JP2023062887A - 連結式包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送性や保管場所の省スペース化に優れ、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難くする。【解決手段】小分け包装箱30,30の両開口を塞ぐ頂板10により両小分け包装箱を連結してなる連結式包装箱1である。頂板10は、両小分け包装箱の前面上部に接着される前フラップ12と、両小分け包装箱の後面上部に接着される後フラップ13と、左側の小分け包装箱の左面上部に接着される左フラップ14と、右側の小分け包装箱の右面上部に接着される右フラップ15とを備える。頂板10には、両小分け包装箱の左右側面同士の当接部に沿って延在する帯状の開封部16、帯状の開封部16に接続される開封破断誘導線L20,L20が形成される。開封破断誘導線L20,L20は、帯状の開封部16の境界を越えて当該開封部の内側に入り込まないように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、2つの小分け包装箱を連結した連結式包装箱に関する。
一般に、ウォーターサーバ用の飲料水入り大型ペットボトルは、2個セットで販売されることが多い。大型ペットボトル2個を輸送する場合の包装形態としては、例えば、大型ペットボトル1個入の小分け包装箱を2つ並べてPPバンドで連結する形態や、2個一緒に大型の箱に入れる形態が採用されている。
小分け包装箱をPPバンドで連結する包装形態では、輸送時等にPPバンドを利用してハンドリングするため、バンドの緩みや箱への食い込みが生じ易く、箱が損傷する問題が生じていた。また、2個一緒に大型の箱に入れる包装形態では、大型の箱が横長形状となるため、保管スペースを広く確保する必要があった。
このような包装形態による問題を解決するものとして、特許文献1に開示された連結式包装箱が知られている。特許文献1の連結式包装箱は、側面を接して並べた小分け包装箱を、天板で一体に連結したものである。天板には、小分け包装箱単位に分割可能な帯状の切取テーブが設けられている。
実開昭54-97340号公報
前記した従来の連結式包装箱は、切取テーブにより小分け包装箱単位に分割可能であったが、各包装箱の上面が天板で覆われている構造であるため開封が煩雑であった。
仮に、開封用の破断誘導線を天板に形成すれば、天板の開封が容易になるが、商品輸送時などに包装箱に作用する荷重や衝撃によって意図せず切取テーブの切込みから破断誘導線に破断が進む可能性があり、包装箱の強度が低下するおそれがあった。
本発明は、前記した問題を解決し、輸送性や保管場所の省スペース化に優れるとともに、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難い連結式包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、上面が開口された2つの小分け包装箱の左右側面同士を当接させ、前記両開口を塞ぐ頂板により前記両小分け包装箱を連結してなる連結式包装箱である。前記頂板の前縁部に設けられ、前記両小分け包装箱の前面上部に接着される前フラップと、前記頂板の後縁部に設けられ、前記両小分け包装箱の後面上部に接着される後フラップと、前記頂板の左縁部に設けられ、左側の前記小分け包装箱の左面上部に接着される左フラップと、前記頂板の右縁部に設けられ、右側の前記小分け包装箱の右面上部に接着される右フラップと、を備えている。前記頂板には、前記両小分け包装箱の左右側面同士の当接部に沿って延在する帯状の開封部が形成されている。また、前記頂板には、前記帯状の開封部に接続される開封破断誘導線が形成されている。前記開封破断誘導線は、前記帯状の開封部の境界を越えて当該開封部の内側に入り込まないように形成されていることを特徴とする。
本発明の連結式包装箱では、従来のようなPPバンドや大型の箱を利用することなく、2つの小分け包装箱を頂板により一体的に連結できる。したがって、本発明の連結式包装箱は、輸送性に優れる。また、帯状の開封部を開くことで両小分け包装箱を分離できるので、保管場所の省スペース化を図ることができる。さらに、頂板開封用の切断誘導線を切り開くことで、両小分け包装箱を開封できるので、開封作業が容易である。
そして、開封破断誘導線は、帯状の開封部の境界を越えて当該開封部の内側に入り込まないように形成されているので、帯状の開封部の境界を越えて開封部の内側(左右の境界に挟まれた領域)に入り込むように形成されている場合に比べて、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても帯状の開封部から開封用破断誘導線に破断が進行し難い。したがって、強度を確保することができる。
また、前記帯状の開封部の境界は、前記両小分け包装箱の左右側面同士の当接部を左右方向に跨ぐ幅を有していることが好ましい。
