JP2005234708A - 画像形成装置及び画像データ格納方法並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置及び画像データ格納方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 スキャンした文書を、文書に記載された識別情報に基づき振り分けて保存する。
【解決手段】 格納された文書画像データにアクセスし、出力するための機能を有する文書処理アプリケーションを備えた画像形成装置において、文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段と、文字認識処理の結果得られた文字列に対応する記憶装置の格納領域に、前記画像データを格納する格納手段とを備え、前記格納領域に格納された画像データは、前記文書処理アプリケーションにより読み出し可能であるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複合機等の画像形成装置においてスキャンした画像を振り分けて保存する技術に関するものである。
近年、1台の機器でコピーとプリンタとスキャナとファクシミリとしての機能を実現した「複合機」が市販されるようになった。複合機は、撮像部と印刷部と通信部等のハードウェアを備えると共に、コピーとプリンタとスキャナとファクシミリ等に対応する複数種類のソフトウェアを備え、これらのソフトウェアが切り替わることにより、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能する。
また、上記以外の種々のアプリケーションを搭載した複合機も普及しており、そのようなアプリケーションとして、例えば、文書をスキャンし、スキャンにより得られた画像データをID別、日時別に蓄積し、後に蓄積した画像データを印刷等することができるドキュメントボックスと呼ばれるアプリケーションがある。また、スキャンした画像データを、予め指定したアドレス宛に電子メールで転送するアプリケーションもある。
特開平10−257224号公報
従来のドキュメントボックスの機能においてはID別、日時別に文書の画像データを蓄積することはできるが、例えば複数の部署の文書が混在する複数枚の文書をスキャンして得られた画像データから、特定の部署の文書のみを選択して利用することはできなかった。実際には特定の部署の文書のみを利用する場面は多くあると考えられ、スキャンによりまとめて取得した文書の画像データから、特定の部署の文書のみを容易に選択して利用できるようにする機能が求められている。
本発明は上記の点に鑑みてなされてものであり、スキャンした文書を、文書に記載された識別情報に基づき振り分けて保存することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、次の発明により達成できる。
請求項1に記載の発明は、格納された文書画像データにアクセスし、出力するための機能を有する文書処理アプリケーションを備えた画像形成装置であって、文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段と、文字認識処理の結果得られた文字列に対応する記憶装置の格納領域に、前記画像データを格納する格納手段とを備え、前記格納領域に格納された画像データは、前記文書処理アプリケーションにより読み出し可能である。
本発明によれば、例えば上記の文字列を部署名とすることにより、文書処理アプリケーションを用いて所望の部署の文書を容易に利用できるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記文字認識手段は、前記画像データにおける予め定めた認識対象領域に対して文字認識を行うとするものである。
本発明によれば、例えば部署名を文書の上右端に記載しておけば、その部分のみを文字認識するので、高速に処理を実行することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、前記認識対象領域を指定するための領域指定手段を更に備え、当該領域指定手段は、前記画像形成装置の操作表示部に、前記認識対象領域を座標値を入力することにより指定させるための画面を表示し、入力された座標値を基に、前記認識対象領域を示すデータを作成する。
本発明によれば、領域指定を画像形成装置の操作表示部を用いて行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記領域指定手段は、前記入力された座標値に基き、文書における前記認識対象領域の位置を示す画像を前記操作表示部に表示するものである。
認識対象領域の位置を示す画像を表示するので、領域の指定を画像で確認しながら行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、スキャンした認識対象領域指定用文書の画像データから、前記文字認識手段により認識を行う対象となる認識対象領域を取得する手段を更に備え、前記文字認識手段は、各文書の画像データの当該認識対象領域に対して文字認識を行う。認識対象領域を取得する手段を備えることにより、認識対象領域の指定を迅速に行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記認識対象領域指定用文書は、認識対象領域を黒塗りにした文書としたものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、予め定めた文字列のみを登録した簡易辞書を備え、前記文字認識手段は、当該簡易辞書を参照することにより文字認識処理を行うようにしたものである。
本発明によれば、簡易辞書を用いることにより、容量の大きな通常の辞書を使用する場合に比べて処理を高速化できる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記簡易辞書を作成するための手段を備え、当該手段は、前記予め定めた文字列を記載した文書をスキャンして得られた画像データに対して文字認識処理を行うことにより得られた文字列を用いて前記簡易辞書を作成するというものである。
