JP7250328B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、包装用容器に関する。
例えばスーパーやコンビニエンスストア等の各種店舗において、包装用容器に収容された状態で弁当や惣菜等の食品が販売されている。包装用容器に収容されて販売される食品において、その彩りやボリューム感等の見栄えは、価格と共に、消費者の購買意欲に結び付き得る非常に重要な要素となっている。この点、中に収容された食品の視認性を良好なものとすることを意図した包装用容器が、例えば特開2004-244116号公報(特許文献1)に開示されている。
この特許文献1の包装用容器は、蓋体20が、フラットな上面21と、この上面21の1/4程度の幅に形成された傾斜面22とを備えている。ラベルLを貼付する傾斜面22を上面21の1/4程度の幅とすることで、購買者は、蓋体20の大部分を占めてフラットな上面21の中央から中の食品を視認しやすくなっている。
しかし、特許文献1の包装用容器は、全体が扁平な形状であり、縦横に並べて陳列する際に多くのスペースを必要とするという欠点があった。特に近年は、限りあるスペースにできるだけ多くの商品を陳列したいという要望が強いことも多く、そのような要望に応えられるものとはなっていなかった。
特開2004-244116号公報
被収容物を収容した状態での見栄えが良好であるとともに陳列効率にも優れた包装用容器の実現が望まれる。
本発明に係る包装用容器は、
容器本体を備えた包装用容器であって、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、を有し、
前記本体フランジ部は、前記容器本体が接地している状態で傾斜するように形成されているとともに、周方向に離間して配置された最高高さ部位および最低高さ部位と、前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とを周方向の一方側で接続する第一接続辺部と、前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とを周方向の他方側で接続する第二接続辺部と、を有し、
前記第一接続辺部と前記第二接続辺部とが、前記最低高さ部位から互いに非対称態様で斜め上方に向けて傾斜している。
この構成によれば、本体フランジ部の第一接続辺部および第二接続辺部が、斜め上方に向けて傾斜しているため、本体フランジ部の最高高さ部位側に向かうに従い、本体周壁部の高さが高くなって収容能力を高く見せることができる。そのため、被収容物を収容した状態でのボリューム感を高めることができる。さらに、このような第一接続辺部および第二接続辺部が互いに非対称態様であることから、対称である場合に比べて独特の美観を創出することができる。従って、このような包装用容器によれば、見栄えを向上させることが可能となる。また、本構成の包装用容器を複数陳列する場合には、本体フランジ部における周方向の各部分に対して、その上方または下方に、他の包装用容器の本体フランジ部を配置することができる。従って、複数の包装用容器を部分的に重ねて陳列することができ、陳列効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
一態様として、
前記第一接続辺部および前記第二接続辺部のそれぞれが、前記最低高さ部位から前記最高高さ部位に向けて漸次傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、複数の包装容器を部分的に重ねて陳列する場合に、規則的に並べて配置し易い。
一態様として、
前記第一接続辺部と前記第二接続辺部とが、前記最低高さ部位からのそれぞれに沿った離間長さが等しい位置どうしを比較した場合に互いに異なる高さとなるように傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、複数の包装用容器を部分的に重ねて陳列する場合に、基準となる包装用容器(基準包装用容器)を他の包装用容器の第一接続辺部に重ね合せる場合と他の包装用容器の第二接続辺部に重ね合せる場合とで、基準包装用容器における他の包装用容器に重ね合せる重ね合せ部分を、当該基準包装用容器における異なる箇所に設定することができる。従って、陳列態様の自由度が増し、陳列効率をさらに向上させることが可能となる。
一態様として、
前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とが、前記本体フランジ部における周方向の最も離れた位置に離間して配置されていることが好ましい。
この構成によれば、最高高さ部位と最低高さ部位とをそれぞれ周方向において接続する第一接続辺部と第二接続辺部とを、同程度の周方向領域を有するように設定することができる。従って、第一接続辺部および第二接続辺部のそれぞれに対して他の包装用容器を重ね合せるようにして複数の包装用容器を陳列する場合に、当該複数の包装用容器を規則的に並べて配置し易い。
一態様として、
