JP2023093897A - 媒体載置装置 - Google Patents

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圭一 弥藤
Keiichi Yafuji
瞬 伊東
Shun Ito
萌 竹内
Moe Takeuchi
勤 尾▲崎▼
Tsutomu Ozaki
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Abstract

【課題】使用可能な媒体の大きさを制限することなく媒体載置装置の設置面積を小さくする。【解決手段】処理装置10の排出部53から排出された媒体22を複数枚積載可能な媒体載置装置100であって、排出部53から排出された媒体22を重力方向における下側から支持面111で支持する支持部110を、媒体22の排出方向Aと交差する幅方向に複数備え、支持部110は、排出方向Aの上流側に位置する上流部110Aと、上流部110Aよりも排出方向Aの下流側に位置する下流部110Bと、上流部110Aと下流部110Bとの間に設けられる第1回動支点AR1と、を有し、下流部110Bは、重力方向において上流部110Aとオーバーラップしない初期位置から第1回動支点AR1を基準に回動して上流部110Aの重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能である。【選択図】図9

Description

本発明は、媒体載置装置に関する。
プリンターやスキャナーなど媒体に処理をする様々な処理装置において、従来から、様々な構成の媒体載置装置が使用されている。例えば、特許文献1には、プリンターから排出された媒体を受け取って積載するスタッカー装置が開示されている。
特開2016-69156号公報
特許文献1のスタッカー装置のような従来の媒体載置装置においては、大きな媒体を使用可能にすると、大きな設置面積が必要となる。しかしながら、媒体載置装置を使用しないときなどにおいては媒体載置装置の設置面積を小さくすることが望まれている。すなわち、使用可能な媒体の大きさを制限することなく媒体載置装置の設置面積を小さくすることが望まれている。
上記課題を解決するための本発明の媒体載置装置は、処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、前記支持部は、前記排出方向の上流側に位置する上流部と、前記上流部よりも前記排出方向の下流側に位置する下流部と、前記上流部と前記下流部との間に設けられる第1回動支点と、を有し、前記下流部は、重力方向において前記上流部とオーバーラップしない初期位置から前記第1回動支点を基準に回動して前記上流部の重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能であることを特徴とする。
本発明の一実施例に係る媒体載置装置を接続可能な処理装置の一例である記録装置の斜視図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置を図1の記録装置に接続した状態を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の斜視図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の背面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の支持部を表す斜視図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の一部を表す側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置の記録装置に対する接続部を表す側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置において下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる様子を表す側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置において下流部が初期位置にある状態を表す側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置において下流部が初期位置から折りたたみ位置に配置させる途中の状態を表す側面図。 本発明の一実施例に係る媒体載置装置において下流部が折りたたみ位置にある状態を表す側面図。
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の媒体載置装置は、処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、前記支持部は、前記排出方向の上流側に位置する上流部と、前記上流部よりも前記排出方向の下流側に位置する下流部と、前記上流部と前記下流部との間に設けられる第1回動支点と、を有し、前記下流部は、重力方向において前記上流部とオーバーラップしない初期位置から前記第1回動支点を基準に回動して前記上流部の重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能であることを特徴とする。
本態様によれば、支持部は、排出方向の上流側に位置する上流部と排出方向の下流側に位置する下流部とを有する。そして、下流部は、重力方向において上流部とオーバーラップしない初期位置から第1回動支点を基準に回動して上流部の重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能である。このため、媒体載置装置を使用しないときや、上流部のみに載置可能な短い媒体を使用するときなどにおいては、下流部を折りたたみ位置に配置させ、媒体載置装置の設置面積を小さくすることができる。