この構成では、帯状の開封部を切り開くことにより、両小分け包装箱の上面の一部に各小分け包装箱の内空に通じる開口を形成できるので、開封時の手指の挿入が行い易くなり、開封作業が容易になる。
本発明の連結式包装箱は、輸送性や保管場所の省スペース化に優れるとともに、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難い。
本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱を示した図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の頂板のブランクシートを示した図であり、(a)は外面側を示した図、(b)は内面側を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の小分け包装箱を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の小分け包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の分割時の様子を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の分割時の様子を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る連結式包装箱の小分け包装箱を開封した状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱を示した図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱の頂板のブランクシートを示した図であり、(a)は外面側を示した図、(b)は内面側を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱の分割時の様子を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱の分割時の様子を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱の小分け包装箱を開封した状態を示した斜視図である。 本発明の連結式包装箱の小分け包装箱に係る他の形態を示した斜視図である。 本発明の連結式包装箱の他の形態に係る小分け包装箱のブランクシートを示した図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右の方向は、各実施形態の連結式包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の連結式包装箱の構成を限定するものではない。なお、各実施形態において、同一の部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
本実施形態の連結式包装箱1は、図1,図2に示すように、上面が開口した2つの小分け包装箱30,30を頂板10により一体に連結したものであり、全体として前後方向よりも左右方向の長さが大きい略直方体を呈している。2つの小分け包装箱30,30は、図2に示すように、相互に対向する右側板32と左側板32とを当接させた状態で、頂板10により連結されている。
頂板10は、小分け包装箱30,30の上面の開口部(開口)37,37(図2参照)を塞ぐ蓋体としても機能しており、小分け包装箱30,30の上部の前後左右の側面に対してホットメルト等の接着剤により接着されている。
また、頂板10は、後記する開封帯16(帯状の開封部)を切り離すことにより左右に分離されるようになっており、分離後も小分け包装箱30,30それぞれの蓋体として機能を維持する。
頂板10は、基板11と、基板11の前後の縁部に連設された前フラップ12及び後フラップ13と、基板11の左右の縁部に連設された左フラップ14及び右フラップ15とを備えている。
頂板10は、図4(a)(b)に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各罫線において折り曲げることで形成される。図4(a)は、ブランクシートS1の外面側が見えるように配置したものであり、図4(b)は、ブランクシートS1の内面側が見えるように配置したものである。なお、図4(a)では、説明の便宜上、内面側に形成される各罫線を実線で表示している。
ブランクシートS1の各罫線(折線)は、ブランクシートS1の内面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
本実施形態では、基板11の左右縁部の罫線に切れ込み14a,15aを形成している。
そして、ブランクシートS1を各罫線で折り曲げると、前後に前フラップ12,後フラップ13を有し、左右に左フラップ14,右フラップ15を有する蓋状の頂板10が形成される。
基板11は、前後方向よりも左右方向の長さが大きい長方形の平板である。基板11によって、2つの小分け包装箱30,30の上面の開口37,37が塞がれている。
