JP4259492B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は肉、魚などの調理物を専用で焼くロースター機能を備えた加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器は、調理庫内に調理物を挟むように配設された上下の加熱手段を備え、下の加熱手段を上の加熱手段より小さい加熱出力とし、下からの加熱を補助的な加熱とし、調理物からの落下した油などによる油煙の発生を抑えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−88474号公報
しかしながら、前記従来の構成では、油煙の発生をより一層抑えるために、落下した油を受ける受け皿に水をはった構成とした場合、調理物の下方から加熱する第2の加熱手段の加熱出力が小さく、補助的な加熱であるため、調理物の下側がうまく焼けないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、受け皿に水をはった状態で調理物を加熱しても調理物の上下ともバランスのよい焼き加減とすることができるとともに、調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、本体内に設けられた調理庫と、前記調理庫の前面の入り口に取り付けられた扉と、前記調理庫の入り口と反対側の後部または上部に設けられ前記調理庫内で発生した煙を前記調理庫外へ排気する排気経路と、前記調理庫内の加熱制御をする駆動制御回路とを設け、前記調理庫内には、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せるとともに水を収容し、前記調理庫より出し入れ自在に設けられた受け皿と、前記焼き網に載せられた前記調理物の上方に配した第1の加熱手段と、前記焼き網と前記受け皿の間に配した消費電力が前記第1の加熱手段以上とした第2の加熱手段と、前記調理庫内の温度を測定する庫内温度検知手段とを設け、前記駆動制御回路は、前記庫内温度検知手段が前記調理物から油が滴下しはじめる所定温度になるまでは前記第1と前記第2の加熱手段への通電を最大消費電力となるように行い、前記所定温度になると、前記第2の加熱手段の消費電力を前記第1の加熱手段の消費電力よりも小さく、かつ前記第2の加熱手段自身を前記第2の加熱手段に油が落下しても油煙の発生を抑える温度に下げることができる消費電力とするものである。
これによって、調理物からの油などが落下し始めるまでに調理物の下側をからっと焼き
上げ、油などが落下し始めてからは、第2の加熱手段の消費電力を下げることで、第2の加熱手段自身の温度を下げ、第2の加熱手段に油などが落下しても油煙の発生を抑えることができる。
本発明の加熱調理器は、調理物の上下ともバランスのよい焼き加減とすることができるとともに、調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
第1の発明は、本体内に設けられた調理庫と、前記調理庫の前面の入り口に取り付けられた扉と、前記調理庫の入り口と反対側の後部または上部に設けられ前記調理庫内で発生した煙を前記調理庫外へ排気する排気経路と、前記調理庫内の加熱制御をする駆動制御回路とを設け、前記調理庫内には、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せるとともに水を収容し、前記調理庫より出し入れ自在に設けられた受け皿と、前記焼き網に載せられた前記調理物の上方に配した第1の加熱手段と、前記焼き網と前記受け皿の間に配した消費電力が前記第1の加熱手段以上とした第2の加熱手段と、前記調理庫内の温度を測定する庫内温度検知手段とを設け、前記駆動制御回路は、前記庫内温度検知手段が前記調理物から油が滴下しはじめる所定温度になるまでは前記第1と前記第2の加熱手段への通電を最大消費電力となるように行い、前記所定温度になると、前記第2の加熱手段の消費電力を前記第1の加熱手段の消費電力よりも小さく、かつ前記第2の加熱手段自身を前記第2の加熱手段に油が落下しても油煙の発生を抑える温度に下げることができる消費電力とする加熱調理器とすることにより、調理物からの油などが落下し始めるまでに調理物の下側をからっと焼き上げ、油などが落下し始めてからは、第2の加熱手段の消費電力を下げることで、第2の加熱手段自身の温度を下げ、第2の加熱手段に油などが落下しても油煙の発生を抑えることとなり、調理物の上下ともバランスのよい焼き加減とすることができ、調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