本発明の第2の態様の媒体載置装置は、前記第1の態様において、前記下流部は、前記初期位置において、前記第1回動支点から前記排出方向の下流側端部までの長さが前記第1回動支点から前記媒体載置装置の設置面までの長さよりも長く、前記上流部は、前記排出方向の上流側端部に第2回動支点を有し、前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に前記第2回動支点を基準として重力方向における上側に回動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、初期位置において、第1回動支点から排出方向の下流側端部までの長さが第1回動支点から媒体載置装置の設置面までの長さよりも長い。すなわち、下流部の排出方向の長さを長くとれるので、例えばB0ノビサイズなどの長い媒体も好適に積載ことができる。また、上流部は、排出方向の上流側端部に第2回動支点を有し、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に第2回動支点を基準として重力方向における上側に回動可能である。このため、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、上流部が下流部に干渉することを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。
本発明の第3の態様の媒体載置装置は、前記第1または第2の態様において、前記支持部で支持される前記媒体が前記排出方向の下流側に移動することを規制する規制部と、前記排出方向に延設されるとともに前記規制部を前記排出方向に沿って移動可能に保持する規制部保持軸と、を備え、前記規制部保持軸は、前記排出方向の上流側に位置する上流軸と、前記上流軸よりも前記排出方向の下流側に位置する下流軸と、前記上流軸と前記下流軸とをつなぐ回動機構と、を有し、前記回動機構は、基軸部と、前記上流軸と前記基軸部とをつなぐ第3回動支点と、前記基軸部と前記下流軸とをつなぐ第4回動支点と、を有し、前記下流軸は、前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に、前記第3回動支点及び前記第4回動支点を基準にして前記上流軸に対して回動することを特徴とする。
本態様によれば、規制部を備えるので、連続して媒体を支持部に載置させる際に新たに載置させるために移動してきた媒体の先端が下側に積載されていた載置済み媒体に当接して引っ掛かり該載置済み媒体を支持部から押し出してしまうことなどを効果的に抑制することができる。また、規制部を排出方向に沿って移動可能に保持する規制部保持軸は、上流軸と下流軸と回動機構とを有し、回動機構は、基軸部と、上流軸と基軸部とをつなぐ第3回動支点と、基軸部と下流軸とをつなぐ第4回動支点と、を有する。そして、下流軸は、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、第3回動支点及び第4回動支点を基準にして上流軸に対して回動する。このような構成となっていることで、下流部を折りたたみ位置に配置させた状態において規制部を上流部側に配置させるなど、規制部を下流部側から上流部側の任意の位置に配置することができ、また、下流部の初期位置と折りたたみ位置との移動の際に回動機構が下流部の移動の妨げになることを抑制することができる。
本発明の第4の態様の媒体載置装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記支持部として、第1支持部と、前記幅方向から見て前記第1支持部よりも重力方向において低い位置に配置される第2支持部とを、前記幅方向において交互に有することを特徴とする。
本態様によれば、支持部として、第1支持部と第2支持部とを幅方向において交互に有する。このため、排出方向から見て移動する媒体を波打ち形状にすることができ、排出方向の先端が垂れ下がり支持面や載置済み媒体などに引っ掛かることも抑制できる。したがって、動力などを用いることなく様々な種類の媒体を好適に積載することができる。
本発明の第5の態様の媒体載置装置は、前記第4の態様において、前記幅方向において前記第1支持部と前記第2支持部との間に空間が設けられ、前記幅方向における前記空間の幅が前記幅方向における前記支持面の幅よりも広いことを特徴とする。
本態様によれば、空間の幅が支持面の幅よりも広い。すなわち、支持面と媒体との接触面積が小さくなっている。このため、支持面と媒体との摩擦力を減らすことができ、動力などを用いることなく様々な種類の媒体を特に好適に積載することができる。
本発明の第6の態様の媒体載置装置は、前記第4または第5の態様において、前記第1支持部の前記支持面と対向する位置に配置され、前記支持部で支持される前記媒体を重力方向における上側から押さえる押さえ部を備え、前記押さえ部は、前記排出方向の上流側端部に第5回動支点を有し、前記第5回動支点を基準にして前記第1支持部とは離れる方向に回動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、支持部で支持される媒体を重力方向における上側から押さえる押さえ部を備え、押さえ部は第1支持部の支持面と対向する位置に配置される。このため、押さえ部と第1支持部の支持面とで媒体を上下方向から挟み込むことができ、幅方向から見て媒体がカールして該媒体の先端部分が支持面や載置済み媒体などに引っ掛かることなどを好適に抑制することができる。また、押さえ部は、排出方向の上流側端部に第5回動支点を有し、第5回動支点を基準にして第1支持部とは離れる方向に回動可能である。このため、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、押さえ部が邪魔になることを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。
本発明の第7の態様の媒体載置装置は、前記第6の態様において、前記押さえ部は、前記支持部における前記上流部に対向して配置される上流側押さえ部と、前記支持部における前記下流部に対向して配置される下流側押さえ部と、前記上流側押さえ部と前記下流側押さえ部とをつなぐ第6回動支点と、を有し、前記下流側押さえ部は、前記第6回動支点を基準にして前記支持部とは離れる方向に回動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、押さえ部は、支持部における上流部に対向して配置される上流側押さえ部と支持部における下流部に対向して配置される下流側押さえ部とを有する。このため、短い媒体を使用する際には上流側押さえ部のみを使用し、長い媒体を使用する際には上流側押さえ部と下流側押さえ部との両方を使用することができる。したがって、短い媒体を使用する際だけでなく長い媒体を使用する際にも、押さえ部と支持面とで媒体を上下方向から効果的に挟み込むことができる。また、下流側押さえ部は、第6回動支点を基準にして支持部とは離れる方向に回動可能である。このため、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、下流側押さえ部が邪魔になることを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。
