JP2020159635A - 加熱調理器および加熱調理器の制御方法 - Google Patents

加熱調理器および加熱調理器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子レンジを含む加熱調理器の加熱庫の内部で、食品を加熱しているときの加熱庫の内部の音である第1の音データを出力することができる加熱調理器を実現することを目的とする。【解決手段】本発明の一態様に係る加熱調理器は、食品を加熱するための加熱庫と、前記食品を加熱しているときの前記加熱庫の内部の音である第1の音データを取得する第1の音取得部と、前記第1の音データを音出力部から出力する音制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器および加熱調理器の制御方法に関する。
例えば、下記特許文献1には、電子レンジが食品の加熱を終了したことや異常が発生したことを知らせるための報知音を、遠く離れた他の電気機器が出力することにより、電子レンジから遠く離れた場所にいるユーザに対しても、電子レンジの報知音を知らせることができる音発生システムが開示されている。
特開2003−274463号公報
上記特許文献1に記載の音発生システムは、電子レンジから発生する報知音を他の機器でも出力できるようにしたもので、電子レンジの加熱庫の内部の音を出力することは行われていなかった。
本発明は、例えば、電子レンジを含む加熱調理器の加熱庫の内部で、食品を加熱しているときの加熱庫の内部の音である第1の音データを出力することができる加熱調理器を実現することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る加熱調理器は、食品を加熱するための加熱庫と、前記食品を加熱しているときの前記加熱庫の内部の音である第1の音データを取得する第1の音取得部と、前記第1の音データを音出力部から出力する音出力制御部と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明の一態様に係る加熱調理器の制御方法は、加熱庫で食品を加熱し、前記食品を加熱しているときの前記加熱庫の内部の音である第1の音データを取得し、前記第1の音データを音出力部から出力すること、を特徴とする。
本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の機能的構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の音制御部208の機能的構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る加熱調理器100の音制御部208の機能的構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の音制御部208による第1の音データの出力の開始と停止を行うための条件の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の一例を示す正面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100は、直方体形状の筐体101内に加熱庫102を有し、その加熱庫102の正面開口に、下端側の辺を略中心に回動する扉103を有している。また、加熱調理器100は、扉103にハンドル104を有し、扉103に耐熱性のドアガラス105を有している。また、加熱調理器100は、扉103に向かって右側に、表示部106、操作入力部107、音出力部108、人感センサ109、および第2の音入力部110を有している。そして、加熱調理器100は、加熱庫102の内部に、第1の音入力部111と撮像部112とを有している。
第1の音入力部111は、例えば、加熱庫102の内部に設置され、加熱庫102の内部の音である第1の音データが入力される。第1の音入力部111は、具体的には、例えば、マイクである。第1の音入力部111は、例えば、図1に示すように、加熱庫102の内部の左側面、右側面、背面、および上面の少なくともいずれか1箇所に設けられている。また、第1の音入力部111は、複数の箇所に設けられてもよい。さらに、第1の音入力部111は、1箇所につき複数個設けられてもよい。また、第1の音入力部111は、扉103の内側のいずれかの箇所に設けられてもよく、例えば、ドアガラス105上に設けられてもよい。また、第1の音入力部111が、例えば、加熱庫102内の食品の位置に向けて設置される指向性マイクであった場合、第1の音データは、食品から発生する音である。また、第1の音入力部111であるマイクの指向性等の特性により、第1の音データは、後述の図2の加熱部201により加熱されている食品から発せられる音と、加熱中の加熱部201から発生する音を含む。
第2の音入力部110は、例えば、加熱調理器100の外部に設置され、加熱調理器100の外部の音である第2の音データが入力される。第2の音入力部110は、具体的には、例えば、マイクである。第2の音入力部110は、例えば、図1に示すように、扉103に向かって右側の上部に設けられている。また、第2の音入力部110は、扉103が閉じられた状態で、加熱調理器100の外部の音が取得可能な位置であればよい。例えば、第2の音入力部110は、加熱調理器100の扉103の前面のいずれの箇所に設けられてもよい。
音出力部108は、例えば、加熱調理器100の外部に設置され、第1の音入力部111で入力された加熱庫102の内部の音である第1の音データが出力される。音出力部108は、具体的には、例えば、スピーカーである。音出力部108は、例えば、図1に示すように、扉103に向かって右側の下部に設けられている。また、音出力部108は、加熱調理器100がネットワーク(図示なし)を介して受信した音データや、加熱調理器100で生成した音データを出力する。
撮像部112は、例えば、ドアガラス105の内側の水平方向における略中央に設置され、加熱庫102の内部の食品の画像を撮像する。撮像部112は、具体的には、例えば、カメラである。撮像部112は、ドアガラス105の内側の略中央に設置され、加熱庫102の中央を中心にした画像を撮像できるので、加熱庫102の内部をより把握しやすい画像を撮像出来る。つまり、ユーザが、ドアガラス105の外側の中央から、加熱庫102の内部を見たときの画像を撮像することができる。なお、撮像部112は、扉103が閉じられた状態での加熱調理器100の内部の画像が取得可能な位置であれば、扉103の内側のいずれの箇所に設置されてもよい。
