JP7475681B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、食料品等を収容することができる包装用容器に関する。
従来から、例えばスーパー等の各種店舗において、弁当等の食料品が包装用容器に収容された状態で販売されている。ここで、包装用容器に収容された状態で販売される食料品においては、彩り、ボリューム感、豪華さ等の見栄えが、消費者の購買意欲を喚起する重要な要素の一つになる。このことは、例えば、食料品が収容された包装用容器を複数段積み重ねて販売する場合においても同様である。
この点、例えば特許文献1には、角度を変えて積み重ねることが可能な包装用容器が開示されている。この包装用容器は、最下段の包装用容器よりもその1段上に配置される包装用容器の方を大きくすることができる。
実開昭61-134929号公報(1986年8月22日公開)
しかしながら、特許文献1に開示された包装用容器は、収容部を外部に十分開放した状態で包装用容器を複数段積み重ねるための構造になっており、収容部に収容された食料品の見栄えを良くするものではない。そのため、特許文献1に開示された包装用容器は、収容部に収容された食料品の見栄えを良くするという点において十分とは言えなかった。この問題点は、食料品以外の被収容物が収容される包装用容器においても存在する。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、複数段積み重ねることが可能な包装用容器に収容された被収容物の見栄えを良くすることにある。
本発明の一態様に係る包装用容器は、
収容容器を備える包装用容器であって、
前記収容容器は、
底面部と、
前記底面部から上側に延びる第1周壁部と、
前記第1周壁部から外側に延びる段差部と、
前記段差部によって前記第1周壁部との間に段差が設けられた状態で、前記段差部から上側に延びる第2周壁部と、
前記第2周壁部から外側に延びるフランジ部と、
前記底面部から下側に突出した脚部と、を有し、
前記脚部は、当該脚部の接地面を含む平坦部と、前記平坦部から立ち上がって前記底面部と連結する側壁部と、を有し、
複数の前記収容容器が積み重ねられた場合において、互いに重なり合う2つの前記収容容器のうち、下側の前記収容容器を第1収容容器とし、上側の前記収容容器を第2収容容器とすると、
最も上側の前記収容容器の大きさが、複数の前記収容容器の中で最も大きく、
前記第2収容容器における前記平坦部および前記側壁部が、前記第1収容容器の前記段差部に当接する。
前記構成によれば、複数の収容容器を積み重ねた場合に、当該複数の収容容器の中で最も大きな収容容器が最も上側に配置される。以下、最も上側に配置される収容容器を「最上段収容容器」と称する。ここで、収容容器は、大きさが大きくなるほど被収容物の収容態様のバリエーションが増える。したがって、例えば食料品が収容された複数の収容容器を積み重ねて店頭に置く場合、消費者が一見して中身を確認できる最上段収容容器に、最も見栄え良く食料品を収容することができる。これにより、懐石料理等の見栄えの良さが重要な要素となる料理について、当該料理を構成する複数の食料品を複数の収容容器に収容し、これらを積み重ねて店頭に置くことで、消費者の購買意欲を喚起することができる。
また前記構成によれば、複数の収容容器を積み重ねた場合に、第2収容容器における平坦部および側壁部が第1収容容器の段差部に当接する。したがって、上側に積み重ねられた各収容容器の載置位置が振動等によって横方向にずれるのを抑えることができる。これにより、複数の収容容器を積み重ねて運搬したり、店頭に置いたりしたときに、振動等によって上側の収容容器が落下するのを低減することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に説明する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
本発明の一態様として、
前記第1周壁部は、前記側壁部から外側に延びる平面部と連結しており、
複数の前記収容容器が積み重ねられた場合において、前記第2収容容器の前記平面部が、前記第1収容容器の前記フランジ部に当接してもよい。
前記構成によれば、第2収容容器における第1周壁部と平面部とで構成される部分が第1収容容器のフランジ部によって上側に支持されることから、第1収容容器における第2収容容器を上側に支持する部分が増える。これにより、第2収容容器を、第1収容容器上により安定的に載置することができる。
本発明の一態様として、
前記段差部は、
前記第1周壁部の上端部から上側に延びる第1段差側壁部と、
前記第1段差側壁部の上端部から外側に延びる段差底面部と、
前記段差底面部の外側端部から上側に延びる第2段差側壁部と、を有し、
前記段差底面部の幅は、前記フランジ部の幅よりも狭くなっていてもよい。
例えば、第1周壁部の開口領域の面積とフランジ部の形状・大きさとを変えることなく、段差底面部の幅をフランジ部の幅と同等以上にした場合、段差底面部の幅が1段上側の収容容器を安定的に載置する上で必要以上に広くなってしまう。したがって、段差底面部の幅が必要以上に広くなった分だけ高コスト化するとともに、収容容器におけるフランジ部周りがコンパクトさに欠けてしまう。また例えば、第1周壁部の形状・大きさ、フランジ部の先端の位置およびフランジ部の形状・大きさを変えることなく、段差底面部の幅をフランジ部の幅と同等以上にした場合、収容容器内の空間の体積が、被収容物を収容する上で必要以上に小さくなってしまう。
その点前記構成によれば、段差底面部の幅がフランジ部の幅よりも狭くなっていることから、収容容器の製造コストを抑えることができるとともに、フランジ部周りをコンパクトにすることができる。また、収容容器内の空間を、被収容物を収容する上で支障を来さない程度の体積にすることができる。
本発明の一態様として、
前記収容容器における前記底面部と前記第1周壁部とで取り囲まれた空間に出し入れ可能に収容される仕切り容器を、さらに備え、
前記仕切り容器は、
仕切り側底面部と、前記仕切り側底面部から上側に延びる仕切り側周壁部と、前記仕切り側周壁部から外側に延びる仕切り側フランジ部と、を有し、
前記仕切り側底面部と前記仕切り側周壁部とで取り囲まれた収容空間に、被収容物が出し入れ可能に収容され、
前記収容空間は、区画壁によって区画されており、
前記第1収容容器の前記空間に前記仕切り容器が収容された状態において、前記第2収容容器の前記平坦部が前記仕切り側フランジ部に当接してもよい。
前記構成によれば、例えば仕切り容器が収容された複数の収容容器を積み重ねた場合に、第2収容容器の平坦部が、第1収容容器内の仕切り容器の仕切り側フランジ部に当接する。したがって、第2収容容器の平坦部が仕切り側フランジ部によって上側に支持されることから、第1収容容器における第2収容容器を上側に支持する部分が増える。また、区画壁によって区画された各空間部分に、被収容物の種類・大きさ等に応じて秩序良く被収容物を収容することができる。これにより、第2収容容器の第1収容容器上での安定的な載置と、収容容器に収容された被収容物の見栄えの良さとを両立させることができる。
