JP2023139945A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適に製造可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、第1方向(Z)に並ぶ複数の第1導電層(WL)と、複数の第1導電層に対して第1方向の一方側に設けられたビット線(BL)と、複数の第1導電層とビット線との間に設けられた第2導電層(SGDT)及び第1絶縁層(SHE)と、複数の第1導電層及び第2導電層と対向する第1半導体柱(120)と、第1半導体柱のビット線側の端部に接続された第1ビアコンタクト電極(Ch)と、を備える。第1絶縁層のビット線側の端部の第1方向における位置を第1位置(PZSHE)、第1ビアコンタクト電極のビット線側の端部の第1方向における位置を第2位置(PZCh)、第2導電層のビット線側の面の第1方向における位置を第3位置(PZSGDT)とすると、第1位置と第3位置との間の距離(D1)は、第2位置と第3位置との間の距離(D2)以上である。【選択図】図7

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
基板と、この基板の表面と交差する方向に並ぶ複数の導電層と、これら複数の導電層に対向する半導体柱と、導電層及び半導体柱の間に設けられたゲート絶縁層と、を備える半導体記憶装置が知られている。ゲート絶縁層は、例えば、窒化シリコン(SiN)等の絶縁性の電荷蓄積膜やフローティングゲート等の導電性の電荷蓄積膜等の、データを記憶可能なメモリ部を備える。
米国特許出願公開第2020/0303397号明細書
好適に製造可能な半導体記憶装置を提供する。
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、複数の第1導電層に対して第1方向の一方側に設けられ第1方向と交差する第2方向に延伸するビット線と、複数の第1導電層とビット線との間に設けられた第2導電層と、複数の第1導電層とビット線との間に設けられ第2導電層と第2方向に並ぶ第1絶縁層と、第1方向に延伸し複数の第1導電層及び第2導電層と対向する第1半導体柱と、複数の第1導電層と第1半導体柱との間に設けられた第1電荷蓄積膜と、第1半導体柱の第1方向におけるビット線側の端部に接続された第1ビアコンタクト電極と、を備える。第1絶縁層の第1方向におけるビット線側の端部の第1方向における位置を第1位置とし、第1ビアコンタクト電極の第1方向におけるビット線側の端部の第1方向における位置を第2位置とし、第2導電層の第1方向におけるビット線側の面の第1方向における位置を第3位置とすると、第1位置と第3位置との間の距離は、第2位置と第3位置との間の距離以上である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な回路図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 図2のAで示した部分の模式的な拡大図である。 図3に示す構造をB-B´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。 図4のCで示した部分の模式的な拡大図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 図4の一部の構成を示す模式的な拡大図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 比較例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 比較例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 比較例に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 その他の実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。また、以下の図面は模式的なものであり、説明の都合上、一部の構成等が省略される場合がある。また、複数の実施形態について共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD(Solid State Drive)等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第2の構成が第1の構成を介して第3の構成に接続されていることを意味する場合がある。
また、本明細書においては、基板の上面に対して平行な所定の方向をX方向、基板の上面に対して平行で、X方向と垂直な方向をY方向、基板の上面に対して垂直な方向をZ方向と呼ぶ。
また、本明細書においては、所定の面に沿った方向を第1方向、この所定の面に沿って第1方向と交差する方向を第2方向、この所定の面と交差する方向を第3方向と呼ぶことがある。これら第1方向、第2方向及び第3方向は、X方向、Y方向及びZ方向のいずれかと対応していても良いし、対応していなくても良い。
また、本明細書において、「上」や「下」等の表現は、基板を基準とする。例えば、上記Z方向に沿って基板から離れる向きを上と、Z方向に沿って基板に近付く向きを下と呼ぶ。また、ある構成について下面や下端と言う場合には、この構成の基板側の面や端部を意味する事とし、上面や上端と言う場合には、この構成の基板と反対側の面や端部を意味する事とする。また、X方向又はY方向と交差する面を側面等と呼ぶ。
また、本明細書において、構成、部材等について、所定方向の「幅」、「長さ」又は「厚み」等と言った場合には、SEM(Scanning electron microscopy)やTEM(Transmission electron microscopy)等によって観察された断面等における幅、長さ又は厚み等を意味することがある。
[第1実施形態]
[構成]
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な回路図である。図1に示す様に、本実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイMCAと、周辺回路PCと、を備える。
メモリセルアレイMCAは、複数のメモリブロックBLKを備える。これら複数のメモリブロックBLKは、それぞれ、複数のストリングユニットSUを備える。これら複数のストリングユニットSUは、それぞれ、複数のメモリストリングMSを備える。これら複数のメモリストリングMSの一端は、それぞれ、ビット線BLを介して周辺回路PCに接続される。また、これら複数のメモリストリングMSの他端は、それぞれ、共通のソース線SLを介して周辺回路PCに接続される。
メモリストリングMSは、ドレイン側選択トランジスタSTDT,STDと、複数のメモリセルMC(メモリトランジスタ)と、ソース側選択トランジスタSTS,STSBと、を備える。ドレイン側選択トランジスタSTDT,STD、複数のメモリセルMC、及び、ソース側選択トランジスタSTS,STSBは、ビット線BL及びソース線SLの間に直列に接続される。以下、ドレイン側選択トランジスタSTDT,STD、及び、ソース側選択トランジスタSTS,STSBを、単に選択トランジスタ(STDT、STD、STS、STSB)と呼ぶ事がある。
メモリセルMCは、電界効果型のトランジスタである。メモリセルMCは、半導体柱の一部、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体柱の一部は、チャネル領域として機能する。ゲート絶縁膜は、電荷蓄積膜を含む。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷蓄積膜中の電荷量に応じて変化する。メモリセルMCは、1ビット又は複数ビットのデータを記憶する。尚、1のメモリストリングMSに対応する複数のメモリセルMCのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLが接続される。これらワード線WLは、それぞれ、1のメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
