JP2023075726A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突時にリクライナに加わるトルクを低減できる乗物用シートを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、クッションフレームに取り付けられたロアアームと、バックフレームとロアアームとに連結されると共に、バックフレームをロアアームに対してシート前後方向に揺動させるリクライナとを備える乗物用シートである。ロアアームは、リクライナが固定されると共に、複数の固定部においてクッションフレームに固定された板状のリクライナプレートと、リクライナプレートに設けられた衝撃吸収孔と、を有する。衝撃吸収孔は、リクライナの回転中心軸と平行な方向から視て、リクライナの回転中心軸と、複数の固定部のうち最も下方に位置する固定部とに挟まれる位置に配置される。【選択図】図2

Description

本開示は、乗物用シートに関する。
車両等に配置される乗物用シートにおいて、シートバックをシートクッションに対して揺動可能とするために、バックフレームと、クッションフレームに連結されたロアアームとの間にリクライナが設けられた構造が公知である(特許文献1参照)。
米国特許第10752138号明細書
ロアアームにリクライナが取り付けられた乗物用シートでは、乗物の衝突時に発生するバックフレームへの荷重が、リクライナにトルクとして伝達される。このトルクがリクライナに入力され続けると、リクライナの破損、リクライナとバックフレームとの接合部分の破損等が発生する。この結果、バックフレームが傾倒するおそれがある。
本開示の一局面は、衝突時にリクライナに加わるトルクを低減できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートクッション(2)に対してシート前後方向に揺動可能なシートバック(3)と、シートクッション(2)を支持するクッションフレーム(4)と、シートバック(3)を支持するバックフレーム(5)と、クッションフレーム(4)に取り付けられたロアアーム(6)と、バックフレーム(5)とロアアーム(6)とに連結されると共に、バックフレーム(5)をロアアーム(6)に対してシート前後方向に揺動させるように構成されたリクライナ(7)と、を備える乗物用シート(1)である。
ロアアーム(6)は、リクライナ(7)が固定されると共に、複数の固定部(611,612)においてクッションフレーム(4)に固定された板状のリクライナプレート(61)と、リクライナプレート(61)に設けられた衝撃吸収孔(62)と、を有する。衝撃吸収孔(62)は、リクライナ(7)の回転中心軸と平行な方向から視て、リクライナ(7)の回転中心軸と、複数の固定部(611,612)のうち最も下方に位置する固定部(611)とに挟まれる位置に配置される。
このような構成によれば、トルクが入力されたリクライナ(7)からクッションフレーム(4)への荷重伝達経路上に衝撃吸収孔(62)が配置される。そのため、ロアアーム(6)の衝撃吸収孔(62)近傍において、エネルギーを吸収する歪みを誘発させることができる。これにより、リクライナ(7)に加わるトルクを低減できる。
結果として、リクライナ(7)の破損が抑制されると共に、クッションフレーム(4)の変形が抑制される。さらに、リクライナ(7)とバックフレーム(5)との接合時に生じる歪みが衝撃吸収孔(62)によって吸収される。そのため、リクライナ(7)へのトルク入力発生時のリクライナ(7)とバックフレーム(5)との接合部分における破損が抑制される。
本開示の一態様では、ロアアーム(6)は、衝撃吸収孔(62)のシート後方において衝撃吸収孔(62)と連続して設けられると共に、衝撃吸収孔(62)を起点として変形するようにリクライナプレート(61)の厚み方向に湾曲した曲げ部(63)と、衝撃吸収孔(62)のシート前方において衝撃吸収孔(62)を始点として延伸すると共に、リクライナプレート(61)の厚み方向に突出した第1ビード(64)と、をさらに有してもよい。このような構成によれば、リクライナ(7)へのトルク入力時に曲げ部(63)を積極的に変形させることでエネルギーを吸収できる。また、第1ビード(64)によって、ロアアーム(6)における歪みをシート前方に伝搬させることができる。その結果、リクライナ(7)におけるトルク低減効果が促進される。また、第1ビード(64)によって、ロアアーム(6)の厚み方向における曲げが抑制される。
本開示の一態様では、第1ビード(64)のリクライナプレート(61)の厚み方向における幅は、曲げ部(63)のリクライナプレート(61)の厚み方向における幅よりも大きくてもよい。このような構成によれば、第1ビード(64)の変形よりも曲げ部(63)の変形が優先的に誘発される。そのため、リクライナ(7)におけるトルク低減効果が促進される。
