JP2023057314A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023057314000001
【課題】容器本体(30)を撓みにくくする。
【解決手段】長方形状の容器本体(30)と蓋体(10)とを備える包装用容器(1)であって、容器本体(30)は、本体フランジ部(31)と、収容載置面(32)と、本体フランジ部(31)と収容載置面(32)との間の溝部(33)と、収容載置面(32)を囲む載置周壁(34)とを備え、溝部(33)には、四隅領域および各辺の中央領域に浅溝(36)が形成され、長辺の浅溝(36)中央部には、異なる2面から成る補強面(37)が形成される一方、短辺の浅溝(36)には補強面(37)が形成されず、本体フランジ部(31)の頂面は、載置周壁(34)の頂面よりも高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、食料品等を収容できる包装用容器に関する。
食料品等の包装用容器では、被収容物を載置する収容載置面に、被収容物の載置位置の指標とする、または、被収容物の移動を防止する等の目的で、上向きに突出した突起が設けられる場合がある。例えば、特許文献1には、内容物を載置する底面部に、内容物のスライド移動を防止する上向き突出部が設けられた包装容器が開示されている。
特開2012-176774号公報
被収容物の載置面に設けられた突起は、被収容物である食料品等に接触し得る。そのため、該突起に汚れが付着することは好ましくない。例えば、容器本体が浅い容器である場合、被収容物の収容時に該容器本体を裏返して置くと、該突起がまな板等の表面に接触し、汚れが付着してしまう可能性がある。
通常は、容器本体の外周部に設けられるフランジ部等が、被収容物の載置面に設けられた突起よりも高い位置となるよう設計されるため、該突起はまな板等の表面に接触しにくい。しかしながら、容器本体が裏返った状態で上方から外力がかかる等により撓むと、該突起がまな板等の表面に接触して、該突起に汚れが付着してしまう場合がある。
本発明の一態様は、撓みにくい容器本体を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る包装用容器は、
被収容物を収容する平面視長方形状の容器本体と、該容器本体と嵌合する蓋体とを備える包装用容器であって、
前記容器本体は、
前記蓋体と嵌合する本体フランジ部と、
前記被収容物を載置する収容載置面と、
前記本体フランジ部と前記収容載置面との間に形成される、平面視長方形状の外形を成す溝部と、
前記収容載置面を囲むように上方に向けて形成される載置周壁と、を備え、
前記溝部には、四隅領域および各辺の中央領域にそれぞれ、他の部分よりも浅い浅溝が形成され、
前記溝部の2つの長辺の前記中央領域に設けられた前記浅溝の中央部にはそれぞれ、前記本体フランジ部に向けて、少なくとも異なる2面から成る補強面が形成される一方、前記溝部の2つの短辺の前記中央領域に設けられた前記浅溝には前記補強面が形成されず、
前記本体フランジ部の頂面の高さは、前記載置周壁の頂面の高さよりも高く形成されている。
前記構成によれば、容器本体の溝部には、四隅領域および各辺の中央領域に浅溝が形成されている。浅溝が形成される領域は、容器本体の中でも撓みが生じやすい部分である。このような部分に浅溝を形成することで、容器本体の撓みまたは割れ等の発生を効果的に防止できる。
また、本体フランジ部の頂面の高さは、載置周壁の頂面の高さよりも高い。そのため、容器本体を、まな板等の上に下向きに置いた場合でも、載置周壁がまな板等に接触しない。したがって、収容載置面の周辺にまな板等の汚れが付着することを防止できる。
また、溝部の長辺の中央領域に設けられた浅溝には、補強面が形成されている。補強面によれば、容器本体の剛性をさらに向上できる。これにより、容器本体を下向きに置いた状態で容器本体に外力がかかった場合でも、容器本体が撓みにくい。したがって、収容載置面の周辺に汚れが付着することをより効果的に防止できる。
本発明の一態様として、
前記蓋体は、
透明部材により構成され、
少なくとも一対の対辺間領域を平面で構成した平面視多角形状の天板部と、
該天板部の周囲に連設される一定高さの側壁部と、を備え、
前記天板部と前記側壁部とが、水平方向に直線状の稜線を形成する角張った横出角部により連設されると共に、周方向に隣接する側壁部同士が、高さ方向に直線状の稜線を形成する角張った縦出角部により連設され、
前記蓋体を前記容器本体に嵌合した状態では、前記横出角部が形成する稜線が、平面視において、前記本体フランジ部と前記載置周壁との間に位置してもよい。
前記構成によれば、蓋体は、透明部材により構成されている。また、蓋体は、横出角部および縦出角部がいずれも角張った形状を成す。したがって、包装用容器を斜め上から見た場合でも、被収容物を歪みがない状態で明瞭に視認できる。
また、前記横出角部が形成する稜線は、平面視において、本体フランジ部と載置周壁との間に位置している。そのため、包装用容器を真上から見た場合に、天板部を通して被収容物を載置する収容載置面全体を明瞭に視認できる。
