JP2018198868A - 自動調理器 - Google Patents

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Yuya Watanabe
裕也 渡邊
幸靖 東
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Abstract

【課題】蓋の開閉時における内鍋への攪拌羽の接触を抑制することのできる自動調理器を提供する。
【解決手段】内鍋(3)と、内鍋(3)を覆う蓋部(2)と、蓋部(2)に回動可能に取り付けられる攪拌羽体(30)と、を備え、攪拌羽体(30)は、曲げ伸ばし可能な屈曲部(35)を備え、屈曲部(35)は、蓋部(2)が開閉する際に、攪拌羽体(30)が内鍋(3)に接触しないように屈曲する。
【選択図】図4

Description

本発明は、鍋に投入した食材を自動で加熱調理する自動調理器に関する。
従来、内鍋に食材を投入し、メニューを選ぶだけで、料理が出来上がる自動調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの自動調理器では、食材の焦げ付きや、加熱むらを防ぐために、食材をかき混ぜる攪拌羽を備えているものが一般的である。
また、攪拌羽を備えた自動調理器では、内鍋や攪拌羽の取り外しのなどの作業性を考慮して、攪拌羽が装置の蓋に取り付けられている。
特開2013−223705号公報(2013年10月31日公開)
自動調理器の攪拌羽は、食材を効率よく攪拌するという点では、ある程度の大きさ、例えば内鍋の底部全体をむら無くかき混ぜることができる大きさ、が必要である。しかしながら、攪拌羽を大きくし過ぎると、蓋を開閉する際に攪拌羽が内鍋に接触することにより、蓋が開閉できなくなるという課題があった。
そこで、本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、蓋の開閉時における内鍋への攪拌羽の接触を抑制することのできる自動調理器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る自動調理器は、食材を収容する内鍋と、前記内鍋を覆う蓋部と、前記蓋部に回動可能に取り付けられる攪拌羽体と、を備え、前記攪拌羽体は、曲げ伸ばし可能な屈曲部を備え、前記屈曲部は、前記蓋部が開閉する際に、前記攪拌羽体が前記内鍋に接触しないように屈曲する構成である。
本発明の一態様によれば、蓋の開閉時における内鍋への攪拌羽の接触を抑制することのできる自動調理器を提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る自動調理器の外観構成を示す斜視図である。 自動調理器の内部構成を示す斜視図である。 自動調理器の断面図である。 蓋部を開いた状態の自動調理器の断面図である。 ロック解除状態のロック機構の構成を示す部分拡大図である。 ロック状態のロック機構の構成を示す部分拡大図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図4を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る自動調理器101の外観構成を示す図であり、自動調理器101を斜め上方から見た斜視図である。図2は、自動調理器101の内部構成を示す図であり、蓋部2を開いた状態の自動調理器101を斜め上方から見た斜視図である。図3は、図1のI−I断面図である。図4は、蓋部2を開いた状態の自動調理器101の断面図である。
図1に示すように、自動調理器101は、本体部1と、本体部1に開閉可能に取り付けられた蓋部2と、を備えている。また、図2、図3に示すように、自動調理器101の内部には、調理対象となる食材(野菜、肉、魚、調味料等)を収容する内鍋3と、内鍋3に収容された食材を攪拌する攪拌羽体30と、が備えられている。
自動調理器101は、ユーザにより選択される様々な調理モード(例えば、メニュー毎の)に応じた加熱による調理を実行する機能を有している。
(本体部1の構成について)
