JP2023083912A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動販売機に関し、特に、選択された商品を取出し口に搬送するための搬送部を備える自動販売機に関する。
従来、選択された商品を取出し口に搬送するための搬送部を備える自動販売機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、商品選択ボタンと、搬送トレイを備える自動販売機が開示されている。特許文献1では、商品選択ボタンにより複数の商品が選択されることにより、搬送トレイに選択された複数の商品が排出され、複数の商品が取出し口に搬送されるように構成されている。
ここで、複数の商品を同時に搬送する場合、選択された商品がすべて搬送部に排出される必要がある。そのため、特許文献1には開示されていないが、搬送トレイにセンサを設けて、センサによって全部の商品が搬送トレイに排出された否かを検知することが考えられる。しかしながら、複数の商品を搬送トレイに排出することにより、既に搬送トレイに排出された商品によってセンサの検知光が遮られ、後の商品が搬送トレイに排出されたことを正確に検知することが難しいという問題点がある。なお、磁気センサなどを設けた場合も同様の問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、搬送部に複数の商品が排出されたことを確実に検知することが可能な自動販売機を提供することである。
本発明の一の局面による自動販売機は、商品が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部と、収納部から排出された複数の商品を受取り、選択された複数の商品を取出し口に搬送するための搬送部と、搬送部に配置され、搬送部内の重量を検知する重量検知部と、複数の商品が選択された場合において、収納部から搬送部に複数の商品を排出させて複数の商品を同時に取出し口に搬送させる制御を行う制御部とを備え、制御部は、複数の商品を搬送部に排出させる毎に重量検知部により重量の変化量を検知するとともに、選択された複数の商品に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部を取出し口に移動させる制御を行うように構成されている。
この発明の一の局面による自動販売機では、上記のように搬送部と、重量検知部と、制御部とを備え、制御部は、複数の商品を搬送部に排出させる毎に重量検知部により重量の変化量を検知するとともに、選択された複数の商品に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部を取出し口に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品が搬送部に排出される毎に搬送部内の重量が変化するため、選択された商品の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品がすべて搬送部に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部に複数の商品が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品が排出されたことを検知した後に、商品をまとめて取出し口に搬送することができる。これにより、複数の商品を購入する際に1つずつ商品を取出し口に搬送する場合と比べて、全部の商品を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、制御部は、重量検知部が検知した重量の変化量が正の値である場合に、次の商品を排出させる制御または搬送部を取出し口に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている。このように構成すれば、商品が搬送部に排出されることにより重量が増えるため、変化量が正の場合は商品が正常に搬送部に排出されたと判断できるため、次の制御に進むことができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、制御部は、取出し口に搬送する複数の商品の選択を受け付けるように構成されているとともに、複数の商品を搬送部に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品が選択された順番を並べ替えて搬送部に排出するように構成されている。このように構成すれば、所定の条件に基づいて複数の商品を搬送部に排出する順番を並べ替えて排出されるように構成されているため、所定の条件として商品を搬送部に排出しやすい条件を設定し、選択された順に拠らずに商品を搬送部に排出しやすい順で商品を排出することができる。
この場合、好ましくは、所定の条件は、選択された複数の商品のうち収納部の上段に収納された商品から順に搬送部に排出させることであり、制御部は、複数の商品を搬送部に排出させる順番を上段から順に並び替えて搬送部に排出するように構成されている。このように構成すれば、搬送部を上段から下方に移動させる間に複数の商品を搬送部に排出することができるため、商品の選択された順番に上段と下段との間を搬送部が往復する場合と比べて、搬送部の移動距離が長くなることを抑制することができる。その結果、商品を排出するためにかかる時間を短縮することができる。
上記複数の商品を搬送部に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品が選択された順番を並べ替えて搬送部に排出するように構成されている自動販売機において、好ましくは、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品を別々に取出し口に搬送させることであり、制御部は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品のうち上方に配置された商品を先に取出し口に搬送させてから、下方に配置された商品を取出し口に搬送させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、たとえば、変形しやすい商品が上下方向において重なる位置に配置されている場合に、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品のうち上方に配置された商品を先に取出し口に搬送させてから、下方に配置された商品を取出し口に搬送させる制御を行うように構成されていることにより、商品を重ねることなく搬送部に排出し、取出し口に搬送することができる。また、下方に配置された商品を後に搬送部に排出することにより、重なる位置に配置された商品のうち一方を取出し口に搬送した後に、他方の商品を取出し口に搬送する際の移動距離が長くなることを抑制することができる。その結果、商品を排出するためにかかる時間を短縮することができる。