本発明の第8の態様の媒体載置装置は、前記第1から第7のいずれか1つの態様において、前記折りたたみ位置に配置された前記下流部を保持する保持部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、折りたたみ位置に配置された下流部を保持する保持部を備える。このため、折りたたみ位置に配置された下流部が不安定になり不意に移動することなどを抑制することができる。
本発明の第9の態様の媒体載置装置は、前記第8の態様において、前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に、前記下流部における前記排出方向の下流側端部を接触させながら前記下流部を前記保持部へ案内する第1案内部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、下流部における排出方向の下流側端部を接触させながら下流部を保持部へ案内する第1案内部を備える。このため、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際の作業性を向上することができる。
本発明の第10の態様の媒体載置装置は、前記第8または第9の態様において、前記下流部を前記折りたたみ位置から前記初期位置に配置させる際に、前記下流部における前記排出方向の下流側端部を接触させながら前記下流部を前記保持部から案内する第2案内部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、下流部を折りたたみ位置から初期位置に配置させる際に、下流部における排出方向の下流側端部を接触させながら下流部を保持部から案内する第2案内部を備える。このため、下流部を折りたたみ位置から初期位置に配置させる際の作業性を向上することができる。
本発明の第11の態様の媒体載置装置は、前記第1から第10のいずれか1つの態様において、前記支持部は、前記排出方向に延在するとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜していることを特徴とする。
本態様によれば、支持部は排出方向に延在するとともに排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。このため、重力を利用して媒体を移動させることができ、動力などを用いることなく媒体を効率的に移動させることができる。
本発明の第12の態様の媒体載置装置は、前記第11の態様において、前記上流部は、前記排出方向の下流側端部に、前記下流部と接続する接続部を有し、前記接続部は、前記幅方向から見て前記上流部の前記接続部以外の領域及び前記下流部よりも急傾斜であることを特徴とする。
例えば、大きな媒体を使用した場合などにおいては、上流部の排出方向の下流側端部近傍において排出される媒体のジャムが発生しやすい。しかしながら、本態様によれば、上流部の排出方向の下流側端部が急傾斜である。このように、上流部の排出方向の下流側端部を急傾斜とすることで該上流部の排出方向の下流側端部において特に効率的に重力を利用して媒体を移動させることができるので、動力などを用いることなく様々な種類の媒体を特に好適に積載することができる。
本発明の第13の態様の媒体載置装置は、前記第1から第12のいずれか1つの態様において、前記下流部は、前記排出方向の下流側端部における重力方向における下側に、キャスターを備えることを特徴とする。
本態様によれば、下流部は、排出方向の下流側端部における重力方向における下側に、キャスターを備える。このため、下流部を初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、下流部を容易に移動させることができ、作業性を向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る一実施例である媒体載置装置100について具体的に説明する。本実施例の媒体載置装置100は、処理装置の一例である記録装置10の排出部53から排出された媒体22を複数枚積載可能な媒体載置装置である。なお、本実施例の媒体載置装置100は、処理装置の一例である記録装置10と接続可能であるが、画像読み取り装置など記録装置以外の処理装置に接続可能であってもよい。最初に、記録装置10の概要について図1を参照して説明する。
なお、図面に付記する座標は、記録装置10が水平な設置面上に置かれているものとして、互いに直交する3つの仮想軸を、X軸、Y軸及びZ軸とする。X軸は、記録装置10の左右方向(幅方向)と平行な仮想軸である。Y軸は、記録装置10の前後方向と平行な仮想軸である。Z軸は、記録装置10の高さ方向(重力方向)と平行な仮想軸である。X軸、Y軸及びZ軸を表す矢印の先端側を「+側」、基端側を「-側」とする。本実施形態で例示する記録装置10は、ロール状に巻かれた長尺の媒体22を繰り出してインクジェット方式で記録を行う大判のプリンターである。本実施例の記録装置10は、最大B0ノビサイズの媒体22まで記録を行うことが可能なプリンターである。
図1に示すように、記録装置10は、キャスター11を介して設置される。記録装置10は、X方向に長い略直方体形状の筐体12を有している。筐体12は、前壁13、後壁14、第1側壁15、第2側壁16、及び上壁17を有している。記録装置10において、ベースフレーム65と上壁17とが対向する方向は、記録装置10の高さ方向である。第1側壁15と第2側壁16とが対向する方向は、記録装置10の左右方向である。前壁13と後壁14とが対向する方向は、記録装置10の前後方向である。
筐体12の内部には、媒体22に記録を行う記録ヘッド34を有する記録部30、媒体22が円筒状に巻かれたロール体25を収容する収容部20が設けられている。また、図1では不図示であるが、媒体22を搬送する搬送部や、媒体22を切断する切断部などが設けられている。
筐体12の前壁13には、複数の開口が形成されている。ロール体25を収容するためのロール体収容口27が前壁13下方のベースフレーム65側に形成されている。また、記録済みの媒体22を排紙するための排出部53が、ロール体収容口27の上側に形成されている。