本体部1は、内鍋3を収納する内鍋収納部11を有している。また、本体部1は、内鍋収納部11に内鍋3を収容したときに、内鍋3に設けられた把手部29が収納される把手収納部12を有している。
また、本体部1には、蓋部2と対向する上面であって、内鍋収納部11の外側に、蓋部2が引き掛けられて、蓋部2を閉じた状態で保持する係止爪13が設けられている。
内鍋収納部11の内部には、内鍋収納部11に収納された内鍋3を加熱する加熱部15が設けられている。加熱部15は、例えば、誘導加熱コイルを備え、内鍋収納部11に内鍋3を収納したときに、内鍋3に接触する位置に設けられている。加熱部15は、例えば、内鍋3の底部3aや周壁部(壁部)3bに対向する位置に設けられている。
また、内鍋収納部11の内部には、内鍋収納部11に収納された内鍋3の温度を検知する温度センサ16が設けられている。温度センサ16は、内鍋収納部11に内鍋3を収納したときに、内鍋3に接触する位置に設けられている接触型の温度センサであってもよいし、内鍋3には接触しない非接触型の温度センサであってもよい。
また、図示は省略するが、本体部1には、電源回路やインバータ回路等を含む電源部が配置されている。
(蓋部2の構成について)
蓋部2は、外蓋21と内蓋22とを備えている。外蓋21は、ヒンジバネ6(図3参照)を介して本体部1に回動可能に支持されている。蓋部2は、本体部1の上面および側面の何れか一方であって、内鍋収納部11を挟んで係止爪13と対向する位置に回動可能に支持されているのが望ましい。これにより、蓋部2は、閉状態において、本体部1に収納された内鍋3を覆って、内鍋3の開口を開閉する。
外蓋21は、内部空間を有し、この内部空間内には、自動調理器101の各種動作を制御する制御部17が設けられている。制御部17は、図示しない演算部や記憶部、並びに、その他の電子部品等で構成され、記憶部に記憶されたプログラムや入力データ等に基づいて加熱部15等を制御して一連の調理動作を実現する。なお、本実施形態では、制御部17は外蓋21の内部に配置されているが、配置場所は限定されず、例えば、本体部1に配置されていてもよい。
外蓋21は、本体部1の把手収納部12までを覆うような形状に形成されている。また、外蓋21の上面部212には、蓋部2を開放するための開放スイッチ24が設けられている。開放スイッチ24は、図示は省略するが、本体部1と対向する外蓋21の下面部に、蓋部2を閉じたときに、上述の係止爪13と係合する爪受部を備えている。また、開放スイッチ24は、自動調理器101の調理中に蓋部2を開く操作をユーザが行ったときに、蓋部2の開放を規制するロック構造を備えている構成であってもよい。
また、外蓋21の上面部212には、蓋部2を閉じた状態で、内鍋3を覗くことができる窓部21aが設けられている。窓部21aには、耐熱性のガラスや透明樹脂等から形成された透過性部材が嵌め込まれている。
また、外蓋21の上面部212には、操作表示部25が設けられている。操作表示部25は、自動調理器101に対する入力操作をユーザが行う複数の操作ボタン25aや、ディスプレイ等を含み自動調理器101の動作状態を示す表示部25bを備えている。
また、外蓋21には、蒸気ダクトユニット26が取り外し可能に設置されている。蒸気ダクトユニット26は、内鍋3で生じた蒸気を結露させて内鍋3に戻すことで蒸気を循環させるとともに、蒸気口26bから排出する蒸気の排出量をコントロールする。
内蓋22は、図2に示すように、外蓋21の凹み状の蓋底部211に着脱可能に嵌め込まれている。内蓋22は、蓋部2を閉じたときに、内鍋3の開口を塞ぐ形状に形成されている。内蓋22の外周縁部には、当該外周縁部を取り囲むように、外周縁部全周に亘ってパッキン44が設けられている。パッキン44は、蓋部2を閉めたときに、内鍋3の開口上縁に設けられたフランジ部3cの上面に密着する。
このように、蓋部2は、本体部1に収納された内鍋3を内蓋22により密閉して覆うように構成されている。これにより、パッキン44は、内蓋22と内鍋3との隙間を塞ぎ、内鍋3からの食材の流出を防止するとともに、食材から出た水分を効率良く蒸気に変換して循環させる。