本発明の一態様として、
前記蓋体は、前記本体フランジ部と嵌合する蓋体フランジ部を備え、
前記縦出角部には、三角形状の平面を成すように面取りした面取り部が前記高さ方向に沿って形成され、
前記蓋体フランジ部には、四隅に、表面の少なくとも一部が凹凸状の摘み領域が形成され、
前記摘み領域には、外側角部から前記面取り部に向けて延伸する、凸状の支柱部が形成されていてもよい。
前記構成によれば、蓋体には、凸状の支柱部を備える摘み領域が形成されている。摘み領域は、立体的に構成された支柱部が外側角部から面取り部に向けて延伸していることで、摘み領域の強度が向上する。そのため、蓋体は、容器本体から取り外すときに摘み領域に外力がかかっても、摘み領域に割れまたは歪み等が生じにくい。
本発明の一態様によれば、撓みにくい容器本体を実現できる。
本発明の一実施形態に係る包装用容器の、蓋体および容器本体のそれぞれを示す斜視図である。 図1に示す蓋体の平面図である。 図1に示す蓋体の正面図および側面図である。 図1に示す蓋体の摘み領域を示す拡大図である。 図1に示す容器本体の平面図である。 図1に示す容器本体の正面図および側面図である。 図4に示す容器本体のA-A’線矢視断面図およびB-B’線矢視断面図である。 図4に示す容器本体を裏返した状態のB-B’線矢視断面図である。 図1に示す蓋体を容器本体に嵌合した状態を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図9を参照して説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る包装用容器1は、被収容物を収容する容器本体30と、該容器本体30と嵌合する蓋体10とを備えている。容器本体30が収容する被収容物は、惣菜等の食料品が想定されるが、食料品に限定されるものではない。
(蓋体)
図2および図3に示すように、蓋体10は、天板部11と、側壁部12と、蓋体フランジ部13とを備えている。蓋体10は、平面視長方形状の外形を成す。ここで、「長方形状」とは、蓋体10を全体として見たときに長方形状と見做すことができる形状、つまり略長方形状を意味する。したがって、例えば、蓋体10の周縁の一部に、突出部分が形成されていてもよいし、少なくとも1つの角部が直角状ではなく多角状に形成されていてもよく、曲線状に形成されていてもよい。このことは、包装用容器1を構成する各部位(後述)を、あらゆる方向から見た場合の形状についても当てはまる。
天板部11は、少なくとも一対の対辺間領域を平面により構成した、平面視多角形状の面状の部材である。天板部11の形状は、蓋体10の平面視での外形と略同様であることが好ましく、本実施形態では、天板部11は平面視長方形状である。そのため、「一対の対辺」は、天板部11と側壁部12とを連設する横出角部14のうち、長辺同士の対向する一対の横出角部14が形成する稜線であってもよく、短辺同士の対向する一対の横出角部14が形成する稜線であってもよい。天板部11における「一対の対辺」は、これに限られない。横出角部14については後述する。
天板部11が平面視長方形状である場合、天板部11は1つの平面により構成される。また、天板部11が平面視多角形状である場合、天板部11は1つの平面により構成されていてもよく、複数の平面により構成されていてもよい。天板部11が複数の平面により構成されている場合、少なくとも一対の対辺間領域を構成する平面の面積割合が、天板部11の他の部分の面積割合よりも大きいことが好ましい。このような構成であれば、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態の包装用容器1を上方から見た場合における、被収容物の視認性を良好に確保できる。
側壁部12は、天板部11の周囲に連設される一定高さの部材である。側壁部12は、平面視長方形状の天板部11の外側端部を成す四辺からそれぞれ、蓋体フランジ部13の内側端部に向かって連続的に形成されている。また、4つの側壁部12の高さは一定である。そのため、天板部11が成す平面は、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態で、容器本体30が備える収容載置面32と略平行となる。これにより、包装用容器1を、真上からに加え、正面側、裏面側および両側面側のいずれの上方から見た場合でも同様に、収容載置面32に載置する被収容物の視認性を良好に確保できる。
側壁部12にはそれぞれ、スタック用突起17が形成されていてもよい。スタック用突起17は、側壁部12から蓋体フランジ部13にまたがって、側壁部12の下側端部から外側に向けて略直方体形状に突出して形成されている。スタック用突起17は、少なくとも何れかの対向する側壁部12の両方に形成されていることが好ましく、全ての側壁部12に形成されていることがより好ましい。