収容部20には、長尺の媒体22を芯部材23に巻き回して形成された円筒状のロール体25がロール体収容口27から着脱可能に収容される。本実施例において、収容部20は、X方向に長い2つのロール体25を、Z方向に並べた状態で収容可能に構成されている。ロール体25の両端には、収容部20に対して回転可能に保持する一対の保持部材28が取り付けられている。ロール体25が回転駆動されることにより、ロール体25に巻き回された媒体22が筐体12内の後壁14側へと送出される。そして、不図示の搬送部により媒体22が支持台31へ搬送されると共に、該媒体22が支持台31上を後壁14側から前壁13側へと搬送される。
記録部30は、支持台31、ガイド部材32、キャリッジ33、及び記録ヘッド34を含んで構成される。支持台31は、筐体12内でX方向に延びる板状の部材であり、収容部20よりも上壁17側に位置し、不図示の搬送部によって搬送された媒体22を支持する。
記録ヘッド34は、ガイド部材32に沿って移動するキャリッジ33に搭載されている。記録ヘッド34は、キャリッジ33に対して支持台31側に位置している。記録ヘッド34は、キャリッジ33と共に、ガイド部材32に沿って往復移動可能に構成されている。記録ヘッド34は、インクを収容したカートリッジ35と不図示の可撓性を有するチューブにより接続されている。記録ヘッド34は、X方向に移動しながら支持台31に支持された媒体22に対してインクを吐出することにより媒体22に対して記録を行う。記録がなされた媒体22は、不図示の切断部により切断される。
また、記録装置10は、入力部59を有している。入力部59は、筐体12の上壁17の上面に設けられている。入力部59は、例えばタッチパネルを備えた液晶表示装置などによって構成され、各種情報の入力をユーザーが行う際に使用される。
以下、図2から図12を参照して、本発明に係る一実施例である媒体載置装置100について具体的に説明する。本実施例の媒体載置装置100は、図2及び図8で表されるように記録装置10に接続可能であり、記録装置10の排出部53から排出方向Aに排出される媒体22を支持部110の支持面111に複数枚積載可能な構成となっている。
本実施例の媒体載置装置100は、図4及び図6などで表されるように、媒体22の排出方向Aと交差する幅方向(X方向)に複数備えられた支持部110により、排出部53から排出された媒体22を重力方向(Z方向)における下側から支持面111で支持する。本実施例の媒体載置装置100において、複数の支持部は、隣り合う支持部110の幅方向の中央位置が160mm間隔となるように配置されている。ここで、支持部110は、図3及び図4などで表されるように、排出方向Aに延在するとともに排出方向Aの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。また、支持部110として、第1支持部110aと、図3で表されるようにX方向から見て第1支持部110aよりもZ方向において低い位置に配置される第2支持部110bとを、図5及び図6などで表されるようにX方向において交互に有する。
このように、本実施例の媒体載置装置100においては、支持部110は排出方向Aに延在するとともに排出方向Aの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。このため、重力を利用して媒体22を移動させることができ、動力などを用いることなく媒体22を効率的に移動させることができる。また、支持部110として、第1支持部110aと第2支持部110bとを幅方向において交互に有するので、排出方向Aから見て移動する媒体22を波打ち形状(コックリング形状)にすることができ、排出方向Aの先端が垂れ下がり支持面111や支持面111に既に載置されている載置済み媒体などに引っ掛かることも抑制できる。したがって、本実施例の媒体載置装置100は、動力などを用いることなく様々な種類の媒体22を好適に積載することができる。なお、本実施例の媒体載置装置100においては、図5で表されるように、第1支持部110a同士の高さ、並びに、第2支持部110b同士の高さは概ね一律となっている。しかしながら、このような構成に限定されず、第1支持部110a同士の高さ、並びに、第2支持部110b同士の高さが異なっていてもよい。また、本実施例の媒体載置装置100においては、第1支持部110aと第2支持部110bとの高さの差は45mmとなっている。しかしながら、媒体22を波打ち形状にすることができる高さの差が確保できれば45mmではなくてもよい。
また、本実施例の媒体載置装置100は、図3、図4及び図6などで表されるように、各々の支持部110として、排出方向Aの上流側に位置する上流部110Aと、上流部110Aよりも排出方向Aの下流側に位置する下流部110Bと、を有している。そして、上流部110Aにおける排出方向Aの下流側端部には、下流部110Bと接続する接続部110Dが設けられている。そして、図3で表されるように、接続部110Dは、X方向から見て上流部110Aにおけるその他の領域や、下流部110Bよりも急傾斜である。
例えば、B0ノビサイズなどのように大きな媒体22を使用した場合などにおいては、上流部110Aにおける排出方向Aの下流側端部の近傍、すなわち、接続部110Dが設けられる領域において、排出される媒体22のジャムが特に発生しやすい。このため、該領域である接続部110Dにおいて媒体22を移動しやすい構成が好ましい。ここで、本実施例の媒体載置装置100においては、接続部110DはX方向から見て上流部110Aにおけるその他の領域や下流部110Bよりも急傾斜である。このように、接続部110Dを急傾斜とすることで該接続部110Dにおいて特に効率的に重力を利用して媒体22を移動させることができる。したがって、本実施例の媒体載置装置100は、動力などを用いることなく様々な種類の媒体22を特に好適に積載することができる。
