JP6742737B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、紙文書をMFP(Multifunction Peripheral)などを用いてスキャンして電子化するときに、電子化されたデータに対してOCR(Optical Character Recognition)を行い、取得した情報を基にファイルサーバへの格納先を決定する方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−230326号公報
特許文献1においては、電子化されたデータに対してOCRを実行した結果、抽出した文字列とあらかじめ作成したキーワードリストを比較し、一致する文字列をMFPの操作画面に格納先フォルダ名候補として、表示する。ユーザは表示された文字列を選択することで、電子化されたデータの格納先フォルダを決定する。
しかしながら、手書きした文字列を含む紙文書を電子化したデータに対してOCRを実行した場合、正常に文字列を抽出することができない場合がある。そのような場合、文字列とキーワードリストで一致する文字列が存在しないため、ユーザが望むフォルダ名候補が表示されないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、画像データから抽出される文字列が管理するユーザ情報と一致しない場合でも、ユーザが選択する可能性の高いユーザ候補を優先して表示できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置であって、原稿の画像データに対してOCR処理を実行することにより得られる認識結果から、名前に関する文字列を抽出する抽出手段と、複数の名前を含むリストを取得する取得手段と、前記抽出手段により抽出した前記名前に関する文字列と、前記取得手段により取得したリストとを比較した結果に基づいて、スコアの高い順に、前記リストに含まれている名前の一覧を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記名前の一覧から、前記情報処理装置のユーザによって指定された名前を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された名前を前記画像データの格納先となるフォルダのフォルダ名として、前記画像データを当該格納先となるフォルダに格納すべく転送する転送手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像データから抽出される文字列が管理するユーザ情報と一致しない場合でも、ユーザが選択する可能性の高いユーザ候補を優先して表示できる。
画像処理システムの構成を示す図である。 MFPとファイルサーバの構成を示すブロック図である。 MFPのソフトウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置の制御方法を示すフローチャートである。 情報処理装置で表示するUI画面を示す図である。 情報処理装置の制御方法を示すフローチャートである。 情報処理装置で表示するUI画面を示す図である。 ユーザ情報管理リストを示す図である。 ユーザ情報管理リスト比較結果を示す図である。 情報処理装置で表示するUI画面を示す図である。 ユーザ情報管理リストを示す図である。 ユーザ情報管理リストを示す図である。 情報処理装置で表示するUI画面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像処理システムの構成を示す図である。本システムは、情報処理装置とサーバ装置とが通信可能なシステムの例である。
図1において、本実施形態では、LAN(Local Area Network)100上には、情報処理装置の一例としてMFP101及びファイルサーバ102が互いに通信可能に接続されている。なお、情報処理装置は、画像形成装置、複合画像形成装置、プリンタも含まれる。
MFP101は、画像処理装置の一例である。ファイルサーバ102は、外部サーバの一例である。ここではMFP101及びファイルサーバ102を含む全体を画像処理システムとするが、MFP101のみを画像処理システムと称することもできる。また、図1ではLANで各装置を接続しているが、インターネットなどを介して接続されていてもよい。
図2は、図1に示したMFP101とファイルサーバ102の構成を示すブロック図である。まずMFP101に含まれる各構成について説明する。
図2において、CPU211を含む制御部210は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された制御プログラムを読み出して、読取/印刷/通信などの各種制御を行う。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、MFP101は、1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213またはHDD214)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、複数のCPUや複数のRAMまたはHDDを協働させて実行するようにしてもよい。
HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する。操作部I/F215は、操作部220と制御部210を接続するインタフェースである。操作部220には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やボタンボードなどが備えられており、ユーザによる操作/入力/指示を受け付ける受付手段としての役割を担う。
プリンタI/F216は、プリンタ221と制御部210を接続するインタフェースである。プリンタ221で印刷される画像データはプリンタI/F216を介して制御部210から転送され、プリンタ221により記録媒体上に印刷される。
スキャナI/F217は、スキャナ222と制御部210を接続するインタフェースである。スキャナ222は、不図示の原稿台等にセットされた原稿の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。MFP101は、スキャナ222で生成された画像データをファイル送信またはメール送信することができる。
モデムI/F218は、モデム223と制御部210を接続するインタフェースである。モデム223は、不図示のファクシミリ装置との間における画像データのファクシミリ通信を実行する。ネットワークI/F219は、制御部210(MFP101)をLAN100に接続するインタフェースである。MFP101は、ネットワークI/F219を用いてLAN100上の外部装置(ファイルサーバ102など)に画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりする。
次に、ファイルサーバ102に含まれる各構成について説明する。
CPU211を含む制御部210は、ファイルサーバ102全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、画像データや各種プログラムを記憶する。
ネットワークI/F315は、制御部210(ファイルサーバ102)をLAN100に接続するインタフェースである。ファイルサーバ102は、ネットワークI/F315を用いてLAN100上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
図3は、図1に示したMFP101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
図3において、MFP101は、ネイティブ機能部310と追加アプリケーション320の大きく2つに分けられる。ネイティブ機能部310に含まれる各部はMFP101に標準的に備えられたものであるのに対し、追加アプリケーション320はMFP101に追加インストールされたアプリケーションである。追加アプリケーション320はJava(登録商標)をベースとしたアプリケーションであり、MFP101への機能追加を容易に実現できる。なお、MFP101には図示しない他の追加アプリケーションがインストールされていても良い。
アプリケーション表示部323は、MFP101の操作部220のタッチパネル機能を有する液晶表示部にユーザによる操作/入力/指示を受け付けるためのUIを表示する。表示する画面の詳細については後述する。
スキャン指示部321は、アプリケーション表示部323を介して入力されたユーザからの情報を受けて、入力情報に含まれるスキャン設定や転送設定と共にスキャン部311にスキャン処理を要求する。また、後述するアプリケーション転送部324が、ファイルサーバ102に転送(送信)するフォルダパスの情報を一時的に保存する。
スキャン部311は、スキャン指示部321からのスキャン設定を含んだスキャン要求を受けて、スキャナI/F217を介してスキャナ222で、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、画像データと転送設定を転送部312に渡す。
転送部312は、スキャン部311から受け取った画像データを、スキャン部311から受け取った転送設定に従って転送する。画像データの転送先としては、ファイルサーバ102、LAN100上のPC(不図示)等を設定可能であるが、ここではスキャン部311が生成した画像データを一旦全て追加アプリケーション320に転送するように設定されているものとする。転送部312は、FTPクライアント機能を有しており、FTPサーバ機能を有するアプリケーション受信部322に対してFTPで画像データを転送する。
アドレス帳記憶部313は、MFP101のユーザによって登録されたアドレス情報を記憶する。アプリケーション受信部322は、転送部312から内部転送された画像データを受信し、アプリケーション解析部326に渡す。
ユーザ情報管理リスト処理部325は、アプリケーション表示部323を介して入力されたユーザからの情報を用いて、入力情報に含まれるフォルダパスにあるユーザ情報管理リストをファイルサーバ102から取得する。
ここで、ユーザ情報管理リストは、ユーザ情報としてユーザのIDと名前を含み、後述する電子化されたデータからOCRにより抽出した文字列(文字情報)との比較に利用する。
