JP2020165572A - 加熱調理器 - Google Patents

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Makoto Shibuya
誠 澁谷
貞平 匡史
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
幸 裕弘
Yasuhiro Yuki
幸  裕弘
志奇 黄
zhi-qi Huang
志奇 黄
片岡 章
Akira Kataoka
章 片岡
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Abstract

【課題】調理中でもあってもある程度食材が鮮明に撮影され、食品の撮影不良等を極力防止すること。【解決手段】食品12を加熱する加熱手段38と、窓部材25の付いた開口部22を有する加熱室13と、窓部材25を通して加熱室13内を望むカメラ24と、カメラ24と窓部材25の間に防風壁28を設ける構成により、熱に弱いカメラ24を冷却しても窓部材25が過度に冷やされることが無いため、調理中に発生する水蒸気による窓部材25の結露が抑制され、極力鮮明な食品の画像が取得できる。【選択図】図2

Description

本発明は、食品等を加熱調理するための加熱調理器に関する。
加熱室を有する加熱調理器において、被加熱物である食品の状態等を確認できるようにするために、加熱室内を撮像する撮像部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、加熱室に向けてガラス製の窓とマイクロ波遮蔽のためパンチング板を介してカメラを配置しており、撮影した画像をディスプレイに表示させる構成が開示されている。
特表2017−527763号公報
しかしながら、前記従来の特許文献1のような加熱調理器の構成では、加熱手段がヒータであってもマイクロ波であっても食品は加熱を受けると食品中の水分が水蒸気として加熱室内を満たす。
一方、CMOS、CCDなどの半導体を用いたカメラ(撮像部)は熱に強くないため、食品の加熱中(ヒータによるオーブン加熱中は150℃〜300℃に達する)は、冷却ファンなどによる冷却が必要となる。
このとき、従来の構成では、カメラを冷却する冷却風がマイクロ波遮蔽のためのパンチング板の複数の孔から窓側へ回り込み窓も一緒に冷やしてしまう。そのとき、冷やされた窓の温度が加熱室内水蒸気の露点温度を下回ると(例えば100℃以下)、窓表面に結露が生じ、窓に多数の水滴がつき食品の撮影ができなくなると言う課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、窓が過度に冷やされることが無く結露の発生を抑えることで、調理中でもある程度食材が鮮明に撮影され、食品の撮影不良等を極力防止することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、食品を加熱する加熱手段と、前記食品を収納する加熱室と、前記加熱室には透明な窓部材と、前記窓部材を通して前記加熱室内を撮像する撮像部と、前記撮像部を冷却する冷却手段と、前記撮像部と前記窓部材との間に防風壁を設ける構成としたものである。
本発明の加熱調理器は、調理中でもあってもある程度食材が鮮明に撮影され、食品の撮影不良等を極力防止することができる加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器を示す概略構成図 本発明の実施の形態1における加熱調理器の撮像部を含む主要部を示す要部側面断面図 本発明の実施の形態1における各構成要素の関係を示すブロック図 本発明の実施の形態1における防風板が無かった場合に発生する課題を説明する要部側面断面図 本発明の実施の形態1における撮像部を含む主要部の別の構成を示す要部側面断面図 本発明の実施の形態1における撮像部を含む主要部の第2の別の構成を示す要部側面断面図 本発明の実施の形態2における加熱調理器の撮像部を含む主要部を示す要部側面断面図 本発明の実施の形態2における各構成要素の関係を示すブロック図
第1の発明の加熱調理器は、食品を加熱する加熱手段と、前記食品を収納する加熱室と、前記加熱室には透明な窓部材と、前記窓部材を通して前記加熱室内を撮像する撮像部と、前記撮像部を冷却する冷却手段と、前記撮像部と前記窓部材との間に防風壁を設ける構成としたものである。
