また、プレビュー画像1304上の文字列においても領域1305のように強調表示される。
リスト1303は、例えば、S1204で生成されたテキストオブジェクトを表示するためのリストである。このリストでは、左上にある文字切り矩形に対応するテキストオブジェクトから右下にかけて表示される。
確定ボタン1306は、ユーザにより選択されることにより、その時領域1302に表示されている文字列を、領域1301に表示されているフォルダパスの最下層に追加したフォルダパスに生成された電子ファイルを送信するためのボタンである。図13の例では、「¥¥ファイルサーバ¥問診票¥12345」が示すフォルダに電子データを送信する。
ここで、図12のフローに説明を戻す。S1207において、CPU201はユーザにより操作部205を介してリスト1203からテキストオブジェクトが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合、S1208に進む。そうでない場合、S1207に戻る。
S1208において、CPU201はS1207で選択されたテキストオブジェクトに対応する領域をプレビュー画像1305上で強調表示し、領域1301内の文字列の表示も変更する。
S1209において、CPU201は確定ボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S1210に進む。そうでない場合は、S1209に戻る。
S1210において、CPU201は領域1301に表示されているフォルダパスの最下層に領域1302に表示されている文字列を追加したフォルダパスに、生成された電子ファイルを送信する。
ここで、S1202で文字認識領域が設定されていると判定された場合について説明する。S1211において、CPU201は事前に設定されている文字認識領域に文字認識処理を実行し、文字列を取得する。
S1212において、CPU201は操作部205を制御して、S1211で取得された文字列を表示するOCR送信画面1400を表示する。
図14はOCR送信画面1400の一例を示す図である。メッセージ領域1401は入力欄703で入力された文字列が表示される領域である。本実施例では、「患者番号を入力してください」と表示される。
入力欄1402は読み取って生成した画像データを格納するフォルダ名を指定するための入力欄である。本実施例では、入力された患者番号がフォルダ名となる。また、本実施例では、文字認識領域が事前に設定されているため、その文字認識領域に含まれる文字列が抽出され入力欄1402に表示される。
確定ボタン1403は、ユーザにより選択されることにより、その時入力欄1402に表示されている文字列を、アドレス選択画面800で選択されたフォルダパスの最下層に追加したフォルダパスに生成された電子ファイルを送信するためのボタンである。
CPU201は、このOCR送信画面1400が表示されている時、ユーザによる入力欄1402への文字列の入力を受け付ける。
ここで、図12のフローに説明を戻す。S1213において、CPU201はユーザにより確定ボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S1214に進む。そうでない場合は、S1213に戻る。
S1214において、CPU201は入力欄1402に表示されている、もしくは入力されている文字列を領域609に設定されたフォルダパスの最下層に追加したフォルダパスに、生成された電子ファイルを送信する。
以上の処理を実行することで、原稿内の文字列を使ってフォルダパスを設定する際のユーザの手間を軽減し、複数枚の原稿のうちの1枚の原稿の文字列を用いて、複数枚の原稿からなる画像データを同一のフォルダに格納できるようにすることができる。
図16はOCR送信処理の設定画面の一例を示す図である。図16(A)の画面は図4のキーワード文字列を設定する画面にキーワードを登録されているフォーマットを登録するためのプルダウン1601を追加している。ユーザは、このプルダウン1601で、フォーマットとなる画像データを登録しておき、その画像データと同様の画像データを、原稿を読み取って生成した時に、その画像データのみに文字認識処理を実行するフォーマット認識処理を実行するか否かを決定できる。フォーマット指定ボタン1602が選択されることにより、図16(B)のフォーマット指定ボタン1610が表示される。
図16(B)はフォーマット認識処理の設定画面の一例を示す図である。プルダウン1612は、フォーマットの判別に使う文字の種類を設定するためのプルダウンである。ボタン1615は、検出したいフォーマットファイルを選択するためのボタンである。領域1614には、選択されたフォーマットファイルのフォルダパスが表示される。ボタン1615が選択され、フォーマットファイルが選択されることにより、領域1617に画像が表示される。
ユーザは領域11618の矩形領域の始点と終点をポインタで指定することができ、その際の始点座標、終点座標を実空間距離に変換され一時保持される。具体的な設定値としては、mm単位で始点(X、Y)=(10、10)、終点(X、Y)=(50、20)というように設定できる。
キーワード検出ボタン1616が選択されると、領域1618内に文字認識処理を実行し、結果を領域1613に表示する。ユーザは、キーワードに問題が無ければOKボタン1619を選択し、キーワードと2点の座標情報がフォーマットキーワード文字認識領域に設定される。キャンセルボタン1620が選択されると、キーワードと座標情報を廃棄して図16(A)の画面に戻る。
