JP2023157331A - 包装箱 - Google Patents

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Junji Natsukawa
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Abstract

【課題】破断誘導線に沿って破断を進行させ易く、開封作業性が良好な包装箱を提供する。【解決手段】前後一対の側板11,12及び左右一対の端板13,14を有する胴部5と、底板30と、頂板20と、を有する。頂板20は、左右一対の内フラップ22,22と、前後一対の外フラップ21,21と、を備える。前側の外フラップ21に設けられ、左右方向に延在するとともに、前側板11の縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した前側の外側破断サポート罫線L25と、後側の外フラップ21に設けられ、左右方向に延在するとともに、後側板12の縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した後側の外側破断サポート罫線L25と、両内フラップ22,22に設けられ、前後の外側破断サポート罫線L25,L25に沿う弧状に湾曲した内側破断サポート罫線L26,L26と、を備えた構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
従来、商品輸送時の輸送箱として使用されるとともに、店頭での商品陳列時にも使用される包装箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の包装箱は、内フラップと外フラップとに形成された折曲補助線を利用して頂板を切り離すことができる。
特開2016-210454号公報
前記した従来の包装箱は、折曲補助線を利用して頂板を開封可能であるが、内フラップと外フラップとで折曲誘導線の形状が異なるため、開封時に破断の進行が破断誘導線から逸れてしまうことがあるなど、開封作業性が悪いという問題があった。
本発明は、前記した問題を解決し、破断誘導線に沿って破断を進行させ易く、開封作業性が良好な包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、前後一対の側板及び左右一対の端板を有する胴部と、前記胴部の下側開口部を閉じている底板と、前記胴部の上側開口部を閉じている頂板と、を有している。前記底板及び前記頂板の少なくとも一方は、前記両端板の縁部に、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方を介して連設された左右一対の内フラップと、前記両側板の縁部に側板破断誘導線を介して連設され、前記内フラップの外面に重ねられた前後一対の外フラップと、を備えている。さらに、本発明の包装箱は、前側の前記外フラップに設けられ、左右方向に延在するとともに、前側の前記側板の前記縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した前側の外側破断サポート罫線と、後側の前記外フラップに設けられ、左右方向に延在するとともに、後側の前記側板の前記縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した後側の外側破断サポート罫線と、前記両内フラップに設けられ、前記前側の外側破断サポート罫線及び前記後側の外側破断サポート罫線に沿う弧状に湾曲した内側破断サポート罫線と、を備えている。
本発明の包装箱では、端板破断誘導線を切り開いて、例えば、頂板を引き上げると、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方から両側板の側板破断誘導線に破断が進行する。そうすると、前後の外側破断サポート罫線において両外フラップが屈曲するとともに、これらに沿う(対応する)内側破断サポート罫線において両内フラップが屈曲し、両外フラップと両内フラップとが同じ方向性をもって屈曲する。これにより、破断の進行が両側板の側板破断誘導線に沿うものとなり、側板破断誘導線から逸れてしまうことが防止される。また、破断の進行が両側板の側板破断誘導線に沿うものとなるので、両側板の側板破断誘導線から反対側の端板破断誘導線においても破断がスムーズに進行し、頂板が胴部から良好に切り離される。しがって、頂板の開封作業が行い易い。
また、本発明の包装箱は、前後一対の側板及び左右一対の端板を有する胴部と、前記胴部の下側開口部を閉じている底板と、前記胴部の上側開口部を閉じている頂板と、を有している。前記底板及び前記頂板の少なくとも一方は、前記両端板の縁部に、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方を介して連設された左右一対の内フラップと、端板破断誘導線を介して連設された左右一対の内フラップと、前記両側板の縁部に側板破断誘導線を介して連設され、前記内フラップの外面に重ねられた前後一対の外フラップと、を備えている。さらに、本発明の包装箱は、前記前後一対の外フラップに設けられ、左右方向に延在する外側破断サポート罫線と、前記左右一対の内フラップに設けられ、左右方向に延在する内側破断サポート罫線と、を備え、前記外側破断サポート罫線と前記内側破断サポート罫線とは、上下方向に重なっていることを特徴とする。
