JP2023063943A - 撮像装置 - Google Patents

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Naoyuki Osawa
至通 熊谷
Yoshimichi Kumagai
雅史 坂東
Masashi Bando
徹 白方
Toru Shirakata
竣哉 秋山
Shunya Akiyama
高志 阿部
Takashi Abe
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Abstract

Figure 2023063943000001
【課題】フローティングディフュージョンにおける配線の寄生容量の抑制が可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】上記の課題を解決するために、本開示によれば、複数の画素で構成される撮像装置であって、複数の画素内の第1画素は、第1光電変換素子と、第1畜電部と、第1光電変換素子と、第1畜電部との間を導通状態又は非導通状態にする第1転送素子と、を有し、複数の画素内の第1画素に隣接する第2画素は、第1光電変換素子の光電変換により第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第2増幅素子を有する、撮像装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本開示は、撮像装置に関する。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のMOS型イメージセンサに代表される撮像装置では、撮像素子で蓄積した信号電荷をフローティングディフュージョン(FD)に読み出し、フローティングディフュージョンからアンプトランジスタに接続することにより、信号電荷を電圧に変換することが知られている。また、フローティングディフュージョンとアンプトランジスタとがショートして信号が読み出せなくなるのを防ぐため、素子分離構造が一般に用いられる。
特開2008-205022号公報
ところが、画素内に配置された素子分離領域は、水平方向に拡散層を離すための幅をとる必要がある。このため、フローティングディフュージョンとアンプトランジスタを接続する配線が長くなり、フローティングディフュージョンにおける配線部の寄生容量が大きくなってしまう。
そこで、本開示では、フローティングディフュージョンにおける配線の寄生容量の抑制が可能な撮像装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示によれば、複数の画素で構成される撮像装置であって、
前記複数の画素内の第1画素は、
第1光電変換素子と、
第1畜電部と、
前記第1光電変換素子と、前記第1畜電部との間を導通状態又は非導通状態にする第1転送素子と、を有し、
前記複数の画素内の第1画素に隣接する第2画素は、
前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第2増幅素子を有する、撮像装置が提供される。
前記第1画素と、前記第2画素との間に配置される貫通トレンチを更に備え、
前記第1畜電部と、前記第2増幅素子とは、前記第1光電変換素子への撮像光が入射してくる側と反対の裏面側において、前記貫通トレンチを越える第1配線により接続されてもよい。
前記貫通トレンチは、前記裏面側からエッチィングした裏面貫通トレンチであってもよい。
前記貫通トレンチは、前記裏面と反対側の面である表面側からエッチィングした表面貫通トレンチであってもよい。
前記第1画素は、周囲を貫通トレンチで囲まれ、隣接画素と絶縁されてもよい。
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第3画素は、
第3光電変換素子と、
第3畜電部と、
を有し、
前記第1画素は、前記第3光電変換素子の光電変換により前記第3畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第1増幅素子を更に有してもよい。
前記第1画素は、
前記第1畜電部と、前記第1増幅素子とを絶縁する第1素子分離領域部を更に有し、
前記第1素子分離領域部は、前記第1画素と前記第2画素間に配置される貫通トレンチよりも幅が広くてもよい。
前記第1素子分離領域部は、酸化膜埋め込み構造であってもよい。
前記第1素子分離領域部は、イオン注入によるインプラ分離構造であってもよい。
前記複数の画素は、素子分離領域部として、酸化膜埋め込み構造、及びインプラ分離構造を有してもよい。
前記第1配線と前記第1畜電部との接続部は、コンタクト構造を有してもよい。
前記コンタクト構造は金属構造であってもよい。
前記コンタクト構造はポリシリコン構造であってもよい。
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第4画素は、
第4光電変換素子と、
第4畜電部と、を有し、
前記第4畜電部は、前記第1畜電部と接続されてもよい。
前記第1畜電部は、フローティングディフュージョン部であってもよい。
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第5増幅素子を有してもよい。
前記第2増幅素子と前記第5増幅素子は、並列接続されてもよい。
前記複数の画素内の前記第1画素、前記第2画素、及び前記第4画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
前記第4畜電部及び前記第1畜電部と一端が接続されるリセット素子を有してもよい。
前記第1画素は、
前記第1光電変換素子による蓄積電荷を蓄電する第2蓄電部と、
一端が前記第1蓄電部に接続され、他端が前記第2蓄電部と、接続される素子と、
前記素子と一端が接続されるリセット素子と、を更に有してもよい。
撮像装置1の構成例を示すブロック図。 画素の回路構成の一例を示す回路図。 隣接画素のレイアウトの一例を示す図。 図3のAA断面図。 素子分離領域部の材質が図4Aと異なる場合の図3のAA断面。 比較例を示す図。 第2実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図。 第2実施形態に係る画素のレイアウトの一例を示す図。 第2実施形態に係る画素の別のレイアウトの一例を示す図。 第3実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図。 第3実施形態に係る画素のレイアウトの一例を示す図。 第4実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図。 第4実施形態に係る画素のレイアウトの一例を示す図。 第5実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図。 第5実施形態に係る隣接画素のレイアウトの一例を示す図。