スタック用突起17は、少なくとも何れかの対向する側壁部12の間で、側壁部12の下側端部における形成位置がそれぞれ異なっていることが好ましい。本実施形態では図3の符号301に示すように、透明な蓋体10を正面から見ると、正面側および背面側の側壁部12それぞれに形成されたスタック用突起17の、水平方向の位置が重ならない。このように、スタック用突起17は、対向する一方の側壁部12における形成位置と、他方の側壁部12における形成位置とが、水平方向において重ならないことが好ましい。
本明細書において「水平方向」とは、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態の包装用容器1を、水平に静置した状態での方向であり、製造誤差または撓み等により少し傾いた状態も含む、略水平方向を意味するものである。このことは、「垂直方向」等の方向を示すあらゆる表現において同様である。
対向する側壁部12の間でスタック用突起17の形成位置が異なる構成によれば、スタック用突起17の位置が重なり合わない方向となるように蓋体10同士を積み重ねることで、蓋体10同士が完全に嵌まりこむことを防止できる。そのため、蓋体10が積み重なった状態から、蓋体10を1つずつ容易に取り出すことができる。
スタック用突起17は、側壁部12の下側端部において、両端付近に少なくとも1つずつ形成されていることが好ましい。これによれば、蓋体10同士が積み重なった状態において、上側の蓋体10が水平状態で支持されやすいため、複数の蓋体10を安定して積み重ねることが容易である。
天板部11と側壁部12とは、水平方向に直線状の稜線を形成する、角張った横出角部14により連設されている。本明細書において「直線状」とは、製造誤差または撓み等による歪みを含む、略直線状を意味するものである。横出角部14は、天板部11と側壁部12との境界を形成するともいえる。横出角部14は、該境界が曲面ではなく直線状の稜線を形成する、外側に向けて角張った形状となっている。横出角部14が形成する稜線は、天板部11の外形を成していることから、横出角部14を全体的に見れば、天板部11の外形と同一の平面視長方形状を成している。
周方向に隣接する2つの側壁部12同士は、高さ方向に直線状の稜線を形成する角張った縦出角部15により連設されている。縦出角部15は、隣接する2つの側壁部12同士の境界を形成するともいえる。縦出角部15は、該境界が曲面ではなく直線状の稜線を形成する、外側に向けて角張った形状となっている。本実施形態では、天板部11は平面視長方形状であるため、縦出角部15が形成する稜線は、天板部11の四隅の角に対応する四箇所に、高さ方向に延びて形成されている。
横出角部14および縦出角部15は、表面側の曲率半径を小さく設定することで、角張った形状とすることができる。例えば、横出角部14および縦出角部15の曲率半径はそれぞれ、0.6mm以下であることが好ましく、0.4mm以下であることがより好ましい。
縦出角部15には、三角形状の平面を成すように面取りした面取り部16が高さ方向に沿って形成されることが好ましい。具体的には、例えば蓋体10が、天板部11と、隣接する2つの側壁部12との交点(稜角)を頂角とし、高さ方向に延びる二辺の長さが略同一の二等辺三角形状の平面を成す面取り部16を備えていることが好ましい。
面取り部16の形状はこれに限られず、例えば、面取り部16の頂角は、天板部11と2つの側壁部12との交点(稜角)よりも下方に位置していてもよい。言い換えれば、面取り部16は、縦出角部15の少なくとも一部において高さ方向に沿って形成されればよい。
縦出角部15に面取り部16が形成されている場合でも、面取り部16を挟んで隣接する2つの側壁部12同士は連設しているといってよい。すなわち、面取り部16を備える縦出角部15が形成する直線状の稜線は1つに限られず、面取り部16において高さ方向に延びる2つの稜線であってもよい。このように、縦出角部15に面取り部16を形成することで、蓋体10を構成する壁面が増えるため、蓋体10の剛性を高めることができる。
蓋体10は、天板部11を平面により構成すると共に、4つの側壁部12についても、スタック用突起17を除いて平面により構成することが好ましい。このような形状の蓋体10が透明部材により構成されることで、包装用容器1を真上および真横から見た場合に、被収容物を明瞭に視認できる。また、蓋体10は、横出角部14および縦出角部15がいずれも角張った形状を成す。すなわち、天板部11と側壁部12との境界部分と、側壁部12同士の境界部分とのいずれも、曲面状ではなく角張った形状である。これにより、包装用容器1を斜め上方から見た場合でも、被収容物を歪みがほとんどない状態で明瞭に視認できる。
蓋体10は、横出角部14、縦出角部15および面取り部16を備えることで、全体として角張った印象を与える形状である。すなわち、被収容物の需要者に対して、包装用容器1の中でも目につきやすい蓋体10により、曲面状ではなく角張った形状によるシャープな印象を与えることができる。