また前記構成によれば、例えば第2収容容器の平坦部の一部が潰れたとしても、当該平坦部の他の部分が第1収容容器の段差部および仕切り側フランジ部に当接する。これにより、第2収容容器を第1収容容器の段差部および仕切り側フランジ部によって安定的に支持することができ、第2収容容器を積み重ねるときの安定性を担保することができる。
本発明の一態様として、
前記段差部は、
前記第1周壁部の上端部から上側に延びる第1段差側壁部と、
前記第1段差側壁部の上端部から外側に延びる段差底面部と、
前記段差底面部の外側端部から上側に延びる第2段差側壁部と、を有し、
前記段差底面部の幅は、前記仕切り側フランジ部の幅よりも狭くなっていてもよい。
前記構成によれば、段差底面部の幅が仕切り側フランジ部の幅よりも狭くなっていることから、収容容器の製造コストを抑えることができるとともに、フランジ部周りをコンパクトにすることができる。また、仕切り容器内の収容空間を、被収容物を収容する上で支障を来さない程度の体積にすることができる。
本発明の一態様によれば、複数段積み重ねることが可能な包装用容器に収容された被収容物の見栄えを良くすることができる。
本発明の一実施形態に係る包装用容器セットの外観を示す斜視図である。 図1に示す包装用容器セットを分解した状態を示す斜視図である。 図1に示す包装用容器セットのIII-III線矢視断面図である。 図3に示す包装用容器セットの要部の断面構造を示す拡大図である。 図4に示す包装用容器セットにおける、下段収容容器と中段収容容器との当接箇所付近の断面構造を示す拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る包装用容器セットの断面図である。 図5に示す包装用容器セットの要部の断面構造を示す拡大図である。
本発明の一実施形態について、図1~図6を参照して説明する。本実施形態では、本発明の一態様に係る包装用容器として、弁当、惣菜等の食料品を被収容物として収容する食品包装用容器を例に挙げて説明する。但し、本発明の一態様に係る包装用容器に収容される被収容物は、食料品に限定されない。
〔見栄え向上のための方策〕
一般的に、懐石料理のような、品数が多く、かつ見栄えの良し悪しが消費者の購買意欲に大きな影響を与える食料品を複数段積み重ねられた包装用容器に収容して陳列する場合、最上段の包装用容器に収容される食料品の見栄えが最も重要になる。なぜなら、消費者が、店頭等に陳列された複数段の包装用容器を一見するだけで食料品の見栄えの良し悪しを直接感じることができるのは、基本的には、最上段の包装用容器に収容された食料品のみだからである。
そこで、本発明者らは、前記の知見に基づいて鋭意検討を重ねた。その結果、本発明者らは、最上段の包装用容器に収容された食料品の見栄えを良くするための有効な方策を見出した。具体的には、複数段の包装用容器の中で、最上段の包装用容器の大きさを最も大きくするのが有効であることを見出した。
「包装用容器の大きさ」は、(i)包装用容器内に形成された空間の体積の大きさ、(ii)包装用容器の上端部に形成された開口領域の面積の大きさ、(iii)包装用容器の深さ、の3点を総合考慮することにより定まる概念である。また、「包装用容器の大きさが大きい」か否かは、前記の(i)~(iii)のそれぞれについて、消費者が包装用容器内の食料品を開口領域から視認したときに見栄えが良いと感じるレベルか否かを判定し、得られた判定結果を総合考慮して決定する。
例えば、前記の(i)および(ii)が基準レベルをクリアしていたとしても、(iii)包装用容器の深さが非常に浅ければ、消費者は、当該包装用容器に収容された食料品の見た目からボリューム感を感じ難い。したがって、この場合は「包装用容器の大きさが大きい」とは言えない。また例えば、前記の(i)および(iii)が基準レベルをクリアしていたとしても、(ii)開口領域の面積が非常に小さければ、消費者が包装用容器内の食料品を見ることが困難になり、食料品自体の豪華さ、高級感が伝わり難くなる。したがって、この場合も「包装用容器の大きさが大きい」とは言えない。また例えば、前記の(ii)および(iii)が基準レベルをクリアしていたとしても、(i)空間の体積が非常に小さければ、収容できる食料品の品目が大幅に減ってしまい、食料品の品数および種類の豊富さで見栄え良くすることが困難になる。したがって、この場合も「包装用容器の大きさが大きい」とは言えない。
なお、この欄に記載された「包装用容器」は、蓋体および仕切り容器を有していないものを想定している。つまり、この欄に記載された「包装用容器」は、本発明の一態様に係る収容容器に相当する。
〔包装用容器セットの概要〕
図1~図3を用いて、本発明の一実施形態に係る包装用容器セット100について説明する。図1に示すように、包装用容器セット100は、下段包装用容器1と、中段包装用容器2と、上段包装用容器3と、蓋体4と、を備えている。図2および図3に示すように、下段包装用容器1は、下段収容容器11と下段仕切り容器21とで構成されている。また、中段包装用容器2は、中段収容容器12と中段仕切り容器22とで構成されている。さらに、上段包装用容器3は、上段収容容器13と上段仕切り容器23とで構成されている。
以下の説明では、下段収容容器11、中段収容容器12および上段収容容器13を纏めて「各収容容器」と称する。さらに、下段仕切り容器21、中段仕切り容器22および上段仕切り容器23を纏めて「各仕切り容器」と称する。
本実施形態では、各収容容器、各仕切り容器および蓋体4は、シート厚が0.1mm~4mm、好ましくは0.15mm~2.5mmの樹脂シートを熱成形することによって形成されている。熱成形の方法としては、例えば真空成形、厚空成形、真空圧空成形、熱板成形を挙げることができる。なお、シート厚は、各収容容器、各仕切り容器および蓋体4のそれぞれで0.1mm~4mmの範囲内で異なっていてもよい。
樹脂シートとしては、例えばポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエステル系樹脂シート等の熱可塑性樹脂シートを用いることができる。これらの樹脂シートは、発砲シートであってもよいし、非発泡シートであってもよい。また、樹脂シートとして積層シートを用いることもできる。積層シートとしては、例えば、発泡シートにフィルムをラミネートしたフィルムラミネート発泡シート、共押出ラミネートシート、押出ラミネートシートを用いることができる。
本実施形態では、各収容容器のうち、下段収容容器11および中段収容容器12は黒色である。一方、上段収容容器13および蓋体4は金色である。また、下段収容容器11および中段収容容器の各外側側面、ならびに、上段収容容器13および蓋体4の各外面全体には模様が付されている。このように、黒色と模様入りの金色とを組み合わせて包装用容器セット100の外観の色を形成することで、包装用容器セット100の外観に高級感を持たせることができる。これにより、例えば、消費者が蓋体4を開けて上段収容容器13内の食料品を確認しなくても、消費者に対して包装用容器セット100内の食料品が高級、豪華であることを想起させることができ、消費者の購買意欲を喚起することができる。
なお、各収容容器は、黒色以外の有色であってもよいし、無色透明であってもよい。また、蓋体4も、金色以外の有色であってもよいし、無色透明であってもよい。例えば蓋体4を無色透明にすることで、消費者が、上段収容容器13内の食料品を外部から視認し易くなる。さらには、各収容容器の一部または全部に模様等のデザインを付さなくてもよい。各仕切り容器の色については後述する。