基板11の略中央部には、開封開始部17が形成されている。開封開始部17は、連結式包装箱1を左右方向に二分割して開封する場合の起点となる部位である。開封開始部17は、平面視略エ字形状を呈しており、手指を差し込んで摘まみ易い直線状の切れ込みにより形成されている。
基板11の内面、前フラップ12の内面及び後フラップ13の内面には、図4(b)に示すように、開封開始部17に交差するように1本の開封帯16が貼り付けられている。開封帯16は、基板11、前フラップ12及び後フラップ13の前後方向の全体に亘って直線状に設けられており、両小分け包装箱30,30の左右側板32,32同士(左右側面同士)の当接部に沿って延在している。開封帯16は、基板11の左縁部及び右縁部に対して平行である。なお、開封帯16は、開封開始部17により前後に分断されている。
開封帯16の境界は、開封帯16の左右の縁部である。
頂板10には、開封帯16を境にして左側領域及び右側領域に、破断誘導線として機能する前後一対の開封用破断誘導線L20,L20がそれぞれ形成されている。前後一対の開封用破断誘導線L20,L20は、開封帯16に対して接続されている。より詳しくは、開封用破断誘導線L20,L20は、開封帯16の境界を越えて開封帯16の内側(左右の境界に挟まれた帯状領域内)に入り込まないように接続されている。なお、ここで言う接続には、開封帯16の境界に直接接続されるものの他に、開封帯16の境界に接続されずに境界から左右側方に離間して近接するものも含まれる。
各開封用破断誘導線L20,L20は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。各開封用破断誘導線L20,L20の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。なお、頂板10の左側領域及び右側領域において、各開封用破断誘導線L20,L20は、開封帯16を挟んで左右対称に形成されているので、ここでは、頂板10の左側領域に形成されるものについて説明し、頂板10の右側領域に形成されるものについて説明を省略する。
開封用破断誘導線L20,L20は、前後の第1破断誘導線L21,L21と、前後の第2破断誘導線L22,L22と、前後の第3破断誘導線L23,L23と、を備えている。
前後の第1破断誘導線L21,L21は、開封開始部17の前後の近傍部位を起点として左方向にそれぞれ延在している。つまり、前後の第1破断誘導線L21,L21は、基板11の面内に形成されており、基板11の前縁部及び後縁部を避けた位置で開封帯16に接続されている。
前側の第2破断誘導線L22は、前側の第1破断誘導線L21の左端部に連続して形成されており、基板11の前縁部に向けて左方斜め前方に延在している。一方、後側の第2破断誘導線L22は、後側の第1破断誘導線L21の左端部に連続して形成されており、基板11の後縁部に向けて左方斜め後方に延在している。前側の第3破断誘導線L23は、前側の第2破断誘導線L22の左端部に連続して形成されており、基板11の前縁部に沿って基板11の左縁部に延びている。後側の第3破断誘導線L23は、後側の第2破断誘導線L22の左端部に連続して形成されており、基板11の後縁部に沿って基板11の左縁部に延びている。つまり、開封用破断誘導線L20,L20は、頂板10の左側領域において、左右方向の略全体に連続して形成されている。
また、基板11の外側面の左側領域及び右側領域には、折曲誘導線として機能する前後一対の基板折曲誘導線19,19がそれぞれ形成されている。各基板折曲誘導線19,19は、基板11の外面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。基板11の左側領域の基板折曲誘導線19,19は、左側領域の前後の第3破断誘導線L23,L23の内側に配置されている。基板折曲誘導線19,19は、前後の第3破断誘導線L23,L23の右端部側から基板11の左縁部に向かうに従って、他方の基板折曲誘導線19との前後方向の離間距離が漸次小さくなるように形成されている。
一方、基板11の右側領域の基板折曲誘導線19,19は、右側領域の前後の第3破断誘導線L23,L23の内側に配置されている。この基板折曲誘導線19,19は、前後の第3破断誘導線L23,L23の左端部側から基板11の右縁部に向かうに従って、他方の基板折曲誘導線19との前後方向の離間距離が漸次小さくなるように形成されている。
頂板10の各フラップ12~15は、四角形の平板である。前フラップ12は、基板11の前縁部から下方に向けて延びている。前フラップ12は、2つの小分け包装箱30,30の前面の上部の左右方向に亘って接着されている。後フラップ13は、基板11の後縁部から下方に向けて延びている。後フラップ13は、2つの小分け包装箱30,30の後面の上部の左右方向に亘って接着されている。左フラップ14は、基板11の左縁部から下方に向けて延びている。左フラップ14は、左側の小分け包装箱30の左面の上部の前後方向に亘って接着されている。右フラップ15は、基板11の右縁部から下方に向けて延びている。右フラップ15は、右側の小分け包装箱30の右面の上部の前後方向に亘って接着されている。
