JP2023113231A - 製造支援装置及び製造支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な進捗状況を管理可能な製造支援装置及び製造支援システム。【解決手段】一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報と、前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報とを紐づけて管理可能に構成されている製造支援装置と、生産管理部と、設計支援部とを備え、前記生産管理部は、製作手配情報を作成し、前記設計支援部は、前記部品をネスティングすると共に、前記加工スケジュール情報を作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、製造支援装置及び製造支援システムに関する。
従来、製作指示によりネスティングして得られるシート加工データに基づく加工スケジュールを生成して、当該加工スケジュールを材料シート1枚ごとに管理する生産管理装置と、前記生産管理装置と通信ネットワークを介して相互接続され、当該生産管理装置から受信した前記加工スケジュールを実行する板金加工設備とを備えた板金加工システムが知られている(特許文献1等)。
この板金加工システムは、生産管理装置と板金加工設備とが通信可能に組み合わされ、生産管理装置で生成される製作指示(製作手配)に基づいて、板金加工設備が加工スケジュールを実行するものである。
再表2005-047998号公報
しかしながら、歩留まりが高いシートデータを作成するために、製作手配された製品ごとではなく、複数の製作手配に含まれる製品(部品)を混在させてシートデータを作成し、加工スケジュール情報を生成することが多く、そのような場合、従来の板金加工システムでは、製作手配情報と加工スケジュールがバラバラに管理されるため、正確な進捗状況の管理ができないという問題がある。
本発明の一態様は、正確な進捗状況を管理可能な製造支援装置及び製造支援システムである。
本発明の一態様に係る製造支援装置は、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報と、前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報とを紐づけて管理可能に構成されている。
本発明の一態様に係る製造支援システムは、上述した製造支援装置と、生産管理部と、設計支援部とを備え、前記生産管理部は、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報を作成し、前記設計支援部は、前記部品をネスティングすると共に、前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報を作成する。
本発明の一態様による製造支援装置及び製造支援システムによれば、製作手配情報と加工スケジュール情報を紐づけて管理するため、正確な進捗状況を管理できる。
本発明の一態様に係る製造支援装置及び製造支援システムによれば、正確な進捗状況を管理できる。
図1は、本発明の実施形態に係る製造支援システムを示す概略図である。 図2は、本実施形態の製造支援装置を示す機能ブロック図である。 図3は、本実施形態の製作手配書の一例を示す図である。 図4は、本実施形態のスケジュール指示書の一例を示す図である。 図5は、本実施形態のプログラム指示書の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の紐づけ画面122の一例を示す図である。 図7は、本実施形態の傾向値算出方法の一例を示す図である。 図8は、本実施形態の第1の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態の第2の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、本実施形態の第3の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の第3の製造支援方法に係る第2の自動紐づけ方法の一例を示す図である。 図12は、本実施形態の第3の製造支援方法に係る第3の自動紐づけ方法の一例を示す図である。 図13は、本実施形態の第4の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[本実施形態に係る製造支援システムの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る製造支援システムを示す概略図である。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る製造支援システム1を概説する。本実施形態に係る製造支援システム1は、1枚の定尺の金属板(以下、本実施形態においてシート)を任意の形状に切り出すブランク加工機70を管理する製造支援システムである。製造支援システム1は、概略的には、図1に示すように、生産管理部として機能する生産管理装置10と、設計支援部として機能する設計支援装置30と、製造支援装置100とを備える。また、製造支援システム1は、サーバ50と、ブランク加工機70とを備える。これらの装置は、相互に通信可能に接続されている。
生産管理装置10は、デスクトップパソコン(desktop personal computer)やノートパソコン(laptop computer)、タブレット(tablet)端末等の電子計算機である。生産管理装置10は、受注情報、一又は複数の部品を含む製品情報、製品及び部品の製造工程情報及び各工程の進捗情報の管理と、製品の製作手配とを行う。また、生産管理装置10は、製品の製作手配を行う際に、その製品に関する製作手配情報142を作成する。さらに、生産管理装置10は、作成した製作手配情報142の製作手配書16を出力可能に構成されている。
図3は、本実施形態の製作手配書の一例を示す図である。
製作手配情報142は、取引先、製品及び部品の情報、部品の加工プログラム等を含む。製品及び部品の情報は、例えば、製品名、部品名、製品及び部品の生産納期、製品及び部品の加工予定日、製品及び部品の製造工程情報、製品及び部品の数量、製品及び部品の製造番号等を含む。製品工程情報は、例えば、ブランク加工後の曲げ加工の工程や、バリ取り等を行う二次工程、溶接、ねじ止め、検査等の組み立て工程等の製品が完成するまでの工程を示す情報である。また、製作手配書16は、図3に示すように、製作手配情報142の内容16aと、バーコード16bとを含む。ユーザは、例えば、製造支援装置100等でバーコード16bを読み込むことで、製作手配書16に係る製作手配情報142を確認することができる。