選択トランジスタ(STDT、STD、STS、STSB)は、電界効果型のトランジスタである。選択トランジスタ(STDT、STD、STS、STSB)は、半導体柱の一部、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体柱の一部はチャネル領域として機能する。選択トランジスタ(STDT、STD、STS、STSB)のゲート電極には、それぞれ、選択ゲート線(SGDT、SGD、SGS、SGSB)が接続される。1つのドレイン側選択ゲート線SGDTは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのドレイン側選択ゲート線SGDは、1つのストリングユニットSU中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのソース側選択ゲート線SGSは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのソース側選択ゲート線SGSBは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
周辺回路PCは、例えば、動作電圧を生成する電圧生成回路と、生成された動作電圧を選択されたビット線BL、ワード線WL、ソース線SL、選択ゲート線(SGDT、SGD、SGS、SGSB)等に転送する電圧転送回路と、ビット線BLに接続されたセンスアンプモジュールと、これらを制御するシーケンサと、を備える。
次に、図2~図7を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成例について説明する。図2は、同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。図3は、図2のAで示した部分の模式的な拡大図である。尚、図3の一部は、後述する導電層110(WL)に対応する高さ位置のXY断面を示している。また、図3の一部は、ビット線BL及び後述する絶縁層102を省略した平面を示している。また、図3の一部には、ビット線BLを図示している。図4は、図3に示す構造をB-B´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。図5は、図4のCで示した部分の模式的な拡大図である。尚、図5は、YZ断面を示しているが、半導体柱120の中心軸に沿ったYZ断面以外の断面(例えば、XZ断面)を観察した場合にも、図5と同様の構造が観察される。図6は、同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。尚、図6の一部は、後述する導電層110(SGDT)に対応する高さ位置のXY断面を示している。また、図6の一部は、ビット線BL及び後述する絶縁層102を省略した平面を示している。図7は、図4の一部の構成を示す模式的な拡大図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置は、例えば図2に示す様に、半導体基板100を備える。図示の例において、半導体基板100にはX方向及びY方向に並ぶ4つのメモリセルアレイ領域RMCAが設けられる。また、4つのメモリセルアレイ領域RMCAには、それぞれ、Y方向に並ぶ複数のメモリブロックBLKが設けられている。また、半導体基板100のY方向の端部には、周辺領域Rが設けられている。
メモリブロックBLKは、例えば図3に示す様に、Y方向に並ぶ複数のストリングユニットSUを備える。Y方向において隣り合う2つのメモリブロックBLKの間には、ブロック間構造STが設けられる。Y方向において隣り合う2つのストリングユニットSUの間には、ストリングユニット間絶縁層SHEが設けられる。
メモリブロックBLKは、例えば図4に示す様に、Z方向に並ぶ複数の導電層110と、Z方向に延伸する複数の半導体柱120と、複数の導電層110及び複数の半導体柱120の間にそれぞれ設けられた複数のゲート絶縁膜130と、を備える。また、複数の半導体柱120の上端はビアコンタクト電極Chに接続されており、ビアコンタクト電極Chの上端はビアコンタクト電極Vyに接続されており、ビアコンタクト電極Vyの上端はビット線BLに接続されている。
導電層110は、X方向に延伸する。導電層110は、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。また、導電層110は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。Z方向に並ぶ複数の導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層101が設けられている。また、Z方向に並ぶ複数の導電層110の上方には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層102が設けられている。
導電層110の下方には、導電層112が設けられている。導電層112は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。また、導電層112の下面には、例えば、タングステン(W)等の金属、タングステンシリサイド等の導電層又はその他の導電層が設けられていても良い。また、導電層112及び導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層101が設けられている。
導電層112は、ソース線SL(図1)として機能する。ソース線SLは、例えば、メモリセルアレイ領域RMCA(図2)に含まれる全てのメモリブロックBLKについて共通に設けられている。
また、複数の導電層110のうち、最下層に位置する一又は複数の導電層110は、ソース側選択ゲート線SGSB(図1)及びこれに接続された複数のソース側選択トランジスタSTSBのゲート電極として機能する。以下の説明では、この様な導電層110を、導電層110(SGSB)と呼ぶ場合がある。導電層110(SGSB)は、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。導電層110(SGSB)は、それぞれ、複数の半導体柱120に対応する複数の貫通孔を備える。これら複数の貫通孔の内周面は、それぞれ、対応する半導体柱120の外周面を全周にわたって囲んでおり、対応する半導体柱120の外周面と対向している。
また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ソース側選択ゲート線SGS(図1)及びこれに接続された複数のソース側選択トランジスタSTSのゲート電極として機能する。以下の説明では、この様な導電層110を、導電層110(SGS)と呼ぶ場合がある。導電層110(SGS)は、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。導電層110(SGS)は、それぞれ、複数の半導体柱120に対応する複数の貫通孔を備える。これら複数の貫通孔の内周面は、それぞれ、対応する半導体柱120の外周面を全周にわたって囲んでおり、対応する半導体柱120の外周面と対向している。
また、これよりも上方に位置する複数の導電層110は、ワード線WL(図1)及びこれに接続された複数のメモリセルMC(図1)のゲート電極として機能する。以下の説明では、この様な導電層110を、導電層110(WL)と呼ぶ場合がある。導電層110(WL)は、それぞれ、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。導電層110(WL)は、それぞれ、複数の半導体柱120に対応する複数の貫通孔を備える。これら複数の貫通孔の内周面は、それぞれ、対応する半導体柱120の外周面を全周にわたって囲んでおり、対応する半導体柱120の外周面と対向している。