図17はワンタッチ送信スキャンの画面フローの一例を示す図である。図17はスキャナで読み込んだ原稿の画像データの中からフォーマットファイルの画像のキーワードと一致する文字列を検出し、フォルダ名とする文字列を抽出して、送信する場合の画面フローである。また、図17の画面フローは問診票ボタンの設定として、事前に文字認識領域が設定されている場合のフローである。
ホーム画面400において、問診票ボタンが選択されたことにより、文字認識処理を実行するページを確認するための確認画面1700が表示される。この確認画面1700において、再設定ボタンが選択されることにより、文字認識ページ設定画面1710が表示される。確認画面1700には、原稿の画像を読み取って生成されたすべての画像データに対応する画像が表示される。
文字認識ページ設定画面1710が表示されている時に、画像のチェックボックスが選択され、設定ボタンが選択されることにより、文字認識を実行するページが再設定される。文字認識ページ設定画面1710で設定ボタンが選択されることにより、文字認識ページ設定画面1700が再度表示される。
文字認識ページ設定画面1700では、文字認識を実行するページとして決められている画像上に、事前に設定されている文字認識領域を表示する。はいボタンが選択されることにより、設定されている文字認識領域に文字認識処理を実行し、OCR送信画面1400を表示する。OCR送信画面1400で確定ボタンが選択されることにより、電子ファイルが、事前に設定されたフォルダパスの最下層に文字認識によって得られた文字列を追加したフォルダパスに送信される。
図18はOCR送信処理の一例を示すフローチャートである。CPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図18のフローチャートの処理は実現される。図18のフローは、図9のS909で図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されていると判定されることにより開始される。
図18のフローは、図12のフローにS1801~S1806の処理を追加したフローである。ここでは、図12と重複する処理は説明を省略する。
S1801において、CPU201は、操作部205を制御して確認画面1700に表示する。
S1802において、CPU201は確認画面1700内のボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S1803に進む。そうでない場合は、S1802に戻る。
S1803において、CPU201ははいボタンが選択されたか否かを判定されたか否かを判定する。はいボタンが選択されたと判定された場合は、S1212に進みOCR送信画面1400を表示する。そうでない場合は、S1804に進む。
S1804において、CPU201は再設定ボタンが選択された否かを判定する。再設定ボタンが選択されたと判定された場合は、S1805に進む。そうでない場合、つまりいいえボタンが選択された場合はS1801に戻る。
S1805において、CPU201は操作部205を制御し、文字認識ページ設定画面1710を表示し、文字認識ページを設定するために画像の選択を受け付ける。
S1806において、CPU201は設定ボタンが選択された否かを判定する。設定ボタンが選択されたと判定された場合は、S1801に進む。そうでない場合は、S1806に戻る。
なお、文字認識領域が設定されている場合に、確認画面1700や文字認識ページ設定画面1710を表示する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、文字認識領域が設定されていない場合も、確認画面1700や文字認識ページ設定画面1710を表示してもよい。その際、確認画面1700のはいボタンが選択されることによって、OCR送信画面1300が表示される。
以上の処理を実行することで、ユーザが事前に設定したフォーマットのキーワードを含む原稿の画像データに文字認識処理を実行し、文字列を取得でき、文字認識したい原稿がどの順番で読み取られても、文字認識処理を実行できる。
また、ユーザが原稿の画像を確認しながら、文字認識処理を実行する原稿の画像を選択できるため、誤って類似した原稿の画像に文字認識処理が実行されることを防ぐことができる。
図19はワンタッチ送信スキャンの画面フローの一例を示す図である。図19はスキャナで読み込んだ原稿の画像データを分割して送信する場合のフローを説明する図であり、図19の画面は操作部205に表示される。
図19において、図17の画面フローとの差分を説明する。まず、問診票ボタンが選択され、原稿の画像を読み取るが、確認画面1700には、画像データに対応する画像の一部しか表示されない。具体的には、フォーマットファイルのキーワードを含む原稿の画像データの前後1枚ずつの原稿に対応する画像が表示される。
はいボタンが選択されると、その時表示されていた画像に対応する画像データを含む電子ファイルを、フォーマットファイルのキーワードを含む原稿の画像データ内から取得された文字列を事前に設定されたフォルダパスの最下層に追加したパスに送信される。この送信処理が終了しても、送信されていない画像データがある場合は、確認画面1700を再度表示、次の画像を表示する。