本発明によれば、スキャンして得られた画像データを用いるので、簡易辞書を容易に作成することが可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を持つ格納領域に画像データを格納するというものである。
本発明によれば、予め定めた部署名等の名前を持つ格納領域に画像データを格納できるようになる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、前記リストに前記文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前の格納領域を作成し、そこに画像データを格納する。このようにすれば、予め格納領域を作成しておく必要がなくなる。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の画像形成装置において、前記リストに存在する名前の格納領域は、パスワードを入力しなければアクセスできない格納領域であるとするものである。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を画像データのファイル名とし、当該画像データのファイルを前記記憶装置に格納するものである。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記記憶装置は、前記画像形成装置にネットワークにより接続されたサーバの記憶装置であり、前記格納手段は、前記画像データを、前記サーバにおける前記文字列に対応する格納領域に転送するものである。
本発明によれば、スキャンして得た画像データを外部のサーバに転送して所定の格納領域に格納することができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし13のうちいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、当該画像形成装置を前記文字認識手段と前記格納手段として機能させる振り分けアプリケーションを有し、当該振り分けアプリケーションは、前記文書処理アプリケーションとは別に追加可能なアプリケーションであるとするものである。
本発明によれば、文書処理アプリケーションにアドオンする形で振り分けアプリケーションを追加でき、振り分けアプリケーションを追加することにより、文書処理アプリケーションの利便性を向上させることができる。
また、請求項15〜25に記載の発明は、上記の振り分けアプリケーションのプログラムの発明である。請求項26に記載の発明は、上記プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、請求項27〜33に記載の発明は、画像形成装置における画像データ格納方法の発明である。
本発明によれば、文書をスキャンして得た画像データを、文書に記載された識別情報に基づき振り分けて格納することができるようになるので、所望の画像データを容易に利用できるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して本発明の実施の形態における複合機100の処理の概要について説明する。
本実施の形態における文書には、必要に応じて部署名が所定の位置に記載されている。その文書を複合機にセットしてスキャンし(ステップS1)、画像を取り込む。そして、予め指定した、部署名が記載されている領域(例えば画像の上右端部)をOCR処理し、その領域に記載されている単語を検出する(ステップS2)。その単語を基に、フォルダ名のリストを検索して、合致したらそのフォルダ名(部署名)のフォルダにその文書の画像を格納する。これにより、所望の部署に対応する文書画像データを容易に利用できるようになる。
文書を蓄積するフォルダは、図2(a)に示すように複合機100内に備えることもできるし、図2(b)に示すように、ネットワークに接続された各種サーバ内に備えてもよい。図2(b)の場合には、サーバ内の該当フォルダ宛への画像データのファイル転送が行われる。
図3は、本発明の実施の形態における複合機100の構成図である。図3の複合機100は、種々のハードウェア111と、種々のソフトウェア112と、複合機起動部113により構成される。これらにより、図3の複合機100は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能する。
ハードウェア111としては、撮像部121と、印刷部122と、その他のハードウェア123が存在する。
撮像部121は、原稿から画像データを取得するためのハードウェアである。撮像部121は、原稿に関する機構として、原稿セット部等を備える。なお、以降、原稿セット部としてADF(automatic document feeder)を例にとる。
印刷部122は、画像データを印刷用紙等に印刷するためのハードウェアである。印刷部122は、ここでは電子写真方式を採用しており、感光体、帯電機、露光機、現像機、転写機、定着機等を備える。印刷部122は、印刷用紙等に関する機構として、給紙部、排紙部、印刷用紙搬送機構等を備える。
その他のハードウェア123に関しては、図4において説明する。
ソフトウェア112としては、種々のアプリケーション131と、プラットフォーム132が存在する。これらは、UNIX(登録商標)等のOS(オペレーティングシステム)によりプロセス単位で並列的に実行される。
アプリケーション131は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリ等の各機能に固有の情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション131としては、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ141と、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ142と、スキャナ用のアプリケーションであるスキャナアプリ143と、ファクシミリ用のアプリケーションであるファクシミリアプリ144と、ドキュメントボックス用のアプリケーションであるドキュメントボックスアプリ145と、本発明に係る振り分けアプリ146を備えている。
