JP2023115742A - モータドライバ回路、それを用いた位置決め装置、ハードディスク装置、モータの駆動方法 - Google Patents

モータドライバ回路、それを用いた位置決め装置、ハードディスク装置、モータの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流検出の精度を改善する。【解決手段】A/Dコンバータは、電流フィードバック信号VFBと基準信号VDACとの誤差にもとづく誤差信号VERRを、S/H信号のタイミングでデジタル信号DERRに変換する。第1モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号の値A1を、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号の値A1’として使用する。【選択図】図4

Description

本開示は、モータのドライバ回路に関する。
さまざまな電子機器や産業機械に、対象物を位置決めするリニアモータ(リニアアクチュエータ)が使用される。ボイスコイルモータは、リニアモータのひとつであり、供給される駆動電流に応じて、可動子の位置を制御可能である。ボイスコイルモータの駆動回路は、ボイスコイルモータに流れる電流を、目標位置を規定する目標電流に近づくようにフィードバック制御する。
特開2019-161807号公報
定電流駆動されるモータ用のドライバ回路としては、アナログ方式のものと、デジタル方式のものがある。アナログ方式のドライバ回路では、エラーアンプの位相補償が必要となるため設計が難しい。これに対して、デジタル方式では、PIコントローラやPIDコントローラを採用することで、位相補償が容易である。
デジタル方式では、モータに流れる電流をデジタル信号に変換する必要がある。図1は、電流検出を説明する図である。
電流検出のために、センス抵抗Rsおよび電流センスアンプAMP1が設けられる。センス抵抗Rsは、モータドライバ回路のA相出力(AOUT)とB相出力(BOUT)の間に、モータMと直列に接続されている。センス抵抗Rsには駆動電流IDRVに比例した電圧降下Vcsが発生する。電流センスアンプAMP1は、センス抵抗Rsの電圧降下Vcsを増幅し、電流フィードバック信号VFBを生成する。
本発明者は、センス抵抗Rsを利用した電流検出について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
PWM駆動を行うシステムでは、AOUTとBOUTが個別にスイッチング(遷移)する。電流センスアンプAMP1の2つの入力電圧VaとVbの同相成分は、BOUTの遷移の影響が相対的に小さく、AOUTの遷移の影響の方が大きくなる。
つまり、電流センスアンプAMP1の交流同相モード除去比(AC CMRR(Common Mode Rejection Ratio))は、AOUTの遷移中と、BOUTの遷移中とでは、異なることとなり、電流検出に誤差が生ずる。
本開示は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、電流検出の精度を改善したドライバ回路の提供にある。
本開示のある態様は、モータドライバ回路に関する。モータドライバ回路は、センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号と基準信号との誤差にもとづく誤差信号を生成する誤差検出器と、誤差信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、A/Dコンバータが取り込んだ誤差信号にもとづいて電圧指令値を生成する補償器と、電圧指令値をアナログ制御信号に変換するD/Aコンバータと、アナログ制御信号を、第1三角波と比較することにより第1パルスを生成し、アナログ制御信号を、第1三角波と逆相の第2三角波と比較し、第2パルスを生成するパルス幅変調器と、第1パルスに応じた第1駆動電圧を第1出力端子に発生し、第2パルスに応じた第2駆動電圧を第2出力端子に発生する出力段と、を備える。第1モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用する。
本開示の別の態様もまた、モータドライバ回路である。このモータドライバ回路は、センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号を生成する電流センスアンプと、電流フィードバック信号が基準信号に近づくように電圧指令値を生成するフィードバックコントローラと、電圧指令値に応じた相補的なデューティサイクルを有する第1パルスおよび第2パルスであって、第1パルスのハイ区間のセンターと第2パルスのハイ区間のセンターが揃っている第1パルスおよび第2パルスを生成するパルス幅変調器と、第1パルスに応じた第1駆動電圧を第1出力端子に発生し、第2パルスに応じた第2駆動電圧を第2出力端子に発生する出力段と、を備える。フィードバックコントローラは、電流フィードバック信号に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、デジタル信号を処理して、電圧指令値を生成するデジタル回路と、を含む。第1モードにおいて、デジタル回路は、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用する。
本開示のさらに別の態様は、モータの駆動方法である。この駆動方法は、モータの第1端と直列にセンス抵抗を接続するステップと、センス抵抗の電圧降下にもとづいて、電流フィードバック信号を生成するステップと、電流フィードバック信号と基準信号との誤差に応じた誤差信号を生成するステップと、A/Dコンバータが誤差信号をデジタル信号に変換して取り込むステップと、デジタル信号に応じた電圧指令値を生成するステップと、電圧指令値をアナログ制御信号に変換するステップと、アナログ制御信号を、第1三角波と比較することにより第1パルスを生成し、アナログ制御信号を、第1三角波と逆相の第2三角波と比較し、第2パルスを生成するステップと、第1パルスに応じた第1駆動電圧と、第2パルスに応じた第2駆動電圧を、モータに印加するステップと、を備える。第1モードにおいて、電圧指令値を生成するステップは、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用する。