文字認識ページ設定画面1710において、設定ボタンが選択されると、最終ページ設定画面1900が表示される。最終ページ設定画面1900では、1度に送信したい画像データの数を決めるための画面であり、例えば、最終ページ設定画面1900に表示されている2枚目の画像を選択された場合は、2枚目が最終ページとなる。つまり、確認画面に表示される画像は1枚目と2枚目の画像のみになる。
問診票ボタンが選択された時に、原稿の画像を読み取って生成した画像データにフォーマットファイルのキーワードがないと判定された場合は、操作部205にOCR送信画面1910が表示される。
図20は、OCR送信処理の一例を示すフローチャートである。CPU201がROM202に記憶されたプログラムをRAM203に読み出し、実行することで図20のフローチャートの処理は実現される。図20のフローは、図9のS909で図7(A)のプルダウン704で「する」が設定されていると判定されることにより開始される。
図20のフローは、図18のフローにS2001~S2004とS2101~S2106の処理を追加したフローである。ここでは、図12、18と重複する処理は説明を省略する。
S2001において、CPU201は生成された画像データに領域1618で設定されたフォーマットのキーワードが検出された否かを判定する。検出されたと判定された場合は、S1211に進む。そうでない場合は、S1203に進みOCR送信画面1300を表示する。
S2002において、CPU201は生成されたすべての画像データが送信されたか否かを判定する。送信されたと判定された場合は、処理を終了する。そうでない場合は、S1801に戻る。
S2003において、CPU201は操作部205を制御して、最終ページ設定画面1900を表示する。最終ページ設定画面1900では、CPU201は1度に送信される画像データの数を決定するための最終ページの選択を受け付ける。なお、受け付けた選択により決定された1度に送信される画像データのセットは強調表示される。
S2004において、CPU201は設定ボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S1801に戻る。そうでない場合は、S2004に戻る。
S2101において、CPU201はOCR送信画面1910で設定ボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S2102に進む。そうでない場合は、S2105に進む。
S2102において、CPU201は操作部205を制御して、分割設定画面2100を表示する。
S2103において、CPU201は図21の分割設定画面2100のはいボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、S2104に進む。そうでない場合は、S1206に戻る。図21はワンタッチ送信スキャンの画面フローの一例を示す図である。
S2104において、CPU201は分割設定画面2100に表示されている画像に対応する画像データを含む電子ファイルを送信する。この時、送信される宛先は、OCR送信画面1910の設定ボタンが選択された時に、領域2111に表示されている文字列を、事前に設定されたフォルダパスの最下層に追加したフォルダパスである。
S2105において、CPU201は前へボタンもしくは次へボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定された場合は、CPU201は操作部205を制御して、1枚前に読み取った原稿に対応する画像もしくは1枚後に読み取った原稿に対応する画像のプレビュー画像やテキストオブジェクトを含むOCR送信画面2110を表示する(S1206)。そうでない場合、つまりOCR送信画面のテキストオブジェクトのリストが選択された場合は、S1207に進む。
S2016において、CPU201は操作部205を制御して、選択されたテキストオブジェクトが示す文字列が領域2111に表示されたOCR送信画面を表示する。
S2107において、CPU201は生成されたすべての画像データが送信されたか否かを判定する。送信されたと判定された場合は、処理を終了する。そうでない場合は、S1206に戻る。
以上の処理を実行することで、原稿を複数セットに分割し、そのセットごとにフォーマットファイルのキーワードを含む原稿の画像データから認識された文字列を事前に設定されたフォルダパスの最下層に追加したパスに画像データを送信することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 ファイルサーバ
201 CPU
205 操作部
102 ファイルサーバ
201 CPU
205 操作部
Claims (16)
- 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
前記読取手段が生成した画像データに含まれる文字列を認識する文字認識手段と、
前記文字認識手段が認識した文字列を表示する表示手段と、
前記表示手段が表示した文字列のユーザによる選択を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた選択に基づく文字列を名称とするフォルダを前記画像データの格納先として決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記格納先に前記画像データを格納する格納手段とを有し、