また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ドレイン側選択ゲート線SGD及びこれに接続された複数のドレイン側選択トランジスタSTD(図1)のゲート電極として機能する。以下の説明では、この様な導電層110を、導電層110(SGD)と呼ぶ場合がある。また、図3には、後述する導電層110(SGDT)を示している。導電層110(SGD)は、導電層110(SGDT)と同様の形状を有する。即ち、図3に示す様に、Y方向において隣り合う2つの導電層110(SGD)の間には、ストリングユニット間絶縁層SHEが設けられている。導電層110(SGD)は、それぞれ、ストリングユニットSU毎に電気的に独立している。
また、図3に示す様に、導電層110(SGD)のY方向の長さYSGDは、導電層110(WL)のY方向の長さYWLよりも小さい。例えば、図3の例では、1つの導電層110(WL)に対応して、Y方向に並ぶ5つの導電層110(SGD)と、Y方向に並ぶ4つのストリングユニット間絶縁層SHEと、が設けられている。従って、図示の例において、導電層110(SGD)のY方向の長さYSGDは、導電層110(WL)のY方向の長さYWLの1/5よりも小さい。ただし、1つのメモリブロックBLKに対応してY方向に並ぶ5つの導電層110(SGD)のうち、Y方向の一方側から数えて1番目及び5番目の導電層110(SGD)のY方向の長さは、その他3つの導電層110(SGD)のY方向の長さYSGDより大きくても良いし、導電層110(WL)のY方向の長さYWLの1/5以上であっても良い。
また、導電層110(SGD)は、それぞれ、複数の半導体柱120に対応する複数の貫通孔113と、複数の半導体柱120に対応する複数の凹部114と、を備える。複数の貫通孔113の内周面は、それぞれ、対応する半導体柱120の外周面を全周にわたって囲んでおり、対応する半導体柱120の外周面と対向している。複数の凹部114は、それぞれ、導電層110(SGD)のY方向の側面115と接続されており、対応する半導体柱120の外周面の一部と対向している。
また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ドレイン側選択ゲート線SGDT及びこれに接続された複数のドレイン側選択トランジスタSTDT(図1)のゲート電極として機能する。以下の説明では、この様な導電層110を、導電層110(SGDT)と呼ぶ場合がある。導電層110(SGDT)は、基本的には、導電層110(SGD)と同様に構成されている。ただし、1つのメモリブロックBLK内に含まれる複数の導電層110(SGDT)は、配線等を介してお互いに電気的に接続されている。
半導体柱120は、例えば図3に示す様に、X方向及びY方向に所定のパターンで並ぶ。例えば、メモリブロックBLKは、Y方向の一方側からY方向の他方側にかけて設けられた20個の半導体柱列SCを備える。これら20個の半導体柱列SCは、それぞれ、X方向に並ぶ複数の半導体柱120を備える。これら20個の半導体柱列SCは、ピッチPSCでY方向に並ぶ。即ち、Y方向に隣り合う2つの半導体柱列SCに着目した場合、一方の半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCと、他方の半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCとは、Y方向においてピッチPSCと等しい距離だけ離れている。
尚、ピッチPSCは、種々の方法によって規定することが可能である。
例えば、SEM、TEM等の手段によって図3に例示する様な導電層110(WL)に対応するXY断面を観察し、このXY断面において、着目するメモリブロックBLKに対応する20個の半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCを測定し、これら20個の中央位置YSCに対応する19個の距離を測定し、これら19個の距離の平均値又は中間値をピッチPSCとしても良い。また、例えば、このXY断面において、着目するストリングユニットSUに対応する4個の半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCを測定し、これら4個の中央位置YSCに対応する3個の距離を測定し、これら3個の距離の平均値又は中間値をピッチPSCとしても良い。
また、半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCは、種々の方法によって規定することが可能である。例えば、SEM、TEM等の手段によって図3に例示する様なXY断面を観察し、このXY断面において、着目する半導体柱列SCに含まれる少なくとも一つの半導体柱120のY方向における中央位置を測定し、いずれかの中央位置、複数の中央位置の平均値、又は、複数の中央位置の中間値を、半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCとしても良い。また、半導体柱120のY方向における中央位置は、このXY断面における、半導体柱120の外接円の中心点のY方向における位置であっても良いし、半導体柱120の画像上の重心のY方向における位置であっても良い。
以下、Y方向の一方側から数えて1番目、4n(nは1以上4以下の整数)番目、4n+1番目及び20番目の半導体柱列SCに対応する半導体柱120を、半導体柱120と呼ぶ場合がある。また、Y方向の一方側から数えて2番目、3番目、4n+2番目及び4n+3番目の半導体柱列SCに対応する半導体柱120を、半導体柱120と呼ぶ場合がある。
半導体柱120は、例えば、多結晶シリコン(Si)等を含む。半導体柱120は、例えば図4に示す様に、略円筒状の形状を有し、中心部分には酸化シリコン(SiO)等の絶縁層127が設けられている。
半導体柱120は、下端に設けられた領域121と、一又は複数の導電層110(SGSB)及び一又は複数の導電層110(SGS)に対向する領域122と、複数の導電層110(WL)に対向する領域123と、一又は複数の導電層110(SGD)に対向する領域124と、一又は複数の導電層110(SGDT)に対向する領域125と、上端に設けられた領域126と、を備える。
領域121は、リン(P)等のN型の不純物を含む。領域121は、略円筒状の形状を備える。領域121は、導電層112に接続されている。
領域122は、ソース側選択トランジスタSTSB,STSのチャネル領域として機能する。領域122の下端部は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいても良い。また、領域122のその他の部分は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいなくても良い。領域122は、略円筒状の形状を備える。
領域123は、メモリセルMCのチャネル領域として機能する。領域123は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいなくても良い。領域123は、略円筒状の形状を備える。
尚、半導体柱120の領域121,122,123は、Z方向から見て、ストリングユニット間絶縁層SHEと重ならない。一方、半導体柱120の領域121,122,123は、それぞれ、Z方向から見てストリングユニット間絶縁層SHEと重なる部分を備える。
領域124は、ドレイン側選択トランジスタSTDのチャネル領域として機能する。領域124は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいなくても良い。
ここで、図3の例では、半導体柱120がストリングユニット間絶縁層SHEから離間している。また、半導体柱120の領域124は、略円筒状の形状を備える。半導体柱120の領域124の外周面は、導電層110(SGD)に設けられた上記貫通孔113の内周面と対向している。
また、図3の例では、半導体柱120がストリングユニット間絶縁層SHEに接している。半導体柱120の領域124は、略円筒状の形状を備えていても良いし、例えば図6に示す様に、Z方向から見て円弧状の形状を備えていても良い。半導体柱120の領域124の外周面の一部の領域は、導電層110(SGD)に設けられた上記凹部114と対向している。以下、この様な領域を、領域RCHと呼ぶ場合がある。また、半導体柱120の領域124の外周面のその他の領域は、ストリングユニット間絶縁層SHEと接している。以下、この様な領域を、領域REGと呼ぶ場合がある。