本開示のさらに別の態様もまた、モータの駆動方法である。この駆動方法は、モータの第1端と直列にセンス抵抗を接続するステップと、センス抵抗の電圧降下にもとづいて、電流フィードバック信号を生成するステップと、電流フィードバック信号が基準信号に近づくように電圧指令値を生成するステップと、電圧指令値に応じた相補的なデューティサイクルを有する第1パルスおよび第2パルスであって、第1パルスのハイ区間のセンターと第2パルスのハイ区間のセンターが揃っている、第1パルスおよび第2パルスを生成するステップと、第1パルスに応じた第1駆動電圧と、第2パルスに応じた第2駆動電圧を、モータに印加するステップと、を備える。電圧指令値を生成するステップは、A/Dコンバータが電流フィードバック信号に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むステップと、デジタル信号を処理して、電圧指令値を生成するステップと、を含む。電圧指令値を生成するステップは、第1モードにおいて、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用する。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本開示のある態様によれば、電流検出の精度を改善できる。
図1は、電流検出を説明する図である。 図2は、実施形態に係るモータドライバ回路を備える位置決め装置のブロック図である。 図3は、図2のモータドライバ回路の入出力特性を示す図である。 図4は、モータドライバ回路の第1モードの動作波形図である。 図5は、モータドライバ回路の第2モードの動作波形図である。 図6は、電流センスアンプおよびエラー検出アンプの構成例を示す回路図である。 図7は、別の実施例に係るモータドライバ回路の回路図である。 図8は、別の実施例に係るモータドライバ回路の回路図である。 図9は、モータドライバ回路を備えるハードディスク装置を示す図である。
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
一実施形態に係るモータドライバ回路は、センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号と基準信号との誤差にもとづく誤差信号を生成する誤差検出器と、誤差信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、A/Dコンバータが取り込んだ誤差信号にもとづいて電圧指令値を生成する補償器と、電圧指令値をアナログ制御信号に変換するD/Aコンバータと、アナログ制御信号を、第1三角波と比較することにより第1パルスを生成し、アナログ制御信号を、第1三角波と逆相の第2三角波と比較し、第2パルスを生成するパルス幅変調器と、第1パルスに応じた第1駆動電圧を第1出力端子に発生し、第2パルスに応じた第2駆動電圧を第2出力端子に発生する出力段と、を備える。第1モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用する。
PWM駆動を行い、かつモータと直列に接続されるセンス抵抗によって電流検出を行うシステムでは、センス抵抗によって出力段に非対称性が導入される。具体的には、第1出力が遷移したときと、第2出力が遷移したときとで、AC-CMRRが異なり、電流検出に誤差が生ずることとなる。そこで、第1パルスの遷移をトリガとして取得した誤差信号をコピーし、第2パルスの遷移時の誤差信号として利用することで、第1出力端子と第2出力端子のAC CMRRの相違の影響を低減でき、電流検出精度を改善できる。また第1パルスのネガティブエッジは、第1駆動電圧の遷移より前に発生するため、第1駆動電圧の遷移の影響を受けずに、電流検出が可能となる。
一実施形態において、第1モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第1パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号を、第2パルスのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用してもよい。
一実施形態において、第2モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第2パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号を、第1パルスのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用してもよい。第1パルスの遷移のタイミングにおいて電流検出精度が低下する場合には、第2モードに切りかえて、第2パルスを基準として取り込んだ誤差信号を使用することで、電流検出精度を改善できる。
一実施形態において、第2モードにおいて、補償器は、A/Dコンバータが第2パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号を、第1パルスのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用してもよい。
一実施形態において、電圧指令値に応じて、第1モードと第2モードが切りかえ可能であってもよい。電圧指令値が高くなると、第1パルスのロー区間が短くなる。そうすると、第1パルスのポジティブエッジのタイミングにおける電流検出が、その直前の第1駆動電圧の遷移の影響を受けることとなり、電流検出精度が低下する可能性がある。そこで、電圧指令値が高いときには第2モードを採用し、第2パルスを基準とした電流検出に切りかえることにより、電流検出精度の低下を抑制できる。