包装用容器セット100の組立は、次に示す[1]~[4]の各手順を踏むことにより実現される。
[1]まず、下段収容容器11内に下段仕切り容器21を収容し、中段収容容器12内に中段仕切り容器22を収容し、上段収容容器13内に上段仕切り容器23を収容する。各仕切り容器の収容順番は任意である。
[2]次に、下段収容容器11の上側に中段収容容器12を積み重ねる。具体的には、図3に示すように、中段収容容器12の脚部12fを、下段収容容器11の段差部11cおよび下段仕切り容器21の仕切り側フランジ部21cの上に載置する。
[3]次に、中段収容容器12の上側に中段収容容器12を積み重ねる。具体的には、図3に示すように、上段収容容器13の脚部13fを、中段収容容器12の段差部12cおよび中段仕切り容器22の仕切り側フランジ部22cの上に載置する。
[4]最後に、蓋体4を上段収容容器13に対して嵌合する。
このように、手順[1]~[4]を踏むことで包装用容器セット100の組立が終了し、図1および図3に示す包装用容器セット100の状態になる。図1および図3に示す包装用容器セット100の状態において、各収容容器の中心C1~C3および蓋体4の中心C4は、すべて同一線上に配置されている。この線が、包装用容器セット100の上下方向の中心線(不図示;図2参照)となる。なお、手順[2]~[4]の順番については任意に入れ替えてもよい。
<各収容容器>
図2および図3を用いて、各収容容器の概要について説明する。以下の説明では、主として下段収容容器11を例に挙げる。中段収容容器12および上段収容容器13については、底面部12a・13aの表面積が下段収容容器11の底面部11aの表面積よりも大きい以外、下段収容容器11と略同一の形状、構造および寸法になっている。そのため、下段収容容器11の特定の部と同一名称の部については、その詳細説明を省略する。図3に示すように、下段収容容器11は、底面部11aと、第1周壁部11bと、段差部11cと、第2周壁部11dと、フランジ部11eと、脚部11fと、を有している。
(底面部)
図2に示すように、底面部11aは、平面視で正方形状の部位であり、下段収容容器11の底部を形成している。ここで、「正方形状」とは、底面部11aを全体として見たときに正方形状と見做すことができる形状、つまり略正方形状を意味する。したがって、全体として略正方形形状であれば、例えば1つの辺部が僅かに湾曲したりしていてもよいし、少なくとも1つの角部が丸みを帯びていてもよい。このことは、各収容容器、各仕切り容器および蓋体4のそれぞれを構成する各部位(後述)を、あらゆる方向から見た場合の形状についても当てはまる。本実施形態では、底面部11aは、平面視で4つの角が全て曲線になっている。なお、底面部11aは平面視で正方形状でなくてもよく、任意の形状を採用することができる。
底面部11aの内側底面からは、第1隆起部11g-1と、第2隆起部11g-2と、第3隆起部11g-3と、第4隆起部11g-4と、が上側に隆起している。第1隆起部11g-1は、略矩形の板状の部位である。第1隆起部11g-1の両端部は丸みを帯びており、平面視で半円形状になっている。このことについては、第2~第4隆起部11g-2~11g-4の各両端部についても同様である。
第1隆起部11g-1は、底面部11aの中心C1の周りに4つ形成されている。また、4つの第1隆起部11g-1のそれぞれにおける長手方向の中心線(不図示)を結ぶと、平面視で正方形になり、当該正方形の中心は底面部11aの中心C1と一致する。さらに、4つの第1隆起部11g-1のそれぞれは、底面部11aの内側底面を形成する各辺に対して略45°を成している。
第2隆起部11g-2は、平面視で90°に屈曲した板状の部位である。第2隆起部11g-2の屈曲部分は、丸みを帯びている。第2隆起部11g-2も、第1隆起部と同様、底面部11aの中心C1の周りに4つ形成されている。また、4つの第2隆起部11g-2を全体としてみると、平面視で正方形を成しており、当該正方形の中心は底面部11aの中心C1と一致する。さらに、第2隆起部11g-2は、第1隆起部11g-1よりも底面部11aの縁側に形成されている。つまり、4つの第2隆起部11g-2は、4つの第1隆起部11g-1とで略同心円形状を成している。
第2隆起部11g-2よりも底面部11aの縁側には、第3隆起部11g-3が形成されている。また、第3隆起部11g-3よりも底面部11aの縁側には、第4隆起部11g-4が形成されている。第3・第4隆起部11g-3・11g-4の形状、個数、中心C1との相対的な位置関係については、第2隆起部11g-2と同様である。
互いに隣り合う2つの同一種類の隆起部について、一方の端部と、当該一方の端部と対向する他方の端部との間に形成される隙間の幅は、第1~第4隆起部11g-1~11g-4のすべてが同一になっている。ここで、「隙間の幅」とは、具体的には、互いに隣り合う2つの同一種類の隆起部における、一方の端部の頂点と他方の端部の頂点とを直線で結んだ場合の、当該直線の長さになる。また、第1~第4隆起部11g-1~11g-4のそれぞれの上面は、すべて面一になっている。勿論、上述した第1~第4隆起部11g-1~11g-4の形状、個数、形成位置等はあくまで一例であり、任意に設計変更することができる。
4つの第4隆起部11g-4の周囲には、下側に凹となる溝部11hが4つ形成されている。溝部11hは、平面視で90°に屈曲した溝であり、第2~第4隆起部11g-2~11g-4の平面視の形状に対応している。つまり、4つの第1~第4隆起部11g-1~11g-4と4つの溝部11hとで、略同心円形状を成している。また、4つの溝部11hのそれぞれは、底面部11aの周縁に沿って、かつ、屈曲部分が底面部11aの内側の角に沿うように形成されている。
(第1周壁部)
第1周壁部11bは、平面部11b-1から上側に延びる枠状の部位である。平面部11b-1は、側壁部11f-2の上端部から外側に延びる板状の部位である(図4参照)。図2および図3に示すように、第1周壁部11bは、上側に向かうにつれて外側に直線的に広がるように形成されている。
また、第1周壁部11bは、高さが一様になっている。第1周壁部11bの高さは、当該第1周壁部11bの上端面を含む平面と、脚部11fの接地面11f-3(図4参照;後述)を含む平面との間の最短距離となる。「高さが一様」とは、第1周壁部11bの上端面のどの箇所を選択しても、選択した箇所を含む平面と接地面11f-3を含む平面の間の最短距離が同一になることを指す。言い換えれば、「高さが一様」とは、第1周壁部11bの上端面を含む平面と、接地面11f-3を含む平面とが平行になっていることを指す。
このように、第1周壁部11bの高さが一様であることから、下段収容容器11上に中段収容容器12を載置したときに、第1周壁部11bの上端面と、中段収容容器12の脚部12fの接地面12f-3(図4参照;後述)とが安定的に当接する。これにより、中段収容容器12を下段収容容器11上に安定的に載置することができる。
