JP2023104359A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】音検出器を正常に動作させ、且つ音検出器で収集する音質の低下を抑制する。【解決手段】加熱調理器(5)は、食材(F)が配置される加熱庫(12)が形成された筐体(10)と、加熱庫(12)内を加熱する加熱装置(20)と、加熱装置(20)を制御する制御装置(90)と、制御装置(90)を冷却する冷却風を生成する冷却ファン(37)と、加熱庫(12)内で加熱中の食材(F)が発する調理音を含む音を検出する音検出器(40)とを備える。音検出器(40)は、加熱庫(12)外に配置され、冷却風が流れる送風経路の付近に位置する。制御装置(90)は、音検出器(40)により検出された音を示す集音データから冷却ファン(37)の駆動音を含む雑音成分を除去することにより、調理音を示す調理音データを生成する。【選択図】図8

Description

本開示は、食材に熱を加えて調理する加熱調理器に関する。
従来から、食材の調理音を出力できるようにした加熱調理器が知られている。そうした加熱調理器は、例えば特許文献1に開示される。特許文献1の加熱調理器は、電子レンジであり、マイク(第1の音入力部)と、スピーカー(音出力部)とを備える。マイクは、加熱庫の内部に設置され、加熱庫の内部で加熱されている食品から発せられる音を含む第1の音データを収集する。スピーカーは、マイクに入力された第1の音データを出力する。
特開2020-159635号公報
オーブンなどの加熱調理器では、食材の加熱調理中、加熱庫の内部が非常に高温となる。そのため、特許文献1のようにマイクを加熱庫の内部に設置すると、マイクが熱に晒されて正常に動作できなくなる。また、加熱調理器の加熱庫内には、食材の加熱調理に伴い、油煙が発生することがある。加熱庫内に発生した油煙がマイクに付着すると、マイクへの音の入力を阻害し、マイクで収集する音質を低下させる。
本開示の目的は、加熱調理器において、音検出器を正常に動作させ、且つ音検出器で収集する音質の低下を抑制することにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、音検出器を加熱庫外の風が流れる経路またはその付近するようにした。
具体的には、本開示の第1の態様は、加熱調理器を対象とする。第1の態様の加熱調理器は、食材が配置される加熱庫が形成された筐体と、前記加熱庫内を加熱する加熱装置と、前記加熱装置を制御する制御装置と、前記制御装置を冷却する冷却風を生成する冷却ファンと、前記加熱庫内で加熱中の食材が発する調理音を含む音を検出する音検出器とを備える。前記音検出器は、前記加熱庫外に配置され、前記冷却風が流れる送風経路または該送風経路の付近に位置する。前記制御装置は、前記音検出器により検出された音を示す集音データから前記冷却ファンの駆動音を含む雑音成分を除去することにより、前記調理音を示す調理音データを生成する。ここで、「雑音成分を除去する」とは、雑音成分を完全に除去することに限らず、雑音成分の一部を除去すること、つまり雑音成分を低減させることも意味する。
第1の態様では、音検出器が加熱庫外に配置される。そのことで、食材の加熱調理中、加熱庫の内部が高温になっても、音検出器に熱が及ぶのを抑制できる。よって、音検出器を正常に動作させることができる。また、音検出器は、冷却ファンの駆動により冷却風が流れる送風経路またはその付近に位置する。これによれば、加熱庫内に発生した油煙が、扉を開けるなどしたときに音検出器の付近で加熱庫外に出てきたとしても、冷却風に浚われるので、音検出器に付着するのを抑制できる。そのことで、音検出器で収集する音質の低下を抑制できる。しかし、音検出器によって検出される音には、調理音の他、冷却ファンの駆動音が含まれる。そこで、第1の態様では、制御装置が、音検出器によって収集された集音データから冷却ファンの駆動音を含む雑音成分を除去する。これにより、食材の調理音を鮮明に再現するための調理音データを生成できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様の加熱調理器において、前記筐体に、前記加熱庫に食材を出し入れするための開口が形成される、加熱調理器である。第2の態様の加熱調理器において、前記筐体は、前記開口が臨む側に張り出したケース部を有する。前記ケース部には、前記加熱庫外で前記送風経路に向けて開口した集音孔が形成される。前記音検出器は、前記ケース部に収容され、前記集音孔を通じて音を検出する。
第2の態様では、音検出器が、筐体の開口が臨む側に張り出したケース部に収容される。それによって、加熱庫内の音が漏れる開口に近い箇所に音検出器を配置できる。また、音検出器は、ケース部に形成された集音孔を通じて音を検出する。このことは、音検出器により調理音を鮮明に取得するのに有利である。集音孔は、加熱庫外で送風経路に向けて開口する。これによれば、音検出器への油煙の付着を抑制するように、冷却風をエアカーテンのように作用させることができる。
本開示の第3の態様は、第1または第2の態様の加熱調理器において、前記送風経路が、前記冷却ファンの駆動によって、前記筐体の内部から外部に排出される空気が流れる排出空間を含む、加熱調理器である。前記音検出器は、前記排出空間または該排出空間の付近に位置する。
第3の態様では、音検出器が、排出空間またはその付近に位置する。排出空間は、冷却ファンの駆動により筐体の内部から外部に排出される空気が流れる空間である。これによれば、簡単な構成で、加熱庫外に配置した音検出器を、送風経路またはその付近に位置させることができる。
本開示の第4の態様は、第1~第3の態様のいずれか1つの加熱調理器において、前記冷却ファンとは別に、前記音検出器を冷却するためのファンをさらに備える、加熱調理器である。
第4の態様では、加熱調理器が、制御装置を冷却するための冷却ファンとは別に、音検出器を冷却するためのファンを備える。これにより、音検出器の冷却をよりいっそう促すことができる。このことは、音検出器の信頼性を高めるのに有利である。
本開示の第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか1つの加熱調理器において、前記制御装置が、前記集音データに対して、所定の周波数特性を有する雑音除去フィルタを用いて、前記冷却ファンの駆動音に対応する雑音成分を除去するフィルタリング処理を行う、加熱調理器である。
第5の態様では、制御装置が、集音データにフィルタリング処理を行う。フィルタリング処理では、雑音除去フィルタを用いる。冷却ファンの回転数は既知であり、冷却ファンの駆動音に関する周波数特性も予め想定できる。このことから、冷却ファンの駆動音に関する周波数特性を雑音除去フィルタに反映することで、冷却ファンの駆動音に対応する雑音成分を容易に除去できる。
