JP2023104246A - 開閉装置 - Google Patents

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邦治 高井
Kuniharu Takai
利幸 大橋
Toshiyuki Ohashi
諒平 小林
Ryohei Kobayashi
保 岩田
Tamotsu Iwata
秀正 岡田
Hidemasa Okada
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Abstract

【課題】シャッターカーテンの開閉速度を高速化しても音鳴り、振動の発生及び傷発生等の抑制を可能とする開閉装置を提供する。【解決手段】開口部を開閉する開閉体と、開閉体を積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、開口部に設けられ、開閉体が開口部を開閉するときに開閉体の移動を案内するガイドレールとを備えた開閉装置であって、開閉体を前記巻取りシャフトに巻き取るときに生じる音を低減させる音低減手段を備えた構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、開閉装置に関し、特に、開閉体の開閉動作時における静音化を可能とした開閉装置に関する。
従来、開閉装置の一つとして、スラットと呼ばれる長尺な金属板を複数連結したシャッターカーテンを開閉体とするシャッター装置が知られている(特許文献1)。
特開2017-115511号公報
しかしながら、シャッターカーテンは、開閉速度を高速化するほど音鳴り、振動、傷が発生し易い。発生する部位としては、主に、スラットと巻取シャフトとの干渉、巻き取り時のスラット同士の干渉、スラットのきしみ音(たわみ音)等のシャッターの開閉時における部品同士の干渉であるが、高速で開閉するほど発生頻度及び程度が高くなる。
そこで本発明は、上記課題を解決するため、シャッターカーテンの開閉速度を高速化しても音鳴り、振動の発生及び傷発生等の抑制を可能とする開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための開閉装置の構成として、開口部を開閉する開閉体と、開閉体を積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、開口部に設けられ、開閉体が開口部を開閉するときに開閉体の移動を案内するガイドレールとを備えた開閉装置であって、開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときに生じる音を低減させる音低減手段を備えた構成とした。
本構成によれば、シャッターカーテンの開閉速度を高速化しても音鳴り、振動の発生及び傷発生等を抑制することができる。
また、開閉装置の他の構成として、音低減手段として機能するシート状、又は帯状の緩衝体を備え、緩衝体を開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときに、開閉体の間に積層状態で介在するように設けたり、開閉体が開口部を開閉するときに、該開閉体とガイドレールとの間に設けるようにしても良い。
また、開閉装置の他の構成として、音低減手段として機能するローラーシャフトを備え、ローラーシャフトを、開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときの開閉体の移動経路上に設けられ、ガイドレールに沿って移動する開閉体の延長上に該ローラーシャフトの外周面が位置するように設けても良い。さらに、ローラーシャフトは、巻取りシャフトによる開閉体の巻取り時に、巻取りシャフトの回転方向と逆向きに回転するように構成すると良い。
また、開閉装置の他の構成として、音低減手段として機能する巻取りガイドを備え、巻取りガイドを、円錐面を有し、該円錐面を互いに対向させて巻取り軸の両端部に設けるようにしたり、スラットに、巻取り軸の円錐面の傾斜に沿って傾斜するガイド片を備えるようにしても良い。
本実施形態に係る開閉装置の平面図である。 シャッターカーテン及び巻取り機構の縦断面図である。 緩衝体の他の形態を示す図である。 緩衝体の他の形態を示す図である。 緩衝体の他の設置形態を示す概略図である。 シャッター装置の静音化に関する他の構成を示す図である。 シャッターカーテンの他の巻き取り形態を示す図である。 シャッター装置の他の形態を示す図である。 緩衝体の他の設置形態を示す概略図である。 巻取りシャフトの端部におけるガイド部材と巻取りシャフトの関係を示す図である。 巻取りガイドの作用を示す図である。 巻取りガイドの他の形態を示す図である。 シャッター装置の他の形態を示す概略図である。 シャッター装置の他の形態を示す概略図である。 ガイド片の他の形態を示す図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る開閉装置の平面図、図2は、シャッターカーテン及び巻取り機構の縦断面の模式図である。
図1に示すように、開閉装置としてのシャッター装置10は、構造物躯体11に形成された開口部12に設置される。構造物躯体11とは、例えば住宅やビル、倉庫、工場等の構造物の内外を仕切る外壁や、構造物の内部において内部空間を仕切る内壁等である。開口部12は、構造物躯体11に開設され、内外を連通する空間として形成される。
