JP2021031229A - 媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ - Google Patents
媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021031229A JP2021031229A JP2019152081A JP2019152081A JP2021031229A JP 2021031229 A JP2021031229 A JP 2021031229A JP 2019152081 A JP2019152081 A JP 2019152081A JP 2019152081 A JP2019152081 A JP 2019152081A JP 2021031229 A JP2021031229 A JP 2021031229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- tip
- medium receiving
- width direction
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pile Receivers (AREA)
Abstract
【課題】記録紙スタッカが回動することで記録紙スタッカの媒体積載面に凹凸がある状態とない状態との切り換えを行う構成では、媒体積載面の角度によって整列性が乱れたり、積載量が減少する虞がある。【解決手段】媒体受け装置は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部とを備える。【選択図】図7
Description
本発明は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける媒体受け装置、及びこれを備えた記録装置に関する。また本発明は、媒体受け装置に対して着脱可能な媒体受けアダプタに関する。
媒体に記録を行う記録装置では、排出される媒体を受ける媒体受け部が設けられるが、媒体受け部上で媒体がカールすると、媒体の整列性が乱れたり積載量が減ってしまうという問題が生じる。特許文献1にはその様な問題を解決する手段の一例が示されており、特許文献1記載の電子写真プリンターでは、媒体受け部である記録紙スタッカを、電子写真プリンター本体に対して回動自在に設けると共に、記録紙スタッカの一部にスリットを形成し、記録紙スタッカの回動状態に応じて前記スリットから矯正リブが突出する様に構成されている。
記録紙スタッカの前記スリットから前記矯正リブが突出している状態では、記録紙スタッカの媒体積載面に凹凸が形成されるので、記録紙の形状が矯正され、カール癖に起因する記録紙の整列性の乱れや積載量の減少を抑制できる。また、記録紙がカール癖のない場合には、記録紙スタッカの前記スリットから前記矯正リブが突出しない状態とされ、即ち記録紙スタッカの媒体積載面に凹凸がない状態とされる。
特許文献1記載の構成では、記録紙スタッカが回動することで記録紙スタッカの媒体積載面に凹凸がある状態とない状態との切り換えが行われることから、記録紙の排出方向に対する媒体積載面の角度が大きく変化してしまい、カール癖のある記録紙とカール癖のない記録紙とで媒体積載面上での整列性に大きな変化が生じてしまう。特に、カール癖のない記録紙を積載する場合、記録紙の排出方向に対して媒体積載面が急角度をなすため、先に排出された記録紙と次に排出される記録紙先端との間の摩擦負荷が増大してしまい、整列性が乱れたり、また媒体積載面が急角度を成していることから積載量も減少したりしてしまう。
上記課題を解決する本発明の媒体受け装置は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部とを備えることを特徴とする。
以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る媒体受け装置は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部とを備えることを特徴とする。
第1の態様に係る媒体受け装置は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、を備えるので、前記第1受け面により媒体を受けることで媒体の形状を矯正することができ、媒体のカール癖に起因する媒体の整列性の乱れや積載量の減少を抑制できる。
そして前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部を備えるので、前記第2媒体受け部を装着することで、前記変位部の影響を受けず、特に剛性が高く変形し難い媒体を適切に積載することができる。また、前記第2媒体受け部は、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位するので、媒体の排出方向に対する前記第2受け面の角度変化を抑制でき、整列性の乱れや積載量の減少も抑制できる。
そして前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部を備えるので、前記第2媒体受け部を装着することで、前記変位部の影響を受けず、特に剛性が高く変形し難い媒体を適切に積載することができる。また、前記第2媒体受け部は、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位するので、媒体の排出方向に対する前記第2受け面の角度変化を抑制でき、整列性の乱れや積載量の減少も抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記第1媒体受け部での媒体の積載高さが所定高さに達したことを検出する検出部を備え、前記検出部は、前記第2媒体受け部の被検出部を検出可能であり、前記変位部の変位を制御する制御部は、前記検出部によって前記被検出部を検出すると、前記検出部が前記被検出部を検出しない高さまで前記変位部を下げることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2媒体受け部での媒体の積載可能容量を確保することができる。