さらに蓋部2には、図3に示すように、外蓋21の内部空間に、攪拌羽体30を回転駆動させる回転駆動部40が設けられている。回転駆動部40は、攪拌羽体30を支持する攪拌羽支持体41と、攪拌羽体30を回転駆動させる駆動モータ42と、を備えている。攪拌羽支持体41には、攪拌羽体30の後述する連結部31が連結され、連結部31と一体に回転する。駆動モータ42は、攪拌羽体30の連結部31が連結された攪拌羽支持体41を回動させる。なお、攪拌羽支持体41は駆動モータ42の回転軸に一体に設けられている構成であってもよい。また、図示は省略するが、攪拌羽支持体41は、駆動モータ42が発生した回転駆動力を、プーリやベルトを介して受けて回転する構成であってもよい。
回転駆動部40の攪拌羽支持体41は、内蓋22の略中央部に設けられた孔を貫通して内鍋3の調理空間内に延びている。
(内鍋3の構成について)
内鍋3は、図2、図3に示すように、底部3a及び底部3aから上方に立設された周壁部3bを有し、上方が開口した凹形状の加熱容器である。内鍋3における、底部3aおよび周壁部3bで囲まれた内部空間は、調理空間であり、加熱部15により加熱されることで、加熱室として機能する。
また、内鍋3は、周壁部3bの上端部に全周に亘って形成され、内鍋3の外径方向に延設されたフランジ部3cを備えている。このフランジ部3cには、内蓋22に設けられた上述のパッキン44が当接し、内蓋22による内鍋3の密閉性を向上させている。
なお、内鍋3は、平面視で円形状に形成されている場合を例に図示しているが、内鍋3の開口形状は、円形状に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる。
内鍋3は、例えばアルミニウム等の高熱伝導部材で形成されている。なお、内鍋3の外面には、加熱効率を向上させる例えばステンレス等の磁性体が貼り付けられていてもよく、内鍋3の内面には、食材の付着を防ぐためのフッ素樹脂等がコーティングされていてもよい。
また、内鍋3には、開口縁の一部に、内鍋3を着脱するときに持ち手となる把手部29が設けられている。把手部29は、互いに対向する位置に2つ設けられている。把手部29は、例えばプラスチック等、耐熱性および電気絶縁性を有する材料で形成されている。
(攪拌羽体30の構成について)
自動調理器101は、内鍋3の温度を下げることなく、水分を加えない調理、あるいは少量の水分での調理を効率良く行うことができるように、調理中に内鍋3に収容された食材を攪拌するための攪拌羽体30を備えている。
攪拌羽体30は、図3に示すように、連結部31と、羽部32と、を有している。攪拌羽体30は、連結部31が、蓋部2に備えられた回転駆動部40に着脱可能に連結されることで、蓋部2の中央部からぶら下がるような形態で取り付けられる。攪拌羽体30は、蓋部2が閉じている状態で、内鍋3の調理空間の略中央部で、回転駆動部40によって回転駆動され、内鍋3に収容された食材を攪拌する。
攪拌羽体30の羽部32は、第1羽部32aと、第2羽部32bとを有している。第1羽部32aは、蓋部2の閉状態において、連結部31の下端から回転軸線に沿って内鍋3の底部3aに向かって延びるとともに、下端に底部3aに略平行な部位を有している。第2羽部32bは、連結部31から、内鍋3の底部3aの端、または、底部3aと周壁部3bとを接続する湾曲部分に向かって延びている。
羽部32は、連結部31の回転によって、第1羽部32aで内鍋3に収容された食材を底部3aの中央部から、周壁部3bの方向を押し出し、第2羽部32bで、食材の上下をひっくり返すことで、食材を効率良く攪拌する。
このように、攪拌羽体30は、連結部31から、内鍋3の底部3a、および、周壁部3bの少なくとも何れか一方に向かって延びる羽部32を備えている。なお、攪拌羽体30は、料理の内容や、その用途に応じて、ユーザが手動で連結部31を回転駆動部40から外して、羽部32の形状が異なるものに交換して用いることができる。
羽部32は、高耐熱性を有し、機械的強度の高い材料を好適に用いて形成される。羽部32は、所謂エンジニアリングプラスチックを用いて形成されていてもよい。なお、羽部32は、内鍋3の表面には接触しない状態で回転させる構成であるのが望ましい。また、羽部32を、内鍋3の表面に接触させた状態で回転させる構成の場合には、羽部32の内鍋3との接触部に、シリコン樹脂等のコーティングを施す構成であるのが望ましい。