の発明は、特に、第1の発明において、第1の加熱手段の上方の箇所に調理庫と排気経路との接続部を設け、前記接続部分かつ排気経路内に触媒を設け、調理加熱中は、前記第1の加熱手段の通電を最大消費電力となるようにしたことにより、触媒により、機体外へ排出される油煙を低減するとともに第1の加熱手段の通電を最大消費電力とすることで、調理用の第1の加熱手段で、触媒の温度を触媒の効果が出る温度まで上げることができ、触媒専用の加熱手段を構成する必要がなく、コストを低減することができる。
の発明は、本体内に設けられた調理庫と、前記調理庫の前面の入り口に取り付けられた扉と、前記調理庫の入り口と反対側の後部または上部に設けられ前記調理庫内で発生した煙を前記調理庫外へ排気する排気経路と、前記調理庫内の加熱制御をする駆動制御回路とを設け、前記調理庫内には、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せるとともに水を収容し、前記調理庫より出し入れ自在に設けられた受け皿と、前記焼き網に載せられた前記調理物の上方に配した第1の加熱手段と、前記焼き網と前記受け皿の間に配した消費電力が前記第1の加熱手段以上とした第2の加熱手段と、前記調理庫内の温度を測定する庫内温度検知手段と、前記調理庫の底面の温度を検出して受け皿にはった水の有無を検知する底温度検知手段を設け、前記駆動制御回路は、前記庫内温度検知手段が所定温度になるまでは前記第1と前記第2の加熱手段への通電を最大消費電力となるように行い、前記所定温度になると、前記第2の加熱手段の消費電力を前記第1の加熱手段の消費電力よりも小さい消費電力とするとともに、前記底温度検知手段は、センサホルダの上部に設けた凹溝に温度センサーを配し、前記温度センサーを覆って電気絶縁部材を配し、前記電気絶縁部材の上に受熱板を設けた構成とし、前記受熱板を前記調理庫の外底面に接するように配置するとともに、前記凹溝に隣接して取付け穴を設け、前記受熱板の一部を下方に曲げて取付け脚を形成し、前記取付け穴に前記取付け脚を挿入し前記取付け脚の先端を折
り曲げて前記受熱板を前記センサホルダに取り付け固定したことにより、調理中の調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑える受け皿にはった水の有無を検知し、水がない状態では加熱を停止させ、調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
また、底温度検知手段は、センサホルダの上部に温度センサーを配し、この温度センサーを覆って電気絶縁部材を配し、電気絶縁部材の上に受熱板を設けた構成とし、受熱板を調理庫の外底面に接するように配したことにより、調理庫の外底面の熱を受熱板より温度センサーに伝えることができ、より正確に受け皿の水の有無を検知することができる。
また、センサホルダの上部に取付け穴を設け、受熱板を長短がある形状とし、長辺の一部を下方に曲げて取付け脚を形成し、取付け穴に取付け脚を挿入し前記取付け脚の先端を折り曲げて前記受熱板をセンサホルダに取り付け固定したことにより、受熱板および取付け脚からの熱伝導により温度センサーへの受熱を向上でき、精度よく受け皿の水の有無を検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1〜図6は、本発明の実施の形態における加熱調理器として、システムキッチンのキャビネットに組み込んで使用する誘導加熱調理器を、一例として示している。
図1において、被加熱調理器具である鍋などを載置するトッププレート11があり、本体外郭12内のトッププレート11の下には、左右に加熱コイル13、そして中央奥に1口のラジェントヒータ14が置かれている。また、本体の左側で、左加熱コイルの下方にロースター15が置かれ、ロースター15の右側で、右加熱コイルの下方には、左右加熱コイル13とラジェントヒータ14およびロースター15に電流を供給し加熱制御する駆動制御回路16が樹脂製のベースに固定されており、駆動制御回路16の前方には操作入力手段である操作部17が配されている。
そして、本体上面右後方に吸気開口部18aを配し、本体上面左後方に排気開口部18bを設けている。本体上面右後方の吸気開口部18aの下方でかつ駆動制御回路16の後方に、本体内部へ送風する主ファン19を配置しており、この主ファン19はシロッコファンを用いている。