なお、本実施例においては、上流部110Aよりもさらに排出方向Aの上流側に、記録装置10の排出部53の下側と上流部110Aとを接続する橋渡し部材110Cが設けられている。さらに、本実施例においては、接続部110Dが上流部110A及び下流部110Bよりも急傾斜となっているとともに、上流部110Aは下流部110Bよりも急傾斜となっている。ただし、このような構成に限定されず、例えば、上流部110Aと下流部110Bとを同じ傾斜としてもよい。また、本実施例においては、排出方向Aにおける接続部110Dの位置は、排出方向Aにおける支持部110全体の長さのうちの中央付近となっている。別の表現をすると、この位置は、本実施例の媒体載置装置100で積載可能な最大サイズであるB0ノビサイズの媒体22の排出方向Aにおける中央付近に相当する。ただし、排出方向Aにおける接続部110Dの位置や長さに、特に限定はなく、使用する媒体22の種類や大きさなどに応じて適宜排出方向における接続部110Dの位置や長さを決定することができる。
また、図4及び図6で表されるように、本実施例の媒体載置装置100は、X方向において第1支持部110aと第2支持部110bとの間に空間Sが設けられ、X方向における空間Sの幅がX方向における支持面111の幅よりも広くなるよう構成されている。すなわち、本実施例の媒体載置装置100においては、支持面111と媒体22との接触面積が小さくなっている。このため、支持面111と媒体22との摩擦力を減らすことができ、動力などを用いることなく様々な種類の媒体22を特に好適に積載することができる。また、支持部110を軽量に形成することができるので、媒体載置装置100を軽量化することもできる。
また、上記のように、本実施例の媒体載置装置100は、排出部53から排出された媒体22を重力方向における下側から支持面111で支持する支持部110を、X方向に複数備えている。ここで、本実施例の媒体載置装置100は、支持部110を折りたたんで設置面積を小さくすることが可能な構成となっている。そこで、以下に、図9から図12を参照して、支持部110をどのように折りたたむかについて、並びに、支持部110の折りたたみにかかわる本実施例の媒体載置装置100の構成について、説明する。
上記のように、本実施例の媒体載置装置100は、支持部110として、排出方向Aの上流側に位置する上流部110Aと、上流部110Aよりも排出方向Bの下流側に位置する下流部110Bと、を有している。そして、図9から図12で表されるように、上流部110Aと下流部110Bとの間の位置にこれらを接続する第1回動支点AR1を有している。下流部110Bは、重力方向において上流部110Aとオーバーラップしない初期位置から、第1回動支点AR1を基準に回動して、上流部110Aの重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能である。ここで、図10及び図9の上段の左の図は下流部110Bが初期位置にある状態を表しており、図12及び図9の下段の一番右の図は下流部110Bが折りたたみ位置にある状態を表している。
本実施例の媒体載置装置100は、このような構成となっているため、該媒体載置装置100を使用しないときや、上流部110Aのみに載置可能な短い媒体22を使用するときなどにおいては、下流部110Bを折りたたみ位置に配置させ、該媒体載置装置100の設置面積を小さくすることができる。なお、本実施例の媒体載置装置100は、下流部110Bを折りたたみ位置に配置させた状態においても、例えばA4サイズやA3サイズなどの排出方向Aにおける長さが短い媒体22を使用する際においては、上流部110Aに該媒体22を積載することができる。ただし、このような構成に限定されない。
図9は、支持部110をどのように折りたたむかについての手順を簡略的に表している。なお、これらの手順は作業者による手動で行われる。ここで、本実施例の媒体載置装置100は、図9から図12で表されるように、第1回動支点AR1、第2回動支点AR2、第3回動支点AR3、第4回動支点AR4,第5回動支点AR5及び第6回動支点AR6を備えている。これらの回動軸の延びる方向は、いずれもX方向である。また、これらのほかにも、図10から図12で表されるように、下流部110Bの排出方向Aにおける下流側端部124の近傍に、第7回動支点AR7及び第8回動支点AR8を有している。
図9の上段の左の図は、下流部110Bが初期位置にある状態を表している。最初に、本実施例の媒体載置装置100は、図9の上段の左の図の状態から図9の上段の中央の図の状態に移行する。この際、詳細は後述する押さえ部120のうちの下流側押さえ部120Bを上流側押さえ部120Aの上部に向けて第6回動支点AR6基準に回動方向R1に回動する。次に、図9の上段の中央の図の状態から図9の上段の右の図の状態に移行する。この際、押さえ部120を第5回動支点AR5基準に回動方向R2に回動する。本実施例の媒体載置装置100は、図9の上段の右の図の状態で押さえ部120が維持されるように不図示のロック機構を有している。
次に、図9の上段の右の図の状態から図9の下段の一番左の図の状態に移行する。この際、図7で表される持ち手部150を作業者が持ちながら、上流部110Aを第2回動支点AR2基準に回動方向R3に回動しつつ、下流部110Bを第1回動支点AR1基準に回動方向R4に回動する。なお、持ち手部150として、上流部110Aの接続部110Dに設けられる持ち手部150Aと、下流部110Bに設けられる持ち手部150Bと、がある。そして、図9の下段の一番左の図の状態から図9の下段の左から2番目の図の状態に移行する。この際、下流部110Bを第1回動支点AR1基準に回動方向R4に回動するとともに、上流部110Aを第2回動支点AR2基準に回動方向R5に回動する。さらにこの動作を続けることで、図9の下段の左から2番目の図の状態から図9の下段の右から2番目の図の状態に移行する。図9の下段の右から2番目の図の状態となったら、押さえ部120を第5回動支点AR5基準に回動方向R6に回動する。すると、図9の下段の一番右の図の状態で表されるように下流部110Bは折りたたみ位置にある状態となる。なお、図11は、図9の下段の左から2番目の図の状態と図9の下段の右から2番目の図の状態との間の状態に対応する。
ここで、図10で表されるように、下流部110Bは、初期位置において、第1回動支点AR1から排出方向Aの下流側端部までの長さL1が第1回動支点AR1から媒体載置装置100の設置面までの長さL2よりも長い。すなわち、下流部110Bの排出方向Aの長さを長くとれているので、例えばB0ノビサイズなどの長い媒体22も好適に積載ことができる。そして、図9の下段の一番左の図で表されるように、上流部110Aは、排出方向Aの上流側端部に第2回動支点AR2を有し、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に第2回動支点AR2を基準として重力方向における上側に回動可能である。このため、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、上流部110Aが下流部110Bに干渉することを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。