本開示の第6の態様は、第5の態様の加熱調理器において、前記制御装置が、前記冷却ファンの回転数に応じて、前記雑音除去フィルタの周波数特性を変更する、加熱調理器である。
第6の態様では、制御装置が、雑音除去フィルタの周波数特性を変更する。雑音除去フィルタの周波数特性は、冷却ファンの回転数に応じて変更される。冷却ファンの回転数が変化すると、冷却ファンの駆動音の周波数特性も変化する。このように、雑音除去フィルタを用いて集音データから除去する周波数成分を冷却ファンの回転数に応じて変えることで、調理音の周波数成分を残しつつ、雑音成分を好適に除去できる。
本開示の第7の態様は、第6の態様の加熱調理器において、前記加熱庫内の温度を検出する庫内温度検出器をさらに備える、加熱調理器である。第7の態様の加熱調理器において、前記制御装置は、前記庫内温度検出器により検出された前記加熱庫内の温度に応じて、前記冷却ファンの回転数を変化させると共に、前記雑音除去フィルタの周波数特性を変更する。
第7の態様では、制御装置が、冷却ファンの回転数を変化させると共に、雑音除去フィルタの周波数特性を変更する。冷却ファンの回転数は、庫内温度検出器により検出された加熱庫内の温度に応じて変化する。これによれば、加熱庫内の温度が高くなるほど、冷却ファンの回転数を大きくして、制御装置の冷却を促すことができる。また、雑音除去フィルタの周波数特性も、庫内温度検出器により検出された加熱庫内の温度に応じて変更される。そうすることで、冷却ファンの回転数に応じて、雑音除去フィルタの周波数特性を変更できる。
本開示の第8の態様は、第1~第7のいずれか1つの加熱調理器において、前記調理音データを出力する音出力器をさらに備える、加熱調理器である。
第8の態様では、加熱調理器が音出力器を備える。音出力器は、調理音データに基づいて調理音を出力する。調理音データは、音検出器により集音された集音データから冷却ファンの駆動音を含む雑音成分を除去した音データである。したがって、ユーザは、加熱調理器で食材を加熱調理しているときに、音質の良い調理音を聞くことができ、調理中の臨場感を味わうことができる。
本開示の第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか1つの加熱調理器において、前記制御装置が、前記調理音データを外部機器に送信する通信部を有する、加熱調理器である。
第9の態様では、制御装置が通信部を有する。通信部は、調理音データを外部機器に送信する。外部機器が調理音データに基づいて調理音を出力可能であると、ユーザは、加熱調理器から離れていても、外部機器で食材の調理音を聞くことができる。そして、外部機器で出力される調理音は、音検出器により集音された集音データから冷却ファンの駆動音を含む雑音成分を除去した音データである。したがって、ユーザは、加熱調理器で食材を加熱調理しているときに、音質の良い調理音を聞くことができ、調理中の臨場感を味わうことができる。
本開示の技術によれば、加熱調理器において、音検出器を正常に動作させ、且つ音検出器で収集する音質の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態の加熱調理システムの概略的な全体構成図である。 図2は、実施形態の加熱調理器を右上から見た斜視図である。 図3は、実施形態の加熱調理器を右下から見た斜視図である。 図4は、実施形態の加熱調理器の扉を開けた状態の加熱庫内を正面から見た図である。 図5は、図4のV-V線における加熱調理器の断面図である。 図6は、図4のVI-VI線における加熱調理器の断面図である。 図7は、図4のVII-VII線における加熱調理器の断面図である。 図8は、実施形態の加熱調理器の要部の断面図である。 図9は、実施形態の加熱調理器の運転時における要部を例示する断面図である。 図10は、実施形態の加熱調理器の使用時における要部を例示する断面図である。 図11は、食材の調理音および雑音の周波数特性を示すグラフと、雑音除去フィルタの周波数特性を示すグラフと、それら両周波数特性の関係とを例示する関係図である。 図12は、実施形態の制御装置とその主な関連機器を例示するブロック図である。 図13は、変形例1の加熱調理器の図9に相当する要部を例示する断面図である。 図14は、変形例1の加熱調理器の図10に相当する要部を例示する断面図である。 図15は、変形例2の加熱調理器の図9に相当する要部を例示する断面図である。 図16は、変形例2の加熱調理器の図10に相当する要部を例示する断面図である。 図17は、変形例3の加熱調理器の図5に相当する要部を例示する断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、加熱調理器について、上下方向における上側を「上」、下側を「下」と称し、加熱庫の扉側を「前」、当該扉とは反対側を「後」と称し、扉が設けられる前側から後側を見たときの左側を「左」、右側を「右」と称する。なお、図面は、本開示を概念的に説明するためのものである。よって、図面では、本開示の技術の理解を容易にするために寸法、比または数を、誇張あるいは簡略化して表す場合がある。
《実施形態》
この実施形態の加熱調理器5は、図1に示すように、加熱調理システム1を構成する。加熱調理システム1は、加熱調理器5を使用するユーザに向けて加熱調理中の食材Fの画像と食材Fが発する調理音を提供するシステムである。加熱調理システム1による食材Fの画像と調理音の提供は、加熱調理を行っている食材Fの調理状態をイメージさせ、加熱調理器5を使用するユーザに調理中の臨場感を味わってもらうことを支援する。
加熱調理システム1は、加熱調理器5と、情報端末200とを備える。
-加熱調理器の構成-
加熱調理器5は、いわゆるコンベクションオーブンである。加熱調理器5は、食材Fの自動的な加熱調理を行う機能を有する。図2~図5に示すように、加熱調理器5は、筐体10と、加熱装置20と、冷却機構35と、音検出器40と、音出力器45と、食材温度検出器46と、三次元計測装置47と、庫内温度検出器48と、撮影装置50と、表示部62と、操作部64と、記憶装置70と、制御装置90とを備える。
〈筐体〉
筐体10は、直方体型の箱状物である。筐体10には、加熱庫12が形成される。加熱庫12は、筐体10の内部空間によって構成される。加熱庫12には、食材Fが配置される。食材Fとしては、例えば肉類や魚介類、野菜類、それらの調理過程のものが挙げられる。筐体10の前面には、開口11が形成される。当該開口11は、加熱庫12に食材Fを出し入れするための搬入出口である。