さらに、ロースター15の構成は、図2に示すように、内部表面にSC(セルフクリーニング)塗装(ある温度以上で、油を水と二酸化炭素に分解する効果がある塗装)を施した調理庫20を本体内に設け、調理庫20の前面の入り口に扉21を取り付けている。そして、調理庫20の入り口と反対側の後部または上部に調理庫20内で発生した煙を調理庫外へ排気する排気経路22が接続されており、排気開口部18bの一部から排気するように構成されている。また、調理庫20内には、調理物23を載せる焼き網24と、焼き網24を載せるとともに水を収容し、調理庫20より出し入れ自在に設けられた受け皿25を設けており、またさらに焼き網24に載せられた調理物23の上方には第1の加熱手段26であるシーズヒーターで形成した上ヒーターが配されており、焼き網24と受け皿25の間に第2の加熱手段27であるシーズヒーターで形成した下ヒーターを配し、調理庫20内の温度を測定する庫内温度検知手段28を調理庫後方に設けている。さらに調理庫の後方で第1の加熱手段26である上ヒーターの上方の箇所に調理庫20と排気経路22の接続部を設け、この接続部分に触媒29を配している。そして、受け皿25の下方で、調理庫20の後方の外側に接するように底温度検知手段30を配している。
ここで、前記駆動制御回路16は、庫内温度検知手段28が所定の温度になるまで第1と第2の加熱手段26、27への通電を最大消費電力となるように行い、所定の温度になると、第2の加熱手段27の消費電力を第1の加熱手段26の消費電力よりも小さい消費電力とするように制御するようにしている。
また、底温度検知手段30の構成は、図3、図4に示すように、センサホルダ31の上部に設けられた凹溝に温度センサー32を配し、温度センサー上方で凹溝に配した温度センサー32と温度センサーのリードを含む部分を覆うように厚さ0.3mmの硬質マイカで形成した電気絶縁部材33を配し、電気絶縁部材33の上にアルミで形成された受熱板34を設けた構成としている。また、センサホルダ31の上部に設けられた凹溝に隣接して取付け穴35を設け、受熱板34を長短がある形状とし、長辺の一部を下方に曲げて取付け脚36を形成して、取付け穴35に取付け脚36を挿入し、先端を折り曲げて、センサホルダ31に取付け固定する構成としている。
以上のように構成された加熱調理器について、以下動作、作用を説明する。
図5に示すように、使用者が操作入力手段17により入力した加熱キーを受付け、駆動制御回路16へ信号が入力され、第1および第2の加熱手段26、27へ通電し、同時に庫内温度検知手段28および底温度検知手段30により温度をモニタリングし、各温度検知手段が所定の温度になれば、各加熱手段26、27の通電を駆動制御回路16により制御する。加熱が始まると、底温度検知手段30の受熱板34にロースター庫内の底部から熱が伝導し、電気絶縁部材33を介して温度センサー32へさらに熱伝導し、温度センサー32の温度が上昇する。特に、単に温度センサー32のみで熱を拾うよりは、このように受熱板34により、広範囲の部位から熱を拾い温度センサー32へ伝えることができるので、検知性能を向上することができる。また、取付け穴35に取付け脚36を挿入した構成とすることにより、受熱板34および取付け脚36からの熱伝導により温度センサー32への受熱を向上でき、精度よく受け皿25の水の有無を検知することができる。
ここで、図6、図7に示す時系列グラフを用いて、さらに詳細な動作を説明する。
まず、使用者が受け皿25に水を入れ、焼き網24の上に調理物23をのせる。その後扉21を閉め、使用者が操作入力手段17により加熱キーを押し、操作入力手段17より駆動制御回路16へ信号が入力され、第1および第2の加熱手段26、27へ通電が開始される。ここで、第1の加熱手段26の消費電力は800W、第2の加熱手段27の消費電力は1000Wのシーズヒーターで、通電開始直後は第1、第2の加熱手段26、27とも最大消費電力で駆動制御回路16を通じて通電される。そして、庫内温度検知手段28と底温度検知手段30の温度をモニタリングし、もし、底温度検知手段30が所定温度T1に達した場合は、図7のように、第1、第2の加熱手段26、27とも、受け皿25に水が入っていないを判断し、通電を停止する。これにより、水がない状態では加熱を停止させ、調理物23から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。また、受け皿25に琺瑯が施され、空焼きすると受け皿25は熱膨張により熱変形する。また、空焼きによりロースター庫内、および機器を損傷する恐れがあるため、温度検知により通電停止することで安全性を向上することができる。
