JP2023110468A - ロープ交換装置 - Google Patents

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崇夫 江藤
Takao Eto
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Abstract

【課題】ロープに張力を付与する作業、および、ロープ交換作業を行うことが可能なロープ交換装置を提供する。【解決手段】台座上に配置され、ドラムの軸に係合して、ドラムを回転させることが可能なモータと、台座上に配置され、ドラムの軸の一端部と他端部とを下方から支持する一対の支持部材6と、を有する。支持部材6の上端部6aには、ドラムの軸が上方から嵌る下側凹部6bが形成されており、上端部6aに着脱自在に取り付けられ、上方からドラムの軸に嵌る上側凹部7bが形成された取付部材7と、取付部材7を上端部6aに固定可能な固定部材8と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ドラムに巻回されたロープを交換するロープ交換装置に関する。
特許文献1には、クレーンのウインチドラムに向かって、張力を付与しながらロープを繰り出すロープ繰り出し装置が開示されている。
特開2018-52629号公報
ところで、現状のクレーンの使用環境においては、ロープに張力を付与する作業よりも、ロープ交換作業の方が、頻度が高い。そこで、特許文献1のような張力付与装置を、ロープ巻取装置としても使用できることが望まれている。
本発明の目的は、ロープに張力を付与する作業、および、ロープ交換作業を行うことが可能なロープ交換装置を提供することである。
本発明は、台座と、前記台座上に配置され、ドラムの軸に係合して、前記ドラムを回転させることが可能なモータと、前記台座上に配置され、前記ドラムの軸の一端部と他端部とを下方から支持する一対の支持部材と、を有し、前記支持部材の上端部には、前記ドラムの軸が上方から嵌る下側凹部が形成されており、前記上端部に着脱自在に取り付けられ、上方から前記ドラムの軸に嵌る上側凹部が形成された取付部材と、前記取付部材を前記上端部に固定可能な固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によると、支持部材の上端部に取付部材が着脱自在に取り付けられる。上端部から取付部材を取り外すことで、支持部材からドラムを容易に取り外すことができる。これにより、ドラムを容易に交換することができる。そして、支持部材に支持されるドラムを、ロープ巻取り用のドラムに交換した場合には、ロープを巻き取る方向にドラムを回転させることで、交換対象のロープをクレーンのウインチドラムから抜き取ることができる。また、支持部材に支持されるドラムを、新品のロープが巻回されたドラムに交換した場合には、新品のロープをドラムから繰り出して、クレーンのウインチドラムで巻き取ることができる。これにより、ロープを交換することができる。また、支持部材に支持されるドラムを、ロープに張力を付与するためのドラムに交換した場合には、ロープに張力が付与されるようにドラムを回転させることで、クレーンのウインチドラムに巻き取られるロープに張力を付与することができる。以上のように、ロープに張力を付与する作業、および、ロープ交換作業を行うことができる。
ロープ交換装置の側面図である。 ロープ交換装置の上面図である。 図1の要部Aの拡大図である。 クレーンの側面図である。 ロープ巻取り用のドラムの斜視図である。 ロープ交換装置の側面図であり、新品のロープが巻回されたドラムが取り付けられた状態を示す図である。 ドラムにシャフトを挿通させている様子を示す図である。 ドラムにシャフトが挿通された状態を示す図である。 ドラムにシャフトが取り付けられた1つの状態を示す図である。 ドラムにシャフトが取り付けられた他の状態を示す図である。 ロープ交換装置の側面図であり、張力付与用のドラムが取り付けられた状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(ロープ交換装置の構成)