また、図2から図5などで表されるように、本実施例の媒体載置装置100は、支持面111側(-Z方向側)から押さえ部120側(+Z方向側)に延設される規制面121Aにより支持部110で支持される媒体22が排出方向Aの下流側に移動することを規制する規制部121を備えている。そして、図4,図7、並びに、図10から図12で表されるように、排出方向Aに延設されるとともに規制部121を排出方向Aに沿って移動可能に保持する規制部保持軸122を備えている。ここで、規制部保持軸122は、図10から図12で表されるように、排出方向Aの上流側に位置する上流軸122Aと、上流軸122Aよりも排出方向Aの下流側に位置する下流軸122Bと、上流軸122Aと下流軸122Bとをつなぐ回動機構140と、を有している。そして、図10から図12で表されるように、回動機構140は、規制部保持軸122の一部を構成する基軸部122Cと、上流軸122Aと基軸部122Cとをつなぐ第3回動支点AR3と、基軸部122Cと下流軸122Bとをつなぐ第4回動支点AR4と、を有している。そして、初期位置において、第1回動支点AR1は排出方向Aにおいて、第3回動支点AR3と第4回動支点AR4との間の位置に配置される。また、図10から図12で表されるように、下流軸122Bは、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、第3回動支点AR3及び第4回動支点AR4を基準にして上流軸122Aに対して回動する。
このように、本実施例の媒体載置装置100は、規制部121を備えるので、連続して媒体22を支持部110に載置させる際に新たに載置させるために移動してきた媒体22の先端が下側に積載されていた載置済み媒体に当接して引っ掛かり、新たに移動してきた媒体22が排出不良になってしまうこと、該載置済み媒体を支持部110から押し出してしまうことなどを効果的に抑制することができる。また、規制部121を排出方向Aに沿って移動可能に保持する規制部保持軸122は、上流軸122Aと下流軸122Bと回動機構140とを有し、回動機構140は、基軸部122Cと、上流軸122Aと基軸部122Cとをつなぐ第3回動支点AR3と、基軸部122Cと下流軸122Bとをつなぐ第4回動支点AR4と、を有し、下流軸122Bは、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、第3回動支点AR3及び第4回動支点AR4を基準にして上流軸122Aに対して回動する。このような構成となっていることで、本実施例の媒体載置装置100は、下流部110Bを折りたたみ位置に配置させた状態において規制部121を上流部側に配置させるなど、規制部121を下流部110B側から上流部110A側の任意の位置に配置することができ、また、下流部110Bの初期位置と折りたたみ位置との移動の際に回動機構140が下流部110Bの移動の妨げになることを抑制することができる。なお、図10から図12では、支持部110や規制部保持軸122を見やすくするため、押さえ部120や規制部121を省略して表している。
なお、図4及び図5などで表されるように、本実施例の媒体載置装置100は、規制部121をX方向において-X方向側に設けている。これは、本実施例の媒体載置装置100と共に使用される記録装置10が、-X方向側にキャリッジ33のホームポジションを備え、媒体22を-X方向側に寄せて使用するためである。このため、媒体載置装置100は、このような構成に限定されず、共に使用する処理装置の態様に応じて任意に配置することができる。
また、図2から図5などで表されるように、本実施例の媒体載置装置100は、支持部110で支持される媒体22をZ方向における上側から押さえる押さえ部120を備えている。そして、図5で表されるように、押さえ部120は、第1支持部110aの支持面111と対向する位置に配置されている。本実施例の媒体載置装置100は、このような構成となっていることで、押さえ部120と第1支持部110aの支持面111とで媒体22を上下方向から挟み込むことができ、X方向から見て媒体22がカールして該媒体22の先端部分が支持面111や載置済み媒体などに引っ掛かることなどを好適に抑制することができる。
ここで、押さえ部120は、図9で表されるように、排出方向Aの上流側端部に第5回動支点AR5を有し、第5回動支点AR5を基準にして上方、すなわち、上流部110Aの第1支持部110aとは離れる方向に回動可能である。このため、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、押さえ部120が邪魔になることを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。
また、図9で表されるように、押さえ部120は、支持部における上流部に対向して配置される上流側押さえ部120Aと、支持部における下流部に対向して配置される下流側押さえ部120Bと、上流側押さえ部120Aと下流側押さえ部120Bとをつなぐ第6回動支点AR6と、を有している。そして、下流側押さえ部120Bは、第6回動支点AR6を基準にして上方、すなわち、支持部110(下流部110Bの第1支持部110a)とは離れる方向に回動可能である。本実施例の媒体載置装置100は、押さえ部120として、上流側押さえ部120Aと下流側押さえ部120Bとを有するため、短い媒体22を使用する際には上流側押さえ部120Aのみを使用し、長い媒体22を使用する際には上流側押さえ部120Aと下流側押さえ部120Bとの両方を使用することができる。したがって、本実施例の媒体載置装置100は、短い媒体22を使用する際だけでなく長い媒体22を使用する際にも、押さえ部120と支持面111とで媒体22を上下方向から効果的に挟み込むことができる。また、本実施例の媒体載置装置100においては、下流側押さえ部120Bは、第6回動支点AR6を基準にして支持部110とは離れる方向に回動可能である。このため、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、下流側押さえ部120Bが邪魔になることを抑制することができ、作業性の低下を抑制することができる。なお、上記のように、下流側押さえ部120Bは短い媒体22を使用する際に、回動して折りたたむことが可能であり、図3、図4では使用する状態と、不使用時に折りたたんだ状態とを示すために両方の状態を示している。
