JP2023114212A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】広範囲の電子部品が搭載可能な配線基板の提供。【解決手段】実施形態の配線基板は、第1絶縁層111と、第1導体パッドP1を有する第1導体層112と、第2絶縁層110と、第2絶縁層110を貫通する開口110bと、第1面及び第2面を有し、第2面を第1絶縁層111に向け開口110b内に配置される配線構造体WSと、第2絶縁層110を貫通し第1導体パッドP1に接続される第1接続要素MPとを有している。配線構造体WSの配線部は第1及び第2の部品搭載領域E1、E2を含む部品搭載面を構成する複数の第1面側接続要素OPを有し、平坦面である第1接続要素MPの上面と第1面側接続要素OPの上面とは部品搭載面を構成し、第1の部品搭載領域E1にある第1面側接続要素OPの一部と、第2の部品搭載領域E2にある第1面側接続要素OPの一部とは、配線部Wを構成する導体を介して電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は配線基板に関する。
特許文献1には、電子部品内蔵基板が開示されている。例えばCPU、メモリ等である電子部品は、樹脂絶縁層に形成されるキャビティ内に配置され、さらにキャビティを充填する樹脂絶縁層に被覆されることで基板に内蔵される。電子部品の上部に形成されている端子は、電子部品上を被覆する樹脂絶縁層を貫通するビア導体を介して基板の最表面の導体パッドに接続され、さらに、この導体パッドを介して外部の電子部品の下部に形成されているパッドに接続されている。
特開2015-106610号公報
特許文献1に開示されている電子部品内蔵基板においては、基板に内蔵される内部の電子部品と外部の電子部品とは、内部の電子部品を被覆する樹脂絶縁層上に形成される導体バンプを介して接続される。樹脂絶縁層上に形成される導体バンプの直径および配置間隔は、樹脂絶縁層上への導体形成における最小加工寸法に制限され得る。従って、電子部品内蔵基板に接続され得る外部の電子部品は、その下部に形成されるパッドの寸法について、樹脂絶縁層上への導体形成における最小加工寸法以上という制約を受けると考えられる。比較的微細なパッドを有する外部の電子部品と、基板に内蔵される電子部品との接続が困難である場合があると考えられる。
本発明の配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層上に形成され、複数の第1導体パッドを有する第1導体層と、前記第1導体層及び前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、前記第2絶縁層を貫通する開口と、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第2面を前記第1絶縁層に向け、前記開口内に配置される配線構造体と、前記第2絶縁層を貫通し前記複数の第1導体パッドに接続される複数の第1接続要素と、を有している。前記配線構造体は半導体部及び配線部を有し、前記配線部は前記第1面に、隣り合う第1の部品搭載領域と第2の部品搭載領域とを含む部品搭載面を構成する複数の第1面側接続要素を有し、平坦面である前記第1接続要素の上面は、平坦面である前記第1面側接続要素の上面とともに前記部品搭載面を構成し、前記第1の部品搭載領域に配置されている前記複数の第1面側接続要素の一部と、前記第2の部品搭載領域に配置されている前記複数の第1面側接続要素の一部とは、前記配線部を構成する導体を介して互いに電気的に接続されている。
本発明の実施形態によれば、配線基板の部品搭載面は、半導体加工技術により比較的微細に形成される第1面側接続要素を含む構成を有する。従って、配線基板に比較的微細な寸法の接続パッドを有する電子部品が搭載され得る。配線基板に搭載される電子部品が、特に配線基板に接続する接続パッドの寸法に関して、より広範囲の電子部品から選択され得ると考えられる。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す図1における、配線構造体の拡大図。 本発明の一実施形態の配線基板の他の例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の他の例を示す図3における、配線構造体の拡大図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
本発明の一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。なお、以下、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。図1には、一実施形態の配線基板が有し得る構造の一例として、配線基板1の断面図が示されている。
図1に示されるように、配線基板1は、絶縁層(コア絶縁層)101と、コア絶縁層101の両面に形成された導体層(コア導体層)102を含むコア基板100を有している。コア基板100の両面上には、それぞれ、絶縁層及び導体層が交互に積層されている。図示の例では、コア基板100の一方の面F1上には、絶縁層11、111及び導体層12、112が積層された第1ビルドアップ部10が形成されている。また、コア基板100の他方の面F2上には、絶縁層21及び導体層22が積層された第2ビルドアップ部20が形成されている。