設計支援装置30は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末等の電子計算機であり、CAD(コンピュータ支援設計:computer-aided design)/CAM(コンピュータ支援製造:computer-aided manufacturing)ソフトを有する。設計支援装置30は、生産管理装置10から出力された製作手配情報142を基に製作手配情報142に含まれる同じ板厚の部品を選択してその部品の加工プログラムを隙間なく配置するネスティングを行う。
以下、本実施形態において、ネスティングは、明示する場合を除き、新たな製品手配がされた際に、その都度複数種類の部品を混在させてネスティングを行い、シートデータを作成する都度ネスティングと、製品構成毎や1種類の部品でネスティングを行い、再度同じ製品又は部品が製作手配された際に、過去に作成したシートデータを再利用する固定ネスティング(リピートシート)の双方を含む。
また、設計支援装置30は、ネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32を作成する。さらに、設計支援装置30は、作成した加工スケジュール情報32のスケジュール指示書36を出力可能に構成されている。本実施形態において、加工スケジュール情報32は、複数のシートデータに関する加工スケジュール情報をまとめたものと、単一のシートデータに関する加工スケジュール情報との双方を含む概念でもよいし、いずれか一方でもよい。
図4は、本実施形態のスケジュール指示書の一例を示す図である。図5は、本実施形態のプログラム指示書の一例を示す図である。
加工スケジュール情報32は、加工スケジュール情報32のスケジュール作成日、スケジュール名、加工予定日、予定加工機、シート名、シートに含まれる部品一覧及び部品の情報等を含む。また、スケジュール指示書36は、図4に示すように、加工スケジュール情報32の内容36aと、バーコード36bとを含む。ユーザは、例えば、製造支援装置100等でバーコード36bを読み込むことで、スケジュール指示書36に係る加工スケジュール情報32を確認することができる。また、スケジュール指示書36は、複数のプログラム指示書38を有する。プログラム指示書38は、図5に示すように、スケジュール作成日、シート名、シートデータ、シートに含まれる部品一覧、部品の数量、及び加工予定日等を含む。
設計支援装置30は、固定ネスティングの場合は、ネスティングを行わずに過去のシートデータを選択して、そのシートデータに関する加工スケジュール情報32を新たに作成すると共に、その加工スケジュール情報32のスケジュール指示書36を出力する。また、単体のシートデータを選択した場合は、プログラム指示書38のみを出力する。
図2は、本実施形態の製造支援装置100を示す機能ブロック図である。
製造支援装置100は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末等の電子計算機であり、図2に示すように、入力部110と、表示部120と、制御部130と、記憶部140とを含む。製造支援装置100は、手配毎の進捗管理及びリードタイムの表示と、各加工工程及び各加工機(例えば、ブランク加工機70等)の負荷量の管理とを行う。また、製造支援装置100は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32とを紐づけて管理可能に構成されている。
入力部110は、例えば、キーボード(Keyboard)、マウス(Mouse)、タッチパッド(Touchpad)、ジョイスティック(Joystick)等の入力機器により構成されており、入力部110を操作することにより、製造支援装置100において通常必要とされる情報入力の機能に加え、例えば、紐づける製作手配情報142及び加工スケジュール情報32の選択等の操作をすることができる。このような構成を備えることにより、製造支援装置100は、入力部110を介して手動により製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけることができる。
図6は、本実施形態の紐づけ画面122の一例を示す図である。
表示部120は、表示装置としてのディスプレイ(Display)を有しており、製造支援装置100において通常必要とされる画面表示の機能に加え、例えば、図6に示すように、紐づける製作手配情報142及び加工スケジュール情報32を選択するための紐づけ画面122等を表示する。また、表示部120は、入力部110の機能を有するタッチパネル(Touch screen)で構成され得る。表示部120がタッチパネルで構成された場合は、ユーザは、例えば表示部120を操作することにより、紐づける製作手配情報142及び加工スケジュール情報32の選択等の各種の情報を製造支援装置100に対して入力可能となる。
なお、入力部110及び表示部120の構成は、上述した構成に限定されず、これら入力部110及び表示部120に代わり、同等の機能を有する構成であれば(例えば、遠隔から利用可能な表示手段や入力手段等)、これに限定されるものではない。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)を有する統合型演算処理装置により構成される。制御部130は、図2に示すように、表示部120を制御する表示制御部132と、紐づける製作手配情報142及び加工スケジュール情報32を照合する特定部134と、傾向値算出部136とを含む。
傾向値算出部136は、記憶部140の後述する紐づけマスタ148に基づいて傾向値を算出する。傾向値は、例えば、紐づけマスタ148に基づいて、記憶部140の後述する組み合わせモデル146を解析することで製作手配情報142の加工予定日から何日前に加工スケジュール情報32が作成されるかという傾向を示す値である。傾向値算出部136は、複数の組み合わせモデル146のそれぞれについて製作手配情報142のブランク工程の加工予定日と加工スケジュール情報32のスケジュール作成日との差分値を求め、求めた差分値の平均値を算出する。
加工予定日は、画一的な日程に限らず、所定の期間の場合もあるため、傾向値算出部136は、加工予定日と、スケジュール作成日の差分値の最小値と最大値を求め、それぞれの平均値を算出して傾向値としてもよい。算出に使用する組み合わせモデル146は、組み合わせモデル146の加工スケジュール情報32の総使用回数が1回のものを対象とする。
図7は、傾向値算出方法の一例を示す図である。
ここで、傾向値算出部136による傾向値算出方法について説明する。傾向値算出部136は、例えば、図7に示すように、組み合わせモデル146の紐づけ情報1~5があった場合、加工予定日とスケジュール作成日の差の最小値の平均値は、3日であり、加工予定日とスケジュール作成日の差の最大値の平均値は、4日である。よって、この時の傾向値は、3~4日となる。
記憶部140は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有すると共に、様々なデータを読み書き可能に記憶する。記憶部140は、図2に示すように、生産管理装置10から取り込んだ製作手配情報142と、ブランク加工機70から引き渡される加工実績144と、紐づけマスタ148とを格納する。また、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146(紐づけ情報)を複数格納する。さらに、記憶部140は、製造支援装置100の各部の制御に必要なプログラムを格納する。
