JP2023061489A - 部品実装機および部品収納テープの位置認識方法 - Google Patents

部品実装機および部品収納テープの位置認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行可能とする。【解決手段】演算処理部110は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類を判別する(ステップS101)。そして、複数の認識条件Cのうち、演算処理部110(テープ種類判別部)が判別した部品収納テープ6の種類に対応する認識条件Cを用いて、認識処理が実行される(ステップS109、S111、S114、S116)。したがって、部品収納テープ6の種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープ6の位置の認識を実行することが可能となっている。【選択図】図6

Description

この発明は、基板に実装される部品を収納するポケットを有する部品収納テープをテープフィーダにより搬送することで部品を供給する技術に関し、特に部品収納テープの位置を認識する技術に関する。
一列に配列された複数のポケットに部品を収納する部品収納テープを用いて供給した部品を実装ヘッドによって吸着して基板に実装する部品実装機が知られている。かかる部品実装機では、所定の部品供給位置に部品を順番に供給するために、部品収納テープを間欠的に搬送するテープフィーダが用いられる。この際、テープフィーダによって搬送された部品収納テープの位置が認識され、実装ヘッドが部品を吸着する位置はこの認識位置に基づき調整される。特に特許文献1~3では、部品収納テープをカメラによって撮像した画像に基づき部品収納テープの位置が認識される。
特開2017-126609号公報 特開2011-44591号公報 特開2011-171419号公報
上記のようにして部品収納テープの位置を正確に認識するには、部品収納テープに適した認識条件を用いる必要がある。しかしながら、部品実装機で使用される部品収納テープの種類は一つに限られない。そのため、部品収納テープの種類に対して不適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識が実行されたために、部品収納テープの位置を正確に認識できない場合があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行可能とすることを目的とする。
本発明に係る部品実装機は、部品を収納するポケットを有する部品収納テープを搬送することで所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダと、テープフィーダに装着された部品収納テープを撮像する撮像部と、互いに異なる種類の部品収納テープに対応する複数の認識条件を記憶する記憶部と、テープフィーダに装着された部品収納テープの種類を判別するテープ種類判別部と、撮像部に部品収納テープを撮像させて画像を取得して画像から部品収納テープの位置に関する情報を取得する認識処理を実行する認識制御部とを備え、認識制御部は、複数の認識条件のうち、テープ種類判別部が判別した部品収納テープの種類に対応する認識条件を用いて認識処理を実行する。
本発明に係る部品収納テープの位置認識方法は、部品を収納するポケットを有する部品収納テープを搬送することで所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダに装着された部品収納テープの種類を判別する工程と、部品収納テープを撮像して画像を取得して画像から部品収納テープの位置に関する情報を取得する認識処理を実行する工程とを備え、互いに異なる種類の部品収納テープに対応する複数の認識条件のうち、判別された部品収納テープの種類に対応する認識条件を用いて認識処理を実行する。
このように構成された本発明(部品実装機、部品収納テープの位置認識方法)では、テープフィーダに装着された部品収納テープの種類が判別される。そして、複数の認識条件のうち、テープ種類判別部が判別した部品収納テープの種類に対応する認識条件を用いて、認識処理が実行される。したがって、部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行することが可能となっている。
また、テープ種類判別部は、テープフィーダによって部品供給位置に供給される部品に関する情報を示す基板データに基づき、テープフィーダに装着された部品収納テープの種類を判別するように、部品実装機を構成してもよい。かかる構成では、部品収納テープの種類を基板データに基づき的確に判別することができる。その結果、部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行することができる。
また、認識制御部は、複数の認識条件のうちで認識条件を変更しつつ認識処理を複数回実行し、テープ種類判別部は、認識処理の結果と、認識処理で用いた認識条件との関係から、テープフィーダに装着された部品収納テープの種類を判別するように、部品実装機を構成してもよい。このような構成では、認識条件を変更しつつ認識処理を実行した結果に基づき部品収納テープの種類を的確に判別することができる。その結果、部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行することができる。