さらに、図2に示すように、第1周壁部11bにおける内側壁面および外側壁面には、第1周壁部11bの高さ方向、言い換えれば下段収容容器11の深さ方向に、複数のリブが設けられている。勿論、第1周壁部11bにリブを設けることは必須ではなく、内側壁面または外側壁面のいずれか一方に設けてもよいし、両方の面に設けなくてもよい。また、リブの個数、形状等についても任意に設計変更することができる。
さらに、第1周壁部11bの外側への広がり方も上述の例に限定されず、任意に設計変更することができる。但し、第1周壁部11bは、上側に向かうにつれて外側に広がる形状であることが好ましい。第1周壁部11bがこのような形状であることにより、下段収容容器11内の隅の方に収容されている食料品を取り出す際、第1周壁部11bが邪魔にならない。また、消費者が下段収容容器11の中身の全体を確認し易くなる。
(段差部および第2周壁部)
図3に示すように、段差部11cは、第1周壁部11bの上端部から外側に延びる部位である。また、段差部11cには、外側に向けて凸となる段差が形成されている。段差部11cの詳細については後述する。第2周壁部11dは、段差部11cによって第1周壁部11bとの間に前記の段差が設けられた状態で、段差部11cの第2段差側壁部11c-3(図4参照;後述)の上端部から上側に延びる板状の部位である。
本実施形態では、第2周壁部11dも、第1周壁部11bと同一の傾斜角度で、上側に向かうにつれて外側に直線的に広がる形状になっている。なお、第2周壁部11dの傾斜角度は任意に設計変更できるものの、第1周壁部11bと同様の理由により、第2周壁部11dも上側に向かうにつれて外側に広がる形状であることが好ましい。
(フランジ部)
図2および図3に示すように、フランジ部11eは、第2周壁部11dの上端部から外側に延びる部位である。図3に示すように、フランジ部11eは、延在部11e-1と垂下部11e-2とを有している。延在部11e-1は、脚部11fが接地している状態において、第2周壁部11dの上端部から水平面に沿って延びる板状の部位である。「接地」とは、作業台、陳列台(ともに不図示)等の上に載置されていることを意味する。
延在部11e-1は、高さが一様になっている。延在部11e-1の高さは、当該延在部11e-1の上面を含む平面と、脚部11fの接地面11f-3を含む平面との間の最短距離となる。「高さが一様」とは、延在部11e-1の上面のどの箇所を選択しても、選択した箇所を含む平面と接地面11f-3を含む平面の間の最短距離が同一になることを指す。言い換えれば、「高さが一様」とは、延在部11e-1の上面を含む平面と、接地面11f-3を含む平面とが平行になっていることを指す。
このように、延在部11e-1の高さが一様であることから、下段収容容器11上に中段収容容器12を載置したときに、延在部11e-1の上面と、中段収容容器12の平面部12b-1(図4参照;後述)とが安定的に当接する。これにより、中段収容容器12を下段収容容器11上により安定的に載置することができる。
垂下部11e-2は、延在部11e-1の外縁から下側に向けて延びる板状の部位である。垂下部11e-2の下端部は、外側に向けて水平面に平行に折れ曲がっている。なお、フランジ部11eは、延在部11e-1のような、第2周壁部11dの上端部から外側に延びる部位を有するものであれば、どのような形状等であってもよい。
(脚部)
図3に示すように、脚部11fは、底面部11aの外側底面から下側に突出した部位である。脚部11fは、平坦部11f-1と側壁部11f-2とを有している。平坦部11f-1は、接地面11f-3を含む板状の部位であり、脚部11fの底面部を形成している。また、平坦部11f-1は、底面部11aの縁に沿って4つ形成されており、平面視で90°に屈曲している。つまり、本実施形態では、底面部11aにおける溝部11hの裏側(外側)の部位が脚部11fに相当する。これは、下段収容容器11が樹脂シートを熱成形することによって形成されており、脚部11fと溝部11hとが表裏一体の関係にあるためである。
また本実施形態では、包装用容器セット100の状態で店頭等に載置する場合、下段収容容器11の脚部11fの接地面11f-3が陳列台等の上面に当接する。但し、例えば包装用容器セット100を分解して各収容容器を個別に載置する場合、中段収容容器12の脚部12fの接地面12f-3および下段収容容器11の脚部13fの接地面13f-3も、陳列台等の上面に当接する(図4参照)。側壁部11f-2は、平坦部11f-1の周縁の全体から立ち上がって底面部11aと連結する部位である。
(中段収容容器および上段収容容器)
図3に示すように、中段収容容器12は、底面部12aと、第1周壁部12bと、段差部12cと、第2周壁部12dと、フランジ部12eと、脚部12fと、を有している。底面部12aの内側底面からは、第1隆起部12g-1と、第2隆起部12g-2と、第3隆起部12g-3と、第4隆起部12g-4と、が上側に隆起している。第1隆起部12g-1は、略矩形の板状の部位が3つ並列に並んだ状態で構成されている。3つの部位のうち、2つの部位に挟まれるように配置された部位の長手方向の長さが、最も長い。他の2つの部位のうち、底面部12aの中心C2により近い位置に配置された部位の長手方向の長さが、2番目に長い。第1隆起部12g-1のその他の点については、下段収容容器11の第1隆起部11g-1と同様である。
上段収容容器13は、底面部13aと、第1周壁部13bと、段差部13cと、第2周壁部13dと、フランジ部13eと、脚部13fと、を有している。底面部13aの内側底面からは、第1隆起部13g-1と、第2隆起部13g-2と、第3隆起部13g-3と、第4隆起部13g-4と、が上側に隆起している。第1隆起部13g-1は、略矩形の板状の部位が4つ並列に並んだ状態で構成されている。4つの部位のうち、底面部13aの中心C3に最も近い位置に配置された部位の長手方向の長さが、最も短い。また、底面部13aの縁側に最も近い位置に配置された部位の長手方向の長さが、2番目に短い。残り2つの部位については、長手方向の長さは同一である。第1隆起部13g-1のその他の点については、下段収容容器11の第1隆起部11g-1と同様である。
(各収容容器の形状・大きさ)
図1および図2に示すように、各収容容器は、底面の表面積よりも頂面の表面積の方が大きな四角錐台形状の器である。ここで、「四角錐台形状」とは、各収容容器のそれぞれを全体として見たときに四角錐台形状と見做すことができる形状、つまり略四角錐台形状を意味する。したがって、全体として略四角錐台形状であれば、例えば各収容容器の外側側面が僅かに湾曲したり窪んだりしていてもよい。このことは、下記の各収容容器の形状のバリエーションについても当てはまる。また、各収容容器の中では、上段収容容器13の大きさが最も大きく、下段収容容器11の大きさが最も小さい。
なお、各収容容器の形状は、前記の四角錐台形状に限定されない。各収容容器の形状は、例えば四角柱形状であってもよいし、円柱形状であってもよい。また例えば、各収容容器の形状は、六角錐台形状であってもよいし、円錐台形状であってもよい。但し、各収容容器が前記のいずれの形状であっても、上段収容容器13の大きさが最も大きく、下段収容容器11の大きさが最も小さくなっている必要がある。