人感センサ109は、加熱調理器100の前面または近辺にいる人の動作を検知する。人感センサ109は、具体的には、例えば、赤外線を含む光を検出する素子である焦電素子から構成される焦電式センサである。人感センサ109は、例えば、人感センサ109が焦電式センサの場合、人体が動くことで生じる熱(赤外線量)の変化をとらえて信号を出力する。なお、人感センサ109は、例えば、超音波やマイクロ波を出力し、人から反射される反射波を捉えるような、焦電式センサ以外の他の方式のセンサであってもよい。また、人感センサ109は、例えば、カメラであってもよい。人感センサ109は、例えば、人を検知しない場合はLowレベルの信号を、人を検知する場合はHighレベルの信号を人感センサ情報として出力する。
表示部106は、例えば、加熱調理器100で各種操作が行われたとき、調理の種類の名称や、調理の種類に関する各種情報を表示する。表示部106は、具体的には、例えば、液晶パネルである。なお、表示部106は、タッチパネル付きの液晶パネルであってもよい。タッチパネルは、表示部106へのユーザからの入力操作を検知する。
操作入力部107は、例えば、加熱調理器100の各種動作を指示するためのボタン群であり、ユーザにより入力される。加熱調理器100は、操作入力部107への入力に基づいた動作を行う。操作入力部107は、具体的には、例えば、加熱庫102の内部の食品の加熱を開始する指示を行う、あたためスタートキー113と、途中で加熱を止めるときなどに押す、取り消しキー114とを含んでいる。また、操作入力部107は、表示部106のタッチパネル付きの液晶パネルを通して、ユーザに入力されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の機能的構成の一例を示す図である。図2を参照して、加熱調理器100の機能的構成を説明する。
加熱調理器100は、図2に示すように、表示部106、操作入力部107、制御部205、記憶部200、加熱部201、第1の音入力部111、第2の音入力部110、音出力部108、蒸気センサ202、温度センサ203、人感センサ109、および撮像部112を有する。
制御部205は、例えば、記憶部200に格納される制御プログラムに従って各種の情報処理を実行する。ここで、この制御プログラムは、ネットワーク(図示なし)を介してダウンロードされて、記憶部200に格納されても良い。制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、プロセッサは上述の制御プログラムを実行することにより、制御部205として動作する。
記憶部200は、例えば、制御部205によって実行される制御プログラムや、制御プログラムの実行により生成されたデータや外部から取得したデータなど、加熱調理器100の各種の処理に必要となる情報を記憶する。記憶部200は、例えば、フラッシュメモリやRAM(Random Access Memory)等により実現可能である。
加熱部201は、例えば、具体的には、加熱調理器100がレンジ調理を実行する際にマイクロ波を発生するマグネトロン(図示なし)等である。また、加熱部201は、例えば、具体的には、オーブン調理を実行する際に加熱庫102の内部を加熱するために発熱するヒータ(図示なし)や熱風を対流させるファン(図示なし)等である。また、加熱部201は、例えば、具体的には、過熱水蒸気を用いた調理を実行する際に給水タンクから供給される水を加熱して水蒸気を発生させるためのヒータ(図示なし)等である。
蒸気センサ202は、例えば、蒸気センサ202の近辺の蒸気量を蒸気量情報として検知する。蒸気センサ202は、具体的には、例えば、加熱庫102の内部に設置され、加熱庫102の内部の蒸気量を蒸気量情報として検出する。加熱調理器100は、蒸気センサ202で検出した蒸気量に基づき、加熱庫102の内部で加熱している食品の温度を間接的に検出する。ここで、制御部205は、例えば、記憶部200に記憶されている蒸気量と食品の温度との相関関係と、蒸気センサ202で検出した蒸気量とに基づき、食品の温度を判断する。そして、制御部205は、検出した食品の温度に基づき、操作入力部107から入力された調理の種類に対する現在の調理の処理内容を継続するか、停止するか、または、調理の処理内容を変更するかを決定する。
温度センサ203は、例えば、温度センサ203の近辺の温度を温度情報として検知する。温度センサ203は、具体的には、例えば、加熱庫102の内部に設置され、加熱庫102の内部の食品の温度を温度情報として検出する。温度センサ203は、具体的には、例えば、赤外線センサである。赤外線センサは、食品から放射される赤外線量を検出し、検出した赤外線量から食品の温度を測定する。なお、温度センサ203は、加熱庫102の内部全体の温度を検出してもよい。そして、制御部205は、記憶部200に記憶されている調理の種類と食品の温度との相関関係と、温度センサ203により検出された食品の温度とに基づき、検出した食品の温度に対して、操作入力部107から入力された調理の種類に対する現在の調理の処理内容を継続するか、停止するか、または、調理の処理内容を変更するかを決定する。なお、制御部205は、蒸気センサ202と温度センサ203との両方の検出結果に基づき、現在の食品の状態を判断し、調理する処理内容を決定してもよい。
制御部205は、図2に示すように、例えば、表示制御部206、加熱制御部207、音制御部208、蒸気センサ制御部209、温度センサ制御部210、人感センサ制御部211、および撮像制御部212を有する。
表示制御部206は、例えば、加熱調理器100で各種操作が行われたとき、調理の種類の名称や、調理の種類に関連する各種情報を表示部106に表示させる。また、表示制御部206は、例えば、ネットワーク(図示なし)を介して加熱調理器100が受信した各種情報を、表示部106に表示させる。
加熱制御部207は、例えば、ユーザによって操作入力部107から入力された調理の種類に対応して、加熱部201を制御し、食品の加熱(調理)を実行する。加熱調理器100は、例えば、調理の種類に対応した加熱時間や、食品の加熱温度などの調理内容を記憶し、加熱制御部207は、調理内容に基づいて食品の調理を実行する。