さらに、ユーザ情報管理リストの名前、もしくはIDは、ファイルサーバ102の画像データの格納先のフォルダ名として使用する。ユーザ情報管理リストの詳細は後述する。
また、ユーザ情報管理リスト処理部325は、WebDAV(Distributed Authoring and Versioning protocol for the WWW)クライアント機能を有している。これにより、WebDAVサーバ機能を有するファイルサーバ102に対してWebDAVを用いてユーザ情報管理リストを取得する。ユーザ情報管理リストの取得は、WebDAVの他に、FTP(File Transfer Protocol)、SMB(Server Message Block)等を使用可能である。また、それ以外にファイル送信目的以外のSOAPやREST(Representational State Transfer)等も使用可能である。
アプリケーション解析部326は、画像データをOCR認識部327に渡し、OCR認識結果を受け取る。受け取ったOCR認識結果とユーザ情報管理リスト処理部325から取得したユーザ情報管理リストの比較を行い、ユーザ情報管理リストの文字列のスコア付けを行い、アプリケーション表示部323に比較結果を渡す。なお、比較方法と比較結果の詳細については後述する。
アプリケーション表示部323は比較結果を基に名前一覧画面を操作部220に表示し、ユーザの選択結果をアプリケーション転送部324に渡す。
アプリケーション転送部324は、一時的に保存したフォルダパスとユーザの選択結果(例えば、ユーザ情報管理リストの名前)を用いて格納先のフォルダパスを決定し、ファイルサーバ102に画像データを転送(送信)する。ここでの転送は、ユーザ情報管理リスト処理部425と同様に、WebDAV、FTP、SMB等を使用可能である。
アプリケーション転送部324は、転送が終了すると、アプリケーション表示部323に転送が終了したことを通知する。アプリケーション表示部323は、アプリケーション転送部324からの通知を受けて、表示内容を更新する。
図4は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を示すフローチャートである。本例は、図1に示したMFP101が起動してからアプリケーショントップ画面であるスキャン設定画面700を表示するまでの処理例である。なお、各ステップは、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
S401では、CPU211が操作部I/F215を介して、図5の(a)に示すメニュー画面500を操作部220に表示する。メニュー画面500には、MFP101に備えられた機能やアプリケーションが一覧表示される。
図5の(a)に示された[コピー]キー501や[スキャンして送信]キー502は、MFP101に標準的に備えられた機能(ネイティブ機能)に対応する操作キーである。
一方、[スキャンして振分送信]キー503は、MFP101に追加インストールされたJava(登録商標)ベースのアプリケーションに対応する操作キーである。MFP101には、図示しない他のネイティブ機能や他のアプリケーションが備えられていても良い。
S402では、CPU211は、[スキャンして振分送信]キー503が押下されたか否かを判定する。ここで、[スキャンして振分送信]キー503が押下されたとCPU211が判断した場合はS403に進み、押下されていないとCPU211が判断した場合は押下されるまで待機する。なお、[コピー]キー501や[スキャンして送信]キー502が押下された場合にはそれらに対応する機能が実行される。
S403では、CPU211は、HDD214に保存されたファイルサーバ設定を取得する。ファイルサーバ設定は、ファイルサーバ102に関する情報が含まれるCSVまたはXMLフォーマットのファイルである。また、ファイルサーバ設定には、ファイルサーバ102のホスト名及びフォルダパスの起点となるルートフォルダの情報が含まれる。
また、ファイルサーバ設定には、ファイルサーバ102にログインするための認証情報(ID、パスワード)が含まれる。ファイルサーバ設定に含まれる各情報は、MFP101の管理者またはユーザが、図示しないPCに表示されるファイルサーバ設定画面を介して予め入力しておく必要がある。
S404では、CPU211は、S403で取得したファイルサーバ設定に基づいてファイルサーバ102へのアクセスを実行する。S405では、S404におけるアクセスが成功したか(ファイルサーバ102での認証が成功してログインできたか)を判定する。ここで、アクセスが成功したとCPU211が判断した場合はS409に進み、アクセスが失敗したとCPU211が判断した場合はS406に進む。
S406では、CPU211が操作部I/F215を介して、図5の(b)に示す認証画面510を操作部220に表示する。ファイルサーバ102へのアクセスが失敗した場合は、ファイルサーバ設定に含まれる認証情報に誤りがある可能性が考えられるため、認証画面510を介して認証情報をユーザに入力させる。
