JP2023082485A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023082485A
JP2023082485A JP2021196298A JP2021196298A JP2023082485A JP 2023082485 A JP2023082485 A JP 2023082485A JP 2021196298 A JP2021196298 A JP 2021196298A JP 2021196298 A JP2021196298 A JP 2021196298A JP 2023082485 A JP2023082485 A JP 2023082485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
inner pot
support
heating cooker
ingredients
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021196298A
Other languages
English (en)
Inventor
隆男 村井
Takao Murai
忠孝 源
Tadataka Minamoto
幸靖 東
Yukiyasu Higashi
真也 上田
Shinya Ueda
功 平川
Isao Hirakawa
和也 北谷
Kazuya Kitatani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2021196298A priority Critical patent/JP2023082485A/ja
Publication of JP2023082485A publication Critical patent/JP2023082485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】メニューに応じて、適切な調理を行うことができる加熱調理器を実現する。【解決手段】加熱調理器は、内鍋(13)に収容された食材を撹拌する撹拌機構(33)と、前記内鍋(13)に蓋をする蓋体に設けられ、モータ(35)の回転力を前記撹拌機構(33)に伝える回転軸(38)と、を備え、前記内鍋(13)の底面に、調理を補助する撹拌部材(51)を支持する支柱(50)が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、撹拌装置を備えた加熱調理器に関する。
内鍋の内部の食材を撹拌しながら加熱調理を行う加熱調理器が提案されている。このような加熱調理器として、例えば特許文献1に開示された加熱撹拌調理器がある。
特開2017-74184号公報
しかしながら、特許文献1に開示された加熱撹拌調理器は、内鍋の底面に撹拌体を設けているため、内鍋の上部の食材の撹拌が十分に行えず、食材の撹拌ムラが生じ易い。また、蓋体側に撹拌体を設けた加熱調理器もあるが、内鍋の下部の食材の撹拌が十分に行えず、食材の撹拌ムラが生じ易い。このように、従来の撹拌体を備えた加熱調理器では、食材の撹拌を十分に行えないため、食材の撹拌を十分に行う必要のある調理を含むメニューの料理を適切にできない。従って、従来の撹拌体を備えた加熱調理器では、メニューに応じて、適切な調理を行うことができないという問題が生じる。
本発明の一態様は、メニューに応じて、適切な調理を行うことができる加熱調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、内鍋と、前記内鍋に収容された食材を撹拌する撹拌体と、前記内鍋に蓋をする蓋体と、前記蓋体に設けられ、駆動モータの回転力を前記撹拌体に伝える回転軸と、を備えた加熱調理器であって、前記内鍋の底面に、調理を補助する補助具を支持するための支柱が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、メニューに応じて、適切な調理を行うことができる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器の斜視図である。 図1に示す加熱調理器における蓋が開放された状態の斜視図である。 図1に加熱調理器の内鍋に補助具を装着した状態の概略断面図である。 図1に加熱調理器の内鍋に他の補助具を装着した状態の概略断面図である。 図1に加熱調理器の内鍋に他の補助具を装着した状態の概略断面図である。 図1に加熱調理器の内鍋に他の補助具を装着した状態の概略断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施形態の加熱調理器の蓋体を閉じた状態の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器の蓋体を開いた状態の斜視図である。