シャッター装置10は、概略、開口部12の幅方向の両側に互いに離間して立設されるガイドレール20;20と、ガイドレール20;20の長手方向に沿って移動し、開口部12を開放又は閉鎖する開閉体としてのシャッターカーテン30と、開口部12及びガイドレール20;20の上方に設けられるシャッターケース14と、シャッターケース14の内部に設けられ、シャッターカーテン30を巻き取る巻取りシャフト51と、シャッターカーテン30の開閉時の音の発生を低減させる音低減手段として作用する緩衝体40とを備える。
なお、本明細書において幅方向とは、シャッターカーテン30の開閉(上下)方向と直交する方向(左右方向)を示し、「奥行方向」とは、シャッターカーテン30の厚み(前後)方向を意味する。また、「巻取り方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20;20に沿って上昇し、開口部12が開放する方向を示し、「繰出し方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20;20に沿って降下し、開口部12が閉鎖する方向を示すものとする。
図1に示すように、ガイドレール20;20は、構造物躯体11に対して長手方向が垂直となるように、一部が構造物躯体11に埋設された状態で立設される。ガイドレール20;20は、横断面略コ字状の内部構造を有する中空状の部材である。ガイドレール20;20同士は、コ字状の開口が互いに向き合うように配設され、シャッターカーテン30の幅方向両端部が挿入される。これにより、シャッターカーテン30の幅方向端部は、ガイドレール20;20によって開閉方向(上下方向)に案内される。
図2に示すように、シャッターカーテン30は、複数のスラット31により構成される。各スラット31は、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等の金属からなり、開口部12の幅方向に沿って延在する板状の部材である。各スラット31における巻取り方向の端部(上端部)と繰出し方向の端部(下端部)には、それぞれ湾曲形状のカール部32;33を有するように形成される。
カール部32は、巻取り機構50を構成する円筒状の巻取りシャフト51の径方向内側に向けて湾曲し、巻取り方向に隣接するスラット31に形成されたカール部33と係合する。カール部33は、巻取りシャフト51の径方向内側に湾曲し、繰出し方向に隣接するスラット31に形成されたカール部32と係合する。これにより、互いに隣接するスラット31同士は、それぞれのカール部32;33同士が係合することにより回転自在に連結される。
図2に示すように、シャッターカーテン30の繰出し方向の端部には、座板35が係合される。座板35は、シャッターカーテン30の幅方向に沿って延在する断面視矩形状の板体であって、開口部12が全閉された状態において、床面や地面と接地する部分である。座板35は、例えば、図1に示すように、スラット31の幅方向寸法よりも短く、ガイドレール20;20間の寸法よりも僅かに短く設定され、その両端部がガイドレール20;20の内に飲み込まれることのない寸法として示してあるがこれに限定されない。
シャッターカーテン30を巻取り方向又は繰り出し方向に動作させる巻取り機構50について概説する。図1、図2に示すように、巻取り機構50は、シャッターケース14内に設置され、シャッターカーテン30を巻き取り、又は繰り出すための機構である。巻取り機構50は、例えば、シャッターケース14の一部を構成する左右のブラケット15;15と、左右のブラケット15;15間に架設される巻取りシャフト51と、巻取りシャフト51を巻取り方向又は繰出し方向に回転させるための図外のモーターとを備える。
なお、巻取り機構50は、モーターを有する電動式の巻取り機構50を例示したが、例えば巻取りシャフト51の軸周りに介挿されるコイルばね等の付勢手段を用いた手動式の巻取り機構としても良い。
巻取りシャフト51は、ガイドレール20;20の幅方向に延在する軸体であって、両端部にブラケット15;15に設けられた軸受け16によって回転可能に支持される軸首51Aと、軸首51Aと同軸に設けられ、シャッターカーテン30を外周に巻き取る筒状の巻胴51Bとを備える。
一端側のブラケット15から突出する軸首51Aには、図外のモーターの回転力が入力される図外の伝達機構が設けられ、モーターの回転力が巻取りシャフト51に伝達可能とされる。
シャッターカーテン30は、巻胴51Bの円周面上に設けられた吊元部材58により巻取りシャフト51と連結される。吊元部材58は、金属製の板体であって、例えば、巻胴51Bの円周面の曲率と対応する湾曲形状に形成される。吊元部材58は、例えば、巻胴51Bの円周面に開設された締結孔を介して、ボルトナット等の締結手段により巻胴51Bに締結され、一体化される。吊元部材58の繰り出し方向の端部には、カール状の連結部58Aが形成される。連結部58Aは、シャッターカーテン30を構成する複数のスラット31のうち、最も巻取り方向側に位置するスラット31のカール部32と係合する。
図2に示すように、緩衝体40は、シャッターカーテン30の後面側に設けられる。緩衝体40は、例えば、シート状に、形成された部材である。なお、シート状とは、例えば、均一の厚みで形成された肉厚の薄いもの、或いは、網目状のメッシュやフィルム等の形態が挙げられる。また、緩衝体40の形態は、シート状に限定されるものではない。