本発明の包装箱では、端板破断誘導線を切り開いて、例えば、頂板を引き上げると、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方から両側板の側板破断誘導線に破断が進行する。そうすると、外側破断サポート罫線において両外フラップが屈曲するとともに、これらに重なる内側破断サポート罫線において両内フラップが屈曲し、両外フラップと両内フラップとが同じ方向性をもって屈曲する。これにより、破断の進行が両側板の側板破断誘導線に沿うものとなり、側板破断誘導線から逸れてしまうことが防止される。また、破断の進行が両側板の側板破断誘導線に沿うものとなるので、両側板の側板破断誘導線から反対側の端板破断誘導線においても破断がスムーズに進行し、頂板が胴部から良好に切り離される。しがって、頂板の開封作業が行い易い。
また、左右一対の端板の少なくとも一方には、開封時の起点部となる破断開始部と、前記破断開始部に接続された開封用破断誘導線と、によって開封される開封部が備わることが好ましい。この場合、前記内側破断サポート罫線は、前記端板の縁部を通過して前記開封部に延在していることが好ましい。
この構成では、破断開始部を起点として開封部を手指で引き上げると、開封部に延在している内側破断サポート罫線において端板が屈曲し、この内側破断サポート罫線に沿って開封部をスムーズに切り開くことができる。開封部を切り開くと、開封用破断誘導線から両側板の側板破断誘導線に破断が進行し、その後、両側壁の側板破断誘導線から反対側の端板破断誘導線や開封用破断誘導線に破断がスムーズに進行する。これにより、頂板が胴部からより良好に切り離される。
本発明の包装箱は、破断誘導線に沿って破断を進行させ易く、開封作業性が良好である。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封時の様子を示した斜視図である。 変形例に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右の方向は、各実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の包装箱の構成を限定するものではない。なお、各実施形態において、同一の部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
本実施形態の包装箱1は、図1,2に示すように、A式の箱であり、前後方向よりも左右方向の長さが大きい直方体を呈している。包装箱1は、底板30と、底板30の前後の縁部に連設された側板11,12と、底板30の左右の縁部に連設された端板13,14と、底板30に対向する頂板20と、を備えている。前後の側板11,12、左右の端板13,14は、角筒状の胴部5を構成しており、頂板20は、胴部5の上側開口部を閉じている。包装箱1は、商品輸送時などに使用する輸送箱として使用されるとともに、後記するように、頂板20を開封して店頭での商品陳列用の箱としても使用される。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートS1は、内面側が見えるように配置したものである。
ブランクシートS1の各罫線(折線)は、ブランクシートS1の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
胴部5を構成する側板11,12(前側板11,後側板12)及び端板13,14(左端板13,右端板14)は、それぞれ四角形の板である。
前側板11の左縁部には、罫線を介して左端板13が連設されている。また、前側板11の右縁部には、罫線を介して右端板14が連設されている。また、左端板13の後縁部には、罫線を介して後側板12が連設されている。また、後側板12の右縁部には、罫線を介して帯状の接合片15が連設されている。接合片15は、右端板14の内面にホットメルト等の接着手段によって接合されている。
そして、ブランクシートS1(図2参照)を各罫線で折り曲げると、前側板11,後側板12、左端板13,右端板14によって、四角形の角筒状の胴部5が形成される。
頂板20は、前側板11及び後側板12の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップ21,21と、左端板13及び右端板14の上縁部に連設された左右一対の上側内フラップ22,22とを備えている。上側外フラップ21,21は、左右の上側内フラップ22,22の上面(外面)に重ねられている。上側外フラップ21,21は、先端部同士が前後方向の中央部で突き合わされている。本実施形態では、左端板13から上側外フラップ21,21同士の突き合わせ部を経て右端板14に亘るように粘着テープTが貼り付けられることで、頂板20が封緘されている。
底板30は、前側板11,後側板12の下縁部に連設された前後一対の下側外フラップ31,31と、左端板13,右端板14の下縁部に連設された左右一対の下側内フラップ32,32と、を備えている。前後一対の下側外フラップ31,31は、左右一対の下側内フラップ32,32の外面に重ねられ、左右一対の下側内フラップ32,32に対してホットメルト等の接着剤にて接着されている。なお、頂板20と同様に、粘着テープTを貼り付けることで封緘してもよい。
次に頂板20について詳細に説明する。頂板20を構成している前側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、前側板11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の上側外フラップ21によって、胴部5の上側開口部の前半分が塞がれている。