一実施形態に係るモータドライバ回路は、センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号を生成する電流センスアンプと、電流フィードバック信号が基準信号に近づくように電圧指令値を生成するフィードバックコントローラと、電圧指令値に応じた相補的なデューティサイクルを有する第1パルスおよび第2パルスであって、第1パルスのハイ区間のセンターと第2パルスのハイ区間のセンターが揃っている第1パルスおよび第2パルスを生成するパルス幅変調器と、第1パルスに応じた第1駆動電圧を第1出力端子に発生し、第2パルスに応じた第2駆動電圧を第2出力端子に発生する出力段と、を備える。フィードバックコントローラは、電流フィードバック信号に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、デジタル信号を処理して、電圧指令値を生成するデジタル回路と、を含む。第1モードにおいて、デジタル回路は、A/Dコンバータが第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用する。
一実施形態において、第1モードにおいて、デジタル回路は、A/Dコンバータが第1パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第2パルスのネガティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用してもよい。
一実施形態において、第2モードにおいて、デジタル回路は、A/Dコンバータが第2パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第1パルスのネガティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用してもよい。
一実施形態において、第2モードにおいて、デジタル回路は、A/Dコンバータが第2パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだデジタル信号を、第1パルスのポジティブエッジのタイミングにおけるデジタル信号として使用してもよい。
一実施形態において、電圧指令値に応じて、第1モードと第2モードが切りかえ可能であってもよい。
一実施形態において、モータはリニアモータであってもよい。一実施形態において、リニアモータは、ボイスコイルモータであってもよい。
一実施形態において、モータドライバ回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
一実施形態に係る位置決め装置は、リニアモータと、リニアモータを駆動する上述のいずれかのモータドライバ回路と、を備える。
一実施形態に係るハードディスク装置は、上述の位置決め装置を備える。
(実施形態)
以下、好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施形態は、開示および発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも開示および発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書に示される波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
図2は、実施形態に係るモータドライバ回路200を備える位置決め装置100のブロック図である。位置決め装置100は、リニアモータ102、上位コントローラ104およびモータドライバ回路200、センス抵抗Rsを備える。
上位コントローラ104は、位置決め装置100を統合的に制御する。上位コントローラ104はリニアモータ102の目標位置を示す位置制御データPOSを生成し、位置制御データPOSをモータドライバ回路200に送信する。上位コントローラ104はたとえば、マイクロコントローラ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成される。
モータドライバ回路200は、位置制御データPOSを受け、位置制御データPOSに応じた量の駆動電流IDRVをリニアモータ102に供給する。リニアモータ102はたとえばボイスコイルモータであり、その可動子は、リニアモータ102に流れる駆動電流IDRVに応じた量だけ変位する。
続いてモータドライバ回路200の構成を説明する。モータドライバ回路200は、電流指令生成部210、フィードバックコントローラ220、パルス幅変調器240、電流センスアンプ250、出力段260を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。
モータドライバ回路200は、第1出力端子(A相出力)AOUT、第2出力端子(B相出力)BOUT、電流検出端子ISNSを備える。AOUT端子には、センス抵抗Rsを介してリニアモータ102の一端が接続される。BOUT端子には、リニアモータ102の他端が接続される。ISNS端子は、リニアモータ102の一端と接続される。
電流指令生成部210は、リニアモータ102に供給する駆動電流IDRVの目標値を示すアナログ指令信号VDACを生成する。たとえば電流指令生成部210は、インタフェース回路212、ロジック回路214、D/Aコンバータ216を含む。インタフェース回路212は、上位コントローラ104と接続され、位置制御データPOSを含む各種制御データを受信する。インタフェース回路212はたとえばIC(Inter IC)インタフェースであってもよいし、SPI(Serial Peripheral Interface)であってもよい。たとえばインタフェース回路212からの制御データは、リニアモータ102の可動子の目標位置を示すコードを含む。ロジック回路214は、受信したコードにもとづく制御コードを、D/Aコンバータ216に出力する。制御コードは、上位コントローラ104から受信したコードと同じであってもよいし、受信したコードを演算して得た別のコードであってもよい。D/Aコンバータ216は、ロジック回路214が生成する制御コードを、アナログ指令信号VDACに変換する。
なお電流指令生成部210の構成はこれに限定されず、外部から直接、アナログ指令信号VDACを受ける構成であってもよい。