上記複数の商品を搬送部に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品が選択された順番を並べ替えて搬送部に排出するように構成されている自動販売機において、好ましくは、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品を同時に取出し口に搬送することであり、制御部は、商品毎の重量の情報に基づいて上下方向において重なる位置に配置された複数の商品のうち重量が大きい商品を先に搬送部に排出させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、重量が大きい商品を先に搬送部に排出させることにより、商品が重なった状態で搬送する場合に下方に位置する商品に上方に位置する商品の荷重がかかって変形することを抑制することができる。
上記複数の商品を搬送部に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品が選択された順番を並べ替えて搬送部に排出するように構成されている自動販売機において、好ましくは、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品を同時に取出し口に搬送させることであり、制御部は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品のうち他の商品を上面に載せることが可能な商品を先に搬送部に排出させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、他の商品を上面に載せることが可能な商品を先に搬送部に排出させることにより、商品が重なった状態で搬送する場合に、下方に位置する商品が変形することを抑制しつつ、上方に位置する商品を安定させた状態で搬送することができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、制御部は、搬送部内に商品が含まれる場合に、搬送部を上昇させる段数と、搬送部内の商品の数との積で表される搬送部にかかる負荷の値が最小となるように、搬送部に商品を排出させる順番を設定する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、搬送部の負荷の値を小さくすることができるため、耐用期間が短くなることを抑制することができるとともに、搬送部を移動させるために必要な駆動力を小さくすることができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、同じ収納部に配置された複数の商品が選択された場合に、制御部は、重量検知部により検知した重量の変化量と、選択された複数の商品の各々の重量の合計値とが同じ場合に次の商品を排出させる制御または搬送部を取出し口に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている。このように構成すれば、同じ収納部の商品をまとめて搬送部に排出した場合でも、複数の商品の全てが搬送部に排出されたことを検知することができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、重量検知部が検知した重量の変化量が0または負の値である場合に、既に搬送部に排出された商品を取出し口に搬送させる制御を行うように構成されている。ここで、重量の変化量が0の場合は、商品が排出されなかった場合であり、重量の変化が負の値の場合は、既に搬送部に排出された商品が落下した場合であると考えられる。そのため、このように構成すれば、搬送部に商品を排出する際の異常を検知することができるとともに、商品の排出の異常が発生するまでに正常に排出された商品を取出し口に搬送することができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、商品を選択するための第1操作部と、商品の選択を確定するとともに、次の商品の選択を可能にするための第2操作部とを含む操作部をさらに備え、制御部は、第2操作部を介した操作後に第1操作部を介した操作を受け付けていない場合に、搬送部に商品を排出させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第2操作部の操作をすることにより購入者は複数の商品を連続して購入することができる。また、第1操作部が操作されないことにより、それまでに選択された複数の商品を搬送部に排出し、取出し口に搬送する制御が開始されるため、購入者はさらなる操作を行う必要がない。
本発明によれば、搬送部に複数の商品が排出されたことを確実に検知することが可能な自動販売機を提供することができる。
[第1実施形態]
まず、図1~図6を参照して、第1実施形態による自動販売機100の構成について説明する。
まず、図1~図6を参照して、第1実施形態による自動販売機100の構成について説明する。
(自動販売機の構成)
図1および図2に示すように、自動販売機100は、収納部1と、搬送部2と、重量検知部3と、制御部4と、本体部5とを備える。
図1および図2に示すように、自動販売機100は、収納部1と、搬送部2と、重量検知部3と、制御部4と、本体部5とを備える。
収納部1には、商品10が収納される。商品10は、たとえば、パンまたは菓子などの食品と、ペットボトルまたは缶に入った飲料と、飲食品以外の物品とを含む。収納部1は、上下方向(Z方向)に複数段設けられる。1つの収納部1には複数の商品10が配置される。また、収納部1には、商品10を排出するための商品排出部12が設けられている。商品排出部12は、たとえば、スパイラルを含み、スパイラルが回転することにより商品10を後方(Y2側)から1つずつ押し出すように構成されていてもよく、コンベアにより商品10を1つずつ搬送してもよい。
搬送部2は、バケット21と、移動機構22とを備える。バケット21は、選択された商品10を受取ることが可能なZ1側に開口を有する部材であり、たとえば、直方体状を有する容器である。バケット21は、商品10が排出される収納部1まで移動し、商品排出部12により排出された商品10を受取る。移動機構22は、バケット21を上下方向に移動させるように構成されている。移動機構22は、モータなどを含む直動機構によって構成されている。バケット21は、移動機構22により取出し口11に移動した後、回転することによりバケット21内の商品10を取出し口11に排出する。
