JP2023115934A - 屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両 - Google Patents

屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両 Download PDF

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隆充 吉村
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Abstract

【課題】出入口を塞いだ戸板およびその周囲の状態を監視し易く安心して使用できる屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両を提供する。【解決手段】仮設トイレ搭載車両12は、車両14の荷台16に載置される屋外用仮設トイレ10とを備える。屋外用仮設トイレ10は、第1壁板46と第1壁板46と同一面内に設けられた出入口50とを有するハウジング20と、戸板22を有する引戸24と、戸板22の戸先部22aが当たる戸当たり部26と、第1便器28とを備える。引戸24は、戸板22が出入口50を塞ぐ「閉状態」と戸板22が第1壁板46に沿って配置される「開状態」とを選択的に取り得るように、戸板22がスライド可能に構成される。第1便器28は、便座28aに着座した使用者が出入口50を塞いだ戸板22に正面から向き合うように配置される。便座28aの幅方向の中心Pは、戸当たり部26と対向する位置からずれた位置に配置される。【選択図】図3

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 展示日 :令和3年11月5日~令和3年11月6日 展示会名:関東グランドフェア2021 主催者名:やまずみ会
本発明は、工事現場および建設現場などの屋外で使用される屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両に関する。
下記特許文献1に開示された従来の屋外用仮設トイレは、ハウジングと、ハウジングの内部に設けられた便器と、引戸とを備えている。ハウジングは、使用者が出入りする出入口を有しており、便器は、使用者が着座する座部を有している。引戸は、出入口を塞ぐ戸板を有しており、便器は、座部に着座した使用者が戸板に対して平行方向を向くように配置されている。この屋外用仮設トイレを使用するとき、使用者は、ハウジングの外部から戸板を開方向へ移動させて出入口を開き、出入口からハウジングの内部に入る。そして、戸板を閉方向へ移動させて出入口を閉じた後、便器の座部に着座する。
特開2003-213946号
しかしながら、特許文献1に開示された屋外用仮設トイレでは、便座に着座した使用者は、出入口を塞いだ戸板に対して平行方向を向くので、戸板およびその周囲の状態を十分に監視することが困難であり、戸板と戸当たり部との間に隙間が生じていることに気づき難いという問題があった。また、隙間が生じていない場合でも、使用中に隙間が生じてハウジングの内部を覗かれるのではないか、或いは、戸板の周囲の隙間からカメラ撮影されているのではないか、といった不安を感じるという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、出入口を塞いだ戸板およびその周囲の状態を監視し易く、安心して使用できる、屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る屋外用仮設トイレの特徴は、板状の壁板と前記壁板と同一面内に設けられた出入口とを有するハウジングと、前記出入口を塞ぐための板状の戸板を有し、前記戸板が前記出入口を塞ぐ閉状態と前記戸板が前記壁板に沿って配置される開状態とを選択的に取り得るように、前記戸板がスライド可能に構成された引戸と、使用者が着座する便座を有し、前記ハウジングの内部に設けられる便器とを備え、前記便器は、前記便座に着座した使用者が前記出入口を塞いだ前記戸板に正面から向き合うように配置されることにある。
この構成によれば、便座に着座した使用者は、出入口を塞いだ戸板およびその周囲の状態を監視し易く、使用者の意に反して戸板が開かれることを防止できる。したがって、車両の荷台のような目立つ場所に屋外用仮設トイレが設置された場合でも、使用者は、これを安心して使用できる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記出入口を塞いだ前記戸板の戸先部が当たる戸当たり部を備え、前記便座の幅方向の中心は、前記戸当たり部と対向する位置からずれた位置に配置されることにある。
この構成によれば、戸板が少し開いて戸先部と戸当たり部との間に隙間が生じたとき、便座に着座した使用者の体の中心部がその隙間に対向することを防止できる。したがって、その隙間からハウジングの内部が覗かれた場合でも、使用者の体の中心部が見られることはなく、使用者は、屋外用仮設トイレを安心して使用できる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記出入口を塞いだ前記戸板の戸先部が当たる戸当たり部を備え、前記引戸は、前記戸板が前記出入口を塞いだときに前記戸当たり部の内側面または外側面に対向して配置される板状の目隠し部を有することにある。
