JP2023163688A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーを操作することなく、転倒防止部材が必要なときは、転倒防止部材が自動的にセットされる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置50は、装置本体51から引出し可能な右ドア10と、装置本体51の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部16と、右ドア10の引出し動作と連動して、装置本体51の底部に収容された第1位置から右ドアの引出し方向側であり、装置本体51の外側に端部が飛び出した第2位置に移動する転倒防止部材15を本体底部に備える。【選択図】図3

Description

本開示は、転倒防止部材を備える画像形成装置に関する。
従来の転倒防止部材を備える画像形成装置が、例えば特開2015-141385号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によれば、画像形成装置の底部に操作レバーを設け、操作レバーの操作によって、収容位置から外側に向かって飛び出す位置へと移動可能で、操作レバーの操作によってその位置を固定できる転倒防止部材を備える画像形成装置が開示されている。
特開2015-141385号公報
従来の転倒防止部材を備える画像形成装置は上記のように構成されていた。従来の転倒防止部材を備える画像形成装置においては、転倒防止部材を作動させる場合には、その都度、操作レバーを操作して、画像形成装置から転倒防止部材を出し入れする必要があるという問題があった。
本開示は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、操作レバーを操作することなく、必要なときは、転倒防止部材が自動的にセットされる画像形成装置を提供することを目的とする。
本開示に係る画像形成装置は、装置本体から引出し可能な引出しユニットと、装置本体の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部と、引出しユニットの引出し動作と連動して、装置本体の底部に収容された第1位置から引出しユニットの引出し方向側であり、装置本体の外側に端部が飛び出した第2位置に移動する転倒防止部材を装置本体の底部に備える。
好ましくは、転倒防止部材は、本体と、本体の片端に床と所定距離離れて対向するように本体から突出した床対向部とを有する。
さらに好ましくは、引出しユニットは、線状部材との当接部を有し、引出しユニットが装置本体に収容されている状態では、当接部が線状部材と当接することで転倒防止部材を第1位置に移動させ、引出しユニットが装置本体から引出された状態では、当接部が線状部材から離間し、付勢部材の付勢力によって、転倒防止部材が第2位置へ移動する。
当接部は、回動可能なプーリーであるのが好ましい。
引出しユニットは、装置本体の側面部に設けられた開閉扉であり、画像形成される用紙の手差しトレイを備えてもよい。
引出しユニットは、画像形成される用紙を積載する用紙カセットであり、画像形成装置は少なくとも1つ以上の用紙カセットを備えてもよい。
本開示によれば、引出しユニットが装置本体から引出され転倒しやすい状態になっても、転倒防止部材が、引出しユニットの引出し動作と連動し、装置の底部に収容された第1位置から引出しユニットの引出し方向に装置本体から突出した第2位置に移動する。そのため、何らかの原因で画像形成装置が傾いても、転倒防止部材が先に床と当接し装置が転倒することを効果的に防止できる。
その結果、操作レバーを操作することなく、必要なときは、転倒防止部材が自動的にセットされる画像形成装置を提供できる。
本開示の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行なう後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
本開示の一実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 画像形成装置の開閉扉となる右ドアを閉じた状態を示す図である。 画像形成装置の開閉扉となる右ドアを開いた状態を示す図である。 第1実施の形態における転倒防止部材の構成と動作を示す図であり、装置本体の底部に収容された状態を示す図である。 右ドアを引き出した初期状態を示す図である。 右ドアをさらに引き出した状態を示す図である。 第1実施の形態における効果を説明する図である。 第2実施の形態における転倒防止部材の構成と動作を示す図である。 カセットを引き出した初期状態を示す図である。 カセットをさらに引き出した状態を示す図である。 第2実施の形態における効果を説明する図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示の一実施の形態に係る画像形成装置50の概略断面図である。先ず、画像形成装置50の基本構成について概略的に説明する。