図2(a)に示すように、緩衝体40は、巻取りシャフト51の外周にシャッターカーテン30を巻き取るときに、積層状態とされるシャッターカーテン30の間に介在し、巻き取りや繰り出しを阻害しない、シャッターカーテン30の変形に追従可能な柔軟性を有するものが良い。また、緩衝体40には、例えば、傷などに対して耐傷性に優れた特性を有する素材が好ましく、より好ましくは、耐傷性に加え、耐候性や耐久性等も持ち合わせた素材を利用すると良い。
緩衝体40は、例えば、図1に示すように、シャッターカーテン30を平面視したときの形状に倣うように矩形状とされる。緩衝体40の大きさは、例えば、対向する2辺の長さがシャッターカーテン30の幅方向寸法、他の対向する2辺の長さがシャッターカーテン30の繰り出し方向の長さ寸法に対応させて設定される。
例えば、緩衝体40の幅方向寸法は、緩衝体40がシャッターカーテン30とともにガイドレール20;20に飲み込まれる寸法、また、音低減手段40の繰り出し方向の長さ寸法は、吊元部材58から座板35に至るシャッターカーテン30の長さ寸法を設定することができる。
緩衝体40の幅方向寸法をシャッターカーテン30とともにガイドレール20;20に飲み込まれる寸法とすることにより、シャッターカーテン30とガイドレール20;20の直接的な接触を避けることができ、シャッターカーテン30が開閉動作するときの音の発生を抑制可能とされる。
また、緩衝体40の繰り出し方向の長さ寸法を吊元部材58から座板35に至るシャッターカーテン30の長さ寸法とすることにより、シャッターカーテン30の巻取り時や、繰り出し時のスラット31同士の接触を避けることができ、開閉動作するときの音の発生を抑制することができる。
緩衝体40は、例えば、幅方向寸法を有する一辺側が巻取りシャフト51の巻胴51Bに、他辺側が座板35や座板35に係合するスラット31等に接着剤やボルト・ナット等の図外の固定手段により、固定すると良い。
以下、上記構成からなるシャッター装置の動作について説明する。
図2(b)に示すように、シャッターカーテン30が開口部12を閉鎖した状態(全閉状態)から巻取りシャフト51が巻取り方向に回転すると、シャッターカーテン30とともに緩衝体40が徐々に巻胴51Bの外周に沿って巻き取られながら開口部12を開放する。そして、図2(a)に示すように、巻取りシャフト51による巻取り方向への回転が継続し、巻胴51Bの外周において2周目以降に巻き取られるシャッターカーテン30は、1周目の回転において緩衝体40とともに巻き取られたシャッターカーテン30上に緩衝体40を介在させながら巻き取られ、開口部12の全域が開放(全開状態)される。
また、図2(a)に示すように、シャッターカーテン30が開口部12を開放した状態(全開状態)から巻取りシャフト51が繰出し方向に回転すると、巻胴51Bの外周に積層された緩衝体40がシャッターカーテン30とともに順次繰り出される。そして、図2(b)に示すように、巻取りシャフト51の繰出し方向への回転が継続し、開口部12の全域がシャッターカーテン30により閉鎖(全閉状態)されるとともに、音低減手段40がシャッターカーテン30の後面側に配置される。
このように緩衝体40をシャッター装置に設けることにより、シャッターカーテン30を巻き取り、繰り出すときのスラット31同士の直接的な接触や、シャッターカーテン30を巻き取り、繰り出すときのシャッターカーテン30(スラット31)とガイドレール20;20との直接的な接触、シャッターカーテン30を巻き取り、繰り出すときのシャッターカーテン30(スラット31)と巻胴51Bの直接的な接触等を回避し、シャッターカーテン30の開閉動作時の音の発生を抑制し、静音化することができる。その結果として、シャッターカーテン30の巻き取りや繰り出す速度を速くしても静音状態を維持したまま開閉させることができるので、シャッターカーテン30の開閉速度を速く設定することができる。
また、本実施形態1によれば、緩衝体40をシャッターカーテン30に直接的に取り付けたことにより、シャッターカーテン30の開閉に伴って緩衝体40を自動的に配置、収容することができ、緩衝体40を巻き取り、繰り出しするための機構を不要とすることができる。
[実施形態2]
図3,図4は、緩衝体40の他の実施形態を示す図である。上記実施形態では、シャッターカーテン30の全域を覆うように、緩衝体40を矩形の1枚のシート状として説明したが、これに限定されない。
例えば、図3に示すように、緩衝体40を一方長尺の帯状とし、長手方向を開閉方向に延長させて、シャッターカーテン30の幅方向の複数箇所に部分的に設けるようにしても良い。
この場合、緩衝体40は、吊元部材58(図2参照)から座板35に至る長さとし、幅方向の複数箇所に設けると良い。例えば、緩衝体40が幅方向において設けられる位置は、シャッターカーテン30が巻取りシャフト51に巻き取られるシャッターカーテン30の両端に対応する位置や、ガイドレール20;20に取り込まれる位置等を少なくとも含むようにすると良い。また、スラット31の撓み等を考慮して巻取りシャフト51の巻胴51Bの端部間の複数箇所に設ければ良い。
緩衝体40を帯状とするときの幅は、適宜設定すれば良い。また、幅方向の複数箇所のすべてにおいて同じ幅のものを用いる必要はなく、シャッターカーテン30に対して設ける位置に応じて適宜変更しても良い。