これによって、熱に弱い撮像部を冷却しても窓部材が過度に冷やされることが無いため、調理中に発生する水蒸気による窓の結露が抑制され、極力鮮明な食品の画像が取得できる。従って例えば、調理開始から終了までの間、鮮明な食品の画像を表示提供することが可能となりしかも、食品の焼色を検出し、食品の焼色終了判定などをする場合には、誤判定などのない信頼性の高い焼色判定のできる加熱調理器を提供することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の加熱調理器において、前記加熱室と前記防風壁との間の空間の温度が所定の温度以上になるように前記冷却手段を制御する構成としたものである。
これによって、加熱室内の設定温度や加熱時間によって予め決められた所定の冷却風量により冷却手段を制御し撮像手段を冷却する。このときの風量は、撮像部を冷却するのに必要な風量以上でかつ窓に結露が発生しない風量以下の範囲に予め制御手段に記憶されており、そのように冷却手段を制御することで、撮像部を冷却しても窓部材が過度に冷やされることが無いため、調理中に発生する水蒸気による窓の結露が抑制され、極力鮮明な食品の画像が取得できる。また、加熱室と前記防風壁との間に温度検出手段を配置して温度を検知しながら冷却手段を制御してもよい。従って例えば、調理開始から終了までの間、鮮明な食品の画像を表示提供することが可能となりしかも、食品の焼色を検出し、食品の焼色終了判定などをする場合には、誤判定などのない信頼性の高い焼色判定のできる加熱調理器を提供することができる。
第3の発明は、特に第2の発明の加熱調理器において、前記加熱室と前記防風壁との間に温度検出手段を配置した構成としたものである。
これによって、例えば温度検出手段が100℃以下または露点温度以下にならないようにファンの風量を制御する構成とすると、結果的に窓の温度は100℃以下または露点温度以下となることが無く、窓に結露は発生しないので、極力鮮明な食品の画像が取得できる。従って例えば、調理開始から終了までの間、鮮明な食品の画像を表示提供することが可能となりしかも、食品の焼色を検出し、食品の焼色終了判定などをする場合には、誤判定などのない信頼性の高い焼色判定のできる加熱調理器を提供することができる。
第4の発明は、特に第3の発明の加熱調理器において、前記加熱室と前記防風壁との間の空間の温度が100℃以上となるように前記冷却手段を制御する構成としたものである。
これによって、結果的に窓の温度は100℃未満となることが無く、窓に結露は発生しにくく、もし発生しても直ちに蒸発するため水滴に成長できないので、極力鮮明な食品の画像が取得できる。従って例えば、調理開始から終了までの間、鮮明な食品の画像を表示提供することが可能となりしかも、食品の焼色を検出し、食品の焼色終了判定などをする場合には、誤判定などのない信頼性の高い焼色判定のできる加熱調理器を提供することができる。
第5の発明は、特に第1〜第4のいずれかの発明の加熱調理器において、前記窓部材の温度を検出する窓温度検出手段を前記窓部材近傍に配置し、前記窓温度検出手段により検出される温度が100℃以上になるように前記冷却手段を制御する構成としたものである。
これによって、窓温度検出手段が100℃以下にならないようにファンの風量を制御する構成とすると、窓に結露は発生せず、もし発生しても直ちに蒸発するため水滴に成長できないので、極力鮮明な食品の画像が取得できる。従って例えば、調理開始から終了までの間、鮮明な食品の画像を表示提供することが可能となりしかも、食品の焼色を検出し、食品の焼色終了判定などをする場合には、誤判定などのない信頼性の高い焼色判定のできる加熱調理器を提供することができる。
以下、本発明の加熱調理器に係る実施の形態1について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の加熱調理器は、以下の実施の形態に記載した加熱調理器の構成に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器を示す概略構成図、図2は本発明の実施の形態1における加熱調理器の撮像部を含む主要部を示す要部側面断面図。図3は、本発明の実施の形態1における加熱調理器の各構成要素の関係を示すブロック図。図4は、本発明の実施の形態1の防風板が無かった場合に発生する課題を説明する要部側面断面図である。
図1に示すように加熱調理器11は、被加熱物である食品12を内部に収納する加熱室13を備え、ヒータやマグネトロンや蒸気発生器といった加熱手段(図示せず)で加熱調理できるようになっている。また、加熱調理器11の前面には、使用者が操作するための操作部(例えばここではタッチパネル14)と液晶表示器15と、音声報知のためのスピーカ16が内蔵されている。