本態様によれば、前記第2媒体受け部での媒体の積載可能容量を確保することができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを備えるので、前記幅方向の媒体の整列性を高めることができる。
本態様によれば、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを備えるので、前記幅方向の媒体の整列性を高めることができる。
第4の態様は、第3の態様において、前記サイドガイドが、前記被検出部を兼ねることを特徴とする。
本態様によれば、前記サイドガイドが、前記被検出部を兼ねるので、装置構成を単純化してコストアップを抑制できる。
本態様によれば、前記サイドガイドが、前記被検出部を兼ねるので、装置構成を単純化してコストアップを抑制できる。
第5の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記排出方向の下流に、排出される媒体の先端に当接して媒体の前記排出方向の位置を規制する先端規制部を少なくとも一つ備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記排出方向の下流に、排出される媒体の先端に当接して媒体の前記排出方向の位置を規制する先端規制部を少なくとも一つ備えるので、媒体の前記排出方向への飛び出しを抑制し、前記排出方向の媒体の整列性を高めることができる。
第6の態様は、第5の態様において、前記先端規制部は、複数設けられるとともに、前記第2媒体受け部と対向する位置から前記第2媒体受け部に向けて垂れ下がる様に設けられ、複数の前記先端規制部は、第1先端規制部と、前記排出方向において前記第1先端規制部の下流に位置する第2先端規制部と、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、前記第1先端規制部と前記第2先端規制部とにより、サイズの異なる媒体に対応することができる。
本態様によれば、前記第1先端規制部と前記第2先端規制部とにより、サイズの異なる媒体に対応することができる。
第7の態様は、第6の態様において、前記第1先端規制部は、媒体の先端と接しない位置に退避可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1先端規制部は、媒体の先端と接しない位置に退避可能であるので、前記第2先端規制部により先端を規制する媒体の排出を、前記第1先端規制部が阻害することを回避できる。
本態様によれば、前記第1先端規制部は、媒体の先端と接しない位置に退避可能であるので、前記第2先端規制部により先端を規制する媒体の排出を、前記第1先端規制部が阻害することを回避できる。
第8の態様は、第6のまたは第7の態様において、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを複数備え、前記第1先端規制部により先端位置が規制される第1の媒体に対し、前記サイドガイドが前記幅方向の両側に設けられ、前記第2先端規制部により先端位置が規制される第2の媒体に対し、前記サイドガイドが、前記幅方向の一方側にのみ設けられ、前記第2先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2先端規制部により先端位置が規制される第2の媒体に対し、前記サイドガイドが、前記幅方向の一方側にのみ設けられるので、前記幅方向の他方側に前記サイドガイドを備えない構成とすることで、前記他方側から媒体を取り出す際に、前記サイドガイドが邪魔にならず、取り出し性を向上させることができる。
また、前記第2先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられるので、前記第2先端規制部に媒体の先端が当接した際、当該媒体に対し、前記サイドガイドに寄る方向に回転する傾向を付与できる。このことにより、前記幅方向の一方側にのみ設けられた前記サイドガイドを有効に利用でき、前記幅方向の整列性を高めることができる。
また、前記第2先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられるので、前記第2先端規制部に媒体の先端が当接した際、当該媒体に対し、前記サイドガイドに寄る方向に回転する傾向を付与できる。このことにより、前記幅方向の一方側にのみ設けられた前記サイドガイドを有効に利用でき、前記幅方向の整列性を高めることができる。
第9の態様は、第5から第8の態様のいずれかにおいて、前記先端規制部は、回転可能に設けられるとともに、押圧部材により前記排出方向の上流に向けて回転する方向に押圧されることを特徴とする。
本態様によれば、前記先端規制部は、回転可能に設けられるとともに、押圧部材により前記排出方向の上流に向けて回転する方向に押圧されるので、前記排出方向における媒体の整列性をより確実に高めることができる。
本態様によれば、前記先端規制部は、回転可能に設けられるとともに、押圧部材により前記排出方向の上流に向けて回転する方向に押圧されるので、前記排出方向における媒体の整列性をより確実に高めることができる。
第10の態様の媒体受け装置は、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける媒体受け面を有する媒体受け部と、前記媒体排出部からの媒体の排出方向の下流に設けられ、排出される媒体の先端に当接して媒体の前記排出方向の位置を規制する先端規制部と、前記排出方向と交差する方向である前記幅方向の媒体のエッジをガイドするサイドガイドと、を備え、前記サイドガイドが、前記排出方向と交差する方向である幅方向の一方側にのみ設けられ、前記先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記サイドガイドが、前記幅方向の一方側にのみ設けられるので、前記幅方向の他方側に前記サイドガイドを備えない構成とすることで、前記他方側から媒体を取り出す際に、前記サイドガイドが邪魔にならず、取り出し性を向上させることができる。