蓋体フランジ部13は、容器本体30の本体フランジ部31と嵌合する枠状の部材である。蓋体フランジ部13は、側壁部12それぞれの下側端部から、外側に延びて形成されており、蓋体10と同様に平面視長方形状の外形を成す。蓋体フランジ部13は、スカート状の外周部が本体フランジ部31と外嵌合する構造である。蓋体フランジ部13の形状は、これに限られず、例えば本体フランジ部31と内嵌合する形状であってもよい。
蓋体フランジ部13は、蓋体嵌合部18を備えていることが好ましい。蓋体嵌合部18は、蓋体フランジ部13の下側端部において、各辺の中央領域および四隅領域の一部が内側に突出して形成されている。蓋体フランジ部13は、本体フランジ部31と嵌合した状態で、蓋体嵌合部18が本体フランジ部31の下側端部に係止する。
蓋体嵌合部18によれば、蓋体10と容器本体30との嵌合が強固になり、意図せず蓋体10が容器本体30から外れてしまうことを効果的に防止できる。蓋体嵌合部18はそれぞれ、蓋体フランジ部13の周方向に延びる内側に突出した凸条として形成されているが、これに限られず、例えば、内側に突出した点状または矩形状に形成されていてもよい。
図4に示すように、蓋体フランジ部13には、四隅にそれぞれ摘み領域19が形成されている。摘み領域19は、表面の少なくとも一部が凹凸状であり、容器本体30から蓋体10を取り外す場合等に摘みやすく形成されている領域である。摘み領域19には、支柱部20が形成されている。支柱部20は、上方に向かって凸状に形成され、摘み領域19の外側角部21から、側壁部12に形成される面取り部16に向けて延伸している。支柱部20の頂面は、摘み領域19における支柱部20以外の部分よりも高い位置に形成されている。
蓋体フランジ部13には、全周にわたって周方向に連続する環状溝22が形成されていてもよい。環状溝22は、下向きに突出した溝状部材であり、蓋体フランジ部13の内周側に、側壁部12に沿って形成される。蓋体フランジ部13に環状溝22を形成することで、蓋体10の剛性が向上する。
蓋体フランジ部13の全周にわたって形成される環状溝22は、摘み領域19の一部を構成する。摘み領域19において、支柱部20は、蓋体フランジ部13における環状溝22の外側から内側にかけて連続して、摘み領域19の外側角部21から面取り部16に向けて延伸している。摘み領域19は、環状溝22および支柱部20により分画された、平面視において4つの区画を構成する。
本実施形態に係る蓋体10は、蓋体10の平面視長方形状の外形から外側にはみ出した摘み片のような構造を有していない。そのため、蓋体10を容器本体30から取り外すためには、例えば、蓋体10の四隅の少なくとも何れかを押さえつけるか、またはひねる力をかける。蓋体10の四隅は、このような外力がかかることで割れまたは歪み等が生じやすい。
上述のように、蓋体10の四隅に、立体的な構造により分画された複数の区画を有する摘み領域19が形成されることで、蓋体10の強度が向上する。具体的には、蓋体10は、容器本体30から取り外すときに摘み領域19に外力がかかっても、立体的な凸条として構成された支柱部20により摘み領域19に割れまたは歪み等が生じにくい。さらに、立体的に構成された環状溝22の一部が摘み領域19に形成されているため、摘み領域19に割れまたは歪み等がより生じにくい構成である。
摘み領域19は、環状溝22よりも外側の2つの区画の表面が、凹凸状となっている。このような構成によれば、蓋体10を容器本体30から取り外すときに指が触れる部分のみ凹凸状となっており、凹凸状となる部分の面積を必要最小限とすることができる。そのため、摘み領域19の表面に形成される凹凸により蓋体10の美観を損ねることがなく、また、蓋体10の製造に用いる金型等が過度に複雑な形状となることを避けることができる。
蓋体10は、透明部材により構成されている。蓋体10は、無色透明であることが好ましい。蓋体10を容器本体30に嵌合した状態でも被収容物が視認できる限りにおいて、蓋体10の色彩および透明度を適宜設定してよい。本実施形態において、蓋体10を構成する透明部材は、無色透明の非発泡シートである。
蓋体10は、例えば、シート厚が0.1mm~4mm、好ましくは0.15mm~2.5mm、より好ましくは0.2mm~0.5mmの樹脂シートを熱成形することによって製造してよい。このようなシート厚であれば、蓋体10の剛性と視認性とを高い次元で両立できる。熱成形の方法としては、例えば真空成形、厚空成形、真空圧空成形、熱板成形を挙げることができる。
蓋体10を構成する樹脂シートとしては、例えばポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエステル系樹脂シート等の熱可塑性樹脂シートを用いることができる。また、樹脂シートとして積層シートを用いることもできる。積層シートとしては、例えば、共押出ラミネートシートまたは押出ラミネートシートを用いることができる。
(容器本体)
図5および図6に示すように、容器本体30は、本体フランジ部31と、収容載置面32と、溝部33と、を備えている。容器本体30は、蓋体10と同様に平面視での外形が長方形状である。図6の符号601は容器本体30の正面図を示し、図6の符号602は容器本体30の側面図を示す。