図1に示すように、画像形成装置50は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。画像形成装置50は、装置本体51及びその上方に配置される画像読取装置54を含む。装置本体51には、CPU、RAM及びHDD等を含む図示の無い制御部及び画像形成部52などが内蔵される。画像形成部52の右側には、用紙搬送系53が配置される。用紙搬送系53は、装置本体51の右側端部に位置し、用紙がジャムしたときに、ジャムした用紙を排除するためジャム処理用に開閉可能な開閉扉として作動する右ドア10に含まれる。
[第1の実施の形態]
図2及び図3は、図1に示した画像形成装置50から引き出し可能な部分等を説明する画像形成装置50の斜視図である。図2は、画像形成装置50の開閉扉である右ドア10を閉じた状態を示す図であり、図3は、右ドア10を開いた状態を示す図である。すなわち、この実施の形態では、装置本体51の正面側に画像形成装置50の操作部13が設けられ、その右側に設けられる右ドア10が引出しユニットとして作動する。
図2及び図3を参照して、右ドア10は、水平の引出部となるアキュライド10aと、アキュライド10aの右側端部から垂直上方向に延びる垂直部10bと、を有する逆L字状のドアであり、垂直部10bには、その上端部に右ドア側排紙トレイ12が設けられ、その下端部に手差しトレイ11が設けられている。右ドア10を引出すと、手差しトレイ11と右ドア側排紙トレイ12とが装置本体51の外部に移動し、用紙搬送系53が解放され、用紙が詰まった際に取り出すことができるようになる。なお、装置本体51には、装置本体側の排紙トレイ14も設けられている。
近年、画像形成装置50は軽量化が進んでいる。一方で、画像形成装置50には、上記した、装置本体51から開閉可能な右ドア10が設けられている。右ドア10には、手差しトレイ11や、右ドア側排紙トレイ12が設けられている。(用紙搬送系53の一部が設けられていてもよい。)装置本体51は、装置本体51の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接するアジャスタ付きの脚部16を有する。
通常は問題にならないが、これらの手差しトレイ11や、右ドア側排紙トレイ12に大量の用紙を置く場合があり、その状態で右ドア10が引き出されると装置本体51における重心が外側に移動し、装置本体51が傾斜して転倒する恐れが生じ得る。そこで、この実施の形態においては、装置本体51の重心が不安定な位置に移動した場合に、装置本体51を安定させるために、自動的に作動する転倒防止部材15を設けた。
すなわち、図2及び図3を参照して、この実施の形態においては、画像形成装置50の装置本体51の側面部に設けられ、そこから引出し可能な引出しユニットとなる右ドア10と、装置本体51の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部16と、右ドア10の引出し動作と連動して、装置本体51の底部に収容された第1位置(図2における転倒防止部材15の位置)から右ドア10の引出し方向側であり、装置本体51の外側に端部が飛び出した第2位置(図3における矢印で示す転倒防止部材15の位置)に移動する転倒防止部材15を装置本体51の底部に備えている。
以下に、転倒防止部材15について説明する。図4は、この実施の形態における転倒防止部材15の構成と動作を示す図であり、装置本体51の底部に収容された状態を示す図である。図4を参照して、転倒防止部材15は、装置本体51の底部に設けられたレール26に沿って左右方向に移動可能な平板状の本体15aと、本体15aの右側端部において本体15aから下方に延びる脚15bとを含み、右ドア10を外部に引き出すと、それに応じて、転倒防止部材15が外部に引出されるように構成されている。
なお、右ドア10は、装置本体51の右側面に設けられたL字状の収容部17に収容されている。ここで、右ドア10のアキュライド10aの収容部17の左側端部の近傍に設けられたワイヤ係止部21と、本体15aの左側端部15cと、を接続するワイヤ(線状部材)20が設けられ、ワイヤ20にアキュライド10aの左側端部に設けられたプーリーからなる当接部23が設けられる。当接部23を、回動可能なプーリーとしたため、転倒防止部材の位置を第1位置と第2位置へ移動させる際に必要な力を小さくすることができる。
ここで、ワイヤ20は、ワイヤ係止部21から、アキュライド10aの上に設けられたプーリー22a、当接部23、アキュライド10aの下に設けられたプーリー22b、装置本体51の中央部の左側端部に設けられたプーリー22c、及び装置本体51の下端部に設けられたフレーム19の左側端部に設けられたプーリー22dを介して、その向きを変えながら本体15aの左側端部15cに接続されている。