電流センスアンプ250は、AOUT端子およびISNS端子と接続されており、センス抵抗Rsの電圧降下にもとづいて、リニアモータ102に流れる駆動電流IDRVを示す電流フィードバック信号VFBを生成する。AOUT端子とは別に、電流検出用の端子KSNSを1つ追加し、電流センスアンプ250は、端子ISNSとKSNSの電位差を増幅してもよい。
たとえば、電流フィードバック信号VFBは、式(1)で表される。k、VCMREFは任意の定数である。
FB=k×IDRV+VCMREF …(1)
フィードバックコントローラ220は、電流フィードバック信号VFBが基準信号であるアナログ指令信号VDACに近づくように、フィードバックによって電圧指令値VCTRLを生成する。
フィードバックコントローラ220は、エラー検出アンプ230、A/Dコンバータ222、デジタル補償器224、D/Aコンバータ226を備える。エラー検出アンプ230は、電流フィードバック信号VFBとアナログ指令信号VDACを受け、駆動電流IDRVとその目標量IREFとの誤差を示すアナログ誤差信号VERRを生成する。
ERR=(IREF-IDRV)×g
gは、有限のゲインである。
A/Dコンバータ222は、エラー検出アンプ230が生成するアナログ誤差信号VERRをデジタル誤差信号DERRに変換する。アナログ誤差信号VERRは、駆動電流IDRVを示す信号であり、具体的には駆動電流IDRVとその目標量との誤差を示す信号である。
デジタル補償器224は、A/Dコンバータ222が出力するデジタル誤差信号DERRにもとづいて、デジタル制御量DCTRLを生成する。デジタル補償器224は、PI(比例積分)補償器やPID(比例積分微分)補償器を含む。PI補償器は、デジタル誤差信号DERRに比例ゲインKを乗算し、デジタル誤差信号DERRの積分値に積分ゲインKを乗算し、それらを加算して、デジタル制御量DCTRLを生成する。
PID補償器は、デジタル誤差信号DERRに比例ゲインKを乗算し、デジタル誤差信号DERRの積分値に積分ゲインKを乗算し、デジタル誤差信号DERRの微分値に微分ゲインKを乗算し、それらを加算して、デジタル制御量DCTRLを生成する。PI補償器やPID補償器は、PI制御器やPID制御器とも称される。PI補償器とPID補償器は、制御対象の特性に応じて選択すればよい。
D/Aコンバータ226は、デジタル制御量DCTRLをアナログ制御信号VCTRLに変換する。アナログ制御信号VCTRLは、リニアモータ102の両端間に印加すべき電圧の指令値であり、電圧指令値ともいう。
パルス幅変調器240は、電圧指令値VCTRLに応じたデューティサイクルを有する第1パルス(A相PWMパルス)PWMAおよび第2パルス(B相PWMパルス)PWMBを生成する。PWMA信号のデューティサイクルは、電圧指令値VCTRLに対して正の相関を有し、PWMB信号のデューティサイクルは、電圧指令値VCTRLに対して負の相関を有する。PWMA信号のハイ区間のセンターは、PWMB信号のハイ区間のセンターと時間軸上で揃っており、PWMA信号のロー区間のセンターは、PWMB信号のロー区間のセンターと時間軸上で揃っている。
パルス幅変調器240の構成は特に限定されず、公知技術を用いて構成することができる。
パルス幅変調器240は、互いに逆相である第1三角波TRIAと第2三角波TRIBを生成し、第1三角波TRIAと電圧指令値VCTRLを比較することにより第1パルスPWMAを生成し、第2三角波TRIBと電圧指令値VCTRLを比較することにより第2パルスPWMAを生成することができる。
出力段260は、第1パルスPWMAに応じて、AOUT端子に第1駆動電圧VOUTAを発生し、第2パルスPWMBに応じて、BOUT端子に第2駆動電圧VOUTBを発生する。出力段260は、第1ドライバ262および第2ドライバ264を含む。
第1ドライバ262は、PWMA信号に応じたパルス状の第1駆動電圧VOUTAを、AOUT端子に発生し、センス抵抗Rsを介してリニアモータ102の一端に供給する。第2ドライバ264は、PWMB信号に応じたパルス状の第2駆動電圧VOUTBを、BOUT端子に発生し、リニアモータ102の他端に供給する。
具体的には、出力段260は、4つの期間φ1~φ4を繰り返す。
(i)第1期間φ1
A相駆動電圧VOUTAがロー、B相駆動電圧VOUTBがロー
(ii)第2期間φ2
A相駆動電圧VOUTAがハイ、B相駆動電圧VOUTBがロー
(iii)第3期間φ3
A相駆動電圧VOUTAがハイ、B相駆動電圧VOUTBがハイ
(iv)第4期間φ4
A相駆動電圧VOUTAがハイ、B相駆動電圧VOUTBがロー
第1期間φ1の長さと第3期間φ3の長さは等しく、第2期間φ2の長さと第4期間φ4の長さは等しくなる。
A/Dコンバータ222は、パルス幅変調器240が生成する第1パルスPWMA、第2パルスPWMBのエッジに応じたタイミング信号をトリガとして、アナログ誤差信号VERRをデジタル誤差信号DERRに変換し、取り込む。すなわち、A/Dコンバータ222は、第1パルスPWMAのポジティブエッジとネガティブエッジのタイミングおよび第2パルスPWMBのポジティブエッジとネガティブエッジのタイミングで、デジタル誤差信号DERRを取り込むことが可能である。
モータドライバ回路200は、第1モードと第2モードが切りかえ可能である。
(第1モード)
第1モードでは、フィードバックコントローラ220は、第1パルスPWMAを基準として動作する。
デジタル補償器224は、第1モードにおいて、A/Dコンバータ222が第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号DERRを、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号として使用する。
またデジタル補償器224は、第1モードにおいて、A/Dコンバータ222が第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号DERRを、第2パルスPWMBのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号DERRとして使用する。