本実施形態におけるロープ交換装置は、ドラムに巻回されたロープを交換するものである。ロープ交換装置1の側面図である図1、および、ロープ交換装置1の上面図である図2に示すように、ロープ交換装置1は、台座2と、モータ3と、動力源4と、電源5と、支持部材6と、を有している。
台座2は、例えば地面上や、トラックの荷台の上に載置される。台座2上には、モータ3、動力源4、電源5、および、支持部材6が配置されている。
モータ3は、ドラム40(図6、図11参照)を回転させることが可能である。モータ3は、カップリングでドラム40の軸に係合可能である。具体的には、モータ3の軸に設けられた駆動カップリングと、ドラム40の軸に設けられた被駆動カップリングとが結合される。本実施形態において、モータ3は油圧モータであるが、電動モータであってもよい。
動力源4は、モータ3に作動油を供給する油圧ポンプなどである。電源5は、動力源4に電力を供給する。動力源4および電源5が台座2上に配置されているので、別途、これらを用意する必要がない。
支持部材6は、一対設けられており、ドラムの軸の一端部と他端部とを下方から支持する。一対の支持部材6の間にドラム40が配置される。
図1の要部Aの拡大図である図3に示すように、支持部材6の上端部6aには、ドラム40の軸が上方から嵌る下側凹部6bが形成されている。また、上端部6aの上部には、上端部6aを水平方向に貫通する貫通穴6cが形成されている。
ロープ交換装置1は、取付部材7と、固定部材8と、を有する。取付部材7は、支持部材6の上端部6aに着脱自在に取り付けられる。取付部材7の下部には、上方からドラム40の軸に嵌る上側凹部7bが形成されている。また、取付部材7の上部には、取付部材7を水平方向に貫通する貫通穴7cが形成されている。支持部材6の上端部6aに取付部材7が取り付けられた際には、支持部材6の上端部6aの下側凹部6bと取付部材7の上側凹部7bとで、ドラム40の軸(より具体的には、後述するブッシュ45)が挟持されることになる。
固定部材8は、取付部材7を支持部材6の上端部6aに固定可能である。固定部材8は、ピン8aと、抜け止めピン8bとを有している。上端部6aに取付部材7が取り付けられた状態で、上端部6aの貫通穴6cと取付部材7の貫通穴7cとにピン8aが連続して刺し通されることで、支持部材6の上端部6aに取付部材7が固定される。抜け止めピン8bは、ピン8aの両端部に形成された貫通穴に刺し通されることで、ピン8aが抜けるのを防止する。
図2に示すように、台座2には、作業者が立つためのスペース15が設けられている。スペース15は、一対の支持部材6の間に配置されたドラム40に作業者が向き合うことができる位置に配置されている。作業者用のスペース15が台座2に設けられているので、ロープ交換装置1がトラックの荷台の上などに配置された場合であっても、作業者用のスペースを好適に確保することができる。
(クレーンの構成)
クレーン20の側面図である図4に示すように、クレーン20は、吊荷(図示せず)の巻上および巻下を行うものであって、クローラ式の下部走行体21の上部に上部旋回体22が旋回可能に設けられた構成となっている。なお、クレーン20は、クローラ式のクレーンに限定されず、ホイール式のクレーンであってもよい。
上部旋回体22は、旋回フレーム23と、ブーム24と、ガントリ25と、下部スプレッダ26と、ウインチ27と、カウンタウエイト28と、を有している。
旋回フレーム23は、旋回ベアリング(図示せず)を介して下部走行体21に取り付けられている。ブーム24は、旋回フレーム23の前部に、旋回フレーム23に対して起伏可能に連結されている。ブーム24は、例えば、ラチスブームである。ブーム24の先端には、ブームガイライン29の一端が接続されている。
ブーム24の先端には、ポイントシーブ32が設けられている。このポイントシーブ32からは巻上ロープ33を介してフック装置34が吊り下げられている。