連結部31は、回転駆動部40の攪拌羽支持体41に、着脱可能に連結される。蓋部2の閉状態では、連結部31は、攪拌羽支持体41に支持されて、蓋部2の中央部から、内鍋3の調理空間内に延びるように配置されている。
連結部31、および、攪拌羽支持体41の各々には、連結部31を攪拌羽支持体41に着脱可能に連結するとともに、連結部31と、攪拌羽支持体41との連結状態においては、連結部31を攪拌羽支持体41と一体に回転させる連結機構が形成されている。このような連結機構の一例として、連結部31側に支持部45が設置されており、支持部45は、引き掛け凸部46と、係止凹部34と、引き掛け凸部46および係止凹部34の間に設置されたバネと、を備えている。攪拌羽体30を連結部31に連結させる際には、引き掛け凸部46の部分を指で押すことで、支持部45の上部が開き、攪拌羽支持体41に引っ掛かることで、攪拌羽体30と回転駆動部40とが連結される構造でも良い。
なお、支持部45は、攪拌羽支持体41側に設置されており、支持部45の先端部には、引き掛け凸部46が備えられている構成であってもよい。そして、連結部31の側面には、引き掛け凸部46が引き掛けられる係止凹部34が設けられ、攪拌羽体30を回転駆動部40に連結させる際には、攪拌羽支持体41の下方から、連結部31の上端部を支持部45に差し込む構成であってもよい。この場合、連結部31が差し込まれると、支持部45が開き、支持部45の内側に連結部31が挿入される。連結部31の上端が攪拌羽支持体41の凹み部47に挿入され、それ以上差し込めない位置で止まるとともに、支持部45の引き掛け凸部46が連結部31の係止凹部34に嵌る。これにより、連結部31は攪拌羽支持体41に連結される。
なお、連結部31は、下方に向かって先細りする形状に形成されていてもよい。そして、攪拌羽体30を、回転駆動部40から取り外す際には、攪拌羽体30を下方に向かって引っぱるだけで、連結部31の形状に沿って支持部45の引き掛け凸部46が、連結部31の係止凹部34から外れて、容易に引き外せる構成になっていてもよい。また、攪拌羽支持体41に連結部31を脱着させるべく、支持部45を機械的に開閉する開閉スイッチが設けられている構成であってもよい。
攪拌羽体30は、図4に示すように、羽部32と、連結部31との接続部に、屈曲部35を備えている。攪拌羽体30は、屈曲部35の機能により、羽部32と、連結部31との接続部分で曲げ伸ばし可能に構成されている。
屈曲部35は、例えば、連結部31の下端から延びるアームに、羽部32の上端に設けられた回転軸を支持することで、羽部32が当該回転軸を中心に回転可能に構成されていてもよい。
攪拌羽体30は、蓋部2の開閉に伴って、羽部32の自重により、屈曲部35で屈曲する。攪拌羽体30の連結部31は、攪拌羽体30が蓋部2に取り付けられ、蓋部2が閉じている状態において、攪拌羽体30の回転軸に沿って内鍋3の調理空間内に延びている。
羽部32は、蓋部2が閉じている状態では、図3に示すように、その自重によって連結部31の下端から鉛直方向にぶら下がり、攪拌羽体30の回転軸に沿って延びるように配置される。
図4は、蓋部2の開閉途中における攪拌羽体30を示す図である。図4に示すように、内蓋22に対して略直角に突出する連結部31に屈曲可能に連結された羽部32は、蓋部2の開閉途中の状態では、その自重によって、屈曲部35で連結部31に対して折れ曲がり、連結部31の下端から鉛直方向にぶら下がる。
上述したように、攪拌羽体30の羽部32は、内鍋3の底部3a全体に亘って、食材を効率良く攪拌することができるよう、攪拌羽体30が回転する際に底部3aおよび周壁部3bに干渉しない程度で、内鍋3の内寸寸法に対して可能な限り大きく形成されている。
本実施形態によれば、蓋部2が開閉する際には、攪拌羽体30が、屈曲部35で折れ曲がる。これにより、内鍋3の内寸寸法に対して可能な限り大きく形成された羽部32を有する攪拌羽体30を蓋部2の略中央部に取り付けても、蓋部2の開閉時に、攪拌羽体30が内鍋3に干渉することがない。また、攪拌羽体30は、羽部32の自重によって屈曲部35で折れ曲がる構成であるため、ユーザは、意識することなく、攪拌羽体30を内鍋3に干渉させることなく、蓋部2を開閉することができる。