音制御部208は、例えば、第1の音入力部に入力された第1の音データを取得する。また、音制御部208は、例えば、第2の音入力部に入力された第2の音データを取得する。そして、音制御部208は、例えば、第1の音データの音量の大きさや音量の変化量等に基づいて、音出力部108から第1の音データの出力の開始または停止を行う。また、音制御部208は、例えば、蒸気センサ制御部209、温度センサ制御部210、および人感センサ制御部211から取得した各種センサからの情報に基づいて、音出力部108から第1の音データの出力の開始または停止を行う。また、音制御部208は、同様に、撮像制御部212からの撮像データに基づいて、音出力部108から第1の音データの出力の開始または停止を行う。なお、音制御部208の詳細な機能的構成については、図3、4にて後述する。
蒸気センサ制御部209は、例えば、蒸気センサ202で検知した加熱庫102内部の蒸気量情報を取得し、その蒸気量情報を音制御部208に出力する。
温度センサ制御部210は、例えば、温度センサ203で検知した食品の温度である温度情報を取得し、その温度情報を音制御部208に出力する。
人感センサ制御部211は、例えば、人感センサ109で検知した情報である人感センサ情報を取得し、その人感センサ情報を音制御部208に出力する。
撮像制御部212は、例えば、撮像部112により撮像された食品の画像である撮像データを取得し、その撮像データを音制御部208に出力する。
図3は、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の音制御部208の機能的構成の一例を示す図である。図3を参照して、音制御部208の詳細な機能的構成を説明する。
音制御部208は、例えば、第1の音取得部301、第2の音取得部302、音生成部303、音量情報取得部304、および音出力制御部305を有する。
第1の音取得部301は、例えば、食品が加熱(調理)されているときに、加熱庫102の内部に設置された第1の音入力部111に入力された第1の音データを取得する。第1の音取得部301は、具体的には、例えば、あたためスタートキー113への入力があったときなど、食品の加熱を開始する指示を加熱調理器100が受け付けた場合に、加熱庫102内に設置された第1の音入力部111に入力された第1の音データを取得する。
また、第1の音取得部301は、例えば、加熱中の加熱庫102の内部の第1の音データから、加熱中の加熱部201から発生する音である加熱部音データを除去、または低減した音データを、第1の音データとして取得してもよい。ここで、加熱部音データは、具体的には、例えば、加熱部201から発生する音である。そして、加熱調理器100は、例えば、加熱部音データの周波数等の特徴量をあらかじめ記憶部200に記憶している。そして、第1の音取得部301は、記憶部200から加熱部音データの特徴量を取得し、第1の音入力部111に入力された第1の音データから、加熱部音データの特徴量を除去または低減させた音データを第1の音データとして取得してもよい。
音出力制御部305は、例えば、第1の条件を満たしたときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、例えば、第2の条件を満たすまで、音出力部108から第1の音データの出力を継続し、第2の条件を満たしたときに、音出力部108から第1の音データの出力を停止する。つまり、第1の条件は、音出力制御部305が、音データを出力するときの条件であり、第2の条件は、音出力制御部305が、音データの出力を停止するときの条件である。
第1の条件は、具体的には、例えば、食品の加熱を開始する指示が操作入力部107からあったとき、または、実際に食品の加熱を開始したときである。そして、第2の条件は、具体的には、例えば、食品の加熱を停止する指示が操作入力部107からあったとき、または、実際に食品の加熱を終了したときである。第1の条件と第2の条件とが前述の条件であるときの音出力制御部305の処理について、以下に説明する。
音出力制御部305は、例えば、食品の加熱を開始する指示を加熱調理器100が受け付けた場合や、実際に食品の加熱を開始した場合に、音出力部108からの第1の音データの出力を開始する。さらに、音出力制御部305は、加熱調理器100が、途中で加熱を止めるキーである取り消しキー114の入力の指示を受け付けた場合や、加熱の処理が終了した場合に、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。つまり、音出力制御部305は、食品を加熱する指示や、食品の加熱の処理が開始したときから、食品の加熱が終了するときまで、音出力部108からの第1の音データの出力を継続する。
これにより、加熱調理器100は、食品の加熱の開始から終了まで、加熱中の食品から発生する音を、音出力部108から継続して出力するので、ユーザは、加熱中の食品の状態を音により正確に把握することができる。
ここで、音出力制御部305は、第1の音取得部301により取得された第1の音データが、加熱部音データを低減させた音データであった場合、第1の音データの音量が所定の音量より小さいときは、第1の音データの音量を増幅して、音出力部108から出力してもよい。これにより、加熱調理器100は、加熱中の食品から発生する音の音量をあげて、音出力部108から継続して出力するので、ユーザは、加熱中の食品の音だけを聞き易くなり、加熱中の食品の状態をより正確に把握することができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の変形例として、第1の音データの音量に基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図3を参照して、以下に説明する。
音制御部208は、例えば、さらに、音量情報取得部304を有する。
音量情報取得部304は、例えば、第1の音取得部301が取得した調理中の食品から発生する第1の音データの音量を取得する。
そして、例えば、第1の条件が「音量≧所定音量」であるとすると、音出力制御部305は、第1の音データの音量が所定の音量以上である場合に第1の音データを音出力部108から出力させる。また、例えば、第1の条件が「音量の変化量≧所定量」であるとすると、音出力制御部305は、第1の音データの音量の変化量が所定量以上である場合に第1の音データを音出力部108から出力させる。ここで、音量の変化量は、音量に限らず、例えば、周波数の変化量であってもよい。つまり、音出力制御部305は、第1の音データが、以前とは全く異なる音の種類となったときに、その第1の音データを音出力部108から出力させる。