筐体10は、アウタハウジング10aと、インナハウジング10bとを有する。アウタハウジング10aは、筐体10の外装部分を構成する。アウタハウジング10aは、金属製の板部材によって構成される。インナハウジング10bは、筐体10の内壁を構成する。インナハウジング10bは、金属製の板部材と断熱材とを組み合わせて構成される。
筐体10は、ケース部13を有する。ケース部13は、アウタハウジング10aとインナハウジング10bとによって筐体10の上部に構成される。ケース部13には、制御装置90や音検出器40などが収容される。ケース部13は、筐体10の開口11が臨む側に張り出す張り出し部分13aを有する。張り出し部分13aの下面部には、集音孔13hが形成される。集音孔13hは、加熱庫12外で送風経路(排出空間DS)に向けて開口する。
ケース部13を含めたアウタハウジング10aとインナハウジング10bとの間には、通気流路VP1が形成される。通気流路VP1は、外部から取り込んだ空気を流すための流路である。通気流路VP1は、筐体10の略全体に亘って、つまり上側部分、下側部分、左右両側部分および後側部分に連続して設けられる。筐体10の前面(開口面)には、扉14が設置される。扉14は、筐体10の開口下側の部分にヒンジ15を介して連結される。
扉14は、ヒンジ15の左右方向に延びる回転軸を中心に回転することで、加熱庫12を開閉する。扉14は、複数の耐熱板14aと、パッキン14bとを含んで構成される。パッキン14bは、扉14の背面において筐体10の開口11の周縁部分と対向する部位に、枠状に設けられる。パッキン14bは、合成ゴム製の部材であって、例えば断面台形状に形成される。扉14が閉じられると、パッキン14bは、筐体10の開口11の周縁部分に密着し、扉14と筐体10との間を密閉する。
耐熱板14aは、耐熱ガラスなどで構成される。複数の耐熱板14aは、扉14の厚さ方向に互いに対向するように間隔をあけて配置される。互いに隣り合う耐熱板14aの間には、通気流路VP2が形成される。扉14の上端部には、流入口14iが形成される。流入口14iは、通気流路VP2に連通し、上側後方に向けて開口する。扉14の下端部には、流出口14oが形成される。流出口14oは、通気流路VP2に連通し、前方に向けて開口する。
加熱庫12には、載置棚16が設けられる。載置棚16は、線材からなる矩形枠状の枠状部材と、枠状部材の内側で前後方向に延びて左右方向に並べられる複数の棒状部材とが一体に組み合わせられて構成される。載置棚16の左右方向における両端部は、筐体10の側壁、つまり加熱庫12を区画する側面部に支持される。載置棚16には、トレイ18が載置される。トレイ18は、金属製の板状物である。トレイ18には、食材Fが載置される。
筐体10の後壁部、つまり加熱庫12を区画する後面部には、庫内灯19が設けられる。庫内灯19は、上下両側に分けて2つ設けられる。具体的には、一方の庫内灯19は、加熱庫12の左上側に配置される。他方の庫内灯19は、加熱庫12の右下側に配置される。庫内灯19は、加熱調理中の食材Fの状態などを確認し易くするために、加熱庫12内を照明する。庫内灯19は、例えば、白熱球、蛍光灯またはLED(Light Emitting Diode)電球によって構成される。
〈加熱装置〉
加熱装置20は、加熱庫12内を加熱する。加熱装置20は、複数のヒータを有する。本例における複数のヒータは、上部ヒータ22と、下部ヒータ24と、コンベクションヒータ26とである。上部ヒータ22、下部ヒータ24およびコンベクションヒータ26は、個別に独立して出力調整が可能に構成される。
上部ヒータ22は、筐体10の上壁に設けられる。例えば、上部ヒータ22は、インナハウジング10bの上面部に沿わせて配置される。下部ヒータ24は、筐体10の下壁に設けられる。例えば、下部ヒータ24は、インナハウジング10bの下面部の下側に埋設される。これら上部ヒータ22および下部ヒータ24はそれぞれ、例えば、通電により発熱する電熱線で構成される。上部ヒータ22および下部ヒータ24は、赤外線を放射する赤外線ヒータによって構成されてもよく、電熱線と赤外線ヒータとの組合せにより構成されてもよい。
コンベクションヒータ26は、筐体10の後壁、つまり加熱庫12を区画する後面部において、左右方向における中央部分に上下両側に分けて2つ設けられる。コンベクションヒータ26は、ケーシング27と、循環ファン28と、発熱部29とを有する。ケーシング27は、正面視で概ね楕円形の浅い皿状に形成される。ケーシング27は、後方に開口を向けて筐体10における加熱庫12の後面部に取り付けられる。
ケーシング27は、加熱庫12内に張り出すことで、後側に収容部30を構成する。ケーシング27の中央部分には、正面側に向けて開口する吸込孔31が形成される。ケーシング27の外周部分を構成する周壁32には、当該ケーシング27の外周側に向けて開口する送風口33が形成される。循環ファン28は、ケーシング27の収容部30に収容され、吸込孔31の後側に配置される。循環ファン28は、例えば遠心ファンによって構成される。
発熱部29は、循環ファン28の周囲を囲うようにケーシング27の収容部30に設けられる。発熱部29は、例えば通電により発熱する電熱線で構成される。コンベクションヒータ26は、循環ファン28を回転させることで、加熱庫12内の空気を吸込孔31からケーシング27内に吸い込んで循環ファン28の外周側に流し、発熱部29により加熱された空気を送風口33から加熱庫12内に送り出す。そのことで、加熱庫12内の空気が循環し、加熱庫12内で熱が対流する。
加熱装置20の出力は、調節可能である。加熱装置20の出力は、複数のヒータ、本例では上部ヒータ22、下部ヒータ24およびコンベクションヒータ26のうち駆動状態となるヒータの数と、駆動状態にあるヒータの出力とに依存する。具体的には、複数のヒータの出力が同一である場合、複数のヒータのうち駆動状態となるヒータの数が多くなるに連れて、加熱装置20の出力が高くなる。また、複数のヒータのうち駆動状態となるヒータの出力が高くなるに連れて、加熱装置20の出力が高くなる。
また、加熱装置20に含まれる複数のヒータ、本例では上部ヒータ22、下部ヒータ24およびコンベクションヒータ26はそれぞれ、連続的に駆動する連続駆動状態と、間欠的に駆動する間欠駆動状態とに切り換え可能である。複数のヒータの各々の駆動周期に対する駆動時間の割合は、変更可能である。例えば、上部ヒータ22が連続駆動状態から間欠駆動状態になると、上部ヒータ22の出力が低下する。また、間欠駆動状態である上部ヒータ22の駆動周期に対する駆動時間の割合が小さくなると、上部ヒータ22の出力が低下する。
〈冷却機構〉
冷却機構35は、外部の空気を取り入れて制御装置90などを冷却(空冷)する機構である。冷却機構35は、吸気部36と、第1流路Paと、第2流路Pbと、冷却ファン37と、排気部38とを有する。