(第2モード)
第2モードでは、フィードバックコントローラ220は、第2パルスPWMBを基準として動作する。
第2モードにおいて、デジタル補償器224は、A/Dコンバータ222が第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号DERRを、第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号DERRとして使用する。
第2モードにおいて、デジタル補償器224は、A/Dコンバータ222が第2パルスPWMBのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号DERRを、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号DERRとして使用する。
以上が位置決め装置100の構成である。続いてその動作を説明する。図3は、図2のモータドライバ回路200の入出力特性を示す図である。デジタル補償器224によるフィードバック制御によって、電流フィードバック信号VFBとアナログ指令信号VDACとの誤差が近づくようにフィードバックがかかる。したがって、フィードバックが安定した状態では、式(2)が成り立つ。
FB=k×IDRV+VCMREF=VDAC …(2)
式(2)が成り立つ定常状態において、駆動電流IDRVは、式(3)で表される目標レベルIREFに安定化される。
REF=(VDAC-VCMREF)/k …(3)
以上がモータドライバ回路200の動作である。モータドライバ回路200によれば、アナログ方式の場合に比べて、アナログの位相補償回路が不要であるため、設計が容易である。
図4は、モータドライバ回路200の第1モードの動作波形図である。第1パルスPWMAは、VCTRL>TRIAのときにハイ、VCTRL<TRIAのときにローとなる。第2パルスPWMBは、VCTRL>TRIBのときにハイ、VCTRL<TRIBのときにローとなる。
A/Dコンバータ222の出力データであって、第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングで取り込まれた誤差信号DERRをAxと表記し、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングで取り込まれた誤差信号DERRをBxと表記する。
またA/Dコンバータ222の出力データであって、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングで取り込まれた誤差信号DERRをCxと表記し、第2パルスPWMBのネガティブエッジのタイミングで取り込まれた誤差信号DERRをDxと表記する。xはPWMのサイクルを表す。
図4の最下段には、デジタル補償器224において参照されるデータが示される。第1モードでは、第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号Axが、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号Ax’として使用される。
また第1モードでは、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号Bxが、第2パルスPWMBのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号Bx’として使用される。
以上が第1モードの動作である。
PWM駆動を行い、かつモータと直列に接続されるセンス抵抗Rsによって電流検出を行うシステムでは、センス抵抗Rsによって出力段に非対称性が導入される。具体的には、A相出力が遷移したときと、B相出力が遷移したときとで、AC-CMRRが異なり、電流検出に誤差が生ずることとなる。そこで、第1パルスPWMAの遷移をトリガとして取得した誤差信号Ax,Bxをコピーし、第2パルスPWMBの遷移時の誤差信号Ax’,Bx’として利用することで、A相出力とB相出力のAC CMRRの相違の影響を低減でき、電流検出精度を改善できる。
第1ドライバ262は、第1パルスPWMAに応じて、第1駆動電圧VOUTAを生成する。したがって、第1駆動電圧VOUTAは第1パルスPWMAに対して遅延しており、言い換えると、第1パルスPWMAは、第1駆動電圧VOUTAに先行している。したがって第1パルスPWMAのネガティブエッジにもとづくサンプリングタイミングは、第1駆動電圧VOUTAのハイからローへの遷移より前に発生するため、データAxは、第1駆動電圧VOUTAの遷移の影響を受けないため、電流検出の精度が高い。同様に、第1パルスPWMAのポジティブエッジにもとづくサンプリングタイミングは、第1駆動電圧VOUTAのローからハイへの遷移より前に発生するため、データBxも、第1駆動電圧VOUTAの遷移の影響を受けないため、電流検出の精度が高い。
続いて、第2モードについて説明する。
図5は、モータドライバ回路200の第2モードの動作波形図である。第2モードでは、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号Cxが、第1パルスPWMAのネガティブエッジのタイミングにおける誤差信号Cx’として使用される。
第2モードでは、第2パルスPWMBのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ誤差信号Dxが、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングにおける誤差信号Dx’として使用される。