また、各収容容器が何らかの錐台形状の場合、底面の表面積よりも頂面の表面積の方が大きくなっているのが好ましい。このように設計することで、各収容容器内の隅の方に収容されている食料品でも問題なく取り出すことができるとともに、包装用容器セット100の外側側面の全体を面一にすることができ、外観に統一性を持たせることができる。さらには、消費者が各収容容器の中身の全体を確認し易くなる。
<各仕切り容器>
図2および図3を用いて、各仕切り容器の概要について説明する。なお、図3に示す各仕切り容器については、説明の簡略化のため、仕切り側周壁部21b~23bにおける第2区画壁21e~23eと連結している周壁部分(紙面向かって奥行側の周壁部分)の図示を省略している。
さらに、以下の説明では、主として下段仕切り容器21を例に挙げる。中段仕切り容器22および上段仕切り容器23については、仕切り側底面部22a・23aの表面積が下段仕切り容器21の仕切り側底面部21aの表面積よりも大きい以外、下段仕切り容器21と略同一の形状、構造および寸法になっている。そのため、下段仕切り容器21の特定の部と同一名称の部については、その詳細説明を省略する。
下段仕切り容器21は、下段収容容器11における底面部11aと第1周壁部11bとで取り囲まれた空間S1(図4参照)に出し入れ可能に収容される容器である。図2に示すように、下段仕切り容器21は、仕切り側底面部21aと、仕切り側周壁部21bと、仕切り側フランジ部21cと、を有している。
(仕切り側底面部および仕切り側周壁部)
仕切り側底面部21aは、平面視で正方形状の部位であり、下段仕切り容器21の底部を形成している。なお、仕切り側底面部21aは平面視で正方形状でなくてもよく、下段収容容器11の底面部11aにおける平面視の形状に対応している限りにおいて、任意の形状を採用することができる。
仕切り側周壁部21bは、仕切り側底面部21aの周縁から上側に延びる枠状の部位である。また、仕切り側周壁部21bは、上側に向かうにつれて外側に直線的に広がるように形成されている。さらに、仕切り側周壁部21bは、高さが一様になっている。「高さが一様」の概念については、下段収容容器11の第1周壁部11bの高さと同様である。仕切り側周壁部21bの外側への広がり方が任意に設計変更できる点、および、仕切り側周壁部21bが上側に向かうにつれて外側に広がる形状であることが好ましい点については、下段収容容器11の第1周壁部11bと同様である。
図3に示すように、本実施形態では、仕切り側周壁部21bの上端部は、外側に凸となる段差形状となっている。例えば、仕切り側周壁部21bの上端部が他の部位と面一の場合、仕切り側フランジ部21c上に中段収容容器12が載置されてその荷重の一部が負荷されると、仕切り側周壁部21bの湾曲線(不図示)は1線だけであり、当該湾曲線付近に荷重が集中する。一方、本実施形態のように仕切り側周壁部21bの上端部が前記の段差形状であれば、前記の荷重の一部が負荷されても、湾曲線付近の他、段差形状の部位における2箇所の屈曲部分に荷重が分散して負荷される。これにより、仕切り側周壁部21bの上端部は、中段収容容器12の載置によっても折れ曲がり難くなっている。なお、仕切り側周壁部21bの上端部は段差形状に限定されず、任意に設計変更することができる。
下段仕切り容器21には、仕切り側底面部21aと仕切り側周壁部21bとで取り囲まれた下段収容空間21hが形成されている。下段収容空間21hは、第1・第2区画壁21d・21eによって、下段第1空間部分21h-1、下段第2空間部分21h-2および下段第3空間部分に区画されている。図2に示すように、第1・第2区画壁21d・21eは、仕切り側底面部21aの内側底面から上側に立ち上がるように形成されている。そして、下段第1空間部分、下段第2空間部分21h-1および下段第3空間部分21h-2のそれぞれに、食料品が収容される。
第1区画壁21dは、下段第1空間部分を形成する区画壁である。第1区画壁21dは、下段収容空間21hを略2等分するように形成されており、両端が仕切り側周壁部21bと連結している。第2区画壁21eは、第1区画壁21dとで下段第2空間部分21h-1および下段第3空間部分21h-2を形成する区画壁である。第2区画壁21eの一端は、第1区画壁21dと連結している。第2区画壁21eの他端は、仕切り側周壁部21bにおける第1区画壁21dと連結していない周壁部分と連結している。図3に示すように、第2区画壁21eは、側面視で、上側に向かうにつれて壁の幅が直線的に狭くなる形状になっている。図示しないものの、第1区画壁21dも、側面視で第2区画壁21eと同一の形状になっている。
本実施形態では、下段第1空間部分の体積が最も大きく、下段第3空間部分21h-2の体積が最も小さい(図2参照)。また、下段第1空間部分の形成箇所は、図3に示す下段仕切り容器21で説明すれば、下段第2・下段第3空間部分21h-1・21h-2の前方(紙面向かって手前側)になる。勿論、区画壁の個数、形成箇所はこの例に限定されず、任意に設計変更することができる。このことは、中段仕切り容器22および下段仕切り容器23についても同様である。
さらに本実施形態では、下段仕切り容器21が樹脂シートを熱成形することによって形成されていることから、第1・第2区画壁21d・21eの形成に伴って、仕切り側底面部21aが3つに分割されている。具体的には、図2に示すように、仕切り側底面部21aは、第1~第3仕切り側底面部21a-1~21a-3に分割されている。第1~第3仕切り側底面部21a-1~21a-3の各外側底面からは、椀の高台形状の下段仕切り側脚部が下側に突出している(図3参照)。勿論、仕切り側脚部の形状は椀の高台形状に限定されず、任意に設計変更することができる。
(仕切り側フランジ部)
仕切り側フランジ部21cは、仕切り側周壁部21bの上端部の先端から外側に延びる部位であり、仕切り側延在部21c-1と仕切り側垂下部21c-2とを有している。仕切り側延在部21c-1は、仕切り側底面部21aが接地している状態において、仕切り側周壁部21bの上端部の先端から水平面に沿って延びる板状の部位である。また、仕切り側延在部21c-1は、高さが一様になっている。「高さが一様」の概念については、下段収容容器11のフランジ部11eにおける延在部11e-1の高さと同様である。
仕切り側垂下部21c-2は、仕切り側底面部21aが接地している状態において、仕切り側延在部21c-1の外縁から下側に向けて延びる板状の部位である。仕切り側垂下部21c-2の下端部は、外側に向けて水平面に平行に折れ曲がっている。
(中段仕切り容器)
中段仕切り容器22は、中段収容容器12内に形成された空間S2(図4参照)に出し入れ可能に収容される容器である。図2に示すように、中段仕切り容器22は、仕切り側底面部22aと、仕切り側周壁部22bと、仕切り側フランジ部22cと、を有している。
中段仕切り容器22内に形成された中段収容空間22hは、第1~第4区画壁22d~22gによって、中段第1空間部分、中段第2空間部分22h-1、中段第3空間部分22h-2、中段第4空間部分および中段第5空間部分に区画されている。そして、中段第1空間部分、中段第2空間部分22h-1、中段第3空間部分22h-2、中段第4空間部分および中段第5空間部分のそれぞれに、食料品が収容される。