(加熱調理器の概要)
図1および図2に示すように、加熱調理器1は、調理器本体11、蓋体12および内鍋13を備えている。
(調理器本体部)
調理器本体11は、内鍋収容部21、加熱部22、温度センサ23を備えている。
内鍋収容部21は、調理器本体11に形成された凹部であり、内鍋13を収容する。加熱部22は、内鍋収容部21に収容された内鍋13すなわち食材を加熱する。加熱部22は、例えば誘導加熱コイルからなるものの、これに限定されず、従来周知の加熱手段を使用可能である。温度センサ23は内鍋13の温度を検知する。
(蓋体)
蓋体12は、調理器本体11に開閉可能に取り付けられ、調理器本体11に収納された内鍋13の開口を開閉するようになっている。蓋体12は、外蓋31、内蓋32および撹拌機構(撹拌体)33を備えている。
外蓋31は、ヒンジ31aを介して調理器本体11と連結されている。内蓋32は、外蓋31に着脱可能に取り付けられ、蓋体12の閉状態において内鍋13を塞ぐようになっている。
外蓋31の内部には、制御部(調理制御部、機能制御部)34、モータ35およびスピーカ36が設けられている。
制御部34は、CPUからなり、加熱調理器1における各種動作、特に食材に対する加熱調理の動作を制御する。制御部34は、ROM(Read Only Memory)が記憶しているプログラムや入力データ等に基づいて加熱部22や撹拌機構33等を制御し、選択された料理に応じた調理を加熱調理器1に実行させる。なお、制御部34の配置場所は特に限定されず、例えば、調理器本体11に配置されていてもよい。モータ35は撹拌機構33を回転させる。スピーカ36はユーザに情報を通知する音声を出力する。
外蓋31の上面には、操作および表示のための操作表示部37が設けられている。操作表示部37は、表示部371を有し、表示部371の周りに種々の操作ボタン372を有している。操作ボタン372には、各種選択ボタン、スタート・決定ボタンおよび取消しボタンの他、加熱調理器1に対して各種動作を指令する種々のボタンが含まれている。スタート・決定ボタンは、予約調理を含む調理の開始を指示するための操作ボタンである。
表示部371は、操作ボタン372に対するユーザの操作等に応じて、ユーザが選択する各種情報を表示する。
(撹拌機構)
撹拌機構33は、モータ(駆動モータ)35に駆動されて回転し、調理中に内鍋13内の食材を適宜撹拌する。撹拌機構33は、内蓋32における内鍋13との対向面側に着脱可能に取り付けられ、2本の撹拌アーム331および回転体332を有する。撹拌アーム331は、回転体332に取り付けられ、撹拌機構33の非使用時には倒伏状態(実線)となり、撹拌機構33の使用時には起立状態(二点鎖線)となる。回転体332は、モータ35からの回転力を当該回転体332に伝える回転軸38(図3等)に着脱自在に接続されている。
(内鍋13)
内鍋13は、調理器本体11の内鍋収容部21に配置される。内鍋13には、料理の種類に応じて、調理対象となる食材(野菜、肉、魚、調味料等)が収容される。内鍋13は、例えばアルミニウム等の高熱伝導部材で形成されている。また、内鍋13の底面には、後述する調理のための補助具を支持するための支柱50が設けられている。支柱50は、耐熱性材料からなり、内鍋13の底面に対して垂直方向に立設されている。支柱50は、金属(アルミニウム等の高熱伝導部材)であることが好ましいが、この限りではなく、耐熱性を有する材料であればよい。支柱50は、内鍋13の底で固定されるが、固定方法については支柱50の材料に応じて適宜選択すればよく、特に限定しない。支柱50は、内鍋13の底面の中心に設けられるのが好ましいが、この限りではない。なお、本実施形態では、内鍋13の底面の中心に支柱50が設けられ、支柱50の垂直上方に回転軸38が設けられている例について説明する。
内鍋13の底面に支柱50を設けることで、本実施形態に係る加熱調理器は、メニューに応じて、適切な調理を行うことができる。この点について、支柱50に支持する補助具の例を参照に以下に説明する。
(補助具(1))
図3は、内鍋13に調理の補助具である撹拌部材51を装着した状態の加熱調理器の概略断面図である。
撹拌部材51は、耐熱性材料からなり、図3に示すように、支柱50に回転自在に支持される。撹拌部材51は、本体部511と、本体部511の長手方向両側に設けられた2枚の撹拌翼512とで構成されている。本体部511は、中央に支柱50の外径より少し大きい内径の凹部511aが形成されている。これにより、撹拌部材51は、本体部511の凹部511aを支柱50に嵌合させることで、支柱50に回転自在に支持された状態にすることができる。撹拌翼512は、長手方向の先端が内鍋13の内面に近接する位置まで延びるように形成され、内鍋13の底面に平行であり、且つ長手方向に延びる開口部512aが上下2箇所形成されている。これにより、撹拌部材51が支柱50を回転中心として回転する際の撹拌翼512にかかる回転抵抗を開口部512aによって緩和することができる。