組み合わせモデル146は、記憶部140の製作手配情報142と、サーバ50の後述する生産技術管理データベースに保存された加工スケジュール情報32の組み合わせモデル、すなわち、紐づけ情報である。
紐づけマスタ148は、例えば、繰り返し紐づけ及びブランク加工を行うことで蓄積された組み合わせモデル146と、加工実績144の後述する実績工数に基づいて形成される。紐づけマスタ148は、例えば、複数の組み合わせモデル146の情報と、各組み合わせモデル146の加工スケジュール情報32の総使用回数及び最新加工日と、ブランク加工機70の情報とを含む。
以上の構成を備える製造支援装置100は、記憶部140に格納された複数の組み合わせモデル146の中から、製作手配情報142と類似する類似製作手配情報142′を含む類似組み合わせモデル146′を特定するよう構成されていると共に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
また、製造支援装置100は、加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量と一致する製作手配情報142を特定するよう構成されていると共に、加工スケジュール情報32と、特定した製作手配情報142とを紐づけ可能に構成されている。
サーバ50は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有し、生産技術管理データベース(図示せず)を格納する。サーバ50は、種々の公知の構成を採用可能であるため、その詳細な説明を省略する。生産技術管理データベースは、設計支援装置30で作成された加工スケジュール情報32を含む。
ブランク加工機70は、NC制御によってシートを加工する装置、例えば、レーザ加工機、タレットパンチプレス(turret punch press)、プラズマ加工機、ウォータージェット加工機等である。ブランク加工機70は、サーバ50及び製造支援装置100と通信可能に構成されている。
ブランク加工機70は、サーバ50に格納された生産技術管理データベースから加工スケジュール情報32のシートデータを読み込むことでブランク加工を行う。また、ブランク加工機70は、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工実績144を製造支援装置100に送信する。加工実績144は、シート毎の加工開始時、加工中断時、及び加工完了時のそれぞれに対応する時刻等の情報を含む。
[本実施形態に係る製造支援方法]
次に、本実施形態に係る製造支援システム1による製造支援方法について説明する。本実施形態に係る製造支援方法は、概略的には、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報142と、部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけて管理する。
本実施形態に係る製造支援方法について詳述する。なお、本実施形態に係る製造支援システム1は、以下に示す第1乃至第4の製造支援方法以外の方法で製造支援をすることも可能である。
まず、第1及び第2の製造支援方法について説明する。第1及び第2の製造支援方法は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32を手動により紐づけて管理する。
[第1の製造支援方法]
図8は、本実施形態の第1の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。
第1の製造支援方法は、概略的には、手動操作によりネスティング後に製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づける。まず、生産管理装置10は、製作手配情報142及び製作手配書16を出力する(図8のS1)。次に、製造支援装置100は、生産管理装置10が出力した製作手配情報142を取り込む(図8のS20)。これと同時に、又はその後、生産管理装置10は、製作手配書16を設計支援装置30に引き渡す(図8のS2)。
設計支援装置30は、製作手配書16を基にネスティングを行い(図8のS10)、ネスティングしたシートの加工スケジュール情報32を作成する(図8のS11)。また、設計支援装置30は、作成した加工スケジュール情報32のスケジュール指示書36を出力する(図8のS12)。設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32は、サーバ50の生産技術管理データベースに保存される。さらに、設計支援装置30は、製作手配書16とスケジュール指示書36を製造支援装置100に引き渡す(図8のS13)。
ユーザは、図6に示すように、製造支援装置100の表示部120に表示される紐づけ画面122を使用して製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づける。具体的には、まず、紐づけ画面122の製造番号入力部122aに製作手配書16の製造番号を入力する(図8のS40)。複数の製作手配書16を紐づけたい場合は、紐づけたい全ての製作手配書16の製造番号を製造番号入力部122aに入力する。製造番号を入力すると、紐づけ画面122の手配情報一覧122bに製造番号を入力した製作手配情報142が表示される(図8のS21)。
続いて、ユーザは、紐づけ画面122のスケジュール名入力部122cにスケジュール指示書36のスケジュール名を入力する(図8のS41)。シート単位で紐づけたい場合は、スケジュール指示書36のシート名をスケジュール名入力部122cに入力する。また、複数のシートを紐づけたい場合は、紐づけたい全てのシートのシート名をスケジュール名入力部122cに入力する。その後、ユーザは、紐づけ画面122の加工機名入力部122dに加工を行う予定のブランク加工機70の加工機名を入力する(図8のS42)。
加工機名を入力した後、紐づけ画面122の加工スケジュール情報一覧122eにスケジュール名を入力した加工スケジュール情報32が表示される(図8のS22)。加工日を変更したい場合は、紐づけ画面122の加工日変更ボタン122fを押下することで加工日を変更できる。紐づけをしたい製作手配情報142と加工スケジュール情報32の入力後、紐づけ画面122の登録ボタン122gを押下することで(図8のS43)紐づけが完了する(図8のS23)。図8のS41にてシート名で入力した場合、製造支援装置100は、新たなスケジュール名を生成し、その情報を生産技術管理データベースに登録する。
