JP2023133821A - トイレ用棚ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトに見せることが可能なトイレ用棚ユニットを提供する。【解決手段】回転軸61Rを中心に変位する紙切板61と、ロールペーパーを支持する紙支持バー62と、を有する紙巻器60と、前記紙巻器60の上側に配置され、前記紙切板61の少なくとも一部を収める凹部85が下面に形成されている棚22と、を備えている。このような構成によれば、紙巻器60と棚22とが接近して配置されるから、トイレ用棚ユニット10をコンパクトに見せることができる。【選択図】図9
Description
本開示は、トイレ用棚ユニットに関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、棚の下方に紙巻器を配置したトイレ用棚ユニットが知られている。
上記のようなトイレ用棚ユニットにおいて、棚と紙巻器との位置が離れていると、コンパクトに見せることが難しかった。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コンパクトに見せることが可能なトイレ用棚ユニットを提供することを目的とする。
本開示のトイレ用棚ユニットは、回転軸を中心に変位する紙切板と、ロールペーパーを支持する紙支持バーと、を有する紙巻器と、前記紙巻器の上側に配置され、前記紙切板の少なくとも一部を収める凹部が下面に形成されている棚と、を備えているものである。
<実施形態>
トイレ用棚ユニット10は、例えば住宅や事務所等のトイレ室(図示せず)の室内に配置される。トイレ用棚ユニット10は、トイレ室の壁面に固定され、手を洗うために使用される。トイレ用棚ユニット10は、トイレ室の便器に座った状態の人から見て右側及び左側のいずれか一方の壁面に取り付けられる。ここでは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10について説明する。左側の壁面に取り付けられるトイレ用棚ユニットは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10を左右反転したものである。具体的には、左側の壁面に取り付けられるトイレ用棚ユニットは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10と比べて手洗い器21と棚22とが左右逆に配置される。
トイレ用棚ユニット10は、例えば住宅や事務所等のトイレ室(図示せず)の室内に配置される。トイレ用棚ユニット10は、トイレ室の壁面に固定され、手を洗うために使用される。トイレ用棚ユニット10は、トイレ室の便器に座った状態の人から見て右側及び左側のいずれか一方の壁面に取り付けられる。ここでは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10について説明する。左側の壁面に取り付けられるトイレ用棚ユニットは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10を左右反転したものである。具体的には、左側の壁面に取り付けられるトイレ用棚ユニットは、右側の壁面1に取り付けられるトイレ用棚ユニット10と比べて手洗い器21と棚22とが左右逆に配置される。
以下、各構成部材において、トイレ室の壁面1に取り付けられている状態(取付状態と称する)の上側を上側、下側を下側、トイレ室の壁面1側を後側、その反対側を前側とし、取付状態のトイレ用棚ユニット10を前側から見たときの右側を右側、左側を左側として説明する。各図においてX軸の正方向側は右側、X軸の負方向側は左側を示す。各図においてY軸の正方向側は上側、Y軸の負方向側は下側を示す。各図においてZ軸の正方向側は前側、Z軸の負方向側は後側を示す。X軸及びZ軸は、水平方向に延び、Y軸は、鉛直方向に延びている。
トイレ用棚ユニット10は、図1に示すように、水栓11と、装置本体20と、支持部材40と、多目的バー50と、紙巻器60と、カバー70と、を備えている。水栓11は、プッシュ式であり、押し操作によって吐水し、押し操作によって止水する。水栓11は、装置本体20の上面から鉛直に立ち上がっている。水栓11は、図2に示すように、床面から延びた給水管2に接続される。
装置本体20は、合成樹脂製であり、図1に示すように、手洗い器21と棚22とを一体に備えている。手洗い器21は、装置本体20の左側に配置されている。棚22は、装置本体20の右側に配置されている。取付状態の装置本体20を上側から見ると、壁面1に沿って長い形状をなしている(図3参照)。