前記読取手段は1回の読取指示によって複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成し、前記決定手段は、前記受付手段が受け付けた文字列を名称とする同一のフォルダを前記読取手段が前記読取指示によって生成した複数の原稿に対応する画像データの格納先として決定することを特徴とする画像処理装置。 - フォルダのパスの入力を受け付ける第2の受付手段をさらに有し、
前記第2の受付手段が受け付けた前記パスの1つ下の階層に前記選択された文字列を名称とするフォルダを加えたパスが示すフォルダに前記格納手段は前記画像データを格納することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記フォルダのパスはホスト名を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記文字認識手段が認識した文字列のリストを表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記文字認識手段は、画像データのうちの事前に設定された文字認識領域に文字認識処理を実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 操作部を更に有し、
前記格納手段は前記表示手段が表示した文字列のうちユーザにより前記操作部を介して選択された文字列を名称とするフォルダに前記画像データを格納することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。 - ユーザによる原稿の位置を受け付ける第3の受付手段を更に有し、
前記文字認識手段は、前記読取手段が読みとった複数枚の原稿のうち前記第3の受付手段が受け付けた原稿の位置に基づく原稿に対応する画像データに含まれる文字列を認識することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第3の受付手段は、何枚目の原稿に対応する画像データに含まれる文字列を前記文字認識手段が認識するかの設定を受け付けることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は前記読取手段が読み取った複数枚の原稿の画像を表示し、
前記表示手段が表示した画像の選択を受け付ける第4の受付手段と、をさらに有し、
前記文字認識手段は、前記第4の受付手段が受け付けた選択に基づく画像に対応する画像データに含まれる文字列を認識することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 画像データに含まれる文字列を特定の文字列として設定する設定手段と、
前記文字認識手段は、前記複数枚の原稿のうち前記特定の文字列と同一の文字列を含む画像データに含まれる文字列を認識することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記読取手段が前記複数枚の原稿とは別に読み取って生成した画像データに含まれる文字列を特定の文字列として設定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 前記文字列は数字を含むことを特徴する請求項1乃至11の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記格納手段は、FTP、SMB、WebDAVの少なくとも何れか1つを用いて前記画像データを外部装置に格納することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記選択された文字列をフォルダのパスとして表示することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取工程と、
前記読取工程で生成した画像データに含まれる文字列を認識する文字認識工程と、
前記文字認識工程で認識した文字列を表示する表示工程と、
前記表示工程で表示した文字列のユーザによる選択を受け付ける受付工程と、
前記受付工程で受け付けた選択に基づく文字列を名称とするフォルダを前記画像データの格納先として決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した前記格納先に前記画像データを格納する格納工程とを有し、
前記読取工程は1回の読取指示によって複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成し、前記決定工程は、前記受付工程で受け付けた文字列を名称とする同一のフォルダを前記読取工程で前記読取指示によって生成した複数の原稿に対応する画像データの格納先として決定することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項1乃至14の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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