図3に示すように、重量検知部3は、バケット21の内部の底面に配置される。重量検知部3は、たとえば、シート状であり、バケット21内に商品10が排出される毎にバケット21内の重量を測定する。重量検知部3は、たとえば、商品10の荷重により電気的な変化が生じて、重量を検知するように構成されている。
図1および図2に示すように、制御部4は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを含む。制御部4は、複数の商品10を搬送部2のバケット21に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知する制御を行う。具体的には、商品10を収納部1から排出した後のバケット21内の重量と、商品10を排出前のバケット21内の重量との差分を検知する。制御部4は、複数の商品10が選択された場合において、商品排出部12を制御して、収納部1から搬送部2に商品10を1つずつ排出させる制御を行う。制御部4は、複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させるように搬送部2の移動機構22を制御し、バケット21を取出し口11に移動させる制御を行う。
制御部4は、選択された複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、重量検知部3が検知した重量の変化量が正の値である場合であって、次の商品10がある場合は、次の商品10を排出させる制御を行い、次の商品10がない場合(選択された複数の商品10を排出した場合)は、搬送部2(バケット21)を取出し口11に移動させる制御を行う。また、重量検知部3が検知した重量の変化量が0または負の値である場合に、制御部4は、既に搬送部2のバケット21に排出されている商品10を取出し口11に搬送させる制御を行うとともに、排出できなかった商品10の代金を返却する制御を行う。
制御部4は、操作部6の第1操作部61および第2操作部62を介して取出し口11に搬送する複数の商品10の選択を受け付けるように構成されている。制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品10が選択された順番を並べ替えて搬送部2に排出するように構成されている。
第1実施形態では、所定の条件は、選択された複数の商品10のうち収納部1の上段に収納された商品10から順に搬送部2に排出させることである。制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる順番を上段から順に並び替えて搬送部2に排出するように構成されている。具体的には、収納部1の商品10に、第1操作部61により操作入力された番号と同じ番号が設定されている、番号は、たとえば、収納部1を上から数えた場合に何段目に該当するかと、商品10が左から何番目に収納されているかを示すように設定される。たとえば、図5のハッチングを付した商品10の場合は、上から2段目の左から2番目の商品10であるため、0202というように設定される。なお、番号は、4桁でもよく、3桁でもよい。
図6に示すように、3段目の商品10、5段目の商品10、2段目の商品10という順番で選択された場合に、制御部4は、所定の条件に基づいて2段目の商品10、3段目の商品10、5段目の商品10の順番に並び替える。なお、図6では、選択された商品10にハッチングを付している。そして、並び替えた順番に基づいて、まず、制御部4は、2段目に搬送部2(バケット21)を移動させ商品10を搬送部2(バケット21)に排出させる。次に、制御部4は、3段目に搬送部2(バケット21)を移動させ、商品10を搬送部2(バケット21)に排出させる。最後に、制御部4は、3段目に搬送部2(バケット21)を移動させ、商品10を搬送部2(バケット21)に排出させる。そして、制御部4は、搬送部2(バケット21)を取出し口11まで移動させる。
制御部4は、第2操作部62を介した操作後に第1操作部61を介した操作を受け付けていない場合に、搬送部2に商品10を排出させる制御を行う。具体的には、第2操作部62が操作された後、返金レバー(図示せず)が操作されることにより、制御部4は、搬送部2に商品10を排出させる制御を行う。また、第2操作部62が操作された後、購入金額が投入された金額に達するか、追加で商品10の購入が不可の場合に、制御部4は、搬送部2に商品10を排出させる制御を行ってもよい。
本体部5は、直方体状を有している。本体部5は、扉部51と、前方に扉部51が取り付けられている筐体部52とを含む。本体部5は、扉部51に取出し口11が設けられるとともに、操作部6が設けられる。取出し口11は、正面側に、図示しない開閉可能なカバー部材(フラッパ)が設けられている。購入者は、カバー部材を開くことにより、商品10を取り出すことができる。取出し口11には、商品検知部13が設けられており、商品検知部13が取出し口11内の商品10を検知することにより、カバー部材のロック機構14が解除されて、カバー部材を開けることができる。また、商品検知部13が、商品10を検知している間は、バケット21は移動しないように構成されている。また、筐体部52の内部には、収納部1と、搬送部2とが配置される。
図4に示すように、操作部6は、商品10を選択するための第1操作部61と、商品10の選択を確定するとともに、次の商品10の選択を可能にするための第2操作部62とを含む。図4では、第1操作部61を破線で囲んでいる。第1操作部61は、テンキーであり、商品毎に設定された番号を入力するように構成されている。第2操作部62は、購入ボタンであり、第2操作部62が操作されることにより、商品10の選択が確定する。なお、表示部7には、訂正ボタン63が設けられているため、第1操作部61を介した操作入力があった後、訂正ボタン63が押されることにより、商品10の選択が取り消される。
操作部6の近傍に表示部7が設けられる。表示部7は、商品購入時に第1操作部61で入力された商品10の番号が表示される。また、表示部7は、自動販売機100にエラーが発生した場合にエラーメッセージが表示される。
図2に示すように、自動販売機100は、記憶部8を備える。記憶部8は、搬送部2に商品10を排出するための所定の条件、および商品10に関する情報が記憶される。
(商品選択時の制御部の制御)