なお、前フラップ12及び後フラップ13には、手掛部10aが2つずつ形成されている。
次に2つの小分け包装箱30,30について図5,図6を参照して説明する。2つの小分け包装箱30,30は、左右で構成が同様であるので、ここでは左側に配置される小分け包装箱30について説明する。
図5に示すように、小分け包装箱30は、上面に開口部37を備えている。小分け包装箱30は、角筒状の胴部30aと、胴部30aの下縁部に連設された底板36と、を備えている。本実施形態の小分け包装箱30は、半A式の段ボール箱である。小分け包装箱30の開口部37は、前記した頂板10(図2参照)により塞がれている。
小分け包装箱30は、図6に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS2を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図6に示すブランクシートS2は、内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートS2の各罫線(折線)は、ブランクシートS2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS2が折り曲げ易くなる。
胴部30aは、図5に示すように、前後一対の側板31,31と、左右一対の側板32,32と、を有している。前側板31,後側板31及び左側板32,右側板32は、それぞれ四角形の側板である。
前側板31の左縁部には、罫線を介して左側板32が連設されている。また、前側板31の右縁部には、罫線を介して右側板32が連設されている。また、左側板32の後縁部には、罫線を介して帯状の接合片35が連設されている。また、右側板32の後縁部には、罫線を介して後側板31が連設されている。接合片35は、後側板31の内面にホットメルト等の接着手段によって接合されている。
なお、前側板31及び後側板31には、手掛部31aがそれぞれ形成されている。また、左側板32の前後方向の中央部及び右側板32の前後方向の中央部には、指掛け用の切欠き部32a,32aが形成されている。
底板36は、胴部30aの下側開口部を閉塞している。底板36は、左右一対の下側内フラップ34,34と、下側内フラップ34,34の下面に重ねられた下側外フラップ33,33とを備えている。下側内フラップ34,34は、左右の側板32,32の下縁部に連設されている。下側外フラップ33,33は、前後の側板31,31の下縁部に連設されている。
次に、連結式包装箱1の開封手順について、図7~図9を参照して説明する。
初めに、開封開始部17に対して手指を差し込み、図7に示すように、開封開始部17を手指で摘まみながら、開封帯16を前後方向に切り開く。そうすると、切り開かれた開封帯16に沿って、頂板10が左右方向に二分割され、図8に示すように、小分け包装箱30,30の各開口部37,37を頂板10で塞いだ状態のまま、小分け包装箱30,30を分離できる。
その後、頂板10を開封する場合には、開封開始部17により形成された開口部を通じて手指を基板11の端部の内側に挿入し、基板11の端部を掴んで、これを上側に引き上げる。この場合、開封開始部17により形成された開口部の下方に切欠き部32aが位置しているので、基板11の端部の内側に手指を挿入し易い。
基板11の端部を掴んで上側に引き上げると、前後一対の開封用破断誘導線L20,L20の前後の第1破断誘導線L21,L21が切り開かれ、その後、前後の第1破断誘導線L21,L21から前後の第2破断誘導線L22,L22に破断が進行する。そして、さらに基板11の端部を上側に引き上げると、前後の第2破断誘導線L22,L22から前後の第3破断誘導線L23,L23に破断が進行し、図9に示すように、基板11を開封できる。これにより、開口部37を通じて収容物を取り出すことができる。
以上説明した本実施形態の連結式包装箱1によれば、従来のようなPPバンドや大型の箱を利用することなく、2つの小分け包装箱30,30を頂板10により一体的に連結できるので輸送性に優れる。また、開封帯16を切り開くことで両小分け包装箱30,30を分離できるので、保管場所の省スペース化を図ることができる。
さらに、開封用破断誘導線L20,L20を切り開くことで、小分け包装箱30を開封できるので、開封作業が容易である。
そして、開封用破断誘導線L20,L20は、基板11の前縁部及び後縁部を避けた位置で開封帯16に接続されているので、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても開封帯16から開封用破断誘導線L20,L20に破断が進行し難い。したがって、連結式包装箱1の強度を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る連結式包装箱について、図10~図15を参照して説明する。本実施形態の連結式包装箱1Aが前記第1実施形態と異なるところは、左右方向に幅広とされた帯状の開封部25を備えている点である。