本開示の一態様では、第1ビード(64)のシート前方の端部は、リクライナ(7)とリクライナプレート(61)との接合部(71A,71B,71C)よりもシート前方に位置してもよい。このような構成によれば、接合部(71A,71B,71C)への歪の伝搬を抑制できるため、接合部(71A,71B,71C)における損傷を抑制できる。
本開示の一態様では、ロアアーム(6)は、曲げ部(63)の上方において、リクライナプレート(61)の端部からリクライナプレート(61)の内部に向かって延伸すると共に、リクライナプレート(61)の厚み方向に突出した第2ビード(65)をさらに有してもよい。このような構成によれば、ロアアーム(6)への荷重入力時に第2ビード(65)が変形することによって、ロアアーム(6)のエネルギー吸収機能を高めることができる。
本開示の一態様では、リクライナ(7)の回転中心軸と平行な方向から視て、第1ビード(64)の長手方向は、第2ビード(65)の長手方向と交差してもよい。このような構成によれば、第2ビード(65)が第1ビード(64)のエネルギー吸収に対する反力を生成する。そのため、ロアアーム(6)の破損を抑制できる。
本開示の一態様では、衝撃吸収孔(62)は、曲げ部(63)が接続される第1縁(62A)と、第1ビード(64)が接続される第2縁(62B)と、第1縁(62A)及び第2縁(62B)よりも上方に位置する上方突出部(62C)と、第1縁(62A)及び第2縁(62B)よりも下方に位置する下方突出部(62D)と、を有してもよい。このような構成によれば、衝撃吸収孔(62)から曲げ部(63)及び第1ビード(64)への歪み伝搬を促進できる。
本開示の一態様では、衝撃吸収孔(62)は、下方に向かって幅が小さくなる形状を有してもよい。このような構成によれば、衝撃吸収孔(62)近傍におけるエネルギーの吸収効率を高めることができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態の乗物用シートを示す模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるロアアーム及びリクライナの模式的な斜視図である。 図3Aは、図2のロアアームの模式的な斜視図であり、図3Bは、図3Aのロアアームの模式的な背面図である。 図4は、図2のロアアーム及びリクライナの模式的な右側面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、クッションフレーム4と、バックフレーム5と、ロアアーム6と、リクライナ7とを備える。
乗物用シート1は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
シートクッション2は、着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。シートバック3は、シートクッション2に対してシート前後方向に揺動可能である。
<クッションフレーム>
クッションフレーム4は、シートクッション2を支持している。クッションフレーム4は、第1サイドフレーム41と、第2サイドフレーム42と、フロントパネル43とを有する。
第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42は、それぞれ、シート前後方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離れて配置されたパネル状の部材である。第1サイドフレーム41は、第2サイドフレーム42の左側に配置されている。第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42の厚み方向は、シート幅方向と平行である。フロントパネル43は、第1サイドフレーム41の前端部と第2サイドフレーム42の前端部とに跨るように配置されている。
<バックフレーム>
バックフレーム5は、シートバック3を支持すると共に、シートバック3と共にシート前後方向に揺動可能である。バックフレーム5は、第3サイドフレーム51と、第4サイドフレーム52と、アッパパネル53と、ロアパネル54とを有する。
第3サイドフレーム51及び第4サイドフレーム52は、上下方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離間して配置されている。第3サイドフレーム51は、第4サイドフレーム52に対し左側に配置されている。第3サイドフレーム51及び第4サイドフレーム52の厚み方向は、シート幅方向と平行である。