尚、図6に例示するXY断面において、半導体柱120のY方向における長さY120Oは、半導体柱120のY方向における長さY120Iよりも小さい。また、半導体柱120の断面積S120Oは、半導体柱120の断面積S120Iよりも小さい。
領域125(図4)は、ドレイン側選択トランジスタSTDTのチャネル領域として機能する。領域125の上端部は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいても良い。また、領域125のその他の部分は、リン(P)等のN型の不純物を含んでいなくても良い。半導体柱120の領域125は、略円筒状の形状を備える。半導体柱120の領域125は、略円筒状の形状を備えていても良いし、Z方向から見て円弧状の形状を備えていても良い。
領域126(図4)は、リン(P)等のN型の不純物を含む。領域126は、略円柱状の形状を備えていても良い。領域126は、ビアコンタクト電極Chの下端に接続されている。
ゲート絶縁膜130は、半導体柱120の外周面を覆う略円筒状の形状を有する。ゲート絶縁膜130は、例えば図5に示す様に、半導体柱120及び導電層110の間に積層されたトンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132及びブロック絶縁膜133を備える。トンネル絶縁膜131及びブロック絶縁膜133は、例えば、酸化シリコン(SiO)等を含む。電荷蓄積膜132は、例えば、窒化シリコン(SiN)等の電荷を蓄積可能な膜である。トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133は略円筒状の形状を有し、一部の領域を除く半導体柱120の外周面に沿ってZ方向に延伸する。例えば図4に示す様に、半導体柱120と導電層112との接触部には、トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133が設けられていない。また、例えば図6及び図7に示す様に、半導体柱120の外周面の領域REGには、トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133が設けられていなくても良い。
尚、図5には、ゲート絶縁膜130が窒化シリコン等の電荷蓄積膜132を備える例を示した。しかしながら、ゲート絶縁膜130は、例えば、N型又はP型の不純物を含む多結晶シリコン等のフローティングゲートを備えていても良い。
ビアコンタクト電極Chは、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。
ビアコンタクト電極Chは、例えば図3に示す様に、半導体柱120に対応して、X方向及びY方向に所定のパターンで並ぶ。例えば、図3には、Y方向の一方側からY方向の他方側にかけて設けられた20個のビアコンタクト電極列ChCを例示している。これら20個のビアコンタクト電極列ChCは、それぞれ、X方向に並ぶ複数のビアコンタクト電極Chを備える。
以下、Y方向の一方側から数えて1番目、4n番目、4n+1番目及び20番目のビアコンタクト電極列ChCに対応するビアコンタクト電極Chを、ビアコンタクト電極Chと呼ぶ場合がある。また、Y方向の一方側から数えて2番目、3番目、4n+2番目及び4n+3番目のビアコンタクト電極列ChCに対応するビアコンタクト電極Chを、ビアコンタクト電極Chと呼ぶ場合がある。
例えば、ビアコンタクト電極Chを含むビアコンタクト電極列ChCのY方向における中央位置を、中央位置YChCIとする。また、X方向に並ぶ複数のビアコンタクト電極Chに着目した場合に、これら複数のビアコンタクト電極Chに対応する複数の外接円CChのY方向における中央位置を、中央位置YChCOとする。この場合、複数の中央位置YChCI,YChCOは、上述したピッチPSCでY方向に並ぶ。即ち、Y方向に並ぶ複数の中央位置YChCI,YChCOのうちの隣り合う2つに着目した場合、これらの一方と他方とは、Y方向においてピッチPSCと等しい距離だけ離れている。
尚、ビアコンタクト電極Chを含むビアコンタクト電極列ChCのY方向における中央位置YChCIは、種々の方法によって規定することが可能である。例えば、SEM、TEM等の手段によってビアコンタクト電極Chを含むXY断面を観察し、このXY断面において、着目するビアコンタクト電極列ChCに含まれる少なくとも一つのビアコンタクト電極ChのY方向における中央位置を測定し、いずれかの中央位置、複数の中央位置の平均値、又は、複数の中央位置の中間値を、ビアコンタクト電極列ChCのY方向における中央位置YChCIとしても良い。また、ビアコンタクト電極ChのY方向における中央位置は、このXY断面における、ビアコンタクト電極Chの外接円の中心点のY方向における位置であっても良いし、ビアコンタクト電極Chの画像上の重心のY方向における位置であっても良い。
また、上述した、ビアコンタクト電極Chに対応する中央位置YChCOも、中央位置YChCIと、ほぼ同様の方法によって規定することが可能である。ただし、中央位置YChCOは、ビアコンタクト電極ChのY方向における中央位置ではなく、ビアコンタクト電極Chの外接円CChのY方向における中央位置を基準にして規定される。
図6の例では、ビアコンタクト電極Chがストリングユニット間絶縁層SHEから離間している。また、ビアコンタクト電極Chは、Z方向から見て、略円状の形状を備える。
一方、図6の例では、ビアコンタクト電極Chがストリングユニット間絶縁層SHEに接している。ビアコンタクト電極Chは、Z方向から見て、円の一部が欠けた形状を備える。例えば、図6の例では、ビアコンタクト電極Chの外周面の一部が、ビアコンタクト電極Chの外接円CChに沿って形成されている。以下、この様な領域を、領域Rと呼ぶ場合がある。また、ビアコンタクト電極Chの外周面のその他の領域は、この外接円CChの内側に設けられており、ストリングユニット間絶縁層SHEに接している。以下、この様な領域を、領域Rと呼ぶ場合がある。ここで、ビアコンタクト電極Chにおける領域Rの外周面の曲率と領域Rの外周面の曲率とは、互いに異なる。
尚、図6に例示するXY断面において、ビアコンタクト電極ChのY方向における長さYChOは、ビアコンタクト電極ChのY方向における長さYChIよりも小さい。また、ビアコンタクト電極Chの断面積SChOは、ビアコンタクト電極Chの断面積SChIよりも小さい。
図6に例示するXY断面において、各ビアコンタクト電極Chの外周面の領域RはそれぞれX方向に延伸し、1つのビアコンタクト電極列ChC内に含まれる複数のビアコンタクト電極Chの外周面の領域Rは、X方向に沿って並ぶ。また、図7に例示するYZ断面において、半導体柱120の外周面の領域REGと、ビアコンタクト電極Chの外周面の領域Rとは、連続している。
ストリングユニット間絶縁層SHEは、例えば図6及び図7に示す様に、X方向及びZ方向に延伸する。ストリングユニット間絶縁層SHEは、例えば、酸化シリコン(SiO)等を含む。ストリングユニット間絶縁層SHEのY方向における長さYSHE(図6)は、導電層110(SGD)及び導電層110(SGDT)のY方向における長さYSGD(図3)よりも小さい。また、ストリングユニット間絶縁層SHEのY方向における長さYSHE(図6)は、複数の半導体柱列SCのY方向におけるピッチPSC(図3)よりも小さい。ストリングユニット間絶縁層SHEは、Y方向において隣り合う2つの半導体柱列SCに含まれる半導体柱120の間に配置されるが、それ自身には半導体柱120に対応する貫通孔は設けられていない。