また、前記先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられるので、前記先端規制部に媒体の先端が当接した際、当該媒体に対し、前記サイドガイドに寄る方向に回転する傾向を付与できる。このことにより、前記幅方向の一方側にのみ設けられた前記サイドガイドを有効に利用でき、前記幅方向の整列性を高めることができる。
また、前記先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられるので、前記先端規制部に媒体の先端が当接した際、当該媒体に対し、前記サイドガイドに寄る方向に回転する傾向を付与できる。このことにより、前記幅方向の一方側にのみ設けられた前記サイドガイドを有効に利用でき、前記幅方向の整列性を高めることができる。
第11の態様の記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、記録が行われて排出される媒体を受ける、第1から第10の態様のいずれかに係る媒体受け装置とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第10の態様のいずれかの作用効果が得られる。
本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第10の態様のいずれかの作用効果が得られる。
第12の態様の媒体受けアダプタは、媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける媒体受け部と、前記媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、を備えた媒体受け装置に対し着脱可能であり、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位することを特徴とする。
本態様によれば、媒体受けアダプタは、前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位するので、特に剛性が高く変形し難い媒体を適切に積載することができる。また、媒体受けアダプタは、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位するので、媒体の排出方向に対する前記第2受け面の角度変化を抑制でき、整列性の乱れや積載量の減少も抑制できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
以下では記録装置の一例としてインクジェットプリンター1について説明する。以下、インクジェットプリンター1を単にプリンター1という。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系は直交座標系であり、X軸方向は媒体幅方向であり、また装置奥行き方向でもある。尚、本明細書では+X方向を「装置手前側」と称し、−X方向を「装置奥側」と称する場合がある。またY軸方向は装置幅方向である。更にZ軸方向は鉛直方向であり、装置高さ方向となる。
以下では記録装置の一例としてインクジェットプリンター1について説明する。以下、インクジェットプリンター1を単にプリンター1という。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系は直交座標系であり、X軸方向は媒体幅方向であり、また装置奥行き方向でもある。尚、本明細書では+X方向を「装置手前側」と称し、−X方向を「装置奥側」と称する場合がある。またY軸方向は装置幅方向である。更にZ軸方向は鉛直方向であり、装置高さ方向となる。
図1においてプリンター1は、スキャナー部2及び装置本体3によって大略構成されている。装置本体3は、記録用紙を搬送する搬送経路(不図示)や記録ヘッド7を備えている。記録ヘッド7は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられたラインヘッドであり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。また装置本体3は、四つの給紙カセット8A、8B、8C、8Dを着脱可能に備えている。
符号5は、装置手前側に設けられた、プリンター1の各種操作を行う操作部である。符号20は、記録が行われて排出される記録用紙を受ける第1媒体受け部である。第1媒体受け部20は、直近に記録が行われた記録面を下にして媒体を排出する媒体排出部である排出ローラー対10(図2参照)から排出される媒体Pを受ける。媒体Pは、排出ローラー対10により、+Y方向に対しやや上向きの角度を成す方向に排出される。以下では、+Y方向に対しやや上向きの角度を成す方向を、媒体排出方向と称する。
続いて、第1媒体受け部20及び第2媒体受け部30について説明する。
図1〜図3に示す様に、第1媒体受け部20には、媒体排出方向に沿って延設された隆起部23と、隆起部23から上方へ突出可能な変位部24と、が設けられている。隆起部23及び変位部24は、第1媒体受け部20による媒体受け面である第1受け面21を構成する。
図1〜図3に示す様に、第1媒体受け部20には、媒体排出方向に沿って延設された隆起部23と、隆起部23から上方へ突出可能な変位部24と、が設けられている。隆起部23及び変位部24は、第1媒体受け部20による媒体受け面である第1受け面21を構成する。
隆起部23及び変位部24は、本実施形態では媒体幅方向において中央領域に設けられている。図3において一点鎖線CLは、媒体幅方向における第1受け面21の中心位置を示している。
変位部24は、制御部12(図2参照)により制御される不図示の駆動機構によって、図2の実線で示す様に最も低い位置と、二点鎖線及び符号24−1で示す様に最も高い位置と、の間で変位する。
この様な変位部24によって、第1受け面21は媒体幅方向に沿って高低差を有する状態となる。
