JP2023093895A - 媒体載置装置 - Google Patents

Abstract

【課題】処理装置から排出される媒体を好適に積載することを可能にする。
【解決手段】処理装置１０の排出部５３から排出された媒体２２を複数枚積載可能な媒体載置装置１００であって、排出部５３から排出された媒体２２を重力方向における下側から支持面１１１で支持する支持部１１０を、媒体２２の排出方向Ａと交差する幅方向に複数備え、支持部１１０として、第１支持部１１０ａと、幅方向から見て第１支持部１１０ａよりも重力方向において低い位置に配置される第２支持部１１０ｂとを、幅方向において交互に有し、第１支持部１１０ａに、排出部５３の重力方向における下側と第１支持部１１０ａの支持面１１１とを橋渡しする橋渡し部材１１０Ｃが設けられる。
【選択図】図３

Description

本発明は、媒体載置装置に関する。

プリンターやスキャナーなど媒体に処理をする様々な処理装置において、従来から、様々な構成の媒体載置装置が使用されている。例えば、特許文献１には、プリンターから排出された媒体を受け取って積載するスタッカー装置が開示されている。

特開２０１６－６９１５６号公報

特許文献１のスタッカー装置は、プリンターから排出された媒体を積載する媒体載置装置である。このような、処理装置から排出された媒体を積載する媒体載置装置においては、使用する媒体の種類などによっては、好適に媒体を積載することができない場合がある。例えば、ロール状に巻かれた媒体を使用する場合、該媒体にはロール状に戻ろうとする癖がついている場合があり、排出部から排出された媒体の先端が該媒体を積載する支持部に至る前に丸まって垂れ下がってしまい座屈などして該支持部に至ることができないことや、排出部から支持部に至るまでの間において媒体の先端が排出経路内で引っ掛かって該媒体が詰まることなどがあった。

上記課題を解決するための本発明の媒体載置装置は、処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、前記支持部として、第１支持部と、前記幅方向から見て前記第１支持部よりも重力方向において低い位置に配置される第２支持部とを、前記幅方向において交互に有し、前記第１支持部に、前記排出部の重力方向における下側と前記第１支持部の前記支持面とを橋渡しする橋渡し部材が設けられることを特徴とする。

本発明の媒体載置装置を接続可能な処理装置の一例である記録装置の斜視図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置を図１の記録装置に接続した状態を表す斜視図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の側面図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の斜視図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の背面図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の支持部を表す斜視図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の一部を表す側面図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の記録装置に対する接続部を表す側面図。 本発明の実施例１に係る媒体載置装置の橋渡し部材周辺を表す側面図。 本発明の実施例２に係る媒体載置装置の橋渡し部材周辺を表す側面図。 本発明の実施例３に係る媒体載置装置の橋渡し部材周辺を表す側面図。 本発明の実施例４に係る媒体載置装置の橋渡し部材周辺を表す側面図。 本発明の実施例５に係る媒体載置装置の橋渡し部材周辺の斜視図。 本発明の実施例５に係る媒体載置装置の橋渡し部材の側面図。 本発明の実施例５に係る媒体載置装置の橋渡し部材の斜視図。

最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第１の態様の媒体載置装置は、処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、前記支持部として、第１支持部と、前記幅方向から見て前記第１支持部よりも重力方向において低い位置に配置される第２支持部とを、前記幅方向において交互に有し、前記第１支持部に、前記排出部の重力方向における下側と前記第１支持部の前記支持面とを橋渡しする橋渡し部材が設けられることを特徴とする。

本態様によれば、第１支持部に、排出部の重力方向における下側と第１支持部の支持面とを橋渡しする橋渡し部材が設けられる。このため、排出される媒体の先端部などが排出部と支持面との間で垂れ下がってしまって排出される媒体が支持面に至らないということや、排出部から支持部に至るまでの間において媒体の先端が排出経路内で引っ掛かることを抑制することができる。したがって、処理装置から排出される媒体を好適に積載することができる。また、支持部として、第１支持部と第２支持部とを幅方向において交互に有するので、排出方向から見て移動する媒体を波打ち形状にすることができ、排出方向の先端が垂れ下がり支持面や載置済み媒体などに引っ掛かることも抑制できる。

本発明の第２の態様の媒体載置装置は、前記第１の態様において、前記支持部及び前記橋渡し部材は、前記排出方向に延在するとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜していることを特徴とする。

本態様によれば、支持部及び橋渡し部材は、排出方向に延在するとともに排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。このため、重力を利用して媒体を移動させることができ、動力などを用いることなく媒体を効率的に移動させることができる。

本発明の第３の態様の媒体載置装置は、前記第２の態様において、前記橋渡し部材は、前記第１支持部から前記排出方向に延在する第１橋渡し部と、前記幅方向において前記第１支持部の両側に設けられる第２橋渡し部と、前記第２橋渡し部に対して前記排出方向の下流側に設けられるとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が前記第２橋渡し部よりも急傾斜となる第３橋渡し部と、を有することを特徴とする。

