JP2023149686A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023149686A JP2023149686A JP2022058377A JP2022058377A JP2023149686A JP 2023149686 A JP2023149686 A JP 2023149686A JP 2022058377 A JP2022058377 A JP 2022058377A JP 2022058377 A JP2022058377 A JP 2022058377A JP 2023149686 A JP2023149686 A JP 2023149686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- template
- printing
- incorporated
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 81
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 abstract description 7
- 239000002674 ointment Substances 0.000 description 22
- LOWWYYZBZNSPDT-ZBEGNZNMSA-N delgocitinib Chemical compound C[C@H]1CN(C(=O)CC#N)[C@@]11CN(C=2C=3C=CNC=3N=CN=2)CC1 LOWWYYZBZNSPDT-ZBEGNZNMSA-N 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/12—Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
- G06F3/1201—Dedicated interfaces to print systems
- G06F3/1223—Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
- G06F3/1237—Print job management
- G06F3/1253—Configuration of print job parameters, e.g. using UI at the client
- G06F3/1257—Configuration of print job parameters, e.g. using UI at the client by using pre-stored settings, e.g. job templates, presets, print styles
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/12—Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
- G06F3/1201—Dedicated interfaces to print systems
- G06F3/1202—Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
- G06F3/1203—Improving or facilitating administration, e.g. print management
- G06F3/1204—Improving or facilitating administration, e.g. print management resulting in reduced user or operator actions, e.g. presetting, automatic actions, using hardware token storing data
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
- G06K7/14—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light
- G06K7/1404—Methods for optical code recognition
- G06K7/1408—Methods for optical code recognition the method being specifically adapted for the type of code
- G06K7/1413—1D bar codes
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0668—Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
- G06F3/0671—In-line storage system
- G06F3/0673—Single storage device
- G06F3/0682—Tape device
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
Abstract
【課題】異なる複数のテンプレートに対して同じ印字データを共通に用いて印刷したい場合においてユーザの操作負担を軽減する。【解決手段】印刷装置18のCPU21は、複数のテンプレートTのうち1番目のテンプレートT1の選択を受け付け、印字ラベルL1に形成するオブジェクトデータを取得してオブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶し、取得したオブジェクトデータをテンプレートT1のオブジェクトに組み込み、テンプレートT1を用いて印字ラベルL1を生成し、2番目のテンプレートT0の選択を受け付け、テンプレートT0のオブジェクトがテンプレートT1のオブジェクトに対し所定の関連付けルールを満たすか否かを判定し、関連付けルールを満たすと判定された場合に、記憶されたオブジェクトデータをテンプレートT0のオブジェクトに組み込み、テンプレートT0を用いて印字ラベルL2を生成する。【選択図】図10
Description
本発明は、テンプレートを用いて印刷を行う印刷装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載のように、予め記憶された複数のテンプレートの中からユーザにより指示された1つのテンプレートが選択され、そのテンプレートに対して、ユーザにより入力された印字データを割り付けて印刷する印刷装置が知られている。
上記のように複数のテンプレートを記憶した印刷装置をユーザが使用する場合に、異なる複数のテンプレートそれぞれに対し、同じ印字データを共通に用いて印刷したい場合があり得る。上記従来技術では、そのようなニーズについては特に配慮されていないため、複数のテンプレートを切り替えつつテンプレートごとに印字データをその都度入力する必要があり、操作が煩雑であった。
本発明の目的は、異なる複数のテンプレートに対して同じ印字データを共通に用いて印刷したい場合においてユーザの操作負担を軽減できる、印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、第1記憶部と、第2記憶部と、印刷部と、制御部と、を有し、印字オブジェクトが所定の態様で割り付けられたテンプレートを用いて印刷物を生成する印刷装置であって、前記制御部は、前記第1記憶部に記憶された複数の前記テンプレートのうち第1テンプレートの選択を受け付ける第1選択受付処理と、前記第1テンプレートを用いて生成する第1印刷物に形成する第1印字データを外部から取得して第2記憶部に記憶する第1印字データ取得処理と、前記第1選択受付処理で選択された前記第1テンプレートに組み込み可能な第1印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、前記第1印字データを前記第1テンプレートの前記第1印字オブジェクトに組み込む第1組み込み処理と、前記第1組み込み処理で前記第1印字データが組み込まれた前記第1テンプレートを用いて前記印刷部により印刷を行い、前記第1印刷物を生成する第1印刷処理と、前記第1印刷処理の後、前記第1記憶部に記憶された前記複数のテンプレートのうち第2テンプレートの選択を受け付ける第2選択受付処理と、前記第2選択受付処理で選択された前記第2テンプレートに組み込み可能な第2印字オブジェクトが、前記第1印字オブジェクトに対し所定の関連付けルールを満たすか否かを判定する関連付け判定処理と、前記関連付け判定処理で前記第2印字オブジェクトが前記第1印字オブジェクトに対し前記所定の関連付けルールを満たすと判定された場合に、前記第2選択受付処理で選択された前記第2テンプレートに組み込み可能な第2印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、前記第2記憶部に記憶された前記第1印字データを前記第2テンプレートの前記第2印字オブジェクトに組み込む第2組み込み処理と、前記第2組み込み処理で前記第1印字データが組み込まれた前記第2テンプレートを用いて前記印刷部により印刷を行い、対応する第2印刷物を生成する第2印刷処理と、を実行する。
本願発明においては、第1記憶部に複数のテンプレートが記憶されている。ユーザは、それら複数のテンプレートの中から所望のテンプレートを選択し、選択したテンプレートに含まれている印字オブジェクトに対し適宜の印字データを割りつけて所望の印刷物を生成することができる。ユーザが複数のテンプレートに対し同一の印字データを割り付けて複数の印刷物をそれぞれ作成する場合には、制御部の制御により、ユーザの操作負担を軽減できる制御処理が行われる。
第1印刷物の生成の際には、制御部により、第1選択受付処理、第1印字データ取得処理、第1組み込み処理、及び、第1印刷処理が行われる。
第1選択受付処理で、第1記憶部に記憶された複数のテンプレートのうちユーザが選択した第1テンプレートの選択が受け付けられ、第1印字データ取得処理で、第1印刷物に形成する第1印字データが外部から取得される。取得された第1印字データは第2記憶部に記憶される。