なお、本実施形態の配線基板の説明においては、コア絶縁層101から遠い側を、「上」、「上側」、「外側」、又は「外」と称し、コア絶縁層101に近い側を、「下」、「下側」、「内側」、又は「内」と称する。また、各構成要素において、コア基板100と反対側を向く表面は「上面」とも称され、コア基板100側を向く表面は「下面」とも称される。従って、配線基板1を構成する各要素の説明において、コア基板100から遠い側が「上側」、「上方」、「上層側」、「外側」、又は単に「上」もしくは「外」とも称され、コア基板100に近い側が「下側」、「下方」、「下層側」、「内側」、又は単に「下」もしくは「内」とも称される。
第1ビルドアップ部10を構成する絶縁層のうち、最も外側の絶縁層111は、第1絶縁層111とも称される。また、第1ビルドアップ部10を構成する導体層のうち、最も外側の導体層112は、第1導体層112とも称される。第1ビルドアップ部10上には、第1導体層112及び第1導体層112の導体パターンから露出する第1絶縁層111を被覆する第2絶縁層110が形成されている。第2ビルドアップ部20上には、第3絶縁層210が形成されている。第2絶縁層110及び第3絶縁層210は、例えば、配線基板1の最外の絶縁層を構成するソルダーレジスト層であり得る。
第2絶縁層110には開口110a、110bが形成されている。開口110a、110bは、第2絶縁層110を厚さ方向に貫通する貫通孔であり、開口110aは導体によって充填され、開口110b内には配線構造体WSが配置されている。開口110aを充填する導体は、配線基板1の最外の表面を構成し、配線基板1と外部の電子部品との接続に用いられ得る接続要素MPを構成する。開口110b内に配置されている配線構造体WSの上面は、開口110aを充填する接続要素と同様に配線基板1の最外の表面を構成し、配線基板1と外部の電子部品との接続に用いられ得る接続要素OPを有している。第3絶縁層210には開口210aが形成され、開口210aからは第2ビルドアップ部20における最も外側の導体層22が有する導体パッド22pが露出している。
配線基板1を構成する絶縁層101、11、111、21は、それぞれ、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)又はフェノール樹脂などの絶縁性樹脂を用いて形成され得る。各絶縁層101、11、111、21は、ガラス繊維などの補強材(芯材)及び/又はシリカ、アルミナなどの無機フィラーを含んでいてもよい。ソルダーレジスト層であり得る第2絶縁層110及び第3絶縁層210は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを用いて形成される。
コア基板100の絶縁層101には、コア基板100における一方の面F1を構成する導体層102と他方の面F2を構成する導体層102とを接続するスルーホール導体103が形成されている。スルーホール導体103は2つの導体層102と一体的に形成されている。スルーホール導体103は、絶縁層101を貫く貫通孔103oの内壁に沿って形成されていて筒状の形体を有している。筒状のスルーホール導体103の内部は、例えば、エポキシ樹脂などの任意の樹脂を含む樹脂体103aで充填されている。絶縁層11、111、21のそれぞれには、絶縁層11、111、21それぞれを挟む導体層同士を接続するビア導体13、23が形成されている。
導体層102、12、112、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103は、銅又はニッケルなどの任意の金属を用いて形成され、例えば、銅箔などの金属箔、及び/又は、めっき若しくはスパッタリングなどで形成される金属膜によって構成され得る。導体層102、12、112、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103は、図1では単層構造で示されているが、2つ以上の金属層を有する多層構造を有し得る。接続要素MPも同様に図1では単層構造で示されているが、2つ以上の金属層を有する多層構造を有し得る。例えば、絶縁層101の表面上に形成されている導体層102は、金属箔(好ましくは銅箔)、無電解めっき膜(好ましくは無電解銅めっき膜)、及び電解めっき膜(好ましくは電解銅めっき膜)を含む5層構造を有し得る。また、導体層12、112、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103、並びに接続要素MPは、例えば、無電解めっき膜及び電解めっき膜を含む2層構造を有し得る。