ブランク加工機70は、紐づけを行った加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースから呼び出してブランク加工を行う(図8のS30)。また、ブランク加工機70は、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工実績144を製造支援装置100に渡す(図8のS31)。
製造支援装置100は、紐づけ情報を基に、ブランク加工機70から渡された加工実績144を解析し(図8のS24)、製作手配情報142毎の生産実績を生産管理装置10に渡す(図8のS25)。生産実績は、作業開始、作業中断、及び作業完了の時刻等の情報と、実績工数とを含む。以上の工程により、本実施形態に係る製造支援システム1による第1の製造支援方法が実行される。
[第2の製造支援方法]
第2の製造支援方法は、概略的には、手動操作によりネスティング前に組分けした製作手配情報142と、加工スケジュール情報32とをネスティング後に自動的に紐づける。第2の製造支援方法において、製造支援装置100は、複数の製作手配情報142を組分け可能に構成されていると共に、組分けされたグループ毎にネスティング指示を出力可能に構成されている。また、製造支援装置100は、グループに含まれる個々の製作手配情報142と、グループ内の部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
図9は、本実施形態の第2の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。
まず、生産管理装置10は、製作手配情報142及び製作手配書16を出力する(図9のS101)。次に、製造支援装置100は、生産管理装置10が出力した製作手配情報142を取り込む(図9のS120)。その後、ユーザは、製造支援装置100に取り込んだ製作手配情報142からネスティングを行いたい製作手配情報142を選択し、組分け(グルーピング)を行う(図9のS140)。
製造支援装置100は、組分けした製作手配情報142のグループ毎に設計支援装置30にネスティングの指示を出す(図9のS122ba)。設計支援装置30は、製造支援装置100から送られたネスティング指示に従ってグループ毎にネスティングを行い(図9のS110)、ネスティングしたシートの加工スケジュール情報32を作成する(図9のS111)。設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32は、サーバ50の生産技術管理データベースに保存される。
また、設計支援装置30は、ネスティング結果を製造支援装置100に引き渡す(図9のS112)。ネスティング結果は、スケジュール名、シート名、及び製作手配情報142が含まれる。製造支援装置100は、ネスティング結果から製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけし、登録する(図9のS122b)
ブランク加工機70は、設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースから呼び出してブランク加工を行う(図9のS130)。また、ブランク加工機70は、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工実績144を製造支援装置100に渡す(図9のS131)。
製造支援装置100は、ネスティング結果を基に、ブランク加工機70から渡された加工実績144を解析し(図9のS123)、製作手配情報142毎の生産実績を生産管理装置10に渡す(図9のS124)。生産実績は、作業開始、作業中断、及び作業完了の時刻等の情報と、実績工数とを含む。以上の工程により、本実施形態に係る製造支援システム1による第2の製造支援方法が実行される。
続いて、第3及び第4の製造支援方法について説明する。第3及び第4の製造支援方法は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32を自動的に紐づけて管理する。なお、第3及び第4の製造支援方法は、第1又は第2の製造支援方法により製造支援装置100に複数の組み合わせモデル146及び加工実績144が蓄積されていることが好ましいが、これに限定されない。例えば、他の製造支援装置100に蓄積された組み合わせモデル146及び加工実績144を取り込む等の方法により、組み合わせモデル146及び加工実績144を用意してもよい。
[第3の製造支援方法]
第3の製造支援方法は、概略的には、固定ネスティングにおいて、紐づけマスタ148に基づいて自動的に製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づける。第3の製造支援方法において、製造支援装置100は、一又は複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量以下である場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
図10は、本実施形態の第3の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。
まず、生産管理装置10は、製作手配情報142及び製作手配書16を出力する(図の10のS201)。次に、製造支援装置100は、生産管理装置10が出力した製作手配情報142を取り込む(図10のS220)。
その後、製造支援装置100は、取り込んだ製作手配情報142と、記憶部140の紐づけマスタ148とを照合し(図10のS221)、記憶部140に格納された複数の組み合わせモデル146の中から、製作手配情報142と類似する類似製作手配情報142′を含む類似組み合わせモデル146′を特定する。
具体的には、製造支援装置100は、製作手配情報142に含まれる製品名、部品名、工程、及び数量を基に、紐づけマスタ148に類似組み合わせモデル146′が存在するか否かを照合する。この際、照合する製作手配情報142を生産納期順や受注番号でグループ化する等、ユーザの設定を考慮することも可能である。
類似組み合わせモデル146′を特定できた場合(図10のS222にてYES)、製造支援装置100は、その類似組み合わせモデル146′に含まれる加工スケジュール情報32を採用し、新しい加工スケジュール情報32として取り込んだ製作手配情報142と紐づけし、新たな組み合わせモデル146として紐づけ情報を登録する(図10のS223)。
その後、製造支援装置100は、紐付けした新しい加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースに保存する。新しい加工スケジュール情報32は、採用した類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32に含まれるスケジュール名、加工予定日、予定加工機を更新したものである。なお、加工予定日は、例えば、製作手配情報142の生産納期から10日前等のユーザの設定を考慮してもよい。