加熱室13は、壁面となる天面17、左側壁面18、背面19、右側壁面20、底面21、ドア(図示せず)から構成された略直方体形状になっている。天面17、左側壁面18、背面19、右側壁面20は例えば、ホウロウ鋼板、ステンレス鋼板、塗装鋼板などの材料により形成され、一例として幅が400mm、奥行きが300mmの加熱室13の寸法になっている。
この加熱室13の天面17と右側壁面20との間には、奥行きの中央部すなわち背面19から150mm手前位置を略中心にした前後にわたって、撮像孔(開口部)22が形成され、その外側には視野Aをもつカメラ(撮像部、図1では図示せず)が配設されている。
照明部23である複数のLED方式の照明23a、23b、23c、23dが、加熱室13の右側壁面20の四箇所に上部に2つ、下部に2つ設置されている。すなわち、右側壁面20の下部前方に照明23aが、下部後方の背面19近傍に照明23bが、右側壁面20の上段後方の背面19近傍に照明23cが、上段前方に照明23dが配置されて、それぞれが壁面の外面側に設けられたLEDから加熱室13内に光を照射できるようになっている。下段の照明23a、23bは主にオーブン皿が下段に置かれたときの調理に対応し、上段の照明23c、23dは主にオーブン皿が上段に置かれたときの調理に対応している。なお、照明23a、23b、23c、23dはLEDではなく蛍光ランプなど他の方式の照明であってもよい。
次に、カメラ24の近傍の構成について図2を用いて説明する。加熱室13の右側壁面20の撮像孔22にはガラス製の窓部材(透明な窓部材)25が固定されており、カメラ(撮像部)24は、撮像孔22よりも加熱室13から離れる方向にずれた位置にて加熱室13に固定されており、窓部材25を通して加熱室13内を撮影できるようになっている。そしてカメラ24は、カメラ24の視野Aが食品12を主体に収めるように、カメラ24の撮像中心方向が水平方向に対して約30度程度下向きに設定されている。この角度は、カメラ24の画角に応じて0〜約50度程度の下向きであればよい。
また、カメラ24の下方には、カメラ24を冷却風Bにより冷却するための冷却ファン26が配置されている。カメラ24と窓部材25の間には例えば鋼板製の防風壁28を備え、冷却ファン26の冷却風が窓部材25に当たらないようにしている。防風壁28にはカメラ24のレンズ先端部分が貫通する孔28aが穿たれており、カメラ24のレンズと防風壁28の隙間は極力小さくなるよう設計する。また、防風壁28と窓部材25に挟まれた空間の温度を測るための温度検出手段(サーミスタ、熱電対など)29を備えている。
次に、図3に示すように、加熱調理器11の制御手段31は、CPU、メモリ、入出力インターフェース等を有するマイクロコンピュータ(図示せず)を用いて構成され、その内部に加熱制御手段32、撮像制御手段33、照明制御手段34、冷却制御手段35、記憶手段36、比較判定手段37、を有している。撮像制御手段33は、カメラ24に接続され、オンオフ及び撮像指示信号を送り制御する。
カメラ24が撮像した画像は、カメラ24に接続された記憶手段36内に一定期間または製品廃棄時まで記憶される。照明制御手段34は、決められた照明パターン、決められた照度でLEDを点灯・消灯させる。加熱制御手段32は、加熱源の一つである、加熱室13の天面や床面などに設置されたヒータ38を通電制御して加熱室13の温度を制御し、食品12の調理を進める。冷却制御手段35は、温度検出手段29から受ける信号を元に冷却ファン26の動作や回転速度を制御する。
また、制御手段31は、タッチパネル14、液晶表示器15、スピーカ16とも接続されている。使用者が調理をするときには、液晶表示器15に表示された内容を見ながら、また、スピーカ16から発せられる音声を聞きながら、タッチパネル14を操作し調理内容を設定する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
図1、図2および図3に示すように、食品12を加熱する際は、使用者によって、加熱室13内部に例えば食器39に乗せられた食品12が入れられ、液晶表示器15に表示されるメニューやスピーカ16から発せられる音声の指示にしたがって、タッチパネル14
を操作し、ヒータ38など(マグネトロンや蒸気発生器といった加熱源の併用もある)の加熱手段により調理が開始されるものである。