変位部24は、制御部12(図2参照)により制御される不図示の駆動機構によって、図2の実線で示す様に最も低い位置と、二点鎖線及び符号24−1で示す様に最も高い位置と、の間で変位する。
この様な変位部24によって、第1受け面21は媒体幅方向に沿って高低差を有する状態となる。
排出ローラー対10によって排出される媒体Pは、図3に示す様に幅方向の中央部分が変位部24によって支持されるとともに、幅方向の両側が第1媒体受け部20によって支持される。これにより第1受け面21に載置される媒体Pには、上に向けて凸となる湾曲形状が形成される。その結果媒体Pは、媒体排出方向に沿って湾曲するカール癖が矯正されることになり、第1受け面21上における媒体Pの整列性が良好となり、また、カール癖による積載量の減少が抑制される。
尚、媒体Pのカール癖を矯正する様に、媒体Pに対し湾曲を形成すれば良いので、隆起部23及び変位部24の配置位置は本実施形態の様に媒体幅方向における中央領域に限られず、例えば媒体幅方向の両端部に設けても良い。
尚、媒体Pのカール癖を矯正する様に、媒体Pに対し湾曲を形成すれば良いので、隆起部23及び変位部24の配置位置は本実施形態の様に媒体幅方向における中央領域に限られず、例えば媒体幅方向の両端部に設けても良い。
尚、排出ローラー対10の下流近傍には、図2に示す様に送風部11が設けられている。送風部11は、図3に示す様に媒体幅方向の中心位置CLに対し装置手前側の送風部11Aと、装置奥側の送風部11Bと、で構成されている。送風部11Aと送風部11Bは、図3において媒体幅方向の中心位置CLに対し左右対称に配置されている。
送風部11は、排出ローラー対10によって排出される媒体Pに対して上方から、白抜きの矢印で示すように風を吹き出すように構成されている。このことにより、媒体Pは、変位部24を中心に幅方向の両端部が第1媒体受け部20に接触するように下方に押し下げられる。この結果媒体Pは、第1受け面21において、上に向けて凸となる湾曲形状が確実に形成される。
送風部11は、排出ローラー対10によって排出される媒体Pに対して上方から、白抜きの矢印で示すように風を吹き出すように構成されている。このことにより、媒体Pは、変位部24を中心に幅方向の両端部が第1媒体受け部20に接触するように下方に押し下げられる。この結果媒体Pは、第1受け面21において、上に向けて凸となる湾曲形状が確実に形成される。
第1媒体受け部20に対し装置奥側には、図2及び図3に示す様に光学センサー14が設けられている。光学センサー14は、図3に示す様に発光部14aが検出光aを−X方向に発し、そして発光部14aと対向配置された受光部14bが、検出光aを受光する。第1受け面21に積み重ねられた媒体Pの高さが所定の高さに達すると、媒体Pによって検出光aが遮られ、受光部14bは検出光aを受光しなくなる。これにより制御部12は、第1受け面21に積み重ねられた媒体Pの高さが所定の高さに達したことを検出することができる。すなわち制御部12は、光学センサー14により、第1受け面21における媒体Pの積載量が限界に達したことを検出できる。
続いて装置本体3に対して着脱可能な第2媒体受け部30について説明する。図7に示す第2媒体受け部30は、装置本体3に対して装着可能に、且つ、取り外し可能に構成されている。第1媒体受け部20及び第2媒体受け部30は、媒体受け装置19を構成する。
本実施形態では、第2媒体受け部30は変位部24に載置される様に装着され、変位部24とともに上下方向に変位する。尚、本実施形態では、第2媒体受け部30は少なくとも媒体排出方向に動かない様に、不図示の保持手段により保持される。
本実施形態では、第2媒体受け部30は変位部24に載置される様に装着され、変位部24とともに上下方向に変位する。尚、本実施形態では、第2媒体受け部30は少なくとも媒体排出方向に動かない様に、不図示の保持手段により保持される。
図4〜図6は、第2媒体受け部30の全体構成を示している。第2媒体受け部30は、図4に示す様に上流受け部32と、上流受け部32に対し媒体排出方向の下流に位置する下流受け部33とを備えて構成されている。上流受け部32と下流受け部33とにより、媒体Pを受ける第2受け面31が構成される。尚、本実施形態において第2受け面31は、媒体幅方向に沿って高低差が殆どなく、平坦な面となる。このことにより第2媒体受け部30を装着することで、ハガキなどの剛性が高くインクを吸収してもカールし難い媒体を排出する場合や、カールしやすい媒体であってもインクの吸収量が少ない場合に、変位部24の影響を受けず、整列性の乱れを抑制して良好に積載することができる。
尚、媒体幅方向における第2受け面31の高低差は、第1受け面21の高低差よりも小さければ良く、例えば本実施形態のように高低差が殆どない構成に限らず、多少の高低差を有していても良い。
尚、媒体幅方向における第2受け面31の高低差は、第1受け面21の高低差よりも小さければ良く、例えば本実施形態のように高低差が殆どない構成に限らず、多少の高低差を有していても良い。
上流受け部32には、媒体Pの媒体幅方向のエッジをガイドする一対のサイドガイド35、36が設けられている。サイドガイド35、36は、媒体幅方向の中心位置CL(図5参照)に対し左右対称に配置されている。サイドガイド35、36は、互いに接近及び離間する様に、不図示のラックピニオン機構を介して媒体幅方向に変位可能に設けられているとともに、変位した位置を保持可能に設けられている。
また下流受け部33には、媒体Pの媒体幅方向のエッジのうち、装置奥側のエッジをガイドするサイドガイド37が設けられている。サイドガイド37は、本実施形態では媒体幅方向に変位可能には設けられておらず、固定的に設けられている。
下流受け部33には、装置手前側に切り欠き部33cと第2凹部33bとが形成されており、これらにより第2媒体受け部30に積載された媒体Pの取り出し性の向上が図られている。
尚、第2媒体受け部30が装着されると、図7に示す様にサイドガイド35が光学センサー14の光軸を遮る。これにより制御部12は、第2媒体受け部30が装着されたと判断し、図8或いは図9に示す様にサイドガイド35が光学センサー14の光軸を遮らない高さ位置となる様に変位部24を下げる。