第1組み込み処理では、上記選択された第1テンプレートに組み込み可能な第1印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、上記取得された第1印字データが第1テンプレートの第1印字オブジェクトに組み込まれる。組み込みの際は、第1印字オブジェクトにデフォルトで挿入されたオブジェクトデータが既にあれば当該オブジェクトデータが第1印字データにより置き換えられ、そのようなオブジェクトデータがなければ第1印字データが新規に第1印字オブジェクトに挿入される。
第1印刷処理では、上記のようにして第1印字データが組み込まれた第1テンプレートを用いて印刷部により印刷が行われ、第1印刷物が生成される。
第1選択受付処理で、第1記憶部に記憶された複数のテンプレートのうちユーザが選択した第1テンプレートの選択が受け付けられ、第1印字データ取得処理で、第1印刷物に形成する第1印字データが外部から取得される。取得された第1印字データは第2記憶部に記憶される。
第1組み込み処理では、上記選択された第1テンプレートに組み込み可能な第1印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、上記取得された第1印字データが第1テンプレートの第1印字オブジェクトに組み込まれる。組み込みの際は、第1印字オブジェクトにデフォルトで挿入されたオブジェクトデータが既にあれば当該オブジェクトデータが第1印字データにより置き換えられ、そのようなオブジェクトデータがなければ第1印字データが新規に第1印字オブジェクトに挿入される。
第1印刷処理では、上記のようにして第1印字データが組み込まれた第1テンプレートを用いて印刷部により印刷が行われ、第1印刷物が生成される。
第1印刷物の生成の後、第2生成物の生成の際には、制御部により、まず第2選択受付処理が行われ、第1記憶部に記憶された複数のテンプレートのうちユーザが選択した第2テンプレートの選択が受け付けられる。その後、関連付け判定処理が実行され、第2テンプレートに組み込み可能な第2印字オブジェクトが、上記第1印字オブジェクトに対し、所定の関連付けルールを満たすか否かが判定される。
関連付けルールを満たすと判定された場合は第2組み込み処理が実行され、第2記憶部に記憶されていた第1印字データが読み出され、第2印字オブジェクトの第2印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、その読み出した第1印字データが組み込まれる。その後、第2印刷処理において、上記のようにして第1印字データが組み込まれた第2テンプレートを用いて印刷部によって印刷が行われ、第2印刷物が生成される。
関連付けルールを満たすと判定された場合は第2組み込み処理が実行され、第2記憶部に記憶されていた第1印字データが読み出され、第2印字オブジェクトの第2印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、その読み出した第1印字データが組み込まれる。その後、第2印刷処理において、上記のようにして第1印字データが組み込まれた第2テンプレートを用いて印刷部によって印刷が行われ、第2印刷物が生成される。
本願発明では、上記のように第1テンプレートに第1印字データを組み込んで第1印刷物を生成後、第1印字データを再度入力せずに第2テンプレートに第1印字データを組み込んで第2印刷物を生成できる。本願発明によれば、異なる複数のテンプレートに対して同じ印字データを共通に用いて印刷したい場合に、ユーザの操作負担を軽減することができる。また、同じ印字データを繰り返し入力する際に誤って一部異なる内容を入力してしまうミスの発生を防止することもできる。
本発明によれば、異なる複数のテンプレートに対して同じ印字データを共通に用いて印刷したい場合においてユーザの操作負担を軽減することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。各図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<印刷装置>
図1を参照して、本実施形態の印刷装置18の概要構成を説明する。印刷装置18は、この例では、長尺状の印刷媒体であるテープMに文字、記号、図形などのキャラクタを印刷して、貼り付け可能な印字ラベルを生成するラベルプリンタである。印字ラベルが印刷物の一例である。印刷装置18では、印字ラベルの印刷内容を示すラベル画像を編集することができる。
図1を参照して、本実施形態の印刷装置18の概要構成を説明する。印刷装置18は、この例では、長尺状の印刷媒体であるテープMに文字、記号、図形などのキャラクタを印刷して、貼り付け可能な印字ラベルを生成するラベルプリンタである。印字ラベルが印刷物の一例である。印刷装置18では、印字ラベルの印刷内容を示すラベル画像を編集することができる。
図1において、印刷装置18は、CPU21と、ROM22と、CGROM23と、RAM24と、フラッシュメモリ25と、を備える。ROM22、CGROM23、RAM24、及びフラッシュメモリ25は、それぞれCPU21に電気的に接続されている。ROM22には、印刷装置18の制御上必要な各種のプログラム等が記憶されている。CPU21は、それらのプログラムに基づいて各種演算を行う。CPU21とROM22とが、制御部の一例である。
CGROM23には、各種キャラクタを印刷するための印刷用ドットパターンデータが、書式及びサイズ毎に分類され、コードデータに対応させて記憶されている。
RAM24は、複数の記憶領域が設けられており、各種データを一時的に記憶する。複数の記憶領域には、例えば、後述のオブジェクトデータを記憶するオブジェクトデータ記憶領域24Aや、適宜の印刷用ドットパターンが格納されているプリントバッファ(図示省略)、等が含まれる。オブジェクトデータ記憶領域24Aが第2記憶部の一例である。
RAM24は、複数の記憶領域が設けられており、各種データを一時的に記憶する。複数の記憶領域には、例えば、後述のオブジェクトデータを記憶するオブジェクトデータ記憶領域24Aや、適宜の印刷用ドットパターンが格納されているプリントバッファ(図示省略)、等が含まれる。オブジェクトデータ記憶領域24Aが第2記憶部の一例である。
フラッシュメモリ25は、印字オブジェクト(詳細は後述)が所定の態様で割り付けられたテンプレートTを複数記憶する。フラッシュメモリ25が第1記憶部の一例である。各テンプレートTには、例えば、後述のテンプレート情報のIDの各々に対応づけて、テープMの幅W、オブジェクト数等が定義されている。幅Wは、印刷媒体であるテープMの幅である。フラッシュメモリ25は、更に、オブジェクト115のオブジェクト情報が記憶されている。詳細は後述する。
図1に示すように、印刷装置18は更に、操作部7、表示パネル31、及び駆動回路12~15を備える。操作部7、及び駆動回路12~15は各々、CPU21に電気的に接続されている。
操作部7は、操作者が各種データや指示を入力するのに用いられる。操作部7は、例えば、タッチパネルである。操作部7は、ユーザがテキストデータ等のオブジェクトデータを入力する際に使用される。操作部7は、各種指示を入力できればよく、スイッチ、ダイヤル等の他の構成でもよい。
操作部7は、操作者が各種データや指示を入力するのに用いられる。操作部7は、例えば、タッチパネルである。操作部7は、ユーザがテキストデータ等のオブジェクトデータを入力する際に使用される。操作部7は、各種指示を入力できればよく、スイッチ、ダイヤル等の他の構成でもよい。
表示パネル31は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)である。表示パネル31は、入力画面33(後述の図4参照)を表示可能である。駆動回路12は、表示パネル31にキャラクタ等を出力するための電子回路である。駆動回路13は、テープMを搬送するテープ送りモータ9を駆動するための電子回路である。駆動回路14は、サーマルヘッド10を駆動するための電子回路である。サーマルヘッド10が印刷部の一例である。駆動回路15は、移動刃(図示省略)を動作させるカッターモータ11を駆動するための電子回路である。移動刃は、印刷装置18の外部に排出される印刷済みのテープMを切断する。
<テンプレート>
ラベル画像を作成するためのテンプレートの一例であるテンプレートT1を図2に示す。図2において、この例では、テンプレートT1はやや横広の長方形の形状を有しており、4つのオブジェクト115A,115B,115C,115Dを備える。これらオブジェクト115A,115B,115C,115Dが印字オブジェクトの一例である。
ラベル画像を作成するためのテンプレートの一例であるテンプレートT1を図2に示す。図2において、この例では、テンプレートT1はやや横広の長方形の形状を有しており、4つのオブジェクト115A,115B,115C,115Dを備える。これらオブジェクト115A,115B,115C,115Dが印字オブジェクトの一例である。
<オブジェクト>
上記長方形の左辺に沿い上から下に、オブジェクト名「Text_a」のオブジェクト115A、オブジェクト名「Text_b」のオブジェクト115B、オブジェクト名「Text_c」のオブジェクト115Cが備えられる。これらオブジェクト115A~115Cでは、内部に組み込まれるオブジェクトデータが可変に構成されており、組み込まれるオブジェクトデータをユーザが後述の入力画面33(後述の図4参照)により入力することができる。
上記長方形の左辺に沿い上から下に、オブジェクト名「Text_a」のオブジェクト115A、オブジェクト名「Text_b」のオブジェクト115B、オブジェクト名「Text_c」のオブジェクト115Cが備えられる。これらオブジェクト115A~115Cでは、内部に組み込まれるオブジェクトデータが可変に構成されており、組み込まれるオブジェクトデータをユーザが後述の入力画面33(後述の図4参照)により入力することができる。