また、記憶部は、同一の種類の部品収納テープに対応する認識条件として、互いに異なる第1優先認識条件および第2優先認識条件を記憶し、認識制御部は、テープ種類判別部が判別した部品収納テープの種類に対応する第1優先認識条件で認識処理を実行し、当該第1優先認識条件での認識処理に失敗すると、テープ種類判別部が判別した部品収納テープの種類に対応する第2優先認識条件で認識処理を実行するように、部品実装機を構成してもよい。かかる構成では、同一の種類の部品収納テープに対して互いに異なる複数の認識条件(第1優先認識条件および第2優先認識条件)が設けられている。そして、第1優先認識条件で認識処理に失敗した場合には、第2優先認識条件で認識処理が実行される。したがって、例えば外乱の影響などによって第1優先認識条件での認識処理の実行が失敗した場合であっても、直ちに認識処理の失敗に終わるのではなく、第2優先認識条件を用いることで認識処理に成功することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、部品収納テープの種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープの位置の認識を実行することが可能となっている。
本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図。 図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図。 テープフィーダの構成を模式的に示す側面図。 部品収納テープの構成を模式的に示す平面図。 部品収納テープの構成を模式的に示す断面図。 記憶部に保存される各認識条件を表形式で示す図。 部品実装機で実行されるテープ位置認識の一例を示すフローチャート。 テープ種類判別の変形例を示すフローチャート。
図1は本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図であり、図2は図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図である。図1および以下の図では、水平方向であるX方向、X方向に直交する水平方向であるY方向および鉛直方向であるZ方向を適宜示す。
図2に示すように、部品実装機1は、装置全体を統括的に制御する主制御部100を備え、主制御部100は、演算処理部110、駆動制御部120、記憶部130、撮像制御部140およびフィーダ通信部150を有する。演算処理部110は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等で構成されたプロセッサであり、記憶部130に記憶されたプログラムやデータに基づき、駆動制御部120、撮像制御部140およびフィーダ通信部150を制御することで、後述する各動作を制御する。また、部品実装機1には、例えばタッチパネルディスプレイで構成されたユーザーインターフェース160が設けられ、演算処理部110は、ユーザーインターフェース160の入力に応じて制御を実行したり、ユーザーインターフェース160のディスプレイに情報を表示したりする。
図1に示すように、部品実装機1は、基台11の上に設けられた一対のコンベア12、12を備える。各コンベア12は、X方向に平行に配置されたベルトコンベアで構成される。そして、部品実装機1は、駆動制御部120によってコンベア12を制御することで、基板Bの搬送を実行する。つまり、部品実装機1は、コンベア12によりX方向(基板搬送方向)の上流側から作業位置(図1の基板Bの位置)に搬入した基板Bに対して部品E(図4A、図4B)を実装し、部品実装を完了した基板Bをコンベア12により作業位置からX方向の下流側へ搬出する。
一対のコンベア12、12のY方向の両側それぞれでは2つの部品供給部25がX方向に並んでおり、各部品供給部25では、複数のテープフィーダ5がX方向に並ぶ。各テープフィーダ5に対しては、集積回路、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の部品Eを所定ピッチで収納した部品収納テープ6(図4A、図4B)が巻き付けられた部品供給リールが配置されており、各テープフィーダ5は部品供給リールから引き出された部品収納テープ6を間欠的に送り出すことで、その先端部の部品供給位置Lsに部品Eを供給する。なお、演算処理部110は、フィーダ通信部150を介してテープフィーダ5のフィーダ制御部50に指令を出すことで、テープフィーダ5の動作を制御する。
X方向に並ぶ2個の部品供給部25の間には、部品認識カメラ7が上方を向いて基台11に取り付けられている。この部品認識カメラ7は、基板Bに実装される前の部品Eを下方から撮像することで取得した部品画像を、撮像制御部140に送信する。撮像制御部140は、部品認識カメラ7から受信した部品画像に基づき、部品Eの位置を認識する。
また、部品実装機1では、Y方向に延びる一対のY軸レール21、21と、Y方向に延びるY軸ボールネジ22と、Y軸ボールネジ22を回転駆動するY軸モーターMyとが設けられ、X軸レール23が一対のY軸レール21、21にY方向に移動可能に支持された状態でY軸ボールネジ22のナットに固定されている。X軸レール23には、X方向に延びるX軸ボールネジ24と、X軸ボールネジ24を回転駆動するX軸モーターMxとが取り付けられており、ヘッドユニット3がX軸レール23にX方向に移動可能に支持された状態でX軸ボールネジ24のナットに固定されている。したがって、駆動制御部120は、Y軸モーターMyによりY軸ボールネジ22を回転させてヘッドユニット3をY方向に移動させ、あるいはX軸モーターMxによりX軸ボールネジ24を回転させてヘッドユニット3をX方向に移動させることができる。