これにより、加熱調理器100は、加熱中の食品から発生する音が所定の音量以上であるとき、または、その音量の変化量が所定量以上となったときに、その音を出力するので、ユーザは、食品の状態が変化したときの食品からの音をより正確に把握することができる。
また、例えば、第2の条件が「食品の加熱が終了」とすると、音出力制御部305は、食品の加熱が終了したときに音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。つまり、音出力制御部305は、例えば、食品の加熱の開始以後で、第1の音データの音量が所定の音量以上となったときから、食品の加熱が終了するまで、第1の音データを継続して音出力部108から出力させる。また、音出力制御部305は、例えば、食品の加熱の開始以後で、第1の音データの音量の変化量が所定量以上となったときから、食品の加熱が終了するまで、第1の音データを継続して音出力部108から出力させる。
これにより、加熱調理器100は、加熱中の食品から発生する音が所定の音量以上となったとき、または、その音量の変化量が所定量以上となったときから、食品の加熱が終了するまで、食品から発生する音を継続して出力するので、ユーザは、食品の状態が変化したとき以降の食品からの音をより正確に把握することができる。
また、音出力制御部305は、例えば、第2の条件として、第1の音データの音量が所定の音量より小さい場合や、第1の音データの音量の変化量が所定量より小さい場合に、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。つまり、音出力制御部305は、例えば、食品の加熱の開始以後であって、第1の音データの音量が所定の音量以上となったときだけ、第1の音データを音出力部108から出力させる。また、音出力制御部305は、例えば、食品の加熱の開始以後であって、第1の音データの音量の変化量が所定量以上となったときだけ、第1の音データを音出力部108から出力させる。
これにより、加熱調理器100は、加熱中の食品から発生する音が所定の音量以上となったとき、または、加熱中の食品から発生する音の音量の変化量が所定量以上となったときだけ、食品からの音を出力するので、ユーザは、食品の状態が大きく変化したときの食品の音だけをより正確に把握することができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の変形例として、第1の音データと第2の音データとに基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図3を参照して、以下に説明する。
音制御部208は、例えば、さらに、第2の音取得部302と、音生成部303とを有する。
第2の音取得部302は、例えば、食品が加熱されているときに、加熱調理器100の外部に設置された第2の音入力部110に入力される第2の音データを取得する。第2の音取得部302は、具体的には、食品が加熱されているときに、加熱部201から発生する音である加熱部音データが、加熱調理器100の外部に漏れ出ている第2の音データを取得する。
音生成部303は、第2の音取得部302で取得した第2の音データの逆位相の音データである第3の音データを生成する。
そして、音出力制御部305は、音生成部303で生成した第3の音データを、音出力部108から出力させる。ここで、加熱調理器100の外部に漏れ出ている音である第2の音データが出力されているときに、音出力制御部305が、第2の音データの逆位相の音データである第3の音データを音出力部108から出力すると、第2の音データを消音することができる。そして、さらに、音出力制御部305は、第1の音取得部301が取得した第1の音データを、音出力部108から出力させる。
これにより、加熱調理器100は、加熱調理器100の外部に漏れ出ている加熱部201からの音を消音し、加熱中の食品から発生する音を、音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱中の食品から発生する音のみを聞くことができ、食品の状態をより確実に把握することができる。
図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る加熱調理器100の音制御部208の機能的構成の一例を示す図である。各種センサからの情報や加熱庫102の内部の撮像データに基づいて音データを出力する音制御部208の処理を、図4を参照して、以下に説明する。
音制御部208は、例えば、さらに、蒸気量情報取得部401、温度情報取得部402、人感センサ情報取得部403、および撮像データ取得部404を有する。
蒸気量情報取得部401は、例えば、蒸気センサ制御部209から、蒸気センサ202で検知した加熱庫102の内部の蒸気量情報を取得する。
温度情報取得部402は、例えば、温度センサ制御部210から、温度センサ203で検知した食品の温度である温度情報を取得する。
人感センサ情報取得部403は、例えば、人感センサ制御部211から、人感センサ109で検知した情報である人感センサ情報を取得する。
撮像データ取得部404は、例えば、撮像制御部212から、撮像部112により撮像された食品の画像である撮像データを取得する。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の変形例として、温度センサ203からの温度情報に基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図4を参照して、以下に説明する。
音出力制御部305は、例えば、第1の条件として、温度情報取得部402により取得された温度情報である食品の温度が所定の温度以上であるときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、例えば、第2の条件として、食品の温度が所定の温度より低いときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。また、音出力制御部305は、例えば、第2の条件として、食品の加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。