また、緩衝体40が開閉方向に延長する長さは、音低減手段40の繰り出し方向の長さ寸法を吊元部材58から座板35に至るシャッターカーテン30の長さ寸法に限定されず、音低減手段40の繰り出し方向の長さ寸法を吊元部材58から座板35に至る範囲を複数の断続的に設けるようにしたり、図4に示すように、幅方向及び開閉方向に、例えば千鳥状に分布させても良い。
なお、緩衝体40は、上述のように保護性能を有する素材に代えて、例えば、防音、防振性能を有する素材や、防炎、遮熱、断熱等の性能を有する素材で構成しても良く、又は、これらの素材を例えば積層する等して組み合わせ、一枚のシート状或いはベルト状としてもよい。
また、上記実施形態では、緩衝体40をシャッターカーテン30の後面側に設けるものとして説明したが、これに限定されず、シャッターカーテン30の前面側に設けるようにしても良く、シャッターカーテン30の前面側及び後面側の両方に設けるようにしても良い。
緩衝体40を前面側や後面側を設ける場合、前面側に設けられる緩衝体40と、後面側に設けられる緩衝体40とは、異なる素材で構成されたものであっても良い。また、前面側の緩衝体40をシート状、後面側の緩衝体40を帯状としても良い。これらの選択は、シャッターカーテン30の幅や用途等に応じて、適宜選択すれば良い。
[実施形態3]
図5は、緩衝体40の他の設置形態を示す概略図である。
上記実施形態1,2では、シート状、或いは帯状の緩衝体40を、シャッターカーテン30に直接的に取り付けるものとして説明したがこれに限定されない。例えば、図5に示すように、シャッターケース14内において緩衝体40をシャッターカーテン30と別体として設けるようにしても良い。なお、以下の説明では、音低減手段40は、矩形のシート状に形成されているものとして説明する。
この場合、図5に示すように、例えば、シャッターケース14内の角部近傍のデッドスペースに緩衝体40を巻き取るための巻取り軸82が設けられる。巻取り軸82は、回転軸が巻取りシャフト51の回転軸と平行となるように配置され、シャッターケース14に設けられる図外の支持手段により回転自在に支持されるとともに、該巻取り軸82に緩衝体40を巻き取る方向に付勢する図外の巻取りばね等の付勢手段により付勢される。
緩衝体40は、例えば、予め巻取り軸82に巻き取られた状態とされ、巻取りシャフト51の回転方向に応じて、巻き取り軸82から繰り出し、巻き取りがなされるように一辺側(以下、引き出し端という)が取り付けられる。具体的には、緩衝体40は、巻取りシャフト51がシャッターカーテン30を巻き取るときには巻き取り軸82から引き出され、巻取りシャフト51がシャッターカーテン30を繰り出すときには巻き取り軸82に巻き取られるように構成されていれば良い。
緩衝体40の引き出し端は、例えば、巻取りシャフト51に取り付けることができる。なお、引き出し端が取り付けられる位置は、巻取りシャフト51に限定されず、吊元部材58と係合するスラット31等に取り付けても良い。好ましくは、巻取りシャフト51において吊元部材58とスラット31とが係合する部分に重なるように巻取りシャフト51に取り付けることにより、スラット31と巻取りシャフト51との接触を完全に防ぐことができる。
以下、実施形態3に係るシャッター装置の動作について説明する。
シャッターカーテン30が開口部を閉鎖した状態から、開口部を開放する場合、シャッターカーテン30を巻取り軸82に巻き取ることで、緩衝体40が巻取り軸82から引き出される。これにより、巻取りシャフト51の外周において、一層目として巻き取られるシャッターカーテン30と巻取りシャフト51の外周面との間や、2層目以降に巻き取られるシャッターカーテン30の間に緩衝体40が配置されることになる。このとき、緩衝体40は、引き出し方向と逆向きの巻取りばねの付勢力によってたるむことなく巻取り軸82から引き出される。
また、開口部が開放された状態から、シャッターカーテン30によって開口部を閉鎖する場合、シャッターカーテン30を繰り出すことで、緩衝体40が巻取りばねの付勢力によって巻取り軸82へと巻き取られる。これにより、巻取りシャフト51の外周において、2層目以降に巻き取られたシャッターカーテン30の間に介在した緩衝体40が徐々に巻取り軸82に巻き取られ、最終的には、一層目として巻き取られたシャッターカーテン30と巻取りシャフト51との間の緩衝体40巻取り軸82に巻き取られる。
実施形態3で説明したように、シャッターケース14内に緩衝体40を配置することにより、シャッターカーテン30の開閉動作において緩衝体40を露出させることなく、シャッターカーテン30の開閉時に伴なう音の発生を低減させることができる。なお、このように緩衝体40をシャッターカーテン30とは別体として設ける場合、緩衝体40を構成する部材を、シャッターカーテン30を案内するガイドレール20;20のガイド面に貼り付けると良い。これにより、シャッターカーテン30とガイドレール20;20との直接的な接触を回避することができ、シャッターカーテン30の開閉に伴なう音の発生をさらに抑制することができる。
なお、緩衝体40を巻き取り、繰り出す巻取り軸82が設けられる位置は、図5に示す位置に限定されず、シャッターケース14内のいずれかのスペースを利用して配置すれば良い。
以上実施形態1~3で説明したように、緩衝体40を簡単に設けることができるので、既存のシャッター装置を静音化させることができ、容易に開閉速度を向上させることができる。
[実施形態4]