装置本体20は、図1に示すように、全体として扁平な箱形状をなしている。装置本体20は、上面部23と周面部24とを有している。取付状態において装置本体20の上面部23は、水平に配置される。上面部23の下面には、支持部材40及びカバー70を固定する部材固定部25が複数個所に設けられている。
周面部24は、上面部23の外周縁から下方に垂下している。周面部24は、前壁24M、後壁24U及び左右の側壁24Sを有している(図3参照)。後壁24Uは、取付状態において壁面1に沿って配置される。左右の側壁24Sは、取付状態において壁面1に対して直角に配置される。前壁24Mは、図2に示すように、前側から見ると水平方向に長い帯状をなしている。前壁24Mは、手洗い前壁81、棚前壁82及び中間前壁83を有している。
手洗い器21は、図1に示すように、鉢部28と、水栓配置部29とを備えている。鉢部28は、上面部23から下方へ窪んだ形状をなしている。底面28Tの最下位置には、排水孔31が形成されている。手洗い器21は、排水孔31から下方に延びた管部32を有している。管部32は、床面から延びた排水管3に接続される。水栓11の吐水は鉢部28で受け止められ、排水孔31から管部32を通って排水管3に流出する。
水栓配置部29は、鉢部28と隣接して装置本体20の左端部に設けられている。水栓配置部29には、水栓11が取り付けられている。水栓11は、水栓配置部29を上下方向に貫通している。水栓配置部29は、平坦な上面を有している(図1参照)。
棚22は、図1に示すように、平らな厚板状をなしている。棚22の上面は、平坦面である。棚22には、ハンドソープのボトルや携帯端末等、トイレの利用者の所有物を載置できる。棚22は、手洗い器21の右側に継目や段差なく連なっている。これにより、装置本体20の上面を容易に掃除できる。棚22は、紙巻器60の上側に配置されている。棚22の下面は、後述する棚カバー72によって構成されている。
棚22は、図3に示すように、平面視、壁面1に沿って長い長方形状をなしている。棚22のXZ平面における前後方向の寸法は、手洗い器21のXZ平面における前後方向の寸法よりも小さい。棚22のXZ平面における左右方向の寸法は、手洗い器21のXZ平面における左右方向の寸法よりも小さい。
支持部材40は、図1に示すように、3つの支持部品41F,41S,41Tと、1つの連結部品42と、を備えている。3つの支持部品41F,41S,41T及び連結部品42はそれぞれ金属製の板材によって形成されている。3つの支持部品41F,41S,41T及び連結部品42はそれぞれネジ等の締結具によって壁面1に固定される。
3つの支持部品41F,41S,41Tは、装置本体20の複数個所を支持する。具体的には、3つの支持部品41F,41S,41Tは、装置本体20の左右方向の両端部及び中間部に配置されている。左端部に配置されている支持部品41Fは、手洗い器21を支持している(図5参照)。第一支持部品41Fは、水栓11よりも左側に位置している。右端部に配置されている第二支持部品41Sは、棚22を支持している。中間部に配置されている第三支持部品41Tは、手洗い器21及び棚22の両方を支持している。第三支持部品41Tは、棚22の下側であり、棚22と手洗い器21との境界部分に配置されている。第三支持部品41Tは、鉢部28と紙巻器60との間に位置している。第一支持部品41F及び第三支持部品41Tは、手洗い器21を支持する手洗い支持部材を構成している。
連結部品42は、図1に示すように、第二支持部品41Sと第三支持部品41Tとを連結している。連結部品42は、全体として左右方向に長い形状をなしている。連結部品42の長手方向の両端は、第二支持部品41S及び第三支持部品41Tのそれぞれに連結されている。
連結部品42は、紙巻器60が固定される紙巻き固定部48と、壁面1に固定される壁面固定部49と、を備えている。紙巻き固定部48は、左右方向に長い長方形の板状をなしている。紙巻き固定部48の板面は、取付状態において水平に配置される。紙巻き固定部48には、締結具によって下側から紙巻器60が固定される。紙巻き固定部48には、複数の固定具締結孔48Hが形成されている。 複数の固定具締結孔48Hは、左右方向に並べて形成されている。紙巻き固定部48は、棚カバー72より上側に位置している。紙巻器60は、棚22と棚カバー72との内部において紙巻き固定部48に固定される。壁面固定部49は、紙巻き固定部48の後縁から上方に屈曲している。壁面固定部49は、締結具によって壁面1に前側から固定される。第二支持部品41S、第三支持部品41T及び連結部品42は、棚22を支持する棚支持部材を構成している。