上記長方形の右辺近くの下方には、オブジェクト名「BC_1」のオブジェクト115Dが備えられる。オブジェクト115Dには、例えば上記オブジェクト115A~115Cに組み込まれるオブジェクトデータに応じて適宜に生成される二次元バーコード情報が組み込まれる。
<画像>
テンプレートT1はまた、上記長方形の上辺真ん中近くに画像ファイル名「Shoho」の画像114Aを備え、左下隅部近傍に画像ファイル名「Hospital」の画像114Bを備える。これら画像114A,114Bの外観態様については後述する。
テンプレートT1はまた、上記長方形の上辺真ん中近くに画像ファイル名「Shoho」の画像114Aを備え、左下隅部近傍に画像ファイル名「Hospital」の画像114Bを備える。これら画像114A,114Bの外観態様については後述する。
<テンプレート情報>
テンプレートのデータ構造を表すテンプレート情報を、上記テンプレートT1の場合を例にとって図3に示す。図3に示すように、この例では、テンプレート情報は、本体情報と、画像114A,114Bにそれぞれ係わる画像情報A、画像情報Bと、上記オブジェクト115A,115B,115C,115Dにそれぞれ係わるオブジェクト情報A、オブジェクト情報B、オブジェクト情報C、オブジェクト情報Dと、を含んでいる。
テンプレートのデータ構造を表すテンプレート情報を、上記テンプレートT1の場合を例にとって図3に示す。図3に示すように、この例では、テンプレート情報は、本体情報と、画像114A,114Bにそれぞれ係わる画像情報A、画像情報Bと、上記オブジェクト115A,115B,115C,115Dにそれぞれ係わるオブジェクト情報A、オブジェクト情報B、オブジェクト情報C、オブジェクト情報Dと、を含んでいる。
<本体情報>
本体情報は、テンプレートT1の識別情報であるテンプレートIDと、テンプレートT1により実現される印字ラベルLの印字内容の幅及び長さと、テンプレートT1に含まれるオブジェクト数と、を含む。この例では、図示のように、テンプレートIDは「001」であり、テンプレートT1に係わる上記幅は36mm、上記長さは50mmである。また、前述のようにオブジェクトの数は4となっている。なお、テンプレート情報は、各テンプレートのテンプレートIDと対応付けられて、フラッシュメモリ25に記憶されている。
本体情報は、テンプレートT1の識別情報であるテンプレートIDと、テンプレートT1により実現される印字ラベルLの印字内容の幅及び長さと、テンプレートT1に含まれるオブジェクト数と、を含む。この例では、図示のように、テンプレートIDは「001」であり、テンプレートT1に係わる上記幅は36mm、上記長さは50mmである。また、前述のようにオブジェクトの数は4となっている。なお、テンプレート情報は、各テンプレートのテンプレートIDと対応付けられて、フラッシュメモリ25に記憶されている。
<画像情報>
画像情報は、上記画像114A,114Bそれぞれの画像ファイル名称と、前述の図2中の横方向及び縦方向にそれぞれ対応したX方向及びY方向の位置と、データタイプと、を含む。なお、この例では、上記X方向位置及びY方向位置は、図2中におけるテンプレートの所定位置、例えば左上隅を基準点とした各オブジェクトの左上隅の位置を、所定解像度に応じたドット数単位で表している。
画像情報は、上記画像114A,114Bそれぞれの画像ファイル名称と、前述の図2中の横方向及び縦方向にそれぞれ対応したX方向及びY方向の位置と、データタイプと、を含む。なお、この例では、上記X方向位置及びY方向位置は、図2中におけるテンプレートの所定位置、例えば左上隅を基準点とした各オブジェクトの左上隅の位置を、所定解像度に応じたドット数単位で表している。
画像情報Aは、上記画像114Aに対応する情報である。この例では、画像ファイル名は「Shoho.bmp」であり、位置Xは160dot、位置Yは10dotである。またデータタイプは、ビットマップ画像となっている。
画像情報Bは、上記画像114Bに対応する情報である。この例では、画像ファイル名は「Hospital」であり、位置Xは20dot、位置Yは230dotである。またデータタイプは、ビットマップ画像となっている。
画像情報Bは、上記画像114Bに対応する情報である。この例では、画像ファイル名は「Hospital」であり、位置Xは20dot、位置Yは230dotである。またデータタイプは、ビットマップ画像となっている。
<オブジェクト情報>
オブジェクト情報は、上記オブジェクト115A~115Dそれぞれのオブジェクト名と、前述のX方向及びY方向の位置と、Y方向に沿った縦方向サイズと、X方向に沿った横方向サイズと、データタイプと、を含む。なお、この例では、上記画像情報と同様、上記X方向位置及びY方向位置は、図2中におけるテンプレートの所定位置、例えば左上隅を基準点とした各オブジェクトの左上隅の位置を、所定解像度に応じたドット数単位で表している。同様に、縦方向サイズ及び横方向サイズも、上記ドット数単位で表している。
オブジェクト情報は、上記オブジェクト115A~115Dそれぞれのオブジェクト名と、前述のX方向及びY方向の位置と、Y方向に沿った縦方向サイズと、X方向に沿った横方向サイズと、データタイプと、を含む。なお、この例では、上記画像情報と同様、上記X方向位置及びY方向位置は、図2中におけるテンプレートの所定位置、例えば左上隅を基準点とした各オブジェクトの左上隅の位置を、所定解像度に応じたドット数単位で表している。同様に、縦方向サイズ及び横方向サイズも、上記ドット数単位で表している。
オブジェクト情報Aは、上記オブジェクト115Aに対応する情報である。この例では、オブジェクト名は「Text_a」であり、位置Xは15dot、位置Yは70dotである。また縦サイズは20dot、横サイズは150dotである。縦サイズと横サイズからオブジェクト115Aの表示領域が定義される。データタイプは、テキストとなっている。
オブジェクト情報Bは、上記オブジェクト115Bに対応する情報である。この例では、オブジェクト名は「Text_b」であり、位置Xは15dot、位置Yは95dotである。また縦サイズは20dot、横サイズは150dotである。縦サイズと横サイズからオブジェクト115Bの表示領域が定義される。データタイプは、テキストとなっている。
オブジェクト情報Cは、上記オブジェクト115Cに対応する情報である。この例では、オブジェクト名は「Text_c」であり、位置Xは15dot、位置Yは120dotである。また縦サイズは20dot、横サイズは150dotである。縦サイズと横サイズからオブジェクト115Cの表示領域が定義される。データタイプは、テキストとなっている。
オブジェクト情報Dは、上記オブジェクト115Dに対応する情報である。この例では、オブジェクト名は「BC_1」であり、位置Xは260dot、位置Yは160dotである。また縦サイズは80dot、横サイズは110dotである。縦サイズと横サイズからオブジェクト115Dの表示領域が定義される。データタイプは、2次元バーコードとなっている。
なお、各オブジェクト情報は、対応するテンプレートTのテンプレートIDと関連付けてフラッシュメモリ25に記憶されている。
<オブジェクトデータの入力>
上記オブジェクトデータを入力するための入力画面33の例を、前述のテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cの内部に組み込まれるオブジェクトデータの場合を例にとって図4に示す。
上記オブジェクトデータを入力するための入力画面33の例を、前述のテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cの内部に組み込まれるオブジェクトデータの場合を例にとって図4に示す。
図4において、入力画面33は、この例では3つの入力部11A,11B,11Cを備える。ユーザは例えば、適宜の操作部7の操作により、表示パネル31に適宜のテンプレート選択画面を表示させ、上記フラッシュメモリ25に記憶されている複数のテンプレートTの中から上記テンプレートT1を選択して読み出す。その後ユーザは、さらに適宜の操作部7の操作により、表示パネル31に入力画面33を表示させて入力部11A,11B,11Cを選択し、オブジェクトデータを入力する。
入力部11A,11B,11Cそれぞれの左側には、対応するオブジェクト115A,115B,115Cのオブジェクト名[Text_a],[Text_b],[Text_c]がそれぞれ表記されている。すなわち、入力部11Aに入力されたオブジェクトデータは、オブジェクト115A内に組み込まれる。入力部11Bに入力されたオブジェクトデータは、オブジェクト115B内に組み込まれる。入力部11Cに入力されたオブジェクトデータは、オブジェクト115C内に組み込まれる。
図示の例では、ユーザによる操作部7の操作により、入力部11Aに対して、オブジェクト115Aへの組み込みを意図するオブジェクトデータとして『コレクチム軟膏』のテキストが入力されている。入力部11Bに対しては、オブジェクト115Aへの組み込みを意図するオブジェクトデータとして『マイザー軟膏』のテキストが入力されている。入力部11Cに対しては、オブジェクト115Cへの組み込みを意図するオブジェクトデータとして『ヒルドイドソフト』のテキストが入力されている。
ユーザが上記のように入力部11A~11Cに所望のオブジェクトデータを入力した後、操作部7を介し実行ボタン5を操作することでテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cに上記オブジェクトデータがそれぞれ組み込まれる。
ユーザが上記のように入力部11A~11Cに所望のオブジェクトデータを入力した後、操作部7を介し実行ボタン5を操作することでテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cに上記オブジェクトデータがそれぞれ組み込まれる。
<バーコードリーダによる入力>
なお、入力部11A~11Cに対する上記オブジェクトデータの入力は、上記のように操作部7を介した手入力で行うのに代えて、前述のバーコードリーダBRにより行ってもよい。