図6は、シャッター装置の静音化に関する他の構成を示す図である。上記実施形態1~3では、緩衝体40を用いることで、シャッター装置の開閉時の音の発生を抑制するものとして説明したが、これに限定されない。実施形態1~3に示すように、巻取りシャフト51により直接的にシャッターカーテン30を巻き取り、繰り出す場合、巻取りシャフト51に巻き取られたシャッターカーテン30は、巻き取り、繰り出しに伴なったその巻き取られる位置が変化する。このため、ガイドレール20;20に対するシャッターカーテン30の位置が前後に振れて音を発生させる要因となっている。また、このシャッターカーテン30の前後の振れは、巻取りシャフト51に巻き取られる、或いは繰り出されるシャッターカーテン30のスラット31同士の擦れを引きおこし、音を発生させる要因の一つとなっている。図6に示すシャッター装置は、緩衝体40を設けることなく、これらの音の発生の低減を可能とされる。
図6に示すように、実施形態4に係るシャッター装置は、巻き取り機構50としてシャッターカーテン30を巻き取る巻取りシャフト51の前段に、シャッターカーテン30を案内するためのローラーシャフト90を設け、ローラーシャフト90を介して巻取りシャフト51に巻き取られるように構成される。
ローラーシャフト90は、例えば、モーターの回転により回転方向や回転速度が制御され、巻取りシャフト51は、巻取りばねによりシャッターカーテン30を巻取り方向により常時付勢されるように構成すると良い。
ローラーシャフト90は、シャッターケース14内において回転可能に設けられ、回転中心軸が巻取りシャフト51の回転中心軸と平行に設けられる。ローラーシャフト90は、外周面が円筒面として形成された円筒体、若しくは円筒状の軸体により構成される。ローラーシャフト90は、例えば、外径が巻取りシャフト51の外径よりも大きく設定される。
図6に示すように、ローラーシャフト90は、シャッターカーテン30が開閉するときに、例えば、シャッターカーテン30がガイドレール20のガイド面22;22に沿って移動するように、外周面の位置がガイドレール20の位置に対応して設けられると良い。より好ましくは、シャッターカーテン30がガイドレール20のガイド面22;22の中央をガイド面22;22に沿って移動するように、シャッターケース14内に設けられると良い。
このように、巻取りシャフト51によるシャッターカーテン30の巻き取り時に、巻き取り径の変動しないローラーシャフト90を前段に設けたことにより、シャッターカーテン30の開閉時においてスラット31の前後方向の揺れを大幅に抑制することができ、ガイドレール20;20とスラット31との干渉を低減することができる。
また、ローラーシャフト90の外径は、シャッターカーテン30を構成するスラット31の曲面に合わせるように設定することで、スラット31とローラーシャフト90との密着性を高くすることができる。その結果、前後方向の揺れがより抑制され、スラット31とガイドレール20;20との干渉を緩和することができる。ここで、スラット31の曲面に合わせるとは、例えば、連結されたスラット31をローラーシャフト90の外周に巻き付けたときに、各スラット31のカール部32;33がローラーシャフト90に接触するような大きさを言う。
[実施形態5]
図7は、シャッターカーテン30の他の巻き取り形態を示す図である。
また、図6に示すシャッター装置では、ローラーシャフト90と巻取りシャフト51との回転方向を同一方向としたが、例えば、図7に示すように、巻取りシャフト51の回転方向を、ローラーシャフト90の回転方向と逆向きに回転するように巻き取りばねの付勢方向を設定してシャッターカーテン30を巻き取るようにしても良い。ローラーシャフト90と巻取りシャフト51の回転方向を逆向きとすることにより、図7に示すように、ローラーシャフト90に巻き付くスラット31の数が多くなり、ローラーシャフト90とシャッターカーテン30との接触面積を増やすことができ、巻き取り時のスラット31とローラーシャフト90との滑りを抑制して静音化することができる。また、ローラーシャフト90を介して巻取りシャフト51によってシャッターカーテン30を巻き取ることで、巻取りシャフト51によるシャッターカーテン30の巻き取り時に、シャッターカーテン30の重量に加えて張力を付与することができ、巻取りシャフト51に巻き取られるスラット31の巻き太りを抑制できる。加えて、スラット31の幅方向のブレが抑制され、巻取りシャフト51にスラット31をきれいに巻き取ることができる。その結果としてシャッターカーテン30の巻き取り時の動作音を静音化することができ、シャッターカーテン30による開口部の開口速度を向上させることができる。
なお、図7では、シャッターカーテン30の後面側にローラーシャフト90及び巻取りシャフト51を設けるものとして説明したが、シャッターカーテン30の前面側にローラーシャフト90及び巻取りシャフト51を設けるようにしても良い。
また、シャッターカーテン30の開閉動作は、例えば、実施形態4と同様に、巻取りシャフト51を巻取りばねによりシャッターカーテン30を巻取り方向に常時付勢し、ローラーシャフト90をモーターの回転により回転方向や回転速度を制御するようにしたり、従動的に回転するようにしても良い。
[実施形態6]
図8は、シャッター装置の他の形態を示す図である。
実施形態4,5では、巻取り機構50により機構的に静音化するものとして説明したが、これに実施形態1~3で説明したように、緩衝体40を設けるようにしても良い。