多目的バー50は、図1に示すように、金属製の板材によって形成されている。多目的バー50は、正面バー51、側面バー52、及び取付バー53を有している。左右の側面バー52の後端にはそれぞれ、締結具によって壁面1に前側から固定される壁面固定部54が設けられている。各取付バー53の上端には、締結具によって第一支持部品41F及び第三支持部品41Tに下側から固定される部品固定部55が設けられている。
多目的バー50は、図1に示すように、第一支持部品41F及び第三支持部品41Tに連結されている。第一支持部品41F及び第三支持部品41Tの前端は、多目的バー50に支持されている。多目的バー50は、第一支持部品41F及び第三支持部品41Tを介して装置本体20を支持する。装置本体20は、支持部材40と多目的バー50との両方に支持される。
紙巻器60は、図1に示すように、棚22の真下に配置される。紙巻器60は、締結具によって連結部品42の紙巻き固定部48に下側から固定される。紙巻器60は、紙切板61と、紙支持バー62と、固定片63と、を備えている。紙切板61、紙支持バー62及び固定片63はいずれも金属製である。
紙切板61は、紙支持バー62にセットされたロールペーパーの上側を覆う。紙切板61は、図9に示すように、ロールペーパーの上面に沿うように緩く湾曲している。紙切板61は、回転軸61Rを中心に上下方向に変位する。紙切板61は、紙支持バー62の上バー65に引っ掛かる掛かり部64を有している。紙切板61は、掛かり部64から前側に延出している。掛かり部64は、紙切板61の上端に位置している。
紙支持バー62は、ロールペーパーを支持する。紙支持バー62は、金属製の棒状部材を屈曲して形成される。紙支持バー62は、回転軸61Rに沿って延びる上バー65と、上バー65の左端から下方に延びる延出バー66と、延出バー66の下端から右方に向かって延びる下バー67とを有している(図6参照)。上バー65は、紙切板61を回転自在に保持している(図9参照)。上バー65の中心軸は、紙切板61の回転軸61Rと一致している。紙支持バー62は、手洗い器21とは反対側からロールペーパーをセットできる。ロールペーパーは、下バー67の右側から下バー67にセットされる。
固定片63は、図1に示すように、紙巻き固定部48に下側から固定される。固定片63は、板状をなしている。紙巻き固定部48に対する固定片63の取り付け位置は、紙巻き固定部48に形成された複数の固定具締結孔48Hによって左右方向に調整できる。これによって、トイレ用棚ユニット10を左側の壁面に取り付ける場合や右側の壁面1に取り付ける場合等に応じて紙巻器60の左右方向の位置を変更できる。固定片63には、左右方向に上バー65が通されている。上バー65は、締結具によって固定片63に固定されている(図9参照)。
カバー70は、合成樹脂製である。カバー70は、図1に示すように、手洗いカバー71と、棚カバー72とを備えている。手洗いカバー71と棚カバー72とは別体に形成されている。手洗いカバー71は、手洗い器21の下面を覆う。棚カバー72は、棚22の下面を覆う。手洗いカバー71及び棚カバー72は、それぞれ締結具によって装置本体20の部材固定部25に下側から固定される。
カバー70は、図7に示すように、装置本体20の下面に取り付けられている。手洗いカバー71及び棚カバー72は同一平面上に配置されている。カバー70の周囲は、周面部24に囲まれている。カバー70は、3つの支持部品41F,41S,41T及び連結部品42の下側を覆っている。3つの支持部品41F,41S,41T及び連結部品42は、装置本体20及びカバー70によって覆われるから、外部に露出しない。
手洗いカバー71の上面及び棚カバー72の上面には、図1に示すように、それぞれ縦横に延びた補強リブ73が設けられている。手洗いカバー71の上面及び棚カバー72の上面には、装置本体20の部品固定部55に固定されるカバー固定部74が複数設けられている。
手洗いカバー71は、板状部75と縁状部76とを備えている。板状部75は、装置本体20の下面のうち水栓配置部29の下面を覆う。縁状部76は、装置本体20の下面のうち鉢部28のまわりを覆う。
棚カバー72は、棚22の下面を覆う。棚カバー72は、平面視、棚22の上面と同等の大きさを有する長方形状をなしている。棚カバー72の前後方向の寸法は、棚カバー72の左右方向の寸法よりも小さい。棚カバー72の後端部には、切欠開口79が形成されている(図10参照)。切欠開口79は、矩形状をなしている。切欠開口79は、棚カバー72の左右方向中心部に位置している。切欠開口79は、後側に開放されている。切欠開口79には、紙巻器60の固定片63が嵌まる(図7参照)。
