JP2022055866A - 電気調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転駆動可能な電気調理器の設計の自由度を向上させる。【解決手段】電気調理器(100)は、鍋(112)の配置される本体部(110)と、本体部(110)を覆う蓋体(120)と、蓋体(120)に設けられた連絡孔(120h)と、駆動部(130)と、蓋体(120)のうち鍋(110)と対向する位置に設けられ、駆動部(130)によって駆動される被駆動部(140)と、駆動部(130)からの動力を被駆動部(140)に伝達するベルト(150)とを備える。連絡孔(120h)は、ベルト(150)に囲まれた領域に位置する。【選択図】図1A
Description
本発明は、電気調理器に関する。
従来から、調理の自動化が検討されている。その一種として、予め設定されたプログラムにしたがって自動的に炊飯工程を実行する電気炊飯器が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、蒸らし工程の後に攪拌体で炊飯物をほぐすことで余分な水分を排出可能な炊飯器が記載されている。特許文献1の炊飯器では、攪拌体が、蓋体内部に配置された回転駆動装置と直線状に連結されており、回転駆動装置が攪拌体を回転駆動することにより、鍋内の炊飯物を攪拌する。
しかしながら、特許文献1の炊飯器は、蓋体の中心に回転駆動装置が配置されており、蓋体が厚くなる。この場合、電気調理器の形状に制約を受けることになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転駆動可能な電気調理器の設計の自由度を向上させることにある。
本発明に係る電気調理器は、鍋の配置される本体部と、前記本体部を覆う蓋体と、前記蓋体に設けられた連絡孔と、駆動部と、前記蓋体のうち前記鍋と対向する位置に設けられ、前記駆動部によって駆動される被駆動部と、前記駆動部からの動力を前記被駆動部に伝達するベルトとを備える。前記連絡孔は、前記ベルトに囲まれた領域に位置する。
本発明によれば、回転駆動可能な電気調理器の設計の自由度を向上できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電気調理器の実施形態を説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
まず、図1Aおよび図1Bを参照して、本発明に係る電気調理器100の実施形態を説明する。図1Aおよび図1Bは、本実施形態の電気調理器100の模式的な斜視図である。図1Aは、本体部110に対して蓋体120を閉じた電気調理器100を示し、図1Bは、本体部110に対して蓋体120を開けた電気調理器100を示す。ここでは、電気調理器100の外観は、略円柱形状であるが、電気調理器100は別の形状であってもよい。ただし、電美観性および/または持ち運びやすさの観点から、電気調理器100は、上面を平面視した場合に略対称構造であることが好ましい。
まず、図1Aおよび図1Bを参照して、本発明に係る電気調理器100の実施形態を説明する。図1Aおよび図1Bは、本実施形態の電気調理器100の模式的な斜視図である。図1Aは、本体部110に対して蓋体120を閉じた電気調理器100を示し、図1Bは、本体部110に対して蓋体120を開けた電気調理器100を示す。ここでは、電気調理器100の外観は、略円柱形状であるが、電気調理器100は別の形状であってもよい。ただし、電美観性および/または持ち運びやすさの観点から、電気調理器100は、上面を平面視した場合に略対称構造であることが好ましい。
図1Aおよび図1Bに示すように、電気調理器100は、本体部110と、蓋体120と、連絡孔120hと、駆動部130と、被駆動部140と、ベルト150と、制御部160とを備える。本体部110は、上部の開放された容器形状を有しており、本体部110の中央には、穴が設けられている。本体部110の穴には鍋112が載置される。
鍋112は、本体部110の内部に載置される。鍋112は、本体部110の内部に挿入して本体部110に装着される。鍋112は、本体部110から脱着可能である。
鍋112には、調理に必要な材料が入れられる。例えば、鍋112には、食材が入れられる。鍋112には、水および/または調味料が入れられてもよい。