以下、図面を参照して、撮像装置の実施形態について説明する。以下では、撮像装置の主要な構成部分を中心に説明するが、撮像装置には、図示又は説明されていない構成部分や機能が存在しうる。以下の説明は、図示又は説明されていない構成部分や機能を除外するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用される撮像装置1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本適用例に係る撮像装置1は、例えばMOS型イメージセンサである。撮像装置1は光電変換素子を含む画素11、この画素11が行列状に2次元配列される画素アレイ部120、垂直選択回路130、信号処理回路であるカラム回路140、水平選択回路150、水平信号線160、出力回路170およびタイミングジェネレータ180等を備える。
画素アレイ部120には、行列状の画素配列に対して列ごとに垂直信号線121が配線される。画素11の具体的な回路構成については後述する。垂直選択回路130は、シフトレジスタなどによって構成され、画素11の転送トランジスタを駆動する制御信号や、リセットトランジスタを駆動する制御信号などを行単位で順次出力することによって画素アレイ部120の各画素11を行単位で選択駆動する。なお、本実施形態ではトランジスタを素子と称する場合がある。
カラム回路140は、画素アレイ部120の水平方向の画素ごと、即ち垂直信号線121ごとに配される信号処理回路であり、例えばS/H(サンプルホールド)回路およびCDS(Correlated Doule Sampling:相関二重サンプリング)回路などによって構成される。水平選択回路150は、シフトレジスタなどによって構成され、カラム回路140を通して出力される各画素11の信号を順次選択して水平信号線160に出力させる。なお、図1では、図面の簡略化のため、水平選択スイッチについては図示を省略している。この水平選択スイッチは、水平選択回路150によって列単位で順次オン/オフ駆動される。
水平選択回路150による選択駆動により、カラム回路140から列ごとに順次出力される画素11の信号は、水平信号線160を通して出力回路170に供給され、この出力回路170で増幅などの信号処理が施された後、デバイス外部へ出力される。タイミングジェネレータ180は、各種のタイミング信号を生成し、これら各種のタイミング信号を基に垂直選択回路130、カラム回路140および水平選択回路150などの駆動制御を行う。
図2は、画素の回路構成の一例を示す回路図である。図2では、画素アレイ部120(図1参照)を構成する画素11aを中心に、隣接する画素11b、11cの一部を示す。図2に示すように、本回路例に係る画素11aは、光電変換素子(PD)10aと、転送トランジスタ(TG)12aと、FD(フローティングディフュージョン)部14aと、リセットトランジスタ(RST)16aと、増幅トランジスタ18aと、を有する。画素11b、11cも画素11aと同等の構成を有する。このため、以下の説明では、画素11bの回路構成にはbを付し、画素11cの回路構成にはcを付し、更に画素11aの回路構成と同等の回路構成には同一の番号を付し、画素11b及び画素11cにおける回路構成の説明を省略する場合がある。なお、本実施形態では、リセットトランジスタ(RST)16aを有する回路例で説明するが、これに限定されない。
また、図3を用いて後述するように、本実施形態では、画素11a、11b、11cは、貫通トレンチで囲まれている。図2では、画素11aと画素11cとの間に配置される貫通トレンチ(Full Trench Isolation: FTI)を20acで示し、画素11aと画素11bとの間に配置される貫通トレンチ(Full Trench Isolation: FTI)を20abで示す。
光電変換素子10aは、照射された光量に応じた電荷を生成し、生成した電荷を保持する。光電変換素子10aは、例えばフォトダイオードである。転送トランジスタ12a、リセットトランジスタ16a、及び増幅トランジスタ18aは、例えばNチャネルのMOSトランジスタである。
より具体的には、転送トランジスタ12aのソースは、光電変換素子10aのカソードと接続され、ドレインは、FD部14aと接続される。光電変換素子10aのアノードは接地される。また、FD部14aは、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bのゲートに接続される。さらにまた、FD部14aは、リセットトランジスタ16aの一端が接続され、リセットトランジスタ16aの他端は電源VDDに接続される。
また、転送トランジスタ12aのゲートには信号線Trgaが接続され、制御信号が供給される。制御信号がハイレベルであるときに、転送トランジスタ12aは導通状態となり、ロウレベルであるときに非導通状態となる。
さらにまた、リセットトランジスタ16aのゲートには信号線Rstaが接続され、制御信号が供給される。制御信号がハイレベルであるときに、リセットトランジスタ16aは導通状態となり、ロウレベルであるときに非導通状態となる。
転送トランジスタ12aは、光電変換素子10aにより生成された電荷をFD部14aに転送する。すなわち、この転送トランジスタ12aは光電変換素子10aとFD部14aとの間を導通させることにより電荷の転送を行う。リセットトランジスタ16aは、導通状態のときに、FD部14aに蓄積された電荷を排出する。
画素11bの増幅トランジスタ18bは、選択電源SELVDDにドレインが、垂直信号線121にソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっており、選択電源SELVDDがVDDレベルになることによって動作状態となって画素11aの選択をする。これにより、リセットトランジスタ16aによってリセットされた後のFD部14aの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ12aによって信号電荷を転送した後のFD部14aの電位を信号レベル(画像信号)として垂直信号線121に出力する。なお、増幅トランジスタ18bのドレインとリセットトランジスタ16aのドレインとを電源VDDを共通するように接続してもよい。この場合、増幅トランジスタ18bのソースに不図示の選択トランジスタ(SELtrg)を配置することにより、行選択をしてもよい。