ガントリ25は、旋回フレーム23の後部に取り付けられている。下部スプレッダ26は、ガントリ25の上端に取り付けられている。下部スプレッダ26と、ブームガイライン29の他端に連結した上部スプレッダ30との間には、ブーム起伏ロープ31が掛け渡されている。
ウインチ27は、旋回フレーム23の中央部に複数配置されている。ウインチ27は、ロープの巻取り、および繰出しを行うものであり、吊荷の巻上および巻下、ならびに、ブーム24の起伏などに用いられる。
ウインチ27は、フック用ウインチと、ブーム起伏用ウインチとを有する。フック用ウインチは、巻上ロープ33を巻き取り又は繰り出してフック装置34の巻き上げ又は巻き下げを行う。ブーム起伏用ウインチは、ブーム起伏ロープ31を巻き取り又は繰り出すことで、ブーム24を、その支点であるブームフットピン24s回りに起伏させる。
カウンタウエイト28は、旋回フレーム23の後部に搭載されている。
このような構成のクレーン20では、ウインチ27のドラムに巻かれたロープの交換作業が行われる。また、新たなロープをウインチ27に供給する際には、ロープの乱巻を防止するために、ロープに張力を付与する作業が行われる。
(ロープ交換作業)
ウインチ27のドラムに巻かれたロープの交換作業は、ウインチ27のドラムに巻回された、交換対象のロープを繰り出す作業と、新しいロープをウインチ27のドラムに巻き取る作業とからなる。
ウインチ27のドラムに巻回されたロープを繰り出す作業では、ロープ交換装置1にロープ巻取り用のドラムが取り付けられる。ロープ巻取り用のドラム41の斜視図を図5に示す。このドラム41(ドラム40)は、軸であるシャフト41aの周りに配置された4本のバー41bで巻胴が構成されている。シャフト41aの長手方向における巻胴の両端には、フランジ41cがそれぞれ設けられている。シャフト41aの両端部には、ブッシュ45が嵌め込まれている。また、シャフト41aの一端には被駆動カップリング46が設けられている。
ロープ巻取り用のドラム41をロープ交換装置1に取り付ける際には、図3に示すように、支持部材6の上端部6aから取付部材7が取り外される。また、図1に示すように、モータ3の上部に設けられて駆動カップリングを覆うカバー3aが取り外される。そして、モータ3の軸に設けられた駆動カップリングと、ドラム41の軸に設けられた被駆動カップリング46とが結合される。また、図3に示すように、上端部6aの下側凹部6bにブッシュ45が嵌るようにして、下側凹部6bにシャフト41aが載置される。これにより、一対の支持部材6の間にドラム41が配置される。
次に、支持部材6の上端部6aに取付部材7が取り付けられ、固定部材8で取付部材7が上端部6aに固定される。また、図1に示すように、モータ3の上部にカバー3aが取り付けられる。以上のようにして、ロープ交換装置1にドラム41が取り付けられる。この状態で、モータ3でドラム41が回転されることで、ウインチ27のドラムから繰り出されたロープがドラム41に巻き取られる。
ロープの巻き取りが終われば、支持部材6の上端部6aから取付部材7が取り外されるとともに、モータ3の上部からカバー3aが取り外され、ドラム41がロープ交換装置1から取り外される。
続いて、新しいロープをウインチ27のドラムに巻き取る作業では、ロープ交換装置1の側面図である図6に示すように、新品のロープが巻回されたドラム42(ドラム40)が、ドラム41と同様にして、ロープ交換装置1に取り付けられる。
ここで、新品のロープが巻回されたドラム42は、ロープが巻回される巻胴42aと、フランジ42bと、を有している。フランジ42bは、巻胴42aの軸方向における巻胴42aの両端にそれぞれ設けられ、巻胴42aから巻胴42aの径方向の外側に突出している。フランジ42bの径方向におけるフランジ42bの中心部には、貫通穴42cが形成されている。そして、ドラム42は、軸となるシャフトを有していない。
そこで、ロープ交換装置1は、シャフト9を有している。シャフト9は、一対のフランジ42bの各々の貫通穴42cに挿通される。シャフト9の一端には被駆動カップリング46が設けられている。