また、ストリングユニット間絶縁層SHEのZ方向における長さZSHE(図7)は、導電層110(SGD)のZ方向における長さZSGDよりも大きい。また、図7に示す様に、ストリングユニット間絶縁層SHEの下端は、最上層に位置する導電層110(WL)の下面よりも上方に位置する。また、ストリングユニット間絶縁層SHEの下端は、最下層に位置する導電層110(SGD)の下面よりも下方に位置する。また、ストリングユニット間絶縁層SHEの上端は、ビアコンタクト電極Chの上端よりも上方に設けられている。従って、例えば、ストリングユニット間絶縁層SHEの上端のZ方向における位置をPZSHEとし、ビアコンタクト電極Chの上端のZ方向における位置をPZChとし、導電層110(SGDT)の上面のZ方向における位置をPZSGDTとすると、位置PZSHEと位置PZSGDTとの間の距離Dは、位置PZChと位置PZSGDTとの間の距離Dよりも大きい。
ブロック間構造STは、例えば図3及び図4に示す様に、X方向及びZ方向に延伸する導電層141と、導電層141のY方向の側面に設けられた酸化シリコン(SiO)等の絶縁層142と、を備える。導電層141の下端は、導電層112に接続されている。また、導電層141の上端は、半導体柱120の上端よりも上方、ビアコンタクト電極Chの上端よりも下方に位置する。導電層141は、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。また、導電層141は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。導電層141は、例えば、ソース線SL(図1)の一部として機能する。
ビット線BLは、図3に示す様に、Y方向に延伸し、X方向に並ぶ。ビット線BLのX方向におけるピッチは、半導体柱列SCにおける半導体柱120のX方向におけるピッチの半分である。ビット線BLは、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及び銅(Cu)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。上述したビアコンタクト電極Vyは、Z方向から見て、ビット線BLとビアコンタクト電極Chとが重なる位置に設けられている。
[製造方法]
次に、図8~図23を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。図8~図23は、同製造方法について説明するための模式的な断面図であり、図4に対応する断面を示している。
本実施形態に係るメモリダイMDの製造に際しては、例えば図8に示す様に、図示しない半導体基板の上方に、絶縁層101を形成する。次に、絶縁層101上に、シリコン等の半導体層112A、酸化シリコン等の犠牲層112B、シリコン等の犠牲層112C、酸化シリコン等の犠牲層112D及びシリコン等の半導体層112Eを形成する。また、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110Aを交互に形成する。また、絶縁層102の一部を形成する。この工程は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の方法によって行われる。
次に、例えば図9に示す様に、半導体柱120に対応する位置に、メモリホールMHを形成する。メモリホールMHは、Z方向に延伸し、絶縁層102、絶縁層101及び犠牲層110A、半導体層112E、犠牲層112D、犠牲層112C及び犠牲層112Bを貫通し、半導体層112Aの上面を露出させる。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図10に示す様に、メモリホールMHの内部に、ゲート絶縁膜130、半導体柱120及び絶縁層127を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図11に示す様に、CVD等の方法によって、絶縁層102の一部を形成する。また、ブロック間構造STに対応する位置に、溝STAを形成する。溝STAは、Z方向及びX方向に延伸し、絶縁層102、絶縁層101及び犠牲層110A、半導体層112E及び犠牲層112DをY方向に分断し、犠牲層112Cの上面を露出させる。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図12に示す様に、犠牲層112B、犠牲層112C、犠牲層112D、及び、ゲート絶縁膜130の一部を除去し、導電層112を形成する。犠牲層112B、犠牲層112C、犠牲層112D、及び、ゲート絶縁膜130の一部の除去は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行う。導電層112の形成は、例えば、エピタキシャル成長等の方法によって行う。
次に、例えば図13に示す様に、溝STAを介して犠牲層110Aを除去する。これにより、Z方向に並ぶ複数の絶縁層101及び絶縁層102と、これらを支持するメモリホールMH内の構造(半導体柱120、ゲート絶縁膜130及び絶縁層127)を含む中空構造が形成される。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行う。
次に、例えば図14に示す様に、犠牲層110Aが除去されて生じた空間に導電層110を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図15に示す様に、溝STA内にブロック間構造STを形成する。この工程は、例えば、CVD及びRIE等の方法によって行う。
次に、例えば図16に示す様に、CVD等の方法によって、絶縁層102の一部を形成する。
次に、例えば図17に示す様に、ビアコンタクト電極Chに対応する位置に、コンタクトホールChAを形成する。コンタクトホールChAは、Z方向に延伸し、絶縁層102を貫通し、半導体柱120の上面を露出させる。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図18に示す様に、絶縁層102の上面及びコンタクトホールChAの内部に、導電層ChBを形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図19に示す様に、導電層ChBの一部を除去する。この工程では、導電層ChBのうち、絶縁層102の上面に形成された部分が除去される。また、コンタクトホールChAの内部に形成された部分が残存して、ビアコンタクト電極Chとなる。この工程は、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等の方法によって行う。
次に、例えば図20に示す様に、CVD等の方法によって、絶縁層102の一部を形成する。
次に、例えば図21に示す様に、ストリングユニット間絶縁層SHEに対応する位置に、溝SHEAを形成する。溝SHEAは、Z方向及びX方向に延伸し、絶縁層102、導電層110(SGDT)及び導電層110(SGD)、並びに、これらの間に設けられた絶縁層101をY方向に分断する。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
尚、この工程では、半導体柱120の一部及びビアコンタクト電極Chの一部が除去される。これにより、半導体柱120の領域124,125(図4)は、図6を参照して説明した様に、Z方向から見て円弧状の形状となる場合がある。ビアコンタクト電極Chは、図6を参照して説明した様に、Z方向から見て、円の一部が欠けた形状となる場合がある。また、半導体柱120の、溝SHEAへの露出面は、図6及び図7を参照して説明した領域REGとなる。ビアコンタクト電極Chの、溝SHEAへの露出面は、図6及び図7を参照して説明した領域Rとなる。図21の例では、ビアコンタクト電極Chと半導体柱120との接触面の一部が、溝SHEAの形成に伴って除去されている。この様な場合、半導体柱120の外周面の領域REGと、ビアコンタクト電極Chの外周面の領域Rとは、連続することとなる。
次に、例えば図22に示す様に、絶縁層102の上面及び溝SHEAの内部に、絶縁層SHEBを形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図23に示す様に、絶縁層SHEBの一部を除去する。この工程では、絶縁層SHEBのうち、絶縁層102の上面に形成された部分が除去される。また、溝SHEAの内部に形成された部分が残存して、ストリングユニット間絶縁層SHEとなる。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。尚、この工程は、省略しても良い。