出入口を塞いだ戸板が少しだけ開かれたとき、戸板の戸先部と戸当たり部との間に隙間が生じるが、上記構成によれば、その隙間が板状の目隠し部で覆われるので、その隙間からハウジングの内部が覗かれることを防止できる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記閉状態における前記戸板から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記戸板に届くように定められることにある。
この構成によれば、便座に着座した使用者の意に反して戸板が開こうとしたとき、使用者は、戸板を手で押さえることによって、直ちに戸板の動きを止めることができる。また、車両が不意に動き出して戸板が開いたとき、使用者は、直ちに戸板を手で閉めることができる。さらに、ハウジングの内部が異常に高温になったとき、或いは、ハウジングの内部の臭いが気になったとき、使用者は、戸板を手で開けて換気することができる。換気の際に外部の人が近付いてくれば、使用者は、直ちに戸板を手で閉めることができる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記引戸は、前記戸板の内側面に取り付けられた取っ手を有し、前記閉状態における前記取っ手から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記取っ手に届くように定められることにある。
この構成によれば、便座に着座した使用者の意に反して戸板が開こうとしたとき、使用者は、取っ手を手で掴むことによって、直ちに戸板の動きを止めることができる。また、車両が不意に動き出して戸板が開いたとき、使用者は、取っ手を手で掴んで直ちに戸板を閉めることができる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記取っ手は、前記戸板の内側面から前記ハウジングの内側へ突出して設けられることにある。
この構成によれば、便座に着座した使用者は取っ手を手で掴み易い。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記便座に着座した使用者から見たとき、前記壁板は、前記出入口の左側に設けられることにある。
この構成によれば、出入口を戸板で塞いだとき、便座に着座した使用者の右側に取っ手が位置する。したがって、使用者の意に反して戸板が開こうとしたとき、多くの使用者は、利き手(右手)を使って戸板の動きを簡単に止めることができる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記引戸は、前記ハウジングの内部から操作可能に構成されたロック機構を有し、前記閉状態における前記ロック機構から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記ロック機構に届くように定められることにある。
この構成によれば、ロック機構のロック状態が外部から解除されようとしたときのほか、使用者がロックをし忘れたときなどの場合、便座に着座した使用者は、直ちにロック機構の動きを手で止めることによって、ロック状態が解除されることを阻止できる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記引戸は、前記ハウジングに設けられたレールと、前記レールに走行可能に取り付けられて前記レールから前記戸板を吊り下げるランナーとを有し、前記ハウジングの床面には、前記戸板の下端部に対して厚さ方向から対向するガイド部が設けられることにある。
この構成によれば、戸板がレールから吊り下げられるので、戸板が開くときには、戸板の下端部が厚さ方向へ揺動し、ガイド部に当たって音が発生する。したがって、便座に着座した使用者は、その音を聞くことによって戸板が開く動きを察知できる。また、戸板の下端部が厚さ方向へ揺動することをガイド部で抑制できるので、戸板が開閉方向へ移動する際には、戸板の下端部をガイド部で案内できる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記開状態における前記戸板は、前記壁板の外側に配置されることにある。
この構成によれば、壁板の内面にコート掛けや荷物置き棚などの物品を取り付けることができる。
本発明に係る屋外用仮設トイレの他の特徴は、前記開状態における前記戸板は、前記壁板の内側に配置されることにある。
この構成によれば、壁板の外側に戸板が配置される場合と比べて、便座と戸板との距離を短くできるので、便座に着座した使用者の意に反して戸板が開こうとしたとき、使用者は、戸板を手で押さえ易い。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮設トイレ搭載車両の特徴は、上記のいずれかの屋外用仮設トイレと、前記屋外用仮設トイレが載置される荷台を有する車両と、使用者が前記荷台の高さに上がるための階段とを備えることにある。