ヘッドユニット3は、X方向に並ぶ複数(6本)の実装ヘッド31を有する。さらに、ヘッドユニット3には、実装ヘッド31を昇降させるZ軸モーターMzを各実装ヘッド31に対して有する。各実装ヘッド31はZ方向(鉛直方向)に延びた長尺形状を有し、部品Eを吸着するためのノズルをその下端に着脱可能に有する。そして、実装ヘッド31によって部品実装が次のように実行される。
つまり、駆動制御部120は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyによって、実装ヘッド31のノズルを部品供給位置Lsに上方から対向させる。次に、駆動制御部120は、Z軸モーターMzによって実装ヘッド31を下降させて、テープフィーダ5によって部品供給位置Lsに供給された部品Eにノズルを接触させる。そして、実装ヘッド31がノズルに供給する負圧によって部品Eをノズルに吸着すると、駆動制御部120は実装ヘッド31を上昇させる。こうして実装ヘッド31が部品供給位置Lsからの部品Eのピックアップを完了すると、駆動制御部120は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyによって実装ヘッド31を基板Bの上方に移動させる。そして、駆動制御部120は、Z軸モーターMzによって実装ヘッド31を下降させて実装ヘッド31のノズルに吸着される部品Eを基板Bの上面に接触させる。続いて、部品Eの吸着が解除されて、部品Eが基板Bに実装される。
なお、記憶部130には、所定の部品Eを基板Bに実装する手順を示す基板データDが保存されている。この基板データDは、基板Bに設けられた実装位置(ランド)、当該実装位置に実装すべき部品Eの種類、各種類の部品Eを供給するテープフィーダ5および各実装位置に部品Eを実装する順序等を示す。これに対して、演算処理部110が基板データDに基づき駆動制御部120に制御を実行させることで、基板データDに示される手順で上述の部品実装が実行される。
また、ヘッドユニット3には、基板認識カメラ8が下方を向いて取り付けられており、基板認識カメラ8は、ヘッドユニット3に伴ってX方向およびY方向へ移動する。この基板認識カメラ8は、基板Bに付されたフィデューシャルマークの撮像に用いられ、撮像制御部140は、基板認識カメラ8によって撮像されたフィデューシャルマークの画像に基づき、基板Bの位置を認識する。そして、駆動制御部120が基板Bの位置に基づき実装ヘッド31の位置を制御することで、基板Bの実装位置に的確に部品Eを実装することができる。また、後述するように、基板認識カメラ8は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の撮像にも用いられる。
図3はテープフィーダの構成を模式的に示す側面図である。同図では、テープフィーダ5が部品収納テープ6を送り出すフィード方向Df(Y方向に平行)を示すとともに、フィード方向Dfの矢印側をフィード方向Dfの「前」と、フィード方向Dfの矢印の反対側をフィード方向Dfの「後ろ」と取り扱う。
テープフィーダ5は、機械的構成であるフィーダ本体51と、部品収納テープ6を駆動するフィーダモーターMf、Mbと、フィーダ通信部150から受信した指令に応じてフィーダモーターMf、Mbを制御するフィーダ制御部50とを有する。フィーダ本体51は、X方向に薄くてフィード方向Dfに長尺な偏平形状のケース52を有する。ケース52は上述のフィーダ制御部50を内部に収容している。また、ケース52のフィード方向Dfの後端では、Z方向に延設されたテープ挿入口53aが開口し、ケース52のフィード方向Dfの前端部分の上面に部品供給位置Lsが設けられている。そして、フィーダ本体51内ではテープ挿入口53aから部品供給位置Lsへ到るテープ搬送路53bが設けられている。このフィーダ本体51は、テープ挿入口53aからテープ搬送路53bに挿入された部品収納テープ6を、フィーダモーターMf、Mbの駆動力によってフィード方向Dfに送り出すことで、部品供給位置Lsに部品を供給する。
フィーダ本体51は、テープ搬送路53bの下方でテープ挿入口53aに隣接して配置されたスプロケット54と、フィーダモーターMbの駆動力をスプロケット54に伝達するギヤ55とをケース52内に有し、スプロケット54はフィーダモーターMbが発生する駆動力によって回転する。したがって、フィーダモーターMbは、順方向に回転(順回転)することで、スプロケット54に係合する部品収納テープ6をフィード方向Dfへ搬送することができる。
また、フィーダ本体51は、その前端部分に配置されて下方からテープ搬送路53bに隣接する2個のスプロケット57d、57uと、フィーダモーターMfの駆動力をスプロケット57d、57uにそれぞれ伝達する2個のギヤ58d、58uとをケース52内に有する。そして、スプロケット57d、57uはフィーダモーターMfが発生する駆動力によって回転する。したがって、フィーダモーターMfは、順方向に回転(順回転)することで、スプロケット57d、57uに係合する部品収納テープ6をフィード方向Dfへ搬送できる。
かかる構成では、テープ挿入口53aからテープ搬送路53bに挿入された部品収納テープ6がスプロケット54、57u、57dに係合することで、部品収納テープ6がテープフィーダ5に装着される。そして、フィーダ制御部50は、フィーダモーターMf、Mbによるスプロケット54、57u、57dの回転を制御することで、部品収納テープ6をフィード方向Dfに間欠的に搬送する。これによって、部品収納テープ6に収納された複数の部品Eを順番に部品供給位置Lsに供給することができる。