図2、図3および図6に示すように、吸気部36は、外部の空気をケース部13内に吸い入れる部分である。吸気部36は、複数の吸気孔36hを有する。複数の吸気孔36hは、ケース部13を構成するアウタハウジング10aの左右両側の側面部分に形成される。複数の吸気孔36hは、前後方向に互いに間隔をあけて配置される。吸気孔36hは、例えば長孔形状とされる。吸気孔36hは、アウタハウジング10aを貫通し、第1流路Paに連通する。
図8に示すように、第1流路Paは、ケース部13内の空間である。第2流路Pbは、ケース部13の下側に設けられた空間である。第1流路Paと第2流路Pbとは、仕切板部39を介して隔てられる。仕切板部39は、通気流路VP1の一部を、上下方向において、第1流路Paと第2流Pbとに仕切る。第1流路Paは、仕切板部39に対して上側の流路である。第2流路Pbは、仕切板部39に対して下側の流路である。仕切板部39の中央寄りの部分には、通気孔39hが形成される。通気孔39hは、第1流路Paから第2流路Pbに空気を通すための孔である。
図6に示すように、第1流路Paは、ケース部13の水平方向における略全域に広がる。第1流路Paには、制御装置90の他、扉14のロックを行うロック装置100や電源装置110なども設けられる。図7に示すように、第2流路Pbは、通気孔39hに対応する箇所から前方に向かうほど左右方向に広がる。第2流路Pbの周囲および加熱庫12側は、インナハウジング10bに設けられた断熱材10cで囲まれる。冷却ファン37は、制御装置90などを冷却する冷却風を生成する装置である。冷却ファン37は、第2流路Pbにおいて、通気孔39hに対応する箇所に設置される。冷却ファン37は、例えば遠心送風機によって構成される。
排気部38は、通気流路VP1の空気を排出する部分である。排気部38は、排気孔38hを有する。図4および図5に示すように、排気孔38hは、アウタハウジング10aにおいて開口11の上縁部分に形成される。排気孔38hは、コントロールパネル60の直ぐ下側に位置する。排気孔38hは、例えば、左右方向に細長く延びるスリット形状とされる。図8にも示すように、排気孔38hは、アウタハウジング10aを貫通し、第2流路Pbに連通する。排気孔38hは、前方に向けて開口し、扉14が加熱庫12を閉じた状態にあるとき、扉14の流入口14iと、ケース部13における張り出し部分13aの下面と扉14の上面との間の隙間Gとに対応する。
冷却ファン37が駆動すると、図5~図8に矢印で示すように、冷却風が生成される。冷却風は、外部の空気が吸気孔36hを通じて第1流路Paに吸い入れられ、第1流路Paから仕切板部39の通気孔39hを経て第2流路Pbに流れ、排気孔38hから排出される、空気の流れである。冷却風が流れる送風経路は、第1流路Paおよび第2流路Pbに加え、排出空間DSと、扉14内の通気流路VP2とを含む。
排出空間DSは、冷却ファン37の駆動によって、筐体10の内部から外部に排出された空気が流れる空間である。排出空間DSには、ケース部13の張り出し部分13aに対して直ぐ下側の空間が含まれる。排出空間DSに排出された冷却風の一部は、図5に示すように、扉14の流入口14iから扉14内の通気流路VP2に流入し、通気流路VP2を下方に流れた後に、流出口14oから流出する。これにより、扉14が冷却される。
〈音検出器〉
音検出器40は、加熱庫12内で加熱中の食材Fが発する調理音を含む音を検出するための機器である。音検出器40は、公知のマイクロフォンによって構成される。音検出器40は、加熱庫12外に配置される。音検出器40は、ケース部13に収容される。
音検出器40は、ケース部13の張り出し部分13aにかかるように、ケース部13の下面に接着されるなどして固定される。音検出器40は、排出孔38hの上方に配置される。そして、音検出器40は、冷却風が流れる送風経路のうち排出空間DSの付近に位置する。このようにして、音検出器40は、筐体10の開口11上側のコントロールパネル40付近の場所に設置される。その設置場所は、加熱庫12内の温度による影響が少なく、加熱庫12内から漏れ出た食材の調理音を効率良く検出できる場所である。
図9に示すように、音検出器40は、収容体41と、プリント基板42と、マイクセンサー(マイクロフォン素子)43とを有する。収容体41は、パネルやベゼルを組み合わせて構成される。収容体41は、プリント基板42およびマイクセンサー43を収容する。プリント基板42には、音孔42hが形成される。音孔42hは、プリント基板42を貫通する集音用の孔である。マイクセンサー43は、音孔42hを覆うようにプリント基板42に実装される。音検出器40において、マイクセンサー43が音孔42hを介して向き合う部分は、集音部44を構成する。
音検出器40は、集音部44をケース部13の集音孔13hに対応させた状態に設置される。音検出器40の集音部44は、集音孔13hを通じて筐体10の開口11前側に向けられる。加熱庫12内で加熱中の食材Fが発する調理音は、扉14やパッキン14b、筐体10を伝わり加熱庫12外、筐体10の開口11前側に漏れ出る。音検出器40は、加熱庫12外に漏れ出てきた調理音を含む音を、集音孔13hを通じて検出する。音検出器40の検出結果(調理音を含む音を示す集音データ)は、制御装置90に出力される。
音検出器40は、排出空間DSの付近に位置することで、排出孔38hから排出される冷却風に晒されて冷却される。これにより、音検出器40の信頼性が高められる。また、音検出器40によって検出された音に含まれる雑音成分では、冷却ファン37の駆動音が多くを占め、周囲の騒音による影響が少ない。冷却ファン37の駆動音は、既知の雑音であるため、後述するように雑音除去フィルタを用いるソフトウェア技術により比較的容易に除去できる。さらに、図10に示すように、扉14を開けたときに、加熱庫12内から油煙Xが出てきても、冷却風がエアカーテンのように作用して油煙Xを前方へ浚う。それによって、油煙Xが音検出器40に付着することが抑制される。
〈音出力器〉
音出力器45は、調理音データに基づいて調理音を出力するための機器である。調理音データは、音検出器40で検出された音を示す集音データから冷却ファン37の駆動音を含む雑音成分を除去したノイズ処理済みの音データである。音出力器45は、公知のスピーカーによって構成される。図示しないが、音出力器45は、コントロールパネル60と共にケース部13の前面部分に内蔵される。音出力器45は、制御装置90から調理音データを入力される。
〈食材温度検出器〉
食材温度検出器46は、食材Fの内部温度を検出するための機器である。本例の食材温度検出器46は、食材Fの表面温度を非接触で検出する。例えば、食材温度検出器46は、複数の赤外線センサにより構成される。食材温度検出器46は、加熱庫12の上面部に設置される。食材温度検出器46は、トレイ18の上面を略全域に亘ってスキャンし、食材Fを含む対象領域の熱分布を検知する。食材温度検出器46の検出結果(食材Fを含む対象領域の表面温度を示す食材温データ)は、制御装置90に出力される。