ブランク加工機70は、製造支援装置100が保存した新しい加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースから呼び出してブランク加工を行う(図10のS230)。また、ブランク加工機70は、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工実績144を製造支援装置100に渡す(図10のS231)。
製造支援装置100は、組み合わせモデル146を基に、ブランク加工機70から渡された加工実績144を解析し(図10のS224)、製作手配情報142毎の生産実績を生産管理装置10に渡す(図10のS225)。生産実績は、作業開始、作業中断、及び作業完了の時刻等の情報と、実績工数とを含む。
類似組み合わせモデル146′を特定できなかった場合(図10のS222にてNO)、製造支援装置100は、その旨を表示部120に表示する(図10のS226)。以上の工程により、本実施形態に係る製造支援システム1による第3の製造支援方法が実行される。
ここで、第3の製造支援方法における自動紐づけ方法について詳述する。なお、本実施形態に係る第3の製造支援方法は、以下に示す第1乃至第3の自動紐づけ方法以外の方法で製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけることも可能である。
[第1の自動紐づけ方法]
第1の自動紐づけ方法は、固定ネスティングにおいて、部品の情報及び数量を考慮して紐づける方法である。第1の自動紐づけ方法において、製造支援装置100は、製作手配情報142の部品の数量が類似製作手配情報142′の部品の数量と一致する場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
製造支援装置100は、取り込んだ製作手配情報142の数量が組み合わせモデル146の同一製品に係る製作手配情報142(類似製作手配情報142′)の数量と同数の場合、その組み合わせモデル146を類似組み合わせモデル146′として特定する。製造支援装置100は、特定した類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32を採用し、取り込んだ製作手配情報142と紐づける。
[第2の自動紐づけ方法]
第2の自動紐づけ方法は、固定ネスティングにおいて、分割手配された製品について、部品の情報及び数量を考慮して紐づける方法である。第2の自動紐づけ方法において、製造支援装置100は、複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量と一致する場合に、複数の製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
製造支援装置100は、取り込んだ製作手配情報142に同一製品に係るものが複数存在し、複数の製作手配情報142に含まれる数量の合計が組み合わせモデル146の同一製品に係る製作手配情報142(類似製作手配情報142′)に含まれる数量と同数の場合、その組み合わせモデル146を類似組み合わせモデル146′として特定する。製造支援装置100は、特定した類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32を採用し、取り込んだ複数の製作手配情報142と紐づける。
図11は、本実施形態の第3の製造支援方法に係る第2の自動紐づけ方法の一例を示す図である。
例えば、図11に示すように、組み合わせモデル146において、数量が20の製作手配情報Aと加工スケジュール情報Aが紐づいているとする。製作手配情報B及び製作手配情報Cは、製作手配情報Aと同一製品に係る製作手配情報142である。製作手配情報B及び製作手配情報Cの数量は、それぞれ10であり、合計すると製作手配情報Aと同じ数量になるため、製造支援装置100は、加工スケジュール情報Aを採用し、製作手配情報B及び製作手配情報Cと紐づける。
[第3の自動紐づけ方法]
第3の自動紐づけ方法は、固定ネスティングにおいて、製作手配情報142に含まれる数量が組み合わせモデル146の製作手配情報142に含まれる数量よりも少ない場合でも紐づける方法である。第3の自動紐づけ方法において、製造支援装置100は、製作手配情報142の部品の数量が類似製作手配情報142′の部品の数量より少ない場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。
製造支援装置100は、取り込んだ製作手配情報142の数量が組み合わせモデル146の同一製品に係る製作手配情報142(類似製作手配情報142′)の数量よりも少ない場合、所定の範囲内、例えば、(類似製作手配情報142′の数量)-2≦(取り込んだ製作手配情報142の数量)≦(類似製作手配情報142′の数量)であれば、その組み合わせモデル146を類似組み合わせモデル146′として特定する。製造支援装置100は、特定した類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32を採用し、取り込んだ製作手配情報142と紐づける。
なお、所定の範囲は、上述した例に限定されず、種々の任意の範囲を設定可能である。
図12は、本実施形態の第3の製造支援方法に係る第3の自動紐づけ方法の一例を示す図である。
例えば、図12に示すように、組み合わせモデル146において、数量が20の製作手配情報Xと加工スケジュール情報Xが紐づいているとする。製作手配情報Y及び製作手配情報Zは、製作手配情報Xと同一製品に係る製作手配情報142である。製作手配情報Yの数量は、製作手配情報Xよりも少ない18であるが、所定の範囲内であるため、製造支援装置100は、加工スケジュール情報Xを採用し、製作手配情報Yと紐づける。一方で、製作手配情報Zの数量は、製作手配情報Xよりも少ない15であり、所定の範囲外であるため、製造支援装置100は、加工スケジュール情報Xを採用しない。
[第4の製造支援方法]
第4の製造支援方法は、概略的には、都度ネスティングにおいて、紐づけマスタ148を基に導き出された傾向値を使用して自動的に製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づける。第4の製造支援方法において、製造支援装置100は、複数の組み合わせモデル146のそれぞれについて加工予定日とスケジュール作成日との差分値を求め、求めた差分値の傾向から製作手配情報142を特定するよう構成されている。具体的には、製造支援装置100は、加工スケジュール情報32との差分値が所定の範囲内、すなわち、傾向値の範囲内の製作手配情報142に絞り込み、特定するよう構成されている。
図13は、本実施形態の第4の製造支援方法の一例を示すフローチャートである。
まず、生産管理装置10は、製作手配情報142及び製作手配書16を出力する(図13のS301)。次に、製造支援装置100は、生産管理装置10が出力した製作手配情報142を取り込む(図13のS320)。これと同時に、又はその後、生産管理装置10は、製作手配書16を設計支援装置30に引き渡す(図13のS302)。