配線基板1が有する各導体層102、12、112、22は、所定の導体パターンを有するようにパターニングされている。特に、第1導体層112は複数の第1導体パッドP1及び複数の第2導体パッドP2を有するパターンに形成されている。第1導体層112が有する第1導体パッドP1上には接続要素MPが接続される。すなわち、第1導体層112が有する第1導体パッドP1は、接続要素MPを介して配線基板1に搭載され得る外部の電子部品と電気的に接続され得る。また、第1導体層112が有する複数の第2導体パッドP2は、開口110b内に露出し、開口110b内に配置される配線構造体WSの接続要素IPに接続される。詳しくは、図2を参照して後述されるように、接続要素IPと接続要素OPとは、配線構造体WS内の導体を介して電気的に接続されることが可能であり、従って、第2導体パッドP2は接続要素IP、OPを介して外部の電子部品と電気的に接続され得る。なお、第1導体パッドP1上に形成される接続要素MPは第1接続要素MPとも称される。
配線基板1における第1導体層112は、接続要素MPを介して外部の電子部品に接続される得る複数の第1導体パッドP1、及び、配線構造体WSを介して外部の電子部品に接続される得る複数の第2導体パッドP2を含む。配線構造体WSの接続要素OPの上面、及び、接続要素MPの上面は、配線基板1における外部の電子部品が接続され得る部品搭載面を構成している。接続要素OPの上面、及び、接続要素MP上面は、略均一に平坦化された平坦面であり、配線構造体WS上面(接続要素OPの上面)の第1絶縁層111上面からの距離と、接続要素MP上面の第1絶縁層111上面からの距離は略等しい。詳しくは図2を参照して後述するように、図1に示される例においては、配線構造体WSの接続要素OPは、金属ポストである接続要素MPと同様に、金属のめっき膜層を含む導体パッドで構成されている。部品搭載面が、略均一の平坦面として、接続要素OPの上面及び第1接続要素MPの上面で構成されていることにより、配線構造体WSと外部の電子部品との接続における接続不良の虞が低減される場合がある。
図1に示される配線基板1において、外部の電子部品が搭載される部品搭載面は、第1接続要素(金属ポスト)MPの上面と接続要素(導体パッド)OPの上面とで構成され、部品搭載面は破線ISで示されている。接続要素OPの上面、及び、接続要素MPの上面によって構成される部品搭載面は、複数の部品搭載領域を有し、図示の例においては、部品搭載領域EA1、EA2、EA3を有している。部品搭載領域EA1、EA2、EA3はそれぞれ、電子部品E1、E2、E3が搭載されるべき領域に対応している。
配線基板1に搭載され得る電子部品E1、E2、E3としては、例えば、半導体集積回路装置やトランジスタなどの能動部品のような電子部品が例示される。図示される例において、電子部品E1は、例えば、論理回路を組み込んだロジックチップなどの集積回路、又は、MPU(Micro Processor Unit)などの処理装置であり、電子部品E2、E3は、例えば、HBM(High Bandwidth Memory)などのメモリ素子などであり得る。すなわち、配線基板1は、その使用においてMCM(Multi Chip Module)の形態を有し得る。
図示される例において、配線構造体WSの上面に形成されている複数の接続要素OPは、隣り合う2つの部品搭載領域のそれぞれに位置している。具体的には、図示される2つの配線構造体WSのうち左側の(1点鎖線で囲われる領域II内の)配線構造体WSが有する6つの接続要素OPのうち、3つは部品搭載領域EA1に位置し、残りの3つは部品搭載領域EA2に位置している。詳しくは、図2を参照して後述されるように、異なる部品搭載領域に位置する接続要素OPは、互いに配線構造体WSを構成する導体により電気的に接続され、それぞれの部品搭載領域に搭載される電子部品同士を電気的に接続し得る。
なお、図示の例においては、配線構造体WSの配置について、配線構造体WSは、その熱膨張による、配線基板1を構成する他の構成要素(特に金属ポストMP及び第1導体パッドP1)への影響を抑制する観点から、側面及び上面の全体が露出するように開口内に配置されている。また、第2絶縁層110は、複数の部品搭載領域EA1、EA2、EA3内に複数の(図示される例では2つ)の開口110bを有しており、その上に接続要素MPが接続される複数の第1導体パッドP1の少なくとも一部は、複数の開口110bの間の領域に位置している。
配線構造体WSは、接続要素OPが異なる部品搭載領域に配置されていることにより、外部の電子部品同士(例えば、電子部品E1とE2)を電気的に接続させる機能を果たし得る。また、配線構造体WSは、接続要素IP、OPを含む配線構造体WSを構成する導体を介して、第1導体層112(第2導体パッドP2)と電子部品とを電気的に接続させ得る。配線構造体WSが、電子部品同士、及び、配線基板1の配線構造体WSより内側の導体層と電子部品とを電気的に接続し得ることで、配線基板1における配線の引き回しの自由度、すなわち回路設計の自由度が向上する場合があると考えられる。
詳しくは、図2を参照して後述されるように、配線構造体WSは半導体加工技術によって製造される比較的微細なパターンの配線部を有する半導体部品である。特に、配線構造体WSの接続要素OPは、平面方向(部品搭載面の延在方向)において比較的微細な寸法を有し、複数の接続要素OPのうち隣り合う接続要素OP間の距離は比較的小さい。具体的には、複数の接続要素OPのうち、隣り合う接続要素OP間の距離は、例えば樹脂を含むソルダーレジスト層である第2絶縁層110に形成される開口110aを充填する、複数の第1接続要素MPのうち隣り合う第1接続要素MP間の距離よりも小さい。従って、配線基板1では、下部に比較的微細な寸法の接続パッドを有する電子部品が、配線構造体WSに接続され得る。配線基板1に搭載される電子部品が、電子部品の接続パッドの寸法に関してより広範囲の電子部品から選択され得ると考えられる。