本体フランジ部31は、蓋体10における蓋体フランジ部13と嵌合する枠状の部材である。本体フランジ部31は、容器本体30と同様に平面視長方形状の外形を成す。蓋体フランジ部13が本体フランジ部31の外側端部に外嵌合することにより、蓋体10と容器本体30とが組み合わさる。
収容載置面32は、包装用容器1が収容する被収容物を載置する面を構成する。収容載置面32は、容器本体30と同様に平面視での外形が長方形状である。収容載置面32は、載置周壁34を備えており、載置突起35をさらに備えていることが好ましい。載置突起35は、収容載置面32に形成される上方に突出した突起である。
載置突起35は、収容載置面32に被収容物を載置するときの目印、または、載置した被収容物の収容載置面32上における移動を規制する障害物等として機能し得る。収容載置面32における載置突起35の形成位置および形状は、特に限定されず、被収容物の種類によって適宜設定してよい。載置突起35が、菱形等の多角形状のような角を有する形状であれば、蓋体10の形状との間で統一した美観が得られ、包装用容器1全体として曲面状ではなく角張った形状によるシャープな印象を与えることができる。
載置周壁34は、収容載置面32を囲むように上方に向けて形成されている。載置周壁34は、収容載置面32の外側端部において、収容載置面32の全周にわたって連続して形成される枠状の部材である。載置周壁34が収容載置面32を囲むように形成されているため、収容載置面32の範囲が視認しやすい。また、被収容物は、収容載置面32上を移動して載置周壁34に当接すると、それよりも外側には移動しにくい。そのため、被収容物を収容した包装用容器1が傾いたとしても、載置周壁34により、被収容物の位置を収容載置面32の範囲内に留めやすい。
図7の符号701は、容器本体30において、図5に示すA-A’線の矢視断面図を示し、符号702は、図5に示すB-B’線の矢視断面図を示す。図7に示すように、本体フランジ部31の頂面の高さH1は、載置周壁34の頂面の高さH2よりも高く形成されている。
「本体フランジ部31の頂面の高さH1」および「載置周壁34の頂面の高さH2」とはそれぞれ、収容載置面32を上方に向けて置いた容器本体30の、接地面から各頂面までの高さを意図する。上述のような高さH1>高さH2の関係は、容器本体30の全体において成り立つ。なお、載置突起35の頂面の高さについても、載置周壁34と同様に、本体フランジ部31の頂面の高さよりも低いことが好ましい。
このような構成によれば、図8に示すように、容器本体30を、まな板等の上に、収容載置面32が下方を向くよう下向きに置いた場合でも、載置周壁34がまな板等の表面に接触しない。したがって、容器本体30を下向きに置いた場合でも、収容載置面32の周辺にまな板等の汚れが付着することを防止できる。これにより、被収容物を収容載置面32に載置する作業時に、例えば容器本体30を片手で掴み取りやすくするよう、容器本体30を下向きに積み重ねて置いておくことができる。
また、本実施形態では、高さH1>高さH2の関係を満たしながら、本体フランジ部31の頂面の高さH1と、載置周壁34の頂面の高さH2とは、近い高さとなっている。載置周壁34の頂面の高さH2が高ければ、収容載置面32の高さも高くなりやすい。これに伴い、容器本体30における収容載置面32の高さは、載置周壁34の頂面の高さH2に近いことから、本体フランジ部31の頂面の高さH1にも近い高さとなっている。すなわち、容器本体30は、載置周壁34が囲む収容載置面32が、容器本体30の接地面よりも本体フランジ部31の頂面に近い配置となる、上げ底形状として構成されている。
このような構成によれば、収容載置面32が載置する被収容物は、その大部分が本体フランジ部31の頂面よりも高い位置に露出しやすい。したがって、被収容物を収容した包装用容器1を正面または側面から見た場合でも、被収容物の全体像を視認しやすい。また、被収容物を収容載置面32に載置しやすく、被収容物を容器本体30から取り出しやすい。
溝部33は、本体フランジ部31と収容載置面32との間に形成されている。溝部33は、本体フランジ部31の内側端部と収容載置面32の外側端部との間において、容器本体30の全周にわたって下向きに突出して形成されており、平面視長方形状の外形を成す。溝部33は、内側底面が収容載置面32よりも低い位置となっている。溝部33の底面について、「内側底面」は容器本体30の表面側となる面を示し、「外側底面」は容器本体30の裏面側となる面を示す。
容器本体30がこのような溝部33を備えていることにより、容器本体30が備える壁面の数が多くなるため、容器本体30の剛性が向上する。また、被収容物から水分または油分等の液体が染み出る場合、これらの液体を収容載置面32上から溝部33に逃がすことができる。そのため、被収容物の状態を常に良好に保ちやすい。さらに、溝部33は、被収容物の種類に応じて、醤油またはわさび等を収容する小物を据え置く部分としても機能し得る。