この場合、例えば、予め『コレクチム軟膏』のテキストに対応して形成したバーコードを用意しておき、このバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Aに『コレクチム軟膏』のテキストが入力される。同様に、予め用意された『マイザー軟膏』のテキストに対応したバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Bに『マイザー軟膏』のテキストが入力される。予め用意された『ヒルドイドソフト』のテキストに対応したバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Cに『ヒルドイドソフト』のテキストが入力される。またこの場合、上記実行ボタン5と同様の機能をもつ実行用バーコードを予め用意しておいてもよい。その場合、例えば上記スキャンにより各入力部11A~11Cへの入力完了時に当該実行用バーコードをスキャンすることで、テンプレートT1のオブジェクト115A~115Cに上記オブジェクトデータがそれぞれ組み込まれる。
以下においては、このようにしてバーコードリーダBRによってオブジェクトデータを入力する場合を主に例にとって説明する。
なお、入力部11A~11Cに対する上記オブジェクトデータの入力は、上記のように操作部7を介した手入力で行うのに代えて、前述のバーコードリーダBRにより行ってもよい。
この場合、例えば、予め『コレクチム軟膏』のテキストに対応して形成したバーコードを用意しておき、このバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Aに『コレクチム軟膏』のテキストが入力される。同様に、予め用意された『マイザー軟膏』のテキストに対応したバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Bに『マイザー軟膏』のテキストが入力される。予め用意された『ヒルドイドソフト』のテキストに対応したバーコードをバーコードリーダBRでスキャンすることで自動的に上記入力部11Cに『ヒルドイドソフト』のテキストが入力される。またこの場合、上記実行ボタン5と同様の機能をもつ実行用バーコードを予め用意しておいてもよい。その場合、例えば上記スキャンにより各入力部11A~11Cへの入力完了時に当該実行用バーコードをスキャンすることで、テンプレートT1のオブジェクト115A~115Cに上記オブジェクトデータがそれぞれ組み込まれる。
以下においては、このようにしてバーコードリーダBRによってオブジェクトデータを入力する場合を主に例にとって説明する。
<テンプレートへの反映>
上記のように各オブジェクトへのオブジェクトデータの組み込みが行われてテンプレートTに反映した状態を、前述のテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cの場合を例にとって図5に示す。
上記のように各オブジェクトへのオブジェクトデータの組み込みが行われてテンプレートTに反映した状態を、前述のテンプレートT1のオブジェクト115A~115Cの場合を例にとって図5に示す。
図5に示すように、前述のバーコードリーダBRによる入力の結果、オブジェクト115Aには「コレクチム軟膏」のテキストのオブジェクトデータが挿入されている。またオブジェクト115Bには「マイザー軟膏」のテキストのオブジェクトデータが挿入されている。またオブジェクト115Cには「ヒルドインソフト」のテキストのオブジェクトデータが挿入されている。
なお、この例では、前述したようにテンプレートT1の初期状態ではオブジェクト115A~115Cにはオブジェクトデータが挿入されておらず、上記のように入力されたオブジェクトデータが各オブジェクト115A~115Cに挿入される。しかしながらこの態様に限られない。つまり初期状態でオブジェクト115A~115Cに適宜の初期オブジェクトデータが挿入されており、その後入力されたオブジェクトデータが各オブジェクト115A~115Cに挿入されることで初期オブジェクトデータが置き換えられてもよい。
本願明細書において「オブジェクトデータの組み込み」等と称する場合は、上記したオブジェクトデータの新規挿入と、入力されたオブジェクトデータによる初期オブジェクトデータの置き換えと、の両方を含む。
本願明細書において「オブジェクトデータの組み込み」等と称する場合は、上記したオブジェクトデータの新規挿入と、入力されたオブジェクトデータによる初期オブジェクトデータの置き換えと、の両方を含む。
また、図5には、前述の画像114A,114Bの外観態様も併せて示している。画像ファイル「Shoho.bmp」に対応する画像114Aは、図示のように「処方箋」のテキストが表記される態様となる。画像ファイル「Hospital.bmp」に対応する画像114Bは、図示のように「○○皮膚科 〒000-0000」のテキストが表記される態様となる。
さらに、図5には、前述のオブジェクト115Dの外観態様も併せて示している。前述のように、オブジェクト115Dには、オブジェクト115A~115Cに組み込まれるオブジェクトデータに応じて生成された二次元バーコード情報が組み込まれる。この例では、オブジェクト115Dは、「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」に対応した、図示のような二次元バーコードが表記される態様となる。
さらに、図5には、前述のオブジェクト115Dの外観態様も併せて示している。前述のように、オブジェクト115Dには、オブジェクト115A~115Cに組み込まれるオブジェクトデータに応じて生成された二次元バーコード情報が組み込まれる。この例では、オブジェクト115Dは、「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」に対応した、図示のような二次元バーコードが表記される態様となる。
<印字ラベル>
上記のようなテンプレートTを用いて印刷装置18で印刷される印字ラベルLを、前述のテンプレートT1を使用して生成する印字ラベルL1を例にとって図6に示す。なお、この印刷は、オブジェクトデータの組み込み等が反映した状態で、操作部7又はバーコードリーダBRのスキャンを介した適宜の印刷指示操作によって実行される。
上記のようなテンプレートTを用いて印刷装置18で印刷される印字ラベルLを、前述のテンプレートT1を使用して生成する印字ラベルL1を例にとって図6に示す。なお、この印刷は、オブジェクトデータの組み込み等が反映した状態で、操作部7又はバーコードリーダBRのスキャンを介した適宜の印刷指示操作によって実行される。
図6に示す印字ラベルL1は、病院で発行される処方箋として利用されるものである。図6の印字ラベルL1では、オブジェクトデータが組み込まれたオブジェクト115A,115B,115Cに対応し、「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」の印字215A,215B,215Cが形成されている。またこの例では、「コレクチム軟膏」の分量「200g」の印字216Aが形成され、「マイザー軟膏」の分量「200g」の印字216Bが形成され、「ヒルドインソフト」の分量「100g」の印字216Cが形成されている。これらの印字216A,216B,216Cの内容は、前述の印刷指示を行うより前に、ユーザが操作部又はバーコードリーダBRのスキャンを介した適宜の操作を行うことにより、印刷装置18へと入力したものである。
また印字ラベルL1には、前述の画像114A,114Bに対応し、「処方箋」「○○皮膚科 〒000-0000」の印字214A,214Bが形成されている。さらに、前述のオブジェクト115Dに対応した二次元バーコードの印字215Dが形成されている。
<本実施形態の特徴>
本実施形態の特徴は、複数のテンプレートTをそれぞれフラッシュメモリ25から読み出して別々の印字ラベルLを生成する際の処理にある。以下、その詳細を順を追って説明する。
本実施形態の特徴は、複数のテンプレートTをそれぞれフラッシュメモリ25から読み出して別々の印字ラベルLを生成する際の処理にある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<背景>
例えば、異なる複数のテンプレートTそれぞれに対し、同じオブジェクトデータを共通に用いて印刷し異なる印字ラベルLを作成したい場合があり得る。図7に、そのような例として、処方箋としての印字ラベルL1に対応して病院で領収証として発行される印字ラベルL2の例を示す。また図8には、印字ラベルL2を印刷するために使用されるテンプレートT2の例を示す。なお、このテンプレートT2は、印字ラベルL2を印刷するために本実施形態において用いられる後述のテンプレートT0に対する比較例となる。
例えば、異なる複数のテンプレートTそれぞれに対し、同じオブジェクトデータを共通に用いて印刷し異なる印字ラベルLを作成したい場合があり得る。図7に、そのような例として、処方箋としての印字ラベルL1に対応して病院で領収証として発行される印字ラベルL2の例を示す。また図8には、印字ラベルL2を印刷するために使用されるテンプレートT2の例を示す。なお、このテンプレートT2は、印字ラベルL2を印刷するために本実施形態において用いられる後述のテンプレートT0に対する比較例となる。
図8において、テンプレートT2は、上記図2に示したテンプレートT1と同様の形状を有している。またオブジェクト115A~115Cと同様に、オブジェクト名「Text_d」のオブジェクト165A、オブジェクト名「Text_e」のオブジェクト165B、オブジェクト名「Text_f」のオブジェクト165Cを備える。これらオブジェクト165A,165B,165Cもまた印字オブジェクトの一例である。
テンプレートT2はまた、上記テンプレートT1の画像114Aと同様に画像ファイル名「Ryoshu」の画像164Aを備え、画像114Bと同様に画像ファイル名「Hospital」の画像164Bを備える。
テンプレートT2はまた、上記テンプレートT1の画像114Aと同様に画像ファイル名「Ryoshu」の画像164Aを備え、画像114Bと同様に画像ファイル名「Hospital」の画像164Bを備える。