この構成によれば、上記の屋外用仮設トイレが奏する効果をそのまま奏することができる。また、作業者は、工事現場および建設現場などに車両を乗り入れた後、直ちに屋外用仮設トイレを使用可能な状態にすることができる。さらに、道路工事現場のように、工事の進捗に応じて屋外用仮設トイレを移動させる必要がある場合には、作業者は、車両を動かすだけで簡単に対応できる。
(A)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両の構成(走行時)を示す斜視図、(B)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両の構成(使用時)を示す斜視図である。 (A)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレの使用時の構成(閉状態)を示す斜視図、(B)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレの使用時の構成(開状態)を示す斜視図である。 (A)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレの使用時の構成(閉状態)を示す上側から見た断面図、(B)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレの使用時の構成(閉状態)を示す右側から見た断面図である。 (A)は、ハウジングの枠体の構成を示す斜視図、(B)は、枠体に取り付けられる壁板および引戸の構成を示す斜視図である。 引戸および戸当たり部の構成を示す断面図である。 ロック機構の構成を示す正面図である。 引戸の構成を示す断面図である。 引戸の構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る屋外用仮設トイレおよび仮設トイレ搭載車両の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる「上・下・左・右・前・後」の各方向は、便座に着座した使用者から見た方向であり、図面において矢印で示す各方向と一致する。
(仮設トイレ搭載車両12の構成)
図1(A)は、実施形態に係る屋外用仮設トイレ10および仮設トイレ搭載車両12の構成(走行時)を示す斜視図であり、図1(B)は、屋外用仮設トイレ10および仮設トイレ搭載車両12の構成(使用時)を示す斜視図である。
図1(A),(B)に示す屋外用仮設トイレ10は、イベント会場、工事現場および建設現場などで使用される可搬型の仮設トイレであり、図1(A)に示すように、車両14の荷台16に載置されて現場に搬入され、図1(B)に示すように、荷台16に載置されたまま使用される。つまり、車両14は、仮設トイレ専用車両であり、屋外用仮設トイレ10と車両14とが一体となって、仮設トイレ搭載車両12として使用される。
図1(A),(B)に示す車両14は、軽トラック(軽自動車の規格に合わせて製造されたトラック)であり、荷台16の周囲に設けられた周壁部18は、外側へ倒れるように構成されている。図1(B)に示すように、屋外用仮設トイレ10を使用可能な状態にするとき、周壁部18を構成する前壁部18aが外側へ倒されるとともに、使用者が荷台16の高さに上がるための階段32が車両14の前方(進行方向を向いたときの左方)の地面に設置される。なお、車両14の種類は、軽トラックに限定されるものではなく、2トントラック(最大積載量2.0トン~2.9トンの小型トラック)などの荷台16を備える他の車両が用いられてもよい。
図2(A)は、屋外用仮設トイレ10の使用時の構成(閉状態)を示す斜視図であり、図2(B)は、屋外用仮設トイレ10の使用時の構成(開状態)を示す斜視図である。図3(A)は、屋外用仮設トイレ10の使用時の構成(閉状態)を示す上側から見た断面図であり、図3(B)は、屋外用仮設トイレ10の使用時の構成(閉状態)を示す右側から見た断面図である。
図2(A),(B)に示すように、屋外用仮設トイレ10は、車両14の荷台16(図1(A),(B))に載置されるハウジング20と、板状の戸板22を有する引戸24と、戸当たり部26とを備えている。また、図3(A)に示すように、屋外用仮設トイレ10は、第1便器28と、第2便器30とを備えている。さらに、図1(B)に示すように、屋外用仮設トイレ10は、屋外用仮設トイレ10の使用者が荷台16の高さに上がるための階段32を備えている。なお、使用者が荷台16の高さまで上がるための階段(図示省略)が現場に存在する場合には、階段32は省略されてもよい。
図2(A)に示すように、ハウジング20は、上方へ向けて開かれた開口部34を有する平面視で四角形の箱状の本体部36と、開口部34を塞ぐように本体部36の上端部に被せられる屋根38とを有している。
図3(A)に示すように、本体部36は、四角形の板状の床部40と、四角形の板状の4つの壁部42a~42dとを有している。4つの壁部42a~42dのうち前方に向けられた前壁部42aは、枠体44と、板状の第1壁板46と、板状の第2壁板48と、第1壁板46と第2壁板48との間で第1壁板46と同一面内に設けられた出入口50とを有している。図1(A),(B)に示す仮設トイレ搭載車両12において、屋外用仮設トイレ10は、引戸24の戸板22が進行方向に対して平行となるように荷台16に載置されている。