このように、攪拌羽体30は、蓋部2の開閉時に内鍋3に干渉することがない。よって、蓋部2の開閉時に内鍋3と攪拌羽体30とが干渉して、内鍋3に傷がついたり、羽部32が破損したりするのを防ぐことができる。
また、攪拌羽体30は、屈曲部35で屈曲可能に構成されているため、蓋部2を閉じる際に、内鍋3に収容された食材と攪拌羽体30が干渉しても、食材に羽部32が無理やり押し込まれることがなく、食材のつぶれを防ぐことができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図5〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上述の実施形態1の攪拌羽体30は、羽部32が自重や、食材との干渉によって自由に屈曲部35で曲げ伸ばし可能な状態で連結部31に接続されていた。この実施形態2では、蓋部2が閉まっている状態においては屈曲部35がロックされ、羽部32が回転軸からぶれることなく回転するように構成された攪拌羽体130について説明する。なお、攪拌羽体130以外の自動調理器101の構成については上述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
(攪拌羽体130の構成について)
図5および図6は、ロック機構7の構成を示す図であり、図5はロック解除状態のロック機構7を示し、図6は、ロック状態のロック機構7を示す図である。
攪拌羽体130は、図5、図6に示すように、連結部31と、羽部32とを屈曲可能に接続する屈曲部35に、ロック機構7を有している。
ロック機構7は、ロック解除状態では、攪拌羽体130を屈曲部35で曲げ伸ばし可能にするとともに、ロック状態では屈曲部35の折り曲げを規制する。ロック機構7は、連結部31と、羽部32との、屈曲部35を挟んで互いに対向する位置に設けられた磁石7a,7bから構成されている。磁石7a,7bは、互いに引き合う磁力を発生している永久磁石である。
ロック機構7は、蓋部2が閉じられ、連結部31および羽部32が攪拌羽体130の回転軸線上に並んだ際に、図6に示すように、磁石7a,7bが互いに吸着しあうことで、屈曲部35の屈曲を規制するロック状態となる。
このように攪拌羽体130は、蓋部2が閉じられた際に屈曲部35の折り曲げを規制するロック機構7を備えている。これにより、内鍋3に収容された食材をかき混ぜる際には、屈曲部35がロックされ、折り曲げが規制されるため、羽部32がぐらついて内鍋3の底部3aや周壁部3bに接触するのを抑制することができる。
なお、ロック機構7は、磁石7a,7bの互いに引き合う磁力を利用した構成に限らず、例えば、バネで駆動する引き掛け構造により屈曲部35をロックして、屈曲部35の折り曲げを規制する構成であってもよい。
なお、ロック機構7は、ユーザが手動で簡単に解除できる構成であるのが望ましく、例えばロックされている屈曲部35を、ユーザが手で折り曲げることで磁石7a,7bが簡単に離れ、ロック機構7が解除される構成であってもよい。また、ユーザが手動でロック機構7を解除することができるロック解除機構を、攪拌羽体130に設けてもよい。また、ロック機構7は、蓋部2を開放する操作に伴って、自動でロックが解除される構成であってもよい。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図1、図2、および、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上述の実施形態2の攪拌羽体130は、蓋部2が閉じられた際に屈曲部35の折り曲げを規制するロック機構7を備えている構成であった。このように、屈曲部35がロック機構7を有し、攪拌羽体130の屈曲部35での屈曲が規制されている状態では、蓋部2を開放する際に、内鍋3に羽部32が干渉して、蓋部2が開かなくなる場合がある。
そこで、この実施形態3の自動調理器101には、制御部17により攪拌羽体130の回転を制御する機能が備えられている。
制御部17は、攪拌羽体130の回転終了位置を制御する機能を有し、攪拌羽体130の回転を、蓋部2を開放する際に羽部32が内鍋3にぶつからない角度の位置で停止させる(図2参照)。