図7に基づいて、商品選択時の制御部4の制御を説明する。まず、ステップS1では、制御部4は、第1操作部61を介した操作を受け付ける。ステップS2では、制御部4は、第2操作部62を介した操作を受け付ける。これにより、ステップS1で選択された商品10の選択が確定する。
図7に基づいて、商品選択時の制御部4の制御を説明する。まず、ステップS1では、制御部4は、第1操作部61を介した操作を受け付ける。ステップS2では、制御部4は、第2操作部62を介した操作を受け付ける。これにより、ステップS1で選択された商品10の選択が確定する。
ステップS3では、制御部4が第1操作部61を介した操作をさらに受け付けたか否かで進むステップが異なる。第1操作部61を介した操作をさらに受け付けた場合は、ステップS2に戻り、複数の商品10の選択が完了するまでステップS2およびステップS3を繰り返す。
ステップS3で、第1操作部61を介した操作を受け付けていない場合は、ステップS4に進む。ステップS4では、返却レバーを介した操作を受け付けたか否かで進むステップが異なる。返却レバーを介した操作を受け付けた場合は、商品10の選択が終了したとして、商品10を取出し口11に搬送する制御を開始する。この時、図8のステップS11に移る。
ステップS4で、返却レバーを介した操作を受け付けていない場合は、ステップS5に進む。ステップS5では、制御部4は追加の購入が可能か否かを判断する。具体的には、投入された金額から選択が完了した商品10の値段の合計を引いた残額が、複数の商品10のうち最も値段の安い商品10の値段よりも大きいか否かを判断する。残額が最も値段の安い商品10の値段以上の場合は、追加の購入が可能であるため、ステップS3に戻る。残額が最も値段の安い商品10の値段未満の場合は、追加の購入ができないため、商品10の選択が終了したとして、商品10を取出し口11に搬送する制御を開始する。この時、図8のステップS11に移る。
図8に基づいて、商品10の搬送を行う場合の制御部4の制御について説明する。まず、ステップS11では、商品10の選択が終了される。ステップS12では、制御部4は、所定の条件に基づいて搬送部2を移動させて、商品10を排出させる順番を並び替える。第1実施形態では、収納部1の上段の商品10から搬送部2に排出させる。
ステップS13では、制御部4は、並び替えた順番に基づき、搬送部2(バケット21)を移動させる。ステップS14では、制御部4は、移動させたバケット21に商品10を排出する。そして、ステップS15に進み、重量検知部3が測定した排出前後のバケット21内の重量の変化量が正の値か否かで進むステップが異なる。変化量の値が正の場合は、ステップS16に進み、それ以外の場合は、ステップS17に進む。
ステップS16では、搬送部2(バケット21)に排出していない他の選択された商品10があるか否かで進むステップが異なる。他の商品10がある場合は、ステップS12に戻り、全ての商品10が搬送部2(バケット21)に排出されるまで、ステップS12からステップS16を繰り返す。また、他の選択された商品10がない場合は、ステップS17に進む。
ステップS17では、バケット21を取出し口11まで移動させる。そして、ステップS18では、取出し口11に商品10を排出する。なお、ステップS15において搬送部2(バケット21)内の重量の変化量が正の値でない場合は、それまで搬送部2(バケット21)に排出された商品10を取出し口11に排出し、搬送部2に排出できなかった商品10の代金と釣銭とを返金する。また、ステップS16で、全ての商品10が搬送部2(バケット21)に排出された場合(ステップS7のNOの場合)は、搬送部2に排出された商品10を取出し口11に排出し、釣銭を返金する。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
また、第1実施形態では、制御部4は、重量検知部3が検知した重量の変化量が正の値である場合に、次の商品10を排出させる制御または搬送部2を取出し口11に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出されることにより重量が増えるため、変化量が正の場合は商品10が正常に搬送部2に排出されたと判断できるため、次の制御に進むことができる。
また、第1実施形態では、制御部4は、取出し口11に搬送する複数の商品10の選択を受け付けるように構成されているとともに、複数の商品10を搬送部2に排出させる際の所定の条件に基づいて複数の商品10が選択された順番を並べ替えて搬送部2に排出するように構成されている。これにより、所定の条件に基づいて複数の商品10を搬送部2に排出する順番を並べ替えて排出されるように構成されているため、所定の条件として商品10を搬送部2に排出しやすい条件を設定し、選択された順に拠らずに商品10を搬送部2に排出しやすい順で商品10を排出することができる。
また、第1実施形態では、所定の条件は、選択された複数の商品10のうち収納部1の上段に収納された商品10から順に搬送部2に排出させることであり、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる順番を上段から順に並び替えて搬送部2に排出するように構成されている。これにより、搬送部2を上段から下方に移動させる間に複数の商品10をすべて搬送部2に排出することができるため、商品10の選択された順番に上段と下段との間を搬送部2が往復する場合と比べて、搬送部2の移動距離が長くなることを抑制することができる。その結果、商品10を排出するためにかかる時間を短縮することができる。
また、第1実施形態では、重量検知部3が検知した重量の変化量が0または負の値である場合に、既に搬送部2に排出された商品10を取出し口11に搬送させる制御を行うように構成されている。これにより、重量の変化量が0の場合は、商品10が排出されなかった場合であり、重量の変化が負の値の場合は、既に搬送部2に排出された商品10が落下した場合であると考えられる。そのため、これにより、搬送部2に商品10を排出する際の異常を検知することができるとともに、商品10の排出の異常が発生するまでに正常に排出された商品10を取出し口11に搬送することができる。
また、第1実施形態では、商品10を選択するための第1操作部61と、商品10の選択を確定するとともに、次の商品10の選択を可能にするための第2操作部62とを含む操作部6をさらに備え、制御部4は、第2操作部62を介した操作後に第1操作部61を介した操作を受け付けていない場合に、搬送部2に商品10を排出させる制御を行うように構成されている。これにより、第2操作部62の操作をすることにより購入者は複数の商品10を連続して購入することができる。また、第1操作部61が操作されないことにより、それまでに選択された複数の商品10を搬送部2に排出し、取出し口11に搬送する制御が開始されるため、購入者はさらなる操作を行う必要がない。