後側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、後側板12の上縁部から前方に向けて延びている。後側の上側外フラップ21によって、胴部5の上側開口部の後半分が塞がれている。
左側の上側外フラップ21は、前側板11の上縁部に前側板破断誘導線L21を介して連設されている。前側板破断誘導線L21は、前側板11から前側の上側外フラップ21を切り離すためのものであり、前側板11の上縁部(前側の上側外フラップ21の前縁部)の全体に亘って形成されている。前側板破断誘導線L21は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。前側板破断誘導線L21の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
後側の上側外フラップ21は、後側板12の上縁部に後側板破断誘導線L22を介して連設されている。後側板破断誘導線L22は、後側板12から後側の上側外フラップ21を切り離すためのものであり、後側板12の上縁部(後側の上側外フラップ21の後縁部)の全体に亘って形成されている。後側板破断誘導線L22は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。後側板破断誘導線L22の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
前後の上側外フラップ21,21には、図1,2に示すように、上側外フラップ21,21の左右方向の全体に亘るように、前後一対の外側破断サポート罫線L25,L25が形成されている。外側破断サポート罫線L25,L25は、後記するように、包装箱1の開封時に頂板20の破断の進行が、前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿うように支援するものである。各外側破断サポート罫線L25は、各上側外フラップ21の内面に形成されている。具体的に、各外側破断サポート罫線L25は、内面を押し込んで形成した線状の溝(押罫)である。したがって、包装箱1の外面に各外側破断サポート罫線L25が表れないようになっている。
外側破断サポート罫線L25,L25は、上側外フラップ21,21同士の突き合わせ部にできる突合線L27(図1参照)を基準線として線対称に形成されており、滑らかな弧状を呈している。前側の外側破断サポート罫線L25は、前側板11の上縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した線であり、後側の外側破断サポート罫線L25は、後側板12の上縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した線である。これにより、前側の外側破断サポート罫線L25は、前側の上側外フラップ21の左縁部から頂板20の左右方向の中央部に向かうに従って、あるいは前側の上側外フラップ21の右縁部から頂板20の左右方向の中央部に向かうに従って、後側の外側破断サポート罫線L25との離間距離が大きくなるように形成されている。
なお、外側破断サポート罫線L25,L25は、円弧状、放物線状、U字状等、種々のものを用いることができる。
左側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、左端板13の上縁部から右方に向けて延びている。左側の上側内フラップ22によって、胴部5の上側開口部の左部分の一部が塞がれている。
右側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、右端板14の上縁部から左方に向けて延びている。右側の上側内フラップ22によって、胴部5の上側開口部の右部分の一部が塞がれている。
左側の上側内フラップ22は、左端板13の上縁部に左端板破断誘導線L23を介して連設されている。左端板破断誘導線L23は、左端板13から左側の上側内フラップ22を切り離すためのものであり、左端板13の前上縁部及び後上縁部に形成されている。前後の左端板破断誘導線L23,L23の間は、左端板13の上縁部に形成された罫線L23a(図2参照)で接続されている。左端板破断誘導線L23,L23は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。左端板破断誘導線L23,L23の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
右側の上側内フラップ22は、右端板14の上縁部に右端板破断誘導線L24を介して連設されている。右端板破断誘導線L24は、右端板14から右側の上側内フラップ22を切り離すためのものであり、右端板14の前上縁部及び後上縁部に形成されている。前後の右端板破断誘導線L24,L24の間は、右端板14の上縁部に形成された罫線L24a(図2参照)で接続されている。右端板破断誘導線L24,L24は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。右端板破断誘導線L24,L24の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