S407では、CPU211は、[ログイン]キー513が押下されたか否かを判定する。ここで、[ログイン]キー513が押下されたとCPU211が判断した場合はS408に進み、押下されていないとCPU211が判断した場合は押下されるまで待機する。
S408では、CPU211は、ユーザによって入力された認証情報をHDD214に保存し、S403に戻る。S408の処理を行うことにより、次回以降のログイン時に認証情報をユーザが入力する必要がなくなるが、S408及びS403の処理を省略してS404に進むようにしても構わない。
S409では、CPU211が操作部I/F215を介して、図7に示すアプリケーショントップ画面であるスキャン設定画面700を操作部220に表示する。
図6は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を示すフローチャートである。本例は、スキャン設定画面700の表示からファイルサーバ102へ画像データを送信するまでの処理例である。なお、各ステップは、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
S601では、CPU211が操作部I/F215を介して、図7に示すスキャン設定画面700を表示する。
図7において、領域701には、S403で取得した格納先のルートフォルダの情報が示される。図7に示す例では、画像データは[ユーザフォルダ]フォルダをルートフォルダとしている。このフォルダ直下に後述するユーザ情報管理リストで管理された各ユーザのフォルダが存在し、スキャナ222によって生成された画像データが格納される。
[ファイル名]キー702は、画像データのファイル名を設定するための操作キーである。[ファイル名]キー702を押下するとソフトウェアキーボードが表示され、ファイル名として使用する任意の文字列を入力することができる。また、領域703には、デフォルト設定されたファイル名が表示される。ここでは、スキャン日時と後述する名前一覧で選択された名前がファイル名として使用する設定となっている。[ファイル名]キー702で表示されるソフトウェアキーボードを使用して、上記自動生成ファイル名に追加で固定ファイル名を入力することが可能である。
操作キー704〜708は、原稿の読取パラメータを設定するための操作キーである。読取パラメータの種類は図示したもの以外が追加されていても良いし、図示したものの一部が含まれていなくても良い。
操作キー704は、カラーモードを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[カラー]、[グレースケール]、[白黒]の選択肢から所望のカラーモードを選択することができる。操作キー705は、解像度を設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[300*300dpi]、[200*200dpi]等の選択肢から所望の解像度を選択することができる。操作キー706は、両面モードを設定するための操作キーである。
ユーザは、プルダウンで示される[両面]、[片面]の選択肢から所望の両面モードを選択することができる。操作キー707は、原稿混載モードを設定するための操作キーである。ユーザは、プルダウンで示される[原稿混載あり]、[原稿混載なし]の選択肢から所望の原稿混載モードを選択することができる。操作キー708は、ファイルフォーマットを設定するための操作キーである。ユーザは、「TIFF」、「PDF」、「PDF+高圧縮」等の選択肢から所望のファイルフォーマットを選択することができる。
[キャンセル]キー709を押下すると、スキャン設定を中止し、格納先を他のフォルダに変更することができる。[スキャン開始]キー710を押下すると、原稿の読み取りとOCRと名前一覧画面の表示とファイルサーバ102への画像データの送信が実行される。
図6の説明に戻り、S602では、CPU211は、[スキャン開始]キー710が押下されたか[キャンセル]キー709が押下されたかを判定する。ここで、[スキャン開始]キー710が押下されたとCPU211が判断した場合はS603に進み、[キャンセル]キー709が押下されていないとCPU211が判断した場合は処理を終了し、メニュー画面500を表示する。
S603では、CPU211からの指示に従いスキャナ222による原稿の読み取りを実行する。S604では、OCR認識部327が、アプリケーション解析部326から受け取った画像データにOCR処理を施し、画像データから文書データを生成する。
S605では、アプリケーション解析部326が、S604の処理で得た文書データから名前を取得する。文書データから名前を取得する条件としては、あらかじめ設定された「名前」や「氏名」などの特定の文字列と同じ領域内の文字列を取得する。もしくは、「名前」や「氏名」などの特定の文字列の領域の上下左右いずれかの領域の文字列を取得してもよい。本実施形態では、名前の領域に「田中一郎」という名前が手書きされた紙文書をスキャンし、OCRで抽出した名前が正常に抽出されず「囲中一郎」として抽出された場合を例に説明する。