撹拌部材51に回転力を伝えるのは上述した撹拌機構33である。すなわち、内鍋13の上側には、当該内鍋13内の食材を撹拌するための撹拌機構33が設けられている。撹拌機構33の回転体332は、回転軸38の先端の凹部38aに嵌合する凸部332aが形成されている。これにより、回転体332は、回転軸38の回転力が伝わり回転する。回転体332には、上述したように、2本の撹拌アーム331が取付けられており、撹拌機構33の使用時には起立状態となる。撹拌アーム331は、起立状態のときに、先端部が内鍋13の底面近くまで延びる。このため、回転体332が回転する際に、撹拌アーム331の先端部が撹拌部材51の撹拌翼512の側面に当接する。これにより、撹拌部材51は、支柱50を回転中心として回転する。つまり、撹拌部材51の回転力は、回転軸38から伝えられる回転力によって回転する撹拌機構33の撹拌アーム331を介して伝わる。このように、撹拌部材51は、撹拌機構33の回転力によって回転することで、内鍋13の底面側において食材を撹拌することができる。
従って、内鍋13の底面に撹拌部材51を装着することにより、内鍋13内の食材の撹拌を、撹拌機構33の撹拌アーム331と撹拌部材51との両方で行うことができる。これにより、撹拌機構33の撹拌アーム331では、内鍋13の周囲を撹拌するのみであるが、撹拌部材51の撹拌翼512が回転することで、内鍋13の底面から上層に向かって食材の撹拌を十分に行うことができる。よって、内鍋13における食材の撹拌ムラの軽減を図ることができるので、食材の撹拌を十分に行う必要のある調理を含むメニューの料理を適切に行うことができる。つまり、メニューに応じて、適切な調理を行うことができる。
なお、撹拌部材51は、回転自在を維持し、且つ、上下にできるだけ動かないように支柱50に支持されるのが好ましい。例えば、自重により撹拌部材51が上下に動かないようにするか、あるいは、支柱50の支持部分に設けられたロック機構により撹拌部材51が上下に動かないようする。また、撹拌部材51を構成する撹拌翼512は、本体部511の両側に設けられた2枚の例について説明したが、これに限定されるものではなく、本体部511の片側のみに設けられた1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
(補助具(2))
図4は、内鍋13に調理の補助具である撹拌部材52を装着した状態の加熱調理器の概略断面図である。
撹拌部材52は、耐熱性材料からなり、図4に示すように、支柱50に回転自在に支持される。撹拌部材52は、本体部521と、本体部521の長手方向両側に設けられた2枚の第1撹拌翼522と、本体部521に回転力を伝える駆動軸523とで構成されている。本体部521および第1撹拌翼522は、図3に示す撹拌部材51の本体部511と撹拌翼512と同じ構成である。図3に示す撹拌部材51と異なるのは、駆動軸523が設けられている点である。駆動軸523は、図4に示すように、本体部521に一体的に形成されているか、または固定されており、先端部523cが回転軸38に着脱自在に接続されている。つまり、撹拌部材52は、回転軸38からの回転力を伝える駆動軸523が設けられている。駆動軸523には、回転軸38からの回転力が直接伝わる。従って、撹拌部材52には、回転軸38の回転力が直接伝わる。このように、撹拌部材52は、図3に示す撹拌部材51と異なり、回転するために、撹拌機構33を必要としない。なお、撹拌部材52を使用する場合、蓋体12を閉じる前に、内鍋13の支柱50に撹拌部材52を装着し、その後、蓋体12を閉じることで、駆動軸523の先端部と回転軸38とを接続する。
また、駆動軸523には、第2撹拌翼として、回転軸38に近い側から順に第1撹拌棒523a、第2撹拌棒523bが設けられている。第1撹拌棒523aおよび第2撹拌棒523bは、第1撹拌翼522よりも上側の食材を撹拌するように配置され、それぞれ長手方向の長さはほぼ同じであるが、延設される向きは互いに反対となっている。なお、第1撹拌棒523a、第2撹拌棒523bは、駆動軸523における、回転軸38から撹拌部材52の本体部521までの間に設けられていればよい。また、撹拌翼も2枚に限定されない。つまり、駆動軸523には、回転軸38から撹拌部材52の本体部521までの間に、少なくとも1枚の撹拌翼が設けられていればよい。撹拌部材52を装着することで、内鍋13の底面側の食材を第1撹拌翼522で撹拌し、第1撹拌翼522の撹拌領域よりも上層部の食材を第1撹拌棒523aおよび第2撹拌棒523bで撹拌することができる。これにより、内鍋13における食材の撹拌ムラを大幅に軽減することができる。従って、食材の撹拌を十分に行う必要のある調理を含むメニューの料理を適切に行うことができる。つまり、メニューに応じて、適切な調理を行うことができる。なお、第1撹拌棒523a、第2撹拌棒523bは、棒状に限定されるものではなく、例えば板状のものであってもよい。
