JP2023131459A - 柱脚金物、およびその柱脚金物を使用した建造物 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明に係る柱脚金物では、前記脚プレートの下端部には、前記脚プレート用嵌合孔に嵌って前記ベースプレートに接合されるベースプレート嵌合用凸部と、前記脚プレート用嵌合孔に嵌らずに前記ベースプレートの上面に接して前記ベースプレートの上面に接合されるベースプレート上面接合部とを設け、前記ベースプレート上面接合部に対する前記ベースプレート嵌合用凸部の突出長さは、前記ベースプレートの厚さ未満であり、前記脚プレート用嵌合孔に前記ベースプレート嵌合用凸部を嵌合した後、前記ベースプレートの裏面側から前記脚プレート用嵌合孔に嵌合して露出する前記ベースプレート嵌合用凸部の下端部を前記脚プレート用嵌合孔に溶接することも特徴とする。
また、本発明に係る柱脚金物では、前記上部プレートには、前記第2部材連結部材の下端部の一部または全部を通す第2部材連結部材通し孔が設けられている一方、前記脚プレートの上部には、前記第2部材連結部材通し孔を通った前記第2部材連結部材の下部が嵌る連結プレート嵌合用凹部が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る柱脚金物では、前記ベースプレート上には、座金の中心が前記ベースプレート上の中心に位置するように前記座金の側面に当接して前記座金の位置を固定する位置固定部が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係る建造物は、上述のいずれかの柱脚金物を使用してコンクリート部材上に柱を設けたことを特徴とする。
また、脚プレートがベースプレートに嵌合していることで、外力がかかった際に脚プレートの変形を抑制させることができ、横からの外力に関しては特に有効である。
また、脚プレートの下端部の全部または一部はベースプレートの脚プレート用嵌合孔に嵌り、ベースプレートの裏側から溶接することが可能となり、溶接量を増やすことができるため、コストを上げずにベースプレートと脚プレートとの間の接合強度を向上させて柱脚金物全体の剛性を向上させることができる。
実施の形態の柱脚金物1は、図1に示すように基礎コンクリート2から延びるアンカーボルト3に座金4を介しナット5により固定されて、柱6等を基礎コンクリート2上に設けるための建築金物であって、ベースプレート11と、一対の脚プレート12,12と、上部プレート13と、第2部材連結プレート14とを図2および図3に示すように組立て溶接により接合して構成され、座金4とセットで使用される。尚、座金4は、本発明に必須の構成ではない。
ベースプレート11は、基礎コンクリート2の上面に設置されるプレートであり、図4(a)~(d)に示すように、例えば、厚さT1の鋼板で平面視、ほぼ正方形状に形成されている。
一対の脚プレート12は、図5(a)~(d)に示すように、例えば厚さがT2(T2<T1)の鋼板を、平面視、湾曲させて形成されており、一対の脚プレート12の下端部には、それぞれ、所定幅で長さH2(H2<T1)程下方に突出してベースプレート11の脚プレート用嵌合孔11c(図4等参照。)に嵌るベースプレート嵌合用凸部12aと、脚プレート用嵌合孔11cに嵌らずにベースプレート11の上面に接して接合されるベースプレート上面接合部12b,12bとを設けている。
上部プレート13は、図6(a)~(c)に示すようにベースプレート11と同じ平面視、ほぼ正方形の鋼板で形成されており、その中央には第2部材連結プレート14下端部の一部である連結プレート下部両側凸部14bが通る幅W2(=W1=T4)で、長さL1の連結プレート通し孔13aを設けている。
第2部材連結プレート14は、図7(a)~(c)に示すように、厚さT4(=W1=W2)の鋼板により所定の横幅および高さで正面視、略長方形状に形成されており、柱6(図1参照。)に形成したスリットに挿入し易くするため上端部の左右の角部を丸く削り落としている。
座金4は、図8(a)~(c)に示すように、例えば、その厚さT5がベースプレート11の厚さT1(図4(b)参照。)と同じ鋼板で外径R2で円形に形成されており、その中心から偏心した長孔形状の、いわゆる透孔(バカ孔)のアンカーボルト挿通偏心孔41を設けている。本実施形態では、アンカーボルト3の直径をR3(図1参照。)とし、ベースプレート11に形成したアンカーボルト挿通孔11aの直径R1はアンカーボルト3の直径R3の2倍前後としているため、座金4に形成した長孔形状のアンカーボルト挿通偏心孔41は、短径R4をアンカーボルト3の直径R3より僅かに大きい値とし、長径R5をアンカーボルト3の直径R3の1.5倍程度としている。
次に、以上のように構成された実施形態の柱脚金物1の溶接について、図面を参照しながら説明する。尚、図面において溶接部分は、格子線で示す。
ベースプレート11には、図4(a)~(d)等に示すように脚プレート用嵌合孔11c,11cが設けられており、脚プレート用嵌合孔11c,11cには、図9(a),(b)等に示すようにそれぞれ脚プレート12,12下部のベースプレート嵌合用凸部12a,12aが嵌る構造としているため、ベースプレート11裏面側から図9(a),(b)や図10(a)に示すようにベースプレート11裏面の脚プレート用嵌合孔11c,11cにおいてベースプレート11と脚プレート12,12とを溶接する。