S606では、ユーザ情報管理リスト処理部325がファイルサーバ102に保存されているユーザ情報管理リスト800を取得する。図8に示すユーザ情報管理リスト800にはユーザのID801と名前802を管理している。また、後述するOCR抽出履歴803も合わせて管理している。
S607では、CPU211は、S606で取得したユーザ情報管理リスト800のOCR抽出履歴803に値が存在するか判断し、値が存在するとCPU211が判断した場合はS615を実行する。S615以降の処理については後述する。値がない場合はS608を実行する。
S608ではS615以降で実行するOCR抽出履歴との比較結果が存在するか判断し、存在するとCPU211が判断した場合はS618を実行する。S618の処理については後述する。一方、OCR抽出履歴との比較結果が存在しないとCPU211が判断した場合はS609を実行する。
S609では、アプリケーション解析部326が、S605で取得した名前とS606で取得したユーザ情報管理リスト800の名前802を比較する。以降記載する比較処理はアプリケーション解析部326が行うものとする。
図9は、比較にn−gramモデルを利用して(本実施形態では2−gramを用いている)スコア付けした結果の例である。OCRで抽出した名前が「囲中一郎」である場合、名前「里中一郎」と「田中一郎」がそれぞれスコア2となり、それ以外の名前はスコア0を付加する。比較には2−gramではなく、1−gramを用いてもよい。
S610では、CPU211がS609で比較した結果を基に名前一覧画面1000を操作部220に表示する。
図10は、図2に示した操作部220に表示されるUI画面の一例を示す図である。
図10において、名前一覧画面1000では名前一覧1001にスコアが高い順にユーザ情報管理リストの名前が表示されている。ユーザは表示されている名前一覧からスキャンした文書に該当する名前を選択し、[送信]キー1004を押下する。
S611では、CPU211が送信]キー1004が押下されたか[キャンセル]キー1003が押下されたかを判定する。ここで、[送信]キー1004が押下されたとCPU211が判断した場合はS612に進み、[キャンセル]キー1003が押下されたとCPU211が判断した場合は処理を終了し、メニュー画面500を表示する。
S612では、アプリケーション転送部324が、S610で表示した名前一覧の中からユーザが選択した名前を取得し、その名前を送信先のファイルサーバ102のルートフォルダの直下のフォルダ名として、画像データを送信する。
本実施形態では「田中一郎」のテストをスキャンしているため、ユーザが「田中一郎」を選択したとし、ルートフォルダの直下の「田中一郎」フォルダに画像データを格納する。画像データを管理するフォルダ名として、ユーザ情報管理リスト800の名前802ではなく、ユーザ情報管理リスト800のID801をフォルダ名として使用してもよい。
S613では、ユーザ情報管理リスト処理部325が、S605で取得したOCR抽出文字列(囲中一郎)が、ユーザ情報管理リストのユーザが選択した名前(田中一郎)のOCR抽出履歴に含まれるか判断をする。ここで、含まれないいとユーザ情報管理リスト処理部325が判断した場合は、S614でユーザ情報管理リストのOCR抽出履歴803に追加保存して、処理を終了する。
具体的には図11のユーザ情報管理リスト1100のように、「田中一郎」のOCR抽出履歴1103の項目に「囲中一郎」を追加する。OCR抽出履歴1103には、複数のOCR抽出文字列が追加されてもよい。
一方、S614で追加したOCR抽出履歴がユーザ情報管理リストに存在するとユーザ情報管理リスト処理部325が判断した場合、次回以降のスキャン送信フローにおいて、OCR抽出した名前とユーザ情報管理リストを比較する際にOCR抽出履歴を使用して比較を行う。
これは、同様のOCR結果となった場合に、前回ユーザが選択した情報を利用することで、ユーザが名前を選択する際の利便性の向上を目的としている。以降ではユーザ情報管理リストにOCR抽出履歴がある場合のフローについて、前述したフローとの差分のみを説明する。
S607で、ユーザ情報管理リスト処理部325がユーザ情報管理リスト1100のOCR抽出履歴1103に値があると判断した場合、S615を実行する。S615では、ユーザ情報管理リスト処理部325がS605で取得した名前とユーザ情報管理リスト1100のOCR抽出履歴を比較する。本実施形態ではS605で取得した名前を「囲中一郎」とし、ユーザ情報管理リスト1100のOCR抽出履歴1103と比較を行うと、「田中一郎」のOCR抽出履歴と一致する。
S616では、S615で比較した結果、一致する文字列があるとユーザ情報管理リスト処理部325が判断した場合、S617を実行する。S617では、ユーザ情報管理リスト処理部325がS615で一致した文字列の名前「田中一郎」を取得する。
次にS608において、S617でOCR抽出履歴と比較した結果が存在するため、ユーザ情報管理リスト処理部325はS618を実行する。S618では、ユーザ情報管理リスト処理部325は、S605で取得した名前とS606で取得したユーザ情報管理リスト1100の名前1102を比較する。この時、ユーザ情報管理リスト処理部325は、S617のOCR抽出履歴との比較結果で取得した名前以外を対象として比較を行う。比較の際には、2−gramを用いてスコア付けする。図12はスコア付けした結果の例である。