加熱部材114は、本体部110に配置される。加熱部材114は、本体部110に装着された鍋112を加熱する。加熱部材114は、自身の温度を上昇させて鍋112を加熱してもよい。または、加熱部材114は、電磁方式によって鍋112に熱を発生させてもよい。
鍋112は、本体部110に載置される。ここでは、鍋112は、加熱部材114と接触する。鍋112は、加熱部材114の上に載置される。
蓋体120は、本体部110の一端に取り付けられる。蓋体120は、本体部110に対して開閉可能に取り付けられる。
本体部110と蓋体120とは後部の回転支持部116によって連結される。このため、蓋体120は、回転支持部116を中心として本体部110に対して回転し、これにより、本体部110に対して開閉自在となる。なお、ここでは特に図示しないが、本体部110および/または蓋体120の外表面には、表示部および操作ボタンが設置されてもよい。
本体部110に鍋112を装着して蓋体120を本体部110に対して閉じることにより、鍋112は本体部110および蓋体120に覆われる。鍋112内の食材の調理は、この状態で行われる。
また、蓋体120が本体部110に対して開くことにより、鍋112が露出する。本体部110に対して蓋体120を開いた状態で、鍋112への食材の投入、および、調理された料理の鍋112からの取り出しが行われる。
蓋体120には、連絡孔120hが設けられる。連絡孔120hは、蓋体120のうちの鍋112が載置される側の開口と、蓋体120の外側の開口とを連絡する。
連絡孔120hは、排気に用いられてもよい。この場合、鍋112内の食材から発生した蒸気は、連絡孔120hを通過して外部に放出される。あるいは、連絡孔120hは、食材の投入に用いられてもよい。この場合、調理者は、本体部110に対して蓋体120を開けることなく連絡孔120hを介して鍋112の内部に食材の一部を投入できる。例えば、調理者は、連絡孔120hを介して鍋112の内部に調味料を所定のタイミングで投入できる。
蓋体120は、内蓋122と、外蓋124とを含む。内蓋122は、外蓋124に取り付けられる。内蓋122は、鍋112の上部に嵌るように設けられる。本体部110に対して蓋体120を閉じる場合、内蓋122は、鍋112の上部に嵌められる。
本体部110に対して蓋体120を閉じると、内蓋122が鍋112と係合し、鍋112は内蓋122で覆われる。また、内蓋122は、外蓋124で覆われる。外蓋124には、内部空間が設けられる。
駆動部130は、被駆動部140を駆動する。駆動部130は、被駆動部140に動力を供給する。駆動部130は、自身の少なくとも一部が回転し、被駆動部140が回転するように駆動する。駆動部130は、モータを含んでもよい。
駆動部130は、蓋体120に支持される。駆動部130は、外蓋124の外側または内部に配置されてもよい。あるいは、駆動部130は、内蓋122および外蓋124にまたがって配置されてもよい。一方で、被駆動部140は、蓋体120に取り付けられる。被駆動部140の一部は、鍋112と対向する位置に配置され、被駆動部140の他の一部は、外蓋124の内部に配置される。被駆動部140の少なくとも一部は、蓋体120に対して脱着可能であってもよい。
ベルト150は、環状に延びる。ベルト150は、駆動部130と被駆動部140とを連結する。詳細には、ベルト150は、駆動部130の回転する部分と被駆動部140の回転可能な部分とを連結する。ベルト150は、駆動部130の動力を被駆動部140に伝達する。駆動部130の一部が回転するともに、ベルト150が回転し、これにより、被駆動部140が回転する。
駆動部130の少なくとも一部は、蓋体120の内部に配置されることが好ましい。駆動部130は、動力を被駆動部140に供給し、被駆動部140は、駆動部130からの動力にしたがって回転してもよい。
被駆動部140は、回転機構140Aを有する。回転機構140Aは、内蓋122に取り付けられる。回転機構140Aは、内蓋122に対して回転する。
回転機構140Aは、基部141および回転アーム142を有する。ここでは、回転機構140Aは、食材の攪拌に用いられる。基部141は、内蓋122に取り付けられる。回転アーム142の一端は、基部141に対して取り付けられる。回転アーム142は、基部141に対して収納および取り出しできる。