また、テープフィーダ5は、部品供給位置Lsのフィード方向Dfの上流側近傍の開放位置Leで部品収納テープ6を開放するカッタ59を有する。このカッタ59は、開放位置Leで部品収納テープ6に接触し、開放位置Leをフィード方向Dfに通過する部品収納テープ6を切断して開くことで、部品供給位置Lsにおいて部品Eを露出させる。なお、部品Eの露出方法は、この例に限られず、部品収納テープ6のカバーテープを剥離することによって行ってもよい。
図4Aは部品収納テープの構成を模式的に示す平面図であり、図4Bは部品収納テープの構成を模式的に示す断面図である。なお、図4Bでは、部品収納テープ6を撮像する基板認識カメラ8が併記されている。これらの図に示すように、部品収納テープ6は、フィード方向Dfに所定ピッチで配列された複数のポケット61を有し、各ポケット61に部品Eが収納される。また、部品収納テープ6は、フィード方向Dfに配列された複数の係合孔62を有し、テープフィーダ5の各スプロケット54、57d、57uは、この係合孔62に係合しつつ回転することで、部品収納テープ6をフィード方向Dfへ搬送する。図4Bに示すように、基板認識カメラ8は、部品収納テープ6に光を照射する照明ユニット81と、上方から部品収納テープ6に対向しつつ部品収納テープ6を撮像する撮像ユニット83とを有する。照明ユニット81は、Z方向に平行な撮像ユニット83の光軸を中心とする円環状に配列された複数の点光源を有し、各光源から下方に光を照射する。点光源としては、例えばLED(Light Emitting Diode)を使用できる。撮像ユニット83は、レンズ831と固体撮像素子832とを有する。レンズ831は、Z方向に平行な光軸を有して部品収納テープ6に上方から対向して、部品収納テープ6で反射された光を固体撮像素子832に結像する。そして、固体撮像素子832は、レンズ831により結像された光を撮像することで、部品収納テープ6を示すテープ画像Itを取得する。
こうして基板認識カメラ8が固体撮像素子832によって撮像したテープ画像Itは、撮像制御部140に送信され、撮像制御部140は、テープ画像Itに基づきフィード方向Dfにおける部品収納テープ6の位置を認識する。具体的には、撮像制御部140は、係合孔62の形状を示すテンプレートを用いたテンプレートマッチングによって、テープ画像Itから係合孔62のエッジを検出して、当該エッジの位置から部品収納テープ6の位置を認識する。これによって、部品供給位置Lsに供給された部品Eを吸着する際の実装ヘッド31の位置を、部品収納テープ6の位置に基づき調整して、実装ヘッド31によって部品Eを確実に吸着することができる。
なお、テンプレートマッチングでは、テープ画像Itを二値化したエッジ画像のうちテンプレートとの類似度が所定の閾値以上の部分が係合孔62のエッジとして検出される。また、類似度の算出は、画像の類似度を求める公知の技術を適宜使用することで実行できる。
このように、撮像制御部140は、基板認識カメラ8に部品収納テープ6を撮像させてテープ画像Itを取得してテープ画像Itから部品収納テープ6の位置に関する情報(係合孔62の位置)を取得する認識処理を実行する。この際、撮像制御部140は、記憶部130に保存された認識条件Cに基づき認識処理を実行する。この認識条件Cは、照明ユニット81から部品収納テープ6に照射する照明の明るさと、テンプレートマッチングにより係合孔62のエッジをテープ画像Itから検出するための閾値との組み合わせを示す。つまり、撮像制御部140は、認識条件Cが示す明るさの照明を照明ユニット81から部品収納テープ6に照射しつつ撮像したテープ画像Itから、認識条件Cが示す閾値によって係合孔62のエッジを検出する。
ところで、部品実装機1では、互いに異なる複数の種類の部品収納テープ6が使用される。ここでは、「紙テープ」と称される部品収納テープ6と、「エンボステープ」と称される部品収納テープ6とが用いられる場合について説明する。紙テープは、紙製であって白色を有し、エンボステープは樹脂製であって黒色を有する。このように、紙テープとエンボステープとは、素材および色において互いに異なる。このような部品収納テープ6の種類の違いに対応しつつ認識処理を的確に実行するために、部品収納テープ6の種類に応じた認識条件Cが記憶部130に用意されている。さらに、同一種類の部品収納テープ6に対しても認識条件Cを変更しつつ認識処理を実行できるように、認識条件Cが記憶部130に用意されている。
図5は記憶部130に保存される各認識条件を表形式で示す図である。同図に示すように、紙テープ6pに対しては、紙用高精度認識条件Cphと紙用ロバスト認識条件Cprとが設けられ、エンボステープ6eに対しては、エンボス用高精度認識条件Cehとエンボス用ロバスト認識条件Cerとが設けられている。
紙用高精度認識条件Cphは、例えば次のようにして作成される。撮像制御部140は、テープフィーダ5に装着された紙テープ6pに対する認識処理を、認識条件C(照明の明るさと閾値との組み合わせ)を変更しつつ実行することで、係合孔62の位置を検出する。これによって、異なる認識条件Cで検出された係合孔62の位置をそれぞれ示す複数の検出位置が取得される。そして、これらの検出位置のうち、実際の係合孔62の位置に最も近い検出位置の取得に用いられた認識条件Cが、紙用高精度認識条件Cphとして設定される。