図4(A)は、ハウジング20の枠体44の構成を示す斜視図であり、図4(B)は、枠体44に取り付けられる第1壁板46、第2壁板48および引戸24の構成を示す斜視図である。図5は、引戸24および戸当たり部26の構成を示す断面図である。
図4(A)に示すように、枠体44は、4本の棒状の枠部材52a~52dで構成された四角形の枠本体54と、上側の枠部材52aと下側の枠部材52bとを繋ぐように鉛直方向へ延びて設けられた棒状の補強部材56とを有している。図4(B)に示すように、第1壁板46は、四角形の板状部材であり、図4(A)に示す枠本体54の左部にボルトおよびナットなどの接合部材(図示省略)を用いて接合されている。第2壁板48は、四角形の板状部材であり、図4(A)に示す枠本体54の右部および補強部材56にボルトおよびナットなどの接合部材(図示省略)を用いて接合されている。
図4(B)に示す第2壁板48は、出入口50を挟んだ第1壁板46の反対側で、図4(A)に示す右側の枠部材52cと補強部材56との間に配置されている。図5に示すように、第2壁板48は、引戸24の戸板22と同一面内に設けられており、戸板22で出入口50を塞ぐと、戸板22の戸先部22aが補強部材56に当たる。つまり、本実施形態では、第2壁板48における出入口50側の側端面48aに、戸当たり部26として機能する補強部材56が設けられている。
図3(A)に示すように、ハウジング20を構成する本体部36の左方に向けられた左壁部42dは、第1壁板46に対して直角をなすように繋がる板状の第3壁板58を有しており、後述する第2便器30は第3壁板58に設けられている。
図2(A)に示すように、屋根38は、平面視で四角形の天井壁60と、天井壁60に対して垂直となるように天井壁60の周縁部から下方へ延びて形成された前板部62a、後板部62b、右板部62cおよび左板部62dとを有している。右板部62cおよび左板部62dは、後端から前端に向けて上下方向長さが徐々に長くなるように三角形に形成されており、前板部62aおよび後板部62bのそれぞれの下端面は、右板部62cおよび左板部62dのそれぞれの下端面と面一に形成されている。
図3(B)に示すように、屋根38は、右板部62c(図2(A))および左板部62dのそれぞれの後端部において、本体部36に対して回動軸64を介して取り付けられている。また、本体部36と屋根38とは、ガスダンパー66を介して繋げられており、ガスダンパー66によって屋根38の前端部が持ち上げられている。ハウジング20の高さを低くするとき、作業者は、屋根38の前端部を引き下げて、ガスダンパー66を収縮させながら屋根38を下方へ回動させ、その後、パッチン錠(図示省略)などを用いて、屋根38を本体部36に固定する。なお、図1(A)に示すように、仮設トイレ搭載車両12の走行時には、屋根38が引き下げられた状態で固定され、図1(B)に示すように、屋外用仮設トイレ10の使用時には、屋根38が持ち上げられる。
図6は、ロック機構72の構成を示す正面図である。図7は、引戸24の構成を示す断面図であり、図8は、引戸24の構成を示す斜視図である。図4(B)に示す引戸24は、戸板22が出入口50(図2(B))を塞ぐ「閉状態」と戸板22が第1壁板46に沿って配置される「開状態」とを選択的に取り得るように、戸板22がスライド可能に構成された吊り戸であり、図7に示すように、枠体44を構成する上側の枠部材52aと下側の枠部材52bとの間に設けられている。
図4(B)に示すように、引戸24は、戸板22と、目隠し部68と、取っ手70a,70bと、ロック機構72と、戸板22を支持するレール74と、複数(本実施形態では2個)のランナー76と、「ガイド部」としてのガイド突起78とを有している。
図4(B)に示す戸板22は、出入口50(図2(B))を塞ぐための板状の部材であり、主としてポリスチレン系発泡樹脂などの発泡樹脂で構成されている。戸板22の外周部には、アルミニウムなどからなる枠体80が設けられている。そして、この戸板22に対して目隠し部68、取っ手70a,70bおよびロック機構72が取り付けられている。
図4(B)に示す目隠し部68は、戸板22が出入口50(図2(B))を塞いだときに戸板22の戸先部22aと戸当たり部26(図4(A))との間に生じた隙間(図示省略)を覆い隠す板状の部材であり、戸先部22aの端面に上下方向へ延びて設けられている。
図5に示すように、本実施形態の目隠し部68は、戸板22が出入口50(図2(B))を塞いだときに戸当たり部26の内側面26aに対向して配置される細長い板状の第1部分68aと、戸先部22aの端面に沿って配置される細長い板状の第2部分68bとを有している。
図8に示すように、第1部分68aと第2部分68bとは、平面視でL字状に繋がって形成されており、第2部分68bには、複数の貫通孔82が上下方向へ間隔を隔てて形成されている。そして、各貫通孔82に挿通された雄ねじ84が戸先部22aの端面に形成された雌ねじ(図示省略)に螺合されることによって、目隠し部68が戸先部22aに固定されている。