回転アーム142は、基部141に収納された収納状態と、基部141から取り出された取出状態との間で変化し得る。なお、図1Bに示した回転アーム142は収納状態であり、後述の図2において、回転アーム142は取出状態である。
回転アーム142が収納状態である場合、回転アーム142は折り畳まれて基部141と係合する。回転アーム142が取出状態である場合、回転アーム142は、基部141から取り出される。回転アーム142が取出状態である場合に、回転アーム142が回転することにより、回転アーム142は、鍋112内の食材を攪拌する。取出状態と収納状態との切り換えは(回転アーム142の上げ下ろし)は、基部141の内部に設けられたアーム駆動機構(図示せず)によって行われてもよい。
制御部160は、加熱部材114および駆動部130を制御する。ここでは、制御部160は、本体部110に配置される。ただし、制御部160は、蓋体120に配置されてもよい。
制御部160は、プロセッサーおよびメモリを含む。プロセッサーは、中央処理演算素子(Central Processing Unit:CPU)または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等によって構成されるハードウェア回路である。プロセッサーは、メモリに記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、電気調理器100の各部の動作を制御する。
例えば、加熱部材114が食材の入った鍋112を加熱することにより、食材を調理する。一例では、制御部160は、加熱部材114による加熱温度の時間変化を示す加熱プロファイルに従って、鍋112を加熱するように加熱部材114を制御する。典型的には、加熱プロファイルは、食材の種類および量に応じて設定される。制御部160の制御により、予め指定された食材を鍋112に入れてセットすれば、所定の調理プログラムに従って鍋112の温度を制御し、食材を自動的に調理できる。
例えば、駆動部130の回転に伴い、被駆動部140の回転機構140Aが回転する。一例では、制御部160は、回転プロファイルに従って、回転機構140Aが回転するように駆動部130を制御する。典型的には、制御部160の制御により、所定の調理プログラムに従った所定のタイミングにおいて回転機構140Aが回転する。
一例では、回転機構140Aは、鍋112内の食材を攪拌する。一例では、制御部160は、所定の調理プログラムに従って食材を攪拌するように駆動部130を制御する。
電気調理器100は、電力で駆動する。電気調理器100は、電源アダプターを介して商用電源と接続してもよい。あるいは、電気調理器100は、バッテリーの電力によって駆動してもよい。
本実施形態の電気調理器100は、駆動部130は、被駆動部140に対してベルト150を介して連結されており、さらに蓋体120の連絡孔120hがベルト150に囲まれた領域に配置される。このため、回転駆動可能な電気調理器100において設計の自由度を向上できる。
次に、図1A~図2を参照して、本実施形態の電気調理器100における回転機構140Aを説明する。図2は、電気調理器100の一部拡大模式図である。図2は、鍋112および回転機構140Aを模式的に示す。
図2に示すように、回転機構140Aは、鍋112の上方に配置される。回転機構140Aは、基部141と、回転アーム142とを有する。回転アーム142の長さ(鉛直方向に沿った長さ)は、鍋112の深さとほぼ等しい。例えば、回転アーム142は、鍋112の深さに対して75%以上95%以下の長さを有する。このため、この回転機構140Aが、鍋112に対して回転することにより、鍋112内の食材を好適に攪拌できる。
また、回転機構140Aは、基部141および回転アーム142に加えて装着部141pをさらに有する。装着部141pは、基部141から鉛直上方に突出する。装着部141pは、鍋112の上面の中央位置から鉛直上方に突出する。装着部141pにより、回転機構140Aは、被駆動部140の伝達機構140B(図3A~図3C)に装着される。