前記本体フランジ部の全体が略平坦状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、本体フランジ部を傾斜構造としつつも、その構成を簡略化することができる。また例えば、包装用容器が、容器本体の本体フランジ部に嵌合する蓋体を備える場合には、本体フランジ部と蓋体との嵌合部分の構成を簡略化し易い。
一態様として、
基準包装用容器の前記第一接続辺部が、第1の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第1隣接包装用容器の前記第二接続辺部の上方に位置し、かつ、第2の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部の下方に位置するように陳列可能であることが好ましい。
この構成によれば、基準包装用容器と第1隣接包装用容器とを第1の方向において重ね合せることができると共に、基準包装用容器と第2隣接包装用容器とを第2の方向において重ね合せることができる。従って、複数の包装用容器を第1の方向と第2の方向とに並べて陳列する際、第1の方向及び第2の方向における陳列効率を向上させることができる。
一態様として、
前記容器本体に嵌合される蓋体をさらに備え、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びて前記本体フランジ部に重ね合される蓋体フランジ部と、を有し、
前記蓋体フランジ部は、前記本体フランジ部に対応して傾斜するように形成され、
基準包装用容器の前記第一接続辺部を、第1の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第1隣接包装用容器の前記蓋体周壁部に対して水平方向に当接させる際、前記第1隣接包装用容器の前記第二接続辺部が、前記基準包装用容器の前記本体周壁部には当接することなく前記基準包装用容器の前記第一接続辺部の下方に位置するように配置されることが好ましい。
この構成によれば、容器本体と蓋体とを備える包装用容器を第1の方向に並べて複数陳列する場合に、第1の方向に並ぶ複数の包装用容器を互いに位置決めしつつ、第1の方向における陳列効率を向上させることができる。
一態様として、
第2の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部を、前記基準包装用容器の前記蓋体周壁部に対して水平方向に当接させる際、前記基準包装用容器の前記第一接続辺部が、前記第2隣接包装用容器の前記本体周壁部には当接することなく前記第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部の下方に位置するようにことが好ましい。
この構成によれば、容器本体と蓋体とを備える包装用容器を、第1の方向に加えて第2の方向にも並べて複数陳列する場合に、第2の方向に並ぶ複数の包装用容器を互いに位置決めしつつ、第2の方向における陳列効率を向上させることができる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
包装用容器の分解斜視図 容器本体の平面図 蓋体の平面図 包装用容器の分解側面図 包装用容器の分解正面図 複数の包装用容器が第1の方向および第2の方向に陳列された様子を示す図 複数の包装用容器が第1の方向および第2の方向に陳列された様子を模式的に示す平面図 第1の方向に陳列された複数の包装用容器の断面図 第2の方向に陳列された複数の包装用容器の断面図 その他の実施形態に係る容器本体の平面図 その他の実施形態に係る容器本体の平面図 その他の実施形態に係る容器本体の平面図 その他の実施形態において、底面部が矩形状である場合の平面図 その他の実施形態において、底面部が矩形状である場合の側面図
包装用容器の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、弁当や惣菜等の食品を被収容物としてその内部に収容する包装用容器(食品包装用容器)1を例として説明する。
以下では、図中において「X」で示される方向を第1の方向Xとし、「Y」で示される方向を第2の方向Yとする。第1の方向Xと第2の方向Yとは、同一平面内において互いに交差する方向である。本実施形態では、第1の方向Xは包装用容器1の前後方向に等しく、第2の方向Yは包装用容器1の左右方向に等しい。従って、本実施形態においては、第1の方向Xと第2の方向Yとは、同一平面内(水平面内)において互いに直交する方向である。
図1に示すように、包装用容器1は、容器本体2と、容器本体2に嵌合される蓋体3とを備えている。包装用容器1は、シート成形によって形成されている。包装用容器1を構成する容器本体2及び蓋体3が、それぞれ、シート成形によって形成されている。容器本体2及び蓋体3は、例えば厚みが0.1mm~3mm(好ましくは0.2mm~1.5mm)の合成樹脂シートを熱成形(例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、及び熱板成形等)して形成することができる。容器本体2と蓋体3とで、シート厚が異なっても良い。