プラットフォーム132は、アプリケーション131からハードウェア111への処理要求に関する情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション131からの処理要求の受信には、予め定義されている関数により処理要求を受信するアプリケーションプログラムインタフェース(API)133を利用して、ハードウェア111への処理要求の送信には、予め定義されている関数により処理要求を送信するエンジンインタフェース(ENI)134を利用する。プラットフォーム132は、種々のコントロールサービス151と、システムリソースマネージャ152と、種々のハンドラ153により構成される。
コントロールサービス151は、アプリケーション131からハードウェア111への処理要求を解釈して、解釈結果に応じてハードウェア111の獲得要求を発生する。コントロールサービス151としては、ネットワークコントロールサービス(NCS)161と、ファクシミリコントロールサービス(FCS)162と、デリバリコントロールサービス(DCS)163と、エンジンコントロールサービス(ECS)164と、メモリコントロールサービス(MCS)165と、オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)166と、ユーザディレクトリコントロールサービス(UCS)167と、システムコントロールサービス(SCS)168が存在する。
NCS161のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。具体的には、ftpd、inetd、lpd、httpd、snmpd、telnetd、smtpdなどのサーバデーモンや、同プロトコルのクライアント機能などを有している。FCS162のプロセスは、ファクシミリとして画像データ通信・画像データ取得・画像データ印刷等を行うためのAPIを提供する。DCS163のプロセスは、複合機100に蓄積されている文書データの配送に関する制御を行う。ECS164のプロセスは、撮像部121や印刷部122等のエンジン部に関する制御を行う。MCS165のプロセスは、画像データ記憶・画像データ処理等のメモリやハードディスクドライブに関する制御を行う。OCS166のプロセスは、オペレーションパネルに関する制御を行う。UCS167のプロセスは、ユーザ情報の管理に関する制御を行う。SCS168のプロセスは、システムの管理に関する制御を行う。
システムリソースマネージャ(SRM)152は、ハードウェア111の獲得要求を調停して、調停結果に応じてハードウェア111への処理要求を実現するための制御を行う。具体的に言うと、SRM152のプロセスは、獲得要求に係るハードウェア111が利用可能か否か(他の獲得要求と競合しないか否か)を判定して、利用可能である場合にはその旨をコントロールサービス151に通知する。さらには、獲得要求に係るハードウェア111の利用スケジュールを作成して、作成結果に応じてハードウェア111への処理要求を実現するための制御を行う。
ハンドラ153は、上記の調停結果に応じてハードウェア111を管理する。ハンドラ153としては、ファクシミリコントロールユニットハンドラ(FCUH)171と、イメージメモリハンドラ(IMH)172が存在する。FCUH171は、ファクシミリコントロールユニットを管理する。IMH172は、メモリを各プロセスに割り振り、各プロセスが割り振られたメモリを管理する。
複合機起動部113は、複合機100の電源投入時に最初に実行される。これにより、UNIX(登録商標)等のOSが起動されて、アプリケーション131とプラットフォーム132が起動される。これらのプログラムは、ハードディスクドライブに蓄積されており、ハードディスクドライブから再生されて、メモリに起動されることになる。
図4は、図3の複合機100のハードウェア111の詳細構成を表す。ハードウェア111としては、コントローラ201と、オペレーションパネル202と、USBデバイス203と、IEEE1394デバイス204と、SDカード用スロット242と、ファクシミリコントロールユニット(FCU)205と、撮像部121と、印刷部122が存在する。図4における撮像部121と印刷部122を除く構成要素が、図3における「その他のハードウェア123」に該当する。
コントローラ201は、CPU211と、ASIC212と、NB(ノースブリッジ)221と、SB(サウスブリッジ)222と、MEM−P(システムメモリ)231と、MEM−C(ローカルメモリ)232と、HDD(ハードディスクドライブ)233と、NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)241により構成される。
CPU211は、種々の情報処理を実行するためのハードウェアである。例えば、UNIX(登録商標)等のOSにより、アプリケーション131とプラットフォーム132をプロセス単位で並列的に実行する。ASIC212は、画像データ処理用のICである。NB221は、CPU211とASIC212を接続するためのブリッジである。SB222は、NB221と周辺機器等を接続するためのブリッジである。
MEM−P231は、NB221に接続されて使用されるメモリである。MEM−C232は、ASIC212に接続されて使用されるメモリであり、例えば、スキャンした画像を一時的に蓄積するために用いられる。HDD233は、ASIC212に接続されて使用されるストレージであり、画像データ蓄積・文書データ蓄積・プログラム蓄積・フォントデータ蓄積・フォームデータ蓄積等を行うために使用される。NIC241は、ASIC212に接続されて使用されるハードウェアであり、ネットワーク等を介してMACアドレス等を使用したデータ通信を行うために使用される。
オペレーションパネル202は、オペレータが複合機100に入力を行うためのハードウェア(操作部)であると共に、複合機100がオペレータに出力を行うためのハードウェア(表示部)である。オペレーションパネル202は、操作表示部、数字ボタン、スタートボタン等を備えている。ADFに文書がセットされ、スタートボタンが押されると、撮像部121によりその文書から画像データを取得する。
USBデバイス203は、USB規格に準拠したケーブルを接続するためのデバイスである。IEEE1394デバイス204は、IEEE1394規格に準拠したケーブルを接続するためのデバイスである。また、SDカード用スロット242は、SDカードを使用するためのデバイスである。