図4(B)に示す取っ手70a,70bのそれぞれは、上下方向へ延びる棒状に形成され、使用者の手で掴まれる掴み部86と、掴み部86の上端部に設けられた上側脚部88aと、掴み部86の下端部に設けられた下側脚部88bとを有している。上側脚部88aおよび下側脚部88bは、掴み部86と戸板22との間に隙間を確保する部分であり、これらの先端部には、取っ手70a,70bを戸板22に固定するための雄ねじ(図示省略)が挿通される貫通孔(図示省略)が形成されている。
そして、図5に示すように、内側の取っ手70aが、上記雄ねじを用いて戸板22の内側面22bに取り付けられており、外側の取っ手70bが、上記雄ねじを用いて戸板22の外側面22cに取り付けられている。本実施形態では、取っ手70a,70bが上側脚部88aおよび下側脚部88bを有しているため、内側の取っ手70aは、戸板22の内側面22bからハウジング20の内側へ突出して設けられており、外側の取っ手70bは、戸板22の外側面22cからハウジング20の外側へ突出して設けられている。
図6に示すように、ロック機構72は、戸板22の内側面22bに取り付けられた被引掛け部90と、第2壁板48の内側面48bに取り付けられた支持部92と、支持部92で回動可能に支持された引掛け部94とを有している。引掛け部94は、その先端部94aがフック状に形成された棒状部材であり、引掛け部94の基端部94bが支持部92に対して回動可能に取り付けられている。
本実施形態のロック機構72では、引掛け部94を反時計回りに回動させることよって、その先端部94aを被引掛け部90に引掛けることができ、これにより、ロック機構72をロック状態にすることができる。一方、引掛け部94を時計回りに回動させることよって、その先端部94aを被引掛け部90から離脱させることができ、これにより、ロック機構72のロック状態を解除することができる。つまり、ロック機構72は、ハウジング20の内部から手で簡単に操作できるように構成されている。なお、ロック機構72の具体的な構成は、本実施形態に限定されるものではなく、市販されているロック機構から適宜選択して用いられてもよい。
図7に示すように、レール74は、下方へ開いたC字状の断面を有する棒状に形成されており、枠体44を構成する上側の枠部材52aの下面にボルト96aおよびナット96bを用いて接合されている。つまり、レール74は、出入口50の上方においてハウジング20に設けられている。
図7および図8に示すように、ランナー76は、レール74に走行可能に取り付けられてレール74から戸板22を吊り下げる部材であり、レール74に引掛けられる4つの車輪98と、4つの車輪98を支持する支持体100と、支持体100と戸板22の上端部とを連結する連結部材102とを有している。
図7および図8に示すガイド突起(ガイド部)78は、レール74から吊り下げられた戸板22の下端部22dが厚さ方向へ揺動することを抑制するとともに、戸板22の下端部22dを開閉方向(左右方向)へ案内する突起状の部材であり、戸板22の下端部22dに対して厚さ方向から対向するようにハウジング20の床面20a(図7)に設けられている。
ガイド突起(ガイド部)78は、具体的には、下側の枠部材52b(図7)の上面に配置される細長い板状の固定部78aと、固定部78aの幅方向一方端部から上方へ向けて逆U字状に湾曲して形成された突起部78bとを有している。そして、固定部78aが、下側の枠部材52bの上面にボルト104を用いて接合されている。下側の枠部材52b(図7)の上面は、出入口50の下方に設けられたハウジング20の床面20aであり、ガイド突起(ガイド部)78は、この床面20aに設けられている。
図7および図8に示すように、戸板22の下端部22dにおける床面20aに対向する面には、逆U字状の断面を有し、戸板22の開閉方向(左右方向)へ延びる溝状のガイド溝106が設けられている。ガイド溝106は、戸板22の一部であり、戸板22の下端部22dは、ガイド溝106で構成されている。そして、ガイド溝106にガイド突起(ガイド部)78の突起部78bが移動可能に嵌め合わされている。したがって、ガイド突起(ガイド部)78は、戸板22の下端部22dに対して厚さ方向から対向することになり、戸板22の下端部22dが厚さ方向へ揺動することをガイド突起(ガイド部)78で抑制でき、戸板22を開閉方向(左右方向)へスムーズに案内できる。
引戸24が「開状態」にあるとき、戸板22は、第1壁板46の外側に配置される。つまり、「開状態」における戸板22は、第1壁板46の外側に配置される。したがって、第1壁板46の内面46aが戸板22で覆い隠されることはない。
図5に示すように、戸当たり部26は、引戸24が「閉状態」にあるとき、戸板22の戸先部22aが当たる部分であり、ハウジング20に設けられている。上述の通り、本実施形態では、第2壁板48の出入口50側の側端面48aに補強部材56が設けられており、この補強部材56が戸当たり部26として機能する。つまり、補強部材56と戸当たり部26とは同一の部材である。
図3(A),(B)に示すように、第1便器28は、使用者が着座する便座28aを有する大小便兼用の便器であり、ハウジング20の内部で後壁部42bに沿って設けられている。第1便器28は、便座28aに着座した使用者が出入口50を塞いだ戸板22に正面から向き合うように配置されている。