なお、配線基板1における、コア基板100に対して部品搭載面と反対側の、第3絶縁層210及び開口210aから露出する導体パッド22pによって構成される面は、外部の配線基板(例えば任意の電気機器のマザーボード)などの外部要素に配線基板1自体が実装される場合に、外部要素に接続される接続面であり得る。導体パッド22pは、任意の基板、電気部品、又は機構部品などと接続され得る。
次いで、図2を参照して、配線構造体WSの構成について詳述される。図2は、図1において1点鎖線で囲われている配線構造体WSを含む領域IIの拡大図である。図示される例の、配線構造体WSは、配線基板1における配線構造体WS以外の構成要素と外部の電子部品とを中継して接続し得る半導体部品(インターポーザ)である。
配線構造体WSは第1面A及び、第1面Aと反対側の第2面Bを有している。図示の例において、第1面Aは接続要素OPの表面(上面)を含み、第2面Bは、接続要素IPの表面(下面)を含んでいる。接続要素IPは導電性の接合材(例えば、はんだ)であるバンプBPを介して、第2導体パッドP2に接続されている。第2導体パッドP2は、その表面に、例えばNi、Pd、Auの3層で構成される保護膜を有し、バンプBPは、例えば保護層の最表面を構成するAu層と接合され得る。なお、配線構造体WSの第1面Aが備える接続要素OPは第1面側接続要素OPとも称され、第2面Bが備える接続要素IPは第2面側接続要素IPとも称される。
半導体部品である配線構造体WSは、配線部W及び半導体部Sを含む構成を有している。半導体部Sは、半導体層(例えばシリコン層)X及び半導体層Xの外表面の半導体酸化物層(例えばシリコン酸化物層)OXを有する半導体基板SS、並びに、半導体基板SSの表面上に積層される、例えばシリコン酸化物層である絶縁層OLを有している。配線部Wは、第1面Aを構成する第1面側接続要素OP、第2面Bを構成する第2面側接続要素IP、半導体基板SSを厚さ方向に貫通する貫通導体THC、各絶縁層OLに接して形成される配線層WL、及び、一層の絶縁層OLを挟んで対向する配線層WL同士を接続するビア導体WV、を有している。
配線部Wを構成する導体としては、銅が好ましく用いられる。貫通導体THCは、例えば、電解銅めっき膜で構成される。第1面側接続要素OP、第2面側接続要素IP、配線層WL、及びビア導体WVは、例えばスパッタリングなどで形成される金属膜層np、及びめっき膜層(例えば電解銅めっき膜層)epを含む2層構造を含んでいる。
図示される配線構造体WSにおいては、第2面側接続要素IPと第1面側接続要素OPとが、配線部Wを構成する導体を介して電気的に接続されている。具体的には、第2面側接続要素IPと第1面側接続要素OPとは、配線構造体WSを構成する、貫通導体THC、配線層WL、及びビア導体WVを介して電気的に接続されている。図示の例では、6つの第1面側接続要素OPのうち、中央寄りの2つの第1面側接続要素OP以外の4つの第1面側接続要素OPは、それぞれ第2面側接続要素IPと電気的に接続されている。
図1を参照して上述されたように、図示される6つの第1面側接続要素OPのうち、左側の3つの第1面側接続要素OPは部品搭載領域EA2に配置され、右側の3つの第1面側接続要素OPは部品搭載領域EA1に配置される。左側の3つの第1面側接続要素OPは、配線基板1の使用において外部の電子部品E2と接続され、右側の3つの第1面側接続要素OPは外部の電子部品E1と接続され得る。第1の部品搭載領域である部品搭載領域EA1に配置されている複数の第1面側接続要素OPの一部と、第2の部品搭載領域である部品搭載領域EA2に配置されている複数の第1面側接続要素OPの一部とは、配線層WLを介して互いに電気的に接続されている。従って、配線基板1はその使用において、配線構造体WSを介して、複数の外部の電子部品同士を電気的に接続し得る。
図2に示される例の配線構造体WSにおいては、配線部Wの一部である第1面側接続要素OPは、金属膜層np及びめっき膜層epを含む導体パッドとして構成されている。配線構造体WSが備える複数の第1面側接続要素OPの上面は、配線構造体WSの製造方法について図6Iを参照して説明されるように、第1接続要素MPの上面と略均一な平面を構成するように平坦化処理が施された平坦面である。
また、半導体加工技術を用いて製造される配線構造体WSが有する第1面側接続要素OPは、上述されたように、その寸法において比較的小さい値を有し得る。具体的には、複数の第1面側接続要素OPの内、隣り合う第1面側接続要素OP間の距離は、35μm以下の値を有し得る。詳しくは、配線構造体WSの製造方法について図6Hを参照して後述されるように、第1面側接続要素OPは、例えばRIE(Reactive Ion Etching)によって絶縁層OLに形成される微細な溝に、金属膜層np及びめっき膜層epが充填されることで形成され得る。