以上が第2モードの動作である。図5に示すように、第1パルスPWMAのロー区間が短くなると、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングが、それに先行する第1駆動電圧VOUTAのフォールエッジと近くなる。この場合に、第1モードで動作すると、第1パルスPWMAのポジティブエッジのタイミングにおける電流検出の結果B1が、第1駆動電圧VOUTAのネガティブエッジの遷移の影響を受け、電流検出精度が低下する。このような場合には、第2モードを選択することにより、電流精度の低下を抑制できる。具体的には、第2パルスPWMBのポジティブエッジのタイミングは、それに先行する第1駆動電圧VOUTAのポジティブエッジの遷移から十分に離れているため、電流検出の結果C1は精度が高いといえる。
また、第2パルスPWMBのネガティブエッジエッジのタイミングは、その直前の第2駆動電圧VOUTBのポジティブエッジの遷移から時間的に近い。ここで第2駆動電圧VOUTBの遷移が、電流検出の精度に与える影響は、第1駆動電圧VOUTAの遷移に比べて十分に小さいため、第2パルスPWMBのネガティブエッジエッジの電流検出の結果D1も、精度が高いといえる。
たとえば電圧指令値DCTRLが所定のしきい値より大きいときに、第2モードを選択し、電圧指令値DCTRLが所定のしきい値より小さいときに、第1モードを選択することで、常時、正確な電流検出が可能となる。
続いて、電流センスアンプ250およびエラー検出アンプ230の構成例を説明する。
図6は、電流センスアンプ250およびエラー検出アンプ230の構成例を示す回路図である。
センス抵抗Rsには駆動電流IDRVに比例する電圧降下が発生する。モータドライバ回路200の電流センスピンISNS,KSNS(AOUT)の間には、センス抵抗Rsの電圧降下VCSがフィードバックされる。
CS=R×IDRV
電流センスアンプ250は、電圧VCSに対して線形に変化し、かつVCS=0(つまりIDRV=0)のときに所定レベルVCMREFとなる電流フィードバック信号VFBを生成する。
電流センスアンプ250は、第1オペアンプOA1、第1抵抗R1、第2抵抗R2、第3抵抗R3、第4抵抗R4を含む。
第1抵抗R1は、第1オペアンプOA1の反転入力(-)とセンス抵抗Rsの一端(ISNSピン)との間に接続される。第2抵抗R2は、第1オペアンプOA1の反転入力(-)と第1オペアンプOA1の出力の間に接続される。第3抵抗R3は、第1オペアンプOA1の非反転入力(+)とセンス抵抗Rsの他端(KSNSピン)との間に接続される。第4抵抗R4は、その一端に所定レベルの電圧VCMREFを受け、他端が第1オペアンプOA1の非反転入力(+)と接続される。電流フィードバック信号VFBは、第1オペアンプOA1の出力電圧に応じている。
R1=R3、R2=R4が成り立つとき、以下の式が成り立つ。
FB=R2/R1×VCS+VCMREF
エラー検出アンプ230は、第1入力ノードn1、第2入力ノードn2、出力ノードn3、第2オペアンプOA2、第5抵抗R5、第6抵抗R6、第7抵抗R7、第8抵抗R8、キャパシタC1を含む。第1入力ノードn1には、電流フィードバック信号VFBが入力され、第2入力ノードn2には、アナログ指令信号VDACが入力される。
第2オペアンプOA2、第5抵抗R5、第6抵抗R6、第7抵抗R7は、加算増幅器を構成する。第2オペアンプOA2は、その非反転入力(+)に基準電圧VCMREFを受ける。第5抵抗R5は、第2オペアンプOA2の反転入力(-)と第1入力ノードn1の間に接続される。第6抵抗R6は、第2オペアンプOA2の反転入力(-)と第2入力ノードn2の間に接続される。電圧指令信号VEAOUTは第2オペアンプOA2の出力の電圧に応じもよい。第2オペアンプOA2の反転入力(-)とその出力の間には、第7抵抗R7が接続される。
フィードバック電圧VFBに対する加算回路のゲインgは、R7/R5である。
また第2オペアンプOA2の出力と、エラー検出アンプ230の出力ノードn3の間には、第8抵抗R8が接続される。出力ノードn3にはキャパシタC1が接続される。第8抵抗R8とキャパシタC1は、ローパスフィルタを構成している。このローパスフィルタは、後段のA/Dコンバータ222のアンチエイリアスフィルタとして機能する。
以上が電流センスアンプ250およびエラー検出アンプ230の構成例である。
図7は、別の実施例に係るモータドライバ回路200Aの回路図である。電流指令生成部210Aは、可動子の目標位置を示す目標コード(デジタル指令値)DREFをフィードバックコントローラ220Aに出力する。フィードバックコントローラ220AのA/Dコンバータ222は、電流フィードバック信号VFBをデジタルのフィードバック値DFBに変換する。誤差検出器232は減算器であり、デジタルのフィードバック値DFBと目標コードDREFとの誤差DERRを生成する。その他は図2と同様である。
図7のモータドライバ回路200Aによれば、図2のモータドライバ回路200と同様の効果が得られる。
なお、図2のモータドライバ回路200は、図7のモータドライバ回路200Aに比べて利点を有する。以下、この利点を説明する。
図7のモータドライバ回路200Aにおいて、A/Dコンバータ222の入力である電流フィードバック信号VFBに着目する。フィードバックループが安定化している定常状態において、誤差DERRはゼロとなるから、DREF=DFBが成り立つ。つまり、デジタル指令値DREFを変化させると、それと一致するデジタル電流フィードバック信号DFBが発生するように、A/Dコンバータ222の入力である電流フィードバック信号VFBが変化する。つまり図7のモータドライバ回路200Aでは、デジタル指令値DREFの変化に応じて、電流フィードバック信号VFBが広範囲に変化する。そのため、A/Dコンバータ222として、高ビットのものを選択する必要がある。
図7のモータドライバ回路200Aに対する、図2のモータドライバ回路200の利点を説明する。図2のモータドライバ回路200において、A/Dコンバータ222の入力に着目する。A/Dコンバータ222の入力は、アナログの誤差信号VERRである。フィードバックループが安定化している定常状態では、駆動電流IDRVの目標レベルIREFにかかわらず、つまりアナログ指令信号VDACの大きさにかかわらず、アナログ誤差信号VERRは実質的にゼロとなる。したがって、A/Dコンバータ222の入力電圧の変動範囲は、図7の場合に比べて狭くなる。これにより、A/Dコンバータ222は、図7のA/Dコンバータ222よりも低ビットのものを採用することが可能となる。A/Dコンバータ222を低ビット化することにより、モータドライバ回路200のチップコストおよび消費電力を削減できる。