印字ラベルL2の作成時、ユーザは上記入力画面33又はバーコードリーダBRを用いてオブジェクト165A,165B,165Cに対し「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」のオブジェクトデータを組み込む。この結果、図7の印字ラベルL2では、オブジェクトデータが組み込まれたオブジェクト165A,165B,165Cに対応し、「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」の印字265A,265B,265Cが形成される。
また印字ラベルL2では、前述の画像164A,164Bに対応し、「領収書」「○○皮膚科 〒000-0000」の印字264A,264Bが形成されている。
また印字ラベルL2では、前述の画像164A,164Bに対応し、「領収書」「○○皮膚科 〒000-0000」の印字264A,264Bが形成されている。
なおこの例では印字ラベルL1と同様、ユーザの操作部又はバーコードリーダBRを用いた操作により、「コレクチム軟膏」の分量「200g」の印字266Aと、これに対応した領収金額「500円」の印字267Aとが形成される。同様に、「マイザー軟膏」の分量「200g」の印字266Bと、これに対応した領収金額「300円」の印字267Bとが形成される。同様に、「ヒルドインソフト」の分量「100g」の印字266Cとこれに対応した領収金額「200円」の印字267Cとが形成される。さらに、上記各金額の合算に基づく「小計 1000円」の印字268Aと、その金額に所定の税金等を合算した「合計1080円」の印字268Bと、が形成されている。
例えば上記印字ラベルL1,L2を順次作成する場合、前述のようにテンプレートT1,T2を読み出した後、テンプレートT1,T2ごとに、各オブジェクトに対しオブジェクトデータを入力する必要がある。したがって、印字ラベルL1用のテンプレートT1にも印字ラベルL2用のテンプレートT2にも、同じ「コレクチム軟膏」「マイザー軟膏」「ヒルドインソフト」のオブジェクトデータを繰り返し入力することとなり、操作が煩雑となる。
<実施形態の手法>
上記に対応し、本実施形態では、互いに異なる別々のテンプレートTであっても、同じオブジェクトデータを共通に入力するオブジェクトがある場合には、それらのオブジェクト名を同一とする。そして、1つのテンプレートTの1つのオブジェクトにオブジェクトデータを入力して印字ラベルLを作成した後、別のテンプレートTの上記1つのオブジェクトと同一名のオブジェクトには、同一のオブジェクトデータが自動で入力される。
上記に対応し、本実施形態では、互いに異なる別々のテンプレートTであっても、同じオブジェクトデータを共通に入力するオブジェクトがある場合には、それらのオブジェクト名を同一とする。そして、1つのテンプレートTの1つのオブジェクトにオブジェクトデータを入力して印字ラベルLを作成した後、別のテンプレートTの上記1つのオブジェクトと同一名のオブジェクトには、同一のオブジェクトデータが自動で入力される。
上記の例に沿い、印字ラベルL1に対応した印字ラベルL2を作成する際に本実施形態において使用されるテンプレートT0の例を図9(a)に示す。すなわち、領収書である印字ラベルL2の印字265A~265Cは、処方箋である印字ラベルL1の印字215A~215Cと同一内容であることが事前に分かっている。
これに対応して、図9(a)に示す印字ラベルL2用のテンプレートT0において、オブジェクト165Aのオブジェクト名は、印字ラベルL1用のテンプレートT1のオブジェクト115Aと同じ「Text_a」とされる。同様に、テンプレートT0のオブジェクト165Bのオブジェクト名は「Text_b」とされ、オブジェクト165Cのオブジェクト名は「Text_c」とされる。
これに対応して、図9(a)に示す印字ラベルL2用のテンプレートT0において、オブジェクト165Aのオブジェクト名は、印字ラベルL1用のテンプレートT1のオブジェクト115Aと同じ「Text_a」とされる。同様に、テンプレートT0のオブジェクト165Bのオブジェクト名は「Text_b」とされ、オブジェクト165Cのオブジェクト名は「Text_c」とされる。
この結果、印字ラベルL1の印刷時にオブジェクト115A,115B,115Cにそれぞれ対応して記憶されていたオブジェクトデータが、オブジェクト165A,165B,165Cに自動的に組み込まれる。すなわち、図9(b)に示すように、「Text_a」のオブジェクト165Aには、同じ「Text_a」のオブジェクト115Aに対応付けられていた(前述の図5参照。以下同様)「コレクチム軟膏」が組み込まれる。オブジェクト名「Text_b」のオブジェクト165Bには、同じオブジェクト名「Text_b」のオブジェクト115Bに対応付けられていた「マイザー軟膏」が組み込まれる。オブジェクト名「Text_c」のオブジェクト165Cには、同じオブジェクト名「Text_c」のオブジェクト115Cに対応付けられていた「ヒルドインソフト」が組み込まれる。
<制御手順>
上記手法を実現するために、上記CPU21が実行する制御手順を、図10のフローチャートにより説明する。
上記手法を実現するために、上記CPU21が実行する制御手順を、図10のフローチャートにより説明する。
S5では、上記表示パネル31のテンプレート選択画面が表示された状態での例えば操作部7での操作により、フラッシュメモリ25に記憶された複数のテンプレートTの中から、1番目のテンプレートTの選択が受け付けられる。選択が受け付けられたテンプレートTは、フラッシュメモリ25から読み出される。1番目のテンプレートTが第1テンプレートの一例であり、S5でCPU21により実行される処理が第1選択受付処理の一例である。
S10では、1番目の印字ラベルLを作成するために、S5で選択済のテンプレートTの各オブジェクトへ組み込むためのオブジェクトデータが、例えばバーコードリーダBRによるスキャンによりCPU21外部から取得される。S15では、S10で取得されたオブジェクトデータが、上記オブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶される。1番目の印字ラベルLが第1印刷物の一例であり、外部から取得されたオブジェクトデータが第1オブジェクトデータの一例であり、S10,S15でCPU21により実行される処理が第1オブジェクトデータ取得処理の一例である。
S20では、S5で読み出されたテンプレートTに備えられるオブジェクトに対しS10で取得されたオブジェクトデータが組み込まれる。このオブジェクトが第1印字オブジェクトの一例であり、S20でCPU21により実行される処理が第1組み込み処理の一例である。
S25では、S5で読み出されたテンプレートTに対し、S20でオブジェクトデータが組み込まれた状態のテンプレートTの姿が、表示パネル31に表示される。
S30では、S25で表示された内容を見たユーザによる前述の印刷指示操作があったか否かが判定される。印刷指示操作があったらYes判定され、S35へと処理が移行する。
S35では、S20でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する1番目の印字ラベルLが作成される。S35でCPU21により実行される処理が第1印刷処理の一例である。
S35では、S20でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する1番目の印字ラベルLが作成される。S35でCPU21により実行される処理が第1印刷処理の一例である。
その後、S40では、上記S5と同様、表示パネル31のテンプレート選択画面が表示された状態での操作により、複数のテンプレートTの中から2番目のテンプレートTの選択が受け付けられる。選択が受け付けられたテンプレートTは、フラッシュメモリ25から読み出される。2番目のテンプレートTが第2テンプレートの一例であり、S40でCPU21により実行される処理が第2選択受付処理の一例である。
S45では、S40で読み出された2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトと、1番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトとが、所定の関連付けルールを満たすか否かが判定される。この場合の関連付けルールは、前述の例に沿うと、オブジェクト名が同一かどうかである。すなわち、2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトの名称と、1番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトの名称とが一致するか否か、がS45で判定されることとなる。2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトが第2印字オブジェクトの一例であり、そのオブジェクトの名称が第2識別情報の一例である。また、1番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトの名称が第1識別情報の一例である。
その他の関連付けルールの例としては、2番目のテンプレートTのオブジェクトのオブジェクト名と、1番目のテンプレートTのオブジェクトのオブジェクト名とが、共通の文字列を含む場合がある。すなわちこの場合、それら2つのオブジェクト名のうち、少なくとも一部が共通するか否かがS45で判定されることとなる。前述の例に沿えば、1番目のテンプレートT1に含まれるオブジェクト115Aの名称「Text_a」に対し、2番目の別のテンプレートT2に含まれるオブジェクトの名称が「Text_a1」である場合、等がこの場合に該当する。この場合は「Text_a」が第1識別情報の一例であり、「Text_a1」が第2識別情報の一例である。