撹拌部材52は、蓋体12側では、駆動軸523が回転軸38に接続され、内鍋13の底面では、支柱50によって支持されている。つまり、撹拌部材52は、回転軸38から支柱50を通る直線が回転中心となるため、回転軸38のみを回転中心とした場合や、支柱50のみを回転中心とした場合に比べて、回転時のブレが少ない。このため、第1撹拌翼522を内鍋13の側面近くまで延設しても、当該第1撹拌翼522が内鍋13の内面に接触することがない。このように、第1撹拌翼522を内鍋13の側面近くまで延設することで、食材の撹拌を広範囲に行うことが可能となり、食材の撹拌ムラをより軽減することが可能となる。また、第1撹拌棒523a、第2撹拌棒523bにおいても、内鍋13の側面近くまで延設することが可能である。
なお、本実施形態では、調理を補助する補助具として、内鍋13内の食材を底面側から開口側までの間で撹拌するために、撹拌部材51、撹拌部材52を用いた例について説明した。撹拌部材51および撹拌部材52は、何れも底面側の食材を撹拌することをメインとしたものである。これは、蓋体12側からの撹拌(例えば撹拌機構33を用いた撹拌)では、内鍋13の底面の食材、特に底面中央付近にある食材の撹拌を十分に行えないためである。以下の実施形態では、内鍋13の底面の中央付近に食材が入り込まないようにすることで、底面中央付近にある食材の撹拌を十分に行えないという問題を解決する例について説明する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(補助具)
図5は、内鍋13に調理の補助具である円柱状部材53を装着した状態の加熱調理器の概略断面図である。
円柱状部材53は、耐熱性材料からなり、図5に示すように、支柱50を覆うように、内鍋13の底面に装着される。円柱状部材53は、支柱50を覆った状態で、当該支柱50を中心とする所定の半径を有し、且つ、内鍋13の底面から所定の高さを有する。円柱状部材53は、本体部531と、本体部531の外周に設けられた拡張支持部532とで構成されている。本体部531は、内部に支柱50と嵌合するための凹部531aが形成されている。拡張支持部532は、本体部531の外周において断面略L字状に形成され、円柱状部材53が支柱50を覆った状態で、外側面532aが内鍋13の底面に接触するように形成されている。これにより、拡張支持部532は、食材が支柱50側に流れ込まないように堰き止める部材として機能する。
円柱状部材53における底面の半径は、撹拌機構33による食材を撹拌した際に、当該円柱状部材53によって撹拌不足が生じる領域を覆うような長さに設定されるのが好ましい。これにより、円柱状部材53を内鍋13の底面の支柱50に装着するだけで、撹拌不足が生じる領域がなくなるため、撹拌機構33による食材の撹拌を十分に行うことができる。
なお、円柱状部材53は、内鍋13の支柱50に装着した際に、上下にできるだけ動かないように支柱50に支持されるのが好ましい。例えば、自重により撹拌部材51が上下に動かないようにするか、あるいは、支柱50の支持部分に設けられたロック機構により撹拌部材51が上下に動かないようする。なお、図5において、拡張支持部532と本体部531の凹部531aとの間に空間が形成されているが、この空間をなくすように円柱状部材53の素材で埋めて自重を増やすようにしてもよい。
上記実施形態1,2においては、調理の補助具として、内鍋13内の食材の撹拌ムラを軽減するための部材(撹拌部材51、52、円柱状部材53)の例について説明したが、撹拌調理と、支柱50を利用して撹拌調理以外の調理とを同時に実行するための例について、以下の実施形態3で説明する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(補助具)
図6は、内鍋13に調理の補助具である調理具54を装着した状態の加熱調理器の概略断面図である。