棚カバー72には、図9及び図10に示すように、紙切板61の少なくとも一部を収める凹部85が形成されている。凹部85は、切欠開口79の前側に形成されている。凹部85の左右方向中央部は、切欠開口79によって後側に開放されている。4つのカバー固定部74は、凹部85の形成範囲内に設けられている(図1参照)。凹部85は、下側から見ると長方形状をなしている。XZ平面において凹部85の左右方向の寸法は、凹部85の前後方向の寸法よりも大きい。凹部85の左右方向の寸法は、紙切板61及び紙支持バー62の左右方向の寸法よりも大きい(図7参照)。
凹部85は、紙切板61と対向する対向面86を有している。対向面86は、棚カバー72の前端近傍から前後方向の中心よりも後側まで広がっている。対向面86の後端は、紙巻器60の回転軸61Rよりも後側に位置している(図9参照)。対向面86は、紙切板61の形状に沿って湾曲している。凹部85は、紙切板61を上方に変位させて紙支持バー62にロールペーパーを取り付けできるだけの深さ寸法Hを有している。凹部85の深さ寸法Hは、棚カバー72の下面を基準にした上下方向の寸法である。凹部85の深さ寸法Hは、後側から前側へ向かって次第に小さくなっている。凹部85の後端部には、紙切板61の回転軸61Rが配置されている。紙切板61の回転軸61Rは、凹部85内に収まっている。上バー65は、棚カバー72の下面よりも上側に位置している。
凹部85は、上方に変位した紙切板61に当たるクッション部87を有している。クッション部87は、対向面86の前端部に配置されている。紙切板61はクッション部87に当たることによって、衝撃吸収される。クッション部87には、紙切板61の前後方向中心部が当たる。クッション部87は、略円形のドーム状をなしている。クッション部87は、凹部85の左右方向中心に位置している。クッション部87としては、ポリウレタンなどの合成樹脂製のバンポン(住友3M(株)の商品名)を好適に用いることができる。
凹部85には、クッション部87を取り付ける窪み部88が形成されている。窪み部88は、クッション部87の外形に沿った円形状をなして対向面86から上側へ僅かに窪んでいる。窪み部88にクッション部87を嵌め込むことによって、対向面86の所定位置にクッション部87を位置決めできる。
窪み部88の周縁部には、取付リブ89が設けられている。取付リブ89は、窪み部88の周縁に沿った線状をなして対向面86から僅かに突出している。取付リブ89は、窪み部88の全周のうちの一部に形成されている。取付リブ89は、窪み部88の後側に位置している。
クッション部87を窪み部88に取り付ける作業を行う際、作業者は、取付リブ89に指先を接触させることによって、対向面86における窪み部88の位置を容易に知ることができる。これによって、クッション部87の取付作業を容易に行うことができる。
トイレ用棚ユニット10をトイレ室の壁面1に取り付ける作業の一例を説明する。最初に、3つの支持部品41F,41S,41T、連結部品42及び多目的バー50を互いに連結し、1つの壁面取付部材を構成する。具体的には、図1に示すように、多目的バー50の左右の部品固定部55と、第一支持部品41F及び第三支持部品41Tそれぞれとを、締結具によって連結する。第二支持部品41S及び第三支持部品41Tそれぞれと、連結部品42の両端部とを、締結具によって連結する。
次いで、組み付けられた壁面取付部材をトイレ室の壁面1の所定位置に固定する。具体的には、3つの支持部品41F,41S,41Tと、連結部品42の壁面固定部49と、多目的バー50の壁面固定部54とをそれぞれ締結具によって壁面1に固定する。壁面取付部材の固定位置は、紙巻器60の位置を基準に定める。これによって、手洗い器21、棚22、及び多目的バー50の配置を一度に完了できる。
次に、予め給水管2に手洗いカバー71を通した後、壁面1に固定された壁面取付部材の上側に装置本体20を被せ付ける。装置本体20の部材固定部25を、3つの支持部品41F,41S,41Tそれぞれに、締結具によって下側から固定する。これにより、装置本体20は、壁面取付部材に固定される。
次に、装置本体20の下面にカバー70を取り付ける。具体的には先ず、手洗いカバー71を装置本体20の周面部24の内側に嵌め込む。詳細には、手洗いカバー71を、手洗い前壁81、左側の側壁24S、後壁24U、及び中間前壁83によって囲まれた空間に嵌め込む。次いで、手洗いカバー71を、装置本体20の部材固定部25に締結具によって下側から固定する。手洗いカバー71は、手洗い器21の水栓配置部29の下面、及び鉢部28の周囲を覆った状態になる。また、棚カバー72を装置本体20の周面部24の内側に嵌め込む。詳細には、棚カバー72を棚前壁82、右側の側壁24S及び後壁24Uによって囲まれた空間に嵌め込む。その後、棚カバー72を装置本体20の部材固定部25に締結具によって下側から固定する。棚カバー72は、棚22の下面を覆った状態になる。