なお、配線構造体WSは、開口110b内への配置において、第2面Bと第1絶縁層111の上面との間に、アンダーフィル用絶縁フィルムUFを介して設置され得る。アンダーフィル用絶縁フィルムUFはエポキシ樹脂やポリイミド樹脂を含み得る熱硬化性のNCF(Non Conductive Film)であり得る。アンダーフィル用絶縁フィルムUFが配線構造体WSと第1絶縁層111との間に介在することで、物理的応力(熱応力や物理的外力)に対する配線構造体WSと導体パッドP2との接続信頼性が向上する場合がある。
第1接続要素MPが金属のめっき膜層を含む金属ポストであり、第1面側接続要素OPも金属膜層np及びめっき膜層ep金属を含む導体パッドである例が、図1及び図2を参照して上述されたが、第1接続要素MP及び第1面側接続要素OPは任意の導体材料で構成される接続要素であり得る。実施形態の配線基板における第1接続要素及び第1面側接続要素は、例えば錫を含むはんだで構成されるはんだバンプでもあり得る。以下、図3及び図4では、第1接続要素及び第1面側接続要素としてはんだバンプが採用される例が、配線基板2及び配線構造体WS2として説明される。
図3に示される例の配線基板2、及び、図3における一点鎖線で囲われる領域IVの拡大図である図4に示される配線構造体WS2においては、はんだバンプである第1接続要素SB及び第1面側接続要素sb以外の構成は、図1及び図2に示されている配線基板1及び配線構造体WSと同等の構成とされている。従って、以下、図3及び図4を参照した配線基板2及び配線構造体WS2の説明においては、第1接続要素SB及び第1面側接続要素sb以外の構成要素についての説明は省略される。
図3に示されるように、はんだバンプである第1接続要素SBは、第2絶縁層110の開口110a内に露出する第1導体パッドP1上に形成される。図示される例では、はんだバンプである第1接続要素SBの上面は、例えばフラッタニング装置により平坦化された平坦面である。また、第1接続要素SBと同じくはんだバンプである第1面側接続要素sbも同様に平坦化された上面を有している。はんだバンプの平坦面である第1接続要素SBの上面と第1面側接続要素sbの上面とにより略均一な平坦面である部品搭載面ISが構成されている。図1に示された配線基板1と同様に、配線基板2においても、配線構造体WS2の上面(第1面側接続要素sbの上面)の第1絶縁層111上面からの距離と、第1接続要素SB上面の第1絶縁層111上面からの距離は略等しい。平坦面である第1面側接続要素sbの上面及び第1接続要素SBの上面によって、略均一の平坦面である部品搭載面が構成されていることにより、配線構造体WS2と外部の電子部品との接続における接続不良の虞が低減される場合があると考えられる。
図4に示されるように、配線構造体WS2において、はんだバンプである第1面側接続要素sbは、配線構造体WS2の最外の絶縁層OLに形成され底部に配線層WLを露出する溝OLGを充填している。
続いて、図5A~図5Fを参照して、図1に示される配線基板1が製造される場合を例に、配線基板の製造方法が説明される。先ず、図5Aに示されるように、コア基板100が用意される。コア基板100の用意では、例えば、コア絶縁層101の表面に金属箔が設けられた両面銅張積層板が用意される。両面銅張積層板に貫通孔103oが例えばドリル加工によって形成され、貫通孔103oの内壁及び金属箔の上面に、例えば無電解めっき膜が形成され、この無電解めっき膜の上に、この無電解めっき膜を給電層として用いて電解めっき膜が形成される。貫通孔103oの内壁に形成されるスルーホール導体103の内側には、例えばエポキシ樹脂を注入することによって、スルーホール導体103の内部が樹脂体103aで充填される。充填された樹脂体103aが固化された後、樹脂体103a及び電解めっき膜の上面に、さらに無電解めっき膜及び電解めっき膜が形成される。この結果、金属箔、無電解めっき膜、電解めっき膜、無電解めっき膜、及び電解めっき膜の5層構造を有する導体層102が、絶縁層101の両面に形成される。そしてサブトラクティブ法によって導体層102をパターニングすることによって所定の導体パターンを備えるコア基板100が得られる。
次いで、図5Bに示されるように、コア基板100の一方の面F1上に絶縁層11が形成され、その絶縁層11上に導体層12が積層される。コア基板100の他方の面F2上には絶縁層21が形成され、その絶縁層21上に導体層22が積層される。例えば各絶縁層11、21は、フィルム状の絶縁性樹脂を、コア基板100上に熱圧着することによって形成される。導体層12、22は、絶縁層11、21に例えばレーザー光によって形成され得る開口13a、23aを充填するビア導体13、23と同時に、セミアディティブ法などの任意の導体パターンの形成方法を用いて形成される。
続いて、図5Cに示されるように、コア基板100の一方の面F1側において、絶縁層及び導体層の積層が繰り返され、第1ビルドアップ部10が形成される。コア基板100の他方の面F2側では絶縁層及び導体層の積層が繰り返され、第2ビルドアップ部20が形成される。第1ビルドアップ部10における最外の導体層(第1導体層112)は、複数の導体パッド(第1導体パッドP1、及び、第2導体パッドP2)を含むパターンに形成される。第2ビルドアップ部20における最外の導体層22は、導体パッド22pを含むパターンに形成される。第1導体パッドP1、第2導体パッドP2、導体パッド22pの表面には、例えば、無電解めっきにより、ニッケル層、パラジウム層、及び金層の3層を含む保護層がめっき法により形成され得る。