ドラム42にシャフト9を挿通させている様子を図7に示す。一対のフランジ42bの各々の貫通穴42cにシャフト9を挿通させる際には、図示しないクレーンでシャフト9を吊り下げて、一方のフランジ42bの貫通穴42cからシャフト9を挿入していくことになる。しかし、吊り下げられたシャフト9がドラム42の軸方向に対して斜めになっている場合には、他方のフランジ42bの貫通穴42cをシャフト9の先端がうまく挿通しない場合がある。
そこで、ロープ交換装置1は、サポート部材10を有している。サポート部材10は、フランジ42bの貫通穴42cに挿通可能であって、シャフト9の長手方向にシャフト9に連結される。例えば、サポート部材10の先端に形成された雄ねじを、シャフト9に形成された雌ねじに螺合させることで、サポート部材10がシャフト9に連結される。
図7に示すように、一方のフランジ42bの貫通穴42cにシャフト9の先端を挿入した状態で、他方のフランジ42bの貫通穴42cからサポート部材10を挿入し、シャフト9とサポート部材10とを連結する。この状態で、他方のフランジ42bの貫通穴42cにシャフト9を挿通させていく。ドラム42にシャフト9が挿通された状態を示す図である図8に示すように、シャフト9とサポート部材10とが連結されているので、シャフト9を挿入していくと、他方のフランジ42bの貫通穴42cをシャフトの9の先端が必ず挿通する。ドラム42にシャフト9が挿通した後に、サポート部材10は取り外される。
ここで、ドラム42にシャフト9を挿通させただけでは、モータ3を駆動させた際に、シャフト9が空回りする。そこで、図7に示すように、シャフト9には、被駆動カップリング46側に、突出部材9aが設けられている。突出部材9aは、シャフト9の長手方向に直交する方向に突出している。突出部材9aには、その長手方向に沿って長穴が形成されている。図8に示すように、この長穴と、ドラム42のフランジ42bの側面に形成された貫通穴とに、ピン9bが連続して挿通される。これにより、ドラム42がシャフト9と連動して回転するようになる。ドラム42の種類によって、フランジ42bの側面に形成される貫通穴の位置が径方向に異なるが、突出部材9a側の穴が長穴になっているので、どのような種類のドラム42であっても、ピン9bを連続して差し通すことができる。
また、ドラム42にシャフト9が取り付けられた1つの状態を示す図である図9に示すように、ロープ交換装置1は、一対のブラケット11を有している。被駆動カップリング46側のブラケット11aは、シャフト9に対して突出部材9aとは反対側において、シャフト9に固定(溶接)されている。ドラム42のフランジ42bの側面が、このブラケット11aに当接される。被駆動カップリング46側とは反対側のブラケット11bは、ドラム42にシャフト9が挿通された後に、シャフト9に嵌め込まれて、フランジ42bの側面に当接される。
ブラケット11には、シャフト9を吊り下げるためのワイヤを締結可能な吊り下げ部11cが設けられている。ロープ交換装置1に対してドラム42の取り付け・取り外しを行う際には、吊り下げ部11cに締結されたワイヤにより、ドラム42ごとシャフト9が吊り下げられる。
また、ブラケット11は、フランジ42bの貫通穴42cに嵌ることが可能な嵌合部11dを有している。被駆動カップリング46側のブラケット11aでは、被駆動カップリング46とは反対側(ドラム42側)に嵌合部11dが設けられている。この嵌合部11dは、シャフト9の長手方向におけるドラム42の外側から内側(図中右側)に向かって先細りの形状にされている。
被駆動カップリング46側とは反対側のブラケット11bでは、シャフト9の長手方向の一方に嵌合部11dが設けられている。この嵌合部11dは、シャフト9の長手方向における先端に向かって先細りの形状にされている。そして、ブラケット11bをシャフト9に挿通させる方向を変えることで、嵌合部11dは、ドラム42側に配置されたり、ドラム42とは反対側に配置されたりする。なお、ブラケット11bでは、シャフト9の長手方向の両方に嵌合部11dがそれぞれ設けられていてもよい。