次に、紙巻器60を固定する。具体的には、紙巻器60は、紙巻き固定部48の下面に固定片63を重ね合わせ、下側から締結具により固定される。以上によって、トイレ用棚ユニット10をトイレ室の壁面1に取り付ける作業が完了する。
上記のように構成された実施形態によれば、以下の効果を奏する。トイレ用棚ユニット10は、紙巻器60と、棚22と、を備えている。紙巻器60は、回転軸61Rを中心に変位する紙切板61と、ロールペーパーを支持する紙支持バー62と、を有している。棚22は、紙巻器60の上側に配置されている。棚22の下面には、紙切板61の少なくとも一部を収める凹部85が形成されている。この構成によれば、紙巻器60と棚22とが接近して配置されるから、トイレ用棚ユニット10をコンパクトに見せることができる。
紙切板61の回転軸61Rは、凹部85内に収まっている。この構成によれば、紙巻器60と棚22とがより接近して配置されるから、トイレ用棚ユニット10をよりコンパクトに見せることができる。
凹部85は、上方に変位した紙切板61に当たるクッション部87を有している。この構成によれば、紙切板61が棚22の下面に当たる音を低減できるから、トイレ用棚ユニット10の品質を高めることができる。
凹部85のうち紙切板61との対向面86は、紙切板61の形状に沿っている。この構成によれば、紙切板61が凹部85にきれいに収まるから、トイレ用棚ユニット10をよりコンパクトに見せることができる。
凹部85は、紙切板61を上方に変位させて紙支持バー62にロールペーパーを取り付けできるだけの深さ寸法Hを有している。この構成によれば、紙切板61と棚22との距離を小さくしつつ、ロールペーパーを容易に取り付けることができるから、トイレ用棚ユニット10の使い勝手を良くできる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において装置本体20は周面部24を備えている。これに限らず、周面部はカバーに設けてもよい。
(2)上記実施形態において給水管2及び排水管3は床面から延びている。これに限らず、給水管及び排水管は、壁面から延びていても良い。
(3)上記実施形態において装置本体20は手洗い器21と棚22とを一体に有している。これに限らず、装置本体は、手洗い器と棚とを別体に有していてもよい。この場合、手洗い器と棚とを異なる材料で形成してもよい。
(4)上記実施形態において装置本体20は手洗い器21及び手洗いカバー71を有している。これに限らず、装置本体は、手洗い器及び手洗いカバーを有していなくてもよい。
(5)上記実施形態において紙巻器60は金属製である。これに限らず、紙巻器は例えば合成樹脂製であってもよい。
(6)上記実施形態において凹部85は、棚22の下面を構成する棚カバー72に形成されている。これに限らず、棚は、棚カバーを有していなくてもよく、凹部は、棚自身に形成してもよい。
(7)上記実施形態において紙切板61の回転軸61Rは、凹部85内に収まっている。これに限らず、紙切板の回転軸は凹部の外に配置されていてもよい。
(8)上記実施形態において手洗いカバー71と棚カバー72とは別体に設けられている。これに限らず、手洗いカバーと棚カバーとを一体に設けてもよい。言い換えると、一つのカバーによって手洗い器の下面と棚の下面とを覆うようにしてもよい。
(9)上記実施形態において棚22の前後方向の寸法及び左右方向の寸法はそれぞれ、手洗い器21の前後方向の寸法及び左右方向の寸法よりも小さい。これに限らず、棚の前後方向の寸法及び左右方向の寸法は、手洗い器の前後方向の寸法及び左右方向の寸法と等しくてもよいし、手洗い器の前後方向の寸法及び左右方向の寸法より大きくてもよい。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において装置本体20は周面部24を備えている。これに限らず、周面部はカバーに設けてもよい。
(2)上記実施形態において給水管2及び排水管3は床面から延びている。これに限らず、給水管及び排水管は、壁面から延びていても良い。
(3)上記実施形態において装置本体20は手洗い器21と棚22とを一体に有している。これに限らず、装置本体は、手洗い器と棚とを別体に有していてもよい。この場合、手洗い器と棚とを異なる材料で形成してもよい。