また、紙用ロバスト認識条件Cprは、紙用高精度認識条件Cphが示す照明の明るさおよび閾値の少なくとも一方を変更することで作成される。照明の明るさを変更する場合には、紙用ロバスト認識条件Cprが示す照明の明るさは、紙用高精度認識条件Cphが示す照明の明るさよりも明るく設定される。また、閾値を変更する場合には、紙用ロバスト認識条件Cprが示す閾値は、紙用高精度認識条件Cphが示す閾値よりも低く設定される。
紙用高精度認識条件Cphによれば、紙テープ6pの係合孔62の位置を高精度に検出できる一方、外乱の影響によって係合孔62の位置の検出に失敗する可能性が高い。これに対して、紙用ロバスト認識条件Cprによれば、外乱の影響によらず紙テープ6pの係合孔62の位置の検出に成功する可能性が高い一方、係合孔62の位置の検出精度は低くなるおそれがある。ここで、係合孔62の位置の検出に失敗するとは、テープ画像Itのうちから係合孔62のエッジを検出できなかったことを示す。
また、エンボス用高精度認識条件Cehは、テープフィーダ5に装着されたエンボステープ6eに対して、上記の紙テープ6pと同様の動作を実行することで作成できる。さらに、エンボス用ロバスト認識条件Cerは、エンボス用高精度認識条件Cehが示す照明の明るさおよび閾値の少なくとも一方を上記と同様に変更することで作成できる。エンボス用高精度認識条件Cehによれば、エンボステープ6eの係合孔62の位置を高精度に検出できる一方、外乱の影響によって係合孔62の位置の検出に失敗する可能性が高い。これに対して、エンボス用ロバスト認識条件Cerによれば、外乱の影響に依らずエンボステープ6eの係合孔62の位置の検出に成功する可能性が高い一方、係合孔62の位置の検出精度は低くなるおそれがある。
部品実装機1では、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6に対する認識処理を、これら認識条件Cを用いて実行することで、当該部品収納テープ6の位置を認識する(図6)。図6は部品実装機で実行されるテープ位置認識の一例を示すフローチャートである。このテープ位置認識は、演算処理部110の制御に基づき実行される。なお、図6のテープ位置認識は、部品実装機1の各テープフィーダ5に対して共通して実行可能である。ただし、ここでは、対象の一のテープフィーダ5(すなわち、実装ヘッド31が部品吸着のために上方から対向するテープフィーダ5)に対してテープ位置認識を実行する場合を例示して説明する。
ステップS101では、対象のテープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が判別される。ここの例では、基板データDを参照することで、部品収納テープ6の種類が判別される。つまり、基板データDに対しては、各テープフィーダ5に装着される部品収納テープ6の種類(紙/エンボス)を設定することができる。基板データDに対する部品収納テープ6の種類の設定は、例えば作業者によるユーザーインターフェース160への入力操作に基づき、演算処理部110により実行することができる。
テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が基板データDに設定されていない場合(ステップS102で「NO」の場合)には、ステップS103~S107が実行される。ステップS103では、紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が実行され、ステップS104では、当該認識処理の成否が確認される。紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が成功した場合(ステップS104で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS103で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。
紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS104で「NO」の場合)には、エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が実行され(ステップS105)、当該認識処理の成否が確認される(ステップS106)。エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が成功した場合(ステップS106で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS105で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。なお、ステップS103~S106の実行順序はここの例に限られず、ステップS105、S106を実行した後にステップS103、S104を実行してもよい。
一方、エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS106で「NO」の場合)には、ステップS107でエラー報知を行ってから、図6のテープ位置認識が終了する。このエラー報知では、部品収納テープ6の位置の認識に失敗した旨がユーザーインターフェース160のディスプレイに表示される。
テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が基板データDに設定されており(ステップS102で「YES」)、当該種類が紙である場合(ステップS108で「紙」の場合)には、ステップS109~S113が実行される。ステップS109では、紙用高精度認識条件Cphを用いた認識処理が実行され、ステップS110では、当該認識処理の成否が確認される。紙用高精度認識条件Cphを用いた認識処理が成功した場合(ステップS110で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS109で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。
紙用高精度認識条件Cphを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS110で「NO」の場合)には、紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が実行され(ステップS111)、当該認識処理の成否が確認される(ステップS112)。紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が成功した場合(ステップS112で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS111で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。一方、紙用ロバスト認識条件Cprを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS112で「NO」の場合)には、上記と同様にしてエラー報知を行ってから(ステップS113)、図6のテープ位置認識が終了する。
テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が基板データDに設定されており(ステップS102で「YES」)、当該種類がエンボスである場合(ステップS108で「エンボス」の場合)には、ステップS114~S118が実行される。ステップS114では、エンボス用高精度認識条件Cehを用いた認識処理が実行され、ステップS115では、当該認識処理の成否が確認される。エンボス用高精度認識条件Cehを用いた認識処理が成功した場合(ステップS115で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS114で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。
エンボス用高精度認識条件Cehを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS115で「NO」の場合)には、エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が実行され(ステップS116)、当該認識処理の成否が確認される(ステップS117)。エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が成功した場合(ステップS117で「YES」の場合)には、図6のテープ位置認識が終了する。そして、実装ヘッド31によって部品Eを吸着する位置が、ステップS116で認識された係合孔62の位置に基づき制御される。一方、エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いた認識処理が失敗した場合(ステップS117で「NO」の場合)には、上記と同様にしてエラー報知を行ってから(ステップS118)、図6のテープ位置認識が終了する。
以上に説明する実施形態では、演算処理部110は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類を判別する(ステップS101)。そして、複数の認識条件Cのうち、演算処理部110(テープ種類判別部)が判別した部品収納テープ6の種類に対応する認識条件Cを用いて、認識処理が実行される(ステップS109、S111、S114、S116)。したがって、部品収納テープ6の種類に応じた適切な認識条件で部品収納テープ6の位置の認識を実行することが可能となっている。
また、演算処理部110は、テープフィーダ5によって部品供給位置Lsに供給される部品Eに関する情報を示す基板データDに基づき、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類を判別する(ステップS101)。具体的には、テープフィーダ5により部品Eを供給するためにテープフィーダ5に装着される部品収納テープ6の種類が基板データDに設定され、演算処理部110は、基板データDに設定された部品収納テープ6の種類を確認する。かかる構成では、部品収納テープ6の種類を基板データDに基づき的確に判別することができる。その結果、部品収納テープ6の種類に応じた適切な認識条件Cで部品収納テープ6の位置の認識を実行することができる。
また、記憶部130は、紙テープ6pに対応する認識条件C(同一の種類の部品収納テープに対応する認識条件)として、互いに異なる紙用高精度認識条件Cph(第1優先認識条件)および紙用ロバスト認識条件Cpr(第2優先認識条件)を記憶する。また、撮像制御部140(認識制御部)は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が紙テープ6pであると演算処理部110により判別されると、紙用高精度認識条件Cphで認識処理を実行し(ステップS109)、当該紙用高精度認識条件Cphでの認識処理に失敗すると、紙用ロバスト認識条件Cprで認識処理を実行する(ステップS111)。つまり、紙テープ6p(同一の種類の部品収納テープ)に対して互いに異なる紙用高精度認識条件Cphおよび紙用ロバスト認識条件Cprが設けられており、紙用高精度認識条件Cphで認識処理に失敗した場合には、紙用ロバスト認識条件Cprで認識処理が実行される。したがって、例えば外乱の影響などによって紙用高精度認識条件Cphでの認識処理の実行が失敗した場合であっても、直ちに認識処理の失敗に終わるのではなく、紙用ロバスト認識条件Cprを用いることで認識処理に成功することが可能となる。