本態様によれば、第２橋渡し部と、第２橋渡し部に対して排出方向の下流側に設けられるとともに第２橋渡し部よりも排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が急傾斜となる第３橋渡し部と、を有する。このため、排出される媒体を排出方向の上流側の第２橋渡し部で確りと保持し、排出方向の下流側の第３橋渡し部で波打ち形状にすることができ、特に効果的に、排出方向の先端が垂れ下がり支持面や載置済み媒体などに引っ掛かることを抑制することができる。

本発明の第４の態様の媒体載置装置は、前記第１から第３のいずれか１つの態様において、前記橋渡し部材は、前記排出方向の上流側端部に、前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が前記排出方向の上流側端部以外の領域よりも急傾斜となる、急傾斜部を有することを特徴とする。

例えば、媒体の種類などによっては、先端が特に垂れ下がりやすい媒体がある。しかしながら、本態様によれば、橋渡し部材は排出方向の上流側端部に急傾斜部を有する。このため、媒体の先端が垂れ下がった場合でも、該先端を急傾斜部に接触するようにすることで、該先端の橋渡し部材への入射角を小さくすることができ、特に効率的に媒体を移動させることができる。

本発明の第５の態様の媒体載置装置は、前記第１から第４のいずれか１つの態様において、前記橋渡し部材は、前記排出方向の上流側端部に、前記排出方向の上流側端部以外の領域よりも前記媒体に対する静摩擦係数が大きい、高摩擦部を有することを特徴とする。

本態様によれば、橋渡し部材は排出方向の上流側端部に高摩擦部を有する。このため、媒体載置装置に載置された載置済み媒体が重力の影響で滑って所望の載置位置から移動したりすることや、後に排出部から排出されて移動してくる媒体に押されて載置済み媒体が所望の載置位置から移動したりすることを抑制することができる。

本発明の第６の態様の媒体載置装置は、前記第１から第５のいずれか１つの態様において、前記橋渡し部材は、前記排出部に対して前記媒体の複数枚分の厚み以上重力方向における下側に配置可能に構成されていることを特徴とする。

橋渡し部材が、排出部と面一で形成される場合、載置済み媒体が後に排出部から排出されて移動してくる媒体に押されて所望の載置位置から移動する虞がある。しかしながら、本態様によれば、橋渡し部材は、排出部に対して媒体の複数枚分の厚み以上重力方向における下側に配置可能に構成されている。このため、複数枚分の媒体を好適に載置することができる。

本発明の第７の態様の媒体載置装置は、前記第１から第６のいずれか１つの態様において、前記橋渡し部材は、回動軸を有し、所定以上の付加が加わった際に前記回動軸を中心に前記第１支持部に対して回動することを特徴とする。

本態様によれば、橋渡し部材は、回動軸を有し、所定以上の付加が加わった際に第１支持部に対して回動可能な第１支持部に対して回動する。このため、橋渡し部材に所定以上の付加が加わった際に橋渡し部材や支持部が破損することを抑制することができる。

本発明の第８の態様の媒体載置装置は、前記第１から第７のいずれか１つの態様において、前記橋渡し部材は、前記第１支持部に対して取り外し可能に構成されており、所定以上の付加が加わった際に前記第１支持部から外れることを特徴とする。

本態様によれば、橋渡し部材は、第１支持部に対して取り外し可能に構成されており、所定以上の付加が加わった際に第１支持部から外れる。このため、橋渡し部材に所定以上の付加が加わった際に橋渡し部材や支持部が破損することを抑制することができる。

以下、図面を参照して、本発明に係る媒体載置装置１００の実施例について具体的に説明する。本発明に係る媒体載置装置１００は、処理装置の一例である記録装置１０の排出部５３から排出された媒体２２を複数枚積載可能な媒体載置装置である。なお、本実施例の媒体載置装置１００は、処理装置の一例である記録装置１０と接続可能であるが、画像読み取り装置など記録装置以外の処理装置に接続可能であってもよい。最初に、記録装置１０の概要について図１を参照して説明する。

なお、図面に付記する座標は、記録装置１０が水平な設置面上に置かれているものとして、互いに直交する３つの仮想軸を、Ｘ軸、Ｙ軸及びＺ軸とする。Ｘ軸は、記録装置１０の左右方向（幅方向）と平行な仮想軸である。Ｙ軸は、記録装置１０の前後方向と平行な仮想軸である。Ｚ軸は、記録装置１０の高さ方向（重力方向）と平行な仮想軸である。Ｘ軸、Ｙ軸及びＺ軸を表す矢印の先端側を「＋側」、基端側を「－側」とする。本実施形態で例示する記録装置１０は、ロール状に巻かれた長尺の媒体２２を繰り出してインクジェット方式で記録を行う大判のプリンターである。本実施例の記録装置１０は、最大Ｂ０ノビサイズの媒体２２まで記録を行うことが可能なプリンターである。