左右の上側内フラップ22,22には、図1,2に示すように、上側内フラップ22,22の左右方向の全体に亘るように、前後一対の内側破断サポート罫線L26,L26がそれぞれ形成されている。内側破断サポート罫線L26,L26は、上側外フラップ21,21の外側破断サポート罫線L25,L25と上下方向に重なっている。つまり、内側破断サポート罫線L26,L26は、上側外フラップ21,21同士の突合線L27(図1参照)を基準線として線対称に形成されており、外側破断サポート罫線L25,L25に重なる弧状に湾曲している。
内側破断サポート罫線L26,L26は、包装箱1の開封時に、外側破断サポート罫線L25,L25とともに、頂板20の破断の進行が、上側外フラップ21,21の前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿うように支援するものである。
各内側破断サポート罫線L26は、各上側内フラップ22の内面に形成されている。具体的に、各内側破断サポート罫線L26は、内面を押し込んで形成した線状の溝(押罫)である。
左端板13及び右端板14には、開封部40,40が設けられている。左端板13の開封部40は、左端板13の前後方向の中央部において左端板13の上部に設けられている。右端板14の開封部40は、右端板14の前後方向の中央部において右端板14の上部に設けられている。開封部40,40は、粘着テープTを引き剥がす際のきっかけとなる部分として機能するとともに、頂板20を開封する際の起点部となる。開封部40,40は、粘着テープTの両端部T1,T1の貼り付け位置に対応している。
左端板13の開封部40と右端板14の開封部40とは、配置形態が左右逆であることが異なるだけで構成は同一である。このため、以下では、左端板13の開封部40について説明する。
開封部40は、図3に示すように、破断誘導線L40で区画された上部破断部41及び下部破断部42を有している。破断誘導線L40は、切れ込みを断続的に形成した線である。開封部40は、粘着テープTを引き剥がす際に、左端板13から粘着テープT(端部T1)とともに切り離されるようになっている。
上部破断部41は、左面視で逆台形状を呈している。上部破断部41を形成している左右の破断誘導線L40,L40の各上端部は、端板破断誘導線L23,L23の端部に接続されている。下部破断部42は、上部破断部41の下側に連続しており、略長円形状を呈している。下部破断部42の下端には、指掛け部43が形成されている。
なお、開封部40において、粘着テープTの端部T1は、図1に示すように、下部破断部42の一部を露出させながら、上部破断部41の略全体が隠れる状態に貼り付けられている。
次に、頂板20を開封する際の作用について説明する。開封時には、開封部40の指掛け部43を押し開いて手指を挿入し、下部破断部42を手指で摘まんで上方に引き上げる。そうすると、図4に示すように、上部破断部41が破断誘導線L40に沿って粘着テープTと一緒に左端板13から切り離されるとともに、破断誘導線L40,L40から左右の左端板破断誘導線L23,L23に破断が進行し、左端板破断誘導線L23,L23が左右に切り開かれる。これにより、上側内フラップ22が左端板13の上縁部から切り離される。
続けて、開封部40をさらに引き上げると、左端板破断誘導線L23,L23から前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に破断が進行し、さらに、右側の右端板破断誘導線L24に破断が進行して、頂板20が胴部5の上縁部から切り離される。このように破断が進行する過程で、外側破断サポート罫線L25,L25において両上側外フラップ21,21が屈曲するとともに、内側破断サポート罫線L26,L26において両上側内フラップ22が屈曲し、両上側外フラップ21,21と両上側内フラップ22,22とが同じ方向性をもって屈曲する。これにより、破断の進行が前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿うものとなり、前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22から逸れてしまうことが防止される。また、破断の進行が前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿うものとなるので、前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22から右端板破断誘導線L24においても破断がスムーズに進行する。
以上説明した本実施形態の包装箱1によれば、頂板20の開封時において、外側破断サポート罫線L25,L25及び内側破断サポート罫線L26,L26が同じ方向性をもって屈曲するので、破断の進行が前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿うものとなり、頂板20が胴部5から良好に切り離される。しがって、頂板20の開封作業が行い易い。
図5は変形例に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。なお、図示はしないが、右端板14(図1参照)においても同様に構成してもよい。
この変形例は、図5に示すように、左右の左端板破断誘導線L23,L23の間を補助破断誘導線L23bで繋いだものである。補助破断誘導線L23bは、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。補助破断誘導線L23bの切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