図5に振り分けアプリ146の構成図を示す。図5に示すように、振り分けアプリは、文書のスキャン処理を行うためのスキャン処理部251、所定の領域内のOCR処理を行うOCR処理部、スキャンした文書の画像データを各フォルダに分けるフォルダ分け処理部253、蓄積した文書の画像データを利用する場合等にユーザ認証を行ったり、ネットワーク接続されたサーバへのログイン時における認証処理を行うための認証処理部254、文書を印刷するための処理を行う印刷部255、及び、文書を外部のサーバ等に転送するための転送部256、OCR対象領域データを作成するための領域指定処理部257を主に有している。
また、図5は、振り分けアプリ146が、OCRライブラリ、OCS関数ライブラリ、イメージ関数ライブラリを使用することを示している。OCRライブラリは、OCR処理を実行するための機能を有するライブラリであり、OCR処理を行うための辞書を含む。OCS関数ライブラリはオペレーションパネルを制御するためのライブラリであり、イメージ関数ライブラリは画像形成処理を行うためのライブラリである。なお、振り分けアプリ146は、例えばSDカードのような記録媒体から複合機100にインストールすることもできるし、SDカードから起動することもできる。また、ネットワーク経由で、外部のサーバからロードするような構成をとることもできる。
以下、振り分けアプリ146による処理の流れを図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、前処理として、領域指定処理部257により、文書において部署名等が記載されている部分をOCR処理を施す領域として指定する処理を行う(ステップS11)。この処理によりOCR対象領域データの作成が行われる。なお、文書において部署名等が記載されている部分を一定としておけば、ステップS11の処理を必ずしも毎回行う必要はない。
次に、スキャン処理部251により、ADFにセットされた文書をスキャンし、画像データを取得する(ステップS12)。そして、画像を解析可能な方向に回転させ(ステップS13)、スキャンして得られたRAWファイル形式の画像データを、FFSファイル形式の画像データに変換する(ステップS13)。
なお、RAWファイルとは、複合機100により文書をスキャンして得られる画像ファイルであり、複合機100に特有のファイルである。複合機100におけるドキュメントボックスアプリ145はこのRAWファイルにアクセス可能である。FFSファイルは、UNIX(登録商標)等のOSに基づく一般的なファイル形式のファイルである。
その後、OCR処理部252が、OCR対象領域データを参照することにより、画像データの所定の領域に対してOCR処理を行い、当該画像データをどのフォルダに振り分けるかを認識する(ステップS15)。そして、認識した結果に基づき、フォルダ振り分け部253により、画像データをフォルダに振り分けて蓄積する(ステップS16)。また、画像データを複合機100内のメモリやHDDに蓄積することに代えて、もしくはそれと並行して、振り分けた画像データを、外部サーバに転送し、その画像データに対応するフォルダに格納するようにしてもよい。
フォルダに蓄積した画像データをどのように利用してもよいが、図6のフローでは2種類の利用例を示している。すなわち、ステップS17において、図7に示すような処理及びフォルダ名を選択する画面が表示され、所望の機能及びフォルダ名を選択する。そして、印刷処理を選択した場合には、指定したフォルダ内のファイルがRAWファイルに変換され(ステップS18)、印刷処理が行われる(ステップS19)。
転送処理を選択した場合には、指定したフォルダ内のファイルの外部サーバへの転送処理が行われる(ステップS20)。
上記のフローにおいて、ステップS16の後、FFSファイルをRAWファイルに変換することにより、画像データをドキュメントボックスアプリ145がアクセス可能な形式とし、ドキュメントボックスアプリ145の機能を用いて印刷やFAX送信を行うこともできる。
また、ステップS14の処理を省略してもよい。その場合、RAWファイルに対してOCR処理を行うことができるOCR処理部を用いる。そして、この場合には、FFSファイルからRAWファイルへのファイル変換を行うことなく、ドキュメントボックスアプリ145により画像データへのアクセスが可能となり、ドキュメントボックスアプリ145の機能を用いて文書の印刷やFAX転送を行うことができる。図8に、文書を印刷する場合におけるドキュメントボックスアプリ145の表示画面の例を示す。この画面で例えば“人事部”を選択すれば、人事部フォルダに格納された文書を印刷することができる。
また、OCR処理を所定の領域ではなく、文書全体に施し、認識された特定の文字列に対応するフォルダに画像データを振り分けることも可能である。
次に各処理の詳細について説明する。
前述したように、本実施の形態では、スキャンした画像における予め定めた領域に対してOCR処理を施し、その認識結果に基づきその画像データをどのフォルダに格納するかを決定する。まず、その領域の指定処理について説明する。
領域の指定は種々の方法で行うことが可能である。以下、オペレーションパネルで領域を表示し、テンキーを用いて指定する方法(文書表示なし)(第1の方法)、オペレーションパネルで文書と領域を表示し、テンキーを用いて指定する方法(第2の方法)、領域を自動的に取得して指定する方法(第3の方法)、の3つの例について説明する。
まず、第1の方法について説明する。図9に、第1の方法の場合におけるフローチャートを示し、図10に、第1の方法におけるオペレーションパネルの表示例を示す。
まず、オペレーションパネルの操作表示部に、図10に示すようなOCR処理対象領域指定画面を表示する(ステップS21)。ユーザは、図10に示す左側の画像を見ながら、文書に部署名等が記載されている領域に対応する領域の位置をテンキーを用いて指定する(ステップS22)。指定が終了すると、その領域に対してOCR処理することを指示するためのOCR対象領域データを作成する(ステップS23)。複数領域が指定可能なので、次の領域を指定する場合には、ステップS21からの処理を再度行い、別の領域を指定する。そして、他に指定する領域がなければ処理を終了する。