図１に示すように、記録装置１０は、キャスター１１を介して設置される。記録装置１０は、Ｘ方向に長い略直方体形状の筐体１２を有している。筐体１２は、前壁１３、後壁１４、第１側壁１５、第２側壁１６、及び上壁１７を有している。記録装置１０において、ベースフレーム６５と上壁１７とが対向する方向は、記録装置１０の高さ方向である。第１側壁１５と第２側壁１６とが対向する方向は、記録装置１０の左右方向である。前壁１３と後壁１４とが対向する方向は、記録装置１０の前後方向である。

筐体１２の内部には、媒体２２に記録を行う記録ヘッド３４を有する記録部３０、媒体２２が円筒状に巻かれたロール体２５を収容する収容部２０が設けられている。また、図１では不図示であるが、媒体２２を搬送する搬送部や、媒体２２を切断する切断部などが設けられている。

筐体１２の前壁１３には、複数の開口が形成されている。ロール体２５を収容するためのロール体収容口２７が前壁１３下方のベースフレーム６５側に形成されている。また、記録済みの媒体２２を排紙するための排出部５３が、ロール体収容口２７の上側に形成されている。

収容部２０には、長尺の媒体２２を芯部材２３に巻き回して形成された円筒状のロール体２５がロール体収容口２７から着脱可能に収容される。本実施例において、収容部２０は、Ｘ方向に長い２つのロール体２５を、Ｚ方向に並べた状態で収容可能に構成されている。ロール体２５の両端には、収容部２０に対して回転可能に保持する一対の保持部材２８が取り付けられている。ロール体２５が回転駆動されることにより、ロール体２５に巻き回された媒体２２が筐体１２内の後壁１４側へと送出される。そして、不図示の搬送部により媒体２２が支持台３１へ搬送されると共に、該媒体２２が支持台３１上を後壁１４側から前壁１３側へと搬送される。

記録部３０は、支持台３１、ガイド部材３２、キャリッジ３３、及び記録ヘッド３４を含んで構成される。支持台３１は、筐体１２内でＸ方向に延びる板状の部材であり、収容部２０よりも上壁１７側に位置し、不図示の搬送部によって搬送された媒体２２を支持する。

記録ヘッド３４は、ガイド部材３２に沿って移動するキャリッジ３３に搭載されている。記録ヘッド３４は、キャリッジ３３に対して支持台３１側に位置している。記録ヘッド３４は、キャリッジ３３と共に、ガイド部材３２に沿って往復移動可能に構成されている。記録ヘッド３４は、インクを収容したカートリッジ３５と不図示の可撓性を有するチューブにより接続されている。記録ヘッド３４は、Ｘ方向に移動しながら支持台３１に支持された媒体２２に対してインクを吐出することにより媒体２２に対して記録を行う。記録がなされた媒体２２は、不図示の切断部により切断される。

また、記録装置１０は、入力部５９を有している。入力部５９は、筐体１２の上壁１７の上面に設けられている。入力部５９は、例えばタッチパネルを備えた液晶表示装置などによって構成され、各種情報の入力をユーザーが行う際に使用される。

［実施例１］
以下、図２から図９を参照して、本発明の実施例１の媒体載置装置１００について具体的に説明する。本実施例の媒体載置装置１００は、図２及び図８で表されるように記録装置１０に接続可能であり、記録装置１０の排出部５３から排出方向Ａに排出される媒体２２を支持部１１０の支持面１１１に複数枚積載可能な構成となっている。

本実施例の媒体載置装置１００は、図４及び図６などで表されるように、媒体２２の排出方向Ａと交差する幅方向（Ｘ方向）に複数備えられた支持部１１０により、排出部５３から排出された媒体２２を重力方向（Ｚ方向）における下側から支持面１１１で支持する。本実施例の媒体載置装置１００において、複数の支持部は、隣り合う支持部１１０の幅方向の中央位置が１６０ｍｍ間隔となるように配置され提案書いる。ここで、支持部１１０は、図３及び図４などで表されるように、排出方向Ａに延在するとともに排出方向Ａの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。また、支持部１１０として、第１支持部１１０ａと、図３で表されるようにＸ方向から見て第１支持部１１０ａよりもＺ方向において低い位置に配置される第２支持部１１０ｂとを、図５及び図６などで表されるようにＸ方向において交互に有する。