設計支援装置30は、製作手配書16を基にネスティングを行い(図13のS310)、ネスティングしたシートの加工スケジュール情報32を作成する(図13のS311)。設計支援装置30が作成した加工スケジュール情報32は、サーバ50の生産技術管理データベースに保存される。続いて、製造支援装置100は、生産技術管理データベースに保存されている加工スケジュール情報32を参照し、スケジュール作成日が当日の加工スケジュール情報32を解析し、その加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量を特定する(図13のS321)。
その後、製造支援装置100は、記憶部140の紐づけマスタ148から傾向値を取得し、傾向値を基に取り込んだ製作手配情報142を絞り込む(図13のS322)。そして、製造支援装置100は、絞り込んだ製作手配情報142と加工スケジュール情報32の照合を行う(図13のS323)。加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量と一致する製作手配情報142を特定できた場合(図13のS324にてYES)、製造支援装置100は、その製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけし、新たな組み合わせモデル146として紐づけ情報を登録する(図13のS325)。
ブランク加工機70は、設計支援装置30が保存した加工スケジュール情報32をサーバ50の生産技術管理データベースから呼び出してブランク加工を行う(図13のS330)。また、ブランク加工機70は、ブランク加工開始時、ブランク加工中断時、及びブランク加工完了時に加工実績144を製造支援装置100に渡す(図13のS331)。
製造支援装置100は、組み合わせモデル146を基に、ブランク加工機70から渡された加工実績144を解析し(図13のS326)、製作手配情報142毎の生産実績を生産管理装置10に渡す(図のS327)。生産実績は、作業開始、作業中断、及び作業完了の時刻等の情報と、実績工数とを含む。
加工スケジュール情報32と一致する製作手配情報142を特定できなかった場合(図13のS324にてNO)、製造支援装置100は、その旨を表示部120に表示する(図13のS328)。以上の工程により、本実施形態に係る製造支援システム1による第4の製造支援方法が実行される。
[本実施形態に係る製造支援装置及び製造支援システムの利点]
以上説明したように、本実施形態に係る製造支援装置100は、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報142と、部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけて管理可能に構成されている。
そして、本実施形態に係る製造支援装置100は、このような構成を備えることにより、製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけて管理するため、正確な進捗状況を管理できるという利点を有している。また、都度ユーザが手動で進捗情報を入力する必要がなくなり、進捗管理作業にかける時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係る製造支援装置100は、入力部110を備え、入力部110を介して手動により製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、自動で紐づけることができない製作手配情報142と加工スケジュール情報32も紐づけることができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る製造支援装置100は、複数の製作手配情報142を組分け可能に構成されていると共に、組分けされたグループ毎にネスティング指示を出力可能に構成されている。このような構成を備えることにより、ある部品を含む製作手配情報142と、その部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32との対応関係が明確になり、紐づけが容易になるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る製造支援装置100は、グループに含まれる個々の製作手配情報142と、グループ内の部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、グループに含まれる個々の製作手配情報142と、その製作手配情報142と対応する加工スケジュール情報32とを自動的に紐づけることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る製造支援装置100は、記憶部140を備え、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146を複数格納し、記憶部140に格納された複数の組み合わせモデル146の中から、製作手配情報142と類似する類似製作手配情報142′を含む類似組み合わせモデル146′を特定するよう構成されていると共に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、固定ネスティングにおいて、自動的に製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけることができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る製造支援装置100において、製作手配情報142は、部品の数量を含み、一又は複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量以下である場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、2以上の製作手配情報142と加工スケジュール情報32を自動的に紐づけることができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る製造支援装置100は、複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量と一致する場合に、複数の製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、組み合わせモデル146の製作手配情報142に含まれる製品又は部品と類似する製品又は部品が2以上に分割して手配されている場合であっても、類似製作手配情報142′を特定し、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32と紐づけることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る製造支援装置100は、製作手配情報142の部品の数量が類似製作手配情報142′の部品の数量より少ない場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、類似製作手配情報142′と数量が同一でない場合であっても、新たにネスティングをせずに類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32を採用することで、コストを削減することができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る製造支援装置100において、加工スケジュール情報32は、部品の情報及び数量を含み、加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量と一致する製作手配情報142を特定するよう構成されていると共に、加工スケジュール情報32と、特定した製作手配情報142とを紐づけ可能に構成されている。