また、制御部17は、回転駆動部40の駆動モータ42の回転数を制御して、蓋部2を開放する際に攪拌羽体130の羽部32が内鍋3にぶつからない位置で、攪拌羽体130の回転を停止する構成であってもよい。なお、この場合、駆動モータ42にステッピングモータを用いることで、簡単な制御で攪拌羽体130を正確な位置で停止させることができる。
また、制御部17は、不図示の位置検出センサから供給される羽部32の位置を示す信号に応じて、攪拌羽体130の回転停止位置を制御する構成であってもよい。
これらの構成によれば、攪拌羽体130は屈曲部35がロックされ、折り曲げが規制されている状態であっても、攪拌羽体130の内鍋3に対する角度が、蓋部2を開放する際に攪拌羽体130の羽部32が内鍋3にぶつからない特定の角度となる位置で、攪拌羽体130を停止させることができる。このように、攪拌羽体130が内鍋3に干渉してしまう別の角度(特定の角度ではない角度)で攪拌羽体130が停止されるのを防ぐことができるため、蓋部2を開放する際に、内鍋3に羽部32が干渉することがない。
また、実施形態3によれば、攪拌羽体に屈曲部35を設けることなく、制御部17による攪拌羽体の回転制御によって、攪拌羽体が、蓋の開閉時に内鍋に接触するのを抑制することができる自動調理器101を実現することができる。
〔付記事項〕
上述の実施形態1〜3によれば、攪拌羽体30,130は、蓋部2への取り付けの際には、屈曲部35が自由に折り曲げ可能な状態になっている。このため、ユーザは攪拌羽体30,130の回転方向の取り付け位置を気にすることなく、蓋部2へ取り付けて、蓋部2を閉じることができる。また、攪拌羽体130のロック機構7は、羽部32の自重でロックがかかり、屈曲部35の折り曲げが規制される構成である。このため、特別なユーザ操作を必要とせず、蓋部2を閉じるだけで、攪拌羽体130の屈曲部35をロックして折り曲がるのを規制することができ、攪拌羽体130を、羽部32が回転軸心からぐらつくことがないように回転させることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る自動調理器101は、食材を収容する内鍋3と、前記内鍋3を覆う蓋部2と、前記蓋部2に回動可能に取り付けられる攪拌羽体30と、を備え、前記攪拌羽体30は、曲げ伸ばし可能な屈曲部35を備え、前記屈曲部35は、前記蓋部2が開閉する際に、前記攪拌羽体30が前記内鍋3に接触しないように屈曲する構成である。
上記の構成によれば、蓋部2の開閉時に、攪拌羽体30が内鍋3に接触するのを抑制することができ、蓋部2の開閉を容易に行うことができる。また、攪拌羽体30が内鍋3に接触して内鍋3に傷がついたり、攪拌羽体30が破損したりするのを防ぐことができる。
本発明の態様2に係る自動調理器101は、上記の態様1において、前記攪拌羽体は、前記蓋部の開閉に応じて自重によって前記屈曲部で折り曲がるように構成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、特別なユーザ操作を必要とすることなく、蓋部2の開閉操作を行うだけで、攪拌羽体30を屈曲部35で屈曲させて、攪拌羽体30を内鍋3に接触させることなく、蓋部2の開閉を行うことができる。
本発明の態様3に係る自動調理器101は、上記の態様1または2において、前記攪拌羽体30は、前記内鍋3の底部3aに向かって延びるとともに、前記内鍋3の底部3aに略平行な部位を有する第1羽部32aと、前記内鍋3の前記底部3aと壁部3bとの接続部分に向かって延びる第2羽部32bと、を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、内鍋3の底部3aの全体でむらなく食材をかき混ぜることができるように羽部32を大きくしても、羽部32が内鍋3に干渉することがないように、蓋部2を開閉することができる。
本発明の態様4に係る自動調理器101は、上記の態様1から4の何れかにおいて、前記攪拌羽体130は、前記屈曲部35の折り曲げを規制可能とするロック機構7を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、攪拌羽体130の回転時に軸がぶれるのを防ぐことができ、効率よく食材をかき混ぜることができる。