「閉状態」における戸板22から便座28aまでの距離(最短距離)は、便座28aに着座した使用者の手が戸板22に届くように定められている。また、「閉状態」における内側の取っ手70aから便座28aまでの距離は、便座28aに着座した使用者の手が取っ手70aに届くように定められている。さらに、「閉状態」におけるロック機構72から便座28aまでの距離は、便座28aに着座した使用者の手がロック機構72に届くように定められている。
図3(A)に示すように、本実施形態では、第1壁板46が出入口50の左側に設けられるので、便座28aの幅方向の中心Pは、戸当たり部26と対向する位置から左側にずれた位置に配置される。したがって、戸板22が出入口50を塞いだとき、便座28aに着座した使用者の右側に取っ手70aが位置することになり、多くの使用者は、利き手(右手)で取っ手70aを掴み易い。
図3(A),(B)に示すように、第2便器30は、男性の使用者が立って使用する小便用の便器であり、ハウジング20の内部で左壁部42dの第3壁板58に設けられている。本実施形態の第2便器30は、左壁部42dの前後方向中央部よりも前側に設けられており、引戸24が「開状態」にあるときでも、第2便器30は出入口50から見え難い。
図1(B)に示すように、階段32は、複数(本実施形態では3枚)の踏板108と、踏板108を支持する脚部110と、手すり112とを有している。本実施形態の階段32は、折り畳み可能に構成されており、仮設トイレ搭載車両12が移動するとき、階段32は折り畳まれて荷台16の空きスペースに載置される。屋外用仮設トイレ10を使用可能な状態にするとき、階段32が組み立てられて車両14の前方(進行方向を向いたときの左方)の地面に設置される。なお、階段32は、必ずしも折り畳み式である必要はなく、完成状態で荷台16の空きスペースに載置されてもよい。また、階段32は、1つの踏板108で構成された箱状の台であってもよい。また、階段32は、使用しない場合には、ハウジング20の内部に収容されてもよい。
(仮設トイレ搭載車両12の作動)
イベント会場、工事現場および建設現場などで屋外用仮設トイレ10が必要になるとき、作業者(運転者)は、図1(A)に示す仮設トイレ搭載車両12を現場に乗り入れる。続いて、図1(B)に示すように、作業者は、階段32を荷台16から降ろして車両14の前方(進行方向を向いたときの左方)の地面に設置する。屋外用仮設トイレ10を使用する使用者は、階段32を使って荷台16の高さに上がり、取っ手70b(図5)を手で掴んで、戸板22を左方へスライド移動させて移動させて出入口50を開く。そして、出入口50からハウジング20の内部に入り、取っ手70a(図5)を手で掴んで、戸板22を右方へスライド移動させて移動させて出入口50を閉じる。
その後、使用者は、図6に示すロック機構72を操作して戸板22をロックし、第1便器28または第2便器30を使用する。使用者が第1便器28の便座28aに着座しているとき、意に反して戸板22が開かれようとすると、使用者は、ロック機構72または戸板22を手で押さえて、その動きを止める。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、第1便器28は、便座28aに着座した使用者が出入口50を塞いだ戸板22に正面から向き合うように配置されるので、使用者は、出入口50を塞いだ戸板22およびその周囲の状態を監視し易く、使用者の意に反して戸板22が開かれることを防止できる。したがって、車両14の荷台16のような目立つ場所に屋外用仮設トイレ10が設置された場合でも、使用者は、これを安心して使用できる。
屋外用仮設トイレ10は、車両14の荷台16に載置されるので、作業者は、工事現場および建設現場などに車両14を乗り入れた後、直ちに屋外用仮設トイレ10を使用可能な状態にすることができる。また、道路工事現場のように、工事の進捗に応じて屋外用仮設トイレ10を移動させる必要がある場合には、作業者は、車両14を動かすだけで簡単に対応できる。さらに、階段32を出入口50の近くに設けた場合でも、開かれた戸板22は第1壁板46に沿って配置されるため、階段32を昇降する使用者の邪魔にならない。
図3(A)に示すように、第1便器28の便座28aの幅方向の中心Pは、戸当たり部26と対向する位置からずれた位置に配置されるので、戸板22が少し開いて戸先部22aと戸当たり部26との間に隙間(図示省略)が生じたとき、便座28aに着座した使用者の体の中心部がその隙間に対向することを防止できる。したがって、その隙間からハウジング20の内部が覗かれた場合でも、使用者の体の中心部が見られることはなく、使用者は、屋外用仮設トイレ10を安心して使用できる。
出入口50を塞いだ戸板22が少しだけ開かれたとき、戸板22の戸先部22aと戸当たり部26との間に隙間が生じるが、その隙間が板状の目隠し部68で覆われるので、その隙間からハウジング20の内部が覗かれることを防止できる。
「閉状態」における戸板22から便座28aまでの距離は、便座28aに着座した使用者の手が戸板22に届くように定められるので、使用者の意に反して戸板22が開こうとしたとき、使用者は、戸板22を手で押さえることによって、直ちに戸板22の動きを止めることができる。また、車両14が不意に動き出して戸板22が開いたとき、使用者は、直ちに戸板22を手で閉めることができる。さらに、ハウジング20の内部が異常に高温になったとき、或いは、ハウジング20の内部の臭いが気になったとき、使用者は、戸板22を手で開けて換気することができる。換気の際に外部の人が近付いてくれば、使用者は、直ちに戸板22を手で閉めることができる。