調理具54は、耐熱性材料からなり、図6に示すように、調理具本体部541と、支柱50に嵌合し、且つ調理具本体部(食材収容部)541を支持する支持部(支柱50に支持される部分)542とで構成されている。調理具本体部541は、支持部542による支持側と反対側に凹部541aが形成され、当該凹部541aに調理対象となる食材を入れるようになっている。調理具本体部541は、内鍋13の内径よりも小さく、且つ、撹拌アーム331の回転の邪魔にならない大きさに形成されている。支持部542は、調理具本体部541の支持側と反対側に支柱50と嵌合する凹部542aが形成されている。支持部542は、調理具54が動かないように、支柱50に装着される際にロックされるのが好ましい。支持部542の支柱50へのロックの仕方については特に限定されるものではない。また、ロック機構を用いずに、支持部542を支柱50から動かないようにするためには、調理具54全体の重さを重くすればよい。つまり、調理具54の自重により、支柱50から動かないようにしてもよい。
調理具54を内鍋13の底面に装着することで、内鍋13に食材Aを入れて加熱撹拌調理し、調理具54の調理具本体部541に食材Bを入れて加熱調理することができる。
なお、支持部542は、前記実施形態2の円柱状部材53と同じ構成、すなわち、支柱50を中心とする所定の半径を有し、且つ、前記内鍋13の底面から所定の高さを有する円柱状部材53とする。このように、支持部542を、円柱状部材53上に調理具本体部541を取付ける構成とすれば、内鍋13内の食材Aの撹拌不足が生じる領域が当該円柱状部材53によって無くなる。これにより、食材Aの撹拌を十分に行うことができ、且つ、調理具本体部541の食材Bの加熱調理を行うことができる。
(効果)
以上、前記実施形態1~3で説明したように、内鍋13の底面に設けた支柱50に、種々の補助具を装着することができる。例えば、食材の撹拌を十分に行う必要のあるメニューであれば、撹拌部材51、52、円柱状部材53の何れかを支柱50に装着すればよく、食材の撹拌を伴う調理と、食材の撹拌を伴わない調理とを含むメニューであれば、調理具54を支柱50に装着すればよい。従って、メニューに応じて、適切な調理を行うことができるという効果を奏する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る加熱調理器は、内鍋(13)と、前記内鍋(13)に収容された食材を撹拌する撹拌体(撹拌機構33)と、前記内鍋(13)に蓋をする蓋体(12)と、前記蓋体(12)に設けられ、駆動モータ(モータ35)の回転力を前記撹拌体(撹拌機構33)に伝える回転軸(38)と、を備えた加熱調理器(1)であって、前記内鍋(13)の底面に、調理を補助する補助具(撹拌部材51、撹拌部材52、円柱状部材53、調理具54)を支持するための支柱(50)が設けられている。
上記の構成によれば、内鍋の底面に、調理を補助する補助具を支持する支柱が設けられていることで、当該補助具により撹拌体による食材の撹拌調理の補助や、撹拌調理以外の調理の補助を行うことができる。これにより、補助具により撹拌調理の補助を行えば、食材の撹拌ムラを軽減させることが可能となり、また、補助具により撹拌調理以外の調理の補助を行えば、撹拌体による食材の撹拌調理と、撹拌調理以外の調理とを同時に行うことが可能となる。従って、内鍋の底面に調理を補助する補助具を支持する支柱を設けるという簡単な構成で、食材を十分に撹拌する必要のある調理メニュー、食材を撹拌する調理と、食材を撹拌しない調理とを同時に行う調理メニューを実行することができる。つまり、メニューに応じて、適切な調理を行うことができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記補助具は、前記支柱(50)に回転自在に支持された撹拌部材(51)であり、前記撹拌部材(51)の回転力は、前記回転軸(38)から伝えられる回転力によって回転する前記撹拌体(撹拌機構33)を介して伝わるようにしてもよい。
上記構成によれば、内鍋の底面に設けられた支柱によって回転自在に支持されている撹拌部材の回転力が蓋体に設けられた駆動モータの回転力であるので、内鍋の底面の裏面側に撹拌部材を回転させるための駆動モータを設ける必要がない。このため、内鍋の底面の裏面側を簡素な構造にできるため、当該内鍋の底面の温度を測定する温度センサを設けることができ、当該内鍋の温度を正確に測定することが可能となる。
本発明の態様3に係る加熱調理器は、上記態様2において、前記撹拌部材(51)は、前記内鍋(13)の側面方向に延設された撹拌翼(512)を有し、前記撹拌体(51)は、前記蓋体(12)に設けられ、前記内鍋(13)内の食材を撹拌する撹拌アーム(331)を有し、前記撹拌アーム(331)は、前記撹拌翼(512)に当接するようにしてもよい。
上記構成によれば、撹拌体が回転することで、撹拌翼に当接した撹拌アームも回転し、撹拌部材が回転する。これにより、撹拌アームによって内鍋の側面側で食材を撹拌し、撹拌部材によって内鍋の底面側で食材を撹拌することができるので、食材の撹拌を十分に行うことができる。