次に、図1~図3Cを参照して本実施形態の電気調理器100の蓋体120、駆動部130、被駆動部140およびベルト150を説明する。図3Aは、本実施形態の電気調理器100の模式的な一部拡大断面図である。図3Aは、電気調理器100の蓋体120、駆動部130、被駆動部140およびベルト150を拡大して模式的に示す。図3Bは、本実施形態の電気調理器100の模式的な上面図である。図3Bは、電気調理器100の外蓋124の外表面を透視して示す。図3Cは、本施形態の電気調理器の模式的な一部透過斜視図である。図3Cは、電気調理器100の外蓋124の外表面を透視して示す。
図3Aに示すように、駆動部130は、蓋体120に支持される。駆動部130は、内蓋122および外蓋124にまたがって配置される。
駆動部130は、突出するシャフト130sを有する。駆動部130が被駆動部140を駆動する場合、シャフト130sは軸を中心に回転する。ここでは、シャフト130sは、駆動部130の鉛直上方に位置する。シャフト130sは、ベルト150と係合する。
蓋体120内部の中心には、被駆動部140が配置される。被駆動部140は、回転機構140Aと、伝達機構140Bとを有する。伝達機構140Bは、駆動部130からの動力を回転機構140Aに伝達する。
回転機構140Aは、主に、蓋体120に対して鉛直下方に配置される。回転機構140Aは、内蓋122に取り付けられる。伝達機構140Bは、主に、蓋体120の内部に配置される。伝達機構140Bは、外蓋124に取り付けられる。伝達機構140Bは、回転機構140Aの鉛直上方に位置する。
蓋体120の内部において、駆動部130と被駆動部140とはベルト150を介して連結する。駆動部130の回転は、ベルト150を介して被駆動部140に伝達される。このため、蓋体120において被駆動部140が回転する。
回転機構140Aは、基部141と、回転アーム142(図1B、図2)とを有する。基部141は、内蓋122に取り付けられ、回転アーム142は、基部141に取り付けられる。
伝達機構140Bは、ギア143と、シャフト144とを有する。シャフト144は、ギア143に連結される。ギア143は、薄い環状構造である。ギア143の外周面には凸凹が設けられ、ベルト150と噛合する。ギア143は、プーリーとも呼ばれる。ギア143の内周面はシャフト144と連結する。
回転機構140Aは、伝達機構140Bに嵌合する。シャフト144には、装着部141pの突出構造に対応した窪みが設けられており、装着部141pは、シャフト144に対して嵌合する。伝達機構140Bの回転に伴い、回転機構140Aも回転する。
ベルト150は、駆動部130と被駆動部140とを連絡する。詳細には、ベルト150は、シャフト130sとギア143とを連絡する。ここでは、ギア143の径は、シャフト130sの径よりも大きい。
ベルト150はシャフト130sの回転に伴って回転する。ベルト150がシャフト130sの回転に伴って回転することにより、被駆動部140も回転する。詳細には、ギア143は、ベルト150の回転とともに回転する。シャフト144は、ギア143の回転とともに回転する。シャフト144の回転とともに、基部141および回転アーム142が回転する。このようにして駆動部130の駆動により、回転アーム142を回転させることができる。
蓋体120には、連絡孔120hが設けられる。連絡孔120hは、蓋体120のうちの鍋112(図1B、図2)が載置される側の開口と、蓋体120の外側の開口とを連絡する。内蓋122には、回転機構140Aの基部141が取り付けられる。内蓋孔122hの少なくとも一部は、基部141に覆われることなく露出する。また、連絡孔120hの外側端部に、開口120pが位置する。ここでは、開口120pは、蓋体120の外表面上に位置する。
連絡孔120hは、内蓋122に設けられた内蓋孔122hと、外蓋124に設けられた外蓋孔124hとを含む。内蓋孔122hおよび外蓋孔124hは、それぞれ直線状に延びており、内蓋孔122hおよび外蓋孔124hは、直線状に配列される。このため、本体部110に対して蓋体120を閉じた状態であっても、鍋112の内部は、連絡孔120hを介して連通する。また、連絡孔120hは、駆動部130と被駆動部140との間に位置する。
外蓋孔124hは、ダクト120dによって形成されてもよい。ダクト120dは、外蓋124の内部に配置される。ダクト120dの一端は、内蓋122の内蓋孔122hに対向し、ダクト120dの他端は、外蓋124の外表面に位置する。ダクト120dは、一直線状に延びる。
図3Bに示すように、電気調理器100を上面から平面視した場合に、被駆動部140の中心軸は、蓋体120の中心に位置する。