容器本体2及び蓋体3を構成する合成樹脂シートとしては、例えばポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、及びポリエステル系樹脂シート等の熱可塑性樹脂シートを用いることができる。これらは、発泡シートであっても良いし、非発泡シートであっても良い。また、積層シートを用いることもでき、積層シートとしては、例えば発泡シートにフィルムをラミネートしたフィルムラミネート発泡シート、共押出ラミネートシート、及び押出ラミネートシート等を用いることができる。
容器本体2は、例えば黒色や白色等の有色であっても良いし、無色透明であっても良い。また、蓋体3についても、例えば黒色や白色等の有色であっても良いし、無色透明であっても良い。本実施形態の蓋体3は、無色透明に形成されている。蓋体3を無色透明とすることで、被収容物たる食品を外から視認しやすくできる。なお、容器本体2及び蓋体3の少なくとも一方には、模様等のデザインが付されていても良い。
容器本体2は、食品を収容する深皿状の器である。図1,図2,図4,図5,図8,図9に示すように、容器本体2は、底面部21と、底面部21から上方に延びる本体周壁部23と、本体周壁部23から外側に延びる本体フランジ部24と、を有している。底面部21は、容器本体2の底部を形成している。図2に示すように、底面部21は、平面視で半月状に形成されている。本実施形態では、底面部21は、直線状に形成された直線状縁部21aと、当該直線状縁部21aの両端部を繋ぐ円弧状の円弧状縁部21bと、を有している。直線状縁部21aは、円弧状縁部21bよりも正面側に配置されている。円弧状縁部21bは、直線状縁部21aよりも背面側に配置され、背面側に膨出するように形成されている。また、図示の例では、底面部21は、平面視で容器本体2の中心部から偏心して配置されている。このように底面部21が容器本体2の中心部から偏心して配置されることで、複数の包装用容器1が部分的に上下方向に重なり合って、水平方向に陳列された場合(詳細は後述する)であっても、他の包装用容器1と重なり合う部分から離して底面部21を配置できる。そのため、当該重なり合う部分が、底面部21に載置された被収容物の視認性に影響しにくく、被収容物の視認性を良好に維持できる。
図8及び図9に示すように、容器本体2の外面(裏面)側には、当該容器本体2を接地させるための接地部22が設けられている。本実施形態のように、容器本体2が合成樹脂シートの熱成形によって形成される場合には、接地部22と底面部21とは表裏一体の関係であり、接地部22は、底面部21の形状に応じた半月状に形成されている。なお、「接地」とは、作業台や陳列台T等の上に載置することを意味する。
本体周壁部23は、底面部21の周縁から上方に延びている。本体周壁部23は、上方に向かうに従って外側に向かって広がるように拡開している。本体周壁部23は、底面部21から上方に延びる第一傾斜部23Aと、第一傾斜部23Aから連続して上方に延びる第二傾斜部23Bとを有する。第二傾斜部23Bは、底面部21に対する傾斜角度が第一傾斜部23Aに比べて緩くなっている。
本実施形態では、第一傾斜部23Aは、略台形状に形成された第一台形状面部23Aaと、略円弧状に形成された第一円弧状面部23Abと、を有している。第一台形状面部23Aa及び第一円弧状面部23Abは、上方に向かうに従って外側に向かって広がるように拡開している。第一台形状面部23Aaは、底面部21の直線状縁部21aから上方に延びるように形成されている。第一円弧状面部23Abは、底面部21の円弧状縁部21bから上方に延びるように形成されている。
本実施形態では、第二傾斜部23Bは、略台形状に形成された第二台形状面部23Baと、略円弧状に形成された第二円弧状面部23Bbと、を有している。第二台形状面部23Ba及び第二円弧状面部23Bbは、上方に向かうに従って外側に向かって広がるように拡開している。第二台形状面部23Baは、第一台形状面部23Aaの上端部から上方に延びるように形成されている。第二円弧状面部23Bbは、第一円弧状面部23Abの上端部から上方に延びるように形成されている。
本体フランジ部24は、本体周壁部23の上端部から外側に延びている。本体フランジ部24は、その外縁に、下方に延びる垂下部24Aを有している。本体フランジ部24は、容器本体2が接地している状態で傾斜するように形成されている。言い換えれば、本体フランジ部24は、接地面に対して傾斜している。図4及び図5によく示すように、本体フランジ部24の全体は、第1の方向X及び第2の方向Yの双方に対して傾斜するように形成されている。本実施形態では、本体フランジ部24の全体が略平坦状に形成されている。すなわち、本体フランジ部24の全体は、第1の方向X及び第2の方向Yの双方に対して傾斜する略平坦状の仮想面に沿って形成されている。なお、「接地面」とは、容器本体2が接地される際に、作業台や陳列台Tにおいて容器本体2が載置される面(上面)を意味する。