第1の方法では、文書の画像データを取得することなく領域の指定を行なうので、領域指定を簡易に行うことが可能である。
次に第2の方法について説明する。図11に、第2の方法の場合におけるフローチャートを示し、図12に、第2の方法の場合におけるオペレーションパネルの表示例を示す。
まず、文書をスキャンすることにより画像データを取得する(ステップS31)。続いて、図12に示すように、オペレーションパネルの操作表示部に、スキャン画像と、OCR処理対象領域指定画面を表示する(ステップS32)。ユーザは、図12に示す左側の原稿画像を見ながら、部署名等が記載されている領域に対応する領域の位置をテンキーを用いて指定する(ステップS33)。指定が終了すると、OCR対象領域データを作成する(ステップS34)。次の領域を指定する場合には、ステップ32からの処理を再度行い、別の領域を指定する。そして、他に指定する領域がなければ処理を終了する。
第2の方法では、文書の画像を表示することにより、ユーザは部署名等の位置を確認しながら領域指定を行うことができるため、正確に領域を指定することが可能となる。
次に、第3の方法により領域を指定する方法について説明する。第3の方法の場合、図13に示すような、部署名等が記載される領域を黒塗りした文書をスキャンし、この黒塗りした部分の位置を自動的に取得する。図14に処理のフローチャート、図15にオペレーションパネルに表示される画面例を示す。
まず、図13に示す文書をスキャンすることにより画像データを取得する(ステップS41)。続いて、黒塗りの矩形領域を抽出し、図15に示すように、オペレーションパネルの操作表示部に、スキャン画像と、OCR処理対象領域指定画面を表示する(ステップS42)。第3の方法の場合は黒塗り矩形領域が自動的に抽出されているので、黒塗り領域の場所と座標位置が自動的に表示される。
ユーザは、図15に示す左側の画像を見ながら、部署名等が記載されている領域に対応する領域の位置をテンキーを用いて必要に応じて修正する(ステップS43)。修正が終了すると、OCR対象領域データを作成する(ステップS44)。次の領域を指定する場合には、ステップ42からの処理を再度行い、別の領域を指定する。そして、他に指定する領域がなければ処理を終了する。
図16は、黒塗り領域抽出処理を示すフローチャートである。
文書のスキャンにより取得した画像データについて、1ライン毎に接触している黒画素どうしを連結する(ステップS51)。そして、ラインどうしで接触している黒画素部分を連結して矩形を抽出する(ステップS52)。そして、抽出された矩形が一定以上の大きさであり(ステップS53のYes)、また、抽出された矩形の黒画素比率が一定以上であれば(ステップS54のYes)、その領域を登録する(ステップS55)。登録は、例えば、その矩形の頂点の各座標を登録することにより行う。なお、黒塗り領域を抽出することは他に種々の方法を用いて可能である。
なお、第3の方法の場合において、図15に示す画面を用いての修正を行わず、黒塗り領域を自動的に検出し、検出した位置をそのままOCR対象領域データとして用いてもよい。
次に、図6の全体フローにおけるステップS15のOCR処理について説明する。図17にOCR処理のフローチャートを示す。
まず、領域指定処理にて取得しておいたOCR対象領域データを取得する(ステップS61)。そして、OCR対象領域データに基づき、原稿をスキャンして得られた画像データからOCR対象画像データを取得する(ステップS62)。その後、OCR対象画像データに対してOCR処理を行う(ステップS63)。これにより、指定された領域における部署名等を認識する。
なお、OCR処理にあたっては部署名等の検出のためだけに使用する文字のみを認識するための、語数の限られた簡易辞書を用いることができる。その簡易辞書は、例えばSDカードに格納して用いることが可能である。
また、簡易辞書は、多数の文字を登録した通常のOCR処理用の辞書から、指定した単語に関する部分を抽出することにより作成することができる。簡易辞書作成は、PC等のコンピュータ上で行うこともできるし、複合機100上で行うこともできる。複合機100上で行う場合の処理フローを図18(a)、(b)に示す。なお、この場合、簡易辞書作成用のアプリケーションを複合機100に搭載する。また、振り分けアプリ146に簡易辞書作成機能を含めてもよい。
図18(a)は、キーワードとなる文字リストが記載された原稿をスキャンすることにより簡易辞書を作成する場合のフローであり、当該原稿をスキャンし(ステップS71)、その画像データに対してOCR処理を施す(ステップS72)。そして、OCRの結果により、キーワードリストのデータを作成する(ステップS73)。そして、そのデータから簡易辞書を作成する(ステップS74)。図18(b)は、キーワードを、オペレーションパネルに表示されたソフトキーボードから登録する場合のフローであり、キーワードを入力し(ステップS81)、そのデータに基づき簡易辞書を作成する(ステップS82)。
なお、目的に応じた複数の簡易辞書を作成しておき、処理の実行前にどの辞書を使用するかを選択するようにしてもよい。
次に、フォルダへの振り分け処理(図6のステップS16)について、3種類の方法を例にとり説明する。
図19に、第1の方法のフローチャートを示す。まず、予め登録しておいたフォルダ名リストのデータを取得する(ステップS91)。なお、フォルダ名リストに記載されているフォルダ名のフォルダは予め作成されているものとする。そして、OCR処理により得られた結果(例えば“人事部”等の文字)に基づき、フォルダ名リストを検索する(ステップS92)。OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出した場合には(ステップS93のYes)、その名前のフォルダに画像データを保存する。なお、本実施の形態においては、フォルダ名リストに登録されているフォルダはパスワード付きのフォルダとする。
OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出しなかった場合には(ステップS93のNo)、パスワードの設定されていない予め定めたフォルダに画像データを保存する(ステップS95)。なお、OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出しなかった場合には、その画像データを保存しないようにしてもよい。図20に振り分けられて保存された画像データの例を示す。