この状態で第2媒体受け部30に媒体Pが順次載置され、積載高さが増えていくと、やがて最上位の媒体Pが光学センサー14の光軸を遮り、これにより制御部12は第2媒体受け部30における媒体の積載枚数が限界に達したと判断し、第2媒体受け部30への媒体Pの排出を停止する。
この状態で第2媒体受け部30に媒体Pが順次載置され、積載高さが増えていくと、やがて最上位の媒体Pが光学センサー14の光軸を遮り、これにより制御部12は第2媒体受け部30における媒体の積載枚数が限界に達したと判断し、第2媒体受け部30への媒体Pの排出を停止する。
尚、制御部12は、光学センサー14の検出情報に基づき第2媒体受け部30の装着を検出した際、変位部24を変位可能範囲における最も低い位置まで下げても良いし、或いは予め定めた所定量下げた後、光学センサー14により媒体Pを検出した場合つまり積載枚数が限界に達したと判断したら、変位部24を再び予め定めた所定量下げる様に、変位部24を段階的に下げていっても良い。
次に、第1媒体受け部20及び第2媒体受け部30の上方には、上流取り付け部材40が設けられ、更に上流取り付け部材40の下流には、下流取り付け部材41が設けられている。
上流取り付け部材40には、第1先端規制部42が、第2媒体受け部30に向けて垂れ下がる様に設けられている。第1先端規制部42は、本実施形態では剛体であり、上部の軸43(図7参照)を中心に回動可能に設けられているとともに、ねじりばね44によって図7の時計回り方向に回転する押圧力が付与されている。但し第1先端規制部42は図7に示す状態即ち鉛直下方に垂れ下がる姿勢が維持される様に、不図示の回転規制部により時計回り方向の回転が規制されている。
上流取り付け部材40には、第1先端規制部42が、第2媒体受け部30に向けて垂れ下がる様に設けられている。第1先端規制部42は、本実施形態では剛体であり、上部の軸43(図7参照)を中心に回動可能に設けられているとともに、ねじりばね44によって図7の時計回り方向に回転する押圧力が付与されている。但し第1先端規制部42は図7に示す状態即ち鉛直下方に垂れ下がる姿勢が維持される様に、不図示の回転規制部により時計回り方向の回転が規制されている。
同様に下流取り付け部材41には、第2先端規制部46が、第2媒体受け部30に向けて垂れ下がる様に設けられている。第2先端規制部46は、媒体排出方向において第2媒体受け部30より下流に位置し、即ち第2媒体受け部30から外れた位置に設けられ、下端部が第2媒体受け部30の第2受け面31より鉛直下方の位置まで延設されている。
第2先端規制部46は、本実施形態では剛体であり、上部の軸47(図7参照)を中心に回動可能に設けられているとともに、ねじりばね48によって図7の時計回り方向に回転する押圧力が付与されている。但し第2先端規制部46は図7に示す状態即ち鉛直下方に垂れ下がる姿勢が維持される様に、不図示の回転規制部により時計回り方向の回転が規制されている。
第1先端規制部42、及び第2先端規制部46は、媒体受け装置19を構成する。
第2先端規制部46は、本実施形態では剛体であり、上部の軸47(図7参照)を中心に回動可能に設けられているとともに、ねじりばね48によって図7の時計回り方向に回転する押圧力が付与されている。但し第2先端規制部46は図7に示す状態即ち鉛直下方に垂れ下がる姿勢が維持される様に、不図示の回転規制部により時計回り方向の回転が規制されている。
第1先端規制部42、及び第2先端規制部46は、媒体受け装置19を構成する。
第1回転規制部42は、図5に示す様に媒体幅方向の中心位置CLを含む大きさに形成されているとともに、下端部42aは、中心位置CLよりも装置奥側(図5において右側)に位置している。第2回転規制部46は、媒体幅方向において第1回転規制部42とは重ならないとともに、第1回転規制部42よりも装置奥側に位置している。
第1回転規制部42は、下端部42aの媒体幅方向の幅が、上部の幅よりも小さく形成されており、下流受け部33に形成された第1凹部33aに下端部42aが入り込むことができる様に構成されている。即ち下端部42aの下縁が、第2受け面31より鉛直下方に位置することができるように構成されている。
以上の構成を備えた媒体受け装置19は、以下の作用効果を奏する。
先ず本実施形態に係る媒体受け装置19は、排出ローラー対10から排出される媒体Pを受ける第1媒体受け部20と、第1媒体受け部20における媒体Pの積載高さ方向に変位可能であるとともに、第1媒体受け部20から突出することで、媒体幅方向に沿って高低差を有する第1受け面21を形成する変位部24と、媒体幅方向における第1受け面21の高低差より小さい高低差を有する第2受け面31を備えるとともに着脱可能であり、変位部24の上に装着された状態で、変位部24とともに積載高さ方向に変位する第2媒体受け部30とを備える。
従って第1受け面21により媒体Pを受けることで、媒体Pの形状を矯正することができ、媒体Pのカール癖に起因する媒体の整列性の乱れや積載量の減少を抑制できる。
先ず本実施形態に係る媒体受け装置19は、排出ローラー対10から排出される媒体Pを受ける第1媒体受け部20と、第1媒体受け部20における媒体Pの積載高さ方向に変位可能であるとともに、第1媒体受け部20から突出することで、媒体幅方向に沿って高低差を有する第1受け面21を形成する変位部24と、媒体幅方向における第1受け面21の高低差より小さい高低差を有する第2受け面31を備えるとともに着脱可能であり、変位部24の上に装着された状態で、変位部24とともに積載高さ方向に変位する第2媒体受け部30とを備える。
従って第1受け面21により媒体Pを受けることで、媒体Pの形状を矯正することができ、媒体Pのカール癖に起因する媒体の整列性の乱れや積載量の減少を抑制できる。
そして第2媒体受け部30を装着することで、変位部24の影響を受けず、特に剛性が高く変形し難い媒体を適切に積載することができる。また、第2媒体受け部30は、変位部24とともに積載高さ方向に変位するので、媒体排出方向に対する第2受け面31の角度変化を抑制でき、整列性の乱れや積載量の減少も抑制できる。