便座28aに着座した使用者の意に反して戸板22が開こうとしたとき、使用者は、取っ手70aを手で掴むことによって、直ちに戸板22の動きを止めることができる。また、車両14が不意に動き出して戸板22が開いたとき、使用者は、取っ手70aを手で掴んで直ちに戸板22を閉めることができる。取っ手70aは、ハウジング20の内側へ突出して設けられるので、便座28aに着座した使用者は取っ手70aを手で掴み易い。
第1壁板46は、出入口50の左側に設けられるので、出入口50を戸板22で塞いだとき、便座28aに着座した使用者の右側に取っ手70aが位置する。したがって、使用者の意に反して戸板22が開こうとしたとき、多くの使用者は、利き手(右手)を使って戸板22の動きを簡単に止めることができる。
「閉状態」におけるロック機構72から便座28aまでの距離は、便座28aに着座した使用者の手がロック機構72に届くように定められるので、ロック機構72のロック状態が外部から解除されようとしたとき、便座28aに着座した使用者は、直ちにロック機構72の動きを手で止めることによって、ロック状態が解除されることを阻止できる。
戸板22がレール74から吊り下げられるので、戸板22が開くときには、戸板22の下端部22dが厚さ方向へ揺動し、ガイド突起(ガイド部)78に当たって音が発生する。したがって、便座28aに着座した使用者は、その音を聞くことによって戸板22が開く動きを察知できる。また、戸板22の下端部22dが厚さ方向へ揺動することをガイド突起(ガイド部)78で抑制できるので、戸板22が開閉方向(左右方向)へ移動する際には、戸板22の下端部22dをガイド突起(ガイド部)78で案内できる。
「開状態」における戸板22は、第1壁板46の外側に配置されるので、第1壁板46の内面46aにコート掛けや荷物置き棚などの物品を取り付けることができる。
(変形例)
本発明の実施にあたっては、上記の実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態の屋外用仮設トイレ10は、車両14の荷台16に載置された状態で使用されるが、屋外用仮設トイレ10は、地面に設置された状態で使用されてもよい。
上記実施形態では、目隠し部68が戸当たり部26の内側面26aに対向して配置されているが、目隠し部68は、戸当たり部26の外側面26bに対向して配置されてもよい。また、上記実施形態では、戸板22の戸先部22aに目隠し部68が固定されているが、目隠し部68は、戸先部22aに対して一体的に形成されてもよい。つまり、目隠し部68の第1部分68aに対応する板状の目隠し部(図示省略)が、戸板22の一部として戸先部22aから突出するように形成されてもよい。さらに、目隠し部68は省略されてもよい。
上記実施形態では、内側の取っ手70aが、戸板22の内側面22bからハウジング20の内側へ突出して設けられているが、この取っ手70aは、戸板22の内側面22bに陥没した状態で設けられてもよい。また、外側の取っ手70bは、戸板22の外側面22cに陥没した状態で設けられてもよい。
上記実施形態では、第2壁板48における出入口50側の側端面48aに戸当たり部26が設けられているが、第2壁部48および補強部材56が省略されて、枠本体54の一部に戸当たり部26が設けられてもよい。また、補強部材56が省略されて、第2壁板48における出入口50側の側端部が戸当たり部26として用いられてもよい。
上記実施形態では、「開状態」における戸板22が、第1壁板46の外側に配置されるが、この戸板22は、第1壁板46の内側に配置されてもよい。この構成によれば、便座28aと戸板22との距離を短くできるので、便座28aに着座した使用者の意に反して戸板22が開こうとしたとき、使用者は、戸板22を手で押さえ易い。
戸板22の主たる材料は、発泡樹脂に限定されるものではなく、例えば、木材や金属が用いられてもよい。また、引戸24は、戸板22を吊り下げない通常の引戸として構成されてもよい。
上記実施形態では、ハウジング20の床面20aにガイド突起(ガイド部)78が設けられるとともに、戸板22の下端部22dにガイド溝106が設けられているが、これとは逆に、ハウジング20の床面20aに「ガイド部」としてのガイド溝106が設けられるとともに、戸板22の下端部22dにガイド突起78が設けられてもよい。また、ガイド突起(ガイド部)78は、戸板22が移動する方向(開閉方向)において間欠的に設けられる複数の突部として構成されてもよい。
上記実施形態では、ハウジング20の床面20aにガイド突起(ガイド部)78が設けられるとともに、戸板22の下端部22dにガイド溝106が設けられているが、ハウジング20の床面20aに戸板22の開閉方向(左右方向)へ延びる「ガイド部」としての突起状のガイド突起が設けられるとともに、戸板22の下端部22dにガイド突起(ガイド部)に対して移動可能に嵌め合わされる凹状の凹部が設けられてもよい。また、凹部は、戸板22が移動する方向(開閉方向)において間欠的に設けられてもよいし、連続する溝として構成されてもよい。これらの場合において、ガイド突起と凹部の位置関係は逆にされてもよい。つまり、ハウジング20の床面20aに「ガイド部」としての凹部が設けられてもよい。