図21に、第2の方法のフローチャートを示す。まず、予め登録しておいたフォルダ名リストのデータを取得する(ステップS101)。なお、第2の方法の場合、フォルダ名リストに記載されているフォルダ名のフォルダは予め作成されていない。従って、フォルダ名リストに記載されているフォルダ名のフォルダを作成する(ステップS102)。
そして、OCR処理により得られた結果(例えば“人事部”等の文字)に基づき、フォルダ名リストを検索する(ステップS103)。OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出した場合には(ステップS104のYes)、その名前のフォルダ(パスワード付き)に画像データを保存する。
OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出しなかった場合には(ステップS104のNo)、パスワードのない予め定めたフォルダに画像データを保存する(ステップS106)。上記の処理において、ステップS102でフォルダを作成する代わりに、画像データを保存する段階でその画像データに対応するフォルダを作成することとしてもよい。
図22に、第3の場合のフローチャートを示す。
まず、フォルダ名リストのデータを取得する(ステップS111)。そして、OCR処理により得られた結果に基づき、フォルダ名リストを検索し(ステップS112)、OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出した場合には(ステップS113のYes)、画像データのファイル名を、そのフォルダ名として保存する(ステップS114)。なお、同じ名前のファイルが存在する場合、画像データをそのファイルに追加する。OCR処理結果と一致するフォルダ名を検出しない場合には(ステップS113のNo)、画像データの保存をせずに終了する。
上記の各例において、画像データに処理済スタンプ画像を付することもできる。また、第3の方法の例において、画像データのファイル形式をFFSからRAWファイルに変換することにより、既存のドキュメントボックスアプリ145からアクセス可能となり、ドキュメントボックスアプリ145を利用した文書印刷、FAX送信等を行うことができる。
図23に、サーバへの転送処理(図6のステップS20)について示す。なお、以下の例では、サーバがユーザを認証する機能を有している。
まず、認証処理部254がオペレーションパネルの操作表示部にログイン画面を表示する(ステップS121)。ユーザが認証情報を入力すると、認証処理部はサーバにログインする(ステップS122)。ログインに失敗した場合(ステップS123のNo)、認証処理部254はログイン失敗のエラーメッセージを表示して(ステップS124)、ステップS121に戻る。
ログインに成功した場合(ステップS123のYes)、転送部256により、操作表示部に格納先のディレクトリ名(フォルダ名)選択画面が表示され(ステップS125)、ユーザが特定のディレクトリを選択すると、転送部256は指定されたディレクトリに画像ファイルを転送する(ステップS126)。
振り分けアプリ146は例えばC言語で作成し、コンパイル後の実行ファイルを図3に示すように動作するように搭載してもよいし、インタプリタ言語やJava(登録商標)で作成してもよい。
インタプリタ言語としてVB(Visual Basic)を用いる場合の複合機100の構成を図24に示す。図24に示すように、VBインタプリタ1461と、VB言語で記述された振り分けアプリ1462が搭載される。VBインタプリタ1461は、振り分けアプリ1462をステップごとに解析し逐次実行するものである。
Java(登録商標)を用いた場合の構成を図25に示す。図25に示すように、アプリケーション層にJava(登録商標)実行環境1463とJava(登録商標)振り分けアプリ1464を搭載している。Java(登録商標)アプリを格納したサーバから、振り分けアプリ1464を複合機100にダウンロードし、Java(登録商標)実行環境1463を用いて実行することができる。
Java(登録商標)実行環境1463の詳細な構成を図26に示す。図26に示すように、Java(登録商標)実行環境1463は、クラスライブラリ1465、仮想マシン1466、ネイティブプログラムインタフェース1467、アプリケーション管理部1468を有している。
クラスライブラリ1465は、Java(登録商標)アプリが容易に複合機100を操作するためのサービスを提供するために用いられるクラスライブラリである。仮想マシン1466は、Java(登録商標)アプリのコードを解釈して実行するためのものである。アプリケーション管理部1468は、Java(登録商標)アプリを管理する機能を有しており、例えば、Java(登録商標)アプリのリスト表示、起動や強制終了などのJava(登録商標)アプリ実行管理、Java(登録商標)アプリのロードやバージョンアップ、インストール済みのJava(登録商標)アプリの削除、アプリケーション登録のためのパスワード設定等を行う機能を有している。ネイティブプログラムインタフェース1467は、仮想マシン1466で実行されるJava(登録商標)コードが、C言語などの他のプログラミング言語で書かれたアプリケーションやライブラリと相互運用するための機能を有している。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