また、記憶部130は、エンボステープ6eに対応する認識条件C(同一の種類の部品収納テープに対応する認識条件)として、互いに異なるエンボス用高精度認識条件Ceh(第1優先認識条件)およびエンボス用ロバスト認識条件Cer(第2優先認識条件)を記憶する。また、撮像制御部140(認識制御部)は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類がエンボステープ6eであると演算処理部110により判別されると、エンボス用高精度認識条件Cehで認識処理を実行し(ステップS114)、当該エンボス用高精度認識条件Cehでの認識処理に失敗すると、エンボス用ロバスト認識条件Cerで認識処理を実行する(ステップS116)。つまり、エンボステープ6e(同一の種類の部品収納テープ)に対して互いに異なるエンボス用高精度認識条件Cehおよびエンボス用ロバスト認識条件Cerが設けられており、エンボス用高精度認識条件Cehで認識処理に失敗した場合には、エンボス用ロバスト認識条件Cerで認識処理が実行される。したがって、例えば外乱の影響などによってエンボス用高精度認識条件Cehでの認識処理の実行が失敗した場合であっても、直ちに認識処理の失敗に終わるのではなく、エンボス用ロバスト認識条件Cerを用いることで認識処理に成功することが可能となる。
以上に説明したように本実施形態では、部品実装機1が本発明の「部品実装機」の一例に相当し、演算処理部110が本発明の「テープ種類判別部」の一例に相当し、記憶部130が本発明の「記憶部」の一例に相当し、撮像制御部140が本発明の「認識制御部」の一例に相当し、部品収納テープ6が本発明の「部品収納テープ」の一例に相当し、ポケット61が本発明の「ポケット」の一例に相当し、テープフィーダ5が本発明の「テープフィーダ」の一例に相当し、基板認識カメラ8が本発明の「撮像部」の一例に相当し、認識条件Cが本発明の「認識条件」の一例に相当し、紙用高精度認識条件Cphが本発明の「第1優先認識条件」の一例に相当し、紙用ロバスト認識条件Cprが本発明の「第2優先認識条件」の一例に相当し、エンボス用高精度認識条件Cehが本発明の「第1優先認識条件」の一例に相当し、エンボス用ロバスト認識条件Cerが本発明の「第2優先認識条件」の一例に相当し、基板データDが本発明の「基板データ」の一例に相当し、部品Eが本発明の「部品」の一例に相当し、テープ画像Itが本発明の「画像」の一例に相当し、
部品供給位置Lsが本発明の「部品供給位置」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、図6のステップS101のテープ種類判別でテープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類を判別する具体的方法は、上記の例に限られず、適宜変更が可能である。そこで、図7に示す方法で、テープ種類判別を実行してもよい。
図7はテープ種類判別の変形例を示すフローチャートである。このテープ種類判別は、演算処理部110の制御に基づき実行される。ステップS201では、紙用高精度認識条件Cphを用いた認識処理が実行され、ステップS202では、ステップS201での認識処理の成否結果が記憶部130に保存される。また、ステップS203では、エンボス用高精度認識条件Cehを用いた認識処理が実行され、ステップS204では、ステップS203での認識処理の成否結果が記憶部130に保存される。なお、ステップS201~S204の実行順序はここの例に限られず、ステップS203、S204を実行した後に、ステップS201、S202を実行してもよい。
そして、ステップS201~S204が所定回数(2以上の回数で、例えば10回)実行されるまで(ステップS205で「YES」)、ステップS201~S204が繰り返される。こうして、紙用高精度認識条件Cphでの認識処理を所定回数実行した場合の成否結果と、エンボス用高精度認識条件Cehでの認識処理を所定回数実行した場合の成否結果とが得られる。
ステップS206では、これらの成否結果に基づきテープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類が決定される。例えば、紙用高精度認識条件Cphでの認識処理が成功した回数(紙用成功回数)と、エンボス用高精度認識条件Cehでの認識処理が成功した回数(エンボス用成功回数)とが比較される。そして、紙用成功回数がエンボス用成功回数より多い場合は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類は紙テープ6pであると決定され、エンボス用成功回数が紙用成功回数より多い場合は、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6はエンボステープ6eであると決定される。