上記実施形態では、ハウジング20の第1壁板46が出入口50の左側に設けられているが、第1壁板46は出入口50の右側に設けられてもよい。また、上記実施形態では、第1壁板46、戸板22および出入口50が、仮設トイレ搭載車両12を運転する運転者から見て左方へ向けられているが、これらは、運転者から見て右方、後方または前方へ向けられてもよい。
上記実施形態では、小便器である第2便器30が左壁部42dの第3壁板58に設けられているが、第2便器30の位置は適宜変更されてもよいし、第2便器30は省略されてもよい。
P…便座の幅方向の中心、10…屋外用仮設トイレ、12…仮設トイレ搭載車両、14…車両、16…荷台、20…ハウジング、20a…床面、22…戸板、22a…戸先部、22b…戸板の内側面、22c…戸板の外側面、22d…戸板の下端部、24…引戸、26…戸当たり部、26a…戸当たり部の内側面、26b…戸当たり部の外側面、28…第1便器、28a…便座、30…第2便器、32…階段、46…第1壁板、48…第2壁板、50…出入口、58…第3壁板、68…目隠し部、70a,70b…取っ手、72…ロック機構、74…レール、76…ランナー、78…ガイド突起(ガイド部)。

Claims (12)

  1. 板状の壁板と前記壁板と同一面内に設けられた出入口とを有するハウジングと、
    前記出入口を塞ぐための板状の戸板を有し、前記戸板が前記出入口を塞ぐ閉状態と前記戸板が前記壁板に沿って配置される開状態とを選択的に取り得るように、前記戸板がスライド可能に構成された引戸と、
    使用者が着座する便座を有し、前記ハウジングの内部に設けられる便器とを備え、
    前記便器は、前記便座に着座した使用者が前記出入口を塞いだ前記戸板に正面から向き合うように配置される、屋外用仮設トイレ。
  2. 前記出入口を塞いだ前記戸板の戸先部が当たる戸当たり部を備え、
    前記便座の幅方向の中心は、前記戸当たり部と対向する位置からずれた位置に配置される、請求項1に記載の屋外用仮設トイレ。
  3. 前記出入口を塞いだ前記戸板の戸先部が当たる戸当たり部を備え、
    前記引戸は、前記戸板が前記出入口を塞いだときに前記戸当たり部の内側面または外側面に対向して配置される板状の目隠し部を有する、請求項1または2に記載の屋外用仮設トイレ。
  4. 前記閉状態における前記戸板から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記戸板に届くように定められる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  5. 前記引戸は、前記戸板の内側面に取り付けられた取っ手を有し、
    前記閉状態における前記取っ手から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記取っ手に届くように定められる、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  6. 前記取っ手は、前記戸板の内側面から前記ハウジングの内側へ突出して設けられる、請求項5に記載の屋外用仮設トイレ。
  7. 前記便座に着座した使用者から見たとき、前記壁板は、前記出入口の左側に設けられる、請求項5または6に記載の屋外用仮設トイレ。
  8. 前記引戸は、前記ハウジングの内部から操作可能に構成されたロック機構を有し、
    前記閉状態における前記ロック機構から前記便座までの距離は、前記便座に着座した使用者の手が前記ロック機構に届くように定められる、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  9. 前記引戸は、前記ハウジングに設けられたレールと、前記レールに走行可能に取り付けられて前記レールから前記戸板を吊り下げるランナーとを有し、
    前記ハウジングの床面には、前記戸板の下端部に対して厚さ方向から対向するガイド部が設けられる、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  10. 前記開状態における前記戸板は、前記壁板の外側に配置される、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  11. 前記開状態における前記戸板は、前記壁板の内側に配置される、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレ。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の屋外用仮設トイレと、
    前記屋外用仮設トイレが載置される荷台を有する車両と、
    使用者が前記荷台の高さに上がるための階段とを備える、仮設トイレ搭載車両。

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