また、本実施例の媒体載置装置100は、X方向における両端に設けられた2つの脚部130と、該2つの脚部130に接続される脚部接続部材131と、脚部接続部材131に設けられた第1スロープ部132及び第2スロープ部133と、を備えている。そして、脚部接続部材131、第1スロープ部132及び第2スロープ部133の少なくともいずれかは、折りたたみ位置に配置された下流部110Bを保持する保持部としての役割をしている。このため、本実施例の媒体載置装置100は、折りたたみ位置に配置された下流部110Bが不安定になり不意に移動することなどを抑制することができる。なお、本実施例の保持部は、支持面111に接触して支持部110を保持する構成であるが、このような構成に限定されず、下流部110Bの排出方向Aにおける下流側端部124やキャスター123などを保持する構成としてもよい。
ここで、脚部接続部材131よりも+Y方向側に設けられた第1スロープ部132は、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際、例えば図11や図9の下段の左から2番目の状態などにおいて、下流部110Bにおける排出方向Aの下流側端部124を斜面132A接触させながら下流部110Bを保持部へ案内する第1案内部としての役割をしている。このため、本実施例の媒体載置装置100は、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際の作業性を向上している。なお、本実施例では下流部110Bの下流側端部124を第1案内部に接触させながら下流部110Bを保持部へ案内する構成としたが、キャスター123を第1案内部に接触させながら下流部110Bを保持部へ案内する構成としてもよい。
一方、脚部接続部材131よりも-Y方向側に設けられた第2スロープ部133は、下流部110Bを折りたたみ位置から初期位置に配置させる際に、下流部110Bにおける排出方向Aの下流側端部124を接触させながら下流部110Bを保持部から案内する第2案内部としての役割をしている。このため、本実施例の媒体載置装置100は、下流部110Bを折りたたみ位置から初期位置に配置させる際の作業性を向上することができる。なお、本実施例では下流部110Bの下流側端部124を第2案内部に接触させながら下流部110Bを保持部から案内する構成としたが、キャスター123を第2案内部に接触させながら下流部110Bを保持部から案内する構成としてもよい。
ここで、図3及び図8などで表されるように、上流側押さえ部120Aは、排出方向Aに延在する基部1210と、基部1210における支持面111と対向する位置に設けられる複数の腕部1220と、を有している。腕部1220は、基端1221が基部1210に対してX方向を回動軸として回動可能に取り付けられるとともに基端1221とは反対側の先端1222にX方向を回点軸として回点可能な回転部材1223が設けられている。一方、図7で表されるように、下流側押さえ部120Bは、排出方向Aに延在するとともに支持面111と対向する位置にX方向を回点軸として回点可能な複数の回転体1230が設けられている。そして、図7で表されるように、下流側押さえ部120Bと支持面111との間隔G1は、基部1210と支持面111との間隔G2よりも狭くなるように構成されている。
一般的には、短い媒体22を使用する場合、長い媒体22を使用する場合よりも媒体22の積載枚数は多くなる。これは、例えば、本実施例の媒体載置装置100とともに使用可能な図1で表される記録装置10は、2ロール分のロール体25をセット可能であるが、該ロール体25を短くカットした場合の媒体22の枚数は多くなり、該ロール体25を長くカットした場合の媒体22の枚数は少なくなることに起因する。本実施例の媒体載置装置100は、下流側押さえ部120Bと支持面111との間隔G1は、基部1210と支持面111との間隔G2よりも狭いので、長い媒体22を使用する場合の媒体22の積載可能枚数よりも短い媒体22を使用する場合の媒体22の積載可能枚数を多くすることが可能になっている。また、上流側押さえ部120Aは基部1210と複数の腕部1220とを有し、腕部1220の基端1221が基部1210に対して幅方向を回動軸として回動可能であって腕部1220の先端1222に回転部材1223が設けられる構成とすることで、排出方向Aの上流側で確りと媒体22を押さえることができ、媒体22を好適に移動させることが可能になる。また、回転部材1223及び回転体1230が設けられていることで、媒体22の移動を円滑にすることができる。
また、本実施例の媒体載置装置100は、図2及び図7などで表されるように、排出方向Aの下流側端部124における重力方向における下側に、キャスター123を備えている。このため、下流部110Bを初期位置から折りたたみ位置に配置させる際に、下流部110Bを容易に移動させることができ、作業性を向上することができる。さらに、キャスター123を設置面に設置させて媒体載置装置100を安定して設置させることができる。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…記録装置(処理装置)、11…キャスター、12…筐体、13…前壁、14…後壁、15…第1側壁、16…第2側壁、17…上壁、20…収容部、22…媒体、22a…媒体、22b…媒体、22A…後端、23…芯部材、25…ロール体、27…ロール体収容口、28…保持部材、30…記録部、31…支持台、32…ガイド部材、33…キャリッジ、34…記録ヘッド、35…カートリッジ、53…排出部、59…入力部、65…ベースフレーム、100…媒体載置装置、110…支持部、110a…第1支持部、110b…第2支持部、110A…上流部、110B…下流部、110C…橋渡し部材、110D…接続部、111…支持面、120…押さえ部、120A…上流側押さえ部、120B…下流側押さえ部、122C…基軸部、121…規制部、121A…規制面、121B…端部、121C…端部、122…規制部保持軸、122A…上流軸、122B…下流軸、123…キャスター、124…下流側端部、130…脚部、131…脚部接続部材(保持部)、132…第1スロープ部(第1案内部、保持部)、132A…斜面、133…第2スロープ部(第2案内部、保持部)、133A…斜面、140…回動機構、150…持ち手部、150A…持ち手部、150B…持ち手部、1210…基部、1220…腕部、1221…基端、1222…先端、1223…回転部材、1230…回転体、AR1…第1回動支点、AR2…第2回動支点、AR3…第3回動支点、AR4…第4回動支点、AR5…第5回動支点、AR6…第6回動支点、AR7…第7回動支点、AR8…第8回動支点、G1…隙間、G2…隙間、S…空間