実施形態6では、実施形態4で説明した構成のシャッター装置において、巻取りシャフト51に巻き取られるシャッターカーテン30移動経路上において緩衝体40をシャッターカーテン30の後面側に配置するものとして説明する。なお、緩衝体40は、シート状のものとして説明する。
図8に示すように、緩衝体40は、シャッターカーテン30の巻き取り、繰り出しに伴なってローラーシャフト90の外周から送り出され、巻き付けられるように構成される。
緩衝体40の引き出し端は、例えば、図8(a)に示すように、巻取りシャフト51に取り付けることができる。なお、引き出し端が取り付けられる位置は、巻取りシャフト51に限定されず、吊元部材58と係合するスラット31等に取り付けても良い。好ましくは、巻取りシャフト51において吊元部材58とスラット31とが係合する部分に重なるように巻取りシャフト51に取り付けることにより、スラット31と巻胴51Bとの接触を完全に防ぐことができる。
以下、実施形態6に係るシャッター装置の動作について説明する。
シャッターカーテン30が開口部を閉鎖した状態から、開口部を開放する場合、シャッターカーテン30を巻取りシャフト51に巻き取ることで、緩衝体40がローラーシャフト90から引き出される。これにより、巻取りシャフト51の外周において、一層目として巻き取られるシャッターカーテン30と巻取りシャフト51との間や、2層目以降に巻き取られるシャッターカーテン30の間に緩衝体40を配置することができる。このとき、緩衝体40は、送り出し方向と同一方向の巻取りばねの付勢力によってたるむことなくローラーシャフト90から送り出される。
また、開口部が開放された状態から、シャッターカーテン30によって開口部を閉鎖する場合、シャッターカーテン30を繰り出すことで、緩衝体40がローラーシャフト90の回転方向と逆向きの巻取りシャフト51の付勢力によって弛むことなくローラーシャフト90へと巻き取られる。これにより、巻取りシャフト51の外周において、2層目以降に巻き取られたシャッターカーテン30の間に介在した緩衝体40が、徐々に巻取り軸82に巻き取られ、最終的に一層目として巻き取られたシャッターカーテン30と巻取りシャフト51との間からローラーシャフト90へと巻き取られることになる。
[実施形態7]
図8(b)は、緩衝体40の他の設置形態を示す概略図である。
実施形態6では、シャッターケース14内に設けたローラーシャフト90からシャッターカーテン30が巻取りシャフト51に巻き取られるときには、緩衝体40を送り出し、シャッターカーテン30が巻取りシャフト51から繰り出されるときには、緩衝体40をローラーシャフト90に巻き取るように構成したが、図8(b)に示すように、シャッターカーテン30の後面側の全面を覆うように緩衝体40を設けるようにしても良い。
実施形態7に示すように、緩衝体40を設けることにより、スラット31同士の干渉、スラット31と巻取りシャフト51との干渉、スラット31とガイドレール20;20との干渉を防止することができる。
また、全閉時における強風によるスラット31の音鳴りや、シャッターカーテン30とガイドレール20;20との間からの外気の侵入を防止することが可能となる。
[実施形態8]
図9は、シャッター装置の他の実施形態の概略図である。
前述の実施形態1~3では、シャッター装置に緩衝体40を設けることで、シャッターカーテン30の巻き取りや繰り出し時のスラット31同士の干渉、シャッターカーテン30と巻取りシャフト51との干渉、シャッターカーテン30の開閉に伴なうガイドレール20;20との干渉を抑制することにより、シャッターカーテン30の開閉時の静音化を図るものとして説明した。また、実施形態4,5では、巻き取り機構50の機構的にシャッターカーテン30の開閉時の静音化を図るものとして説明した。また、実施形態6,7では、実施形態4,5で説明した機構的な静音化に、実施形態1~3で説明した静音化の技術を加えた形態について説明した。そして、これらによって、シャッターカーテン30の開閉速度を速くしても静音化が図れることを説明した。
一方で、シャッターカーテン30の開閉に伴なう音の発生は、前述のシャッターカーテン30の巻き取りや繰り出し時のスラット31同士の干渉、シャッターカーテン30と巻取りシャフト51との干渉、シャッターカーテン30の開閉に伴なうガイドレール20;20との干渉に限定されず、例えば、シャッターカーテン30の巻き取り時に、図9に示すように、スラット31が幅方向に振れた状態で巻き取られることによる、所謂、スラット31の横流れ(或いは、横振れ)によって、スラット31の端部がガイドレール20の底部に接触し、音鳴り、振動、傷等を発生させる場合がある。この横流れは、一度発生するとスラット31の位置を補正しても繰り返し発生する場合がある。
図10は、巻取りシャフト51の端部におけるガイド部材と巻取りシャフトの関係を示す図である。
そこで、図10に示すように、シャッター装置において巻き取り機構50に、シャッターカーテン30を巻き取る際にスラット31を整列させるガイド部材(以下巻取りガイドという)100を備える構成とすると良い。図10に示すように、巻取りガイド100は、例えば、円錐面(以下の説明において傾斜面という場合がある)104を有する円錐台形状とされ、巻取りシャフト51の両端部それぞれに設けられる(図9参照)。