〈三次元計測装置〉
三次元計測装置47は、加熱庫12に配置された食材Fの三次元形状を計測することにより、食材Fの三次元形状を示す三次元データを取得するための機器である。具体的には、三次元データは、食材Fの三次元形状を示す三次元座標の情報を含む。例えば、三次元計測装置47は、TOF(Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラなどの公知の三次元計測装置により構成される。三次元計測装置47の計測結果(食材Fの三次元形状を示す三次元データ)は、制御装置90に出力される。
〈庫内温度検出器〉
庫内温度検出器48は、加熱庫12内の温度を検出するための機器である。庫内温度検出器48は、加熱庫12内に設置される。厳密には、庫内温度検出器48は、加熱庫12内の設置場所における空気の温度を検出する。例えば、庫内温度検出器48は、サーミスタなどの公知の温度センサにより構成される。庫内温度検出器48の検出結果(加熱庫12内の温度を示す庫内温データ)は、制御装置90に出力される。
〈撮影装置〉
撮影装置50は、加熱庫12内を撮影することにより、食材Fを含む加熱庫12内の撮影画像を取得する。例えば、撮影装置50は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどの公知の撮影装置により構成される。
撮影装置50は、加熱庫12内の食材Fを画角に含むように、筐体10の左右片方の上側(図3~図5に示す例では左上側)で前後方向における中央の位置に配置される。本例の撮影装置50は、1つのカメラによって構成される。撮影装置50は、加熱庫12内を異なる方向から撮影する複数のカメラを含んでもよい。撮影装置50の撮影結果(撮影画像を示す画像データ)は、制御装置90に出力される。
〈表示部、操作部〉
表示部62および操作部64は、コントロールパネル60として、加熱庫12の開口11の上側でケース部の前面部分に組み込まれる。コントロールパネル60は、例えばタッチパネル付きの表示装置により構成される。表示部62は、コントロールパネル60をなす表示装置の画面である。操作部64は、タッチパネルである。操作部64はさらに、物理的な操作ボタン、ダイヤル式スイッチなどを含んでもよい。
表示部62は、加熱調理に関する情報を表示する。表示部62に表示される情報としては、例えば、加熱調理の運転モード、加熱装置20の出力度合、加熱調理に要する時間などが挙げられる。表示部62はさらに、撮影画像を表示してもよい。操作部64は、加熱調理に関するユーザの操作を受け付ける。コントロールパネル60では、ユーザのタッチ操作により、加熱調理の設定情報の入力、加熱調理の開始および停止が行える。コントロールパネル60で入力された情報(加熱調理に関する設定データ)は、制御装置90に出力される。
〈記憶装置〉
記憶装置70は、各種の情報を記憶する。記憶装置70は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの公知の記憶装置により構成される。記憶装置70は、加熱調理器5に内蔵される。記憶装置70は、筐体10外に設けられた外部記憶装置によって構成されてもよい。記憶装置70は、食材Fの種類ごとに準備された食材画像を記憶する。食材画像は、食材Fを写した画像である。
記憶装置70はさらに、食材Fの種類とサイズの組合せごとに準備された加熱調理条件を記憶する。例えば、食材Fのサイズは、食材Fの厚さ、食材Fの堆積、食材Fの表面積および食材Fの重量のいずれか1つ、またはこれらの少なくとも2つの組合せである。食材のサイズは、食材画像に基づく計算により取得されたものであってもよい。加熱調理条件は、食材Fの加熱調理において、その食材Fを好適な食感と美味しさに仕上げるための条件である。
記憶装置70はさらに、調理音データと、雑音データとを記憶する。調理音データは、調理音の周波数特性S(f)を示すデータである。調理音データは、図11中の左側2つのグラフに実線で示すような波形Wcを呈する。調理音データは、例えば、1000Hzを平均値(中央値)とした正規分布の波形Wcに設定される。雑音データは、音検出器40により加熱調理中に検出される集音データに含まれる雑音成分の周波数特性N(f)を示すデータである。雑音データは、図11中の左側2つのグラフに破線で示すような波形Wnを呈する。
図11で左上側のグラフに破線で示す波形Wnは、冷却ファン37の回転数が相対的に低いときの雑音成分の周波数特性N(f)を示す。図11で左下側のグラフに破線で示す波形Wnは、冷却ファン37の回転数が相対的に高いときの雑音成分の周波数特性N(f)を示す。雑音データは、冷却ファン37の回転数を最小回転数から最大回転数に亘り複数段階に分けたときに、それら回転数の段階ごとに用意される。複数の雑音データの周波数特性N(f)は、図11に示す2つの波形Wnのパターンに限らず、さらに多くの波形のパターンで存在する。
例えば、冷却ファン37の回転数は、低回転域、中回転域、高回転域の3段階に分けられる。冷却ファン37の回転数を最小回転数から最大回転数の間で三等分に分けた場合、低回転域は低い側の回転数の範囲とされ、中回転域は、中間の回転数の範囲とされ、高回転域は、高い側の回転数の範囲とされる。雑音データとしては、低回転域に対応する第1雑音データと、中回転域に対応する第2雑音データと、高回転域に対応する第3雑音データとが用意される。雑音データは、さらに細分化された複数の段階で用意されてもよい。
加熱調理器5が運転を開始すると、加熱装置20の駆動により加熱庫12内の温度が高くなる。冷却ファン37の回転数は、加熱庫12内の温度が高くなるほど、大きくなる。冷却ファン37の駆動音は、冷却ファン37の回転数が大きくなるに従い、高音になる。よって、集音データに含まれる雑音成分は、冷却ファン37の回転数に応じて変化する。具体的には、当該雑音成分は、冷却ファン37の回転数が大きくなるに連れて、高帯域側にシフトし、調理音の周波数帯域と重なる割合が多くなる傾向がある。このような傾向に倣うように、各雑音データの周波数特性N(f)が設定される。
〈制御装置〉
制御装置90は、加熱調理器5の動作を総合的に制御する。図12に示すように、制御装置90は、加熱装置20、冷却ファン37、音検出器40、音出力器45、食材温度検出器46、三次元計測装置47、庫内温度検出器48、撮影装置50、表示部62、操作部64および記憶装置70と通信可能なように電気的に接続される。制御装置90は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラである。