このように、画素11aのFD部14aは、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bに接続される。これにより、画素11aの光電変換素子10aにおいて光電変換により蓄積された電荷は、画像信号として、隣接する画素11bから垂直信号線121に読み出される。
同様に、画素11cの転送トランジスタ12cのソースは、光電変換素子10cのカソードと接続され、ドレインは、FD部14cと接続される。光電変換素子10cのアノードは接地される。また、FD部14cは、隣接する画素11aの増幅トランジスタ18aのゲートに接続される。さらにまた、FD部14cは、リセットトランジスタ16cの一端が接続され、リセットトランジスタ16cの他端は電源VDDに接続される。
また、転送トランジスタ12cのゲートには信号線Trgcが接続され、制御信号が供給される。制御信号がハイレベルであるときに、転送トランジスタ12cは導通状態となり、ロウレベルであるときに非導通状態となる。
さらにまた、リセットトランジスタ16cのゲートには信号線Rstcが接続され、制御信号が供給される。制御信号がハイレベルであるときに、リセットトランジスタ16cは導通状態となり、ロウレベルであるときに非導通状態となる。
転送トランジスタ12cは、光電変換素子10cにより生成された電荷をFD部14cに転送する。すなわち、この転送トランジスタ12cは光電変換素子10cとFD部14cとの間を導通させることにより電荷の転送を行う。リセットトランジスタ16aは、導通状態のときに、FD部14cに蓄積された電荷を排出する。
画素11aの増幅トランジスタ18aは、選択電源SELVDDにドレインが、垂直信号線121にソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっており、選択電源SELVDDがVDDレベルになることによって動作状態となって画素11cの選択をする。これにより、リセットトランジスタ16cによってリセットされた後のFD部14cの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ12cによって信号電荷を転送した後のFD部14cの電位を信号レベル(画像信号)として垂直信号線121に出力する。
このように、画素11cのFD部14cは、隣接する画素11aの増幅トランジスタ18aに接続される。これにより、画素11cの光電変換素子10cにおいて光電変換により蓄積された電荷は、画像信号として、隣接する画素11aから垂直信号線121に読み出される。
ここで、図3及び図4A、Bを用いて本実施形態に画素11aと画素11bとの形態例を示す。図3は、本実施の形態に係る隣接画素11a、11bのレイアウトの一例を示す図である。すなわち、図3は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図3に示すように、画素11aは、光電変換素子(PD)10aと、フローティングディフュージョン(FD)となるFD部14aと、転送トランジスタ12a、リセットトランジスタ16a、及び増幅トランジスタ18aで構成される。他の画素も同等の構成を有している。このような、画素が画素アレイ部120に行列状に複数配列される。なお、リセットトランジスタ16aは、転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aを有する回路基板層に積層されており、本実施形態では不図示である。なお、リセットトランジスタ16aは、転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aなどと同層に配置してもよい。
画素11aは、貫通トレンチ20aと、画素11bとの境界部の貫通トレンチ20abとに囲まれ、隣接画素と絶縁されている。同様に、画素11bは、貫通トレンチを20bと、画素11aとの境界部の貫通トレンチ20abに囲まれ、隣接画素と絶縁されている。
貫通トレンチ20a、20b、20abは、裏面貫通トレンチ(RFTI:Reverse Full Trench Isolation)でもよく、或いは表面貫通トレンチ(FFTI:Front Full Trench Isolation)でもよい。貫通トレンチ20a、20b、20abは、例えば酸化膜を含み、画素間を絶縁する。裏面貫通トレンチ(RFTI)は、裏面から貫通トレンチ20a、20b、20abの溝をエッチングにより形成する。一方で、表面貫通トレンチ(FFTI)は、裏面の反対面である表面から貫通トレンチ20a、20b、20abの溝をエッチングにより形成する。
画素11aのFD部14aと、画素11bの増幅トランジスタ18bは貫通トレンチ20abを越える配線Fdlで接続される。また、画素11aの増幅トランジスタ18aと、FD部14aとは、素子分離領域部22aで分離される。
図4Aは、図3のAA断面図である。図4に示すように、画素11a、11b毎に、一つの円形のオンチップレンズ240a、240bを配置している。層260a、260bには、例えば平坦化層、下地絶縁層、カラーフィルタ層などが構成される。配線Fdlは、貫通トレンチ20abの裏面側に配置され、FD部14aと、画素11bの増幅トランジスタ18bとを通トレンチ20abを越えて接続する。素子分離領域部22a、22bは、例えば絶縁膜、例えばシリコン酸化膜を埋め込んだシャロートレンチ素子分離領域である。
図4Bは、素子分離領域部22a、22bの材質が図4Aと異なる場合の図3のAA断面である。図4Bに示すように、素子分離領域部22a、22b(図3A参照)を、例えばP型のイオン注入によるインプラ分離による素子分離領域部22_1a、22_1bにより構成してもよい。このように、素子分離領域部22aは、酸化膜埋め込み構造でもよく、例えばP型のイオン注入によるインプラ分離でもよい。或いは、両者を組み合わせてもよい。素子分離領域部22a(図3A参照)の幅は、同等の絶縁性を保持するためには、貫通トレンチ20abの幅よりも一般に広く構成する必要がある。
図5は、比較例を示す図である。図5は、図3で示した画素11a内のFD部14aと、増幅トランジスタ18aとを接続する例を示す。FD部14aと、増幅トランジスタ18aとを接続する配線Fdl_2の長さFdl_2Lは、素子分離領域部22aを越えるため、配線Fdlの長さFdlLと以下の関係がある。すなわち、Fdl_2L>FdlLの関係がある。このため、配線Fdl_2の寄生容量は、配線Fdlの寄生容量よりも大きくなる。
Figure 2023063943000002