[第2実施形態]
次に、図1、図2および図9を参照して、第2実施形態による自動販売機200の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
次に、図1、図2および図9を参照して、第2実施形態による自動販売機200の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
第2実施形態にかかる自動販売機200では、所定の条件は、上下方向(Z方向)において重なる位置に配置された複数の商品10を別々に取出し口11に搬送させることである。具体的には、複数の商品10が上下方向において、少なくとも一部分が重なる位置に配置されている商品10を搬送する場合である。
制御部4は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち上方に配置された商品10を先に取出し口11に搬送させてから、下方に配置された商品10を取出し口11に搬送させる制御を行う。このとき、上方に位置する商品10と、上下方向において重ならない商品10とを先に取出し口11に搬送するように搬送部2を制御する。
図9に示すように、選択された商品10が、2段目の商品10と、3段目の商品10と、4段目の商品10と、5段目の商品10であり、3段目の商品10と5段目の商品10とが上下方向において重なる場合を例に説明する。なお、図9では、選択された商品10にハッチングを付している。この場合、制御部4は、3段目の商品10と5段目の商品10とのうち上方に位置する3段目の商品10を先に取出し口11に搬送し、5段目の商品10を後で取出し口11に搬送するように搬送部2を制御する。また、制御部4は、2段目の商品10と、3段目の商品10と、4段目の商品10とを同時に取出し口11に搬送するように搬送部2を制御する。なお、第2実施形態によるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
第2実施形態では、上記のように、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10を別々に取出し口11に搬送させることであり、制御部4は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち上方に配置された商品10を先に取出し口11に搬送させてから、下方に配置された商品10を取出し口11に搬送させる制御を行うように構成されている。これにより、たとえば、変形しやすい商品10が上下方向において重なる位置に配置されている場合に、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち上方に配置された商品10を先に取出し口11に搬送させてから、下方に配置された商品10を取出し口11に搬送させる制御を行うように構成されていることにより、商品10を重ねることなく搬送部2に排出し、取出し口11に搬送することができる。また、下方に配置された商品10を後に搬送部2に排出することにより、重なる位置に配置された商品10のうち一方を取出し口11に搬送した後に、他方の商品10を取出し口11に搬送する際の移動距離が長くなることを抑制することができる。その結果、商品10を排出するためにかかる時間を短縮することができる。
また、第2実施形態によるその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図1、図2および図10を参照して、第3実施形態による自動販売機300の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
次に、図1、図2および図10を参照して、第3実施形態による自動販売機300の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10を同時に取出し口11に搬送することである。具体的には、上下方向において、少なくとも一部分が重なる位置に配置されている商品10を搬送する場合である。
制御部4は、商品10毎の重量の情報に基づいて上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち重量が大きい商品10を先に搬送部2に排出させる制御を行う。商品10毎の重量は、予め記憶部8に記憶されている。
図10に示すように、選択された商品10が、2段目の商品10と、3段目の商品10と、4段目の商品10と、5段目の商品10であり、3段目の商品10と5段目の商品10とが上下方向において重なる場合を例に説明する。なお、図10では、選択された商品10にハッチングを付している。また、5段目の商品10が、3段目の商品10よりも重量が大きいものとする。この場合、制御部4は、3段目の商品10と5段目の商品10とのうち重量が大きい5段目の商品10を先に搬送部2に排出した後、3段目の商品10を搬送部2に排出させる制御する。なお、2段目の商品10および4段目の商品10は、3段目の商品10および5段目の商品10と上下方向において重ならないため、排出される順番は特に限定されない。また、第3実施形態によるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第3実施形態の効果]
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる、このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
第3実施形態では、上記のように、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10を同時に取出し口11に搬送することであり、制御部4は、商品10毎の重量の情報に基づいて上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち重量が大きい商品10を先に搬送部2に排出させる制御を行うように構成されている。これにより、重量が大きい商品10を先に搬送部2に排出させることにより、商品10が重なった状態で搬送する場合に下方に位置する商品10に上方に位置する商品10の荷重がかかって変形することを抑制することができる。
また、第3実施形態によるその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[第4実施形態]