(4)上記実施形態において装置本体20は手洗い器21及び手洗いカバー71を有している。これに限らず、装置本体は、手洗い器及び手洗いカバーを有していなくてもよい。
(5)上記実施形態において紙巻器60は金属製である。これに限らず、紙巻器は例えば合成樹脂製であってもよい。
(6)上記実施形態において凹部85は、棚22の下面を構成する棚カバー72に形成されている。これに限らず、棚は、棚カバーを有していなくてもよく、凹部は、棚自身に形成してもよい。
(7)上記実施形態において紙切板61の回転軸61Rは、凹部85内に収まっている。これに限らず、紙切板の回転軸は凹部の外に配置されていてもよい。
(8)上記実施形態において手洗いカバー71と棚カバー72とは別体に設けられている。これに限らず、手洗いカバーと棚カバーとを一体に設けてもよい。言い換えると、一つのカバーによって手洗い器の下面と棚の下面とを覆うようにしてもよい。
(9)上記実施形態において棚22の前後方向の寸法及び左右方向の寸法はそれぞれ、手洗い器21の前後方向の寸法及び左右方向の寸法よりも小さい。これに限らず、棚の前後方向の寸法及び左右方向の寸法は、手洗い器の前後方向の寸法及び左右方向の寸法と等しくてもよいし、手洗い器の前後方向の寸法及び左右方向の寸法より大きくてもよい。
H…深さ寸法、10…トイレ用棚ユニット、22…棚、60…紙巻器、61…紙切板、61R…回転軸、62…紙支持バー、85…凹部、86…対向面、87…クッション部
Claims (7)
- 回転軸を中心に変位する紙切板と、ロールペーパーを支持する紙支持バーと、を有する紙巻器と、
前記紙巻器の上側に配置され、前記紙切板の少なくとも一部を収める凹部が下面に形成されている棚と、を備えているトイレ用棚ユニット。 - 前記紙切板の回転軸は、前記凹部内に収まっている、請求項1に記載のトイレ用棚ユニット。
- 前記凹部は、上方に変位した前記紙切板に当たるクッション部を有している、請求項1から請求項2までの何れか一項に記載のトイレ用棚ユニット。
- 前記凹部のうち前記紙切板との対向面は、前記紙切板の形状に沿っている、請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のトイレ用棚ユニット。
- 前記凹部は、前記紙切板を上方に変位させて前記紙支持バーに前記ロールペーパーを取り付けできるだけの深さ寸法を有している、請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のトイレ用棚ユニット。
- 前記棚の下面を構成する棚カバーを有し、
前記凹部は、前記棚カバーに形成されている、請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のトイレ用棚ユニット。 - 前記紙支持バーは、前記棚の上面と前記棚カバーとの間で固定されている、請求項6に記載のトイレ用棚ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022039027A JP2023133821A (ja) | 2022-03-14 | 2022-03-14 | トイレ用棚ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022039027A JP2023133821A (ja) | 2022-03-14 | 2022-03-14 | トイレ用棚ユニット |
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JP2023133821A true JP2023133821A (ja) | 2023-09-27 |
Family
ID=88143682
Family Applications (1)
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JP2022039027A Pending JP2023133821A (ja) | 2022-03-14 | 2022-03-14 | トイレ用棚ユニット |
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JP (1) | JP2023133821A (ja) |
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2022
- 2022-03-14 JP JP2022039027A patent/JP2023133821A/ja active Pending
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