上述したように、駆動部130は、蓋体120に支持される。駆動部130は、モータを有しており、比較的重い。このため、駆動部130は、蓋体120の中心よりも回転支持部116側にあることが好ましい。これにより、比較的重い駆動部130を蓋体120で支持する場合でも、駆動部130の重さによって蓋体120が意図せずに閉じることを抑制できる。
上述したように、蓋体120は、本体部110に対して回転支持部116を中心に回転する。このとき、蓋体120は、本体部110に対して回転軸Rを中心に回転する。電気調理器100の上面を平面視した場合、駆動部130および被駆動部140は、蓋体120の中心を通り、蓋体120の回転軸Rに対して直交する直線C上に位置することが好ましい。典型的には、シャフト130sおよびシャフト144が、蓋体120の回転軸Rに対して直交する直線C上に位置することが好ましい。これにより、蓋体120の重心位置が蓋体120の中心位置からずれることが抑制され、本体部110に対して蓋体120を滑らかに開閉できる。
なお、典型的には、駆動部130と被駆動部140とを連絡するベルト150に囲まれた空間は、デッドスペースになりやすい。本実施形態の電気調理器100では、ベルト150に囲まれた空間に連絡孔120hを配置するため、ベルト150に囲まれた空間を有効に活用できる。
図3Cに示すように、連絡孔120hは、駆動部130と被駆動部140とを連絡するベルト150に囲まれた領域に位置する。連絡孔120hをベルト150に囲まれた領域に位置することにより、回転駆動を行う電気調理器100の設計の自由度を向上できる。また、鍋112の食材から発生した蒸気を排出する排気孔として連絡孔120hを用いる場合、連絡孔120hの開口120pが蓋体120の中心よりも回転支持部116側に位置することにより、開口120pから排出される蒸気が電気調理器100の操作者に当たることを抑制できる。
なお、図3Aでは、連絡孔120hは、鉛直方向に沿って1つの直線状に延びて蓋体120を貫通したが、本実施形態はこれに限定されない。連絡孔120hは、複数の直線状に曲がって蓋体120を貫通してもよい。
また、図3Aでは、内蓋122に設けられた内蓋孔122hと、外蓋124に設けられた外蓋孔124hとが直線状に配列されていたが、本実施形態はこれに限定されない。内蓋孔122hと外蓋孔124hとは、直線状に配列されていなくてもよい。
また、図3Cでは、連絡孔120hは、鉛直方向に沿って直線状に延びており、連絡孔120hの開口120pは、鍋112の載置される領域の上方に位置したが、本実施形態はこれに限定されない。連絡孔120hは、ベルト150に囲まれた領域よりも鉛直上方の位置において、水平方向に曲がってもよい。この場合、連絡孔120hは、回転支持部116側に曲がることが好ましい。
なお、図3Aに示した電気調理器100では、駆動部130の少なくとも一部が内蓋122と接触したが、本実施形態はこれに限定されない。駆動部130は内蓋122と接触して内蓋122に支持されてもよい。または、駆動部130は内蓋122と接触することなく外蓋124に支持されてもよい。
図1Bに示した加熱部材114が鍋112を加熱する場合、高温の鍋112の熱は周囲に伝導する。このことから、パッキンを介して鍋112と接触する内蓋122は、比較的高温になりやすい。駆動部130が高温になると、駆動部130の回転駆動機能が低下することがある。このため、駆動部130が鍋112から離れて位置することにより、駆動部130の回転駆動機能の低下を抑制できる。したがって、駆動部130の少なくとも一部が内蓋122と接触しないように配置することが好ましい。
なお、図1A~図3Cに示した電気調理器100では、駆動部130は、ベルト150を介して被駆動部140と直接的に連結したが、本実施形態はこれに限定されない。駆動部130は、中継ギアを介して被駆動部140と連結してもよい。この場合、中継ギアと被駆動部140とを連結するベルト150によって囲まれた領域に連絡孔120hが配置されてもよい。
[実施形態2]
図1A~図3Cに示した電気調理器100では、連絡孔120hを形成するダクト120dは、外蓋124の外表面まで延びていたが、本実施形態はこれに限定されない。ダクト120dは、外蓋124の外表面から突出してよい。