図2,図4,図5に示すように、本体フランジ部24は、容器本体2の周方向に沿って形成されている。本体フランジ部24は、周方向に離間して配置された頂部24U(最高高さ部位に相当)および麓部24L(最低高さ部位に相当)と、頂部24Uと麓部24Lとを周方向の一方側で接続する第一接続辺部241と、頂部24Uと麓部24Lとを周方向の他方側で接続する第二接続辺部242と、を有している。本体フランジ部24の頂部24Uは、本体フランジ部24において最も高い位置に配置される部分である。本体フランジ部24の麓部24Lは、本体フランジ部24において最も低い位置に配置される部分である。ここでの「高さ」とは、底面部21が接地している状態での高さを意味し、接地面からの離間距離と言い換えることもできる。例えば、包装用容器1が載置される作業台や陳列台Tが水平方向に対して傾斜している場合、すなわち、接地面が水平方向に対して傾斜している場合には、鉛直方向に関係なく、接地面からの離間距離が上記「高さ」となる。
上述のように、本体フランジ部24は、容器本体2が接地している状態で傾斜するように形成されている。そして、それぞれ本体フランジ部24の一部を構成する第一接続辺部241と第二接続辺部242とは、麓部24Lから互いに非対称態様で斜め上方に向けて傾斜している。本実施形態では、本体フランジ部24の第一接続辺部241と第二接続辺部242とは、麓部24Lからのそれぞれに沿った離間長さが等しい位置どうしを比較した場合に互いに異なる高さとなるように傾斜している。言い換えれば、第一接続辺部241と第二接続辺部242とのそれぞれにおける、麓部24Lから周方向に沿って同じ距離離れた部分の高さが、互いに異なっている。
本実施形態では、第一接続辺部241および第二接続辺部242のそれぞれが、麓部24Lから頂部24Uに向けて漸次傾斜している。これには、第一接続辺部241の全体または第二接続辺部242の全体が傾斜している場合を含む他、第一接続辺部241及び第二接続辺部242のそれぞれが、局所的に微小な水平部分を有している場合も含む。すなわち、第一接続辺部241及び第二接続辺部242のそれぞれは、全体的に見て漸次傾斜していると判断できる程度に傾斜していれば良い。
本実施形態の本体フランジ部24では、頂部24Uと麓部24Lとが、本体フランジ部24における周方向の最も離れた位置に離間して配置されている。また、本実施形態の本体フランジ部24は、直線に沿って延びる直線状延在部24aと、当該直線状延在部24aの両端部を繋ぐとともに円弧に沿って延びる円弧状延在部24bとを有する。すなわち本実施形態では、本体フランジ部24は、平面視で半月状に形成されている。直線状延在部24aは、円弧状延在部24bよりも正面側に配置されている。円弧状延在部24bは、直線状延在部24aよりも背面側に配置され、背面側に膨出するように形成されている。本実施形態では、上述の麓部24Lは、直線状延在部24aと円弧状延在部24bとの連結部分に配置されている。頂部24Uは、円弧状延在部24bにおける、麓部24Lから周方向に最も離れた位置に配置されている。本実施形態では、第一接続辺部241は、直線状延在部24aの全部と円弧状延在部24bの一部とを含んで構成されている。第二接続辺部242は、円弧状延在部24bの一部により構成されている。但し、これら第一接続辺部241及び第二接続辺部242の構成は、麓部24Lと頂部24Uとの配置位置に応じて定まる。すなわち、第一接続辺部241及び第二接続辺部242は、麓部24Lと頂部24Uとの配置位置に応じた本体フランジ部24における任意の領域部分である。
詳細な図示は省略するが、水平面(接地面)に対する本体フランジ部24の第1の方向Xにおける傾斜角度は、特に限定されないが、例えば7°以上14°以下であることが好ましい。傾斜角度が7°未満であると、手前側と奥側とで本体周壁部23の高さにあまり差異が生じず、収容部Aにおける奥側の収容能力を十分には高めにくい。傾斜角度が14°を超えて大きくなると、本体周壁部23における奥側が過度に急傾斜となり、被収容物の安定性が悪くなる可能性がある。水平面(接地面)に対する本体フランジ部24の第1の方向Xにおけるより好ましい傾斜角度は、8°以上11°以下であり、さらに好ましくは9°である。本体フランジ部24の第2の方向Yにおける傾斜角度についても、上記と同様である。なお、本体フランジ部24の第1の方向Xにおける傾斜角度と第2の方向Yにおける傾斜角度とは、上述の角度範囲内であれば、同じであっても良いし異なっていても良い。
図1,図3,図4,図5,図8,図9に示すように、蓋体3は、天面部31と、天面部31から下方に延びる蓋体周壁部33と、蓋体周壁部33から外側に延びて容器本体2の本体フランジ部24に重ね合される蓋体フランジ部34と、を有している。天面部31は、蓋体3の天井部を形成している。図3に示すように、天面部31は、平面視で半月状に形成されている。本実施形態では、天面部31は、直線状に形成された直線状縁部31aと、当該直線状縁部31aの両端部を繋ぐ円弧状の円弧状縁部31bと、を有している。直線状縁部31aは、円弧状縁部31bよりも正面側に配置されている。円弧状縁部31bは、直線状縁部31aよりも背面側に配置され、背面側に膨出するように形成されている。本実施形態では、天面部31は、円弧状縁部31bから上方に隆起する円弧状隆起部31Aをさらに有している。これにより、蓋体3の剛性を高めることができる。また、図示の例では、天面部31は、平面視で蓋体3の中心部から偏心して配置されている。