第1区画壁22dは、中段収容空間22hを略2等分するように形成されており、両端が仕切り側周壁部22bと連結している。第2区画壁22eは、第1区画壁22dとで中段第2空間部分22h-1および中段第3空間部分22h-2を形成する区画壁である。第2区画壁22eの一端は、第1区画壁22dと連結している。第2区画壁22eの他端は、仕切り側周壁部22bにおける第1区画壁22dと連結していない周壁部分と連結している。
第3・第4区画壁22f・22gは、第1区画壁22dとで中段第1・中段第4・中段第5空間部分を形成する区画壁である。第3区画壁22fの一端は、第1区画壁22dにおける第2区画壁22eと連結していない側の面と連結している。第3区画壁22fの他端は、仕切り側周壁部22bにおける第1・第2区画壁22d・22eと連結していない周壁部分と連結している。第4区画壁22gの一端は、第3区画壁22fと連結している。第4区画壁22gの他端は、仕切り側周壁部22bにおける第1~第3区画壁22d~22fと連結していない周壁部分と連結している。
本実施形態では、中段第1空間部分の体積が最も大きく、中段第5空間部分の体積が最も小さい(図2参照)。また、中段第1空間部分の形成箇所は、図3に示す中段仕切り容器22で説明すれば、中段第3空間部分22h-2の前方になる。中段第4・中段第5空間部分の形成箇所は、図3に示す中段仕切り容器22で説明すれば、中段第2空間部分22h-1の前方になる。さらに、中段第4・中段第5空間部分の相対的位置関係は、図3に示す中段仕切り容器22で説明すれば、中段第4空間部分の方が中段第5空間部分よりも前方に形成される。
(上段仕切り容器)
上段仕切り容器23は、上段収容容器13内に形成された空間S3(図4参照)に出し入れ可能に収容される容器である。図2に示すように、上段仕切り容器23は、仕切り側底面部23aと、仕切り側周壁部23bと、仕切り側フランジ部23cと、を有している。
上段仕切り容器23に形成された上段収容空間23hは、第1~第3区画壁23d~23fによって、上段第1空間部分、上段第2空間部分23h-1、上段第3空間部分23h-2および上段第4空間部分に区画されている。そして、上段第1空間部分、上段第2空間部分23h-1、上段第3空間部分23h-2および上段第4空間部分のそれぞれに、食料品が収容される。
第1区画壁23dは、上段収容空間23hを略2等分するように形成されており、両端が仕切り側周壁部23bと連結している。第2区画壁23eは、第1区画壁23dとで上段第2空間部分23h-1および上段第3空間部分23h-2を形成する区画壁である。第2区画壁23eの一端は、第1区画壁23dと連結している。第2区画壁23eの他端は、仕切り側周壁部23bにおける第1区画壁22dと連結していない周壁部分と連結している。
第3区画壁23fは、第1区画壁23dとで上段第1・上段第4空間部分を形成する区画壁である。第3区画壁23fの一端は、第1区画壁23dにおける第2区画壁23eと連結していない側の面と連結している。第3区画壁23fの他端は、仕切り側周壁部23bにおける第1・第2区画壁23d・23eと連結していない周壁部分と連結している。
本実施形態では、上段第1空間部分の体積が最も大きく、上段第4空間部分の体積が最も小さい(図2参照)。上段第2空間部分23h-1と上段第3空間部分23h-2とは、略同一の大きさである(図2および図3参照)。また、上段第1空間部分の形成箇所は、図3に示す上段仕切り容器23で説明すれば、上段第3空間部分23h-2の前方になる。上段第4空間部分の形成箇所は、図3に示す上段仕切り容器23で説明すれば、上段第2空間部分23h-1の前方になる。
(各仕切り容器の色)
本実施形態では、各仕切り容器は、各仕切り側底面部の内側底面、各仕切り側周壁部の内側壁面および各仕切り側フランジ部の上面全体が金色になっている。つまり、各仕切り容器が収容された各収容容器を個別に見たときに、外部から視認できる部分の色が金色になっている。その他の面については、下段仕切り容器21および中段仕切り容器22が白色になっており、上段仕切り容器23が黒色になっている。勿論、各仕切り容器は、黒色、白色以外の有色であってもよいし模様が付されていてもよい。
<蓋体>
図1~図3を用いて、蓋体4の概要について説明する。図1および図3に示すように、蓋体4は、上段収容容器13の上端に形成された開口部を覆うように、上段収容容器13に対して嵌合される。図2および図3に示すように、蓋体4は、天面部4aと蓋体フランジ部4cとを有している。天面部4aは、蓋体の天井部を形成している板状の部位である。天面部4aは、平面視で正方形状になっている。
天面部4aの周縁の上面には、上側に隆起した蓋体隆起部4bが4つ形成されている。図2に示すように、蓋体隆起部4bは、平面視で90°に屈曲しており、屈曲部分は丸みを帯びている。また、4つの蓋体隆起部4bのそれぞれは、天面部4aの周縁に沿って、かつ、屈曲部分が天面部4aの内側の角に沿うように形成されている。
蓋体フランジ部4cは、天面部4aの周縁から外側に延びる部位である。図3に示すように、蓋体フランジ部4cにおける天面部4aの周縁との連結箇所付近は、段差形状になっている。また、蓋体フランジ部4cの形状・大きさは、上段収容容器13のフランジ部13eの形状・大きさに対応しており、蓋体フランジ部4cをフランジ部13eに上側から重ね合せることで、蓋体4が上段収容容器13に対して嵌合される。
蓋体フランジ部4cは、蓋体延在部と蓋体垂下部とを有している。蓋体延在部は、蓋体4と上段収容容器13とが嵌合し、かつ下段収容容器11の脚部11fが接地している状態において、天面部4aの周縁から水平面に沿って延びる板状の部位である。蓋体垂下部は、蓋体延在部の外縁から下側に向けて延びる板状の部位である。垂下部の下端部は、外側に向けて水平面と平行に折れ曲がっている。
なお、天面部4aは平面視で正方形状でなくてもよく、上段収容容器13の開口部周りの形状に応じて設計変更することができる。また、蓋体隆起部4bの形状・大きさも任意に設計変更することができ、天面部4aに蓋体隆起部4b自体が形成されていなくてもよい。
〔包装用容器セットの要部の構造〕
図4および図5を用いて、包装用容器セット100の要部の構造について説明する。なお、以下の説明では、組立が完了して接地された状態の包装用容器セット100を例に挙げる。また、説明の簡略化のため、包装用容器セット100の構成部品のうち、下段収容容器11、中段収容容器12および下段収容容器11を主に取り上げて説明する。
包装用容器セット100は、下段収容容器11の脚部11fが接地される。具体的には、組立完了後の包装用容器セット100が接地された状態において、脚部11fの平坦部11f-1の接地面11f-3が、陳列台等の上面と当接する。接地面11f-3は、平坦部11f-1の外側底面に相当する。
また、図4に示すように、包装用容器セット100は、下段仕切り容器21の下段仕切り側脚部が、下段収容容器11の底面部11aの第4隆起部11g-4上に載置されている。具体的には、下段仕切り側脚部が第4隆起部11g-4上に載置された状態において、下段仕切り側脚部における下段仕切り側平坦部の外側底面の一部が、第4隆起部11g-4の上面に当接する。なお、下段仕切り容器21単体で使用する場合は、下段仕切り側脚部の外側底面が接地面になる。