また第2媒体受け部30は、媒体幅方向のエッジをガイドするサイドガイド35、36、37を備えるので、媒体幅方向の媒体Pの整列性を高めることができる。
また本実施形態では、サイドガイド35が、光学センサー14により検出される被検出部を兼ねるので、装置構成を単純化してコストアップを抑制できる。
また本実施形態では、サイドガイド35が、光学センサー14により検出される被検出部を兼ねるので、装置構成を単純化してコストアップを抑制できる。
また媒体受け装置19は、媒体排出方向の下流に、排出される媒体Pの先端に当接して媒体の排出方向の位置を規制する先端規制部を備える。先端規制部は、本実施形態では第1先端規制部42と第2先端規制部46とで構成される。
これら先端規制部により、媒体Pの排出方向への飛び出しを抑制し、媒体排出方向の媒体の整列性を高めることができる。
これら先端規制部により、媒体Pの排出方向への飛び出しを抑制し、媒体排出方向の媒体の整列性を高めることができる。
また本実施形態において先端規制部は、第1先端規制部42と第2先端規制部46とで構成されるので、サイズの異なる媒体Pに対応することができる。
図6において距離Y1は、サイドガイド35の上流端から第1先端規制部42までの媒体排出方向の距離であり、また距離Y2は、サイドガイド35の上流端から第2先端規制部46までの媒体排出方向の距離である。
距離Y1は、例えばA4サイズ用紙の短辺(210mm)に応じて設定することができ、距離Y2は、例えばA3サイズ用紙の長辺(420mm)に応じて設定することができる。
図6において距離Y1は、サイドガイド35の上流端から第1先端規制部42までの媒体排出方向の距離であり、また距離Y2は、サイドガイド35の上流端から第2先端規制部46までの媒体排出方向の距離である。
距離Y1は、例えばA4サイズ用紙の短辺(210mm)に応じて設定することができ、距離Y2は、例えばA3サイズ用紙の長辺(420mm)に応じて設定することができる。
図8において媒体P1は、第1の媒体の一例であるA4サイズ用紙を、短辺が媒体排出方向に沿う様に排出する際の一例を示しており、排出される媒体P1は、先端が第1先端規制部42を押し退けながら排出される。また、積載される媒体P1の先端は、第1先端規制部42によって上流規制面13に向けて押圧され、これにより媒体排出方向の整列性が向上する。
また図9において媒体P2は、第2の媒体の一例であるA3サイズ用紙を、長辺が媒体排出方向に沿う様に排出する際の一例を示しており、排出される媒体P2は、先端が第2先端規制部46を押し退けながら排出される。また、積載される媒体P2の先端は、第2先端規制部46によって上流規制面13に向けて押圧され、これにより媒体排出方向の整列性が向上する。
また図9において媒体P2は、第2の媒体の一例であるA3サイズ用紙を、長辺が媒体排出方向に沿う様に排出する際の一例を示しており、排出される媒体P2は、先端が第2先端規制部46を押し退けながら排出される。また、積載される媒体P2の先端は、第2先端規制部46によって上流規制面13に向けて押圧され、これにより媒体排出方向の整列性が向上する。
尚、第1先端規制部42は、図9に示される様に排出される媒体P2の先端と接しない位置に退避可能である。本実施形態において第1先端規制部42は、マグネット49により吸着され、媒体P2の先端と接しない位置に保持される。
この様な構成により、第2先端規制部46により先端を規制する媒体P2の排出を、第1先端規制部42が阻害することを回避できる。
この様な構成により、第2先端規制部46により先端を規制する媒体P2の排出を、第1先端規制部42が阻害することを回避できる。
ところで本実施形態では、媒体P1(図8参照)に対し、サイドガイドが媒体幅方向の両側に設けられる。このサイドガイドは、図4を参照して説明したサイドガイド35、36である。そして媒体P2(図9参照)に対しては、サイドガイドが媒体幅方向の一方側にのみ設けられる。このサイドガイドは、図4を参照して説明したサイドガイド37である。
そして媒体P2の先端を規制する第2先端規制部46は、図4、図5、図6に示す様に、媒体幅方向における中心位置CLに対し、サイドガイド37が設けられた側に設けられる。
そして媒体P2の先端を規制する第2先端規制部46は、図4、図5、図6に示す様に、媒体幅方向における中心位置CLに対し、サイドガイド37が設けられた側に設けられる。
これにより、装置前方側から媒体を取り出す際に、サイドガイドが邪魔にならず、取り出し性を向上させることができる。
また、第2先端規制部46は、媒体幅方向における中心位置CLに対し、サイドガイド37が設けられた側に設けられるので、図6に示す様に第2先端規制部46に媒体P2の先端が当接した際、当該媒体P2に対し、サイドガイド37に寄る方向に回転する傾向(矢印R)を付与できる。このことにより、媒体幅方向の一方側にのみ設けられたサイドガイド37を有効に利用でき、媒体幅方向の整列性を高めることができる。
また、第2先端規制部46は、媒体幅方向における中心位置CLに対し、サイドガイド37が設けられた側に設けられるので、図6に示す様に第2先端規制部46に媒体P2の先端が当接した際、当該媒体P2に対し、サイドガイド37に寄る方向に回転する傾向(矢印R)を付与できる。このことにより、媒体幅方向の一方側にのみ設けられたサイドガイド37を有効に利用でき、媒体幅方向の整列性を高めることができる。
尚、この様な作用効果は、2つの媒体受け部を備えない構成であっても得ることができる。即ち上記の作用効果を奏し得る媒体受け装置は、排出ローラー対10から排出される媒体を受ける媒体受け面と、排出される媒体の先端に当接して媒体の排出方向の位置を規制する先端規制部と、媒体の幅方向のエッジをガイドするサイドガイドと、を最小構成とし、前記サイドガイドを、媒体幅方向の一方側にのみ設け、前記先端規制部を、媒体幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けることで実現できる。具体的に上記実施形態では、第2受け面31と、サイドガイド37と、第2先端規制部46と、を媒体受け装置の最小構成とし、これらを備えることで、媒体幅方向の一方側にのみ設けられたサイドガイドを有効に利用でき、媒体幅方向の整列性を高めることができる。