なお、本実施の形態ではT1は130℃で設定している。通常、水が受け皿25に入っている場合は約100℃となり、通常は動作せず、異常時に動作するよう、また、動作した時に安全に停止する温度に設定している。底温度検知手段がT1に到達しなければ、庫内温度検知手段28が所定温度T2に達した時点で下ヒーターである第2の加熱手段27の消費電力を駆動制御回路16で通電を4/16通電とし250Wに低下させる。このT
2は本実施の形態では190℃で設定しており、この温度は調理物23から油などが滴下しはじめる庫内温度検知手段28の温度との相関を多くの試験の結果より導きだしたもので、調理物23からの油などが落下し始めるまでに調理物23の下側をからっと焼き上げ、油などが落下し始めてからは、第2の加熱手段27の消費電力を下げることで、第2の加熱手段27自身の温度を下げ、第2の加熱手段27に油などが落下しても油煙の発生を抑えることとなる。そしてさらに、調理の修了前30秒だけ第2の加熱手段27である下ヒーターを再度最大消費電力で加熱する。これにより第2の加熱手段27に油などが落下して、付着した油を蒸発させ、次回使用する際、前回付着した油による油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
また、調理加熱中は、第1の加熱手段26の通電を最大消費電力で行うようにしたことにより、触媒29が効果を発揮する温度約350℃以上に触媒29の温度を上昇させることができ、触媒29により、機体外へ排出される油煙を低減するとともに第1の加熱手段26の通電を最大消費電力とすることで、調理物23の加熱を十分行うことができる。この構成は触媒29が効果を発揮するための温度へ上昇させる触媒専用の加熱手段を構成する必要がなく、コストを低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、庫内温度検知手段28が所定温度になるまで駆動制御回路16を介して第1、第2の加熱手段26、27への通電を最大消費電力となるように行い、所定温度になると、駆動制御回路16を介して第2の加熱手段27の消費電力を第1の加熱手段26の消費電力よりも小さい消費電力とすることにより、調理物23からの油などが落下し始めるまでに調理物23の下側をからっと焼き上げ、油などが落下し始めてからは、第2の加熱手段27の消費電力を下げることで、第2の加熱手段27自身の温度を下げ、第2の加熱手段27に油などが落下しても油煙の発生を抑えることとなり、調理物23の上下ともバランスのよい焼き加減とすることができ、調理物23から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
また、第2の加熱手段27の消費電力を、加熱終了前のある所定時間、駆動制御回路16を介して第2の加熱手段27への通電を最大消費電力とすることにより、第2の加熱手段27に油などが落下して、付着した油を蒸発させ、次回使用する際、前回付着した油による油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
またさらに、第1の加熱手段26の上方で、排気経路22内に触媒29を設け、調理加熱中は、第1の加熱手段26の通電を最大消費電力となるように行うようにしたことにより、触媒29により、機体外へ排出される油煙を低減するとともに第1の加熱手段26の通電を最大消費電力とすることで、調理用の第1の加熱手段26で、触媒29の温度を触媒の効果が出る温度まで上げることができ、触媒専用の加熱手段を構成する必要がなく、コストを低減することができる。
そして、調理庫20の底面の温度を検出する底温度検知手段30を設けることにより、調理中の調理物23から落下した油などによる油煙の発生を抑える受け皿25にはった水の有無を検知し、水がない状態では加熱を停止させ、調理物23から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができる。
さらに、底温度検知手段30は、センサホルダ31の上部に温度センサー32を配し、温度センサー32を覆って電気絶縁部材33を配し、電気絶縁部材33の上にアルミで形成された受熱板34を設けた構成とし、受熱板34を調理庫20の外底面に接するように配した構成とすることにより、調理庫20の外底面の熱を受熱板34より温度センサー32に伝えることができ、より正確に受け皿25の水の有無を検知することができる。