(1)式は、CMOSイメージセンサである撮像装置1の変換効率ηを示す。qは電子の電荷、Gはソースフォロワ回路の利得、CFDはFD部14aの容量である。FD部14aの容量CFDは、FD拡散層の接合容量、増幅トランジスタ18bのゲート容量、FD配線Fd、Fdl_2の寄生容量の総和となる。変換効率ηはFD容量の逆数に比例するため、FD容量CFDの増加は変換効率の低下につながる。また、仮に配線Fdl_2と配線Fdlとが同じ長さであっても、素子分離領域部22aと貫通トレンチ20abの材質との相違から、FD配線の寄生容量は、配線Fdlの寄生容量の方が配線Fdl_2の寄生容量よいも小さくなる。このように、材質の相違からも、配線Fdlの寄生容量は、配線Fdl_2の寄生容よりもより小さくなり、画素11aのFD部14aと、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bを接続したほうが、CMOSイメージセンサの変換効率ηは高くなる。なお、素子分離領域部22aを貫通トレンチで構成すると、オンチップレンズ24aを介して光電変換素子(PD)10aに入射する光を阻害することとなり、CMOSイメージセンサの受光感度を低下させてしまう。
以上説明したように、画素11aのFD部14aと隣接画素11bの増幅トランジスタ18bと接続することとした。これにより、画素11aのFD部14aと隣接画素11bの増幅トランジスタ18bとの配線Fdlの寄生容量を、画素11a内のFD部14aと増幅トランジスタ18aとを接続する場合の寄生容量よりも小さくすることが可能となる。このため、撮像装置1の変換効率ηをより高くすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る撮像装置1は、複数の画素におけるFD部により隣接する画素の増幅トランジスタが共有される点で、第1実施形態に係る撮像装置1と相違する。以下では、第1実施形態に係る撮像装置1と相違する点を説明する。
図6は、第2実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図である。図6では、画素11aを中心に、隣接する画素11b、11c、11e、11fの一部を示す。図7に示すように、本回路例に係る画素11aは、光電変換素子(PD)10aと、転送トランジスタ(TG)12aと、FD(フローティングディフュージョン)部14aと、リセットトランジスタ(RST)16aと、増幅トランジスタ18aと、を有する。以下の説明では、画素11aの回路構成と同等の回路構成には同一の番号を付し、画素11bの回路構成にはbを付し、画素11cの回路構成にはcを付し、画素11eの回路構成にはeを付し、画素11fの回路構成にはfを付し、画素11b、11c、11e、11fにおける回路構成の説明を省略する場合がある。
図6では、画素11aと画素11cとの間に配置される貫通トレンチを20acで示し、画素11aと画素11bとの間に配置される貫通トレンチを20abで示す。同様に、画素11aと画素11eとの間に配置される貫通トレンチを20aeで示し、画素11aと画素11fとの間に配置される貫通トレンチを20afで示す。同様に、画素11eと画素11fとの間に配置される貫通トレンチを20efで示し、画素11bと画素11cとの間に配置される貫通トレンチを20bcで示す。貫通トレンチの接合点をM0で示す。
図6に示すように、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cと、は、画素11bの増幅トランジスタ18bのゲートに接続される。さらにまた、FD部14a及びFD部14cは、リセットトランジスタ16bの一端が接続され、リセットトランジスタ16bの他端は電源VDDに接続される。
転送トランジスタ12aは、光電変換素子10aにより生成された電荷をFD部14aに転送する。同様に転送トランジスタ12cは、光電変換素子10cにより生成された電荷をFD部14cに転送する。すなわち、この転送トランジスタ12cは光電変換素子10cとFD部14cとの間を導通させることにより電荷の転送を行う。リセットトランジスタ16bは、導通状態のときに、FD部14a、及びFD部14cに蓄積された電荷を排出する。
画素11bの増幅トランジスタ18bは、選択電源SELVDDにドレインが、垂直信号線121にソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっており、選択電源SELVDDがVDDレベルになることによって動作状態となって画素11a、11cの選択をする。これにより、リセットトランジスタ16bによってリセットされた後のFD部14a、及びFD部14cの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ112によって信号電荷を転送した後のFD部14a、及びFD部14cの電位を信号レベル(画像信号)として垂直信号線121に出力する。このように、本実施形態に係るFD部14a、及びFD部14cとは、並列接続される。
これらから分かるように、転送トランジスタ12a及び転送トランジスタ12cの転送を同時に行う場合には、光電変換素子10aにより生成された電荷と光電変換素子10cにより生成された電荷とは、FD部14a、及びFD部14cにより加算され、画像信号として隣接する画素11bから垂直信号線121に読み出される。一方で、転送トランジスタ12a及び転送トランジスタ12cの転送をいずれか一方ずつ行うことにより、光電変換素子10aにより生成された電荷と、光電変換素子10cにより生成された電荷と、をそれぞれ時系列に、画像信号として隣接する画素11bから垂直信号線121に読み出すことが可能となる。
このように、画素11aのFD部14a及び画素11cのFD部14cは、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bに接続される。これにより、光電変換素子10aにより生成された電荷と光電変換素子10cにより生成された電荷とは、画像信号として、隣接する画素11aから垂直信号線121に読み出される。また、複数の画素11a、11cで増幅トランジスタ18bを共有するため、増幅トランジスタ18bの数を減らすことが可能となり、撮像装置1を小型化にすることが可能となる。
同様に、転送トランジスタ12eは、光電変換素子10eにより生成された電荷をFD部14eに転送する。同様に転送トランジスタ12fは、光電変換素子10fにより生成された電荷をFD部14fに転送する。リセットトランジスタ16aは、導通状態のときに、FD部14e、及びFD部14fに蓄積された電荷を排出する。