制御装置90は、CPU(Central Processing Unit)92と、メモリ94と、通信部96とを有する。メモリ94は、各種のプログラムおよびデータを記憶する。CPU92は、メモリ94から読み出したプログラムを実行する。通信部96は、WiFi(Fireless Fidelity)などの無線LAN(Local Area Network)を用いた通信機能や、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの近距離無線通信規格での通信機能を有する。
制御装置90は、メモリ94に記憶されたプログラムを実行することにより、コントロールパネル60で入力された加熱調理に関する設定データと、食材温度検出器46、三次元計測装置47、庫内温度検出器48および撮影装置50から入力された各種のデータとに基づいて、加熱装置20を制御する。制御装置90は、加熱庫12内に配置された食材Fの種類に応じた加熱調理条件に従い、上部ヒータ22、下部ヒータ24およびコンベクションヒータ26を制御する。
制御装置90は、加熱調理器5で加熱調理を開始すると、庫内温度検出器48により検出された加熱庫12内の温度に応じて、冷却ファン37の回転数を変化させる。具体的に、制御装置90は、加熱庫12内の温度が高くなるほど、冷却ファン37の回転数を大きくする。これにより、制御装置90などの冷却を促す。また、音検出器40に加熱庫12外の音を検出させ、加熱庫12から漏れ出た加熱中の食材Fが発する調理音を含む音を取得する。制御装置90は、音検出器40により検出された音を示す集音データから冷却ファン37の駆動音を含む雑音成分を除去する。
具体的には、制御装置90は、集音データに対してフィルタリング処理を行う。フィルタリング処理では、所定の周波数特性を有する雑音除去フィルタを用いて、冷却ファン37の駆動音に対応する雑音成分を除去する。上述したように、冷却ファン37の回転数が大きくなるに連れて、高帯域側にシフトする傾向がある。このことから、制御装置90は、冷却ファン37の回転数に応じて、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を変更する。当該周波数特性H(f)の変更は、雑音除去フィルタの全周波数帯域に亘って行われる。
本例の制御装置90は、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を、集音データに含まれる雑音成分の周波数特性N(f)の変化を加味して変更する。制御装置90は、調理音の周波数特性S(f)と、雑音成分の周波数特性N(f)と基づいて、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を設定する。雑音除去フィルタの周波数特性H(f)は、図11中の右側2つのグラフに示すような波形Wfを呈する。雑音除去フィルタの周波数特性H(f)は、以下の式により求められる。
H(f)=S(f)/{S(f)+N(f)}
雑音除去フィルタの周波数特性H(f)は、図11の右側2つのグラフに二点鎖線で囲む部分に表れるように、集音データから雑音成分をなるべく除去しつつ調理音の成分を残すように変更される。制御装置90は、上述の周波数特性H(f)を有する雑音除去フィルタを用いて、集音データにフィルタリング処理を行う。そのことにより、制御装置90は、調理音を示す調理音データを生成する。制御装置90は、生成した調理音データに基づいて、音出力器45から調理音を出力させる。
また、制御装置90は、撮影装置50に加熱庫12内を撮影させ、加熱庫12内の食材Fが写った撮影画像を取得する。制御装置90は、取得した撮影画像を表示部62に表示させる。そして、制御装置90の通信部96は、情報端末200から要求指令を受けると、食材Fの撮影画像を示す画像データと、食材Fの調理音を示す調理音データとを、情報端末200に送信する。
-情報端末の構成-
図1に示す情報端末200は、通信機能を有し、可搬性のあるモバイル機器である。情報端末200は、外部機器の一例である。情報端末200としては、例えば、スマートフォンと呼ばれる小型の多機能携帯電話機が用いられる。図12に示すように、情報端末200は、表示部202と、操作部204と、音出力部205と、通信部206とを有する。表示部202および操作部204は、タッチパネル付きの表示装置によって構成される。表示部202は、表示装置の画面である。操作部204は、タッチパネルである。音出力部205は、スピーカーによって構成される。
通信部206は、他の機器と通信するためのインタフェースである。通信部206は、インターネットなどの広域通信網である外部ネットワークNと通信を行う。通信部206は、WiFi(Fireless Fidelity)などの無線LAN(Local Area Network)を用いた通信機能や、LTE(Long Time Evolution)といったモバイル通信規格での通信機能を有する。情報端末200には、特定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることで、外部ネットワークNを介した加熱調理器5との通信が確立可能になる。
情報端末200は、操作部204で所定の入力操作を行うと、食材Fの調理状況(撮影画像および調理音データ)を要求する要求指令を通信部206の機能により加熱調理器5に向けて送信する。また、情報端末200は、加熱調理器5から送信された画像データおよび調理音データを通信部206で受信する。情報端末200では、上記アプリケーションソフトウェアの機能により、受信した画像データに基づいて食材Fの撮影画像が表示部202に表示されると共に、受信した調理音データに基づいて食材Fの調理音が音出力部205より出力される。
-実施形態の特徴-
この実施形態の加熱調理器5では、音検出器40が加熱庫12外に配置される。そのことで、食材Fの加熱調理中、加熱庫12の内部が高温になっても、音検出器40に熱が及ぶのを抑制できる。よって、音検出器40を正常に動作させることができる。また、音検出器40は、冷却ファン37の駆動により冷却風が流れる送風経路の付近に位置する。これによれば、加熱庫12内に発生した油煙が、扉14を開けたときに筐体10の開口11から加熱庫12外に出てきたとしても、冷却風に浚われるので、音検出器に付着するのを抑制できる。そのことで、音検出器40で収集する音質の低下を抑制できる。そして、この実施形態の加熱調理器5では、制御装置90が、音検出器40によって収集された集音データから冷却ファン37の駆動音を含む雑音成分を除去する。これにより、食材Fの調理音を鮮明に再現するための調理音データを生成できる。