図9では、被駆動カップリング46側とは反対側のブラケット11bにおいて、嵌合部11dは、ドラム42とは反対側に配置されている。よって、嵌合部11dはフランジ42bの貫通穴42cに嵌っていない。この場合、シャフト9を回転させた際に、貫通穴42cに対するシャフト9に太さによっては、シャフト9に対してドラム42(巻胴42a)ががたつく場合がある。
シャフト9に対してドラム42ががたつく場合には、ドラム42にシャフト9が取り付けられた他の状態を示す図である図10に示すように、被駆動カップリング46側とは反対側のブラケット11bにおいて、嵌合部11dをドラム42側に配置し、フランジ42bの貫通穴42cに嵌合部11dを嵌める。嵌合部11dは先細りの形状であるので、貫通穴42cに嵌合部11dが強固に嵌る。これにより、ドラム42の回転時に巻胴42aががたつくのを抑制することができる。
以上のようにして、ロープ交換装置1にドラム42が取り付けられ、ドラム42から繰り出されたロープがウインチ27のドラムに巻き取られる。
(ロープに張力を付与する作業)
ロープに張力を付与する作業では、ロープ交換装置1の側面図である図11に示すように、張力付与用のドラム43(ドラム40)が、ドラム41と同様にして、ロープ交換装置1に取り付けられる。このドラム43も、ドラム41と同様に、シャフト43aの両端部にブッシュ45が嵌め込まれており、シャフト43aの一端には被駆動カップリング46が設けられている。
図示しないロープ供給装置に設けられた、新品のロープが巻回されたドラムから繰り出されたロープが、ウインチ27のドラムに巻き取られる。ロープ交換装置1は、ロープ供給装置とクレーン20との間に配置され、ロープ供給装置のドラムから繰り出されたロープがドラム43の巻胴43bに掛け回される。そして、ドラム43にブレーキ力が付与されることで、ロープに張力が付与される。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係るロープ交換装置1によると、支持部材6の上端部6aに取付部材7が着脱自在に取り付けられる。上端部6aから取付部材7を取り外すことで、支持部材6からドラム40を容易に取り外すことができる。これにより、ドラム40を容易に交換することができる。そして、支持部材6に支持されるドラム40を、ロープ巻取り用のドラム41に交換した場合には、ロープを巻き取る方向にドラム41を回転させることで、交換対象のロープをクレーン20のウインチ27のドラムから抜き取ることができる。また、支持部材6に支持されるドラム40を、新品のロープが巻回されたドラム42に交換した場合には、新品のロープをドラム42から繰り出して、クレーンのウインチ27のドラムで巻き取ることができる。これにより、ロープを交換することができる。また、支持部材6に支持されるドラム40を、ロープに張力を付与するためのドラム43に交換した場合には、ロープに張力が付与されるようにドラム43を回転させることで、クレーンのウインチ27のドラムに巻き取られるロープに張力を付与することができる。以上のように、ロープに張力を付与する作業、および、ロープ交換作業を行うことができる。
また、モータ3を駆動させる動力源4を有する。よって、別途、動力源4を用意する必要がないので、利便性を向上させることができる。
また、動力源4を駆動させる電源5を有する。よって、別途、電源5を用意する必要がないので、利便性を向上させることができる。
また、フランジ42bの貫通穴42cに挿通可能なサポート部材10が、シャフト9に連結される。一対のフランジ42bの各々の貫通穴42cにシャフト9を挿通させる際には、一方のフランジ42bの貫通穴42cからシャフト9を挿入していくことになるが、ドラム42の軸方向に対してシャフト9が斜めになっている場合には、他方のフランジ42bの貫通穴42cをシャフト9の先端がうまく挿通しない場合がある。そこで、一方のフランジ42bの貫通穴42cにシャフト9の先端を挿入した状態で、他方のフランジ42bの貫通穴42cからサポート部材10を挿入し、シャフト9とサポート部材10とを連結する。この状態で、一方のフランジ42bの貫通穴42cからシャフト9を挿入していけば、他方のフランジ42bの貫通穴42cをシャフト9の先端が必ず挿通する。これにより、一対のフランジ42bの各々の貫通穴42cにシャフト9を挿通させる作業を容易に行うことができる。