溝部33には、四隅領域および各辺の中央領域にそれぞれ、他の部分よりも浅い浅溝36が形成されている。本明細書において、「浅溝36」の用語は、後述する浅溝36a、浅溝36b、浅溝36cの総称として用いる場合がある。
図5の符号502は、図5の符号501に一点鎖線にて位置を示す、溝部33の一部の端面図である。図5の符号502に示すように、浅溝36は、溝部33の他の部分よりも内側底面の高さが高くなるように、溝部33の一部が上方に突出して形成されている。すなわち、浅溝36が「溝部33の他の部分よりも浅い」とは、浅溝36における内側底面の高さが、溝部33の浅溝36以外の部分の内側底面の高さよりも高いことを示す。
このように、溝部33の中でも内側底面の高さが異なる部分を設けることで、容器本体30を構成する壁面の数がさらに増えるため、容器本体30の剛性がさらに向上する。溝部33の四隅領域は、容器本体30において蓋体10を取り外すときに外力がかかりやすい部分であり、各辺の中央領域は、容器本体30の中でも撓みが生じやすい部分である。このような部分に浅溝36を形成して局所的に剛性を向上させることで、容器本体30の撓みまたは割れ等の発生を効果的に防止できる。
図6に示すように、溝部33における浅溝36以外の部分の外側底面(容器本体30の裏面)は、容器本体30の接地面を構成する。すなわち、容器本体30の裏面において、溝部33における浅溝36が形成されている部分は、接地しない。溝部33に浅溝36を設けることで、容器本体30の接地面の面積を小さくできるため、容器本体30とテーブル等との間で温度が伝わりにくい。したがって、包装用容器1の被収容物が、包装用容器1が置かれているテーブル等の温度の影響を受けにくくできる。
浅溝36には、本体フランジ部31に向けて、少なくとも異なる2面から成る補強面37が形成される。本明細書において、「補強面37」の用語は、後述する補強面37aおよび補強面37bの総称として用いる場合がある。
補強面37は、溝部33における2つの長辺の中央領域に設けられた浅溝36aの中央部に、それぞれ形成されている。浅溝36aに形成される補強面37を、補強面37aと称する。
本実施形態において、補強面37aは、2つの二等辺三角形状の面から成り、それぞれの面が成す二等辺三角形の底辺同士は、容器本体30の短辺方向に延びる仮想的な中心線上で重なり合っている。該仮想的な中心線は、図5に示すA-A’線と重なる直線である。また、補強面37aにおいて、2つの面が成す二等辺三角形はそれぞれ、底辺の一端が浅溝36aの内側底面に位置し、他端が本体フランジ部31の内側端部に位置しており、頂点が浅溝36aの内側底面と内側側壁との境界に位置している。これにより、補強面37a全体として、容器本体30の内側に向かって、斜め上方に突出するように形成されている。
補強面37は、溝部33の四隅領域に設けられた浅溝36bの中央部にも形成されていることが好ましい。浅溝36bに形成される補強面37を、補強面37bと称する。補強面37bは、浅溝36bから本体フランジ部31の角部に向けて形成されている。補強面37bは、溝部33の長辺の中央領域に設けられた浅溝36aの補強面37aと略同様の形状であってもよいが、周辺形状に合わせて、補強面37aとは異なる形状とすることが好ましい。
本実施形態において、補強面37bは2つの三角形状の面から成っているが、溝部33の四隅領域の形状に合わせて、補強面37aのような2つの二等辺三角形状の面から成る形状とは異なる形状である。補強面37bを構成する2つの三角形状の面は、互いに重なり合う底辺が最も長く、該底辺と対向する辺のうち、本体フランジ部31の角部に向けて延びる方の辺が、他方の浅溝36b側の辺よりも長い形状である。
補強面37を成す2つ以上の異なる面は、それぞれ三角形状に限られないが、三角形状等の多角形状であることが好ましい。補強面37を成す各面が、多角形状のような角を有する形状であれば、蓋体10の形状との間で統一した美観が得られ、包装用容器1全体として曲面状ではなく角張った形状によるシャープな印象を与えることができる。
補強面37は、従来の包装用容器にはない新規な構成であり、かつ、収容載置面32に被収容物を載置した状態でも視認され得る位置に形成される。そのため、補強面37は需要者の意識が向けられやすい構成であるといえるため、補強面37は、包装用容器1全体の印象に大きく寄与する。したがって、補強面37が多角形状のような角張った形状であることは、包装用容器1全体のシャープな印象を需要者に強く印象付けることができることから、特に好ましい。
補強面37によれば、容器本体30の剛性をさらに向上できる。したがって、図8に示すように容器本体30を下向きに置いた状態で、容器本体30に上方から何らかの外力がかかった場合でも、容器本体30が撓みにくい。したがって、載置周壁34等の、本体フランジ部31よりも高さが低い部分が、まな板等の表面に接触する可能性を効果的に低減できる。したがって、容器本体30を下向きに置いての作業が行いやすくなる。