このように、本実施例の媒体載置装置１００においては、支持部１１０は排出方向Ａに延在するとともに排出方向Ａの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜している。このため、重力を利用して媒体２２を移動させることができ、動力などを用いることなく媒体２２を効率的に移動させることができる。また、支持部１１０として、第１支持部１１０ａと第２支持部１１０ｂとを幅方向において交互に有するので、排出方向Ａから見て移動する媒体２２を波打ち形状（コックリング形状）にすることができ、排出方向Ａの先端が垂れ下がり支持面１１１や支持面１１１に既に載置されている載置済み媒体などに引っ掛かることも抑制できる。したがって、本実施例の媒体載置装置１００は、動力などを用いることなく様々な種類の媒体２２を好適に積載することができる。なお、本実施例の媒体載置装置１００においては、図５で表されるように、第１支持部１１０ａ同士の高さ、並びに、第２支持部１１０ｂ同士の高さは概ね一律となっている。しかしながら、このような構成に限定されず、第１支持部１１０ａ同士の高さ、並びに、第２支持部１１０ｂ同士の高さが異なっていてもよい。また、本実施例の媒体載置装置１００においては、第１支持部１１０ａと第２支持部１１０ｂとの高さの差は４５ｍｍとなっている。しかしながら、媒体２２を波打ち形状にすることができる高さの差が確保できれば４５ｍｍではなくてもよい。

また、本実施例の媒体載置装置１００は、図３、図４及び図６などで表されるように、各々の支持部１１０として、排出方向Ａの上流側に位置する上流部１１０Ａと、上流部１１０Ａよりも排出方向Ａの下流側に位置する下流部１１０Ｂと、上流部１１０Ａと下流部１１０Ｂとを接続する中流部１１０Ｄと、を有している。そして、さらに、上流部１１０Ａよりもさらに排出方向Ａの上流側に、記録装置１０の排出部５３の下側と上流部１１０Ａとを接続する橋渡し部材１１０Ｃが設けられている。詳細には、橋渡し部材１１０Ｃは、第１支持部１１０ａに設けられており、排出部５３の重力方向における下側と第１支持部１１０ａの支持面１１１とを橋渡しする構成となっている。橋渡し部材１１０Ｃは、支持部１１０の一部を構成するとみなすことができるとともに、支持部１１０に取り付け可能な別部材とみなすこともできる。

このように、本実施例の媒体載置装置１００は、第１支持部１１０ａに、排出部５３の重力方向における下側と第１支持部１１０ａの支持面１１１とを橋渡しする橋渡し部材１１０Ｃが設けられている。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、排出される媒体２２の先端部などが排出部５２と第１支持部１１０ａの支持面１１１との間で垂れ下がってしまって排出される媒体２２が第１支持部１１０ａの支持面１１１に至らないということや、排出部５３から第１支持部１１０ａに至るまでの間において媒体２２の先端が排出経路内で引っ掛かることを抑制することができる。したがって、本実施例の媒体載置装置１００は、処理装置から排出される媒体２２を好適に積載することができる。

なお、本実施例の媒体載置装置１００は、第１支持部１１０ａのみに橋渡し部材１１０Ｃが設けられ、第２支持部１１０ｂに橋渡し部材１１０Ｃが設けられない構成であるが、このような構成に限定されない。第１支持部１１０ａに橋渡し部材１１０Ｃが設けられる構成として、第１支持部１１０ａに加えて第２支持部１１０ｂにも橋渡し部材１１０Ｃが設けられる構成としてもよい。ただし、この場合、第２支持部１１０ｂに設けられる橋渡し部材１１０Ｃは、第１支持部１１０ａに設けられる橋渡し部材１１０ＣよりもＸ方向から見て重力方向において低い位置に配置されることが好ましい。排出方向Ａから見て移動する媒体２２を波打ち形状にすることができ、橋渡し部材１１０Ｃを移動中の媒体２２の先端が垂れ下がることを抑制できるためである。

また、本実施例においては、Ｘ方向から見て第１支持部１１０ａと橋渡し部材１１０Ｃとが連続的に一直線となるように構成されており、第１支持部１１０ａと橋渡し部材１１０Ｃの傾斜は同じ傾斜となっている。ただし、このような構成に限定されない。記録装置１０などの処理装置と媒体載置装置１００との距離や排出部５３の位置などに応じて適宜橋渡し部材１１０Ｃの傾斜を決定することができる。

なお、図３で表されるように、中流部１１０Ｄは、Ｘ方向から見て上流部１１０Ａ及び下流部１１０Ｂよりも急傾斜である。例えば、Ｂ０ノビサイズなどのように大きな媒体２２を使用した場合などにおいては、中流部１１０Ｄにおいて排出される媒体２２のジャムが特に発生しやすい。このため、中流部１１０Ｄにおいて媒体２２を移動しやすい構成が好ましい。ここで、本実施例の媒体載置装置１００においては、支持部１１０は上流部１１０Ａと下流部１１０Ｂと中流部１１０Ｄとを有し、中流部１１０ＤはＸ方向から見て上流部及び下流部よりも急傾斜である。このように、中流部１１０Ｄを急傾斜とすることで該中流部１１０Ｄにおいて特に効率的に重力を利用して媒体２２を移動させることができる。したがって、本実施例の媒体載置装置１００は、動力などを用いることなく様々な種類の媒体２２を特に好適に積載することができる。