図10,図11に示すように、本実施形態においても、頂板10Aは、小分け包装箱30,30の蓋体として機能する。また、頂板10Aは、帯状の開封部25により左右に分離されるとともに、分離後も小分け包装箱30,30それぞれの蓋体として機能を維持する(図14参照)。
頂板10Aは、図12(a)(b)に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS3を各罫線において折り曲げることで形成される。図12(a)は、ブランクシートS3の外面側が見えるように配置したものであり、図12(b)は、ブランクシートS3の内面側が見えるように配置したものである。なお、図12(a)では、説明の便宜上、内面側に形成される各罫線を実線で表示している。
ブランクシートS3の各罫線(折線)は、ブランクシートS3の内面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS3を折り曲げ易くなる。
そして、ブランクシートS3を各罫線で折り曲げると、前後に前フラップ12,後フラップ13を有し、左右に左フラップ14,右フラップ15を有する蓋状の頂板10Aが形成される。
帯状の開封部25は、基板11の左右方向の中央部において、基板11、前フラップ12及び後フラップ13の前後方向の略全体に亘って設けられている。帯状の開封部25は、図12(a)(b)に示すように、左右の破断誘導線L25,L25と、左右の破断誘導線L25,L25の前後の端部にそれぞれ連続する左右の端部破断誘導線L27,L27と、により区画されている。左右の破断誘導線L25,L25及び左右の端部破断誘導線L27,L27は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。左右の破断誘導線L25,L25及び左右の端部破断誘導線L27,L27の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。帯状の開封部25の境界は、左右の破断誘導線L25,L25の最外部である。
左右の破断誘導線L25,L25の幅及び左右の端部破断誘導線L27,L27の幅は、図14に示すように、両小分け包装箱30,30の左右側板32,32同士(左右側面同士)の当接部を左右方向に跨ぐ大きさとなっている。つまり、左右の破断誘導線L25,L25及び左右の端部破断誘導線L27,L27は、左右側板32,32同士の当接部上に無く、当接部から左右方向にずれた位置(オフセットされた位置)に形成されている。
基板11の中央部には、帯状の開封部25の破断開始部として機能する切込み部L26が形成されている。切込み部L26は、基板11の前縁部及び後縁部と平行である。帯状の開封部25は、切込み部L26を挟んで前後方向に対称形状である。
左右の破断誘導線L25,L25は、図11(a)に示すように、切込み部L26から基板11の前縁部に向かうに従って、他方の破断誘導線L25との左右方向の離間距離が漸次大きくなるように形成されている。一方、左右の破断誘導線L25,L25は、切込み部L26から基板11の後縁部に向かうに従って、他方の破断誘導線L25との左右方向の離間距離が漸次大きくなるように形成されている。
また、図11(b),図12(a)(b)に示すように、前フラップ12において、左右の端部破断誘導線L27,L27は、前フラップ12の上縁部から前フラップ12の下縁部に向かうに従って、他方の端部破断誘導線L27との左右方向の離間距離が漸次小さくなるように形成されている。一方、図12(a)(b)に示すように、後フラップ13において、左右の端部破断誘導線L27,L27は、後フラップ13の上縁部から後フラップ13の下縁部に向かうに従って、他方の端部破断誘導線L27との左右方向の離間距離が漸次小さくなるように形成されている。
頂板10Aには、開封破断誘導線として前後の第3破断誘導線L23,L23のみ形成されている。前後の第3破断誘導線L23,L23は、基板11の前縁部及び後縁部に沿って延在し、帯状の開封部25の左右の破断誘導線L25,L25に対して接続されている。より詳しくは、第3破断誘導線L23,L23は、帯状の開封部25の境界を越えて開封部25の内側(左右の破断誘導線L25,L25に挟まれた領域内)に入り込まないように接続されている。つまり、基板11において帯状の開封部25の前縁部及び後縁部に相当する部分には、前後の第3破断誘導線L23,L23が形成されていない。なお、ここで言う接続には、帯状の開封部25の境界に直接接続されるものの他に、帯状の開封部25の境界に接続されずに境界から左右側方に離間して近接するものも含まれる。