次に、図1、図2および図11を参照して、第4実施形態による自動販売機400の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
次に、図1、図2および図11を参照して、第4実施形態による自動販売機400の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10を同時に取出し口11に搬送することである。具体的には、上下方向において、少なくとも一部分が重なる位置に配置されている商品10を搬送する場合である。
図11に示すように、制御部4は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち他の商品10を上面に載せることが可能な商品10を先に搬送部2に排出させる制御を行う。他の商品10を上面に載せることが可能な商品10か否かの情報は、予め記憶部8に記憶されている。他の商品10を上面に載せることが可能な商品10か否かは、たとえば、上面が平坦か否かなどの形状に関する情報、耐久性のある素材で形成されているか否かの情報である。
選択された商品10が、2段目の商品10と、3段目の商品10と、4段目の商品10と、5段目の商品10とであり、3段目の商品10と4段目の商品10とが上下方向において重なる場合を例に説明する。また、4段目の商品10が他の商品10を上面に載せることが可能な商品10であるものとする。この場合、制御部4は、4段目の商品10を先に搬送部2に排出した後、3段目の商品10を搬送部2に排出させる制御する。なお、2段目の商品10および5段目の商品10は、3段目の商品10および4段目の商品10とは重ならないため、排出される順番は特に限定されない。また、第4実施形態によるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第4実施形態の効果]
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
第4実施形態では、上記のように、所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させることであり、制御部4は、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち他の商品10を上面に載せることが可能な商品10を先に搬送部2に排出させる制御を行うように構成されている。これにより、他の商品10を上面に載せることが可能な商品10を先に搬送部2に排出させることにより、商品10が重なった状態で搬送する場合に、下方に位置する商品10が変形することを抑制しつつ、上方に位置する商品10を安定させた状態で搬送することができる。
また、第4実施形態によるその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[第5実施形態]
次に、図10および図12を参照して、第5実施形態による自動販売機500の構成について説明する。なお、第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
次に、図10および図12を参照して、第5実施形態による自動販売機500の構成について説明する。なお、第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
第5実施形態では、第3実施形態と異なり、制御部4は、搬送部2内に商品10が含まれる場合に、搬送部2を上昇させる段数と、搬送部2内の商品10の数との積で表される搬送部2にかかる負荷の値が最小となるように、搬送部2に商品10を排出させる順番を設定する制御を行う。搬送部2にかかる負荷とは、バケット21を上昇させる際にモータにかかる負荷である。具体的には、商品10が多くなることにより、または、上昇する段数が多くなることにより消費する電力が増え、モータに負荷がかかる。なお、下降時は、負荷がかからないか、無視できるほどである。
図10に示すように、選択された商品10が、2段目の商品10と、3段目の商品10と、4段目の商品10と、5段目の商品10とであり、3段目の商品10と5段目の商品10とが上下方向において重なる場合を例に説明する。また、5段目の商品10が3段目の商品10よりも重い商品10とする。制御部4は、3段目の商品10と5段目の商品10とのうち重量が大きい5段目の商品10を先に搬送部2に排出した後、3段目の商品10を搬送部2に排出させる制御する。
さらに、制御部4は、3段目の商品10と5段目の商品10とを排出する順番に加えて、負荷の値が少なくなるように、2段目の商品10と4段目の商品10を排出させる順番を設定する。図12に示すように、たとえば、5段目の商品10、4段目の商品10、3段目の商品10、2段目の商品10の順で排出する比較例の場合、5段目の商品10を搬送部2に排出後に5段目から4段目に上昇する負荷は、商品10の数1に段の数1をかけた(乗じた)1である。さらに、4段目の商品10を搬送部2に排出後に、4段目から3段目に上昇する負荷は、商品10の数2に段の数1をかけた2である。さらに、3段目の商品10を搬送部2に排出後に、3段目から2段目の上昇する負荷は、商品10の数3に段の数1をかけた3である。なお、それ以降は下降するため負荷は0である。この場合、負荷の合計は、6である。一方、5段目の商品10、2段目の商品10、3段目の商品10、4段目の送品の順で排出する実施例の場合、5段目から2段目に上昇する負荷は、商品10の数1に段の数である3をかけた3であり、それ以降は下降するため負荷は0である。この場合、負荷の合計は3である。そのため、制御部4は、負荷の少ない実施例に示す順番で搬送部2に商品10を排出する。なお、説明を簡素化する観点で、商品10の数で記載したが、商品10の数ではなく、各商品の重量を乗じてもよい。また、第5実施形態によるその他の構成は、第3実施形態と同様である。
[第5実施形態の効果]
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第5実施形態では、上記のように、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
第5実施形態では、上記のように、制御部4は、搬送部2内に商品10が含まれる場合に、搬送部2を上昇させる段数と、搬送部2内の商品10の数との積で表される搬送部2にかかる負荷の値が最小となるように、搬送部2に商品10を排出させる順番を設定する制御を行うように構成されている。これにより、搬送部2の負荷の値を小さくすることができるため、耐用期間が短くなることを抑制することができるとともに、搬送部2を移動させるために必要な駆動力を小さくすることができる。