蓋体周壁部33は、天面部31の周縁から下方に延びている。蓋体周壁部33は、下方に向かうに従って外側に向かって広がるように拡開している。本実施形態では、蓋体周壁部33は、矩形状平坦面部33aと、円弧状面部33bと、を有する。
矩形状平坦面部33aは、天面部31の直線状縁部31aに対応する位置に形成されている。すなわち本実施形態では、矩形状平坦面部33aは、蓋体3の正面側に形成されている。この矩形状平坦面部33aには、商品名や価格、原材料等を表示したラベル41が貼付される(図1を参照)。ラベル41は、矩形状平坦面部33aに直接貼付されても良いし、包装用容器1の全体をラップで包んだ状態で、矩形状平坦面部33aを土台としてラップを介して貼付されても良い。矩形状平坦面部33aは、蓋体3の全体に対して1/5~1/3(図示の例では1/4程度)の範囲の幅を有するように形成されている。
円弧状面部33bは、天面部31の円弧状縁部31bに対応する位置に形成されている。すなわち本実施形態では、円弧状面部33bは、直線状縁部31aに対応して配置される矩形状平坦面部33aよりも、背面側に配置されている。図示の例では、円弧状面部33bは、矩形状平坦面部33aよりも外側に膨出している。言い換えれば、矩形状平坦面部33aは、円弧状面部33bよりも内側に凹むように形成されている。
蓋体周壁部33の下端部には、多数の蓋体3を重ねる際に互いに密着してしまうのを回避するための凸部36(ブロッキング防止用凸部)が、複数箇所に分散して形成されている。
蓋体フランジ部34は、蓋体周壁部33の下端部から外側に延びている。蓋体フランジ部34は、本体フランジ部24に対応して傾斜するように形成されている。図4及び図5によく示すように、蓋体フランジ部34の全体は、第1の方向X及び第2の方向Yの双方に対して傾斜するように形成されている。本実施形態では、蓋体フランジ部34の全体が略平坦状に形成されている。すなわち、蓋体フランジ部34の全体は、第1の方向X及び第2の方向Yの双方に対して傾斜する略平坦状の仮想面に沿って形成されている。
図3,図4,図5に示すように、蓋体フランジ部34は、蓋体3の周方向に沿って形成されている。蓋体フランジ部34は、周方向に離間して配置された頂部34Uおよび麓部34Lと、頂部34Uと麓部34Lとを周方向の一方側で接続する第一接続辺部341と、頂部34Uと麓部34Lとを周方向の他方側で接続する第二接続辺部342と、を有している。蓋体フランジ部34の頂部34Uは、蓋体フランジ部34において最も高い位置に配置される部分である。蓋体フランジ部34の麓部34Lは、蓋体フランジ部34において最も低い位置に配置される部分である。
上述のように、蓋体フランジ部34は、容器本体2が接地している状態で傾斜するように形成されている。そして、それぞれ蓋体フランジ部34の一部を構成する第一接続辺部341と第二接続辺部342とは、麓部34Lから互いに非対称態様で斜め上方に向けて傾斜している。本実施形態では、蓋体フランジ部34の第一接続辺部341と第二接続辺部342とは、麓部34Lからのそれぞれに沿った離間長さが等しい位置どうしを比較した場合に互いに異なる高さとなるように傾斜している。言い換えれば、第一接続辺部341と第二接続辺部342のそれぞれにおける、麓部34Lから周方向に沿って同じ距離離れた部分の高さが、互いに異なっている。
本実施形態では、第一接続辺部341および第二接続辺部342のそれぞれが、麓部34Lから頂部34Uに向けて漸次傾斜している。これには、第一接続辺部341の全体または第二接続辺部342の全体が傾斜している場合を含む他、第一接続辺部341及び第二接続辺部342のそれぞれが、局所的に微小な水平部分を有している場合も含む。すなわち、第一接続辺部341及び第二接続辺部342とのそれぞれが、全体的に見て漸次傾斜していると判断できる程度に傾斜していれば良い。
本実施形態の蓋体フランジ部34では、頂部34Uと麓部34Lとが、蓋体フランジ部34における周方向の最も離れた位置に離間して配置されている。また、本実施形態の蓋体フランジ部34は、直線に沿って延びる直線状延在部34aと、当該直線状延在部34aの両端部を繋ぐとともに円弧に沿って延びる円弧状延在部34bとを有する。すなわち本実施形態では、蓋体フランジ部34は、平面視で半月状に形成されている。直線状延在部34aは、円弧状延在部34bよりも正面側に配置されている。円弧状延在部34bは、直線状延在部34aよりも背面側に配置され、背面側に膨出するように形成されている。本実施形態では、蓋体フランジ部34の麓部34Lは、直線状延在部34aと円弧状延在部34bとの連結部分に配置されている。蓋体フランジ部34の頂部34Uは、円弧状延在部34bにおける、麓部34Lから周方向に最も離れた位置に配置されている。本実施形態では、蓋体フランジ部34の第一接続辺部341は、直線状延在部34aの全部と円弧状延在部34bの一部とを含んで構成されている。蓋体フランジ部34の第二接続辺部342は、円弧状延在部34bの一部により構成されている。但し、これら第一接続辺部341及び第二接続辺部342の構成は、麓部34Lと頂部34Uとの配置位置に応じて定まる。すなわち、第一接続辺部341及び第二接続辺部342は、麓部34Lと頂部34Uとの配置位置に応じた蓋体フランジ部34における任意の領域部分である。