次いで、図5Dに示されるように、第1ビルドアップ部10上に第2絶縁層110が形成され、第2ビルドアップ部20上には第3絶縁層210が形成される。第2絶縁層110には、第1導体パッドP1を露出させる開口110a、及び、第2導体パッドP2を露出させる開口110bが形成される。第3絶縁層210には導体パッド22pを露出させる開口210aが形成される。例えば、スプレーコーティング、カーテンコーティング、又はフィルム貼り付けなどによって、感光性を有するエポキシ樹脂膜が形成されることで第2及び第3絶縁層110、210が形成され、露光及び現像により開口110a、110b、210aが形成され得る。
次いで、図5Eに示されるように、開口110a内が導体によって充填され、第1接続要素MPが形成される。金属ポストである第1接続要素MPは、上述したビア導体13、23及び導体層12、22の形成と同じく、例えばセミアディティブ法により形成され得る。なお、第1接続要素MPの形成は、第1導体パッドP1上への無電解めっきのみによって行われてもよい。なお、第1接続要素MP形成の工程においては、開口110bの上部、及び、第3絶縁層210及び導体パッド22pの上面で構成される面は、PETなどの保護層が設置されることにより適宜保護され得る。また、開口110a及び開口110bの形成に関して、開口110bは、開口110aを充填する第1接続要素MPの形成が完了した後に形成されてもよい。
次いで、図5Fに示されるように、開口110b内に配線構造体WSが設置される。配線構造体WSは、その第2面Bを第1ビルドアップ部10側に向け、第1絶縁層111と第2面Bとの間にアンダーフィル用絶縁フィルムUFを介在させて設置される。第2面Bに含まれる第2面側接続要素IPは、例えばはんだである導電性の接続部材(図示せず)を介して、開口110bの底部を構成する第2導体パッドP2と電気的及び機械的に接続される。
開口110b内へ配線構造体WSが配置された後、第1接続要素MPの上面及び第1面側接続要素OPの上面には平坦化処理が施される。具体的には、第1接続要素MP及び第1面側接続要素OPの厚さ方向における一部が研磨により除去される。第1接続要素MP及び第1面側接続要素OPの研磨は、例えば化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により実施され得る。研磨が完了した段階において、第1面側接続要素OPの上面の第1絶縁層111の上面からの距離は、金属ポストMPの上面の第1絶縁層111の上面からの距離と略等しくなる。
なお、図3を参照して説明された配線基板2が製造される場合には、図5Eに示される工程において、金属バンプである第1接続要素MPに替えて、はんだバンプである第1接続要素SBが、第1導体パッドP1上に形成される。また、図5Fにおいて開口110b内に配置される、導体パッドである第1面側接続要素OPを有する配線構造体WSに替えて、はんだバンプである第1面側接続要素sbを有する配線構造体WS2が配置される。この場合、フラッタニング装置が備える一枚の平坦なプレス板(図示せず)により上側から押圧されることにより、配線基板2の最外の表面を構成する第1面側接続要素sbの上面と第1接続要素SBの上面とは平坦化され得る。
続いて、図2に示される配線構造体WSの製造、配線構造体WSの開口110b内への配置、及び配線構造体WSの上面(第1面側接続要素OPの上面)の平坦化について、図6A~図6Iを参照して説明される。先ず、図6Aに示されるように、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)を切り出して研削加工した半導体基板SSが用意される。
次いで図6Bに示されるように、半導体基板SSにエッチングにより貫通孔THが形成される。貫通孔THは、例えば、貫通孔THが形成されるべき位置に対応した開口を有するレジスト層(図示せず)を形成した後に、半導体基板SSに対するエッチング加工を施すことによって形成され得る。
次いで、図6Cに示されるように、半導体基板SSの外表面に、酸化物層が形成される。例えば、半導体基板SSを酸素炉内において熱処理する熱酸化処理により半導体酸化物層OXが形成され、半導体層X及び半導体酸化物層OXから構成される半導体基板SSが形成される。
次いで、図6Dに示されるように、貫通孔TH内に貫通導体THCが形成される。例えば、貫通孔THの一方を塞ぐ給電層となる膜(図示せず)が形成され、この膜を給電層とした電解銅めっきが施されることにより、貫通孔THを充填する貫通導体THCが形成され得る。貫通導体THCの形成後、給電層として使用される膜は除去され、貫通導体THCの上面及び下面には必要に応じて研磨による平坦化処理が施される。