本実施例においては、中流部１１０Ｄが上流部１１０Ａ及び下流部１１０Ｂよりも急傾斜となっているとともに、上流部１１０Ａは下流部１１０Ｂよりも急傾斜となっている。ただし、このような構成に限定されず、例えば、上流部１１０Ａと下流部１１０Ｂとを同じ傾斜としてもよい。また、本実施例においては、排出方向Ａにおける中流部１１０Ｄの位置は、排出方向Ａにおける支持部１１０全体の長さのうちの中央付近となっている。別の表現をすると、この位置は、本実施例の媒体載置装置１００で積載可能な最大サイズであるＢ０ノビサイズの媒体２２の排出方向Ａにおける中央付近に相当する。ただし、排出方向Ａにおける中流部１１０Ｄの位置や長さに、特に限定はなく、使用する媒体２２の種類や大きさなどに応じて適宜排出方向における中流部１１０Ｄの位置や長さを決定することができる。

また、図４及び図６で表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、Ｘ方向において第１支持部１１０ａと第２支持部１１０ｂとの間に空間Ｓが設けられ、Ｘ方向における空間Ｓの幅がＸ方向における支持面１１１の幅よりも広くなるよう構成されている。すなわち、本実施例の媒体載置装置１００においては、支持面１１１と媒体２２との接触面積が小さくなっている。このため、支持面１１１と媒体２２との摩擦力を減らすことができ、動力などを用いることなく様々な種類の媒体２２を特に好適に積載することができる。また、支持部１１０を軽量に形成することができるので、媒体載置装置１００を軽量化することもできる。

また、図２から図５などで表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、支持部１１０で支持される媒体２２をＺ方向における上側から押さえる押さえ部１２０を備えている。そして、図５で表されるように、押さえ部１２０は、第１支持部１１０ａの支持面１１１と対向する位置に配置されている。本実施例の媒体載置装置１００は、このような構成となっていることで、押さえ部１２０と第１支持部１１０ａの支持面１１１とで媒体２２を上下方向から挟み込むことができ、Ｘ方向から見て媒体２２がカールして該媒体２２の先端部分が支持面１１１や載置済み媒体などに引っ掛かることなどを好適に抑制することができる。

また、図２から図５などで表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、支持面１１１側（－Ｚ方向側）から押さえ部１２０側（＋Ｚ方向側）に延設される規制面１２１Ａにより支持部１１０で支持される媒体２２が排出方向Ａの下流側に移動することを規制する規制部１２１を備えている。このため、連続して媒体２２を支持部１１０に載置させる際に新たに載置させるために移動してきた媒体２２の先端が下側に積載されていた載置済み媒体に当接して引っ掛かり、新たに移動してきた媒体２２が排出不良になってしまうこと、該載置済み媒体を支持部１１０から押し出してしまうことなどを効果的に抑制することができる。

なお、図４及び図５などで表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、規制部１２１をＸ方向において－Ｘ方向側に設けている。これは、本実施例の媒体載置装置１００と共に使用される記録装置１０が、－Ｘ方向側にキャリッジ３３のホームポジションを備え、媒体２２を－Ｘ方向側に寄せて使用するためである。このため、媒体載置装置１００は、このような構成に限定されず、共に使用する処理装置の態様に応じて任意に配置することができる。

また、本実施例の媒体載置装置１００は、図４及び図７で表されるように、排出方向Ａに沿って設けられる規制部保持軸１２２を備えている。そして、規制部１２１は、規制部保持軸１２２に沿って移動可能である。このように、規制部１２１は排出方向Ａに沿って移動可能である。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、使用する媒体２２の大きさに合わせて好適に規制部１２１の位置を変更することができ、好適に該媒体２２を積載することができる。

また、本実施例の媒体載置装置１００における押さえ部１２０は、図２から図４などで表されるように、上流側押さえ部１２０Ａと、上流側押さえ部１２０Ａよりも排出方向Ａの下流側であってＸ方向における中央を含む位置に配置される下流側押さえ部１２０Ｂと、を有する。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、短い媒体２２を使用する際には上流側押さえ部１２０Ａのみを使用し、長い媒体２２を使用する際には上流側押さえ部１２０Ａと下流側押さえ部１２０Ｂとの両方を使用することができる。したがって、本実施例の媒体載置装置１００は、短い媒体２２を使用する際だけでなく長い媒体２２を使用する際にも、押さえ部１２０と支持面１１１とで媒体２２を上下方向から効果的に挟み込むことができる。下流側押さえ部１２０Ｂは短い媒体２２を使用する際に、回動して折りたたむことが可能であり、図３、図４では使用する状態と、不使用時に折りたたんだ状態とを示すために両方の状態を示している。