同様に、画素11aの増幅トランジスタ18aは、選択電源SELVDDにドレインが、垂直信号線121にソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっており、選択電源SELVDDがVDDレベルになることによって動作状態となって画素11e、11fの選択をする。これにより、リセットトランジスタ16aによってリセットされた後のFD部14e、及びFD部14fの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ12e及び12fによって信号電荷を転送した後のFD部14e、及びFD部14fの電位を信号レベルとして垂直信号線121に出力する。
このように、画素11eのFD部14e及び画素11fのFD部14fは、隣接する画素11aの増幅トランジスタ18aに接続される。これにより、光電変換素子10eにより生成された電荷と光電変換素子10fにより生成された電荷とは、画像信号として、隣接する画素11aから垂直信号線121に読み出される。
図7は、第2実施形態に係る画素11a~11dのレイアウトの一例を示す図である。図7は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図7に示すように、画素11a~11dは4隣接の画素である。画素11aは、光電変換素子(PD)10aと、フローティングディフュージョン(FD)となるFD部14aと、3つの画素トランジスタ、すなわち転送トランジスタ12a、リセットトランジスタ16a、及び増幅トランジスタ18aで構成される。画素11bも画素11aと同等の構成有する。画素11cは、光電変換素子(PD)10aと、フローティングディフュージョン(FD)となるFD部14cと、転送トランジスタ12cとを有する。すなわち、画素11cは、リセットトランジスタ、及び増幅トランジスタを有さない構成することが可能である。画素11dも画素11cと同等の構成有する。このような、4角形状の領域内で相互に隣接する4隣接の画素が画素アレイ部120に行列状に複数配列される。また、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cと、は、増幅トランジスタ18bを共有しており、共有画素11acを構成する。なお、上述と同様に、リセットトランジスタ16a、16b(図6参照)は、例えば転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aを有する回路基板層に積層されており、本実施形態では不図示である。また、リセットトランジスタ16a、16b(図6参照)は、転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aなどと同層に配置してもよい。
画素11a~11dのそれぞれは、貫通トレンチ20a~20dと、画素間の貫通トレンチ20ab、ac、cdに囲まれ、隣接画素と絶縁されている。また、画素11aのFD部14aと、画素11bの増幅トランジスタ18bとは貫通トレンチ20ab、cdを越えて配線Fdl_1で接続される。また、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cとは、電気的に接触するためのコンタクト構造を介して貫通トレンチ20acを越える配線Fdl_3により接続される。例えば配線Fdl_3は、金属のコンタクト構造を有する配線である。
画素11aの増幅トランジスタ18aと、FD部14aとは、素子分離領域部22aで分離される。同様に、画素11bの増幅トランジスタ18bと、FD部14bとは、素子分離領域部22bで分離される。画素11c、dも同等の素子分離領域部22c、dを有する。素子分離領域部22a~22dは、例えば絶縁膜、例えばシリコン酸化膜を埋め込んだシャロートレンチ素子分離領域である。素子分離領域部22a~22dは、酸化膜埋め込み構造でもよく、例えばP型のイオン注入によるインプラ分離でもよい。或いは、両者を組み合わせてもよい。素子分離領域部22a~22dの幅は、同等の絶縁性を保持するためには、貫通トレンチ20ab、cdの幅よりも一般に広く構成する必要がある。
上述の比較例(図5参照)と同様に、画素11a内のFD部14aと、増幅トランジスタ18aとを接続する場合の配線の長さは、配線Fdl_1の長さよりも長くなる。このため、画素11a内のFD部14aと、増幅トランジスタ18aとを接続する場合の配線の寄生容量は、配線Fdl_1の寄生容量よりも大きくなる。これから分かるように、画素11aのFD部14aと、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bを接続したほうが、画素11aのFD部14aと、増幅トランジスタ18aを接続する場合よりも、CMOSイメージセンサの変換効率ηは高くなる。
図8は、第2実施形態に係る画素11a~11dの別のレイアウトの一例を示す図である。図8は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図8では、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cと、電気的に接触するためのコンタクト構造を介して配線Fdl_5により接続される。例えば配線Fdl_5は、ポリシリコン(Poly Si)のコンタクト構造を有する配線である。このように、コンタクト構造は、ポリシリコンのコンタクト構造でもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置1は、複数の画素11a、11cにおけるFD部14a、14cにより隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bを共有することとした。これにより、画素11aのFD部14aと、隣接する画素11bの増幅トランジスタ18bを接続したほうが、画素11aのFD部14aと、増幅トランジスタ18aを接続する場合よりも、配線の寄生容量を低減することが可能となり、共有画素においても、CMOSイメージセンサである撮像装置1の変換効率ηをより高くできる。
(第3実施形態)
第2実施形態に係る撮像装置1は、複数の画素におけるFD部と、これらFD部により共有される隣接する画素の増幅トランジスタと、リセットトランジスタを4つの隣接する画素の隣接点の近傍に配置する点で、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する。以下では、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する点を説明する。