また、レール26の下部には、脚部16の上に設けられたフレーム19の底部が設けられ、フレーム19の底部は、その右側端部に下方向に曲げられた折り曲げ部19aを有し、折り曲げ部19aと脚15bとの間にスプリング27が介在して、脚15bを外部(第2位置)方向に付勢している。
右ドア10が収容部17に収容されている状態では、右ドア10のアキュライド10aが収容部17に収容されて、当接部23が左側端部に位置するため、ワイヤ20は十分な張力で、本体15aを左方向に引っ張っているため、折り曲げ部19aと脚15bとの間のスプリング27は圧縮されて、転倒防止部材15は、装置本体51の底部に収容されている。
すなわち、右ドア10は、ワイヤ20との当接部23を有し、右ドア10が装置本体51に収容されている状態では、当接部23がワイヤ20と当接することで転倒防止部材15を第1位置に移動させている。
また、転倒防止部材15の脚15bは床と所定距離dだけ離れて床対向部28に対向する。つまり脚15bは、床と非接触状態であるため、右ドア10の引出し動作と連動した第1位置から第2位置への移動を容易にできるようになる。なおこの所定距離dは、画像形成装置が傾いた際に、床と接触し、それ以上倒れないようにする距離、例えば10mmに設定されている。
なお、ここでは、参考のため、装置本体51の重心18の位置を所定の○印で示している。すなわち、図4の最初の状態では、重心18は装置本体51の左右方向の中心にある。
図5は、図4から右ドア10を引き出した初期状態を示す図である。図5を参照して、アキュライド10aが収容部材装置本体51から少し引出されている。アキュライド10aが装置本体51から少し引出された結果、当接部23は右方向へ移動し、ワイヤ20の張力は弱まり、折り曲げ部19aと脚15bとの間のスプリング27は伸びて脚15bは装置本体51の外部へ引出される。
図6は、図5から右ドア10をさらに引き出した状態を示す図である。図6を参照して、アキュライド10aの当接部23がワイヤ20との当接から離れて、装置本体51から引出されている。アキュライド10aが収容部17の右端まで引出された結果、ワイヤ20の張力はなくなり、折り曲げ部19aと脚15bとの間のスプリング27は十分に伸びて脚15bは装置本体51の外部へ完全に突出して第2位置に移動する。その結果、この状態では、重心18は装置本体51の右側にある。
すなわち、この実施の形態においては、画像形成装置50は、装置本体51から引出し可能な引出しユニットとなる右ドア10と、装置本体51の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部16と、右ドア10の引出し動作と連動して、装置本体51の底部に収容された第1位置から右ドア10の引出し方向側であり、装置本体51の外側に端部が飛び出した第2位置に移動する転倒防止部材15を装置本体51の底部に備える。
転倒防止部材15は、右ドア10が装置本体51の収容部17にある状態では、装置本体51の内側に隠れるように第1位置に収容されているので、接地面積を少なくできるとともに、画像形成装置50の操作時において足元を気にする必要がない。
また、右ドア10が装置本体51から引出された状態では、当接部23がワイヤ20から離間し、スプリング27の付勢力によって、転倒防止部材15が第2位置へ移動する。その結果、簡単な構成で、右ドア10の引出し動作と連動して転倒防止部材15の位置を第1位置と第2位置へ移動させることができる。
次に、この実施の形態における効果について説明する。図7は、この実施の形態における効果を説明する図である。図7を参照して、画像形成装置50において、右ドア10が引出されたとき、自動的に転倒防止部材15が装置本体51の右ドア10と同じ方向に突出する。このとき、右ドア10が引出されているので、装置本体51の重心18が右側に移動している。そのため、わずかな力が装置本体51の上側部に作用しただけでバランスが崩れ、倒れやすい状態になっているが、転倒防止部材15が装置本体51の外側に飛び出して床対向部28が床に対向するので、万一装置本体51に予期しない力29がかかっても転倒防止部材15が床と接触し突っ張って転倒が防止される。
[第2実施の形態]
次に、本開示の第2実施の形態について説明する。上記実施の形態においては、装置本体から引出される引出しユニットが右ドアの場合について説明したが、この実施の形態においては、装置本体から引出される引出しユニットがカセットの場合について説明する。
図2及び図3に示すように、装置本体51には、用紙を収容する4つのカセット30a~30dが設けられ、これらのうちの少なくとも一つが装置本体51の前方に引出されたときに、装置本体51の転倒を防止するため、4つのカセット30a~30dの引出し方向の側に突出するように転倒防止部材が設けられている。図9は、この実施の形態における転倒防止部材34の構成と動作を示す図であり、先の実施の形態における図4に対応する。