また、第5実施形態によるその他の効果は、第3実施形態と同様である。
[第6実施形態]
次に、図1、図2、図13および図14を参照して、第6実施形態による自動販売機600の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
次に、図1、図2、図13および図14を参照して、第6実施形態による自動販売機600の構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
第6実施形態では、同じ収納部1に配置された複数の商品10が選択された場合に、制御部4は、重量検知部3により検知した重量の変化量と、選択された複数の商品10の各々の重量の合計値とが同じ場合に次の制御を行う。
たとえば、選択された3つの商品10が、3つとも3段目の商品10である場合、制御部4は、搬送部2を2段目まで上昇させた後、3段目の商品10を3つとも搬送部2に排出させる。この時、商品10を同時に排出してもよく、順番に排出してもよい。
図14に基づいて、第6実施形態における商品10を排出する場合の制御を説明する。図14では、図8のステップS14の替わりにステップS24の制御を行い、ステップS15の替わりにステップS25を行う。ステップS24では、制御部4は、複同一の収納部1の数の商品10をすべて搬送部2(バケット21)に排出する。ステップS25では、制御部4は、重量検知部3により検知した重量の変化量が、選択された複数の商品10の各々の重量の合計値と同じ場合か否かで進むステップが異なる。なお、複数の商品10の重量はそれぞれ記憶部8に記憶されている。たとえば、3つの商品10の合計重量が150gの場合、変化量が150gであれば、制御部4は、ステップS16に進み、次の商品10を排出させる制御を行う。また、150gでなければ、ステップS17に進み、商品10を取出し口11に搬送させる制御を行う。また、第6実施形態によるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第6実施形態の効果]
第6実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第6実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第6実施形態では、上記のように、商品10が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部1と、収納部1から排出された複数の商品10を受取り、選択された複数の商品10を取出し口11に搬送するための搬送部2と、搬送部2に配置され、搬送部2内の重量を検知する重量検知部3と、複数の商品10が選択された場合において、収納部1から搬送部2に複数の商品10を排出させて複数の商品10を同時に取出し口11に搬送させる制御を行う制御部4とを備え、制御部4は、複数の商品10を搬送部2に排出させる毎に重量検知部3により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の複数の商品10に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、搬送部2を取出し口11に移動させる制御を行うように構成されている。これにより、商品10が搬送部2に排出される毎に搬送部2内の重量が変化するため、選択された商品10の数と同じ回数の重量の変化を検知した場合は、選択された複数の商品10がすべて搬送部2に排出されたとみなすことができる。このため、搬送部2に複数の商品10が排出されたことを確実に検知することができる。また、選択された複数の商品10が排出されたことを検知した後に、商品10をまとめて取出し口11に搬送することができる。これにより、複数の商品10を購入する際に1つずつ商品10を取出し口11に搬送する場合と比べて、全部の商品10を排出するのにかかる時間を短くすることができため、複数の商品10が選択された場合に、最短かつ商品品質を損なわない販売を行うことができる。
第6実施形態では、上記のように、同じ収納部1に配置された複数の商品10が選択された場合に、制御部4は、重量検知部3により検知した重量の変化量と、選択された複数の商品10の各々の重量の合計値とが同じ場合に次の商品10を排出させる制御または搬送部2を取出し口11に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている。これにより、同じ収納部1の商品10をまとめて搬送部2に排出した場合でも、複数の商品10が搬送部2に排出されたことを検知することができる。
また、第6実施形態によるその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1~第6実施形態では、第1操作部61がテンキーであり、第2操作部62が購入ボタンである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1操作部61および第2操作部62は、タッチパネルであってもよい。この場合、タッチパネルで選択することにより、選択された商品10の番号が入力される。また、商品10は、スマートフォンを介して選択されてもよい。
また、上記第1~第6実施形態では、商品10毎に番号が設定されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、商品10を識別できれば、番号でなくともよい。
また、第1実施形態では、収納部1の上段に収納された商品10から順番に搬送部2に排出する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、収納部1の下段に収納された商品10から順番に搬送部2に排出してもよい。
また、上記第2実施形態では、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10のうち上方に配置された商品10を先に取出し口11に搬送する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、下方に配置された商品10を先に取出し口11に搬送してもよい。
また、上記第2~第5実施形態では、上下方向において重なる位置に配置された複数の商品10が2つである場合の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、下方向において重なる位置に配置された複数の商品10が3つ以上であってもよい。