S617で取得した名前「田中一郎」は優先表示を行うために、特別なマークをつけている。それ以外の名前に関してはスコア付けを行い、OCRで抽出した名前が「囲中一郎」である場合、名前「里中一郎」がスコア「2」となり、それ以外の名前はスコア「0」となる。比較には2−gramではなく、1−gramを用いてもよい。
S619では、CPU211は、S618でスコア付けした結果を用いて、図13のように名前一覧画面1200を操作部220に表示する。「田中一郎」は特別なマークがついているため、1行目に表示を行い、それ以降はスコア順に表示している。
これにより、テストをスキャンした場合に名前OCR結果が同様である場合に、前回ユーザが選択した情報を利用することで、ユーザが名前を選択される際の利便性を向上させることが可能である。
また、表示順だけではなく、ハイライト表示や特別なマークを表示し、優先表示であることを示してもよい。
さらに、S617のOCR抽出履歴との比較結果で取得した名前が存在する場合は、その名前を格納先フォルダ名として使用し、名前一覧画面を表示せずに自動で画像データをファイルサーバ102に送信してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 ファイルサーバ

Claims (6)

  1. 情報処理装置であって、
    原稿画像データに対してOCR処理を実行することにより得られる認識結果から、名前に関する文字列を抽出する抽出手段と、
    複数の名前を含むリストを取得する取得手段と、
    前記抽出手段により抽出した前記名前に関する文字列と、前記取得手段により取得したリストとを比較した結果に基づいて、スコアの高い順に、前記リストに含まれている名前の一覧を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記名前の一覧から、前記情報処理装置のユーザによって指定された名前を選択する選択手段と、
    記選択手段により選択された名前を前記画像データの格納先となるフォルダのフォルダ名として、前記画像データを当該格納先となるフォルダに格納すべく転送する転送手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記選択手段により選択された名前と、前記抽出手段により抽出した前記名前に関する文字列とを対応づけて、抽出履歴として管理する管理手段と、
    前記抽出手段によって新たな原稿の画像データにOCR処理を実行することにより得られる文字認識結果から抽出される新たな名前に関する文字列が、前記管理手段により前記抽出履歴として管理されている文字列の中に存在する、かどうかを判断する判断手段と、を更に備え、
    前記抽出手段により抽出された前記新たな名前に関する文字列が前記抽出履歴として管理されている文字列の中に存在すると前記判断手段で判断した場合、前記表示手段は、前記抽出手段により抽出された前記新たな名前に関する文字列と、前記取得手段により取得したリストとを比較した結果に基づいて、スコアの高い順に、前記リストに含まれている名前の一覧を表示する際に、前記管理手段により前記抽出履歴として前記新たな名前に関する文字列と対応付けて管理されている名前を、優先して表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判断手段により前記抽出履歴が存在しないと判断した場合、前記管理手段は、前記抽出手段により抽出された前記新たな名前に関する文字列を、前記選択手段で選択される名前と対応付けて、抽出履歴として管理することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記転送手段は、前記選択された名前をフォルダ名として有するサーバ装置の前記フォルダに前記画像データを転送することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置の制御方法であって、
    原稿画像データに対してOCR処理を実行することにより得られる認識結果から、名前に関する文字列を抽出する抽出工程と、
    複数の名前を含むリストを取得する取得工程と、
    前記抽出工程により抽出した前記名前に関する文字列と、前記取得工程により取得したリストとを比較した結果に基づいて、スコアの高い順に、前記リストに含まれている名前の一覧を表示する表示工程と、
    前記表示工程表示された前記名前の一覧から、前記情報処理装置のユーザによって指定された名前を選択する選択工程と、
    記選択工程により選択された名前を前記画像データの格納先となるフォルダのフォルダ名として、前記画像データを当該格納先となるフォルダに格納すべく転送する転送工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 請求項に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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