図8を参照して、転倒防止部材34は、装置本体51の底部に設けられたレール39に沿って左右方向に移動可能な平板状の本体34aと、本体34aの右側端部において本体34aから下方に延びる脚34bとを含み、カセット30a~30dのうちの少なくとも一つを外部に引き出すと、それに応じて、転倒防止部材34が外部に引出されるように構成されている。(なお、ここで説明している左右方向、右側、左側とは、図に向かって視た方向を示している。)
具体的には、装置本体51の内部において、一番上のカセット30aの収容端部の左側の上部近傍に設けられたワイヤ係止部31と、本体34aの左側端部34cとを接続するワイヤ(線状部材)36が設けられ、ワイヤ36に各カセット30a~30dの左側端部に設けられたプーリーからなる当接部33a,33b,33c,33dの左側、及び各カセット30a~30dを挟むように設けられたプーリー32a~32eの右側で当接する。ここでも、当接部33a,33b,33c,33dを、回動可能なプーリーとしたため、転倒防止部材34の位置を第1位置と第2位置へ移動させる際に必要な力を小さくすることができる。
ここで、ワイヤ36は、ワイヤ係止部31から、プーリー32a、当接部33a、プーリー32b、当接部33b、プーリー32c、当接部33c,プーリー32d,当接部33d,プーリー32e,及び,フレーム35の下端部の左下に設けられ、ワイヤ36の向きを反転させるためのプーリー32fを介して、本体34aの左側端部34cに接続される。
また、レール39の下部には、脚部16の上に設けられたフレーム35の底部が設けられ、フレーム35の底部は、その右側端部に下方向に曲げられた折り曲げ部35aを有し、折り曲げ部35aと脚34bとの間にスプリング40が介在して、脚34bを外部に付勢している。
次に、具体的な動作について説明する。ここでは、上から2番目のカセット30bが引出される場合について説明するが、他のカセットが引出された場合も同様である。
すなわち、この実施の形態においても、カセット30a~30dは、ワイヤ36との当接部33a~33dを有し、カセット30a~30dが装置本体51に収容されている状態では、当接部33a~33dがワイヤ36と当接することで転倒防止部材34を第1位置に移動させている。
また、転倒防止部材34の脚34bは床と所定距離dだけ離れて対向する床対向部41とを有している。つまり脚34bは、床と非接触状態であるため、カセット30の引出し動作と連動した第1位置から第2位置への移動を容易にできるようになる。なおこの所定距離dは、先の実施の形態と同様に、例えば10mmに設定されている。
この状態では、転倒防止部材34の本体34aが初期位置にあり、2番目のカセット30bの当接部33bが左の端部に位置するため、ワイヤ36は十分な張力で、本体34aを左方向に引っ張っているため、折り曲げ部19aと脚15bとの間のスプリング27は圧縮されている。
なお、ここでは、参考のため、装置本体51の重心38の位置を所定の○印で示している。すなわち、図8に示された最初の状態、すなわち、カセット30a~30dが装置本体51に収容された状態では、重心は装置本体51の左右方向の中心にある。
図9は、図8からカセット30bを引き出した初期状態を示す図である。図9を参照して、本体34aが装置本体51から少し引出されている。本体34aが装置本体51から少し引出された結果、当接部33bは右方向へ移動し、ワイヤ36の張力は弱まり、折り曲げ部35aと脚34bとの間のスプリング40は伸びて脚34bは装置本体51の外部へ引出される。
図10は、図9からカセット30bをさらに引き出した状態を示す図である。図10を参照して、カセット30bは当接部33bをワイヤ36との当接から離れて、その収容部の右端まで装置本体51から引出されている。カセット30bがその収容部の右端まで引出された結果、ワイヤ36の張力は無くなり、折り曲げ部35aと脚34bとの間のスプリング40は十分に伸びて脚34bは装置本体51の外部へ完全に引出される。その結果、この状態では、重心38は装置本体51の右側にある。
次に、この実施の形態における効果について説明する。図11は、この実施の形態における効果を説明する図である。ここでも、画像形成装置50の傾斜を誇張して示している。図11を参照して、画像形成装置50において、カセット30bが引出されたとき、転倒防止部材34が装置本体51のカセット30bと同じ方向に自動的に突出する。この状態では、重心38は装置本体51のかなり右側にある。