また本実施形態では、第1先端規制部42、及び第2先端規制部46は、回転可能に設けられるとともに、押圧部材としてのねじりばね44、48により媒体排出方向の上流に向けて回転する方向に押圧されるので、媒体排出方向における媒体の整列性をより確実に高めることができる。
本発明は上記において説明した各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、サイドガイド37は、本実施形態では固定的に設けたが、媒体幅方向に変位可能に設けても良い。またその際、サイドガイド37とサイドガイド35とを同期して変位動作する様に構成しても良い。
また、本実施形態では第1先端規制部42、第2先端規制部46は、回転軸が媒体排出方向に固定的に設けられているが、媒体排出方向に沿って変位可能に設け、媒体サイズに応じた適切な位置で保持できる様に構成しても良い。従ってその場合、先端規制部は、本実施形態の様に2つではなく、1つのみで構成しても良い。
例えば、サイドガイド37は、本実施形態では固定的に設けたが、媒体幅方向に変位可能に設けても良い。またその際、サイドガイド37とサイドガイド35とを同期して変位動作する様に構成しても良い。
また、本実施形態では第1先端規制部42、第2先端規制部46は、回転軸が媒体排出方向に固定的に設けられているが、媒体排出方向に沿って変位可能に設け、媒体サイズに応じた適切な位置で保持できる様に構成しても良い。従ってその場合、先端規制部は、本実施形態の様に2つではなく、1つのみで構成しても良い。
また本実施形態では、第1先端規制部42、第2先端規制部46は、回転可能に設けたが、回転可能な構成に代えて、例えば弾性を有する材料で形成し、その弾性によって変形し、また弾性によって媒体先端を上流規制面13に向けて押圧する構成としても良い。またその様な構成において、先端規制部の下端に重りを設け、媒体先端を上流規制面13に向けてより確実に押圧する構成としても良い。
1…インクジェットプリンター、2…スキャナー部、3…装置本体、5…操作部、7…記録ヘッド、8A〜8D…給紙カセット、10…排出ローラー対、11…送風部、11A…第1送風部、11B…第2送風部、12…制御部、13…上流規制面、14…光学センサー、19…媒体受け装置、20…第1媒体受け部、21…第1受け面、23…隆起部、24…変位部、30…第2媒体受け部、31…第2受け面、32…上流受け部、33…下流受け部、33a…第1凹部、33b…第2凹部、33c…切り欠き部、35、36、37…サイドガイド、40…上流取り付け部材、41…下流取り付け部材、42…第1先端規制部、42a…下端部、43…軸、44…ねじりばね、46…第2先端規制部、47…軸、48…ねじりばね、49…マグネット、P、P1、P2…媒体
Claims (12)
- 媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける第1媒体受け部と、
前記第1媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記第1媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、
前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに着脱可能であり、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する第2媒体受け部と、
を備える媒体受け装置。 - 請求項1に記載の媒体受け装置において、前記第1媒体受け部での媒体の積載高さが所定高さに達したことを検出する検出部を備え、
前記検出部は、前記第2媒体受け部の被検出部を検出可能であり、
前記変位部の変位を制御する制御部は、前記検出部によって前記被検出部を検出すると、前記検出部が前記被検出部を検出しない高さまで前記変位部を下げる、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項1または請求項2に記載の媒体受け装置において、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを備える、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項3に記載の媒体受け装置において、前記サイドガイドが、前記被検出部を兼ねる、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項1または請求項2に記載の媒体受け装置において、前記排出方向の下流に、排出される媒体の先端に当接して媒体の前記排出方向の位置を規制する先端規制部を少なくとも一つ備える、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項5に記載の媒体受け装置において、前記先端規制部は、複数設けられるとともに、前記第2媒体受け部と対向する位置から前記第2媒体受け部に向けて垂れ下がる様に設けられ、
複数の前記先端規制部は、第1先端規制部と、前記排出方向において前記第1先端規制部の下流に位置する第2先端規制部と、を含む、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項6に記載の媒体受け装置において、前記第1先端規制部は、媒体の先端と接しない位置に退避可能である、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項6または請求項7に記載の媒体受け装置において、前記第2媒体受け部は、媒体の前記幅方向のエッジをガイドするサイドガイドを複数備え、