本発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記補助具は、前記撹拌体(撹拌部材52)であり、前記撹拌体(撹拌部材52)には、前記回転軸(38)からの回転力を伝える駆動軸(523)が設けられていてもよい。
上記構成によれば、撹拌体は、内鍋の底面側の食材を撹拌することができる。しかも、撹拌体を回転させる駆動軸は、蓋体に設けられた回転軸から内鍋の底面に設けられた支柱までの直線上に存在することになるので、撹拌体が回転する際のブレを軽減することが可能となる。これにより、撹拌体を内鍋の側面近くまで延設することが可能となり、内鍋の側面付近の食材も撹拌することが可能となるので、内鍋内の食材の撹拌不足を軽減することが可能となる。
本発明の態様5に係る加熱調理器は、上記態様4において、前記撹拌体(撹拌部材52)は、前記支柱(50)に回転自在に支持される本体部(521)と、前記本体部(521)から前記内鍋(13)の側面方向に延設された第1撹拌翼(522)と、を含み、前記駆動軸(523)には、前記回転軸(38)から前記本体部(本体部521)までの間に、当該駆動軸(523)から前記内鍋(13)の側面方向に延設された、少なくとも1つの第2撹拌翼(第1撹拌棒523a、第2撹拌棒523b)が設けられていてもよい。
上記構成によれば、駆動軸には、回転軸から撹拌体の本体部までの間に、少なくとも1つの第2撹拌翼が設けられていることで、内鍋の底面よりも上の層の食材を撹拌することができる。
本発明の態様6に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記補助具は、前記支柱(50)を覆うように支持されると共に、当該支柱(50)を覆った状態で、当該支柱(50)を中心とする所定の半径を有し、且つ、前記内鍋(13)の底面から所定の高さを有する円柱状部材(53)であってもよい。
上記構成によれば、円柱状部材によって、内鍋の底面の支柱を覆うようにすることで、内鍋の支柱付近、すなわち中央付近の食材の撹拌が不足する領域に、食材が入り込まないようにできる。これにより、食材の撹拌が不足する領域が無くなるため、内鍋内で食材の撹拌を十分に行うことができる。
本発明の態様7に係る加熱調理器は、上記態様1において、前記補助具(調理具54)は、前記支柱(50)に支持され、当該支柱(50)による支持側と反対側に食材を収容する食材収容部(調理具本体部541)を備えていてもよい。
上記構成によれば、内鍋内の食材収容部に収容された食材の調理と、内鍋内に収容された食材の調理とを同時に行うことができる。例えば、内鍋内で、食材を撹拌する撹拌調理と、食材の撹拌を伴わない調理とを同時に行うことができる。
本発明の態様8に係る加熱調理器は、上記態様7において、前記補助具(調理具54)の前記支柱(50)に支持される部分(支持部542)は、当該支柱(50)を中心とする所定の半径を有し、且つ、前記内鍋(13)の底面から所定の高さを有する円柱状部材(53)であってもよい。
上記構成によれば、内鍋内での食材の撹拌が不足する領域に食材が入り込まないようになるため、食材の撹拌を十分に行うことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 加熱調理器
11 調理器本体
12 蓋体
13 内鍋
21 内鍋収容部
22 加熱部
23 温度センサ
31 外蓋
31a ヒンジ
32 内蓋
33 撹拌機構(撹拌体)
34 制御部
35 モータ(駆動モータ)
36 スピーカ
37 操作表示部
38 回転軸
38a、511a、531a、541a、542a 凹部
50 支柱
51、52 撹拌部材
53 円柱状部材
54 調理具
331 撹拌アーム
332 回転体
332a 凸部
371 表示部
372 操作ボタン
511、521、531 本体部
512 撹拌翼
512a 開口部
522 第1撹拌翼
523 駆動軸
523a 第1撹拌棒(第2撹拌翼)
523b 第2撹拌棒(第2撹拌翼)
523c 先端部
532 拡張支持部
532a 外側面
541 調理具本体部(食材収容部)
542 支持部

Claims (8)

  1. 内鍋と、
    前記内鍋に収容された食材を撹拌する撹拌体と、
    前記内鍋に蓋をする蓋体と、
    前記蓋体に設けられ、駆動モータの回転力を前記撹拌体に伝える回転軸と、を備えた加熱調理器であって、
    前記内鍋の底面に、調理を補助する補助具を支持するための支柱が設けられている、加熱調理器。
  2. 前記補助具は、前記支柱に回転自在に支持された撹拌部材であり、