音出力制御部305は、さらに、具体的には、食品の温度と、記憶部200に記憶された調理データベースとに基づき、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。調理データベースは、例えば、各種の調理の種類に対応して、調理の処理内容と、その処理内容に対する温度情報とが対応付けられたデータベースであり、記憶部200に記憶されている。調理データベースは、具体的には、調理の種類:「焼き魚の再加熱」と、調理の処理内容:「自動停止」と、処理内容に対する温度情報:「45度」と対応付けられて、記憶部200に記憶されている。これは、調理の種類:「焼き魚の再加熱」に対し、温度情報:「45度」になったときに、調理の処理内容:「自動停止」を行うことを意味する。
具体的に、操作入力部107から「焼き魚の再加熱」の調理の種類が選択された場合に、食品の温度に基づいて、音出力制御部305が処理する内容について、以下に説明する。
音出力制御部305は、調理の種類:「焼き魚の再加熱」が選択された場合、調理データベースから、「焼き魚の再加熱」に対応する温度情報の「45度」を取得する。そして、音出力制御部305は、例えば、取得した「45度」より「5度」低い所定の温度の「40度」を取得する。そして、音出力制御部305は、温度情報取得部402により取得された、現在の食品の温度が、所定の温度の「40度」以上になったときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。つまり、調理の種類:「焼き魚の再加熱」に対応する調理の処理内容:「自動停止」になるときの「45度」の温度より低い所定の温度の「40度」以上になったときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。具体的には、「40度」以上になったときに、焼き魚から発生する「パチパチ」という音である第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、第2の条件に基づき、食品の温度が所定の温度より低いとき、または、加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。
これにより、加熱調理器100は、食品の温度が、加熱調理器100が自動停止する食品の温度より低い所定の温度になったときから、食品から発生する音を音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱調理器100が自動停止して加熱が終了する前に、食品から発生する音を事前に把握することができる。また、これにより、ユーザは、加熱が終了する前の食品の音を聞いて、必要な場合は、調理を停止することができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の変形例として、蒸気センサ202からの蒸気量情報に基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図4を参照して、以下に説明する。
音出力制御部305は、例えば、第1の条件として、蒸気量情報取得部401により取得された蒸気量情報である蒸気量が所定の蒸気量以上であるときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、例えば、第2の条件として、蒸気量が所定の蒸気量より少ないときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。また、音出力制御部305は、例えば、第2の条件として、食品の加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。
音出力制御部305は、さらに具体的には、蒸気量と、記憶部200に記憶された蒸気量データベースと調理データベースとに基づき、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。ここで、蒸気量データベースは、例えば、各種の蒸気量と、蒸気量に対する食品の温度とが対応付けられたデータベースであり、記憶部200に記憶されている。
具体的に、操作入力部107から「焼き魚の再加熱」の調理の種類が選択された場合に、蒸気量に基づいて、音出力制御部305が処理する内容について、以下に説明する。
音出力制御部305は、調理の種類:「焼き魚の再加熱」が選択された場合、同様に、調理データベースから、「焼き魚の再加熱」に対応する温度情報の「45度」より「5度」低い温度である所定の温度の「40度」を取得する。さらに、音出力制御部305は、所定の温度の「40度」に対応する蒸気量を、蒸気量データベースから取得し、その蒸気量を所定の蒸気量とする。そして、音出力制御部305は、蒸気量情報取得部401により取得された、加熱庫102の内部の現在の蒸気量が、所定の蒸気量以上になったときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、第2の条件に基づき、蒸気量が所定の蒸気量より少ないとき、または、加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。
これにより、加熱調理器100は、食品から発生する蒸気量が、加熱調理器100が自動停止する食品の温度より低い温度に対応する所定の蒸気量以上になったときから、食品から発生する音を音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱調理器100が自動停止して加熱が終了する前に、食品から発生する音を事前に把握することができる。また、ユーザは、加熱が終了する前の食品の音を聞いて、必要な場合は、調理を停止することができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の第1の変形例として、人感センサ109からの人感センサ情報に基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図4を参照して、以下に説明する。