ここで、図３及び図８などで表されるように、上流側押さえ部１２０Ａは、排出方向Ａに延在する基部１２１０と、基部１２１０における支持面１１１と対向する位置に設けられる複数の腕部１２２０と、を有している。腕部１２２０は、基端１２２１が基部１２１０に対してＸ方向を回動軸として回動可能に取り付けられるとともに基端１２２１とは反対側の先端１２２２にＸ方向を回点軸として回点可能な回転部材１２２３が設けられている。一方、図７で表されるように、下流側押さえ部１２０Ｂは、排出方向Ａに延在するとともに支持面１１１と対向する位置にＸ方向を回点軸として回点可能な複数の回転体１２３０が設けられている。そして、図７で表されるように、下流側押さえ部１２０Ｂと支持面１１１との間隔Ｇ１は、基部１２１０と支持面１１１との間隔Ｇ２よりも狭くなるように構成されている。

一般的には、短い媒体２２を使用する場合、長い媒体２２を使用する場合よりも媒体２２の積載枚数は多くなる。これは、例えば、本実施例の媒体載置装置１００とともに使用可能な図１で表される記録装置１０は、２ロール分のロール体２５をセット可能であるが、該ロール体２５を短くカットした場合の媒体２２の枚数は多くなり、該ロール体２５を長くカットした場合の媒体２２の枚数は少なくなることに起因する。本実施例の媒体載置装置１００は、下流側押さえ部１２０Ｂと支持面１１１との間隔Ｇ１は、基部１２１０と支持面１１１との間隔Ｇ２よりも狭いので、長い媒体２２を使用する場合の媒体２２の積載可能枚数よりも短い媒体２２を使用する場合の媒体２２の積載可能枚数を多くすることが可能になっている。また、上流側押さえ部１２０Ａは基部１２１０と複数の腕部１２２０とを有し、腕部１２２０の基端１２２１が基部１２１０に対して幅方向を回動軸として回動可能であって腕部１２２０の先端１２２２に回転部材１２２３が設けられる構成とすることで、排出方向Ａの上流側で確りと媒体２２を押さえることができ、媒体２２を好適に移動させることが可能になる。また、回転部材１２２３及び回転体１２３０が設けられていることで、媒体２２の移動を円滑にすることができる。

また、本実施例の媒体載置装置１００は、図２及び図７などで表されるように、排出方向Ａの下流側端部１２４における重力方向における下側に、キャスター１２３を備えている。このため、キャスター１２３を設置面に設置させて媒体載置装置１００を安定して設置させることができるとともに、媒体載置装置１００を容易に移動させることができる。

また、図８で表されるように、本実施例の媒体載置装置１００においては、媒体２２を排出部５３に設けられたローラー対から排出するが、橋渡し部材１１０Ｃの支持面１１１に対して排出部５３のローラー対の位置は所定の高さだけ高くなっている。別の表現をすると、橋渡し部材１１０Ｃは、排出部５３に対して媒体２２の複数枚分の厚み以上重力方向における下側に配置可能に構成されている。橋渡し部材１１０Ｃが、排出部５３と面一で形成される場合、載置済み媒体が後に排出部５３から排出されて移動してくる媒体２２に押されて所望の載置位置から移動する虞がある。しかしながら、本実施例の媒体載置装置１００においては、橋渡し部材１１０Ｃは、排出部５３に対して媒体２２の複数枚分の厚み以上重力方向における下側に配置可能に構成されている。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、複数枚分の媒体２２を好適に載置することができる。

また、図９で表されるように、橋渡し部材１１０Ｃは、第１支持部１１０ａに対して回動可能な回動軸１１２を有し、Ｚ方向に所定以上の付加が加わった際に第１支持部１１０ａに対して回動方向Ｒに回動する。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０ＣにＺ方向に所定以上の付加が加わった際に、橋渡し部材１１０Ｃや支持部１１０のその他の部分が破損することを抑制することができる構成になっている。

また、橋渡し部材１１０Ｃは、第１支持部１１０ａに対して取り外し可能に構成されており、Ｘ方向に所定以上の付加が加わった際に第１支持部１１０ａから変形などすることなく外れる。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０ＣにＸ方向に所定以上の付加が加わった際に、橋渡し部材橋渡し部材１１０Ｃや支持部１１０のその他の部分が破損することを抑制することができる構成になっている。

［実施例２］
次に、実施例２の媒体載置装置１００について、図１０を用いて説明する。なお、図１０は、実施例１の媒体載置装置１００における図９に対応する図である。図１０において上記実施例１と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの構成以外は実施例１の媒体載置装置１００と同様の構成をしている。このため、下記で説明する部分以外に関しては、本実施例の媒体載置装置１００は、実施例１の媒体載置装置１００と同様の特徴を有している。