その後、ビアコンタクト電極Vy及びビット線BLを形成することにより、図4を参照して説明した構造が形成される。
[比較例]
[構成]
次に、図24及び図25を参照して、比較例に係る半導体記憶装置の構成について説明する。図24は、比較例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。尚、図24は、ビット線BL及び絶縁層102を省略した平面を示している。図25は、比較例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
比較例に係る半導体記憶装置は、ビアコンタクト電極Chのかわりに、ビアコンタクト電極Ch´を備える。また、ストリングユニット間絶縁層SHEのかわりに、ストリングユニット間絶縁層SHE´を備える。
比較例に係る半導体記憶装置においては、ストリングユニット間絶縁層SHE´が、ビアコンタクト電極Ch´よりも前に形成される。
従って、ビアコンタクト電極Ch´は、ストリングユニット間絶縁層SHE´を形成する際に、円の一部が欠けた形状とはならない。従って、比較例に係る半導体記憶装置においては、図24に示す様に、全てのビアコンタクト電極Ch´が、Z方向から見て略円状の形状を備える。また、一部のビアコンタクト電極Ch´は、ストリングユニット間絶縁層SHEに接している。
また、図25に示す様に、比較例に係る半導体記憶装置においては、ビアコンタクト電極Ch´の上端が、ストリングユニット間絶縁層SHE´の上端よりも上方に設けられている。
[第1実施形態に係る半導体記憶装置の効果]
次に、図26を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の効果について説明する。図26は、比較例に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。
比較例に係る半導体記憶装置の製造に際しては、溝SHEAの全体にストリングユニット間絶縁層SHE´を埋め込むことが出来ず、空隙が形成されてしまう場合がある。この空隙は、ビアコンタクト電極Ch´に対応するコンタクトホールと連通して、ビアコンタクト電極Ch´の形成に際して、例えば図26に例示する様に、その内部にタングステン(W)等の導電層が形成されてしまう場合がある。この様な場合、空隙内部に形成された導電層を介して、ビアコンタクト電極Ch´と導電層110(SGD),110(SGDT)との間で、リーク電流が発生してしまう可能性がある。
ここで、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図17~図19を参照して説明した工程においてビアコンタクト電極Chを形成し、その後、図21~図23を参照して説明した工程においてストリングユニット間絶縁層SHEを形成する。従って、もし仮に図21を参照して説明した溝SHEAの内部に空隙が形成されてしまっても、ビアコンタクト電極Chの形成に際して、この空隙の内部に導電層が形成されることはない。従って、上述の様なリーク電流の発生を抑制可能である。
[第2実施形態]
次に、図27を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図27は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
図7を参照して説明した様に、第1実施形態に係る半導体記憶装置においては、ストリングユニット間絶縁層SHEの上端がビアコンタクト電極Chの上端よりも上方に設けられている。しかしながら、この様な構成はあくまでも例示である。以下、ストリングユニット間絶縁層SHEの上端のZ方向における位置が、ビアコンタクト電極Chの上端のZ方向における位置と等しい例について説明する。
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には、第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第2実施形態に係る半導体記憶装置は、ストリングユニット間絶縁層SHEのかわりに、ストリングユニット間絶縁層SHE2を備える。
ストリングユニット間絶縁層SHE2は、基本的には、ストリングユニット間絶縁層SHEと同様に構成されている。ただし、第2実施形態に係る半導体記憶装置においては、ストリングユニット間絶縁層SHE2の上端のZ方向における位置が、ビアコンタクト電極Chの上端のZ方向における位置と等しい。従って、例えば、ストリングユニット間絶縁層SHE2の上端のZ方向における位置をPZSHE2とすると、位置PZSHE2と位置PZSGDTとの間の距離Dは、位置PZChと位置PZSGDTとの間の距離Dと等しい。
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には、第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。ただし、第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図23を参照して説明した工程において、絶縁層SHEBの一部と共に絶縁層102の一部も除去して、ビアコンタクト電極Chの上面を露出させる。この工程は、例えば、RIE等の方法ではなく、CMP等の方法によって行っても良い。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しても、ストリングユニット間絶縁層SHE2を、ビアコンタクト電極Chよりも後で形成する。従って、上述の様なリーク電流の発生を抑制可能である。
[第3実施形態]
次に、図28及び図29を参照して、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図28及び図29は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。尚、図28の一部は、導電層110(WL)に対応する高さ位置のXY断面を示している。また、図28の一部及び図29は、ビット線BL及び絶縁層102を省略した平面を示している。
第3実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には、第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第3実施形態に係る半導体記憶装置においては、ビアコンタクト電極Chが、第1実施形態と異なるパターンで配置されている。
例えば、図28の例では、Y方向の一方側から数えて4n(nは1以上4以下の整数)-1番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCIと、Y方向の一方側から数えて4n番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCOと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも小さい。以下、この距離を、ピッチPSC11と呼ぶ。
また、例えば、図28の例では、Y方向の一方側から数えて4n番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCOと、Y方向の一方側から数えて4n+1番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCOと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも大きい。以下、この距離を、ピッチPSC12と呼ぶ。
また、図28の例では、Y方向の一方側から数えて4n+1番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCOと、Y方向の一方側から数えて4n+2番目のビアコンタクト電極列ChCに対応する上記中央位置YChCIと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも小さい。この距離は、上記ピッチPSC11と等しい。