また、図4および図5に示すように、包装用容器セット100は、中段収容容器12の脚部12fにおける平坦部12f-1の外側端部が、下段収容容器11の段差部11c上に載置されている。図5に示すように、段差部11cは、第1段差側壁部11c-1と、段差底面部11c-2と、第2段差側壁部11c-3と、を有している。第1段差側壁部11c-1は、第1周壁部11bの上端部から上側に延びる板状の部位である。段差底面部11c-2は、脚部11fが接地している状態において、第1段差側壁部11c-1の上端部から水平面に沿って外側に延びる板状の部位である。第2段差側壁部11c-3は、段差底面部11c-2の外側端部から上側に延びて、第2周壁部11dと連結する板状の部位である。
具体的には、平坦部12f-1の外側端部が段差部11c上に載置された状態において、外側端部に含まれる接地面12f-3の一部が、段差底面部11c-2の上面と当接する。さらには、中段収容容器12の脚部12fにおける側壁部12f-2の外側壁面が、第2段差側壁部11c-3および第2周壁部11dの各内側壁面に当接する。
このように、本実施形態では、側壁部12f-2が段差部11cのみならず第2周壁部11dにも当接する。これにより、側壁部12f-2が段差部11cのみに当接する場合と比較して、中段収容容器12の載置位置が振動等によって横方向にずれるのをより確実に抑えることができる。さらには、包装用容器セット100を運搬したり店頭に置いたりしたときに、振動等によって中段収容容器12および上段収容容器13が落下するのをより低減することができる。
また、図4および図5に示すように、包装用容器セット100は、中段収容容器12の平面部12b-1が、下段収容容器11のフランジ部11e上に載置されている。具体的には、平面部12b-1がフランジ部11e上に載置された状態において、平面部12b-1の下面がフランジ部11eの延在部11e-1の上面に当接する。
ここで、図5に示すように、段差部11cにおける段差底面部11c-2の幅は、フランジ部11eにおける延在部11e-1の幅よりも狭くなっている。「段差底面部11c-2の幅」とは、具体的には、段差底面部11c-2が第1段差側壁部11c-1の上端部から外側に延びる方向の幅を指す。また、「延在部11e-1の幅」とは、具体的には、延在部11e-1が第2周壁部11dの上端部から外側に延びる方向の幅を指す。
また、図4に示すように、包装用容器セット100は、中段収容容器12の脚部12fが、下段仕切り容器21の仕切り側フランジ部21c上にも載置されている。具体的には、脚部12fが仕切り側フランジ部21c上に載置された状態において、脚部12fにおける平坦部12f-1の接地面12f-3が、仕切り側フランジ部21cにおける仕切り側延在部21c-1の上面に当接する。
本実施形態では、下段仕切り容器21が下段収容容器11の空間S1内に収容された状態において、段差底面部11c-2の上面と仕切り側延在部21c-1の上面とが面一になっている。これにより、下段収容容器11の上側に中段収容容器12が積み重ねられた状態において、中段収容容器12の脚部12fを下側から支持する部位(段差部11cおよび仕切り側フランジ部21c)における、脚部12fとの接触面積が増大する。そのため、下段収容容器11および下段仕切り容器21によって、中段収容容器12をより安定的に支持することができる。
なお、「段差底面部11c-2の上面(以下、「第1上面」)と仕切り側延在部21c-1の上面(以下、「第2上面」)とが面一」とは、第1上面上に中段収容容器12の脚部12fが載置された状態において、脚部12fが第2上面によっても支持されるような第1・第2上面の配置を指す。つまり、脚部12fが第1上面と第2上面とで安定的に支持されるような第1・第2上面の配置はすべて前記の「面一」であり、必ずしも第1上面と第2上面とが面一で脚部12fに当接しなければならないわけではない。
例えば、第1上面と第2上面とが僅かに面一でなくとも、第1上面上に中段収容容器12の脚部12fが載置された状態において、中段収容容器12内の食料品の重量によって段差底面部11c-2およびその周辺部分が撓み、結果、脚部12fが第2上面によって支持されてもよい。このような脚部12fの支持の態様も、第1・第2面による安定的な支持と言える。上述のことから、例えば中段収容容器12内に食料品が収容されず、脚部12fの接地面12f-3と第2上面との間に僅かな隙間が生じ、脚部12fと第2上面とが当接しない構成も、前記の「面一」に含まれる。
このように、包装用容器セット100は、中段収容容器12を、下段収容容器11における段差底面部11c-2の上面と、下段仕切り容器21における仕切り側延在部21c-1の上面とで支持する構成になっている。つまり、包装用容器セット100は、中段収容容器12を2つの構成容器で下側から支持することにより、1つの構成容器で支持する場合よりも支持面における脚部12fとの接触面積が増大して、中段収容容器12を安定的に支持する構成になっている。
また、包装用容器セット100は、下段収容容器11の上側に中段収容容器12が積み重ねられた状態において、垂下部11e-2の先端の水平方向の位置が、仕切り側垂下部22c-2の先端の水平方向の位置と略同一になっている(図4中の破線参照)。つまり、下段収容容器11の上側に中段収容容器12が積み重ねられた状態において、中段収容容器12の段差部12cが、下段収容容器11のフランジ部11eの先端よりも外側に配置されている。
このような下段収容容器11および中段収容容器12の各形状を採用することにより、中段収容容器12内の空間S2の方が下段収容容器11内の空間S1よりも水平方向の幅が広くなる。また、中段収容容器12のフランジ部12eの先端および上段収容容器13の段差部13cについても前記と同様の位置関係にあることから(図3参照)上段収容容器13内の空間S3の方が中段収容容器12内の空間S2よりも水平方向の幅が広くなる。これにより、包装用容器セット100は、必然的に、最も上側に載置される上段収容容器13の大きさが最も大きくなるような形状・構造になる。
〔変形例〕
図6および図7を用いて、包装用容器セット100の変形例について説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
包装用容器セット100の構成部品の組み合わせについては、様々なバリエーションを採用することができる。例えば、図6および図7に示すような、包装用容器セット100の構成部品から下段仕切り容器21が除去された包装用容器セット101が、包装用容器セット100の変形例として想定される。
下段仕切り容器21が無い包装用容器セット101では、部品点数が削減された分だけ、製造時間、製造の手間および費用を削減することができる。また、図6および図7に示すように、中段収容容器12の脚部12fは、下段仕切り容器21が無くても下段収容容器11の段差部11cによって安定的に支持される。
さらに、下段収容容器11内の食料品は、通常、消費者が包装用容器セット101から各収容容器を取り外したときに最後に目にする。そのため、下段収容容器11は、食料品の見栄えの観点からは仕切り容器が無い場合の影響が最も少ない収容容器と言える。ここで、包装用容器セット101は、仕切り容器が無い場合の影響が一番大きい上段収容容器13および2番目に大きい中段収容容器12に仕切り容器が収容されている。これらのことから、包装用容器セット101は、食料品の見栄えを良くして消費者に豪華さをアピールしつつ、製造コストの低減および支持の安定性を図ることができる。