アッパパネル53は、第3サイドフレーム51の上端部と第4サイドフレーム52の上端部とをシート幅方向に連結している。ロアパネル54は、アッパパネル53よりも下方において、第3サイドフレーム51と第4サイドフレーム52とをシート幅方向に連結している。
<ロアアーム>
ロアアーム6は、クッションフレーム4の第1サイドフレーム41に取り付けられたプレート状のフレームである。
また、ロアアーム6は、リクライナ7を介して、バックフレーム5の第3サイドフレーム51の下端部に連結されている。つまり、第3サイドフレーム51は、ロアアーム6によってクッションフレーム4に連結されている。ロアアーム6は、第1サイドフレーム41及び第3サイドフレーム51よりもシート幅方向外側に配置されている。ロアアーム6の特徴については後述する。
<リクライナ>
リクライナ7は、バックフレーム5の第3サイドフレーム51と、ロアアーム6とに連結されている。
リクライナ7は、バックフレーム5を、ロアアーム6及びクッションフレーム4に対してシート前後方向に揺動させるように構成された公知の装置である。リクライナ7は、シート幅方向と平行な回転中心軸周りにバックフレーム5を揺動させる。図2に示すように、リクライナ7は、リクライナ本体71と、操作ピン72と、復帰バネ73とを有する。
リクライナ本体71は、第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cを有する。第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cはそれぞれ、シート幅方向外側に突出した凸部であり、ロアアーム6に設けられた第1開口614、第2開口615及び第3開口616のいずれかに挿入されている。第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cは、それぞれ溶接によってロアアーム6に接合されている。
リクライナ本体71は、第3サイドフレーム51の揺動に対する規制(つまりロック)の有無を切り替えるロック機構を有する。リクライナ本体71のロックの切り替え制御は、操作ピン72の回転によって行われる。操作ピン72は、例えば、操作ピン72に連結された操作レバー(図示省略)からの入力によって軸回転する。
操作ピン72には、復帰バネ73が取り付けられている。復帰バネ73の一方の端部は、操作ピン72に固定されている。復帰バネ73の他方の端部は、ロアアーム6の係止部66に固定されている。
復帰バネ73は、操作ピン72をリクライナ本体71のロックを行う方向に付勢している。したがって、操作ピン72への入力が解除されると、操作ピン72は、リクライナ本体71をロックする方向に回転する。
本実施形態では、図1に示すクッションフレーム4の第2サイドフレーム42と、バックフレーム5の第4サイドフレーム52との間にも、ロアアーム6及びリクライナ7に相当する部材が設けられている。
<ロアアームの特徴>
図3A及び図3Bに示すように、ロアアーム6は、リクライナプレート61と、衝撃吸収孔62と、曲げ部63と、第1ビード64と、第2ビード65と、係止部66とを有する。
(リクライナプレート)
リクライナプレート61は、リクライナ7が固定された平板状の部位である。リクライナプレート61は、リクライナ本体71にシート幅方向外側から重なるように配置されている。
リクライナプレート61の厚み方向は、シート幅方向と平行である。リクライナプレート61は、第1固定部611と、第2固定部612と、挿通孔613と、第1開口614と、第2開口615と、第3開口616とを有する。
第1固定部611及び第2固定部612は、それぞれ、第1ボルト81及び第2ボルト82(図2参照)が挿通される孔である。第1ボルト81及び第2ボルト82は、それぞれ、リクライナプレート61と第1サイドフレーム41とを締結している。つまり、リクライナプレート61は、第1固定部611及び第2固定部612においてクッションフレーム4に固定されている。
第1固定部611は、第2固定部612よりも下方かつシート後方に位置する。また、第1固定部611は、衝撃吸収孔62、曲げ部63、及び第1ビード64よりも下方に位置する。
挿通孔613は、第1開口614、第2開口615及び第3開口616に囲まれる位置に配置されている。挿通孔613は、リクライナ7とシート幅方向に重なっている。挿通孔613には、操作ピン72が挿通されている。
第1開口614には、リクライナ本体71の第1接合部71Aが挿入及び接合されている。第2開口615には、リクライナ本体71の第2接合部71Bが挿入及び接合されている。第3開口616には、リクライナ本体71の第3接合部71Cが挿入及び接合されている。