また、載置周壁34がまな板等の表面と接触してしまった場合には、容器本体30を廃棄せざるを得ない場合がある。容器本体30が、浅溝36および補強面37により撓みにくく、まな板等の表面に載置周壁34が接触しにくい構成であれば、容器本体30の廃棄量を低減できる。これにより、持続可能な開発目標(SDGs)の例えば目標12「つくる責任つかう責任」および目標14「海の豊かさを守ろう」等の達成に貢献できる。
補強面37は、2つの短辺の中央領域に設けられた浅溝36cには形成されていない。容器本体30において、長辺の中央領域は、短辺の中央領域よりも撓みが生じやすい。浅溝36cに補強面37を形成しない構成によれば、撓みやすい位置に補強面37を形成することで容器本体30の剛性を高める効果と、容器本体30の構造の過度な複雑化を回避する効果とを両立できる。これにより、製造に用いる金型等も単純な構造にできると共に、容器本体30を、高い剛性を有しながらすっきりとした印象を与える形状とすることができる。
容器本体30の製造方法および容器本体30を構成する樹脂シートは、蓋体10と同様であってよい。また、容器本体30において、該樹脂シートは発泡シートであってもよい。樹脂シートが発泡シートである場合、蓋体10の説明にて上述した積層シートの一例として、発泡シートにフィルムをラミネートしたフィルムラミネート発泡シートを挙げることができる。なお、容器本体30および蓋体10のシート厚は、それぞれ0.1mm~4mmの範囲内で異なっていてもよい。
容器本体30の色は、特に限定されず、いかなる色であってもよい。例えば、容器本体30は、黒色または茶褐色等の単色であってもよく、黒色または茶褐色をベースカラーとして、少なくとも一部に金色または赤色等の模様が付されていてもよい。本実施形態において、容器本体30は、表面が濃い茶褐色であり、裏面が白色の発泡シートにより形成されている。
(天板部の配置)
図9を参照して、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態の包装用容器1について説明する。図9では、平面視において、透明な蓋体10を通して見える包装用容器1の部分を破線により示しており、容器本体30の全体が破線により示されている。
図9に示すように、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態で、天板部11は、平面視において収容載置面32の全体を内包して見える配置となっていることが好ましい。具体的には、蓋体10を容器本体30に嵌合した状態では、横出角部14が形成する稜線が、平面視において、本体フランジ部31と載置周壁34との間に位置することが好ましい。言い換えれば、蓋体10を容器本体30に嵌合した際、横出角部14が形成する稜線が容器本体30の溝部33の直上に位置することが好ましい。
蓋体10は、透明部材により構成されている。そのため、天板部11が上述のような配置となっていれば、包装用容器1を真上から見た場合に、天板部11を通して収容載置面32全体を明瞭に視認できる。被収容物は収容載置面32に主に載置されることから、収容載置面32全体を明瞭に視認できれば、被収容物の全体像についても明瞭に視認しやすい。具体的には、包装用容器1を真上から見た場合に、収容載置面32における載置周壁34の内側と、横出角部14が形成する稜線とが重ならない。したがって、包装用容器1の真上から、横出角部14による屈折等の影響を受けず被収容物を明瞭に視認できる。
また、横出角部14が形成する稜線は、平面視において、載置周壁34よりも本体フランジ部31に近い位置とすることがより好ましい。例えば、横出角部14が形成する稜線は、平面視において、溝部33の周方向における仮想的な中心線よりも外側に位置することが好ましい。
包装用容器1の被収容物は、収容載置面32に載置していても、その大きさによっては一部が載置周壁34よりも外側にはみ出す場合がある。例えば、寿司のシャリ部分は載置周壁34の内側に収まっていても、シャリに載っている寿司ネタの一部は載置周壁34の外側にはみ出す場合等である。このような場合でも、横出角部14が形成する稜線が載置周壁34よりも本体フランジ部31に近い位置であれば、包装用容器1の真上から被収容物の全体を明瞭に視認しやすい。
天板部11をこのような配置とするためには、横出角部14において、天板部11と側壁部12とが成す内面側の二面角の角度が、蓋体10の長辺側および短辺側の両方において、90°超105°以下であることが好ましい。前記二面角の角度が90°に近いほど、横出角部14が形成する稜線は、本体フランジ部31に近い位置となる。
該二面角がこのような直角に近い角度であれば、側壁部12が蓋体フランジ部13の内側端部から垂直に近い角度で立ち上がる。そのため、天板部11の高さの自由度を確保しながら、天板部11を、平面視で収容載置面32全体を内包して見える配置とすることが容易となる。また、側壁部12が天板部11を垂直に近い状態で支持するため、耐荷重性が高まり、蓋体10の剛性を高めやすい。