また例えば、1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「PQR」で2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「QRS」である場合のように、末尾側の文字と先頭側の文字とが一致する場合等も考えられる。この場合は「PQR」が第1識別情報の一例であり、「QRS」が第2識別情報の一例である。
さらに例えば、1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「PQR」で2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「RQP」である場合のように、構成要素の各文字が一致し、順番が不一致である場合等も考えられる。この場合は「PQR」が第1識別情報の一例であり、「RQP」が第2識別情報の一例である。
また例えば、1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「PQR」で2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「QRS」である場合のように、末尾側の文字と先頭側の文字とが一致する場合等も考えられる。この場合は「PQR」が第1識別情報の一例であり、「QRS」が第2識別情報の一例である。
さらに例えば、1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「PQR」で2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名が「RQP」である場合のように、構成要素の各文字が一致し、順番が不一致である場合等も考えられる。この場合は「PQR」が第1識別情報の一例であり、「RQP」が第2識別情報の一例である。
さらに、オブジェクト名に、2つの印字ラベルLの作成順序ルールを表す順序識別子が含まれている場合は、以下のように、この順序識別子を加味した上で、上記関連付けルールを満たすか満たさないかを判定することもできる。
すなわち例えば、1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1a」で、2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1b」の場合、両方に共通の「Text_1」の部分が存在する。また、添字部分「a」→「b」の流れがアルファベット順に整合する。したがって、関連付けルールを満たすと判定され、1番目のテンプレートTの「Text_1a」のオブジェクトに組み込まれたオブジェクトデータが2番目のテンプレートTの「Text_1b」のオブジェクトにも組み込まれる(後述のS50参照)。この場合は「Text_1a」が第1識別情報の一例であり、「Text_1b」が第2識別情報の一例である。
一方、例えば1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1b」で、2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1a」の場合、両方に共通の「Text_1」の部分が存在する。しかしながら添字部分「b」→「a」の流れがアルファベット順に整合しない。したがってこの場合、関連付けルールを満たさないと判定され、1番目のテンプレートTの「Text_1b」のオブジェクトに組み込まれたオブジェクトデータは、2番目のテンプレートTの「Text_1a」のオブジェクトには組み込まれないようにすることができる。この場合は「Text_1b」が第1識別情報の一例であり、「Text_1a」が第2識別情報の一例である。
一方、例えば1番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1b」で、2番目のテンプレートTに係わるオブジェクト名「Text_1a」の場合、両方に共通の「Text_1」の部分が存在する。しかしながら添字部分「b」→「a」の流れがアルファベット順に整合しない。したがってこの場合、関連付けルールを満たさないと判定され、1番目のテンプレートTの「Text_1b」のオブジェクトに組み込まれたオブジェクトデータは、2番目のテンプレートTの「Text_1a」のオブジェクトには組み込まれないようにすることができる。この場合は「Text_1b」が第1識別情報の一例であり、「Text_1a」が第2識別情報の一例である。
以上のようにしてS45でCPU21により実行される処理が関連付け判定処理の一例である。2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトと、1番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトとが、上記関連付けルールを満たす場合はYes判定され、処理がS50へと移行する。
S50では、2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトに対し、1番目のテンプレートTの対応するオブジェクトに対し組み込まれ済のものと同じデータである、S15で保存済のオブジェクトデータが組み込まれる。S50でCPU21により実行される処理が第2組み込み処理の一例である。
S55では、上記S25と同様、S40で読み出された2番目のテンプレートTに対し、S50でオブジェクトデータが組み込まれた状態の姿が、表示パネル31に表示される。
S60では、上記S30と同様、S55で表示された内容を見たユーザによる前述の印刷指示操作があったか否かが判定される。印刷指示操作があったらYes判定され、S65へと処理が移行する。
S65では、上記S35と同様、S50でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する2番目の印字ラベルLが作成される。2番目の印字ラベルLが第2印刷物の一例であり、S65でCPU21により実行される処理が第2印刷処理の一例である。
S65では、上記S35と同様、S50でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する2番目の印字ラベルLが作成される。2番目の印字ラベルLが第2印刷物の一例であり、S65でCPU21により実行される処理が第2印刷処理の一例である。
一方、S45において、2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトと、1番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトとが、上記関連付けルールを満たさない場合はNo判定され、処理がS70へと移行する。
S70では、上記S10と同様、2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトに対し組み込むための新たなオブジェクトデータが、例えばバーコードリーダBRによるスキャンによりCPU21外部から取得される。外部から取得されたオブジェクトデータが第2オブジェクトデータの一例であり、S70でCPU21により実行される処理が第2オブジェクトデータ取得処理の一例である。
S75では、S70で取得されたオブジェクトデータが、2番目のテンプレートTに含まれるオブジェクトに対し組み込まれる。S75でCPU21により実行される処理が第3組み込み処理の一例である。
S80では、上記S25,S55と同様、S40で読み出された2番目のテンプレートTに対し、S75でオブジェクトデータが組み込まれた状態の姿が、表示パネル31に表示される。
S85では、上記S30,S60と同様、S80で表示された内容を見たユーザによる前述の印刷指示操作があったか否かが判定される。印刷指示操作があったらYes判定され、S90へと処理が移行する。
S90では、上記S35,S65と同様、S75でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する2番目の印字ラベルLが作成される。S90でCPU21により実行される処理が第3印刷処理の一例である。
S90では、上記S35,S65と同様、S75でオブジェクトデータを組込み済のテンプレートTを用いて印刷が行われ、対応する2番目の印字ラベルLが作成される。S90でCPU21により実行される処理が第3印刷処理の一例である。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、フラッシュメモリ25に複数のテンプレートTが記憶されている。ユーザは、それら複数のテンプレートTの中から所望のテンプレートTを選択し、選択したテンプレートTに含まれているオブジェクトに対し適宜のオブジェクトデータを割りつけて所望の印字ラベルLを生成することができる。ユーザが複数のテンプレートTに対し同一のオブジェクトデータを割り付けて複数の印字ラベルLをそれぞれ作成する場合には、CPU21の制御により、ユーザの操作負担を軽減できる処理が行われる。
すなわち、1番目の印字ラベルLの生成の際には、S5で、フラッシュメモリ25に記憶された複数のテンプレートTのうちユーザが選択したテンプレートT1の選択が受け付けられる。その後、S10,S15で、1番目の印字ラベルL1に形成するオブジェクトデータが取得され。取得されたオブジェクトデータはオブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶される。
その後S20で、上記取得されたオブジェクトデータが1番目のテンプレートT1のオブジェクトに組み込まれる。S35では、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれた1番目のテンプレートT1を用いて印刷が行われ、1番目の印字ラベルL1が生成される。
1番目の印字ラベルL1の生成の後、2番目の印字ラベルL2の生成の際には、S40で、複数のテンプレートのうちユーザが選択した2番目のテンプレートT0の選択が受け付けられる。その後、S45で、2番目のテンプレートT0のオブジェクトが、上記1番目のテンプレートT1のオブジェクトに対し、所定の関連付けルールを満たすか否かが判定される。