第1開口614は、挿通孔613のシート前方に位置し、3つの開口614,615,616の中で最もシート前方に位置する。第2開口615は、挿通孔613の下方に位置する。第3開口616は、挿通孔613のシート後方に位置し、3つの開口614,615,616の中で最もシート後方に位置する。
(衝撃吸収孔)
衝撃吸収孔62は、リクライナプレート61のうち、挿通孔613及び第2開口615よりも下方、かつ、第1固定部611よりも上方の領域に設けられた開口である。
図4に示すように、衝撃吸収孔62は、リクライナ7の回転中心軸Oと平行な方向(つまりシート幅方向)から視て、リクライナ7の回転中心軸Oと、複数の固定部611,612のうち最も下方に位置する第1固定部611とに挟まれる位置に配置されている。
リクライナ7の回転中心軸O、リクライナ本体71の第2接合部71B、衝撃吸収孔62、及び第1ボルト81(つまり第1固定部611)は、上方から下方に向かってこの順で配置されている。
衝撃吸収孔62は、第1縁62Aと、第2縁62Bと、上方突出部62Cと、下方突出部62Dとを有する。第1縁62Aには、曲げ部63が接続されている。第1縁62Aは、衝撃吸収孔62の後縁を構成している。第2縁62Bには、第1ビード64が接続されている。第2縁62Bは、衝撃吸収孔62の前縁を構成している。
上方突出部62Cは、第1縁62A及び第2縁62Bよりも上方に位置する空間である。上方突出部62Cの一部は、第2ビード65と上下方向に対向している。下方突出部62Dは、第1縁62A及び第2縁62Bよりも下方に位置する空間である。下方突出部62Dは、第1固定部611と上下方向に対向している。
衝撃吸収孔62は、下方に向かってシート前後方向における幅が小さくなる形状を有している。具体的には、衝撃吸収孔62は、シート前後方向における第1縁62Aと第2縁62Bとの間の距離が下方に向かって小さくなる、楔形状を有する。
(曲げ部)
曲げ部63は、衝撃吸収孔62のシート後方において衝撃吸収孔62と連続して設けられている。具体的には、曲げ部63は、衝撃吸収孔62の第1縁62Aから、リクライナプレート61の後端部まで延伸している。曲げ部63は、第1固定部611よりも上方に位置する。
図3A及び図3Bに示すように、曲げ部63は、衝撃吸収孔62を起点として変形するようにリクライナプレート61の厚み方向に湾曲している。具体的には、曲げ部63は、シート幅方向外側(つまり左側)に突出し、上下方向に圧縮変形可能なように湾曲している。図4に示すように、曲げ部63の曲げの中心線L1は、上下方向と交差し、衝撃吸収孔62とリクライナプレート61の後端とを結ぶように延伸している。
(第1ビード)
第1ビード64は、衝撃吸収孔62のシート前方において衝撃吸収孔62を始点として延伸している凸条部である。具体的には、第1ビード64は、衝撃吸収孔62の第2縁62Bから、シート前方に、第1固定部611と第2固定部612との間の位置まで延伸している。第1ビード64は、第1接合部71A及び第2接合部71Bの下方に位置する。
第1ビード64は、リクライナプレート61の厚み方向に突出している。第1ビード64の突出方向は、シート幅方向外側であり、曲げ部63の突出方向と同じである。第1ビード64は、曲げ部63と同様に、上下方向に圧縮変形可能なように湾曲している。
第1ビード64の長手方向(つまり中心線L2)は、上下方向と交差している。また、リクライナ7の回転中心軸Oと平行な方向から視て、第1ビード64の長手方向は、曲げ部63の曲げの中心線L1と平行である。
図3Bに示すように、第1ビード64のリクライナプレート61の厚み方向における幅W2は、曲げ部63のリクライナプレート61の厚み方向における幅W1よりも大きい。なお、「リクライナプレート61の厚み方向における幅」は、リクライナプレート61の厚み方向(つまりシート幅方向)において、最も突出した部位と、最も凹んだ部位との距離の差を意味する。
図4に示すように、第1ビード64のシート前方の端部は、リクライナ7とリクライナプレート61とを接合している第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cよりもシート前方に位置する。
ただし、第1ビード64は、リクライナプレート61の端まで到達しておらず、第1ビード64のシート前方の端部はリクライナプレート61の内側に位置する。第1ビード64の中心線L2に沿った長さは、曲げ部63の曲げの中心線L1に沿った長さよりも大きい。
(第2ビード)
第2ビード65は、曲げ部63の上方において、リクライナプレート61の後端部からリクライナプレート61の内部に向かって延伸する凸条部である。第2ビード65は、第2接合部71B及び第3接合部71Cの下方に位置する。