特に、カセット30bに大量の用紙が載置されていれば、カセット30bがより重くなるので、装置本体51がより転倒しやすい不安定な状態になる。そのため、図において右方向に予期しない力42がかかると、装置本体51は力42が弱くても簡単に倒れる方向に傾いてしまうが、この実施の形態においては、このような状態になっても、転倒防止部材34の脚34bの下面の床対向部41が床面に対向するため、装置本体51が転倒することはない。
以上のように本開示では、装置本体51から引出し可能な引出しユニットとなるカセット30a~30dと、装置本体51の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部16と、カセット30の引出し動作と連動して、装置本体51の底部に収容された第1位置からカセット30の引出し方向側であり、装置本体51の外側に端部が飛び出した第2位置に移動する転倒防止部材34を本体底部に備える。
そして、引出しユニットが装置本体から引出され転倒しやすい状態になっても、転倒防止部材が、引出しユニットの引出し動作と連動し、装置の底部に収容された第1位置から引出しユニットの引出し方向に装置本体から突出した第2位置に移動する。そのため、何らかの原因で画像形成装置が傾いても、転倒防止部材が先に床と当接し装置が転倒することを効果的に防止できる。
この実施の形態においては、転倒防止部材は、引出しユニットが装置本体の収容位置にある状態では、本体の内側に隠れるように第1位置に収容されているので、接地面積を少なくできるとともに、画像形成装置の操作時において足元を気にする必要がない。
なお、上記実施の形態においては、用紙搬送系が装置本体の右側端部に位置する場合について説明したが、これに限らず、用紙搬送系が装置本体の左側端部に位置する場合には、転倒防止部材は、同様に、逆方向に設ければよい。
本開示は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他の種々な形で実施することができる。そのため、上述の実施形態は例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本開示の特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本開示によれば、操作レバーを操作することなく、転倒防止部材が必要なときは、転倒防止部材が自動的にセットされるため、画像形成装置の転倒防止部材として有用である。
10 右ドア
11 手差しトレイ
12 右ドア側排紙トレイ
13 操作部
14 装置本体側の排紙トレイ
15,34 転倒防止部材
16 脚部
18,38 重心
19,35 フレーム
20,36 ワイヤ
21,31 ワイヤ係止部
22a~22d,32a~32f プーリー
23,33a~33d 当接部
26,39 レール
27,40 スプリング
28,41 床対向部
30a~30d カセット

Claims (6)

  1. 装置本体から引出し可能な引出しユニットと、
    前記装置本体の底部の4隅と対応する位置にそれぞれ設けられ、床と当接する脚部と、
    前記引出しユニットの引出し動作と連動して、前記装置本体の底部に収容された第1位置から前記引出しユニットの引出し方向側であり、前記装置本体の外側に端部が飛び出した第2位置に移動する転倒防止部材を前記装置本体の底部に備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転倒防止部材は、本体と、前記本体の片端に床と所定距離離れて対向するように前記本体から突出した床対向部と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記引出しユニットは、線状部材との当接部を有し、
    前記引出しユニットが前記装置本体に収容されている状態では、前記当接部が前記線状部材と当接することで前記転倒防止部材を前記第1位置に移動させ、前記引出しユニットが前記装置本体から引出された状態では、前記当接部が前記線状部材から離間し、付勢部材の付勢力によって、前記転倒防止部材が前記第2位置へ移動する、ことを特徴とする,請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記当接部は回動可能なプーリーである、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記引出しユニットは、前記装置本体の側面部に設けられた開閉扉であり、画像形成される用紙の手差しトレイを備える、ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記引出しユニットは、画像形成される用紙を積載する用紙カセットであり、前記画像形成装置は少なくとも1つ以上の用紙カセットを備える、ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
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