関連付けルールを満たす場合は、上記オブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶されていたオブジェクトデータがS50で読み出され、2番目のテンプレートT0のオブジェクトに、その読み出したオブジェクトデータが組み込まれる。その後、S65で、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれた2番目のテンプレートT0を用いて印刷が行われ、2番目の印字ラベルL2が生成される。
本実施形態では、上記のように1番目のテンプレートT1にオブジェクトデータを組み込んで印字ラベルL1を生成後、新たにオブジェクトデータを再度入力せずに2番目のテンプレートT0に前述のオブジェクトデータを組み込んで印字ラベルL2を生成できる。したがって、本実施形態によれば、異なる複数のテンプレートTに対して同じオブジェクトデータを共通に用いて印刷したい場合に、ユーザの操作負担を軽減することができる。また、同じオブジェクトデータを繰り返し入力する際に誤って一部異なる内容を入力してしまうミスの発生を防止することもできる。
以上説明したように、本実施形態においては、フラッシュメモリ25に複数のテンプレートTが記憶されている。ユーザは、それら複数のテンプレートTの中から所望のテンプレートTを選択し、選択したテンプレートTに含まれているオブジェクトに対し適宜のオブジェクトデータを割りつけて所望の印字ラベルLを生成することができる。ユーザが複数のテンプレートTに対し同一のオブジェクトデータを割り付けて複数の印字ラベルLをそれぞれ作成する場合には、CPU21の制御により、ユーザの操作負担を軽減できる処理が行われる。
すなわち、1番目の印字ラベルLの生成の際には、S5で、フラッシュメモリ25に記憶された複数のテンプレートTのうちユーザが選択したテンプレートT1の選択が受け付けられる。その後、S10,S15で、1番目の印字ラベルL1に形成するオブジェクトデータが取得され。取得されたオブジェクトデータはオブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶される。
その後S20で、上記取得されたオブジェクトデータが1番目のテンプレートT1のオブジェクトに組み込まれる。S35では、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれた1番目のテンプレートT1を用いて印刷が行われ、1番目の印字ラベルL1が生成される。
1番目の印字ラベルL1の生成の後、2番目の印字ラベルL2の生成の際には、S40で、複数のテンプレートのうちユーザが選択した2番目のテンプレートT0の選択が受け付けられる。その後、S45で、2番目のテンプレートT0のオブジェクトが、上記1番目のテンプレートT1のオブジェクトに対し、所定の関連付けルールを満たすか否かが判定される。
関連付けルールを満たす場合は、上記オブジェクトデータ記憶領域24Aに記憶されていたオブジェクトデータがS50で読み出され、2番目のテンプレートT0のオブジェクトに、その読み出したオブジェクトデータが組み込まれる。その後、S65で、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれた2番目のテンプレートT0を用いて印刷が行われ、2番目の印字ラベルL2が生成される。
本実施形態では、上記のように1番目のテンプレートT1にオブジェクトデータを組み込んで印字ラベルL1を生成後、新たにオブジェクトデータを再度入力せずに2番目のテンプレートT0に前述のオブジェクトデータを組み込んで印字ラベルL2を生成できる。したがって、本実施形態によれば、異なる複数のテンプレートTに対して同じオブジェクトデータを共通に用いて印刷したい場合に、ユーザの操作負担を軽減することができる。また、同じオブジェクトデータを繰り返し入力する際に誤って一部異なる内容を入力してしまうミスの発生を防止することもできる。
また、本実施形態では特に、S45において、1番目のテンプレートT1のオブジェクトの識別情報と、2番目のテンプレートT0のオブジェクトの識別情報とが、互いに所定の関連付けルールを満たすか否かが判定される。前述の例では識別情報はオブジェクト名である。
本実施形態によれば、複数のテンプレートTにそれぞれ含まれるオブジェクトの識別情報に基づき、それらオブジェクトが予め関連付けルールにより関連付けられているか否かを円滑に判定することができる。
本実施形態によれば、複数のテンプレートTにそれぞれ含まれるオブジェクトの識別情報に基づき、それらオブジェクトが予め関連付けルールにより関連付けられているか否かを円滑に判定することができる。
また、本実施形態では特に、S45において、1番目のテンプレートT1のオブジェクトの識別情報と、2番目のテンプレートT0のオブジェクトの識別情報とが互いに共通の文字列を含むか否かを判定することもできる。この場合、複数のテンプレートTにそれぞれ含まれるオブジェクトの識別情報に基づき、それらオブジェクトが予め関連付けルールにより関連付けられているか否かを容易に判定することができる。
また、本実施形態では特に、S45において、1番目のテンプレートT1のオブジェクトの識別情報と、2番目のテンプレートT0のオブジェクトの識別情報とが、印字ラベルL1,L2の作成順序ルールに対応した順序識別子を含むか否か判定することもできる。この場合、各テンプレートT中のオブジェクトの識別情報に基づき、2つの印字ラベルL1,L2の作成順序に応じて同一のオブジェクトデータを2つのテンプレートT1,T0それぞれのオブジェクトに割り付けるべき場合と、割り付けるべきでない場合と、を区別して処理を行うことができる。
また、本実施形態では特に、印刷装置18にバーコードリーダBRが備えられており、S10,S15においては、バーコードリーダの読み取りに基づくオブジェクトデータが取得される。
本実施形態によれば、ユーザは、バーコードリーダBRを用いて所望の読み取りを行うだけで、テンプレートT1,T0それぞれのオブジェクトに組み込むオブジェクトデータの入力を簡単に行うことができる。
本実施形態によれば、ユーザは、バーコードリーダBRを用いて所望の読み取りを行うだけで、テンプレートT1,T0それぞれのオブジェクトに組み込むオブジェクトデータの入力を簡単に行うことができる。
また、本実施形態では特に、S45で1番目のテンプレートT1のオブジェクトと、2番目のテンプレートT0のオブジェクトとが、所定の関連付けルールを満たさないと判定された場合は、S70、S75、S90が行われることで、2番目の印字ラベルL2が生成される。
S70で、印字ラベルL2に形成するオブジェクトデータが取得され、S75では上記取得されたオブジェクトデータが2番目のテンプレートT0のオブジェクトに組み込まれる。S90では、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれたテンプレートT0を用いて印刷が行われ、印字ラベルL2が生成される。
本実施形態によれば、1番目のテンプレートT1のオブジェクトと、2番目のテンプレートT0のオブジェクトとが所定の関連付けルールで関連付けられていない場合は、従来の手法で印字ラベルL2を生成することができる。
S70で、印字ラベルL2に形成するオブジェクトデータが取得され、S75では上記取得されたオブジェクトデータが2番目のテンプレートT0のオブジェクトに組み込まれる。S90では、上記のようにしてオブジェクトデータが組み込まれたテンプレートT0を用いて印刷が行われ、印字ラベルL2が生成される。
本実施形態によれば、1番目のテンプレートT1のオブジェクトと、2番目のテンプレートT0のオブジェクトとが所定の関連付けルールで関連付けられていない場合は、従来の手法で印字ラベルL2を生成することができる。
なお、以上において、図1に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図10に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
10 サーマルヘッド(印刷部の一例)
18 印刷装置
21 CPU
22 ROM
24 オブジェクトデータ記憶領域(第2記憶部の一例)
25 フラッシュメモリ(第1記憶部の一例)
115A~115D オブジェクト
165A~165C オブジェクト
T テンプレート
T0 テンプレート(第2テンプレートの一例)
T1 テンプレート(第1テンプレートの一例)
T2 テンプレート
L 印字ラベル(印刷物の一例)
L1 印字ラベル(第1印刷物の一例)
L2 印字ラベル(第2印刷物の一例)
18 印刷装置
21 CPU
22 ROM
24 オブジェクトデータ記憶領域(第2記憶部の一例)
25 フラッシュメモリ(第1記憶部の一例)
115A~115D オブジェクト
165A~165C オブジェクト
T テンプレート
T0 テンプレート(第2テンプレートの一例)
T1 テンプレート(第1テンプレートの一例)
T2 テンプレート
L 印字ラベル(印刷物の一例)
L1 印字ラベル(第1印刷物の一例)
L2 印字ラベル(第2印刷物の一例)
Claims (6)
- 第1記憶部と、
第2記憶部と、
印刷部と、
制御部と、
を有し、
印字オブジェクトが所定の態様で割り付けられたテンプレートを用いて印刷物を生成する印刷装置であって、
前記制御部は、
前記第1記憶部に記憶された複数の前記テンプレートのうち第1テンプレートの選択を受け付ける第1選択受付処理と、
前記第1テンプレートを用いて生成する第1印刷物に形成する第1印字データを外部から取得して第2記憶部に記憶する第1印字データ取得処理と、
前記第1選択受付処理で選択された前記第1テンプレートに組み込み可能な第1印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、前記第1印字データを前記第1テンプレートの前記第1印字オブジェクトに組み込む第1組み込み処理と、
前記第1組み込み処理で前記第1印字データが組み込まれた前記第1テンプレートを用いて前記印刷部により印刷を行い、前記第1印刷物を生成する第1印刷処理と、