図9は、第3実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図である。図9では、4つの隣接する画素11a、11b、11c、11dの一部を示す。また、画素間に配置される貫通トレンチを20ab、ac、bc、bdで示し、貫通トレンチの接合点をN0、N2で示す。
図9に示すように、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cと、は、画素11bの増幅トランジスタ18bのゲートに接続される。さらにまた、FD部14a及びFD部14cには、画素11dのリセットトランジスタ16dの一端が接続され、リセットトランジスタ16dの他端は電源VDDに接続される。
これにより、増幅トランジスタ18bは、リセットトランジスタ16dによってリセットされた後のFD部14a、及びFD部14cの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ12a及び12cによって信号電荷を転送した後のFD部14a、及びFD部14cの電位を信号レベルとして垂直信号線121に出力する。
図10は、第3実施形態に係る画素11a~11dのレイアウトの一例を示す図である。図10は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図10に示すように、画素11dのリセットトランジスタ16dが、転送トランジスタ(TG)12a、12cと同層に配置される点で、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する。このように、FD部14a、及びFD部14cと画素11dのリセットトランジスタ16dの一端とを接続することにより、リセットトランジスタ16d、転送トランジスタ(TG)12a、12c、及び増幅トランジスタ18bを、4つの隣接する画素11a、11b、11c、11dの隣接点Midの近傍に配置可能となる。これにより、増幅トランジスタ18bとリセットトランジスタ16dとを接続する配線をより短く構成可能となり、第2実施形態に係る撮像装置1の効果に加え、増幅トランジスタ18bとリセットトランジスタ16dとの間の配線の寄生容量をもより低減可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る撮像装置1は、複数の画素における増幅トランジスタを、複数の画素におけるFD部により共有する点で、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する。以下では、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する点を説明する。
図11は、第4実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図である。図11では、4つの隣接する画素11a、11b、11c、11dの一部を示す。また、画素間に配置される貫通トレンチを20ab、ac、bc、bdで示し、貫通トレンチの接合点をN0、N2で示す。
図11に示すように、画素11aのFD部14aと、画素11cのFD部14cと、は、画素11bの増幅トランジスタ18bのゲート、及び画素11dの増幅トランジスタ18dのゲートに接続される点で、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する。さらにまた、増幅トランジスタ18bと、増幅トランジスタ18dとのドレインは、電気的に接続される。すなわち、増幅トランジスタ18b及び増幅トランジスタ18dは、並列に接続される。これにより、増幅トランジスタの実効的なW長を増加することができ、ノイズを低減することで画質の向上に寄与する。
これにより、増幅トランジスタ18b及び増幅トランジスタ18dは、リセットトランジスタ16dによってリセットされた後のFD部14a、及びFD部14cの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ112によって信号電荷を転送した後のFD部14a、及びFD部14cの電位を信号レベルとして垂直信号線121に出力する。
図12は、第4実施形態に係る画素11a~11dのレイアウトの一例を示す図である。図12は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図12に示すように、画素11dの増幅トランジスタ18dが、転送トランジスタ(TG)12a、12cと同層に配置される点で、第2実施形態に係る撮像装置1と相違する。このように、増幅トランジスタ18b及び増幅トランジスタ18dを、4つの隣接する画素11a、11b、11c、11dの隣接点Midの近傍に配置し、並列に接続する。これにより、第2実施形態に係る撮像装置1の効果に加え、増幅トランジスタ18bの実効的なW長を増加することが可能となる。
(第5実施形態)
第5実施形態の変形例に係る撮像装置1は、画素回路AFDが更にフローティングディフュージョンFD2を備え、フローティングディフュージョンの容量を切り変えられることで、第1実施形態に係る撮像装置100と相違する。以下では、第1実施形態に係る撮像装置100と相違する点を説明する。
図13は、第5実施形態に係る画素の回路構成の一例を示す回路図である。図13では、画素11a、11bの一部を示す。また、画素間に配置される貫通トレンチを20abで示す。
図13に示すように、画素11aは、第2FD(フローティングディフュージョン)(FD2)部26aと、制御線Fglと、トランジスタ(FDG)28aとを、更に有している。制御線Fglには制御信号が供給され、接続状態又は非接続状態となる。トランジスタ28aは、例えばN型のMOSトランジスタである。
リセットトランジスタ16a(RST)の一端は、第2FD部26aに接続され、他端は電源電圧VDDに接続される。また、トランジスタ28aの一端はFD部14aに接続され、他端は第2FD部26aに接続される。また、トランジスタ28aのゲートは制御線Fglに接続される。
この構成により、トランジスタ28aを導通状態とすることにより、FD部14aと第2FD部26aとが並列接続され、容量を増加可能となる。このため、光電変換素子10aの撮像光量に応じて、FD部14aを用いる場合と、FD部14aと第2FD部26aとを用いる場合とを切り変えることが可能となる。