次いで、図6Eに示されるように、半導体基板SSの表面に、金属膜層np及びめっき膜層epを含む配線層WLが形成される。配線層WLの形成では、例えば、先ず、バリア層であるチタンスパッタ膜が半導体基板SSの表面に形成され、さらに、チタンスパッタ膜の上側に銅スパッタ膜が順に積層されることにより、めっき膜層epの形成において給電層としての機能を果たし得る金属膜層npが形成される。なお、図示においては、バリア層及び金属膜層epは一体として1層構造で示されている。
なお、配線構造体WSの製造方法の説明においては、半導体基板SSに近い側は「下」もしくは「下側」と称され、半導体基板SSから遠い側は「上」もしくは「上側」と称される。従って、配線構造体を構成する各要素における半導体基板SS側を向く面は「下面」と称され、半導体基板SSと反対側と向く面は「上面」とも称される。
配線層WLの形成においては、例えば、めっきレジストが金属膜層np上に形成され、めっきレジストに、半導体基板SSに接して形成される配線層WLが有するべきパターンに応じた開口が例えばフォトリソグラフィ技術により形成される。次いで、金属膜層npを給電層とする電解めっきにより開口内に電解めっき膜層epが形成される。電解めっき膜層epの形成後、めっきレジストが除去され、めっきレジストの除去により露出する金属膜層npはエッチングされる。配線構造体WSの第2面Bを構成する第2面側接続要素IPの形成が完了し、第2面Bと反対側では一層の配線層WLが形成された、図6Eに示される状態が得られる。
次いで、図6Fに示されるように、第2面Bと反対側において、半導体基板SSに接して形成される配線層WL及び配線層WLから露出する半導体基板SSの酸化物層OXを被覆する絶縁層OLが積層される。配線層WLの表面が、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁層OLにより被覆される。例えば、200℃程度の低温CVD法により絶縁層OLは成膜される。成膜された絶縁層OLの上面が研磨加工によって平坦化され、絶縁層OLの一部が例えば反応性イオンエッチング(RIE)により除去されることで、配線層WLの一部を露出させる溝OLGが形成される。
次いで、図6Gに示されるように、絶縁層OL上にさらに配線層WL及び絶縁層OLが積層され、多層構造が形成される。上述した配線層WLの形成と同様に、金属膜層npが、溝OLGの内面及び絶縁層OLの上面に形成されると共に、レジストを使用した電解銅めっきによるめっき膜epの形成及びエッチングにより、多層構造の配線層WLが形成される。図示の例において、配線構造体WSにおける最外の絶縁層OLには、エッチング加工により電子部品との接続要素が形成されるべきパターンに従って溝OLGが形成される。配線構造体WSにおける最外の絶縁層OLに形成される溝OLGは、複数の溝OLGのうち隣り合う溝OLGの間隔が、例えば35μm以下の値を有するように形成され得る。
次いで、図6Hに示されるように、溝OLG内が導体によって充填され、金属膜層np及びめっき膜層epを含む導体パッドとしての第1面側接続要素OPが形成される。第1面側接続要素OPは、溝OLG内及び最外の絶縁層OL上に金属膜層np及びめっき膜層epを含む2層構造の導体層が形成された後に、最外の絶縁層OLが露出するまで上側から研磨されることによって形成され得る。
次いで、図6Iに示されるように、配線構造体WSが開口110b内に配置される。露出する第2面側接続要素IPの表面(下面)に、例えばはんだからなる接合材であるバンプBPが形成される。バンプBPは、例えば、第2面側接続要素IPの表面に形成される拡散防止金属膜(図示せず)を介して第2面側接続要素IP上に形成され得る。バンプBPが第2面側接続要素IP上に形成された後、アンダーフィル用絶縁フィルムUFが、バンプBP及び半導体基板SSの下面を覆うように設けられる。アンダーフィル用絶縁フィルムUFは、例えば真空下でバンプBP及び半導体基板SSの表面に貼り付けられる。
配線構造体WSの開口110b内への設置においては、バンプBPと第2導体パッドP2の位置が対応するように位置合わせされる。アンダーフィル用絶縁フィルムUFが流動性を有するが顕著に硬化を開始しない程度の温度(例えば60~150℃程度)に加熱された状態で、バンプBPと第2導体パッドP2が接触するまで、下方向に加圧される。その後、バンプBPの溶融温度まで加熱され、バンプBPと第2導体パッドP2との接合が完了する。配線構造体WSの開口110b内への配置が完了する。
配線構造体WSの開口内110bへの搭載が完了した後、部品実装面となる配線構造体WSの上面には平坦化処理が実施される。具体的には、第1接続要素MPの上面と、配線構造体WSの上面(第1面側接続要素OPの上面)とが、例えば化学機械研磨(CMP)により同時に平坦化処理される。配線基板1の形成が完了する。
図4を参照して上述された配線構造体WS2が製造される場合には、図6Hを参照して説明された第1面側接続要素OPの形成において、導体パッドである第1面側接続要素OPの替りに、はんだバンプである第1面側接続要素sbが溝OLG内に形成される。この場合、図6Iを参照して説明された、配線構造体の開口110b内への配置後の、第1面側接続要素及び第1接続要素の上面の平坦化は、図5Fに関して上述されたように、第1面側接続要素sb及び第1接続要素SB上面への、フラッタニング装置が備える一枚の平坦なプレス板による押圧によって実施され得る。