また、上記第5実施形態では、第3実施形態の構成を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第5実施形態は第2実施形態または第4実施形態の構成を備えていてもよい。
また、上記第6実施形態では、第1実施形態の構成を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第6実施形態は第2~第5実施形態のいずれかの構成を備えていてもよい。この場合、同じ収納部1に配置された複数の商品10のすべてが上下方向において他の収納部1に配置された商品10と位置が重なる必要はなく、少なくとも1つの商品10が重なっていればよい。
1 収納部
2 搬送部
3 重量検知部
4 制御部
6 操作部
10 商品
11 取出し口
61 第1操作部
62 第2操作部
100、200、300、400、500、600 自動販売機
2 搬送部
3 重量検知部
4 制御部
6 操作部
10 商品
11 取出し口
61 第1操作部
62 第2操作部
100、200、300、400、500、600 自動販売機
Claims (11)
- 商品が収納され、上下方向に複数段設けられた収納部と、
前記収納部から排出された複数の前記商品を受取り、選択された前記複数の商品を取出し口に搬送するための搬送部と、
前記搬送部に配置され、前記搬送部内の重量を検知する重量検知部と、
前記複数の商品が選択された場合において、前記収納部から前記搬送部に前記複数の商品を排出させて複数の前記商品を同時に前記取出し口に搬送させる制御を行う制御部とを備え、
前記制御部は、前記複数の商品を前記搬送部に排出させる毎に前記重量検知部により重量の変化量を検知するとともに、選択された全部の前記複数の商品に対してそれぞれ検知した重量の変化量の検知結果に基づいて、前記搬送部を前記取出し口に移動させる制御を行うように構成されている、自動販売機。 - 前記制御部は、前記重量検知部が検知した重量の変化量が正の値である場合に、次の前記商品を排出させる制御または前記搬送部を前記取出し口に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている、請求項1に記載の自動販売機。
- 前記制御部は、前記取出し口に搬送する前記複数の商品の選択を受け付けるように構成されているとともに、前記複数の商品を前記搬送部に排出させる際の所定の条件に基づいて前記複数の商品が選択された順番を並べ替えて前記搬送部に排出するように構成されている、請求項1または2に記載の自動販売機。
- 前記所定の条件は、選択された前記複数の商品のうち前記収納部の上段に収納された前記商品から順に前記搬送部に排出させることであり、
前記制御部は、前記複数の商品を前記搬送部に排出させる順番を上段から順に並び替えて前記搬送部に排出するように構成されている、請求項3に記載の自動販売機。 - 前記所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品を別々に前記取出し口に搬送させることであり、
前記制御部は、上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品のうち上方に配置された前記商品を先に前記取出し口に搬送させてから、下方に配置された前記商品を前記取出し口に搬送させる制御を行うように構成されている、請求項3に記載の自動販売機。 - 前記所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品を同時に前記取出し口に搬送することであり、
前記制御部は、前記商品毎の重量の情報に基づいて上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品のうち重量が大きい前記商品を先に前記搬送部に排出させる制御を行うように構成されている、請求項3に記載の自動販売機。 - 前記所定の条件は、上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品を同時に前記取出し口に搬送させることであり、
前記制御部は、上下方向において重なる位置に配置された前記複数の商品のうち他の前記商品を上面に載せることが可能な前記商品を先に前記搬送部に排出させる制御を行うように構成されている、請求項3に記載の自動販売機。 - 前記制御部は、前記搬送部内に前記商品が含まれる場合に、前記搬送部を上昇させる段数と、前記搬送部内の前記商品の数との積で表される前記搬送部にかかる負荷の値が最小となるように、前記搬送部に前記商品を排出させる順番を設定する制御を行うように構成されている、請求項6または7に記載の自動販売機。
- 同じ前記収納部に配置された前記複数の商品が選択された場合に、前記制御部は、前記重量検知部により検知した重量の変化量と、選択された前記複数の商品の各々の重量の合計値とが同じ場合に次の前記商品を排出させる制御または前記搬送部を前記取出し口に移動させる制御のいずれかを行うように構成されている、請求項1~8のいずれか1項に記載の自動販売機。
- 前記重量検知部が検知した重量の変化量が0または負の値である場合に、既に前記搬送部に排出された前記商品を前記取出し口に搬送させる制御を行うように構成されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の自動販売機。
- 前記商品を選択するための第1操作部と、前記商品の選択を確定するとともに、次の前記商品の選択を可能にするための第2操作部とを含む操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2操作部を介した操作後に前記第1操作部を介した操作を受け付けていない場合に、前記搬送部に前記商品を排出させる制御を行うように構成されている、請求項1~10のいずれか1項に記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021197909A JP2023083912A (ja) | 2021-12-06 | 2021-12-06 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 2021-12-06 JP JP2021197909A patent/JP2023083912A/ja active Pending
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