本発明の実施の形態における処理概要を説明するための図である。 文書を蓄積するフォルダの場所を説明するための図である。 本発明の実施の形態における複合機の構成を表す図である。 図3の複合機のハードウェアを表す図である。 振り分けアプリの構成図である。 振り分けアプリによる処理の流れを示すフローチャートである。 処理及びフォルダ名を選択する画面例である。 文書を印刷する場合におけるドキュメントボックスアプリの表示画面の例を示す図である。 第1の方法によるOCR領域指定処理のフローチャートである。 第1の方法によるOCR領域指定処理におけるオペレーションパネルの表示例を示す図である。 第2の方法によるOCR領域指定処理のフローチャートである。 第2の方法によるOCR領域指定処理におけるオペレーションパネルの表示例を示す図である。 第3の方法によるOCR領域指定処理において使用する原稿例である。 第3の方法によるOCR領域指定処理のフローチャートである。 第3の方法によるOCR領域指定処理におけるオペレーションパネルの表示例を示す図である。 黒塗り領域抽出処理を示すフローチャートである。 OCR処理のフローチャートである。 簡易辞書作成のフローチャートである。 第1の方法によるフォルダへの振り分け処理のフローチャートである。 振り分けられて保存された画像データの例を示す図である。 第2の方法によるフォルダへの振り分け処理のフローチャートである。 第3の方法によるフォルダへの振り分け処理のフローチャートである。 サーバへの転送処理のフローチャートである。 振り分けアプリにVB(Visual Basic)を用いる場合の複合機100の構成図である。 振り分けアプリにJava(登録商標)を用いる場合の複合機100の構成図である。 Java(登録商標)実行環境の構成図である。
符号の説明
100 複合機
111 ハードウェア
112 ソフトウェア
113 複合機起動部
121 撮像部
122 印刷部
123 その他のハードウェア
131 アプリケーション
132 プラットフォーム
133 アプリケーションインタフェース
134 エンジンインタフェース
141 コピーアプリ
142 プリンタアプリ
143 スキャナアプリ
144 ファクシミリアプリ
145 ドキュメントボックスアプリ
146 振り分けアプリ
151 コントロールサービス
152 システムリソースマネージャ
153 ハンドラ
161 ネットワークコントロールサービス
162 ファクシミリコントロールサービス
163 デリバリコントロールサービス
164 エンジンコントロールサービス
165 メモリコントロールサービス
166 オペレーションパネルコントロールサービス
167 ユーザディレクトリコントロールサービス
168 システムコントロールサービス
171 ファクシミリコントロールユニットハンドラ
172 イメージメモリハンドラ
201 コントローラ
202 オペレーションパネル
203 USBデバイス
204 IEEE1394デバイス
205 ファクシミリコントロールユニット
211 CPU
212 ASIC
221 NB
222 SB
231 MEM−P
232 MEM−C
233 HDD
241 NIC
242 SDカード用スロット
251 スキャン処理部
252 OCR処理部
253 フォルダ分け処理部
254 認証処理部
255 印刷部
256 転送部
257 領域指定処理部

Claims (33)

  1. 格納された文書画像データにアクセスし、出力するための機能を有する文書処理アプリケーションを備えた画像形成装置であって、
    文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段と、
    文字認識処理の結果得られた文字列に対応する記憶装置の格納領域に、前記画像データを格納する格納手段とを備え、
    前記格納領域に格納された画像データは、前記文書処理アプリケーションにより読み出し可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記文字認識手段は、前記画像データにおける予め定めた認識対象領域に対して文字認識を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記認識対象領域を指定するための領域指定手段を更に備え、
    当該領域指定手段は、前記画像形成装置の操作表示部に、前記認識対象領域を座標値を入力することにより指定させるための画面を表示し、入力された座標値を基に、前記認識対象領域を示すデータを作成する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記領域指定手段は、前記入力された座標値に基き、文書における前記認識対象領域の位置を示す画像を前記操作表示部に表示する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、スキャンした認識対象領域指定用文書の画像データから、前記文字認識手段により認識を行う対象となる認識対象領域を取得する手段を更に備え、前記文字認識手段は、各文書の画像データにおける当該認識対象領域に対して文字認識を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記認識対象領域指定用文書は、認識対象領域を黒塗りにした文書である請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、予め定めた文字列のみを登録した簡易辞書を備え、前記文字認識手段は、当該簡易辞書を参照することにより文字認識処理を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記簡易辞書を作成するための手段を備え、当該手段は、前記予め定めた文字列を記載した文書をスキャンして得られた画像データに対して文字認識処理を行うことにより得られた文字列を用いて前記簡易辞書を作成する請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を持つ格納領域に画像データを格納する請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記リストに前記文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前の格納領域を作成し、そこに画像データを格納する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記リストに存在する名前の格納領域は、パスワードを入力しなければアクセスできない格納領域である請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を画像データのファイル名とし、当該画像データのファイルを前記記憶装置に格納する請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記記憶装置は、前記画像形成装置にネットワークにより接続されたサーバの記憶装置であり、前記格納手段は、前記画像データを、前記サーバにおける前記文字列に対応する格納領域に転送する請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は、当該画像形成装置を前記文字認識手段と前記格納手段として機能させる振り分けアプリケーションを有し、当該振り分けアプリケーションは、前記文書処理アプリケーションとは別に追加可能なアプリケーションである請求項1ないし13のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 格納された文書画像データにアクセスし、出力するための機能を有する文書処理アプリケーションを備えた画像形成装置を、