その際、加熱室13内においては、照明23a〜23dを用いて加熱室内を照らすことで、カメラ24による視認性を確保できる照度を得ることが可能になっているので、4個の照明23a〜23dを、照明制御手段34がすべてオンする(上段で調理する場合は上部2個の照明23c、23dの照明をオンにする)。そして、カメラ24に撮像された食品12の初期の画像は制御手段31の記憶手段36の記憶Cとして記憶され制御手段31内で処理される。
調理進行とともに撮影は続けられ、記憶Dとして記録されるが一定時間おき、例えば1分おきに記憶Dの画像は最新画像に更新される。そしてこの記憶Cと記憶Dは比較判定手段37により処理される。その処理は、例えば記憶Cと記憶Dの差分を取るもので、その差分の明度差が所定の値を超えた時点で調理終了と判定し、加熱制御手段32はヒータ38の通電を止め、液晶表示器15に「調理終了」と表示させ同時にスピーカ16から終了を音声報知することで自動的に調理を終了する。
次に、カメラ24の冷却風の流れについて図2を用いて説明する。カメラ24は半導体素子であるCMOS撮像素子を用いたものを使い、素子の上には集光及び結像のためレンズが配置されている。カメラ24は、例えば150〜300℃に加熱制御されるオーブン調理を行う加熱室13に望んで配置されるため、レンズは耐熱性の高いガラスレンズのものが適している。
一方、CMOS撮像素子は耐熱性が高くは無く、一般的には40〜50℃しかないため、冷却ファン26を加熱調理器11の下部に配置し、外郭27外のより温度の低い下方から外気を吸引し、CMOS撮像素子を含むカメラ24の回路基板を冷却し(図中矢印B)、加熱調理器11後方上部の排気口(図示せず)から外郭27の外へ排気される。このとき、カメラ24のレンズ部分には防風壁28が配置されており、かつカメラ24レンズと防風壁28の隙間もごく小さいため、窓部材25には冷却風が当たらない。
調理が始まり、加熱室13および食品12の温度が上がると水蒸気が発生し、加熱室13内に水蒸気が充満する。このとき100℃以下(露点以下)の部分があると水蒸気が凝集して水滴になる。
このとき仮に図4のように、窓部材25がカメラ24とともに冷却風Bにより冷やされたとすると、カメラ24を40〜50℃にするための冷却風により、窓部材25もそれに近い温度まで冷やされてしまい、容易に窓部材25が100℃(露点)を下回る温度になる。
その結果、加熱室13内の水蒸気は窓部材25表面に水滴40となって付着し、カメラ24の視界を妨げ、最終的に加熱室13内の食品12がカメラ24によって撮影しにくくなる。すると、記憶C(初期の鮮明な食材画像)と記憶D(水滴にさえぎられた画像)の差分に意味が無くなり、調理の終了判定そのものが困難となる。
しかしながら、本発明の図2の構成においては、カメラ24の回路基板を50℃以下まで冷却風で冷却しつつも、防風壁28により窓部材25に冷却風が当たらないため、窓部材25が過度に冷やされることが無く結露や水滴の付着が抑制される。
ここで冷却制御手段35は、温度検出手段29から受ける信号を元に冷却ファン26の動作や回転速度を制御し、温度検出手段29で検出される温度が100℃以上の所定の温
度以上となるように制御する。
また万一小さな水滴が付着しても、100℃(露点)以上であるため直ちに蒸発し水滴にまで成長しない。その結果、調理開始から調理終了まで鮮明な食材画像検出が可能になり、誤判定などのない信頼性の高い調理終了判定(食品の焼色判定、明度判定など)のできる加熱調理器を提供することができる。
なお、図5に示すように、カメラ24と防風壁28の隙間に弾性素材41(スポンジなど)を配置し隙間を埋めることでさらに効果が向上する。
なお、図6のように、防風壁28と窓部材25に挟まれた空間の温度を図5の温度検出手段29で測る代わりに、または温度検出手段29に加えて、窓温度検出手段(サーミスタ、熱電対など)42を窓部材25の近傍に配置してもよい。
同様に冷却制御手段35は、窓温度検出手段42から受ける信号を元に冷却ファン26の動作や回転速度を制御し、窓温度検出手段42で検出される温度が100℃以上の所定の温度以上となるように制御する。
(実施の形態2)
本発明に係る実施の形態2の加熱調理器について図7、および図8を用いて説明する。図7は実施の形態2におけるにおける撮像部を含む主要部を示す要部側面断面図。図8は、本発明の実施の形態2における加熱調理器の各構成要素の関係を示すブロック図である。実施の形態1と同様の動作・作用をする構成には同一番号を付し説明は省略する。