詳細な図示は省略するが、水平面(接地面)に対する蓋体フランジ部34の第1の方向Xにおける傾斜角度は、特に限定されないが、例えば7°以上14°以下であることが好ましい。水平面(接地面)に対する蓋体フランジ部34の第1の方向Xにおけるより好ましい傾斜角度は、8°以上11°以下であり、さらに好ましくは9°である。蓋体フランジ部34の第2の方向Yにおける傾斜角度についても、上記と同様である。なお、蓋体フランジ部34の第1の方向Xにおける傾斜角度と第2の方向Yにおける傾斜角度とは、上述の角度範囲内であれば、同じであっても良いし異なっていても良い。本実施形態では、蓋体フランジ部34の傾斜角度は、上述の本体フランジ部24の傾斜角度と等しい。
蓋体フランジ部34は、その外縁に、下方に延びる垂下部34Aを有している。垂下部34Aは、全周に亘って連続的に設けられている。この垂下部34Aの上下長さは、容器本体2の垂下部24Aの上下長さよりも長い。そして、垂下部34Aの下部領域には、内方に突出する係合突条35Aが、周方向に沿って形成されている。本実施形態では、複数の係合突条35Aが、周方向に分散して設けられている。係合突条35Aは、容器本体2に蓋体3が取り付けられた状態で、容器本体2の垂下部24Aの下端縁に下方から係合する。すなわち、本実施形態の包装用容器1は、外嵌合タイプの包装用容器として構成されている。
図6に示すように、本実施形態の包装用容器1は、複数の包装用容器1を水平方向に沿って並べる陳列方法(例えば、「ライン陳列」と称される。)を適用するのに適している。図6は、複数の包装用容器1が第1の方向X(ここでは前後方向)および第2の方向Y(ここでは左右方向)に陳列された様子を示している。
包装用容器1は、第1の方向Xに複数並べられた状態で、当該第1の方向Xにおいて他の包装用容器1と部分的に重複して配置されることが可能に構成されている。このような構成により、第1の方向Xにおける陳列スペースを有効的に活用することができる。また、包装用容器1は、第2の方向Yに複数並べられた状態で、当該第2の方向Yにおいて他の包装用容器1と部分的に重複して配置されることが可能に構成されている。このような構成により、第2の方向Yにおける陳列スペースを有効的に活用することができる。すなわち、本開示に係る包装用容器1によれば、複数の包装用容器1を第1の方向Xと第2の方向Yとに並べて陳列する際、第1の方向X及び第2の方向Yにおける陳列効率を向上させることができる。
以下、複数の包装用容器1が第1の方向Xおよび第2の方向Yに陳列された状態における複数の包装用容器1どうしの重複態様について、図7~図9を参照して説明する。なお、容器本体2と蓋体3とが嵌合した状態で、本体フランジ部24と蓋体フランジ部34とは対応関係にある。従って、本体フランジ部24の第一接続辺部241,第二接続辺部242,麓部24L,及び頂部24Uと、蓋体3の第一接続辺部341,第二接続辺部342,麓部34L,及び頂部34Uとは、それぞれ、容器本体2と蓋体3とが嵌合した状態で同じ位置(或いは略同じ位置)に配置される。以下では、これらの各対応部分をまとめて、包装用容器1の第一接続辺部(241,341)、第二接続辺部(242,342)、麓部(24L,34L)、及び頂部(24U,34U)と称することがある。
図7は、複数の包装用容器1が第1の方向Xおよび第2の方向Yに陳列された様子を模式的に示す平面図である。ここでは、複数の包装用容器1のうち1つを基準包装用容器10とする。そして、第1の方向Xにおいて基準包装用容器10に隣接する他の包装用容器1を、「第1隣接包装用容器11」と称する。また、第2の方向Yにおいて基準包装用容器10に隣接する他の包装用容器1を、「第2隣接包装用容器12」と称する。
図7~図9に示すように、複数の包装用容器1は、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)が、第1隣接包装用容器11の第二接続辺部(242,342)の上方に位置し、かつ、第2隣接包装用容器12の第二接続辺部(242,342)の下方に位置するように陳列可能である。
図7及び図8に示す例では、基準包装用容器10が、第1の方向Xにおいて、第1隣接包装用容器11よりも正面側(第1の方向Xにおける一方側)に配置されている。そして、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)の一部が、第1隣接包装用容器11の第二接続辺部(242,342)の一部よりも後側(第1の方向Xにおける他方側)に配置されている。第1隣接包装用容器11の第二接続辺部(242,342)は、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)に対して、上下方向の隙間である第1上下隙間Gv1を隔てて配置される。