FD部14aと第2FD部26aとを用いる場合には、制御信号に基づいて、トランジスタ28aとリセットトランジスタ16aを導通状態にする。これにより、FD部14aと第2FD部26aとに蓄積された電荷が排出される。次に、制御信号に基づいて、リセットトランジスタ16aを非導通状態にする。これにより、露光期間が終了した後に、制御信号に基づいて転送トランジスタ12aが導通状態になることにより、FD部14aと第2FD部26aとは、光電変換素子10aから転送トランジスタ12aを介して転送された電荷を蓄積する。
上述のように、画素11bの増幅トランジスタ18bは、選択電源SELVDDにドレインが、垂直信号線121にソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっており、選択電源SELVDDがVDDレベルになることによって動作状態となって画素11aの選択をする。これにより、リセットトランジスタ16aによってリセットされた後のFD部14a及び第2FD部26aの電位をリセットレベルとして垂直信号線121に出力する。さらに転送トランジスタ112によって信号電荷を転送した後のFD部14a及び第2FD部26aの電位を信号レベルとして垂直信号線121に出力する。
FD部14aのみを用いる場合には、制御信号に基づいて、トランジスタ28a(スイッチング素子FDG)とリセットトランジスタ16a(スイッチング素子RST)を導通状態にする。これにより、FD部14aと第2FD部26aとに蓄積された電荷が排出される。次に、制御信号に基づいて、トランジスタ28aを非導通状態にする。これにより、露光期間が終了した後に、制御信号に基づいて、転送トランジスタ12a(スイッチング素子TG)が導通状態になることにより、FD部14aは、光電変換素子10aから転送トランジスタ12aを介して転送された電荷を蓄積する。後は、上述と同等の処理が行われる。
図14は、第5実施形態に係る隣接画素11a、11bのレイアウトの一例を示す図である。図14は、画素アレイ部120(図1参照)を受光面と反対側の裏面から見た図である。図14に示すように、画素11aは、光電変換素子(PD)10aと、フローティングディフュージョン(FD)となるFD部14aと、フローティングディフュージョン(FD2)となる第2FD部26aと、3つの画素トランジスタ、すなわち転送トランジスタ12a、増幅トランジスタ18a、及びトランジスタ28a、で構成される。他の画素も同等の構成を有している。このような、画素が画素アレイ部120に行列状に複数配列される。なお、リセットトランジスタ16aは、転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aを有する回路基板層に積層されており、本実施形態では不図示である。また、リセットトランジスタ16a(図13参照)は、転送トランジスタ12a、及び増幅トランジス18aなどと同層に配置してもよい。
画素11aは、貫通トレンチ20aと、画素11bとの境界部の貫通トレンチ20abに囲まれ、隣接画素と絶縁されている。同様に、画素11aは、貫通トレンチを20bと、画素11aとの境界部の貫通トレンチ20abに囲まれ、隣接画素と絶縁されている。
FD部14aと、画素11bの増幅トランジスタ18bは配線Fdlで接続される。また、画素11aの増幅トランジスタ18aと、FD部14aと第2FD部26aとは、素子分離領域部22aで分離される。
以上説明したように、本実施形態の変形例に係る撮像装置100は、画素11aが更に第2FD部26aを備えることとした。これにより、第1実施形態に係る撮像装置1の効果に加え、光電変換素子10aの撮像光量に応じて、フローティングディフュージョンの容量を切り変えられることが可能となる。
なお、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
複数の画素で構成される撮像装置であって、
前記複数の画素内の第1画素は、
第1光電変換素子と、
第1畜電部と、
前記第1光電変換素子と、前記第1畜電部との間を導通状態又は非導通状態にする第1転送素子と、を有し、
前記複数の画素内の第1画素に隣接する第2画素は、
前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第2増幅素子を有する撮像装置。
(2)
前記第1画素と、前記第2画素との間に配置される貫通トレンチを更に備え、
前記第1畜電部と、前記第2増幅素子とは、前記第1光電変換素子への撮像光が入射してくる側と反対の裏面側において、前記貫通トレンチを越える第1配線により接続される、(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記貫通トレンチは、前記裏面側からエッチィングした裏面貫通トレンチである、(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記貫通トレンチは、前記裏面と反対側の面である表面側からエッチィングした表面貫通トレンチである、(2)に記載の撮像装置。
(5)
前記第1画素は、周囲を貫通トレンチで囲まれ、隣接画素と絶縁される、(1)に記載の撮像装置。
(6)
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第3画素は、
第3光電変換素子と、
第3畜電部と、
を有し、
前記第1画素は、前記第3光電変換素子の光電変換により前記第3畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第1増幅素子を更に有する、(5)に記載の撮像装置。
(7)
前記第1画素は、
前記第1畜電部と、前記第1増幅素子とを絶縁する第1素子分離領域部を更に有し、
前記第1素子分離領域部は、前記第1画素と前記第2画素間に配置される貫通トレンチよりも幅が広い、(6)に記載の撮像装置。
(8)
前記1素子分離領域部は、酸化膜埋め込み構造である、(7)に記載の撮像装置。
(9)
前記1素子分離領域部は、イオン注入によるインプラ分離構造である、(7)に記載の撮像装置。
(10)
前記複数の画素は、素子分離領域部として、酸化膜埋め込み構造、及びイオン注入によるインプラ分離構造を有する、(1)に記載の撮像装置。
(11)
前記第1配線と前記第1畜電部との接続部は、コンタクト構造を有する、(2)に記載の撮像装置。
(12)
前記コンタクト構造は金属構造である、(11)に記載の撮像装置。
(13)
前記コンタクト構造はポリシリコン構造である、(11)に記載の撮像装置。
(14)
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第4画素は、
第4光電変換素子と、
第4畜電部と、を有し、
前記第4畜電部は、前記第1畜電部と接続される、(1)に記載の撮像装置。