この実施形態の加熱調理器5では、音検出器40が、筐体10の開口11が臨む側に張り出したケース部13に収容される。それによって、加熱庫12内の音が漏れ出る開口11に近い箇所に音検出器40を配置できる。また、音検出器40は、ケース部13に形成された集音孔13hを通じて音を検出する。このことは、音検出器40により調理音を鮮明に取得するのに有利である。集音孔13hは、加熱庫12外で送風経路(排出空間DS)に向けて開口する。これによれば、音検出器40への油煙Xの付着を抑制するように、冷却風をエアカーテンのように作用させることができる。
この実施形態の加熱調理器5では、音検出器40が、排出空間DSの付近に位置する。排出空間DSは、冷却ファン37の駆動により筐体10の内部から外部に排出される空気が流れる空間である。これによれば、簡単な構成で、加熱庫12外に配置した音検出器40を、送風経路の付近に位置させることができる。
この実施形態の加熱調理器5では、制御装置90が、集音データにフィルタリング処理を行う。フィルタリング処理では、雑音除去フィルタを用いる。冷却ファン37の回転数は既知であり、冷却ファン37の駆動音に関する周波数特性も予め想定できる。このことから、冷却ファン37の駆動音に関する周波数特性を雑音除去フィルタに反映することで、冷却ファン37の駆動音に対応する雑音成分を容易に除去できる。
この実施形態の加熱調理器5では、制御装置90が、雑音除去フィルタの周波数特性を変更する。雑音除去フィルタの周波数特性は、冷却ファン37の回転数に応じて変更される。冷却ファン37の回転数が変化すると、冷却ファン37の駆動音の周波数特性も変化する。雑音除去フィルタを用いて集音データから除去する周波数成分を冷却ファン37の回転数に応じて変えることで、調理音の周波数成分をなるべく残しつつ、雑音成分を好適に除去できる。
この実施形態の加熱調理器5では、加熱調理器5が音出力器45を備える。音出力器45は、調理音データに基づいて調理音を出力する。調理音データは、音検出器40により集音された集音データから冷却ファン37の駆動音を含む雑音成分を除去した音データである。したがって、ユーザは、加熱調理器5で食材Fを加熱調理しているときに、音質の良い調理音を聞くことができ、調理中の臨場感を味わうことができる。
この実施形態の加熱調理器5では、制御装置90が通信部96を有する。通信部96は、調理音データを情報端末200に送信する。情報端末200が調理音データに基づいて音出力部205より調理音を出力すると、ユーザは、加熱調理器5から離れていても、情報端末200で食材Fの調理音を聞くことができ、調理中の臨場感を味わうことができる。情報端末200は、可搬性のあるモバイル機器であるので、利便性が高い。
-変形例1-
この変形例1の加熱調理器5では、図13に示すように、音検出器40が扉14の上部に内蔵される。音検出器40は、流入口14i付近の通気流路VP2に、扉14が閉じた状態にあるときに集音部44を流入口14iから上方に向ける姿勢で設置される。このような扉14内部の設置場所において、音検出器40は、冷却ファン37の駆動により冷却風が流れる送風経路に位置する。図14に示すように、音検出器40は、扉14を開けたときに、扉14の回転に伴って加熱庫12内から遠ざかる。よって、扉14を開けることで加熱庫12外に出てきた油煙Xは、音検出器40に付着し難い。
-変形例2-
この変形例2の加熱調理器5では、図15に示すように、音検出器40が扉14の上部に内蔵される。音検出器40は、流入口14i付近の通気流路VP2に、扉14が閉じた状態にあるときに集音部44を加熱庫12側に向ける姿勢に設置される。このような扉14内部の設置場所において、音検出器40は、冷却ファン37の駆動により冷却風が流れる送風経路に位置する。図16に示すように、音検出器40は、扉14を開けたときに、扉14の回転に伴って加熱庫12内から遠ざかる。よって、扉14を開けることで加熱庫12外に出てきた油煙Xは、音検出器40に付着し難い。
-変形例3-
この変形例3の加熱調理器5では、図17に示すように、音検出器40が扉14の上部に内蔵される。音検出器40の設置状態は、上記変形例1または上記変形例2と同様な態様を採る。そして、本例の加熱調理器5は、制御装置90などを冷却するための冷却ファン37とは別に、音検出器40を冷却するための冷却ファン150をさらに備える。冷却ファン150は、扉14の内部に流通する冷却風を生成する装置である。冷却ファン150は、扉14の下部に内蔵される。冷却ファン150は、流出口14o付近の通気流路VP2に設置される。冷却ファン150は、例えば横断流送風機によって構成される。
冷却ファン150が駆動すると、図17に矢印で示すように、扉14の内部に冷却風が生成される。冷却風は、排出空間DSの空気が流入口14iを通じて扉14内の通気流路VP2に吸い入れられ、通気流路VP2を下方に流れた後に、流出口14oから排出される、空気の流れである。加熱調理器5の制御装置90は、加熱調理器5で食材Fの加熱調理を行っているときには、冷却ファン150を駆動させる。また、制御装置90は、扉14が開けられたときには、冷却ファン150を停止させる。制御装置90は、加熱調理が完了または中断したときに、冷却ファン150を停止させてもよい。
本例の加熱調理器5では、扉14に、音検出器40と、音検出器40を冷却するための冷却ファン150とを備える。これによれば、冷却ファン150の駆動によって、扉14の冷却と共に音検出器40の冷却を促すことができる。このことは、音検出器40の信頼性を高めるのに有利である。
-変形例4-
この変形例4の加熱調理器5では、制御装置90が、庫内温度検出器48により検出された加熱庫12内の温度に応じて、冷却ファン37の回転数を変化させると共に、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を変更する。これによれば、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)は、庫内温度検出器48により検出された加熱庫12内の温度に応じて変更される。そうすることで、冷却ファン37の回転数に直接依らなくても、結果的には冷却ファン37の回転数に応じるように、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を変更できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、音検出器40が送風経路のうち排出空間DSの付近に位置するとしたが、これに限らない。例えば、音検出器40は、筐体10のケース部13における張り出し部分13aの下面に固定されるなどして、排出空間DSに配置されてもよい。また、音検出器40は、排出空間DS以外の送風経路、つまり第1流路Paや第2流路Pbに配置されてもよい。