図１０で表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの排出方向Ａの上流側端部に、Ｘ方向から見て橋渡し部材１１０Ｃの支持面１１１のその他の領域よりも急な斜面となる急斜面１１３Ａを有する急傾斜部１１３を備えている。別の表現をすると、本実施例の橋渡し部材１１０Ｃは、排出方向Ａの上流側端部に、排出方向Ａの上流側端部以外の領域よりも排出方向Ａの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が急傾斜となる、急傾斜部１１３を有する。例えば、媒体２２の種類などによっては、該媒体２２の先端が特に垂れ下がりやすい場合がある。しかしながら、本実施例の橋渡し部材１１０Ｃは、排出方向Ａの上流側端部に急傾斜部１１３を有する。このため、媒体２２の先端が垂れ下がった場合でも、該先端を急傾斜部１１３に接触するようにすることで、該先端の橋渡し部材１１０Ｃへの入射角を小さくすることができ、特に効率的に媒体２２を移動させることができる。

［実施例３］
次に、実施例３の媒体載置装置１００について、図１１を用いて説明する。なお、図１１は、実施例１の媒体載置装置１００における図９に対応する図である。図１１において上記実施例１及び実施例２と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの構成以外は実施例１及び実施例２の媒体載置装置１００と同様の構成をしている。このため、下記で説明する部分以外に関しては、本実施例の媒体載置装置１００は、実施例１及び実施例２の媒体載置装置１００と同様の特徴を有している。

図１１で表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの排出方向Ａの上流側端部に高摩擦部１１４を備えている。詳細には、本実施例の橋渡し部材１１０Ｃは、排出方向Ａの上流側端部に、排出方向Ａの上流側端部以外の領域よりも媒体２２に対する静摩擦係数が大きい、高摩擦部１１４を有する。このため、本実施例の媒体載置装置１００は、該媒体載置装置１００に載置された載置済み媒体が重力の影響で滑って所望の載置位置から移動したりすることや、後に排出部５３から排出されて移動してくる媒体２２に押されて載置済み媒体が所望の載置位置から移動したりすることを抑制することができる。

［実施例４］
次に、実施例４の媒体載置装置１００について、図１２を用いて説明する。なお、図１２は、実施例１の媒体載置装置１００における図９に対応する図である。図１２において上記実施例１から実施例３と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの構成以外は実施例１から実施例３の媒体載置装置１００と同様の構成をしている。このため、下記で説明する部分以外に関しては、本実施例の媒体載置装置１００は、実施例１から実施例３の媒体載置装置１００と同様の特徴を有している。

図１２で表されるように、本実施例の媒体載置装置１００は、実施例２の媒体載置装置１００のように橋渡し部材１１０Ｃの排出方向Ａの上流側端部に急斜面１１３Ａを有する急傾斜部１１３を備えているとともに、実施例３の媒体載置装置１００のように橋渡し部材１１０Ｃの排出方向Ａの上流側端部に高摩擦部１１４を備えている。このため、特に効率的に媒体２２を移動させることができるとともに、載置済み媒体が所望の載置位置から移動することを抑制することができる。

［実施例５］
次に、実施例５の媒体載置装置１００について、図１３から図１５を用いて説明する。図１３から図１５において上記実施例１から実施例４と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の媒体載置装置１００は、橋渡し部材１１０Ｃの構成以外は実施例１から実施例４の媒体載置装置１００と同様の構成をしている。このため、下記で説明する部分以外に関しては、本実施例の媒体載置装置１００は、実施例１から実施例４の媒体載置装置１００と同様の特徴を有している。

図１３で表されるように、本実施例の橋渡し部材１１０Ｃは、第１支持部１１０ａから排出方向Ａに延在する第１橋渡し部１１０１と、Ｘ方向において第１支持部の両側に設けられる第２橋渡し部１１０２と、第２橋渡し部１１０２に対して排出方向Ａの下流側に設けられるとともに該第２橋渡し部１１０２よりも排出方向Ａの上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が急傾斜となる第３橋渡し部１１０３と、を有している。本実施例の媒体載置装置１００は、このような構成となっていることで、図１５で表されるように、排出される媒体２２を排出方向Ａの上流側の第２橋渡し部１１０２で確りと保持し、排出方向Ａの下流側の第３橋渡し部１１０３で波打ち形状にすることができ、特に効果的に、排出方向Ａの先端が垂れ下がり支持面１１１や載置済み媒体などに引っ掛かることを抑制することができる。