第2ビード65は、リクライナプレート61の厚み方向に突出している。第2ビード65の突出方向は、シート幅方向外側であり、第1ビード64の突出方向と同じである。第2ビード65は、上下方向に圧縮変形可能なように湾曲している。
第2ビード65の長手方向(つまり中心線L3)は、上下方向と交差している。また、リクライナ7の回転中心軸Oと平行な方向から視て、第2ビード65の長手方向は、第1ビード64の長手方向と交差している。
第2ビード65は、リクライナプレート61の内部からリクライナプレート61の後端部に近づくに連れて(つまり後方に向かって)、拡幅しつつ深さ(つまり凹み量)が大きくなる形状を有する。第2ビード65は、リクライナプレート61の厚み方向から視て、頂点がリクライナプレート61の内部に位置し、底辺がリクライナプレート61の後端部で構成される三角形状を有する。
第2ビード65の先端部(つまり、リクライナプレート61の内側の端部)は、衝撃吸収孔62の上方に位置する。また、第2ビード65の先端部は、第1ビード64よりもシート後方に位置する。つまり、第2ビード65は、第1ビード64と上下方向に重ならない。
(係止部)
係止部66は、リクライナプレート61の上端部からシート幅方向外側に突出している。係止部66には、復帰バネ73が取り付けられる。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)トルクが入力されたリクライナ7からクッションフレーム4への荷重伝達経路上に衝撃吸収孔62が配置される。そのため、ロアアーム6の衝撃吸収孔62近傍において、エネルギーを吸収する歪みを誘発させることができる。これにより、リクライナ7に加わるトルクを低減できる。
結果として、リクライナ7の破損が抑制されると共に、クッションフレーム4の変形が抑制される。さらに、リクライナ7とバックフレーム5との接合時に生じる歪みが衝撃吸収孔62によって吸収される。そのため、リクライナ7へのトルク入力発生時のリクライナ7とバックフレーム5との接合部分における破損が抑制される。
(1b)リクライナ7へのトルク入力時に曲げ部63を積極的に変形させることでエネルギーを吸収できる。また、第1ビード64によって、ロアアーム6における歪みをシート前方に伝搬させることができる。その結果、リクライナ7におけるトルク低減効果が促進される。また、第1ビード64によって、ロアアーム6の厚み方向における曲げが抑制される。
(1c)第1ビード64のリクライナプレート61の厚み方向における幅が曲げ部63のリクライナプレート61の厚み方向における幅よりも大きいことで、第1ビード64の変形よりも曲げ部63の変形が優先的に誘発される。そのため、リクライナ7におけるトルク低減効果が促進される。
(1d)第1ビード64のシート前方の端部が第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cよりもシート前方に位置することで、第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cへの歪の伝搬を抑制できる。そのため、第1接合部71A、第2接合部71B及び第3接合部71Cにおける損傷を抑制できる。
(1e)ロアアーム6への荷重入力時に第2ビード65が変形することによって、ロアアーム6のエネルギー吸収機能を高めることができる。
(1f)第1ビード64の長手方向が第2ビード65の長手方向と交差することで、第2ビード65が第1ビード64のエネルギー吸収に対する反力を生成する。そのため、ロアアーム6の破損を抑制できる。
(1g)衝撃吸収孔62が第1縁62A及び第2縁62Bよりも上方に位置する上方突出部62Cと、第1縁62A及び第2縁62Bよりも下方に位置する下方突出部62Dとを有することで、衝撃吸収孔62から曲げ部63及び第1ビード64への歪み伝搬を促進できる。
(1h)衝撃吸収孔62が下方に向かって幅が小さくなる形状を有することで、衝撃吸収孔62近傍におけるエネルギーの吸収効率を高めることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シートにおいて、第1ビードのリクライナプレートの厚み方向における幅は、曲げ部のリクライナプレートの厚み方向における幅以下であってもよい。また、第1ビードのシート前方の端部は、リクライナとリクライナプレートとの接合部よりもシート後方に位置してもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シートにおいて、リクライナの回転中心軸と平行な方向から視て、第1ビードの長手方向と第2ビードの長手方向とが平行であってもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シートにおいて、衝撃吸収孔は、必ずしも上方突出部及び下方突出部を有しなくてもよい。また、衝撃吸収孔は、必ずしも下方に向かって幅が小さくなる形状を有しなくてもよい。