それに加えて、モータドライバ回路200では、エラー検出アンプ230のゲインを大きくすることができる。なぜなら、ゲインにかかわらず、定常状態では、誤差信号VERR、つまりA/Dコンバータ222の入力はゼロに対応する電圧レベルをとるからである。エラー検出アンプ230のゲインを大きくすることは、A/Dコンバータ222のビット数(分解能)を高めることと同じ効果を生む。したがってモータドライバ回路200は、この理由によっても、A/Dコンバータ222のビット数を小さくできる。
たとえば図7のモータドライバ回路200Aにおいて、16ビットのA/Dコンバータ222が必要であったとすると、図2のモータドライバ回路200では、A/Dコンバータ222のビット数は、12ビットまで減らすことができる。低ビットのA/Dコンバータ222としては、SAR(逐次比較)DACを用いることができるが、その他の形式を採用してもよい。
図8は、別の実施例に係るモータドライバ回路200Bの回路図である。モータドライバ回路200Bにおいて、パルス幅変調器240Bはデジタル回路で構成され、フィードバックコントローラ220BからD/Aコンバータ226が省略される。
図8のモータドライバ回路200Bによれば、図2のモータドライバ回路200と同様の効果を得ることができる。
(用途)
図9は、モータドライバ回路200を備えるハードディスク装置900を示す図である。ハードディスク装置900は、プラッタ902、スイングアーム904、ヘッド906、スピンドルモータ910、シークモータ912、モータドライバ回路920を備える。モータドライバ回路920は、スピンドルモータ910やシークモータ912を駆動する。
シークモータ912はボイスコイルモータである。実施形態に係るモータドライバ回路200(あるいは200A)は、モータドライバ回路920に内蔵されており、シークモータ912を駆動する。シークモータ912は、スイングアーム904を介してヘッド906を位置決めする。
本開示において、駆動対象であるリニアモータの構成や形式は特に限定されない。たとえばスプリングリターン方式のボイスコイルモータや、その他のリニアアクチュエータの駆動にも本開示は適用可能である。あるいは駆動対象のモータは、スピンドルモータであってもよい。
位置決め装置100の用途も、ハードディスク装置には限定されず、カメラのレンズの位置決め機構などにも適用できる。
100 位置決め装置
102 リニアモータ
104 上位コントローラ
200 モータドライバ回路
210 電流指令生成部
212 インタフェース回路
214 ロジック回路
216 D/Aコンバータ
220 フィードバックコントローラ
222 A/Dコンバータ
224 デジタル補償器
226 D/Aコンバータ
230 エラー検出アンプ
240 パルス幅変調器
250 電流センスアンプ
260 出力段
262 第1ドライバ
264 第2ドライバ
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
R3 第3抵抗
R4 第4抵抗
R5 第5抵抗
R6 第6抵抗
R7 第7抵抗
R8 第8抵抗
OA1 オペアンプ
OA2 オペアンプ

Claims (17)

  1. センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、
    前記モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号と基準信号との誤差にもとづく誤差信号を生成する誤差検出器と、
    前記誤差信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータが取り込んだ前記誤差信号にもとづいて電圧指令値を生成する補償器と、
    前記電圧指令値をアナログ制御信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記アナログ制御信号を、第1三角波と比較することにより第1パルスを生成し、前記アナログ制御信号を、前記第1三角波と逆相の第2三角波と比較し、第2パルスを生成するパルス幅変調器と、
    前記第1パルスに応じた第1駆動電圧を前記第1出力端子に発生し、前記第2パルスに応じた第2駆動電圧を前記第2出力端子に発生する出力段と、
    を備え、
    第1モードにおいて、前記補償器は、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記誤差信号を、前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記誤差信号として使用する、モータドライバ回路。
  2. 前記第1モードにおいて、前記補償器は、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ前記誤差信号を、前記第2パルスのネガティブエッジのタイミングにおける前記誤差信号として使用する、請求項1に記載のモータドライバ回路。
  3. 第2モードにおいて、前記補償器は、前記A/Dコンバータが前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ前記誤差信号を、前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングにおける前記誤差信号として使用する、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
  4. 第2モードにおいて、前記補償器は、前記A/Dコンバータが前記第2パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記誤差信号を、前記第1パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記誤差信号として使用する、請求項3に記載のモータドライバ回路。