巻取りガイド100は、該巻取りガイド100の中心線を同芯とし、小径面101から大径面102へと貫通する貫通孔103を備える。貫通孔103は、例えば、巻取りシャフト51の軸首51Aが貫通可能に形成される。巻取りガイド100は、貫通孔103に軸首51Aを貫通させ、小径面101を巻取りシャフト51の巻胴51Bの端面51tに衝接させた状態で図外の固定手段により固定される。
つまり、巻取りガイド100は、例えば、小径面101側を互いに対向させて巻取りシャフト51に取り付けられる。本実施形態では、小径面101は、例えば、直径が巻取りシャフト51の巻胴51Bの外径と同一寸法とし、円錐面104が巻胴51Bと一続きとした。
図11は、巻取りガイド100の作用を示す図である。前述のように、巻取りシャフト51に一対の巻取りガイド100を設けることにより、図11に示すように、スラット31を巻き取るときにスラット31が横流れしても傾斜面104がスラット31を巻取りシャフト51の軸線方向に移動させることで、既に巻取りシャフト51に巻き取られたスラット31の上に所定の位置で重なるように移動させることができる。ここでいう所定の位置とは、少なくともスラット31の端部がガイドレール20の底部に接触しないように整列された状態を言う。
したがって、スラット31が横流れしたとしても、シャッターカーテン30を巻取りシャフト51の外周に所定の範囲内で巻き取らせることができ、スラット31とガイドレール20;20との接触を回避することができる。
また、図11に示すようにスラット31が傾斜面に乗り上げた状態で、シャッターカーテン30が巻き取られたとしても、シャッターカーテン30の開閉動作を繰り返すことにより、シャッターカーテン30を構成するスラット31の位置が徐々に補正され、巻取りシャフト51の外周において最終的に所定の範囲内で整列されることになる。
図12は、巻取りガイドの他の形態を示す図である。
実施形態8では、巻取りガイド100を巻取りシャフト51の巻胴51Bの端面51tに、小径面101を衝接させるように構成したが、これに限定されない。
例えば、図12(a)では、巻取りガイド100が巻取りシャフト51の巻胴51Bの端部を含むように形成したものを示している。図12(a)に示す巻取りガイド100は、貫通孔103を軸首51Aが貫通する小径孔103Aと、巻胴51Bが貫入する大径孔103Bとで構成し、大径孔103Bの底部103tに巻胴51Bの端面51tが衝接するように構成されている。
また、例えば、図12(b)では、巻取りガイド100が巻取りシャフト51の巻胴51B上に設けられるように形成したものを示している。図12(b)に示す巻取りガイド100は、貫通孔103の直径が巻胴51Bの外径寸法とほぼ同一寸法で形成され、傾斜面104が巻胴51Bの外周面に連続するように形成されている。
即ち、図12で例示したように、巻取りガイド100は、巻取りシャフト51に対する取り付け位置に応じて適宜構成すれば良い。また、巻取りガイド100が巻取りシャフト51に取り付けられる位置は、巻取りシャフト51の外周において巻き取り、繰り出されるスラット31の端部が、小径面101;101間に収まるように設定すると良い。
スラット31が小径面101;101間に収まる位置とは、例えば、小径面101;101間の距離がスラット31の長さよりも所定の距離長くなるように設定すると良い。なお、所定の距離とは、少なくともガイドレール20;20の各底部間の距離よりも短いことは言うまでもない。
[実施形態9]
図13,図14は、シャッター装置の他の形態を示す概略図である。
実施形態8では、巻取りガイド100の傾斜面104にスラット31の端部を直接的に接触させて、スラット31の位置を補正するものとしたが、これに限定されない。
例えば、図13に示すように、スラット31の端部に巻取りガイド100の傾斜面104に対応するガイド片36を設けるようにしても良い。ガイド片36は、例えば、スラット31のカール部32;33間を結ぶ本体部34をカール部32;33よりも延長させ、前面側から後面側へと折曲した後に、先端を前面側に折り曲げて形成することができる。
ガイド片36の延長する角度は、図14(a)に示すように、スラット31が横流れすることなく巻取りシャフト51の巻胴51Bに巻き取られたときに、巻取りガイド100の傾斜面104の角度に対応するように設定すると良い。巻取りガイド100の傾斜面104の角度に対応するとは、例えば、傾斜面104の角度と同じ、若しくは、加工時の誤差を含む範囲をいう。
また、ガイド片36の長さは、例えば、図14(b)に示すように、スラット31がガイドレール20に飲み込まれた状態にあるときに、先端36sが前後方向においてガイド面22を超えるように設定すると良い。より好ましくは、スラット31がガイド面22;22間において揺れた状態で、幅方向に移動してもスラット31が脱落しないように角度とともに設定すると良い。
なお、この場合、ガイド片36がガイドレール20の底部23に接触せず、底部23との間に所定の隙間が確保されていることは言うまでもない。
このように、スラット31の端部にガイド片36を設けることにより、ガイド片36が巻取りガイド100の傾斜に接触したときに、小さな力でスラット31が巻取りガイド100の傾斜面104に沿って移動することができ、シャッターカーテン30の巻き取り時の整列性を容易にすることができる。