このような構成を備えることにより、都度ネスティングにおいて、自動的に製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけることができるという利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る製造支援装置100は、記憶部140を備え、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146を複数格納し、製作手配情報142は、部品の加工予定日を含み、加工スケジュール情報32は、加工スケジュール情報32のスケジュール作成日を含み、複数の組み合わせモデル146のそれぞれについて加工予定日とスケジュール作成日との差分値を求め、求めた差分値の傾向から製作手配情報142を特定するよう構成されている。このような構成を備えることにより、加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量と一致する製作手配情報142が複数ある場合であっても、組み合わせモデル146の傾向から適切な製作手配情報142を特定できるという利点を有している。
また、本実施形態に係る製造支援装置100は、加工スケジュール情報32との差分値が所定の範囲内の製作手配情報142に絞り込み、特定するよう構成されている。このような構成を備えることにより、傾向値の範囲内の製作手配情報142に絞り込んで特定することができるという利点を有している。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、製造支援装置100は、入力部110を備え、入力部110を介して手動により製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、入力部110を備えなくてもよい。また、製造支援装置100は、手動により製作手配情報142と加工スケジュール情報32を紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、複数の製作手配情報142を組分け可能に構成されていると共に、組分けされたグループ毎にネスティング指示を出力可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、複数の製作手配情報142を組分けできなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、グループに含まれる個々の製作手配情報142と、グループ内の部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、グループに含まれる個々の製作手配情報142と、グループ内の部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報32とを紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、記憶部140を備え、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146を複数格納し、記憶部140に格納された複数の組み合わせモデル146の中から、製作手配情報142と類似する類似製作手配情報142′を含む類似組み合わせモデル146′を特定するよう構成されていると共に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、記憶部140を備えなくてもよい。また、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146を複数格納しなくてもよい。さらに、製造支援装置100は、複数の組み合わせモデル146の中から、製作手配情報142と類似する類似製作手配情報142′を含む類似組み合わせモデル146′を特定しなくてもよい。
上述した実施形態において、製作手配情報142は、部品の数量を含み、製造支援装置100は、一又は複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量以下である場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、一又は複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量以下である場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量と一致する場合に、複数の製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、複数の製作手配情報142の部品の数量の合計が類似製作手配情報142′の部品の数量と一致する場合に、複数の製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、製作手配情報142の部品の数量が類似製作手配情報142′の部品の数量より少ない場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、製作手配情報142の部品の数量が類似製作手配情報142′の部品の数量より少ない場合に、製作手配情報142と、類似組み合わせモデル146′の加工スケジュール情報32とを紐づけできなくてもよい。