  5. 前記電圧指令値に応じて、前記第1モードと前記第2モードが切りかえ可能である、請求項3または4に記載のモータドライバ回路。
  6. センス抵抗を介して駆動対象のモータの第1端と接続されるべき第1出力端子と、
    前記モータの第2端と接続されるべき第2出力端子と、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづく電流フィードバック信号を生成する電流センスアンプと、
    前記電流フィードバック信号が基準信号に近づくように電圧指令値を生成するフィードバックコントローラと、
    前記電圧指令値に応じた相補的なデューティサイクルを有する第1パルスおよび第2パルスであって、前記第1パルスのハイ区間のセンターと前記第2パルスのハイ区間のセンターが揃っている第1パルスおよび第2パルスを生成するパルス幅変調器と、
    前記第1パルスに応じた第1駆動電圧を前記第1出力端子に発生し、前記第2パルスに応じた第2駆動電圧を前記第2出力端子に発生する出力段と、
    を備え、
    前記フィードバックコントローラは、
    前記電流フィードバック信号に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むA/Dコンバータと、
    前記デジタル信号を処理して、前記電圧指令値を生成するデジタル回路と、
    を含み、
    第1モードにおいて、前記デジタル回路は、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、モータドライバ回路。
  7. 前記第1モードにおいて、前記デジタル回路は、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第2パルスのネガティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、請求項6に記載のモータドライバ回路。
  8. 第2モードにおいて、前記デジタル回路は、前記A/Dコンバータが前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、請求項6または7に記載のモータドライバ回路。
  9. 前記第2モードにおいて、前記デジタル回路は、前記A/Dコンバータが前記第2パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第1パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、請求項8に記載のモータドライバ回路。
  10. 前記電圧指令値に応じて、前記第1モードと前記第2モードが切りかえ可能である、請求項8または9に記載のモータドライバ回路。
  11. 前記モータはリニアモータである、請求項1から10のいずれかに記載のモータドライバ回路。
  12. 前記リニアモータは、ボイスコイルモータである、請求項11に記載のモータドライバ回路。
  13. ひとつの半導体基板に一体集積化される、請求項1から12のいずれかに記載のモータドライバ回路。
  14. リニアモータと、
    前記リニアモータを駆動する請求項1から13のいずれかに記載のモータドライバ回路と、
    を備える、位置決め装置。
  15. 請求項14に記載の位置決め装置を備える、ハードディスク装置。
  16. モータの駆動方法であって、
    前記モータの第1端と直列にセンス抵抗を接続するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづいて、電流フィードバック信号を生成するステップと、
    前記電流フィードバック信号と基準信号との誤差に応じた誤差信号を生成するステップと、
    A/Dコンバータが前記誤差信号をデジタル信号に変換して取り込むステップと、
    前記デジタル信号に応じた電圧指令値を生成するステップと、
    前記電圧指令値をアナログ制御信号に変換するステップと、
    前記アナログ制御信号を、第1三角波と比較することにより第1パルスを生成し、前記アナログ制御信号を、前記第1三角波と逆相の第2三角波と比較し、第2パルスを生成するステップと、
    前記第1パルスに応じた第1駆動電圧と、前記第2パルスに応じた第2駆動電圧を、前記モータに印加するステップと、
    を備え、
    第1モードにおいて、前記電圧指令値を生成するステップは、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、駆動方法。
  17. モータの駆動方法であって、
    前記モータの第1端と直列にセンス抵抗を接続するステップと、
    前記センス抵抗の電圧降下にもとづいて、電流フィードバック信号を生成するステップと、
    前記電流フィードバック信号が基準信号に近づくように電圧指令値を生成するステップと、
    前記電圧指令値に応じた相補的なデューティサイクルを有する第1パルスおよび第2パルスであって、前記第1パルスのハイ区間のセンターと前記第2パルスのハイ区間のセンターが揃っている、第1パルスおよび第2パルスを生成するステップと、
    前記第1パルスに応じた第1駆動電圧と、前記第2パルスに応じた第2駆動電圧を、前記モータに印加するステップと、
    を備え、
    前記電圧指令値を生成するステップは、
    A/Dコンバータが前記電流フィードバック信号に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むステップと、
    前記デジタル信号を処理して、前記電圧指令値を生成するステップと、
    を含み、
    前記電圧指令値を生成するステップは、第1モードにおいて、前記A/Dコンバータが前記第1パルスのネガティブエッジのタイミングで取り込んだ前記デジタル信号を、前記第2パルスのポジティブエッジのタイミングにおける前記デジタル信号として使用する、駆動方法。
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