例えば、第1の条件が「加熱調理器の前に人がいない」とすると、音出力制御部305は、人感センサ情報取得部403により取得された人感センサ情報が、加熱調理器100の前面に人がいないことを示すLowレベルの信号の情報である場合に、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、例えば、第2の条件が「加熱調理器の前に人がいる」とすると、音出力制御部305は、人感センサ情報が、加熱調理器100の前面に人がいることを示すHighレベルの信号の情報である場合に、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。また、例えば、第2の条件が「食品の加熱が終了」とすると、音出力制御部305は、食品の加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。
これにより、加熱調理器100の前面にユーザがいないときに、食品から発生する音を音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱調理器100の前で加熱庫102内の食品の状態を目視できないときであっても、食品の状態を音により把握することができる。
ここで、人感センサ情報が、第1の条件である「加熱調理器の前に人がいない」である場合に、音出力制御部305は、第1の音データの音量を増幅し大きくして出力する。そして、人感センサ情報が、第2の条件である「加熱調理器の前に人がいる」である場合に、音出力制御部305は、第1の音データを取得したときの音量と同じ音量で、第1の音データを出力する。
これにより、音出力制御部305は、加熱調理器100の前面にユーザがいないときに、食品から発生する音の音量を大きくして、音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱調理器100から離れていても、食品から発生する音を聞き易くなり、食品の状態をより確実に把握することができる。
また、音出力制御部305は、例えば、食品からの音量や温度情報や蒸気量情報と、人感センサ情報とに基づいて、第1の音データを音出力部108から出力させてもよい。音出力制御部305は、具体的には、食品からの音量が所定の音量以上であるとき、または、温度情報が所定の温度以上であるとき、または、蒸気量情報が所定の蒸気量以上であるときであり、かつ、人感センサ情報が、加熱調理器100の前面に人がいないことを示すLowレベルの信号の情報である場合に、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。すなわち、音量や温度情報や蒸気量情報が所定量(所定値)以上であるときの第1の音データを、加熱調理器100の前面に人がいないときに、音出力部108から出力する。
これにより、加熱調理器100の前面にユーザがいないときに、食品の状態に変化があったときの音を音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱調理器100の前で加熱庫102内の食品の状態を目視できないときであっても、加熱が終了する前の食品の状態に変化があったときの音を把握することができる。また、ユーザは、加熱が終了する前の食品の音を聞いて、必要な場合は、調理を停止することができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の第2の変形例として、撮像部112からの撮像データに基づいて音データを出力する音制御部208の機能的構成について、図4を参照して、以下に説明する。
例えば、第1の条件が「撮像データが所定の画像」とすると、音出力制御部305は、撮像データ取得部404により取得された食品の画像である撮像データが、所定の画像データとなったときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、例えば、第2の条件が「食品の加熱が終了」とすると、音出力制御部305は、食品の加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。撮像データ取得部404は、具体的には、食品の加熱が開始されたときに、加熱庫102の内部の食品の画像である撮像データを取得し、その撮像データから色のデータを抽出する。それから、撮像データ取得部404は、例えば、周期的に(例えば、1秒毎)食品の画像の撮像データの取得と、その撮像データの色のデータの抽出を継続して行う。そして、撮像データ取得部404は、撮像データの色のデータが変化したときに、音出力制御部305に、撮像データが所定の画像データとなったこと、つまり第1の条件を満たしたことを通知する。そして、音出力制御部305は、撮像データの色のデータが変化したときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。
具体的に、容器に入ったグラタンが、加熱調理器100により加熱される場合の音出力制御部305と、撮像データ取得部404が処理する内容について、以下に説明する。
撮像データ取得部404は、操作入力部107から「グラタン」の調理の種類が選択され、加熱部201により加熱が開始されると、加熱庫102の内部の撮像データを取得し、その撮像データから容器上面のグラタンの表面の色である色データを抽出する。具体的には、撮像データ取得部404は、ホワイトソースがかけられたグラタンである場合は、容器上面のグラタンの表面の色である白色の色データを取得する。そして、撮像データ取得部404は、周期的に加熱庫102内部の撮像データから、グラタンの表面の色データを取得する。そして、撮像データ取得部404は、例えば、色データが所定量以上変化したときに、色データが変化したことを、音出力制御部305に通知する。つまり、撮像データ取得部404は、具体的には、グラタンの表面の色データが白色から茶色に変わったときに、音出力制御部305に撮像データが所定の画像となったこと、つまり第1の条件を満たしたことを通知する。また、撮像データ取得部404は、色データが茶色に変わった面積が所定値以上になったかどうかを判断し、茶色の面積が所定値以上のときに、出力制御部305に撮像データが所定の画像となったことを通知してもよい。そして、音出力制御部305は、その通知を受けて、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。そして、音出力制御部305は、食品の加熱が終了したときに、音出力部108からの第1の音データの出力を停止する。つまり、音出力制御部305は、容器に入ったグラタンが加熱されて、グラタンの表面が茶色となり、グラタンの表面に焼き色が付いてきたときに、音出力部108から第1の音データの出力を開始する。