本実施形態では、基準包装用容器10の第一接続辺部341を、第1隣接包装用容器11の蓋体周壁部33に対して水平方向に当接させる際、第1隣接包装用容器11の第二接続辺部(242,342)が、基準包装用容器10の本体周壁部23には当接することなく基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)の下方に位置するように配置される。言い換えれば、第1隣接包装用容器11の第二接続辺部(242,342)は、基準包装用容器10の本体周壁部23に対して、水平方向の隙間である第1水平隙間Gh1を隔てて配置されている。本実施形態では、複数の包装用容器1が第1の方向Xに陳列された状態で、第1水平隙間Gh1は、第1上下隙間Gv1よりも小さくなるように設定されている。これにより、基準包装用容器10と第1隣接包装用容器11とを、第1の方向Xにおいてなるべく重複させて配置することができ、陳列効率の向上を図ることができる。
図7及び図9に示す例では、基準包装用容器10が、第2の方向Yにおいて、第2隣接包装用容器12よりも左側(紙面左側:第2の方向Yにおける一方側)に配置されている。そして、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)の一部が、第2隣接包装用容器12の第二接続辺部(242,342)の一部よりも右側(紙面右側:第2の方向Yにおける他方側)に配置されている。第2隣接包装用容器12の第二接続辺部(242,342)は、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)に対して、上下方向の隙間である第2上下隙間Gv2を隔てて配置されている。
本実施形態では、第2隣接包装用容器12の第二接続辺部342を、基準包装用容器10の蓋体周壁部33に対して水平方向に当接させる際、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)が、第2隣接包装用容器12の本体周壁部23には当接することなく第2隣接包装用容器12の第二接続辺部(242,342)の下方に位置するように配置される。言い換えれば、基準包装用容器10の第一接続辺部(241,341)は、第2隣接包装用容器12の本体周壁部23に対して、水平方向の隙間である第2水平隙間Gh2を隔てて配置される。本実施形態では、複数の包装用容器1が第2の方向Yに陳列された状態で、第2水平隙間Gh2は、第2上下隙間Gv2よりも小さくなるように設定されている。これにより、基準包装用容器10と第2隣接包装用容器12とを、第2の方向Yにおいてなるべく重複させて配置することができ、陳列効率の向上を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、容器本体2の底面部21が、平面視で半月状に形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば図10~図12に示すように、底面部21は、平面視で円形状に形成されていても良い。また、図13及び図14に示すように、底面部21は矩形状に形成されていても良い。最高高さ部位24Uに対応する付近の本体周壁部23の高さと最低高さ部位24Lに対応する付近の本体周壁部23の高さとを異ならせることで、収容部Aの収容能力を部分的に異ならせても良い。なお、図示は省略するが、底面部21は、上記のような各実施形態に限定されることなく、直線状または弧状の縁部を複数有する多角形状に形成されていても良い。
(2)上記の実施形態では、本体フランジ部24が、直線状延在部24aと円弧状延在部24bとを有する半月状に形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本体フランジ部24は、例えば、図10,図11に示すように、複数の直線状延在部と複数の円弧状延在部とを有する多角形状に形成されていても良いし、図12に示すように、円弧状延在部のみを有する円形状(或いは楕円形状)に形成されていても良い。また、図示は省略するが、本体フランジ部24は、上記のような円弧状延在部を有さない、複数の直線状延在部を有する矩形状(或いは多角形状)に形成されていても良い。
(3)上記の実施形態では、容器本体2に関して、第一接続辺部241と第二接続辺部242とが、最低高さ部位である麓部24Lからのそれぞれに沿った離間長さが等しい位置どうしを比較した場合に互いに異なる高さとなるように傾斜している構成を例として説明したが、これらは、部分的に同じ高さとなるように傾斜していても良い。蓋体3についても同様である。
(4)上記の実施形態では、容器本体2に関して、最高高さ部位である麓部24Lと最低高さ部位である頂部24Uとが、本体フランジ部24における周方向の最も離れた位置に離間して配置されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、麓部24Lと頂部24Uとは、本体フランジ部24における周方向の任意の位置に配置されていても良い。蓋体3についても同様である。
(5)上記の実施形態では、第1の方向Xを前後方向とし、第2の方向Yを左右方向として説明したが、第1の方向Xが左右方向であり、第2の方向Yが前後方向であっても良い。また、上記の実施形態では、第1の方向Xと第2の方向Yとが平面視で直交している例について説明したが、これらの方向は、平面視で鋭角的または鈍角的に交差する態様であっても良い。