ベースプレート11上面では、図9(a),(b)に示すように脚プレート12,12それぞれのベースプレート嵌合用凸部12a,12aがベースプレート11の脚プレート用嵌合孔11c,11cにおよそ半分まで挿入して嵌合しているため、図9(a),(b)や図10(b)に示すようにベースプレート11上面で脚プレート12,12との嵌合部分を1周にわたって、例えば、隅肉溶接等で溶接を行う。
第2部材連結プレート14と上部プレート13との溶接は、図11(a),(b)に示すように上部プレート13の下面側で行い、上部プレート13の上面側では行わない。
図2や図3等から明らかなように脚プレート12,12それぞれの上端面は上部プレート13の下面に当接しているため、脚プレート12,12と上部プレート13の溶接は、図11(a),(b)に示すように上部プレート13の下面側で脚プレート12,12それぞれの上端面と上部プレート13下面との当接部周縁で隅肉溶接等で溶接する。
上述したように第2部材連結プレート14下端部の連結プレート下部両側凸部14b,14bおよび連結プレート下部中央凹部14cが、上部プレート13の連結プレート通し孔13aに挿入されて貫通し、連結プレート下部両側凸部14b,14bがそれぞれ脚プレート12,12の連結プレート嵌合用凹部12c,12cに嵌合するため、第2部材連結プレート14と脚プレート12,12の溶接部分は、図9(a)や図11(a),(b)等に示すようにその嵌合部位周縁であって脚プレート12,12の凸側である内側(図9(a)参照。)と凹側である外側(図11(b)参照。)との両側を隅肉溶接等で溶接する。
以上説明したように、本発明に係る実施形態の柱脚金物1では、基礎コンクリート2から延びるアンカーボルト3が通るアンカーボルト挿通孔11aが設けられたベースプレート11には、一対の脚プレート12,12それぞれのベースプレート嵌合用凸部12aが嵌る一対の脚プレート用嵌合孔11c,11cを設けている。
11 ベースプレート
11a アンカーボルト挿通孔
11b 位置固定部
11c 脚プレート用嵌合孔
11d けがき部
12 脚プレート
12a ベースプレート嵌合用凸部
12b ベースプレート上面接合部
12c 連結プレート嵌合用凹部
13 上部プレート
13a 連結プレート通し孔(第2部材連結部材通し孔)
14 第2部材連結プレート(第2部材連結部材)
14a ピン挿通孔
14b 連結プレート下部両側凸部
14c 連結プレート下部中央凹部
14d 上部プレート上面接合部
2 基礎コンクリート(第1部材)
3 アンカーボルト
4 座金
41 アンカーボルト挿通偏心孔
5 ナット
6 柱(第2部材)
Claims (5)
- 第1部材から延びるボルトが通るボルト孔が設けられたベースプレートと、
前記ベースプレートの上面側に設けられる所定の高さを有する脚プレートと、
前記脚プレートを介して前記ベースプレートに対向するように設けられる上部プレートと、
前記上部プレートの上面側に設けられ、第2部材が連結される第2部材連結部材とを備え、
前記ベースプレートには、前記脚プレートの下端部の一部または全部が嵌る脚プレート用嵌合孔が設けられていることを特徴とする柱脚金物。 - 請求項1記載の柱脚金物において、
前記脚プレートの下端部には、前記脚プレート用嵌合孔に嵌って前記ベースプレートに接合されるベースプレート嵌合用凸部と、前記脚プレート用嵌合孔に嵌らずに前記ベースプレートの上面に接して前記ベースプレートの上面に接合されるベースプレート上面接合部とを設け、
前記ベースプレート上面接合部に対する前記ベースプレート嵌合用凸部の突出長さは、前記ベースプレートの厚さ未満であり、前記脚プレート用嵌合孔に前記ベースプレート嵌合用凸部を嵌合した後、前記ベースプレートの裏面側から前記脚プレート用嵌合孔に嵌合して露出する前記ベースプレート嵌合用凸部の下端部を前記脚プレート用嵌合孔に溶接することを特徴とする柱脚金物。 - 請求項1または請求項2に記載の柱脚金物において、
前記上部プレートには、前記第2部材連結部材の下端部の一部または全部を通す第2部材連結部材通し孔が設けられている一方、
前記脚プレートの上部には、前記第2部材連結部材通し孔を通った前記第2部材連結部材の下部が嵌る連結プレート嵌合用凹部が設けられていることを特徴とする柱脚金物。 - 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載の柱脚金物において、
前記ベースプレート上には、座金の中心が前記ベースプレート上の中心に位置するように前記座金の側面に当接して前記座金の位置を固定する位置固定部が設けられていることを特徴とする柱脚金物。 - 請求項1~請求項4のいずれか一の請求項に記載の柱脚金物を使用してコンクリート部材上に柱を設けたことを特徴とする建造物。
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