図29には、ビアコンタクト電極Chの外接円のY方向における中央位置YChCOと、半導体柱120の外接円のY方向における中央位置YSCと、ストリングユニット間絶縁層SHEのY方向における中央位置PYSHEと、を例示している。図29の例では、中央位置YChCOと中央位置PYSHEとの間の距離Dが、中央位置YSCと中央位置PYSHEとの間の距離Dよりも大きい。距離Dは、ピッチPSCの半分の大きさであっても良い。尚、距離Dは、例えば、導電層110(SGD)又は導電層110(SGDT)を含むXY断面において規定しても良い。また、距離Dは、ピッチPSC12の半分の大きさであっても良い。
ここで、図3を参照して説明した様に、第1実施形態に係る半導体記憶装置においては、複数の中央位置YChCI,YChCOが、上述したピッチPSCでY方向に並ぶ。しかしながら、この様な構成では、ビアコンタクト電極ChのZ方向から見た面積が小さくなってしまい、ビアコンタクト電極Chの抵抗値が大きくなってしまう可能性がある。また、ビアコンタクト電極VyのY方向における位置決めのマージンが小さくなってしまう場合がある。
そこで、第3実施形態に係る半導体記憶装置においては、ビアコンタクト電極Chに対応する上記中央位置YChCOをストリングユニット間絶縁層SHEから遠ざけている。これにより、ビアコンタクト電極Chの抵抗値の上昇、及び、ビアコンタクト電極VyのY方向における位置決めのマージンが小さくなってしまうことを抑制可能である。
[第4実施形態]
次に、図30及び図31を参照して、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図30は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。尚、図30の一部は、導電層110(WL)に対応する高さ位置のXY断面を示している。また、図30の一部は、ビット線BL及び絶縁層102を省略した平面を示している。図31は、同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
第4実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には、第3実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第4実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体柱120及びゲート絶縁膜130のかわりに、半導体柱420及びゲート絶縁膜430を備えている。
半導体柱420は、例えば図31に示す様に、部分421と、部分422と、を備える。部分421,422は、例えば、多結晶シリコン(Si)等を含む。部分421は、図4を参照して説明した半導体柱120の領域121~領域123に対応する領域を備える。部分422は、図4を参照して説明した半導体柱120の領域124~126に対応する領域を備える。部分421,422は、略円筒状の形状を有し、中心部分には酸化シリコン等(SiO)等の絶縁層423,424が設けられている。尚、半導体柱420の部分422の一部領域は、Z方向から見て円弧状の形状を有していても良い。
ここで、図30に示す様に、第4実施形態においては、導電層110(WL)に対応するXY断面において、20個の半導体柱列SCのY方向における中央位置YSCが、ピッチPSCでY方向に均等に並んでいる。一方、導電層110(SGDT)に対応するXY断面においては、20個の半導体柱列SCが、Y方向に均等には並んでいない。
例えば、導電層110(SGDT)に対応するXY断面において、半導体柱420を含む半導体柱列SCのY方向における中央位置を、中央位置YSCIとする。また、導電層110(SGDT)に対応するXY断面において、X方向に並ぶ複数の半導体柱420に着目した場合に、これら複数の半導体柱420に対応する複数の外接円C420のY方向における中央位置を、中央位置YSCOとする。
図30の例では、Y方向の一方側から数えて4n(nは1以上4以下の整数)-1番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCIと、Y方向の一方側から数えて4n番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも小さい。以下、この距離を、ピッチPSC21と呼ぶ。
また、例えば、図30の例では、Y方向の一方側から数えて4n番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOと、Y方向の一方側から数えて4n+1番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも大きい。以下、この距離を、ピッチPSC22と呼ぶ。
また、図30の例では、Y方向の一方側から数えて4n+1番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOと、Y方向の一方側から数えて4n+2番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCIと、の間のY方向における距離が、上記ピッチPSCよりも小さい。この距離は、上記ピッチPSC21と等しい。
ここで、図30の例では、ピッチPSC11が、ピッチPSC21よりも小さい。また、ピッチPSC12が、ピッチPSC22よりも大きい。
また、図31には、半導体柱420の部分421に対応する中央位置YSCと、半導体柱420の部分422に対応する中央位置YSCOと、ストリングユニット間絶縁層SHEのY方向における中央位置PYSHEと、を例示している。図31の例では、中央位置YSCOと中央位置PYSHEとの間の距離Dが、中央位置YSCと中央位置PYSHEとの間の距離Dよりも大きい。
ゲート絶縁膜430は、例えば図31に示す様に、部分431と、部分432と、を備える。
部分431は、基本的には、図4及び図5を参照して説明したゲート絶縁膜130と同様に構成されている。ただし、部分431は、一部の領域を除く半導体柱420の部分421の外周面に沿ってZ方向に延伸する。例えば図31に示す様に、部分421と導電層112との接触部には、部分431が設けられていない。
部分432は、基本的には、図4及び図5を参照して説明したゲート絶縁膜130と同様に構成されている。部分432は、一部の領域を除く半導体柱420の部分422の外周面に沿ってZ方向に延伸する。例えば図31に示す様に、部分422とストリングユニット間絶縁層SHEとの接触部には、部分432が設けられていなくても良い。
ここで、第4実施形態に係る半導体記憶装置においては、図30に示す様に、Y方向の一方側から数えて4n番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOと、Y方向の一方側から数えて4n+1番目の半導体柱列SCに対応する上記中央位置YSCOとを、ストリングユニット間絶縁層SHEから遠ざけている。これにより、第3実施形態に係る半導体記憶装置と比較して、ビアコンタクト電極Chに対応する上記中央位置YChCOを、ストリングユニット間絶縁層SHEから、より遠ざけることが可能である。
[その他の実施形態]
以上、第1実施形態~第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明した。しかしながら、これらの構成はあくまでも例示に過ぎず、具体的な構成は適宜調整可能である。以下、図32を参照して、その他の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図32は、その他の実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