    前記撹拌部材の回転力は、前記回転軸から伝えられる回転力によって回転する前記撹拌体を介して伝わる、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記撹拌部材は、前記内鍋の側面方向に延設された撹拌翼を有し、
    前記撹拌体は、前記蓋体に設けられ、前記内鍋内の食材を撹拌する撹拌アームを有し、
    前記撹拌アームは、前記撹拌翼に当接する、請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記補助具は、前記撹拌体であり、
    前記撹拌体には、前記回転軸からの回転力を伝える駆動軸が設けられている、請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記撹拌体は、
    前記支柱に回転自在に支持される本体部と、
    前記本体部から前記内鍋の側面方向に延設された第1撹拌翼と、を含み、
    前記駆動軸には、前記回転軸から前記本体部までの間に、当該駆動軸から前記内鍋の側面方向に延設された、少なくとも1つの第2撹拌翼が設けられている、請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記補助具は、前記支柱を覆うように支持されると共に、当該支柱を覆った状態で、当該支柱を中心とする所定の半径を有し、且つ、前記内鍋の底面から所定の高さを有する円柱状部材である、請求項1に記載の加熱調理器。
  7. 前記補助具は、前記支柱に支持され、当該支柱による支持側と反対側に食材を収容する食材収容部を備えている、請求項1に記載の加熱調理器。
  8. 前記補助具の前記支柱に支持される部分は、当該支柱を中心とする所定の半径を有し、且つ、前記内鍋の底面から所定の高さを有する円柱状部材である、請求項7に記載の加熱調理器。
JP2021196298A 2021-12-02 2021-12-02 加熱調理器 Pending JP2023082485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021196298A JP2023082485A (ja) 2021-12-02 2021-12-02 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021196298A JP2023082485A (ja) 2021-12-02 2021-12-02 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023082485A true JP2023082485A (ja) 2023-06-14

Family

ID=86728397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021196298A Pending JP2023082485A (ja) 2021-12-02 2021-12-02 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023082485A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4822962B2 (ja) 製パン機能付き炊飯器
US20150335204A1 (en) Three-Dimensional Stirring/Mixing Utensils
JP5771706B2 (ja) 加熱調理器
JP2018198868A (ja) 自動調理器
KR102427609B1 (ko) 회전식 인덕션솥 요리기구
TWI602532B (zh) Heating conditioner
JP2023082485A (ja) 加熱調理器
JP5637728B2 (ja) 電気炊飯器
WO2013122080A1 (ja) 炊飯器
JP2012125467A (ja) 炊飯器
JP2013165822A (ja) 炊飯器
JP6824826B2 (ja) 自動調理器、撹拌体
JP7214453B2 (ja) 加熱調理器
JP2004261254A (ja) 加熱調理器
JP5781963B2 (ja) 炊飯器
JP2613815B2 (ja) 回転調理機
JP6926214B2 (ja) 加熱調理器および加熱調理システム
JP2014100298A (ja) 電気炊飯器
JP2022176720A (ja) 調理器、調理器が備える回転体の回転制御方法
JP7171400B2 (ja) 加熱調理器
JP2022055866A (ja) 電気調理器
JP7516018B2 (ja) 加熱調理器
JP2021013464A (ja) 加熱調理器
JP2021013463A (ja) 加熱調理器
JP2024059312A (ja) 加熱調理器