基板11の内側面の左側領域及び右側領域には、図12(b)に示すように、折曲誘導線として機能する前後一対の内側折曲誘導線18,18がそれぞれ形成されている。各内側折曲誘導線18,18は、基板11の内面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。基板11の左側領域の内側折曲誘導線18,18は、帯状の開封部25の左側方に配置されている。この内側折曲誘導線18,18は、帯状の開封部25側から基板11の左縁部に向かうに従って、他方の内側折曲誘導線18との前後方向の離間距離が漸次大きくなるように形成されている。
一方、基板11の右側領域の内側折曲誘導線18,18は、帯状の開封部25の右側方に配置されている。この内側折曲誘導線18,18は、帯状の開封部25側から基板11の右縁部に向かうに従って、他方の内側折曲誘導線18との前後方向の離間距離が漸次大きくなるように形成されている。
次に、連結式包装箱1Aの開封手順について、図13~図15を参照して説明する。
初めに、切込み部L26に対して手指を差し込み、図13に示すように、帯状の開封部25を手指で摘まみながら前後方向に切り開く。そうすると、切り開かれた帯状の開封部25に沿って、頂板10Aが左右方向に二分割され、図14に示すように、小分け包装箱30,30の各開口部37,37の大半を頂板10Aで塞いだ状態のまま、小分け包装箱30,30を分離できる。このとき、切り取った帯状の開封部25に沿って、前後方向に細長い開口部38,38が形成される。
その後、頂板10Aを開封する場合には、細長い開口部38を通じて手指を基板11の端部の内側に挿入し、基板11の端部を掴んで、これを上側に引き上げる。この場合、下方に切欠き部32aが位置しているので、基板11の端部の内側に手指を挿入し易い。
基板11の端部を掴んで上側に引き上げると、前後の第3破断誘導線L23,L23が切り開かれ、図15に示すように、基板11を開封できる。これにより、開口部37を通じて収容物を取り出すことができる。
以上説明した本実施形態の連結式包装箱1においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。加えて、帯状の開封部25の境界が、両小分け包装箱30,30の左右側板32,32同士の当接部を左右方向に跨ぐ幅を有している。したがって、帯状の開封部25を切り開くことにより、両小分け包装箱30,30の上面の一部に開口部38,38を形成でき、開封時の手指の挿入が行い易くなる。これにより、開封作業が容易になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、前記各実施形態では、半A式の小分け包装箱30,30を用いたが、これに限られることはなく、図16,図17に示すような、ラップアラウンド方式の包装箱の構造を一部採用した小分け包装箱40を用いてもよい。
小分け包装箱40は、図17に示すようなブランクシートS4を折り曲げて構成される。小分け包装箱40は、底板42と、底板42の左右の縁部から立ち上がる左右の側板41,41と、底板42の前後の縁部から立ち上がる前後の内フラップ45,45と、左右の側板41,41の前後の縁部にそれぞれ連設された左右の外フラップ44,44とを備えている。左右の外フラップ44,44の突合せ部には手掛け部43a,43aが形成されている。
このような小分け包装箱40を用いた場合にも、連結式包装箱1,1Aを好適に構成することができる。
本実施形態の連結式包装箱1,1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 連結式包装箱
1A 連結式包装箱
10 頂板
10A 頂板
10a 手掛部
11 基板
12 前フラップ
13 後フラップ
14 左フラップ
15 右フラップ
16 開封帯(帯状の開封部)
17 開封開始部
25 帯状の開封部
30,40 小分け包装箱
31 側板(左側板、右側板)
32 側板(前側板、後側板)
37 開口部(開口)
L20 開封用破断誘導線

Claims (2)

  1. 上面が開口された2つの小分け包装箱の左右側面同士を当接させ、前記両開口を塞ぐ頂板により前記両小分け包装箱を連結してなる連結式包装箱であって、
    前記頂板の前縁部に設けられ、前記両小分け包装箱の前面上部に接着される前フラップと、
    前記頂板の後縁部に設けられ、前記両小分け包装箱の後面上部に接着される後フラップと、
    前記頂板の左縁部に設けられ、左側の前記小分け包装箱の左面上部に接着される左フラップと、
    前記頂板の右縁部に設けられ、右側の前記小分け包装箱の右面上部に接着される右フラップと、を備え、
    前記頂板には、
    前記両小分け包装箱の左右側面同士の当接部に沿って延在する帯状の開封部が形成されるとともに、前記帯状の開封部に接続される開封破断誘導線が形成されており、
    前記開封破断誘導線は、前記帯状の開封部の境界を越えて当該開封部の内側に入り込まないように形成されていることを特徴とする連結式包装箱。
  2. 前記帯状の開封部の境界は、前記両小分け包装箱の左右側面同士の当接部を左右方向に跨ぐ幅を有していることを特徴とする請求項1に記載の連結式包装箱。
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