前記第1先端規制部により先端位置が規制される第1の媒体に対し、前記サイドガイドが前記幅方向の両側に設けられ、
前記第2先端規制部により先端位置が規制される第2の媒体に対し、前記サイドガイドが、前記幅方向の一方側にのみ設けられ、
前記第2先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられる、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の媒体受け装置において、前記先端規制部は、回転可能に設けられるとともに、押圧部材により前記排出方向の上流に向けて回転する方向に押圧される、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける媒体受け面を有する媒体受け部と、
前記媒体排出部からの媒体の排出方向の下流に設けられ、排出される媒体の先端に当接して媒体の前記排出方向の位置を規制する先端規制部と、
前記排出方向と交差する方向である前記幅方向の媒体のエッジをガイドするサイドガイドと、を備え、
前記サイドガイドが、前記排出方向と交差する方向である幅方向の一方側にのみ設けられ、
前記先端規制部は、前記幅方向における中心位置に対し、前記サイドガイドが設けられた側に設けられる、
ことを特徴とする媒体受け装置。 - 媒体に記録を行う記録部と、
記録が行われて排出される媒体を受ける、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の媒体受け装置と、
を備えた記録装置。 - 媒体を排出する媒体排出部から排出される媒体を受ける媒体受け部と、
前記媒体受け部における媒体の積載高さ方向に変位可能であるとともに、前記媒体受け部から突出することで、前記媒体排出部からの媒体の排出方向と交差する方向である幅方向に沿って高低差を有する第1受け面を形成する変位部と、を備えた媒体受け装置に対し着脱可能であり、
前記幅方向における前記第1受け面の高低差より小さい高低差を有する第2受け面を備えるとともに、前記変位部の上に装着された状態で、前記変位部とともに前記積載高さ方向に変位する、
ことを特徴とする媒体受けアダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019152081A JP2021031229A (ja) | 2019-08-22 | 2019-08-22 | 媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019152081A JP2021031229A (ja) | 2019-08-22 | 2019-08-22 | 媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021031229A true JP2021031229A (ja) | 2021-03-01 |
Family
ID=74675272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019152081A Pending JP2021031229A (ja) | 2019-08-22 | 2019-08-22 | 媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021031229A (ja) |
-
2019
- 2019-08-22 JP JP2019152081A patent/JP2021031229A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9598257B2 (en) | Medium storage cassette and recording device | |
JP5104170B2 (ja) | シート搬送装置、及び画像記録装置 | |
US8018477B2 (en) | Transferred medium | |
JP6238947B2 (ja) | 排紙トレイ装置 | |
JP6273430B2 (ja) | 記録装置 | |
EP2305583B1 (en) | Sheet feeder and image recording apparatus | |
US20180178563A1 (en) | Medium supporting device and printing apparatus | |
JP2008239320A (ja) | 被記録材排出装置、記録装置 | |
JP5218793B2 (ja) | 記録装置 | |
JP6388386B2 (ja) | 記録装置およびシート給送装置 | |
US8087662B2 (en) | Sheet feeder and image recording apparatus | |
JP2021031229A (ja) | 媒体受け装置、記録装置、媒体受けアダプタ | |
JP5994479B2 (ja) | 記録媒体カセット、記録装置 | |
JP6322902B2 (ja) | 給送装置及び画像記録装置 | |
JP4522015B2 (ja) | 記録装置 | |
US9216598B2 (en) | Feeding apparatus and image recording apparatus | |
JP4960581B2 (ja) | 記録装置 | |
JP4862712B2 (ja) | 被記録材排出装置、記録装置 | |
JP5534260B2 (ja) | 記録装置 | |
JP4182353B2 (ja) | 被記録媒体給送装置、記録装置 | |
JP4752995B2 (ja) | 記録装置 | |
US20220127096A1 (en) | Medium placement device and recording system | |
JP5673919B2 (ja) | 媒体送り装置、記録装置 | |
JP6562060B2 (ja) | 記録装置、及び記録装置における排出方法 | |
JP6918534B2 (ja) | シート分離装置およびプリント装置 |