ここで、撮像データ取得部404は、加熱庫102の内部の撮像データを取得し、その撮像データから輪郭線のデータを抽出し、その輪郭線のデータが所定量以上変化したときに、音出力制御部305に撮像データが所定の画像となったこと、つまり第1の条件を満たしたことを通知してもよい。具体的には、ラップをした食品を加熱する場合は、撮像データ取得部404は、上面の輪郭線が上方向に所定量以上変化したときに、音出力制御部305に撮像データが所定の画像となったことを通知する。また、焼き菓子やパンなどの場合も、撮像データ取得部404は、同様に、焼き菓子やパンが大きく膨らみ、輪郭線のデータが大きく変化したときに、音出力制御部305に撮像データが所定の画像となったことを通知する。
これにより、加熱調理器100は、食品の画像である撮像データが所定の画像データになったときに、食品から発生する音を音出力部108から出力するので、ユーザは、加熱が終了する前の食品の状態に変化があったときの音を事前に把握することができる。また、ユーザは、加熱が終了する前の食品の音を聞いて、必要な場合は、調理を停止することができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態に係る加熱調理器100の音制御部208による第1の音データの出力の開始と停止を行うための条件の一例を示す図である。加熱庫102の内部の第1の音データを出力する処理の流れについて、図5、6を用いて説明する。
制御部205は、操作入力部107から、食品を加熱する調理の種類の選択や、あたためスタートキー113等の加熱操作の入力が有ったかどうか判断する(S100)。制御部205は、加熱操作の入力が有ったと判断した場合(S100:Yes)、加熱部201による食品の加熱が開始されたかどうか判断する(S101)。
制御部205が食品の加熱が開始されたと判断した場合(S101:Yes)、第1の音取得部301は、加熱庫102の内部の音である第1の音データの取得を開始する(S102)。
それから、音出力制御部305は、第1の条件を満たしているかどうかを判断する(S103)。
ここで、第1の条件は、例えば、図6に示すような第1の条件として記載の複数の条件のいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせが用いられる。第1の条件は、具体的には、例えば、図6に示すように、食品の加熱を開始する指示が操作入力部107からあったかどうか(加熱開始の操作指示)、または、食品の加熱が開始されたかどうか(食品の加熱が開始)である。また、第1の条件は、音量に関する条件であり、具体的には、図6に示すように、第1の音データの音量が所定の音量以上であるかどうか(音量≧所定音量)、第1の音データの音量の変化量が所定量以上であるかどうか(音量の変化量≧所定量)、である。さらに、第1の条件は、各種センサからの情報による条件であり、具体的には、図6に示すように、食品の温度が所定の温度以上であるかどうか(食品の温度≧所定の温度)、蒸気量が所定の蒸気量以上であるかどうか(蒸気量≧所定蒸気量)、加熱調理器100の前面に人がいないかどうか(加熱調理器の前に人がいない)、である。また、第1の条件は、加熱庫102内部の撮像データによる条件であり、具体的には、図6に示すように、食品の画像である撮像データが、所定の画像データであるかどうか(撮像データが所定の画像)、である。
そして、音出力制御部305は、第1の条件を満たしていると判断した場合(S103:Yes)、加熱部201により加熱されている食品から発せられる音である第1の音データを音出力部108から出力する(S104)。
そして、音出力制御部305は、第2の条件を満たしているかどうかを判断する(S103)。
ここで、第2の条件は、例えば、図6に示すような第2の条件として記載の複数の条件のいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせが用いられる。第2の条件は、具体的には、例えば、図6に示すように、食品の加熱を停止する指示が操作入力部107からあったかどうか(加熱停止の操作指示)、または、食品の加熱が終了したかどうか(食品の加熱が終了)である。また、第2の条件は、音量に関する条件であり、具体的には、図6に示すように、第1の音データの音量が所定の音量より小さいかどうか(音量<所定音量)、第1の音データの音量の変化量が所定量より小さいかどうか(音量の変化量<所定量)、である。さらに、第2の条件は、各種センサからの情報による条件であり、具体的には、図6に示すように、食品の温度が所定の温度より低いかどうか(食品の温度<所定温度)、蒸気量が所定の蒸気量より少ないかどうか(蒸気量<所定蒸気量)、加熱調理器100の前面に人がいるかどうか(加熱調理器の前に人がいる)、である。
そして、音出力制御部305は、第2の条件を満たしていない場合(S105:No)、S104に戻り、第1の音データの音出力部108からの出力を継続する。
そして、S105で、音出力制御部305は、第2の条件を満たしていると判断した場合(S105:Yes)、加熱部201により加熱されている食品から発せられる第1の音データの音出力部108からの出力を停止する(S106)。
そして、S106で、音出力制御部305により第1の音データの音出力部108からの出力が停止されると、制御部205は、加熱制御部207が加熱部201による食品の加熱を実行中か否かにより、食品の加熱が終了したかどうか判断する(S107)。そして、制御部205は、食品の加熱が終了していないと判断した場合(S107:No)、S103の処理に戻る。
そして、S107で、制御部205は、食品の加熱が終了したと判断した場合(S107:Yes)、第1の音取得部301は、加熱庫102の内部の第1の音データの取得を停止し(S108)、処理を終了する。
ここで、第1の音データの出力の開始の条件である第1の条件と、第1の音データの出力の停止の条件である第2の条件とは、具体的には、図6に示す組み合わせである。図6に示す第1の条件と第2の条件との組み合わせに基づき、音出力制御部305は、第1の音データの出力の開始と停止を行うが、これらの組み合わせに限らない。例えば、音出力制御部305は、第1の条件で音量が所定の音量以上かどうかで判断し、第2の条件で食品の温度が所定温度より低いかどうかで判断してもよい。また、音出力制御部305は、第1の条件の中の複数の条件を満たしたときに、第1の音データの出力を開始し、第2の条件の中の複数の条件を満たしたときに、第1の音データの出力を停止してもよい。つまり、音出力制御部305は、図6に示した第1の条件と第2の条件の様々な組み合わせに基づき、第1の音データの出力の開始と停止を行う。