上記実施形態では、制御装置90が、フィルタリング処理において、冷却ファン37の回転数に応じて雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を変更するとしたが、これに限らない。制御装置90は、雑音除去フィルタの周波数特性H(f)を変更しなくてもよい。すなわち、制御装置90は、特定の周波数特性H(f)を有する雑音除去フィルタを用いて画一的に集音データにフィルタリング処理を施してもよい。
上記実施形態では、食材温度検出器46が食材Fの表面温度を非接触で計測し、制御装置90が食材Fの表面温度から食材Fの内部温度を推定する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。食材温度検出器46は、食材Fの内部温度を直接検出するように構成されてもよい。例えば、食材温度検出器46は、温度プローブを有してもよい。温度プローブは、食材Fの内部に差し込まれて食材Fの内部温度を測定するためのものである。
上記実施形態では、加熱装置20が複数のヒータ、具体的には上部ヒータ22、下部ヒータ24およびコンベクションヒータ26を有するとしたが、これに限らない。加熱装置20は、上部ヒータ22およびコンベクションヒータ26のみで構成されてもよく、上部ヒータ22および下部ヒータ24のみで構成されてもよい。また、加熱装置20は、1つのヒータにより構成されてもよい。
上記実施形態では、制御装置90が、三次元計測装置47から入力された三次元データと、撮影装置50から入力された画像データとに基づいて、加熱庫12内に配置された食材Fの種類とサイズを認識するとしたが、これに限らない。加熱調理器5は、調理対象とする食材Fの種類を指定する操作をコントロールパネル60で受け付けるように構成されてもよい。また、加熱調理器5は、調理対象とする食材Fのサイズを指定する操作をコントロールパネル60で受け付けるように構成されてもよい。
上記実施形態では、食材画像および加熱調理条件は、加熱調理器5に内蔵された記憶装置70に記憶されるとしたが、これに限らない。食材画像および加熱調理条件は、インターネット上のクラウドサーバに保存され、制御装置90がインターネットにアクセスしてクラウドサーバから食材画像および加熱調理条件を適宜取得してもよい。
上記実施形態では、本開示の技術に係る加熱調理器5がオーブンである場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。オーブンは加熱調理器5の一例に過ぎず、本開示の技術は、コンロなどに附帯するグリルや電子レンジなど、他の加熱調理器にも適用可能である。
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。上記実施形態について、本開示の技術の趣旨を逸脱しない範囲においてさらに色々な変形が可能なこと、またそうした変形も本開示の技術の範囲に属することは、当業者に理解されるところである。
以上説明したように、本開示の技術は、加熱調理器について有用である。
DS 排出空間(送風経路)
F 食材
5 加熱調理器
10 筐体
11 開口
12 加熱庫
13 ケース部
13h 集音孔
20 加熱装置
37 冷却ファン
40 音検出器
45 音出力器
46 庫内温度検出器
90 制御装置
96 通信部
150 冷却ファン(ファン)
200 情報端末(外部機器)

Claims (9)

  1. 食材が配置される加熱庫が形成された筐体と、
    前記加熱庫内を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置を制御する制御装置と、
    前記制御装置を冷却する冷却風を生成する冷却ファンと、
    前記加熱庫内で加熱中の食材が発する調理音を含む音を検出する音検出器と、を備え、
    前記音検出器は、前記加熱庫外に配置され、前記冷却風が流れる送風経路または該送風経路の付近に位置し、
    前記制御装置は、前記音検出器により検出された音を示す集音データから前記冷却ファンの駆動音を含む雑音成分を除去することにより、前記調理音を示す調理音データを生成する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記筐体には、前記加熱庫に食材を出し入れするための開口が形成され、
    前記筐体は、前記開口が臨む側に張り出したケース部を有し、
    前記ケース部には、前記加熱庫外で前記送風経路に向けて開口した集音孔が形成され、
    前記音検出器は、前記ケース部に収容され、前記集音孔を通じて音を検出する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記送風経路は、前記冷却ファンの駆動によって、前記筐体の内部から外部に排出された空気が流れる排出空間を含み、
    前記音検出器は、前記排出空間または該排出空間の付近に位置する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記冷却ファンとは別に、前記音検出器を冷却するためのファンをさらに備える
    ことを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記制御装置は、前記集音データに対して、所定の周波数特性を有する雑音除去フィルタを用いて、前記冷却ファンの駆動音に対応する雑音成分を除去するフィルタリング処理を行う
    ことを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項5に記載の加熱調理器において、
    前記制御装置は、前記冷却ファンの回転数に応じて、前記雑音除去フィルタの周波数特性を変更する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項6に記載の加熱調理器において、
    前記加熱庫内の温度を検出する庫内温度検出器をさらに備え、
    前記制御装置は、前記庫内温度検出器により検出された前記加熱庫内の温度に応じて、前記冷却ファンの回転数を変化させると共に、前記雑音除去フィルタの周波数特性を変更する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記調理音データに基づいて前記調理音を出力する音出力器をさらに備える
    ことを特徴とする加熱調理器。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記制御装置は、前記調理音データを外部機器に送信する通信部を有する
    ことを特徴とする加熱調理器。
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