本発明の態様5に係る自動調理器101は、上記の態様4において、前記攪拌羽体130は、前記羽部32と、前記蓋部2に連結される連結部31と、を備え、前記屈曲部35は、前記羽部32と前記連結部31とを屈曲可能に接続し、前記ロック機構7は、前記羽部32と前記連結部31との互いに対向する位置に設けられた磁石7a,7bを含む構成としてもよい。
上記の構成によれば、羽部32と連結部31との互いに対向する位置に設けられた磁石7a,7bの互いに引き合う磁力を利用して、簡単に屈曲部35の折り曲げを規制することができる。
本発明の態様6に係る自動調理器101は、上記の態様1から5の何れかにおいて、前記攪拌羽体130の回転を制御する制御部17を備え、前記制御部17は、前記攪拌羽体130の回転終了位置を制御し、前記蓋部2の開放時に前記攪拌羽体130が前記内鍋3にぶつからない角度で前記攪拌羽体130の回転を停止する構成としてもよい。
上記の構成によれば、攪拌羽体130の屈曲部35がロック機構7により折り曲げが規制されている状態であっても、蓋部2の開放時に攪拌羽体130が内鍋3に干渉することがない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 本体部
101 自動調理器
2 蓋部
3 内鍋
3a 底部
3b 周壁部(壁部)
3c フランジ部
6 ヒンジバネ
7 ロック機構
7a,7b 磁石
11 内鍋収納部
12 把手収納部
13 係止爪
15 加熱部
16 温度センサ
17 制御部
21 外蓋
21a 窓部
22 内蓋
24 開放スイッチ
25 操作表示部
25a 操作ボタン
25b 表示部
26 蒸気ダクトユニット
26b 蒸気口
29 把手部
30、130 攪拌羽体
31 連結部
32 羽部
32a 第1羽部
32b 第2羽部
34 係止凹部
35 屈曲部
40 回転駆動部
41 攪拌羽支持体
42 駆動モータ
45 支持部
44 パッキン
46 凸部
211 蓋底部
212 上面部

Claims (6)

  1. 食材を収容する内鍋と、
    前記内鍋を覆う蓋部と、
    前記蓋部に回動可能に取り付けられる攪拌羽体と、を備え、
    前記攪拌羽体は、曲げ伸ばし可能な屈曲部を備え、
    前記屈曲部は、前記蓋部が開閉する際に、前記攪拌羽体が前記内鍋に接触しないように屈曲する
    ことを特徴とする自動調理器。
  2. 前記攪拌羽体は、前記蓋部の開閉に応じて自重によって前記屈曲部で折り曲がるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動調理器。
  3. 前記攪拌羽体は、前記内鍋の底部に向かって延びるとともに、前記内鍋の底部に略平行な部位を有する第1羽部と、前記内鍋の前記底部と壁部との接続部分に向かって延びる第2羽部と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動調理器。
  4. 前記攪拌羽体は、前記屈曲部の折り曲げを規制可能とするロック機構を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の自動調理器。
  5. 前記攪拌羽体は、羽部と、前記蓋部に連結される連結部と、を備え、前記屈曲部は、前記羽部と前記連結部とを屈曲可能に接続し、
    前記ロック機構は、前記羽部と前記連結部との互いに対向する位置に設けられた磁石を含むことを特徴とする請求項4に記載の自動調理器。
  6. 前記攪拌羽体の回転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記攪拌羽体の回転終了位置を制御し、前記蓋部の開放時に前記攪拌羽体が前記内鍋にぶつからない角度で前記攪拌羽体の回転を停止する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の自動調理器。
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