前記第1印刷処理の後、前記第1記憶部に記憶された前記複数のテンプレートのうち第2テンプレートの選択を受け付ける第2選択受付処理と、
前記第2選択受付処理で選択された前記第2テンプレートに組み込み可能な第2印字オブジェクトが、前記第1印字オブジェクトに対し所定の関連付けルールを満たすか否かを判定する関連付け判定処理と、
前記関連付け判定処理で前記第2印字オブジェクトが前記第1印字オブジェクトに対し前記所定の関連付けルールを満たすと判定された場合に、前記第2選択受付処理で選択された前記第2テンプレートに組み込み可能な第2印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、前記第2記憶部に記憶された前記第1印字データを前記第2テンプレートの前記第2印字オブジェクトに組み込む第2組み込み処理と、
前記第2組み込み処理で前記第1印字データが組み込まれた前記第2テンプレートを用いて前記印刷部により印刷を行い、対応する第2印刷物を生成する第2印刷処理と、
を実行する、印刷装置。 - 前記制御部は、前記関連付け判定処理において、
前記第1印字オブジェクトの第1識別情報と前記第2印字オブジェクトの第2識別情報とが、前記所定の関連付けルールを満たすか否かを判定する、請求項1記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記関連付け判定処理において、
前記関連付けルールとして、前記第1識別情報と前記第2識別情報とが、共通の文字列を含むか否かを判定する、請求項2記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記関連付け判定処理において、
前記関連付けルールとして、前記第1識別情報及び前記第2識別情報のそれぞれが、前記第1印刷物及び前記第2印刷物の作成順序ルールに対応した順序識別子を含むか否かを判定する、請求項3記載の印刷装置。 - バーコードリーダをさらに有し、
前記制御部は、さらに、前記第1印字データ取得処理において、
前記バーコードリーダによる読み取り結果に基づく前記第1印字データを取得する、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置。 - 前記制御部は、さらに、
前記関連付け判定処理で前記第2印字オブジェクトが前記第1印字オブジェクトに対し前記所定の関連付けルールを満たさないと判定された場合に、
前記第2テンプレートを用いて生成する前記第2印刷物に形成する第2印字データを取得する第2印字データ取得処理と、
前記第2テンプレートに組み込み可能な前記第2印字オブジェクトのオブジェクトデータとして、前記第2印字データ取得処理で取得された前記第2印字データを前記第2テンプレートの前記第2印字オブジェクトに組み込む第3組み込み処理と、
前記第2印字オブジェクトが組み込まれた前記第2テンプレートを用いて前記印刷部により印刷を行い、対応する前記第2印刷物を生成する第3印刷処理と、
を実行する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の印刷装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022058377A JP2023149686A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 印刷装置 |
US18/193,515 US11875076B2 (en) | 2022-03-31 | 2023-03-30 | Printing apparatus that performs printing by selecting, from plurality of templates stored in advance, a template to allocate a print data object |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022058377A JP2023149686A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023149686A true JP2023149686A (ja) | 2023-10-13 |
Family
ID=88194354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022058377A Pending JP2023149686A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 印刷装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11875076B2 (ja) |
JP (1) | JP2023149686A (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9459817B2 (en) * | 2012-11-26 | 2016-10-04 | Seiko Epson Corporation | Recording control system, control method of a recording control system, and recording device |
JP6853959B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-04-07 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP7101940B2 (ja) * | 2018-06-01 | 2022-07-19 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置及び印刷処理プログラム |
JP7256443B2 (ja) | 2019-02-27 | 2023-04-12 | ブラザー工業株式会社 | プログラムセット、システム、特定のプリンタを制御する方法、コンピュータプログラム、および、端末装置 |
JP7238532B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-03-14 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置及び画像編集プログラム |
JP7365582B2 (ja) * | 2020-02-28 | 2023-10-20 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP7439615B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-02-28 | セイコーエプソン株式会社 | テンプレート処理装置、印刷システム、テンプレート処理装置の処理方法、およびプログラム |
-
2022
- 2022-03-31 JP JP2022058377A patent/JP2023149686A/ja active Pending
-
2023
- 2023-03-30 US US18/193,515 patent/US11875076B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20230315365A1 (en) | 2023-10-05 |
US11875076B2 (en) | 2024-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7238532B2 (ja) | 印刷装置及び画像編集プログラム | |
KR19980063578A (ko) | 문자 인쇄장치 | |
EP0809212A1 (en) | Printing apparatus | |
US9715643B2 (en) | Label creation apparatus, label creation method, and label creation program | |
JP6536231B2 (ja) | ラベル作成装置、ラベル作成方法、およびラベル作成プログラム | |
JP2023149686A (ja) | 印刷装置 | |
JP2016221940A5 (ja) | ||
JPH08160934A (ja) | 文字情報処理装置 | |
KR100628800B1 (ko) | 소인쇄물 작성 장치, 소인쇄물 작성 방법 및 소인쇄물작성 프로그램을 기록한 기록 매체 | |
JP2000187656A (ja) | 文字情報処理装置 | |
JP3714827B2 (ja) | 文字入力装置 | |
JP5185159B2 (ja) | 情報処理装置及び変換情報変更プログラム | |
KR100654791B1 (ko) | 문자 정보 처리 시스템, 문자 정보 처리 장치 및 문자정보 처리 프로그램 | |
EP0606768A2 (en) | Registration dot pattern data processor of a text processing apparatus | |
JPH04260166A (ja) | 文書処理装置及び文書処理方法 | |
JP2525333B2 (ja) | 出力装置 | |
JPS60159068A (ja) | 出力方法 | |
JP3714941B2 (ja) | 文字入力装置 | |
JP2005215966A (ja) | バーコードデータ作成システム、バーコードデータ作成方法、及び、バーコードデータ作成プログラム | |
JP2903516B2 (ja) | 文書処理装置 | |
JPH0511947A (ja) | 印字位置設定装置 | |
JPH07156449A (ja) | 印刷装置及び画像フォント拡大装置 | |
JPS62197873A (ja) | 文章処理装置 | |
JPH0236463A (ja) | 情報編集装置 | |
JPH1011493A (ja) | 図形編集装置 |