そして、部品収納テープ6が紙テープ6pであると判別されると、図6のテープ位置認識において、ステップS109~S113が実行される。一方、部品収納テープ6がエンボステープ6eであると判別されると、図6のテープ位置認識において、ステップS114~S118が実行される。
この変形例では、撮像制御部140(認識制御部)は、紙用高精度認識条件Cphおよびエンボス用高精度認識条件Ceh(複数の認識条件)のうちで認識条件Cを変更しつつ認識処理を複数回実行する(ステップS201~S205)。そして、演算処理部110は、認識処理の結果と、認識処理で用いた認識条件Cとの関係から、テープフィーダ5に装着された部品収納テープ6の種類を判別する(ステップS206)。かかる構成では、認識条件Cを変更しつつ認識処理を実行した結果に基づき部品収納テープ6の種類を的確に判別することができる。その結果、部品収納テープ6の種類に応じた適切な認識条件Cで部品収納テープ6の位置の認識を実行することができる。
また、認識条件Cの具体的な構成を変更してもよい。具体的には、照明ユニット81が照射する照明の明るさと、パターンマッチングで用いる閾値とのうち、一方のみを含んで他方を含まないように認識条件Cを構成してもよい。
また、図5に示す全ての認識条件Cを用意する必要はない。したがって、これらのうち紙用高精度認識条件Cphとエンボス用高精度認識条件Cehのみを記憶部130に保存してもよい。この場合、図6のテープ位置認識は、次のように変更できる。
ステップS102で部品収納テープ6の種類の設定が確認できない場合(「NO」の場合)には、ステップS107が実行される(すなわち、ステップS103~S106は削除)。また、ステップS111、S112は削除されて、ステップS110で「NO」の場合にはステップS113が実行される。さらに、ステップS116、S117は削除されて、ステップS115で「NO」の場合には、ステップS118が実行される。
また、部品収納テープ6の位置を認識するために検出する対象は、部品収納テープ6の係合孔62に限られず、ポケット61でもよい。
また、部品収納テープ6の種類のバリエーションは、紙およびエンボスに限られず、他の種類を含みうる。
1…部品実装機
110…演算処理部(テープ種類判別部)
130…記憶部
140…撮像制御部(認識制御部)
6…部品収納テープ
61…ポケット
5…テープフィーダ
8…基板認識カメラ(撮像部)
C…認識条件
Cph…紙用高精度認識条件(第1優先認識条件)
Cpr…紙用ロバスト認識条件(第2優先認識条件)
Ceh…エンボス用高精度認識条件(第1優先認識条件)
Cer…エンボス用ロバスト認識条件(第2優先認識条件)
D…基板データ
E…部品
It…テープ画像(画像)
Ls…部品供給位置

Claims (5)

  1. 部品を収納するポケットを有する部品収納テープを搬送することで所定の部品供給位置に前記部品を供給するテープフィーダと、
    前記テープフィーダに装着された前記部品収納テープを撮像する撮像部と、
    互いに異なる種類の前記部品収納テープに対応する複数の認識条件を記憶する記憶部と、
    前記テープフィーダに装着された前記部品収納テープの種類を判別するテープ種類判別部と、
    前記撮像部に前記部品収納テープを撮像させて画像を取得して前記画像から前記部品収納テープの位置に関する情報を取得する認識処理を実行する認識制御部と
    を備え、
    前記認識制御部は、前記複数の認識条件のうち、前記テープ種類判別部が判別した前記部品収納テープの種類に対応する前記認識条件を用いて前記認識処理を実行する部品実装機。
  2. 前記テープ種類判別部は、前記テープフィーダによって前記部品供給位置に供給される前記部品に関する情報を示す基板データに基づき、前記テープフィーダに装着された前記部品収納テープの種類を判別する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記認識制御部は、前記複数の認識条件のうちで前記認識条件を変更しつつ前記認識処理を複数回実行し、
    前記テープ種類判別部は、前記認識処理の結果と、前記認識処理で用いた前記認識条件との関係から、前記テープフィーダに装着された前記部品収納テープの種類を判別する請求項1に記載の部品実装機。
  4. 前記記憶部は、同一の種類の前記部品収納テープに対応する前記認識条件として、互いに異なる第1優先認識条件および第2優先認識条件を記憶し、
    前記認識制御部は、前記テープ種類判別部が判別した前記部品収納テープの種類に対応する前記第1優先認識条件で前記認識処理を実行し、当該第1優先認識条件での前記認識処理に失敗すると、前記テープ種類判別部が判別した前記部品収納テープの種類に対応する前記第2優先認識条件で前記認識処理を実行する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の部品実装機。
  5. 部品を収納するポケットを有する部品収納テープを搬送することで所定の部品供給位置に前記部品を供給するテープフィーダに装着された前記部品収納テープの種類を判別する工程と、
    前記部品収納テープを撮像して画像を取得して前記画像から前記部品収納テープの位置に関する情報を取得する認識処理を実行する工程と
    を備え、
    互いに異なる種類の前記部品収納テープに対応する複数の認識条件のうち、判別された前記部品収納テープの種類に対応する前記認識条件を用いて前記認識処理を実行する部品収納テープの位置認識方法。
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