また、音出力制御部305は、第1の音データの音量が、所定の音量をはるかに超える音量となった場合は、加熱制御部207に加熱の停止を指示してもよい。さらに、音出力制御部305は、第1の音データの音の変化量が所定の変化量をはるかに超える変化量となった場合や、食品の温度が所定の温度をはるかに超える温度となった場合や、蒸気量が所定の蒸気量をはるかに超える蒸気量となった場合についても、同様に、加熱制御部207に加熱の停止を指示してもよい。これにより、音量やセンサ情報等の各種の情報に基づき、加熱されている食品の状態が想定以上の状態となったことを判断して加熱調理器100の動作を停止させるので、食品の加熱を適切に終わらせることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく変形可能であり、上記の構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
100 加熱調理器、101 筐体、102 加熱庫、103 扉、104 ハンドル、105 ドアガラス、106 表示部、107 操作入力部、108 音出力部、109 人感センサ、110 第2の音入力部、111 第1の音入力部、112 撮像部、113 あたためスタートキー、114 取り消しキー、200 記憶部、201 加熱部、202 蒸気センサ、203 温度センサ、205 制御部、206 表示制御部、207 加熱制御部、208 音制御部、209 蒸気センサ制御部、210 温度センサ制御部、211 人感センサ制御部、212 撮像制御部、301 第1の音取得部、302 第2の音取得部、303 音生成部、304 音量情報取得部、305 音出力制御部、401 蒸気量情報取得部、402 温度情報取得部、403 人感センサ情報取得部、404 撮像データ取得部

Claims (14)

  1. 食品を加熱するための加熱庫と、
    前記食品を加熱しているときの前記加熱庫の内部の音である第1の音データを取得する第1の音取得部と、
    前記第1の音データを音出力部から出力する音出力制御部と、
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記音出力制御部は、前記加熱調理器が前記食品を加熱する処理を開始したときから、前記食品を加熱する処理が終了するまで、前記第1の音データを継続して出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記音出力制御部は、前記第1の音データの音量が所定の音量以上であるときに、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記音出力制御部は、前記第1の音データの音量が所定の音量以上になったときから、前記食品を加熱する処理が終了するまで、前記第1の音データを継続して出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記音出力制御部は、前記第1の音データの変化量が所定量以上となったときに、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記音出力制御部は、前記第1の音データから、前記加熱庫の加熱部から発生する音である加熱部音データを低減した音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  7. 前記加熱調理器の外部の音である第2の音データを取得する第2の音取得部をさらに備え、
    前記音出力制御部は、前記食品を加熱しているときの前記第2の音データの逆位相の音データを前記音出力部から出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  8. 前記音出力制御部は、前記食品の温度が所定の温度以上のときに、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  9. 前記音出力制御部は、前記加熱調理器で設定された調理の種類に対応する前記所定の温度に基づき、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 前記音出力制御部は、前記加熱庫の蒸気量が所定の蒸気量以上のときに、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  11. 前記音出力制御部は、前記加熱調理器で設定された調理の種類に対応する前記所定の蒸気量に基づき、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。
  12. 前記加熱庫の内部の撮像データを取得する撮像データ取得部をさらに備え、
    前記音出力制御部は、前記撮像データが所定の画像データであるときに、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  13. 前記加熱調理器の前面の人の存在を検知する人感センサをさらに備え、
    前記音出力制御部は、前記人感センサにより前記加熱調理器の前面に人がいないと検知された場合、前記第1の音データを出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  14. 加熱庫で食品を加熱し、
    前記食品を加熱しているときの前記加熱庫の内部の音である第1の音データを取得し、
    前記第1の音データを音出力部から出力すること、
    を特徴とする加熱調理器の制御方法。
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Cited By (3)

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WO2023074551A1 (ja) * 2021-10-27 2023-05-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 マイクロ波加熱装置
WO2023136473A1 (ko) 2022-01-17 2023-07-20 삼성전자 주식회사 가열 조리기

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