この変形例によれば、補助破断誘導線L23bによって、開封部40を上側内フラップ22(頂板20)から分離できる。これにより、左端板13の上部に手指挿入用の比較的大きな開口部を形成できる。
この変形例では、開封時に、開口部を利用して頂板20の左端部を手指でしっかりと掴むことができるので、頂板20の開封作業がより行い易くなる。
(第2実施形態)
図6を参照して第2実施形態の包装箱について説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。なお、図示はしないが、右端板14(図1参照)においても同様に構成してもよい。また、上側外フラップ21と上側内フラップ22とは、ホットメルト等の接着手段によって接合される。なお、第1実施形態と同様の部分には同様の符号を付している。
図6に示すように、左端板13には、商品取出口として機能する逆台形状を呈する開封部40Aが形成されている。開封部40Aは、破断開始部43Aと、破断開始部43Aから延びる開封用破断誘導線としての前後の傾斜状破断誘導線L40A,L40Aとにより左端板13から区画されている。破断開始部43Aは、破断誘導線L43Aにより区画されており、前後方向に幅広の扇状を呈している。
前側の傾斜状破断誘導線L40Aは、破断開始部43Aの前部を起点として左端板13の前側上隅部に延びており、延在端が前側板11の前側板破断誘導線L21に接続されている。後側の傾斜状破断誘導線L40Aは、破断開始部43Aの後部を起点として左端板13の後側上隅部に延びており、延在端が後側板12の後側板破断誘導線L22に接続されている。これにより、内フラップ22は、左端板13の上縁部に形成された罫線L41を介して連設された構成となっている。破断誘導線L43A及び傾斜状破断誘導線L40A,40Aは、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。破断誘導線L43A及び傾斜状破断誘導線L40A,40Aの切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
開封部40Aには、前後一対の開封部破断サポート罫線L26a,L26aが形成されている。開封部破断サポート罫線L26a,L26aは、上側内フラップ22の内側破断サポート罫線L26,L26を左端板13の上縁部を通過させて開封部40Aの面内に延在させたものである。開封部破断サポート罫線L26a,L26aは、開封部40Aの破断の進行が傾斜状破断誘導線L40A,40Aに沿うように支援するものである。各傾斜状破断誘導線L40Aは、内面を押し込んで形成した線状の溝(押罫)である。したがって、左端板13の外面に各傾斜状破断誘導線L40Aが表れないようになっている。
本実施形態によれば、破断開始部43Aを手指で摘んで開封部40Aを上方に引き上げると、各開封部破断サポート罫線L26aにおいて開封部40Aが屈曲し、各傾斜状破断誘導線L40Aに沿って開封部40Aをスムーズに切り開くことができる。開封部40Aを切り開いた後、各傾斜状破断誘導線L40Aから前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に破断が進行し、さらに、右側の右端板破断誘導線L24に破断が進行して、開封部40Aとともに頂板20が胴部5の上縁部から切り離される。しがって、頂板20の開封作業が行い易い。
また、本実施形態では、開封部40Aにより、左端板13の一部が開口した陳列態様とすることができる。
図7は第2実施形態の変形例に係る包装箱のブランクシートにおいて、左端板の開封部周りを内面側から見た拡大図である。なお、図示はしないが、右端板14(図1参照)においても同様に構成してもよい。
図7に示した開封部40Bは、破断開始部43Aと、前後一対の直線状破断誘導線L40C,L40Cと、前後一対の傾斜状破断誘導線L40B,L40Bとにより区画されている。直線状破断誘導線L40C,L40C及び前後一対の傾斜状破断誘導線L40B,L40Bは、開封用破断誘導線を構成している。
直線状破断誘導線L40C,L40Cは、破断開始部43Aに接続され、破断開始部43Aの前後からそれぞれ側方に延びている。前側の傾斜状破断誘導線L40Bは、前側の直線状破断誘導線L40Cの端部に接続され、左端板13の前縁部を通過して前側板11の上縁部に斜めに延びている、前側の傾斜状破断誘導線L40Bの延在端は、前側板11の前側板破断誘導線L21に接続されている。後側の傾斜状破断誘導線L40Bは、後側の直線状破断誘導線L40Cの端部に接続され、左端板13の後縁部を通過して後側板12の上縁部に斜めに延びている、後側の傾斜状破断誘導線L40Bの延在端は、後側板12の後側板破断誘導線L22に接続されている。
開封部40Bには、前記と同様の前後一対の開封部破断サポート罫線L26a,L26aが形成されている。
本実施形態の変形例によれば、破断開始部43Aを手指で摘んで開封部40Bを上方に引き上げると、各開封部破断サポート罫線L26aにおいて開封部40Bが屈曲し、各傾斜状破断誘導線L40Bに沿って開封部40Bをスムーズに切り開くことができる。この場合、破断開始部43Aを切り開いた後、直線状破断誘導線L40C,L40Cを通じて前後の傾斜状破断誘導線L40B,L40Bに破断が進行し、さらに、傾斜状破断誘導線L40B,L40Bから前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に破断が進行する。そして、右側の右端板破断誘導線L24に破断が進行して、開封部40Bとともに頂板20が胴部5の上縁部から切り離される。しがって、頂板20の開封作業が行い易い。