上述した実施形態において、加工スケジュール情報32は、部品の情報及び数量を含み、製造支援装置100は、加工スケジュール情報32に含まれる部品の情報及び数量と一致する製作手配情報142を特定するよう構成されていると共に、加工スケジュール情報32と、特定した製作手配情報142とを紐づけ可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されない。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、記憶部140を備え、記憶部140は、製作手配情報142と加工スケジュール情報32との組み合わせモデル146を複数格納し、製作手配情報142は、部品の加工予定日を含み、加工スケジュール情報32は、加工スケジュール情報32のスケジュール作成日を含み、複数の組み合わせモデル146のそれぞれについて加工予定日とスケジュール作成日との差分値を求め、求めた差分値の傾向から製作手配情報142を特定するよう構成されているものとして説明したが、これに限定されない。製造支援装置100は、複数の組み合わせモデル146のそれぞれについて加工予定日とスケジュール作成日との差分値を求め、求めた差分値の傾向から製作手配情報142を特定しなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援装置100は、加工スケジュール情報32との差分値が所定の範囲内の製作手配情報142に絞り込み、特定するよう構成されているものとして説明したが、これに限定されず、製造支援装置100は、差分値が所定の範囲内の製作手配情報142に絞り込み、特定しなくてもよい。
上述した実施形態において、製造支援システム1は、サーバ50を備え、サーバ50内に生産技術管理データベースが格納されているものとして説明したが、これに限定されず、製造支援システム1は、サーバ50を備えず、生産技術管理データベースは、製造支援装置100の記憶部140に格納されてもよい。
上述した実施形態において、製造支援システム1は、個々の装置として、生産管理装置10と、設計支援装置30と、製造支援装置100と、サーバ50と、ブランク加工機70を備えるものとして説明したが、これに限定されず、上述の装置の一部又は全部が一体となって構成されてもよい。
1 製造支援システム
10 生産管理装置
16 製作手配書
16a 製作手配情報の内容
16b バーコード
30 設計支援装置
32 加工スケジュール情報
36 スケジュール指示書
38 プログラム指示書
50 サーバ
70 ブランク加工機
100 製造支援装置
110 入力部
120 表示部
122 紐づけ画面
122a 製造番号入力部
122b 手配情報一覧
122c スケジュール名入力部
122d 加工機名入力部
122e 加工スケジュール情報一覧
122f 加工日変更ボタン
122g 登録ボタン
130 制御部
132 表示制御部
134 特定部
136 傾向値算出部
140 記憶部
142 製作手配情報
142′ 類似製作手配情報
144 加工実績
146 組み合わせモデル
146′ 類似組み合わせモデル
148 紐づけマスタ

Claims (12)

  1. 一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報と、
    前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報と
    を紐づけて管理可能に構成されている
    製造支援装置。
  2. 入力部を備え、
    前記入力部を介して手動により前記製作手配情報と前記加工スケジュール情報を紐づけ可能に構成されている
    請求項1に記載の製造支援装置。
  3. 複数の前記製作手配情報を組分け可能に構成されていると共に、組分けされたグループ毎にネスティング指示を出力可能に構成されている
    請求項1又は2に記載の製造支援装置。
  4. 前記グループに含まれる個々の前記製作手配情報と、
    前記グループ内の前記部品がネスティングされた前記シートデータに関する前記加工スケジュール情報と
    を紐づけ可能に構成されている
    請求項3に記載の製造支援装置。
  5. 記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記製作手配情報と前記加工スケジュール情報との組み合わせモデルを複数格納し、
    前記記憶部に格納された複数の前記組み合わせモデルの中から、前記製作手配情報と類似する類似製作手配情報を含む類似組み合わせモデルを特定するよう構成されていると共に、前記製作手配情報と、前記類似組み合わせモデルの前記加工スケジュール情報とを紐づけ可能に構成されている
    請求項1~4のいずれか1項に記載の製造支援装置。
  6. 前記製作手配情報は、前記部品の数量を含み、
    一又は複数の前記製作手配情報の前記部品の数量の合計が前記類似製作手配情報の前記部品の数量以下である場合に、前記製作手配情報と、前記類似組み合わせモデルの前記加工スケジュール情報とを紐づけ可能に構成されている
    請求項5に記載の製造支援装置。
  7. 複数の前記製作手配情報の前記部品の数量の合計が前記類似製作手配情報の前記部品の数量と一致する場合に、前記複数の前記製作手配情報と、前記類似組み合わせモデルの前記加工スケジュール情報とを紐づけ可能に構成されている
    請求項6に記載の製造支援装置。
  8. 前記製作手配情報の前記部品の数量が前記類似製作手配情報の前記部品の数量より少ない場合に、前記製作手配情報と、前記類似組み合わせモデルの前記加工スケジュール情報とを紐づけ可能に構成されている
    請求項6又は7に記載の製造支援装置。
  9. 前記加工スケジュール情報は、前記部品の情報及び数量を含み、
    前記加工スケジュール情報に含まれる前記部品の情報及び数量と一致する前記製作手配情報を特定するよう構成されていると共に、前記加工スケジュール情報と、特定した前記製作手配情報とを紐づけ可能に構成されている
    請求項1~8のいずれか1項に記載の製造支援装置。
  10. 記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記製作手配情報と前記加工スケジュール情報との組み合わせモデルを複数格納し、
    前記製作手配情報は、前記部品の加工予定日を含み、
    前記加工スケジュール情報は、前記加工スケジュール情報のスケジュール作成日を含み、
    複数の前記組み合わせモデルのそれぞれについて前記加工予定日と前記スケジュール作成日との差分値を求め、
    求めた前記差分値の傾向から前記製作手配情報を特定するよう構成されている
    請求項9に記載の製造支援装置。
  11. 前記加工スケジュール情報との前記差分値が所定の範囲内の前記製作手配情報に絞り込み、特定するよう構成されている
    請求項10に記載の製造支援装置。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の製造支援装置と、
    生産管理部と、
    設計支援部と
    を備え、
    前記生産管理部は、一又は複数の部品を含む製品に関する製作手配情報を作成し、
    前記設計支援部は、前記部品をネスティングすると共に、前記部品がネスティングされたシートデータに関する加工スケジュール情報を作成する
    製造支援システム。
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