図7の例では、半導体柱120の外周面の領域REGと、ビアコンタクト電極Chの外周面の領域Rとが、連続している。しかしながら、例えば、図21を参照して説明した工程では、ビアコンタクト電極Chと半導体柱120との接触面が、溝SHEAから離間する場合がある。この様な場合には、図32に示す様に、半導体柱120の外周面の領域REGと、ビアコンタクト電極Chの外周面の領域Rとが、連続しない。
また、例えば、第3実施形態及び第4実施形態に係る半導体記憶装置は、ストリングユニット間絶縁層SHEのかわりに、ストリングユニット間絶縁層SHE2(図27)を備えていても良い。
また、図3、図28及び図30を参照して説明した様に、第1実施形態~第4実施形態では、導電層110(WL)に対応するXY断面において、複数の半導体柱列SCが、Y方向に一定のピッチPSCで並ぶ。しかしながら、導電層110(WL)に対応するXY断面において、半導体柱列SCのY方向におけるピッチは、一定でなくても良い。例えば、メモリブロックBLKに対応する20個の半導体柱列SCのうち、Y方向の一方側から数えて1番目の半導体柱列SCに対応する中央位置YSCと、2番目の半導体柱列SCに対応する中央位置YSCとの距離は、上記ピッチPSCより大きくても良い。また、例えば、メモリブロックBLKに対応する20個の半導体柱列SCのうち、Y方向の一方側から数えて19番目の半導体柱列SCに対応する中央位置YSCと、20番目の半導体柱列SCに対応する中央位置YSCとの距離は、上記ピッチPSCより大きくても良い。
また、以上において説明した構成は、上下逆に形成されても良い。例えば、図1を参照して説明したメモリセルアレイMCAと周辺回路PCとは、異なるウェハ上に形成しても良い。この様な場合、メモリセルアレイMCAが形成されたウェハと、周辺回路が形成されたウェハと、を貼合し、これによって半導体記憶装置を形成しても良い。この様な場合には、メモリセルアレイMCA中の構成が、上述した説明に対して、上下逆となっても良い。
[その他]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101…絶縁層、110…導電層、120…半導体柱、127…絶縁層、130…ゲート絶縁膜、131…トンネル絶縁膜、132…電荷蓄積膜、133…ブロック絶縁膜、Ch,Vy…ビアコンタクト電極、SGD,SGDT…ドレイン側選択ゲート線、SHE…ストリングユニット間絶縁層、WL…ワード線。

Claims (5)

  1. 第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、
    前記複数の第1導電層に対して前記第1方向の一方側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に延伸するビット線と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられた第2導電層と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられ、前記第2導電層と前記第2方向に並ぶ第1絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記複数の第1導電層及び前記第2導電層と対向する第1半導体柱と、
    前記複数の第1導電層と前記第1半導体柱との間に設けられた第1電荷蓄積膜と、
    前記第1半導体柱の前記第1方向における前記ビット線側の端部に接続された第1ビアコンタクト電極と
    を備え、
    前記第1絶縁層の、前記第1方向における前記ビット線側の端部の前記第1方向における位置を第1位置とし、
    前記第1ビアコンタクト電極の、前記第1方向における前記ビット線側の端部の前記第1方向における位置を第2位置とし、
    前記第2導電層の、前記第1方向における前記ビット線側の面の前記第1方向における位置を第3位置とすると、
    前記第1位置と前記第3位置との間の距離は、前記第2位置と前記第3位置との間の距離以上である
    半導体記憶装置。
  2. 第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、
    前記複数の第1導電層に対して前記第1方向の一方側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に延伸するビット線と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられた第2導電層と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられ、前記第2導電層と前記第2方向に並ぶ第1絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記複数の第1導電層及び前記第2導電層とそれぞれ対向する第1半導体柱及び第2半導体柱と、
    前記複数の第1導電層と前記第1半導体柱との間に設けられた第1電荷蓄積膜と、
    前記複数の第1導電層と前記第2半導体柱との間に設けられた第2電荷蓄積膜と、
    前記第1半導体柱の前記第1方向における前記ビット線側の端部に接続された第1ビアコンタクト電極と、
    前記第2半導体柱の前記第1方向における前記ビット線側の端部に接続された第2ビアコンタクト電極と
    を備え、
    前記第1絶縁層の一部は、前記第1方向から見て前記第1半導体柱と重なり、
    前記第1絶縁層は、前記第1方向から見て前記第2半導体柱と重ならず、
    前記第1ビアコンタクト電極の前記第2方向における長さは、前記第2ビアコンタクト電極の前記第2方向における長さよりも小さい
    半導体記憶装置。
  3. 前記第2方向、並びに、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸し、前記第2導電層を含む断面において、
    前記第1半導体柱の前記第2方向における長さは、前記第2半導体柱の前記第2方向における長さよりも小さい
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、
    前記複数の第1導電層に対して前記第1方向の一方側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に延伸するビット線と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられた第2導電層と、
    前記複数の第1導電層と前記ビット線との間に設けられ、前記第2導電層と前記第2方向に並ぶ第1絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記複数の第1導電層及び前記第2導電層とそれぞれ対向する第1半導体柱及び第2半導体柱と、
    前記複数の第1導電層と前記第1半導体柱との間に設けられた第1電荷蓄積膜と、
    前記複数の第1導電層と前記第2半導体柱との間に設けられた第2電荷蓄積膜と、
    前記第1半導体柱の前記第1方向における前記ビット線側の端部に接続された第1ビアコンタクト電極と、
    前記第2半導体柱の前記第1方向における前記ビット線側の端部に接続された第2ビアコンタクト電極と
    を備え、
    前記第1絶縁層の一部は、前記第1方向から見て前記第1半導体柱と重なり、
    前記第1絶縁層は、前記第1方向から見て前記第2半導体柱と重ならず、
    前記第2方向、並びに、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸し、前記第1ビアコンタクト電極及び前記第2ビアコンタクト電極を含む断面を第1断面とすると、
    前記第1断面における前記第1ビアコンタクト電極の面積は、前記第1断面における前記第2ビアコンタクト電極の面積よりも小さい
    半導体記憶装置。
  5. 前記第2方向及び前記第3方向に延伸し、前記第2導電層を含む断面を第2断面とすると、
    前記第2断面における前記第1半導体柱の面積は、前記第2断面における前記第2半導体柱の面積よりも小さい
    請求項4記載の半導体記憶装置。
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