また、シャッターカーテン30が積層状態で巻取りシャフト51により巻き取られるときに、積層されるスラット31のガイド片36が巻取りガイド100の傾斜面104に接触しない場合であっても、下層のスラット31のガイド片36に接触することで、ガイド片36;36同士の案内によって整列させることができる。
図15は、ガイド片の他の形態を示す図である。
なお、図13,14では、ガイド片36を前面側に傾斜させるものとして説明したが、図15(a),(b)に示すように、後面側に傾斜させるようにしても良い。この場合、巻取りシャフト51に取り付けられる巻取りガイド100は、傾斜面104が軸方向外側を向くように構成すれば良い。このようにガイド片36の傾斜する方向を逆向きにしても同様の効果を得ることができる。
なお、ガイド片36は、必ずしもスラット31と一体的に形成される必要はない。ガイド片36は、スラット31と別体に形成し、別工程で一体化させても良い。
前述の実施形態1乃至9において説明した静音化についての技術は、シャッター装置を構成する場合において、選択的に用いても良く、また、選択的に組み合わせて用いても良い。
以上説明したように、建物の出入り口や建物内部の通路に設けられた開口部を開閉する複数のスラットで構成された開閉体と、開閉体を積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、開口部に設けられ、開閉体が開口部を開閉するときに開閉体の移動を案内するガイドレールとを備えた開閉装置において、音低減手段として機能するシート状、又は帯状の緩衝体を、開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときに、開閉体の間に積層状態で介在するように設けたり、開閉体が開口部を開閉するときに、該開閉体とガイドレールとの間に設けるようにしたり、音低減手段として機能するローラーシャフトを、開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときの開閉体の移動経路上に設け、ガイドレールに沿って移動する開閉体の延長上に該ローラーシャフトの外周面が位置するように設けたり、音低減手段として機能する円錐面を有する巻取りガイドに、該円錐面を互いに対向させて巻取り軸の両端部に設けるようにしたり、スラットに、巻取り軸の円錐面の傾斜に沿って傾斜するガイド片を備えるようにすることにより、シャッターカーテンの開閉速度を高速化しても音鳴り、振動の発生及び傷発生等を抑制することができる。
なお、開閉体は、複数のスラットで構成されたシャッターカーテンに限定されず、パネルカーテンやパネルシャッター等であっても良い。
10 シャッター装置、12 開口部、14 シャッターケース、
20 ガイドレール、30 シャッターカーテン、31 スラット、36 ガイド片、
40 緩衝体、90 ローラーシャフト、100 巻取りガイド、104 傾斜面。

Claims (7)

  1. 開口部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体を積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、
    前記開口部に設けられ、前記開閉体が開口部を開閉するときに開閉体の移動を案内するガイドレールと、
    を備えた開閉装置であって、
    前記開閉体を前記巻取りシャフトに巻き取るときに生じる音を低減させる音低減手段を備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記音低減手段として機能するシート状、又は帯状の緩衝体を備え、
    前記開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときに、開閉体の間に積層状態で介在するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記緩衝体は、前記開閉体が開口部を開閉するときに、該開閉体と前記ガイドレールとの間に設けられることを特徴とする請求項2に記載の開閉装置。
  4. 前記音低減手段として機能するローラーシャフトを備え、
    前記ローラーシャフトは、前記開閉体を巻取りシャフトに巻き取るときの開閉体の移動経路上に設けられ、前記ガイドレールに沿って移動する開閉体の延長上に該ローラーシャフトの外周面が位置することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の開閉装置。
  5. 前記ローラーシャフトは、前記巻取りシャフトによる開閉体の巻取り時に、巻取りシャフトの回転方向と逆向きに回転することを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  6. 前記音低減手段として機能する巻取りガイドを備え、
    前記巻取りガイドは、円錐面を有し、該円錐面を互いに対向させて前記巻取りシャフトの両端部に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載の開閉装置。
  7. 前記開閉体は、複数のスラットを連結して構成され、
    前記スラットが、前記巻取り軸の円錐面の傾斜に沿って傾斜するガイド片を備えたことを特徴とする請求項6に記載の開閉装置。











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