なお、包装用容器セット101は下段仕切り容器21が除去された例であるが、さらに、中段仕切り容器22および上段仕切り容器23の少なくとも一方が除去されてもよい。つまり、各仕切り容器は、包装用容器セット100に必須の構成要素ではない。包装用容器セット100を構成する1つ以上の収容容器について、当該収容容器内に仕切り容器を収容しないことにより、収容容器内の食料品を収容可能なスペースを広く確保できるというメリットがある。また、食料品の盛り付けの自由度が増すというメリットもある。
また例えば、図示しないものの、各仕切り容器は、区画壁が形成されていない所謂仕切り無し容器であってもよい。このような、各仕切り容器の少なくとも1つが仕切り無し容器の場合、仕切り無し容器には仕切り側フランジ部のみ形成されていればよい。
また例えば、図示しないものの、包装用容器セット100から、下段包装用容器1または上段包装用容器3を除去して2段重ねの包装用容器セットにしてもよい(図1、図3および図5参照)。食料品の品目、ボリュームが少ない場合、製造コストを低減したい場合などにおいて食料品の見栄えを良くするためには有効な構成と言える。なお、上段包装用容器3を除去する場合、蓋体4を、中段収容容器12のフランジ部12eと嵌合できる形状・大きさに設計変更する必要がある。
また例えば、図示しないものの、下段包装用容器1よりも下側に1段以上の包装用容器が別途配置された包装用容器セット、あるいは上段包装用容器3よりも上側に1段以上の包装用容器が別途載置された包装用容器セットも、包装用容器セット100の変形例として想定される。つまり、包装用容器セット100は、複数の収容容器が積み重ねられた場合において、互いに重なり合う2つの収容容器における下側の収容容器を第1収容容器とし、上側の収容容器を第2収容容器とすると、最上段(最も上側)の収容容器の大きさが最も大きくなっていればよい。
なお、上段包装用容器3よりも上側に1段以上の包装用容器を載置する場合、蓋体4を、最上段に載置される収容容器のフランジ部と嵌合可能な形状・大きさに設計変更する必要がある。但し、包装用容器セット100において蓋体4は必須の構成部品ではないことから、包装用容器セット100のみならず、上述したいずれの変形例においても蓋体4は無くてよい。
包装用容器セット100・101ともに、全ての構成部品をセットにして市場に流通させてもよいし、構成部品ごとに市場に流通させてもよい。あるいは、一部の構成部品をセットにして市場に流通させてもよい。一部の構成部品をセットにする場合の例としては、収容容器と仕切り容器とのセット、収容容器と蓋体とのセット、収容容器と仕切り容器と蓋体とのセットなどが挙げられる。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態および変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 下段包装用容器(包装用容器)
2 中段包装用容器(包装用容器)
3 上段包装用容器(包装用容器)
11 下段収容容器(収容容器)
11a、12a、13a 底面部
11b、12b、13b 第1周壁部
11c、12c、13c 段差部
11d、12d、13d 第2周壁部
11e、12e、13e フランジ部
11f、12f、13f 脚部
11b-1、12b-1 平面部
11c-1 第1段差側壁部
11c-2 段差底面部
11c-3 第2段差側壁部
11f-1、12f-1 平坦部
11f-2、12f-2 側壁部
11f-3、12f-3、13f-3 接地面
12 中段収容容器(収容容器)
13 上段収容容器(収容容器)
21 下段仕切り容器(仕切り容器)
21a、22a、23a 仕切り側底面部
21b、22b、23b 仕切り側周壁部
21c、22c、23c 仕切り側フランジ部
21d、22d、23d 第1区画壁(区画壁)
21e、22e、23e 第2区画壁(区画壁)
21h 下段収容空間(収容空間)
22 中段仕切り容器(仕切り容器)
22f、23f 第3区画壁(区画壁)
22g 第4区画壁(区画壁)
22h 中段収容空間(収容空間)
23 上段仕切り容器(仕切り容器)
23h 上段収容空間(収容空間)
S1、S2、S3 空間

Claims (4)

  1. 収容容器を備える包装用容器であって、
    前記収容容器は、
    底面部と、
    前記底面部から上側に延びる第1周壁部と、
    前記第1周壁部から外側に延びる段差部と、
    前記段差部によって前記第1周壁部との間に段差が設けられた状態で、前記段差部から上側に延びる第2周壁部と、
    前記第2周壁部から外側に延びるフランジ部と、
    前記底面部から下側に突出した脚部と、を有し、
    前記脚部は、当該脚部の接地面を含む平坦部と、前記平坦部から立ち上がる側壁部と、を有し、
    前記第1周壁部は、前記側壁部から外側に延びる平面部と連結しており、
    複数の前記収容容器が積み重ねられた場合において、互いに重なり合う2つの前記収容容器のうち、下側の前記収容容器を第1収容容器とし、上側の前記収容容器を第2収容容器とすると、
    最も上側の前記収容容器の上端に形成された開口部の大きさが、複数の前記収容容器にそれぞれ形成された前記開口部の中で最も大きく、
    前記第2収容容器における前記平坦部および前記側壁部が、前記第1収容容器の前記段差部に当接し、
    前記第2収容容器の前記平面部が、前記第1収容容器の前記フランジ部に当接する包装用容器。
  2. 前記段差部は、
    前記第1周壁部の上端部から上側に延びる第1段差側壁部と、
    前記第1段差側壁部の上端部から外側に延びる段差底面部と、
    前記段差底面部の外側端部から上側に延びる第2段差側壁部と、を有し、
    前記段差底面部の幅は、前記フランジ部の幅よりも狭い請求項に記載の包装用容器。
  3. 前記収容容器における前記底面部と前記第1周壁部とで取り囲まれた空間に出し入れ可能に収容される仕切り容器を、さらに備え、
    前記仕切り容器は、
    仕切り側底面部と、前記仕切り側底面部から上側に延びる仕切り側周壁部と、前記仕切り側周壁部から外側に延びる仕切り側フランジ部と、を有し、
    前記仕切り側底面部と前記仕切り側周壁部とで取り囲まれた収容空間に、被収容物が出し入れ可能に収容され、
    前記収容空間は、区画壁によって区画されており、
    前記第1収容容器の前記空間に前記仕切り容器が収容された状態において、前記第2収容容器の前記平坦部が前記仕切り側フランジ部に当接する請求項1または2に記載の包装用容器。
  4. 前記段差部は、
    前記第1周壁部の上端部から上側に延びる第1段差側壁部と、
    前記第1段差側壁部の上端部から外側に延びる段差底面部と、
    前記段差底面部の外側端部から上側に延びる第2段差側壁部と、を有し、
    前記段差底面部の幅は、前記仕切り側フランジ部の幅よりも狭い請求項に記載の包装用容器。
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