面取り部16の大きさは、前記二面角の角度に対応して適宜変更してよい。蓋体10が面取り部16を備えることで、前記二面角の角度の自由度を確保できる。また、面取り部16によれば、前記二面角の角度を例えば105°等のように広めに設定しても、隣接する側壁部12同士の間を無理なく平面状に構成できる。隣接する側壁部12同士の間を曲面状ではなく平面状に構成することで、包装用容器1を斜め上方から見た場合でも、被収容物を歪みなく明瞭に視認できる。また、面取り部16により、蓋体10が需要者に与える角張ったシャープな印象を維持できる。
また、前記二面角の角度は、天板部11が収容載置面32の全体を内包して見える配置となる限りにおいて、蓋体10の長辺側と短辺側とで互いに異なっていてもよい。例えば、被収容物が寿司である場合、寿司の一部が正面側および背面側(長辺側)に主にはみ出すことが想定される。この場合、長辺側の前記二面角の角度を、短辺側よりも90°に近い角度にしてもよい。
これにより、横出角部14が形成する稜線は、天板部11の長辺側で、短辺側よりも本体フランジ部31に近い位置となる。したがって、被収容物である寿司が、収容載置面32の正面側および背面側にはみ出した場合でも、包装用容器1の真上から寿司の全体像を容易に視認できる。
別の例として、被収容物がアスパラガスである場合、被収容物の一部が収容載置面32からはみ出す場合、側面側(短辺側)に主にはみ出すことが想定される。この場合、短辺側の前記二面角の角度を、長辺側よりも90°に近い角度にしてもよい。これにより、横出角部14が形成する稜線は、天板部11の短辺側で、長辺側よりも本体フランジ部31に近い位置となる。したがって、被収容物であるアスパラガスが、収容載置面32の両側面側にそれぞれはみ出した場合でも、包装用容器1の真上からアスパラガスの全体像を容易に視認できる。
また、天板部11の長辺側と短辺側とで前記二面角の角度が異なる構成によれば、被収容物を収容した包装用容器1を陳列した場合に、陳列の見栄えに変化を持たせやすい。したがって、顧客吸引性を高めることができる。
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 包装用容器
10 蓋体
11 天板部
12 側壁部
13 蓋体フランジ部
14 横出角部
15 縦出角部
16 面取り部
19 摘み領域
20 支柱部
21 外側角部
30 容器本体
31 本体フランジ部
32 収容載置面
33 溝部
34 載置周壁
36、36a、36b、36c 浅溝
37、37a、37b 補強面

Claims (3)

  1. 被収容物を収容する平面視長方形状の容器本体と、該容器本体と嵌合する蓋体とを備える包装用容器であって、
    前記容器本体は、
    前記蓋体と嵌合する本体フランジ部と、
    前記被収容物を載置する収容載置面と、
    前記本体フランジ部と前記収容載置面との間に形成される、平面視長方形状の外形を成す溝部と、
    前記収容載置面を囲むように上方に向けて形成される載置周壁と、を備え、
    前記溝部には、四隅領域および各辺の中央領域にそれぞれ、他の部分よりも浅い浅溝が形成され、
    前記溝部の2つの長辺の前記中央領域に設けられた前記浅溝の中央部にはそれぞれ、前記本体フランジ部に向けて、少なくとも異なる2面から成る補強面が形成される一方、前記溝部の2つの短辺の前記中央領域に設けられた前記浅溝には前記補強面が形成されず、
    前記本体フランジ部の頂面の高さは、前記載置周壁の頂面の高さよりも高く形成されていることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記蓋体は、
    透明部材により構成され、
    少なくとも一対の対辺間領域を平面で構成した平面視多角形状の天板部と、
    該天板部の周囲に連設される一定高さの側壁部と、を備え、
    前記天板部と前記側壁部とが、水平方向に直線状の稜線を形成する角張った横出角部により連設されると共に、周方向に隣接する側壁部同士が、高さ方向に直線状の稜線を形成する角張った縦出角部により連設され、
    前記蓋体を前記容器本体に嵌合した状態では、前記横出角部が形成する稜線が、平面視において、前記本体フランジ部と前記載置周壁との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記蓋体は、前記本体フランジ部と嵌合する蓋体フランジ部を備え、
    前記縦出角部には、三角形状の平面を成すように面取りした面取り部が前記高さ方向に沿って形成され、
    前記蓋体フランジ部には、平面視長方形状の外形を成し、四隅に、表面の少なくとも一部が凹凸状の摘み領域が形成され、
    前記摘み領域には、外側角部から前記面取り部に向けて延伸する、凸状の支柱部が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の包装用容器。
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