ここで、第３橋渡し部１１０３の排出方向Ａの下流側端部は、第２支持部１１０ｂの高さよりも低い位置まで延在している。このような構成となっていることで、波打ち形状になった媒体２２を第２支持部１１０ｂに対しても確実に送ることができる。なお、本実施例においては、図１５で表される１つ当たりの橋渡し部材１１０Ｃの第１支持部１１０ａの幅Ｌ１は２３ｍｍである。また、図１５で表される１つ当たりの橋渡し部材１１０Ｃの第２支持部１１０ｂの幅Ｌ２は２５７ｍｍであり、図１３で表される隣接する第２橋渡し部１１０２同士の間隔Ｇ３は６５ｍｍであり、図１４で表される第２支持部１１０ｂの排出方向Ａにおける長さＬ３は１１５ｍｍである。そして、図１４で表される１つ当たりの橋渡し部材１１０Ｃの第３橋渡し部１１０３の排出方向Ａにおける長さＬ４は１５９ｍｍであり、図１４で表される第３橋渡し部１１０３に対する第２橋渡し部１１０２のなす＋Ｚ方向側の角度Θは１８°である。ただし、このような構成に限定されない。

本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。

１０…記録装置（処理装置）、１１…キャスター、１２…筐体、１３…前壁、１４…後壁、１５…第１側壁、１６…第２側壁、１７…上壁、２０…収容部、２２…媒体、２３…芯部材、２５…ロール体、２７…ロール体収容口、２８…保持部材、３０…記録部、３１…支持台、３２…ガイド部材、３３…キャリッジ、３４…記録ヘッド、３５…カートリッジ、５３…排出部、５９…入力部、６５…ベースフレーム、１００…媒体載置装置、１１０…支持部、１１０ａ…第１支持部、１１０ｂ…第２支持部、１１０Ａ…上流部、１１０Ｂ…下流部、１１０Ｃ…橋渡し部材、１１０Ｄ…中流部、１１１…支持面、１１２…回動軸、１１３…急傾斜部、１１３Ａ…急斜面、１１４…高摩擦部、１１５…幅狭部、１１６…幅広部、１２０…押さえ部、１２０Ａ…上流側押さえ部、１２０Ｂ…下流側押さえ部、１２１…規制部、１２１Ａ…規制面、１２２…規制部保持軸、１２３…キャスター、１２４…下流側端部、１１０１…第１橋渡し部、１１０２…第２橋渡し部、１１０３…第３橋渡し部、１２１０…基部、１２２０…腕部、１２２１…基端、１２２２…先端、１２２３…回転部材、１２３０…回転体、Ｌ１…長さ、Ｌ２…長さ、Ｌ３…長さ、Ｌ４…長さ、Ｇ１…隙間、Ｇ２…隙間、Ｇ３…隙間、Ｓ…空間

Claims (8)

1. 処理装置の排出部から排出された媒体を複数枚積載可能な媒体載置装置であって、
   前記排出部から排出された前記媒体を重力方向における下側から支持面で支持する支持部を、前記媒体の排出方向と交差する幅方向に複数備え、
   前記支持部として、第１支持部と、前記幅方向から見て前記第１支持部よりも重力方向において低い位置に配置される第２支持部とを、前記幅方向において交互に有し、
   前記第１支持部に、前記排出部の重力方向における下側と前記第１支持部の前記支持面とを橋渡しする橋渡し部材が設けられることを特徴とする媒体載置装置。
2. 請求項１に記載された媒体載置装置において、
   前記支持部及び前記橋渡し部材は、前記排出方向に延在するとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなるように傾斜していることを特徴とする媒体載置装置。
3. 請求項２に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、前記第１支持部から前記排出方向に延在する第１橋渡し部と、前記幅方向において前記第１支持部の両側に設けられる第２橋渡し部と、前記第２橋渡し部に対して前記排出方向の下流側に設けられるとともに前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が前記第２橋渡し部よりも急傾斜となる第３橋渡し部と、を有することを特徴とする媒体載置装置。
4. 請求項１から３のいずれか１項に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、前記排出方向の上流側端部に、前記排出方向の上流側から下流側に向かって重力方向において低くなる傾斜が前記排出方向の上流側端部以外の領域よりも急傾斜となる、急傾斜部を有することを特徴とする媒体載置装置。
5. 請求項１から４のいずれか１項に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、前記排出方向の上流側端部に、前記排出方向の上流側端部以外の領域よりも前記媒体に対する静摩擦係数が大きい、高摩擦部を有することを特徴とする媒体載置装置。
6. 請求項１から５のいずれか１項に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、前記排出部に対して前記媒体の複数枚分の厚み以上重力方向における下側に配置可能に構成されていることを特徴とする媒体載置装置。
7. 請求項１から６のいずれか１項に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、回動軸を有し、所定以上の付加が加わった際に前記回動軸を中心に前記第１支持部に対して回動することを特徴とする媒体載置装置。
8. 請求項１から７のいずれか１項に記載された媒体載置装置において、
   前記橋渡し部材は、前記第１支持部に対して取り外し可能に構成されており、所定以上の付加が加わった際に前記第１支持部から外れることを特徴とする媒体載置装置。

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