また、本実施形態では、開封部40Bが前側板11及び後側板12に至るので、より大きな開口を有する陳列態様とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、外側破断サポート罫線L25,L25は、突合線L27を基準線として線対称に形成したものを示したが、これに限られることはなく、対称性を有さないものであってもよい。また、外側破断サポート罫線L25,L25は、左右方向の中央部に向かうに従って、他方との離間距離が大きくなるものを示したが、これに限られることはなく、左右方向の中央部から左右方向に偏倚した位置で離間距離が大きくなるものであってもよい。
また、内側破断サポート罫線L26,L26は、外側破断サポート罫線L25,L25と上下方向に重なるものを示したが、これに限られることはなく、前後方向や左右方向に幾分ずれたもの、外側破断サポート罫線L25,L25の形状と異なる弧状に湾曲した形状等、外側破断サポート罫線L25,L25の形状に沿う(対応する)形状のものであってもよい。この場合にも、内側破断サポート罫線L26,L26は、左右方向に延在しつつ外側破断サポート罫線L25,L25の形状に沿う(対応する)形状となっているので、両外フラップと両内フラップとが同じ方向性をもって屈曲し、前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿って破断がスムーズに進行する。
また、外側破断サポート罫線L25,L25及び内側破断サポート罫線L26,L26は、弧状に湾曲したものを示したが、これに限られることはなく、直線形状、折れ線形状、直線と曲線とが含まれる形状、破線状等、前側板破断誘導線L21及び後側板破断誘導線L22に沿って破断がスムーズに進行するものであれば、種々のものを採用し得る。
前記各実施形態では、左端板13等に開封部40,40A,40Bを設けたものを示したが、これに限られることはなく、開封部40,40A,40Bは必ずしも設けなくてもよい。
また、前記各実施形態では、頂板20が開封されるものを示したが、これに限られることはなく、底板30が開封されるもの、また、頂板20及び底板30の両方が開封されるものであってもよい。
前記各実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
5 胴部
20 頂板
30 底板
11 前側板(側板)
12 後側板(側板)
13 左端板(端板)
14 右端板(端板)
21 上側外フラップ(外フラップ)
22 上側内フラップ(内フラップ)
27 突合線
40 開封部
40A 開封部
40B 開封部
43A 破断開始部
L21 前側板破断誘導線
L22 後側板破断誘導線
L23 左端板破断誘導線
L24 右端板破断誘導線
L25 外側破断サポート罫線
L26 内側破断サポート罫線
L27 突合線

Claims (3)

  1. 前後一対の側板及び左右一対の端板を有する胴部と、
    前記胴部の下側開口部を閉じている底板と、
    前記胴部の上側開口部を閉じている頂板と、を有し、
    前記底板及び前記頂板の少なくとも一方は、
    前記両端板の縁部に、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方を介して連設された左右一対の内フラップと、前記両側板の縁部に側板破断誘導線を介して連設され、前記内フラップの外面に重ねられた前後一対の外フラップと、を備えた包装箱であって、
    前側の前記外フラップに設けられ、左右方向に延在するとともに、前側の前記側板の前記縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した前側の外側破断サポート罫線と、
    後側の前記外フラップに設けられ、左右方向に延在するとともに、後側の前記側板の前記縁部に向けて凸となる弧状に湾曲した後側の外側破断サポート罫線と、
    前記両内フラップに設けられ、前記前側の外側破断サポート罫線及び前記後側の外側破断サポート罫線に沿う弧状に湾曲した内側破断サポート罫線と、を備えたことを特徴とする包装箱。
  2. 前後一対の側板及び左右一対の端板を有する胴部と、
    前記胴部の下側開口部を閉じている底板と、
    前記胴部の上側開口部を閉じている頂板と、を有し、
    前記底板及び前記頂板の少なくとも一方は、
    前記両端板の縁部に、端板破断誘導線及び罫線の少なくとも一方を介して連設された左右一対の内フラップと、前記両側板の縁部に側板破断誘導線を介して連設され、前記内フラップの外面に重ねられた前後一対の外フラップと、を備えた包装箱であって、
    前記前後一対の外フラップに設けられ、左右方向に延在する外側破断サポート罫線と、
    前記左右一対の内フラップに設けられ、左右方向に延在する内側破断サポート罫線と、を備え、
    前記外側破断サポート罫線と前記内側破断サポート罫線とは、上下方向に重なっていることを特徴とする包装箱。
  3. 前記左右一対の端板の少なくとも一方には、開封時の起点部となる破断開始部と、前記破断開始部に接続された開封用破断誘導線と、によって開封される開封部が備わり、
    前記内側破断サポート罫線は、前記端板の縁部を通過して前記開封部に延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。
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