(6)上記の実施形態では、包装用容器1が容器本体2と蓋体3とを備えている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、包装用容器1は、容器本体2のみによって構成され、蓋体3を備えていなくても良い。
(7)上記の実施形態では、被収容物として食品を収容する包装用容器1(食品包装用容器)を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、食品以外の他の物品を収容するのに、上述した包装用容器1を用いても良い。
(8)上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :包装用容器
2 :容器本体
3 :蓋体
10 :基準包装用容器
11 :第1隣接包装用容器
12 :第2隣接包装用容器
21 :底面部
23 :本体周壁部
24 :本体フランジ部
24L :麓部(最低高さ部位)
24U :頂部(最高高さ部位)
24a :直線状延在部
24b :円弧状延在部
31 :天面部
32 :本体フランジ部
33 :蓋体周壁部
34 :蓋体フランジ部
34a :直線状延在部
34b :円弧状延在部
241 :容器本体の第一接続辺部
242 :容器本体の第二接続辺部
341 :蓋体の第一接続辺部
342 :蓋体の第二接続辺部
X :第1の方向
Y :第2の方向

Claims (8)

  1. 容器本体を備えた包装用容器であって、
    前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、を有し、
    前記本体フランジ部は、前記容器本体が接地している状態で傾斜するように形成されているとともに、周方向に離間して配置された最高高さ部位および最低高さ部位と、前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とを周方向の一方側で接続する第一接続辺部と、前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とを周方向の他方側で接続する第二接続辺部と、を有し、
    前記第一接続辺部と前記第二接続辺部とが、前記最低高さ部位から互いに非対称態様で斜め上方に向けて傾斜している包装用容器。
  2. 前記第一接続辺部および前記第二接続辺部のそれぞれが、前記最低高さ部位から前記最高高さ部位に向けて漸次傾斜している請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記第一接続辺部と前記第二接続辺部とが、前記最低高さ部位からのそれぞれに沿った離間長さが等しい位置どうしを比較した場合に互いに異なる高さとなるように傾斜している請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記最高高さ部位と前記最低高さ部位とが、前記本体フランジ部における周方向の最も離れた位置に離間して配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の包装用容器。
  5. 前記本体フランジ部の全体が略平坦状に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の包装用容器。
  6. 基準包装用容器の前記第一接続辺部が、第1の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第1隣接包装用容器の前記第二接続辺部の上方に位置し、かつ、第2の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部の下方に位置するように陳列可能である請求項1から5のいずれか一項に記載の包装用容器。
  7. 前記容器本体に嵌合される蓋体をさらに備え、
    前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びて前記本体フランジ部に重ね合される蓋体フランジ部と、を有し、
    前記蓋体フランジ部は、前記本体フランジ部に対応して傾斜するように形成され、
    基準包装用容器の前記第一接続辺部を、第1の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第1隣接包装用容器の前記蓋体周壁部に対して水平方向に当接させる際、前記第1隣接包装用容器の前記第二接続辺部が、前記基準包装用容器の前記本体周壁部には当接することなく前記基準包装用容器の前記第一接続辺部の下方に位置するように配置される請求項1から6のいずれか一項に記載の包装用容器。
  8. 第2の方向において前記基準包装用容器に隣接する他の包装用容器である第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部を、前記基準包装用容器の前記蓋体周壁部に対して水平方向に当接させる際、前記基準包装用容器の前記第一接続辺部が、前記第2隣接包装用容器の前記本体周壁部には当接することなく前記第2隣接包装用容器の前記第二接続辺部の下方に位置するように配置される請求項7に記載の包装用容器。
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