図1A~図3Cに示した電気調理器100では、連絡孔120hを形成するダクト120dは、外蓋124の外表面まで延びていたが、本実施形態はこれに限定されない。ダクト120dは、外蓋124の外表面から突出してよい。
また、図2~図3Cに示した電気調理器100では、駆動部130に対して鉛直上方に突出したシャフト130sの回転により、被駆動部140が回転したが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図4~図5Bを参照して、本発明の実施形態に係る電気調理器100を説明する。図4は、本実施形態の電気調理器100の模式的な断面図である。
図4に示すように、連絡孔120hは、内蓋122に設けられた内蓋孔122hと、外蓋124に設けられた外蓋孔124hとを含む。ここでは、内蓋孔122hおよび外蓋孔124hは、それぞれ直線状に延びており、内蓋孔122hおよび外蓋孔124hは、直線状に配列される。
ダクト120dは、蓋体120の内部から外部に突出する。詳細には、ダクト120dは、外蓋124の内部から外部に突出する。ダクト120dにより、外蓋孔124hが形成される。したがって、連絡孔120hの開口120pは、外蓋124の外表面よりも上方に位置する。
ここでは、駆動部130は、外蓋124の外表面上に搭載される。シャフト130sは、駆動部130に対して鉛直下方に突出する。シャフト130sは、ベルト150と係合する。
ベルト150は、シャフト130sとギア143とを連絡する。ベルト150はシャフト130sの回転に伴って回転する。ベルト150がシャフト130sの回転に伴って回転することにより、被駆動部140も回転する。詳細には、ギア143は、ベルト150の回転とともに回転する。シャフト144は、ギア143の回転とともに回転する。シャフト144の回転とともに、基部141および回転アーム142が回転する。このようにして駆動部130の駆動により、回転アーム142を回転させることができる。
図5Aは、図4の電気調理器100の模式的な上面図であり、図5Bは、図4の電気調理器100の模式的な断面図である。図5Aは、電気調理器100の外蓋124の外表面を透視して示す。図5Bは、電気調理器100の連絡孔120h、駆動部130および被駆動部140を示す。
図5Aおよび図5Bに示すように、駆動部130と被駆動部140とはベルト150によって連結される。駆動部130は、被駆動部140を駆動する。駆動部130は、被駆動部140に動力を供給する。駆動部130は、自身の少なくとも一部が回転し、被駆動部140が回転するように駆動する。駆動部130は、モータを含む。駆動部130は、蓋体120の上に配置される。
駆動部130は、突出するシャフト130sを有する。駆動部130が被駆動部140を駆動する場合、シャフト130sは軸を中心に回転する。ここでは、シャフト130sは、駆動部130の鉛直下方に位置する。シャフト130sは、外蓋124の内部に位置する。シャフト130sは、外蓋124の内部において、ベルト150と係合する。
蓋体120内部の中心には、被駆動部140が配置される。被駆動部140は、回転機構140Aと、伝達機構140Bとを有する。伝達機構140Bは、駆動部130からの動力を回転機構140Aに伝達する。
回転機構140Aは、主に、蓋体120に対して鉛直下方に配置される。回転機構140Aは、内蓋122に取り付けられる。伝達機構140Bは、主に、蓋体120の内部に配置される。伝達機構140Bは、外蓋124に取り付けられる。伝達機構140Bは、回転機構140Aの鉛直上方に位置する。
蓋体120の内部において、駆動部130と被駆動部140とはベルト150を介して連結する。駆動部130の回転は、ベルト150を介して被駆動部140に伝達される。このため、蓋体120において被駆動部140が回転する。
回転機構140Aは、基部141と、回転アーム142(図1B、図2)とを有する。基部141は、内蓋122に取り付けられ、回転アーム142は、基部141に取り付けられる。
伝達機構140Bは、ギア143と、シャフト144とを有する。シャフト144は、ギア143に連結される。ギア143は、薄い環状構造である。ギア143の外周面には凸凹が設けられ、ベルト150と噛合する。ギア143は、プーリーとも呼ばれる。ギア143の内周面はシャフト144と連結する。