また、シャフト9に嵌め込まれるブラケット11は、貫通穴42cに嵌ることが可能な嵌合部11dを有している。嵌合部11dは、先細りの形状であるので、貫通穴42cに嵌合部11dが強固に嵌る。これにより、巻胴42aの回転時に巻胴42aががたつくのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 ロープ交換装置
2 台座
3 モータ
4 動力源
5 電源
6 支持部材
6a 上端部
6b 下側凹部
7 取付部材
7b 上側凹部
8 固定部材
9 シャフト
9a 突出部材
9b ピン
10 サポート部材
11 ブラケット
11d 嵌合部
15 スペース
20 クレーン
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 旋回フレーム
24 ブーム
25 ガントリ
26 下部スプレッダ
27 ウインチ
28 カウンタウエイト
29 ブームガイライン
30 上部スプレッダ
31 ブーム起伏ロープ
32 ポイントシーブ
33 巻上ロープ
34 フック装置
40,41,42,43 ドラム
41a シャフト
41c フランジ
42a 巻胴
42b フランジ
42c 貫通穴
43a シャフト
43b 巻胴
45 ブッシュ
46 被駆動カップリング

Claims (5)

  1. 台座と、
    前記台座上に配置され、ドラムの軸に係合して、前記ドラムを回転させることが可能なモータと、
    前記台座上に配置され、前記ドラムの軸の一端部と他端部とを下方から支持する一対の支持部材と、
    を有し、
    前記支持部材の上端部には、前記ドラムの軸が上方から嵌る下側凹部が形成されており、
    前記上端部に着脱自在に取り付けられ、上方から前記ドラムの軸に嵌る上側凹部が形成された取付部材と、
    前記取付部材を前記上端部に固定可能な固定部材と、
    を有することを特徴とするロープ交換装置。
  2. 前記台座上に配置され、前記モータを駆動させる動力源を有することを特徴とする請求項1に記載のロープ交換装置。
  3. 前記台座上に配置され、前記動力源を駆動させる電源を有することを特徴とする請求項2に記載のロープ交換装置。
  4. 前記ドラムは、
    ロープが巻回される巻胴と、
    前記巻胴の軸方向における前記巻胴の両端にそれぞれ設けられ、前記巻胴から前記巻胴の径方向の外側に突出するフランジと、
    を有し、
    前記フランジの径方向における前記フランジの中心部には、貫通穴が形成されており、
    前記ドラムの軸であって、一対の前記フランジの各々の前記貫通穴に挿通されるシャフトと、
    前記フランジの前記貫通穴に挿通可能であって、前記シャフトの長手方向に前記シャフトに連結されるサポート部材と、
    を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のロープ交換装置。
  5. 前記シャフトに嵌め込まれて、前記フランジの側面に当接されるブラケットを有し、
    前記ブラケットは、前記貫通穴に嵌ることが可能な嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、前記シャフトの長手方向における前記ドラムの外側から内側に向かって先細りの形状にされていることを特徴とする請求項4に記載のロープ交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108910739A (zh) * 2018-08-20 2018-11-30 大连海事大学 科考船绞车系统快速更换缆绳装置及更换方法
CN108910739B (zh) * 2018-08-20 2024-05-31 大连海事大学 科考船绞车系统快速更换缆绳装置及更换方法

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