実施の形態2の加熱調理器において、前述の実施の形態1の加熱調理器と大きく異なる点は、図7に示すとおり、窓部材25の周囲だけを略箱状の防風壁43で覆う構成としたことと、図8に示すとおり、防風壁43と窓部材25に挟まれた空間の温度を測るための温度検出手段(サーミスタ、熱電対など)を備えていないことである。
そのため、加熱調理器11のカメラ24を冷却する冷却ファン26は、冷却制御手段35で予め決められた窓部材25が結露しない所定の風量で動作する。または冷却制御手段35内に収められているプログラムにより動作する。プログラムで動作する場合は、例えば、水分の少ない食品を高温度焼く調理などの時には、発生する水蒸気量が少なく、かつカメラ24の周囲の温度が高めになるため、冷却ファン26の風量を高く設定し動作させ、逆に水分が多く比較的低温で調理するものの場合は冷却ファン26の風量を低く設定し動作させるなどの設定を調理品目ごとにプログラムを作っておく。
そうすることによって、適切にカメラ24を冷却しつつも窓部材25が過度に冷やされることが無く、結露や水滴の付着が抑制される。その結果、調理開始から調理終了まで鮮明な食材画像検出が可能になり、誤判定などのない信頼性の高い調理終了判定(焼色判定、明度判定)のできる加熱調理器を提供することができる。
なお、防風壁28は鋼板に限られるものではなく、SUS、アルミの板でもよい。また、300℃近くになる加熱室13の空気に直接さらされるわけではないので、樹脂の板でも構成可能である。またカメラ24への熱の影響を抑えるため、断熱性の素材(グラスウールなど)で構成しても良い。
なお、防風壁28,43と表記したが、板形状に限られるものではない。防風壁28,43は熱伝導性の低い素材で構成すればよく、冷却手段26で冷却するための空間と、加熱室13と防風壁28,43との間の空間とを極力断熱できる素材で構成すればよく、熱
伝導性の低い素材による塊で窓部材25を覆っても良い。
また、カメラ24を右側壁面20に配置した構成を用いたが、左側壁面18や天面17に配置する構成にしても良く、食品12を撮像するために最適な位置を選択して配置すれば良い。
なお、加熱室13のLED照明は、4つに限定されるものではなく、撮像部24が画像を得るために充分な照度が得られるなら1つでもいいし、均一な照度を得るために4つ以上設置してもよい。
本発明は、食品を加熱して調理する加熱調理器であれば(例えばグリルや、ガスオーブンなど)適用可能である。 また、食品以外でも、被加熱物を加熱室に収容して加熱する機器、例えば水分を含んだものの乾燥機器にも適用可能である。
11 加熱調理器
12 食品(被加熱物)
13 加熱室
22 撮像孔(開口部)
24 カメラ(撮像部)
25 窓部材
26 冷却ファン(冷却手段)
28 防風壁
29 温度検出手段
31 制御手段
35 冷却制御手段
38 ヒータ(加熱手段)
42 窓温度検出手段
43 防風壁(略箱状)

Claims (5)

  1. 食品を加熱する加熱手段と、
    前記食品を収納する加熱室と、
    前記加熱室には透明な窓部材と、
    前記窓部材を通して前記加熱室内を撮像する撮像部と、
    前記撮像部を冷却する冷却手段と、
    前記撮像部と前記窓部材との間に防風壁を設ける構成とした加熱調理器。
  2. 前記加熱室と前記防風壁との間の空間の温度が所定の温度以上になるように前記冷却手段を制御する構成とした請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱室と前記防風壁との間に温度検出手段を配置した請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱室と前記防風壁との間の空間の温度が100℃以上となるように前記冷却手段を制御する構成とした請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記窓部材の温度を検出する窓温度検出手段を前記窓部材近傍に配置し、前記窓温度検出手段により検出される温度が100℃以上になるように前記冷却手段を制御する構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022259603A1 (ja) * 2021-06-07 2022-12-15 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 加熱調理器

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