実施形態の配線基板は、各図面に例示される構造、並びに、本明細書において例示される構造、形状、及び材料を備えるものに限定されない。例えば、配線構造体は任意の数の樹脂絶縁層及び配線層を有し得る。第1及び第2ビルドアップ部は任意の層数の絶縁層及び導体層を有し得る。コア基板の両面に形成される第1ビルドアップ部が有する絶縁層及び導体層の層数は、第2ビルドアップ部が有する絶縁層及び導体層の層数と異なってよい。また、配線基板はコア基板を有する態様に限定されず、実施形態の配線基板は少なくとも第1絶縁層から上側の構成を有していればよい。実施形態の説明では、1つの配線構造体の接続要素が2つの部品搭載領域にわたって配置される例が説明されたが、1つの配線構造体の接続要素が3以上の部品搭載領域にわたって配置され、それぞれの部品搭載領域に搭載され得る電子部品同士を電気的に接続し得る構成が実現されてもよい。
1、2 配線基板
10 第1ビルドアップ部
20 第2ビルドアップ部
101、11、21 絶縁層
102、12、22 導体層
111 第1絶縁層
112 第1導体層
110 第2絶縁層
210 第3絶縁層
P1 第1導体パッド
P2 第2導体パッド
100 コア基板
103 スルーホール導体
13、23 ビア導体
110a、110b、210a 開口
OP、sb 接続要素(第1面側接続要素)
IP 接続要素(第2面側接続要素)
MP、SB 接続要素(第1接続要素)
SS 半導体基板
S 半導体部
W 配線部
TH 貫通孔
THC 貫通導体
WL 配線層
OL 絶縁層
OLG 溝
WV ビア導体
WS、WS2 配線構造体
UF アンダーフィル用絶縁フィルム
BP バンプ
IS 部品搭載面
EA1、EA2、EA3 部品搭載領域
E1、E2、E3 電子部品

Claims (11)

  1. 第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上に形成され、複数の第1導体パッドを有する第1導体層と、
    前記第1導体層及び前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層を貫通する開口と、
    第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第2面を前記第1絶縁層に向け、前記開口内に配置される配線構造体と、
    前記第2絶縁層を貫通し前記複数の第1導体パッドに接続される複数の第1接続要素と、
    を有する配線基板であって、
    前記配線構造体は半導体部及び配線部を有し、
    前記配線部は前記第1面に、隣り合う第1の部品搭載領域と第2の部品搭載領域とを含む部品搭載面を構成する複数の第1面側接続要素を有し、
    平坦面である前記第1接続要素の上面は、平坦面である前記第1面側接続要素の上面とともに前記部品搭載面を構成し、
    前記第1の部品搭載領域に配置されている前記複数の第1面側接続要素の一部と、前記第2の部品搭載領域に配置されている前記複数の第1面側接続要素の一部とは、前記配線部を構成する導体を介して互いに電気的に接続されている。
  2. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1絶縁層の上面から前記第1接続要素の上面までの距離と、前記第1絶縁層の上面から前記第1面側接続要素の上面までの距離とは、略等しい。
  3. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1接続要素は、金属ポストで構成されている。
  4. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1接続要素は、はんだバンプで構成されている。
  5. 請求項4記載の配線基板であって、前記はんだバンプの上面は、平坦化処理が施された平坦面である。
  6. 請求項1記載の配線基板であって、前記複数の第1面側接続要素のうち隣り合う前記第1面側接続要素間の距離は、前記複数の第1接続要素のうち隣り合う前記第1接続要素間の距離より小さい。
  7. 請求項6記載の配線基板であって、前記複数の第1面側接続要素のうち隣り合う前記第1面側接続要素間の距離は、35μm以下の値を有している。
  8. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層は前記開口内に露出する第2導体パッドをさらに有し、前記配線構造体は前記第2面に第2面側接続要素をさらに有し、前記第2導体パッドと前記第2面側接続要素とは電気的に接続されている。
  9. 請求項8記載の配線基板であって、前記第2面側接続要素と、前記第1面側接続要素とは前記配線構造体が有する配線部を介して電気的に接続されている。
  10. 請求項1記載の配線基板であって、前記配線構造体は、前記配線構造体の側面及び上面の全域が露出するように前記開口内に配置されている。
  11. 請求項1記載の配線基板であって、前記配線構造体が有する半導体基板はシリコン基板である。
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