さらにまた、センサホルダ31の上部に取付け穴35を設け、受熱板34を長短がある形状とし、長辺の一部を下方に曲げて取付け脚36を形成し、取付け穴35に取付け脚36を挿入し取り付けた構成とすることにより、受熱板34および取付け脚36からの熱伝導により温度センサー32への受熱を向上でき、精度よく受け皿25の水の有無を検知することができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、調理物の上下ともバランスのよい焼き加減とすることができ、調理物から落下した油などによる油煙の発生を抑え、快適な調理環境を向上することができるので、誘導加熱調理器、電子レンジなどに組み込まれたロースター以外、ロースターあるいはオーブントースター単独などの加熱調理器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における加熱調理器の内部の構成を示す分解斜視図 同加熱調理器のロースター構成を示す断面図 同加熱調理器の底温度検知手段の構成を示す分解斜視図 同加熱調理器の底温度検知手段の構成を示す断面図 同加熱調理器のロースターの加熱制御を示すブロック図 同加熱調理器のロースターの通常動作を示す動作説明図 同加熱調理器のロースターの受け皿に水がないときの動作を示す動作説明図
符号の説明
15 ロースター
16 駆動制御回路
17 操作入力手段(操作部)
20 調理庫
21 扉
22 排気経路
23 調理物
24 焼き網
25 受け皿
26 第1の加熱手段(上ヒーター)
27 第2の加熱手段(下ヒーター)
28 庫内温度検知手段
29 触媒
30 底温度検知手段
31 センサホルダ
32 温度センサー
33 電気絶縁部材
34 受熱板
35 取付け穴
36 取付け脚

Claims (3)

  1. 本体内に設けられた調理庫と、前記調理庫の前面の入り口に取り付けられた扉と、前記調理庫の入り口と反対側の後部または上部に設けられ前記調理庫内で発生した煙を前記調理庫外へ排気する排気経路と、前記調理庫内の加熱制御をする駆動制御回路とを設け、前記調理庫内には、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せるとともに水を収容し、前記調理庫より出し入れ自在に設けられた受け皿と、前記焼き網に載せられた前記調理物の上方に配した第1の加熱手段と、前記焼き網と前記受け皿の間に配した消費電力が前記第1の加熱手段以上とした第2の加熱手段と、前記調理庫内の温度を測定する庫内温度検知手段とを設け、前記駆動制御回路は、前記庫内温度検知手段が前記調理物から油が滴下しはじめる所定温度になるまでは前記第1と前記第2の加熱手段への通電を最大消費電力となるように行い、前記所定温度になると、前記第2の加熱手段の消費電力を前記第1の加熱手段の消費電力よりも小さく、かつ前記第2の加熱手段自身を前記第2の加熱手段に油が落下しても油煙の発生を抑える温度に下げることができる消費電力とする加熱調理器。
  2. 第1の加熱手段の上方の箇所に調理庫と排気経路との接続部を設け、前記接続部分でかつ排気経路内に触媒を設け、調理加熱中は、前記第1の加熱手段の通電を最大消費電力となるようにした請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 本体内に設けられた調理庫と、前記調理庫の前面の入り口に取り付けられた扉と、前記調理庫の入り口と反対側の後部または上部に設けられ前記調理庫内で発生した煙を前記調理庫外へ排気する排気経路と、前記調理庫内の加熱制御をする駆動制御回路とを設け、前記調理庫内には、調理物を載せる焼き網と、前記焼き網を載せるとともに水を収容し、前記調理庫より出し入れ自在に設けられた受け皿と、前記焼き網に載せられた前記調理物の上方に配した第1の加熱手段と、前記焼き網と前記受け皿の間に配した消費電力が前記第1の加熱手段以上とした第2の加熱手段と、前記調理庫内の温度を測定する庫内温度検知手段と、前記調理庫の底面の温度を検出して受け皿にはった水の有無を検知する底温度検知手段とを設け、前記駆動制御回路は、前記庫内温度検知手段が所定温度になるまでは前記第1と前記第2の加熱手段への通電を最大消費電力となるように行い、前記所定温度になると、前記第2の加熱手段の消費電力を前記第1の加熱手段の消費電力よりも小さい消費電力とするとともに、前記底温度検知手段は、センサホルダの上部に設けた凹溝に温度セ
    ンサーを配し、前記温度センサーを覆って電気絶縁部材を配し、前記電気絶縁部材の上に受熱板を設けた構成とし、前記受熱板を前記調理庫の外底面に接するように配置するとともに、前記凹溝に隣接して取付け穴を設け、前記受熱板の一部を下方に曲げて取付け脚を形成し、前記取付け穴に前記取付け脚を挿入し前記取付け脚の先端を折り曲げて前記受熱板を前記センサホルダに取り付け固定した加熱調理器。
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