(2d)上記実施形態の乗物用シートにおいて、曲げ部、第1ビード及び第2ビードの突出方向は、シート幅方向内側(つまりリクライナがある側)であってもよい。また、曲げ部、第1ビード及び第2ビードの突出方向は、互いに異なっていてもよい。
(2e)上記実施形態の乗物用シートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、
4…クッションフレーム、5…バックフレーム、6…ロアアーム、7…リクライナ、
41…第1サイドフレーム、42…第2サイドフレーム、51…第3サイドフレーム、
52…第4サイドフレーム、61…リクライナプレート、62…衝撃吸収孔、
62A…第1縁、62B…第2縁、62C…上方突出部、62D…下方突出部、
63…曲げ部、64…第1ビード、65…第2ビード、66…係止部、
71…リクライナ本体、71A…第1接合部、71B…第2接合部、
71C…第3接合部、72…操作ピン、73…復帰バネ、81…第1ボルト、
82…第2ボルト、611…第1固定部、612…第2固定部、613…挿通孔、
614…第1開口、615…第2開口、616…第3開口。

Claims (8)

  1. シートクッションと、
    前記シートクッションに対してシート前後方向に揺動可能なシートバックと、
    前記シートクッションを支持するクッションフレームと、
    前記シートバックを支持するバックフレームと、
    前記クッションフレームに取り付けられたロアアームと、
    前記バックフレームと前記ロアアームとに連結されると共に、前記バックフレームを前記ロアアームに対してシート前後方向に揺動させるように構成されたリクライナと、
    を備え、
    前記ロアアームは、
    前記リクライナが固定されると共に、複数の固定部において前記クッションフレームに固定された板状のリクライナプレートと、
    前記リクライナプレートに設けられた衝撃吸収孔と、
    を有し、
    前記衝撃吸収孔は、前記リクライナの回転中心軸と平行な方向から視て、前記リクライナの前記回転中心軸と、前記複数の固定部のうち最も下方に位置する固定部とに挟まれる位置に配置される、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記ロアアームは、
    前記衝撃吸収孔のシート後方において前記衝撃吸収孔と連続して設けられると共に、前記衝撃吸収孔を起点として変形するように前記リクライナプレートの厚み方向に湾曲した曲げ部と、
    前記衝撃吸収孔のシート前方において前記衝撃吸収孔を始点として延伸すると共に、前記リクライナプレートの厚み方向に突出した第1ビードと、
    をさらに有する、乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記第1ビードの前記リクライナプレートの厚み方向における幅は、前記曲げ部の前記リクライナプレートの厚み方向における幅よりも大きい、乗物用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記第1ビードのシート前方の端部は、前記リクライナと前記リクライナプレートとの接合部よりもシート前方に位置する、乗物用シート。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記ロアアームは、前記曲げ部の上方において、前記リクライナプレートの端部から前記リクライナプレートの内部に向かって延伸すると共に、前記リクライナプレートの厚み方向に突出した第2ビードをさらに有する、乗物用シート。
  6. 請求項5に記載の乗物用シートであって、
    前記リクライナの前記回転中心軸と平行な方向から視て、前記第1ビードの長手方向は、前記第2ビードの長手方向と交差する、乗物用シート。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記衝撃吸収孔は、
    前記曲げ部が接続される第1縁と、
    前記第1ビードが接続される第2縁と、
    前記第1縁及び前記第2縁よりも上方に位置する上方突出部と、
    前記第1縁及び前記第2縁よりも下方に位置する下方突出部と、
    を有する、乗物用シート。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記衝撃吸収孔は、下方に向かって幅が小さくなる形状を有する、乗物用シート。
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