(15)
前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第5増幅素子を有する、(1)に記載の撮像装置。
(16)
前記第2増幅素子と前記第5増幅素子は、並列接続される、(15)に記載の撮像装置。
(17)
前記複数の画素内の前記第1画素、前記第2画素、及び前記第4画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
前記第4畜電部及び前記第1畜電部と一端が接続されるリセット素子を有する、(14)に記載の撮像装置。
(18)
前記第1画素は、
前記第1光電変換素子による蓄積電荷を蓄電する第2蓄電部と、
一端が前記第1蓄電部に接続され、他端が前記第2蓄電部と、接続される素子と、
前記素子と一端が接続されるリセット素子と、を更に有する、(1)に記載の撮像装置。
本開示の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1:撮像装置、10a、10b、10c、10e、10f:光電変換素子、11a~11d:画素、11ac:共有画素、12a、12b、12c、12e、12f:転送トランジスタ、14a、14b、14c、14e、14f:FD部、16a、16b、16d、16f:リセットトランジスタ、18a、18b、18c、18d:増幅トランジスタ、20a、20ab、20ac、20ae、20af、20b、20bc、20bd、20c、20d、20ef:貫通トレンチ、22a、22b、22c、22d:素子分離領域部、28a:トランジスタ、26a、26b:第2FD部。

Claims (18)

  1. 複数の画素で構成される撮像装置であって、
    前記複数の画素内の第1画素は、
    第1光電変換素子と、
    第1畜電部と、
    前記第1光電変換素子と、前記第1畜電部との間を導通状態又は非導通状態にする第1転送素子と、を有し、
    前記複数の画素内の第1画素に隣接する第2画素は、
    前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第2増幅素子を有する、撮像装置。
  2. 前記第1画素と、前記第2画素との間に配置される貫通トレンチを更に備え、
    前記第1畜電部と、前記第2増幅素子とは、前記第1光電変換素子への撮像光が入射してくる側と反対の裏面側において、前記貫通トレンチを越える第1配線により接続される、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記貫通トレンチは、前記裏面側からエッチィングした裏面貫通トレンチである、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記貫通トレンチは、前記裏面と反対側の面である表面側からエッチィングした表面貫通トレンチである、請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記第1画素は、周囲を貫通トレンチで囲まれ、隣接画素と絶縁される、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第3画素は、
    第3光電変換素子と、
    第3畜電部と、
    を有し、
    前記第1画素は、前記第3光電変換素子の光電変換により前記第3畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第1増幅素子を更に有する、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1画素は、
    前記第1畜電部と、前記第1増幅素子とを絶縁する第1素子分離領域部を更に有し、
    前記第1素子分離領域部は、前記第1画素と前記第2画素間に配置される貫通トレンチよりも幅が広い、請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記第1素子分離領域部は、酸化膜埋め込み構造である、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記第1素子分離領域部は、イオン注入によるインプラ分離構造である、請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記複数の画素は、素子分離領域部として、酸化膜埋め込み構造、及びインプラ分離構造を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記第1配線と前記第1畜電部との接続部は、コンタクト構造を有する、請求項2に記載の撮像装置。
  12. 前記コンタクト構造は金属構造である、請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記コンタクト構造はポリシリコン構造である、請求項11に記載の撮像装置。
  14. 前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第1画素と隣接する第4画素は、
    第4光電変換素子と、
    第4畜電部と、を有し、
    前記第4畜電部は、前記第1畜電部と接続される、請求項1に記載の撮像装置。
  15. 前記複数の画素内の前記第1画素及び前記第2画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
    前記第1光電変換素子の光電変換により前記第1畜電部に蓄電された電荷に基づく画像信号を増幅する第5増幅素子を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  16. 前記第2増幅素子と前記第5増幅素子は、並列接続される、請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記複数の画素内の前記第1画素、前記第2画素、及び前記第4画素と異なり、且つ前記第2画素と隣接する第5画素は、
    前記第4畜電部及び前記第1畜電部と一端が接続されるリセット素子を有する、請求項14に記載の撮像装置。
  18. 前記第1画素は、
    前記第1光電変換素子による蓄積電荷を蓄電する第2蓄電部と、
    一端が前記第1蓄電部に接続され、他端が前記第2蓄電部と、接続される素子と、
    前記素子と一端が接続されるリセット素子と、を更に有する、請求項1に記載の撮像装置。
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