    文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段、
    文字認識処理の結果得られた文字列に対応する記憶装置の格納領域に、前記文書処理アプリケーションにより読み出し可能なように前記画像データを格納する格納手段
    として機能させるプログラム。
  16. 前記文字認識手段は、前記画像データにおける予め定めた認識対象領域に対して文字認識を行う請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記プログラムは、前記画像形成装置を、前記認識対象領域を指定するための領域指定手段として更に機能させ、
    当該領域指定手段は、前記画像形成装置の操作表示部に、前記認識対象領域を座標値を入力することにより指定させるための画面を表示し、入力された座標値を基に、前記認識対象領域を示すデータを作成する請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記領域指定手段は、前記入力された座標値に基き、文書における前記認識対象領域の位置を示す画像を前記操作表示部に表示する請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記プログラムは、前記画像形成装置を、スキャンした認識対象領域指定用文書の画像データから、前記文字認識手段により認識を行う対象となる認識対象領域を取得する手段として更に機能させ、前記文字認識手段は、各文書の画像データにおける当該認識対象領域に対して文字認識を行う請求項15に記載のプログラム。
  20. 前記認識対象領域指定用文書は、認識対象領域を黒塗りにした文書である請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を持つ格納領域に画像データを格納する請求項15に記載のプログラム。
  22. 前記格納手段は、前記リストに前記文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前の格納領域を作成し、そこに画像データを格納する請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記リストに存在する名前の格納領域は、パスワードを入力しなければアクセスできない格納領域である請求項21又は22に記載のプログラム。
  24. 前記格納手段は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を画像データのファイル名とし、当該画像データのファイルを前記記憶装置に格納する請求項15に記載のプログラム。
  25. 前記記憶装置は、前記画像形成装置にネットワークにより接続されたサーバの記憶装置であり、前記格納手段は、前記画像データを、前記サーバにおける前記文字列に対応する格納領域に転送する請求項15に記載のプログラム。
  26. 請求項15ないし25のうちいずれか1項に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 格納された文書画像データにアクセスし、出力するための機能を有する文書処理アプリケーションを備えた画像形成装置における画像データ格納方法であって、
    文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識ステップと、
    文字認識処理の結果得られた文字列に対応する記憶装置の格納領域に、前記文書処理アプリケーションにより読み出し可能なように前記画像データを格納する格納ステップと
    を有することを特徴とする画像データ格納方法。
  28. 前記文字認識ステップにおいて、前記画像形成装置は前記画像データにおける予め定めた認識対象領域に対して文字認識を行う請求項27に記載の画像データ格納方法。
  29. 前記画像形成装置が、スキャンした認識対象領域指定用文書の画像データから、前記文字認識手段により認識を行う対象となる認識対象領域を取得するステップを更に備え、
    前記文字認識ステップにおいて前記画像形成装置は、各文書の画像データにおける当該認識対象領域に対して文字認識を行う請求項27に記載の画像データ格納方法。
  30. 前記画像形成装置は、予め定めた文字列のみを登録した簡易辞書を備え、前記文字認識ステップにおいて前記画像形成装置は、当該簡易辞書を参照することにより文字認識処理を行う請求項27に記載の画像データ格納方法。
  31. 前記格納ステップにおいて前記画像形成装置は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を持つ格納領域に画像データを格納する請求項27に記載の画像データ格納方法。
  32. 前記格納ステップにおいて前記画像形成装置は、格納領域の名前のリストを文字認識処理の結果得られた文字列を用いて検索し、当該リストに当該文字列と同じ名前が含まれている場合に、その名前を画像データのファイル名とし、当該画像データのファイルを前記記憶装置に格納する請求項27に記載の画像データ格納方法。
  33. 前記記憶装置は、前記画像形成装置にネットワークにより接続されたサーバの記憶装置であり、前記格納ステップにおいて前記画像形成装置は、前記画像データを、前記サーバにおける前記文字列に対応する格納領域に転送する請求項27に記載の画像データ格納方法。
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