回転機構140Aは、伝達機構140Bに嵌合する。シャフト144には、装着部141pの突出構造に対応した窪みが設けられており、装着部141pは、シャフト144に対して嵌合する。伝達機構140Bの回転に伴い、回転機構140Aも回転する。
本実施形態の電気調理器100は、駆動部130は、被駆動部140に対してベルト150を介して連結されており、さらに蓋体120の連絡孔120hがベルト150に囲まれた領域に配置される。このため、回転駆動可能な電気調理器100において設計の自由度を向上できる。
なお、図1A~図5Bを参照した上述の説明では、回転機構140Aは、主として鍋112内の食材の攪拌に用いられたが、本実施形態はこれに限定されない。回転機構140Aは、攪拌以外の用途に用いられてもよい。例えば、回転機構140Aは、鍋112内の冷却に用いられてもよい。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、電気調理器の分野に有用である。
100 電気調理器
110 本体部
112 鍋
114 加熱部材
116 回転支持部
120 蓋体
120h 連絡孔
130 駆動部
140 被駆動部
150 ベルト
160 制御部
110 本体部
112 鍋
114 加熱部材
116 回転支持部
120 蓋体
120h 連絡孔
130 駆動部
140 被駆動部
150 ベルト
160 制御部
Claims (7)
- 鍋の配置される本体部と、
前記本体部を覆う蓋体と、
前記蓋体に設けられた連絡孔と、
駆動部と、
前記蓋体のうち前記鍋と対向する位置に設けられ、前記駆動部によって駆動される被駆動部と、
前記駆動部からの動力を前記被駆動部に伝達するベルトと
を備え、
前記連絡孔は、前記ベルトに囲まれた領域に位置する、電気調理器。 - 前記駆動部は、モータを含む、請求項1に記載の電気調理器。
- 前記被駆動部は、前記鍋内に配置される回転機構を含む、請求項1または2に記載の電気調理器。
- 前記蓋体は、
前記鍋を覆う内蓋と、
前記内蓋が取り付けられる外蓋と
を有し、
前記連絡孔は、前記内蓋に設けられた内蓋孔と、前記外蓋に設けられた外蓋孔とを含む、請求項1から3のいずれかに記載の電気調理器。 - 前記内蓋孔および前記外蓋孔は、直線状に配列される、請求項4に記載の電気調理器。
- 前記本体部に対して回転軸を中心に前記蓋体を回転可能に支持する回転支持部をさらに備え、
前記蓋体の上面を平面視した場合に、前記蓋体の中心を通り前記回転軸に対して直交する直線上に、前記駆動部および前記被駆動部が配置される、請求項1から5のいずれかに記載の電気調理器。 - 前記駆動部は、前記被駆動部と比べて前記回転支持部の近くに位置する、請求項6に記載の電気調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163544A JP2022055866A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 電気調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163544A JP2022055866A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 電気調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022055866A true JP2022055866A (ja) | 2022-04-08 |
Family
ID=80998563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020163544A Pending JP2022055866A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 電気調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022055866A (ja) |
-
2020
- 2020-09-29 JP JP2020163544A patent/JP2022055866A/ja active Pending
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