Claims (13)

  1. 処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、
    前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、
    前記支持部は、前記排出方向の上流側に位置する上流部と、前記上流部よりも前記排出方向の下流側に位置する下流部と、前記上流部と前記下流部との間に設けられる第1回動支点と、を有し、
    前記下流部は、重力方向において前記上流部とオーバーラップしない初期位置から前記第1回動支点を基準に回動して前記上流部の重力方向における下側の折りたたみ位置に配置可能であることを特徴とする媒体載置装置。
  2. 請求項1に記載された媒体載置装置において、
    前記下流部は、前記初期位置において、前記第1回動支点から前記排出方向の下流側端部までの長さが前記第1回動支点から前記媒体載置装置の設置面までの長さよりも長く、
    前記上流部は、前記排出方向の上流側端部に第2回動支点を有し、前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に前記第2回動支点を基準として重力方向における上側に回動可能であることを特徴とする媒体載置装置。
  3. 請求項1または2に記載された媒体載置装置において、
    前記支持部で支持される前記媒体が前記排出方向の下流側に移動することを規制する規制部と、前記排出方向に延設されるとともに前記規制部を前記排出方向に沿って移動可能に保持する規制部保持軸と、を備え、
    前記規制部保持軸は、前記排出方向の上流側に位置する上流軸と、前記上流軸よりも前記排出方向の下流側に位置する下流軸と、前記上流軸と前記下流軸とをつなぐ回動機構と、を有し、
    前記回動機構は、基軸部と、前記上流軸と前記基軸部とをつなぐ第3回動支点と、前記基軸部と前記下流軸とをつなぐ第4回動支点と、を有し、
    前記下流軸は、前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に、前記第3回動支点及び前記第4回動支点を基準にして前記上流軸に対して回動することを特徴とする媒体載置装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された媒体載置装置において、
    前記支持部として、第1支持部と、前記幅方向から見て前記第1支持部よりも重力方向において低い位置に配置される第2支持部とを、前記幅方向において交互に有することを特徴とする媒体載置装置。
  5. 請求項4に記載された媒体載置装置において、
    前記幅方向において前記第1支持部と前記第2支持部との間に空間が設けられ、前記幅方向における前記空間の幅が前記幅方向における前記支持面の幅よりも広いことを特徴とする媒体載置装置。
  6. 請求項4または5に記載された媒体載置装置において、
    前記第1支持部の前記支持面と対向する位置に配置され、前記支持部で支持される前記媒体を重力方向における上側から押さえる押さえ部を備え、
    前記押さえ部は、前記排出方向の上流側端部に第5回動支点を有し、前記第5回動支点を基準にして前記第1支持部とは離れる方向に回動可能であることを特徴とする媒体載置装置。
  7. 請求項6に記載された媒体載置装置において、
    前記押さえ部は、前記支持部における前記上流部に対向して配置される上流側押さえ部と、前記支持部における前記下流部に対向して配置される下流側押さえ部と、前記上流側押さえ部と前記下流側押さえ部とをつなぐ第6回動支点と、を有し、
    前記下流側押さえ部は、前記第6回動支点を基準にして前記支持部とは離れる方向に回動可能であることを特徴とする媒体載置装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載された媒体載置装置において、
    前記折りたたみ位置に配置された前記下流部を保持する保持部を備えることを特徴とする媒体載置装置。
  9. 請求項8に記載された媒体載置装置において、
    前記下流部を前記初期位置から前記折りたたみ位置に配置させる際に、前記下流部における前記排出方向の下流側端部を接触させながら前記下流部を前記保持部へ案内する第1案内部を備えることを特徴とする媒体載置装置。
  10. 請求項8または9に記載された媒体載置装置において、
    前記下流部を前記折りたたみ位置から前記初期位置に配置させる際に、前記下流部における前記排出方向の下流側端部を接触させながら前記下流部を前記保持部から案内する第2案内部を備えることを特徴とする媒体載置装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載された媒体載置装置において、
    前記支持部は、前記排出方向に延在するとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜していることを特徴とする媒体載置装置。
  12. 請求項11に記載された媒体載置装置において、
    前記上流部は、前記排出方向の下流側端部に、前記下流部と接続する接続部を有し、
    前記接続部は、前記幅方向から見て前記上流部の前記接続部以外の領域及び前記下流部よりも急傾斜であることを特徴とする媒体載置装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載された媒体載置装置において、
    前記下流部は、前記排出方向の下流側端部における重力方向における下側に、キャスターを備えることを特徴とする媒体載置装置。
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